JP2004250196A - エレベーター引き戸の案内装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】敷居に設けた溝幅の狭い案内溝によって、引き戸に装着した板体からなる戸の脚を円滑に案内するエレベーター引き戸の案内装置を得る。
【解決手段】出入口を開閉する引き戸3の下部に板材製の戸の脚4を設け、また敷居1の案内溝2に戸の脚4の板厚に対応した溝7幅の耐磨耗性の優れた物質からなる案内材6を設け、案内材6の溝7により戸の脚4の移動を案内する。
これにより、案内材6の溝7は戸の脚4の板厚に対応した狭い溝幅となるので、溝7に塵埃が落ち込み難くなって落ち込んだ塵埃により戸の脚4の移動抵抗が増し引き戸3の開閉動作障害発生を未然に防止する。また、敷居1上面の溝7幅が狭いために、直径の小さい車輪が装備したテーブルワゴン等の敷居1上面通過を円滑化し、出入口を通過時の振動を減少する。
【選択図】 図1
【解決手段】出入口を開閉する引き戸3の下部に板材製の戸の脚4を設け、また敷居1の案内溝2に戸の脚4の板厚に対応した溝7幅の耐磨耗性の優れた物質からなる案内材6を設け、案内材6の溝7により戸の脚4の移動を案内する。
これにより、案内材6の溝7は戸の脚4の板厚に対応した狭い溝幅となるので、溝7に塵埃が落ち込み難くなって落ち込んだ塵埃により戸の脚4の移動抵抗が増し引き戸3の開閉動作障害発生を未然に防止する。また、敷居1上面の溝7幅が狭いために、直径の小さい車輪が装備したテーブルワゴン等の敷居1上面通過を円滑化し、出入口を通過時の振動を減少する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、引き戸の下部に設けられた戸の脚が敷居の案内溝に嵌合し、開閉動作時に引き戸の下部が敷居を介して案内されるエレベーター引き戸の案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のエレベーター引き戸の案内装置において、引き戸の下部に設けられた戸の脚が出入口の下縁部を構成した敷居の案内溝に嵌合して、引き戸の開閉動作時に引き戸の下部が敷居によって次ぎに述べるように案内される。すなわち、戸の脚は取付板及び取付板の下縁部における取付板面の両側に固着された摺動体によって構成されて、取付板が引き戸の下部に締結される。また、敷居には長手に沿って案内溝が設けられて、案内溝に戸の脚の摺動体が摺動自在に嵌合される。
【0003】
従来のエレベーター引き戸の案内装置は上記のように構成され、引き戸は上部のハンガーが出入口の上縁部に設けられた戸のレールに案内され、また引き戸の下部は戸の脚が出入口の下縁部を構成した敷居の案内溝に案内されて動作する。このように構成された案内装置によって、エレベーターの出入口を開閉するようになっている。(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
実開昭61−135869号公報(第1頁、第3図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のエレベーター引き戸の案内装置では、戸の脚に摺動体が設けられるので摺動体が嵌合される敷居の案内溝幅が広くなる。このため、敷居の案内溝に塵埃が落ち込み易くなり落ち込んだ塵埃によって戸の脚の移動が妨げられて引き戸の開閉動作が阻害されたり、また敷居の案内溝幅が広いために直径の小さい車輪が設けられたテーブルワゴン等が出入口を通過するときの振動が大きくなったりするという問題点があった。
【0006】
この発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、板体からなる戸の脚が敷居に形成された溝幅の狭い案内溝によって円滑に案内されるエレベーター引き戸の案内装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベーター引き戸の案内装置においては、エレベーターの出入口を開閉する引き戸、出入口の下縁部を構成し長手に沿って案内溝が設けられた敷居と、板体からなり引き戸の下部から下方に突設され、板面が引き戸の開閉方向に沿って配置された戸の脚と、敷居の案内溝に着脱自在に嵌着されて横断面溝形をなし戸の脚の板厚に対応した溝幅に形成され、耐磨耗性の優れた物質によって製作されて戸の脚が摺動自在に嵌合された案内材とが設けられる。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1及び図2は、この発明の実施の形態の一例を示す図で、図1はエレベーター出入口の要部斜視図、図2は図1の縦断側面図である。図において、エレベーター出入口の下縁部を構成する敷居1が設けられ、敷居1の長手に沿って案内溝2が凹設される。そして、エレベーター出入口を開閉する引き戸3が設けられて、板体からなる戸の脚4が引き戸3の下部から下方に突設され、板面が引き戸3の開閉方向に沿って配置されて、取付ねじ5によって引き戸3に締結される。
【0009】
また、横断面溝形をなしポリウレタン系合成樹脂等の合成樹脂、すなわち振動の減衰作用に優れ、かつ耐磨耗性の優れた物質によって製作された案内材6が、敷居1の案内溝2に着脱自在に嵌着されて案内溝2の長手に沿って配置され、横断面における溝形の溝7幅が戸の脚4の板厚に対応した幅に形成されて戸の脚4が摺動自在に嵌合される。また、敷居1の案内溝2及び案内材6の溝7の底面にねじ込まれて敷居1に案内材6を締結する止めねじ8が設けられる。
【0010】
上記のように構成されたエレベーター引き戸の案内装置において引き戸3は、図示が省略してあるが上部がハンガーが出入口の上縁部に設けられた戸のレールに案内される。また、引き戸3の下部は板体からなる戸の脚4が、出入口の下縁部を構成する敷居1の案内溝2に嵌着された案内材6の溝7に案内されて開閉動作する。
【0011】
そして、案内材6の溝7は板体からなる戸の脚4の板厚に対応した狭い溝幅に製作される。このため、案内材6の溝7に塵埃が落ち込み難くなって落ち込んだ塵埃によって、戸の脚4の移動抵抗が増し引き戸3の開閉動作が阻害される不具合の発生を未然に防止することができる。また、敷居1上面に形成される案内材6の溝7幅が狭いために、直径の小さい車輪が設けられたテーブルワゴン等が出入口を通過するときの振動が少なくなって円滑に敷居1上面を通過することができる。
【0012】
なお、案内材6が振動の減衰作用に優れ、かつ耐磨耗性の優れた物質によって製作されるので、引き戸3の開閉動作時の戸の脚4による摺動音が少なくなって引き戸3の開閉動作を静粛化することができる。また、敷居1の案内溝2に案内材6が着脱自在に嵌着されるので、案内材6の溝7が損耗した場合に、簡単な作業により容易に取り替えることができる。このため、エレベーター引き戸の案内装置の保守費を節減することができる。
【0013】
また、既設の敷居1の案内溝2に案内材6を容易に嵌着することができる。これにより、既設の出入口装置に対して戸の脚4を取り替え、既設の敷居1の案内溝2に案内材6を装備することによって出入口装置を容易に改修することができて、図1及び図2の実施の形態における作用を得ることができる。
【0014】
実施の形態2.
図3は、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、前述の図2相当図である。図において、前述の図1及び図2と同符号は相当部分を示し、敷居1の長手に沿って開口幅が底面幅よりも狭い案内溝9が設けられる。また、案内溝9の横断面に対応した形状であって横断面溝形をなしポリウレタン系合成樹脂等の合成樹脂、すなわち振動の減衰作用に優れ、かつ耐磨耗性の優れた物質によって製作された案内材10が、敷居1の案内溝9に嵌着されて案内溝9の長手に沿って配置される。
【0015】
上記のように構成されたエレベーター引き戸の案内装置においても引き戸3は、前述の図1及び図2の実施の形態と同様に上部が戸のレールに案内され、また引き戸3の下部は板体からなる戸の脚4が、出入口の下縁部を構成する敷居1に設けられた案内材10の溝7に案内されて開閉動作する。したがって、詳細な説明を省略するが図3の実施の形態においても図1及び図2の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0016】
実施の形態3.
図4も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、前述の図1相当図である。図において、前述の図1及び図2と同符号は相当部分を示し、敷居1の案内溝2及び案内材6の溝7の底面を貫通して複数個の塵落とし孔11が設けられ、敷居1の長手に沿う適所に配置される。
【0017】
上記のように構成されたエレベーター引き戸の案内装置においても引き戸3は、前述の図1及び図2の実施の形態と同様に上部が戸のレールに案内され、また引き戸3の下部は板体からなる戸の脚4が出入口の下縁部を構成した敷居1に設けられた案内材6の溝7に案内されて開閉動作する。
【0018】
したがって、詳細な説明を省略するが図4の実施の形態においても図1及び図2の実施の形態と同様な作用が得られる。また、塵落とし孔11が設けられるので、案内材6の溝7に落下した粉塵が塵落とし孔11から排出される。このため、粉塵が案内材6の溝7に滞留して戸の脚4の移動が妨げられ、すなわち引き戸3の開閉動作が阻害される不具合の発生を未然に防止することができる。
【0019】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、エレベーターの出入口を開閉する引き戸、出入口の下縁部を構成し長手に沿って案内溝が設けられた敷居と、板体からなり引き戸の下部から下方に突設され、板面が引き戸の開閉方向に沿って配置された戸の脚と、敷居の案内溝に着脱自在に嵌着されて横断面溝形をなし戸の脚の板厚に対応した溝幅に形成され、耐磨耗性の優れた物質によって製作されて戸の脚が摺動自在に嵌合された案内材とを設けたものである。
【0020】
これによって、案内材の溝は板体からなる戸の脚の板厚に対応した狭い溝幅に製作される。このため、案内材の溝に塵埃が落ち込み難くなって落ち込んだ塵埃によって、戸の脚の移動抵抗が増し引き戸の開閉動作が阻害される不具合の発生を未然に防止する効果がある。また、敷居上面に形成される案内材の溝幅が狭いために、直径の小さい車輪が設けられたテーブルワゴン等の敷居上面通過を円滑化することができ、出入口通過時の振動を減少する効果がある。
【0021】
また、敷居の案内溝に案内材が着脱自在に嵌着されるので、案内材の溝が損耗した場合に、簡単な作業により容易に取り替えることができ、引き戸の案内装置の保守費を節減する効果がある。
【0022】
また、既設の敷居の案内溝に案内材を容易に嵌着することができるので、既設の出入口装置に対して戸の脚を取り替え、既設の敷居の案内溝に案内材を追加することによって出入口装置を容易に改修することができて、前述の案内材の溝に塵埃が落ち込み難くなること等による効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す図で、エレベーター出入口の要部斜視図。
【図2】図1の縦断側面図。
【図3】この発明の実施の形態2を示す図であって、前述の図2相当図相当図。
【図4】この発明の実施の形態3を示す図であって、前述の図1相当図相当図。
【符号の説明】
1 敷居、2 案内溝、3 引き戸、4 戸の脚、6 案内材、7 溝、9
案内溝、10 案内材。
【発明の属する技術分野】
この発明は、引き戸の下部に設けられた戸の脚が敷居の案内溝に嵌合し、開閉動作時に引き戸の下部が敷居を介して案内されるエレベーター引き戸の案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のエレベーター引き戸の案内装置において、引き戸の下部に設けられた戸の脚が出入口の下縁部を構成した敷居の案内溝に嵌合して、引き戸の開閉動作時に引き戸の下部が敷居によって次ぎに述べるように案内される。すなわち、戸の脚は取付板及び取付板の下縁部における取付板面の両側に固着された摺動体によって構成されて、取付板が引き戸の下部に締結される。また、敷居には長手に沿って案内溝が設けられて、案内溝に戸の脚の摺動体が摺動自在に嵌合される。
【0003】
従来のエレベーター引き戸の案内装置は上記のように構成され、引き戸は上部のハンガーが出入口の上縁部に設けられた戸のレールに案内され、また引き戸の下部は戸の脚が出入口の下縁部を構成した敷居の案内溝に案内されて動作する。このように構成された案内装置によって、エレベーターの出入口を開閉するようになっている。(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
実開昭61−135869号公報(第1頁、第3図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のエレベーター引き戸の案内装置では、戸の脚に摺動体が設けられるので摺動体が嵌合される敷居の案内溝幅が広くなる。このため、敷居の案内溝に塵埃が落ち込み易くなり落ち込んだ塵埃によって戸の脚の移動が妨げられて引き戸の開閉動作が阻害されたり、また敷居の案内溝幅が広いために直径の小さい車輪が設けられたテーブルワゴン等が出入口を通過するときの振動が大きくなったりするという問題点があった。
【0006】
この発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、板体からなる戸の脚が敷居に形成された溝幅の狭い案内溝によって円滑に案内されるエレベーター引き戸の案内装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベーター引き戸の案内装置においては、エレベーターの出入口を開閉する引き戸、出入口の下縁部を構成し長手に沿って案内溝が設けられた敷居と、板体からなり引き戸の下部から下方に突設され、板面が引き戸の開閉方向に沿って配置された戸の脚と、敷居の案内溝に着脱自在に嵌着されて横断面溝形をなし戸の脚の板厚に対応した溝幅に形成され、耐磨耗性の優れた物質によって製作されて戸の脚が摺動自在に嵌合された案内材とが設けられる。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1及び図2は、この発明の実施の形態の一例を示す図で、図1はエレベーター出入口の要部斜視図、図2は図1の縦断側面図である。図において、エレベーター出入口の下縁部を構成する敷居1が設けられ、敷居1の長手に沿って案内溝2が凹設される。そして、エレベーター出入口を開閉する引き戸3が設けられて、板体からなる戸の脚4が引き戸3の下部から下方に突設され、板面が引き戸3の開閉方向に沿って配置されて、取付ねじ5によって引き戸3に締結される。
【0009】
また、横断面溝形をなしポリウレタン系合成樹脂等の合成樹脂、すなわち振動の減衰作用に優れ、かつ耐磨耗性の優れた物質によって製作された案内材6が、敷居1の案内溝2に着脱自在に嵌着されて案内溝2の長手に沿って配置され、横断面における溝形の溝7幅が戸の脚4の板厚に対応した幅に形成されて戸の脚4が摺動自在に嵌合される。また、敷居1の案内溝2及び案内材6の溝7の底面にねじ込まれて敷居1に案内材6を締結する止めねじ8が設けられる。
【0010】
上記のように構成されたエレベーター引き戸の案内装置において引き戸3は、図示が省略してあるが上部がハンガーが出入口の上縁部に設けられた戸のレールに案内される。また、引き戸3の下部は板体からなる戸の脚4が、出入口の下縁部を構成する敷居1の案内溝2に嵌着された案内材6の溝7に案内されて開閉動作する。
【0011】
そして、案内材6の溝7は板体からなる戸の脚4の板厚に対応した狭い溝幅に製作される。このため、案内材6の溝7に塵埃が落ち込み難くなって落ち込んだ塵埃によって、戸の脚4の移動抵抗が増し引き戸3の開閉動作が阻害される不具合の発生を未然に防止することができる。また、敷居1上面に形成される案内材6の溝7幅が狭いために、直径の小さい車輪が設けられたテーブルワゴン等が出入口を通過するときの振動が少なくなって円滑に敷居1上面を通過することができる。
【0012】
なお、案内材6が振動の減衰作用に優れ、かつ耐磨耗性の優れた物質によって製作されるので、引き戸3の開閉動作時の戸の脚4による摺動音が少なくなって引き戸3の開閉動作を静粛化することができる。また、敷居1の案内溝2に案内材6が着脱自在に嵌着されるので、案内材6の溝7が損耗した場合に、簡単な作業により容易に取り替えることができる。このため、エレベーター引き戸の案内装置の保守費を節減することができる。
【0013】
また、既設の敷居1の案内溝2に案内材6を容易に嵌着することができる。これにより、既設の出入口装置に対して戸の脚4を取り替え、既設の敷居1の案内溝2に案内材6を装備することによって出入口装置を容易に改修することができて、図1及び図2の実施の形態における作用を得ることができる。
【0014】
実施の形態2.
図3は、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、前述の図2相当図である。図において、前述の図1及び図2と同符号は相当部分を示し、敷居1の長手に沿って開口幅が底面幅よりも狭い案内溝9が設けられる。また、案内溝9の横断面に対応した形状であって横断面溝形をなしポリウレタン系合成樹脂等の合成樹脂、すなわち振動の減衰作用に優れ、かつ耐磨耗性の優れた物質によって製作された案内材10が、敷居1の案内溝9に嵌着されて案内溝9の長手に沿って配置される。
【0015】
上記のように構成されたエレベーター引き戸の案内装置においても引き戸3は、前述の図1及び図2の実施の形態と同様に上部が戸のレールに案内され、また引き戸3の下部は板体からなる戸の脚4が、出入口の下縁部を構成する敷居1に設けられた案内材10の溝7に案内されて開閉動作する。したがって、詳細な説明を省略するが図3の実施の形態においても図1及び図2の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0016】
実施の形態3.
図4も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、前述の図1相当図である。図において、前述の図1及び図2と同符号は相当部分を示し、敷居1の案内溝2及び案内材6の溝7の底面を貫通して複数個の塵落とし孔11が設けられ、敷居1の長手に沿う適所に配置される。
【0017】
上記のように構成されたエレベーター引き戸の案内装置においても引き戸3は、前述の図1及び図2の実施の形態と同様に上部が戸のレールに案内され、また引き戸3の下部は板体からなる戸の脚4が出入口の下縁部を構成した敷居1に設けられた案内材6の溝7に案内されて開閉動作する。
【0018】
したがって、詳細な説明を省略するが図4の実施の形態においても図1及び図2の実施の形態と同様な作用が得られる。また、塵落とし孔11が設けられるので、案内材6の溝7に落下した粉塵が塵落とし孔11から排出される。このため、粉塵が案内材6の溝7に滞留して戸の脚4の移動が妨げられ、すなわち引き戸3の開閉動作が阻害される不具合の発生を未然に防止することができる。
【0019】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、エレベーターの出入口を開閉する引き戸、出入口の下縁部を構成し長手に沿って案内溝が設けられた敷居と、板体からなり引き戸の下部から下方に突設され、板面が引き戸の開閉方向に沿って配置された戸の脚と、敷居の案内溝に着脱自在に嵌着されて横断面溝形をなし戸の脚の板厚に対応した溝幅に形成され、耐磨耗性の優れた物質によって製作されて戸の脚が摺動自在に嵌合された案内材とを設けたものである。
【0020】
これによって、案内材の溝は板体からなる戸の脚の板厚に対応した狭い溝幅に製作される。このため、案内材の溝に塵埃が落ち込み難くなって落ち込んだ塵埃によって、戸の脚の移動抵抗が増し引き戸の開閉動作が阻害される不具合の発生を未然に防止する効果がある。また、敷居上面に形成される案内材の溝幅が狭いために、直径の小さい車輪が設けられたテーブルワゴン等の敷居上面通過を円滑化することができ、出入口通過時の振動を減少する効果がある。
【0021】
また、敷居の案内溝に案内材が着脱自在に嵌着されるので、案内材の溝が損耗した場合に、簡単な作業により容易に取り替えることができ、引き戸の案内装置の保守費を節減する効果がある。
【0022】
また、既設の敷居の案内溝に案内材を容易に嵌着することができるので、既設の出入口装置に対して戸の脚を取り替え、既設の敷居の案内溝に案内材を追加することによって出入口装置を容易に改修することができて、前述の案内材の溝に塵埃が落ち込み難くなること等による効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す図で、エレベーター出入口の要部斜視図。
【図2】図1の縦断側面図。
【図3】この発明の実施の形態2を示す図であって、前述の図2相当図相当図。
【図4】この発明の実施の形態3を示す図であって、前述の図1相当図相当図。
【符号の説明】
1 敷居、2 案内溝、3 引き戸、4 戸の脚、6 案内材、7 溝、9
案内溝、10 案内材。
Claims (1)
- エレベーターの出入口を開閉する引き戸、上記出入口の下縁部を構成し長手に沿って案内溝が設けられた敷居と、板体からなり上記引き戸の下部から下方に突設され、板面が上記引き戸の開閉方向に沿って配置された戸の脚と、上記敷居の案内溝に着脱自在に嵌着されて横断面溝形をなし上記戸の脚の板厚に対応した溝幅に形成され、耐磨耗性の優れた物質によって製作されて上記戸の脚が摺動自在に嵌合された案内材とを備えたエレベーター引き戸の案内装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003043293A JP2004250196A (ja) | 2003-02-20 | 2003-02-20 | エレベーター引き戸の案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003043293A JP2004250196A (ja) | 2003-02-20 | 2003-02-20 | エレベーター引き戸の案内装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004250196A true JP2004250196A (ja) | 2004-09-09 |
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ID=33026335
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JP2003043293A Pending JP2004250196A (ja) | 2003-02-20 | 2003-02-20 | エレベーター引き戸の案内装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004250196A (ja) |
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2003
- 2003-02-20 JP JP2003043293A patent/JP2004250196A/ja active Pending
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