JP5406125B2 - 可動ホーム柵 - Google Patents
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Description
可動ホーム柵は、通常2個の可動扉を備えたものであるが、以下説明の便宜上、簡略化して単体の可動扉で従来例を説明する。
図7、図8において、従来の可動ホーム柵は、駅のプラットホームに設置された可動ホーム柵の乗客出入口に立設された戸袋部31、戸袋端部の開口部31aから出入する可動扉32、戸袋側壁のほぼ中央部に可動扉32の進行方向に沿って固着されたリニアレール30、可動扉32の進出方向の後端部の側面に設けられ、リニアレール30と対応して摺動させるスライドブロック33、モータ軸端と戸袋部31とに装着された一対のプーリー4とベルト5からなる駆動装置3などで構成されている。
そして、可動扉32は、戸袋内のリニアレール30にスライドブロック33が当接して摺動容易に保持され、さらに駆動装置3の稼動によってプーリー4、ベルト5を介し開口部31aから進出または後退動作する。
また、特許文献2のように、2本目の補助ガイドレールを設けるものもあるが、この補助ガイドレールは、ローラとの組み合わせにより揺動防止を目的とするに過ぎないものである。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものである。
上記上部取付部の一端部に取り付けられ上記上部レールの幅方向に位置移動可能なように楕円穴を介して上記上部取付部に固着された上部支持腕と、この上部支持腕の下面に設けられ上記上部レールの両側面をそれぞれ摺動し、上記可動扉の開閉動作時に上記可動扉の水平荷重を受ける上部摺動部とによって構成された上部支持部、及び
一端が上記下部取付部に固着され他端が上記下部レールの上方に突出して設けられた下部支持腕と、この下部支持腕の下面に装着され、上記可動扉の開閉動作時に上記可動扉の垂直荷重を受ける下部摺動部とによって構成された下部支持部を備え、
上記上部摺動部は、上記上部レールの両側面に相対して設けられた一対の上部保持部材と、この上部保持部内に形成され上記上部レールの両側面をそれぞれの溝内へ挿入する上部レール挿入開口部、上部レール挿入開口縁部、及び奥壁部を有する摺動部材支持溝と、
上記上部レールの両側面を摺動する一対の低摩擦係数部材よりなる摺動部材とによって構成され、且つ、上記摺動部材支持溝には、上記上部レール挿入開口縁部から順次溝内方に向かって上記摺動部材、緩衝部材、当金の順にこれらの部材を積層配置し、これらの部材を移動調整装置によって接触幅方向に調整可能としたものである。
に構成し可動扉を2点支持としたので、扉の搖動防止機能と扉に負荷される負荷荷重を受ける機能とを有し、簡単な構造で横振れが解消される効果がある。
なお、各図間において、同一符号は同一あるいは相当部分を示す。
図1〜図4において、この発明の実施の形態1である可動ホーム柵は、プラットホーム上の側縁に沿って立設され、プラットホーム側と軌道側とを仕切る戸袋部1と、この戸袋部に出入自在に収納され、プラットホーム上の乗客出入り口を開閉する可動扉2とで構成されている。
戸袋部1の上方には、可動扉2の進行方向に沿って可動扉2を開閉自在に移動させる上部レール10が設けられ、戸袋部1の下方には、上部レール10と共に可動扉2を開閉自在に移動させる下部レール20が並設されている。
また、可動扉2は、戸袋部1内に設けた駆動装置3により開閉駆動され、駆動装置3は一対のプーリー4、このプーリーに連設されたタイミングベルト5,プーリー取付部6等により構成されている。
上部支持腕12は、上部レール10の幅方向に位置移動可能なように、例えば楕円穴12aを介して図示しないボルトで上部取付部2aに固着されている。
また、上部摺動部13は、上部レール10の両側面に相対して設けられた一対の上部保持部材14と、この上部保持部内に形成された摺動部材支持溝14aと、この部材支持溝内で支持され上部レール10の両側面を摺動する一対の上部摺動シュー(以下「摺動部材13a」という)と、摺動部材支持溝14aの両端部に設けられた脱落防止の端部金具(図示せず)などにより構成されている。なお、摺動部材13aには、摺動音が無く、滑らかな摺動を得るため、例えば超高分子ポリエチレン材などの低摩擦係数部材が使用されている。
また、摺動部材支持溝14aは、上部レールの両側面をそれぞれの溝内へ挿入する上部
レール挿入開口部14a1と、上部レール挿入開口縁部14a2と、奥壁部14a3とで構成されている。
この際、可動扉2は、上部の摺動部材13aで水平方向の荷重を受け、下部の摺動部材23aで垂直方向の荷重を受けるように分担負荷している。したがって、可動扉2は、上部と下部の2点支持となるので、上下の横振れがなく出入動作する。
また、上部支持腕12は、上部レール10の幅方向に移動可能なように可動扉2に装着したので、上部レール10に対して取付位置の調整が容易となる。
図5は、この発明の実施の形態2による可動ホーム柵を示す側面図である。
図5において、13bは、例えばゴム状部材等からなる板状の緩衝部材で、摺動部材13aと、奥壁部14a3間で、それぞれの摺動部材13aと相対して設けられている。
なお、その他の構成は、上記実施の形態1に記載と同様なので説明を省略する。
駆動装置3の稼動により可動扉2が戸袋部1内で進出または後退する。この状態で可動扉2に横方向からの外部衝撃が加わると、上部レール10と摺動部材13aの接触面に水平荷重が作用する。この上部水平荷重は、摺動部材13aの裏面に装着された緩衝部材13bによって吸収され、摺動部材13aの摺動面はこの吸収動作によって損傷しないよう保護される。
図6は、この発明の実施の形態3による可動ホーム柵を示す側面図である。
図6において、13cは,板状の当金で構成され、摺動部材支持溝14a内で緩衝部材13bと奥壁部14a3間に挿入されている。13dは,緩衝部材13bより柔質のゴム材等からなるリング状の柔質部材で、摺動部材支持溝14a内で、摺動部材13aと上部レール挿入開口縁部14a2間で、それぞれの摺動部材13aと相対して設けられている。
これにより、上部レール挿入開口縁部14a1から順次溝内方に向かって軟質部材13d、摺動部材13a、緩衝部材13b、当金13cの順に積層状態で配置されている。
15は上部保持部材14の側部を貫通して設けられたねじ穴、16は締付部材、例えばボルト、17は止めナットで、これらの部品により接触幅方向の移動調整装置を構成している。なお、その他の構成は上記実施の形態2と同様である。
上部レール10の側面を摺動する摺動部材13aは、長期間の使用で摩耗すると接触部に隙間が発生して可動扉2の横振れ動作の原因となる。
このような可動扉2の横振れ動作が発生した場合には、移動調整装置のボルト16で当
金13cを押圧し、上記隙間を解消させ、摺動部材が摩耗しても常時適正な接触面が保たれるよう調整が行われる。
1a 開口部
2 可動扉
2a 上部取付部
2b 下部取付部
3 駆動装置
4 プーリー
5 タイミングベルト
6 プーリー取付部
7 ねじ穴
10 上部レール
11 上部支持部
12 上部支持腕
12a 楕円穴
13 上部摺動部
13a 摺動部材(上部摺動シュー)
13b 緩衝部材
13c 板状の当金
13d 軟質部材
14 上部保持部材
14a 摺動部材支持溝
14a1 摺動部材支持溝の上部レール挿入開口部
14a2 摺動部材支持溝の上部レール挿入開口縁部
14a3 摺動部材支持溝の奥壁部
15 ねじ穴
16 締付部材(ボルト)
17 ナット
20 下部レール
21 下部支持部
22 下部支持腕
23 下部摺動部
23a 摺動部材(下部摺動シュー)
30 リニアレール
31 戸袋部
31a 開口部
32 可動扉
33 スライドブロック。
Claims (1)
- プラットホーム上の側縁に沿って立設されプラットホーム側と軌道側とを仕切る戸袋部、及び進出方向と逆向きに突出する上部取付部と下部取付部とを有し、上記戸袋部に並設された上部レールと下部レールによって出入自在に収納され、プラットホーム上の乗客出入口を開閉する可動扉を備えた可動ホーム柵において、
上記上部取付部の一端部に取り付けられ上記上部レールの幅方向に位置移動可能なように楕円穴を介して上記上部取付部に固着された上部支持腕と、この上部支持腕の下面に設けられ上記上部レールの両側面をそれぞれ摺動し、上記可動扉の開閉動作時に上記可動扉の水平荷重を受ける上部摺動部とによって構成された上部支持部、及び
一端が上記下部取付部に固着され他端が上記下部レールの上方に突出して設けられた下部支持腕と、この下部支持腕の下面に装着され、上記可動扉の開閉動作時に上記可動扉の垂直荷重を受ける下部摺動部とによって構成された下部支持部を備え、
上記上部摺動部は、上記上部レールの両側面に相対して設けられた一対の上部保持部材と、この上部保持部内に形成され上記上部レールの両側面をそれぞれの溝内へ挿入する上部レール挿入開口部、上部レール挿入開口縁部、及び奥壁部を有する摺動部材支持溝と、
上記上部レールの両側面を摺動する一対の低摩擦係数部材よりなる摺動部材とによって構成され、且つ、上記摺動部材支持溝には、上記上部レール挿入開口縁部から順次溝内方に向かって上記摺動部材、緩衝部材、当金の順にこれらの部材を積層配置し、
これらの部材を移動調整装置によって接触幅方向に調整可能としたことを特徴とする可動ホーム柵。
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