JP2003321021A - 箱 - Google Patents

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JP2003321021A
JP2003321021A JP2002130129A JP2002130129A JP2003321021A JP 2003321021 A JP2003321021 A JP 2003321021A JP 2002130129 A JP2002130129 A JP 2002130129A JP 2002130129 A JP2002130129 A JP 2002130129A JP 2003321021 A JP2003321021 A JP 2003321021A
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JP
Japan
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box
adhesive
flap
notch
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002130129A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ishimaru
浩 石丸
Michiaki Fujita
実智昭 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 箱の接着剤で貼り付けた部分を容易に剥離可
能にして箱の開封性を向上すること。 【解決手段】 段ボールを用いて構成され、接着剤15
で貼り付けることで組立状態を維持する箱10であっ
て、接着剤15で貼り付ける部分に切り込み17を付帯
してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は段ボール製包装箱等
の箱に関する。
【0002】
【従来の技術】段ボール製包装箱では、箱体の開口部を
囲む4方より出ているフラップを接着剤で貼り付けるこ
とで組立状態を維持し、物流過程での箱の開放を防止す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】箱は、組立状態で、フ
ラップの強度を確保し、接着剤の接着力も確保している
から、フラップを開封するには、上記接着力を上回る大
きな開き操作力を加えることにより、フラップの貼り付
けを引き剥がす必要がある。このとき、フラップの接着
剤で強力に貼り付いていた部分の表層が剥離し、この表
層の剥離が当該部分の周辺にまで及んで箱の見栄えを悪
くしたり、大きな開き操作力によりフラップを変形させ
て箱の見栄えを悪くする虞がある。
【0004】本発明の課題は、接着剤で貼り付けた部分
の剥離を容易にして箱の開封性を向上することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、段
ボールを用いて構成され、接着剤で貼り付けることで組
立状態を維持する箱の、接着剤で貼り付ける部分に切り
込みを付帯したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1の段ボール
製包装箱10は、段ボールを用いて構成され、底板(不
図示)および4枚の立設する側板11を備え、それら4
枚の側板11に囲まれる開口部12を上部に備える。
【0007】箱10は、1組の相対する側板11、11
の上端から出ている2枚の内フラップ13、13と、も
う1組の相対する側板11、11の上端から出ている2
枚の外フラップ14、14とを、接着剤15、15で貼
り付けることで、開口部12を閉じた組立状態を維持す
る。箱10は、複数個の例えば洗剤容器を収容する。
【0008】箱10は、2枚の外フラップ14、14の
内側面(又は2枚の内フラップ13、13の外側面)に
接着剤15を塗布し、2枚の内フラップ13、13の外
側面において、接着剤15で外フラップ14、14に貼
り付けられる接着貼付部16に切り込み17を付帯して
いる。切り込み17は、接着貼付部16を囲む形状に設
けられる。
【0009】このとき、切り込み17は、内フラップ1
3における接着貼付部16の表層のみに設けられる。具
体的には、内フラップ13は、箱10を構成する底板、
側板11、外フラップ14と同様に段ボールで構成して
おり、外層材と内層材の間に山と谷とからなる波状材を
サンドイッチ状に積層して接着した積層体であり、その
外層材を接着貼付部16の表層としている。そして、切
り込み17は、内フラップ13の外層材において接着貼
付部16を囲む円形状に沿う連続状又は断続状をなし、
その外層材の肉厚を貫通するように設けられる。
【0010】箱10は、2枚の外フラップ14、14に
より開口部12を塞ぎ、2枚の外フラップ14、14の
閉じ状態で、一方の外フラップ14の他方の外フラップ
14に突き合わされる外縁部をミシン目18A(又はカ
ットテープ)によって切除可能とされる開封片18とし
ている。
【0011】箱10は以下の如くに使用される。 (1)箱10は洗剤容器等の内容物を収容した後、外フラ
ップ14の内側面に接着剤15を塗布し、外フラップ1
4を内フラップ13の上に重ねて閉じる。外フラップ1
4は接着剤15で内フラップ13の接着貼付部16に貼
り付けられ、箱10の組立状態を維持する(図1
(A)、(B))。
【0012】(2)箱10の開封時、外フラップ14の開
封片18を切除する(図1(C))。続いて、開封片1
8の切除によって形成された開封用隙間19に手を入
れ、外フラップ14に開き操作力を加え、内フラップ1
3の切り込み17により囲まれた接着貼付部16の表層
(内フラップ13を構成する段ボールの外層材)を紙む
けさせ、外フラップ13を内フラップ13から引き剥が
して開封する(図1(D))。図1(D)において、1
6Aは外フラップ14の側に引き移された紙むけ部、1
6Bは紙むけ跡である。
【0013】本実施形態によれば以下の作用がある。 箱10の開封のために、外フラップ14に開き操作力
を加えると、内フラップ13の接着貼付部16を囲むよ
うに、当該接着貼付部16の表層に設けてある切り込み
17の存在により、当該接着貼付部16の表層が容易に
紙むけするものとなる。従って、大きな開き操作力を加
えずに、外フラップ14と内フラップ13の貼り付けを
引き剥がしできる。
【0014】内フラップ13の表層の剥離は、切り込
み17に囲まれた接着貼付部16の範囲に限定され、接
着貼付部16の周辺にまで及ぶことがない。また、外フ
ラップ14に加える開き操作力は小さくて足り、この開
き操作力によりフラップ13、14を変形させにくい。
従って、開いたあとの箱10の見栄えを悪くする虞がな
い。
【0015】(第2実施形態)図2の第2実施形態の箱
20が第1実施形態の箱10と異なる点は、内フラップ
13の接着貼付部16に付帯させる切り込み17を、格
子目をなす縦と横の複数条からなる切り込み21に代え
たことにある。切り込み21は、複数条の互いに平行を
なす縦又は横の平行線からなるものでも良い。切り込み
21は、本実施形態においては内フラップ13の全面に
設けたが、内フラップ13において接着剤15が付着す
ることとなる接着貼付部16の付近のみに限定して設け
るものでも良い。このように、複数条の切り込みを接着
剤貼付部を含む領域に設けると、第1実施形態と異な
り、接着剤塗布の位置を合せずとも良い。また、縦横に
複数条の切り込みを設け格子目状とすることで、第1実
施形態の如く表層の剥離を確実に接着剤貼付部16の範
囲に限定できる。
【0016】切り込み21は、内フラップ13における
接着貼付部16の表層のみに設けられる。具体的には、
切り込み21は、内フラップ13の外層材において縦と
横の連続状又は断続状をなし、その外層材の肉厚を貫通
するように設けられる。
【0017】箱20は以下の如く使用される。 (1)箱10に洗剤容器等の内容物を収容した後、外フラ
ップ14の内側面に接着剤15を塗布し、外フラップ1
4を内フラップ13の上に重ねて閉じる。外フラップ1
4は接着剤15で内フラップ13の接着貼付部16に貼
り付けられ、箱10の組立状態を維持する(図2
(A)、(B))。
【0018】(2)箱10の開封時、外フラップ14の開
封片18を切除する(図1(C))。続いて、開封片1
8の切除によって形成された開封用隙間19に手を入
れ、外フラップ14に開き操作力を加え、内フラップ1
3の切り込み21が付された接着貼付部16の表層(内
フラップ13を構成する段ボールの外層材)を剥離さ
せ、外フラップ14を内フラップ13から引き剥がして
開封する(図2(D))。図2(D)において16Aは
外フラップ14の側に引き移された剥離部、16Bは剥
離跡である。
【0019】本実施形態によれば以下の作用がある。 箱20の開封のために、外フラップ14に開き操作力
を加えると、内フラップ13の接着貼付部16の表層に
設けてある、格子目又は平行線をなす複数条の切り込み
21の存在により、当該接着貼付部16の表層が容易に
紙剥離けするものとなる。従って、大きな開き操作力を
加えずに、外フラップ14と内フラップ13の貼付けを
引き剥がしできる。
【0020】外フラップ14に加える開き操作力は小さ
くて足り、この開き操作力によりフラップ13、14を
変形させる虞が減少する。従って、箱10の見栄えを悪
くする虞が減る。
【0021】複数条の切り込み21を接着貼付部16
を含む領域に設けることで、接着剤塗布の位置を正しく
合せずとも良い。
【0022】(第3実施形態)図3の第3実施形態の箱
30が第1実施形態の箱10(又は第2実施形態の箱2
0)と異なる点は、外フラップ14に開封片18を設け
ることの代わりに、2枚の外フラップ14、14の閉じ
状態で相突き合わされる外縁部の両方(又は一方)に手
掛け凹部31を形成してそれらの外フラップ14、14
の間に開封用隙間32を設け、2枚の内フラップ13、
13の外縁部を閉じ状態で隙間なく相突き合わせるよう
にしてその開封用隙間32を塞いだことによる。
【0023】本実施形態によれば、第1実施形態(又は
第2実施形態)の前述した作用に加え、以下の作用があ
る。
【0024】箱30の開封時に、2枚の外フラップ1
4、14の間に設けた開封用隙間32の存在により、外
フラップ14に直ちに開き操作力を加えることができ
る。
【0025】外フラップ14の側に開封用隙間32を
設けながら、内フラップ13により上記開封用隙間32
を塞いだから、物流過程での箱30の開放を確実に防止
し、箱30の内部への異物混入等を防止できる。
【0026】尚、第1実施形態〜第3実施形態では、切
り込み17、21を内フラップ13に設けたから、切り
込み17、21の加工時に誤って内フラップ13の全肉
厚を貫通することがあっても、切り込み17、21を外
フラップ14に設けた場合に比して、箱10の見栄えを
悪くしたり、箱10の内部への異物混入を防止できる。
但し、切り込み17、21は外フラップ14に設けても
良い。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、箱の接着
剤で貼り付けた部分を容易に剥離可能にして箱の開封性
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態の箱の組立体を示す模式図
である。
【図2】図2は第2実施形態の箱の組立体を示す模式図
である。
【図3】図3は第3実施形態の箱の組立体を示す模式図
である。
【符号の説明】
10、20、30 箱 12 開口部 13 内フラップ 14 外フラップ 15 接着剤 16 接着貼付部 17、21 切り込み 32 開封用隙間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段ボールを用いて構成され、接着剤で貼
    り付けることで組立状態を維持するにあたり、 接着剤で貼り付ける部分に切り込みを付帯してなる箱。
  2. 【請求項2】 箱体の開口部を囲む4方より出ているフ
    ラップを接着剤で貼り付けることで組立状態を維持する
    箱であって、 フラップの接着剤で貼り付ける部分に切り込みを付帯す
    るとともに、外側の2枚のフラップ間に開封用隙間が設
    けられ、内側となるフラップにより該開封用隙間が塞が
    れている箱。
  3. 【請求項3】 前記切り込みが接着剤で貼り付ける部分
    を囲むように設けられる請求項1又は2に記載の箱。
  4. 【請求項4】 前記切り込みが接着剤で貼り付ける部分
    に複数条設けられる請求項1又は2に記載の箱。
  5. 【請求項5】 前記切り込みが接着剤で貼り付ける部分
    の表層のみに設けられる請求項1〜4のいずれかに記載
    の箱。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005206168A (ja) * 2004-01-20 2005-08-04 Dainippon Printing Co Ltd シールエンドカートン
JP2019131244A (ja) * 2018-01-31 2019-08-08 祐徳薬品工業株式会社 梱包箱
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