JP2003320952A - パワーステアリング装置 - Google Patents

パワーステアリング装置

Info

Publication number
JP2003320952A
JP2003320952A JP2002132240A JP2002132240A JP2003320952A JP 2003320952 A JP2003320952 A JP 2003320952A JP 2002132240 A JP2002132240 A JP 2002132240A JP 2002132240 A JP2002132240 A JP 2002132240A JP 2003320952 A JP2003320952 A JP 2003320952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current command
command value
steering
solenoid current
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002132240A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3732154B2 (ja
Inventor
Masashi Takai
正史 高井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
Priority to JP2002132240A priority Critical patent/JP3732154B2/ja
Publication of JP2003320952A publication Critical patent/JP2003320952A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3732154B2 publication Critical patent/JP3732154B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の走行条件や操舵状況に応じて、制御流
量QPを制御することで、エネルギー損失を最小限に抑
えたパワーステアリング装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 コントローラが、操舵角センサからの操
舵角に応じたソレノイド電流指令値Iθと、操舵トルク
に応じたソレノイド電流指令値Itとを演算または記憶
する一方、これら操舵角系のソレノイド電流指令値Iθ
と操舵トルク系のソレノイド電流指令値Itとに、車速
に基づいて設定したソレノイド電流指令値IV1,IV
2をそれぞれ乗算するとともに、これら乗算後の操舵角
系のソレノイド電流指令値と操舵トルク系のソレノイド
電流指令値との大小を比較して、選択した大きい方の値
をソレノイド電流指令値Iとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パワーシリンダ
側に導く流量を制御する流量制御弁を備えたパワーステ
アリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のパワーステアリング装置に組み
込まれた流量制御弁は、本体にスプールを組み込み、こ
のスプールの一端を、ポンプポートに常時連通する一方
のパイロット室に臨ませ、スプールの他端を、スプリン
グを介在させた他方のパイロット室に臨ませている。そ
して、上記一方のパイロット室の下流側に固定オリフィ
スを設け、この固定オリフィスを介してパワーシリンダ
を制御するステアリングバルブに圧油を導くようにして
いる。
【0003】一方、上記オリフィスの上流側の圧力を上
記一方のパイロット室のパイロット圧とし、下流側の圧
力を上記他方のパイロット室のパイロット圧とし、両パ
イロット室の圧力バランスでスプールの移動位置を制御
するようにしている。このスプールの移動位置によっ
て、ポンプの吐出量を上記ステアリングバルブ側に導く
制御流量QPと、タンクまたはポンプに環流させる戻り
流量QTとに分配する構成にしている。そして、上記ス
プールは、固定オリフィス前後の差圧を一定に保って、
パワーシリンダを制御するステアリングバルブ側には、
常に、一定の制御流量QPが供給されるようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにした従来
の装置では、流量制御弁から常に一定の制御流量QP
が、パワーシリンダを制御するステアリングバルブ側に
供給されることになる。言い換えると、車速や操舵状況
に関わりなく、常に一定の制御流量QPが、上記ステア
リングバルブ側に供給され続けることになる。しかしな
がら、車速や操舵状況に関わりなく、制御流量QPを特
定すると、例えば、パワーシリンダが必要とする流量Q
Mに対して、QP>QMとなったとき、その余剰流量
を、上記ステアリングバルブを介してタンクに戻さなけ
ればならない。
【0005】このように余剰流量を、ステアリングバル
ブを介してタンクに戻すということは、それだけ回路の
圧力損失を大きくしてしまう。言い換えると、ポンプは
この圧力損失分の駆動トルクを消費し続けなければなら
ないことになる。そのために、ポンプの駆動トルクが大
きくなればなるほど、多量のエネルギーを消費すること
になる。しかも、上記制御流量QPは、パワーシリンダ
の最大必要流量にあわせて設定しているので、ほとんど
の場合、何らかの余剰流量をタンクに環流させているの
が現状である。そのために、この従来の装置では、その
エネルギー損失が大きくなるという問題があった。この
発明の目的は、車両の走行条件や操舵状況に応じて、制
御流量QPを制御することによって、エネルギー損失を
最小限に抑えたパワーステアリング装置を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、パワーシ
リンダを制御するステアリングバルブと、このステアリ
ングバルブの上流側に設けた可変オリフィスと、この可
変オリフィスの開度を制御するソレノイドと、このソレ
ノイドを駆動するソレノイド電流指令値Iを制御するコ
ントローラと、このコントローラに接続した操舵角セン
サ、操舵トルクセンサ、および車速センサと、ポンプか
ら供給される流量を、上記可変オリフィスの開度に応じ
てステアリングバルブに導く制御流量とタンクに戻す戻
り流量とに分配する流量制御弁とを備え、上記コントロ
ーラは、操舵角センサからの操舵角に応じたソレノイド
電流指令値Iθと、操舵トルクに応じたソレノイド電流
指令値Itとを演算または記憶する一方、これら操舵角
系のソレノイド電流指令値Iθと操舵トルク系のソレノ
イド電流指令値Itとに、車速に基づいて設定したソレ
ノイド電流指令値IV1,IV2をそれぞれ乗算すると
ともに、これら乗算後の操舵角系のソレノイド電流指令
値と操舵トルク系のソレノイド電流指令値との大小を比
較して、選択した大きい方の値をソレノイド電流指令値
Iとすることを特徴とする。
【0007】第2の発明は、上記第1の発明において、
操舵角速度センサをコントローラに接続し、このコント
ローラは、操舵角速度センサからの操舵角速度に応じた
ソレノイド電流指令値Iωを演算または記憶するととも
に、この操舵角速度系のソレノイド電流指令値Iωは、
車速に基づいて設定したソレノイド電流指令値IV3を
限界値とし、しかも、この演算後の操舵角速度系のソレ
ノイド電流指令値Idと操舵角系のソレノイド電流指令
値と操舵トルク系のソレノイド電流指令値との大小を比
較して、選択した最も大きい値をソレノイド電流指令値
Iとすることを特徴とする。
【0008】第3の発明は、上記第1又は第2の発明に
おいて、コントローラは、大小選択したソレノイド電流
指令値に、スタンバイソレノイド電流指令値Isを加算
して、このスタンバイソレノイド電流指令値Isを加算
した後の値をソレノイド電流指令値Iとすることを特徴
とする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1、図2に基づいて、この発明
の第1実施形態を説明する。本体Bには、流量制御弁V
のスプール1を組み込んでいる。上記スプール1は、そ
の一端を一方のパイロット室2に臨ませ、他端を他方の
パイロット室3に臨ませている。上記一方のパイロット
室2は、ポンプポート4を介してポンプPに常時連通し
ている。また、この一方のパイロット室2は、流路6→
可変オリフィスa→流路7を経由して、パワーシリンダ
8を制御するステアリングバルブ9の流入側に連通して
いる。
【0010】一方、上記他方のパイロット室3には、ス
プリング5を介在させるとともに、流路10および流路
7を介してステアリングバルブ9の流入側に連通してい
る。そのため、上記両パイロット室2,3は、可変オリ
フィスa→流路7→流路10を介して連通することにな
り、可変オリフィスaの上流側の圧力が一方のパイロッ
ト室2に作用し、下流側の圧力が他方のパイロット室3
に作用することになる。なお、上記可変オリフィスaの
開度は、ソレノイドSOLに対するソレノイド電流指令
値Iによって制御するようにしている。
【0011】上記スプール1は、一方のパイロット室2
の作用力と、他方のパイロット室3の作用力およびスプ
リング5のバネ力とがバランスした位置を保つが、その
バランスした位置において、前記タンクポート11の開
度が決められる。例えば、エンジン等のポンプ駆動源1
2が停止している場合には、ポンプポート4に圧力が供
給されないため、両パイロット室2,3に圧力が発生し
ない。したがって、この場合にはスプール1がスプリン
グ5の作用で図示のノーマル位置を保つ。
【0012】上記の状態からポンプ駆動源12を作動さ
せて、ポンプPを駆動させると、ポンプポート4に圧油
が供給されて、可変オリフィスaに流れが生じる。この
ように可変オリフィスaに流れが生じると、その前後に
差圧が発生し、この差圧によって両パイロット室2,3
に圧力差が発生する。そして、この圧力差に応じてスプ
ール1が図示する位置からスプリング5に抗して移動
し、上記したバランス位置を保つ。
【0013】このようにしてスプール1がスプリング5
に抗して移動すると、タンクポート11の開度が大きく
なるが、このときのタンクポート11の開度に応じて、
ポンプ4からステアリングバルブ9側に導かれる制御流
量QPと、タンクTあるいはポンプPに環流される戻り
流量QTの分配比が決まる。言い換えれば、タンクポー
ト11の開度に応じて制御流量QPが決まることにな
る。
【0014】上記のように制御流量QPがスプール1の
移動位置で決まるタンクポート11の開度に応じて制御
されるということは、結局、可変オリフィスaの開度に
応じて制御流量QPが決まることになる。なぜなら、ス
プール1の移動位置は、両パイロット室2,3の圧力差
で決まるとともに、この圧力差を決めているのが可変オ
リフィスaの開度だからである。
【0015】したがって、車速や操舵状況に応じて、制
御流量QPを制御するためには、可変オリフィスaの開
度、すなわちソレノイドSOLに対するソレノイド電流
指令値Iを制御すれば良いことになる。なぜなら、可変
オリフィスaの開度は、ソレノイドSOLの励磁電流に
比例して制御され、非励磁状態のときに開度を最小に保
ち、励磁電流を大きくするに従ってその開度を大きくな
るようにしているからである。
【0016】一方、上記制御流量QPが導かれるステア
リングバルブ9は、図示していないステアリングホィー
ルの入力トルク(操舵トルク)に応じて、パワーシリン
ダ8への供給量を制御する。例えば、操舵トルクが大き
ければ、ステアリングバルブ9を大きく切り換えて、パ
ワーシリンダ8への供給量を増やし、逆に操舵トルクが
小さければ、ステアリングバルブ9の切り換え量を少な
くして、パワーシリンダ8への供給量を少なくするよう
にしている。パワーシリンダ8は、圧油の供給量が多い
ほど大きいアシスト力を発揮し、供給量が少ないほどア
シスト力を小さくする。なお、操舵トルクとステアリン
グバルブ9との切り換え量は、図示していないトーショ
ンバーなどのねじれ反力によって設定している。
【0017】上記のようにしてパワーシリンダ8に供給
される流量QMは、ステアリングバルブ9によって制御
されているが、このステアリングバルブ9に供給される
制御流量QPは、上記したように流量制御弁Vによって
制御されている。ここで、パワーシリンダ8が必要とす
る要求流量QMと、流量制御弁Vで決められる制御流量
QPとをなるべく等しくすれば、ポンプP側のエネルギ
ー損失を低く抑えることができる。なぜなら、ポンプP
側のエネルギー損失は、制御流量QPとパワーシリンダ
8の要求流量QMとの差によって発生するからである。
【0018】そこで、この第1実施形態では、制御流量
QPをパワーシリンダ8の要求流量QMにできるだけ近
づけるために、可変オリフィスaの開度を制御するよう
にしている。この可変オリフィスaの開度は、上記した
ようにソレノイドSOLに対するソレノイド電流指令値
Iで決まるが、このソレノイド電流指令値Iを制御する
のが以下に説明するコントローラCである。
【0019】上記コントローラCには、操舵角センサ1
6、操舵トルクセンサ17、および車速センサ18を接
続している。そして、これら各センサ16〜18の出力
信号に基づいて、ソレノイドSOLに対するソレノイド
電流指令値Iを制御するようにしている。なお、図1中
符号19は、コントローラCとソレノイドSOLとの間
に接続した駆動機構であり、この駆動機構を介して電流
をソレノイドSOLに供給するようにしている。
【0020】図2は、上記コントローラCの制御システ
ムを示したものである。このコントローラCには、上記
したように、操舵角センサ16からの操舵角信号と、操
舵トルクセンサ17からの操舵トルク信号と、車速セン
サ18からの車速信号とが入力される。コントローラC
は、上記操舵角信号が入力されると、そのときの操舵角
に基づいてソレノイド電流指令値Iθを特定する。この
ソレノイド電流指令値Iθは、その操舵角と制御流量Q
Pとの関係がリニアな特性になる理論値に基づいて決め
ている。ただし、このソレノイド電流指令値Iθは、操
舵角が設定した値以下であれば、ゼロになるようにして
いる。つまり、ステアリングホイールが中立あるいはそ
の近傍にあるときには、上記ソレノイド電流指令値Iθ
がゼロになるようにしている。
【0021】また、上記操舵角に対するソレノイド電流
指令値Iθは、テーブル値としてコントローラCにあら
かじめ記憶させておいてもよいし、操舵角を基にして、
その都度、コントローラCに演算させるようにしてもよ
い。
【0022】上記のように操舵角に基づいてソレノイド
電流指令値Iθを求めたら、この値に、車速信号に基づ
いたソレノイド電流指令値IV1を乗算する。この車速
信号に基づいたソレノイド電流指令値IV1は、車速が
低速域で1を出力し、高速域では1未満の小数点の値を
出力するようにしている。そして、この低速域と高速域
との間の中間域では、車速に反比例した値を出力するよ
うにしている。そのため、低速域ではソレノイド電流指
令値Iθをそのまま出力するが、高速になればなるほど
出力値が小さくなる。つまり、低速域では応答性を高く
保つようにしているが、高速域になると応答性を下げる
ようにしている。このようにしたのは、一般に、高速走
行中においては、それほど高い応答性を必要とせず、高
い応答性を必要とするのは、ほとんどの場合、低速域だ
からである。
【0023】一方、コントローラCは、操舵トルクが入
力されると、そのときの操舵トルクの大きさに基づいて
ソレノイド電流指令値Itを特定する。このソレノイド
電流指令値Itも、操舵トルクと制御流量QPとの関係
がリニアな特性になる理論値に基づいて決めている。ま
た、このソレノイド電流指令値Itも、操舵トルクが設
定した値以下であれば、ゼロになるようにしている。つ
まり、ステアリングホイールを操舵していない場合に
は、上記ソレノイド電流指令値Itがゼロになるように
している。
【0024】また、上記操舵トルクに対するソレノイド
電流指令値Itも、テーブル値としてコントローラCに
あらかじめ記憶させておいてもよいし、操舵トルクを基
準にして、その都度コントローラCに演算させるように
してもよい。いずれにしても操舵トルクに基づいてソレ
ノイド電流指令値Itを求めたら、この値に車速信号に
基づいたソレノイド電流指令値IV2を乗算する。この
車速信号に基づいたソレノイド電流指令値IV2も、車
速が低速域で1を出力し、高速域では1未満の小数点の
値を出力するようにしている。また、この低速域と高速
域との間の中間域では、車速に反比例して出力値が小さ
くなるようにしている。そのため、低速域ではソレノイ
ド電流指令値Itがそのまま出力されるが、高速になれ
ばなるほど出力値が小さくなる。つまり、低速域では応
答性を高く保ち、高速域になると応答性を下げるように
している。
【0025】上記のようにして、操舵角系のソレノイド
電流指令値(Iθ×IV1)と、操舵トルク系のソレノ
イド電流指令値(It×IV2)とを特定したら、これ
ら両値を比較して、大きい方の値を選択する。なお、大
きい方の値を選択する理由については、作用の説明で詳
しく説明する。上記大きい方の値を選択したら、その選
択値である(Iθ×IV1)または(It+IV2)
に、スタンバイソレノイド電流指令値Isを加算する。
そして、このスタンバイソレノイド電流指令値Isを加
算した後の値すなわち(Iθ×IV1)+Isまたは
(It+IV2)+Isを、ソレノイド電流指令値Iと
して駆動機構19に出力する。この駆動機構19は、ソ
レノイド電流指令値Iに応じたSOL励磁電流Aを特定
し、その励磁電流AをソレノイドSOLに出力する。
【0026】なお、上記したように、スタンバイソレノ
イド電流指令値Isを加算しているので、操舵角及び操
舵トルクに基づくソレノイド電流指令値Iθ、Isが共
にゼロの場合でも、ソレノイド電流指令値IはIsの大
さを保つ。したがって、可変オリフィスaが完全に閉じ
ることはなく、所定の流量がスタンバイ流量としてステ
アリングバルブ9に供給されることになる。このように
スタンバイ流量を確保するようにしたのは、次の理由か
らである。すなわち、エネルギー損失を防止するという
観点からすると、パワーシリンダ8側の要求流量QMが
ゼロであれば、流量制御弁Vの制御流量QPもゼロにす
るのが理想的である。制御流量QPをゼロにするという
ことは、ポンプPからの全量を、タンクポート11を介
してタンクTに直接戻すことである。この場合には、配
管の圧力損失がほとんど生じないので、ポンプPの駆動
トルクが最少となり、その分、省エネ効果が得られ、エ
ネルギー損失を防止する観点からすると有利になる。
【0027】それにもかかわらず、スタンバイ流量を確
保しているのは、次の3つのメリットがあるからであ
る。第1に、装置の焼き付きを防止するためである。す
なわち、ある程度の油を装置に環流させておいた方が、
その油による冷却効果が得られる。上記スタンバイ流量
は、この冷却機能を得るためのものである。第2に、応
答性を確保するためである。すなわち、上記のようにス
タンバイ流量を確保しておけば、それが全くないときよ
りも、目的の制御流量に到達するまでの時間が短くてす
む。この時間差が応答性になるので、結局、スタンバイ
流量を確保した方が、応答性を向上させることができ
る。
【0028】第3に、キックバック等の外乱やセルフア
ライニングトルクに対抗するためである。すなわち、外
乱やセルフアライニングトルク等による抗力がタイヤに
作用すると、それがパワーシリンダ8のロッドに作用す
る。もし、スタンバイ流量を確保しておかなければ、こ
の外乱やセルフアライニングトルクによる抗力で、タイ
ヤがふらついてしまう。しかし、上記のようにスタンバ
イ流量QPを確保しておけば、たとえ上記抗力が作用し
たとしても、タイヤがふらついたりしない。すなわち、
上記パワーシリンダ8のロッドには、ステアリングバル
ブ9を切り換えるためのピニオン等がかみ合っているの
で、上記抗力が作用すると、ステアリングバルブも切り
換わって、その抗力に対抗する方向にスタンバイ流量を
供給することになる。したがって、スタンバイ流量を確
保しておけば、上記キックバックによる外乱や、セルフ
アライニングトルクに対抗できることになる。
【0029】なお、スプール1の先端には、スリット2
0を形成している。このスリット20は、スプール1が
図示する位置にあるときにも、一方のパイロット室2と
流路6とを連通して、ポンプPの吐出圧が、このスリッ
ト20を介してステアリングバルブ9側に供給するため
のものである。このようにしたのは、スプール1が何等
かの原因で図示する位置で動かなくなったとしても、ス
テアリングバルブ9側に圧油を供給するためである。
【0030】次に、この実施態様の作用を説明する。例
えば、水平な路面上を車両が直進走行している場合に
は、風などの外乱の影響がない限り、車両はセルフアラ
イニングトルクによって直進走行を維持する。このよう
な状況では、操舵角はほぼ中立の位置にあり、また、操
舵トルクはほとんど発生していない。そのため、操舵角
系のソレノイド電流指令値Iθと、操舵トルク系のソレ
ノイド電流指令Itは、共にゼロとなる。したがって、
これらソレノイド電流指令値Iθ、Itに、車速に基づ
いたソレノイド電流指令値IV1、IV2を掛け合わせ
ても、その値はゼロのままである。
【0031】このように操舵角系の値も操舵トルク系の
値もゼロなので、大小判定においてもこのゼロの値が選
択される。そして、このゼロの値にスタンバイソレノイ
ド電流指令値Isが加算されるため、このスタンバイソ
レノイド電流指令値Isがそのままソレノイド電流指令
値Iとしてドライバー19に出力されることになる。こ
のようにスタンバイソレノイド電流指令値Isがそのま
ま出力されれば、可変オリフィスaの開度は最少に保た
れる。そのため、制御流量QPとしてスタンバイ流量が
ステアリングバルブ9側に供給されることになる。つま
り、直進走行時に必要とする最低限のアシスト力を発揮
し得る状態を維持しながら、ポンプPの消費エネルギー
を抑えるようにしている。
【0032】上記の状態からステアリングホィールを操
舵すると、そのときの操舵角に基づいてソレノイド電流
指令値Iθが決まり、また、そのときの操舵トルクに基
づいてソレノイド電流指令値Itが決まる。そして、上
記操舵角系のソレノイド電流指令値Iθに、車速に応じ
たソレノイド電流指令値IV1を乗算し、上記操舵トル
ク系のソレノイド電流指令値Itに、車速に応じたソレ
ノイド電流指令値IV2を乗算する。このとき、車速が
低速域にあれば、この車速に基づくソレノイド電流指令
値IV1、IV2は「1」なので、乗算後の値として、
ソレノイド電流指令値Iθ、Itがそのまま出力され
る。これに対して車速が高速域にあれば、車速に基づく
ソレノイド電流指令値IV1、IV2が1未満の小数点
の値となるので、これらソレノイド電流指令値Iθ、I
tは小さくなる。
【0033】したがって、高速域になると、低速域に比
べて発揮できるアシスト力は小さくなるが、高速域では
ほとんどアシスト力を必要としないので、操舵するうえ
で不都合は生じない。そして、このように高速域で制御
流量QPを少なくすれば、圧力損失が少なくなる分、エ
ネルギー損失を防止できる。
【0034】また、操舵の仕方やそのときの車速によっ
て、必要とするアシスト力の大きさや、必要とするアシ
スト力の応答性はまちまちである。例えば、アシスト力
は小さくていいが高い応答性を必要とする場合や、大き
いアシスト力を必要とするが応答性はそれほど高くなく
ていい場合がある。そして、このような場合には、どち
らの条件を優先させるのかを判断する必要がある。この
第1実施形態では、上記の条件を判断するために、操舵
角系のソレノイド電流指令値Iθと操舵トルク系のソレ
ノイド電流指令値Itとを比較して、いずれか大きい方
の値を採用するようにしている。そして、操舵トルク系
のソレノイド電流指令値Itを採用した場合には、どち
らかといえば、アシスト力の応答性を優先したことにな
る。なぜなら、操舵トルクが大きい場合には、アシスト
力の大きさよりも応答性を必要とするケースが多いから
である。
【0035】また、操舵角系のソレノイド電流指令値I
θを採用した場合には、どちらかといえば、アシスト力
の大きさを優先したことになる。なぜなら、操舵角が大
きい場合には、アシスト力の応答性よりも大きさを必要
とするケースが多いからである。いずれにしても、この
ように操舵角と操舵トルクとの両方の条件を比較して判
断すれば、より実態に則した制御ができ、高い操作性と
安定性を確保することができる。なお、実際にドライバ
ーがステアリングホィールを操作すると、操舵角→
操舵角速度→操作力(操舵トルク)の順番で制御値が
変化する。そのうち、ドライバーへのフィードバック
は、操舵角と操作力(操舵トルク)である。この第1実
施形態では、これら操舵角と操作力(操舵トルク)とに
基づいてソレノイド電流指令値Iを制御しているので、
フィードバックのずれが生じにくい。
【0036】ステアリングホィールを保舵しているとき
は、アシスト力を必要とする状況であるが、一般的に操
舵トルクは小さくなる。このような場合には、通常、操
舵角系のソレノイド電流指令値Iθが、操舵トルク系の
ソレノイド電流指令値Itより大きくなるので、この操
舵角系のソレノイド電流指令値Iθに基づいて制御流量
QPが制御されることになる。ただし、パワーシリンダ
8側からの逆入力によって、操舵トルク系のソレノイド
電流指令値Itが操舵角系のソレノイド電流指令値Iθ
よりも大きくなると、今度は操舵トルク系のソレノイド
電流指令値Itに基づいて制御流量QPが制御される。
このように操舵角系のソレノイド電流指令値Iθから、
操舵トルク系のソレノイド電流指令値Itに基づいた制
御流量QPに切り換えれば、アシスト力不足が生じるこ
とはない。
【0037】一方、傾斜した路面を直進走行しているよ
うなときには、路面からの逆入力によって操舵トルクが
発生するが、この状態においてステアリングホィールが
中立位置付近にあった場合、操舵角系のソレノイド電流
指令値Iθはゼロになる。もし、この操舵角系の値のみ
に基づいてソレノイド電流指令値Iを制御したとする
と、必要なアシスト力が得られなくなってしまう。その
結果、ステアリングホィールが重くなってしまう。しか
し、この第1実施形態では、操舵角が中立位置にあって
も、逆入力によって操舵トルクが生じると、その操舵ト
ルクに基づいて制御流量QPが制御されるので、所定の
アシスト力が発揮可能な状態となる。したがって、ステ
アリングホィールが重くなるといった不都合は生じな
い。
【0038】また、ステアリングホィールを据え切りし
た状態で手を離すと、ステアリングホィール側からもパ
ワーシリンダ8側からも入力がないため、操舵トルクが
ゼロになる。ただし、この状態からステアリングホィー
ルを操舵した時には、瞬時にアシスト力が必要となる。
このように操作性を必要とする場合には、その操作性を
維持するだけの「力」と「応答性」を確保する必要があ
る。ところが、据え切りエンド付近、すなわちステアリ
ングホィールを最大操舵角付近まで操舵した状態では、
ステアリングのリンク効率が低下するため、操作性を確
保するだけの「力」を必ずしも確保できない。
【0039】ただし、この第1実施形態では、上記据え
切り手放し時は、操舵角に基づいてソレノイド電流指令
値Iが制御されるので、「応答性」が確保できる。なぜ
なら、操舵角に応じたソレノイド電流指令値Iθが出力
されている分、必要とされる据え切り推力に達するまで
の所要時間が短縮されるからである。このようにして
「応答性」を確保できるので、操作性を良好に保つこと
ができる。なお、上記したように、操舵角または操舵ト
ルクに基づいて制御流量QPを制御するようにしている
が、ソレノイド電流指令値Isだけは常に出力されてい
る。そのため、スタンバイ流量は常に確保されている。
したがって、どのような状態においても、装置の冷却効
果が得られるとともに、応答性の維持、キックバック等
による外乱にも対抗できる。
【0040】図3に示した第2実施形態は、ソレノイド
電流指令値Iを制御するための要素として、操舵角速度
を上記第1実施形態に追加したものである。ただし、操
舵角系のソレノイド電流指令値及び操舵トルク系のソレ
ノイド電流指令値の求め方については、第1実施形態と
同じなので、その部分の説明については省略する。この
第2実施形態では、コントローラCに図示していない操
舵角速度センサを接続し、この操舵角速度センサによっ
て測定した実際の操舵角速度を、コントローラCに入力
するようにしている。なお、この第2実施形態では実際
の操舵角速度を操舵角速度センサによって直接求めてい
るが、操舵角センサによって検出した操舵角を微分して
操舵角速度を求めるようにしてもよい。この場合には、
操舵角速度センサを必要としない。
【0041】上記操舵角速度信号が入力されると、コン
トローラCは、その操舵角速度に基づいてソレノイド電
流指令値Iωを特定する。このソレノイド電流指令値I
ωは、その操舵角速度と制御流量QPとの関係がリニア
な特性になる理論値に基づいて決めている。ただし、こ
のソレノイド電流指令値Iωは、操舵角が設定した値以
下であればゼロになるようにしている。また、上記操舵
角速度に対するソレノイド電流指令値Iωは、テーブル
値としてコントローラCにあらかじめ記憶させておいて
もよいし、操舵角を基にして、その都度、コントローラ
Cに演算させるようにしてもよい。
【0042】上記のように操舵角速度に基づいてソレノ
イド電流指令値Iωを求めたら、この値に、車速信号に
基づいたソレノイド電流指令値IV3を限界値として、
操舵角速度系のソレノイド電流指令値Idを出力させ
る。そのため、上記車速信号に基づいたソレノイド電流
指令値IV3は、応答性を低下させることなく、車速が
低速域で1を出力し、高速域では1未満の小数点の値を
出力する。したがって、ソレノイド電流指令値Idも車
速に応じて減少するが、操舵角系のソレノイド電流指令
値Iθや、操舵トルク系のソレノイド電流指令値Itと
異なり、限界値により上限をカットしているため、応答
性が重要視される操舵角系のソレノイド電流指令値Id
の出力応答性が低下することはない。
【0043】上記のようにして操舵角速度系のソレノイ
ド電流指令値Idを求めたら、この操舵角速度系のソレ
ノイド電流指令値Idと、操舵角系のソレノイド電流指
令値(Iθ×IV1)と、操舵トルク系のソレノイド電
流指令値(It×IV2)とを比較して、最も大きい値
を選択する。そして、選択した最も大きい値に、スタン
バイソレノイド電流指令値Isを加算する。したがっ
て、ソレノイド電流指令値Iとして、(Iθ×IV1)
+Is、(It+IV2)+Is、Id+Isのいずれ
かの値が駆動機構19に出力されることになる。駆動機
構19は、このソレノイド電流指令値Iに応じたSOL
励磁電流Aを特定して、その励磁電流AをソレノイドS
OLに出力する。
【0044】この第2実施形態によれば、操舵角、操舵
角速度、および操作力(操舵トルク)というように、ス
テアリングホィールを操作したときに生じる全ての要素
を制御値として考慮しているので、フィードバックのず
れがさらに解消することができる。また、操舵角速度を
判断要素として採用することで、より応答性の向上を図
ることができる。
【0045】
【発明の効果】第1の発明によれば、操舵角と操舵トル
クと車速とに基づいて、ステアリングバルブに供給する
制御流量を制御しているので、実際の車両の走行条件や
操舵状況に適した制御をすることができる。しかも、操
舵角または操舵トルクのうち、いずれか大きい方の値に
基づいて制御流量を制御しているので、より実態に則し
た制御ができる。このように実態に則した流量制御がで
きるので、ポンプPを駆動するためのトルクが必要以上
に大きくなることがなく、エネルギー損失を最小限に抑
えることができる。
【0046】第2の発明によれば、ステアリングホィー
ルを操作したときに生じる全ての制御値、すなわち操舵
角、操舵角速度、操舵トルクに基づいて、ソレノイド電
流指令値を制御しているので、フィードバックのずれを
さらに解消することができる。また、操舵角速度を制御
値として用いることによって、応答性の向上を図ること
もできる。
【0047】第3の発明によれば、スタンバイ流量を確
保しているので、直進走行時のように、操舵角によるソ
レノイド電流指令値と操舵トルクによるソレノイド電流
指令値とが共にゼロであっても、装置の焼き付を防止す
ることができる。また、良好な応答性を確保することも
できる。さらに、キックバック等の外乱やセルフアライ
ニングトルクにも対抗することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施態様の油圧回路図である。
【図2】第1実施形態のコントローラCの制御系を示す
説明図である。
【図3】第2実施形態のコントローラCの制御系を示す
説明図である。
【符号の説明】
I ソレノイド電流指令値 Iθ 操舵角によるソレノイド電流指令値 It 操舵トルクによるソレノイド電流指令値 Iω 操舵角速度によるソレノイド電流指令値 IV1 車速によるソレノイド電流指令値 IV2 車速によるソレノイド電流指令値 IV3 車速によるソレノイド電流指令値 QP 制御流量 QT 戻り流量 QM 要求(必要)流量 B 本体 P ポンプポート a 可変オリフィス SOL ソレノイド C コントローラ T タンク 1 スプール 2 一方のパイロット室 3 他方のパイロット室 4 ポンプポート 5 スプリング 8 パワーシリンダ 9 ステアリングバルブ 16 操舵角センサ 17 操舵トルクセンサ 18 車速センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 119:00 B62D 119:00 Fターム(参考) 3D032 CC02 CC10 CC12 CC32 CC49 DA03 DA09 DA15 DA23 DB02 DB03 DC03 DC08 DC34 DD17 DE05 DE09 EB04 EB11 EC04 EC05 GG01 3D033 EB02 EB07 EB09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワーシリンダを制御するステアリング
    バルブと、このステアリングバルブの上流側に設けた可
    変オリフィスと、この可変オリフィスの開度を制御する
    ソレノイドと、このソレノイドを駆動するソレノイド電
    流指令値Iを制御するコントローラと、このコントロー
    ラに接続した操舵角センサ、操舵トルクセンサ、および
    車速センサと、ポンプから供給される流量を、上記可変
    オリフィスの開度に応じてステアリングバルブに導く制
    御流量とタンクに戻す戻り流量とに分配する流量制御弁
    とを備え、上記コントローラは、操舵角センサからの操
    舵角に応じたソレノイド電流指令値Iθと、操舵トルク
    に応じたソレノイド電流指令値Itとを演算または記憶
    する一方、これら操舵角系のソレノイド電流指令値Iθ
    と操舵トルク系のソレノイド電流指令値Itとに、車速
    に基づいて設定したソレノイド電流指令値IV1,IV
    2をそれぞれ乗算するとともに、これら乗算後の操舵角
    系のソレノイド電流指令値と操舵トルク系のソレノイド
    電流指令値との大小を比較して、選択した大きい方の値
    をソレノイド電流指令値Iとすることを特徴とするパワ
    ーステアリング装置。
  2. 【請求項2】 操舵角速度センサをコントローラに接続
    し、このコントローラは、操舵角速度センサからの操舵
    角速度に応じたソレノイド電流指令値Iωを演算または
    記憶するとともに、この操舵角速度系のソレノイド電流
    指令値Iωは、車速に基づいて設定したソレノイド電流
    指令値IV3を限界値とし、しかも、この演算後の操舵
    角速度系のソレノイド電流指令値Idと操舵角系のソレ
    ノイド電流指令値と操舵トルク系のソレノイド電流指令
    値との大小を比較して、選択した最も大きい値をソレノ
    イド電流指令値Iとすることを特徴とする請求項1記載
    のパワーステアリング装置。
  3. 【請求項3】 コントローラは、大小選択したソレノイ
    ド電流指令値に、スタンバイソレノイド電流指令値Is
    を加算して、このスタンバイソレノイド電流指令値Is
    を加算した後の値をソレノイド電流指令値Iとすること
    を特徴とする請求項1または2に記載のパワーステアリ
    ング装置。
JP2002132240A 2002-05-08 2002-05-08 パワーステアリング装置 Expired - Fee Related JP3732154B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002132240A JP3732154B2 (ja) 2002-05-08 2002-05-08 パワーステアリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002132240A JP3732154B2 (ja) 2002-05-08 2002-05-08 パワーステアリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003320952A true JP2003320952A (ja) 2003-11-11
JP3732154B2 JP3732154B2 (ja) 2006-01-05

Family

ID=29544435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002132240A Expired - Fee Related JP3732154B2 (ja) 2002-05-08 2002-05-08 パワーステアリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3732154B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3732154B2 (ja) 2006-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003285748A (ja) パワーステアリング装置
JP3524463B2 (ja) パワーステアリング装置
JP3524455B2 (ja) パワーステアリング装置
JP3689046B2 (ja) パワーステアリング装置
JP3694672B2 (ja) パワーステアリング装置
JP2003285749A (ja) パワーステアリング装置
JP3947704B2 (ja) パワーステアリング装置
JP3663361B2 (ja) パワーステアリング装置
JP4776092B2 (ja) パワーステアリング装置
JP2003320952A (ja) パワーステアリング装置
JP4619191B2 (ja) パワーステアリング装置
JP3548076B2 (ja) パワーステアリング装置
JP4566040B2 (ja) パワーステアリング装置
JP3981622B2 (ja) パワーステアリング装置
JP3742785B2 (ja) パワーステアリング装置
JP3737715B2 (ja) パワーステアリング装置
JP2002347643A (ja) パワーステアリング装置
JP4130146B2 (ja) パワーステアリング装置
JP4130147B2 (ja) パワーステアリング装置
JP4043394B2 (ja) パワーステアリング装置
JP4619152B2 (ja) パワーステアリング装置
JP2006151321A (ja) パワーステアリング装置
JP2004155289A (ja) 流量制御装置
JP2002114165A (ja) パワーステアリング装置
JP2006281849A (ja) パワーステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050705

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050913

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051011

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3732154

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091021

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091021

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101021

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101021

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111021

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121021

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121021

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131021

Year of fee payment: 8

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees