JP2003285749A - パワーステアリング装置 - Google Patents

パワーステアリング装置

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JP2003285749A
JP2003285749A JP2002327756A JP2002327756A JP2003285749A JP 2003285749 A JP2003285749 A JP 2003285749A JP 2002327756 A JP2002327756 A JP 2002327756A JP 2002327756 A JP2002327756 A JP 2002327756A JP 2003285749 A JP2003285749 A JP 2003285749A
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Japan
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steering
flow rate
controller
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Application number
JP2002327756A
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English (en)
Inventor
Noboru Shimizu
昇 清水
Tsunefumi Arita
恒文 有田
Naoto Shima
直人 島
Masashi Takai
正史 高井
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KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/06Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D6/00Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明の目的は、入力される電流指令値が
急激に減少した場合でも、ドライバーに違和感を与える
ことのないパワーステアリング装置を提供することであ
る。 【解決手段】 コントローラCは、操舵角センサ14か
らの操舵角に応じた電流指令値I1と操舵角速度に応じ
た電流指令値I2と車速に応じた電流指令値とに基づい
て、ソレノイド電流指令値SIを特定するパワーステア
リング装置において、上記コントローラに遅れ制御部を
設け、この遅れ制御部は、入力された電流指令値が急激
に減少した場合にのみ、その減少率を小さくして出力す
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エネルギー損失
を防止するための流量制御弁を備えたパワーステアリン
グ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エネルギー損失を防止するための流量制
御弁を備えたパワーステアリング装置として、本願出願
人が特開2001−260917(特許文献1)として
既に開示したものがある。この従来の装置は、図6に示
すように、上記流量制御弁Vのスプール1の一端を一方
のパイロット室2に臨ませ、スプール1の他端を他方の
パイロット室3に臨ませている。上記一方のパイロット
室2には、ポンプポート4を介してポンプPを常時連通
させている。また、この一方のパイロット室2は、流路
6→可変オリフィスa→流路7を経由して、パワーシリ
ンダ8を制御するステアリングバルブ9の流入側に連通
している。
【0003】一方、上記他方のパイロット室3には、ス
プリング5を介在させるとともに、流路10および流路
7を介してステアリングバルブ9の流入側に連通してい
る。そのため、上記両パイロット室2,3は、可変オリ
フィスa→流路7→流路10を介して連通することにな
り、可変オリフィスaの上流側の圧力が一方のパイロッ
ト室2に作用し、下流側の圧力が他方のパイロット室3
に作用することになる。なお、上記可変オリフィスaの
開度は、ソレノイドSOLに対するソレノイド電流指令
値SIによって制御するようにしている。
【0004】上記スプール1は、一方のパイロット室2
の作用力と、他方のパイロット室3の作用力およびスプ
リング5のバネ力とがバランスした位置を保つが、その
バランスした位置において、タンクポート11の開度が
決められる。例えば、エンジン等のポンプ駆動源12の
作動によって、ポンプPを駆動させると、ポンプポート
4に圧油が供給されて、可変オリフィスaに流れが生じ
る。このように可変オリフィスaに流れが生じると、そ
の前後に差圧が発生し、この差圧によって両パイロット
室2,3に圧力差が発生する。そして、この圧力差によ
ってスプール1が図示するノーマル位置からスプリング
5に抗して上記バランスする位置に移動する。
【0005】このようにしてスプール1がノーマル位置
から移動すると、タンクポート11の開度が大きくなる
が、このときのタンクポート11の開度に応じてポンプ
4からステアリングバルブ9側に導かれる制御流量QP
と、タンクTあるいはポンプPに還流される戻り流量Q
Tとの分配比が決まる。言い換えれば、タンクポート1
1の開度に応じて制御流量QPが決まることになる。
【0006】このように制御流量QPがタンクポート1
1の開度に応じて制御されるということは、結局、可変
オリフィスaの開度に応じてこの制御流量QPは決まる
ことになる。なぜなら、タンクポート11の開度を決め
るスプール1の移動位置は、両パイロット室2,3の圧
力差で決まり、この圧力差を決めているのが可変オリフ
ィスaの開度だからである。
【0007】したがって、車速や操舵状況に応じて、制
御流量QPを制御するためには、可変オリフィスaの開
度、すなわちソレノイドSOLに対するソレノイド電流
指令値SIを制御すればよいことになる。なぜなら、可
変オリフィスaは、ソレノイドSOLの励磁電流の大き
さによって、その開度を最大から最小まで任意に制御で
きるようにしているからである。
【0008】一方、上記制御流量QPが導かれるステア
リングバルブ9は、図示していないステアリングホィー
ルの入力トルク(操舵トルク)に応じて、パワーシリン
ダ8への供給量を制御する。例えば、操舵トルクが大き
ければ、ステアリングバルブ9の切り換え量を大きくし
て、パワーシリンダ8への供給量を増やし、逆に操舵ト
ルクが小さければ、ステアリングバルブ9の切り換え量
を小さくして、パワーシリンダ8への供給量を少なくす
るようにしている。そして、パワーシリンダ8は、圧油
の供給量が多いほど大きいアシスト力を発揮し、供給量
が少ないほどアシスト力を小さくする。なお、操舵トル
クとステアリングバルブ9の切り換え量は、図示してい
ないトーションバーなどのねじれ反力によって設定して
いる。
【0009】上記のようにしてパワーシリンダ8に供給
される流量QMは、ステアリングバルブ9によって制御
されているが、このステアリングバルブ9に供給される
制御流量QPは、上記したように流量制御弁Vによって
制御されている。ここで、パワーシリンダ8が必要とす
る要求流量QMと、流量制御弁Vで決められる制御流量
QPとをなるべく等しくすれば、ポンプP側のエネルギ
ー損失を低く抑えることができる。なぜなら、ポンプP
側のエネルギー損失は、制御流量QPとパワーシリンダ
8の要求流量QMとの差によって発生するからである。
そこで、制御流量QPをパワーシリンダ8の要求流量Q
Mにできるだけ近づけて、エネルギー損失を防止するた
めに、この従来例では、可変オリフィスaの開度を制御
するようにしている。この可変オリフィスaの開度は、
上記したようにソレノイドSOLに対する励磁電流で決
まるが、この励磁電流を制御するのが以下に説明するコ
ントローラCである。
【0010】このコントローラCには、操舵角センサ1
4と車速センサ15とを接続している。このコントロー
ラCは、図7に示すように、操舵角センサ14によって
検出した操舵角に基づいて電流指令値I1を特定し、ま
た、操舵角を微分して算出した操舵角速度に基づいて電
流指令値I2を特定する。なお、上記操舵角と電流指令
値I1とは、その操舵角と制御流量QPとの関係がリニ
アな特性になる理論値に基づいて決めている。また、操
舵角速度と電流指令値I2との関係も、操舵角速度と制
御流量QPとがリニアな特性になる理論値に基づいて決
めている。ただし、これら電流指令値I1および電流指
令値I2は、操舵角および操舵角速度がある設定値以上
にならなければ、いずれもゼロを出力するようにしてい
る。つまり、ステアリングホィールが中立あるいはその
近傍にあるときに、上記電流指令値I1もI2もゼロに
することによって、中立近傍を不感帯域としている。
【0011】また、コントローラCは、車速センサ15
の検出値に基づいて、操舵角用電流指令値I3と操舵角
速度用電流指令値I4とを出力するようにしている。上
記操舵角用電流指令値I3は、低速域で1を出力し、最
高速域で例えば0.6を出力するようにしている。ま
た、上記操舵角速度用電流指令値I4は、低速域で1を
出力し、最高速域で例えば0.8を出力するようにして
いる。つまり、低速域から最高速域でのゲインは、1〜
0.6の範囲で制御する操舵角用電流指令値I3の方
が、1〜0.8の範囲で制御する操舵角速度用電流指令
値I4よりも大きくなるようにしている。
【0012】そして、上記操舵角用電流指令値I3を、
操舵角による電流指令値I1に掛け合わせるようにして
いる。そのため、この乗算結果である操舵角系の電流指
令値I5は、高速になればなるほど小さくなる。しか
も、操舵角用電流指令値I3のゲインを、操舵角速度用
電流指令値I4のゲインよりも大きく設定しているの
で、高速になればなるほどその減少率が大きくなる。つ
まり、低速域では応答性を高く保ち、高速域になると応
答性を下げるようにしている。このように車速に応じて
応答性を変化させるのは、一般に、高速走行中において
は、それほど高い応答性を必要とせず、高い応答性を必
要とするのは、ほとんどの場合低速域だからである。
【0013】一方、操舵角速度による電流指令値I2に
は、操舵角速度用電流指令値I4を限界値として、操舵
角速度系の電流指令値I6を出力させるようにしてい
る。この電流指令値I6も、車速に応じて減少させるよ
うにしている。ただし、操舵角速度用電流指令値I4の
ゲインは、操舵角用電流指令値I3よりも小さくしてい
るので、電流指令値I6の減少率は、電流指令値I5の
場合よりも小さい。このように車速に応じて限界値を設
定したのは、高速走行中に過剰なアシスト力が発揮され
ることを主に防止するためである。
【0014】上記のようにして出力された操舵角系の電
流指令値I5と操舵角速度系の電流指令値I6との大小
を比較し、大きな方の値を採用するようにしている。例
えば、高速走行時には、ステアリングを急操作すること
はほとんどないので、操舵角系の電流指令値I5の方
が、操舵角速度系の電流指令値I6よりも大きくなるの
が通常である。そのため、高速走行時には、ほとんどの
場合、操舵角系の電流指令値I5が選択される。そし
て、このときのステアリング操作の安全性・安定性を高
めるために、電流指令値I5のゲインを大きくしてい
る。つまり、走行速度が速くなればなるほど、制御流量
QPを少なくする比率を高めて、走行時の安全性・安定
性を高めるようにしている。
【0015】一方、低速走行時には、ステアリングを急
操作することが多くなるので、多くの場合に操舵角速度
の方が大きくなる。そのため、低速走行時には、ほとん
ど操舵角速度系の電流指令値I6が選択される。そし
て、このように操舵角速度が大きい場合には、応答性が
重視される。したがって、低速走行時には、ステアリン
グ操作の操作性すなわち応答性を高めるために、操舵角
速度を基準にしながら、その操舵角速度系の電流指令値
I6のゲインを小さくしている。言い換えれば、走行速
度がある程度速くなっても、ステアリングを急操作した
ときには、制御流量QPを十分に確保することによっ
て、応答性を確保するようにしている。
【0016】上記のようにして選択された電流指令値I
5あるいはI6には、スタンバイ用電流指令値I7を加
算する。そして、このスタンバイ用電流指令値I7を加
算した値を、ソレノイド電流指令値SIとして駆動装置
16に出力する。
【0017】このようにスタンバイ用の電流指令値I7
を加算しているので、ソレノイド電流指令値SIは、操
舵角、操舵角速度および車速に基づく電流指令値が全て
ゼロの場合でも、所定の大きさを保っている。そのた
め、所定の流量がステアリングバルブ9側に常に供給さ
れることになる。エネルギー損失を防止するという観点
からすれば、パワーシリンダ8およびステアリングバル
ブ9側の要求流量QMがゼロなら、流量制御弁Vの制御
流量QPもゼロにするのが理想的である。つまり、制御
流量QPをゼロにするということは、ポンプPの吐出量
全量をタンクポート11からポンプPまたはタンクTに
還流させること意味する。そして、タンクポート11か
らポンプPまたはタンクTに還流する流路は、本体B内
にあって非常に短いので、その圧力損失がほとんどな
い。圧力損失がほとんどないので、ポンプPの駆動トル
クも最小に抑えられ、その分、省エネにつながることに
なる。このような意味から、要求流量QMがゼロのとき
に、制御流量QPもゼロにするのが、エネルギー損失を
防止するという観点からは有利になる。
【0018】それにもかかわらず、要求流量QMがゼロ
のときでもスタンバイ流量QSを確保しているのは、以
下の理由からである。 装置の焼き付きを防止するためである。すなわち、
スタンバイ流量QSを装置に循環させることによって、
冷却効果が期待できるからである。 応答性を確保するためである。すなわち、上記のよ
うにスタンバイ流量QSを確保しておけば、それが全然
ないときよりも、目的の制御流量QPに到達する時間が
短くてすむ。この時間差が応答性になるので、結局、ス
タンバイ流量QSを確保した方が、応答性を向上させる
ことができる。
【0019】 キックバック等の外乱やセルフアライ
ニングトルクに対抗するためでもある。すなわち、タイ
ヤに外乱やセルフアライニングトルク等による抗力が作
用すると、それがパワーシリンダ8のロッドに作用す
る。もし、スタンバイ流量を確保しておかなければ、こ
の外乱やセルフアライニングトルクによる抗力で、タイ
ヤがふらついてしまう。しかし、スタンバイ流量を確保
しておけば、上記のような抗力が作用したとしても、タ
イヤがふらついたりしない。すなわち、上記パワーシリ
ンダ8のロッドには、ステアリングバルブ9を切り換え
るためのピニオン等がかみ合っているので、上記抗力が
作用すると、ステアリングバルブも切り換わって、その
抗力に対抗する方向にスタンバイ流量を供給することに
なる。したがって、スタンバイ流量を確保しておけば、
上記キックバックによる外乱やセルフアライニングトル
クに対抗できることになる。
【0020】次に、この従来例の作用を説明する。車両
の走行中には、操舵角によるソレノイド電流指令値I1
と操舵角用電流指令値I3との乗算値である操舵角系の
電流指令値I5が出力される。それとともに、操舵角速
度系の電流指令値I6が出力される。この電流指令値I
6は、操舵角速度によるソレノイド電流指令値I2の、
操舵角速度用電流指令値I4を限界値としたものであ
る。そして、操舵角系の電流指令値I5と操舵角速度系
の電流指令値I6との大小が判定されるとともに、その
大きい方の電流指令値I5あるいはI6に、スタンバイ
用電流指令値I7が加算され、そのときのソレノイド電
流指令値SIが決められる。このソレノイド電流指令値
SIは、車両の高速走行時には、主に操舵角系の電流指
令値I5が基準となり、車両の低速走行時には、主に操
舵角速度系の電流指令値I6が基準となる。
【0021】なお、スプール1の先端には、スリット1
3を形成している。このスリット13は、スプール1が
図示するノーマル位置にあるときでも、一方のパイロッ
ト室2と可変オリフィスaとを連通させるものである。
すなわち、スプール1がノーマル位置にあるときでも、
ポンプポート4から一方のパイロット室2に供給された
圧油を、上記スリット13→流路6→可変オリフィスa
→流路7を介してステアリングバルブ9側に供給するこ
とによって、装置の焼き付きの防止、キックバック等の
外乱の防止、および応答性を確保するようにしている。
また、図中符号16は、コントローラCとソレノイドS
OLとの間に接続したソレノイドSOLの駆動装置あ
る。そして、符号17,18が絞りであり、符号19が
リリーフ弁である。
【0022】
【特許文献1】特開2001−260917号公報(第
3頁〜7頁、図1,図2)
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のパワーステ
アリング装置では、ドライバーが例えばステアリングホ
ィールを60deg操舵した状態から中立位置に一旦戻
し、その後、再び60degに操舵すると、図8に示す
ように、操舵角系および操舵角速度系の電流指令値I
1、I2は、一旦0まで下がった後、再び復帰する。す
なわち、電流指令値I1,I2が中立位置付近でV字を
描き、その値が急激に変化する。このように急激に変化
する電流指令値I1、I2が、ソレノイド電流指令値S
Iとしてそのまま出力されると、ステアリングバルブ9
への制御流量も、急激に変化する。このようにステアリ
ングバルブ9への制御流量が急激に変化すると、操舵し
ているドライバーに違和感を与えるという問題があっ
た。また、大舵角で操舵を止めた場合には、操舵角に応
じた電流指令値が出力されるため、制御流量の急激な変
動は生じないが、小舵角域で操舵を止めた場合には、急
激な変動が生じるため、ドライバーに違和感を与えると
いう問題があった。この発明の目的は、入力される電流
指令値が急激に減少した場合でも、ドライバーに違和感
を与えることのないパワーステアリング装置を提供する
ことである。
【0024】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、パワーシ
リンダを制御するステアリングバルブと、このステアリ
ングバルブの上流側に設けた可変オリフィスと、この可
変オリフィスの開度を制御するソレノイドと、このソレ
ノイドを駆動するソレノイド電流指令値SIを制御する
コントローラと、このコントローラに接続した操舵角セ
ンサおよび車速センサと、ポンプから供給される流量
を、上記可変オリフィスの開度に応じてステアリングバ
ルブに導く制御流量とタンクまたはポンプに環流させる
戻り流量とに分配する流量制御弁とを備え、上記コント
ローラは、操舵角センサからの操舵角に応じた電流指令
値と操舵角速度に応じた電流指令値と車速に応じた電流
指令値とに基づいて、ソレノイド電流指令値を特定する
パワーステアリング装置において、上記コントローラに
遅れ制御部を設け、この遅れ制御部は、入力された電流
指令値が急激に減少した場合にのみ、その減少率を小さ
くして出力することを特徴とする。
【0025】第2の発明は、パワーシリンダを制御する
ステアリングバルブと、このステアリングバルブの上流
側に設けた可変オリフィスと、この可変オリフィスの開
度を制御するソレノイドと、このソレノイドを駆動する
ソレノイド電流指令値SIを制御するコントローラと、
このコントローラに接続した操舵トルクセンサおよび車
速センサと、ポンプから供給される流量を、上記可変オ
リフィスの開度に応じてステアリングバルブに導く制御
流量とタンクまたはポンプに環流させる戻り流量とに分
配する流量制御弁とを備え、上記コントローラは、操舵
トルクセンサの検出した操舵トルクに応じた電流指令値
と、車速センサの検出した車速に応じた電流指令値とに
基づいて、ソレノイド電流指令値を特定するパワーステ
アリング装置において、上記コントローラに遅れ制御部
を設け、この遅れ制御部は、入力された電流指令値が急
激に減少した場合にのみ、その減少率を小さくして出力
することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、第1実施形態のコントロ
ーラCの制御システムを示したものである。この第1実
施形態は、図6に示した流量制御弁Vやパワーシリンダ
8、そしてステアリングバルブ9等のコントローラC以
外の構成について前記従来例と全く同じでなので、以下
では、コントローラCの制御システムについてのみ説明
する。
【0027】図示するように、コントローラCは、操舵
角センサ14によって検出した操舵角に基づいて電流指
令値I1を特定し、また、操舵角を微分して算出した操
舵角速度に基づいて電流指令値I2を特定する。ただ
し、別に操舵角速度センサを設けて、この操舵角速度セ
ンサによって検出した操舵角速度に基づいて上記電流指
令値I2を特定してもよい。なお、上記操舵角と電流指
令値I1とは、その操舵角と制御流量QPとの関係がリ
ニアな特性になる理論値に基づいて決めている。また、
操舵角速度と電流指令値I2との関係も、操舵角速度と
制御流量QPとがリニアな特性になる理論値に基づいて
決めている。
【0028】また、コントローラCは、車速センサ15
の検出値に基づいて、操舵角用の電流指令値I3と操舵
角速度用の電流指令値I4とを出力するようにしてい
る。上記電流指令値I3は、車速がゼロまたは極微速域
にあるときにその値が小さくなり、一定の速度以上にな
ると1を出力する。また、上記電流指令値I4は、車速
がゼロまたは極微速域にあるときに1より大きな値を出
力し、一定の速度以上になると1を出力する。これら電
流指令値のうち、電流指令値I3を上記操舵角系の電流
指令値I1に乗算し、電流指令値I4を上記操舵角速度
系の電流指令値I2に乗算するようにしている。
【0029】上記のように車速に基づく電流指令値I3
を乗算するのは、ステアリングホィールを切った状態
で、車両が停止していたり極微速域にあったりする場合
のエネルギー損失を防止するためである。例えば、車庫
入れのときに、ステアリングホィールを切った状態でし
ばらくエンジンをかけて停止していることがある。この
ような場合でも、操舵角に応じた電流指令値I1がソレ
ノイド電流指令値SIとして出力されるため、その分、
無駄な流量がステアリングバルブ9側に供給されること
になる。このような場合のエネルギー損失を防止するた
めに、車速が0または極微速域にあるときに、電流指令
値I3を乗算し、操舵角系の電流指令値I1を小さくす
るようにしている。ただし、上記のようにして電流指令
値I3を小さくすると、ステアリングホィールを保舵し
た状態から切り始めるときの応答性が悪くなる。そこ
で、車速0または極微速域で大きな値を出力する電流指
令値I4を、操舵角速度系の電流指令値I2に乗算し、
応答性を確保するようにしている。
【0030】上記車速に基づく電流指令値I3,I4を
それぞれ乗算したら、遅れ制御部において、乗算後の電
流指令値(I1×I3)および(I2×I4)に、それ
ぞれ遅れ制御をかける。例えば、操舵角について説明す
ると、図2に示すように、入力される電流指令値をx、
出力される電流指令値をyとすると、ステップ1では、
新たに入力された値xが、前回出力された値yよりも大
きいか否かを判断する。大きいと判断した場合には、ス
テップ6に進み、入力値xを出力値yにして、この出力
値yを出力する。また、入力値xが前回の出力値yより
も小さい場合には、ステップ2に進み、入力値xと前回
の出力値yとが等しいか否か判断する。等しいと判断さ
れた場合には、入力値xをそのまま出力値yとして出力
する。入力値xと前回の出力値yとが等しくないと判断
された場合には、ステップ3に進む。
【0031】ステップ3では、前回のyから一定の値α
を減算して、この減算後の値y−αを新たな出力値yと
する。そして、ステップ4では、この新たな出力値y
が、入力値xよりも小さくなっているか否かを判断す
る。もし、新たな出力値yが入力値xよりも大きいと判
断されれば、この新たな出力値yを出力する。一方、新
たな出力値yが、入力値xよりも小さいと判断されれ
ば、入力値xを新たな出力値yとして出力する。
【0032】すなわち、入力値xが前回の出力値yより
も減少した場合、その減少量が設定値α以内であれば入
力値xをそのまま出力し、減少量が設定値αを超えた場
合には、前回の出力値yからこの設定値α分を減じた分
を出力するようにしている。このようにすれば、図3に
示すように、ステアリングホィールを60deg操舵し
た状態から中立に戻し、再び60deg操舵するような
場合においても、出力される電流指令値の減少率を小さ
くできる。このようにして減少率を小さくすれば、入力
される電流指令値が急激に減少した場合でも、出力され
る電流指令値の急激な変動を防止できる。したがって、
ドライバーに違和感を与えることはない。なお、操舵角
速度の遅れ制御についても、上記操舵角の遅れ制御と同
様にしている。
【0033】上記遅れ制御をかけた後の各電流指令値に
は、車速に基づいて設定した電流指令値I5,I6を乗
算する。これら電流指令値I5,I6は、低速域で1を
出力し、最高速域では1以下の小数点の値を出力するよ
うにしている。そのため、低速域では入力値をそのまま
出力するが、高速になればなるほど出力値が小さくな
る。つまり、低速域では応答性を高く保ち、高速域にな
ると応答性を下げるようにしている。このように車速に
応じて応答性を変化させるのは、一般に、高速走行中に
おいては、それほど高い応答性を必要とせず、高い応答
性を必要とするのは、ほとんどの場合低速域だからであ
る。
【0034】上記乗算後の各電流指令値は、車速に基づ
いて設定した電流指令値I7,I8を限界値として出力
される。すなわち、乗算後の値が、そのときの車速に応
じた電流指令値I7,I8を超えている場合には、この
超えた分をカットして、限界値内の電流指令値をそれぞ
れ出力させるようにしている。このように車速に基づく
限界値を設定したのは、高速走行中に過剰なアシスト力
が発揮されることを防止するためである。なお、上記電
流指令値I7,I8も、車速に応じて減少させるように
しているが、そのゲインは上記電流指令値I5,I6の
ゲインよりも小さく設定している。
【0035】次に、上記のように限界値内に抑えられた
操舵角系の電流指令値と操舵角速度系の電流指令値との
大小を比較して、大きな方の値を採用する。そして、こ
の大きい方の電流指令値が、基本電流指令値Idとな
る。このようにして基本電流指令値Idを求めたら、こ
の基本電流指令値Idにスタンバイ用の電流指令値Is
を加算する。ただし、スタンバイ用の電流指令値Isを
そのまま加算するのではなく、スタンバイ用の電流指令
値Isに、車速に基づいて設定した電流指令値I9を乗
算した値を加算する。
【0036】上記車速に基づく電流指令値I9は、低速
域では1を出力しているが、中速域では車速が高くなる
につれてその値が徐々に小さくなる。そして、高速域に
なると最小値を保つようにしている。したがって、この
車速に基づく電流指令値I9とスタンバイ用の電流指令
値Isとを乗算した値は、低速域ではそのまま出力さ
れ、中速域から高速域にかけて次第に小さくなる。そし
て、高速域では、最小値を保つことになる。このように
して、高速域で、スタンバイ用の電流指令値を小さくす
れば、高速域におけるスタンバイ流量の無駄を防止する
ことができる。なお、高速域でも、電流指令値I9と電
流指令値Isとを乗算した値がゼロにならないように設
定している。
【0037】上記のように基本電流指令値Idにスタン
バイ用の電流指令値(Is×I9)を加算したら、その
加算後の値をソレノイド電流指令値SIとして駆動装置
16(図6参照)に出力する。そして、この駆動装置1
6が、ソレノイド電流指令値SIに対応した励磁電流を
ソレノイドSOLに出力することになる。
【0038】なお、この第1実施形態では、電流指令値
I5,I6をゲインとして乗じた直後に、電流指令値I
7,I8を限界値とするリミッターを個別に設定してい
るが、個別にリミッターを設定する代わりに、スタンバ
イ用の電流指令値を加算した後の値に、車速に応じた電
流指令値を限界値とするリミッターを一律に設定しても
よい。また、この第1実施形態では、遅れ制御の後に、
車速に基づく電流指令値I5,I6をゲインとして個別
に乗じているが、個別にゲインを乗じる代わりに、大小
判定後の値に、車速に基づく電流指令値をゲインとして
一律に乗じてもよい。さらに、スタンバイ用の電流指令
値を加算した後の値に、車速に応じた電流指令値を限界
値とするリミッターを一律に設定し、大小判定後の値
に、車速に基づく電流指令値をゲインとして一律に乗じ
てもよい。
【0039】図4に示した第2実施形態は、上記第1実
施形態において、操舵角系の電流指令値と操舵角速度系
の電流指令値とを大小判定しているのに代えて、これら
両電流指令値を加算したものである。その他の構成につ
いては第1実施形態と全く同じである。上記のように操
舵角系の電流指令値と操舵角速度系の電流指令値とを加
算すれば、操舵角系の特性と操舵角速度系の特性との両
方を考慮したソレノイド電流指令値SIを得ることがで
きる。
【0040】この第2実施形態においても、上記第1実
施形態と同様に、遅れ制御をかけているので、入力され
る電流指令値が急激に減少したとしても、出力される電
流指令値の急激な変動を防止できる。したがって、ドラ
イバーに違和感を与えることがない。
【0041】なお、この第2実施形態においても、上記
第1実施形態と同様に、電流指令値I5,I6をゲイン
として乗じた直後に、電流指令値I7,I8を限界値と
するリミッターを個別に設定しているが、個別にリミッ
ターを設定する代わりに、スタンバイ用の電流指令値を
加算した後の値に、車速に応じた電流指令値を限界値と
するリミッターを一律に設定してもよい。また、個別に
ゲインを乗じる代わりに、大小判定後の値に、車速に基
づく電流指令値をゲインとして一律に乗じてもよい。さ
らに、スタンバイ用の電流指令値を加算した後の値に、
車速に応じた電流指令値を限界値とするリミッターを一
律に設定し、大小判定後の値に、車速に基づく電流指令
値をゲインとして一律に乗じてもよい。
【0042】図5に示す第3実施形態は、基本電流指令
値Idを算出するために、操舵トルクを利用したもので
ある。すなわち、この第3実施形態では、操舵トルクを
検出する操舵トルクセンサをコントローラCに接続し
て、この操舵トルクに応じた電流指令値Itと、車速に
基づく電流指令値Ivとに基づいて、コントローラCが
基本電流指令値Idを算出するようにしている。具体的
には、操舵トルクに基づく電流指令値Itに、遅れ制御
をかける。次に、この遅れ制御後の電流指令値に、車速
に基づく電流指令値Ivとを乗算して基本電流指令値I
dを算出する。そして、この基本電流指令値Idに、ス
タンバイ用の電流指令値Isを加算する。ただし、この
第3実施形態においても、スタンバイ用の電流指令値I
sに車速に基づいて設定した電流指令値I9を乗算して
いる。以上のように、この第3実施形態においても、操
舵トルクに基づく電流指令値Itに、遅れ制御をかけて
いるので、入力される電流指令値が急激に減少した場合
でも、その出力値をゆるやかに減少させることができ
る。したがって、ドライバーに違和感を与えたりしな
い。
【0043】上記第1〜第3実施形態では、流量制御弁
Vの可変オリフィスaの開度をコントローラCで制御す
ることで、制御流量QPに無駄が生じないようにしてい
るが、この制御流量QPというのは、図6に示したよう
に、タンクポート11の開度を調節することによって制
御している。すなわち、ポンプPの吐出油のうち、不要
な流量をタンクポート11を介してタンクTに環流させ
ることによって、制御流量QPを制御している。ポンプ
Pの吐出油をタンクポート11に導く流路というのは、
本体Bの内部にあるために非常に短い。したがって、こ
の環流させる流路において圧力損失はほとんど生じな
い。圧力損失がほとんど生じないということは、油温の
上昇もほとんどない。つまり、上記第1〜第3実施形態
では、流量制御弁Vが、制御流量QP以外の流量をタン
クポート11を介してタンクTに環流させる構成にして
いるので、油温の上昇を抑えるという効果も得ることが
できる。
【0044】
【発明の効果】第1、第2の発明によれば、遅れ制御を
かけることによって、入力される電流指令値が急激に減
少したとしても、出力される電流指令値の急激な変動を
防止できる。したがって、ドライバーに違和感を与える
ことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のコントローラCの制御系を示す
説明図である。
【図2】操舵角系の遅れ制御部の処理フローである。
【図3】遅れ制御をかけた場合における電流指令値の変
化を示したグラフである。
【図4】第2実施形態のコントローラCの制御系を示す
説明図である。
【図5】第3実施形態のコントローラCの制御系を示す
説明図である。
【図6】従来の装置の全体図である。
【図7】従来のコントローラCの制御系を示す説明図で
ある。
【図8】操舵時の電流指令値の変化を示したグラフであ
る。
【符号の説明】
V 流量制御弁 P ポンプ SOL ソレノイド T タンク a 可変オリフィス 8 パワーシリンダ 9 ステアリングバルブ C コントローラ 14 操舵角センサ 15 車速センサ SI ソレノイド電流指令値 Is スタンバイ用の電流指令値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島 直人 東京都港区浜松町二丁目4番1号 世界貿 易センタービル カヤバ工業株式会社内 (72)発明者 高井 正史 東京都港区浜松町二丁目4番1号 世界貿 易センタービル カヤバ工業株式会社内 Fターム(参考) 3D032 CC12 DA03 DA15 DA23 DE02 EB07 EC04 3D033 EB06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワーシリンダを制御するステアリング
    バルブと、このステアリングバルブの上流側に設けた可
    変オリフィスと、この可変オリフィスの開度を制御する
    ソレノイドと、このソレノイドを駆動するソレノイド電
    流指令値SIを制御するコントローラと、このコントロ
    ーラに接続した操舵角センサおよび車速センサと、ポン
    プから供給される流量を、上記可変オリフィスの開度に
    応じてステアリングバルブに導く制御流量とタンクまた
    はポンプに環流させる戻り流量とに分配する流量制御弁
    とを備え、上記コントローラは、操舵角センサからの操
    舵角に応じた電流指令値と操舵角速度に応じた電流指令
    値と車速に応じた電流指令値とに基づいて、ソレノイド
    電流指令値を特定するパワーステアリング装置におい
    て、上記コントローラに遅れ制御部を設け、この遅れ制
    御部は、入力された電流指令値が急激に減少した場合に
    のみ、その減少率を小さくして出力することを特徴とす
    るパワーステアリング装置。
  2. 【請求項2】 パワーシリンダを制御するステアリング
    バルブと、このステアリングバルブの上流側に設けた可
    変オリフィスと、この可変オリフィスの開度を制御する
    ソレノイドと、このソレノイドを駆動するソレノイド電
    流指令値SIを制御するコントローラと、このコントロ
    ーラに接続した操舵トルクセンサおよび車速センサと、
    ポンプから供給される流量を、上記可変オリフィスの開
    度に応じてステアリングバルブに導く制御流量とタンク
    またはポンプに環流させる戻り流量とに分配する流量制
    御弁とを備え、上記コントローラは、操舵トルクセンサ
    の検出した操舵トルクに応じた電流指令値と、車速セン
    サの検出した車速に応じた電流指令値とに基づいて、ソ
    レノイド電流指令値を特定するパワーステアリング装置
    において、上記コントローラに遅れ制御部を設け、この
    遅れ制御部は、入力された電流指令値が急激に減少した
    場合にのみ、その減少率を小さくして出力することを特
    徴とするパワーステアリング装置。
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