JP2003320446A - 金属溶解加熱装置 - Google Patents

金属溶解加熱装置

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JP2003320446A
JP2003320446A JP2002127071A JP2002127071A JP2003320446A JP 2003320446 A JP2003320446 A JP 2003320446A JP 2002127071 A JP2002127071 A JP 2002127071A JP 2002127071 A JP2002127071 A JP 2002127071A JP 2003320446 A JP2003320446 A JP 2003320446A
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    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
    • B22D17/20Accessories: Details
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Abstract

(57)【要約】 【課題】必要量の金属材料を容器内で加熱、溶解して金
属溶湯とし、この金属溶湯を容器の開閉により鋳造装置
等に供給することができるとともに、容器の開閉箇所か
らの金属溶湯の漏出がない金属溶解加熱装置を提供す
る。 【解決手段】底部に開口3dを有し、金属材料を収容す
る収容容器3と、開口3dを閉塞する蓋22と、収容容
器3内の金属材料に電流を誘導し、当該金属材料を加熱
し、かつ、収容容器3内の溶解金属が開口3dと蓋22
との間から漏出するのを阻止する力を当該溶解金属に作
用させる磁界を発生する誘導加熱用コイル10とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属材料を誘導加
熱により加熱、溶解する金属溶解加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイカストマシン等の鋳造装置の分野で
は、固体状態の金属を加熱溶解して溶解金属(金属溶
湯)とし、この金属溶湯を鋳造装置に供給する必要があ
る。金属を加熱溶解する方法として、誘導加熱を用いて
金属を溶解して金属溶湯とし、この金属溶湯を鋳造装置
に供給する技術が知られている。誘導加熱は、電磁誘導
により鋳造に用いる金属に電流を誘導して、そのオーム
損によって当該金属を加熱する加熱方法である。一方、
溶解された金属材料は、通常、周囲よりも非常に温度が
高く、鋳造装置に供給するときの取り扱いが難しい。た
とえば、溶解した金属材料をひしゃくでくみ出して鋳造
装置に供給する方法では、金属材料が凝固、酸化する可
能性がある。他の方法として、たとえば、特開2001
−239354号公報は、射出装置のシリンダに対して
設けられた円筒状の容器において誘導加熱により金属を
溶解して金属溶湯とし、この金属溶湯をダイカストマシ
ンに供給する給湯装置を開示している。上記の給湯装置
は、当該円筒状容器の下部に形成された金属溶湯をシリ
ンダに排出するための開口と、この開口を開閉する蓋と
を備えている。蓋をスライドさせて開口を開くことによ
り、円筒状容器で溶解された金属溶湯は、重力によりシ
リンダ内に流入する。この給湯装置は、溶解した必要量
の金属溶湯を空気に接触させずに射出装置に供給するこ
とができ、金属溶湯の品質を維持することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の刊行
物に開示されたような給湯装置では、開口とこの開口を
閉鎖している蓋との間に形成される隙間から、容器内の
金属溶湯が漏れだす可能性がある。容器内の金属溶湯が
漏れだすと、蓋の開閉が困難となったり、ダイカストマ
シンに供給される金属溶湯の量がばらついたりするなど
の可能性がある。
【0004】本発明は、上述した問題に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、必要量の金属材料を容器内
で加熱、溶解して金属溶湯とし、この金属溶湯を容器の
開閉により鋳造装置等に供給することができるととも
に、容器の開閉箇所からの金属溶湯の漏出がない金属溶
解加熱装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の金属溶解加熱装
置は、固体状態の金属材料を加熱、溶解し、あるいは、
溶解された金属材料を加熱する金属溶解加熱装置であっ
て、底部に開口を有し、金属材料を収容する収容容器
と、前記開口を閉塞する蓋と、前記蓋を前記収容容器に
対して移動させ、前記開口を開閉する駆動手段と、前記
収容容器内の金属材料への電流の誘導により当該金属材
料を加熱し、かつ前記収容容器内の溶解金属の前記開口
と前記蓋との間からの漏出を阻止する力を当該溶解金属
に作用させる磁界を発生する誘導加熱用コイルとを有す
る。
【0006】本発明では、収容容器内の溶解金属に誘導
電流が流れると、この誘導電流と誘導加熱用コイルから
の磁界との電磁誘導作用によって電磁力が溶解金属に作
用する。収容容器の底部の開口は、蓋によって閉塞され
ているが、開口を単に蓋で閉塞するだけでは、開口と蓋
との間に隙間が形成され、溶解金属が自重により漏出す
る可能性がある。誘導加熱用コイルの発生する磁界は、
溶解金属を誘導加熱するとともに、収容容器内の溶解金
属に作用する電磁力が開口と蓋との間から漏出するのを
阻止する力を溶解金属に作用させる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。第1実施形態 図1は、本発明の一実施形態に係る金属溶解加熱装置の
断面図である。図1に示す金属溶解加熱装置1は、溶解
加熱部2と、材料供給機構部51とを有する。
【0008】材料供給機構部51は、ホッパ55と、シ
リンダ52と、スクリュー53とを有する。ホッパ55
は、円錐状の外形を有し、内部に金属材料Mを収容可能
となっている。ホッパ55は、下端部にシリンダ52内
に連通する供給口55aを有している。ホッパ55内に
供給された金属材料Mは、自重により供給口55aを通
じてシリンダ52内に供給される。ホッパ55に蓄積さ
れる金属材料Mは、たとえば、アルミニウム合金等の金
属を球状や細長い粒状としたものである。
【0009】シリンダ52は、円筒状の部材からなり、
外周の一部にホッパ55の供給口55aに連通する連通
孔52aが形成されている。このシリンダ52の先端部
側は、後述する収容容器3の上端部に連結されており、
シリンダ52の内部と収容容器3の内部とは連通してい
る。
【0010】スクリュー53は、シリンダ52の内部に
回転可能に設けられている。このスクリュー53の一端
は、シリンダ52の一端側に固定されたモータ54の出
力軸54aが連結されている。モータ54の回転によっ
てスクリュー53を所定の方向に回転させるとホッパ5
5からシリンダ52内に供給された金属材料Mは、図1
に示す矢印Jの向きに搬送され、シリンダ52の先端部
から収容容器3内に落下する。金属材料Mの収容容器3
への搬送量(供給量)は、スクリュー53の回転量に応
じて決定される。
【0011】溶解加熱部2は、後述するダイカストマシ
ンのスリーブ70の給湯口70hの上方に配置された収
容容器3と、収容容器3の周囲に配置された誘導加熱用
コイル10と、開閉機構21とを有する。
【0012】開閉機構21は、蓋22と、シリンダ装置
23とを有する。蓋22は、収容容器3の底部(下端
部)の開口3dに対向配置されることにより、この開口
3dを閉鎖可能な板状部材である。シリンダ装置23
は、先端部が蓋22に連結されたピストンロッド24を
備えており、このピストンロッド24を、たとえば、圧
縮空気や油圧の力によって矢印D1およびD2の方向に
伸縮させる。ピストンロッド24のD1およびD2方向
へのスライドにより、収容容器3の下端部の開口3dが
蓋22によって開閉される。
【0013】図2は、鋳造装置としてのダイカストマシ
ンの一例の要部構成を示す断面図である。図2に示すよ
うに、ダイカストマシン60は、固定金型90と、固定
金型に対して開閉可能に設けられた移動金型80と、固
定金型90に設けられた円筒状部材からなるスリーブ7
0と、プランジャロッド73の先端部に固定されスリー
ブ70の内周に嵌合するプランジャチップ72とを有す
る。スリーブ70は、型締された固定金型90と移動金
型80との間に形成されるキャビティCaと連通してい
る。
【0014】固定金型90と移動金型80とが図示しな
い型締機構により型締された状態で、スリーブ70に形
成された給湯口70hを通じてスリーブ70内に所定量
の金属溶湯(溶解金属)MLが供給される。その後、ス
リーブ70内の金属溶湯MLはプランジャチップ72の
駆動によって、固定金型90と移動金型80との間に形
成されたキャビティCaに射出、充填される。キャビテ
ィCaに充填された金属溶湯MLが凝固したのち、移動
金型80を開き、移動金型80に設けられた押出ピン9
1によってキャビティCa内の鋳造品を押し出す。
【0015】図3は収容容器3および誘導加熱用コイル
10の構造を示す図であって、(a)は収容容器3の上
面図であり、(b)は(a)に示すA−A線方向の断面
図である。図3に示すように、収容容器3は、金属材料
Mを収容可能な収容空間3aをもつ円筒状の部材からな
る。この収容容器3の形成材料は、たとえば、オーステ
ナイト系ステンレス鋼や、銅あるいは銅合金等の強磁性
体ではない金属や、電気絶縁性のセラミック等の絶縁体
の材料を用いる。なお、これらの材料を非強磁性体とす
る。このような非強磁性体の材料を用いる理由は、誘導
加熱の際に収容容器3に磁束が集中するのを防止し、ま
た、誘導加熱用コイル10によって収容容器3に収容さ
れた金属材料Mにより大きな電磁力を作用させるためで
ある。
【0016】収容容器3の下端部の開口3dは、図3に
示すように、蓋22によって閉鎖される。このとき、収
容容器3の下端面3eに対向する蓋22の当接面22s
は、下端面3eに接触するように配置されるが、下端面
3eと当接面22sとの間には隙間が形成される可能性
がある。
【0017】誘導加熱用コイル10は、収容容器3の周
囲に当該収容容器3の中心軸Oと同心上に配置されてい
る。この誘導加熱用コイル10の中心軸Oに沿った下端
側は、収容容器3の下端面3eと蓋22の当接面22s
との接触位置近傍に位置している。また、誘導加熱用コ
イル10の中心軸Oに沿った上端側の直径d1は最大と
なっており、下端側の直径d2は最小となっており、誘
導加熱用コイル10の直径は上端側から下端側に向けて
直径が次第に縮小している。
【0018】誘導加熱用コイル10には、たとえば、数
十kHz程度の高周波電流が供給される。誘導加熱用コ
イル10に高周波電流が供給されると磁界が発生する。
この磁界が収容容器3内の金属材料Mに電流を誘導す
る。金属材料Mに電流が流れると、オーム損によって金
属材料Mが加熱され溶解する。これにより、金属材料M
は金属溶湯MLとなる。金属材料Mが金属溶湯MLにな
ったのち、金属溶湯MLに流れる誘導電流と誘導加熱用
コイル10の発生する磁界との電磁誘導作用によって、
金属溶湯MLには電磁力が作用する。この電磁力は、主
に、収容容器3の中心に向かう力である。
【0019】ここで、上記形状の誘導加熱用コイル10
によって溶解された金属溶湯MLに作用する力について
図4を参照して説明する。図4は、金属溶湯MLに流れ
る誘導電流と誘導加熱用コイル10の発生する磁界との
電磁誘導作用によって金属溶湯MLに作用する電磁力F
と金属溶湯MLの液圧Pとを示すグラフである。収容容
器3の下端面3eと蓋22の当接面22sとの接触位置
を基準高さh0とすると、液体となった収容容器3の金
属溶湯MLに作用する液圧は、基準高さh0 で最大とな
り、収容容器3の上側に向かうにしたがって小さくな
る。
【0020】一方、誘導加熱用コイル10は上記の形状
を有しているため、誘導加熱用コイル10の内周側に発
生する磁界の磁束密度は、誘導加熱用コイル10の下端
側で最大となり、上端側に向かって磁束密度は低下す
る。このため、誘導加熱用コイル10によって金属溶湯
MLに対して収容容器3の中心軸方向に作用する電磁力
Fは、誘導加熱用コイル10の形状により、基準高さh
0 付近で最大となり、収容容器3の上側に向かうにした
がって小さくなる。
【0021】したがって、収容容器3の金属溶湯ML
は、たとえば、図3に示すような形状となる。図3に示
す金属溶湯MLの形状は、下端から上端までの直径がほ
ぼ等しい円筒形に近い形になり、収容容器3の下端側で
当該収容容器3の内周面と金属溶湯MLとが離隔した形
状となっている。すなわち、収容容器3内の金属溶湯M
Lには、高さを比較的低く抑えつつ収容容器3の下端面
3eと蓋22の当接面22sとの間からの漏出が阻止さ
れる力が作用した状態となっている。このため、蓋22
で開口3dが閉鎖された状態の収容容器3から金属溶湯
MLが自重によって漏出するのを防ぐことができる。
【0022】ここで、図5は、誘導加熱用コイルの形状
を考慮せずに、収容容器3の外周に中心軸Oに沿った全
域に直径dが一定の誘導加熱用コイル300を配置した
場合の収容容器3内の金属溶湯MLの状態の一例を示す
断面図である。図5に示すように、誘導加熱用コイル3
00の直径dが一定であると、金属溶湯MLに対して収
容容器3の中心軸方向に作用する電磁力Fは、たとえ
ば、図6に示すように、中心軸方向に沿って略一定の値
となる。一方、液体となった収容容器3の金属溶湯ML
に作用する液圧Pは、基準高さh0 で最大となり、収容
容器3の上側に向かうにしたがって小さくなる。したが
って、電磁力Fと液圧Pとの関係により、金属溶湯ML
は、図5に示すように、高さが高く末広がりの形状とな
ってしまい、収容容器3の下端面3eと蓋22の当接面
22sとの間から金属溶湯MLが漏出する可能性があ
り、これを阻止するためにはより強い電磁力を作用させ
る必要がある。
【0023】上記のように、誘導加熱用コイル10の形
状を適切な形状とすることにより、比較的小さな電磁力
で、蓋22により開口3dが閉鎖された状態の収容容器
3から金属溶湯MLが自重によって漏出するのを防ぐこ
とができる。また、誘導加熱用コイル10の形状だけで
なく、誘導加熱用コイル10の形状および誘導加熱用コ
イル10の収容容器3に対する配置、あるいは、誘導加
熱用コイル10の収容容器3に対する配置を適切に選択
することにより蓋22で開口3dが閉鎖された状態の収
容容器3から金属溶湯MLが自重によって漏出するのを
防ぐことができる。なお、誘導加熱用コイル10の形状
や配置を決定するには、誘導加熱用コイル10の発生す
る磁界の強さ、収容容器3内に供給される金属材料Mの
量、誘導加熱用コイル10の中心軸Oに沿った高さH等
の間の相互関係を考慮する必要がある。
【0024】ここで、収容容器3の下端面3eと蓋22
の当接面22sとの間からの金属溶湯MLの漏出を防ぐ
ことが可能な誘導加熱用コイルの他の例を図7を参照し
て説明する。図7(a)に示す誘導加熱用コイル10A
は、上記した誘導加熱用コイル10と同様に収容容器3
の外周に配置されている。また、誘導加熱用コイル10
Aは直径dが上端から下端まで全て等しく形成され、誘
導加熱用コイル10Aの下端部は、収容容器3の下端面
3eと蓋22の当接面22sとが当接する位置近傍に配
置されている。この誘導加熱用コイル10Aの中心軸O
に沿った方向の高さHは、収容容器3内の金属溶湯ML
の下方にのみ電磁力が作用するように所定の値に制限さ
れている。すなわち、誘導加熱用コイル10Aは、収容
容器3内の金属溶湯MLの量との関係で、収容容器3内
の金属溶湯MLの下側領域にのみ中心軸Oに向かう電磁
力が集中して作用するように配置されている。これによ
り金属溶湯MLの高さが抑えられ、下側領域の液圧が低
くなって比較的低い電磁力で釣り合う。このように、誘
導加熱用コイル10Aの高さHを収容容器3内の金属溶
湯MLの量との関係で制限することにより、図7(a)
に示すように、収容容器3の下端側で当該収容容器3の
内周面と金属溶湯MLとが離隔した形状とすることがで
き、収容容器3の下端面3eと蓋22の当接面22sと
の間からの金属溶湯MLの漏出を防ぐことが可能とな
る。
【0025】図7(b)に示す誘導加熱用コイル10B
は、図7(a)に示した誘導加熱用コイル10Aと同様
の形状および配置を有しているが、誘導加熱用コイル1
0Bの下端部は、収容容器3の下端面3eよりもさらに
下方に配置されている。このように、誘導加熱用コイル
10Bの下端部を収容容器3の下端面3eよりもさらに
下方に配置することにより、誘導加熱用コイル10Aと
比較して収容容器3の下端位置での中心軸Oに向かう電
磁力を高めることができる。この結果、誘導加熱用コイ
ル10Aと比較して、収容容器3の下端面3eと蓋22
の当接面22sとの間からの金属溶湯MLの漏出を一層
確実に防ぐことが可能となる。
【0026】図8は、上記した収容容器3の他の形態例
を示す図であって、(a)は正面図であり、(b)は
(a)におけるC−C線方向の断面図である。収容容器
3が鉄のような強磁性材料で形成されている場合に、上
記した誘導加熱用コイル10によって発生される磁界に
よって収容容器3の周方向に渦電流が発生し、収容容器
3が加熱される可能性が発生する。このため、図8に示
す収容容器3Aは、一部に中心軸Oに沿って、一条の切
欠3kが形成されている。この切欠3kを形成すること
により、誘導加熱の際に発生する収容容器3Aの周方向
の電流の経路が遮断され、収容容器3Aが加熱するのを
防ぐことができる。また、切欠3kには、たとえば、セ
ラミック等の絶縁部材Isが埋め込まれている。これに
より、収容容器3Aの内部に大気が侵入するのを防ぐこ
とができ、収容容器3A内を非酸化雰囲気とすることが
できる。なお、収容容器3Aの内部に大気が侵入しても
問題のない場合には、絶縁部材Isを設けない構成とす
ることも可能である。
【0027】収容容器3の加熱を防ぐ他の方法として
は、図3(a)に示す収容容器3の厚さThを調整する
ことが考えられる。収容容器3に発生する渦電流の浸透
深さδは、収容容器3の抵抗ρ〔Ω・cm〕、収容容器
3の透磁率μ、誘導加熱用コイル10に印加する電流の
周波数f〔Hz〕から所定の関係式により求めることが
できる。収容容器3の厚さThを渦電流の浸透深さδよ
りも薄くすることにより、収容容器3の加熱を防ぐこと
ができる。
【0028】上記構成の金属溶解加熱装置1において、
収容容器3内で金属材料Mを加熱、溶解し、所定の温度
にしたのちに、図9に示すように、蓋22をD1の向き
にスライドさせると、収容容器3dの開口3dから金属
溶湯MLが自重により落下し、ダイカストマシンのスリ
ーブ70に給湯口70hを通じて供給される。
【0029】以上のように、本実施形態によれば、収容
容器3内の金属材料Mを誘導加熱によって金属溶湯ML
としたとき、金属材料Mを誘導加熱するとともに、金属
溶湯MLの収容容器3の下端面3eと蓋22の当接面2
2sとの間からの漏出を阻止する力を当該金属溶湯ML
に作用させる磁界を発生可能に誘導加熱用コイル10の
形状および/または配置を決定することにより、収容容
器3の開閉機構21を何ら改変することなく、金属溶湯
MLの漏出を防止することができる。
【0030】なお、上述した実施形態では、誘導加熱用
コイル10について複数の形態を挙げて説明したが、本
発明はこれらに限定されるものではなく、上述の複数の
形態を組み合わせた形態とすることもできるし、他の形
態を採用することも可能である。
【0031】第2実施形態 図10は、本発明の第2の実施形態に係る金属溶解加熱
装置の構成を示す図である。なお、図10において、第
1の実施形態に係る金属溶解加熱装置1と同一の構成部
分については同一の符号を使用している。上述した第1
の実施形態では、本発明の金属材料供給手段として固体
状態の金属材料を供給する材料供給機構部51を例に挙
げて説明したが、本実施形態に係る金属溶解加熱装置2
00では、収容容器3に固体状態の金属材料ではなく、
液体状態の金属材料である金属溶湯MLが供給され、他
の構成部分については上述した第1の実施形態と全く同
様である。図10において、溶解炉401は、たとえ
ば、アルミニウムを溶解した金属溶湯MLを収容してい
る。通常、溶解炉401では、アルミニウムを750℃
程度までしか昇温することができない。しかしながら、
アルミニウムを、たとえば、800℃程度の非常に高温
の状態でダイカストマシンに供給したい場合もある。
【0032】このような場合に、図示しない搬送機構に
より保持されたラドル400によって溶解炉401内の
アルミニウムの金属溶湯MLを所定量汲み上げ、これを
搬送して収容容器3に供給する。収容容器3では、上述
した実施形態と同様に、アルミニウムの金属溶湯MLの
溶湯を誘導加熱により加熱し、昇温する。このように、
本実施形態の構成とすることにより、たとえば、溶解炉
401では昇温不可能な温度まで金属溶湯MLを昇温し
てダイカストマシン等の鋳造装置に供給することが可能
となる。
【0033】なお、本実施形態に係る金属溶解加熱装置
200は、上述した収容容器3、誘導加熱用コイル10
の種々の変形例を適用可能である。
【0034】第3実施形態 図11は、本発明のさらに他の実施形態に係る金属溶解
加熱装置の構成を示す図である。なお、図11におい
て、第1の実施形態に係る金属溶解加熱装置1と同一の
構成部分については同一の符号を使用している。第1お
よび第2の実施形態においては、収容容器3へ粒状の金
属材料や金属溶湯を供給する場合について説明したが、
本実施形態では収容容器3へインゴットやビレット等の
固体状態の金属を供給する場合について説明する。
【0035】図11に示す金属溶解加熱装置301は、
開閉機構21Bを有しており、この開閉機構21Bは、
蓋22Bと、この蓋22Bを矢印E1およびE2で示す
鉛直方向に昇降させる昇降用シリンダ25とを有する。
蓋22Bは、昇降用シリンダ25のピストンロッド26
と連結されているとともに、ピストンロッド26に対し
て軸27を中心に矢印R1およびR2の向きに旋回可能
となっている。
【0036】図12は、金属溶解加熱装置301におい
て収容容器3へインゴットIGを収容する前の状態を示
す図である。蓋22Bを矢印E2の向きに下降させ、水
平状態に保たれた蓋22B上にインゴットIGを載置す
る。この状態から、蓋22Bを矢印E1の向きに上昇さ
せると、図11に示したように、蓋22Bは収容容器3
の下端面3eに当接し、収容容器3の開口3dは閉鎖さ
れる。
【0037】図11に示した状態において、誘導加熱に
よりインゴットIGを加熱、溶解し、その後、図13に
示すように、蓋22Bを矢印R1の向きに旋回させて、
収容容器3の開口3dを開放することにより、金属溶湯
MLをスリーブ70内に供給する。このように、本実施
形態の金属溶解加熱装置301では、開閉機構21Bが
収容容器3の開口3dの開閉を行うとともに、インゴッ
トIGを収容容器3内に供給する金属材料供給手段の役
割を果たしている。本実施形態の金属溶解加熱装置30
1によれば、大量の金属溶湯を保持しておく必要がない
ため、ダイカストマシンへの金属溶湯の供給を安全に行
うことができ、かつ、作業環境を向上させることができ
る。なお、本実施形態に係る金属溶解加熱装置301
は、上述した収容容器3、誘導加熱用コイル10の種々
の変形例を適用可能である。
【0038】第4実施形態 図14〜図17は、本発明のさらに他の実施形態に係る
金属溶解加熱装置の構成を示す図である。上述した各実
施形態では、蓋22と収容容器3の下端面3eとの間に
隙間が形成されたとしても、収容容器3内の金属溶湯M
Lがこの隙間から漏出するのを防ぐ技術について説明し
た。一方、収容容器3内において誘導加熱により金属材
料を溶解する際には、金属の酸化を抑制する観点からは
収容容器3内の雰囲気を不活性ガス雰囲気とすることが
好ましい。しかしながら、蓋22と収容容器3の下端面
3eとの間に形成される隙間が大きいほど、雰囲気の置
換に長時間を要するとともに多くの不活性ガスを必要と
する。また、蓋22と収容容器3の下端面3eとの間に
形成される隙間が大きいと、誘導加熱によって収容容器
3内の金属材料を溶解中に、停電等の原因により誘導加
熱が停止すると、蓋22と収容容器3の下端面3eとの
間に形成される隙間から金属溶湯が漏出する可能性があ
る。このため、蓋22と収容容器3の下端面3eとの間
に形成される隙間をできる限り小さくすることが好まし
い。本実施形態では、蓋22と収容容器3の下端面3e
との間に形成される隙間を縮小させることができる構成
について説明する。
【0039】図14に示す金属溶解加熱装置500は、
開閉機構21Cのみ上述した第1の実施形態に係る金属
溶解加熱装置1と異なり、他の構成は同一である。図1
4において、開閉機構21Cは、蓋22Cと、この蓋2
2Cを軸27を中心に旋回させるアクチュエータ30と
を有する。アクチュエータ30は、たとえば、電動モー
タおよび伝達機構によって構成される。
【0040】アクチュエータ30を駆動して、蓋22C
を矢印R2の向きに旋回させると、蓋22Cの当接面2
2Csは、収容容器3の下端面3eに当接する。蓋22
Cの当接面22Csが収容容器3の下端面3eに当接し
た状態において、アクチュエータ30の出力を一定に保
って、蓋22Cの当接面22Csを収容容器3の下端面
3eに所定の力fで押しつけることにより、当接面22
Csと下端面3eとの間に形成される隙間を縮小させる
ことができる。
【0041】図15は、別の構成の開閉機構を備える金
属溶解加熱装置を示す図である。なお、図15に示す金
属溶解加熱装置501は、図14に示した金属溶解加熱
装置500と開閉機構以外の構成は同一である。また、
図14に示した金属溶解加熱装置500と同一構成部分
については同一の符号を使用している。
【0042】図15に示す開閉機構21Dは、蓋22D
と、この蓋22Dを軸27を中心に旋回させるアクチュ
エータ30と、くさび部材32と、シリンダ装置29
と、ガイド部材31とを有する。
【0043】蓋22Dは、当接面22Dsとは反対側
に、当接面22Dsに対して所定の角度で傾斜した傾斜
面22Daを備えている。
【0044】くさび部材32は、ガイド部材31によっ
て矢印D1およびD2で示す水平方向に移動可能に支持
されている。このくさび部材32は、ガイド部材31に
よって支持された面とは反対側の面に、蓋22Dの傾斜
面22Daと相対し傾斜面22Daと同じ角度で傾斜す
る傾斜面32aを備えている。
【0045】ガイド部材31は、図示しないが、収容容
器3の下方の両側に平行に配置され、収容容器3の開口
3dから排出される金属溶湯MLのスリーブ70への供
給経路を妨げないようになっている。
【0046】シリンダ装置29は、矢印D1およびD2
の向きに伸縮するピストンロッド28を備えており、こ
のピストンロッド28の先端部はくさび部材32と連結
されている。シリンダ装置29は、ピストンロッド28
を矢印D1およびD2の向きに伸縮することにより、く
さび部材32を矢印D1およびD2の向きに移動させ
る。
【0047】アクチュエータ30を駆動して、蓋22D
を矢印R2の向きに旋回させると、蓋22Dの当接面2
2Dsは、収容容器3の下端面3eに当接する。この状
態から、くさび部材32を矢印D1の方向に移動させて
いくと、くさび部材32の傾斜面32aと蓋22Dの傾
斜面22Daとは当接する。さらに、くさび部材32を
矢印D1の方向に前進させ、くさび部材32を力f2で
押圧する。くさび部材32を押圧する力f2は、蓋22
Dを収容容器3の下端面3eに向けて押しつける力f3
に変換される。このとき、力f3は、くさび効果によっ
て力f2よりも増幅されている。これにより、大きな力
で蓋22Dを収容容器3の下端面3eに向けて押しつけ
ることができ、当接面22Dsと下端面3eとの間に形
成される隙間を縮小させることができる。すなわち、図
14に示した開閉機構の構成では、アクチュエータ30
に大きな力を発生させる必要があるが、本例では、シリ
ンダ装置29の出力をくさび効果によって大きな力に変
換することができるため、アクチュエータ30に大きな
力を発生させる必要がない。
【0048】図16は、さらに別の開閉機構を有する金
属溶解加熱装置を示す図である。なお、図16に示す金
属溶解加熱装置502は、図14に示した金属溶解加熱
装置500と開閉機構以外の構成は同一である。図16
に示す開閉機構21Eは、蓋22Eと、シリンダ装置2
3と、ガイド部材35とを有する。
【0049】蓋22Eは、ガイド部材35によって矢印
D1およびD2で示す水平方向に移動可能に支持されて
いる。蓋22Eの当接面22Esは、収容容器3の中心
軸Oに直交しておらず、中心軸Oに直交する平面に対し
て所定角度で傾斜している。
【0050】一方、収容容器3の下端面3eは、収容容
器3の中心軸Oに直交しておらず、中心軸Oに直交する
平面に対して所定角度で傾斜している。
【0051】シリンダ装置23は、ピストンロッド24
を矢印D1およびD2の向きに伸縮することにより、蓋
22を矢印D1およびD2の向きに移動させる。
【0052】ガイド部材35は、図示しないが、収容容
器3の下方の両側に平行に配置され、収容容器3の開口
3dから排出される金属溶湯MLのスリーブ70への供
給経路を妨げないようになっている。
【0053】シリンダ装置23によって、蓋22Eを矢
印D2の向きに移動させると、蓋22Eの当接面22E
sは収容容器3の下端面3eに当接し、収容容器3の開
口3dが蓋22Eによって閉じられる。この状態からさ
らに、蓋22Eを矢印D2の向きに力f2で押圧する
と、下端面3eと当接面22Esとのくさび効果によ
り、力f2が蓋22Eを収容容器3の下端面3eに向け
て押しつける力f3に変換される。力f3は力f2より
も増幅されている。これにより、大きな力で蓋22Eを
収容容器3の下端面3eに向けて押しつけることがで
き、当接面22Esと下端面3eとの間に形成される隙
間を縮小させることができる。
【0054】本例では、収容容器3の開口3dに対して
蓋22Eを開閉するアクチュエータであるシリンダ装置
23の駆動力を利用して、当接面22Esと下端面3e
との間に形成される隙間を縮小させるため、蓋22Eを
収容容器3に向けて押圧するためのアクチュエータを別
に設ける必要がない。
【0055】図17は、さらに別の構成の開閉機構を有
する金属溶解加熱装置を示す図である。なお、図17に
示す金属溶解加熱装置503は、図14に示した金属溶
解加熱装置500と開閉機構以外の構成は同一である。
図17に示す開閉機構21Fは、蓋22Fと、シリンダ
装置38とを有する。シリンダ装置38は、矢印G1お
よびG2の向きに伸縮するピストンロッド39を備えて
おり、このピストンロッド39の先端部は蓋22Fに固
定されている。ピストンロッド39の伸縮方向G1およ
びG2は、収容容器3の下端面3eに平行となっておら
ず、下端面3eに対して所定角度θで傾斜している。
【0056】蓋22Fは、当接面22Fsが収容容器3
の下端面3eに平行となるように、ピストンロッド39
に固定されている。
【0057】ピストンロッド39を伸ばして、蓋22F
の当接面22Fsを収容容器3の下端面3eに当接さ
せ、さらに当接面22Fsを下端面3eに押しつける
と、くさび効果により、蓋22Fはシリンダ装置38の
出力よりも大きな力で収容容器3の下端面3eに押しつ
けられる。
【0058】なお、図14〜図17に示した金属溶解加
熱装置500〜503は、金属材料供給手段として材料
供給機構51を備える場合について説明したが、金属溶
解加熱装置500〜503に第2の実施形態において説
明した金属材料供給手段を適用することも可能である。
また、本実施形態に係る金属溶解加熱装置500〜50
3は、上述した収容容器3および誘導加熱用コイル10
の種々の変形例を適用可能である。
【0059】第5実施形態 図18は、本発明のさらに他の実施形態に係る金属溶解
加熱装置の構成を示す断面図である。なお、図18にお
いて、上述した実施形態と同一の構成部分については同
一の符号を使用している。また、収容容器3および誘導
加熱用コイル10の構成については、上述した実施形態
と同様である。
【0060】上述した各実施形態に係る金属溶解加熱装
置において、蓋22には誘導加熱用コイル10の発生す
る磁束が通過する。蓋22の形成材料が、たとえば、鉄
等の強磁性材料の場合には、磁束の通過によって蓋22
に渦電流が発生し、蓋22が加熱される。すなわち、誘
導加熱に用いられるエネルギーの一部が蓋22の加熱に
用いられるため、エネルギーロスとなる。また、蓋22
の渦電流による加熱が継続すると、蓋22の温度が上昇
しすぎて破損する可能性もある。本実施形態では、蓋2
2によるエネルギーロスを防ぎ、蓋22の加熱を防ぐこ
とができる構成について説明する。
【0061】図18において、開閉機構21Gは、接触
部材601と、弾性部材602と、フランジ部材603
と、筒状部材604と、アクチュエータ610とを有す
る。接触部材601、弾性部材602、フランジ部材6
03および筒状部材604によって本発明の蓋が構成さ
れている。
【0062】アクチュエータ610は、保持部材605
を矢印R1およびR2の向きに旋回させる。
【0063】接触部材601は、収容容器3内の金属溶
湯MLに直接触れる位置に配置される円板状の部材であ
る。この接触部材601の外周面は、所定角度で傾斜す
るテーパ面601tとなっている。
【0064】筒状部材604は、円筒状の部材からな
り、上端側の内周面が接触部材601のテーパ面601
tを支持するためのテーパ面604tとなっている。こ
の筒状部材604は、保持部材605に形成された円形
孔605aに外周が嵌合している。
【0065】フランジ部材603は、筒状部材604の
内周に挿入された突出部603aを備え、外周部がボル
ト608によって保持部材605に締結されている。こ
のフランジ部材603の突出部603aの上面は、弾性
部材602を介して接触部材601の下面側を支持する
支持面603bとなっている。
【0066】弾性部材602は、円形状の部材からな
り、接触部材601の下面とフランジ部材603の支持
面603bとの間に挟み込まれている。この弾性部材6
02は、接触部材601の下面とフランジ部材603の
支持面603bとによって圧縮する力が作用した場合に
は、弾性変形可能な材料で形成されている。具体的に
は、バルクファイバペーパ等で形成されている。
【0067】保持部材605は、筒状部材604が嵌め
込まれた円形孔605aの外周で誘導加熱用コイル10
の発生する磁界によって生じる誘導電流の電流経路を遮
断するように図示しない切欠が形成されている。
【0068】本実施形態では、誘導加熱の際の渦電流に
よる蓋の加熱を防ぐために、蓋の材料を鉄のような強磁
性体ではなく、オーステナイト系ステンレス鋼や銅等の
強磁性体ではない金属あるいはセラミックのような絶縁
体(これらを非強磁性体とする)の材料で形成する。具
体的には、保持部材605の形成材料を、たとえば、銅
とし、接触部材601、フランジ部材603および筒状
部材604の形成材料を、たとえば、セラミック材料と
する。
【0069】また、接触部材601は、金属溶湯MLに
直接触れるため、短時間で大きな熱量が伝達される。こ
のため、接触部材601を、特に、高温で安定、かつ、
熱衝撃に対して強靱な材料で形成する。具体的には、た
とえば、窒化珪素(Si3 4 )、サイアロン(Si3
4 −Al23 )、窒化ホウ素(BN)、チタン酸ア
ルミニウム(TiO2 −Al23 )等のセラミック材
料が挙げられる。
【0070】さらに、接触部材601は、当該接触部材
601の内部で温度差が大きくなると熱応力によって破
損する可能性があるため、接触部材601の熱容量をで
きるだけ小さくすることが好ましい。このため、接触部
材601は板状とし、厚さを、当該接触部材601の形
成材料の熱伝導率と熱による内部応力に対する靱性を考
慮して決定する。具体的には、アルミニウムやマグネシ
ウム等の金属を溶解し、セラミック材料を接触部材60
1の形成材料に用いた場合、アルミニウムやマグネシウ
ムの溶解温度は約700℃であることを考慮すると、接
触部材601の厚さは約3〜8mm程度が好ましい。こ
れを超える厚さであると、接触部材601の金属溶湯M
Lと接触する側の面と、これと反対側の面との間で大き
な温度差が生じ、接触部材601の表面に沿った方向に
亀裂が発生して使用することができない。また、あまり
薄いと強度的に割れ易いため、上記のように3mm以上
であることが好ましい。
【0071】上記構成の金属溶解加熱装置600におい
て、収容容器3内で誘導加熱により金属材料を溶解する
と、接触部材601は金属溶湯MLに直接触れるため非
常に高温となり、熱膨張する。接触部材601の半径方
向の熱膨張は、接触部材601が当該接触部材601の
テーパ面601tと筒状部材604のテーパ面604t
との相互作用によって下方に移動し、弾性部材602を
押しつぶすことによって吸収される。接触部材601の
厚さ方向の熱膨張は、当該接触部材601が弾性部材6
02をそのまま押しつぶすことによって吸収される。し
たがって、接触部材601が熱応力によって破損しにく
くなる。
【0072】以上のように、本実施形態に係る金属溶解
加熱装置600によれば、加熱の不要な蓋の材料を適切
に選択することにより、誘導加熱の際のエネルギーロス
を抑制することができるとともに、蓋の加熱を抑制で
き、蓋の寿命を延ばすことができる。また、蓋を複数の
部材で構成し、特に、金属溶湯MLに直接触れる部分を
接触部材601で構成し、かつ、この接触部材601の
熱膨張を吸収可能な構造とすることにより、最も破損の
可能性の高い接触部材601の寿命を大幅に延ばすこと
が可能となる。
【0073】なお、本実施形態では、収容容器3、接触
部材601、筒状部材604、フランジ部材603およ
び弾性部材602の水平方向の断面形状は円形とした
が、これらの部材の水平方向の断面形状を任意の形状
(たとえば、四角形)とし、接触部材601と筒状部材
604とが接触する面に勾配を付ける構成としてもよ
い。また、本実施形態では、接触部材601の熱膨張を
吸収するのに、弾性部材602を用いた。しかし、接触
部材601にセラミック材料を用いた場合、熱膨張率は
それほど大きくないため、弾性部材602を用いずに、
フランジ部材603の形成材料として用いるセラミック
材料に接触部材601の膨張を吸収可能な材料を選択し
てもよい。
【0074】また、本実施形態に係る金属溶解加熱装置
600は、金属材料を収容容器に供給する金属材料供給
手段を備えていないが、金属溶解加熱装置600に、た
とえば、第1〜第3の実施形態で説明したような金属材
料供給手段を適用した金属溶解加熱装置とすることも可
能である。また、本実施形態に係る金属溶解加熱装置6
00に対して上述した収容容器3、誘導加熱用コイル1
0の種々の変形例を適用可能である。さらに、本実施形
態に係る金属溶解加熱装置600の蓋を第4の実施形態
で説明した技術を適用して収容容器3の下端面に押しつ
ける構成とすることも可能である。
【0075】以上、種々の実施形態を挙げて本発明の金
属溶解加熱装置を説明したが、本発明は上述した実施形
態に限定されない。上述した実施形態では、本発明の金
属溶解加熱装置から金属溶湯の供給を受ける鋳造装置と
してダイカストマシンを例に挙げて説明したが、これに
限定されない。たとえば、砂型鋳造や重力金型鋳造等の
他の鋳造方法を用いる鋳造装置にも適用可能である。ま
た、上述した実施形態の金属溶解加熱装置が加熱、溶解
する金属材料は、主としてアルミニウムの場合について
説明したが、収容容器内を不活性ガス雰囲気とすること
により、マグネシウムや、チタンで代表される高融点金
属等の加熱、溶解も可能である。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、必要量の金属材料を容
器内で加熱、溶解して金属溶湯とし、この金属溶湯を容
器の開閉により鋳造装置等に供給することができるとと
もに、容器の開閉箇所からの金属溶湯の漏出がない金属
溶解加熱装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る金属溶解加熱装置の
断面図である。
【図2】鋳造装置としてのダイカストマシンの一例の要
部構成を示す断面図である。
【図3】収容容器3および誘導加熱用コイル10の構造
を示す図である。
【図4】金属溶湯MLに流れる誘導電流と誘導加熱用コ
イル10の発生する磁界との電磁誘導作用によって金属
溶湯MLに作用する電磁力Fと金属溶湯MLの液圧Pと
を示すグラフである。
【図5】誘導加熱用コイルの形状を考慮せずに、収容容
器3の外周に中心軸Oに沿った全域に直径dが一定の誘
導加熱用コイル300を配置した場合の収容容器3内の
金属溶湯MLの状態の一例を示す断面図である。
【図6】図5に示す誘導加熱用コイルの場合の金属溶湯
MLに作用する電磁力Fと金属溶湯MLの液圧Pとを示
すグラフである。
【図7】本発明の一実施形態に係る誘導加熱用コイルの
他の例を示す断面図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る収容容器3の他の形
態例を示す図である。
【図9】収容容器3dの開口3dから金属溶湯MLを自
重により落下させてスリーブ70に供給する様子を示す
断面図である。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る金属溶解加熱
装置の構成を示す図である。
【図11】本発明の第3の実施形態に係る金属溶解加熱
装置の構成を示す図である。
【図12】金属溶解加熱装置301において収容容器3
へインゴットIGを収容する前の状態を示す図である。
【図13】金属溶解加熱装置301において金属溶湯M
Lをスリーブ70内に供給する手順を説明するための図
である。
【図14】本発明の第4の実施形態に係る金属溶解加熱
装置の構成を示す図である。
【図15】別の開閉機構を有する金属溶解加熱装置を示
す図である。
【図16】さらに別の開閉機構を有する金属溶解加熱装
置を示す図である。
【図17】さらに別の開閉機構を有する金属溶解加熱装
置を示す図である。
【図18】本発明の第5の実施形態に係る金属溶解加熱
装置の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1,200,301,500〜503,600…金属溶
解加熱装置 2…溶解加熱部 3…収容容器 3a…収容部 3d…開口 3e…下端面 10…誘導加熱用コイル 22…蓋 23…シリンダ装置 51…材料供給機構部 60…ダイカストマシン 70…スリーブ M…金属材料 ML…金属溶湯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K059 AA08 AB16 AB27 AC76 AD10 AD34 4E014 AA01 4K001 AA02 AA27 AA38 BA23 FA14

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体状態の金属材料を加熱、溶解し、ある
    いは、溶解された金属材料を加熱する金属溶解加熱装置
    であって、 底部に開口を有し、金属材料を収容する収容容器と、 前記開口を閉塞する蓋と、 前記蓋を前記収容容器に対して移動させ、前記開口を開
    閉する駆動手段と、 前記収容容器内の金属材料への電流の誘導により当該金
    属材料を加熱し、かつ前記収容容器内の溶解金属の前記
    開口と前記蓋との間からの漏出を阻止する力を当該溶解
    金属に作用させる磁界を発生する誘導加熱用コイルとを
    有する金属溶解加熱装置。
  2. 【請求項2】前記収容容器は、筒状体で構成され、 前記蓋は、前記筒状体の下端面に当接する当接面を備え
    ており、 前記誘導加熱用コイルは、前記筒状体の周囲に当該筒状
    体の中心軸と同心上に配置され、かつ、前記筒状体の下
    端面と前記蓋の当接面との間からの前記溶解金属の漏出
    を阻止する力を前記溶解金属に作用させる磁界を発生す
    る配置および/または形状を有する請求項1に記載の金
    属溶解加熱装置。
  3. 【請求項3】前記筒状体は、非強磁性体で形成されてい
    る請求項2に記載の金属溶解加熱装置。
  4. 【請求項4】前記筒状体の厚さは、前記誘導加熱手段に
    より当該筒状体に発生する渦電流の浸透深さよりも薄い
    請求項2または3に記載の金属溶解加熱装置。
  5. 【請求項5】前記筒状体は、前記誘導加熱手段により当
    該筒状体に発生する渦電流の経路を遮断するための切欠
    部を備える請求項2〜4のいずれかに記載の金属溶解加
    熱装置。
  6. 【請求項6】前記切欠部に絶縁体が設けられている請求
    項5に記載の金属溶解加熱装置。
  7. 【請求項7】前記筒状体は、絶縁体で形成されている請
    求項2または3に記載の金属溶解加熱装置。
  8. 【請求項8】前記開口は、鋳造装置の給湯口に溶解金属
    を供給する位置に配置されている請求項1〜7のいずれ
    かに記載の金属溶解加熱装置。
  9. 【請求項9】前記収容容器に金属材料を供給する金属材
    料供給手段をさらに有する請求項1〜8のいずれかに記
    載の金属溶解加熱装置。
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