JP2003320190A - ミシンの針糸繰り装置 - Google Patents

ミシンの針糸繰り装置

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勝彦 岩井
Tadanori Inoue
忠徳 井上
Kaname Kusazumi
要 草積
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常一般的な生地はもとより、マイクロファ
イバー地のような柔軟かつ伸縮性に富んだ素材生地を縫
製対象とする場合でも、縫製不良やかまぼこ状盛り上が
り等の品質低下を招くことなく、良好な縫製が行えるよ
うにする。 【解決手段】 針棒3及び針5の上下往復運動に同期連
動して上下方向に往復揺動運動可能で、糸調子器から繰
り出され、かつ、定置針糸道13を通過して供給される
針糸9を針5に向けて下降案内するようにミシンアーム
部1に設けられている可動針糸繰り部材8に、その先端
部に形成の第1の針糸繰り孔8Aと長手方向の略中間部
に形成の第2の針糸繰り孔8Bとの間に亘る針糸部分9
aを下方へほぼV字形状に屈曲させた状態で繰り出し案
内する第3の針糸繰り孔8Cを有する針糸案内部8aが
設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として多本針偏
平縫いミシンに適用される針糸繰り装置に関し、詳しく
は、ミシンアーム部の左右略中間位置に、該ミシンアー
ム部の左端部に上下方向に往復運動可能に支持されてい
る針棒の上下往復運動に同期連動して上下方向に往復揺
動運動する可動針糸繰り部材が設けられており、糸調子
器から繰り出された後、定置針糸道を通過して供給され
る針糸を可動針糸繰り部材の往復揺動運動により繰り出
し制御して針棒の下端に取り付けられている針に向けて
下降案内するように構成されているミシンの針糸繰り装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のミシンの針糸繰り装置におい
て、縫製生地の厚みや使用する針糸の太さや伸縮性等に
かかわらず常に良好な縫い調子を維持するための手段と
して、従来一般には、可動針糸繰り部材の上下往復揺動
運動量(ストローク)又は該運動量及び定置針糸道にお
ける糸孔の上下位置の可変機構を設け、この可変機構を
縫製生地の厚み等に応じて変更操作することにより、針
糸供給経路長さを増減して針糸の繰出し量を制御するよ
うに構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の針糸繰り装
置では、可変機構による針糸繰出し量の調整により、縫
製生地の厚みや針糸の太さ、伸縮性等の変化にかかわら
ず常に適正、良好な糸調子、縫い調子を維持することが
可能であり、比較的組織が硬く、かつ、伸縮性も低い通
常一般的な生地を縫製対象とする場合は、針糸に緩みが
発生せず、適正な締まり具合を持つ仕上がりのよい縫製
品が得られる。
【0004】しかしながら、近年多用化の傾向にあるマ
イクロファイバー地等のように、組織が非常に柔らか
く、かつ、伸縮性に富んだ素材からなる生地を縫製対象
とする場合に上記した従来の針糸繰り装置をそのまま用
いると、緩みがない緊張状態の針糸とルーパ糸で形成さ
れる縫い目が針板の爪に巻き付いて爪から抜け出しにく
くなり、生地送りに支障を生じて縫製不良を招きやすい
だけでなく、仮に、縫い目が爪から抜けたとしても、針
が生地を貫通して下死点に至るとき緊張状態にある針糸
が生地を下方へ押し込み、かつ、針が下死点から生地を
貫通して上死点に向けて上昇するとき針糸及びその針糸
ループに貫通し絡んでいるルーパ糸が生地を引き上げる
現象を呈して縫製箇所の生地部分を過剰に強く締め付け
ることになり、その結果、縫製箇所の生地部分がかまぼ
こ状に盛り上がり、縫製品質の低下を生じるという問題
があった。
【0005】すなわち、従来の針糸繰り装置が備えてい
る可変機構は、あくまでも通常一般的な生地を縫製対象
とする場合の糸調子、縫い調子を維持することができる
範囲で針糸の繰出し量を調整可能としたものに過ぎず、
上記マイクロファイバー地等のように組織が非常に柔ら
かく、かつ、伸縮性に富んだ素材からなる生地を縫製対
象とする場合に生じる上述のような縫製不良やかまぼこ
状の盛り上がりによる縫製品質の低下を回避するに十分
な範囲で針糸の繰出し量を制御することができないもの
であった。
【0006】本発明は上記の実情に鑑みてなされたもの
で、通常一般的な生地を縫製対象とする場合に適正な締
まり具合を持たせることができるだけでなく、マイクロ
ファイバー地のように組織が非常に柔らかく、かつ、伸
縮性に富んだ素材生地を縫製対象とする場合でも、糸調
子を縫いむらの生じない適切なものに保ちつつ生地送り
の支障に起因する縫製不良や過剰締付けに起因する縫製
品質の低下を生じないように針糸の繰出し量を適正に制
御することができるミシンの針糸繰り装置を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るミシンの針糸繰り装置は、左端部に針
棒を上下方向に往復運動可能に支持しているミシンアー
ム部の左右略中間位置の前面部に、針棒の上下往復運動
に同期連動して上下方向に往復揺動運動する可動針糸繰
り部材が設けられており、この可動針糸繰り部材の先端
部及び長手方向の略中間部には、糸調子器から繰り出さ
れ、かつ、定置針糸道を通過して供給される針糸を針棒
の下端に取り付けられている針に向けて下降案内する第
1の針糸繰り孔及び第2の針糸繰り孔が形成されている
ミシンの針糸繰り装置であって、上記可動針糸繰り部材
における第1の針糸繰り孔と第2の針糸繰り孔との間に
は、これら両針糸繰り孔間に亘る針糸部分を下方へ屈曲
させた状態で繰り出し案内する第3の針糸繰り孔を有す
る針糸案内部が設けられていることを特徴とするもので
ある。
【0008】上記構成の本発明によれば、定置針糸道を
通過して供給される針糸を可動針糸繰り部材に形成され
ている第1乃至第3の針糸繰り孔に順次通して針に向け
て下降案内させることにより、該可動針糸繰り部材の第
1乃至第3の針糸繰り孔に通し保持される針糸部分の全
長を長くし、かつ、その長い針糸部分の途中を下向きに
屈曲させることで、糸調子器により針糸に付与される繰
り出し摩擦抵抗を糸調子にむらの生じない適切な値に保
ちつつ、可動針糸繰り部材が上方から下方へ揺動運動す
る時、糸調子器により付与された摩擦抵抗に抗しての針
糸繰出し力を強めて針糸繰出し量を下方ほど漸次大きく
することが可能である。
【0009】このように可動針糸繰り部材による針糸の
繰出し量が下方ほど漸次大きくなることによって、比較
的組織が硬く、かつ、伸縮性の低い通常一般的な生地を
縫製対象とする場合、従来と同様に可変機構を介して針
糸の繰出し量を調整して用いることにより、針糸に緩み
を発生しない適正な締まり具合を持たせて所定どおりの
縫製を行えるものでありながら、マイクロファイバー地
のように、組織が非常に柔らかく、かつ、伸縮性に富ん
だ素材からなる生地を縫製対象とする場合、針が生地を
貫通して下死点に至るときの針糸部分及び針が下死点か
ら生地を貫通して上死点に向けて上昇するときの針糸部
分を強く緊張させないで少しの緩みを持たせることが可
能となり、生地送り時に針板の爪に巻き付いている縫い
目を爪からスムーズに抜け出させるとともに、針が生地
を上方から貫通するときに針糸が貫通箇所の生地部分を
下方へ押し込んだり、針が生地を下方から貫通するとき
に針糸およびそれに絡んだルーパ糸が貫通箇所の生地を
引き上げたりすることによる過剰締め付けを無くして生
地の縫製箇所がかまぼこ状に盛り上がるなどの縫製品質
の低下を回避することができる。
【0010】上記構成の本発明に係るミシンの針糸繰り
装置においては、可動針糸繰り部材に第3の針糸繰り孔
を有する針糸案内部を設けることにより、通常一般的な
生地からマイクロファイバー地のような柔軟かつ良伸縮
性の生地まで生地の種類を問わず常に適正な縫製が行え
るように針糸の繰出し量制御範囲を大きく確保させてい
るので、これと同等な大きさの繰出し量制御範囲を確保
するために、ミシンアーム部の上壁部よりも上方にまで
針棒を突出させて、その突出した針棒の上端部に針糸道
を設ける必要がなくなる。このことに着目して、請求項
2に記載のように、針棒の上下往復運動範囲をミシンア
ーム部の上壁部分から上方へは突出しない範囲に設定す
ることによって、針棒長さの短縮化及び軽量化により縫
製の高速化が容易になるとともに、ミシンアーム部の密
閉化により油漏れや塵埃の侵入防止を図ることができ
る。
【0011】なお、針棒の上下運動範囲は、その上端部
に針糸道を設ける必要がなくても、その上限をミシンア
ーム部の上壁部分よりも上方へ突出する範囲に設定して
もよい。この場合は、長時間に亘る縫製に伴う摺動熱を
針棒の上端部から大気中に放出させるといった放熱機能
を発揮させて針棒や針が異常高温になったり、ミシンア
ーム部内に熱が籠もることによる縫製作業の不具合の発
生を防止することができる。
【0012】また、上記構成の本発明に係るミシンの針
糸繰り装置において、請求項3に記載のように、可動針
糸繰り部材における針糸案内部を、それに形成された第
3の針糸繰り孔の位置を上下に調節可能とするように上
下に位置変更固定自在に構成することが望ましい。この
場合は、針糸案内部の上下位置を変更することで、可動
針糸繰り部材の上下往復揺動運動に伴う繰出し量の制御
範囲を一層大きくすることができる。
【0013】また、上記構成の本発明に係るミシンの針
糸繰り装置において、請求項4に記載のように、上記可
動針糸繰り部材を、針棒が上死点にある時に第1の針糸
繰り孔から第2及び第3の針糸繰り孔を経て針棒下端の
針に至るまでの間の針糸長さよりも針棒が下死点にある
時に第1の針糸繰り孔から第2及び第3の針糸繰り孔を
経て針棒下端の針に至るまでの針糸長さが長くなるよう
な上下揺動運動範囲に設定することによって、マイクロ
ファイバー地のように、組織が非常に柔らかく、かつ、
伸縮性に富んだ素材からなる生地を縫製対象とする場
合、可変機構を利用して針糸の繰出し量を調整しなくて
も、針が生地を貫通して下死点に至るときの針糸部分及
び針が下死点から生地を貫通して上死点に向けて上昇す
るときの針糸部分を強く緊張させないで緩みを持たせて
生地送り時の縫い目の爪からの抜け出しをスムーズにす
るとともに、針糸およびルーパ糸の過剰締め付けを無く
して生地の縫製箇所がかまぼこ状に盛り上がるなどの縫
製品質の低下を確実に回避することができる。
【0014】さらに、上記構成の本発明に係るミシンの
針糸繰り装置において、請求項5に記載のように、上記
可動針糸繰り部材先端の第1の針糸繰り孔と針との間に
亘る針糸供給経路の途中位置に、該可動針糸繰り部材が
下方へ揺動した状態でのみ第1の針糸繰り孔と第3の針
糸繰り孔との間に位置する針糸部分を上方への屈曲姿勢
に受け止める針糸受けを設けることにより、針が下死点
付近にある時の針糸の緩み代を大きくとれてマイクロフ
ァイバー地のような柔軟かつ伸縮性に富んだ生地を縫製
対象とする時の縫製品質の低下を一層確実に防止するこ
とができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。図1は本発明を適用した3本針
偏平縫いミシンの全体正面図、図2は針糸繰り装置の主
要部の構成を示す斜視図、図3は図2の要部の拡大正面
図である。これら各図において、1はミシンアーム部、
2はミシンベッド部で、ミシンアーム部1の左端部には
該ミシンアーム部1内に挿通支持されている駆動主軸
(図示省略する)に周知のクランク機構を介して連動し
て上下方向に往復運動可能な針棒3が支持されていると
ともに、この針棒3に隣接して生地押え機構(周知であ
るたため、詳細な説明は省略する)が設けられている。
【0016】上記針棒3の下端部には針止め4を介して
3本の針5が取り付けられているとともに、この針棒3
の上下往復運動範囲は該針棒3が上死点にまで上昇運動
した状態においてもその上端部がミシンアーム部1の左
端部の上壁部分1Aから上方へ突出しない範囲に設定さ
れている。また、ミシンベッド部2の左端部には針板及
びルーパや生地送り機構等の縫いを構成する部品(周知
であるため、詳細な説明は省略する)が収容されてい
る。
【0017】上記ミシンアーム部1の左右略中間位置の
前面部には、上記駆動主軸に連動する針糸繰り軸6の正
逆駆動回転により針糸繰り台7を介して針棒3の上下往
復運動に同期して該針糸繰り軸6を支点とする上下方向
(矢印u−d方向)に往復揺動運動する可動針糸繰り部
材8が設けられている。この可動針糸繰り部材8の右側
のミシンアーム部1の前面部には、3本の針糸9及び1
本のルーパ糸10に繰り出し摩擦抵抗を付与して糸テン
ションを個別に調整可能な4つの糸調子器11から繰り
出し案内される4本の糸のうち、3本の針糸9を集合状
態で通過させてそれら針糸9に潤滑油を塗布する針糸給
油装置12に一体装備された定置針糸道13と、この定
置針糸道13を通過後の3本の針糸9を個別に挿通可能
で定置針糸道13に固定連設された糸道取付台14に長
孔15とねじ16を介して上下方向(矢印u1−d1方
向)に個別に位置変更固定自在に構成された3つの可変
針糸道17が配置されている。
【0018】上記可動針糸繰り部材8の先(左)端部及
び長手方向の略中間部には、糸調子器11から繰り出さ
れ、かつ、定置針糸道13及び可変針糸道17を通過し
て供給案内される3本の針糸9を、ミシンアーム部1の
左端部の上下略中間位置に固定された針糸繰りガイド1
8に形成の針糸孔18aを通して3本の針5に向けて下
降案内する3つづつの第1及び第2の針糸繰り孔8A及
び8Bがそれぞれ同一高さ位置に並べて形成されている
とともに、これら第1の針糸繰り孔8Aと第2の針糸繰
り孔8Bとの間の可動針糸繰り部材8部分には、それら
両針糸繰り孔8A,8B間に亘る針糸部分9aを下方へ
向けて左右ほぼ対称のV字形状に屈曲させた状態で繰り
出し案内する3つの第3の針糸繰り孔8Cを上下に位置
をずらせて形成した針糸案内部8aが一体に連設されて
いる。
【0019】また、上記可動針糸繰り部材8先端の第1
の針糸繰り孔8Aと針糸繰りガイド18の針糸孔18a
との間に亘る針糸供給経路の途中位置には、図2に示す
ように、可動針糸繰り部材8が下方(d方向)に揺動し
た状態でのみ第1の針糸繰り孔8Aと第3の針糸繰り孔
8Cとの間に位置する3本の針糸部分9bを各別に上方
への屈曲姿勢に受け止める3つの糸受け部19aを持つ
針糸受け19が針糸繰りガイド18の上端部分に長孔2
0とねじ21を介して上下に位置変更固定可能に設けら
れている。この針糸受け19の3つの糸受け部19a
は、図4に明示するように、右側(ルーパの針糸ループ
への進入が最も早い側)が最も高く、中間、左側の順番
に低くなるような段差を付けて形成されている。
【0020】上記のような構成の針糸繰り装置を備えた
3本針偏平縫いミシンを用いて通常一般的な生地を縫製
する場合は、縫製生地の厚みや針糸9の太さ、伸縮性等
に応じて予め可変針糸道17を上下方向(u1−d1方
向)に位置調整して針糸供給経路の長さを3本の針糸9
の繰り出し量が適正になるように、すなわち、針棒3が
上死点に上昇している時における針糸供給経路の長さと
針棒3が下死点に下降している時における針糸供給経路
の長さとがほぼ等しくなるように調整して用いることに
よって、糸調子器11による繰出し摩擦抵抗を適正な糸
調子が維持されるように調整された後に繰り出し案内さ
れる3本の針糸9が、定置針糸道13→可変針糸道17
→可動針糸繰り部材8の第2の針糸繰り孔8B→第3の
針糸繰り孔8C→第1の針糸繰り孔8A→針糸繰りガイ
ド18の針糸孔18aの順に通されて3本の針5に向け
て下降案内される。
【0021】この状態で針棒3及び針5が上下に往復駆
動運動されると、これに同期して可動針糸繰り部材8が
針糸繰り軸6を中心として上下方向(矢印u−d方向)
に往復揺動運動し、糸調子器11による糸調子及び縫い
調子を良好に維持しつつ3本の針糸9に緩みや過剰張力
を加えないように針糸9の繰り出し量が適正に制御さ
れ、縫製生地の厚み等にかかわらず所定どおりの縫製を
行なうことができる。
【0022】一方、マイクロファイバー地のように、組
織が非常に柔らかく、かつ、伸縮性に富んだ素材からな
る生地を縫製する場合、定置針糸道13及び可変針糸道
17を通過して供給される針糸9は可動針糸繰り部材8
に形成されている第2の針糸繰り孔8B、第3の針糸繰
り孔8C及び第1の針糸繰り孔8Aに順次通され針糸繰
りガイド18の針糸孔18aを経て針5に向けて下降案
内されるために、該可動針糸繰り部材8に保持されてい
る針糸9部分の全長は長く、かつ、その長い針糸9部分
の途中が第3の針糸繰り孔8Cを介してほぼV字状で下
向きに屈曲されているので、糸調子器11により針糸9
に付与される繰出し摩擦抵抗を糸調子に縫いむらの生じ
ない適切な値に保ちつつも、可動針糸繰り部材8が針棒
3及び針5の下降移動に連動して図5に示す上昇位置か
ら図6に示す下降位置へ揺動運動する時、可変針糸道
17から可動針糸繰り部材8先端の第1の針糸繰り孔8
Aまでの距離Lが下方ほど漸次大きくなること、第2
の針糸繰り孔8Bから第3の針糸繰り孔8Cへ向かう針
糸部分9aが次第に下向きに姿勢変化して糸調子器11
により付与された繰出し摩擦抵抗に抗しての針糸繰出し
力fが下方ほど漸次強くなること、並びに、可動針糸
繰り部材8が図6の下降位置よりも少し上方位置にまで
揺動した時点で第3の針糸繰り孔3Cと第1の針糸繰り
孔3Aとの間の針糸部分9bが針糸受け19の糸受け部
19aに受け止められ、この状態から可動針糸繰り部材
8が図6の下降位置まで揺動することに伴い受け止めら
れた針糸部分9bが上方への屈曲姿勢に変化して糸調子
器11による繰出し摩擦抵抗に抗しての針糸繰出し力f
がさらに強まることによって、針糸繰出し量が下方ほど
漸次大きくなる。
【0023】このように可動針糸繰り部材8による針糸
9の繰出し量が下方ほど漸次大きくなるために、マイク
ロファイバー地のように、組織が非常に柔らかく、か
つ、伸縮性に富んだ素材からなる生地を縫製対象とする
場合でも、針5が生地を貫通して下死点に至るときの針
糸部分及び針5が下死点から生地を貫通して上死点に向
けて上昇するときの針糸部分を強く緊張させないで少し
の緩みを持たせることが可能となり、生地送り時に針板
の爪に巻き付いている縫い目を爪からスムーズに抜け出
させることができるとともに、針5が生地を上方から貫
通するときに針糸が貫通箇所の生地部分を下方へ押し込
んだり、針5が生地を下方から貫通するときに針糸およ
びそれに絡んだルーパ糸が貫通箇所の生地を引き上げた
りすることによる過剰締め付けを無くして生地の縫製箇
所がかまぼこ状に盛り上がるなどの縫製品質の低下を回
避することができる。
【0024】また、上記可動針糸繰り部材8先端の第1
の針糸繰り孔8Aと針糸繰りガイド18の針糸孔18a
との間に亘る針糸供給経路の途中位置に設けられている
針糸受け19の3つの糸受け部19aは、図4に明示す
るように、右側(ルーパの針糸ループへの進入が最も早
い側)が最も高く、中間、左側の順番に低くなるような
段差を付けて形成されているので、生地の下方に形成さ
れる3本の針糸ループに対するルーパの進入タイミング
が左側ループほど遅くても、可動針糸繰り部材8が下降
位置に達したときの3本の針糸9の緩み代をほぼ均等に
保つことが可能で、マイクロファイバー地等のような柔
軟組織生地を縫製する時、縫製箇所がかまぼこ状に盛り
上がってしまうなどの縫製品質の低下を確実に防止する
ことができる。
【0025】なお、上記実施の形態では、針糸受け19
を設けたものについて説明したが、図7及び図8に示す
ように、針糸受け19を設けていない3本針偏平縫いミ
シンにおいても、既述,の作用によって、可動針糸
繰り部材8が下方へ揺動するほど針糸の繰出し量を漸次
大きくして、マイクロファイバー地等のような柔軟組織
生地を縫製する時の縫製品質の低下を防止することがで
きるものである。
【0026】因みに、本発明者は本発明の提案に際して
本願出願人が試作した3本針偏平縫いミシン実機を対象
にして、針糸受けが有る場合と針糸針糸受けが無い場合
の各々において、針棒が上死点にある時に左右二本の針
に供給される針糸長さAと針棒が下死点にある時に左右
二本の針に供給される針糸長さBとを測定した結果、表
1及び表2に示す通りの結果が得られた。なお、各針糸
長さA及びBは、図9に示すように、針糸供給経路を形
成する各針糸道間や針糸繰り孔間等の6つの測定ポイン
ト間寸法〜を合計した値であり、表1,2中の数値
の単位はmmである。
【0027】
【0028】
【0029】上記の表1及び表2の測定寸法から明らか
なように、針糸受けが有る場合で針棒が上死点にある時
に左右二本の針に供給される針糸長さAと針棒が下死点
にある時に左右二本の針に供給される針糸長さBとの比
率(A:B)は、左の針糸で1.00:1.07、右の
針糸で1.00:1.11であり、また、針糸受けが無
い場合の比率(A:B)は、左の針糸で1.00:1/
02、右の針糸で1.00:1.07であって、いずれ
の場合も、針棒が下死点にある時の針糸繰出し量が左右
共に大きくて緩みがある。したがって、マイクロファイ
バー地のような柔軟かつ伸縮性に富んだ生地を縫製した
場合でも、縫製箇所にかまぼこ状の盛り上がりを生じる
ことなく仕上がり品質の良い縫製品が得られた。特に、
針糸受けが有る場合、緩み代を大きくとれて一層品質の
高い縫製品が得られた。
【0030】なお、上記実施の形態では、3本針等の多
本針偏平縫いミシンに適用したものについて説明した
が、二重環縫いミシンに適用してもよいこと勿論であ
る。
【0031】また、可動針糸繰り部材8における第3の
針糸繰り孔8Cを有する針糸案内部8aを、図3の矢印
u2−d2で示すように、可動針糸繰り部材8に対して
上下方向に位置変更固定自在に構成することが好まし
い。この場合は、針糸案内部8aの上下位置変更により
第3の針糸繰り孔8Cの位置を上下に調節して可動針糸
繰り部材の上下往復揺動運動に伴う繰出し量の制御範囲
を一層大きくすることができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、可動針
糸繰り部材にその先端の第1の針糸繰り孔と長手方向略
中間部の第2の針糸繰り孔との間に、それら両繰り孔間
に亘る針糸部分を下方へ屈曲させた状態で繰り出し案内
する第3の針糸繰り孔を設けることにより、この可動針
糸繰り部材の上下往復運動による針糸の繰出し量を下方
への揺動時ほど漸次大きくすることができる。これによ
って、比較的組織が硬く、かつ、伸縮性の低い通常一般
的な生地を縫製する場合、針糸に緩みを発生しない適正
な締まり具合を持たせて所定どおりの縫製を行えるもの
でありながら、マイクロファイバー地のように、組織が
非常に柔らかく、かつ、伸縮性に富んだ素材からなる生
地を縫製する場合でも、糸調子に乱れを発生することな
く、針が生地を貫通して下死点に至るときの針糸部分及
び針が下死点から生地を貫通して上死点に向けて上昇す
るときの針糸部分を強く緊張させないで少しの緩みを持
たせることが可能で、生地送りに伴い針板の爪に巻き付
いている縫い目を爪からスムーズに抜け出させることが
できるとともに、針が生地を上方から貫通するときに針
糸が貫通箇所の生地部分を下方へ押し込んだり、針が生
地を下方から貫通するときに針糸およびそれに絡んだル
ーパ糸が貫通箇所の生地を引き上げたりすることによる
過剰締め付けを無くして生地の縫製箇所がかまぼこ状に
盛り上がることを防ぎ縫製品質を高めることができる。
したがって、本発明は、従来より用いられてきた通常一
般的な生地からマイクロファイバー地のように非常に柔
らかくかつ伸縮性に富んだ素材からなる生地までの広い
範囲の生地に対して常に品質的に良好な縫製品が得られ
るという顕著な効果を奏する。
【0033】特に、請求項2に記載のような構成を採用
する場合は、針棒長さの短縮化及び軽量化により縫製の
高速化が容易になるとともに、ミシンアーム部の密閉化
により油漏れや塵埃の侵入防止を図ることができる。
【0034】また、請求項3に記載のような構成を採用
することによって、針糸案内部の上下位置の変更により
可動針糸繰り部材の上下往復揺動運動に伴う繰出し量の
制御範囲を一層大きくすることができる。
【0035】さらに、請求項5に記載のような針糸受け
を設けることによって、針が下死点付近にある時の針糸
の緩み代をより大きくとれてマイクロファイバー地のよ
うな柔軟かつ伸縮性に富んだ生地を縫製対象とする時の
縫製品質の低下を一層確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した3本針偏平縫いミシンの全体
正面図である。
【図2】同上3本針偏平縫いミシンにおける針糸繰り装
置の主要部の構成を示す斜視図である。
【図3】図2の要部の拡大正面図である。
【図4】針糸受けの要部の拡大左側面図である。
【図5】同上3本針偏平縫いミシンで可動針糸繰り部材
が上昇位置(上死点)にある状態の正面図である。
【図6】同上3本針偏平縫いミシンで可動針糸繰り部材
が下降位置(下死点)にまで揺動した状態の正面図であ
る。
【図7】同上3本針偏平縫いミシンで、針糸受けが無い
場合の可動針糸繰り部材が上昇位置(上死点)にある状
態の正面図である。
【図8】同上3本針偏平縫いミシンで、針糸受けが無い
場合の可動針糸繰り部材が下降位置(下死点)にまで揺
動した状態の正面図である。同上一般的な多本針偏平縫
いミシンにおいて従来より採用されている可動針糸繰り
糸道の上下ストローク可変機構の構成を示す要部の正面
図である。
【図9】本発明の提案に際して本願出願人が試作した偏
平縫いミシン実機を対象にして上死点時及び下死点時に
左右二本の針に供給される針糸長さを測定するための測
定ポイントを説明する要部の正面図である。
【符号の説明】
1 ミシンアーム部 1A 上壁部分 3 針棒 5 針 8 可動針糸繰り部材 8a 針糸案内部 8A 第1の針糸繰り孔 8B 第2の針糸繰り孔 8C 第3の針糸繰り孔 9 針糸 9a 屈曲針糸部分 9b 針糸受けに受け止められる針糸部分 11 糸調子器 13 定置針糸道 19 針糸受け 19a 糸受け部
フロントページの続き Fターム(参考) 3B150 AA05 AA11 AA12 BA04 CB03 CB11 CC04 CD01 CD03 CD11 CE04 CE08 CE22 CE24 CE25 DA02 DA07 DA08 DB02 FC02 FC04 FD03 FD09 FG05 FG06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左端部に針棒を上下方向に往復運動可能
    に支持しているミシンアーム部の左右略中間位置の前面
    部に、針棒の上下往復運動に同期連動して上下方向に往
    復揺動運動する可動針糸繰り部材が設けられており、 この可動針糸繰り部材の先端部及び長手方向の略中間部
    には、糸調子器から繰り出され、かつ、定置針糸道を通
    過して供給される針糸を針棒の下端に取り付けられてい
    る針に向けて下降案内する第1の針糸繰り孔及び第2の
    針糸繰り孔が形成されているミシンの針糸繰り装置であ
    って、 上記可動針糸繰り部材における第1の針糸繰り孔と第2
    の針糸繰り孔との間には、これら両針糸繰り孔間に亘る
    針糸部分を下方へ屈曲させた状態で繰り出し案内する第
    3の針糸繰り孔を有する針糸案内部が設けられているこ
    とを特徴とするミシンの針糸繰り装置。
  2. 【請求項2】 上記針棒の上下往復運動範囲が、ミシン
    アーム部の上壁部分から上方へは突出しない範囲に設定
    されている請求項1に記載のミシンの針糸繰り装置。
  3. 【請求項3】 上記可動針糸繰り部材における針糸案内
    部は、それに形成された第3の針糸繰り孔の位置を上下
    に調節可能とするように上下に位置変更固定自在に構成
    されている請求項1または2に記載のミシンの針糸繰り
    装置。
  4. 【請求項4】 上記可動針糸繰り部材は、針棒が上死点
    にある時に第1の針糸繰り孔から第2及び第3の針糸繰
    り孔を経て針棒下端の針に至るまでの間の針糸長さより
    も針棒が下死点にある時に第1の針糸繰り孔から第2及
    び第3の針糸繰り孔を経て針棒下端の針に至るまでの針
    糸長さが長くなるような上下揺動運動範囲に設定されて
    いる請求項1ないし3のいずれかに記載のミシンの針糸
    繰り装置。
  5. 【請求項5】 上記可動針糸繰り部材先端の第1の針糸
    繰り孔と針との間に亘る針糸供給経路の途中位置には、
    該可動針糸繰り部材が下方へ揺動した状態でのみ第1の
    針糸繰り孔と第3の針糸繰り孔との間に位置する針糸部
    分を上方への屈曲姿勢に受け止める針糸受けが設けられ
    ている請求項1ないし4のいずれかに記載のミシンの針
    糸繰り装置。
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