JP2003317646A - 電子線励起ディスプレイパネル用ガラス基板 - Google Patents

電子線励起ディスプレイパネル用ガラス基板

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JP2003317646A
JP2003317646A JP2002121197A JP2002121197A JP2003317646A JP 2003317646 A JP2003317646 A JP 2003317646A JP 2002121197 A JP2002121197 A JP 2002121197A JP 2002121197 A JP2002121197 A JP 2002121197A JP 2003317646 A JP2003317646 A JP 2003317646A
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glass substrate
glass
display panel
electron beam
electron
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JP2002121197A
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Masahiro Morishita
昌洋 森下
Toshiaki Mizuno
俊明 水野
Kazunori Hatakeyama
和範 畠山
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/86Vessels; Containers; Vacuum locks
    • H01J29/861Vessels or containers characterised by the form or the structure thereof
    • H01J29/862Vessels or containers characterised by the form or the structure thereof of flat panel cathode ray tubes
    • HELECTRICITY
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    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/86Vessels; Containers; Vacuum locks
    • H01J29/864Spacers between faceplate and backplate of flat panel cathode ray tubes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2329/00Electron emission display panels, e.g. field emission display panels
    • H01J2329/86Vessels
    • H01J2329/8625Spacing members

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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネル内部の真空引きを効率よく行うことが
できる電子線励起ディスプレイパネル用ガラス基板を提
供する。 【解決手段】 フラット型電子線励起ディスプレイは、
内面に画像形成部材5が形成されたガラス基板15から
成る前面板1と、電子放出素子群を搭載したガラス基板
21から成る背面板2とを備える。画像形成部材5は、
該電子放出素子25から電子ビームが照射されて発光す
る蛍光体を有する。前面板1と背面板2とは、支持枠3
を介して気密的に接合されて支持枠3と共に気密の耐大
気圧構造をなす真空容器を形成し、前面板1と背面板2
の間には、大気圧支持部材としての複数のガラススペー
サ4が挿入されている。前面板1は、隣接するガラスス
ペーサ4の間において前面板1の周囲に2つの真空引き
用穴50を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子線励起ディス
プレイパネル用ガラス基板に関する。
【0002】
【従来の技術】大きくて重いブラウン管に代わる薄型で
軽い、いわゆるフラット型ディスプレイとしては、自発
光式のフラット型電子線励起ディスプレイがあり、この
ディスプレイは、電子線源より放出される電子ビームを
蛍光体に照射して蛍光を発生させることにより画像を形
成する(例えば、特開平7−230776号公報)。
【0003】一般に、フラット型電子線励起ディスプレ
イパネル用ガラス基板は、内面に画像形成部材が形成さ
れたガラス基板から成る前面板と、電子放出素子群を搭
載したガラス基板から成る背面板とを備える。画像形成
部材は、電子放出素子からの電子ビームが照射されて発
光する蛍光体を有する。前面板と背面板とは、支持枠を
介して互いに気密的に接合されて支持枠と共に気密の耐
大気圧構造をなす真空容器を形成する。
【0004】このようなフラット型電子線励起ディスプ
レイパネル用ガラス基板にあっては、真空容器内に、電
子ビームを蛍光体にあてて画像を形成するための電子線
源、蛍光体、その他の構成部品が作り込まれ、例えば前
面板用ガラス基板に、真空容器内を約1.33×10-3
Pa(約10-5torr)以下の真空雰囲気に真空引き
する穴が設けられている。
【0005】また、真空容器内は上記のように真空雰囲
気であるので、ディスプレイの表示画面が大きくなるに
従って、真空容器内部と外部の気圧差により前面板と背
面板が変形又は接触する場合があり、この変形又は接触
を防止して前面板と背面板との間隔を一定に保つため
に、前面板と背面板間には大気圧支持部材として複数の
ガラススペーサが挿入される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電子線励起ディスプレイパネル用ガラス基板では、真空
引きするための穴の位置によっては、パネル内部の真空
引きを効率よく行うことができないという問題があっ
た。
【0007】本発明の目的は、パネル内部の真空引きを
効率よく行うことができる電子線励起ディスプレイパネ
ル用ガラス基板を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1記載のガラス基板は、平行に配列された
複数のガラススペーサを介して互いに封着される一対の
電子線励起ディスプレイパネル用ガラス基板において、
前記一対のガラス基板の少なくとも一方は、前記隣接す
るガラススペーサ間において前記ガラス基板の周囲に前
記電子線励起ディスプレイパネルの内部を真空引きする
ための穴を有していることを特徴とする。
【0009】請求項2記載のガラス基板は、請求項1記
載のガラス基板において、前記穴の数が複数であること
を特徴とする。
【0010】請求項3記載のガラス基板は、請求項2記
載のガラス基板において、前記一対のガラス基板の双方
が前記穴を有することを特徴とする。
【0011】請求項4記載のガラス基板は、請求項2記
載のガラス基板において、前記一対のガラス基板の一方
が前記穴を有することを特徴とする。
【0012】請求項5記載のガラス基板は、請求項4記
載のガラス基板において、前記一対のガラス基板の一方
は前面板から成ることを特徴とする。
【0013】請求項6記載のガラス基板は、請求項4記
載のガラス基板において、前記一対のガラス基板の一方
は背面板から成ることを特徴とする。
【0014】請求項7記載のガラス基板は、請求項2乃
至6のいずれか1項に記載のガラス基板において、前記
穴の数は5つ以上であることを特徴とする。
【0015】請求項8記載のガラス基板は、請求項1乃
至7のいずれか1項に記載のガラス基板において、前記
穴のサイズは直径5〜30mmであることを特徴とす
る。
【0016】請求項9記載のガラス基板は、請求項8記
載のガラス基板において、前記穴のサイズは直径5〜2
0mmであることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
電子線励起ディスプレイパネル用ガラス基板の構成を図
面を参照して説明する。
【0018】図1は、本発明の実施の形態に係る電子線
励起ディスプレイパネル用ガラス基板を備える電子線励
起ディスプレイパネルの分解斜視図である。
【0019】図1において、フラット型電子線励起ディ
スプレイパネルは、内面に画像形成部材5が形成された
ガラス基板15から成る前面板1と、後述する電子放出
素子群を搭載したガラス基板21から成る背面板2とを
備える。画像形成部材5は、該電子放出素子から電子ビ
ームが照射されて発光する蛍光体を有する。ガラス基板
15,21は、例えばソーダライムガラスから成り、こ
のガラスの線膨張係数は88〜92×10-7-1であ
る。
【0020】前面板1と背面板2とは、図1の線II−II
に関する断面図である図2に示すように支持枠3を介し
て気密的に接合されて支持枠3と共に気密の耐大気圧構
造をなす真空容器を形成する。また、前面板1と背面板
2間には、大気圧支持部材としての複数のガラススペー
サ4が挿入される。
【0021】背面板2は、ガラス基板21と、ガラス基
板21上にマトリックス状に配列された厚さ100μm
(1000オングストローム)のNiから成る複数個の
素子部23と、これらの素子部23に給電すべくガラス
基板21上に形成された厚さ2μmのAgから成る複数
の配線部24とを備える。素子部23の各々には、電子
放出素子25が形成されている。配線部24の配線パタ
ーンは平行線のパターンであり、隣り合う一対の配線部
24を通して、これらの配線部24に沿う複数の電子放
出素子25に同時に給電される。更に、図示されていな
いが、ガラス基板21の10μm上方には、SiO2
縁層を介して50μm径の電子通過孔を有する変調電極
が配置されている。
【0022】ガラススペーサ4の各々は、下端が接着部
材8を介して背面板2に固定されるが、これに代えて、
上端が接着部材8を介して前面板1に固定されるか、又
は上下端が接着部材8を介して前面板1及び背面板2の
夫々に固定されてもよい。
【0023】ガラススペーサ4の断面形状のアスペクト
比(高さ/最大幅比)は通常は4〜50である。
【0024】ガラススペーサ4は、最大厚さが0.03
〜0.30mmであるのがよい。ガラススペーサ4が前
面板1又は背面板2と接触する部分はディスプレイが発
光表示できないので、厚さは薄いほうが好ましいが、
0.03mm未満では薄すぎて、ガラススペーサ4の絶
対強度が不足して取り扱いが困難となるからであり、ま
た、ディスプレイの開口率を上げるためにガラススペー
サ4を配線部24に配置することになるが、その配線部
24の幅は一般的に最大0.30mmであるのでガラス
スペーサ4の厚さが配線部24の幅を超えるのは得策で
はないからである。
【0025】ガラススペーサ4は、高さが一般的に0.
7〜5.0mmであり、好ましくは1〜5mmであるの
がよい。フラット型電子線励起ディスプレイでは、蛍光
体の利用効率を高めるために、一般的に5000〜60
00ボルトの高加速電圧を用いるので、前面板1と背面
板2との間隔が1mm未満では双方の絶縁性を確保する
のが難しく、5mmを超えると電子線源から放出された
電子ビームが広がりすぎて隣接する画素まで発光してし
まうので好ましくないからである。
【0026】ガラススペーサ4の長さは、ディスプレイ
の大きさやその製造方法に依存して決定され、一般的に
30〜2000mmである。
【0027】また、ディスプレイの組立ては、電子放出
素子を搭載した背面板の上にガラススペーサを封着用フ
リットを介して所定のピッチで並べた上で、この背面板
やガラススペーサに前面板を封着用フリットを用いて接
合し、約400〜500℃で焼成による熱処理を施すこ
とにより行われる。
【0028】以下、図1の電子線励起ディスプレイパネ
ルに設けられる、例えば約1.33×10-3Pa(約1
-5torr)以下の真空雰囲気に真空引きするための
穴の配置について説明する。
【0029】図3は、図1の電子線励起ディスプレイパ
ネルの前面板1の真空引き用穴の配置の説明図である。
【0030】図3において、前面板1は、隣接するガラ
ススペーサ4間で、且つガラススペーサ4の一端側にお
いて前面板1の周囲に2つの真空引き用穴50を有す
る。真空引き用穴50が、隣接するガラススペーサ4間
において前面板1の周囲に設けられているので、隣接す
るガラススペーサ4間の空気を速やかに排気することが
でき、真空引き用穴50の数が2つであるので、1つの
場合に比べて、パネル内の真空引きを迅速に行うことが
できる。
【0031】本実施の形態では、真空引き用穴50は、
ガラススペーサ4の一端側に設けられているが、ガラス
スペーサ4の一端側及び他端側の双方に設けられてもよ
い。
【0032】本実施の形態では、真空引き用穴50は前
面板1に2つ設けられているが、本真空引き用穴50
は、背面板2に設けられてもよく、前面板1及び背面板
2の双方に設けられてもよい。真空引き用穴50の数
は、この好ましくは5つ以上であるのが好ましい。真空
引き用穴50の数が多い方がパネル内の真空引きを迅速
に行うことができる。真空引き用穴50の間隔は、40
0mm以下、好ましくは200mm以下であるのがよ
い。
【0033】真空引き用穴50のサイズは、直径で5〜
30mm、好ましくは5〜20mmであるのがよい。直
径が5mm未満のときは、パネル内の排気効率が悪く、
30mmを超えると穴穿けの際にガラス基板が破損する
可能性が高くなると共に、ガラス基板の封着時に割れや
クラックが発生する。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1記
載のパネルによれば、一対のガラス基板の内部を真空引
きするための穴が隣接するガラススペーサ間においてガ
ラス基板の周囲にを有しているので、隣接するガラスス
ペーサ間の空気を速やかに排気することができる。
【0035】請求項2記載のパネルは、穴の数が複数で
あるので、パネル内の真空引きを迅速に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電子線励起ディスプ
レイパネル用ガラス基板を備える電子線励起ディスプレ
イパネルの分解斜視図である。
【図2】図1の線II−IIに関する断面図である。
【図3】図1の電子線励起ディスプレイパネルの前面板
15の真空引き用穴の配置の説明図である。
【符号の説明】
1 前面板 2 背面板 3 支持板 4 ガラススペーサ 15,21 ガラス基板 23 素子部 24 配線部 25 電子放出素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畠山 和範 大阪府大阪市中央区北浜四丁目7番28号 日本板硝子株式会社内 Fターム(参考) 5C032 AA01 BB15 5C036 EF01 EF06 EG02 EG05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に配列された複数のガラススペーサ
    を介して互いに封着される一対の電子線励起ディスプレ
    イパネル用ガラス基板において、前記一対のガラス基板
    の少なくとも一方は、前記隣接するガラススペーサ間に
    おいて前記ガラス基板の周囲に前記電子線励起ディスプ
    レイパネルの内部を真空引きするための穴を有している
    ことを特徴とする電子線励起ディスプレイパネル用ガラ
    ス基板。
  2. 【請求項2】 前記穴の数が複数であることを特徴とす
    る請求項1記載の電子線励起ディスプレイパネル用ガラ
    ス基板。
  3. 【請求項3】 前記一対のガラス基板の双方が前記穴を
    有することを特徴とする請求項2記載の電子線励起ディ
    スプレイパネル用ガラス基板。
  4. 【請求項4】 前記一対のガラス基板の一方が前記穴を
    有することを特徴とする請求項2記載の電子線励起ディ
    スプレイパネル用ガラス基板。
  5. 【請求項5】 前記一対のガラス基板の一方は前面板か
    ら成ることを特徴とする請求項4記載の電子線励起ディ
    スプレイパネル用ガラス基板。
  6. 【請求項6】 前記一対のガラス基板の一方は背面板か
    ら成ることを特徴とする請求項4記載の電子線励起ディ
    スプレイパネル用ガラス基板。
  7. 【請求項7】 前記穴の数は5つ以上であることを特徴
    とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の電子線励
    起ディスプレイパネル用ガラス基板。
  8. 【請求項8】 前記穴のサイズは直径5〜30mmであ
    ることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記
    載の電子線励起ディスプレイパネル用ガラス基板。
  9. 【請求項9】 前記穴のサイズは直径5〜20mmであ
    ることを特徴とする請求項8記載の電子線励起ディスプ
    レイパネル用ガラス基板。
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