JP2003316960A - 金融取引情報入出力システム、金融取引情報入出力方法及び金融取引情報入出力プログラム - Google Patents

金融取引情報入出力システム、金融取引情報入出力方法及び金融取引情報入出力プログラム

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JP2003316960A
JP2003316960A JP2002124953A JP2002124953A JP2003316960A JP 2003316960 A JP2003316960 A JP 2003316960A JP 2002124953 A JP2002124953 A JP 2002124953A JP 2002124953 A JP2002124953 A JP 2002124953A JP 2003316960 A JP2003316960 A JP 2003316960A
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atm
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JP2002124953A
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Shinichiro Ashida
伸一郎 芦田
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一括振込や住所、メールアドレス等の登録な
どATMで扱うことの難しい取引を、事前に顧客情報、
取引情報を記録した入力支援カードを用いて可能とする
とともに、その記録フォーマットの金融機関システムと
の整合性を確保する。 【解決手段】 金融機関システムから受信した入力支援
ファイルを用いて、入力支援カードに少なくとも顧客情
報又は取引情報のいずれかを記録するユーザ端末と、ユ
ーザ端末及びATMによる読み書き可能な記録領域を有
する入力支援カードと、入力支援カードを読み取って、
入力支援カードが記憶する顧客情報又は取引情報にもと
づいて、金融機関システムに対して取引を行うATMと
を有する金融取引情報入出力システムとする。ATM
は、入力支援カードに記録された取引情報の記録フォー
マットが古い場合には、これを変換して取引を実行す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザ端末が金融
機関システムから受信した入力支援ファイルにもとづき
入力支援カードに顧客情報又は取引情報を記録し、この
入力支援カードを用いてATMで取引を行う金融取引情
報入出力システム、金融取引情報入出力方法及び金融取
引情報入出力プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一括振込や、住所変更などの手続
きは、入力項目の多さや複雑さからATM上で処理を行
うことが難しかった。また、インターネットを用いた取
引では本人確認を行うことが難しく、窓口業務あるいは
郵送によって処理を行うのが一般的であった。
【0003】しかし、この方法は処理を行うために、伝
票からの入力・確認作業をオペレータによって行う必要
があり、多くの人員と時間が必要である。このような問
題を解決する手段として、特開昭61−091765号
公報には、磁気カードを用いた振込先の記憶方法が、特
開平11−053616号公報には、金融機関ホストコ
ンピュータ内記録媒体に振込先を記憶する方法が公開さ
れている。
【0004】しかし、これらの先行技術には、金融機関
専用の機器・ネットワークを用いてデータ入力を行う必
要があるという問題があった。さらに、特開平4−69
770号公報及び特開平6−103298号公報には、
事前に記録媒体に入力した情報を用いて、ATMでの取
引を行うシステムが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のシステムを用いても、その効果が十分に発揮できない
場合があった。すなわち、取引情報などの記録媒体への
事前入力にあたっては、金融機関システムと同期のとれ
た入力内容やフォーマットでの入力が必要となるが、特
開平4−69770号公報の場合は、固定されたフォー
マットを用いるため、金融機関システムの変更に柔軟に
対応することのできるものではなかった。
【0006】また、特開平6−103298号公報の場
合は、事前入力のためのプログラムを前回の取引時に取
得することができるものの、入力時にそれが最新である
ことは保証されない。このため、このような金融機関シ
ステムの変更にも容易に対応可能であり、ATMにおけ
る入力の煩雑さを解消することの可能な取引システムが
望まれていた。
【0007】本発明は、上記の事情にかんがみなされた
ものであり、ユーザ端末が金融機関システムから受信し
た入力支援ファイルにもとづき入力支援カードに顧客情
報又は取引情報を記録し、この入力支援カードを用いて
ATMで取引を行うとともに、事前入力内容がそのまま
利用できない場合には、変換して利用可能とする金融取
引情報入出力システム、方法及びプログラムの提供を目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の金融取引情報入出力システ
ムは、ユーザ端末が、通信回線を介して金融機関システ
ムに接続するとともに、入力支援カードの読み書きを行
い、この入力支援カードをATMで使用する金融取引情
報入出力システムであって、金融機関システムから受信
した入力支援ファイルを用いて、入力支援カードに少な
くとも顧客情報又は取引情報のいずれかを記録するユー
ザ端末と、ユーザ端末及びATMによる読み書き可能な
記録領域を有する入力支援カードと、入力支援カードを
読み取って、入力支援カードが記憶する顧客情報又は取
引情報にもとづいて、金融機関システムに対して取引を
行うATMとを有する構成としてある。
【0009】金融取引情報入出力システムをこのような
構成にすれば、ATMの利用者(以下、単に利用者と称
する。)は、ユーザ端末を用いて、事前に顧客情報や取
引情報を入力支援カードに記録することができる。そし
て、これらの情報をATMの使用時に利用することがで
きるため、従来困難であった、一括振込や、住所登録、
メールアドレス登録などを、ATMを用いて短時間に行
うことが可能となる。
【0010】また、入力支援カードへの入力にあたって
は、通信回線を介して、金融機関システムから最新の入
力支援ファイルを取得し、これを用いて入力を行うこと
ができる。このため、金融機関システムにおいて、入力
項目やそのフォーマットなどの変更があった場合であっ
ても、利用者は、これを意識することなく対応すること
が可能である。
【0011】なお、入力支援カードとは、ATMで使用
可能なカードであり、キャッシュカードの機能をもつも
のである。この入力支援カードは、金融機関が使用する
変更不可領域と、利用者によって変更可能な顧客情報記
憶領域及び取引情報記憶領域を有している。そして、利
用者は、ユーザ端末を用いて、この入力支援カードの顧
客情報記憶領域及び取引情報記憶領域に情報を記録し、
ATM使用時に利用することが可能となる。
【0012】本発明の請求項2記載の金融取引情報入出
力システムは、ユーザ端末が、通信回線を介して金融機
関システムに接続するとともに、入力支援記録媒体の読
み書きを行い、この入力支援記録媒体をATMで使用す
る金融取引情報入出力システムであって、金融機関シス
テムから受信した入力支援ファイルを用いて、入力支援
記録媒体に少なくとも顧客情報又は取引情報のいずれか
を記録するユーザ端末と、ユーザ端末及びATMによる
読み書き可能な記録領域を有する入力支援記録媒体と、
金融機関カード及び入力支援記録媒体を読み取って、入
力支援記録媒体が記憶する顧客情報又は取引情報にもと
づいて、金融機関システムに対して取引を行うATMと
を有する構成としてある。
【0013】金融取引情報入出力システムをこのような
構成にすれば、顧客情報及び取引情報の記録用に、例え
ば、フレキシブルディスクなどの記録媒体を利用するこ
とができる。このようにすれば、利用者にとっては、入
力支援カードの読み書きのためのインタフェースを用い
ることなく、一般に普及している記録媒体を利用するこ
とによって、ATMを利用する際の、上述の効果を得る
ことができる。また、金融機関のカードも従来のものを
そのまま使用することが可能となる。
【0014】本発明の請求項3記載の金融取引情報入出
力システムは、ATMが、入力支援カード又は入力支援
記録媒体を読み取った後、入力支援カード又は入力支援
記録媒体が記憶する顧客情報にもとづいて金融機関シス
テムの記録を更新する構成としてある。
【0015】金融取引情報入出力システムをこのような
構成にすれば、例えば、利用者の住所やメールアドレス
等が代わった場合に、利用者は、事前にユーザ端末を用
いて入力支援カードにこれらの情報を入力しておくこと
によって、ATM利用時に、自動的にこれをATMが読
み取り、金融機関システムに反映させることが可能とな
る。このため、利用者は、わざわざ窓口にて、これらの
変更手続きを行う煩わしさから解放されることとなる。
【0016】本発明の請求項4記載の金融取引情報入出
力システムは、ATMが、取引を行うに際し、入力支援
カード又は入力支援記録媒体に取引履歴を取引情報とし
て記録する構成としてある。
【0017】金融取引情報入出力システムをこのような
構成にすれば、ATMは、入力支援カードに過去数回分
などの取引履歴を記録したり、過去の振込内容を記録し
ておくことができる。これによって、利用者は、その
後、同じような取引を行う場合に、ATMにおいて入力
支援カードからこれを読み出し、必要に応じて変更を加
え、その情報を用いて取引を行うことが可能となる。こ
のため、ATMにおける入力情報を削減することがで
き、その利用効率を向上させることが可能となる。
【0018】本発明の請求項5記載の金融取引情報入出
力システムは、入力支援カード又は入力支援記録媒体の
読み取りに際して、ATM又は金融機関システムが、入
力支援ファイルのバージョン確認を行う構成としてあ
る。
【0019】金融取引情報入出力システムをこのような
構成にすれば、ATMは、入力支援カードに記録された
情報が、そのままATMにおいて利用可能な情報である
かどうかを、利用者が金融機関システムから受信した入
力支援ファイルのバージョンによって確認することがで
きる。そして、バージョンが同じである場合は、そのま
ま利用し、バージョンが異なる場合には、ATMへの直
接入力などを行わせるようにすることが可能となる。
【0020】本発明の請求項6記載の金融取引情報入出
力システムは、バージョン確認の結果、入力支援カード
又は入力支援記録媒体の記憶する顧客情報又は取引情報
が、そのまま利用することのできないものである場合
に、ATM又は金融機関システムが、顧客情報又は取引
情報を変換して利用する構成としてある。
【0021】金融取引情報入出力システムをこのような
構成にすれば、利用者が、金融機関システムから入力支
援ファイルを受信した後に、金融機関システムに変更が
あった場合など、入力した取引情報等をそのまま利用す
ることができない場合には、ATM又は金融機関システ
ムが、自動的にその入力情報を変換して利用することが
可能となる。
【0022】本発明の請求項7記載の金融取引情報入出
力システムは、金融機関システムが、定期的に所定の期
間内における取引履歴を、ユーザ端末へ送信し、又は、
利用者に送付するとともに、必要に応じて、金融商品の
案内を併せて送信又は送付する構成としてある。
【0023】金融取引情報入出力システムをこのような
構成にすれば、利用者は、カード顧客情報が正常な内容
に保たれているか、又は、取引履歴が正常なものである
かを、通帳記帳なしでも把握することが可能となる。な
お、ここでいう金融機関システムによる利用者への取引
履歴の送付とは、入力支援カードの顧客情報と同期をと
って管理されている金融機関システムにおける顧客情報
の取引履歴連絡方法にもとづき、郵便などによる送付と
判断された利用者に対して、送付のために自動化し得る
部分のことを意味する。すなわち、送付用との取引履歴
帳票などの作成や、送付のための住所、宛名などの印刷
等の処理を意味している。
【0024】また、金融機関システムによるユーザ端末
への取引履歴の送信は、同様に顧客情報の取引履歴連絡
方法にもとづき、電子メールなどの通信回線を介した送
付対象と判断された利用者に対して、取引履歴情報を含
む電子メールなどを作成し、これをユーザ端末へ送信す
る処理を意味している。
【0025】本発明の請求項8記載の金融取引情報入出
力方法は、ユーザ端末が、通信回線を介して金融機関シ
ステムに接続するとともに、入力支援カードの読み書き
を行い、この入力支援カードをATMで使用する金融取
引情報入出力方法であって、ユーザ端末が、金融機関シ
ステムから受信した入力支援ファイルを用いて、入力支
援カードに少なくとも顧客情報又は取引情報のいずれか
を記録し、ATMが、入力支援カードを読み取って、入
力支援カードが記憶する顧客情報又は取引情報にもとづ
いて、金融機関システムに対して取引を行う方法として
ある。
【0026】金融取引情報入出力方法をこのような方法
にすれば、利用者は、金融機関システムから入力支援フ
ァイルを受信し、これを用いて顧客情報や取引情報を入
力して、ATM使用時にこの入力情報にもとづいて取引
を行うことができる。このため、従来、ATMでは困難
であった一括振込や、住所などの多くの入力を必要とす
る登録等を、ATMにおいて行うことが可能となる。
【0027】本発明の請求項9記載の金融取引情報入出
力方法は、ATMが、取引を行うに際し、入力支援カー
ド又は入力支援記録媒体に取引履歴を取引情報として記
録する方法としてある。
【0028】金融取引情報入出力方法をこのような方法
にすれば、一般に普及している記録媒体を用いて、AT
Mにおける複雑な入力を実現することができる。そし
て、このような方法によれば、金融機関は、ATMに記
録媒体の読み書きを行うためのインタフェースを設置す
るだけで、カードの再発行を行う必要はなく、利用者
は、カードの読み書きを行うための専用のインタフェー
スを用意する必要がなくなる。
【0029】本発明の請求項10記載の金融取引情報入
出力方法は、入力支援カードの読み取りに際して、AT
M又は金融機関システムが、入力支援ファイルのバージ
ョン確認を行い、このバージョン確認の結果、入力支援
カード又は入力支援記録媒体の記憶する顧客情報又は取
引情報が、そのまま利用することのできないものである
場合に、ATM又は金融機関システムが、顧客情報又は
取引情報を変換して利用する方法としてある。
【0030】金融取引情報入出力方法をこのような方法
にすれば、利用者が、顧客情報や取引情報の入力のため
の入力支援ファイルを金融機関システムから受信した後
に、その入力項目やフォーマットなどに変更があった場
合であっても、ATMがこれを認識して、自動的に変更
後の形に変換し、取引を実行することが可能となる。こ
のため、利用者は、金融機関システムから入力支援ファ
イルを受信することによって、金融機関システムとの同
期のとれた入力フォーマットを利用することができると
ともに、万一、その入力フォーマットが古くなっていた
場合であっても、自動変換を行って取引を可能とすると
いう二重の保証を得ることが可能となる。
【0031】本発明の請求項11記載の金融取引情報入
出力プログラムは、事前にユーザ端末を用いて、通信回
線を介して金融機関システムから受信した入力支援ファ
イルにもとづき、少なくとも顧客情報又は取引情報のい
ずれかが記録された入力支援カードを読み取って、AT
Mに取引を行わせる金融取引情報入出力プログラムであ
って、ATMに、顧客情報の変更確認を行わせ、変更が
ある場合に、この変更を金融機関システムに反映させ、
取引情報を、入力支援カードから読み出させ、必要に応
じて、取引情報を変更させるとともに、この取引情報を
用いて取引を行わせ、取引履歴を取引情報として、入力
支援カードに記録させる構成としてある。
【0032】金融取引情報入出力プログラムをこのよう
な構成にすれば、入力支援カードに記録された顧客情報
の情報にもとづいて、金融機関システムにその記録を更
新させることができる。また、入力支援カードに記録さ
れた取引情報をATMの画面上に表示させて、利用者に
確認させ、この取引情報を用いて取引を可能としたり、
あるいは、この取引情報を一部変更して利用し、取引す
ることが可能となる。
【0033】さらに、この取引履歴を入力支援カードに
記録することによって、この取引履歴を後の取引におい
て、同様に利用することが可能となる。なお、取引情報
を変更させるとは、取引情報をATMに表示させて変更
可能とすることを意味する。そして、変更された場合に
は、その変更後の取引情報にもとづいて、取引を実行さ
せる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
図面を参照して説明する。 [第一実施形態]まず、本発明の第一実施形態につい
て、図1を参照して説明する。同図は、本発明の第一実
施形態における金融取引情報入出力システムの構成を示
すブロック図である。
【0035】同図に示すように、本実施形態の金融取引
情報入出力システムは、ユーザ端末10、I/F(イン
タフェース)11、金融機関システム20、金融機関デ
ータベース21、ATM22、入力支援カード30、及
び通信回線60を有している。ユーザ端末10は、イン
ターネットなどの利用者が使用する端末であって、入力
支援カード30の読み書きを行うためのI/F11を接
続、又は、内蔵する情報処理装置である。
【0036】ユーザ端末10は、通信回線を介して、金
融機関システム20から入力支援ファイルを受信する。
この方法としては、例えば、金融機関が有するホームペ
ージに、入力のためのフォーマットを有するWebペー
ジを設け、利用者が、このWebページに顧客情報や取
引情報を入力し、入力情報をCSVなどの形式で、入力
支援カードに記録することができる。
【0037】また、このWebページの作成言語として
は、HTMLや、Java(登録商標)、Active
X等を用いることができる。このユーザ端末10として
は、パーソナルコンピュータ、ノート型パソコン、モバ
イルツール等を用いることができる。
【0038】金融機関システム20は、銀行や信用金庫
などの金融機関におけるシステムの総称であり、顧客情
報や、その取引情報を保有する金融機関データベース2
1を有している。また、ATM22を接続し、このAT
M22から利用者による入力情報を受信して、取引を実
行するとともに、その取引内容を金融機関データベース
21に記録する。さらに、ATM22への入力を支援す
るためのWebページをインターネット上に公開し、ユ
ーザ端末10からの要求に応じて、顧客情報や取引情報
を記録するための入力支援ファイルをユーザ端末10に
送信する。
【0039】入力支援カード30は、キャッシュカード
などの金融機関が発行するカードであり、利用者による
変更ができない変更不可領域31と、利用者による変更
可能な顧客情報記憶領域32及び取引情報記憶領域33
を有している。この入力支援カード30の記憶領域の例
を図2に示す。変更不可領域31は、顧客ID31a、
その他31b等、従来のキャッシュカードにおいて備わ
っていた記憶領域であり、金融機関のみが使用する領域
である。
【0040】顧客情報記憶領域32は、顧客情報更新フ
ラグ32a、住所32b、メールアドレス32c、取引
履歴連絡方法32d、その他の顧客情報32eを有して
いる。顧客情報更新フラグ32aは、ATM22に入力
支援カード30を挿入した際に、ATM22が、顧客情
報記憶領域に変更があったかどうかを判別するために使
用する領域である。例えば、顧客情報更新フラグ32a
が0場合は、変更なし、1の場合は、変更ありなどと設
定することが可能である。
【0041】住所32bは、顧客へ取引履歴を送付する
際の住所などを記憶する領域である。メールアドレス3
2cは、顧客へ取引履歴を送信する際の電子メールアド
レスなどを記録する領域である。
【0042】取引履歴連絡方法32dは、顧客へ取引履
歴を通知するに際して、住所32bに郵便などによって
送付するか、あるいはメールアドレス32cに送信する
かを判別するための記憶領域である。その他の顧客情報
32eには、顧客の趣味など、金融機関が、顧客情報と
して把握したいと考える任意の情報を設定することがで
きる。
【0043】取引情報記憶領域33は、過去数回分の取
引履歴33a、過去の取引内容33b、事前に入力して
おける取引内容33c、その他の取引情報33dを有し
ている。過去数回分の取引履歴33aは、過去2,3回
などの取引の履歴を保有するものであり、同様の取引を
行う場合には、ATM22使用時にこれを読み出し、利
用することができる。また、このとき、その内容に変更
を加えて利用可能とすることによって、利用上の利便性
を向上させることができる。
【0044】過去の取引内容33bは、振込など、入力
量の多い過去の所定の取引の内容を記憶しておく領域で
ある。利用者は、ATM22使用時に、これを読み出す
ことによって、容易にその取引を行うことが可能とな
る。
【0045】事前に入力しておける取引内容33cは、
例えば一括振込を行う場合などに、ユーザ端末10を用
いて、その内容を記録することのできる領域である。そ
の他の取引情報33dは、例えば、特別な金融商品の利
用状況を記憶させ、その内容に応じて、ATM22上に
特別なメッセージを表示させる場合などに使用すること
ができる。
【0046】上述の変更不可領域31は、従来と同様
に、入力支援カード30における磁気テープ上などにも
つことができる。また、顧客情報記憶領域32及び取引
情報記憶領域33は、入力支援カード30にICチップ
を埋め込み、このICチップ上にもたせるようにするこ
とが好ましい。
【0047】このように、従来の情報を磁気テープ上に
もたせることによって、この入力支援カード30を用い
て、本発明のATM22に対応していない他行のATM
22や、コンビニエンスストアのATM22を用いた取
引を可能とすることができる。また、顧客情報記憶領域
32及び取引情報記憶領域33として、大きな記憶領域
を確保することができる。
【0048】次に、第一実施形態の金融取引情報入出力
システムにおける顧客情報・取引情報の入力処理手順に
ついて、図3を参照して説明する。まず、入力支援カー
ド30をユーザ端末10に接続されたI/F11へ挿入
する(ステップ10)。ユーザ端末10は、通信回線を
介して、金融機関システム20にアクセスし、入力支援
ファイルを受信する。
【0049】このとき、上述のようにユーザ端末10
は、金融機関システム20が提供するWebページを受
信して表示し(ステップ11)、顧客情報や取引情報を
入力する(ステップ12)。そして、その保存先として
入力支援カード30を指定して、これらの入力情報を含
む入力支援ファイルを入力支援カードに記録することが
できる(ステップ13)。
【0050】なお、ユーザ端末10は、金融機関システ
ム20から入力支援用のプログラムをユーザ端末10上
にダウンロードし、これを用いて、ユーザ端末10上
で、顧客情報や取引履歴を入力し、これを入力支援カー
ド30に記録することもできる。このとき、金融機関シ
ステム20は、顧客情報や取引情報の書き換えのための
ソフトウェアを、インターネットなどの通信回線を介
し、Java(登録商標)などを用いてユーザ端末10
に提供することにより、配布することができる。
【0051】そして、利用者は、このソフトウェアを使
用して、入力支援ファイルに顧客情報、取引情報を入力
し、入力支援カード30に記録する。したがって、ユー
ザ端末10としては、家庭内のパーソナルコンピュータ
などに限られず、コンビニエンスストアなどのマルチメ
ディア端末を利用して、入力支援カード30に顧客情報
や取引情報を記録することが可能である。
【0052】次に、図4を用いて、ATM22における
取引処理手順について説明する。まず、入力支援カード
30をATM22に挿入する(ステップ20)。ATM
22は、従来の顧客認証処理の後、顧客情報記憶領域3
1の顧客情報更新フラグ31aを確認することによっ
て、顧客情報に変更があるか否かを判断する(ステップ
21)。
【0053】顧客情報に変更がある場合には、ATM2
2の画面などにおいて、顧客に確認を取った後、その変
更内容を金融機関システム20へ登録し、反映させる
(ステップ22)。このとき、即座に顧客に対して、そ
の変更の確認連絡を行う(ステップ23)。これによっ
て、入力誤りなどを早期に発見することが可能となる。
【0054】また、その確認連絡方法としては、上述の
ように顧客情報記憶領域の情報にしたがって、郵便や、
電子メールによって行うことができる。そして、取引を
開始する(ステップ24)。ステップ21の顧客情報の
変更確認において、変更がなかった場合は、そのまま取
引を開始する。
【0055】まず、ATM22は、利用者の所定の使用
に対し、利用者に対して、入力支援カード30に記録さ
れた取引情報を使用するか否かを判断する画面を提供す
る(ステップ25)。そして、利用者が、その取引情報
を使用することを選択した場合には、ATM22は、入
力支援カード30の取引情報記憶領域32からその取引
の種類に対応する取引情報を読み出す(ステップ2
6)。このため、取引情報記憶領域32に記録する取引
履歴などの取引情報に、それぞれの取引の種類を識別す
るIDをもたせるようにすることが好ましい。
【0056】利用者は、必要に応じて、読み出された取
引情報に変更入力を加えることができる(ステップ2
7)。そして、取引情報が完成すると、利用者による所
定の入力に応じて、ATM22は、取引を実行する。ま
た、ステップ25において、利用者が、入力支援カード
30に記録された取引情報を使用しない場合は、取引内
容をATM22の画面を用いて、直接入力し(ステップ
28)、取引を実行する(ステップ29)。
【0057】取引が終了すると、ATM22は、その取
引履歴を入力支援カード30へ出力し、記録する(ステ
ップ30)。このように取引履歴を入力支援カード30
に記録しておくことにより、この取引履歴を次回以降の
取引時において、ステップ25〜ステップ27の取引情
報として利用することが可能となる。
【0058】次に、図5を用いて、利用者への定期的な
取引履歴の報告処理手順について説明する。まず、金融
機関システム20が、顧客ごとに取引履歴の報告タイミ
ングを監視する(ステップ40)。この報告タイミング
としては、例えば、月に1回などとすることができる。
【0059】また、この報告タイミングは、全顧客一律
に同じタイミングとすることも、顧客ごとに異なるタイ
ミングとすることもできる。顧客ごとに異なるタイミン
グとする場合には、例えば、顧客情報記憶領域32のそ
の他の顧客情報32eにタイミング情報を記憶させるよ
うにし、金融機関システム20においても、同期をとっ
てこれを管理させるようにすることができる。
【0060】そして、例えば、金融機関システム20が
毎日、そのタイミング情報を確認して、報告タイミング
になると、報告処理を実行するようにすることができ
る。他の顧客情報と同様に、この報告タイミングを利用
者が自分で、設定可能とすることもできる。
【0061】ユーザ端末10の利用者への報告を行うタ
イミングになると、金融機関システム20は、金融機関
データベース21に記録されているその利用者の取引履
歴を抽出して、所定のファイルにまとめる(ステップ4
1)。さらに、この取引履歴の報告に併せて、金融商品
の案内などを添付し、送付することも可能である。
【0062】利用者の取引内容に併せて、特定の金融商
品の案内を添付する場合には、利用者の取引内容の特性
などを分類し、これに応じた案内情報を、案内情報を保
有するファイルから抽出して、取引履歴の報告に付加す
ることができる(ステップ42)。すなわち、取引内容
ごとにコードをもたせて、取引履歴を銀行データベース
21に記録する際にこれも併せて記録するとともに、案
内情報にもこのコードを取引内容に対応させてもたせて
おくことによって、上記処理を実行することができる。
【0063】そして、この取引履歴をユーザ端末10へ
電子メールなどの手段によって送信する(ステップ4
3)。なお、この取引履歴の顧客への報告は、取引と同
時に送信される取引確認報告と同様に、入力支援カード
30の顧客情報記憶領域32と同期をとって金融機関デ
ータベース21に記録されている顧客情報にもとづい
て、郵便又は電子メールにより報告することが可能であ
る。
【0064】金融取引情報入出力システムにおける処理
手順をこのような順序とすれば、以前は窓口でしか扱う
ことのできなかった一括振込などの複雑な取引も、AT
M22を用いて短時間で実行することが可能となる。ま
た、メールアドレスなどの顧客情報も事前入力情報を用
いて金融機関システム20に更新することができ、利用
者の手間を一層省くことが可能となる。
【0065】さらに、このような入力支援カード30へ
の事前入力を、通信回線を介して、金融機関システム2
0からダウンロードした入力支援ファイルにもとづいて
行うことによって、あるいは事前入力を行った入力支援
ファイルをダウンロードすることによって、容易に入力
を可能とすることができる。
【0066】そして、この入力支援ファイルを用いるこ
とにより、金融機関システム20と同期のとれたフォー
マットに従って、顧客情報や取引情報を、入力支援カー
ド30に記録し、使用することが可能となる。加えて、
このような金融取引情報入出力システムにおいて、定期
的に取引履歴を利用者に連絡することにより、利用者
は、カード顧客情報が正常な内容に保たれているか、取
引履歴が正常なものであるかを、通帳記帳なしでも把握
することが可能となる。
【0067】[第二実施形態]次に、本発明の第二実施
形態につき、図6を参照して説明する。同図は、本実施
形態の金融取引情報入出力システムにおける取引処理手
順を示す動作手順図である。
【0068】本実施形態は、入力支援カード30に事前
に入力された取引情報などの入力フォーマットが古いも
のである場合に、ATM22がこれを自動的に変換して
取引を実行する点で第一実施形態と異なる。その他の点
については、第一実施形態と同様であり、ブロック図と
しては、図1と同様のものを用いることができる。
【0069】まず、入力支援カード30を、ATM22
に挿入し(ステップ50)、取引を開始する(ステップ
51)。この取引の開始の前に、第一実施形態のステッ
プ21〜ステップ23におけるような顧客情報の変更確
認や金融機関システム20への反映を行うこともでき
る。
【0070】次に、ATM22は、入力支援カード30
から取引情報を読み出し(ステップ52)、入力支援カ
ード30に記録された取引情報の入力フォーマットのバ
ージョンチェックを行う(ステップ53)。この入力フ
ォーマットのバージョンチェックによって、入力支援カ
ード30に記録されている取引情報がそのままでは、用
いることのできないものである場合には、変換が可能で
あるか否かを確認し(ステップ54)、変換可能である
場合には取引情報を変換して(ステップ55)、取引を
実行する。
【0071】また、最新の入力フォーマットを入力支援
カード30に記録し(ステップ56)、次回の事前入力
からは、この最新の入力フォーマットを用いて入力をす
ることができるようにする。すなわち、例えば、第一実
施形態の図3に示すような顧客情報・取引情報の入力に
おいて、その入力支援ファイルとして、上記のように入
力支援カード30に記録された最新の入力フォーマット
をもつファイルを開き、これに入力させるようにするこ
とが可能である。
【0072】取引情報の変換が不可能である場合には、
その取引内容をATM22の画面から利用者に入力して
もらう(ステップ57)。そして、取引を実行し(ステ
ップ58)、その履歴を入力支援カード30に記録する
(ステップ59)。
【0073】金融取引情報入出力システムにおける処理
手順をこのような順序とすれば、利用者が、古い入力支
援ファイルにもとづいて取引情報等を入力支援カード3
0に記録し、これを用いてATM22で取引を行った場
合でも、自動的に入力データのフォーマットを最新のも
のに変換してそのまま利用することが可能となる。この
ため、入力支援ファイルのバージョン更新に伴って、利
用者に余分な負担をかける必要をなくすことができる。
【0074】[第三実施形態]次に、本発明の第三実施
形態につき、図7を参照して説明する。同図は、本実施
形態の金融取引情報入出力システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【0075】本実施形態は、顧客情報や取引情報を入力
支援カード30に記録するのではなく、入力支援記録媒
体50に記録して利用する点で第一実施形態と異なる。
すなわち、図7において、本実施形態の金融取引情報入
出力システムは、第一実施形態の入力支援カード30の
機能は、金融機関カード40と入力支援記録媒体50に
分離されている。
【0076】金融機関カード40は、金融機関が使用す
る記憶領域である変更不可領域のみをもつ従来のキャッ
シュカードなどであり、従来と同様にATM22に挿入
して利用することができる。入力支援記録媒体50は、
小型の外部記憶装置であり、フレキシブルディスクや、
メモリカード、CD−RW、DVD等を用いることがで
きる。そして、I/F11を介して、ユーザ端末10に
接続され、ユーザ端末10から情報の読み書きができる
ものである。この場合も、I/F11は、外部接続型で
あっても、ユーザ端末10に内蔵されているものであっ
てもよい。
【0077】この入力支援記録媒体50は、顧客情報記
憶領域32と取引情報記憶領域33を有しており、それ
ぞれユーザ端末10から入力された顧客情報、取引情報
を記憶する。そして、I/F23を介してATM22に
接続し、ATM22から情報の読み書きを受けることが
できる。このI/F23も、ATM22に外部接続して
も内蔵してもよい。
【0078】このように、ユーザ端末10から顧客情報
や取引情報を事前入力する媒体として、入力支援記録媒
体50を用い、ATM22使用時に、金融機関カード4
0と入力支援記録媒体50を用いる点を除いて、金融取
引情報入出力システムにおける処理手順は、第一実施形
態と同様である。すなわち、本実施形態においても、図
3に示す顧客情報・取引情報の入力処理手順、図4に示
す取引処理手順、図5に示す利用者への定期的な取引履
歴の報告処理手順と同様の処理手順を用いることができ
る。
【0079】金融取引情報入出力システムにおける処理
手順をこのような順序とすれば、顧客情報や取引情報
を、一般に広く普及しているフレキシブルディスクなど
の記録媒体を用いて、事前入力を行い、ATM22で使
用することができる。このため、ICカードリーダーな
どのカード内記憶領域へのアクセスが整っていない環境
下においても、本発明の方法による取引を実行すること
が可能となる。
【0080】なお、上記第三実施形態に第二実施形態の
機能を組合せ、入力支援記録媒体を用いる構成におい
て、この入力支援記録媒体に記録された取引情報などの
入力フォーマットが古い場合に、自動的に最新のフォー
マットに変換して取引可能とすることもできる。
【0081】上記の実施形態における顧客情報の変更確
認や、入力フォーマットのバージョンチェック等は、金
融取引情報入出力プログラムにより実行される。この金
融取引情報入出力プログラムは、コンピュータの各構成
要素に指令を送り、所定の処理、例えば、顧客情報の変
更確認処理や、入力フォーマットのバージョンチェック
処理等を行わせる。これによって、これらの処理は、金
融取引情報入出力プログラムとコンピュータとが協働し
たATM22等により実現される。
【0082】なお、金融取引情報入出力プログラムは、
コンピュータのROMやハードディスクに記憶させる
他、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、たとえば、
外部記憶装置及び可搬記録媒体等に格納することができ
る。外部記憶装置とは、磁気ディスク等の記録媒体を内
蔵し、例えばATM22などに外部接続される記憶増設
装置をいう。一方、可搬記録媒体とは、記録媒体駆動装
置(ドライブ装置)に装着でき、かつ、持ち運び可能な
記録媒体であって、たとえば、CD−ROM、フレキシ
ブルディスク、メモリカード、光磁気ディスク等をい
う。
【0083】そして、記録媒体に記録されたプログラム
は、コンピュータのRAMにロードされて、CPUによ
り実行される。この実行により、上述した本実施形態の
ATM22の機能が実現される。さらに、コンピュータ
で金融取引情報入出力プログラムをロードする場合、他
のコンピュータで保有された金融取引情報入出力プログ
ラムを、通信回線を利用して自己の有するRAMや外部
記憶装置にダウンロードすることもできる。
【0084】このダウンロードされた金融取引情報入出
力プログラムも、CPUにより実行され、本実施形態の
顧客情報の変更確認処理や、入力フォーマットのバージ
ョンチェック処理等を実現する。
【0085】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、以前は
窓口でしか扱うことのできなかった一括振込などの複雑
な取引も、ATMを用いて短時間で実行することが可能
となる。また、メールアドレスなどの顧客情報も事前入
力情報を用いて金融機関システムに更新することがで
き、利用者の手間を一層省くことが可能となる。
【0086】さらに、このような入力支援カードへの事
前入力を、通信回線を介して、金融機関システムから受
信した入力支援ファイルにもとづいて行うことによっ
て、容易に入力を可能とすることができる。そして、こ
の入力支援ファイルを用いることにより、金融機関シス
テムと同期のとれた顧客情報や取引情報を、入力支援カ
ードに記録し、使用することが可能となる。
【0087】加えて、このような金融取引情報入出力シ
ステムにおいて、定期的に取引履歴を利用者に連絡する
ことにより、利用者は、カード顧客情報が正常な内容に
保たれているか、取引履歴が正常なものであるかを、通
帳記帳なしでも把握することが可能となる。
【0088】また、利用者が、古い入力支援ファイルに
もとづいて取引情報等を入力支援カードに記録し、これ
を用いてATMで取引を行った場合でも、自動的に入力
データのフォーマットを最新のものに変換してそのまま
利用することが可能となる。このため、入力支援ファイ
ルのバージョン更新に伴って、利用者に余分な負担をか
ける必要をなくすことができる。
【0089】さらに、顧客情報や取引情報を、一般に広
く普及しているフレキシブルディスクなどの記録媒体を
用いて、事前入力を行い、ATMで使用することもでき
る。このため、ICカードリーダーなどのカード内記憶
領域へのアクセスが整っていない環境下においても、本
発明の方法による取引を実行することが可能となる。
【0090】また、金融取引情報入出力プログラムは、
コンピュータの各構成要素へ所定の指令を送ることによ
り、この顧客情報の変更確認機能や、入力フォーマット
のバージョンチェック機能等を実現させることができ
る。これによって、これらの機能等は、金融取引情報入
出力プログラムとコンピュータとが協働したATMによ
り実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の金融取引情報入出力シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第一実施形態の金融取引情報入出力シ
ステムにおける入力フォーマットの例を示す図である。
【図3】本発明の第一実施形態の金融取引情報入出力シ
ステムにおける顧客情報・取引情報の入力処理手順を示
す動作手順図である。
【図4】本発明の第一実施形態の金融取引情報入出力シ
ステムにおける取引処理手順を示す動作手順図である。
【図5】本発明の第一実施形態の金融取引情報入出力シ
ステムにおける利用者への定期的な取引履歴の報告処理
手順を示す動作手順図である。
【図6】本発明の第二実施形態の金融取引情報入出力シ
ステムにおける取引処理手順を示す動作手順図である。
【図7】本発明の第三実施形態の金融取引情報入出力シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 ユーザ端末 11 I/F 20 金融機関システム 21 金融機関データベース 22 ATM 30 入力支援カード 31 変更不可領域 31a 顧客ID 32b その他 32 顧客情報記憶領域 32a 顧客情報更新フラグ 32b 住所 32c メールアドレス 32d 取引履歴連絡方法 32e その他の顧客情報 33 取引情報記憶領域 33a 過去数回分の取引履歴 33b 過去の取引内容 33c 事前に入力しておける取引内容 33d その他の取引情報 40 金融機関カード 50 入力支援記録媒体 60 通信回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07D 9/00 421 G07D 9/00 421 G07F 19/00 476

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザ端末が、通信回線を介して金融機
    関システムに接続するとともに、入力支援カードの読み
    書きを行い、この入力支援カードをATMで使用する金
    融取引情報入出力システムであって、 前記金融機関システムから受信した入力支援ファイルを
    用いて、前記入力支援カードに少なくとも顧客情報又は
    取引情報のいずれかを記録する前記ユーザ端末と、 前記ユーザ端末及び前記ATMによる読み書き可能な記
    録領域を有する前記入力支援カードと、 前記入力支援カードを読み取って、前記入力支援カード
    が記憶する前記顧客情報又は前記取引情報にもとづい
    て、前記金融機関システムに対して取引を行う前記AT
    Mとを有することを特徴とする金融取引情報入出力シス
    テム。
  2. 【請求項2】 ユーザ端末が、通信回線を介して金融機
    関システムに接続するとともに、入力支援記録媒体の読
    み書きを行い、この入力支援記録媒体をATMで使用す
    る金融取引情報入出力システムであって、 前記金融機関システムから受信した入力支援ファイルを
    用いて、前記入力支援記録媒体に少なくとも顧客情報又
    は取引情報のいずれかを記録する前記ユーザ端末と、 前記ユーザ端末及び前記ATMによる読み書き可能な記
    録領域を有する前記入力支援記録媒体と、 金融機関カード及び前記入力支援記録媒体を読み取っ
    て、前記入力支援記録媒体が記憶する前記顧客情報又は
    前記取引情報にもとづいて、前記金融機関システムに対
    して取引を行う前記ATMとを有することを特徴とする
    金融取引情報入出力システム。
  3. 【請求項3】 前記ATMが、前記入力支援カード又は
    前記入力支援記録媒体を読み取った後、前記入力支援カ
    ード又は前記入力支援記録媒体が記憶する前記顧客情報
    にもとづいて前記金融機関システムの記録を更新するこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の金融取引情報入出
    力システム。
  4. 【請求項4】 前記ATMが、前記取引を行うに際し、
    前記入力支援カード又は前記入力支援記録媒体に取引履
    歴を前記取引情報として記録することを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の金融取引情報入出力システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記入力支援カード又は前記入力支援記
    録媒体の読み取りに際して、前記ATM又は前記金融機
    関システムが、前記入力支援ファイルのバージョン確認
    を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の金融取引情報入出力システム。
  6. 【請求項6】 前記バージョン確認の結果、前記入力支
    援カード又は前記入力支援記録媒体の記憶する前記顧客
    情報又は前記取引情報が、そのまま利用することのでき
    ないものである場合に、前記ATM又は前記金融機関シ
    ステムが、前記顧客情報又は前記取引情報を変換して利
    用することを特徴とする請求項5記載の金融取引情報入
    出力システム。
  7. 【請求項7】 前記金融機関システムが、定期的に所定
    の期間内における取引履歴を、前記ユーザ端末へ送信
    し、又は、利用者に送付するとともに、必要に応じて、
    金融商品の案内を併せて送信又は送付することを特徴と
    する請求項1〜6のいずれかに記載の金融取引情報入出
    力システム。
  8. 【請求項8】 ユーザ端末が、通信回線を介して金融機
    関システムに接続するとともに、入力支援カードの読み
    書きを行い、この入力支援カードをATMで使用する金
    融取引情報入出力方法であって、 前記ユーザ端末が、前記金融機関システムから受信した
    入力支援ファイルを用いて、前記入力支援カードに少な
    くとも顧客情報又は取引情報のいずれかを記録し、 前記ATMが、前記入力支援カードを読み取って、前記
    入力支援カードが記憶する前記顧客情報又は前記取引情
    報にもとづいて、前記金融機関システムに対して取引を
    行うことを特徴とする金融取引情報入出力方法。
  9. 【請求項9】 前記ATMが、前記取引を行うに際し、
    前記入力支援カード又は前記入力支援記録媒体に取引履
    歴を前記取引情報として記録することを特徴とする請求
    項8記載の金融取引情報入出力方法。
  10. 【請求項10】 前記入力支援カードの読み取りに際し
    て、前記ATM又は前記金融機関システムが、前記入力
    支援ファイルのバージョン確認を行い、 このバージョン確認の結果、前記入力支援カード又は前
    記入力支援記録媒体の記憶する前記顧客情報又は前記取
    引情報が、そのまま利用することのできないものである
    場合に、前記ATM又は前記金融機関システムが、前記
    顧客情報又は前記取引情報を変換して利用することを特
    徴とする請求項8又は9記載の金融取引情報入出力方
    法。
  11. 【請求項11】 事前にユーザ端末を用いて、通信回線
    を介して金融機関システムから受信した入力支援ファイ
    ルにもとづき、少なくとも顧客情報又は取引情報のいず
    れかが記録された入力支援カードを読み取って、ATM
    に取引を行わせる金融取引情報入出力プログラムであっ
    て、 前記ATMに、 前記顧客情報の変更確認を行わせ、変更がある場合に、
    この変更を前記金融機関システムに反映させ、 前記取引情報を、前記入力支援カードから読み出させ、
    必要に応じて、前記取引情報を変更させるとともに、こ
    の取引情報を用いて取引を行わせ、 取引履歴を前記取引情報として、入力支援カードに記録
    させることを実行させるための金融取引情報入出力プロ
    グラム。
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