JPH11143753A - データ変換装置、方法及び記録媒体 - Google Patents

データ変換装置、方法及び記録媒体

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JPH11143753A
JPH11143753A JP9304026A JP30402697A JPH11143753A JP H11143753 A JPH11143753 A JP H11143753A JP 9304026 A JP9304026 A JP 9304026A JP 30402697 A JP30402697 A JP 30402697A JP H11143753 A JPH11143753 A JP H11143753A
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JP9304026A
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Hidenobu Hane
秀宜 羽根
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラム或いはバージョン相互間のすべて
の組み合わせについてデータ変換手段がなくても、特定
の形式に変換することなく、所望の形式にデータを変換
する。 【解決手段】 変換元のデータがどのバージョンのデー
タであるかをデータ解析手段101で解析し、解析した
バージョンと指定された変換すべきデータのバージョン
とをバージョン比較手段102によって比較する。バー
ジョン変換駆動手段103は、バージョン比較手段10
2の比較結果に従って、バージョン変換手段201〜2
0m、301〜30nを順次駆動させ、データを指定さ
れたバージョンの形式に変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データの形式を変
換することができるデータ変換装置、方法及びこの方法
を実現するためのプログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】データ変換装置は、例えば、計算機シス
テムにおいてあるアプリケーションプログラムで作成し
たデータの形式を、別のアプリケーションプログラムで
の形式や、同一名のアプリケーションプログラムであっ
てもバージョンが異なるものでの形式に変換するために
用いられる。
【0003】従来、このようなデータ変換装置は、ある
アプリケーションプログラムの特定のバージョンで作成
したデータの形式を、他のアプリケーションプログラム
の特定のバージョンでのデータの形式にしか変換できな
かった。つまり、アプリケーションプログラム或いはバ
ージョン間でのデータ形式の変換には、それぞれ固有の
データ変換手段を必要としていた。或いは、直接的にデ
ータ形式を変換できない場合は、一つのデータ変換手段
を用いて両者のいずれのデータ形式とも変換可能な特定
のデータ形式に一旦変換し、他のデータ変換手段を用い
て所望のデータ形式に変換していた。このため、所望の
データ形式に変換するために、少なくとも2回の操作が
必要となり、操作が煩雑であった。
【0004】このような問題を解決するため、アプリケ
ーションプログラム或いはバージョン間でのデータ形式
に固有のデータ変換手段を要することなく、しかも1回
の操作でデータを所望の形式に変換するための技術が、
例えば、特開平4−7759号公報、特開平5−150
941号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、いずれもデータを所望の形式に変換するため
には、変換元のデータを一旦特定のデータ形式に変換し
なければならない。このため、変換元とすべきすべての
データ形式のそれぞれについて、そのデータを前記特定
のデータ形式に変換するデータ変換手段が必要となって
いた。このため、このようなデータ変換手段の開発のた
めのコストが必要となるという問題があった。
【0006】また、特にコンピュータソフトウェアの分
野においては、近年、技術の進歩がめざましく、新しい
バージョンのプログラムが次々と市場に投入されている
のが現状である。従って、上記従来例のようなデータ変
換装置でデータ変換を行う場合には、次々と投入される
新しいバージョンのプログラムでのデータを前記特定の
データ形式に変換するデータ変換手段が必要となってい
た。このようなデータ変換手段が得られない場合には、
結局、データ変換のために2回以上の操作が必要となっ
ていた。
【0007】一方、新しいバージョンのプログラムは、
同一のプログラムの古いバージョン、特に一つ前のバー
ジョンでのデータ形式に対して、相互にデータ形式の変
換を行うことができるデータ変換手段を備えているのが
一般的である。また、同一の開発・販売元から提供され
たプログラムは、例えば、ワードプロセッサと表計算ソ
フトなどの種別の異なるプログラム間でデータ形式を相
互に変換できるデータ変換手段を備えているのが一般的
である。さらには、異なる開発・販売元から提供された
プログラムでも、種別の同じプログラム間でデータを相
互に変換できるデータ変換手段を備えているのが一般的
である。
【0008】本発明は、プログラム或いはバージョン相
互間のすべての組み合わせについてデータ変換手段を用
意することなく、データを所望の形式に変換することが
できるデータ変換装置、方法及びこの方法を実現するた
めのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体を提供することを目的とする。
【0009】本発明は、また、特定の形式にデータを変
換する必要がなく、データを所望の形式に変換すること
ができるデータ変換装置、方法及びこの方法を実現する
ためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体を提供することを目的とする。
【0010】本発明は、また、各プログラムの開発・販
売元から提供されるデータ変換手段を有効に利用するこ
とによって、簡単な操作でデータ変換をすることができ
るデータ変換装置、方法及びこの方法を実現するための
プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点にかかるデータ変換装置は、同
一のプログラムにおける隣接するバージョン間でのデー
タの形式を変換するための複数のデータ変換手段と、変
換元となるデータを入力する入力手段と、前記入力手段
から入力された前記データのバージョンに関する情報を
抽出するバージョン抽出手段と、前記入力手段から入力
された前記データが変換されるべきデータ形式のバージ
ョンに関する情報を指定するバージョン指定手段と、前
記バージョン抽出手段が抽出したバージョンに関する情
報と前記バージョン指定手段によって指定されたバージ
ョンに関する情報とを比較するバージョン比較手段と、
前記バージョン比較手段での比較結果によりバージョン
が異なるときに、前記複数のデータ変換手段によるデー
タ形式の変換を順次行わせて、前記入力手段から入力さ
れた前記データの形式を前記バージョン指定手段から指
定されたバージョンのデータ形式に変換させる変換制御
手段と、を備える、ことを特徴とする。
【0012】上記データ変換装置によれば、同一のプロ
グラムにおいて隣接するバージョン間でのみデータの形
式を変換するデータ変換手段を用意しておけば、前記変
換制御手段によって入力されたデータを指定手段から指
定された所望のバージョンの形式のデータに変換するこ
とができる。このため、簡単な操作でデータ形式の変換
が可能となる。また、バージョン相互間のすべての組み
合わせついてデータ変換手段を用意する必要がないの
で、データ変換手段を実現するためのプログラムを記憶
するために記憶手段の容量がとられることがない。ま
た、特定の形式のデータに変換するデータ変換手段も用
意する必要がなく、当該プログラムの開発・販売元が通
常提供するデータ変換手段を利用して安価にデータ変換
装置を構成することができる。ここで同一のプログラム
とは、一般に、同一の開発・販売元から同一名称で提供
されるプログラムのことであり、上位バージョンが下位
バージョンに対して互換性をもつものをいう。
【0013】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点にかかるデータ変換装置は、データの形式を変換す
るための複数のデータ変換手段のいずれかを用いて変換
することが可能なデータ形式の関係を記憶する記憶手段
と、変換元となるデータを入力する入力手段と、前記入
力手段から入力された前記データのデータ形式を抽出す
る形式抽出手段と、前記入力手段から入力された前記デ
ータが変換されるべきデータ形式を指定する形式指定手
段と、前記入力手段から入力された前記データの形式
を、前記記憶手段に記憶された前記関係を参照して、前
記形式抽出手段が抽出したデータ形式から前記形式指定
手段によって指定されたデータ形式まで、前記複数のデ
ータ変換手段のうちの対応するものに順次変換させる変
換制御手段と、を備える、ことを特徴とする。
【0014】上記データ変換装置によれば、プログラム
或いはバージョン相互間のすべての組み合わせについて
データ変換手段を用意する必要がないので、データ変換
手段を実現するためのプログラムを記憶するために記憶
手段の容量がとられることがない。また、変換制御手段
によってデータ変換が順次行われるので、操作が簡単と
なる。さらには、上記データ変換装置では、前記記憶手
段に記憶されている変換可能なデータの形式であれば、
任意の他の形式を介してデータ形式の変換を行うことが
できる。このため、特定のデータ形式のデータに変換す
るデータ変換データ変換手段も用意する必要がなく、例
えば、プログラムを開発・販売元が通常提供するデータ
変換手段を利用して安価にデータ変換装置を構成するこ
とができる。
【0015】ここでいうデータ形式には、同一の名称の
プログラムの異なるバージョンによるデータ形式、同一
の会社の異なる種別(ワードプロセッサ、表計算などの
別)のプログラムでのデータ形式、異なる会社の同一の
種別のプログラムによるデータ形式、テキスト形式など
の汎用のデータ形式などをすべて含む。また、文書デー
タに関するデータ形式だけでなく、GIFなどの画像デ
ータのデータ形式をも含む。
【0016】なお、上記データ変換装置は、1台の計算
機上で実現するものとしても、LANなどを介して接続
されたクライアント−サーバシステム上で実現するもの
としてもよい。
【0017】上記データ変換装置において、前記記憶手
段は、前記複数のデータ変換手段のそれぞれによって変
換可能な変換元のデータ形式と変換後のデータ形式との
関係を有向グラフで記憶してもよい。この場合、前記変
換制御手段は、前記形式抽出手段が抽出したデータ形式
から前記形式指定手段によって指定されたデータ形式ま
での前記有向グラフにおける経路を算出する経路算出手
段を備え、前記経路算出手段が算出した前記経路に対応
する前記複数のデータ変換手段に順次前記入力手段から
入力された前記データの形式を変換させるものとするこ
とができる。
【0018】ここで、前記経路算出手段は、前記有向グ
ラフにおける最短の経路を算出する手段を備えるものと
することができる。
【0019】また、前記有向グラフの各枝は、対応する
データ変換手段によるデータ変換の精度によって重み付
けがされたものとしてもよい。この場合、前記経路算出
手段は、各枝の重み付けに従って、データ変換の精度が
最も高くなる経路を算出する手段を備えるものとするこ
とができる。
【0020】また、前記有向グラフの各枝は、対応する
データ変換手段によるデータ変換の速度によって重み付
けがされたものとしてもよい。この場合、前記経路算出
手段は、各枝の重み付けに従って、データ変換の速度が
最も速くなる経路を算出する手段を備えるものとするこ
とができる。
【0021】前記複数のデータ変換手段のそれぞれによ
って変換可能な変換元のデータ形式と変換後のデータ形
式との関係を有向グラフで表し、前記経路算出手段でこ
の有向グラフ上の経路を算出することによって、効率的
にデータ変換を実行することができる。なお、前記経路
算出手段が前記有向グラフにおける最短の経路を算出す
る場合には、この算出を容易に行える。また、前記有向
グラフの各枝にデータ変換の精度によって重み付けする
ことによって、データ変換の精度を高くすることができ
る。また、前記有向グラフの各枝にデータ変換の速度に
よって重み付けをすることによって、データ変換の速度
を速くすることができる。
【0022】上記データ変換装置において、前記変換制
御手段は、前記経路算出手段が前記形式抽出手段が抽出
したデータ形式から前記形式指定手段によって指定され
たデータ形式までの前記有向グラフにおける経路を算出
できなかったときに、データ形式の変換が不可である旨
を通知する通知手段をさらに備えるものとしてもよい。
【0023】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点にかかるデータ変換方法は、同一のプログラムにお
ける隣接するバージョン間でのデータ形式を変換するた
めの複数のデータ変換手段を備えるシステムにおけるデ
ータ変換方法であって、変換元となるデータを入力する
入力ステップと、前記入力ステップで入力された前記デ
ータのバージョンに関する情報を抽出するバージョン抽
出ステップと、前記入力ステップで入力された前記デー
タが変換されるべきデータ形式のバージョンに関する情
報を指定するバージョン指定ステップと、前記バージョ
ン抽出ステップで抽出したバージョンに関する情報と前
記バージョン指定ステップで指定されたバージョンに関
する情報とを比較するバージョン比較ステップと、前記
バージョン比較ステップでの比較結果によりバージョン
が異なるときに、前記複数のデータ変換手段によるデー
タ形式の変換を順次行わせて、前記入力手段から入力さ
れた前記データの形式を前記バージョン指定ステップで
指定されたバージョンのデータ形式に変換させる変換制
御ステップと、を含む、ことを特徴とする。
【0024】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点にかかるデータ変換方法は、データの形式を変換す
るための複数のデータ変換手段の何れかを用いて変換す
ることが可能なデータ形式の関係を記憶手段に記憶する
記憶ステップと、変換元となるデータを入力する入力ス
テップと、前記入力ステップで入力された前記データの
データ形式を抽出する形式抽出ステップと、前記入力ス
テップで入力された前記データが変換されるべきデータ
形式を指定する形式指定ステップと、前記入力ステップ
で入力された前記データの形式を、前記記憶ステップで
前記記憶手段に記憶された前記関係を参照して、前記形
式抽出ステップで抽出したデータ形式から前記形式指定
ステップで指定されたデータ形式まで、前記複数のデー
タ変換手段のうちの対応するものに順次変換させる変換
させる変換制御ステップと、を含む、ことを特徴とす
る。
【0025】上記データ変換方法において、前記記憶ス
テップは、前記複数のデータ変換手段のそれぞれによっ
て変換可能な変換元のデータ形式と変換後のデータ形式
との関係を有向グラフで前記記憶手段に記憶するものと
してもよい。この場合、前記変換制御ステップは、前記
形式抽出ステップで抽出したデータ形式から前記形式指
定ステップで指定されたデータ形式までの前記有向グラ
フにおける経路を算出するステップと、該ステップで算
出した前記経路に対応する前記複数のデータ変換手段に
順次前記入力ステップで入力された前記データの形式を
変換させるステップとを含むものとすることができる。
【0026】上記目的を達成するため、本発明の第5の
観点にかかるコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
データの形式を変換するための複数のデータ変換手段の
何れかを用いて変換することが可能なデータ形式の関係
を記憶手段に記憶する記憶ステップと、変換元となるデ
ータを入力する入力ステップと、前記入力ステップで入
力された前記データのデータ形式を抽出する形式抽出ス
テップと、前記入力ステップで入力された前記データが
変換されるべきデータ形式を指定する形式指定ステップ
と、前記入力ステップで入力された前記データの形式
を、前記記憶ステップで前記記憶手段に記憶された前記
関係を参照して、前記形式抽出ステップで抽出したデー
タ形式から前記形式指定ステップで指定されたデータ形
式まで、前記複数のデータ変換手段のうちの対応するも
のに順次変換させる変換させる変換制御ステップと、を
実現するプログラムを記憶する、ことを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について説明する。
【0028】[第1の実施の形態]この実施の形態で
は、あるアプリケーションプログラムで作成したデータ
のデータ形式を、そのアプリケーションプログラムと同
一で、かつバージョンが上位(バージョン番号が大き
い)のデータ形式に変換する場合について説明する。
【0029】図1は、この実施の形態に適用される情報
処理装置の構成を示すブロック図である。図示するよう
に、この情報処理装置は、バス2を介して相互に接続さ
れたCPU1と、主記憶装置3と、外部記憶装置4と、
入力装置5と、出力装置6とから構成されている。
【0030】CPU1は、主記憶装置3に記憶された後
述するフローチャートに示すプログラムなどの処理プロ
グラムを実行することによって、後述するデータ変換装
置の各手段の機能を実現する。主記憶装置2は、CPU
1の処理プログラムの記憶エリアとして使用されるほ
か、CPU1のワークエリアとして使用される。外部記
憶装置4は、磁気ディスク装置などによって構成され、
主記憶装置2に転送する処理プログラムを格納するほ
か、データ形式の変換対象となるデータや変換後のデー
タが格納される。入力装置5は、キーボード、マウスな
どによって構成され、ユーザの操作によってデータ変換
の指示、変換後のデータ形式などを入力する。出力装置
6は、CRTなどの表示装置によって構成され、CPU
1の処理結果を表示する。
【0031】上記の情報処理装置では、CPU1による
処理プログラムの実行によって、図2に示すデータ変換
装置の各機能を実現する。このデータ変換装置は、図示
するように、データ変換制御部10と、アプリケーショ
ンA用バージョン変換部20と、アプリケーションB用
バージョン変換部30とから構成される。
【0032】データ変換制御部10は、データ解析手段
101と、バージョン比較手段102と、バージョン変
換駆動手段103とを有する。データ解析手段101
は、入力装置5の操作に応答して外部記憶装置4から主
記憶装置2に入力された変換元のデータのデータ形式
(アプリケーションプログラム名及びバージョン番号
等)を解析する。バージョン比較手段102は、入力装
置5から入力された変換後のデータ形式を、データ解析
手段101が解析した変換元のデータのデータ形式と比
較する。バージョン変換駆動手段103は、バージョン
比較手段102の比較結果に応答してアプリケーション
A用、B用バージョン変換部20、30の各バージョン
変換手段201〜20m、301〜30nを順次動作さ
せ、データ変換を実行させる。
【0033】バージョン変換部20、30は、それぞれ
複数のバージョン変換手段201〜20m、301〜3
0nを有する。バージョン変換手段201〜20m、3
01〜30nはそれぞれ、図3に示すように、バージョ
ン番号vのアプリケーションプログラムで作成されたデ
ータの形式をバージョン番号v+1のアプリケーション
プログラムで作成されたデータの形式に変換する機能を
有する(但し、vは、1乃至mまたは1乃至n)。
【0034】以下、この実施の形態のデータ変換装置に
おける動作について、図4、図5のフローチャートを参
照して説明する。ユーザが入力装置5から所定の操作入
力をすることにより、外部記憶装置4から主記憶装置3
に変換元となるデータが入力される。続いて、ユーザが
入力装置5から該データのデータ変換要求を入力し、ま
た、入力データが変換されるべき所望のアプリケーショ
ンプログラム名及びバージョン番号を入力する。これに
より、図4のフローチャートの処理が開始する。
【0035】図4のフローチャートの処理では、まず、
データ解析手段101は、データ変換要求に応答して、
主記憶装置3に入力されたデータを解析し、そのデータ
に対応するアプリケーションプログラム名とバージョン
番号とを得る(ステップS11)。次に、ステップS1
1で解析したアプリケーションプログラム名が、入力し
たデータの変換後のアプリケーションプログラム名と同
一であるかどうかを判定する(ステップS12)。
【0036】ステップS12で両者のアプリケーション
プログラム名が同一でないと判定したときは、データの
変換ができないことを、例えば出力装置6に表示するな
どしてユーザに通知し(ステップS14)、このフロー
チャートの処理を終了する。一方、ステップS12で両
者のアプリケーションプログラム名が同一であると判定
したときは、図5のフローチャートに示す「指定アプリ
ケーションのデータに関してバージョン変換」のサブル
ーチンに進む(ステップS13)。
【0037】図5のフローチャートの処理では、バージ
ョン比較手段12により、ステップS11で解析したバ
ージョン番号(2回目以降は変換後のバージョン番号)
と、入力装置5から入力された変換を希望するバージョ
ン番号とが比較される(ステップS21)。
【0038】ステップS21の比較結果により、バージ
ョン番号が希望するバージョン番号より小さい場合に
は、バージョン変換駆動手段103の処理が実行され
る。バージョン変換駆動手段103では、ステップS1
1で解析したアプリケーションプログラム名に対応する
バージョン変換部20、30を選び、さらにバージョン
変換手段201〜20m、301〜30nのうちバージ
ョン番号vのデータ形式をバージョン番号v+1のデー
タ形式に変換するものにデータの変換をさせる(ステッ
プS22)。そして、ステップS21の処理に戻る。な
お、ステップS21では、既に1回以上データ変換(ス
テップS22)が行われている場合はその変換されたデ
ータのバージョン番号を希望するバージョン番号と比較
し、ステップS21では変換されたバージョン番号に基
づいてバージョン変換手段201〜20m、301〜3
0nを選択する。
【0039】ステップS21の比較結果により、バージ
ョン番号が希望するバージョン番号より大きい場合に
は、データの変換ができないことをユーザに通知し(ス
テップS23)、このフローチャートの処理を終了して
メインルーチン(図4)に復帰する。ステップS21の
比較結果により、両者のバージョン番号が等しい場合
は、そのままこのフローチャートの処理を終了してメイ
ンルーチンに復帰する。
【0040】以上説明したように、この実施の形態のデ
ータ変換装置では、バージョン相互間のすべての組み合
わせについてバージョン変換手段を用意していなくて
も、上位バージョンでのデータ形式にデータを変換する
ことが可能となる。従って、データ変換手段の数が少な
くて済み、データ変換手段を記憶するための記憶媒体の
容量が少なくて済む。また、変換元のデータの入力指
示、及び希望するバージョン番号の入力は、1回でよい
ので、操作が簡単となる。さらには、特定の形式のデー
タに変換するデータ変換手段も用意する必要がないの
で、当該プログラムの開発・販売元が通常提供するデー
タ変換手段を利用することができ、安価にデータ変換装
置を構成することができる。
【0041】[第2の実施の形態]上記の第1の実施の
形態では、変換後のデータ形式は、変換元のデータのデ
ータ形式よりも上位バージョン(バージョン番号が大き
い)ものについて説明したが、このバージョンでは、上
位バージョン、下位バージョンのいずれでのデータ形式
にも相互に変換することができるデータ変換装置につい
て説明する。
【0042】この実施の形態に適用される情報処理装置
の構成は、上記の第1の実施の形態で説明したもの(図
1)と実質的に同一である。また、この実施の形態の情
報処理装置で実現されるデータ変換装置の機能構成も、
バージョン変換手段201〜20m、301〜30nの
機能を除いては、第1の実施の形態で説明したもの(図
2)と実質的に同一である。
【0043】この実施の形態において、バージョン比較
手段201〜20m、301〜30nはそれぞれ、図6
に示すように、バージョン番号vのアプリケーションプ
ログラムで作成されたデータの形式をバージョン番号v
+1のアプリケーションプログラムで作成されたデータ
の形式に変換する機能と、バージョン番号v+1のアプ
リケーションプログラムで作成されたデータの形式をバ
ージョン番号vのアプリケーションプログラムで作成さ
れたデータの形式に変換する機能を有する(但し、v
は、1乃至mまたは1乃至n)。
【0044】この実施の形態におけるデータ変換装置の
動作において、メインルーチンは、第1の実施の形態の
もの(図4)と同一である。但し、この実施の形態のデ
ータ変換装置では、「指定アプリケーションのデータに
関してバージョン変換」のサブルーチンの処理が異な
る。以下、この実施の形態における「指定アプリケーシ
ョンのデータに関してバージョン変換」のサブルーチン
の処理について、図7を参照して説明する。
【0045】図7のフローチャートの処理では、バージ
ョン比較手段102により、ステップS11で解析した
バージョン番号(2回目以降は変換後のバージョン番
号)と、入力装置5から入力された変換を希望するバー
ジョン番号とが比較される(ステップS31)。
【0046】ステップS31の比較結果により、バージ
ョン番号が希望するバージョン番号より小さい場合に
は、バージョン変換駆動手段103の処理が実行され
る。バージョン変換駆動手段103では、ステップS1
1で解析したアプリケーションプログラム名に対応する
バージョン変換部20、30を選び、さらにバージョン
変換手段201〜20m、301〜30nのうちバージ
ョン番号vのデータ形式をバージョン番号v+1のデー
タ形式に変換するものにデータの変換をさせる(ステッ
プS32)。そして、ステップS31の処理に戻る。な
お、ステップS21では、既に1回以上データ変換(ス
テップS32)が行われている場合はその変換されたデ
ータのバージョン番号を希望するバージョン番号と比較
し、ステップS21では変換されたバージョン番号に基
づいてバージョン変換手段201〜20m、301〜3
0nを選択する。
【0047】ステップS31の比較結果により、バージ
ョン番号が希望するバージョン番号より大きい場合に
は、バージョン変換駆動手段103の処理が実行され
る。バージョン変換駆動手段103では、ステップS1
1で解析したアプリケーションプログラム名に対応する
バージョン変換部20、30を選び、さらにバージョン
変換手段201〜20m、301〜30nのうちバージ
ョン番号v−1のデータ形式をバージョン番号vのデー
タ形式に変換するものにデータの変換をさせる(ステッ
プS33)。そして、ステップS31の処理に戻る。
【0048】ステップS31の比較結果により、両者の
バージョン番号が等しい場合は、そのままこのフローチ
ャートの処理を終了してメインルーチンに復帰する。
【0049】以上説明したように、この実施の形態のデ
ータ変換装置によれば、上記第1の実施の形態と同様の
効果が得られると共に、下位のバージョンのデータ形式
への変換も可能となる。
【0050】[第3の実施の形態]上記の第1、第2の
実施の形態では、同一のアプリケーションプログラムの
バージョンが異なるもので作成されたデータの形式を変
換する場合について説明したが、この実施の形態では、
異なるアプリケーションプログラムで作成されたデータ
間でのデータ形式も可能なデータ変換装置について説明
する。
【0051】この実施の形態に適用される情報処理装置
の構成は、上記の第1の実施の形態で説明したもの(図
1)と実質的に同一である。図9は、この実施の形態で
実現されるデータ変換装置の機能構成を示す機能ブロッ
ク図である。図示するように、このデータ変換装置は、
データ変換制御部100と、アプリケーションA用バー
ジョン変換部20と、アプリケーションB用バージョン
変換部30と、アプリケーション間データ変換部40と
から構成される。
【0052】データ変換制御部100は、第1、第2の
実施の形態のデータ変換装置におけるデータ変換制御部
10にアプリケーション間データ変換制御手段104が
加わった構成となっている。
【0053】アプリケーション間データ変換制御手段1
04は、バージョン変換手段201〜20m、301〜
30n及びアプリケーション間データ変換手段401、
402によって変換が可能なアプリケーションプログラ
ム間の関係を表す有向グラフを有する。アプリケーショ
ン間データ変換制御手段104は、データ解析手段10
1が解析した変換元のデータのデータ形式から、入力装
置5からの入力によって指定された変換後のデータ形式
までの有向グラフ上のパス(枝)での最短経路を求め
る。そして、求めた有向グラフ上の最短経路に従って、
バージョン比較手段102及びバージョン変換駆動手段
103を介してバージョン変換手段201〜20m、3
01〜30nを、或いはアプリケーション間データ変換
手段401、402を順次動作させ、データ変換を実行
する。
【0054】アプリケーション間データ変換部40は、
複数のアプリケーション間データ変換手段401、40
2を有する。アプリケーション間データ変換手段40
1、402は、図9に示すように、それぞれバージョン
番号vのアプリケーションプログラムXで作成されたデ
ータの形式をバージョン番号wのアプリケーションプロ
グラムYで作成されたデータの形式に変換する機能を有
する。
【0055】なお、このデータ変換装置において、アプ
リケーションA用バージョン変換部20と、アプリケー
ションB用データ変換部30との構成は、第2の実施の
形態で説明したものと実質的に同一である。
【0056】以下、この実施の形態のデータ変換装置に
おける動作について、図10〜図12のフローチャート
を参照して、説明する。ユーザが入力装置5から所定の
操作入力をすることにより、外部記憶装置4から主記憶
装置3に変換元となるデータが入力される。続いて、ユ
ーザが入力装置5から該データのデータ変換要求を入力
し、また、入力データが変換されるべき所望のアプリケ
ーションプログラム名及びバージョン番号を入力する。
これにより、図10のフローチャートの処理が開始す
る。
【0057】図10のフローチャートの処理では、ま
ず、データ解析手段12は、データ変換要求に応答し
て、主記憶装置3に入力されたデータを解析し、そのデ
ータに対応するアプリケーションプログラム名とバージ
ョン番号とを得る(ステップS11)。次に、ステップ
S11で解析したアプリケーションプログラム名が、入
力したデータの変換後のアプリケーションプログラム名
と同一であるかどうかを判定する(ステップS12)。
【0058】ステップS12で両者のアプリケーション
プログラム名が同一であると判定したときは、「指定ア
プリケーションのデータに関してバージョン変換」のサ
ブルーチンに進む(ステップS13)。この「指定アプ
リケーションのデータに関してバージョン変換」のサブ
ルーチンの処理は、第2の実施の形態のもの(図7)と
同一であり、このサブルーチンの処理が終了すると、図
10のメインルーチンの処理も終了する。
【0059】ステップS12で両者のアプリケーション
プログラム名が同一でないと判定したときは、図11の
フローチャートに示す「アプリケーション間変換」のサ
ブルーチンの処理に進む(ステップS44)。
【0060】図11のフローチャートの処理では、アプ
リケーション間データ変換制御手段104は、それ自身
が有する有向グラフを調べ、ステップS41で解析した
データ形式(アプリケーションプログラム名及びバージ
ョン番号)から希望する変換後のデータ形式までの有向
グラフ上の経路(組み合わせパス)を検索する(ステッ
プS51)。そして、ステップS51で1つ以上の組み
合わせパスが検索されたかどうかを判定する(ステップ
S52)。
【0061】ステップS52で組み合わせパスが検索さ
れなかったと判定したときは、データの変換ができない
ことをユーザに通知し(ステップS55)、このフロー
チャートの処理を終了してメインルーチン(図10)に
復帰する。
【0062】ステップS52で組み合わせパスが1つ以
上検索されたと判定したときは、検索された組み合わせ
パスからデータ変換回数の総和が最も少ない組み合わせ
パス、すなわち有向グラフ上のパスの最短経路を選択す
る(ステップS53)。そして、ステップS53で選択
された組み合わせパスに基づいて、図12のフローチャ
ートに示すデータ変換の処理を行う(ステップS5
4)。
【0063】図12のフローチャートの処理では、有向
グラフ上での選択された組み合わせパスでの先頭ノー
ド、すなわちステップS41で解析したアプリケーショ
ンプログラム名及びバージョン番号に対応するノードを
変数「現在ノード」に代入する(ステップS61)。
【0064】次に、変数「現在ノード」で示されるアプ
リケーションプログラムでの形式のデータを、アプリケ
ーション間データ変換手段401、402で変換可能な
バージョン番号のデータ形式に変換する。この変換は、
アプリケーション間データ制御手段104の制御に従
い、バージョン間変換駆動手段103を動作させて、図
7のフローチャートに示す処理を実行することによりな
される。但し、この場合、希望するバージョン番号をア
プリケーション間データ変換手段401、402で変換
可能なバージョン番号とする(ステップS62)。
【0065】次に、アプリケーション間データ変換手段
401、402を用いて、別のアプリケーションプログ
ラムでのデータ形式への変換を行う(ステップS6
3)。そして、ステップS63における変換後のアプリ
ケーションプログラムでのデータ形式に対応するノー
ド、すなわち有向グラフ上の選択した組み合わせパスで
の次のノードを「現在ノード」に代入する(ステップS
64)。
【0066】次に、変数「現在ノード」がステップS5
3で選択した組み合わせパスでの最終ノードに対応する
ものであるかどうかを判定する(ステップS65)。ス
テップS65で「現在ノード」が最終ノードでないと判
定したときは、ステップS62の処理に戻る。ステップ
S65で「現在ノード」が最終ノードであると判定した
ときは、このフローチャートの処理を終了し、図11の
フローチャートの処理に復帰する。図11のフローチャ
ートの処理はそのまま終了し、図10のメインルーチン
の処理に復帰するが、その後ステップS43のサブルー
チンの処理によって希望するバージョン番号のデータ形
式までの変換が行われる。
【0067】以下、この実施の形態のデータ変換装置に
おける動作の具体例について、図13の有向グラフを参
照して説明する。ここで、バージョン番号3のアプリケ
ーションプログラムAのデータからバージョン番号5の
アプリケーションプログラムCのデータに、そのデータ
形式を変換する場合を考える。
【0068】この場合において、アプリケーションプロ
グラムAでのデータ形式からアプリケーションプログラ
ムCでのデータ形式に直接変換する組み合わせパスはな
く、一旦、アプリケーションプログラムBでのデータ形
式を介する「A2B1,B2C2」と「A2B1,B2
C4」の2つの組み合わせパスがある。(但し、アルフ
ァベットはアプリケーションプログラム名を示し、数字
はバージョン番号を示す。)
【0069】ここで、「A2B1,B2C2」の組み合
わせパスでは5回のバージョン変換が必要となるが、
「A2B1,B2C4」の組み合わせパスでは3回のバ
ージョン変換で済む。このため、「A2B1,B2C
4」の組み合わせパスが選択され(ステップS53)、
この選択パスに従ってデータ変換が行われる(ステップ
S54)。
【0070】以上説明したように、この実施の形態のデ
ータ変換装置によれば、同一のアプリケーションプログ
ラムの異なるバージョンでのデータ形式間のみならず、
異なるアプリケーションプログラムでのデータ形式間の
データの変換も、アプリケーションプログラム相互間の
すべての組み合わせについてデータ変換手段を用意して
いなくても、1回の操作で所望のアプリケーションプロ
グラムの所望のバージョン番号でのデータ形式にデータ
を変換することが可能となる。そして、データ変換手段
の数が少なくて済み、データ変換手段を記憶するための
記憶媒体の容量が少なくて済む。さらには、特定の形式
のデータに変換するデータ変換手段も用意する必要がな
いので、当該プログラムの開発・販売元が通常提供する
データ変換手段を利用することができ、安価にデータ変
換装置を構成することができる。
【0071】[実施の形態の変形]上記の第1、第2の
実施の形態では、バージョン変換手段201〜20m、
301〜30nは、隣接するバージョン間、すなわちバ
ージョン番号が1だけ異なる同一のアプリケーションプ
ログラム間でのデータ形式を変換するものであった。こ
れに対して、隣接するバージョン間以外のデータ形式の
変換ができるバージョン変換手段を設けてもよい。この
ようなバージョン変換手段を設けた場合は、第3の実施
の形態に示したような有向グラフを用いてデータ変換の
経路を決定することができる。
【0072】上記の第3の実施の形態では、アプリケー
ション間変換制御手段104は、有向グラフにおけるパ
スの選択をバージョン変換回数の少ないものに従って行
っていた(ステップS53)。しかしながら、本発明は
上記の第3の実施の形態に示すものに限られない。例え
ば、アプリケーションプログラム及びバージョン番号の
それぞれに対応するノードを有する有向グラフを用いて
もよい。このとき、有向グラフの最短経路を選択すれ
ば、経路の算出が容易になる。さらには、有向グラフの
各枝に重み付けをして、この重み付けに従って経路を選
択してもよい。例えば、有向グラフの各枝にデータの変
換精度によって重み付けをし、変換精度が最高となる経
路を選択することによって、変換の精度をよくすること
ができる。また、有向グラフの各枝にデータの変換速度
によって重み付けをし、速度精度が最速となる経路を選
択することによって、変換の速度を速くすることができ
る。
【0073】上記の第1〜第3の実施の形態では、特定
のアプリケーションプログラムの特定のバージョンで作
成したデータを、他の特定のアプリケーションプログラ
ム及び/またはバージョンでのデータ形式に変換する場
合について説明したが、テキスト形式やHTML形式へ
の変換についても同様に実行することができる。また、
変換対象となるデータは、文書データのみならず、GI
F形式などの画像データも含む。
【0074】上記の第1〜第3の実施の形態では、本発
明のデータ変換装置を1台の情報処理装置で実現する場
合について説明したが、例えば、LANを介して接続さ
れたサーバ−クライアントシステムによって実現しても
よい。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プログラム或いはバージョン相互間のすべての組み合わ
せについてデータ変換手段を用意する必要がないので、
データ変換手段を実現するためのプログラムを記憶する
ために記憶手段の容量がとられることがない。また、変
換元のデータの入力と変換後のデータ形式に指定によっ
て、データ変換が順次行われるので、操作が簡単とな
る。さらには、特定のデータ形式のデータに変換するデ
ータ変換データ変換手段も用意する必要がなく、例え
ば、プログラムを開発・販売元が通常提供するデータ変
換手段を利用して安価にデータ変換装置を構成すること
ができる。
【0076】また、複数のデータ変換手段のそれぞれに
よって変換可能な変換元のデータ形式と変換後のデータ
形式との関係を有向グラフで表し、この有向グラフ上の
経路を算出することによって、効率的にデータ変換を実
行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に適用される情報処
理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態にかかるデータ変換
装置の機能構成を示す機能ブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態にかかるバージョン
変換手段の機能を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態にかかるデータ変換
装置における処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態にかかるデータ変換
装置における処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態にかかるバージョン
変換手段の機能を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態にかかるデータ変換
装置における処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施の形態にかかるデータ変換
装置の機能構成を示す機能ブロック図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態にかかるアプリケー
ション間データ変換手段の機能を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態のデータ変換装置
における処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第3の実施の形態のデータ変換装置
における処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第3の実施の形態のデータ変換装置
における処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第3の実施の形態の具体例を示す有
向グラフである。
【符号の説明】
1 CPU 2 バス 3 主記憶装置 4 外部記憶装置 5 入力装置 10 データ変換制御部 20 アプリケーションA用バージョン変換部 30 アプリケーションB用バージョン変換部 40 アプリケーション間データ変換部 100 データ変換制御部 101 データ解析手段 102 バージョン比較手段 103 バージョン変換駆動手段 104 アプリケーション間データ変換制御手段 201〜20m、301〜30n バージョン変換手段 401、402 アプリケーション間データ変換手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一のプログラムにおける隣接するバージ
    ョン間でのデータの形式を変換するための複数のデータ
    変換手段と、 変換元となるデータを入力する入力手段と、 前記入力手段から入力された前記データのバージョンに
    関する情報を抽出するバージョン抽出手段と、 前記入力手段から入力された前記データが変換されるべ
    きデータ形式のバージョンに関する情報を指定するバー
    ジョン指定手段と、 前記バージョン抽出手段が抽出したバージョンに関する
    情報と前記バージョン指定手段によって指定されたバー
    ジョンに関する情報とを比較するバージョン比較手段
    と、 前記バージョン比較手段での比較結果によりバージョン
    が異なるときに、前記複数のデータ変換手段によるデー
    タ形式の変換を順次行わせて、前記入力手段から入力さ
    れた前記データの形式を前記バージョン指定手段から指
    定されたバージョンのデータ形式に変換させる変換制御
    手段と、を備える、 ことを特徴とするデータ変換装置。
  2. 【請求項2】データの形式を変換するための複数のデー
    タ変換手段のいずれかを用いて変換することが可能なデ
    ータ形式の関係を記憶する記憶手段と、 変換元となるデータを入力する入力手段と、 前記入力手段から入力された前記データのデータ形式を
    抽出する形式抽出手段と、 前記入力手段から入力された前記データが変換されるべ
    きデータ形式を指定する形式指定手段と、 前記入力手段から入力された前記データの形式を、前記
    記憶手段に記憶された前記関係を参照して、前記形式抽
    出手段が抽出したデータ形式から前記形式指定手段によ
    って指定されたデータ形式まで、前記複数のデータ変換
    手段のうちの対応するものに順次変換させる変換制御手
    段と、を備える、 ことを特徴とするデータ変換装置。
  3. 【請求項3】前記記憶手段は、前記複数のデータ変換手
    段のそれぞれによって変換可能な変換元のデータ形式と
    変換後のデータ形式との関係を有向グラフで記憶してお
    り、 前記変換制御手段は、前記形式抽出手段が抽出したデー
    タ形式から前記形式指定手段によって指定されたデータ
    形式までの前記有向グラフにおける経路を算出する経路
    算出手段を備え、前記経路算出手段が算出した前記経路
    に対応する前記複数のデータ変換手段に順次前記入力手
    段から入力された前記データの形式を変換させる、 ことを特徴とする請求項2に記載のデータ変換装置。
  4. 【請求項4】前記経路算出手段は、前記有向グラフにお
    ける最短の経路を算出する手段を備える、 ことを特徴とする請求項3に記載のデータ変換装置。
  5. 【請求項5】前記有向グラフの各枝は、対応するデータ
    変換手段によるデータ変換の精度によって重み付けがさ
    れており、 前記経路算出手段は、各枝の重み付けに従って、データ
    変換の精度が最も高くなる経路を算出する手段を備え
    る、 ことを特徴とする請求項3に記載のデータ変換装置。
  6. 【請求項6】前記有向グラフの各枝は、対応するデータ
    変換手段によるデータ変換の速度によって重み付けがさ
    れており、 前記経路算出手段は、各枝の重み付けに従って、データ
    変換の速度が最も速くなる経路を算出する手段を備え
    る、 ことを特徴とする請求項3に記載のデータ変換装置。
  7. 【請求項7】前記変換制御手段は、前記経路算出手段が
    前記形式抽出手段が抽出したデータ形式から前記形式指
    定手段によって指定されたデータ形式までの前記有向グ
    ラフにおける経路を算出できなかったときに、データ形
    式の変換が不可である旨を通知する通知手段をさらに備
    える、 ことを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載
    のデータ変換装置。
  8. 【請求項8】同一のプログラムにおける隣接するバージ
    ョン間でのデータ形式を変換するための複数のデータ変
    換手段を備えるシステムにおけるデータ変換方法であっ
    て、 変換元となるデータを入力する入力ステップと、 前記入力ステップで入力された前記データのバージョン
    に関する情報を抽出するバージョン抽出ステップと、 前記入力ステップで入力された前記データが変換される
    べきデータ形式のバージョンに関する情報を指定するバ
    ージョン指定ステップと、 前記バージョン抽出ステップで抽出したバージョンに関
    する情報と前記バージョン指定ステップで指定されたバ
    ージョンに関する情報とを比較するバージョン比較ステ
    ップと、 前記バージョン比較ステップでの比較結果によりバージ
    ョンが異なるときに、前記複数のデータ変換手段による
    データ形式の変換を順次行わせて、前記入力手段から入
    力された前記データの形式を前記バージョン指定ステッ
    プで指定されたバージョンのデータ形式に変換させる変
    換制御ステップと、を含む、 ことを特徴とするデータ変換方法。
  9. 【請求項9】データの形式を変換するための複数のデー
    タ変換手段の何れかを用いて変換することが可能なデー
    タ形式の関係を記憶手段に記憶する記憶ステップと、 変換元となるデータを入力する入力ステップと、 前記入力ステップで入力された前記データのデータ形式
    を抽出する形式抽出ステップと、 前記入力ステップで入力された前記データが変換される
    べきデータ形式を指定する形式指定ステップと、 前記入力ステップで入力された前記データの形式を、前
    記記憶ステップで前記記憶手段に記憶された前記関係を
    参照して、前記形式抽出ステップで抽出したデータ形式
    から前記形式指定ステップで指定されたデータ形式ま
    で、前記複数のデータ変換手段のうちの対応するものに
    順次変換させる変換させる変換制御ステップと、を含
    む、 ことを特徴とするデータ変換方法。
  10. 【請求項10】前記記憶ステップは、前記複数のデータ
    変換手段のそれぞれによって変換可能な変換元のデータ
    形式と変換後のデータ形式との関係を有向グラフで前記
    記憶手段に記憶するものであり、 前記変換制御ステップは、前記形式抽出ステップで抽出
    したデータ形式から前記形式指定ステップで指定された
    データ形式までの前記有向グラフにおける経路を算出す
    るステップと、該ステップで算出した前記経路に対応す
    る前記複数のデータ変換手段に順次前記入力ステップで
    入力された前記データの形式を変換させるステップとを
    含む、 ことを特徴とする請求項8に記載のデータ変換方法。
  11. 【請求項11】データの形式を変換するための複数のデ
    ータ変換手段の何れかを用いて変換することが可能なデ
    ータ形式の関係を記憶手段に記憶する記憶ステップと、 変換元となるデータを入力する入力ステップと、 前記入力ステップで入力された前記データのデータ形式
    を抽出する形式抽出ステップと、 前記入力ステップで入力された前記データが変換される
    べきデータ形式を指定する形式指定ステップと、 前記入力ステップで入力された前記データの形式を、前
    記記憶ステップで前記記憶手段に記憶された前記関係を
    参照して、前記形式抽出ステップで抽出したデータ形式
    から前記形式指定ステップで指定されたデータ形式ま
    で、前記複数のデータ変換手段のうちの対応するものに
    順次変換させる変換させる変換制御ステップと、を実現
    するプログラムを記憶する、 ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
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