JP2002074234A - オンラインショッピングの決済方法、決済システム、及び収納票出力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】店舗側にとっては設備投資が少なくて済み導入
が容易であり、顧客にとっては利便性に優れ安全性が高
いオンラインショッピングの決済方法及び決済システム
を提供する。簡単な構成でＰＯＳシステムで読み取り可
能なバーコードを印字した標準収納票を出力することが
できる収納票出力装置を提供する。 【解決手段】オンラインショッピングを行った顧客の決
済情報及び受付番号を決済サーバ１４において生成して
記録すると共に、受付番号をインターネット２０を介し
て顧客端末１０に送信し、コンビニエンスストア２２に
配置された収納票出力装置としての簡易端末１４に受付
番号を入力して、決済サーバ１４に記録した決済情報に
基づいてＰＯＳシステムで読み取り可能なバーコードを
印字した標準収納票４６を出力し、ＰＯＳ端末１８で出
力した標準収納票４６のバーコードを読み取り料金を収
受してオンラインショッピングの決済を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、オンラインショッ
ピングの決済方法、決済システム、及び収納票出力装置
に関し、特に、オンラインショッピングの料金支払いを
コンビニエンスストア等で簡単に行うためのオンライン
ショッピングの決済方法、決済システム、及び収納票出
力装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】インターネットの普及により、オンライ
ンショッピング市場は急速に拡大している。従来、この
オンラインショッピングでの料金の支払いはクレジット
カードにより行われるのが一般的であった。クレジット
カードで支払う場合、顧客は顧客端末からクレジットカ
ードの番号等のカードデータを入力し、顧客端末が加入
しているプロバイダを介してカードデータをショッピン
グサーバに送信する。しかしながら、プロバイダを介し
てショッピングサーバに送信する際に盗聴等によりカー
ドデータが盗まれる危険があることが指摘されており、
インターネット利用者にオンラインショッピングの利用
を躊躇させる原因となっていた。

【０００３】このため最近では２４時間営業しているコ
ンビニエンスストアの店頭等でオンラインショッピング
のデジタル決済を行うサービスも開始されている。例え
ばあるコンビニエンスストアでは、マルチメディア専用
端末が店内に配置されており、この専用端末でオンライ
ンショッピングを利用した顧客は専用端末から支払票を
出力し、出力した支払票をレジに提示してオンラインシ
ョッピングの料金を支払うことができる。また、他のコ
ンビニエンスストアでは、支払票のフォーマットを顧客
端末で出力可能な特殊なものに変更し、この特殊フォー
マットの支払票を顧客が顧客端末で出力して持参する
と、支払票にバーコードで印刷された決済番号を改造さ
れたＰＯＳ端末で読み取って、読み取った決済番号を決
済ホストに送信し、決済ホストから決済情報を受信して
店頭での決済を行っている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、新たに
デジタル決済システムを導入するコンビニエンスストア
にとっては、従来のデジタル決済システムは設備投資等
の負担が大きい、という問題があった。例えば、マルチ
メディア専用端末を店内に配置してデジタル決済を行う
システムでは、マルチメディア専用端末の設置に多額の
費用を要する。また、特殊な支払票をＰＯＳシステムを
利用して読み取りデジタル決済を行うシステムでは、支
払票が特殊であるため、ＰＯＳシステムの改造、決済ホ
ストの新設等が必要になり、コンビニエンスストア側の
費用負担が大きく、顧客端末で出力した支払票はＰＯＳ
端末で上手く読み取れない場合があるため、店頭での対
応が面倒になる。

【０００５】また、上述の通り、従来のデジタル決済シ
ステムはコンビニエンスストアの系列により各々異なっ
ており、特定のコンビニエンスストアでしかデジタル決
済サービスを利用することができないため、顧客の利便
性が十分に考慮されているとは言えなかった。

【０００６】さらに、通常、コンビニエンスストアには
ＰＯＳシステムが導入されており、電話料金や各種公共
料金の収納代行の場合は、このＰＯＳシステムを利用し
て決済が行われている。この電話料金や各種公共料金の
収納代行の場合には、標準仕様のＰＯＳ端末で読み取る
ことができる標準化された支払票（標準収納票）が郵送
されてくるので、顧客は、ＰＯＳシステムを導入し収納
代行契約をしているコンビニエンスストアであれば何処
でも料金を支払うことができるのであるが、オンライン
ショップが各顧客に印刷した収納票を郵送するのでは、
ショップ側の負担が大き過ぎる。

【０００７】本発明は上記従来技術の問題点に鑑み成さ
れたものであり、本発明の目的は、店舗側にとっては設
備投資が少なく導入が容易であり、顧客にとっては利便
性に優れ安全性が高いオンラインショッピングの決済方
法及び決済システムを提供することにある。また、本発
明の他の目的は、簡単な構成でＰＯＳシステムで読み取
り可能なバーコードを印字した標準収納票を出力するこ
とができる収納票出力装置を提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に記載のオンラインショッピングの決済方
法は、オンラインショッピングを行った顧客の決済情報
及び受付番号を決済サーバにおいて生成して記録すると
共に、受付番号をネットワークを介して顧客に送信し、
店舗に配置された収納票出力装置に受付番号を入力し
て、決済サーバに記録した決済情報に基づいてＰＯＳシ
ステムで読み取り可能なバーコードを印字した標準収納
票を出力し、店舗に配置されたＰＯＳシステムで出力し
た標準収納票のバーコードを読み取り料金を収受してオ
ンラインショッピングの決済を行うことを特徴とする。

【０００９】請求項２に記載のオンラインショッピング
の決済システムは、オンラインショッピングを行った顧
客の決済情報及び受付番号を生成して記録すると共に、
受付番号をネットワークを介して顧客に送信する決済サ
ーバと、店舗に配置され、前記受付番号を入力する入力
部、情報の送受信を行う送受信部、及び送受信部で受信
した決済情報に基づいてＰＯＳシステムで読み取り可能
なバーコードを標準収納票に印字する印字部を備えた収
納票出力装置と、店舗に配置され、標準収納票に印字さ
れたバーコードを読み取り料金を収受するＰＯＳシステ
ムと、を含んで構成したことを特徴とする。

【００１０】請求項１及び請求項２の発明では、オンラ
インショッピングを行った顧客の決済情報及び受付番号
を決済サーバにおいて生成して記録すると共に、受付番
号をネットワークを介して顧客に送信し、店舗に配置さ
れた収納票出力装置に受付番号を入力して、決済サーバ
に記録した決済情報に基づいてＰＯＳシステムで読み取
り可能なバーコードを印字した標準収納票を出力するの
で、オンラインショッピングを利用した各顧客に支払票
を郵送する必要が無くショップ側の負担が軽減されると
共に、顧客端末で出力した支払票のようにＰＯＳシステ
ムで上手く読み取れないという問題が発生しない。

【００１１】また、店舗に配置されたＰＯＳシステムで
出力した標準収納票のバーコードを読み取り、料金を収
受してオンラインショッピングの決済を行うので、クレ
ジットカードを用いた電子決済に比べ安全性が高く、簡
易な収納票出力装置を追加するだけで、通常のＰＯＳ端
末を備えたＰＯＳシステムを利用してデジタル決済を行
うことができる。このように、デジタル決済システムを
低コストで容易に導入することできるため、より多くの
店舗に導入することができ、顧客の利便性も向上する。

【００１２】請求項３に記載の収納票出力装置は、決済
サーバに接続される送受信部と、テンキー及びバーコー
ドリーダの少なくとも一方からなる受付番号を入力する
ための入力部と、入力部から入力された受付番号に対応
し、かつ送受信部で受信された情報に基づいてＰＯＳシ
ステムで読み取り可能なバーコードを標準収納票に印字
する印字部と、を備えたことを特徴とする。

【００１３】請求項３に記載の収納票出力装置は、テン
キー及びバーコードリーダの少なくとも一方からなる入
力部を備えており、送受信部により決済サーバに接続さ
れている。そして印字部は、送受信部から入力された情
報に基づいてＰＯＳシステムで読み取り可能なバーコー
ドを標準収納票に印字する。この装置はこのように簡単
な構成でＰＯＳシステムで読み取り可能なバーコードを
印字した標準収納票を出力することができる。

【００１４】請求項４に記載のオンラインショッピング
の決済方法は、オンラインショッピングを行った顧客の
決済情報及び受付番号を決済サーバにおいて生成して記
録すると共に、受付番号をネットワークを介して顧客に
送信し、店舗に配置された収納票出力装置に受付番号を
入力して、決済サーバに記録した決済情報に基づいてバ
ーコードを印字した標準収納票及び引換証を出力し、店
舗に配置されたＰＯＳシステムで、出力した標準収納票
のバーコードを読み取り料金を収受してオンラインショ
ッピングの決済を行うと共に、前記収納票出力装置で、
出力した引換証のバーコードを読み取り、引換証の商品
情報と商品に添付された商品情報とを照合してオンライ
ンショッピングの決済を行うことを特徴とする。

【００１５】請求項４の発明では、店舗に配置された収
納票出力装置に受付番号を入力して、決済サーバに記録
した決済情報に基づいてバーコードを印字した標準収納
票及び引換証を出力し、店舗に配置されたＰＯＳシステ
ムで、出力した標準収納票のバーコードを読み取り料金
を収受してオンラインショッピングの決済を行うと共
に、前記収納票出力装置で、出力した引換証のバーコー
ドを読み取り、引換証の商品情報と商品に添付された商
品情報とを照合してオンラインショッピングの決済を行
うので、代金引換による店頭での商品引渡しが可能であ
り、更に顧客の利便性が向上する。

【００１６】請求項５に記載の収納票出力装置は、決済
サーバに接続される送受信部と、テンキー及びバーコー
ドリーダの少なくとも一方からなる受付番号を入力する
ための入力部と、入力部から入力された受付番号に対応
し、かつ送受信部で受信された情報に基づいて、標準収
納票及び引換証のいずれか一方を選択し、バーコードを
標準収納票または引換証に印字する選択印字部と、を備
えたことを特徴とする。

【００１７】請求項５に記載の収納票出力装置は、この
ように簡単な構成で、バーコードを印字した標準収納票
と引換証とを選択して出力することができる。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
オンラインショッピングの決済方法、決済システム、及
び収納票出力装置の実施の形態について詳細に説明す
る。 （第１の実施の形態）第１の実施の形態は、本発明のオ
ンラインショッピングの決済方法を適用して顧客がコン
ビニエンスストアで料金の支払いを済ませた後に、自宅
配送または店頭引渡しにより商品を受け取るようにした
ものである。

【００１９】図１に、本実施の形態のオンラインショッ
ピングの決済システムの概略構成を示す。図１に示すよ
うに、この決済システムは、クライアントとして機能す
る顧客端末１０、オンラインショップの運営を行うショ
ッピングサーバ１２、決済情報及び受付番号を生成する
決済サーバ１４、収納票出力装置としての簡易端末１
６、及びＰＯＳ端末１８を備えている。顧客端末１０、
ショッピングサーバ１２、及び決済サーバ１４はインタ
ーネット２０を介して相互に接続されている。また、簡
易端末１６及びＰＯＳ端末１８は、コンビニエンススト
ア２２の店舗内に各々配置され、コンビニＶＡＮ等を介
在させた専用回線２４により決済サーバ１４に各々接続
されている。本実施の形態では、簡易端末１６をＰＯＳ
端末１８に直接接続する必要がないので、ＰＯＳ端末１
８の改造は不要である。

【００２０】顧客端末１０は、オンラインショッピング
を利用する顧客が所有するパーソナルコンピュータであ
り、このパーソナルコンピュータにはプリンタ１１が出
力装置として接続されているが、プリンタが接続されて
いないパーソナルコンピュータであってもよい。

【００２１】簡易端末１６は、図２に示すように、電源
部２６、決済サーバに接続され、情報の送受信を行うた
めの通信機構を備えた通信部３０、簡易端末１６の識別
番号等を記憶するメモリー３２、白紙帳票（印字前の帳
票）３４に金額、利用者名、ＰＯＳシステムで読み取り
可能なバーコードを印字する印刷部３６、及び上記の各
部を制御して通信、印刷等の処理を行う処理部２８を備
えている。処理部２８には、受付番号を入力するテンキ
ー３８及びバーコードリーダ４０からなる入力部が各々
接続されている。印刷部３６の上流側には白紙帳票３４
を挿入するための帳票挿入部４２が設けられており、こ
の帳票挿入部４２には白紙帳票３４を斜め下方に搬送す
るために所定角度で傾斜されたガイド４４が設けられて
いる。印刷部３６の下流側には標準収納票（印字後の帳
票）４６を出力するための収納票出力口４８が設けられ
ている。また、テンキー３８には表示部３９が設けられ
ている。

【００２２】ＰＯＳ端末１８は、コンビニエンスストア
２２等において通常売上管理や在庫管理に使用している
ＰＯＳシステムの端末であり、バーコードリーダ５０を
備えている。

【００２３】また、標準収納票とは、コンビニエンスス
トアの公共料金等の代理収納に関し財団法人流通システ
ム開発センターが制定したコード体系であるＪＡＮコー
ドによるバーコードが印字された収納票である。また、
白紙帳票は、収納金額等の具体的なデータが印字される
前のフォームであり、財団法人流通システム開発センタ
ーのガイドラインに従い、郵政省指定の払込取扱票のサ
イズ、レイアウトに準じて作成されている。

【００２４】次に、上記の決済システムにおけるオンラ
インショッピングの決済方法について説明する。まず、
図３に示すフローチャートを参照して、デジタル決済の
受付処理について説明する。

【００２５】ステップ１００で、顧客が顧客端末１０か
らオンラインショップのウエブサイトにアクセスして、
ウエブ上で顧客の氏名、電話番号等の顧客識別情報、商
品を特定するための商品番号等の商品情報、注文数量、
及び商品送付先を入力しショップサーバ１２に送信して
商品を注文する際に、コンビニエンスストア２２での料
金の支払い（デジタル決済）を申込むと、ステップ１０
２で、ショップサーバ１２は上記入力情報に支払い金額
を加えた情報を決済サーバ１４に送信してデジタル決済
を依頼する。

【００２６】デジタル決済の依頼を受けた決済サーバ１
４は、ステップ１０４で、ショップサーバ１２から入力
された支払い金額、顧客識別情報、商品情報、注文数
量、及び商品送付先に基づいて、デジタル決済を行うの
に必要な決済情報及び受付番号を生成して決済サーバ１
４のデータベース（図示せず）に記録し、次のステップ
１０６で、生成した決済情報及び受付番号をショップサ
ーバ１２に送信する。

【００２７】ショップサーバ１２は、ステップ１０８
で、決済情報及び受付番号を受信すると、次のステップ
１１０で、受信した受付番号をインターネット２０を介
して顧客端末１０に送信する。顧客端末１０は、ステッ
プ１１２でショップサーバ１２から受付番号を受信し、
受信した受付番号を画面に表示する。これで商品購入の
手続きが完了し、顧客はデジタル決済の受付番号を取得
する。顧客は受付番号情報を含むバーコードをプリンタ
１１で印刷して、バーコードが印刷された紙片５２をコ
ンビニエンスストア２２に持参し、コンビニエンススト
ア２２において料金の支払いを済ますことができる。な
お、顧客端末１０にプリンタ１１が接続されていない場
合は、受付番号を記憶するかメモを取ればよい。

【００２８】次に、図４に示すフローチャートを参照し
て、標準収納票の出力処理について説明する。ステップ
２００で、コンビニエンスストア２２に来店した顧客
は、コンビニエンスストア２２のレジ周り等に配置され
た簡易端末１６に、バーコードリーダ４０を用いて紙片
５２に印刷されたバーコードを読み取らせて受付番号を
入力する。また、送信された受付番号を予め記憶または
メモしておき、顧客がテンキー３８を用いて受付番号を
直接入力してもよい。そしてステップ２０２で、入力さ
れた受付番号を決済サーバ１４に送信する。

【００２９】決済サーバ１４は、次のステップ２０４で
受付番号を受信すると、ステップ２０６で、受信した受
付番号の照会を行う。ステップ２０８で、照会した結果
一致する番号が無ければ、ステップ２１０で、受付番号
の照会を中止し、ステップ２１２で、照会を中止したこ
とを簡易端末１６のテンキー３８に設けられた表示部３
９に表示する。また、ステップ２０８で、一致する番号
が有れば、受付番号に対応する決済情報を読み出し、ス
テップ２１４で、決済情報の商品送付先情報から商品送
付先がコンビニエンスストア以外の場合は、ステップ２
１６で、決済情報を簡易端末１６に送信し、ステップ２
１８で、決済情報を受信した簡易端末１６は、ステップ
２２０で、受信した決済情報に基づいてＰＯＳシステム
で読み取り可能なバーコードを印字した標準収納票４６
を出力する。標準収納票４６にはバーコードの外に、支
払い金額、利用者名等が印字されている。

【００３０】また、ステップ２１４で、商品送付先がコ
ンビニエンスストア（即ち店頭引渡し）であれば、ステ
ップ２２２で決済情報及び引換情報（商品情報を引換情
報として使用する）を簡易端末１６に送信する。ステッ
プ２２４で決済情報及び引換情報を受信した簡易端末１
６は、図５（Ａ）に示すように、ステップ２２６で、標
準収納票４６と共に、商品情報を表すバーコードが印字
された引換証５６を出力する。この引換証５６は顧客に
顧客控えとして手渡される。なお、図に示すように、引
換証５６の半券を顧客に手渡し、半券を店控えとしてコ
ンビニエンスストア２２で保管するようにしてもよい。
後述するように、コンビニエンスストア２２ではこの引
換証５６を用いて本人確認等を行い商品の引渡しを行
う。

【００３１】次に、図６に示すフローチャートを参照し
て、入金処理について説明する。簡易端末１６から標準
収納票４６が出力されると、ステップ３００で、コンビ
ニエンスストア２２の店員の操作により標準収納票４６
のバーコードをＰＯＳ端末１８のバーコードリーダ５０
で読み取り、顧客から標準収納票４６に印字された料金
を収受する。

【００３２】次のステップ３０２で、ＰＯＳ端末１８に
より入金が有ったことが確認されれば、ステップ３０４
で、入金有り情報を決済サーバ１４に通知する。次のス
テップ３０６で、入金有り情報を受信した決済サーバ１
４は決済情報を読み出し、ステップ３０８で、商品番号
等の商品情報、注文数量情報、及び商品送付先情報と共
に、入金有り情報（入金金額及び受付番号を含む）をシ
ョップサーバ１２に送信する。

【００３３】ステップ３１０で、ショップサーバ１２
が、入金有り情報及び商品送付先情報等を受信すると、
ショップサーバ１２を運営すると共に商品の在庫を管理
するショップは、配送を依頼する商品の商品情報を表す
バーコードが印字された商品票を商品に貼付けて、その
商品を配送業者に発送し、次のステップ３１２で、ショ
ップサーバ１２は、商品番号等の商品情報、注文数量情
報、及び商品送付先情報に基づいて、所定の送付先へ所
定商品を配送するように配送業者に依頼する。例えば、
商品送付先がコンビニエンスストアである場合には、物
流センター５４にコンビニエンスストアへの配送を依頼
する。なお、商品票に印字された商品情報を表すバーコ
ードは引換証に印字されたバーコードと同じものであ
る。

【００３４】顧客が商品送付先をコンビニエンスストア
以外の場所（例えば、自宅）とした場合には、指定した
場所に直接商品が配送される。一方、顧客が商品送付先
をコンビニエンスストア２２とした場合には、物流セン
タ５４よりコンビニエンスストア２２に商品が配送され
る。コンビニエンスストア２２に商品が配送された場合
には、コンビニエンスストア２２では以下の納品処理及
び商品引渡し処理を行う。

【００３５】次に、図７に示すフローチャートを参照し
て、納品処理について説明する。ステップ４００で、コ
ンビニエンスストア２２の店員の操作により商品票に印
字されたバーコードを簡易端末１６のバーコードリーダ
で読み取り、ステップ４０２で納品された商品の情報を
決済サーバ１４に送信する。

【００３６】次のステップ４０４で、決済サーバ１４は
納品された商品の情報（納品情報）を受信し、ステップ
４０６で納品情報から顧客端末１０を特定する。次のス
テップ４０８で、納品があったことを特定した顧客端末
１０にＥメール、ファクシミリ、または電話等で通知
（納品通知）する。そして、ステップ４１０で、顧客端
末１０は決済サーバ１４から納品通知を受信する。これ
により顧客は注文した商品がコンビニエンスストア２２
に届き、引き取り可能になったことを知ることができ
る。なお、決済サーバ１４から顧客端末１０に直接納品
通知を行うのではなく、ショップサーバ１２を介して通
知してもよい。

【００３７】次に、図８に示すフローチャートを参照し
て、商品引渡し処理について説明する。納品通知を受け
取った顧客が、料金支払い時に受け取った引換証５６を
持ってコンビニエンスストア２２に商品を引き取りに行
き、引換証５６を提示すると、ステップ５００で、コン
ビニエンスストア２２の店員の操作により、図５（Ｂ）
に示すように、引換証５６に印字されたバーコードを簡
易端末１６で読み取ると共に、商品票に印字されたバー
コードを簡易端末１６で読み取って両者を照合する。ス
テップ５０２で、照合された情報が一致していれば顧客
に商品を引渡し、ステップ５０４で、引渡し完了情報を
決済サーバ１４に送信する。一方、照合された情報が一
致していなければ、商品等が間違っていた可能性がある
ため、ステップ５００に戻って再度照合をやり直す。次
のステップ５０６で、決済サーバ１４は簡易端末１６か
ら引渡し完了情報を受信する。これにより顧客に商品が
引き渡されたことが確認され、決済の手続きが総て完了
する。

【００３８】（第２の実施の形態）第２の実施の形態
は、本発明のオンラインショッピングの決済方法を適用
して顧客がコンビニエンスストアで料金の支払いと同時
に店頭引渡しにより商品を受け取るようにしたものであ
る。なお、オンラインショッピングの決済システムは第
１の実施の形態のオンラインショッピングの決済システ
ムと同じ構成であるため説明を省略する。以下、本実施
の形態のオンラインショッピングの決済方法について説
明する。

【００３９】まず、図９に示すフローチャートを参照し
て、デジタル決済の受付処理について説明する。第１の
実施の形態のデジタル決済の受付処理（図３）と同じ部
分には同じ符号を付して説明を省略する。

【００４０】図３のステップ１００〜ステップ１０８と
同様にして、ショップサーバ１２が決済サーバ１４で生
成された決済情報及び受付番号を受信すると、ショップ
サーバ１２を運営すると共に商品の在庫を管理するショ
ップは、配送を依頼する商品の商品情報を表すバーコー
ドが印字された商品票を商品に貼付けて、その商品を物
流センター５４に発送し、次のステップ１１４で、ショ
ップサーバ１２は、商品番号等の商品情報、注文数量情
報、及び商品送付先情報に基づいて、物流センター５４
に送付先として指定されたコンビニエンスストアへ所定
商品を配送するように依頼する。

【００４１】次に、図１０に示すフローチャートを参照
して、納品処理について説明する。第１の実施の形態の
納品処理（図７）と同じ部分には同じ符号を付して説明
を省略する。物流センタ５４よりコンビニエンスストア
２２に商品が配送されると、図７のステップ４００〜ス
テップ４０６と同様にして、納品された商品の情報が決
済サーバ１４に送信され、決済サーバ１４は納品情報か
ら顧客端末１０を特定する。次のステップ４１２で、納
品があったことを特定した顧客端末１０にＥメール等で
通知（納品通知）する。この納品通知の際には決済サー
バ１４で生成された受付番号も併せて通知する。そし
て、ステップ４１４で、顧客端末１０は決済サーバ１４
から納品通知及び受付番号を受信する。この納品通知に
より顧客は注文した商品がコンビニエンスストア２２に
届き、引き取り可能になったことを知ることができる。
なお、決済サーバ１４から顧客端末１０に直接納品通知
を行うのではなく、ショップサーバ１２を介して通知し
てもよい。

【００４２】次に、図１１に示すフローチャートを参照
して、標準収納票の出力処理について説明する。第１の
実施の形態の標準収納票の出力処理（図４）と同じ部分
には同じ符号を付して説明を省略する。納品通知を受け
取った顧客が、受付番号を記載した紙片を持参する等し
てコンビニエンスストア２２に商品を引き取りに行く
と、図４のステップ２００〜ステップ２１２と同様にし
て、簡易端末１６に受付番号を入力し、入力した受付番
号を決済サーバ１４に送信して照会する。照会した結
果、一致する番号が無ければ受付番号の照会を中止し、
一致する番号が有れば、ステップ２２８で、決済情報を
簡易端末１６に送信し、ステップ２３０で、決済情報を
受信した簡易端末１６は、ステップ２３２で、受信した
決済情報に基づいてＰＯＳシステムで読み取り可能なバ
ーコードを印字した標準収納票４６を出力する。

【００４３】次に、図１２に示すフローチャートを参照
して、入金処理について説明する。第１の実施の形態の
入金処理（図６）と同じ部分には同じ符号を付して説明
を省略する。簡易端末１６から標準収納票４６が出力さ
れると、図６のステップ３００〜ステップ３０６と同様
にして、標準収納票４６のバーコードをＰＯＳ端末１８
のバーコードリーダ５０で読み取り、顧客から標準収納
票４６に印字された料金を収受して、入金有り情報を決
済サーバ１４に通知する。入金有り情報を受信した決済
サーバ１４は、ステップ３１４で入金有り情報をショッ
プサーバ１２に送信し、ステップ３１６でショップサー
バ１２が入金有り情報を受信して入金処理が完了する。

【００４４】次に、図１３に示すフローチャートを参照
して、商品引渡し処理について説明する。第１の実施の
形態の商品引渡し処理（図８）と同じ部分には同じ符号
を付して説明を省略する。ステップ５０８で、コンビニ
エンスストア２２の店員の操作により、図１４に示すよ
うに、商品票に印字されたバーコードを簡易端末１６で
読み取り、決済情報に含まれる商品情報と照合する。ス
テップ５１０で、照合された情報が一致していれば顧客
に商品を引渡し、ステップ５０４で、引渡し完了情報を
決済サーバ１４に送信する。一方、照合された情報が一
致していなければ、商品等が間違っていた可能性がある
ため、ステップ５０８に戻って再度照合をやり直す。次
のステップ５０６で、決済サーバ１４は簡易端末１６か
ら引渡し完了情報を受信し、決済の手続きが総て完了す
る。

【００４５】上記の第１及び第２の実施の形態では、デ
ジタル決済の受付処理において顧客端末に送信されるの
は受付番号だけで、店舗に配置された収納票出力装置で
ＰＯＳシステムで読み取り可能なバーコードを印字した
標準収納票を出力して、出力された標準収納票のバーコ
ードを読み取るので、オンラインショッピングを利用し
た各顧客に支払票を郵送する必要が無くショップ側の負
担が軽減されると共に、顧客端末で出力した支払票のよ
うにＰＯＳシステムで上手く読み取れないという問題が
発生しない。

【００４６】また、店舗に配置されたＰＯＳシステムは
収納票出力装置で出力した標準収納票のバーコードを読
み取るので、従来のＰＯＳシステムを利用して料金の収
受を行うことができ、低コストでより多くの店舗に決済
システムを導入することができるので、顧客の利便性も
向上する。

【００４７】また、クレジットカード番号等の秘密情報
を入力せずにオンラインショッピングの決済を行うこと
ができ、クレジットカードを用いた電子決済に比べセキ
ュリティ面に優れている。

【００４８】さらに、２４時間営業のコンビニエンスス
トアで決済や商品受取を行うことができるので、不在中
に商品が配送される、金融機関の閉店により支払いがで
きない等の不便が無く、顧客の利便性は向上する。特
に、第２の実施の形態のように、代金引換で店頭で商品
を引き渡す場合には、コンビニエンスストアに１度出向
くだけで総ての手続きが完了し顧客の利便性は著しく向
上する。

【００４９】

【発明の効果】本発明のオンラインショッピングの決済
方法及び決済システムは、店舗側にとっては設備投資が
少なくて済み導入が容易であり、顧客にとっては利便性
に優れ安全性が高い、という効果を奏する。また、本発
明の収納票出力装置は、簡単な構成でＰＯＳシステムで
読み取り可能なバーコードを印字した標準収納票を出力
することができる、という効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施の形態のオンラインショッピングの決済
システムの概略構成を示すブロック図である。

【図２】簡易端末１６の構成を示す斜視図である。

【図３】第１の実施の形態のデジタル決済の受付処理を
説明するフローチャートである。

【図４】第１の実施の形態の標準収納票の出力処理を説
明するフローチャートである。

【図５】（Ａ）及び（Ｂ）は簡易端末１６の動作を説明
する説明図である。

【図６】第１の実施の形態の入金処理を説明するフロー
チャートである。

【図７】第１の実施の形態の納品処理を説明するフロー
チャートである。

【図８】第１の実施の形態の商品引渡し処理を説明する
フローチャートである。

【図９】第２の実施の形態のデジタル決済の受付処理を
説明するフローチャートである。

【図１０】第２の実施の形態の納品処理を説明するフロ
ーチャートである。

【図１１】第２の実施の形態の標準収納票の出力処理を
説明するフローチャートである。

【図１２】第２の実施の形態の入金処理を説明するフロ
ーチャートである。

【図１３】第２の実施の形態の商品引渡し処理を説明す
るフローチャートである。

【図１４】簡易端末の動作を説明する説明図である。

【符号の説明】

１０ 顧客端末 １２ ショッピングサーバ １４ 決済サーバ １６ 簡易端末 １８ ＰＯＳ端末 ２０ インターネット ２２ コンビニエンスストア ２４ 専用回線

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０７Ｇ 1/14 Ｇ０７Ｇ 1/14 Ｆターム(参考） 3E042 BA17 CA02 CC09 CD04 CE01 EA01 5B049 BB11 CC10 CC36 DD02 FF02 GG01 GG02 5B055 BB10 CB10

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】オンラインショッピングを行った顧客の決
   済情報及び受付番号を決済サーバにおいて生成して記録
   すると共に、受付番号をネットワークを介して顧客に送
   信し、 店舗に配置された収納票出力装置に受付番号を入力し
   て、決済サーバに記録した決済情報に基づいてＰＯＳシ
   ステムで読み取り可能なバーコードを印字した標準収納
   票を出力し、 店舗に配置されたＰＯＳシステムで、出力した標準収納
   票のバーコードを読み取り、料金を収受してオンライン
   ショッピングの決済を行う、 オンラインショッピングの決済方法。
2. 【請求項２】オンラインショッピングを行った顧客の決
   済情報及び受付番号を生成して記録すると共に、受付番
   号をネットワークを介して顧客に送信する決済サーバ
   と、 店舗に配置され、前記受付番号を入力する入力部、情報
   の送受信を行う送受信部、及び送受信部で受信した決済
   情報に基づいてＰＯＳシステムで読み取り可能なバーコ
   ードを標準収納票に印字する印字部を備えた収納票出力
   装置と、 店舗に配置され、標準収納票に印字されたバーコードを
   読み取り料金を収受するＰＯＳシステムと、 を含むオンラインショッピングの決済システム。
3. 【請求項３】決済サーバに接続される送受信部と、 テンキー及びバーコードリーダの少なくとも一方からな
   る受付番号を入力するための入力部と、 入力部から入力された受付番号に対応し、かつ送受信部
   で受信された情報に基づいてＰＯＳシステムで読み取り
   可能なバーコードを標準収納票に印字する印字部と、 を備えた収納票出力装置。
4. 【請求項４】オンラインショッピングを行った顧客の決
   済情報及び受付番号を決済サーバにおいて生成して記録
   すると共に、受付番号をネットワークを介して顧客に送
   信し、 店舗に配置された収納票出力装置に受付番号を入力し
   て、決済サーバに記録した決済情報に基づいてバーコー
   ドを印字した標準収納票及び引換証を出力し、 店舗に配置されたＰＯＳシステムで、出力した標準収納
   票のバーコードを読み取り料金を収受してオンラインシ
   ョッピングの決済を行うと共に、前記収納票出力装置
   で、出力した引換証のバーコードを読み取り、引換証の
   商品情報と商品に添付された商品情報とを照合してオン
   ラインショッピングの決済を行う、 オンラインショッピングの決済方法。
5. 【請求項５】決済サーバに接続される送受信部と、 テンキー及びバーコードリーダの少なくとも一方からな
   る受付番号を入力するための入力部と、 入力部から入力された受付番号に対応し、かつ送受信部
   で受信された情報に基づいて、標準収納票及び引換証の
   いずれか一方を選択し、バーコードを標準収納票または
   引換証に印字する選択印字部と、 を備えた収納票出力装置。