JP2020027431A - 両替サーバ及び両替システム - Google Patents

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Abstract

【課題】決済用の特別口座を開設することなく、自国通貨によるモバイル決済サービスを利用して、少額の小銭も含めて、日本での両替をスムーズに行うことができる両替サーバ及び両替システムを提供する。【解決手段】両替サーバ10は、モバイル決済サービスのユーザの顧客端末40に両替レートを提示する両替レート提示部101と、顧客端末から送信される両替予約の要求を受信し、店舗との収納代行を管理する収納代行事業サーバへ両替予約を送信する両替要求処理部102と、収納代行事業サーバ30が前記両替予約に基づいて生成するコードを受信し、顧客端末に送信するコード通知部103と、ユーザが店舗に設置された端末50/60にて、コードに基づいて、両替予約した金銭の授受が完了した旨の結果を収納代行事業サーバ30から受信し、モバイル決済サービス用のサーバ20に送信し、チャージ金額に反映させる取引結果通知部104とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、外貨を両替するためのサーバ及びシステムである。
従来、銀行や空港の両替所では、さまざまな交換方法で外貨の両替が行われている。例えば、店頭窓口や両替機へ行って、日本円又は外貨を支払うことによって、外貨又は円貨を現金で受け取ることができる。特に、日本では、近年の訪日観光客の増加に伴い、外貨から円貨への両替を求められるケースが多いが、窓口の営業時間が限られていたり、両替所の店舗数も決して豊富ではない。また、日本におけるクレジットカードが使用可能な店舗も増えてはいるものの、いまだに使用できない店舗も多く、訪日観光客が不便を感じることが多い。そして、そういった訪日観光客も自国では、いわゆるモバイル決済サービスを利用していることも多い。
ここで、店頭での両替手続きの時間を短縮するために、顧客の移動体端末からインターネット上で事前に外貨の両替を申し込み、店頭での外貨両替の業務効率を上げるために、例えば、特許文献1記載のシステムを用いることで、ユーザが利用する移動端末から、あらかじめ両替の申込みをしておき、店頭で外貨を受け取るだけでよいといった方法も知られている(例えば、特許文献1)。
特開2006−146587号公報
しかし、特許文献1に記載のシステムでは、あらかじめ決済用の口座を開設する必要があるのに加え、あらかじめ設定されたバケット単位での両替しかできないため、小銭単位での所望の金額を両替することができなかった。また、専用の両替装置の置いてある店頭を訪問しなければならないといった煩わしさも改善されるものではなかった。
そこで、本発明は、決済用の特別口座を開設することなく、自国通貨によるモバイル決済サービスを利用して、少額の小銭まで含めて、日本での両替をスムーズに行うことができる、両替サーバ及び両替システムを提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明の一態様に係る両替サーバは、モバイル決済サービスを利用するユーザの顧客端末に両替レートを提示する両替レート提示部と、顧客端末から送信される両替予約の要求を受信し、店舗との収納代行を管理する収納代行事業サーバへ前記両替予約を送信する、両替要求処理部と、収納代行事業サーバが前記両替予約に基づいて生成する両替予約コードを受信し、顧客端末に送信する、コード通知部と、ユーザが店舗に設置された端末にて、前記両替予約コードに基づいて、前記両替予約した金銭の授受が完了した旨の結果を前記収納代行事業サーバから受信し、モバイル決済サービス用のサーバに送信し、モバイル決済サービスのチャージ金額に反映させる取引結果通知部と、を備えることを特徴としている。
また、本発明の一態様に係る両替システムは、両替サーバと、ユーザの顧客端末でモバイル決済サービスを利用させるモバイル決済事業サーバと、ユーザが両替にかかる金銭の授受をする店舗に設置された端末と、店舗との収納代行を管理する収納代行事業サーバとを通信ネットワークを介して接統される両替システムにおいて、前記モバイル決済事業サーバは、顧客端末で実行された両替予約の要求を前記両替サーバに送信する両替要求送信部を備え、前記収納代行事業サーバは、前記両替予約に基づいて両替予約コードを生成するコード生成部と、前記店舗に設置された端末が前記両替予約コードを読み取って送信する承認要求を照会する情報照会部とを備え、前記両替サーバは、顧客端末に両替レートを提示する両替レート提示部と、前記モバイル決済事業サーバから送信される前記両替予約を受信し、収納代行事業サーバへ送信する、両替要求処理部と、前記収納代行事業サーバからの前記両替予約コードを受信し、顧客端末に送信するコード通知部と、ユーザが前記店舗に設置された端末にて、前記両替予約コードに基づいて、前記両替予約した金銭の授受が完了した旨の結果を前記収納代行事業サーバから受信し、前記モバイル決済事業サーバに送信し、モバイル決済サービスのチャージ金額に反映させる取引結果通知部とを備えることを特徴としている。
そして、これらの態様における前記店舗に設置された端末は、前記両替予約コードを読み取って、両替金額の情報を含むバーコードを発行する端末と、前記バーコードを読み取って処理が可能なPOSレジとから構成されていることが好ましい。
本発明によれば、モバイル決済サービスを利用することによって、両替のための口座を別途開設する必要がない。また、近年、POSレジは、24時間営業のコンビニエンスストア等の多くの場所に設置されており、様々な場所で両替をすることができる。さらに、余った円貨を小銭の単位まで外貨に両替することができるため、外貨から円貨に両替するだけでなく、訪日観光客の帰国時においても便利である。
本発明の一実施形態に係る両替システムの構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る両替システムにおける外貨から円貨への両替処理の流れを示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係る両替システムにおける外貨から円貨への両替処理時おける各構成の連携を示す図である。 本発明の一実施形態に係る両替システムにおける円貨から外貨への両替処理の流れを示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係る両替システムにおける円貨から外貨への両替処理時おける各構成の連携を示す図である。
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。さらに、当業者であれば、以下に述べる各要素を均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であり、係る実施形態も本発明の範囲に含まれる。
(システム構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る両替システムの構成例を示す。両替システム1は、両替事業サーバ10、モバイル決済事業サーバ20、収納代行事業サーバ30、顧客端末40、店頭端末50、POSレジ60を備える。両替事業サーバ10は、モバイル決済事業サーバ20、収納代行事業サーバ30、顧客端末40、店頭端末50、POSレジ60とインターネット等のネットワークNを介して通信を行うよう構成されている。
両替事業サーバ10は、モバイル決済事業サーバ20を介して、顧客端末40に両替レートを提示し、顧客端末40から入力された両替に関する予約情報を受信し、収納代行事業サーバ30へ出金又は入金の予約情報を送信する。また、両替事業サーバ10は、収納代行事業サーバ30から発行された出金コード又は入金コードをモバイル決済事業サーバ20に通知する。
収納代行事業サーバ30は、両替事業サーバからの出金又は入金の予約情報を受信して、出金コード又は入金コードを発行する。また、収納代行事業サーバ30は、POSレジ60からの出金完了通知又は入金完了通知を受信すると、取引結果通知を両替事業サーバ10に送信する。
顧客端末40のユーザは店舗CSに来店し、店舗CS内に設置された店頭端末50を操作して、出金コード又は入金コードに基づいて生成したバーコード付きのレシートを発券させる。また、レシート発行の情報を同じ店舗CS内のPOSレジ60に送信する。
店頭端末50から発券されたレシートをユーザがPOSレジ60に持参すると、ユーザーからレシートを提示されたPOS担当者が、POSレジ60の読み取り機を用いてバーコードを読み取ることで、ユーザは、バーコードに関連付けられた現金を出金又は入金することができる。
(両替事業サーバ構成)
図1において、本発明の一実施形態に係る両替事業サーバ10の構成を示す。なお、図1では、単一の両替事業サーバ10を想定し、必要な機能構成だけを示しているが、複数のコンピュータシステムによる多機能の分散システムの一部として構成することもできるし、後述する収納代行事業サーバ30と一体的なサーバとして構成することもできる。
両替事業サーバ10は、外貨両替サービスを提供するサービス提供者によって保有される。両替事業サーバ10は、モバイル決済事業サーバ20、収納代行事業サーバ30、顧客端末40、店頭端末50、POSレジ60と通信する機能を備えたサーバ装置である。図1に示すように、両替事業サーバ10は、サーバ内に記憶されているプログラムをCPUやMPU等の演算処理部によって実行することで動作させる両替レート提示部101、円貨出金要求処理部102a,円貨入金要求処理部102b、円貨出金コード通知部103a,円貨入金コード通知部103b,円貨出金結果通知部104a,円貨入金結果通知部104bを備えている。
両替レート提示部101は、第1通貨である国内通貨の日本円(円貨)と、第2通貨である外貨との両替レートを、モバイル決済事業サーバ20を介して、顧客端末40に提示させる。両替レートは、外貨から円貨への両替,円貨から外貨への両替のそれぞれについて独自に設定したものをサーバ内に記憶し、それを読み込むこともできるし、インターネットを通じて外部の為替レートと連動させるようにしてもよい。
円貨出金要求処理部102aは、顧客端末40にインストールされたモバイル決済事業者が提供するアプリ(アプリケーションソフトウェア)にチャージされた資金について、外貨から円貨に両替を予約するための機能であり、顧客端末40のユーザが要求した外貨から円貨への両替金額の要求をモバイル決済事業サーバ20を介して受信し、その予約を収納代行事業サーバ30に送信するものである。
また、円貨入金要求処理部102bは、円貨から外貨へ両替をし、顧客端末40にインストールされたアプリにチャージするための機能であり、顧客端末40のユーザが要求した両替金額の要求をモバイル決済事業サーバ20を介して受信し、その予約を収納代行事業サーバ30に送信するものである。
円貨出金コード通知部103a及び円貨入金コード通知部103bは、予約された両替金額の出金又は入金について収納代行事業サーバ30が発行した出金コード又は入金コードを受信し、モバイル決済事業サーバ20を介して、顧客端末40に送信するものである。
円貨出金結果通知部104a及び円貨入金結果通知部104bは、収納代行事業サーバ30から送信された取引結果通知を受信し、モバイル決済事業サーバ20を介して、顧客端末40に取引結果を送信するものである。
(モバイル決済事業サーバ構成)
モバイル決済事業サーバ20は、顧客端末40にインストールされるアプリを用いて、いわゆるユーザがモバイル決済サービスを利用するために運営されるサーバである。図1では、本両替システムに必要な機能構成だけを示しているが、例えば、本人確認のためのID処理であったり、モバイル決済事業者に対する支払い等のための顧客のクレジットカードや銀行口座に関する情報を管理する機能とった各種のモバイル決済サービスに応じて必要な機能を備えているものである。モバイル決済事業サーバ20は、両替レート表示部201、円貨出金要求送信部202a,円貨入金要求送信部202b、円貨出金コード表示部203a,円貨入金コード表示部203b,円貨出金結果処理部204a,円貨入金結果処理部204bを備えている。
両替レート表示部201は、顧客端末40のアプリから両替レート表示の要求があった場合に、両替事業サーバ10の両替レート提示部101にアクセスし、モバイル決済サービスに使われる外貨(ユーザにとっては、母国の通貨)と円貨との両替レートを顧客端末40の画面に表示させる。
顧客端末40のアプリにおいて、前記両替レートに基づいて円貨の出金額又は入金額を計算し、その金額での出金又は入金を希望する操作(円貨出金要求又は円貨入金要求)があった場合に、円貨出金要求送信部202a又は円貨入金要求送信部202bは、その情報を円貨出金要求処理部102a又は円貨入金要求処理部102bに送信する。
円貨出金コード表示部203a及び円貨入金コード表示部203bについては、両替事業サーバから通知された出金コード又は入金コードを顧客端末40に通知し、そのアプリ上に表示させるためのものである。アプリ上に表示させるコードについては、必要なデータを、例えばQRコード(登録商標)化するようにしてもよい。
円貨出金結果処理部204a及び円貨入金結果処理部204bについては、両替事業サーバ10から通知された取引結果通知を顧客端末40に通知するとともに、その取引結果に基づいて、アプリ上のチャージ金額に反映させるものである。
(収納代行事業サーバ構成)
収納代行事業サーバ30は、両替事業サービスを提供する業者と店舗CSとの金銭の収納を代行するサービスを提供するサービス提供者によって保有される。収納代行事業サーバ30は、ネットワークNを介して両替事業サーバ10,店頭端末50及びPOSレジ60と通信する機能を備えたサーバ装置である。図1に示すように、収納代行事業サーバ30は、円貨出金要求処理受信部301a,円貨入金要求処理受信部301b、円貨出金コード生成部302a,円貨入金コード生成部302b,円貨出金結果情報照会部303a,円貨入金結果情報照会部303b、円貨出金取引結果通知生成部304a,円貨入金取引結果通知生成部304bを備えている。
円貨出金要求処理部102a又は円貨入金要求処理部102bから送信された両替器金額の予約情報については、円貨出金要求処理受信部301a又は円貨入金要求処理受信部301bにてそれぞれ受信され、その内容に基づいて円貨出金コード生成部302a又は円貨入金コード生成部302bにて、出金コード又は入金コードが発行される。
また、店頭端末50やPOSレジ60において、店頭端末にて出金コード又は入金コードが読み取られたり、POS担当者から現金の出金又は入金がなされた場合、その結果に関する情報が店頭端末50やPOSレジ60から送信され、円貨出金結果情報照会部303a又は円貨入金結果情報照会部303bにて受信される。この照会結果に基づいて、円貨出金取引結果通知生成部304a又は円貨入金取引結果通知生成部304bで、それぞれの取引結果情報が生成され、円貨出金結果通知部104a又は円貨入金結果通知部104bに送信される。
(顧客端末構成)
顧客端末40は、ネットワークNを介してモバイル決済事業サーバ20と通信する機能を備えた情報処理端末である。顧客端末40は、タッチパネル等の操作部、ディスプレイ等の表示部、CPU及びメモリを含む制御部、記憶部、ネットワークNと接続するための通信部等の機能を有していればよく、具体的には、スマートフォン、PC、PDA、タブレット等が挙げられるが、これに限られない。顧客端末40は、記憶部にインストールされているプログラムがRAMに読み出され、制御部によって実行されることで、アプリが作動する。
顧客端末40では、ユーザが両替レート表示の要求をした場合に、両替レート表示部201の機能により、両替事業サーバ10内の両替レートが表示部に表示される。その両替替レートに基づいて、ユーザ側が両替を希望する金額を計算する両替金額計算部401を備えている。また、その計算結果に基づいて、円貨出金要求又は円貨入金要求をする操作部402a,402bを備えている。
さらに、円貨出金コード表示部203a又は円貨入金コード表示部203bの機能によって、表示部に出金コード又は入金コードを表示させるコード情報受信部(403a,403b)を備えている。受信された出金コード又は入金コードについては、インターネットと通信できないエリアでも表示可能にするため、記憶部に記憶することができる。
また円貨出金結果処理部204a及び円貨入金結果処理部204bから送信された取引結果を円貨出金結果通知受信部404a及び円貨入金結果通知受信部404bで受信し、表示部に受信完了の旨が表示されるとともに、アプリによってチャージ金額を確認することができる。
(店頭端末構成)
店頭端末50は、ネットワークNを介して収納代行事業サーバ30及びPOSレジ60と通信する機能を備えた情報処理装置である。店頭端末50とPOSレジ60とは、同一店舗CS内に設置されているので、専用回線で通信するようにしてもよい。
店頭端末50は、ユーザからの入力を受け付けるタッチパネル等の入力部、ディスプレイ等の表示部、CPU及びメモリを含む制御部、記憶部、ネットワークNと接続するための通信部、顧客端末40に表示される出金コード又は入金コードを読み取るコードリーダ部501、レシート発行部503を備えている。
コードリーダ部501によって、顧客端末40に表示された出金コード又は入金コードを読み取り、承認要求部502は、それらの情報が正しいことを確認するため、円貨出金結果情報照会部303a又は円貨入金結果情報照会部303bへの承認要求を送信する。
承認が認められた場合、レシート発行部503より、出金金額(入金金額)や発行時間等の情報に基づいてバーコードを生成し、レシートに印字させる。
(POSレジ構成)
POSレジ60は、ネットワークNを介して収納代行事業サーバ30及び店頭端末50と通信する機能を備えた情報処理装置である。POSレジ60は、レシートに印字されたバーコードを光学的に読み取るコードスキャナ601とネットワークNと接続するための通信部とを少なくとも備えている。
POSレジ60は、コードスキャナ601によって読み取られたバーコードに基づいて、レジ内の引き出しが開き、現金を出金又は入金することができる。POS担当者から現金の出金又は入金がなされた場合、詳細結果情報送信部602は、出金結果又は入金結果に関する詳細情報(金額,時刻,店舗名等)を円貨出金結果情報照会部303a又は円貨入金結果情報照会部303bに送信する。
なお、レシート発行部503から発行されたレシートが一定時間経過した場合には、コードスキャナ601での読み取りを無効にするようにしてもよい。
なお、店頭端末50とPOSレジ60とを別の構成として記載したが、これらを一体とする装置であっても構わない。
図2は、本発明の一形態例に係る円貨の出金処理(外貨から円貨への両替)の流れを示すシーケンス図である具体的には、ユーザが顧客端末40を操作して両替予約をしてから、店舗CSに来店して、POSレジ60の担当者から円貨を受け取るまでの例を示す。また、図3は、図1から円貨の出金処理に必要な機能だけを抜粋して、相互の連携を示す図であるので、適宜参照することができる。
まず、ユーザは、顧客端末40にて、モバイル決済事業者から提供されるアプリを立ち上げ、両替金額計算部401によって、外貨から円貨への両替計算シミュレーションを行う(ステップS11)。この際、両替事業サーバ10内の両替レート提示部101に記憶された両替レートを、両替レート表示部201を介して、両替金額計算部401に読み込む(ステップS12)。
ユーザは、顧客端末40にて、希望する外貨から円貨への両替金額を決定したら、円貨出金要求操作部402aにより、両替予約の操作をし(ステップS13)、その要求が、円貨出金要求送信部202a,円貨出金要求処理部102aを介して、円貨出金要求処理受信部301aに送信される。
収納代行事業サーバ30において、円貨出金要求処理受信部301aが円貨の出金要求を受信すると、円貨出金コード生成部302aにて出金用のコードが生成される(ステップS14)。
円貨出金コード生成部302aにて生成された出金コードは、円貨出金コード通知部103a,円貨出金コード表示部203aを介して、円貨出金コード情報受信部403aにて、顧客端末40に受信され、円貨出金コードを顧客端末40内に記憶する。
次に、ユーザは、店舗CSに来訪し、店頭端末50のコードリーダ部501にて出金コードを読み取る(ステップS15)。
店頭端末50は、出金コードを読み取ると、収納代行事業サーバ30の円貨出金結果情報照会部303aにてコード情報が正しいかを確認するための承認要求をする(ステップS16)。
収納代行事業サーバ30にて承認要求が認められると、店頭端末50は、バーコードに各種情報が含まれているレシートをレシート発行部503が発行する(ステップS17)。
ユーザは、発行されたレシートを持ってPOSレジ60に移動する。POSレジ担当者は、コードスキャナ601でレシートのバーコードを読み取り、レジ内の引き出しが開き、現金を出金する(ステップS18)。また、POSレジ60の詳細結果情報送信部602は、出金結果に関する詳細情報(金額,時刻,店舗名等)を円貨出金結果情報照会部303aに送信する(ステップS19)。
出金結果に関する情報が円貨出金結果情報照会部303aに受信されると、円貨出金取引結果通知生成部304aにて取引結果が生成され、円貨出金結果通知部104aを介して、円貨出金結果処理部204aに送信される。円貨出金結果処理部204aは、取引結果通知を顧客端末40に通知するとともに、その取引結果に基づいて、アプリ上のチャージ金額に反映させる(ステップS20)。
次に、本発明の一形態例に係る円貨の入金処理(円貨から外貨への両替)の流れを説明する。具体的には、ユーザが顧客端末40を操作して両替予約をしてから、店舗CSに来店して、POSレジ60の担当者に対して手持ちの円貨を渡して両替をし、アプリのちヤージ金額に反映されるまでの例を示す。図4は、この流れのシーケンス図であり、また、図5は、図1から円貨の入金処理に必要な機能だけを抜粋して、相互の連携を示す図であるので、適宜参照することができる。
まず、円貨の入金処理(円貨から外貨への両替)であっても、基本的には円貨の出金処理の流れと同様である。
ユーザは、顧客端末40にて、モバイル決済事業者から提供されるアプリを立ち上げ、両替金額計算部401によって、円貨から外貨への両替計算シミュレーションを行う(ステップS21)。この際、出金処理と同様に、両替レートを両替金額計算部401に読み込む(ステップS22)。
ユーザは、顧客端末40にて、手持ちの円貨の金額を考慮しながら、円貨から外貨への両替金額を決定する。そして、円貨入金要求操作部402bにより、両替予約の操作をし(ステップS23)、その要求が、円貨入金要求送信部202b,円貨入金要求処理部102bを介して、円貨入金要求処理受信部301bに送信される。
収納代行事業サーバ30において、円貨入金要求処理受信部301bが円貨の入金要求を受信すると、円貨入金コード生成部302bにて入金用のコードが生成される(ステップS24)。
円貨入金コード生成部302bにて生成された入金コードは、円貨入金コード通知部103b,円貨入金コード表示部203bを介して、円貨入金コード情報受信部403bにて、顧客端末40に受信され、円貨入金コードを顧客端末40内に記憶する。
次に、ユーザは、店舗CSに来訪し、店頭端末50のコードリーダ部501にて入金コードを読み取る(ステップS25)。
店頭端末50は、入金コードを読み取ると、収納代行事業サーバ30の円貨入金結果情報照会部303bにてコード情報が正しいかを確認するための承認要求をする(ステップS26)。
収納代行事業サーバ30にて承認要求が認められると、店頭端末50は、バーコードに各種情報が含まれているレシートをレシート発行部503が発行する(ステップS27)。
ユーザは、発行されたレシートを持ってPOSレジ60に移動する。POSレジ 担当者は、コードスキャナ601でレシートのバーコードを読み取り、レジ内の引き出しが開き、ユーザから渡された現金を入金する(ステップS28)。また、POSレジ60の詳細結果情報送信部602は、入金結果に関する詳細情報(金額,時刻,店舗名等)を円貨入金結果情報照会部303bに送信する(ステップS19)。
入金結果に関する情報が円貨入金結果情報照会部303bに受信されると、円貨入金取引結果通知生成部304bにて取引結果が生成され、円貨入金結果通知部104bを介して、円貨入金結果処理部204bに送信される。円貨入金結果処理部204bは、取引結果通知を顧客端末40に通知するとともに、その取引結果に基づいて、アプリ上のチャージ金額に反映させる(ステップS30)。
以上、本発明によれば、ユーザは両替時に、決済用の銀行口座を設ける必要もなく、自国で使用しているもモバイル決済サービスを利用して、小銭単位での両替も可能としている。
なお、本実施形態では、POSレジ60にて、出金用のバーコードを読み取って現金を出金することにしたが、例えば、通常の商品のバーコードを読み取って、いわゆるモバイル決済アプリでそのまま決済する際に、円貨に両替することを可能にしてもよい。
ここまで、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態はあくまで一例であり、本発明は上述した実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
例えば、本発明の店舗に設置された端末について、本実施形態では、店頭端末50とポSレジ60として説明がされたが、ATM等の端末も当然含まれるものである。また、店舗についても、コンビニエンスストア等に限らず、ATMが設置されるような駅構内も含まれる概念である。コードについても、QRコード(登録商標)に限らず、情報を一致させるために用いられるものであればよく、文字列によるパスワード・パスコード等でもよい。
また、本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。
1…両替システム、10…両替事業サーバ、101…両替レート提示部、102a…円貨出金要求処理部、102b…円貨入金要求処理部、103a…円貨出金コード通知部、103b…円貨入金コード通知部、104a…円貨出金結果通知部、104b…円貨入金結果通知部、20…モバイル決済事業サーバ、201…両替レート表示部、202a…円貨出金要求送信部、202b…円貨入金要求送信部、203a…円貨出金コード表示部、203b…円貨入金コード表示部、204a…円貨出金結果処理部、204b…円貨入金結果処理部、30…収納代行事業サーバ、301a…円貨出金要求処理受信部、301b…円貨入金要求処理受信部、302a…円貨出金コード生成部、302b…円貨入金コード生成部、303a…円貨出金結果情報照会部、303b…円貨入金結果情報照会部、304a…円貨出金取引結果通知生成部、304b…円貨入金取引結果通知生成部、40…顧客端末、401…両替金額計算部、402a…円貨出金要求操作部、402b…円貨入金要求操作部、403a…円貨出金コード情報受信部、403b…円貨入金コード情報受信部、404a…円貨出金結果通知受信部、404b…円貨入金結果通知受信部、50…店頭端末、501…コードリーダ部、502…承認要求部、503…レシート発行部、60…POSレジ、601…コードスキャナ、602…詳細結果情報送信部、N…ネットワーク、CS…店舗

Claims (4)

  1. モバイル決済サービスを利用するユーザの顧客端末に両替レートを提示する両替レート提示部と、
    顧客端末から送信される両替予約の要求を受信し、店舗との収納代行を管理する収納代行事業サーバへ前記両替予約を送信する、両替要求処理部と、
    収納代行事業サーバが前記両替予約に基づいて生成する両替予約コードを受信し、顧客端末に送信する、コード通知部と、
    ユーザが店舗に設置された端末にて、前記両替予約コードに基づいて、前記両替予約した金銭の授受が完了した旨の結果を前記収納代行事業サーバから受信し、モバイル決済サービス用のサーバに送信し、モバイル決済サービスのチャージ金額に反映させる取引結果通知部と、
    を備えた両替サーバ。
  2. 前記店舗に設置された端末は、前記両替予約コードを読み取って、両替金額の情報を含むバーコードを発行する端末と、前記バーコードを読み取って処理が可能なPOSレジとから構成されている、請求項1に記載の両替サーバ。
  3. 両替サーバと、ユーザの顧客端末でモバイル決済サービスを利用させるモバイル決済事業サーバと、ユーザが両替にかかる金銭の授受をする店舗に設置された端末と、店舗との収納代行を管理する収納代行事業サーバとを通信ネットワークを介して接統される両替システムにおいて、
    前記モバイル決済事業サーバは、顧客端末で実行された両替予約の要求を前記両替サーバに送信する両替要求送信部を備え、
    前記収納代行事業サーバは、
    前記両替予約に基づいて両替予約コードを生成するコード生成部と、
    前記店舗に設置された端末が前記両替予約コードを読み取って送信する承認要求を照会する情報照会部と
    を備え、
    前記両替サーバは、
    顧客端末に両替レートを提示する両替レート提示部と、
    前記モバイル決済事業サーバから送信される前記両替予約を受信し、収納代行事業サーバへ送信する、両替要求処理部と、
    前記収納代行事業サーバからの前記両替予約コードを受信し、顧客端末に送信するコード通知部と、
    ユーザが前記店舗に設置された端末にて、前記両替予約コードに基づいて、前記両替予約した金銭の授受が完了した旨の結果を前記収納代行事業サーバから受信し、前記モバイル決済事業サーバに送信し、モバイル決済サービスのチャージ金額に反映させる取引結果通知部と
    を備えることを特徴とする両替システム。
  4. 前記店舗に設置された端末は、前記両替予約コードを読み取って、両替金額の情報を含むバーコードを発行する端末と、前記バーコードを読み取って処理が可能なPOSレジとから構成されている、請求項3に記載の両替システム。
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