JP2019114288A - 決済システム - Google Patents

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剛 李
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Abstract

【課題】顧客が海外で、安心かつ手軽に買い物をすることが可能な決済システムを提供する。【解決手段】決済システムは、第1国で顧客が行った買い物に関する買い物情報を店舗決済端末から取得する第1国サーバ6と、その買い物情報を取得する第2国サーバ7と、その買い物情報を取得して買い物の決済処理を行う、顧客取引銀行の顧客取引銀行サーバ8を有する。第2国サーバ7は、顧客取引銀行サーバ8から決済情報を取得し、その決済情報を少なくとも顧客の携帯端末3に送信する。携帯端末3では、決済処理による支払いが正常に行われた場合に、第2国の通貨による支払情報が表示可能となる。【選択図】図3

Description

本発明は、第1国とは通貨の異なる第2国から訪れた顧客が、第1国で携帯端末を使用して買い物をすることが可能な決済システムに関する。
従来、クレジットカードやデビットカード等のカード決済よりも手軽な決済方法として、個人が所有する携帯電話やスマートフォン等の携帯端末を用いた決済が知られている。このような、いわゆるモバイル決済では、顧客はクレジットカードを携行していなくても、店で買い物をすることができる。
例えば、特許文献1に記載のクレジット決済方法では、携帯端末のアプリケーションソフトウェアが顧客にパスワードの入力を求め、入力されたパスワード及び携帯端末の固体番号を顧客情報として携帯キャリアサーバに送信する。携帯キャリアサーバには、携帯端末の所有者である顧客を認証するための顧客情報データベースが構築されており、携帯端末から受信した顧客情報を顧客情報データベースと照合して、その顧客を認証する。
携帯端末は、携帯キャリアサーバから受信したクレジットカード情報をQRコード(登録商標)として液晶画面に表示する。そして、これを店舗端末のQRコードリーダで読み取ることでクレジット決済が行われ、最終的に顧客の携帯端末にクレジット利用情報が送信される(段落0020〜0026,図2,3)。
特開2012−083913号公報
しかしながら、上記の決済方法により海外で買い物をするとした場合、国境を越えて本国のサーバにアクセスする必要があるから、簡単には携帯端末による買い物をすることができない。また、携帯端末による決済の環境がある場合にも、特に使用する言語や貨幣が異なる国においては、正確な決済情報が取得できたり、決済システムのセキュリティが保障されていなければ、顧客は安心して買い物をすることができない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、顧客が海外で、安心かつ手軽に買い物をすることが可能な決済システムを提供することを目的とする。
本発明の決済システムは、第1国とは通貨及び言語の異なる第2国から訪問した顧客が所有する携帯端末と、前記第1国の各店舗にあり、前記携帯端末が出力する、少なくとも前記顧客が取引する顧客取引銀行の銀行口座の情報を含む認証コードを読取可能で、買い物における支払い金額を入力可能な店舗決済端末とを備え、前記認証コードと前記支払い金額を含む買い物情報が、前記第2国の前記顧客取引銀行の顧客取引銀行サーバに送信されることで決済が行われる決済システムであって、前記店舗決済端末は、前記支払い金額を前記第1国の通貨及び前記第2国の通貨で表示可能であることを特徴とする。
本発明では、通貨及び言語の異なる第2国(例えば、中国)から訪問した顧客が第1国(例えば、日本)で買い物をする際、各店舗にある店舗決済端末により、顧客の携帯端末に出力される認証コード(例えば、QRコードに含まれる各種情報)を読み取る。これにより、その後、認証コードと支払い金額を含む買い物情報が第2国側の顧客取引銀行サーバに送信される。
また、店舗決済端末で、支払い金額は第1国の通貨(例えば、日本円)及び第2国の通貨(例えば、人民元)で表示可能となっている。これにより、顧客は安心して第1国で買い物をすることができる。
本発明の決済システムにおいて、前記店舗決済端末は、前記買い物の決済処理に関連する情報を前記第1国の言語及び前記第2国の言語で表示可能であることが好ましい。
本発明では、店舗決済端末で、買い物の決済処理に関する情報を、第1国の言語(例えば、日本語)及び第2国の言語(例えば、中国語)で表示可能となっている。これにより、店舗決済端末を見れば、現在行われている処理や支払いが完了したか等の情報が第2国の顧客にも分かり易い。
また、本発明の決済システムにおいて、前記店舗決済端末は、音声を出力する音声出力機能を有し、前記買い物の決済処理に関連する情報を前記第2国の言語で音声出力可能であることが好ましい。
本発明では、店舗決済端末で、買い物の決済処理に関連する情報を第2国の言語(例えば、中国語)で音声出力可能となっている。これにより、現在の決済処理の進行状況等の情報が第2国の顧客にも分かり易い。
本発明によれば、顧客が海外で、安心かつ手軽に買い物の決済を行うことができる。
本発明の実施形態に係る決済システムの概要を説明する図。 本発明の実施形態に係る決済システムの決済後の処理を説明する図。 決済システムの決済処理時の情報の流れを説明するシーケンス図。 決済システムの決済処理時の資金の流れを説明する図。 決済システムの返金処理時の情報の流れを説明するシーケンス図。
まず、本発明の一実施形態の決済システム1の概要を説明する。
図1は、この決済システム1において、店舗で行われる顧客と店員の作業を示した図である。例えば、日本(本発明の「第1国」の例)にある電気量販店で買い物をするため、中国(本発明の「第2国」の例)から訪問した顧客が商品を購入する場合、その店舗の店員は、店舗決済端末2を使用して買い物の決済処理を開始する。
店舗決済端末2は、主に持ち運びが可能で、タッチパネル方式を採用したタブレット型PCであり、カメラを内蔵している必要がある。買い物の決済処理を開始する場合、店員は、店舗決済端末2の店舗側決済用アプリケーションを起動して、図1(A)に示す画面から「決済」を選択する。
その後、店舗決済端末2は、図1(B)に示す画面に切替わるので、店員は、顧客が購入する商品の金額を入力する。このとき、店員は、日本の通貨である円でその金額を入力する。顧客は、店舗決済端末2に表示された支払い金額(ここでは、12,800円)を確認すると、自身の携帯端末3により支払いの準備を開始する。
ここで、店舗決済端末2の画面で、その日の為替レートにより、中国の通貨である人民元(以下、元という)の金額を併せて表示するようにしてもよい。なお、図1(B)の画面左側の表示は「商品カテゴリ」であり、店員が、今回顧客が購入した商品項目を選択することで、データベースに情報が保存される。この情報は、各店舗が顧客の消費動向を調べたり、販売戦略を立てる際に用いることができる。
次に、顧客は、所有する携帯端末3で、いわゆる「お財布ケータイ」の機能を有する顧客側決済用アプリケーションを起動する。携帯端末3は、主に携帯電話やスマートフォンであるが、タブレット型PC等のモバイル機器も使用することができる。
顧客は、顧客側決済用アプリケーションにより、予め登録した中国の取引銀行(本発明の「顧客取引銀行」)の口座を1つ選択する。図1(a)に示すように、銀行口座は複数登録することができ、購入する商品や支払い金額に応じて銀行口座を切替えることができる。
顧客が銀行口座を1つ選択した場合、携帯端末3は、図1(b)に示す画面に切替わる。図示するように、携帯端末3の画面には、バーコード及びQRコード(本発明の「識別コード」)が表示される。何れのコードも、主に顧客が選択した銀行口座の情報等が含まれるが、これ以降はQRコードの場合を説明する。QRコードは、ネットワーク上では暗号化されているため、情報が盗まれる危険性は非常に低い。
QRコードについて補足すると、これは、ワンタイムパスワードと同じ機能を有し、特にインターネットに接続したり、サーバに問い合わせることなく生成される。携帯端末3の画面に表示されたQRコードは、例えば、60秒毎に更新され、顧客が画面をタッチ又はスライド操作を行うことによっても更新される。すなわち、以前の買い物に使用したQRコードは、第三者に取得されたとしても再度、使用することはできない。従って、この決済システム1は、顧客にとって非常に安心して利用できるものである。
次に、店員は、図1(C)に示すように、店舗決済端末2のカメラでQRコードを読み取る。詳細は後述するが、この作業により認証が進んでゆき、顧客が選択した銀行口座に支払い金額以上の残高が残っていれば、その金額が直ちに引き落とされる(デビット決済方式)。
その後、店舗決済端末2の画面に、決済が終了した旨の表示がなされる。具体的には、図1(D)に示すように、決済内容として、決済日時(日本時間)、決済金額及び取引番号が表示される。また、顧客が店舗決済端末2の画面を見て決済処理の終了が確認できるように、中国語で「仕付成功。」との表示がなされる。
店舗決済端末2は、基本的に店舗の店員が使用するツールであるため、日本語で表示されるが(図1(A),(B)参照)、後述する領収書の印刷処理等、店舗決済端末2を使用する各処理で、中国語による説明を表示してもよい。このように、店舗決済端末2は、必ずしも外国語が堪能でない店員と顧客とのコミュニケーションツールとしても機能するので、主要な言語をカバーしていることが好ましい。
最後に、顧客の携帯端末3にも決済処理が完了した旨が通知され、携帯端末3の画面には銀行口座から引き落とされた金額が表示される。ここで、顧客取引銀行は中国にあるので、決済は元で処理される。従って、図1(c)に示すように、元による金額(¥673.6)が表示される。これにより、顧客は、今回の買い物で幾らを使ったのかが非常に分かり易い。
顧客が決済時に使用する顧客側決済用アプリケーションについて補足すると、これは、ソーシャルネットワークシステム(以下、SNSという)上で利用できるアプリケーションである。この利点として、顧客は、日本の決済管理会社又は各店舗から直接提供される店舗情報やお買い得情報を、SNSを通じで簡単に入手できる点が挙げられる。
また、顧客は、SNSのチャット機能を利用して、友人と各種情報を交換することもできる。この他にも、顧客は、商品情報の翻訳や価格情報等の買い物支援サービスを受けたり、配信されたクーポンを利用して買い物ができる等の利益を受けられ、結果として各店舗にも、集客が見込める等の一定の利益がもたらされる。
顧客は、携帯端末としてスマートフォンとタブレット型PCの両方を所有している場合があるが、SNSのIDを正しく入力して個人が特定されれば、何れの端末でも顧客側決済用アプリケーションを起動することができる。携帯端末を機種交換したり、故障、紛失したような場合でも、顧客側決済用アプリケーションを再インストールするだけで決済システム1を利用することができ、ハードウェアに依存しないという利点もある。
次に、図2を参照して、決済システム1の決済後の処理について説明する。
買い物の支払いが完了すると、顧客は、店舗の店員から今回の買い物の領収書を受け取る。もちろん、領収書を受け取るか否かは顧客の自由であるが、後述する返金処理にて領収書を使用するので、顧客は領収書を受け取って保管しておくとよい。
図2(A)は、図1(D)で示した店舗決済端末2の決済終了の画面であるが、画面中に「印刷」のボタンが用意されている。そして、店員が「印刷」を選択すると、図2(B)に示す画面に切替わる。
図2(B)は、店舗決済端末2のプリンタ選択画面である。店舗決済端末2には、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信により領収書印刷用のプリンタ4が接続されている(図2(a)参照)。複数の顧客が同じ時間帯に買い物をする場合があるので、1つの店舗決済端末2に複数のプリンタを接続可能となっている。そして、領収書を印刷する場合、現在使用していないプリンタを検索して、1つのプリンタが選択される。
店員が、図2(B)に示す画面の「印刷」を選択すると、図2(C)に示す画面に切替わる。ここでは、再度、決済内容が表示されると共に、日本語で「印刷が完了しました。」との表示がなされる。
その後、顧客は、プリンタ4から出力された領収書5を受け取ることになる(図2(b)参照)。領収書5には、主に店舗名、利用日時(日本時間)、端末番号、取引番号、金額及びQRコードが印刷されている。なお、利用日時、取引番号及び金額は、店舗決済端末2の画面に表示された内容と同じである(図2(C)参照)。
領収書5に印刷されたQRコードは、購入商品や金額等の取引内容を照会確認するためのコードが付与されていればよく、買い物の際に携帯端末3の画面に表示されたQRコードと同じである必要はない。詳細は後述するが、顧客が購入した商品を返品して支払い金額を返してもらう返金処理では、店舗決済端末2でこのQRコードを読み取る作業をする。これにより、今回の決済処理を容易に特定することができ、返金処理をスムーズに進めることができる。
また、領収書5の「お客様控」の下側には、日本語の「返金の際、こちらの控えが必要となります。」の文字と共に、同じ意味の中国語表記(「如要退款需提供此票。」)が記載されている。このように、領収書5は中国語表記も含むため、顧客に分かり易く、紛失の注意喚起として役立つ。店員が、図2(C)に示す画面の「完了」を選択すると、一連の決済処理が終了する。
次に、図3を参照して、決済システム1の決済処理について、主に情報の流れを説明する。ここでは、上述の例の通り日本が第1国、中国が第2国であるとして、決済処理で扱われる情報に関連する各処理(図中の(1)〜(12))について説明する。
(1)支払い金額入力
店員は、店舗決済端末2を使用して、顧客が購入する商品の金額を入力する。ここでは、円で金額(支払い金額)を入力する。
(2)QRコード(バーコード)表示
顧客は、自身の携帯端末3を使用して、支払い金額が引き落とされる銀行口座を選択する。これにより、携帯端末3の画面にQRコードが表示される。QRコードと同時にバーコードも表示されるので、バーコードを使用してもよい。
(3)QRコードから認証コード取得
店員は、店舗決済端末2のカメラを使用して、携帯端末3の画面に表示されたQRコードを読み取る。これにより、店舗決済端末2は、認証コード(銀行口座の情報等)を取得する。
(4)決済リクエスト処理1
店舗決済端末2は、今回の買い物の取引番号、使用した携帯端末3の端末番号、認証コード、支払い金額(円)及び商品化カテゴリを、日本で決済を管理するA社決済サーバ6(本発明の「第1国サーバ」)に送信する。なお、これらの情報は、A社決済サーバ6のデータベース(後述する、A社取引明細データベース6b)に保存される。
(5)決済リクエスト処理2
A社決済サーバ6は、店舗決済端末2から送信された情報のうち取引番号、認証コード及び支払い金額(円)を、中国で決済を管理するB社決済サーバ7(本発明の「第2国サーバ」)に送信する。なお、これらの情報は、国境を越えてB社決済サーバ7のデータベース(後述する、B社取引明細データベース7b)に保存される。
ここで、A社決済サーバ6は、インターネットの専用回線でB社決済サーバ7に接続されており、B社決済サーバ7以外のサーバとは通信できないようになっている(店舗決済端末2とは通信可能)。これにより、顧客の買い物に関する情報が誤って他のサーバに送信されることがなく、セキュリティの高い取引を可能としている。
(6)認証処理
B社決済サーバ7は、認証コードから、名義人(顧客)、支払いをするため選択された取引銀行名及びその銀行の口座番号を取得する。また、B社決済サーバ7は、その銀行口座に所定の残高があるか(口座情報)についても確認する。
(7)決済リクエスト処理3
B社決済サーバ7は、口座情報及び支払い金額(元)を、顧客が中国で取引する顧客取引銀行の顧客取引銀行サーバ8に送信する。ここで、支払い金額(元)は、その日の為替レートで円から変換した元に変換された金額である。
(8)判定処理
顧客取引銀行サーバ8は、顧客取引銀行の銀行口座の残高を照会して、決済処理を遂行する。具体的には、支払い金額(元)以上の残高が残っていれば、B社取引銀行サーバ(本発明の「第2国管理会社取引銀行サーバ」)に対して送金通知をする。また、支払い金額(元)以上の残高が残っていなければ(残高不足)、引き落しができないので、決済中止情報を送信する。
残高が残っている場合には、買い物の支払い金額(元)が即時引き落とされるが、資金の流れについては、詳細を後述する。なお、送金の可否に関する決済処理の情報は、B社決済サーバ7のデータベースに保存される。
(9)決済結果通知1
B社決済サーバ7は、今回の決済結果を顧客の携帯端末3に送信し、通知する。これにより、携帯端末3の画面で決済結果表示が行われ(図1(c)参照)、顧客は、決済が無事に完了したと認識できるようになる。
(10)決済結果通知2
B社決済サーバ7は、今回の決済結果をA社決済サーバ6にも送信し、通知する。なお、決済結果の情報は、国境を越えてA社決済サーバ6のデータベースに保存される。
(11)決済リターン処理
A社決済サーバ6は、取引番号、支払い金額(円)、ステータスコード及び印刷用決済コードを店舗決済端末2に送信する。これにより、店舗決済端末2の画面で決済結果表示が行われる(図1(D)参照)。ステータスコードは、例えば、決済処理の成功を「1」、失敗を「0」と定義したコードであり、このコードに基づいて店舗決済端末2の画面に特定の表示を出力する。また、印刷用決済コードは、領収書5を印刷するために必要なコードである。
(12)領収書印刷処理
店員は、店舗決済端末2を使用して、プリンタ4により決済処理の明細(店舗、日時、端末番号、金額)、取引番号、QRコードを印刷して、領収書5とする(図2(b)参照)。返金処理は、店舗決済端末2により印刷されたQRコードを読み取るのが最も簡単であるが、取引番号からも決済処理を特定することができる。これにより、決済システム1による一連の決済処理は終了となる。
次に、図4を参照して、決済システム1の決済処理について、主に資金の流れを説明する。図3とは異なり、中国(第2国)を国境の左側、日本(第1国)を国境の右側に表示したが、資金は、中国側から日本側に流れる。
まず、顧客取引銀行口座8aからB社取引銀行口座9a(元口座)に、買い物の支払い金額が元で即時入金される。この入金は、上述したように顧客取引銀行サーバ8からB社取引銀行サーバ9に、送金が通知された後に行われる。
次に、B社取引銀行口座9aで為替の変換が行われる。例えば、午前0時の為替レートで元を円に両替する。B社取引銀行口座9aには元口座と円口座があり、翌日、資金は元口座から円口座に移動する。これにより、B社取引銀行口座9aから日本側の銀行への送金準備がなされたことになる。
B社決済サーバ7のB社管理システム7aは、B社取引銀行口座9aに対して、所定の条件が成立した場合に送金指示を行う。B社管理システム7aは、B社取引明細データベース7bの決済処理データ(取引明細)を管理しており、例えば、円口座の残高が60万円を超えた時点でB社取引銀行口座9aに送金指示を行う。なお、B社取引銀行口座9aは、一連の作業による手数料分の金額を差し引くが、これがB社の利益となる。
次に、B社取引銀行口座9a(円口座)から送金された資金は、A社信託銀行口座10aに入金される。そして、A社信託銀行口座10aは、買い物の支払い金額(円)を、例えば月末に1回、店舗取引銀行の店舗取引銀行口座11aに振り込む。また、日本における決済処理はA社の作業となるので、A社信託銀行口座10aは、手数料分の金額をA社取引銀行(本発明の「第1国管理会社取引銀行」)「のA社取引銀行口座12aに振り込む。なお、A社信託銀行による処理によっても所定の手数料が発生する。
ここで、A社決済サーバ6のA社管理システム6aは、B社管理システム7aから取引明細(円)のデータが転送されてくる。A社管理システム6aは、取引明細(円)のデータをA社取引明細データベース6b(本発明の「第1国データベース」)で管理しており、振込金額や手数料の計算をすることができる。情報の流れとしては、A社信託銀行のA社信託銀行サーバ10(本発明の「第1国銀行サーバ」)は、A社管理システムから振込指示(送金指示)を受けて店舗取引銀行の店舗取引銀行サーバ11へ振込通知をする。また、A社信託銀行サーバ10は、手数料の振込指示を受けてA社取引銀行のA社取引銀行サーバ12へ振込通知をする。
A社決済サーバ6(A社管理システム6a)に保存された決済情報は、A社信託銀行サーバ10及び店舗取引銀行サーバ11からアクセスして確認することができる。また、店舗13’は、店舗取引銀行に振り込まれた金額が振込予定額より少ないと判断した場合には、直接、A社管理システム6aに問い合わせることができ、後に不足分を追加で振り込んでもらうことができる。
A社信託銀行口座10aの代わりに普通銀行口座を利用することも可能であるが、A社の判断で口座の資金が比較的自由に管理できるとすると、都合により振り込みが遅れたり、手数料を多く取ったりするリスクも考えられる。このため、預けた資金が確実に保全、管理される信託銀行を採用することで、特に各店舗にとって安心して運用されるシステムとなっている。
決済システム1において、日本のA社信託銀行は、中国のB社取引銀行口座9aから送金された資金がA社信託銀行口座10aに蓄えられると、確実に店舗取引銀行口座11aに届けられるという一連の業務が委託されている。
最終的に店舗取引銀行口座11aに振り込まれる買い物の支払い金額は、日本で決済を管理するA社、中国で決済を管理するB社の手数料分(例えば、合計で約3%分)を差し引いた金額となる。しかし、円建ての決済のため、各店舗には、為替手数料や為替差損は発生しない。
最後に、A社管理システムについて補足すると、店舗(加盟店)13’の店舗サーバ13は、A社管理システムのA社取引明細データベース6bでクラウド管理されている決済情報にインターネットを利用してアクセス可能ある。決済情報としては、店舗別売上、端末別売上、取引履歴、商品管理等の情報があり、店舗13’は、自己の店舗で行われた決済情報を閲覧することができる。これにより、各店舗は、海外から訪日した顧客の消費動向を把握し、販売戦略を立てるのに役立てることができる。
次に、図5を参照して、決済システム1の返金処理について、情報の流れを説明する。ここでは、返金処理で扱われる情報に関連する各処理(図中の(1)〜(11))について説明する。
(1)領収書提示
顧客は、買い物の決済完了時に店員から渡された、QRコードが印刷された領収書5を提示する。領収書5に印刷された取引番号によっても返金処理は可能である。
(2)QRコードから取引番号取得
店員は、店舗側決済用アプリケーションを起動して、初期画面から「返金」を選択する(図1(A)参照)。さらに、店舗決済端末2のカメラを使用して、領収書5に印刷されたQRコードを読み取る。これにより、店舗決済端末2は買い物の取引番号を取得し、決済処理が特定される。領収書5がない場合には、顧客の携帯端末3の買い物履歴に残っている取引番号を、店員が店舗決済端末2に入力する。
(3)返金リクエスト処理1
店舗決済端末2は、取引番号、返金処理番号及び買い物の際に使用した携帯端末3の端末番号をA社決済サーバ6に送信する。なお、これらの情報は、A社決済サーバ6のデータベースに保存される。
(4)返金リクエスト処理2
A社決済サーバ6は、店舗決済端末2から送信された取引番号、返金処理番号に加えて、返金額(円)をB社決済サーバ7に送信する。なお、これらの情報は、国境を越えてB社決済サーバ7のデータベースに保存される。
(5)認証処理
B社決済サーバ7は、取引番号から取引情報として、名義人、取引銀行名、口座番号及び返金額(元)を取得する。また、B社決済サーバ7は、その銀行口座の残高(口座情報)を確認する。
(6)返金リクエスト処理3
B社決済サーバ7は、口座情報及び返金額(元)をB社取引銀行サーバ9に送信する。
(7)返金処理
B社取引銀行サーバ9は、返金処理を遂行する。具体的には、B社取引銀行サーバ9が顧客取引銀行サーバ8に対して返金通知をした後、返金額がB社取引銀行口座9aから顧客取引銀行口座8aに戻される。なお、返金結果の情報は、B社決済サーバ7のデータベースに保存される。
(8)返金結果通知1
B社決済サーバ7は、今回の返金処理の結果を顧客の携帯端末3に送信し、通知する。これにより、携帯端末3の画面で返金結果表示が行われる。ただし、これは返金処理が無事に完了したことの通知であり、顧客取引銀行口座8aに返金額が戻されるのには数日かかる。
(9)返金結果通知2
B社決済サーバ7は、今回の返金結果をA社決済サーバ6にも送信し、通知する。なお、返金結果の情報は、国境を越えてA社決済サーバ6のデータベースに保存される。
(10)返金リターン処理
A社決済サーバ6は、今回の返金結果を店舗決済端末2に送信する。これにより、店舗決済端末2の画面で返金結果表示が行われる。
(11)返金情報印刷処理
店員は、店舗決済端末2を使用して、プリンタ4により今回の返金の明細明細書を印刷する。これにより、決済システム1による一連の返金処理は終了となる。
以上のように、この決済システム1は、第1国で顧客が行った買い物に関する買い物情報を店舗決済端末2から取得するA社決済サーバ6と、その買い物情報を取得するB社決済サーバ7と、その買い物情報を取得して買い物の決済処理を行う、顧客取引銀行の顧客取引銀行サーバ8を有する。B社決済サーバ7は、顧客取引銀行サーバ8から決済情報を取得し、その決済情報を顧客の携帯端末3に送信する。携帯端末3では、決済処理による支払いが正常に行われた場合に、第2国の通貨による支払情報が表示可能となるので、顧客は海外で、安心かつ手軽に買い物をすることができる。
上記説明は、本発明の一実施形態であり、これ以外にも種々な実施形態が考えられる。第1国及び第2国は、何れの国であってもよい。例えば、第1国が日本、第2国が米国であれば、携帯端末3に表示される言語は英語で、貨幣はドルの表示となる。
店舗決済端末2に様々な機能を持たせてもよい。例えば、店舗決済端末2を使用する処理の中で、「決済が終了しました。」や「領収書をお渡しするので、少々お待ちください。」に相当する外国語のフレーズを予め蓄えておき、各処理の終了時に音声出力するようにしてもよい。また、顧客が購入する商品の金額(円)を入力する時点で、第2国の通貨の相当額を表示するようにすれば、店舗決済端末2は、顧客にとってより便利なツールとなる。
決済システム1の認証コードとして、QRコードを例に説明したが、QRコード以外の2次元コードや(1次元)バーコードを用いることもできる。また、決済の方法は、即時決済(デビット決済方式)で説明したが、VISA(登録商標)やMasterCard(登録商標)等の通常のクレジットカードでもよい。通常のクレジット決済の場合、決済処理の完了時に引き落とし予定金額が携帯端末3の画面に表示される。
1 決済システム
2 店舗決済端末
3 携帯端末(顧客用)
4 プリンタ
5 領収書
6 A社決済サーバ (第1国サーバ)
6a A社管理システム
6b A社取引明細データベース (第1国データベース)
7 B社決済サーバ (第2国サーバ)
7a B社管理システム
7b B社取引明細データベース
8 顧客取引銀行サーバ
8a 顧客取引銀行口座
9 B社取引銀行サーバ (第2国管理会社取引銀行サーバ)
9a B社取引銀行口座
10 A社信託銀行サーバ (第1国銀行サーバ)
10a A社信託銀行口座
11 店舗取引銀行サーバ
11a 店舗取引銀行口座
12 A社取引銀行サーバ
12a A社取引銀行口座 (第1国管理会社取引銀行サーバ)
13 店舗サーバ
13’ 店舗

Claims (3)

  1. 第1国とは通貨及び言語の異なる第2国から訪問した顧客が所有する携帯端末と、前記第1国の各店舗にあり、前記携帯端末が出力する、少なくとも前記顧客が取引する顧客取引銀行の銀行口座の情報を含む認証コードを読取可能で、買い物における支払い金額を入力可能な店舗決済端末とを備え、前記認証コードと前記支払い金額を含む買い物情報が、前記第2国の前記顧客取引銀行の顧客取引銀行サーバに送信されることで決済が行われる決済システムであって、
    前記店舗決済端末は、前記支払い金額を前記第1国の通貨及び前記第2国の通貨で表示可能であることを特徴とする決済システム。
  2. 前記店舗決済端末は、前記買い物の決済処理に関連する情報を前記第1国の言語及び前記第2国の言語で表示可能であることを特徴とする請求項1に記載の決済システム。
  3. 前記店舗決済端末は、音声を出力する音声出力機能を有し、前記買い物の決済処理に関連する情報を前記第2国の言語で音声出力可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の決済システム。
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