JP2019197332A - 決済システム - Google Patents

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剛 李
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Abstract

【課題】店舗において、顧客が携帯端末により安心かつ手軽に買い物の決済を行うことが可能な、利便性の高い決済システムを提供する。【解決手段】決済システム1において、各店舗は、複数のペイメントシステムに対応したコードシート5のQRコードと、顧客の買い物情報を管理する店舗サーバ13とを有する。顧客が所有する携帯端末3は、QRコードを読み取るカメラ3bと、購入商品の金額を入力する表示部3aと、SNS決済サーバ6に購入商品の買い物情報を送信する通信部3cとを有する。SNS決済サーバ6は、決済処理の結果を携帯端末3及び店舗サーバ13に送信する通信機能を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、顧客が所有する携帯端末を用いた決済システムに関する。
従来、ユーザの携帯端末により、一度のみ有効なワンタイムパスワードを用いてユーザの認証を行って、店舗で買い物をすることができる決済システムがあった。
例えば、特許文献1のワンタイム認証システムは、ワンタイムパスワードを店舗側端末に読み取らせることで、ワンタイムパスワードに応じた認証を行う。店舗側端末は、コード化された各種情報を取得する装置である。店舗側端末には、ユーザ端末の表示部に表示されたコード情報(バーコード、二次元コード等)を光学的に読み取る読取手段が接続されており、認証用通信経路は、読取手段に接続されている。コード情報には、認証情報であるワンタイムコードの他、電子クーポン情報、ポイント情報、決済情報等の購買情報が含まれ、QRコード(登録商標)として表示される(段落0037,0042、図1)。
また、近年では、ソーシャルネットワークキングサービスがペイメントサービスを導入し、ユーザは、予めチャージした金額内でドラッグストアや飲食店で支払いをしたり、他人へ送金したりすることが可能になっている。
特開2016−136664号公報
しかしながら、決済方式やソーシャルネットワークキングサービス毎に異なるコード情報を使用するため、その種類が増えると、ユーザが提示したコード情報が店舗側端末に対応していない等、決済の際に不都合が生じることがある。このようなモバイル決済は、今後ますます普及することが予想されるので、ユーザや店舗が混乱することのない、より利便性の高い決済システムが望まれていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、顧客が安心かつ手軽に店舗で買い物の決済を行うことができる、利便性の高い決済システムを提供することを目的とする。
第1発明の決済システムは、顧客が所有する顧客端末を使用して、店舗で買い物の決済をすることが可能な決済システムであって、前記顧客端末から前記顧客の買い物情報を取得して決済処理を行う決済サーバを備え、各店舗は、複数のペイメントシステムに対応した認証コードと、顧客の決済情報を管理する店舗サーバとを有し、前記顧客端末は、前記認証コードを読み取る顧客端末読取部と、前記顧客が購入する購入商品の金額を入力する顧客端末入力部と、前記決済サーバに前記購入商品に関する前記買い物情報を送信する顧客端末通信部とを有し、前記決済サーバは、前記決済処理の結果を前記顧客端末及び前記店舗サーバに送信する通信機能を備えていることを特徴とする。
本発明において、顧客が店舗で買い物をする際、顧客端末の顧客端末読取部により買い物をする店舗の認証コード(例えば、QRコード)を読み取る。この認証コードは、ユーザが利用する複数のペイメントシステムに対応しているので、認証コードがペイメントシステム毎に異なる場合と比較して、店舗側の負担が大幅に削減される(認証コードがペイメントシステム毎に異なる場合、店舗は、取り扱うペイメントシステムの数だけ認証コードを用意する必要がある)。この認証コードにより顧客端末が店舗情報を取得するとともに、顧客の利用するペイメントシステムがその店舗で使用できることが確認される。
その後、顧客は、顧客端末の顧客端末入力部により購入商品の金額を入力し、顧客端末通信部により買い物情報を決済サーバに送信する。すなわち、決済サーバには、商品名、支払金額、ユーザ名等の情報が一時的に蓄えられる。その後、決済サーバにより決済処理が行われ、その結果が顧客端末及び店舗サーバに送信される。これにより、顧客は、現金を持ち歩かなくても、所有する顧客端末により安心かつ手軽に店舗で買い物の決済をすることができる。
第1発明の決済システムにおいて、前記認証コードは、印刷されて店舗内外に掲示されている、又は決済カウンタ付近に置かれていることが好ましい。
この構成によれば、顧客は、予め店舗内に掲示された認証コードを顧客端末で読み取っておくことで、決済をより簡単かつ迅速に行うことができる。
また、第1発明の決済システムにおいて、前記店舗サーバは、決済情報を表示する表示部を備え、前記表示部は、前記複数のペイメントシステムによる決済を1つの画面で表示する決済一覧画面を有していることが好ましい。
この構成によれば、複数の顧客がそれぞれ異なるペイメントシステムで決済を行った場合であっても、店舗サーバでは、決済一覧画面に決済がまとめて表示される。これにより、ペイメントサービスに依らないデータ分析が可能となる。
第2発明の決済システムは、顧客が所有する顧客端末を使用して、店舗で買い物の決済をすることが可能な決済システムであって、各店舗に設置され、顧客が利用する複数のペイメントシステムに対応し、前記顧客端末に表示された認証コードを読取可能な店舗端末と、前記店舗端末から前記認証コードを含む前記顧客の買い物情報を取得して決済処理を行う決済サーバと、からなり、前記店舗端末は、前記認証コードを読み取る店舗端末読取部と、前記顧客が購入する購入商品の金額を入力する店舗端末入力部と、前記決済サーバに前記購入商品に関する前記買い物情報を送信する店舗端末通信部とを有し、前記決済サーバは、前記決済処理の結果を前記顧客端末及び前記店舗端末に送信する通信機能を備えていることを特徴とする。
本発明において、顧客が店舗で買い物をする際、顧客端末に利用するペイメントシステムの認証コード(例えば、QRコード)を表示する。そして、この認証コードを、店員が店舗端末の店舗端末読取部により読み取る。この店舗端末は、ユーザが利用する複数のペイメントシステムに対応しているので、ペイメントシステム毎に使用する店舗端末を変更する場合と比較して、店舗側の負担が大幅に削減される。この認証コードにより店舗端末が顧客情報を取得するとともに、ユーザの使用するペイメントシステムがその店舗で使用できることが確認される。
その後、店員は、店舗端末の店舗端末入力部により購入商品の金額を入力して顧客に確認させ、店舗端末通信部により買い物情報を決済サーバに送信する。すなわち、決済サーバには、商品名、支払金額、ユーザ名等の情報が一時的に蓄えられる。その後、決済サーバにより決済処理が行われ、その結果が顧客端末及び店舗端末に送信される。これにより、顧客は、現金を持ち歩かなくても、所有する顧客端末により安心かつ手軽に店舗で買い物の決済を行うことができる。
本発明によれば、顧客が携帯端末により、安心かつ手軽に店舗で買い物の決済を行うことができる。
本発明の実施の形態1に係る決済システムの概要を説明する図。 決済システムの決済処理時の情報の流れを説明するシーケンス図。 店舗サーバの表示部に表示される決済一覧画面の例。 本発明の実施の形態2に係る決済システムの概要を説明する図。 決済システムの決済処理時の情報の流れを説明するシーケンス図。 本発明の実施の形態3に係る決済システムの概要を説明する図。 決済システムの決済処理時の情報の流れを説明するシーケンス図。 決済システムの決済処理時の資金の流れを説明する図。
以下、図面を参照して、本発明の決済システムの実施形態について説明する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係る決済システム1において、店舗で行われる顧客(一部、店員)の作業を示した図である。例えば、顧客が飲食店で食事をした後、その支払い(モバイル決済)をする場面において、顧客は、以下に示すように決済処理を行う。
まず、顧客は、自身の所有する携帯端末3(本発明の「顧客端末」)を取り出して、ペイメント機能を有するソーシャルネットワーキングサービス(以下、SNSという)を起動する。携帯端末3は、主に携帯電話やスマートフォンであるが、タブレット型PC等のモバイル機器でもよい。
図1(a)は、携帯端末3の表示部3aのメニュー画面(初期画面)を示している。メニュー画面には、「E-mail」、「カメラ」、「カレンダー」等のアプリケーションのアイコンが表示されている。ここで、顧客は、SNSのアプリケーションの1つである「AAA」を起動する。なお、図中の「BBB」も他の種類のSNSのアプリケーションであるとする。
顧客が使用するペイメントサービス(本発明の「ペイメントシステム」)は、予めチャージした金額の範囲で支払いが行える決済システムである。その利点としては、顧客が各種サービス提供会社や各店舗から直接提供される店舗情報やお買い得情報を、SNSを通じで簡単に入手できる点が挙げられる。
また、顧客は、SNSのチャットサービスを利用して、友人と各種情報を交換することもできる。この他にも、顧客は、商品情報の翻訳や価格情報等の買い物支援サービス、配信されたクーポンを利用して買い物ができる等の利益を受けることができ、結果として各店舗にも集客が見込める等の一定の利益がもたらされる。
顧客が「AAA」を起動すると、携帯端末3の表示部3aは、図1(b)の画面に切替わる。この画面では「AAA」で利用できるサービスが列挙されているが、今回の食事代を支払うため、顧客は「ペイメント」を選択する。
その後、携帯端末3の表示部3aは、図1(c)の画面に切替わる。ここでは、「AAA」のペイメントサービスにおける「チャージ」、「送金」等の各機能がアイコンとともに列挙されている。次に、顧客は「スキャン」を選択して、店舗のPOSレジ付近に予め用意されたQRコード(登録商標)を読み取る作業を行う。
QRコードの代わりに他のコードを用いてもよい。何れのコードにも店舗情報等が含まれるが、これ以降はQRコードの場合を説明する。QRコードは、ネットワーク上では暗号化されているため、情報が盗まれる危険性は非常に低い。
図1(A)は、POSレジ付近に備えられたマルチ決済コードが印刷されたコードシート5を示している。マルチ決済コード(本発明の「認証コード」)は、「AAA」、「BBB」、「CCC」等のあらゆるSNS、又は他のモバイル決済に対応したQRコードである。今回、顧客は「AAA」のペイメントサービスを利用したが、「BBB」のペイメントサービスでも決済が可能である。なお、マルチ決済コードは、店舗内外に貼り出されていてもよいし、店員が所有する店舗決済端末の画面に表示されてもよい。
SNSのペイメントサービスは個人より好みがあり、国によっても主流のSNSが異なっている。すなわち、顧客が利用するペイメントサービスは、当然にそれぞれ異なっている。しかし、マルチ決済コードは、どの種類のペイメントサービスにも対応しているため、顧客は安心してモバイル決済を行うことができる。また、店舗側としても、ペイメントサービス毎に異なるQRコードを用意する必要がないため、利便性が高く、決済時のミスも起こりにくい。
図1(d)に示すように、顧客がコードシート5のマルチ決済コードを携帯端末3の背面側に設けられたカメラ3b(本発明の「顧客端末読込部」、図1(g)参照)で読み取ると、携帯端末3の表示部3aは、所定のURLに接続した後、図1(e)の画面に切替わる。ここで、顧客は、店員により通知された食事代金を確認し、表示部3a(本発明の「顧客端末入力部」)から支払金額(ここでは、3,600円)を入力する。
その後、顧客は、携帯端末3の表示部3aの「O.K」ボタンを操作する。このとき、携帯端末3の通信部3c(本発明の「顧客端末通信部」、図1(g)参照)により端末番号、支払金額等の情報が後述するSNS決済サーバ6に送信される。そして、入力した支払金額が正しく、また支払金額がチャージ金額(残高)を越えていなければ、SNS決済サーバ6から携帯端末3に今回の決済処理の情報が送信される。これにより、携帯端末3の表示部3aは、図1(f)の画面に切替わる。なお、支払金額は、その場で引き落とされる。
図1(f)は、携帯端末3の表示部3aに「支払い成功」のメッセージと、今回引き落とされた支払金額が表示され、今回の決済処理が完了した旨の表示を示している。その後、顧客は「終了」ボタンを操作して一連の作業を終了する。また、SNS決済サーバ6から後述する店舗サーバ13に今回の決済処理の情報が送信される。
顧客は、携帯端末としてスマートフォンとタブレット型PCの両方を所有している場合があるが、SNSのIDを正しく入力して個人が特定されれば、何れの端末でもペイメントサービスを起動することができる。携帯端末を機種交換したり、故障、紛失したような場合でも、SNSのアプリケーションを再インストールするだけで決済システム1を利用することができ、ハードウェアに依存しないという利点もある。
次に、図2を参照して、決済システム1の決済処理について、主に情報の流れを説明する。ここでは、決済処理が日本国内で行われるとして、その際に扱われる情報に関連する各処理(図中の(1)〜(8))について詳説する。
(1)SNSペイメントアプリ起動
顧客は、自身の所有する携帯端末3から今回の決済を行うSNSのペイメントアプリケーションを起動する(図1(a),(b)参照)。また、顧客は、ペイメントアプリケーションのQRコードをスキャンする機能を選択する(図1(c)参照)。
(2)QRコードからURL取得
顧客は、携帯端末3のカメラ3bを使用して、コードシート5に印刷されたQRコード(マルチ決済コード)を読み取る(図1(d)参照)。これにより、携帯端末3は、決済に関するURLを取得し、そのURLに接続する。
(3)支払金額入力
顧客は、携帯端末3を使用して、今回の飲食代の金額(支払金額)を入力する(図1(e)参照)。
(4)決済リクエスト処理
携帯端末3は、今回の決済の取引番号、使用した携帯端末の端末番号、認証コード、支払金額及び必要に応じて商品カテゴリを、決済を管理するSNS決済サーバ6に送信する。なお、これらの情報は、SNS決済サーバ6のデータベースに保存される。
(5)認証処理
SNS決済サーバ6は、認証コードから名義人(顧客)、支払いをするカード(現金をチャージしたカード)のカード番号を取得する。また、SNS決済サーバ6は、銀行口座又はカードに所定の残高があるかについても確認する。
(6)判定処理
SNS決済サーバ6は、カードの残高を照会して決済処理を遂行する。具体的には、カードに支払金額以上の残高が残っていれば、カードのチャージ金額から支払金額を引き落とす。また、カードに支払金額以上の残高が残っていなければ(残高不足)、引き落しができないので、決済中止情報を準備する。
(7)決済リターン処理
SNS決済サーバ6は、取引番号、支払金額、ステータスコード及び印刷用決済コードを準備する。ステータスコードとは、例えば、決済処理の成功を「1」、失敗を「0」と定義したコードであり、このコードに基づいて携帯端末3の表示部3aに特定の表示を出力する。また、印刷用決済コードは、領収書を印刷するために必要なコードである。
(8)決済結果通知
SNS決済サーバ6は、今回の決済結果を顧客の携帯端末3に送信し、通知する。これにより、携帯端末3の表示部3aで決済結果表示が行われ(図1(f)参照)、顧客は、決済が無事に完了したことを認識できるようになる。
また、SNS決済サーバ6は、今回の決済結果を店舗の店舗サーバ13にも送信する。なお、店舗サーバ13は店舗のPOSレジとネットワーク接続しており、顧客の必要に応じて領収書等を出力可能となっている。これにより、決済システム1による一連の決済処理は終了となる。
店舗サーバ13では、複数の顧客が上述のモバイル決済を行う度に決済情報が蓄積されていく。ここで、図3に、店舗サーバ13の表示部13aに表示される決済一覧画面の例を示す。
表示部13aにおいて、画面の左側の領域αは、「取引検索」の表示となっている。店員は、領域αの「利用期間」、「店舗名」、「ペイメント種別」、「区分(支払/返金)」、「端末番号」及び「支払/返金番号」を入力して「検索」ボタンを操作することで、該当する決済の一覧を閲覧することができる。なお、「利用期間」、「店舗名」、「ペイメント種別」及び「区分」は、プルダウンにより選択することができる。
また、表示部13aにおいて、画面の上方の領域βは、ページ選択キーの表示となっている。店員が取引検索を行い、該当する決済の数が多かった場合、決済一覧は、複数のページに亘って表示される。このとき、店員は、領域βの各種キーを操作することで、1ページずつの進退や、最初又は最後のページにジャンプすることができる。また、ダイレクトにページ数を入力して「GO」ボタンを操作することで、そのページにジャンプすることができる。
また、表示部13aにおいて、画面の大部分を占める領域γは、決済一覧画面と、その合計データの表示となっている。決済は、「日時」の欄に早い時刻から順番に並べられる。
ここで、「ペイメント種別」に示すように、顧客が「AAA」、「BBB」、「CCC」等の何れのペイメントサービスを利用しても、1つの決済一覧画面にまとめて表示される。これにより、店舗側としては、ペイメントサービスに依らないデータ分析を行うことができ、どのペイメントサービスが多くの顧客に利用されているか等の情報を得ることができる。
また、決済一覧画面上方の合計データでは、「取引検索」で該当した決済の「総件数」、「総利用額」、「総返金額」及び「差引金額」が表示される。なお、各ペイメントサービスは、商品等を購入する「支払」の他、その「返金」にも対応している。このように、店舗サーバ13は様々な決済一覧を作成することができるので、有力なマーケティングツールとなる。
以上のように、実施の形態1の決済システム1では、顧客は、自身の所有する携帯端末3を使用して、店舗で支払いをすることができる。各店舗は、複数のペイメントサービスに対応したQRコードを店舗内に用意しておき、顧客が携帯端末3のカメラ3bでQRコードを読み取る。そして、SNS決済サーバ6は、携帯端末3から買い物情報を取得して決済処理を行い、決済処理の結果を携帯端末3及び店舗サーバ13に送信する。これにより、店舗の負担が軽減されるとともに、顧客は、安心かつ手軽に店舗で買い物の決済をすることができる。
[実施の形態2]
図4は、本発明の実施の形態2に係る決済システム20において、店舗で行われる顧客と店員の作業を示した図である。また、顧客の携帯端末等、上述の実施の形態1と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
例えば、実施の形態1と同様に顧客が飲食店で食事をしたとき、その店舗の店員は、店舗決済端末2(本発明の「店舗端末」)を使用して飲食代の決済処理を開始する。
店舗決済端末2は持ち運びが可能で、タッチパネル方式の画面(表示部2a)を採用した専用端末であり、背面側にカメラ2bを内蔵している(図4(A),(E)参照)。なお、店舗決済端末2の開口部2dは、領収書(レシート)の排出口である。
店舗決済端末2の代わりに、カメラを内蔵したタブレットPCに専用アプリケーションをインストールしたものを用いることもできる。その場合には、ネットワーク接続されたプリンタにより領収書を発行する。
決済処理を開始するにあたり、店員は、店舗決済端末2の店舗側決済用アプリケーションを起動して、店舗決済端末2の表示部2aから「決済」を選択する(図4(A)参照)。
その後、店舗決済端末2の表示部2aは、図4(B)に示す画面に切替わるので、店員は、表示部2a(本発明の「店舗端末入力部」)から顧客の食事代金を入力する。顧客は、表示部2aに表示された支払金額(ここでは、3,600円)を確認すると、自身の所有する携帯端末3により支払いの準備を開始する。
顧客は、携帯端末3でSNS(「AAA」)のペイメントアプリケーションを起動する(図4(a)参照)。その後、携帯端末3の表示部3aは、図4(b)に示す画面に切替わる。図示するように、携帯端末3の表示部3aには、自分のQRコード(本発明の「識別コード」)が表示される。このQRコードには、主に顧客の端末番号等の情報が含まれる。
このQRコードについて補足すると、これは、ワンタイムパスワードと同じ機能を有し、特にインターネットに接続したり、サーバに問い合わせることなく生成される。携帯端末3の表示部3aに表示されたQRコードは、例えば、60秒毎に更新され、顧客が画面をタッチ又はスライド操作を行うことによっても更新される。すなわち、以前の買い物に使用したQRコードは、第三者に取得されたとしても再度、使用することはできない。従って、この決済システム20は、顧客にとって非常に安心して利用できるものである。
次に、店員は、図4(C)に示すように、店舗決済端末2のカメラ2b(本発明の「店舗端末読取部」、図4(E)参照)でQRコードを読み取る。ここで、店舗決済端末2は、あらゆるSNSのペイメントサービスに対応しているため、顧客が「AAA」以外のペイメントサービスを選択した場合でも携帯端末3の表示部3aに表示されたQRコードを読み取ることができる。すなわち、1つの店舗決済端末2であらゆる決済用QRコードに対応できるため、ペイメントシステム毎に店舗決済端末又は決済用アプリケーションを変更する必要がある場合と比較して、店舗側の負担が大幅に削減される。
その後、店舗決済端末2の通信部2c(本発明の「店舗端末通信部」、図4(E)参照)により端末番号、支払金額等の情報がSNS決済サーバ6に送信される。そして、入力した支払金額が正しく、また支払金額がチャージ金額(残高)を越えていなければ、SNS決済サーバ6から店舗決済端末2及び携帯端末3に今回の決済処理の情報が送信される。
これにより、店舗決済端末2の表示部2aは、図4(D)に示す画面に切替わり、決済が終了した旨の表示がなされる。具体的には、決済内容として、決済日時、決済金額及び取引番号が表示される。なお、支払金額は、その場で引き落とされる。
最後に、携帯端末3の表示部3aに「支払い成功」のメッセージと、今回引き落とされた支払金額が表示され、今回の決済処理が完了した旨の表示がなされる。その後、顧客は、「終了」ボタンを操作して一連の作業を終了する。なお、通常、店舗には、店舗決済端末2の他に店舗サーバ13があるので、SNS決済サーバ6から店舗サーバ13にも今回の決済処理の情報が送信されるようにしてもよい。
次に、図5を参照して、決済システム20の決済処理について、主に情報の流れを説明する。ここでも、決済処理が日本国内で行われるとして、その際に扱われる情報に関連する各処理(図中の(1)〜(10))について詳説する。
(1)SNSペイメントアプリ起動
顧客は、自身の所有する携帯端末3から今回の決済を行うSNSのペイメントアプリケーションを起動する。
(2)QRコード表示
顧客は、ペイメントアプリのQRコードを表示する機能を選択し、携帯端末3の表示部3aに自分のQRコードを表示する(図4(b)参照)。
(3)支払金額入力
店員は、店舗決済端末2の表示部2aから「決済」を選択して(図4(A)参照)、今回の飲食代の金額(支払金額)を入力する(図4(B)参照)。
(4)QRコードから認証コード取得
店員は、店舗決済端末2のカメラ2bを使用して、携帯端末3の表示部3aに表示されたQRコード(マルチ決済コード)を読み取る(図4(C)参照)。これにより、店舗決済端末2は、決済に関する認証コードを取得する。
(5)決済リクエスト処理
店舗決済端末2は、今回の決済の取引番号、使用した携帯端末の端末番号、認証コード、支払金額及び必要に応じて商品カテゴリを、決済を管理するSNS決済サーバ6に送信する。なお、これらの情報は、SNS決済サーバ6のデータベースに保存される。
(6)認証処理
SNS決済サーバ6は、認証コードから名義人(顧客)、支払いをするカード(現金をチャージしたカード)のカード番号を取得する。また、SNS決済サーバ6は、銀行口座又はカードに所定の残高があるかについても確認する。
(7)判定処理
SNS決済サーバ6は、カードの残高を照会して決済処理を遂行する。具体的には、カードに支払金額以上の残高が残っていれば、カードのチャージ金額から支払金額を引き落とす。また、カードに支払金額以上の残高が残っていなければ(残高不足)、引き落しができないので、決済中止情報を準備する。
(8)決済リターン処理
SNS決済サーバ6は、取引番号、支払金額、ステータスコード及び印刷用決済コードを準備する。
(9)決済結果通知
SNS決済サーバ6は、今回の決済結果を店舗決済端末2及び携帯端末3に送信する。これにより、店舗決済端末2の表示部2aで決済結果表示が行われる(図4(D)参照)。また、携帯端末3の表示部3aでも決済結果表示が行われるので(図4(c)参照)、顧客は、決済が無事に完了したことを認識できるようになる。
(10)領収書印刷処理
店員は、店舗決済端末2のプリンタにより決済処理の明細(店舗、日時、端末番号、金額)、取引番号、QRコードを印刷して、領収書とする。返金処理は、店舗決済端末2により印刷された領収書のQRコードを読み取るのが最も簡単であるが、取引番号からも決済処理を特定することができる。これにより、決済システム20による一連の決済処理は終了となる。
以上のように、実施の形態2の決済システム20では、顧客は、自身の所有する携帯端末3を使用して、店舗で支払いをすることができる。店舗決済端末2は各店舗に設置され、顧客が利用する複数のペイメントサービスに対応し、顧客の携帯端末3に表示されたQRコードを読取可能となっている。店舗決済端末2は、カメラ2bでQRコードを読み取り、金額情報とともにSNS決済サーバ6に買い物情報を送信する。そして、SNS決済サーバ6は、店舗決済端末2から顧客の買い物情報を取得して決済処理を行い、決済処理の結果を店舗決済端末2及び携帯端末3に送信する送信する。これにより、店舗の負担が軽減されるとともに、顧客は、安心かつ手軽に店舗で買い物の決済をすることができる。
以上の決済システム1,20の説明においては、日本国内での決済、商取引の例を示したが、これに限られるものではない。例えば、海外からの観光客がSNSのペイメントサービスを利用した場合、すなわち、国境を越えた決済処理においても決済システム1,20を利用することができる。
[実施の形態3]
図6は、本発明の実施の形態3に係る決済システム30において、店舗で行われる顧客と店員の作業を示した図である。以下では、決済システム20による決済処理が日本国内で、海外からの観光客(顧客)により行われるとする。また、顧客の携帯端末、店舗決済端末等、上述の実施の形態1,2と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
例えば、日本にある電気量販店で買い物をするため、中国から訪問した顧客が商品を購入する場合、その店舗の店員は、店舗決済端末2を使用して買い物の決済処理を開始する。
買い物の決済処理を開始する場合、店員は、店舗決済端末2の店舗側決済用アプリケーションを起動して、図6(A)に示す店舗決済端末2の表示部2aから「決済」を選択する。
その後、店舗決済端末2の表示部2aは、図6(B)に示す画面に切替わるので、店員は、顧客が購入する商品の金額を入力する。このとき、店員は、日本の通貨である円でその金額を入力する。顧客は、表示部2aに表示された支払金額(ここでは、12,800円)を確認すると、自身の所有する携帯端末3により支払いの準備を開始する。
ここで、店舗決済端末2の表示部2aで、その日の為替レートにより、中国の通貨である人民元(以下、元という)の金額を併せて表示するようにしてもよい。なお、店舗決済端末2では、店員が今回顧客が購入しする「商品カテゴリ」を入力することができ、その情報がデータベースに保存される等の機能も有する。この情報は、各店舗が顧客の消費動向を調べたり、販売戦略を立てる際に用いることができる。
次に、顧客は、図6(a)に示すように、携帯端末3でSNS(「CCC」)のペイメントアプリケーションを起動する。また、顧客は、予め登録した中国の取引銀行の口座を1つ選択する。図6(b)に示すように、銀行口座は複数登録することができ、購入する商品や支払金額に応じて銀行口座を切替えることができる。
顧客が銀行口座を1つ選択した場合、携帯端末3の表示部3aは、図6(c)に示す画面に切替わる。図示するように、携帯端末3の表示部3aには、自分のQRコードが表示される。このQRコードには、主に顧客が選択した銀行口座の情報等が含まれる。
次に、店員は、図6(C)に示すように、店舗決済端末2のカメラ2bでQRコードを読み取る。ここで、店舗決済端末2は、あらゆるSNSのペイメントサービスに対応しているため、顧客が「CCC」以外のペイメントサービスを選択した場合でも携帯端末3の表示部3aに表示されたQRコードを読み取ることができる。また、詳細は後述するが、この作業により認証が進んでゆき、顧客が選択した銀行口座に支払金額以上の残高が残っていれば、その金額が直ちに引き落とされる(デビット決済方式)。
その後、店舗決済端末2の表示部2aに、決済が終了した旨の表示がなされる。具体的には、図6(D)に示すように、決済内容として、決済日時(日本時間)、決済金額及び取引番号が表示される。また、顧客が表示部2aを見て決済処理の終了が確認できるように、「支付成功」との表示がなされる。
店舗決済端末2の表示部2aは、基本的に店舗の店員が使用するツールであるため、日本語で表示されるが(図6(A),(B)参照)、領収書の印刷処理等、店舗決済端末2を使用する各処理で、中国語による説明を表示してもよい。このように、店舗決済端末2は、必ずしも外国語が堪能でない店員と顧客とのコミュニケーションツールとしても機能するので、主要な言語をカバーしていることが好ましい。
最後に、顧客の携帯端末3にも決済処理が完了した旨が通知され、携帯端末3の表示部3aには銀行口座から引き落とされた金額が表示される。ここで、顧客取引銀行は中国にあるので、決済は元で処理される。従って、図6(d)に示すように、元による金額(¥673.6)が表示される。これにより、顧客は、今回の買い物で幾らを使ったのかが非常に分かり易い。
次に、図7を参照して、決済システム30の決済処理について、主に情報の流れを説明する。ここでは、日本が第1国、中国が第2国であるとして、決済処理で扱われる情報に関連する各処理(図中の(1)〜(12))について説明する。
(1)SNSペイメントアプリ起動
顧客は、自身の所有する携帯端末3から今回の決済を行うSNSのペイメントアプリケーションを起動する(図6(a)参照)。
(2)QRコード表示
顧客は、ペイメントアプリケーションの中で支払金額が引き落とされる銀行口座を選択する(図6(b)参照)。その後、携帯端末3の表示部3aにQRコードが表示される(図6(c)参照)。
(3)支払金額入力
店員は、店舗決済端末2を使用して、顧客が購入する商品の金額を入力する。ここでは、円で金額(支払金額)を入力する(図6(B)参照)。
(4)QRコードから認証コード取得
店員は、店舗決済端末2のカメラ2bを使用して、携帯端末3の表示部3aに表示されたQRコードを読み取る(図6(C)参照)。これにより、店舗決済端末2は、認証コード(銀行口座の情報等)を取得する。
(5)決済リクエスト処理1
店舗決済端末2は、今回の買い物の取引番号、使用した携帯端末3の端末番号、認証コード、支払金額(円)及び商品カテゴリを、日本で決済を管理するA社決済サーバ6’に送信する。なお、これらの情報は、A社決済サーバ6’のデータベース(後述するA社取引明細データベース6’b)に保存される。なお、A社は、ペイメントサービスの日本代理店の立場である。
(6)決済リクエスト処理2
A社決済サーバ6’は、店舗決済端末2から送信された情報のうち取引番号、認証コード及び支払金額(円)を、中国で決済を管理するB社決済サーバ7に送信する。なお、これらの情報は、国境を越えてB社決済サーバ7のデータベース(後述するB社取引明細データベース7b)に保存される。
ここで、A社決済サーバ6’は、インターネットの専用回線でB社決済サーバ7に接続されており、B社決済サーバ7以外のサーバとは通信できないようになっている(店舗決済端末2とは通信可能)。これにより、顧客の買い物に関する情報が誤って他のサーバに送信されることがなく、セキュリティの高い取引を可能としている。
(7)認証処理
B社決済サーバ7は、認証コードから名義人(顧客)、支払いをするため選択された取引銀行名及びその銀行の口座番号を取得する。また、B社決済サーバ7は、その銀行口座に所定の残高があるか(口座情報)についても確認する。
(8)決済リクエスト処理3
B社決済サーバ7は、口座情報及び支払金額(元)を、顧客が中国で取引する顧客取引銀行の顧客取引銀行サーバ8に送信する。ここで、支払金額(元)は、その日の為替レートで円から変換した元に変換された金額である。
(9)判定処理
顧客取引銀行サーバ8は、顧客取引銀行の銀行口座の残高を照会して決済処理を遂行する。具体的には、支払金額(元)以上の残高が残っていれば、B社取引銀行サーバに対して送金通知をする。また、支払金額(元)以上の残高が残っていなければ(残高不足)、引き落しができないので、決済中止情報を送信する。
残高が残っている場合には、買い物の支払金額(元)が即時引き落とされるが、資金の流れについては、詳細を後述する。なお、送金の可否に関する決済処理の情報は、B社決済サーバ7のデータベースに保存される。
(10)決済結果通知1
B社決済サーバ7は、今回の決済結果を顧客の携帯端末3に送信し、通知する。これにより、携帯端末3の表示部3aで決済結果表示が行われ(図6(d)参照)、顧客は、決済が無事に完了したと認識できるようになる。
(11)決済結果通知2
B社決済サーバ7は、今回の決済結果をA社決済サーバ6’にも送信し、通知する。なお、決済結果の情報は、国境を越えてA社決済サーバ6’のデータベースに保存される。
(12)決済リターン処理
A社決済サーバ6’は、取引番号、支払金額(円)、ステータスコード及び印刷用決済コードを店舗決済端末2に送信する。これにより、店舗決済端末2の表示部2aで決済結果表示が行われる(図6(D)参照)。
(13)領収書印刷処理
店員は、店舗決済端末2のプリンタにより決済処理の明細(店舗、日時、端末番号、金額)、取引番号、QRコードを印刷して、領収書とする。返金処理は、店舗決済端末2により印刷されたQRコードを読み取るのが最も簡単であるが、取引番号からも決済処理を特定することができる。これにより、決済システム1による一連の決済処理は終了となる。
最後に、図8を参照して、決済システム30の決済処理について、主に資金の流れを説明する。図7とは異なり、中国を国境の左側、日本を国境の右側に表示したが、資金は中国側から日本側に流れる。
まず、顧客取引銀行口座8aからB社取引銀行口座9a(元口座)に、買い物の支払金額が元で即時入金される。この入金は、上述したように顧客取引銀行サーバ8からB社取引銀行サーバ9に、送金が通知された後に行われる。
次に、B社取引銀行口座9aで為替の変換が行われる。例えば、午前0時の為替レートで元を円に両替する。B社取引銀行口座9aには元口座と円口座があり、翌日、資金は元口座から円口座に移動する。これにより、B社取引銀行口座9aから日本側の銀行への送金準備がなされたことになる。
B社決済サーバ7のB社管理システム7aは、B社取引銀行口座9aに対して、所定の条件が成立した場合に送金指示を行う。B社管理システム7aは、B社取引明細データベース7bの決済処理データ(取引明細)を管理しており、例えば、円口座の残高が60万円を超えた時点でB社取引銀行口座9aに送金指示を行う。なお、B社取引銀行口座9aは、一連の作業による手数料分の金額を差し引くが、これがB社の利益となる。
次に、B社取引銀行口座9a(円口座)から送金された資金は、A社信託銀行口座10aに入金される。そして、A社信託銀行口座10aは、買い物の支払金額(円)を、例えば、月末に1回、店舗取引銀行の店舗取引銀行口座11aに振り込む。また、日本における決済処理はA社の作業となるので、A社信託銀行口座10aは、手数料分の金額をA社取引銀行のA社取引銀行口座12aに振り込む。なお、A社信託銀行による処理によっても所定の手数料が発生する。
ここで、A社決済サーバ6’のA社管理システム6’aは、B社管理システム7aから取引明細(円)のデータが転送されてくる。A社管理システム6’aは、取引明細(円)のデータをA社取引明細データベース6’bで管理しており、振込金額や手数料の計算をすることができる。情報の流れとしては、A社信託銀行のA社信託銀行サーバ10は、A社管理システムから振込指示(送金指示)を受けて店舗取引銀行の店舗取引銀行サーバ11(図示省略)へ振込通知をする。また、A社信託銀行サーバ10は、手数料の振込指示を受けてA社取引銀行のA社取引銀行サーバ12(図示省略)へ振込通知をする。
A社決済サーバ6’(A社管理システム6’a)に保存された決済情報は、A社信託銀行サーバ10及び店舗取引銀行サーバ11からアクセスして確認することができる。また、加盟店である店舗13’は、店舗取引銀行に振り込まれた金額が振込予定額より少ないと判断した場合には、直接、A社管理システム6’aに問い合わせることで、後に不足分が追加で振り込まれる。
A社信託銀行口座10aの代わりに普通銀行口座を利用することも可能であるが、A社の判断で口座の資金が比較的自由に管理できるとすると、都合により振り込みが遅れたり、手数料を多く取ったりするリスクも考えられる。このため、預けた資金が確実に保全、管理される信託銀行を採用することで、特に各店舗にとって安心して運用されるシステムとなっている。
決済システム30において、日本のA社信託銀行は、中国のB社取引銀行口座9aから送金された資金がA社信託銀行口座10aに蓄えられると、確実に店舗取引銀行口座11aに届けられるという一連の業務が委託されている。
最終的に店舗取引銀行口座11aに振り込まれる買い物の支払金額は、日本で決済を管理するA社、中国で決済を管理するB社の手数料分(例えば、合計で約3%分)を差し引いた金額となる。しかし、円建ての決済のため、各店舗には、為替手数料や為替差損は発生しない。
最後に、A社管理システムについて補足すると、店舗13’の店舗サーバ13は、A社管理システムのA社取引明細データベース6’bでクラウド管理されている決済情報にインターネットを利用してアクセス可能である。決済情報としては、店舗別売上、端末別売上、取引履歴、商品管理等の情報があり、店舗13’は、自己の店舗で行われた決済情報を閲覧することができる。これにより、各店舗は、海外から訪日した顧客の消費動向を把握し、販売戦略を立てるのに役立てることができる。
以上のように、実施の形態3の決済システム30は、第1国で顧客が行った買い物情報を顧客が利用するペイメントサービスのQRコードにより店舗決済端末2から取得するA社決済サーバ6’と、その買い物情報を取得するB社決済サーバ7と、その買い物情報を取得して買い物の決済処理を行う顧客取引銀行サーバ8を有している。B社決済サーバ7は、顧客取引銀行サーバ8から決済情報を取得し、その決済情報を顧客の携帯端末3に送信する。携帯端末3では、決済処理による支払いが正常に行われた場合に、第2国の通貨による支払情報が表示可能となるので、顧客は海外の店舗で、安心かつ手軽に買い物の決済をすることができ、店舗の負担も軽減される。
SNSのペイメントサービスは、これから益々増加する傾向にあるが、実施の形態1の決済システム1においては、マルチ決済コードを更新することで新たなサービスを容易に追加することができる。また、実施の形態2,3の決済システム20,30においては、店舗決済端末2の店舗側決済用アプリケーションを更新することで、1つの店舗側決済用アプリケーションで新たなペイメントサービスに対応することができる。
上記説明は、本発明の実施形態の一部であり、これ以外にも種々な実施形態が考えられる。実施の形態3において、第1国、第2国は、何れの国であってもよい。例えば、第1国が日本、第2国が米国であれば、図6の携帯端末3に表示される言語は英語で、貨幣はドルの表示となる。
実施の形態2,3の店舗決済端末2には、さらに様々な機能を持たせてもよい。例えば、店舗決済端末2を使用する処理の中で、「決済が終了しました。」や「領収書をお渡しするので、少々お待ちください。」に相当する外国語のフレーズを予め蓄えておき、各処理の終了時に音声出力するようにしてもよい。また、顧客が購入する商品の金額(円)を入力する時点で、第2国の通貨の相当額を表示するようにすれば、店舗決済端末2は、顧客にとってより便利なツールとなる。
1,20,30 決済システム
2 店舗決済端末(店舗端末)
2a 表示部(店舗端末入力部)
2b カメラ(店舗端末読取部)
2c 通信部(店舗端末通信部)
2d 開口部
3 携帯端末(顧客端末)
3a 表示部(顧客端末入力部)
3b カメラ(顧客端末読取部)
3c 通信部(顧客端末通信部)
5 コードシート
6 SNS決済サーバ(決済サーバ)
6’ A社決済サーバ
6’a A社管理システム
6’b A社取引明細データベース
7 B社決済サーバ
7a B社管理システム
7b B社取引明細データベース
8 顧客取引銀行サーバ
8a 顧客取引銀行口座
9 B社取引銀行サーバ
9a B社取引銀行口座
10 A社信託銀行サーバ
10a A社信託銀行口座
11 店舗取引銀行サーバ
11a 店舗取引銀行口座
12 A社取引銀行サーバ
12a A社取引銀行口座
13 店舗サーバ
13’ 店舗
13a 表示部

Claims (4)

  1. 顧客が所有する顧客端末を使用して、店舗で買い物の決済をすることが可能な決済システムであって、
    前記顧客端末から前記顧客の買い物情報を取得して決済処理を行う決済サーバを備え、
    各店舗は、複数のペイメントシステムに対応した認証コードと、顧客の決済情報を管理する店舗サーバとを有し、
    前記顧客端末は、前記認証コードを読み取る顧客端末読取部と、前記顧客が購入する購入商品の金額を入力する顧客端末入力部と、前記決済サーバに前記購入商品に関する前記買い物情報を送信する顧客端末通信部とを有し、
    前記決済サーバは、前記決済処理の結果を前記顧客端末及び前記店舗サーバに送信する通信機能を備えていることを特徴とする決済システム。
  2. 前記認証コードは、印刷されて店舗内外に掲示されている、又は決済カウンタ付近に置かれていることを特徴とする請求項1に記載の決済システム。
  3. 前記店舗サーバは、決済情報を表示する表示部を備え、
    前記表示部は、前記複数のペイメントシステムによる決済を1つの画面で表示する決済一覧画面を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の決済システム。
  4. 顧客が所有する顧客端末を使用して、店舗で買い物の決済をすることが可能な決済システムであって、
    各店舗に設置され、顧客が利用する複数のペイメントシステムに対応し、前記顧客端末に表示された認証コードを読取可能な店舗端末と、
    前記店舗端末から前記認証コードを含む前記顧客の買い物情報を取得して決済処理を行う決済サーバと、からなり、
    前記店舗端末は、前記認証コードを読み取る店舗端末読取部と、前記顧客が購入する購入商品の金額を入力する店舗端末入力部と、前記決済サーバに前記購入商品に関する前記買い物情報を送信する店舗端末通信部とを有し、
    前記決済サーバは、前記決済処理の結果を前記顧客端末及び前記店舗端末に送信する通信機能を備えていることを特徴とする決済システム。
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