JP7269424B1 - 可搬端末、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

可搬端末、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ラズベリーパイをキャッシュレス決済に利用可能にすること。【解決手段】本願に係る可搬端末は、撮影部と、送信部と、表示部とを有する。撮影部は、ユーザ端末に表示された識別情報を読み取る。送信部は、撮影部により読み取った識別情報と、登録があった可搬端末ごとに予め設定された識別情報と、決済金額を示す決済情報とを決済サーバへ送信する。表示部は、決済サーバから受信した決済結果情報を表示する。【選択図】図3

Description

本発明は、可搬端末、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
近年、紙幣や硬貨などの現金を離れ、災害が発生した際の義援金や、寺社仏閣に対する賽銭などをキャッシュレスで送金する方法が提案され始めている。また、近年では、クラウドファンディングのように、ネットワークを通じた資金調達が世間一般に認知され、個人から特定の団体に対して送金が行われる場合も日常的に想定される。
また、ラズベリーパイ(Raspberry Pi)と呼ばれる、一枚の電子基板の上にARMプロセッサを搭載した小型コンピュータをバーコードスキャナとして利用できるようにすることを目的とした開発が進められている。
特開2021-117961号公報
しかしながら、従来の技術では、ラズベリーパイをキャッシュレス決済に利用することはできなかった。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、ラズベリーパイをキャッシュレス決済に利用可能にすることを目的とする。
本願に係る可搬端末は、決済専用の可搬型の可搬端末であって、ユーザ端末に表示された識別情報を読み取る撮影部と、前記撮影部により読み取った識別情報と、登録があった可搬端末ごとに予め設定された識別情報と、決済金額を示す決済情報とを決済サーバへ送信する送信部と、前記決済サーバから受信した決済結果情報を表示する表示部と、を有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、ラズベリーパイをキャッシュレス決済に利用可能にすることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る情報処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態1に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態1に係る可搬端末の構成例を示す図である。 図4は、実施形態1に係るユーザ端末の構成例を示す図である。 図5は、実施形態1に係る情報処理サーバの構成例を示す図である。 図6は、実施形態1に係る可搬端末登録情報記憶部の一例を示す図である。 図7は、実施形態1に係る決済サーバの構成例を示す図である。 図8は、実施形態1に係る決済情報記憶部の一例を示す図である。 図9は、実施形態1に係る情報処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図10は、実施形態2に係る情報処理の一例を示す図である。 図11は、実施形態2に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図12は、実施形態2に係る店舗端末の構成例を示す図である。 図13は、実施形態2に係る情報処理サーバの構成例を示す図である。 図14は、実施形態2に係る情報処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図15は、本実施形態に係る情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る可搬端末、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る可搬端末、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.実施形態1〕
図1を用いて、本実施形態の可搬端末等により実現される情報処理について説明する。図1は、実施形態1に係る情報処理の一例を示す図である。なお、図1では、本実施形態に係る情報処理装置の一例である情報処理サーバ100によって、実施形態1に係る情報処理などが実現されるものとする。
〔1-1.情報処理システムの構成〕
図1の説明に先立って、図2を用いて情報処理システム1の構成について説明する。図2は、実施形態1に係る情報処理システムの構成例を示す図である。図2に示すように、実施形態1に係る情報処理システム1は、可搬端末10と、ユーザ端末20と、情報処理サーバ100と、決済サーバ200とを含む。可搬端末10、ユーザ端末20、情報処理サーバ100及び決済サーバ200は、ネットワークNを介して有線又は無線により相互に通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。なお、図2に示した情報処理システム1には、複数台の可搬端末10、複数台のユーザ端末20、複数台の情報処理サーバ100及び複数台の決済サーバ200が含まれていてもよい。
図2に示す可搬端末10は、決済専用の可搬型の可搬端末である。具体的には、可搬端末10は、ラズベリーパイ(略称として「ラズパイ」とも呼ばれる。)であり、一枚の電子基板の上にARMプロセッサを搭載した小型コンピュータである。
図2に示すユーザ端末20は、決済を行うユーザによって利用される情報処理装置である。例えば、ユーザ端末20は、決済サービス上でQRコード(登録商標)等の識別情報を表示する。ユーザ端末20は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末、ノート型PC(Personal Computer)、デスクトップPC、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。
図2に示す情報処理サーバ100は、実施形態1に係る情報処理を実行する情報処理装置であり、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。例えば、情報処理サーバ100は、決済情報などを決済サーバ200へ送信し、決済サーバ200から取得した決済結果を可搬端末10へ送信し表示させる。
図2に示す決済サーバ200は、実施形態1に係る情報処理を実行する情報処理装置であり、決済サービスを提供するサーバ装置やクラウドシステム等により実現される。例えば、決済サーバ200は、情報処理サーバ100からの情報に基づき決済を行う。
なお、図2では、情報処理サーバ100と決済サーバ200が、別装置である場合を示すが、情報処理サーバ100と決済サーバ200が一体であってもよい。
〔1-2.ユーザ端末を用いた決済について〕
ここで、可搬端末10が実行する情報処理に先立ち、ユーザ端末20を用いた決済(電子決済)の一例について説明する。なお、以下の説明では、店舗Aに配置された2次元コード(QRコード(登録商標))であって、店舗Aを識別する店舗識別情報Cを示す2次元コードを用いて、ユーザUがユーザ端末20を用いた決済を行う例について説明するが、実施形態は、これに限定されるものではない。以下に説明する決済の一例は、任意のユーザが任意のユーザ端末20を用いて、任意の店舗にて決済を行う場合においても適用可能である。また、店舗識別情報Cは、QRコード(登録商標)のみならず、バーコードや所定のマーク、番号等であってもよい。
例えば、ユーザUが店舗Aにて各種の商品やサービスといった決済対象(取引対象)の利用や購入に伴う決済を行う場合、ユーザUは、ユーザ端末20に予めインストールされた決済アプリを起動する。そして、ユーザUは、決済アプリを介して、店舗Aに設置された店舗識別情報Cを撮影する。このような場合、ユーザ端末20は、決済対象の価格を入力するための画面を表示し、ユーザU或いは店舗Aの店員から決済金額の入力を受け付ける。そして、ユーザ端末20は、ユーザUを識別するユーザ識別情報と、店舗識別情報C(若しくは、店舗識別情報Cが示す情報、すなわち、店舗Aを示す情報(例えば、店舗ID))と、決済金額とを示す決済情報を決済サーバ200へと送信する。
このような場合、決済サーバ200は、ユーザ識別情報が示すユーザUの口座から、店舗識別情報Cが示す店舗Aの口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させる。そして、決済サーバ200は、決済が完了した旨の通知をユーザ端末20へと送信する。このような場合、ユーザ端末20は、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力することで、電子マネーによる決済が行われた旨を通知する。
なお、ユーザ端末20を用いた決済は、上述した処理に限定されるものではない。例えば、ユーザ端末20を用いた決済は、店舗Aに設置された店舗端末を用いたものであってもよい。例えば、ユーザ端末20は、ユーザUを識別するためユーザ識別情報を画面上に表示させる。このような場合、店舗Aに設置された店舗端末は、ユーザ端末20に表示されたユーザ識別情報を読み取り、ユーザ識別情報(若しくは、ユーザ識別情報が示す情報、すなわち、ユーザUを示す情報(例えば、ユーザID))と、決済金額と、店舗Aを識別する情報とを示す決済情報を決済サーバ200へと送信する。このような場合、決済サーバ200は、ユーザ識別情報が示すユーザUの口座から、店舗Aの口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させ、店舗Aの店舗端末或いはユーザ端末20に対し、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力させることで、決済が行われた旨を通知してもよい。
また、ユーザ端末20を用いた決済は、ユーザUが予め電子マネーをチャージした口座から店舗Aの口座へと電子マネーを移行させる処理のみならず、例えば、ユーザUが予め登録したクレジットカードを用いた決済であってもよい。このような場合、例えば、ユーザ端末20は、店舗Aの口座に対して決済金額の電子マネーを移行させるとともに、ユーザUのクレジットカードの運用会社に対し、決済金額を請求してもよい。
〔1-3.実施形態1の概要について〕
ここで、近年、ラズベリーパイと呼ばれる、一枚の電子基板の上にARMプロセッサを搭載した小型コンピュータをバーコードスキャナとして利用できるようにすることを目的とした開発が進められている。また、クラウドファンディング等によって、ラズベリーパイを応用したデバイスの開発も進められている。しかしながら、従来の技術では、ラズベリーパイをキャッシュレス決済に利用することはできなかった。
そこで、可搬端末10は、実施形態1に係る情報処理を実行する。以下、図1を用いて、可搬端末10が実行する情報処理について説明する。なお、以下の説明では、ユーザ端末20がユーザU1により利用される例を示す。
また、実施形態1の説明において、可搬端末10が実施形態2で後述するデバイス連携が連携済みであるものとする。
可搬端末10は、決済金額を示す識別情報(例えば、受取金額を設定するための受取額用のバーコード)を読み取る(ステップS11)。図1では、可搬端末10は、識別情報C1を読み取る。例えば、可搬端末10は、決済金額が100円の場合には、決済金額が100円であることを示す識別情報を読み取り、決済金額が500円の場合には、決済金額が500円であることを示す識別情報を読み取る。換言すると、可搬端末10は、決済金額が100円の場合には、決済金額が100円に予め設定された識別情報を読み取り、決済金額が500円の場合には、決済金額が500円に予め設定された識別情報を読み取る。そして、可搬端末10は、読み取った識別情報が示す金額を決済金額とする。例えば、可搬端末10は、読み取った識別情報が100円の金額を示す識別情報である場合には100円を決済金額とし、読み取った識別情報が500円の金額を示す識別情報である場合には500円を決済金額とする。
可搬端末10は、ユーザ端末20に表示された識別情報を読み取る(ステップS12)。図1では、可搬端末10は、識別情報C2を読み取る。なお、識別情報C2が読み取られることで、識別情報C2に紐づく口座から決済される。
可搬端末10は、読み取った識別情報(識別情報C1及び識別情報C2)と、実施形態2に係るデバイス連携時に設定された識別情報とを情報処理サーバ100へ送信する(ステップS13)。例えば、可搬端末10は、デバイス連携時に設定された識別情報として、決済先(例えば、店舗や加盟店)の識別情報と可搬端末10のMAC(Media Address Control)アドレスとを紐づけることで設定された情報を送信する。また、可搬端末10は、実施形態2に係るデバイス連携時に設定された可搬端末10のログイン情報を示すログイントークンを情報処理サーバ100へ送信する。なお、可搬端末10は、これらの情報をBluetooth(登録商標)などで近距離通信を行うことでアクセスポイントを経由して情報処理サーバ100へ送信してもよい。
情報処理サーバ100は、可搬端末10からこれらの情報を取得すると取得した情報を決済サーバ200へ送信する(ステップS14)。決済サーバ200は、情報処理サーバ100から送信された情報に基づき、識別情報C2に紐づく口座から決済金額を引き落とし、決済結果を情報処理サーバ100へ送信する(ステップS15)。情報処理サーバ100は、決済サーバ200から決済結果を取得すると取得した決済結果を可搬端末10へ送信する(ステップS16)。可搬端末10は、情報処理サーバ100から決済結果を取得すると取得した決済結果を表示する(ステップS17)。
ここで、可搬端末10の識別情報の読み取り方法について説明する。可搬端末10が所定周期(例えば、3秒おき、5秒おきなど)で継続的に読み続けるように設定されてもよい。この場合、可搬端末10は、ある瞬間の読み取り時に撮影範囲に入った識別情報を読み取る。また、可搬端末10が所定の操作時に読み取るように設定されてもよい。具体的には、所定の操作を読み取りのトリガとして所定の操作時に読み取るように設定されてもよい。この場合、可搬端末10は、所定の操作が行われたある瞬間に撮影範囲に入った識別情報を読み取る。また、可搬端末10が所定距離内に入った対象の検知時に読み取るように設定されてもよい。具体的には、所定距離内に入った対象の検知を読み取りのトリガとして対象の検知時に読み取るように設定されてもよい。この場合、可搬端末10は、対象を検知したある瞬間に撮影範囲に入った識別情報を読み取る。なお、識別情報の読み取りは、上述した方法に限られず特に限定されないものとする。
また、上述した可搬端末10は、ラズベリーパイといったクラウドファンディング等により実現されたデバイスにより実現が可能であり、量産化や装置としての実現がより容易である。
〔1-4.実施形態1の処理のバリエーションについて〕
上記実施形態1では、可搬端末10が決済金額を決定するために決済金額を示す識別情報を読み取る場合を示した。例えば、可搬端末10は、決済金額が100円の場合には、100円の金額を示す識別情報を読み取り、決済金額が500円の場合には、500円の金額を示す識別情報を読み取る場合を示した。ここで、決済金額を示す識別情報が用意されていない場合も想定し得る。例えば、寺社仏閣などの場所で無人に可搬端末10が設置されている場合などには、決済金額を示す識別情報が用意されていない場合もあり得る。このような場合には、可搬端末10ごとに決済金額が予め設定されてもよい。すなわち、可搬端末10ごとに決済金額が予め設定される場合には、可搬端末10ごとに予め設定された金額が決済金額となる。例えば、100円の決済金額が予め設定された可搬端末10で識別情報C2を読み取った場合には、可搬端末10は、100円の決済金額を示す情報と、読み取った識別情報(識別情報C2)と、実施形態2に係るデバイス連携時に設定された識別情報とを情報処理サーバ100へ送信する。また、例えば、500円の決済金額が予め設定された可搬端末10で識別情報C2を読み取った場合には、可搬端末10は、500円の決済金額を示す情報と、読み取った識別情報(識別情報C2)と、実施形態2に係るデバイス連携時に設定された識別情報とを情報処理サーバ100へ送信する。
〔2.可搬端末の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態1に係る可搬端末10の構成について説明する。図3は、実施形態1に係る可搬端末10の構成例を示す図である。図3に示すように、可搬端末10は、通信部11と、撮影部12と、表示部13と、制御部14とを有する。
(通信部11)
通信部11は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部11は、所定のネットワークNと有線又は無線で接続され、所定のネットワークNを介して、情報処理サーバ100等との間で情報の送受信を行う。
(撮影部12)
撮影部12は、撮影範囲に入った識別情報を読み取る。例えば、撮影部12は、ユーザ端末20に表示された識別情報を読み取る。また、例えば、撮影部12は、決済金額を示す識別情報を読み取る。また、例えば、撮影部12は、撮影部12との物体間の距離が所定距離内になった対象を検知してもよい。
(表示部13)
表示部13は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、表示部13は、情報処理サーバ100から取得した情報を表示する。
(制御部14)
制御部14は、例えば、コントローラ(Controller)であり、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、可搬端末10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM(Random Access Memory)を作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムには、可搬端末10にインストールされたアプリケーションのプログラムが含まれる。例えば、この各種プログラムには、情報処理サーバ100から情報(例えば、決済結果)を取得して表示するアプリケーションのプログラムが含まれる。また、制御部14は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部14は、受信部141と、送信部142とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現又は実行する。
(受信部141)
受信部141は、情報処理サーバ100等の他の情報処理装置から各種情報を受信する。例えば、受信部141は、決済結果を受信する。また、例えば、受信部141は、実施形態2に係るデバイス連携時に設定された可搬端末10専用の識別情報を受信する。また、例えば、受信部141は、実施形態2に係るデバイス連携時に設定された可搬端末10のログイン情報を示すログイントークンを受信する。
(送信部142)
送信部142は、情報処理サーバ100等の他の情報処理装置へ各種情報を送信する。例えば、送信部142は、撮影部12によって読み取られた識別情報を送信する。また、例えば、送信部142は、実施形態2に係るデバイス連携時に設定された可搬端末10専用の識別情報を送信する。また、例えば、送信部142は、実施形態2に係るデバイス連携時に設定された可搬端末10のログイン情報を示すログイントークンを送信する。
〔3.ユーザ端末の構成〕
次に、図4を用いて、実施形態1に係るユーザ端末20の構成について説明する。図4は、実施形態1に係るユーザ端末20の構成例を示す図である。図4に示すように、ユーザ端末20は、通信部21と、入力部22と、出力部23と、制御部24とを有する。
(通信部21)
通信部21は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部21は、所定のネットワークNと有線又は無線で接続され、所定のネットワークNを介して、決済サーバ200等との間で情報の送受信を行う。
(入力部22)
入力部22は、ユーザからの各種操作を受け付ける。例えば、入力部22は、タッチパネル機能により表示面を介してユーザからの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部22は、ユーザ端末20に設けられたボタンや、ユーザ端末20に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
(出力部23)
出力部23は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、出力部23は、決済サーバ200から取得した情報を表示する。
(制御部24)
制御部24は、例えば、コントローラであり、CPUやMPU等によって、ユーザ端末20内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムには、ユーザ端末20にインストールされたアプリケーションのプログラムが含まれる。例えば、この各種プログラムには、決済サーバ200から情報(例えば、決済用の識別情報)を取得して表示するアプリケーションのプログラムが含まれる。また、制御部24は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図4に示すように、制御部24は、受信部241と、送信部242とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現又は実行する。
(受信部241)
受信部241は、決済サーバ200等の他の情報処理装置から各種情報を受信する。例えば、受信部241は、決済用の識別情報を受信する。
(送信部242)
送信部242は、決済サーバ200等の他の情報処理装置へ各種情報を送信する。例えば、送信部242は、決済情報を送信する。
〔4.情報処理サーバの構成〕
次に、図5を用いて、実施形態1に係る情報処理サーバ100の構成について説明する。図5は、実施形態1に係る情報処理サーバ100の構成例を示す図である。図5に示すように、情報処理サーバ100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、情報処理サーバ100は、情報処理サーバ100の管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、可搬端末10等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図5に示すように、記憶部120は、可搬端末登録情報記憶部121を有する。
可搬端末登録情報記憶部121は、登録があった可搬端末10の情報を記憶する。ここで、図6を用いて、可搬端末登録情報記憶部121が記憶する情報の一例を説明する。図6は、実施形態1に係る可搬端末登録情報記憶部121の一例を示す図である。図6の例において、可搬端末登録情報記憶部121は、「決済先ID」、「MACアドレス」、「設定識別情報」、「ログイントークン」といった項目を有する。
「決済先ID」は、可搬端末10の登録を行った決済先(例えば、店舗や加盟店)を識別するための識別情報を示す。「MACアドレス」は、可搬端末10のMAC(Media Address Control)アドレスを示す。「設定識別情報」は、決済先の識別情報と可搬端末10の識別情報(例えば、MACアドレス)とを紐づけることで設定された識別情報を示す。「ログイントークン」は、可搬端末10のログイン情報を示すログイントークンを示す。
(制御部130)
制御部130は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、情報処理サーバ100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。実施形態1に係る制御部130は、図5に示すように、取得部131と、送信部132とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現又は実行する。
(取得部131)
取得部131は、可搬端末10等の他の情報処理装置から各種情報を取得する。また、取得部131は、記憶部120から各種情報を取得する。また、取得部131は、取得した各種情報を記憶部120に格納する。
取得部131は、可搬端末10から送信された情報を取得する。例えば、取得部131は、可搬端末10が読み取った識別情報(ユーザ端末20に表示された識別情報、決済金額を示す識別情報)を取得する。また、例えば、取得部131は、登録があった可搬端末10ごとに予め設定された識別情報を取得する。また、例えば、取得部131は、可搬端末10のログイン情報を示すログイントークンを取得する。なお、例えば、このログイントークンを用いて決済サーバ200によって決済が認証される。
取得部131は、決済サーバ200から送信された情報を取得する。例えば、取得部131は、決済結果を取得する。例えば、取得部131は、認証の結果、決済が実行された場合には、決済成功の旨を示す決済結果を取得し、決済が実行されなかった場合には、決済失敗の旨を示す決済結果を取得する。
(送信部132)
送信部132は、可搬端末10等の他の情報処理装置へ各種情報を送信する。例えば、送信部132は、可搬端末10から取得した情報を決済サーバ200へ送信する。また、例えば、送信部132は、決済サーバ200から取得した情報を可搬端末10へ送信する。
〔5.決済サーバの構成〕
次に、図7を用いて、実施形態1に係る決済サーバ200の構成について説明する。図7は、実施形態1に係る決済サーバ200の構成例を示す図である。図7に示すように、決済サーバ200は、通信部210と、記憶部220と、制御部230とを有する。なお、決済サーバ200は、決済サーバ200の管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部210)
通信部210は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部210は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、情報処理サーバ100等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部220)
記憶部220は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図7に示すように、記憶部220は、決済情報記憶部221を有する。
決済情報記憶部221は、決済情報を記憶する。ここで、図8を用いて、決済情報記憶部221が記憶する情報の一例を説明する。図8は、実施形態1に係る決済情報記憶部221の一例を示す図である。図8の例において、決済情報記憶部221は、「決済ID」、「ユーザID」、「決済情報」といった項目を有する。
「決済ID」は、決済情報を識別するための識別情報を示す。「ユーザID」は、決済を行ったユーザを識別するための識別情報を示す。「決済情報」は、決済情報を示す。図8に示す例では、「決済情報」に「決済情報#1」や「決済情報#2」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、決済金額や決済時刻等の情報が格納される。
(制御部230)
制御部230は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、決済サーバ200内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部230は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。実施形態1に係る制御部230は、図7に示すように、取得部231と、決済部232と、送信部233とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現又は実行する。
(取得部231)
取得部231は、情報処理サーバ100等の他の情報処理装置から各種情報を取得する。また、取得部231は、記憶部220から各種情報を取得する。また、取得部231は、取得した各種情報を記憶部220に格納する。
取得部231は、情報処理サーバ100から送信された情報を取得する。例えば、取得部231は、可搬端末10が読み取った識別情報を取得する。また、例えば、取得部231は、登録があった可搬端末10ごとに予め設定された識別情報を取得する。また、例えば、取得部231は、可搬端末10のログイン情報を示すログイントークンを取得する。
(決済部232)
決済部232は、取得部231により取得された情報に基づいて決済処理を行う。例えば、決済部232は、ユーザ端末20に表示された識別情報に紐づく口座から決済金額を引き落とす処理を行う。
(送信部233)
送信部233は、情報処理サーバ100等の他の情報処理装置へ各種情報を送信する。例えば、送信部232は、決済部232による決済結果を情報処理サーバ100へ送信する。
〔6.情報処理のフロー〕
図9を用いて、実施形態1に係る可搬端末10の情報処理の手順について説明する。図9は、実施形態1に係る情報処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図9に示すように、可搬端末10は、ユーザ端末20に表示された識別情報を読み取る(ステップS101)。
可搬端末10は、決済金額を示す識別情報を読み取る(ステップS102)。
可搬端末10は、読み取った識別情報と、登録があった可搬端末10ごとに予め設定された識別情報と、ログイントークンとを情報処理サーバ100へ送信する(ステップS103)。
可搬端末10は、情報処理サーバ100から取得した決済結果を表示する(ステップS104)。
〔7.実施形態2〕
図10を用いて、本実施形態の情報処理装置等により実現される情報処理について説明する。図10は、実施形態2に係る情報処理の一例を示す図である。なお、図10では、本実施形態に係る情報処理装置の一例である情報処理サーバ100Aによって、実施形態2に係る情報処理などが実現されるものとする。なお、実施形態1と同様の説明は適宜省略する。
〔7-1.情報処理システムの構成〕
図10の説明に先立って、図11を用いて情報処理システム1Aの構成について説明する。図11は、実施形態2に係る情報処理システムの構成例を示す図である。図11に示すように、実施形態2に係る情報処理システム1Aは、可搬端末10と、店舗端末30と、情報処理サーバ100Aと、決済サーバ200とを含む。可搬端末10、店舗端末30、情報処理サーバ100A及び決済サーバ200は、ネットワークNを介して有線又は無線により相互に通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWANである。なお、図11に示した情報処理システム1Aには、複数台の可搬端末10、複数台の店舗端末30、複数台の情報処理サーバ100A及び複数台の決済サーバ200が含まれていてもよい。
図11に示す可搬端末10及び決済サーバ200は、実施形態1と同様のため説明を省略する。
図11に示す店舗端末30は、可搬端末10の登録を行う店舗(又は加盟店)によって利用される情報処理装置である。例えば、店舗端末30は、可搬端末10の登録のために情報処理サーバ100Aから受け取ったQRコード(登録商標)等の識別情報を表示する。店舗端末30は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末、ノート型PC、デスクトップPC、携帯電話機、PDA等により実現される。
図11に示す情報処理サーバ100Aは、情報処理サーバ100と同様の処理を行う。また、情報処理サーバ100Aは、例えば、決済専用の可搬端末10の登録要求を受け付けた場合に識別情報を発行する。
なお、図11では、情報処理サーバ100Aと決済サーバ200が、別装置である場合を示すが、情報処理サーバ100Aと決済サーバ200が一体であってもよい。
〔7-2.実施形態2の概要について〕
情報処理サーバ100Aは、実施形態2に係る情報処理を実行する。以下、図10を用いて、情報処理サーバ100Aが実行する情報処理について説明する。なお、以下の説明では、店舗端末30が店員P1により利用される例を示す。
情報処理サーバ100Aは、店舗端末30から可搬端末10の登録要求を取得する(ステップS21)。例えば、情報処理サーバ100Aは、店員P1の操作によって店舗端末30から送信された登録要求を取得する。
情報処理サーバ100Aは、取得した登録要求に基づいて可搬端末10の登録のための識別情報を発行する(ステップS22)。なお、この識別情報には、登録要求を行った店舗の識別情報が含まれる。そして、情報処理サーバ100Aは、発行した識別情報を登録要求の送信元の店舗端末30へ送信する(ステップS23)。そして、店舗端末30は、受信した識別情報を画面に表示する(ステップS24)。
可搬端末10は、店舗端末30に表示された識別情報を読み取る(ステップS25)。例えば、可搬端末10は、店舗端末30に表示された識別情報を店員P1の操作によって読み取る。図10では、可搬端末10は、識別情報C3を読み取る。可搬端末10は、読み取った識別情報とともに可搬端末10の識別情報(例えば、MACアドレス)を情報処理サーバ100Aへ送信する(ステップS26)。
情報処理サーバ100Aは、可搬端末10から識別情報を取得すると、可搬端末10が読み取った識別情報に含まれる店舗の識別情報と、可搬端末10の識別情報とを紐づけて登録する(ステップS27)。この登録により、店舗端末30に表示された識別情報を読み取った可搬端末10と店舗端末30とがデバイス連携される。なお、デバイス連携により、既存のウォレットと紐づけられてもよいし、可搬端末10専用のウォレット(一般的に既存のウォレットよりも手数料が安いウォレット)と紐づけられてもよい。そして、情報処理サーバ100Aは、店舗の識別情報と可搬端末10の識別情報とが紐づけて登録された場合には、店舗の識別情報と可搬端末10の識別情報とを紐づけた識別情報を設定し可搬端末10へ送信する(ステップS28)。また、情報処理サーバ100Aは、可搬端末10のログイン情報を示すログイントークンを送信する。なお、決済時は、これらの情報を可搬端末10が情報処理サーバ100Aへ戻すことにより決済サーバ200によって決済が実行される。すなわち、実施形態1に係る処理が実行される。
〔7-3.実施形態2の処理のバリエーションについて〕
上記実施形態2において、情報処理サーバ100Aは、デバイス連携前に、識別情報を読み取った可搬端末10へワンタイムパスワードを送信してもよい。可搬端末10は、ワンタイムパスワードを受信すると、受信したワンタイムパスワードを画面に表示する。そして、情報処理サーバ100Aは、店舗端末30からワンタイムパスワードを受け付けた場合に、その受け付けたワンタイムパスワードが、可搬端末10へ送信したワンタイムパスワードと一致するか否かの認証を行い、認証に成功した場合に、デバイス連携を行ってもよい。すなわち、情報処理サーバ100Aは、ワンタイムパスワードに基づく認証に成功した場合に、可搬端末10が読み取った識別情報に含まれる店舗の識別情報と、可搬端末10の識別情報とを紐づけて登録してもよい。
〔8.店舗端末の構成〕
次に、図12を用いて、実施形態2に係る店舗端末30の構成について説明する。図12は、実施形態2に係る店舗端末30の構成例を示す図である。図12に示すように、店舗端末30は、通信部31と、入力部32と、出力部33と、制御部34とを有する。
(通信部31)
通信部31は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部31は、所定のネットワークNと有線又は無線で接続され、所定のネットワークNを介して、情報処理サーバ100A等との間で情報の送受信を行う。
(入力部32)
入力部32は、店舗からの各種操作を受け付ける。例えば、入力部32は、タッチパネル機能により表示面を介して店舗からの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部32は、店舗端末30に設けられたボタンや、店舗端末30に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
(出力部33)
出力部33は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、出力部33は、情報処理サーバ100Aから取得した情報を表示する。
(制御部34)
制御部34は、例えば、コントローラであり、CPUやMPU等によって、店舗端末30内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムには、店舗端末30にインストールされたアプリケーションのプログラムが含まれる。例えば、この各種プログラムには、情報処理サーバ100Aから情報(例えば、デバイス連携用の識別情報)を取得して表示するアプリケーションのプログラムが含まれる。また、制御部34は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図12に示すように、制御部34は、受信部341と、送信部342とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現又は実行する。
(受信部341)
受信部341は、情報処理サーバ100等の他の情報処理装置から各種情報を受信する。例えば、受信部341は、デバイス連携用の識別情報を受信する。
(送信部342)
送信部242は、情報処理サーバ100等の他の情報処理装置へ各種情報を送信する。例えば、送信部342は、可搬端末10の登録要求を送信する。
〔9.情報処理サーバの構成〕
次に、図13を用いて、実施形態2に係る情報処理サーバ100Aの構成について説明する。図13は、実施形態2に係る情報処理サーバ100Aの構成例を示す図である。図13に示すように、情報処理サーバ100Aは、通信部110と、記憶部120と、制御部130Aとを有する。なお、情報処理サーバ100Aは、情報処理サーバ100Aの管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。なお、実施形態1と同様の説明は適宜省略する。
(制御部130A)
制御部130Aは、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、情報処理サーバ100A内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130Aは、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。実施形態2に係る制御部130Aは、図13に示すように、取得部131Aと、送信部132Aと、発行部133と、登録部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現又は実行する。
(取得部131A)
取得部131Aは、取得部131と同様の情報を取得する。また、取得部131Aは、店舗端末30から送信された情報を取得する。例えば、取得部131Aは、可搬端末10の登録要求を取得する。また、取得部131Aは、デバイス連携のために可搬端末10から送信された情報を取得する。
(送信部132A)
送信部132Aは、送信部132と同様の情報を送信する。また、送信部132Aは、デバイス連携用の識別情報を店舗端末30へ送信する。具体的には、送信部132Aは、発行部133により発行された識別情報を店舗端末30へ送信する。
(発行部133)
発行部133は、取得部131Aにより取得された登録要求に基づいて、デバイス連携用の識別情報を発行する。
(登録部134)
登録部134は、可搬端末10が読み取った識別情報に含まれる店舗の識別情報と、可搬端末10の識別情報とを紐づけて登録する。
〔10.情報処理のフロー〕
図14を用いて、実施形態2に係る情報処理サーバ100Aの情報処理の手順について説明する。図14は、実施形態2に係る情報処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図14に示すように、情報処理サーバ100Aは、可搬端末10の登録要求を受け付けた場合に識別情報を発行する(ステップS201)。
情報処理サーバ100Aは、発行した識別情報を店舗端末30へ送信する(ステップS202)。
情報処理サーバ100Aは、店舗端末30に表示された識別情報を読み取った可搬端末10の識別情報と、登録要求を行った店舗の識別情報とを紐づけて登録する(ステップS203)。
情報処理サーバ100Aは、可搬端末10の識別情報と店舗の識別情報とを紐づけることで設定された識別情報を可搬端末10へ送信する(ステップS204)。
〔11.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る可搬端末10は、撮影部12と、送信部142と、表示部13とを有する。撮影部12は、ユーザ端末20に表示された識別情報を読み取る。送信部142は、撮影部12により読み取った識別情報と、登録があった可搬端末10ごとに予め設定された識別情報と、決済金額を示す決済情報とを決済サーバ200へ送信する。表示部13は、決済サーバ200から受信した決済結果情報を表示する。
これにより、実施形態に係る可搬端末10は、独立したデバイスとしてキャッシュレス決済を適切に行うことができる。
また、送信部142は、決済先の識別情報と可搬端末10の識別情報とを紐づけることで設定された識別情報を決済サーバ200へ送信する。
これにより、実施形態に係る可搬端末10は、設定された識別情報に基づいて、キャッシュレス決済を適切に行うことができる。
また、送信部142は、可搬端末10のMAC(Media Address Control)アドレスと紐づけることで設定された識別情報を決済サーバ200へ送信する。
これにより、実施形態に係る可搬端末10は、MACアドレスに基づいて、キャッシュレス決済を適切に行うことができる。
また、送信部142は、可搬端末10のログイン情報を示すログイントークンを決済サーバ200へ送信する。
これにより、実施形態に係る可搬端末10は、ログイントークンに基づいて、キャッシュレス決済を適切に行うことができる。
また、送信部142は、アクセスポイントを経由して決済サーバ200へ情報を送信する。
これにより、実施形態に係る可搬端末10は、デバイスの通信がBluetooth(登録商標)のみの場合でも、アクセスポイントを経由してキャッシュレス決済を適切に行うことができる。
また、撮影部12は、金額を示す識別情報を読み取る。また、送信部142は、撮影部12により読み取られた識別情報が示す金額を決済金額として決済情報を送信する。
これにより、実施形態に係る可搬端末10は、キャッシュレス決済に掛かる決済金額を適切に取得することができる。
また、送信部142は、可搬端末10ごとに予め設定された決済金額を決済金額として決済情報を送信する。
これにより、実施形態に係る可搬端末10は、キャッシュレス決済に掛かる決済金額を適切に取得することができる。
また、撮影部12は、所定周期で継続的に読み取り続けることで、識別情報を読み取る。
これにより、実施形態に係る可搬端末10は、識別情報を適切に読み取ることができる。
また、撮影部12は、識別情報の読み取りを開始させるための操作が行われた場合に識別情報を読み取る。
これにより、実施形態に係る可搬端末10は、識別情報を読み取るタイミングをユーザが決定することができる。
また、撮影部12は、物体間の距離が所定距離内になった対象を検知した場合に識別情報を読み取る。
これにより、実施形態に係る可搬端末10は、識別情報を適切に読み取ることができる。
また、実施形態に係る情報処理サーバ100は、発行部133と、登録部134とを有する。発行部133は、決済専用の可搬端末10の登録要求を受け付けた場合に識別情報を発行する。登録部134は、発行部133により発行された識別情報を読み取った決済専用の可搬端末10の識別情報と、登録要求を行った決済先の識別情報とを紐づけて登録する。
これにより、実施形態に係る情報処理サーバ100は、可搬端末10と店舗端末30とを適切にデバイス連携させることができる。
また、実施形態に係る可搬端末10は、発行部133により発行された識別情報を読み取った決済専用の可搬端末10へワンタイムパスワードを送信する送信部132を更に有する。
これにより、実施形態に係る情報処理サーバ100は、ワンタイムパスワードに基づいて、キャッシュレス決済を適切に行わせることができる。
また、送信部132は、可搬端末10の識別情報と決済先の識別情報とを紐づけることで設定された識別情報を可搬端末10へ送信する。
これにより、実施形態に係る情報処理サーバ100は、識別情報を設定することで、キャッシュレス決済を適切に行わせることができる。
また、送信部132は、可搬端末10のMAC(Media Address Control)アドレスと紐づけることで設定された識別情報を可搬端末10へ送信する。
これにより、実施形態に係る情報処理サーバ100は、MACアドレスに基づいて、キャッシュレス決済を適切に行わせることができる。
また、送信部132は、可搬端末10のログイン情報を示すログイントークンを可搬端末10へ送信する。
これにより、実施形態に係る情報処理サーバ100は、ログイントークンに基づいて、キャッシュレス決済を適切に行わせることができる。
また、送信部132は、発行部133により発行された識別情報の表示先からワンタイムパスワードを受け付けた場合に、ワンタイムパスワードが送信部132により送信されたワンタイムパスワードと一致するか否かに基づき認証を行い、認証に成功した場合に、識別情報を可搬端末10へ送信する。
これにより、実施形態に係る情報処理サーバ100は、ワンタイムパスワードで認証を行うことによって、キャッシュレス決済を適切に行わせることができる。
〔12.ハードウェア構成〕
また、上述してきた各実施形態に係る情報処理サーバ100(又は100A)は、例えば、図15に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、情報処理サーバ100を例に挙げて説明する。図15は、情報処理サーバ100の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、ROM1200、RAM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1200又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1200は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(実施形態のネットワークNに対応する)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、また、通信網500を介してCPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1300を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1300上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、又は半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が情報処理サーバ100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1300上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、情報処理サーバ100の記憶装置内の各データが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔13.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述した情報処理サーバ100(又は100A)は、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、特許請求の範囲に記載した「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
10 可搬端末
11 通信部
12 撮影部
13 表示部
14 制御部
20 ユーザ端末
21 通信部
22 入力部
23 出力部
24 制御部
30 店舗端末
31 通信部
32 入力部
33 出力部
34 制御部
100 情報処理サーバ
110 通信部
120 記憶部
121 可搬端末登録情報記憶部
130 制御部
131 取得部
132 送信部
133 発行部
134 登録部
200 決済サーバ
210 通信部
220 記憶部
221 決済情報記憶部
230 制御部
231 取得部
232 決済部
233 送信部

Claims (10)

  1. プロセッサを搭載したシングルボードコンピュータである決済専用の可搬型の可搬端末であって、
    ユーザ端末に表示された識別情報を読み取る撮影部と、
    前記撮影部により読み取った識別情報と、登録があった可搬端末ごとに予め設定された識別情報であって前記識別情報を読み取った前記可搬端末の識別情報と、登録があった可搬端末ごとに予め設定された決済金額であって前記識別情報を読み取った前記可搬端末に設定された決済金額を示す決済情報とを決済サーバへ送信する送信部と、
    前記決済サーバから受信した決済結果情報を表示する表示部と、
    を有することを特徴とする可搬端末。
  2. 前記送信部は、
    決済先の識別情報と前記可搬端末の識別情報とを紐づけることで設定された前記識別情報を前記決済サーバへ送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の可搬端末。
  3. 前記送信部は、
    前記可搬端末のMAC(Media Address Control)アドレスと紐づけることで設定された前記識別情報を前記決済サーバへ送信する
    ことを特徴とする請求項2に記載の可搬端末。
  4. 前記送信部は、
    前記可搬端末のログイン情報を示すログイントークンを前記決済サーバへ送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の可搬端末。
  5. 前記送信部は、
    アクセスポイントを経由して前記決済サーバへ情報を送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の可搬端末。
  6. 前記撮影部は、
    所定周期で継続的に読み取り続けることで、識別情報を読み取る
    ことを特徴とする請求項1に記載の可搬端末。
  7. 前記撮影部は、
    識別情報の読み取りを開始させるための操作が行われた場合に識別情報を読み取る
    ことを特徴とする請求項1に記載の可搬端末。
  8. 前記撮影部は、
    物体間の距離が所定距離内になった対象を検知した場合に識別情報を読み取る
    ことを特徴とする請求項1に記載の可搬端末。
  9. プロセッサを搭載したシングルボードコンピュータである決済専用の可搬型の可搬端末が実行する情報処理方法であって、
    ユーザ端末に表示された識別情報を読み取る撮影工程と、
    前記撮影工程により読み取った識別情報と、登録があった可搬端末ごとに予め設定された識別情報であって前記識別情報を読み取った前記可搬端末の識別情報と、登録があった可搬端末ごとに予め設定された決済金額であって前記識別情報を読み取った前記可搬端末に設定された決済金額を示す決済情報とを決済サーバへ送信する送信工程と、
    前記決済サーバから受信した決済結果情報を表示する表示工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  10. プロセッサを搭載したシングルボードコンピュータである決済専用の可搬型の可搬端末が、
    ユーザ端末に表示された識別情報を読み取る撮影手順と、
    前記撮影手順により読み取った識別情報と、登録があった可搬端末ごとに予め設定された識別情報であって前記識別情報を読み取った前記可搬端末の識別情報と、登録があった可搬端末ごとに予め設定された決済金額であって前記識別情報を読み取った前記可搬端末に設定された決済金額を示す決済情報とを決済サーバへ送信する送信手順と、
    前記決済サーバから受信した決済結果情報を表示する表示手順と、
    シングルボードコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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"QRコード決済システム 商品名 StarPay",月刊プロパティマネジメント,綜合ユニコム,2018年05月01日,第19巻, 第5号,p.43
"スマホ決済専用端末を提供 (日立ソリューションズ)",月刊e・コロンブス,第46巻,東方通信社,2020年03月28日,p.31

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