JP2003316175A - 中間転写ベルト−電子写真感光体一体型カートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents
中間転写ベルト−電子写真感光体一体型カートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法Info
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Abstract
た中間転写ベルト−電子写真感光体一体型カートリッジ
とそれを組み込んだ画像形成装置の提供。 【解決手段】 中間転写ベルト−電子写真感光体一体型
カートリッジにおいて、電子写真感光体のユニバーサル
硬度が150〜350N/mm2 であり、かつ中間転写
ベルトのユニバーサル硬度が10〜200N/mm2 で
あり、かつ前記電子写真感光体のユニバーサル硬度及び
前記中間転写体のユニバーサル硬度が電子写真感光体
> 中間転写ベルト の関係にあり、かつ、一次転写
は弾性ローラを用いる一次転写方式であり、この弾性ロ
ーラの前記電子写真感光体側に対する当接圧力は画像転
写時に1〜50Nである中間転写ベルト−電子写真感光
体一体型カートリッジ、それを具備する画像形成装置及
び画像形成方法。
Description
電子写真感光体一体型カートリッジ、画像形成装置及び
画像形成方法に関し、詳しくは、特定の物性を有する電
子写真感光体と特定の物性を有する中間転写体を特定の
条件下で用いる中間転写ベルト−電子写真感光体一体型
カートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法に関す
る。
は、カラー画像情報や多色画像情報の複数の成分色画像
を順次積層転写してカラー画像や多色画像を合成再現し
た画像形成物を出力するカラー画像形成装置や多色画像
形成装置、またはカラー画像形成機能や多色画像形成機
能を具備させた画像形成装置として有効である。
するカラー電子写真装置は、従来の技術である転写ドラ
ム上に第2の画像担持体を張り付け、または吸着し、そ
こへ電子写真感光体から画像を転写する画像形成装置を
有したカラー電子写真装置、例えば、特開昭63−30
1960号公報中で述べられたごとき転写装置と比較す
ると、転写材になんら加工、制御(例えば、グリッパー
に把持する、吸着する、曲率をもたせるなど)を必要と
せずに中間転写ベルトから画像を転写することができる
ため、封筒、ハガキ、ラベル紙など、薄い紙(40g/
m2 紙)から厚い紙(200g/m2 紙)まで、幅の広
狭、長さの長短、あるいは厚さの厚薄によらず、第2の
画像担持体を多種多様に選択することができるという利
点を有している。
中間転写ドラムのような剛体のシリンダーを用いる場合
と比較して画像形成装置内部に配置する際の自由度が増
して、スペースの有効利用による装置本体の小型化やコ
ストダウンを行うことが出来るメリットもある。
短く、現状では交換が必須となっている。同時に中間転
写ベルトに残留した現像剤(以下、トナーという)を回収
した廃トナー容器の設置とその処理が必要となる。これ
らに加えて、プリンタや複写機では電子写真感光体や現
像器、現像剤など、多くの部品について交換が必要とな
っている。これらの交換部品をユニット化して本体から
容易に着脱する方法として特開平8−137181号公
報では中間転写ベルトと感光体をそれぞれ独立したユニ
ットとして本体から容易に着脱できるように配置した提
案がなされている。
多く、ユーザーの操作が煩雑になる。さらに各ユニット
がそれぞれ独立して設計、配置されている為、本体の大
型化やコストの上昇を招くなど問題も生じる。
ある中間転写ベルトと電子写真感光体を一体のユニット
として本体から同時に着脱し、交換する手段が好適であ
り、特開平6−110261号公報、特開平10−17
7329号公報、特開平11−30944号公報で提案
されている。
従来例において、中間転写ベルトと電子写真感光体を一
体ユニットとして構成し、装置本体に容易に着脱出来る
電子写真感光体−中間転写体一体型カートリッジとする
方法は、カートリッジ寿命に関して装置本体を設置した
際に中間転写ベルトをセットする場合とは異なり、電子
写真感光体及び中間転写ベルトに起因する問題が発生す
る。それは、電子写真感光体−中間転写体一体型カート
リッジは一体型であるために、電子写真感光体もしくは
中間転写体の寿命が先に終了した時点で、カートリッジ
を交換しなければならず、両者、特に電子写真感光体の
寿命を長くすることが、ランニングコストの低下につな
がるのであるが、電子写真感光体と、中間転写体のユニ
バーサル硬度が適切でなく、一次転写ローラの当接圧力
が適切でない場合、短い期間で、カートリッジ寿命が終
了する場合があることがわかった。
硬度が電子写真感光体のユニバーサル硬度より高くな
り、かつ、一次転写すなわち、電子写真感光体と中間転
写ベルトが直接密着するときの当接圧力が高い場合に発
生することが分かった。すなわち電子写真感光体のユニ
バーサル硬度に対して中間転写ベルトのユニバーサル硬
度が高くかつ高い圧力で電子写真感光体に接触すると、
硬度の高いものが、硬度の低いものを削る場合と同様な
効果で電子写真感光体の削れが発生し、なおかつ、高い
圧力が加わることにより削れが増長されてしまう。よっ
て、中間転写ベルト−電子写真感光体一体型ユニットは
電子写真感光体のユニバーサル硬度と中間転写ベルトの
ユニバーサル硬度及び一次転写ローラ当接圧力を考慮し
た設計が必要となることがわかった。このことからラン
ニングコストを満足させる製品を作ることが困難となっ
てしまうことがあった。
体一体型カートリッジにおける課題を完全に解決した画
像形成装置は未だ得られていない。
ダウンが図れ、メンテナンスが容易で装置の小型化がで
きる中間転写ベルト−電子写真感光体一体型カートリッ
ジ、かかる電子写真感光体一体型カートリッジを具備す
る画像形成装置及び画像形成方法を実現するものであ
る。
子写真感光体上に形成された静電潜像を現像剤で顕像化
した画像を中間転写ベルトに転写する一次転写手段と、
前記中間転写ベルトに転写された前記画像をさらに転写
材に転写する二次転写手段とを有する画像形成装置本体
に着脱自在に構成された中間転写ベルト−電子写真感光
体一体型カートリッジにおいて、前記電子写真感光体の
ユニバーサル硬度が150〜350N/mm2 の範囲内
であり、かつ前記中間転写ベルトのユニバーサル硬度が
10〜200N/mm2の範囲内であり、かつ前記電子
写真感光体のユニバーサル硬度及び前記中間転写ベルト
のユニバーサル硬度が式(1) 電子写真感光体 > 中間転写ベルト (1) の関係にあり、かつ、前記一次転写手段は弾性ローラで
あり、前記弾性ローラの前記電子写真感光体側に対する
当接圧力は画像転写時に1〜50Nであることを特徴と
する中間転写ベルト−電子写真感光体一体型カートリッ
ジである。また、本発明は前記カートリッジを用いる画
像形成装置及び画像形成方法である。
スの簡素化と本体及びカートリッジの小型化、低コスト
化、画像品実の向上について検討した結果、中間転写ベ
ルト−電子写真感光体一体型カートリッジを用いた上
で、さらに幾つかの手段を合わせてとることによって初
期の目標を達成するに至った。
を150〜350N/mm2 の範囲内とし、かつ中間転
写体のユニバーサル硬度を10〜200N/mm2 の範
囲内とし、かつ前記電子写真感光体のユニバーサル硬度
及び中間転写体のユニバーサル硬度が上記式(1)の関
係にある。
ル硬度が150〜350N/mm2の範囲であると電子
写真感光体が削れにくく、傷つきにくいためである。電
子写真感光体のユニバーサル硬度が350N/mm2 を
超えると削れにくくなるものの硬くなりすぎることによ
り外部の衝撃によって電子写真感光体表面が割れてしま
う。逆に、電子写真感光体表面のユニバーサル硬度が1
50N/mm2 より小さくなった場合、対向する中間転
写ベルトのユニバーサル硬度が低くても削れ耐久性が低
くなりすぎる。
0〜200N/mm2 の範囲である。中間転写ベルトの
ユニバーサル硬度が200N/mm2 を超えると硬くな
りすぎることにより外部の衝撃によって中間転写ベルト
が裂けてしまう。逆に、中間転写ベルトのユニバーサル
硬度が10N/mm2 より小さくなると柔らかすぎるの
でカートリッジとして使用した場合、長期間2本のロー
ラで張架されるので、ベルト伸び所謂クリープが発生し
てしまう。
性ローラの電子写真感光体側に対する当接圧力を画像転
写時に1〜50Nである。当接圧力が1N未満であると
転写圧力が低くなりすぎて十分な転写が得られず転写効
率が低くなる。また、50Nより大きくなると転写効率
が高くなるものの、当接圧力が高くなりすぎて中間転写
ベルトが像担持体表面に強く押し当てられすぎて像担持
体表面を多く削ってしまう。
中間転写ベルトのユニバーサル硬度が上記の範囲内で上
記式(1)の関係にすること、また、一次転写は弾性ロ
ーラを用いる一次転写方式であり、この一次転写用弾性
ローラの電子写真感光体側に対する当接圧力を画像転写
時に1から50Nとすることで、長期間電子写真感光体
が削れにくい中間転写ベルト−電子写真感光体一体型カ
ートリッジを達成することができる。これは、式(1)
の関係を満たすことで、硬度の高いものが、硬度の低い
ものを削るという現象が発生しないこと、さらに一次転
写圧力を適切な範囲とすることで、式(1)の効果をさ
らに上げることができるのである。
のユニバーサル硬度の測定方法を以下に示す。本発明の
表面皮膜物性試験は、ドイツ・フィッシャー社製硬度計
フィッシャースコープH100を用いて行った。測定に
おいては、形状が四角錐で対面角度が136°に規定さ
れているダイヤモンド圧子を使用し、設定荷重を段階的
にかけて皮膜に押し込んでいったときの、荷重をかけた
状態での押し込み深さを電気的に検出して読み取り、以
下の式に計測値を入力することで、ユニバーサル硬度を
算出する。
mとし、中間転写ベルトの押し込み深さは10μmとし
た。
としては、例えば導電性支持体の上に有機感光層を設け
たものであり、必要に応じて両者間にバリアー機能と接
着機能を持つ下引層を設けたものがある。
て、安全性が高い、帯電性が良好、生産性が良い、安価
であるなどの理由から、第1の画像担持体として用いら
れることが多い。
としては、例えば、以下に示したものを使用することが
できる。 (1)アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレスス
チール、銅などの金属 (2)ガラス、樹脂、紙などの非導電性支持体や前記
(1)の導電性支持体の表面にアルミニウム、パラジウ
ム、ロジウム、金、白金などの金属を蒸着もしくはラミ
ネートすることにより薄膜を形成したもの (3)ガラス、樹脂、紙などの非導電性支持体や前記
(1)の導電性支持体の表面に導電性高分子、酸化ス
ズ、酸化インジウムなどの導電性化合物の層を蒸着もし
くは塗布することにより形成したもの 下引層形成材料としては、通常、ポリビニルアルコー
ル、ポリエチレンオキシド、エチルセルロース、メチル
セルロース、カゼイン、ポリアミド、ニカワ、ゼラチン
などが用いられる。
らなり、例えば、電荷注入制御のために感光層の上に保
護層を設けてもよい。
剤に分散し、これを導電性支持体上に塗工することによ
り形成することができる。また、導電性支持体上に蒸
着、スパッタ、CVDなどの乾式法で薄膜を形成するこ
ともできる。電荷発生物質としては、例えば、以下のよ
うな物質が挙げられる。これらの電荷発生物質は単独で
用いてもよく、2種類以上組み合わせて用いることもで
きる。
どのアゾ系顔料 (2)インジゴ、チオインジゴなどのインジゴ系顔料 (3)金属フタロシアニン、非金属フタロシアニンなど
のフタロシアニン系顔料 (4)ペリレン酸無水物、ペリレン酸イミドなどのペリ
レン系顔料 (5)アンスラキノン、ヒドロキノンなどの多環キノン
系顔料 (6)スクワリリウム色素 (7)ピリリウム塩、チオピリリウム塩類 (8)トリフェニルメタン系色素
選択でき、例えば、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレ
ート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアクリレート樹脂、
ブチラール樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニルアセタ
ール樹脂、ジアリルフタレート樹脂、アクリル樹脂、メ
タクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、フェノール樹脂、シリ
コーン樹脂、ポリスルホン樹脂、スチレン−ブタジエン
共重合樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹
脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂などが挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。また、これ
らは、単独または共重合体ポリマーとして1種または2
種以上混合してもよい。
%以下、好ましくは40質量%以下が好ましい。また、
電荷発生層の膜厚は5μm以下、特に0.01μm〜2
μmの薄膜層とすることが好ましい。電荷発生層にはさ
らに種々の増感剤を添加してもよい。
樹脂とを溶剤中に溶解させた塗料を塗工・乾燥して成形
する。電荷輸送物質としては各種のトリアリールアミン
系化合物、ヒドラゾン化合物、スチルベン化合物、ピラ
ゾリン系化合物、オキサゾール系化合物、チアゾール系
化合物、トリアリールメタン系化合物などが挙げられ
る。また、結着樹脂としては上述したものを用いること
ができる。これらの有機感光層の塗布には、従来知られ
たディッピング法、スプレーコーティング法、スピンナ
ーコーティング法、ビードコーティング法、ブレードコ
ーティング法、ビームコーティング法、ロールコーティ
ング法などいずれの方法も用いることができる。本発明
において使用される電子写真感光体のユニバーサル硬度
を調整する方法としては、最表面層に用いられる樹脂を
変更して調整する方法、樹脂の分子量を調整する方法な
どが挙げられるが、これに限らない。
型用原料のうちの主たる材料である樹脂は本発明の特性
を満たしていれば特に制約はないが、熱可塑性樹脂であ
ることが好ましい。例えば、ポリエチレンやポリプロピ
レンなどのオレフィン系樹脂やポリスチレン系樹脂、ア
クリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート、ポ
リサルホンやポリエーテルサルホン及びポリフェニレン
サルファイドなどの硫黄含有樹脂、ポリフッ化ビニリデ
ン(PVDF)やポリエチレン−四フッ化エチレン共重
合体などのフッ素含有樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコ
ーン樹脂、ケトン樹脂、ポリ塩化ビニリデン、熱可塑性
ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、変性ポリフェニレン
オキサイド樹脂などやこれらの各種変性樹脂や共重合体
を1種類あるいは2種類以上を使用することができる。
ただし、上記材料に限定されるものではない。
節するために混合する添加剤も特に制限されるものでは
ないが、抵抗を調整する導電性フィラーとしてはカーボ
ンブラックや各種の導電性金属酸化物などがあり、非フ
ィラー系抵抗調整剤としては各種金属塩やグリコール類
などの低分子量のイオン導電材やエーテル結合や水酸基
などを分子内に含んだ帯電防止樹脂または電子導電性を
示す有機高分子化合物などである。ここで必要なのは各
添加剤と樹脂などの中間転写ベルトを構成する成分の分
散状態であり、粒子の凝集や一部成分の極端な分離が生
じていては本発明の効果は得られない。材料と分散手段
に選択が重要である。
て本発明に使用される中間転写ベルトのユニバーサル硬
度を調整することができるが、さらにユニバーサル硬度
を調整する方法として、無機フィラーを混合する方法が
好ましい。このような無機フィラーとしてはマイカ、カ
オリン類、ベントナイト、酸性白土、硫酸バリウムや酸
化亜鉛、各種ウイスカーなどが挙げられ、これらのフィ
ラーの中から1種あるいはそれ以上が適宜選択される
が、必ずしもこれらに限定されるものではない。
ートリッジの小型化、低価格化を進める為にはカートリ
ッジに組み込まれる電子写真感光体の形状が重要であ
る。従って、電子写真感光体は駆動機構が簡単で小型化
し易い外径60mm以下の小径の感光ドラムが好まし
い。
ラで張架する方式が部品点数の削減や小型化が促進さ
れ、好ましい。
ローラは中間転写ベルトの伸びに対応する為に中間転写
ベルトの伸び方向に対して少なくとも1mm以上スライ
ドすることが必要であり、中間転写ベルトがスリップす
ること無く確実に駆動する為には5N以上の力で中間転
写ベルトを張架することが好ましい。
ンの為、中間転写ベルトのクリーニング機構は転写残ト
ナーを逆極性に帯電させて、一次転写時に同時に感光体
に戻す一次転写同時クリーニング方式を用いることが好
ましい。具体的には中間転写ベルト上に離接可能に配置
したクリーニングローラーなどの帯電部材に電圧を印加
して二次転写残トナーに一次転写時と逆極性の電荷を与
え、つづく一時転写部において一次転写電界により感光
体に戻す手段である。トナーを逆極性に帯電する手段は
ブレードやコロナ帯電器などを用いても良い。中間転写
ベルト上から感光体に戻されたトナーはクリーニングブ
レードなどの感光体のクリーニング機構で除去される。
この方式によれば感光体と中間転写ベルト双方にクリー
ニングブレードなどを配置し、廃トナーの送り機構や容
器を設置する方式に比べ、カートリッジの小型化と低コ
スト化に大きな効果がある。このようなクリーニング装
置は中間転写ベルト−電子写真感光体一体型カートリッ
ジと一体化することが望ましい。これは、クリーニング
装置も画像出力による劣化などで交換する必要がある
が、一体化することにより交換ユニットの数が減らされ
ユーザーの操作が簡便となるためである。
体型カートリッジにおいて、該カートリッジは、電子写
真感光体を有する電子写真感光体ユニットと該中間転写
ベルトを有する中間転写ベルトユニットとに分離可能と
し、該電子写真感光体ユニットと該中間転写ベルトユニ
ットとを連結する連結手段を有することが望ましい。こ
の構成を採ることで、ユーザーは、カラー電子写真装置
用のプロセスカートリッジをカラー電子写真装置本体か
ら取り出した後に、取り出したプロセスカートリッジを
電子写真感光体ユニットと中間転写ベルトユニットとに
分離し、寿命に達したユニットのみを交換することが可
能となり、ユーザーのコスト負担も軽減することがで
き、また、生産者側にとっても、不良ユニットの交換の
みで対処できる利点があるためである。
要である。良好な画像が得られる中間転写ベルトの体積
抵抗率の範囲は1×106Ωcmから8×1013Ωcm
の間である。体積抵抗率が1×106Ωcm未満では抵
抗が低過ぎて十分な転写電界が得にくく、画像の抜けや
ガサツキを生じ易い。一方で体積抵抗率が8×1013Ω
cmより高いと転写電圧も高くする必要があり、電源の
大型化やコストの増大を招く。
300μmの範囲が好ましい。40μm以下では成形安
定性に欠け、厚さムラを生じ易く、耐久強度も不十分
で、ベルトの破断や割れが発生する場合がある。一方で
300μmを超えると材料が増えコストが高くなる上
に、プリンタなどの架張軸部位での内面と外面の周速差
が大きくなり、外面の収縮による画像飛び散りなどの問
題が発生し易い。屈曲耐久性の低下やベルトの剛性が高
くなりすぎて駆動トルクが増大し、本体の大型化やコス
ト増加を招くといった問題も生じる。
ルトの製造が可能で、且つ製造効率が高くてコストを抑
制できる製造方法が好ましい。その手段として環状ダイ
からの連続溶融押し出しし、その後、必要な長さに切断
してベルトを製造する方法が挙げられる。例えばインフ
レーション成形が好適である。
る。但し、それにより本発明が何ら制限を受けるもので
はない。
型装置一例を示す。本装置は基本的には、押し出し機、
押し出しダイス、空気吹き込み装置より成る。
所望の処方に基づき、予め予備混合後、混練分散をせし
めた成型用原料を押し出し機100に具備したホッパー
102に投入する。押し出し機100は、成型用原料
が、後工程でのベルト成型が可能となる溶融粘度とな
り、また、原料相互が均一分散するように、設定温度、
及び押し出し機のスクリュー構成は選択される。成型用
原料は押し出し機100中で溶融混練され、溶融体とな
り、環状ダイス103に入る。環状ダイス103は空気
導入路104が配設されており、空気導入路104より
空気が環状ダイス103の中央に空気が吹き込まれるこ
とにより、ダイス103を通過した溶融体は径方向に拡
大膨張し、筒状フィルム110となる。
素、二酸化炭素、アルゴンなど選択することができる。
膨張した成型体は外部冷却リング105により冷却され
つつ上方向に引き上げられる。通常インフレーション装
置では安定板106でチューブを左右から押しつぶし
て、シート状に折りたたみ、ピンチローラ107で内部
のエアーが抜けないように挟持して一定速度で引き取る
方法がとられる。ついで、引き取られたフィルムをカッ
ト装置108で切断し、所望の大きさの筒状フィルムを
得る。
法を調整したり、成形の際にフィルムについた折り目を
除去したりするなどの目的で型を使用した加工を行う。
た直径の異なる一組の円筒型を使用する方法がある。小
径の円筒型(内型)の熱膨張率は大径の円筒型(外型)の熱
膨張率より大きくなるようにし、この内型に成形した筒
状フィルムを被せた後、その内型を外型内に挿入して、
内型と外型で筒状フィルムを挟み込むようにする。型の
間のギャップは加熱する温度と内型、外型の熱膨張率の
差及び必要とされる圧力で計算して求める。内型、筒状
フィルム、外型の順でセットされた型を樹脂の軟化点温
度付近まで加熱する。加熱により熱膨張率の大きい内型
は外型より膨張し、筒状フィルム全面に均一な圧力がか
かる。この時、軟化点付近に達した樹脂フィルムの表円
は平滑に加工した外型内面に押し付けられ、樹脂フィル
ム表面の平滑性が向上する。その後冷却してフィルムを
型から外すことで平滑な表面性を得ることが出来る。
材、位置検知部材の取り付けや精密カットを行って電子
写真用ベルトを製造する。
のであったが、2層の場合は図4に示されるように、さ
らに押し出し機101を追加配置し、押し出し機100
の混練溶融体と同時に2層用の環状ダイス103へ、押
し出し機101の混練溶融体を送り込み、2層同時に拡
大膨張させ2層ベルトを得ることができる。
に押し出し機を準備すればよい。このように本発明は単
層のみならず、多層構成の電子写真用ベルトを一段工程
で、且つ短時間に寸法精度良く、成型することが可能で
ある。この短時間成型が可能ということは量生産及び低
コスト生産が可能であることを十分示唆するものであ
る。
筒状フィルムの厚さ比は、環状ダイスのギャップ(スリ
ット)の幅に対して成形された円筒状フィルムの厚さの
比であり、前者に対して後者は1/3以下であることが
必要であり、さらに好ましくは1/5以下である。
ルムの直径の比率とは、環状ダイス103のスリットの
外径に対して、筒状フィルム110の外径の比をパーセ
ントで表すもので、50%〜400%の範囲が好まし
い。
り、厚さ比が1/3より大きい場合は延伸が不十分で強
度の低下や抵抗及び厚さのムラなどの不具合が発する。
一方で外径が400パーセントを超える場合や50%未
満の場合では過剰に延伸されており、成型安定性が低下
したり本発明に必要な厚さを確保したりすることが難し
くなる。
真感光体一体型カートリッジを用いた画像形成装置の1
例を図1に示す。
画像形成装置(複写機あるいはレーザービームプリンタ
ー)である。
される回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラ
ムと記す)であり、矢示の時計方向に所定の周速度(プ
ロセススピード)をもって回転駆動される。
により所定の極性・電位に一様に帯電処理される。32
は一次帯電器の電源であり、ここでは直流に交流を重畳
して印加しているが、直流のみでもよい。次いで不図示
の像露光手段3(カラー原稿画像の色分解・結像露光光
学系、画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応し
て変調されたレーザービームを出力するレーザースキャ
ナによる走査露光系など)による画像露光を受けること
により目的とするカラー画像の第1の色成分像(例え
ば、イエロー色成分像)に対応した静電潜像が形成され
る。
エロー色現像器41)により第1色であるイエロートナ
ーYにより現像される。この時第2〜第4の現像器(マ
ゼンタ色現像器42、シアン色現像器43、ブラック色
現像器44)の各現像器は作動−オフになっていて感光
ドラム1には作用せず、上記第1色のイエロートナー画
像は上記第2〜第4の現像器により影響を受けない。
1と同じ周速度をもって回転駆動される。
色のイエロートナー画像が、感光ドラム1と中間転写ベ
ルト5とのニップ部を通過する過程で、1次転写ローラ
6から中間転写ベルト5に印加される1次転写バイアス
により形成される電界により、中間転写ベルト5の外周
面に順次1次転写されていく。
ロートナー画像の転写を終えた感光ドラム1の表面は、
クリーニング装置13により清掃される。
像、第3色のシアントナー画像、第4色のブラックトナ
ー画像が順次中間転写ベルト5上に重ね合わせて転写さ
れ、目的のカラー画像に対応した合成カラートナー画像
が形成される。
ラ8に対応し平行に軸受させて中間転写ベルト5の下面
部に離間可能な状態に配設してある。
1〜第4色のトナー画像の順次重畳転写のための1次転
写バイアスは、トナーとは逆極性(+)でバイアス電源
30から印加される。その印加電圧は例えば+100V
〜2kVの範囲である。
1〜第3色のトナー画像の1次転写工程において、2次
転写ローラ7は中間転写ベルト5から離間させることも
可能である。
ートナー画像の第2の画像担持体である転写材Pへの転
写は、2次転写ローラ7が中間転写ベルト5に当接され
ると共に、給紙ローラ11から転写材ガイド10を通っ
て、中間転写ベルト5と2次転写ローラ7との当接ニッ
プに所定のタイミングで転写材Pが給送され、2次転写
バイアスが電源31から2次転写ローラ7に印加され
る。この2次転写バイアスにより中間転写ベルト5から
第2の画像担持体である転写材Pへ合成カラートナー画
像が2次転写される。トナー画像の転写を受けた転写材
Pは定着器15へ導入され加熱定着される。
ルト5には離接自在に配置されたクリーニング用帯電部
材9が当接され、感光ドラム1とは逆極性のバイアスを
印加することにより、転写材Pに転写されずに中間転写
ベルト5上に残留している転写残トナーに一次転写時と
逆極性の電荷が付与される。33はバイアス電源であ
る。ここでは直流に交流を重畳して印加する。一次転写
時と逆極性に帯電された前記転写残トナーは、感光ドラ
ム1とのニップ部及びその近傍において感光ドラム1に
静電的に転写されることにより、中間転写体がクリーニ
ングされる。この工程は一次転写と同時に行うことが出
来る為、スループットの低下を生じない。また、クリー
ニング方式はブレードクリーニングなどの他の方式でも
よい。
真感光体一体型カートリッジについて説明する。
ように少なくとも中間転写ベルト5と電子写真感光体
1、一次転写ローラ6、中間転写ベルトクリーニング機
構13′、及電子写真感光体のクリーニング機構9′が
一体のユニットとして構成され、本体と容易に着脱出来
るようになっている。
側に対する当接圧力とは、一次転写ローラ6のローラが
感光体1に向けて圧接させる力のことである。この場合
の力が働く方向としては、必ずしも感光体中心に向かう
必要はなく、必要に応じて中心からずらすことも可能で
ある。電子写真感光体のクリーニングはブレードクリー
ニングである。本カートリッジには非図示の廃トナー容
器も一体となっており、中間転写ベルト−電子写真感光
体双方の転写残トナーもカートリッジ交換時に同時に廃
棄される為、メンテナンス性の向上に貢献している。ま
た、中間転写ベルトは8と12の2本のローラで張架さ
れ部品点数の削減と小型化を図っている。ここで、8は
駆動ローラであると同時にクリーニングローラの対向ロ
ーラとなっている。中間転写ベルトに従動して回転する
テンションローラ12はスライドする機構を有してお
り、圧縮ばねにより矢印の方向に圧接され、中間転写ベ
ルトに張力を与えている。そのスライド幅は1〜5mm
程度で、ばねの圧力合計は5〜100N程度である。ま
た、電子写真感光体1と駆動ローラ8は非図示のカップ
リングを有し、本体から回転駆動力が伝達されるように
なっている。
示す。
超高抵抗計R8340A(アドバンテスト社製)、試料
箱は超高抵抗測定用資料箱TR42(アドバンテスト社
製)を使用するが、主電極は直径25mm、ガード・リ
ング電極は内径41mm、外径49mmとする。
子写真用ベルトを直径56mmの円形に打ち抜き機また
は鋭利な刃物で切り抜く。切り抜いた円形片の片面はそ
の全面をPt−Pd蒸着膜により電極を設け、もう一方
の面はPt−Pd蒸着膜により直径25mmの主電極と
内径38mm、外径50mmのガード電極を設ける。P
t−Pd蒸着膜は、マイルドスパッタE1030(日立
製作所製)で蒸着操作を2分間行うことにより得られ
る。蒸着操作を終了したものを測定サンプルとする。
ンプルは予め同雰囲気下に12時間以上放置しておく。
測定はディスチャージ10秒、チャージ30秒、メジャ
ー30秒とし、印加電圧100vで測定を行う。
厚さムラは最低値1μmのダイアルゲージにおいて、ベ
ルトの両端部から50mm、中央について周方向になど
間隔で4点全周にわたって測定し、中間転写ベルト1本
につき合計12点を平均した。
伸びが大きく、かつ2種の材料が完全に相溶しないもの
を選択した。この材料を2軸の押し出し機により210
℃で溶融混練して各材料を混合し、直径2mm程度のス
トランドで押し出してカットし、ペレットとした。これ
を成型用原料1とする。次に、図3の成形装置におい
て、成形用ダイ103は単層用環状ダイとし、ダイスリ
ットの直径が100mmのものを用いた。ダイスリット
は0.8mmとした。この成形装置の材料ホッパー10
2へ十分に加熱乾燥させた前記成形用原料1を投入し、
加熱溶融してダイから210℃で円筒状に押し出した。
ダイの周囲には外部冷却リング105が設置されてお
り、押し出されたフィルムに周囲から空気を吹き付け、
冷却を行う。また、押し出された筒状フィルムの内部に
は空気導入路104より空気を吹き込み、直径140m
mまで拡大膨張した後、引き取り装置で一定の速度で連
続的に引き取った。尚、空気の導入は直径が所望の値に
なった時点で停止した。さらにピンチローラにつづくカ
ット装置108で筒状フィルムをカットする。厚さが安
定した後、長さ310mmで切断して筒状フィルム1を
成形した。
異なる金属からなる一組の円筒型を用いてサイズと表面
平滑性の調整と折り目の除去を行った。熱膨張率の高い
内型に筒状フィルム1を被せて、その内型を、内面を平
滑に加工した外型に挿入し、170℃で20分間加熱し
た。冷却後シリンダーから外して端部をカットし、直径
140mmの中間転写ベルト1を作製した。
環境に3日間放置し、抵抗測定を行ったところ体積抵抗
値6.5×1011Ωcmであった。
PVDFというフッ素系樹脂を用いたこと、及びポリエ
ーテルエステルアミド樹脂を用いたことにより80N/
mm 2であった。
ンチモンを含有する酸化スズで被覆した導電性酸化チタ
ン粉体50質量部、フェノール樹脂25質量部、メチル
セロソルブ20質量部、メタノール5質量部及びシリコ
ーンオイル(ポリジメチルシロキサンポリオキシアルキ
レン共重合体、数平均分子量3000)0.002質量
部を、φ1mmガラスビーズ入りサンドミル装置で、2
時間分散して導電用塗料を調整した。アルミシリンダー
(φ46.7mm×300mm)上に、上記塗料をディ
ッピング塗工し、140℃で30分間乾燥させ、膜厚2
0μmの導電層を形成した。
均分子量32000)30質量部とアルコール可溶性共
重合ナイロン樹脂(数平均分子量29000)10質量
部を、メタノール260質量部、ブタノール40質量部
の混合溶媒中に溶解した液を上記導電層上にディッピン
グ塗工機で塗布し、乾燥後の膜厚が1μmの下引層を設
けた。
2質量部、及びテトラヒドロフラン40質量部を、φ1
mmガラスビーズ入りサンドミル装置で60時間分散し
た後、シクロヘキサノン/テトラヒドロフラン混合溶媒
で希釈し電荷発生層用塗料を調整した。
ピング塗工機で塗布し、乾燥後の膜厚が0.1μmの電
荷発生層を設けた。
レート樹脂(数平均分子量120000)10質量部
を、ジクロルメタン20質量部、モノクロルベンゼン4
0質量部の混合溶媒中に溶解し、この液を前記電荷発生
層上にディッピング塗工し、120℃で60分間乾燥さ
せ、膜厚20μmの電荷輸送層を形成し感光ドラム1を
作製した。
表面の材料をポリアリレートにしたこと及び数平均分子
量を120000としたことで、300N/mm2とな
った。
用いたプロセスカートリッジについて述べる。
光体ユニット及び中間転写ベルトを有する中間転写ベル
トユニットを連結して構成したプロセスカートリッジを
示す。
ト、電子写真感光体ユニットをそれぞれ示す。
成をとる電子写真感光体フレーム59に電子写真感光体
1、帯電ローラー2、クリーニングブレード53、スク
リュー54、ドラムシャッター55を主要部品として構
成される電子写真感光体ユニット50と図6に示される
中間転写ベルトフレーム45に中間転写ベルト5を駆動
ローラー8と従動ローラー12によりし、かつ、電子写
真感光体1と対向する中間転写ベルト内側には一次転写
ローラー58、駆動ローラー8には電荷付与手段(中間
転写ベルトクリーニングローラー)9も配置している中
間転写ベルトユニット51とに分かれる。
レーム59の左右両端に設けられた突起部71が、中間
転写ベルトフレーム45に設けられた位置決め穴72に
それぞれ挿入され、一方、電子写真感光体フレーム59
の幅方向中央に設けられたスナップフィット形式のフッ
ク部の爪73が、中間転写フレーム45のロック穴74
に嵌められて連結されている。
た位置決め穴72、及びロック穴74は、電子写真感光
体フレーム59に設けられた突起部71、フック部爪7
3より所定量だけ大きめの穴が開けられており、電子写
真感光体ユニット50と中間転写ベルトユニット51の
間には、所定量の相対的位置移動が可能な構成となって
いる。
aが設けられ、着脱し易くなっている。
0のフック爪73を押して中間転写ベルトユニット51
のロック穴74から外し、電子写真感光体ユニット50
を回転させることで、図6、図7に示すように電子写真
感光体ユニットと中間転写ベルトユニットに分割でき
る。
光体ユニット50の突起部71を中間転写ベルトユニッ
ト51の位置決め穴72に差込み、取り外し時とは逆方
向に回転させて、フック爪73をロック穴74に押し込
むことで、2つのユニットが連結される。
子写真装置への着脱時の様子を示す。
で、従来の白黒のレーザービームプリンターと同じよう
に簡単に、プロセスカートリッジの着脱ができ、ジャム
処理、プロセスカートリッジ交換などのメンテナンスが
容易にできる。上記のカートリッジに以下の条件の感光
ドラム、中間転写ベルトを組み付けた。
する。
3℃/55%の環境で12時間静置してから図1の電子
写真装置にセットし、同環境下で80g/m2 紙にフル
カラー画像のプリント試験を行った。この際に使用した
現像装置は600dpiのデジタルレーザー方式とし
た。得られた画像を目視で評価したところ一次転写ロー
ラのバネ圧が適切であったので、感光ドラム1と中間転
写ベルト1の転写不良は見られず問題の無い良好なフル
カラー画像が得られた。さらに以下のように転写効率を
定義して、転写効率の測定を行った。
ルトへの転写効率)=中間転写ベルト上の画像濃度/
(感光ドラム上の転写残画像濃度+中間転写ベルト上の
画像濃度)
られた。
枚画像出力し、1万枚目の画像を確認したところ電子写
真感光体と中間転写ベルトのユニバーサル硬度の関係が
上記式(1)の関係にあり、一次転写ローラ圧力が3N
であったので、初期と変わらない良好な画像が得られ
た。また、このときの電荷輸送層の厚みは10μmであ
り電子写真感光体削れの少ないカートリッジであった。
能及び長寿命を有していることが確認された。
に同じ。
ドラム1は実施例1に同じ。
バネ圧を45Nにした以外は実施例1と同じ条件のカー
トリッジに感光ドラム1、中間転写ベルト1を組み付け
た。このカートリッジをカートリッジ(2)とする。
3℃/55%の環境で12時間静置してから図1の電子
写真装置にセットし、同環境下で80g/m2 紙にフル
カラー画像のプリント試験を行った。この際に使用した
現像装置は600dpiのデジタルレーザー方式とし
た。得られた画像を目視で評価したところ一次転写ロー
ラのバネ圧が適切であったので感光ドラムと中間転写ベ
ルトの転写不良は見られず問題の無い良好なフルカラー
画像が得られた。
た。
枚画像出力し、1万枚目の画像を確認したところ電子写
真感光体と中間転写ベルトのユニバーサル硬度の関係が
上記式(1)の関係にあり、一次転写ローラ圧力が45
Nであったので、初期と変わらない良好な画像が得られ
た。また、このときの電荷輸送層の厚みは8μmであり
電子写真感光体削れの少ないカートリッジであった。
能及び長寿命を有していることが確認された。
同じ。
リアリレートをポリカーボネート(数平均分子量200
00)にした以外は実施例1に同じ。この感光ドラムを
感光ドラム2とする。この感光ドラム2のユニバーサル
硬度は最表面の材料をポリカーボネートにしたこと及び
数平均分子量を20000としたことで、170N/m
m2であった。
件のカートリッジに感光ドラム2、中間転写ベルト1を
組み付けた。このカートリッジをカートリッジ(3)と
する。
3℃/55%の環境で12時間静置してから図1の電子
写真装置にセットし、同環境下で80g/m2 紙にフル
カラー画像のプリント試験を行った。この際に使用した
現像装置は600dpiのデジタルレーザー方式とし
た。得られた画像を目視で評価したところ、一次転写ロ
ーラのバネ圧が適切であったので、感光ドラムと中間転
写ベルトの転写不良は見られず、問題の無い良好なフル
カラー画像が得られた。1次転写効率は95%と良好で
あった。
枚画像出力し、1万枚目の画像を確認したところ電子写
真感光体と中間転写ベルトのユニバーサル硬度の関係が
上記式(1)の関係にあり、一次転写ローラ圧力が3N
であったので、初期と変わらない良好な画像が得られ
た。また、このときの電荷輸送層の厚みは8μmであり
電子写真感光体削れの少ないカートリッジであった。
能及び長寿命を有していることが確認された。
0℃で溶融混練して各材料を混合し、直径2mm程度の
ストランドで押し出してカットし、ペレットとした。こ
れを成型用原料2とする。次に、図3の成形装置におい
て、成形用ダイ103は単層用環状ダイとし、ダイスリ
ットの直径が100mmのものを用いた。ダイスリット
の幅は0.8mmとした。この成形装置の材料ホッパー
102へ十分に加熱乾燥させた前記成形用原料1を投入
し、加熱溶融してダイから280℃で円筒状に押し出し
た。ダイの周囲には外部冷却リング105が設置されて
おり、押し出されたフィルムに周囲から空気を吹き付
け、冷却を行った。また、押し出された筒状フィルムの
内部には空気導入路104より空気を吹き込み、直径1
40mmまで拡大膨張した後、引き取り装置で一定の速
度で連続的に引き取った。尚、空気の導入は直径が所望
の値になった時点で停止している。さらにピンチローラ
につづくカット装置108で筒状フィルムをカットし
た。厚さが安定した後、長さ310mmで切断して筒状
フィルム2を成形した。
異なる金属からなる一組の円筒型を用いてサイズと表面
平滑性の調整と折り目除去を行った。熱膨張率の高い内
型に筒状フィルム1を被せて、その内型を、内面を平滑
に加工した外型に挿入し、250℃で20分間加熱す
る。冷却後シリンダーから外して端部をカットし、直径
140mmの中間転写ベルト2を作製した。
環境に3日間放置し、抵抗測定を行ったところ体積抵抗
値1.5×1011Ωcmであった。
はポリカーボネートにカオリンクレーを入れることによ
り190N/mm2となった。
施例1に同じ。
件のカートリッジに感光ドラム1、中間転写ベルト2を
組み付けた。このカートリッジをカートリッジ(4)と
する。
3℃/55%の環境で12時間静置してから図1の電子
写真装置にセットし、同環境下で80g/m2 紙にフル
カラー画像のプリント試験を行った。この際に使用した
現像装置は600dpiのデジタルレーザー方式とし
た。得られた画像を目視で評価したところ、一次転写ロ
ーラのバネ圧が適切であったので、感光ドラムと中間転
写ベルトの転写不良は見られず、問題の無い良好なフル
カラー画像が得られた。1次転写効率は93%と良好で
あった。
枚画像出力し、1万枚目の画像を確認したところ電子写
真感光体と中間転写ベルトのユニバーサル硬度の関係は
上記式(1)を満たし、一次転写ローラ圧力が3Nであ
ったので、初期と変わらない良好な画像が得られた。ま
た、このときの電荷輸送層の厚みは8μmであり電子写
真感光体削れの少ないカートリッジであった。
能及び長寿命を有していることが確認された。
同じ。
施例3に同じ。
件のカートリッジに感光ドラム3、中間転写ベルト2を
組み付けた。このカートリッジをカートリッジ(5)と
する。
3℃/55%の環境で12時間静置してから図1の電子
写真装置にセットし、同環境下で80g/m2 紙にフル
カラー画像のプリント試験を行った。この際に使用した
現像装置は600dpiのデジタルレーザー方式とし
た。得られた画像を目視で評価したところ、一次転写ロ
ーラのバネ圧が適切であったので、感光ドラムと中間転
写ベルトの転写不良は見られず、問題の無い良好なフル
カラー画像が得られた。1次転写効率は94%と良好で
あった。
00枚出力した時点で画像カブリが発生したので、この
時点で耐久を中止した。このときの電荷輸送層の厚みは
6μmであり、電子写真感光体削れの多いカートリッジ
であった。これは中間転写ベルト4のユニバーサル硬度
が190N/mm2であり、感光ドラム3のユニバーサ
ル硬度が170N/mm2であり、結果として、式
(1)を満たしていなかったためである。このようにカ
ートリッジ(5)は耐久性の低いカートリッジであっ
た。
同じ。
施例1に同じ。
バネ圧を70Nにした以外は実施例1と同じ条件のカー
トリッジに感光ドラム1、中間転写ベルト1を組み付け
た。このカートリッジをカートリッジ(6)とする。
3℃/55%の環境で12時間静置してから図1の電子
写真装置にセットし、同環境下で80g/m2 紙にフル
カラー画像のプリント試験を行った。この際に使用した
現像装置は600dpiのデジタルレーザー方式とし
た。得られた画像を目視で評価したところ、一次転写ロ
ーラのバネ圧が適切であったので、感光ドラムと中間転
写ベルトの転写不良は見られず、問題の無い良好なフル
カラー画像が得られた。1次転写効率は97%と良好で
あった。
00枚出力した時点で画像カブリが発生したので、この
時点で耐久を中止した。このときの電荷輸送層の厚みは
6μmであり、電子写真感光体削れの多いカートリッジ
であった。これは中間転写ベルト1と感光ドラム1のユ
ニバーサル硬度が式(1)を満たしていたものの、一次
転写ローラの当接圧が70Nであったためである。
低いカートリッジであった。
同じ。
施例1に同じ。
バネ圧を0.5Nにした以外は実施例1と同じ条件のカ
ートリッジに感光ドラム1、中間転写ベルト1を組み付
けた。このカートリッジをカートリッジ(7)とする。
3℃/55%の環境で12時間静置してから図1の電子
写真装置にセットし、同環境下で80g/m2 紙にフル
カラー画像のプリント試験を行った。この際に使用した
現像装置は600dpiのデジタルレーザー方式とし
た。得られた画像を目視で評価したところ、一次転写ロ
ーラのバネ圧が0.5Nと低かったので、感光ドラムと
中間転写ベルトの転写不良が発生した。このカートリッ
ジ(7)は初期から転写不良が発生したため、耐久試験
は行わなかった。
0℃で溶融混練して各材料を混合し、直径2mm程度の
ストランドで押し出してカットし、ペレットとした。こ
れを成型用原料2とする。次に、図3の成形装置におい
て、成形用ダイ103は単層用環状ダイとし、ダイスリ
ットの直径が100mmのものを用いた。ダイスリット
の幅は0.8mmとした。この成形装置の材料ホッパー
102へ十分に加熱乾燥させた前記成形用原料1を投入
し、加熱溶融してダイから420℃で円筒状に押し出し
た。ダイの周囲には外部冷却リング105が設置されて
おり、押し出されたフィルムに周囲から空気を吹き付
け、冷却を行った。また、押し出された筒状フィルムの
内部には空気導入路104より空気を吹き込み、直径1
40mmまで拡大膨張した後、引き取り装置で一定の速
度で連続的に引き取った。尚、空気の導入は直径が所望
の値になった時点で停止している。さらにピンチローラ
につづくカット装置108で筒状フィルムをカットし
た。厚さが安定した後、長さ310mmで切断して筒状
フィルム3を成形した。
異なる金属からなる一組の円筒型を用いてサイズと表面
平滑性の調整と折り目除去を行った。熱膨張率の高い内
型に筒状フィルム3を被せて、その内型を、内面を平滑
に加工した外型に挿入し、380℃で20分間加熱す
る。冷却後シリンダーから外して端部をカットし、直径
140mmの中間転写ベルト3を作製した。
環境に3日間放置し、抵抗測定を行ったところ体積抵抗
値3.5×1011Ωcmであった。
は熱可塑性ポリイミドにカオリンクレーを入れることに
より300N/mm2となった。
施例3に同じ。
件のカートリッジに感光ドラム3、中間転写ベルト3を
組み付けた。このカートリッジをカートリッジ(8)と
する。
3℃/55%の環境で12時間静置してから図1の電子
写真装置にセットし、同環境下で80g/m2 紙にフル
カラー画像のプリント試験を行った。この際に使用した
現像装置は600dpiのデジタルレーザー方式とし
た。得られた画像を目視で評価したところ、一次転写ロ
ーラのバネ圧が適切であったので、感光ドラムと中間転
写ベルトの転写不良は見られず、問題の無い良好なフル
カラー画像が得られた。1次転写効率は94%と良好で
あった。
00枚出力した時点でベルトが裂けたので、この時点で
耐久を中止した。これは中間転写ベルト3のユニバーサ
ル硬度が300N/mm2であったためと考えられる。
このようにカートリッジ(8)は耐久性の低いカートリ
ッジであった。
0℃で溶融混練して各材料を混合し、直径2mm程度の
ストランドで押し出してカットし、ペレットとした。こ
れを成型用原料2とする。次に、図3の成形装置におい
て、成形用ダイ103は単層用環状ダイとし、ダイスリ
ットの直径が100mmのものを用いた。ダイスリット
の幅は0.8mmとした。この成形装置の材料ホッパー
102へ十分に加熱乾燥させた前記成形用原料1を投入
し、加熱溶融してダイから180℃で円筒状に押し出し
た。ダイの周囲には外部冷却リング105が設置されて
おり、押し出されたフィルムに周囲から空気を吹き付
け、冷却を行った。また、押し出された筒状フィルムの
内部には空気導入路104より空気を吹き込み、直径1
40mmまで拡大膨張した後、引き取り装置で一定の速
度で連続的に引き取った。尚、空気の導入は直径が所望
の値になった時点で停止している。さらにピンチローラ
につづくカット装置108で筒状フィルムをカットし
た。厚さが安定した後、長さ310mmで切断して筒状
フィルム4を成形した。
異なる金属からなる一組の円筒型を用いてサイズと表面
平滑性の調整と折り目除去を行った。熱膨張率の高い内
型に筒状フィルム4を被せて、その内型を、内面を平滑
に加工した外型に挿入し、150℃で20分間加熱す
る。冷却後シリンダーから外して端部をカットし、直径
140mmの中間転写ベルト4を作製した。
環境に3日間放置し、抵抗測定を行ったところ体積抵抗
値5.2×1011Ωcmであった。
は樹脂のポリエチレン樹脂を用いたこと及びポリエーテ
ルエステルアミド樹脂を用いたことにより8N/mm2
となった。
施例3に同じ。
件のカートリッジに感光ドラム3、中間転写ベルト4を
組み付けた。このカートリッジをカートリッジ(9)と
する。
3℃/55%の環境で12時間静置してから図1の電子
写真装置にセットし、同環境下で80g/m2 紙にフル
カラー画像のプリント試験を行った。この際に使用した
現像装置は600dpiのデジタルレーザー方式とし
た。得られた画像を目視で評価したところ、一次転写ロ
ーラのバネ圧が適切であったので、感光ドラムと中間転
写ベルトの転写不良は見られず、問題の無い良好なフル
カラー画像が得られた。1次転写効率は94%と良好で
あった。
0枚出力した時点でベルトが伸びたため、ベルトテンシ
ョンがかからず、駆動することができなくなり、画像出
力することができなくなりこの時点で耐久を中止した。
これは中間転写ベルト4のユニバーサル硬度が300N
/mm2であったためと考えられる。このようにカート
リッジ(8)は耐久性の低いカートリッジであった。
リッジの高耐久化による低ランニングコスト化、本体の
小型化、高画質化、メンテナンスの簡素化を達成するこ
とが出来る。
リッジを用いた画像形成装置の一例の概略を示す図であ
る。
リッジの一例の概略を示す図である。
形装置の一例の概略図である。
形装置の一例の概略図である。
る。
Claims (10)
- 【請求項1】 電子写真感光体上に形成された静電潜像
を現像剤で顕像化した画像を中間転写ベルトに転写する
一次転写手段と、前記中間転写ベルトに転写された前記
画像をさらに転写材に転写する二次転写手段とを有する
画像形成装置本体に着脱自在に構成された中間転写ベル
ト−電子写真感光体一体型カートリッジにおいて、 前記電子写真感光体のユニバーサル硬度が150〜35
0N/mm2 の範囲内であり、かつ前記中間転写ベルト
のユニバーサル硬度が10〜200N/mm2の範囲内
であり、かつ前記電子写真感光体のユニバーサル硬度及
び前記中間転写ベルトのユニバーサル硬度が式(1) 電子写真感光体 > 中間転写ベルト (1) の関係にあり、かつ、前記一次転写手段は弾性ローラで
あり、前記弾性ローラの前記電子写真感光体側に対する
当接圧力は画像転写時に1〜50Nであることを特徴と
する中間転写ベルト−電子写真感光体一体型カートリッ
ジ。 - 【請求項2】 前記中間転写ベルトが熱可塑性樹脂を含
有することを特徴とする請求項1記載の中間転写ベルト
−電子写真感光体一体型カートリッジ。 - 【請求項3】 前記中間転写ベルトのユニバーサル硬度
が無機フィラーによって調整されたことを特徴とする請
求項1または2記載の中間転写ベルト−電子写真感光体
一体型カートリッジ。 - 【請求項4】 前記電子写真感光体が外径60mm以下
の感光体ドラムであることを特徴とする請求項1〜3の
いずれかに記載の中間転写ベルト−電子写真感光体一体
型カートリッジ。 - 【請求項5】 前記中間転写ベルトが2本のローラによ
り張架されていることを特徴とする請求項1〜4のいず
れかに記載の中間転写ベルト−電子写真感光体一体型カ
ートリッジ。 - 【請求項6】 前記中間転写ベルトを張架するローラの
少なくとも1つが1mm以上スライドし、かつ該中間転
写ベルトに対して5N以上の力をかける加圧手段を有し
ていることを特徴とする請求項5に記載の中間転写ベル
ト−電子写真感光体一体型カートリッジ。 - 【請求項7】 前記中間転写ベルト上のトナーを一次転
写時のトナーの極性と逆の極性の電荷を付与することに
よって該電子写真感光体に戻して該中間転写ベルトをク
リーニングするクリーニング手段も一体に有することを
特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の中間転写ベ
ルト−電子写真感光体一体型カートリッジ。 - 【請求項8】 前記カートリッジが、電子写真感光体を
有する電子写真感光体ユニットと中間転写ベルトを有す
る中間転写ベルトユニットとに分離可能であり、該電子
写真感光体ユニットと該中間転写ベルトユニットとを連
結する連結手段を有することを特徴とする請求項1〜7
のいずれかに記載の中間転写ベルト−電子写真感光体一
体型カートリッジ。 - 【請求項9】 電子写真感光体上に形成された静電潜像
を現像剤で顕像化した画像を中間転写ベルトに転写する
一次転写手段と、前記中間転写ベルトに転写された前記
画像をさらに転写材に転写する二次転写手段とを有する
画像形成装置本体に着脱自在に構成された中間転写ベル
ト−電子写真感光体一体型カートリッジを具備する画像
形成装置において、 前記電子写真感光体のユニバーサル硬度が150〜35
0N/mm2 の範囲内であり、かつ中間転写体のユニバ
ーサル硬度が10〜200N/mm2 の範囲内であり、
かつ前記電子写真感光体のユニバーサル硬度及び前記中
間転写ベルトのユニバーサル硬度が式(1) 電子写真感光体 > 中間転写ベルト (1) の関係にあり、かつ、前記一次転写手段は弾性ローラで
あり、前記弾性ローラの前記電子写真感光体側に対する
当接圧力は画像転写時に1〜50Nであることを特徴と
する画像形成装置。 - 【請求項10】 電子写真感光体上に形成された静電潜
像を現像剤で顕像化し、得られた画像を中間転写ベルト
に転写する一次転写工程と、前記中間転写ベルトに転写
された前記画像をさらに転写材に転写する二次転写工程
とを有する画像形成装置本体に着脱自在に構成された中
間転写ベルト−電子写真感光体一体型カートリッジを用
いる画像形成方法において、 前記電子写真感光体のユニバーサル硬度が150〜35
0N/mm2 の範囲内であり、かつ中間転写体のユニバ
ーサル硬度が10〜200N/mm2 の範囲内であり、
かつ前記電子写真感光体のユニバーサル硬度及び中間転
写体のユニバーサル硬度が式(1) 電子写真感光体 > 中間転写ベルト (1) の関係にあり、かつ、前記一次転写手段は弾性ローラで
あり、前記弾性ローラの前記電子写真感光体側に対する
当接圧力は画像転写時に1〜50Nであることを特徴と
する画像形成方法。
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---|---|---|---|
JP2002125991A JP2003316175A (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 中間転写ベルト−電子写真感光体一体型カートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
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JP2002125991A JP2003316175A (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 中間転写ベルト−電子写真感光体一体型カートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
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JP (1) | JP2003316175A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005093519A1 (ja) | 2004-03-26 | 2005-10-06 | Canon Kabushiki Kaisha | 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
JP2009122576A (ja) * | 2007-11-19 | 2009-06-04 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成方法及びそれに用いる電子写真感光体 |
-
2002
- 2002-04-26 JP JP2002125991A patent/JP2003316175A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2005093519A1 (ja) | 2004-03-26 | 2005-10-06 | Canon Kabushiki Kaisha | 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
US7186489B2 (en) | 2004-03-26 | 2007-03-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrophotographic photosensitive member, electrophotographic photosensitive member manufacturing process, process cartridge, and electrophotographic apparatus |
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