JP2003050532A - プロセスカートリッジ、電子写真装置、画像形成方法および中間転写ベルト - Google Patents

プロセスカートリッジ、電子写真装置、画像形成方法および中間転写ベルト

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JP2003050532A
JP2003050532A JP2002153872A JP2002153872A JP2003050532A JP 2003050532 A JP2003050532 A JP 2003050532A JP 2002153872 A JP2002153872 A JP 2002153872A JP 2002153872 A JP2002153872 A JP 2002153872A JP 2003050532 A JP2003050532 A JP 2003050532A
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JP
Japan
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transfer belt
intermediate transfer
photosensitive member
electrophotographic photosensitive
unit
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JP2002153872A
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English (en)
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Hiroyuki Kobayashi
廣行 小林
Hidekazu Matsuda
秀和 松田
Akihiko Nakazawa
明彦 仲沢
Atsushi Tanaka
篤志 田中
Takashi Kusaba
隆 草場
Tsunenori Ashibe
恒徳 芦邊
Yuji Sakurai
有治 櫻井
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
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  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 交換の面倒さを解消でき、ユーザビリティー
悪化も防止でき、コストアップを抑えることができ、良
好な中間転写ベルトの走行性・耐久性、画像、転写性を
有するプロセスカートリッジを提供する。 【解決手段】 電子写真感光体と、中間転写ベルトと、
電子写真感光体から中間転写ベルトへトナーの画像を一
次転写するための一次転写手段と、中間転写ベルト上の
トナーを電子写真感光体に戻して中間転写ベルトをクリ
ーニングするために、中間転写ベルト上のトナーに一次
転写時の極性と逆の極性の電荷を付与するための電荷付
与手段と、電子写真感光体クリーニング手段とを一体に
支持し、電子写真感光体ユニットと中間転写ベルトユニ
ットとに分離可能であり、2つのユニットを連結する連
結手段を有し、中間転写ベルトの周長・平均厚み、中間
転写ベルトを張架するローラーの直径が特定の関係を満
たすプロセスカートリッジ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー複写機やカ
ラープリンターなどの電子写真装置に着脱自在であるプ
ロセスカートリッジ、該プロセスカートリッジを有する
電子写真装置、該電子写真装置を用いた画像形成方法、
該プロセスカートリッジに搭載される中間転写ベルトに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、中間転写体(中間転写ベルト)を
用いたカラー電子写真装置は、特開平8−137181
号公報に開示されているように、電子写真感光体ユニッ
トと中間転写ベルトユニットがそれぞれ独立したカート
リッジ構成となっている。
【0003】大きな可動側フレームを電子写真装置前面
へ回動して開き、電子写真感光体ユニットと中間転写ベ
ルトユニットをそれぞれ上方より挿入する構成となって
いる。
【0004】中間転写ベルトの投影上方面に、ドラム形
状の電子写真感光体(感光体ドラム)と廃トナー収容ボ
ックスが一体となった電子写真感光体ユニットが設けら
れ、電子写真感光体上の廃トナーは、クリーニング手段
であるクリーニングブレードにより掻き取られ、背面の
廃トナーボックスへ収容される。
【0005】中間転写ベルト上の廃トナーも、もう1つ
のクリーニングブレードで掻き取られ、搬送コイルによ
り第1の搬送パイプの下部に搬送され、さらに、第1の
搬送パイプ内のスクリューにより、廃トナー収容ボック
スのある上方まで搬送される。その後、第2の搬送パイ
プ内を搬送コイルで搬送され、ようやく廃トナー収容ボ
ックスに収容される。
【0006】また、第2の搬送パイプと廃トナー収容ボ
ックスの連結部は別ユニットでそれぞれ着脱する構成に
なっているので、着脱時にシャッターが開閉して、廃ト
ナーがこぼれないようになっている。
【0007】しかしながら、上記公報に開示された技術
は、中間転写ベルトと電子写真感光体がそれぞれ別ユニ
ットに備えられ、つまり、2つのプロセスカートリッジ
が存在することになるため、ユーザーによるプロセスカ
ートリッジの交換が面倒である。
【0008】また、2つのプロセスカートリッジ間の廃
トナー連結部からの廃トナー漏れ、プロセスカートリッ
ジ着脱時の抜き差し手順が発生することも、ユーザビリ
ティーを悪化させている。
【0009】さらに、2種類のプロセスカートリッジを
持つので、2箇所のプロセスカートリッジ挿入ガイド、
カートリッジ固定部材などが必要となるので、電子写真
装置全体も大きくなり、部品点数も増加するので、コス
トアップとなる。
【0010】また、2種類のプロセスカートリッジを着
脱するための大きな開口部が必要となり、電子写真装置
前面全体が回動して開く構成となっているため、ダンパ
ー機構が備わっているとはいえ、ユーザーにとっては重
労働な動作であり、開動機構に大きなスペースとフレー
ム剛性が必要であり、さらにコストがかかるといった欠
点がある。
【0011】また一方、特開平11−30944号公
報、特開平10−177329号公報に開示されている
ように、ベルト状の電子写真感光体(感光体ベルト)と
中間転写ベルト、廃トナー収容ボックスが一体構成とな
った構成が提案されている。
【0012】これら公報に開示された構成は、中間転写
ベルトの投影下方面に電子写真感光体と廃トナー回収ボ
ックスを配置した構成である。
【0013】また、特開平8−137181号公報に開
示された従来技術と同様に、大きな可動側フレームを電
子写真装置前面へ回動して開き、中間転写ベルトと電子
写真感光体、廃トナー収容ボックスが一体となったプロ
セスカートリッジを上方より挿入する構成となってい
る。
【0014】また、中間転写ベルトと電子写真感光体の
廃トナーは、それぞれのクリーニング手段であるクリー
ニングベルトで掻き取られ、廃トナー収容ボックスに収
容される。
【0015】中間転写ベルトからの廃トナーは、搬送パ
イプで上方から下方へ落下する構成となっており、特開
平8−137181号公報に開示された従来技術ほどは
複雑ではない。
【0016】しかし、特開平8−137181号公報に
開示された従来技術と同様に、中間転写ベルトから廃ト
ナーを搬送し、かつ、電子写真感光体から廃トナーを搬
送するなど、廃トナーの回収方法は煩瑣、面倒であり、
かつ、搬送中のトナーの漏れなどの不安要因はやはり存
在している。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術が有する問題点を解決した、新規なプロセスカ
ートリッジ、該プロセスカートリッジを有する電子写真
装置、該電子写真装置を用いた画像形成方法、該プロセ
スカートリッジに搭載される中間転写ベルトを提供する
ことである。
【0018】詳しくは、本発明の目的は、ユーザーによ
るプロセスカートリッジの交換の面倒さを解消でき、2
つのユニット間の廃トナー連結部からの廃トナー漏れ発
生などのユーザビリティー悪化も防止でき、また、コス
トアップを抑えることができる上に、さらには、良好な
中間転写ベルトの走行性・耐久性、画像、および、転写
性を有する新規なプロセスカートリッジ、該プロセスカ
ートリッジを有する電子写真装置、該電子写真装置を用
いた画像形成方法、該プロセスカートリッジに搭載され
る中間転写ベルトを提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、電
子写真装置本体に着脱自在であるプロセスカートリッジ
であって、トナーの画像を担持するための電子写真感光
体と、該電子写真感光体との当接部を有する中間転写ベ
ルトと、該当接部にて該電子写真感光体から該中間転写
ベルトへ該トナーの画像を一次転写するための一次転写
手段と、該中間転写ベルト上のトナーを該当接部にて該
電子写真感光体に戻して該中間転写ベルトをクリーニン
グするために、該中間転写ベルト上のトナーに該一次転
写時のトナーの極性と逆の極性の電荷を付与するための
電荷付与手段と、該電子写真感光体をクリーニングする
ための電子写真感光体クリーニング手段とを一体に支持
し、該電子写真感光体を有する電子写真感光体ユニット
と該中間転写ベルトを有する中間転写ベルトユニットと
に分離可能であり、該電子写真感光体ユニットと該中間
転写ベルトユニットとを連結する連結手段を有し、該中
間転写ベルトの周長L[mm]、該中間転写ベルトの平
均厚みt[mm]、および、該中間転写ベルトを張架す
るローラーの少なくとも1つの直径R[mm]が、下記
式(1)〜(4)の総てを満たす (1)2×10π≦L/t≦4×10π (2)2×10−4≦t/R≦1.5×10−2 (3)0.005<t<0.6 (4)5<R<90 ことを特徴とするプロセスカートリッジである。
【0020】また、本発明は、トナーの画像を担持する
ための電子写真感光体と、該電子写真感光体を帯電する
ための帯電手段と、該帯電手段によって帯電された電子
写真感光体に静電潜像を形成するための露光手段と、該
露光手段によって形成された電子写真感光体の静電潜像
をトナーにより現像し、電子写真感光体にトナーの画像
を形成するための現像手段と、該電子写真感光体から該
トナーの画像が一次転写された後に転写されたトナーの
画像を転写材に二次転写するための、該電子写真感光体
との当接部を有する中間転写ベルトと、該当接部にて該
電子写真感光体から該中間転写ベルトへ該トナーの画像
を一次転写するための一次転写手段と、該中間転写ベル
ト上のトナーを該当接部にて該電子写真感光体に戻して
該中間転写ベルトをクリーニングするために、該中間転
写ベルト上のトナーに該一次転写時のトナーの極性と逆
の極性の電荷を付与するための電荷付与手段と、該電子
写真感光体をクリーニングするための電子写真感光体ク
リーニング手段とを有し、少なくとも該電子写真感光体
と、該中間転写ベルトと、該一次転写手段と、該電荷付
与手段と、該電子写真感光体クリーニング手段とを一体
に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であるプロセス
カートリッジを有し、該プロセスカートリッジが、電子
写真感光体を有する電子写真感光体ユニットと該中間転
写ベルトを有する中間転写ベルトユニットとに分離可能
であり、該電子写真感光体ユニットと該中間転写ベルト
ユニットとを連結する連結手段を有し、該中間転写ベル
トの周長L[mm]、該中間転写ベルトの平均厚みt
[mm]、および、該中間転写ベルトを張架するローラ
ーの少なくとも1つの直径R[mm]が、下記式(1)
〜(4)の総てを満たす (1)2×10π≦L/t≦4×10π (2)2×10−4≦t/R≦1.5×10−2 (3)0.005<t<0.6 (4)5<R<90 ことを特徴とする電子写真装置である。
【0021】また、本発明は、電子写真感光体を帯電す
る帯電工程と、該帯電工程で帯電された電子写真感光体
に静電潜像を形成する露光工程と、該露光工程で形成さ
れた電子写真感光体の静電潜像をトナーにより現像し、
電子写真感光体にトナーの画像を形成する現像工程と、
一次転写手段によって、該現像工程で形成された該トナ
ーの画像を、該電子写真感光体から該電子写真感光体と
の当接部を有する中間転写ベルトに一次転写する一次転
写工程と、該一次転写工程で一次転写された該トナーの
画像を転写材に二次転写する二次転写工程と、電荷付与
手段によって、該中間転写ベルト上のトナーに該一次転
写工程時のトナーの極性と逆の極性の電荷を付与する電
荷付与工程と、該中間転写ベルト上のトナーを該当接部
にて該電子写真感光体に戻して該中間転写ベルトをクリ
ーニングする中間転写ベルトクリーニング工程と、該電
子写真感光体をクリーニングする電子写真感光体クリー
ニング工程とを有する画像形成方法であって、少なくと
も該電子写真感光体と、該中間転写ベルトと、該一次転
写手段と、該電荷付与手段と、該電子写真感光体クリー
ニング手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱
自在であるプロセスカートリッジを有する電子写真装置
を用いた画像形成方法であって、該プロセスカートリッ
ジが、電子写真感光体を有する電子写真感光体ユニット
と該中間転写ベルトを有する中間転写ベルトユニットと
に分離可能であり、該電子写真感光体ユニットと該中間
転写ベルトユニットとを連結する連結手段を有し、該中
間転写ベルトの周長L[mm]、該中間転写ベルトの平
均厚みt[mm]、および、該中間転写ベルトを張架す
るローラーの少なくとも1つの直径R[mm]が、下記
式(1)〜(4)の総てを満たす (1)2×10π≦L/t≦4×10π (2)2×10−4≦t/R≦1.5×10−2 (3)0.005<t<0.6 (4)5<R<90 ことを特徴とする画像形成方法である。
【0022】また、本発明は、電子写真装置本体に着脱
自在であるプロセスカートリッジ用の中間転写ベルトで
あって、トナーの画像を担持するための電子写真感光体
と、該電子写真感光体との当接部を有する中間転写ベル
トと、該当接部にて該電子写真感光体から該中間転写ベ
ルトへ該トナーの画像を一次転写するための一次転写手
段と、該中間転写ベルト上のトナーを該当接部にて該電
子写真感光体に戻して該中間転写ベルトをクリーニング
するために、該中間転写ベルト上のトナーに該一次転写
時のトナーの極性と逆の極性の電荷を付与するための電
荷付与手段と、該電子写真感光体をクリーニングするた
めの電子写真感光体クリーニング手段とを一体に支持
し、該電子写真感光体を有する電子写真感光体ユニット
と該中間転写ベルトを有する中間転写ベルトユニットと
に分離可能であり、該電子写真感光体ユニットと該中間
転写ベルトユニットとを連結する連結手段を有するプロ
セスカートリッジ用の中間転写ベルトであって、周長L
[mm]、平均厚みt[mm]、および、該中間転写ベ
ルトを張架するローラーの少なくとも1つの直径R[m
m]が、下記式(1)〜(4)の総てを満たす (1)2×10π≦L/t≦4×10π (2)2×10−4≦t/R≦1.5×10−2 (3)0.005<t<0.6 (4)5<R<90 ことを特徴とする中間転写ベルトである。
【0023】上記構成を採る本発明のプロセスカートリ
ッジ、電子写真装置、画像形成方法および中間転写ベル
トは、以下の〜の長所を有している。
【0024】 ユーザーは、カラー電子写真装置用の
プロセスカートリッジをカラー電子写真装置本体から取
り出した後に、取り出したプロセスカートリッジを電子
写真感光体ユニットと中間転写ベルトユニットとに分離
し、寿命に達したユニットのみを交換することが可能と
なり、ユーザーのコスト負担も軽減することができる。
【0025】 また、生産者側にとっても、不良ユニ
ットの交換のみで対処できる利点がある。
【0026】 また、小型で、ローコストの中間転写
ベルトと電子写真感光体を一体に支持するプロセスカー
トリッジを提供することができるため、電子写真装置本
体も小型化することができ、また、プロセスカートリッ
ジ着脱の開口部も小さく、簡単に構成することができる
ので、電子写真装置全体のローコスト化が図れるなどの
利点もある。
【0027】上述のとおり、本発明のプロセスカートリ
ッジは、中間転写ベルト上のトナーを中間転写体と電子
写真感光体との当接部にて電子写真感光体に戻して中間
転写ベルトをクリーニングする方式(一次転写同時クリ
ーニング方式、または、バイアスクリーニング方式と呼
ぶ)を採用しており、そのクリーニング方式に必要な、
トナーを逆極性に帯電する手段には、ブレードやコロナ
帯電器などを用いることができるが、中間転写ベルト上
の転写残トナーに電荷を負荷できれば、どのような手段
を用いても構わない。
【0028】また、中間転写ベルト上から電子写真感光
体に戻されたトナーは、クリーニングブレードなどの電
子写真感光体クリーニング手段で除去される。
【0029】 このバイアスクリーニング方式によれ
ば、中間転写ベルトと電子写真感光体の双方にクリーニ
ングブレードなどを配置し、廃トナーの送り機構や容器
を設置する方式に比べ、カートリッジの小型化と低コス
ト化に大きな効果がある。
【0030】また、さらには、このプロセスカートリッ
ジに搭載、張架される中間転写ベルト、および、その中
間転写ベルトを搬送、駆動するローラーは、上記利点を
発揮するだけでなく、良好な電子写真特性を発揮するこ
とができなければならない。
【0031】例えば、大径のローラーは、画像のレジス
トレーションの維持には好ましいが、プロセスカートリ
ッジの小型化を妨げる。
【0032】また、中間転写ベルトとローラーの関係
は、ベルトの周速に影響を及ぼし、4色のトナーの重ね
合わせ時のズレとなって生じる。
【0033】さらに、中間転写ベルトの周長は、長尺に
なるほど、ベルト厚みは厚いものが好ましいが、プロセ
スカートリッジの小型化のためには限界がある。とりわ
け、中間転写ベルトの厚みは、トナーの転写時の転写電
界の値に大きく影響し、中間転写ベルトの一次および二
次の転写性を考えると簡単に厚くすることはできない。
【0034】 つまり、上記プロセスカートリッジに
搭載する中間転写ベルトの周長、平均厚み、および、中
間転写ベルトを張架するローラーの少なくとも1つの直
径が特定の関係を満たすことで、上記利点を発揮するこ
とができるだけでなく、良好な電子写真特性も発揮する
ことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明のプロセスカートリッジ
は、中間転写ベルトと電子写真感光体とを一体に支持す
るプロセスカートリッジ(以下、中間転写ベルト−電子
写真感光体一体カートリッジ)であるため、該電子写真
感光体と該中間転写ベルトと同期を精密に制御しなけれ
ばならない。
【0036】一般に、同一の駆動系から力を貰い、中間
転写ベルトと電子写真感光体を回転駆動させた方が安定
な同期を得られると考えられる。
【0037】しかし、そのためには、中間転写ベルトの
寸法精度は、別駆動の場合以上のレベルが要求される。
というのは、別駆動であれば、中間転写ベルトの寸法や
周長の精度に合わせて駆動を制御可能であるが、同一駆
動であると、電子写真感光体の寸法精度などにより決め
られる駆動制御性の関係から、一義的に決定することは
できないからである。
【0038】中間転写ベルトを張架する(駆動、搬送す
る)ローラーの直径と中間転写ベルトの厚みとの関係
は、ローラーの直径が大きく、中間転写ベルトの厚みが
薄いほど走行スピードにムラが発生しにくく、好まし
い。
【0039】ローラーの直径は、プロセスカートリッジ
の体積に大きく影響を及ぼし、中間転写ベルトの厚み
は、中間転写ベルトのくり返し回転駆動時の耐久性や、
ベルトの寄り、蛇行などの走行性に影響を与える。
【0040】そのため、上述のように、該中間転写ベル
トの周長L[mm]、該中間転写ベルトの平均厚みt
[mm]、および、該中間転写ベルトを張架するローラ
ーの少なくとも1つの直径R[mm]が、下記式(1)
〜(4)の総てを満たすことが必要なのである。
【0041】 (1)2×10π≦L/t≦4×10π (2)2×10−4≦t/R≦1.5×10−2 (3)0.005<t<0.6 (4)5<R<90 中間転写ベルトの平均厚みが0.005mm以下である
と、中間転写ベルトは強度不足のため、長時間の耐久性
を維持することができず、0.6mm以上であると、ベ
ルトの剛性が大きく、安定な走行を得ることができな
い。
【0042】ローラーの直径が5mm以下であると、装
置の小型化にメリットはあるが、中間転写ベルトの機能
を発揮するために必要な、ローラー形状の電荷付与手段
(中間転写ベルトクリーニングローラー)や、一次およ
び二次転写手段、ベルトテンション制御部材の配置に困
難が生じる。また、90mm以上であると、プロセスカ
ートリッジが大きくなりすぎ、本発明の目的たる小型軽
量化は達成できず、取り扱い、運搬、製造コストに悪影
響が発生する。
【0043】また、中間転写ベルトを張架する総てのロ
ーラーの直径が、中間転写ベルトの周長および平均厚み
と、上記式(1)〜(4)の総てを満たす関係にあるこ
とがより好ましい。
【0044】また、中間転写ベルトの表面粗さRaは1
μm以下であることが好ましい。
【0045】表面の粗さRaが1μmを越えると、転写
性能に影響が出て、ハーフトーン画像のガサツキや細線
の再現性が低下する場合がある。
【0046】また、本発明のプロセスカートリッジおよ
び電子写真装置は、中間転写ベルトのクリーニング方法
として、バイアスクリーニング方式を採用しているの
で、中間転写ベルトの表面粗さRaが1μmを越える
と、二次転写残トナーに与える電荷にムラができ、電子
写真感光体に十分に戻らず、連続プリント時に、次に印
字された画像に前の画像が残る中間転写ベルトのクリー
ニング不良が発生する場合がある。
【0047】この画像問題は、特に、600dpi以上
のデジタル露光手段を採用した電子写真装置で顕著であ
る。
【0048】また、中間転写ベルト−電子写真感光体一
体カートリッジの小型化、低価格化を進めるためには、
該電子写真感光体の形状も重要であり、駆動機構が簡単
で小型化し易い、直径60mm以下の小径のドラム形状
の電子写真感光体(感光体ドラム)が好ましい。
【0049】同様の目的で、中間転写ベルトを2本のロ
ーラーで張架する方式が、部品点数の削減や小型化が促
進され、好ましい。
【0050】中間転写ベルトに張力をかけるテンション
ローラーは、中間転写ベルトに伸びに対応するために、
中間転写ベルトの伸び方向に対して少なくとも1mm以
上スライドすることが必要であり、中間転写ベルトがス
リップすることなく、確実に駆動するためには、5N以
上の力で中間転写ベルトを張架することが好ましい。
【0051】また、中間転写ベルトは抵抗値の調整が必
要である。良好な画像が得られる中間転写ベルトの体積
抵抗率の好ましい範囲は、1×10Ω・cm〜8×1
Ω・cmである。体積抵抗率が1×10Ω・c
m未満では抵抗が低すぎて十分な転写電界が得られず、
画像の抜けやガサツキを生じることがある。一方、体積
抵抗率が8×1013Ω・cmより高いと、転写電圧も
高くする必要があり、電源の大型化やコストの増大を招
きやすい。
【0052】本発明のプロセスカートリッジおよび電子
写真装置に用いられる中間転写ベルトを構成する材料と
しては、バインダーと電気抵抗制御剤に大別される。
【0053】バインダーとしては、ゴム、エラストマ
ー、弾性体、発泡体、樹脂を用いることができ、熱可塑
性樹脂、熱硬化性樹脂を用いることが好ましく、とりわ
け熱可塑性樹脂が好ましい。
【0054】熱可塑性樹脂としては、例えば,ポリスチ
レン、クロロポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレ
ン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−塩化ビ
ニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレ
ン−マレイン酸共重合体、スチレン−アクリル酸エステ
ル共重合体(スチレン−アクリル酸メチル共重合体、ス
チレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリ
ルウ酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル
共重合体およびスチレン−アクリル酸フェニル共重合体
など)、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体(ス
チレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタ
クリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸フェ
ニル共重合体など)、スチレン−α−クロルアクリル酸
メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル−アクリ
ル酸エステル共重合体などのスチレン系樹脂(スチレン
またはスチレン置換体を含む単重合体または共重合
体)、メタクリル酸メチル樹脂、メタクリル酸ブチル樹
脂、アクリル酸エチル樹脂、アクリル酸ブチル樹脂、変
性アクリル樹脂(シリコーン変性アクリル樹脂、塩化ビ
ニル樹脂変性アクリル樹脂、アクリル・ウレタン樹脂な
ど)、塩化ビニル樹脂、スチレン−酢酸ビニル共重合
体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ロジン変性マレ
イン酸樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエス
テル樹脂、ポリエステルポリウレタン樹脂、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、ポリ塩化ビニリ
デン、アイオノマー樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコー
ン樹脂、フッ素樹脂、ケトン樹脂、エチレン−エチルア
クリレート共重合体、キシレン樹脂およびポリビニルブ
チラール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、変性
ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリアリレート樹脂、
ポリアミドイミド樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリ
エーテルエーテルケトン樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリ
エーテルサルホン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリフ
ェニレンサルファイド樹脂、ポリエチレンテレフタレー
ト樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、変性ポリフ
ェニレンエーテル樹脂、ポリベンゾイミダゾール樹脂な
どが挙げられる。
【0055】これらの中から1種類を単独で使用した
り、または2種類以上を併用したりすることができる。
ただし、本発明は上記材料に限定されるものではない。
【0056】中間転写ベルトの電気抵抗値を調整するた
めの抵抗制御剤のうち、電子電導性抵抗制御剤として
は、例えば、カーボンブラック、黒鉛、アルミニウムド
ープ酸化亜鉛、酸化スズ被覆酸化チタン、酸化スズ、酸
化スズ被覆硫酸バリウム、チタン酸カリウム、アルミニ
ウム金属粉末およびニッケル金属粉末などが挙げられ
る。
【0057】また、イオン電導性抵抗制御剤としては、
例えば、テトラアルキルアンモニウム塩、トリアルキル
ベンジルアンモニウム塩、アルキルスルフォン酸塩、ア
ルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルサルフェート、
グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエ
チレン脂肪族アルコールエステル、アルキルベタインお
よび過塩素酸リチウムなどが挙げられる。
【0058】とりわけ、帯電防止樹脂であり、ポリエー
テル成分とポリアミド成分の共重合体であるポリエーテ
ルエステルアミド樹脂を用いると、中間転写ベルト成型
用樹脂との相溶性も良く、電気抵抗の均一性も得ること
ができるため好ましい。ただし、本発明は上記材料に限
定されるものではない。
【0059】また、本発明では、表面粗さを調整する手
段も特に制限されないが、例えば、押し出し成形する際
に使用する樹脂の溶融特性の選択と成形時の温度条件や
冷却条件を調整することで、フィルム状に溶融押し出し
された成形物が溶融状態から固化する際により平滑な面
を得られるよう調整する方法がある。
【0060】また、ベルト状に成形した後、平滑な型を
当てて加熱し、型の表面状態と同等になるように加工す
る方法やベルト表面を研磨する方法などがある。
【0061】中間転写ベルトの製造方法は、シームレス
ベルトの製造が可能で、かつ、製造効率が高くてコスト
を抑制できる製造方法が好ましい。
【0062】その手段として環状ダイからの連続溶融押
し出しし、その後、必要な長さに切断してベルトを製造
する方法が挙げられる。例えば、インフレーション成形
が好ましい。
【0063】以下に本発明に用いられる中間転写ベルト
の製造方法の1例を説明する。ただし、それにより本発
明が何ら制限を受けるものではない。
【0064】図3に中間転写ベルトの製造装置の1例を
示す。本装置は、押し出し機、押し出しダイス、気体吹
き込み装置を有する。
【0065】まず、成型用樹脂、導電剤、添加剤などを
所望の処方に基づき、あらかじめ予備混合後、混練分散
をせしめた成型用原料を押し出し機100に具備したホ
ッパー102に投入する。
【0066】押し出し機100は、成型用原料が後工程
でのベルト成型が可能となる溶融粘度となり、また、原
料相互が均一分散するように、設定温度、および押し出
し機のスクリュー構成は選択される。成型用原料は押し
出し機100中で溶融混練され溶融体となり環状ダイス
103に入る。
【0067】環状ダイス103は、気体導入路104が
配設されており、気体導入路104より気体が環状ダイ
ス103の中央に吹き込まれることにより、ダイス10
3を通過した溶融体は径方向に拡大膨張し、筒状フィル
ム110となる。
【0068】このとき吹き込まれる気体は、空気以外、
窒素、二酸化炭素、アルゴンなど選択することができ
る。
【0069】膨張した成型体は、外部冷却リング105
により冷却されつつ上方向に引き上げられる。通常イン
フレーション装置では安定板106でチューブを左右か
ら押しつぶして、シート状に折りたたみ、ピンチローラ
ー107で内部のエアーが抜けないように挟持して一定
速度で引き取る方法がとられる。
【0070】ついで、引き取られたフィルムをカット装
置108で切断し、所望の大きさの筒状フィルムを得
る。
【0071】次に、この筒状フィルムに表面平滑性や寸
法を調整したり、成型の際にフィルムについた折り目を
除去したりするなどの目的で型を使用した加工を行う。
【0072】具体的には、加熱熱膨張率の異なる材料で
作られた直径の異なる一組の円筒型を使用する方法があ
る。
【0073】小径の円筒形(内型)の熱膨張率は、大径
の円筒形(外型)の熱膨張率より大きくなるようにし、
この内型に成型した筒状フィルムを被せた後、その内型
を外型内に挿入して、内型と外型で筒状フィルムを挟み
込むようにする。型の間のギャップは加熱する温度と内
型、外型の熱膨張率の差および必要とされる圧力で計算
して求める。
【0074】内型、筒状フィルム、外型の順でセットさ
れた型を樹脂の軟化点温度付近まで加熱する。加熱によ
り熱膨張率の大きい内型は外型より膨張し、筒状フィル
ム全面に均一な圧力がかかる。この時、軟化点付近に達
した樹脂フィルムの表円は平滑に加工した外型内面に押
し付けられ、樹脂フィルム表面の平滑性が向上する。そ
の後冷却してフィルムを型から外すことで平滑な表面性
を得ることができる。
【0075】この後、必要に応じて補強部材やガイド部
材、位置検知部材の取り付けや精密カットを行って中間
転写ベルトを製造する。
【0076】また、説明は単層ベルトに関してであった
が、2層の場合は図4に示されるようにさらに押し出し
機101を追加配置し、押し出し機100の混練溶融体
と同時に2層用の環状ダイス103へ、押し出し機11
0の混練溶融体を送り込み、2層同時に拡大膨張させ2
層ベルトを得ることができる。
【0077】もちろん、3層以上の時は、層数に応じ相
応に押し出し機を準備すればよい。
【0078】このように、上記中間転写ベルトの製造方
法は、単層のみならず、多層構成の中間転写ベルトを一
段工程で、かつ、短時間に寸法精度良く、成型すること
が可能である。この短時間成型が可能ということは、大
量生産および低コスト生産が可能であるということであ
る。
【0079】上記環状ダイスと成形された円筒状フィル
ムの厚さの比、つまり、環状ダイスのギャップの幅に対
して、成形された円筒状フィルムの厚さの比は、前者に
対して後者は1/3以下であることが好ましく、さらに
は1/5以下であることが好ましい。
【0080】同様に、環状ダイスと成形された円筒状フ
ィルムの直径の比率、つまり、環状ダイス103の環状
ダイスのギャップの直径(環状ダイスのギャップの外
径)に対して、筒状フィルム110の外径の比をパーセ
ントで表せば、50%〜400%の範囲が好ましい。
【0081】これらは、材料の延伸状態を表すものであ
り、厚さ比が1/3より大きい場合は延伸が不十分で強
度の低下や抵抗および厚さのムラなどの不具合が発生す
ることがある。
【0082】また、外径が400%を越える場合や、5
0%未満の場合では、過剰に延伸されており、成型安定
性が低下したり本発明に必要な厚さを確保することが難
しくなったりする。
【0083】次に、本発明の中間転写ベルト−電子写真
感光体一体カートリッジを用いた電子写真装置の1例を
図1に示す。
【0084】図1はカラー複写機やカラーレーザービー
ムプリンターなどのカラー電子写真装置である。
【0085】1は第1の画像担持体として繰り返し使用
される回転ドラム型の電子写真感光体(感光体ドラム)
であり、矢示の時計方向に所定の周速度(プロセススピ
ード)をもって回転駆動される。
【0086】電子写真感光体1は回転過程で、一次帯電
手段(帯電ローラー)2により、所定の極性・電位に一
様に帯電処理される。32は一次帯電手段2の電源であ
り、ここでは直流に交流を重畳して印加しているが、直
流のみでもよい。
【0087】次いで、露光手段3(カラー原稿画像の色
分解・結露光光学系、画像情報の時系列電気デジタル画
素信号に対応して変調されたレーザービームを出力する
レーザースキャナによる走査露光系など)による露光を
受けることにより目的のカラー画像の第1の色成分像
(例えば、イエロー色成分像)に対応した静電潜像が形
成される。
【0088】次いで、その静電潜像が、第1の現像手段
(イエロー色現像器41)により、第1色であるイエロ
ートナーYにより現像される。このとき、第2〜第4の
現像手段(マゼンタ色現像器42、シアン色現像器4
3、ブラック色現像器44)の各現像器は作動−オフに
なっていて、電子写真感光体1には作用せず、上記第1
色のイエロートナー画像は上記第2〜第4の現像器によ
り影響を受けない。
【0089】中間転写ベルト5は、時計方向に電子写真
感光体1と同じ周速度をもって回転駆動されている。
【0090】電子写真感光体1上に形成担持された上記
第1色のイエロートナー画像が、電子写真感光体1と中
間ベルト5との当接部を通過する過程で、ローラー形状
の一次転写手段(一次転写ローラー)6から中間転写ベ
ルト5に印加される一次転写バイアスにより形成される
電界により、中間転写ベルト5の外周面に順次一次転写
されていく。
【0091】中間転写ベルト5に対応する第1色のイエ
ロートナー画像の転写を終えた電子写真感光体1の表面
は、電子写真感光体クリーニング手段13により清掃さ
れる。
【0092】以下、同様に第2色のマゼンタトナー画
像、第3色のシアントナー画像、第4色のブラックトナ
ー画像が順次中間転写ベルト5上に重ね合わせて転写さ
れ、目的のカラー画像に対応した合成カラートナー画像
が形成される。
【0093】7はローラー形状の二次転写手段(二次転
写ローラー)で、駆動ローラー8に対応し平行に軸受さ
せて中間転写ベルト5の下面部に離間可能な状態に配設
してある。
【0094】電子写真感光体1から中間転写ベルト5へ
の第1〜第4色のトナー画像の順次重畳転写のための一
次転写バイアスは、トナーとは逆極性(+)でバイアス
電源30から印加される。その印加電圧は例えば+10
0V〜2kVの範囲である。
【0095】電子写真感光体1から中間転写ベルト5へ
の第1〜第3色のトナー画像の一次転写工程において、
二次転写手段7は中間転写ベルト5から離間させること
も可能である。
【0096】中間転写ベルト5上に転写された合成カラ
ートナー画像の第2の画像担持体である転写材Pへの転
写は、二次転写手段7が中間転写ベルト5に当接される
と共に、給紙ローラー11から転写材ガイド10を通っ
て、中間転写ベルト5と二次転写手段7との当接部に所
定のタイミングで転写材Pが給送され、二次転写バイア
スがバイアス電源31から二次転写手段7に印加され
る。この二次転写バイアスにより中間転写ベルト5から
第2の画像担持体である転写材Pへ合成カラートナー画
像が二次転写される。トナー画像の転写を受けた転写材
Pは、定着手段15へ導入され加熱定着される。
【0097】転写材Pへの画像転写終了後、中間転写ベ
ルト5には離接自在に配置された電荷付与手段9が当接
され、電子写真感光体1とは逆極性のバイアスを印加す
ることにより、転写材Pに転写されずに中間転写ベルト
5上に残留している転写残トナーに一次転写時と逆極性
の電荷が付与される。33はバイアス電源である。ここ
では直流に交流を重畳して印加している。
【0098】一次転写時と逆極性に帯電された前記転写
残トナーは、電子写真感光体1との当接部およびその近
傍において電子写真感光体1に静電的に転写されること
により、中間転写ベルトがクリーニングされる。この工
程は一次転写と同時に行うことができるため、スループ
ットの低下を生じない。
【0099】次に、本発明の中間転写ベルト−電子写真
感光体一体カートリッジについて説明する。
【0100】本発明のプロセスカートリッジは、図2に
示されるように、少なくとも電子写真感光体1と、中間
転写ベルト5と、一次転写手段6と、電荷付与手段9
と、電子写真感光体クリーニング手段13とを一体に支
持するように構成され、電子写真装置本体と容易に着脱
できるようになっている。
【0101】本発明のプロセスカートリッジおよび電子
写真装置における中間転写ベルトのクリーニングは、前
述のように、転写残トナーを一次転写と逆の極性に帯電
させ、電子写真感光体との当接部で電子写真感光体に戻
す方式であり、この図では、中抵抗の弾性体のローラー
形状の電荷付与手段9を装備している。
【0102】電子写真感光体のクリーニングは、ブレー
ドを用いたクリーニングが好ましく、図でも電子写真感
光体のクリーニングにブレードを用いた形態を示してい
る。
【0103】図2に示すプロセスカートリッジには廃ト
ナー容器も一体に支持されており、中間転写ベルトと電
子写真感光体の双方の転写残トナーもカートリッジ交換
時に同時に廃棄されるため、メンテナンス性の向上に貢
献している。
【0104】また、中間転写ベルトは8と12の2本の
ローラーで張架され部品点数の削減と小型化を図ってい
る。ここで、8は駆動ローラーであると同時に電荷付与
手段(中間転写ベルトクリーニングローラー)の対向ロ
ーラーとなっている。中間転写ベルトに従動して回転す
るテンションローラー(従動ローラー)12は、スライ
ドする機構を有しており、圧縮ばねにより矢印の方向に
圧接され、中間転写ベルトに張力を与えている。そのス
ライド幅は1〜5mmが好ましく、ばねの圧力合計は5
〜100Nが好ましい。また、電子写真感光体1と駆動
ローラー8は不図示のカップリングを有し、本体から回
転駆動力が伝達されるようになっている。
【0105】以下、本発明に関わる諸物性の測定方法を
示す。
【0106】<中間転写ベルトまたはスペーサー部材と
電子写真感光体を摺擦させたときの電子写真感光体の表
面電位Vtの測定方法> (I)中間転写ベルトと電子写真感光体を摺擦させた時
の電子写真感光体表面電位の測定方法 中間転写ベルトと電子写真感光体を、中間転写ベルト−
電子写真感光体一体カートリッジに組み込み、JISZ
0232に記載の振動装置を用いて、振動加速度を5m
/s、振動波形を正弦波、振動数10Hzで水平方向
の振動を3分間連続して与えた直後に、TREK社製表
面電位計MODEL344を用いて中間転写ベルトと電
子写真感光体の摺擦部の表面電位を測定して電子写真感
光体表面電位Vtとする。
【0107】ここで、測定に使用する機器、中間転写ベ
ルトおよび電子写真感光体を23±1℃、60±5%R
Hの環境に8時間以上放置し、測定も上記環境において
行う。
【0108】また、中間転写ベルトと電子写真感光体と
を離間させる機構を有する中間転写ベルト−電子写真感
光体一体カートリッジの場合には、中間転写ベルトと電
子写真感光体とを離間させた状態で、上記振動条件で振
動を加えた後の電子写真感光体の表面電位を測定し、V
tとする。 (II)スぺーサー部材と電子写真感光体を摺擦させた時
の電子写真感光体表面電位の測定方法 中間転写ベルト、電子写真感光体およびスペーサー部材
を、中間転写ベルト−電子写真感光体一体カートリッジ
に組み込み、JISZ0232に記載の振動装置を用い
て、振動加速度を5m/s、振動波形を正弦波、振動
数10Hzで水平方向の振動を3分間連続して与えた直
後に、TREK社製表面電位計MODEL344を用い
てスペーサー部材と電子写真感光体の摺擦部の表面電位
を測定して電子写真感光体表面電位Vtとする。
【0109】ここで、測定に使用する機器、電子写真感
光体および中間転写ベルトを23±1℃、60±5%R
hの環境に8時間以上放置し、測定も上記環境において
行う。
【0110】<表面粗さ測定>JISB0601に準ず
る。
【0111】<体積抵抗測定方法>測定装置は、抵抗計
に超高抵抗計R8340A(アドバンテスト社製)、試
料箱は超高抵抗測定用試料箱TR42(アドバンテスト
社製)を使用するが、主電極は直径25mm、ガード・
リング電極は内径41mm、外径49mmとする。
【0112】サンプルは次のように作製する。
【0113】まず、中間転写ベルトを直径56mmの円
形に打ち抜き機または鋭利な刃物で切り抜く。切り抜い
た円形片の片面は、その全面をPt−Pd蒸着膜により
電極を設け、もう一方の面は、Pt−Pd蒸着膜により
直径25mmの主電極と内径38mm、外径50mmの
ガード電極を設ける。
【0114】Pt−Pd蒸着膜は、マイルドスパッタE
1030(日立製作所製)で蒸着操作を2分間行うこと
により得られる。蒸着操作を終了したものを測定サンプ
ルとする。
【0115】測定雰囲気は23±1℃、60±5%Rh
とし、測定サンプルは、あらかじめ同雰囲気下に8時間
以上放置しておく。測定はディスチャージ10秒、チャ
ージ30秒、メジャー30秒とし、印加電圧100Vで
測定を行う。
【0116】<厚さ測定方法>本発明の中間転写ベルト
の厚さムラは、最低値1μmのダイアルゲージにおい
て、ベルトの両端部から50mm、中央について周方向
に等間隔で4点全周にわたって測定し、中間転写ベルト
1本につき合計12点を平均する。
【0117】
【実施例】以下、実施例をもって本発明を詳細に説明す
る。
【0118】「部」は「質量部」を意味する。
【0119】[実施例1] <中間転写ベルトの作製>配合比は次のとおり。 ポリフッ化ビニリデン樹脂(PVdF) 100部 ポリエーテルエステルアミド樹脂 12部 酸化亜鉛 20部 上記配合比の各材料を2軸の押し出し機で210℃で溶
融混練して混合し、直径2mm程度のストランドで押し
出してカットし、ペレットとした。これを成型用原料1
とする。
【0120】次に図3に示す製造装置において、成形用
ダイ103は単層用環状ダイスとし、環状ダイスのギャ
ップの直径(環状ダイスのギャップの外径)が100m
mのものを用いた。ダイスリットは0.8mmとした。
【0121】この製造装置の材料ホッパー102へ十分
に加熱乾燥させた前記成形用原料1を投入し、加熱溶融
してダイから210℃で円筒状に押し出した。ダイの周
囲には外部冷却リング105が設置されており、押し出
されたフィルムに周囲から空気を吹き付け、冷却を行
う。
【0122】また、押し出された筒状フィルムの内部に
は、気体導入路104より空気を吹き込み、直径140
mmまで拡大膨張した後、引き取り装置で一定の速度で
連続的に引き取った。なお、空気の導入は直径が所望の
値になった時点で停止している。
【0123】さらにピンチローラーに続くカット装置1
08で筒状フィルムをカットする。厚さが安定した後、
長さ310mmで切断して筒状フィルム1を成形した。
【0124】この筒状フィルム1を熱膨張率の異なる金
属からなる一組の円筒型を用いてサイズと表面平滑性の
調整と折り目除去を行った。
【0125】熱膨張率の高い内型に筒状フィルム1を被
せて、その内型を内面を平滑に加工した外型に挿入し、
170℃で20分間加熱する。冷却後シリンダーから外
して端部をカットし、直径140mmの中間転写ベルト
を作製した。
【0126】<電子写真感光体の作製>外径47mmの
アルミニウムシリンダー(体積抵抗率10−2Ω・c
m)を支持体とし、これに溶剤可溶性ナイロンの5%メ
タノール溶液を浸漬塗布して1μm厚の下引き層を設け
た。
【0127】次に、ビスアゾ顔料10部、ポリビニルブ
チラール5部およびシクロヘキサノン50部を直径1m
mのガラスビーズを用いたサンドミルで20時間分散し
た。この分散液にメチルエチルケトン100部を加え、
下引き層上に塗布して膜厚0.1μmの電荷発生層を形
成した。
【0128】次に、ビスフェノールZ型ポリカーボネー
ト10部およびヒドラゾン化合物10部をモノクロルベ
ンゼン65部中に溶解し、電荷発生層上に浸漬塗布して
膜厚20μmの電荷輸送層を形成して電子写真感光体を
得た。
【0129】<物性測定>この中間転写ベルトのうち1
本を、23±1℃、60±5%RHの環境に24時間放
置し、各種物性測定を行った。
【0130】その結果、この中間転写ベルトの表面粗さ
Raは0.03μm、厚さ102±5μm、体積抵抗値
3.2×1011Ωcmであった。
【0131】次に実施例および比較例で用いたプロセス
カートリッジについて述べる。
【0132】図5は、電子写真感光体を有する電子写真
感光体ユニットおよび中間転写ベルトを有する中間転写
ベルトユニットを連結して構成したプロセスカートリッ
ジの概略構成を示す。
【0133】また、図6、図7は、それぞれ、中間転写
ベルトユニット、電子写真感光体ユニットの概略構成を
示す。
【0134】フレーム構成は大きく2つに分割される。
【0135】図7に示される廃トナー容器52と一体構
成をとる電子写真感光体フレーム59に電子写真感光体
1、帯電ローラー2、クリーニングブレード53、スク
リュー54、ドラムシャッター55を主要部品として構
成される電子写真感光体ユニット50と図6に示される
中間転写ベルトフレーム45に中間転写ベルト5を駆動
ローラー8と従動ローラー12により懸回張設し(懸け
回し張りわたして設置し)、かつ、電子写真感光体1と
対向する中間転写ベルト内側には一次転写ローラー5
8、駆動ローラー8には電荷付与手段(中間転写ベルト
クリーニングローラー)9も配置している中間転写ベル
トユニット51とに分かれる。
【0136】この2つのユニットは、電子写真感光体フ
レーム59の左右両端に設けられた突起部71が、中間
転写ベルトフレーム45に設けられた位置決め穴72に
それぞれ挿入され、一方、電子写真感光体フレーム59
の幅方向中央に設けられたスナップフィット形式のフッ
ク部の爪73が、中間転写フレーム45のロック穴74
に嵌められて連結されている。
【0137】ここで、中間転写フレーム45に設けられ
た位置決め穴72、およびロック穴74は、電子写真感
光体フレーム59に設けられた突起部71、フック部爪
73より所定量だけ大きめの穴が開けられており、電子
写真感光体ユニット50と中間転写ベルトユニット51
の間には、所定量の相対的位置移動が可能な構成となっ
ている。
【0138】また位置決め穴72にはテーパー部72a
が設けられ、着脱し易くなっている。
【0139】図7において、電子写真感光体ユニット5
0のフック爪73を押して中間転写ベルトユニット51
のロック穴74から外し、電子写真感光体ユニット50
を回転させることで、図6、図7に示すように電子写真
感光体ユニットと中間転写ベルトユニットに分割でき
る。
【0140】連結の際には、上記とは逆に、電子写真感
光体ユニット50の突起部71を中間転写ベルトユニッ
ト51の位置決め穴72に差込み、取り外し時とは逆方
向に回転させて、フック爪73をロック穴74に押し込
むことで、2つのユニットが連結される。
【0141】図8に本発明のプロセスカートリッジの電
子写真装置への着脱時の様子を示す。
【0142】電子写真装置本体の上蓋60を開けるだけ
で、従来の白黒のレーザービームプリンターと同じよう
に簡単に、プロセスカートリッジの着脱ができ、ジャム
処理、プロセスカートリッジ交換などのメンテナンスが
容易にできる。
【0143】<画像評価>上記中間転写ベルトおよび電
子写真感光体を、図2および図5に示す構成の中間転写
ベルト−電子写真感光体一体カートリッジに組み込ん
だ。
【0144】このときのテンションローラーのバネ圧
は、左右合計で20N、スライド量は2.5mm、テン
ションローラーおよび駆動ローラーの直径は28mmで
ある。
【0145】続いて長時間放置の促進試験として、この
プロセスカートリッジを40℃の高温環境に14日間放
置した。
【0146】その後、23℃/55%の環境で12時間
静置してから、図1に示す構成の電子写真装置にセット
し、同環境下で80g/m紙にフルカラー画像のプリ
ント試験を行った。
【0147】この際に使用した現像装置は600dpi
のデジタルレーザー方式とした。
【0148】評価結果を表1に示す。
【0149】得られた画像を目視で評価したところ色ず
れ、色ムラおよび転写抜けなどの問題の無い良好なフル
カラー画像が得られた。
【0150】続けて毎分4枚のスピードで連続5000
枚の耐久プリント試験を行い、同様に画像の評価を行っ
たところ、初期と同様の良好な画像が得られ、上記中間
転写ベルトを用いた中間転写ベルト−電子写真感光体一
体カートリッジは、良好な性能を有していることが確認
された。
【0151】耐久プリント中にベルトの蛇行の寄りも発
生せず、ベルトの材質に起因する折れ、曲げも発生しな
かった。
【0152】[実施例2]配合比を下記のように変更し
た以外は、実施例1と同様にして、中間転写ベルトを製
造した。
【0153】配合比は次のとおり。 ポリアリレート樹脂 100部、 ポリエーテル含有帯電防止樹脂(ポリオレフィンポリエ
ーテル樹脂:導電性樹脂) 8部 スルホン酸塩系界面活性剤(ヘキシルベンゼンスルホン
酸カルシウム) 4部 この中間転写ベルトを用いて、実施例1と同様の方法で
物性の測定と画像プリント試験を行った。
【0154】その結果、この中間転写ベルトの表面粗さ
Raは0.04μm、厚さ210±10μm、体積抵抗
値9.5×10Ω・cmであった。
【0155】評価結果を表1に示す。
【0156】中間転写ベルトを用いたプリント試験の結
果は実施例1と同様に良好なものであった。
【0157】[実施例3〜5、比較例1〜2]ベルト周
長、厚み、ローラー径を下表に示すように変更した以外
は、実施例1と同様の中間転写ベルトを用いて物性の測
定と画像プリント試験を行った。
【0158】評価結果を表1に示す。
【0159】なお、表1中の、ベルトの走行性、ベルト
の耐久性、画質、転写性の各評価の数字1〜5は、大き
いほど良好な結果であることを意味し、そのうち1〜3
は、本発明の効果が得られていないものであると判断し
た。
【0160】また、実施例1〜5、比較例1、2におい
て使用したプロセスカートリッジは、中間転写ベルトが
2本のローラーで張架されているプロセスカートリッジ
であり、各例それぞれ、2本のローラーの直径は同じで
ある。
【0161】
【表1】
【0162】
【発明の効果】本発明のプロセスカートリッジは、中間
転写ベルトのクリーニング方式として一次転写同時クリ
ーニング方式を採用し、かつ、電子写真感光体ユニット
と中間転写ベルトユニットとに分離可能であって、その
2つのユニットを連結する連結手段を有する構成の中間
転写ベルト−電子写真感光体一体カートリッジであるた
め、ユーザーによるプロセスカートリッジの交換の面倒
さを解消でき、2つのユニット間の廃トナー連結部から
の廃トナー漏れ発生などのユーザビリティー悪化も防止
できる。また、部品点数の増加を抑えられ、大きなスペ
ースとフレーム剛性も従来のプロセスカートリッジほど
は必要ないので、コストアップを抑えることができる。
【0163】そして、中間転写ベルトの周長・平均厚
み、および、中間転写ベルトを張架するローラーの少な
くとも1つの直径が、上記特定の関係を満たす中間転写
ベルトおよび中間転写ベルトを張架するローラーを採用
することで、上記中間転写ベルト−電子写真感光体一体
カートリッジの利点を損なうことなく、良好な中間転写
ベルトの走行性・耐久性、画像、および、転写性を達成
することができる。
【0164】また、該プロセスカートリッジを有する電
子写真装置、該電子写真装置を用いた画像形成方法、該
プロセスカートリッジに搭載される中間転写ベルトも上
記と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中間転写ベルト−電子写真感光体一体
カートリッジを用いた電子写真装置の1例を示す図であ
る。
【図2】本発明のプロセスカートリッジの概略構成図で
ある。
【図3】中間転写ベルトの製造装置の1例を示す図であ
る。(単層)
【図4】中間転写ベルトの製造装置の1例を示す図であ
る。(2層)
【図5】実施例および比較例で使用した、電子写真感光
体ユニットおよび中間転写ベルトユニットを連結して構
成したプロセスカートリッジの概略構成図である。
【図6】中間転写ベルトユニットの概略構成図である。
【図7】電子写真感光体ユニットの概略構成図である。
【図8】本発明のプロセスカートリッジの電子写真装置
への着脱時の様子を示す図である。
【符号の説明】
1 電子写真感光体 2 一次帯電手段(帯電ローラー) 3 露光手段 41 第1の現像手段(イエロー色現像器) 42 第2の現像手段(マゼンタ色現像器) 43 第3の現像手段(シアン色現像器) 44 第4の現像手段(ブラック色現像器) 5 中間転写ベルト 6 一次転写手段(一次転写ローラー) 7 二次転写手段(二次転写ローラー) 8 駆動ローラー 9 電荷付与手段(中間転写ベルトクリーニングローラ
ー) 10 転写材ガイド 11 給紙ローラー 12 テンションローラー(従動ローラー) 13 電子写真感光体クリーニング手段 15 定着手段 30 (一次転写)バイアス電源 31 (二次転写)バイアス電源 32 一次帯電手段の電源 33 バイアス電源 P 転写材 45 中間転写ベルトフレーム 50 電子写真感光体ユニット 51 中間転写ベルトユニット 52 廃トナー容器 53 クリーニングブレード 54 スクリュー 55 ドラムシャッター 58 一次転写ローラー 59 電子写真感光体フレーム 60 電子写真装置本体の上蓋 71 突起部 72 位置決め穴 72a テーパー部 73 フック部の爪 74 ロック穴 100 押し出し機 101 押し出し機 102 ホッパー 103 環状ダイス 104 気体導入路 105 外部冷却リング 106 安定板 107 ピンチローラー 108 カット装置 110 筒状フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 326 (72)発明者 仲沢 明彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 田中 篤志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 草場 隆 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 芦邊 恒徳 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 櫻井 有治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2H035 CA07 CB01 CD14 2H068 AA54 CA31 FA25 FA27 FC11 FC15 2H134 GA01 GB02 HD00 JB01 KF05 KG04 KG08 KH10 KH12 2H171 FA02 FA03 FA09 FA10 FA17 FA28 GA04 GA06 GA12 GA13 HA23 JA23 JA24 JA26 JA30 JA31 KA05 KA06 KA23 QA02 QA06 QA08 QA15 QA24 QA27 QB14 QB34 QC03 QC22 QC24 QC26 WA02 WA03 WA23 2H200 FA13 FA17 GA23 GA44 GA50 GB12 GB41 JA02 JB10 JC04 JC12 LA01 LA06 LA38 LA40 LB03 LB17 LB18

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真装置本体に着脱自在であるプロ
    セスカートリッジであって、 トナーの画像を担持するための電子写真感光体と、 該電子写真感光体との当接部を有する中間転写ベルト
    と、該当接部にて該電子写真感光体から該中間転写ベル
    トへ該トナーの画像を一次転写するための一次転写手段
    と、 該中間転写ベルト上のトナーを該当接部にて該電子写真
    感光体に戻して該中間転写ベルトをクリーニングするた
    めに、該中間転写ベルト上のトナーに該一次転写時のト
    ナーの極性と逆の極性の電荷を付与するための電荷付与
    手段と、 該電子写真感光体をクリーニングするための電子写真感
    光体クリーニング手段とを一体に支持し、 該電子写真感光体を有する電子写真感光体ユニットと該
    中間転写ベルトを有する中間転写ベルトユニットとに分
    離可能であり、 該電子写真感光体ユニットと該中間転写ベルトユニット
    とを連結する連結手段を有し、 該中間転写ベルトの周長L[mm]、該中間転写ベルト
    の平均厚みt[mm]、および、該中間転写ベルトを張
    架するローラーの少なくとも1つの直径R[mm]が、
    下記式(1)〜(4)の総てを満たす (1)2×10π≦L/t≦4×10π (2)2×10−4≦t/R≦1.5×10−2 (3)0.005<t<0.6 (4)5<R<90 ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記中間転写ベルトの体積抵抗率が、1
    ×10Ω・cm〜8×1013Ω・cmの間である請
    求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記電子写真感光体ユニットと前記中間
    転写ベルトユニットのそれぞれが、電子写真装置本体に
    装着された際に該電子写真装置本体に位置決めされるた
    めの位置決め手段を有する請求項1または2に記載のプ
    ロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記電子写真感光体ユニットおよび前記
    中間転写ベルトユニットの少なくとも一方が、電子写真
    感光体クリーニング手段による電子写真感光体のクリー
    ニングおよび中間転写ベルトクリーニング手段による中
    間転写ベルトのクリーニングの少なくとも一方によって
    出た廃トナーを回収・蓄積するための廃トナー容器を有
    する請求項1〜3のいずれかに記載のプロセスカートリ
    ッジ。
  5. 【請求項5】 前記電子写真感光体が、直径60mm以
    下の剛体であるドラム形状の電子写真感光体である請求
    項1〜4のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記中間転写ベルトが、2本のローラー
    で張架されている請求項1〜5のいずれかに記載のプロ
    セスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 トナーの画像を担持するための電子写真
    感光体と、 該電子写真感光体を帯電するための帯電手段と、 該帯電手段によって帯電された電子写真感光体に静電潜
    像を形成するための露光手段と、 該露光手段によって形成された電子写真感光体の静電潜
    像をトナーにより現像し、電子写真感光体にトナーの画
    像を形成するための現像手段と、 該電子写真感光体から該トナーの画像が一次転写された
    後に転写されたトナーの画像を転写材に二次転写するた
    めの、該電子写真感光体との当接部を有する中間転写ベ
    ルトと、 該当接部にて該電子写真感光体から該中間転写ベルトへ
    該トナーの画像を一次転写するための一次転写手段と、 該中間転写ベルト上のトナーを該当接部にて該電子写真
    感光体に戻して該中間転写ベルトをクリーニングするた
    めに、該中間転写ベルト上のトナーに該一次転写時のト
    ナーの極性と逆の極性の電荷を付与するための電荷付与
    手段と、 該電子写真感光体をクリーニングするための電子写真感
    光体クリーニング手段とを有し、 少なくとも該電子写真感光体と、該中間転写ベルトと、
    該一次転写手段と、該電荷付与手段と、該電子写真感光
    体クリーニング手段とを一体に支持し、電子写真装置本
    体に着脱自在であるプロセスカートリッジを有し、 該プロセスカートリッジが、電子写真感光体を有する電
    子写真感光体ユニットと該中間転写ベルトを有する中間
    転写ベルトユニットとに分離可能であり、該電子写真感
    光体ユニットと該中間転写ベルトユニットとを連結する
    連結手段を有し、 該中間転写ベルトの周長L[mm]、該中間転写ベルト
    の平均厚みt[mm]、および、該中間転写ベルトを張
    架するローラーの少なくとも1つの直径R[mm]が、
    下記式(1)〜(4)の総てを満たす (1)2×10π≦L/t≦4×10π (2)2×10−4≦t/R≦1.5×10−2 (3)0.005<t<0.6 (4)5<R<90 ことを特徴とする電子写真装置。
  8. 【請求項8】 前記中間転写ベルトの体積抵抗率が、1
    ×10Ω・cm〜8×1013Ω・cmの間である請
    求項7に記載の電子写真装置。
  9. 【請求項9】 前記プロセスカートリッジの電子写真感
    光体ユニットと中間転写ベルトユニットのそれぞれが、
    電子写真装置本体に装着された際に該電子写真装置本体
    に位置決めされるための位置決め手段を有する請求項7
    または8に記載の電子写真装置。
  10. 【請求項10】 前記プロセスカートリッジの電子写真
    感光体ユニットおよび中間転写ベルトユニットの少なく
    とも一方が、電子写真感光体クリーニング手段による電
    子写真感光体のクリーニングおよび中間転写ベルトクリ
    ーニング手段による中間転写ベルトのクリーニングの少
    なくとも一方によって出た廃トナーを回収・蓄積するた
    めの廃トナー容器を有する請求項7〜9のいずれかに記
    載の電子写真装置。
  11. 【請求項11】 前記電子写真感光体が、直径60mm
    以下の剛体であるドラム形状の電子写真感光体である請
    求項7〜10のいずれかに記載の電子写真装置。
  12. 【請求項12】 前記中間転写ベルトが、2本のローラ
    ーで張架されている請求項7〜11のいずれかに記載の
    電子写真装置。
  13. 【請求項13】 電子写真感光体を帯電する帯電工程
    と、 該帯電工程で帯電された電子写真感光体に静電潜像を形
    成する露光工程と、 該露光工程で形成された電子写真感光体の静電潜像をト
    ナーにより現像し、電子写真感光体にトナーの画像を形
    成する現像工程と、 一次転写手段によって、該現像工程で形成された該トナ
    ーの画像を、該電子写真感光体から該電子写真感光体と
    の当接部を有する中間転写ベルトに一次転写する一次転
    写工程と、 該一次転写工程で一次転写された該トナーの画像を転写
    材に二次転写する二次転写工程と、 電荷付与手段によって、該中間転写ベルト上のトナーに
    該一次転写工程時のトナーの極性と逆の極性の電荷を付
    与する電荷付与工程と、 該中間転写ベルト上のトナーを該当接部にて該電子写真
    感光体に戻して該中間転写ベルトをクリーニングする中
    間転写ベルトクリーニング工程と、 該電子写真感光体をクリーニングする電子写真感光体ク
    リーニング工程とを有する画像形成方法であって、 少なくとも該電子写真感光体と、該中間転写ベルトと、
    該一次転写手段と、該電荷付与手段と、該電子写真感光
    体クリーニング手段とを一体に支持し、電子写真装置本
    体に着脱自在であるプロセスカートリッジを有する電子
    写真装置を用いた画像形成方法であって、 該プロセスカートリッジが、電子写真感光体を有する電
    子写真感光体ユニットと該中間転写ベルトを有する中間
    転写ベルトユニットとに分離可能であり、該電子写真感
    光体ユニットと該中間転写ベルトユニットとを連結する
    連結手段を有し、 該中間転写ベルトの周長L[mm]、該中間転写ベルト
    の平均厚みt[mm]、および、該中間転写ベルトを張
    架するローラーの少なくとも1つの直径R[mm]が、
    下記式(1)〜(4)の総てを満たす (1)2×10π≦L/t≦4×10π (2)2×10−4≦t/R≦1.5×10−2 (3)0.005<t<0.6 (4)5<R<90 ことを特徴とする画像形成方法。
  14. 【請求項14】 前記中間転写ベルトの体積抵抗率が、
    1×10Ω・cm〜8×1013Ω・cmの間である
    請求項13に記載の画像形成方法。
  15. 【請求項15】 前記プロセスカートリッジの電子写真
    感光体ユニットと中間転写ベルトユニットのそれぞれ
    が、電子写真装置本体に装着された際に該電子写真装置
    本体に位置決めされるための位置決め手段を有する請求
    項13または14に記載の画像形成方法。
  16. 【請求項16】 前記プロセスカートリッジの電子写真
    感光体ユニットおよび中間転写ベルトユニットの少なく
    とも一方が、電子写真感光体クリーニング手段による電
    子写真感光体のクリーニングおよび中間転写ベルトクリ
    ーニング手段による中間転写ベルトのクリーニングの少
    なくとも一方によって出た廃トナーを回収・蓄積するた
    めの廃トナー容器を有する請求項13〜15のいずれか
    に記載の画像形成方法。
  17. 【請求項17】 前記電子写真感光体が、直径60mm
    以下の剛体であるドラム形状の電子写真感光体である請
    求項13〜16のいずれかに記載の画像形成方法。
  18. 【請求項18】 前記中間転写ベルトが、2本のローラ
    ーで張架されている請求項13〜17のいずれかに記載
    の画像形成方法。
  19. 【請求項19】 電子写真装置本体に着脱自在であるプ
    ロセスカートリッジ用の中間転写ベルトであって、 トナーの画像を担持するための電子写真感光体と、 該電子写真感光体との当接部を有する中間転写ベルト
    と、 該当接部にて該電子写真感光体から該中間転写ベルトへ
    該トナーの画像を一次転写するための一次転写手段と、 該中間転写ベルト上のトナーを該当接部にて該電子写真
    感光体に戻して該中間転写ベルトをクリーニングするた
    めに、該中間転写ベルト上のトナーに該一次転写時のト
    ナーの極性と逆の極性の電荷を付与するための電荷付与
    手段と、 該電子写真感光体をクリーニングするための電子写真感
    光体クリーニング手段とを一体に支持し、 該電子写真感光体を有する電子写真感光体ユニットと該
    中間転写ベルトを有する中間転写ベルトユニットとに分
    離可能であり、 該電子写真感光体ユニットと該中間転写ベルトユニット
    とを連結する連結手段を有するプロセスカートリッジ用
    の中間転写ベルトであって、 周長L[mm]、平均厚みt[mm]、および、該中間
    転写ベルトを張架するローラーの少なくとも1つの直径
    R[mm]が、下記式(1)〜(4)の総てを満たす (1)2×10π≦L/t≦4×10π (2)2×10−4≦t/R≦1.5×10−2 (3)0.005<t<0.6 (4)5<R<90 ことを特徴とする中間転写ベルト。
  20. 【請求項20】 体積抵抗率が、1×10Ω・cm〜
    8×1013Ω・cmの間である請求項19に記載の中
    間転写ベルト。
  21. 【請求項21】 前記プロセスカートリッジの電子写真
    感光体ユニットと中間転写ベルトユニットのそれぞれ
    が、電子写真装置本体に装着された際に該電子写真装置
    本体に位置決めされるための位置決め手段を有している
    請求項19または20に記載の中間転写ベルト。
  22. 【請求項22】 前記プロセスカートリッジの電子写真
    感光体ユニットおよび中間転写ベルトユニットの少なく
    とも一方が、電子写真感光体クリーニング手段による電
    子写真感光体のクリーニングおよび中間転写ベルトクリ
    ーニング手段による中間転写ベルトのクリーニングの少
    なくとも一方によって出た廃トナーを回収・蓄積するた
    めの廃トナー容器を有している請求項19〜21のいず
    れかに記載の中間転写ベルト。
  23. 【請求項23】 前記プロセスカートリッジが有する電
    子写真感光体が、直径60mm以下の剛体であるドラム
    形状の電子写真感光体である請求項19〜22のいずれ
    かに記載の中間転写ベルト。
  24. 【請求項24】 2本のローラーで張架されている請求
    項19〜23のいずれかに記載の中間転写ベルト。
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JP2016004115A (ja) * 2014-06-16 2016-01-12 ブラザー工業株式会社 画像形成装置

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