JP2003316236A - 中間転写ベルト、中間転写ベルト−感光体一体カートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents
中間転写ベルト、中間転写ベルト−感光体一体カートリッジ及び電子写真装置Info
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- JP2003316236A JP2003316236A JP2002124334A JP2002124334A JP2003316236A JP 2003316236 A JP2003316236 A JP 2003316236A JP 2002124334 A JP2002124334 A JP 2002124334A JP 2002124334 A JP2002124334 A JP 2002124334A JP 2003316236 A JP2003316236 A JP 2003316236A
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- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 メンテナンスが容易で装置の小型化とコスト
ダウンが図れ、長期間の輸送や放置後も良好な画像が得
られる中間転写ベルト−感光体一体カートリッジを提供
する。 【解決手段】 一次転写押圧係数(T)が式(1)を満
足し、かつベルト厚み(B)が式(2)を満足し、かつ
一次転写部の当接圧力が長手方向において、最小と最大
の圧力差が10倍以内である中間転写ベルト−感光体一
体カートリッジ、該カートリッジを有する電子写真装
置、及び該カートリッジ及び電子写真装置に用いられる
中間転写ベルトである。 1<T<300 ・・・(1) ここで、T=N・U ・・・(3) N:一次転写部分のニップ幅(mm) U:一次転写の
当接圧力(N) また、 0.02<B<0.3 ・・・(2) B:ベルト厚み(mm)
ダウンが図れ、長期間の輸送や放置後も良好な画像が得
られる中間転写ベルト−感光体一体カートリッジを提供
する。 【解決手段】 一次転写押圧係数(T)が式(1)を満
足し、かつベルト厚み(B)が式(2)を満足し、かつ
一次転写部の当接圧力が長手方向において、最小と最大
の圧力差が10倍以内である中間転写ベルト−感光体一
体カートリッジ、該カートリッジを有する電子写真装
置、及び該カートリッジ及び電子写真装置に用いられる
中間転写ベルトである。 1<T<300 ・・・(1) ここで、T=N・U ・・・(3) N:一次転写部分のニップ幅(mm) U:一次転写の
当接圧力(N) また、 0.02<B<0.3 ・・・(2) B:ベルト厚み(mm)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機やレーザープ
リンターなどの電子写真方式を用いた電子写真装置に用
いられる中間転写ベルト−感光体一体カートリッジ、該
カートリッジを有する電子写真装置、及び該カートリッ
ジ及び電子写真装置に用いられる中間転写ベルトに関す
る。
リンターなどの電子写真方式を用いた電子写真装置に用
いられる中間転写ベルト−感光体一体カートリッジ、該
カートリッジを有する電子写真装置、及び該カートリッ
ジ及び電子写真装置に用いられる中間転写ベルトに関す
る。
【0002】
【従来の技術】中間転写ベルトを使用した画像形成装置
は、カラー画像情報や多色画像情報の複数の成分色画像
を順次積層転写してカラー画像や多色画像を合成再現し
た画像形成物を出力するカラー画像形成装置や多色画像
形成装置、またはカラー画像形成機能や多色画像形成機
能を具備させた画像形成装置として有効である。
は、カラー画像情報や多色画像情報の複数の成分色画像
を順次積層転写してカラー画像や多色画像を合成再現し
た画像形成物を出力するカラー画像形成装置や多色画像
形成装置、またはカラー画像形成機能や多色画像形成機
能を具備させた画像形成装置として有効である。
【0003】中間転写ベルトを用いた画像形成装置を有
するカラー電子写真装置は、従来の技術である転写ドラ
ム上に第2の画像担持体を張り付け、または吸着し、そ
こへ感光体から画像を転写する画像形成装置を有したカ
ラー電子写真装置、例えば特開昭63−301960号
公報中で述べられたごとくの転写装置と比較すると、転
写材になんら加工や制御(例えばグリッパーに把持す
る、吸着する、また曲率をもたせる等)を必要とせずに
中間転写ベルトから画像を転写することができるため、
封筒、ハガキやラベル紙等の薄い紙(40g/m2紙)
から厚い紙(200g/m2紙)まで、幅の広狭あるい
は長さの長短によらず、第2の画像担持体を多種多様に
選択することができるという利点を有している。
するカラー電子写真装置は、従来の技術である転写ドラ
ム上に第2の画像担持体を張り付け、または吸着し、そ
こへ感光体から画像を転写する画像形成装置を有したカ
ラー電子写真装置、例えば特開昭63−301960号
公報中で述べられたごとくの転写装置と比較すると、転
写材になんら加工や制御(例えばグリッパーに把持す
る、吸着する、また曲率をもたせる等)を必要とせずに
中間転写ベルトから画像を転写することができるため、
封筒、ハガキやラベル紙等の薄い紙(40g/m2紙)
から厚い紙(200g/m2紙)まで、幅の広狭あるい
は長さの長短によらず、第2の画像担持体を多種多様に
選択することができるという利点を有している。
【0004】また、中間転写ベルト形状とすることで、
中間転写ドラムのような剛体のシリンダーを用いる場合
と比較して電子写真装置内部に配置する際の自由度が増
して、スペースの有効利用による装置本体の小型化やコ
ストダウンを行うことができるメリットもある。
中間転写ドラムのような剛体のシリンダーを用いる場合
と比較して電子写真装置内部に配置する際の自由度が増
して、スペースの有効利用による装置本体の小型化やコ
ストダウンを行うことができるメリットもある。
【0005】しかし、中間転写ベルトの寿命は本体より
短く、現状では交換が必須となっている。同時に中間転
写ベルトに残留した現像剤(以下トナー)を回収した廃ト
ナー容器の設置とその処理が必要となる。これらに加え
て、プリンターや複写機では感光体、現像器や現像剤な
どの多くの部品について交換が必要となっている。これ
らの交換部品をユニット化して本体から容易に着脱する
方法として特開平8−137181号公報では中間転写
ベルトと感光体をそれぞれ独立したユニットとして本体
から容易に着脱できるように配置した提案がなされてい
る。
短く、現状では交換が必須となっている。同時に中間転
写ベルトに残留した現像剤(以下トナー)を回収した廃ト
ナー容器の設置とその処理が必要となる。これらに加え
て、プリンターや複写機では感光体、現像器や現像剤な
どの多くの部品について交換が必要となっている。これ
らの交換部品をユニット化して本体から容易に着脱する
方法として特開平8−137181号公報では中間転写
ベルトと感光体をそれぞれ独立したユニットとして本体
から容易に着脱できるように配置した提案がなされてい
る。
【0006】しかし、この手段では交換ユニットの数が
多く、ユーザーの操作が煩雑になる。更に各ユニットが
それぞれ独立して設計し、配置されているため、本体の
大型化やコストの上昇を招くなど問題も生じる。
多く、ユーザーの操作が煩雑になる。更に各ユニットが
それぞれ独立して設計し、配置されているため、本体の
大型化やコストの上昇を招くなど問題も生じる。
【0007】この問題を解決する手段として交換部品で
ある中間転写ベルトと感光体を一体のユニットとして本
体から同時に着脱し、交換する手段が好適であり、特開
平6−110261、特開平10−177329や特開
平11−30944号公報で提案されている。
ある中間転写ベルトと感光体を一体のユニットとして本
体から同時に着脱し、交換する手段が好適であり、特開
平6−110261、特開平10−177329や特開
平11−30944号公報で提案されている。
【0008】つづいて、中間転写ベルト−感光体一体カ
ートリッジを用いた電子写真装置の一例を図1に示す。
ートリッジを用いた電子写真装置の一例を図1に示す。
【0009】図1は電子写真プロセスを利用したカラー
電子写真装置(複写機あるいはレーザービームプリンタ
ー)である。
電子写真装置(複写機あるいはレーザービームプリンタ
ー)である。
【0010】1は第1の画像担持体として繰り返し使用
される回転ドラム型の電子写真感光体(以下感光ドラム
と記す)であり、矢示の時計方向に所定の周速度(プロ
セススピード)をもって回転駆動される。
される回転ドラム型の電子写真感光体(以下感光ドラム
と記す)であり、矢示の時計方向に所定の周速度(プロ
セススピード)をもって回転駆動される。
【0011】感光ドラム1は回転過程で、一次帯電器2
により所定の極性・電位に一様に帯電処理される。32
は一次帯電器の電源であり、ここでは直流に交流を重畳
して印加しているが、直流のみでもよい。次いで不図示
の像露光手段3(カラー原稿画像の色分解・結像露光光
学系、また画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対
応して変調されたレーザービームを出力するレーザース
キャナによる走査露光系等)による画像露光を受けるこ
とにより目的のカラー画像の第1の色成分像(例えばイ
エロー色成分像)に対応した静電潜像が形成される。
により所定の極性・電位に一様に帯電処理される。32
は一次帯電器の電源であり、ここでは直流に交流を重畳
して印加しているが、直流のみでもよい。次いで不図示
の像露光手段3(カラー原稿画像の色分解・結像露光光
学系、また画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対
応して変調されたレーザービームを出力するレーザース
キャナによる走査露光系等)による画像露光を受けるこ
とにより目的のカラー画像の第1の色成分像(例えばイ
エロー色成分像)に対応した静電潜像が形成される。
【0012】次いで、その静電潜像が第1の現像器(イ
エロー色現像器41)により第1色であるイエロートナ
ーYにより現像される。この時第2〜第4の現像器(マ
ゼンタ色現像器42、シアン色現像器43及びブラック
色現像器44)の各現像器は作動−オフになっていて感
光ドラム1には作用せず、上記第1色のイエロートナー
画像は上記第2〜第4の現像器により影響を受けない。
エロー色現像器41)により第1色であるイエロートナ
ーYにより現像される。この時第2〜第4の現像器(マ
ゼンタ色現像器42、シアン色現像器43及びブラック
色現像器44)の各現像器は作動−オフになっていて感
光ドラム1には作用せず、上記第1色のイエロートナー
画像は上記第2〜第4の現像器により影響を受けない。
【0013】中間転写ベルト5は時計方向に感光ドラム
1と同じ周速度をもって回転駆動されている。
1と同じ周速度をもって回転駆動されている。
【0014】感光ドラム1上に形成担持された上記第1
色のイエロートナー画像が、感光ドラム1と中間転写ベ
ルト5とのニップ部を通過する過程で、一次転写ローラ
6から中間転写ベルト5に印加される一次転写バイアス
により形成される電界により、中間転写ベルト5の外周
面に順次一次転写されていく。
色のイエロートナー画像が、感光ドラム1と中間転写ベ
ルト5とのニップ部を通過する過程で、一次転写ローラ
6から中間転写ベルト5に印加される一次転写バイアス
により形成される電界により、中間転写ベルト5の外周
面に順次一次転写されていく。
【0015】中間転写ベルト5に対応する第一色のイエ
ロートナー画像の転写を終えた感光ドラム1の表面は、
クリーニング装置13により清掃される。
ロートナー画像の転写を終えた感光ドラム1の表面は、
クリーニング装置13により清掃される。
【0016】以下、同様に第2色のマゼンタトナー画
像、第3色のシアントナー画像及び第4色のブラックト
ナー画像が順次中間転写ベルト5上に重ね合わせて転写
され、目的のカラー画像に対応した合成カラートナー画
像が形成される。
像、第3色のシアントナー画像及び第4色のブラックト
ナー画像が順次中間転写ベルト5上に重ね合わせて転写
され、目的のカラー画像に対応した合成カラートナー画
像が形成される。
【0017】7は二次転写ローラで、二次転写対向ロー
ラ8に対応し平行に軸受させて中間転写ベルト5の下面
部に離間可能な状態に配設してある。
ラ8に対応し平行に軸受させて中間転写ベルト5の下面
部に離間可能な状態に配設してある。
【0018】感光ドラム1から中間転写ベルト5への第
1〜第4色のトナー画像の順次重畳転写のための一次転
写バイアスは、トナーとは逆極性(+)でバイアス電源
30から印加される。その印加電圧は例えば+100V
〜2kVの範囲である。
1〜第4色のトナー画像の順次重畳転写のための一次転
写バイアスは、トナーとは逆極性(+)でバイアス電源
30から印加される。その印加電圧は例えば+100V
〜2kVの範囲である。
【0019】感光ドラム1から中間転写ベルト5への第
1〜第3色のトナー画像の一次転写工程において、二次
転写ローラ7は中間転写ベルト5から離間させることも
可能である。
1〜第3色のトナー画像の一次転写工程において、二次
転写ローラ7は中間転写ベルト5から離間させることも
可能である。
【0020】中間転写ベルト5上に転写された合成カラ
ートナー画像の第2の画像担持体である転写材Pへの転
写は、二次転写ローラ7が中間転写ベルト5に当接され
ると共に、給紙ローラ11から転写材ガイド10を通っ
て、中間転写ベルト5と二次転写ローラ7との当接ニッ
プに所定のタイミングで転写材Pが給送され、二次転写
バイアスが電源31から二次転写ローラ7に印加され
る。この二次転写バイアスにより中間転写ベルト5から
第2の画像担持体である転写材Pへ合成カラートナー画
像が二次転写される。トナー画像の転写を受けた転写材
Pは定着器15へ導入され加熱定着される。
ートナー画像の第2の画像担持体である転写材Pへの転
写は、二次転写ローラ7が中間転写ベルト5に当接され
ると共に、給紙ローラ11から転写材ガイド10を通っ
て、中間転写ベルト5と二次転写ローラ7との当接ニッ
プに所定のタイミングで転写材Pが給送され、二次転写
バイアスが電源31から二次転写ローラ7に印加され
る。この二次転写バイアスにより中間転写ベルト5から
第2の画像担持体である転写材Pへ合成カラートナー画
像が二次転写される。トナー画像の転写を受けた転写材
Pは定着器15へ導入され加熱定着される。
【0021】転写材Pへの画像転写終了後、中間転写ベ
ルト5には離接自在に配置されたクリーニング用帯電部
材9が当接され、感光ドラム1とは逆極性のバイアスを
印加することにより、転写材Pに転写されずに中間転写
ベルト5上に残留している転写残トナーに一次転写時と
逆極性の電荷が付与される。33はバイアス電源であ
る。ここでは直流に交流を重畳して印加している。一次
転写時と逆極性に帯電された前記転写残トナーは、感光
ドラム1とのニップ部及びその近傍において感光ドラム
1に静電的に転写されることにより、中間転写体がクリ
ーニングされる。この工程は一次転写と同時に行うこと
ができるため、スループットの低下を生じない。
ルト5には離接自在に配置されたクリーニング用帯電部
材9が当接され、感光ドラム1とは逆極性のバイアスを
印加することにより、転写材Pに転写されずに中間転写
ベルト5上に残留している転写残トナーに一次転写時と
逆極性の電荷が付与される。33はバイアス電源であ
る。ここでは直流に交流を重畳して印加している。一次
転写時と逆極性に帯電された前記転写残トナーは、感光
ドラム1とのニップ部及びその近傍において感光ドラム
1に静電的に転写されることにより、中間転写体がクリ
ーニングされる。この工程は一次転写と同時に行うこと
ができるため、スループットの低下を生じない。
【0022】つづいて中間転写ベルト−感光体一体カー
トリッジについて説明する。該カートリッジは図2に示
されるように少なくとも中間転写ベルト5と感光体1が
一体のユニットとして構成され、本体と容易に着脱でき
るようになっている。また、中間転写ベルトは8と12
の2本のローラーで張架され部品点数の削減と小型化を
図っている。ここで、8は駆動ローラーであると同時に
クリーニングローラーの対向ローラーとなっている。中
間転写ベルトに従動して回転するテンションローラー1
2はスライドする機構を有しており、圧縮ばねにより矢
印の方向に圧接され、中間転写ベルトに張力を与えてい
る。そのスライド幅は1〜5mm程度で、ばねの圧力合
計は5〜100N程度である。また、感光体1と駆動ロ
ーラー8は非図示のカップリングを有し、本体から回転
駆動力が伝達されるようになっている。
トリッジについて説明する。該カートリッジは図2に示
されるように少なくとも中間転写ベルト5と感光体1が
一体のユニットとして構成され、本体と容易に着脱でき
るようになっている。また、中間転写ベルトは8と12
の2本のローラーで張架され部品点数の削減と小型化を
図っている。ここで、8は駆動ローラーであると同時に
クリーニングローラーの対向ローラーとなっている。中
間転写ベルトに従動して回転するテンションローラー1
2はスライドする機構を有しており、圧縮ばねにより矢
印の方向に圧接され、中間転写ベルトに張力を与えてい
る。そのスライド幅は1〜5mm程度で、ばねの圧力合
計は5〜100N程度である。また、感光体1と駆動ロ
ーラー8は非図示のカップリングを有し、本体から回転
駆動力が伝達されるようになっている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかし、中間転写ベル
トと感光体を一体ユニットとして構成し、本体に容易に
着脱できる中間転写ベルト−感光体一体カートリッジと
する方法は、本体を設置した際に中間転写ベルトをセッ
トする場合と異なり、中間転写ベルトに起因する問題が
発生する。それは、中間転写ベルト−感光体一体カート
リッジはユーザーが画像出力するまで、長期間、感光体
と中間転写ベルトの一次転写部分が常に接触し、凹んで
いる状態となっているので、長期間放置後凹みが大きい
と、画像出力した時に凹み部分が回復せず、画像不良が
起きるという問題が発生するのである。
トと感光体を一体ユニットとして構成し、本体に容易に
着脱できる中間転写ベルト−感光体一体カートリッジと
する方法は、本体を設置した際に中間転写ベルトをセッ
トする場合と異なり、中間転写ベルトに起因する問題が
発生する。それは、中間転写ベルト−感光体一体カート
リッジはユーザーが画像出力するまで、長期間、感光体
と中間転写ベルトの一次転写部分が常に接触し、凹んで
いる状態となっているので、長期間放置後凹みが大きい
と、画像出力した時に凹み部分が回復せず、画像不良が
起きるという問題が発生するのである。
【0024】この凹み現象は高温の環境や長期間保管し
たほど促進されることが判っており、一種のクリープ現
象ではないかと考えられる。
たほど促進されることが判っており、一種のクリープ現
象ではないかと考えられる。
【0025】よって、中間転写ベルト感光体一体ユニッ
トには流通段階で受ける高温の環境や長期間の保存も考
慮した設計が必要となる。
トには流通段階で受ける高温の環境や長期間の保存も考
慮した設計が必要となる。
【0026】特に近年は電子写真装置の技術が進歩し、
デジタル現像方式のプリンターや複写機では露光スポッ
ト径の小サイズ化や高密度化により600dpi以上の
微細で緻密な画素の現像が可能になり、それに加えて精
密な電界の制御などで高品位の画像が得られるようにな
ってきている。その結果、従来は問題にならなかった中
間転写ベルトのわずかな凹みでも画質に影響する場合が
あるため重要な課題である。
デジタル現像方式のプリンターや複写機では露光スポッ
ト径の小サイズ化や高密度化により600dpi以上の
微細で緻密な画素の現像が可能になり、それに加えて精
密な電界の制御などで高品位の画像が得られるようにな
ってきている。その結果、従来は問題にならなかった中
間転写ベルトのわずかな凹みでも画質に影響する場合が
あるため重要な課題である。
【0027】しかし、前述の提案では中間転写ベルト−
感光体一体カートリッジが輸送や保管時に受ける長時間
の放置等に対する対策は何らなされておらず、流通過程
を考慮した設計がされていると言えないため、製造後の
カートリッジについて厳重な保管管理や使用期間の制限
など管理費用の増大やユーザークレームの増加などの問
題を生じる。
感光体一体カートリッジが輸送や保管時に受ける長時間
の放置等に対する対策は何らなされておらず、流通過程
を考慮した設計がされていると言えないため、製造後の
カートリッジについて厳重な保管管理や使用期間の制限
など管理費用の増大やユーザークレームの増加などの問
題を生じる。
【0028】これらに加えてランニングコストの削減は
重要な課題であり、交換部品となる中間転写ベルト−感
光体一体カートリッジはより一層のコストダウンが必要
であり、取り扱いを容易にするために小型化や廃トナー
の処理についても十分配慮しなければならない。
重要な課題であり、交換部品となる中間転写ベルト−感
光体一体カートリッジはより一層のコストダウンが必要
であり、取り扱いを容易にするために小型化や廃トナー
の処理についても十分配慮しなければならない。
【0029】以上のように中間転写ベルト−感光体一体
カートリッジにおける課題を完全に解決した電子写真装
置は未だ得られていない。
カートリッジにおける課題を完全に解決した電子写真装
置は未だ得られていない。
【0030】従って、本発明の目的は、メンテナンスが
容易で電子写真装置の小型化とコストダウンが図れ、長
期間の輸送や放置後も良好な画像が得られる中間転写ベ
ルト−感光体一体カートリッジ、該カートリッジを有す
る電子写真装置、及び該カートリッジ及び電子写真装置
に用いられる中間転写ベルトを提供することである。
容易で電子写真装置の小型化とコストダウンが図れ、長
期間の輸送や放置後も良好な画像が得られる中間転写ベ
ルト−感光体一体カートリッジ、該カートリッジを有す
る電子写真装置、及び該カートリッジ及び電子写真装置
に用いられる中間転写ベルトを提供することである。
【0031】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、潜像担
持体上に形成された静電潜像を現像剤で顕在化した画像
を中間転写ベルトに転写する一次転写手段と中間転写ベ
ルトに転写された画像を更に転写材に転写する二次転写
手段とを有する電子写真装置に、着脱自在である中間転
写ベルト−感光体一体カートリッジにおいて、一次転写
押圧係数(T)が式(1)を満足し、かつベルト厚み
(B)が式(2)を満足し、かつ一次転写部の当接圧力
が長手方向において、最小と最大の圧力差が10倍以内
であることを特徴とする中間転写ベルト−感光体一体カ
ートリッジである。 1<T<300 ・・・(1) 0.02<B<0.3 ・・・(2) ここで、一次転写押圧係数(T) T=N・U ・・・(3) N:一次転写部分のニップ幅(mm) U:一次転写の当接圧力(N) また、 B:ベルト厚み(mm)
持体上に形成された静電潜像を現像剤で顕在化した画像
を中間転写ベルトに転写する一次転写手段と中間転写ベ
ルトに転写された画像を更に転写材に転写する二次転写
手段とを有する電子写真装置に、着脱自在である中間転
写ベルト−感光体一体カートリッジにおいて、一次転写
押圧係数(T)が式(1)を満足し、かつベルト厚み
(B)が式(2)を満足し、かつ一次転写部の当接圧力
が長手方向において、最小と最大の圧力差が10倍以内
であることを特徴とする中間転写ベルト−感光体一体カ
ートリッジである。 1<T<300 ・・・(1) 0.02<B<0.3 ・・・(2) ここで、一次転写押圧係数(T) T=N・U ・・・(3) N:一次転写部分のニップ幅(mm) U:一次転写の当接圧力(N) また、 B:ベルト厚み(mm)
【0032】また、本発明は、潜像担持体上に形成され
た静電潜像を現像剤で顕在化した画像を中間転写ベルト
に転写する一次転写手段と中間転写ベルトに転写された
画像を更に転写材に転写する二次転写手段とを有する電
子写真装置であって、該電子写真装置に着脱自在である
中間転写ベルト−感光体一体カートリッジを有する電子
写真装置において、中間転写ベルト−感光体一体カート
リッジにおける一次転写押圧係数(T)が式(1)を満
足し、かつベルト厚み(B)が式(2)を満足し、かつ
一次転写部の当接圧力が長手方向において、最小と最大
の圧力差が10倍以内であることを特徴とする電子写真
装置である。 1<T<300 ・・・(1) 0.02<B<0.3 ・・・(2) ここで、一次転写押圧係数(T) T=N・U ・・・(3) N:一次転写部分のニップ幅(mm) U:一次転写の当接圧力(N) また、 B:ベルト厚み(mm)
た静電潜像を現像剤で顕在化した画像を中間転写ベルト
に転写する一次転写手段と中間転写ベルトに転写された
画像を更に転写材に転写する二次転写手段とを有する電
子写真装置であって、該電子写真装置に着脱自在である
中間転写ベルト−感光体一体カートリッジを有する電子
写真装置において、中間転写ベルト−感光体一体カート
リッジにおける一次転写押圧係数(T)が式(1)を満
足し、かつベルト厚み(B)が式(2)を満足し、かつ
一次転写部の当接圧力が長手方向において、最小と最大
の圧力差が10倍以内であることを特徴とする電子写真
装置である。 1<T<300 ・・・(1) 0.02<B<0.3 ・・・(2) ここで、一次転写押圧係数(T) T=N・U ・・・(3) N:一次転写部分のニップ幅(mm) U:一次転写の当接圧力(N) また、 B:ベルト厚み(mm)
【0033】また、本発明は、上記中間転写ベルト−感
光体一体カートリッジ及び電子写真装置に用いられるこ
とを特徴とする中間転写ベルトである。
光体一体カートリッジ及び電子写真装置に用いられるこ
とを特徴とする中間転写ベルトである。
【0034】
【発明の実施の形態】即ち、本発明ではメンテナンスの
簡素化と全市写真装置本体及びカートリッジの小型化、
低コスト化及び画像品質の向上について検討した結果、
中間転写ベルト−感光体一体カートリッジを用いた上
で、更にいくつかの手段を合わせてとることによって初
期の目標を達成するに至った。
簡素化と全市写真装置本体及びカートリッジの小型化、
低コスト化及び画像品質の向上について検討した結果、
中間転写ベルト−感光体一体カートリッジを用いた上
で、更にいくつかの手段を合わせてとることによって初
期の目標を達成するに至った。
【0035】本発明では図6のように中間転写ベルトの
一次転写のニップ部分に長時間凹みが発生している状態
で、環境が変動してもニップ部の凹み状態が保持されに
くくすることを考慮した設計を行っているため、製造
後、長時間経過した中間転写ベルトカートリッジであっ
ても問題を生じることなく、良好な画像を得ることが可
能である。
一次転写のニップ部分に長時間凹みが発生している状態
で、環境が変動してもニップ部の凹み状態が保持されに
くくすることを考慮した設計を行っているため、製造
後、長時間経過した中間転写ベルトカートリッジであっ
ても問題を生じることなく、良好な画像を得ることが可
能である。
【0036】具体的には、一次転写押圧係数(T)が式
(1)の関係 1<T<300 ・・・(1) ここで、一次転写押圧係数(T) T=N・U ・・・(3) N:一次転写部分のニップ幅(mm) U:一次転写の当接圧力(N) にあること、即ち、ニップ幅が広くなると、ニップ凹み
の変形量が大きくなるので、ニップ凹み部分に起因する
画像不良、具体的には凹みに起因する感光ドラムとの接
触不良による白抜けが発生する。また、ニップ幅が狭く
なると、転写電界が十分にかからないので、転写効率が
低くなる。また、一次転写の当接圧力が高くなると、ニ
ップ変形が長期間保持される。また、一次転写の当接圧
力が低くなると、転写効率が低くなる、という傾向があ
り、それぞれの領域のデータをかけあわせることで、ニ
ップ変形が少なく、転写効率が良好な領域が導き出され
たのであり、それが(1)式である。
(1)の関係 1<T<300 ・・・(1) ここで、一次転写押圧係数(T) T=N・U ・・・(3) N:一次転写部分のニップ幅(mm) U:一次転写の当接圧力(N) にあること、即ち、ニップ幅が広くなると、ニップ凹み
の変形量が大きくなるので、ニップ凹み部分に起因する
画像不良、具体的には凹みに起因する感光ドラムとの接
触不良による白抜けが発生する。また、ニップ幅が狭く
なると、転写電界が十分にかからないので、転写効率が
低くなる。また、一次転写の当接圧力が高くなると、ニ
ップ変形が長期間保持される。また、一次転写の当接圧
力が低くなると、転写効率が低くなる、という傾向があ
り、それぞれの領域のデータをかけあわせることで、ニ
ップ変形が少なく、転写効率が良好な領域が導き出され
たのであり、それが(1)式である。
【0037】本発明のニップ幅を測定する手段は以下の
通りである。
通りである。
【0038】<ニップ幅測定用シリコーンオイル(1)
の作成> シリコーンオイル:東レ・ダウコーニング・シリコーン
社製SH28PA 9部 (質量部、以下同様) カーボンブラック:1部 イソプロピルアルコール:90部 これらをビーズミルで1時間分散しニップ幅測定用シリ
コーンオイル(1)を作成する。
の作成> シリコーンオイル:東レ・ダウコーニング・シリコーン
社製SH28PA 9部 (質量部、以下同様) カーボンブラック:1部 イソプロピルアルコール:90部 これらをビーズミルで1時間分散しニップ幅測定用シリ
コーンオイル(1)を作成する。
【0039】<ベルトへのシリコーンオイル塗布>上記
で作成したシリコーンオイル(1)を中間転写ベルトへ
ベーカーアプリケーターを用いて塗布する。このときの
厚み設定は12.5μmにする。塗布幅は少なくとも1
0mm以上は必要であり、塗布方向はニップの長手方向
である。
で作成したシリコーンオイル(1)を中間転写ベルトへ
ベーカーアプリケーターを用いて塗布する。このときの
厚み設定は12.5μmにする。塗布幅は少なくとも1
0mm以上は必要であり、塗布方向はニップの長手方向
である。
【0040】この塗布後10分風乾させ、イソプロピル
アルコールを除去することで、ベルト表面にシリコーン
オイル皮膜を作る。
アルコールを除去することで、ベルト表面にシリコーン
オイル皮膜を作る。
【0041】<ニップ部の感光ドラムへの転写>ベルト
表面にシリコーン皮膜を形成したベルトをシリコーン皮
膜に触れないように図2のカートリッジに組み付け、感
光ドラムも組み付ける。感光ドラムは組み付け時に回転
させないように取り付ける。取り付けたのち、1分間放
置させ感光ドラムを回転させないように取り外す。この
ことで、感光体表面のニップ部分にはシリコーンオイル
が付着する。
表面にシリコーン皮膜を形成したベルトをシリコーン皮
膜に触れないように図2のカートリッジに組み付け、感
光ドラムも組み付ける。感光ドラムは組み付け時に回転
させないように取り付ける。取り付けたのち、1分間放
置させ感光ドラムを回転させないように取り外す。この
ことで、感光体表面のニップ部分にはシリコーンオイル
が付着する。
【0042】<ニップ幅の測定>感光ドラムに転写され
たシリコーンオイルの幅を実体顕微鏡により測定する
が、このとき、測定されるのは図5のaである。実際に
必要な数値はXであるので、下記式 (A)によってX
(ニップ幅)を算出する。 X=2r・(sin-1a/2r) ・・・(A) r:感光ドラムの半径 また、sin-1で返される値はラジアンである。
たシリコーンオイルの幅を実体顕微鏡により測定する
が、このとき、測定されるのは図5のaである。実際に
必要な数値はXであるので、下記式 (A)によってX
(ニップ幅)を算出する。 X=2r・(sin-1a/2r) ・・・(A) r:感光ドラムの半径 また、sin-1で返される値はラジアンである。
【0043】また、ニップの幅はどの場所でも必ずしも
一定ではないので、感光ドラムの中央を中心として中心
から10mmずつ左右に4点測定し、中央を含めた計9
点の平均値をニップ幅とする。
一定ではないので、感光ドラムの中央を中心として中心
から10mmずつ左右に4点測定し、中央を含めた計9
点の平均値をニップ幅とする。
【0044】また、一次転写の当接圧力(N)は一次転
写ローラを押圧するバネ圧であるが、押圧手段はこれ以
外でもさしつかえない。
写ローラを押圧するバネ圧であるが、押圧手段はこれ以
外でもさしつかえない。
【0045】また、(1)式のみ満たしていても、ニッ
プ部変形に対して十分ではなく、(2)式も満たす必要
がある。
プ部変形に対して十分ではなく、(2)式も満たす必要
がある。
【0046】即ち、中間転写ベルトの厚みが0.3mm
以上であると、ニップ部に当接し、ベルトが変形したと
きに感光体に当接される部分と転写ローラで押される部
分、即ちベルト表面と裏面の変形量が大きく異なるの
で、変形が保持される。また、ベルト厚みが0.02m
m以下となると、ベルト剛性が確保できない。
以上であると、ニップ部に当接し、ベルトが変形したと
きに感光体に当接される部分と転写ローラで押される部
分、即ちベルト表面と裏面の変形量が大きく異なるの
で、変形が保持される。また、ベルト厚みが0.02m
m以下となると、ベルト剛性が確保できない。
【0047】<ベルト厚さ測定方法>本発明の中間転写ベ
ルトの厚さは、最低値1μmのダイアルゲージを用い、
ベルト両端部から50mm内側及びベルト中央について
周方向に等間隔で4点、全周にわたって測定し、中間転
写ベルト1本につき合計12点を平均した値とする。
ルトの厚さは、最低値1μmのダイアルゲージを用い、
ベルト両端部から50mm内側及びベルト中央について
周方向に等間隔で4点、全周にわたって測定し、中間転
写ベルト1本につき合計12点を平均した値とする。
【0048】更に、ニップ部の圧力も(1)式に入って
いた場合でも局所的に強く当接されるとそこの凹みが画
像に出る場合がある。
いた場合でも局所的に強く当接されるとそこの凹みが画
像に出る場合がある。
【0049】即ち、一次転写部分が長手方向に均一に圧
力がかかっている場合には(1)式のみ対応できればニ
ップ部凹み画像が発生しないが、均一に圧力がかから
ず、局所的に強い圧力がかかった場合にはその部分に凹
みが発生することがあるのである。このときの長手方向
の圧力差は最小と最大の差として10倍以内である。1
0倍を超えると最大圧力がかかった部分に凹みが発生
し、凹み部分に起因する画像不良が発生する。
力がかかっている場合には(1)式のみ対応できればニ
ップ部凹み画像が発生しないが、均一に圧力がかから
ず、局所的に強い圧力がかかった場合にはその部分に凹
みが発生することがあるのである。このときの長手方向
の圧力差は最小と最大の差として10倍以内である。1
0倍を超えると最大圧力がかかった部分に凹みが発生
し、凹み部分に起因する画像不良が発生する。
【0050】本発明の長手方向の圧力差を測定する手段
は以下の通りである。
は以下の通りである。
【0051】<測定機>
タクタイルセンサ PINCH500(ニッタ社製)
センサ部サイズはカートリッジサイズに応じて選択す
る。例えば、A4サイズカートリッジであればセンサ幅
211mmサイズを使用し、A3サイズカートリッジで
あればセンサ幅299mmサイズを使用する。
る。例えば、A4サイズカートリッジであればセンサ幅
211mmサイズを使用し、A3サイズカートリッジで
あればセンサ幅299mmサイズを使用する。
【0052】<測定方法>図2の中間転写ベルト−感光
体一体カートリッジの矢印の一次転写ニップ部分にセン
サシートをはさみこむ。センサのはさみこみ場所はセン
サ長手方向中央部と一次転写ローラの長手方向中央部と
が一致する場所とする。
体一体カートリッジの矢印の一次転写ニップ部分にセン
サシートをはさみこむ。センサのはさみこみ場所はセン
サ長手方向中央部と一次転写ローラの長手方向中央部と
が一致する場所とする。
【0053】測定データは長手方向に44分割である
が、各ポイントの最大、最小でなく、片側から4つの平
均をとり11ブロックで最大、最小を判断する。
が、各ポイントの最大、最小でなく、片側から4つの平
均をとり11ブロックで最大、最小を判断する。
【0054】また、中間転写ベルトとしては、薄いベル
トであっても強度が高いため、原材料使用量を少なくで
き、低コストになるため樹脂製ベルトが好ましい。ま
た、樹脂製であれば熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂のい
ずれでもよいが、低コスト生産のできる熱可塑性樹脂の
法が好ましい。更に、その成形方法としては、環状ダイ
から連続溶融押し出しし、その後、必要な長さに切断し
てベルトを製造する方法が好ましく、その一例としてイ
ンフレーション成形が好ましい。
トであっても強度が高いため、原材料使用量を少なくで
き、低コストになるため樹脂製ベルトが好ましい。ま
た、樹脂製であれば熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂のい
ずれでもよいが、低コスト生産のできる熱可塑性樹脂の
法が好ましい。更に、その成形方法としては、環状ダイ
から連続溶融押し出しし、その後、必要な長さに切断し
てベルトを製造する方法が好ましく、その一例としてイ
ンフレーション成形が好ましい。
【0055】以下に本発明の中間転写ベルトの製造方法
の一態様を説明する。但し、それにより本発明が何ら制
限を受けるものではない。
の一態様を説明する。但し、それにより本発明が何ら制
限を受けるものではない。
【0056】図3に本発明に用いる成形装置の一例を示
す。本装置は基本的には、押し出し機、押し出しダイス
及び空気吹き込み装置よりなる。
す。本装置は基本的には、押し出し機、押し出しダイス
及び空気吹き込み装置よりなる。
【0057】まず、成形用樹脂、導電剤及び添加剤等を
所望の処方に基づき、予め予備混合後、混練分散をせし
めた成形用原料を押し出し機100に具備したホッパー
102に投入する。押し出し機100は、成形用原料
が、後工程でのベルト成形が可能となる溶融粘度とな
り、また、原料相互が均一分散するように、設定温度、
及び押し出し機のスクリュー構成は選択される。成形用
原料は押し出し機100中で溶融混練され溶融体となり
環状ダイス103に入る。環状ダイス103は空気導入
路104が配設されており、空気導入路104より空気
が環状ダイス103の中央に空気が吹き込まれることに
よりダイス103を通過した溶融体は径方向に拡大膨張
し、筒状フィルム110となる。
所望の処方に基づき、予め予備混合後、混練分散をせし
めた成形用原料を押し出し機100に具備したホッパー
102に投入する。押し出し機100は、成形用原料
が、後工程でのベルト成形が可能となる溶融粘度とな
り、また、原料相互が均一分散するように、設定温度、
及び押し出し機のスクリュー構成は選択される。成形用
原料は押し出し機100中で溶融混練され溶融体となり
環状ダイス103に入る。環状ダイス103は空気導入
路104が配設されており、空気導入路104より空気
が環状ダイス103の中央に空気が吹き込まれることに
よりダイス103を通過した溶融体は径方向に拡大膨張
し、筒状フィルム110となる。
【0058】このとき吹き込まれる気体は空気以外、窒
素、2酸化炭素、及びルゴン等を選択することができ
る。膨張した成形体は外部冷却リング105により冷却
されつつ上方向に引き上げられる。通常インフレーショ
ン装置では安定板106でチューブを左右から押しつぶ
して、シート状に折りたたみ、ピンチローラー107で
内部のエアーが抜けないように挟持して一定速度で引き
取る方法がとられる。ついで、引き取られたフィルムを
カット装置108で切断し、所望の大きさの筒状フィル
ムを得る。
素、2酸化炭素、及びルゴン等を選択することができ
る。膨張した成形体は外部冷却リング105により冷却
されつつ上方向に引き上げられる。通常インフレーショ
ン装置では安定板106でチューブを左右から押しつぶ
して、シート状に折りたたみ、ピンチローラー107で
内部のエアーが抜けないように挟持して一定速度で引き
取る方法がとられる。ついで、引き取られたフィルムを
カット装置108で切断し、所望の大きさの筒状フィル
ムを得る。
【0059】次に、この筒状フィルムに表面平滑性や寸
法を調整したり、成形の際にフィルムについた折り目を
除去するなどの目的で型を使用した加工を行う。
法を調整したり、成形の際にフィルムについた折り目を
除去するなどの目的で型を使用した加工を行う。
【0060】具体的には加熱熱膨張率の異なる材料で作
られた直径の異なる一組の円筒型を使用する方法があ
る。小径の円筒型(内型)の熱膨張率は大径の円筒型(外
型)の熱膨張率より大きくなるようにし、この内型に成
形した筒状フィルムを被せた後、その内型を外型内に挿
入して、内型と外型で筒状フィルムを挟み込むようにす
る。型の間のギャップは加熱する温度と内型、外型の熱
膨張率の差及び必要とされる圧力で計算して求める。内
型、筒状フィルム及び外型の順でセットされた型を樹脂
の軟化点温度付近まで加熱する。加熱により熱膨張率の
大きい内型は外型より膨張し、筒状フィルム全面に均一
な圧力がかかる。この時、軟化点付近に達した樹脂フィ
ルムの表円は平滑に加工した外型内面に押し付けられ、
樹脂フィルム表面の平滑性が向上する。その後冷却して
フィルムを型から外すことで平滑な表面性を得ることが
できる。
られた直径の異なる一組の円筒型を使用する方法があ
る。小径の円筒型(内型)の熱膨張率は大径の円筒型(外
型)の熱膨張率より大きくなるようにし、この内型に成
形した筒状フィルムを被せた後、その内型を外型内に挿
入して、内型と外型で筒状フィルムを挟み込むようにす
る。型の間のギャップは加熱する温度と内型、外型の熱
膨張率の差及び必要とされる圧力で計算して求める。内
型、筒状フィルム及び外型の順でセットされた型を樹脂
の軟化点温度付近まで加熱する。加熱により熱膨張率の
大きい内型は外型より膨張し、筒状フィルム全面に均一
な圧力がかかる。この時、軟化点付近に達した樹脂フィ
ルムの表円は平滑に加工した外型内面に押し付けられ、
樹脂フィルム表面の平滑性が向上する。その後冷却して
フィルムを型から外すことで平滑な表面性を得ることが
できる。
【0061】この後、必要に応じて補強部材やガイド部
材、位置検知部材の取り付けや精密カットを行って電子
写真用ベルトを製造する。
材、位置検知部材の取り付けや精密カットを行って電子
写真用ベルトを製造する。
【0062】また、説明は単層ベルトに関してであった
が、2層の場合は図4に示されるように更に押し出し機
101を追加配置し、押し出し機100の混練溶融体と
同時に2層用の環状ダイス103へ、押し出し機101
の混練溶融体を送り込み、2層同時に拡大膨張させ2層
ベルトを得ることができる。
が、2層の場合は図4に示されるように更に押し出し機
101を追加配置し、押し出し機100の混練溶融体と
同時に2層用の環状ダイス103へ、押し出し機101
の混練溶融体を送り込み、2層同時に拡大膨張させ2層
ベルトを得ることができる。
【0063】もちろん3層以上の時は、層数に応じ相応
に押し出し機を準備すればよい。このように本発明は単
層のみならず、多層構成の電子写真用ベルトを一段工程
で、且つ短時間に寸法精度よく、成形することが可能で
ある。この短時間成形が可能ということは量生産及び低
コスト生産が可能であることを十分示唆するものであ
る。
に押し出し機を準備すればよい。このように本発明は単
層のみならず、多層構成の電子写真用ベルトを一段工程
で、且つ短時間に寸法精度よく、成形することが可能で
ある。この短時間成形が可能ということは量生産及び低
コスト生産が可能であることを十分示唆するものであ
る。
【0064】本発明の中間転写ベルトに用いられる成形
用原料のうちの主たる材料である樹脂は本発明の特性を
満たしていれば特に制約はないが、熱可塑性樹脂である
ことが好ましい。例えば、ポリエチレンやポリプロピレ
ン等のオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリ
ル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート、ポリサ
ルホンやポリエーテルサルホンやポリフェニレンサルフ
ァイドなどの硫黄含有樹脂、ポリフッ化ビニリデン(P
VDF)やポリエチレン−四フッ化エチレン共重合体な
どのフッ素含有樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹
脂、ケトン樹脂、ポリ塩化ビニリデン、熱可塑性ポリイ
ミド樹脂、ポリアミド樹脂、変性ポリフェニレンオキサ
イド樹脂等やこれらの各種変性樹脂や共重合体を1種類
あるいは2種類以上を使用することができる。ただし、
上記材料に限定されるものではない。
用原料のうちの主たる材料である樹脂は本発明の特性を
満たしていれば特に制約はないが、熱可塑性樹脂である
ことが好ましい。例えば、ポリエチレンやポリプロピレ
ン等のオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリ
ル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート、ポリサ
ルホンやポリエーテルサルホンやポリフェニレンサルフ
ァイドなどの硫黄含有樹脂、ポリフッ化ビニリデン(P
VDF)やポリエチレン−四フッ化エチレン共重合体な
どのフッ素含有樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹
脂、ケトン樹脂、ポリ塩化ビニリデン、熱可塑性ポリイ
ミド樹脂、ポリアミド樹脂、変性ポリフェニレンオキサ
イド樹脂等やこれらの各種変性樹脂や共重合体を1種類
あるいは2種類以上を使用することができる。ただし、
上記材料に限定されるものではない。
【0065】次に、本発明の中間転写ベルトの電気抵抗
値を調節するために混合する添加剤は特に制限されるも
のではないが、抵抗を調整する導電性フィラーとしては
カーボンブラックや各種の導電性金属酸化物などがあ
り、非フィラー系抵抗調整剤としては各種金属塩やグリ
コール類などの低分子量のイオン導電材やエーテル結合
や水酸基などを分子内に含んだ帯電防止樹脂または電子
導電性を示す有機高分子化合物などである。
値を調節するために混合する添加剤は特に制限されるも
のではないが、抵抗を調整する導電性フィラーとしては
カーボンブラックや各種の導電性金属酸化物などがあ
り、非フィラー系抵抗調整剤としては各種金属塩やグリ
コール類などの低分子量のイオン導電材やエーテル結合
や水酸基などを分子内に含んだ帯電防止樹脂または電子
導電性を示す有機高分子化合物などである。
【0066】一方、中間転写ベルト−感光体一体カート
リッジの小型化、低価格化を進めるためにはカートリッ
ジに組み込まれる感光体の形状も重要である。従って、
感光体は駆動機構が簡単で小型化し易い外径60mm以
下の小径の感光ドラムが好ましい。
リッジの小型化、低価格化を進めるためにはカートリッ
ジに組み込まれる感光体の形状も重要である。従って、
感光体は駆動機構が簡単で小型化し易い外径60mm以
下の小径の感光ドラムが好ましい。
【0067】また、同様の目的で中間転写ベルトは2本
のローラーで張架する方式が部品点数の削減や小型化が
促進され、好ましい。
のローラーで張架する方式が部品点数の削減や小型化が
促進され、好ましい。
【0068】中間転写ベルトに張力をかけるテンション
ローラーは中間転写ベルトに伸びに対応するために中間
転写ベルトの伸び方向に対して少なくとも1mm以上ス
ライドすることが必要であり、中間転写ベルトがスリッ
プすることなく確実に駆動するためには5N以上の力で
中間転写ベルトを張架することが好ましい。
ローラーは中間転写ベルトに伸びに対応するために中間
転写ベルトの伸び方向に対して少なくとも1mm以上ス
ライドすることが必要であり、中間転写ベルトがスリッ
プすることなく確実に駆動するためには5N以上の力で
中間転写ベルトを張架することが好ましい。
【0069】また、カートリッジの小型化とコストダウ
ンのため、中間転写ベルトのクリーニング機構は転写残
トナーを逆極性に帯電させて、一次転写時に同時に感光
体に戻す一次転写同時クリーニング方式を用いることが
好ましい。具体的には中間転写ベルト上に離接可能に配
置したクリーニングローラー等の帯電部材に電圧を印加
して二次転写残トナーに一次転写時と逆極性の電荷を与
え、つづく一次転写部において一次転写電界により感光
体に戻す手段である。トナーを逆極性に帯電する手段は
ブレードやコロナ帯電器等を用いても良い。中間転写ベ
ルト上から感光体に戻されたトナーはクリーニングブレ
ードなどの感光体のクリーニング機構で除去される。こ
の方式によれば感光体と中間転写ベルト双方にクリーニ
ングブレード等を配置し、廃トナーの送り機構や容器を
設置する方式に比べ、カートリッジの小型化と低コスト
化に大きな効果がある。このようなクリーニング装置は
中間転写ベルト−電子写真感光体一体カートリッジと一
体化することが好ましい。これは、クリーニング装置も
画像出力による劣化等で交換する必要があるが、一体化
することにより交換ユニットの数が減らされユーザーの
操作が簡便となるためである。
ンのため、中間転写ベルトのクリーニング機構は転写残
トナーを逆極性に帯電させて、一次転写時に同時に感光
体に戻す一次転写同時クリーニング方式を用いることが
好ましい。具体的には中間転写ベルト上に離接可能に配
置したクリーニングローラー等の帯電部材に電圧を印加
して二次転写残トナーに一次転写時と逆極性の電荷を与
え、つづく一次転写部において一次転写電界により感光
体に戻す手段である。トナーを逆極性に帯電する手段は
ブレードやコロナ帯電器等を用いても良い。中間転写ベ
ルト上から感光体に戻されたトナーはクリーニングブレ
ードなどの感光体のクリーニング機構で除去される。こ
の方式によれば感光体と中間転写ベルト双方にクリーニ
ングブレード等を配置し、廃トナーの送り機構や容器を
設置する方式に比べ、カートリッジの小型化と低コスト
化に大きな効果がある。このようなクリーニング装置は
中間転写ベルト−電子写真感光体一体カートリッジと一
体化することが好ましい。これは、クリーニング装置も
画像出力による劣化等で交換する必要があるが、一体化
することにより交換ユニットの数が減らされユーザーの
操作が簡便となるためである。
【0070】また、中間転写ベルト−電子写真感光体一
体カートリッジにおいて、該カートリッジは、電子写真
感光体を有する電子写真感光体ユニットと該中間転写ベ
ルトを有する中間転写ベルトユニットとに分離可能と
し、該電子写真感光体ユニットと該中間転写ベルトユニ
ットとを連結する連結手段を有することが好ましい。
体カートリッジにおいて、該カートリッジは、電子写真
感光体を有する電子写真感光体ユニットと該中間転写ベ
ルトを有する中間転写ベルトユニットとに分離可能と
し、該電子写真感光体ユニットと該中間転写ベルトユニ
ットとを連結する連結手段を有することが好ましい。
【0071】この構成を採ることで、ユーザーは、カラ
ー電子写真装置用のプロセスカートリッジをカラー電子
写真装置本体から取り出した後に、取り出したプロセス
カートリッジを電子写真感光体ユニットと中間転写ベル
トユニットとに分離し、寿命に達したユニットのみを交
換することが可能となり、ユーザーのコスト負担も軽減
することができ、また、生産者側にとっても、不良ユニ
ットの交換のみで対処できる利点があるためである。
ー電子写真装置用のプロセスカートリッジをカラー電子
写真装置本体から取り出した後に、取り出したプロセス
カートリッジを電子写真感光体ユニットと中間転写ベル
トユニットとに分離し、寿命に達したユニットのみを交
換することが可能となり、ユーザーのコスト負担も軽減
することができ、また、生産者側にとっても、不良ユニ
ットの交換のみで対処できる利点があるためである。
【0072】また、中間転写ベルトは抵抗値の調整が必
要である。良好な画像が得られる中間転写ベルトの体積
抵抗率の範囲は1×106Ωcmから8×1013Ωcmの
間である。体積抵抗率が1×106Ωcm未満では抵抗が
低過ぎて十分な転写電界が得られず、画像の抜けやガサ
ツキを生じる。一方で体積抵抗率が8×1013Ωcmよ
り高いと転写電圧も高くする必要があり、電源の大型化
やコストの増大を招く。
要である。良好な画像が得られる中間転写ベルトの体積
抵抗率の範囲は1×106Ωcmから8×1013Ωcmの
間である。体積抵抗率が1×106Ωcm未満では抵抗が
低過ぎて十分な転写電界が得られず、画像の抜けやガサ
ツキを生じる。一方で体積抵抗率が8×1013Ωcmよ
り高いと転写電圧も高くする必要があり、電源の大型化
やコストの増大を招く。
【0073】本発明では中間転写ベルトと感光体を一体
のカートリッジとしているが、ユーザーが使用する時点
で一体であればよく、その製造過程での取り扱いや回収
後の分解のし易さなどを考慮すると、例えば中間転写ベ
ルトユニットと感光体ユニットのようないくつかのユニ
ットに分離できる設計を行った方が好ましい。
のカートリッジとしているが、ユーザーが使用する時点
で一体であればよく、その製造過程での取り扱いや回収
後の分解のし易さなどを考慮すると、例えば中間転写ベ
ルトユニットと感光体ユニットのようないくつかのユニ
ットに分離できる設計を行った方が好ましい。
【0074】以下に本発明に関わる諸物性の測定方法を
示す。
示す。
【0075】<体積抵抗測定方法>測定装置は抵抗計に
超高抵抗計R8340A(アドバンテスト社製)、試料
箱は超高抵抗測定用資料箱TR42(アドバンテスト社
製)を使用するが、主電極は直径25mm、ガード・リ
ング電極は内径41mm、外径49mmとする。
超高抵抗計R8340A(アドバンテスト社製)、試料
箱は超高抵抗測定用資料箱TR42(アドバンテスト社
製)を使用するが、主電極は直径25mm、ガード・リ
ング電極は内径41mm、外径49mmとする。
【0076】サンプルは次のように作成する。まず、電
子写真用ベルトを直径56mmの円形に打ち抜き機また
は鋭利な刃物で切り抜く。切り抜いた円形片の片面はそ
の全面をPt−Pd蒸着膜により電極を設け、もう一方
の面はPt−Pd蒸着膜により直径25mmの主電極と
内径38mm、外径50mmのガード電極を設ける。P
t−Pd蒸着膜は、マイルドスパッタE1030(日立
製作所製)で蒸着操作を2分間行なうことにより得られ
る。蒸着操作を終了したものを測定サンプルとする。
子写真用ベルトを直径56mmの円形に打ち抜き機また
は鋭利な刃物で切り抜く。切り抜いた円形片の片面はそ
の全面をPt−Pd蒸着膜により電極を設け、もう一方
の面はPt−Pd蒸着膜により直径25mmの主電極と
内径38mm、外径50mmのガード電極を設ける。P
t−Pd蒸着膜は、マイルドスパッタE1030(日立
製作所製)で蒸着操作を2分間行なうことにより得られ
る。蒸着操作を終了したものを測定サンプルとする。
【0077】測定雰囲気は23℃/55%RHとし、測
定サンプルは予め同雰囲気下に12時間以上放置してお
く。測定はディスチャージ10秒、チャージ30秒、メ
ジャー30秒とし、印加電圧100vで測定を行う。
定サンプルは予め同雰囲気下に12時間以上放置してお
く。測定はディスチャージ10秒、チャージ30秒、メ
ジャー30秒とし、印加電圧100vで測定を行う。
【0078】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。
【0079】[実施例1]
<中間転写ベルトの作成>
【0080】
PVDF 100部
ポリエーテル含有帯電防止樹脂 12部
【0081】上記の配合で帯電防止樹脂はPVDFより
伸びが大きく、かつ2種の材料が完全に相溶しないもの
を選択した。この材料を2軸の押し出し機で210℃で
溶融混練して各材料を混合し、直径2mm程度のストラ
ンドで押し出してカットし、ペレットとした。これを成
形用原料1とする。次に、図3の成形装置において、成
形用ダイ103は単層用環状ダイとし、ダイスリットの
直径が100mmのものを用いた。ダイスリットは0.
8mmとした。この成形装置の材料ホッパー102へ十
分に加熱乾燥させた前記成形用原料1を投入し、加熱溶
融してダイから210℃で円筒状に押し出した。ダイの
周囲には外部冷却リング105が設置されており、押し
出されたフィルムに周囲から空気を吹き付け、冷却を行
う。また、押し出された筒状フィルムの内部には空気導
入路104より空気を吹き込み、直径140mmまで拡
大膨張した後、引き取り装置で10m/minの速度で
連続的に引き取った。なお、空気の導入は直径が所望の
値になった時点で停止している。更に、ピンチローラー
につづくカット装置108で筒状フィルムをカットす
る。厚さが安定した後、長さ310mmで切断して筒状
フィルム1を成形した。
伸びが大きく、かつ2種の材料が完全に相溶しないもの
を選択した。この材料を2軸の押し出し機で210℃で
溶融混練して各材料を混合し、直径2mm程度のストラ
ンドで押し出してカットし、ペレットとした。これを成
形用原料1とする。次に、図3の成形装置において、成
形用ダイ103は単層用環状ダイとし、ダイスリットの
直径が100mmのものを用いた。ダイスリットは0.
8mmとした。この成形装置の材料ホッパー102へ十
分に加熱乾燥させた前記成形用原料1を投入し、加熱溶
融してダイから210℃で円筒状に押し出した。ダイの
周囲には外部冷却リング105が設置されており、押し
出されたフィルムに周囲から空気を吹き付け、冷却を行
う。また、押し出された筒状フィルムの内部には空気導
入路104より空気を吹き込み、直径140mmまで拡
大膨張した後、引き取り装置で10m/minの速度で
連続的に引き取った。なお、空気の導入は直径が所望の
値になった時点で停止している。更に、ピンチローラー
につづくカット装置108で筒状フィルムをカットす
る。厚さが安定した後、長さ310mmで切断して筒状
フィルム1を成形した。
【0082】この筒状フィルム1を熱膨張率の異なる金
属からなる一組の円筒型を用いてサイズと表面平滑性の
調整と折り目除去を行った。熱膨張率の高い方の内型に
筒状フィルム1を被せて、その内型を内面を平滑に加工
した外型に挿入し、170℃で20分間加熱する。冷却
後シリンダーから外して端部をカットし、直径140m
mの中間転写ベルト1を作製した。
属からなる一組の円筒型を用いてサイズと表面平滑性の
調整と折り目除去を行った。熱膨張率の高い方の内型に
筒状フィルム1を被せて、その内型を内面を平滑に加工
した外型に挿入し、170℃で20分間加熱する。冷却
後シリンダーから外して端部をカットし、直径140m
mの中間転写ベルト1を作製した。
【0083】<カートリッジの作製>次に本実施例で用
いたプロセスカートリッジについて述べる。
いたプロセスカートリッジについて述べる。
【0084】図7は電子写真感光体を有する電子写真感
光体ユニットおよび中間転写ベルトを有する中間転写ベ
ルトユニットを連結して構成したプロセスカートリッジ
を示す。
光体ユニットおよび中間転写ベルトを有する中間転写ベ
ルトユニットを連結して構成したプロセスカートリッジ
を示す。
【0085】また、図8、図9は中間転写ベルトユニッ
ト、電子写真感光体ユニットをそれぞれ示す。
ト、電子写真感光体ユニットをそれぞれ示す。
【0086】フレーム構成は大きく2つに分割される。
【0087】図9に示される廃トナー容器52と一体構
成をとる電子写真感光体フレーム59に電子写真感光体
1、帯電ローラー2、クリーニングブレード53、スク
リュー54、ドラムシャッター55を主要部品として構
成される電子写真感光体ユニット50と図8に示される
中間転写ベルトフレーム45に中間転写ベルト5を駆動
ローラー8と従動ローラー12によりし、かつ、電子写
真感光体1と対向する中間転写ベルト内側には一次転写
ローラー58、駆動ローラー8には電荷付与手段(中間
転写ベルトクリーニングローラー)9も配置している中
間転写ベルトユニット51とに分かれる。
成をとる電子写真感光体フレーム59に電子写真感光体
1、帯電ローラー2、クリーニングブレード53、スク
リュー54、ドラムシャッター55を主要部品として構
成される電子写真感光体ユニット50と図8に示される
中間転写ベルトフレーム45に中間転写ベルト5を駆動
ローラー8と従動ローラー12によりし、かつ、電子写
真感光体1と対向する中間転写ベルト内側には一次転写
ローラー58、駆動ローラー8には電荷付与手段(中間
転写ベルトクリーニングローラー)9も配置している中
間転写ベルトユニット51とに分かれる。
【0088】この2つのユニットは、電子写真感光体フ
レーム59の左右両端に設けられた突起部71が、中間
転写ベルトフレーム45に設けられた位置決め穴72に
それぞれ挿入され、一方、電子写真感光体フレーム59
の幅方向中央に設けられたスナップフィット形式のフッ
ク部の爪73が、中間転写フレーム45のロック穴74
に嵌められて連結されている。
レーム59の左右両端に設けられた突起部71が、中間
転写ベルトフレーム45に設けられた位置決め穴72に
それぞれ挿入され、一方、電子写真感光体フレーム59
の幅方向中央に設けられたスナップフィット形式のフッ
ク部の爪73が、中間転写フレーム45のロック穴74
に嵌められて連結されている。
【0089】ここで、中間転写フレーム45に設けられ
た位置決め穴72、およびロック穴74は、電子写真感
光体フレーム59に設けられた突起部71、フック部爪
73より所定量だけ大きめの穴が開けられており、電子
写真感光体ユニット50と中間転写ベルトユニット51
の間には、所定量の相対的位置移動が可能な構成となっ
ている。
た位置決め穴72、およびロック穴74は、電子写真感
光体フレーム59に設けられた突起部71、フック部爪
73より所定量だけ大きめの穴が開けられており、電子
写真感光体ユニット50と中間転写ベルトユニット51
の間には、所定量の相対的位置移動が可能な構成となっ
ている。
【0090】また位置決め穴72にはテーパー部72a
が設けられ、着脱し易くなっている。
が設けられ、着脱し易くなっている。
【0091】図9において、電子写真感光体ユニット5
0のフック爪73を押して中間転写ベルトユニット51
のロック穴74から外し、電子写真感光体ユニット50
を回転させることで、図8、図9に示すように電子写真
感光体ユニットと中間転写ベルトユニットに分割でき
る。
0のフック爪73を押して中間転写ベルトユニット51
のロック穴74から外し、電子写真感光体ユニット50
を回転させることで、図8、図9に示すように電子写真
感光体ユニットと中間転写ベルトユニットに分割でき
る。
【0092】連結の際には、上記とは逆に、電子写真感
光体ユニット50の突起部71を中間転写ベルトユニッ
ト51の位置決め穴72に差込み、取り外し時とは逆方
向に回転させて、フック爪73をロック穴74に押し込
むことで、2つのユニットが連結される。
光体ユニット50の突起部71を中間転写ベルトユニッ
ト51の位置決め穴72に差込み、取り外し時とは逆方
向に回転させて、フック爪73をロック穴74に押し込
むことで、2つのユニットが連結される。
【0093】図10に本発明のプロセスカートリッジの
電子写真装置への着脱時の様子を示す。
電子写真装置への着脱時の様子を示す。
【0094】電子写真装置本体の上蓋60を開けるだけ
で、従来の白黒のレーザービームプリンターと同じよう
に簡単に、プロセスカートリッジの着脱ができ、ジャム
処理、プロセスカートリッジ交換などのメンテナンスが
容易にできる。
で、従来の白黒のレーザービームプリンターと同じよう
に簡単に、プロセスカートリッジの着脱ができ、ジャム
処理、プロセスカートリッジ交換などのメンテナンスが
容易にできる。
【0095】上記のカートリッジに以下の条件の感光ド
ラム、中間転写ベルトを組み付けた。
ラム、中間転写ベルトを組み付けた。
【0096】感光ドラムの半径r:23.5mm
中間転写ベルトの厚み:105μm
一次転写ローラの直径:13mm
一次転写ローラの形状:ストレート
一次転写ローラのバネ圧:3N
テンションローラーのバネ圧:20N
テンションローラーのスライド量:2.5mm
テンションローラーの直径:28mm
駆動ローラーの直径:28mm
【0097】この結果より、ベルト膜厚は式(2)に入
っていることがわかった。
っていることがわかった。
【0098】<ニップ幅測定>上記の条件のカートリッ
ジに感光ドラム、予め前述のシリコーンオイル(1)を
塗布した中間転写ベルトを組み付けニップ幅を測定し
た。
ジに感光ドラム、予め前述のシリコーンオイル(1)を
塗布した中間転写ベルトを組み付けニップ幅を測定し
た。
【0099】顕微鏡により感光ドラム上のシリコーンオ
イル幅aを測定したところ、9点平均で2.5mmであ
った。よって、式(A)で計算したところニップ幅Xは
2.501mmであった。
イル幅aを測定したところ、9点平均で2.5mmであ
った。よって、式(A)で計算したところニップ幅Xは
2.501mmであった。
【0100】このニップ幅測定後、感光ドラムと中間転
写ベルトに付着したシリコーンオイルをイソプロピルア
ルコールで拭き取った。
写ベルトに付着したシリコーンオイルをイソプロピルア
ルコールで拭き取った。
【0101】ニップ幅が判明したので、式(3)の計算
をしたところ、一次転写押圧係数(T)は7.503で
あり式(1)内であることがわかった。
をしたところ、一次転写押圧係数(T)は7.503で
あり式(1)内であることがわかった。
【0102】<一次転写部の当接圧力差測定>タクタイ
ルセンサで長手方向の圧力差を測定したところ、11ブ
ロックの最大最小圧力差は最小に対して3倍であった。
ルセンサで長手方向の圧力差を測定したところ、11ブ
ロックの最大最小圧力差は最小に対して3倍であった。
【0103】また、中間転写ベルト1を23℃/55%
RHの環境に3日間放置し、抵抗測定を行ったところ体
積抵抗値6.5×1011Ωcmであった。
RHの環境に3日間放置し、抵抗測定を行ったところ体
積抵抗値6.5×1011Ωcmであった。
【0104】<画像確認>長時間放置の促進試験として
上記カートリッジを40℃の高温環境に14日間放置し
た。その後23℃/55%RHの環境で12時間静置し
てから図1の電子写真装置にセットし、同環境下で80
g/m2紙にフルカラー画像のプリント試験を行った。
この際に使用した現像装置は600dpiのデジタルレ
ーザー方式とした。得られた画像を目視で評価したとこ
ろ、感光ドラムと中間転写ベルトのニップ部分に起因す
る白抜け画像は見られず、問題の無い良好なフルカラー
画像が得られた。更に、以下のように転写効率を定義し
て、転写効率の測定を行った。一次転写効率(感光ドラ
ムから中間転写ベルトへの転写効率)=中間転写ベルト
上の画像濃度/(感光ドラム上の転写残画像濃度+中間
転写ベルト上の画像濃度)。
上記カートリッジを40℃の高温環境に14日間放置し
た。その後23℃/55%RHの環境で12時間静置し
てから図1の電子写真装置にセットし、同環境下で80
g/m2紙にフルカラー画像のプリント試験を行った。
この際に使用した現像装置は600dpiのデジタルレ
ーザー方式とした。得られた画像を目視で評価したとこ
ろ、感光ドラムと中間転写ベルトのニップ部分に起因す
る白抜け画像は見られず、問題の無い良好なフルカラー
画像が得られた。更に、以下のように転写効率を定義し
て、転写効率の測定を行った。一次転写効率(感光ドラ
ムから中間転写ベルトへの転写効率)=中間転写ベルト
上の画像濃度/(感光ドラム上の転写残画像濃度+中間
転写ベルト上の画像濃度)。
【0105】結果、一次転写効率は95%であった。
【0106】このように、式(1)及び(2)の条件を
満たし、かつ一次転写長手方向の最大最小圧力差が10
倍以内である中間転写ベルト−感光体一体カートリッジ
は、良好な性能を有していることが確認された。
満たし、かつ一次転写長手方向の最大最小圧力差が10
倍以内である中間転写ベルト−感光体一体カートリッジ
は、良好な性能を有していることが確認された。
【0107】[実施例2]
<中間転写ベルトの作成>中間転写ベルト1は実施例1
に同じ。
に同じ。
【0108】<カートリッジ条件>本実施例に使用した
カートリッジの条件は以下の通りである
カートリッジの条件は以下の通りである
【0109】感光ドラムの半径r:23.5mm
中間転写ベルトの厚み:105μm
一次転写ローラの直径:13mm
一次転写ローラの形状:ストレート
一次転写ローラのバネ圧:30N
テンションローラーのバネ圧:20N
テンションローラーのスライド量:2.5mm
テンションローラーの直径:28mm
駆動ローラーの直径:28mm
【0110】この結果より、ベルト膜厚は式(2)に入
っていることがわかった。
っていることがわかった。
【0111】<ニップ幅定>上記の条件のカートリッジ
に感光ドラム、予め前述のシリコーンオイル(1)を塗
布した中間転写ベルトを組み付けニップ幅を測定した。
に感光ドラム、予め前述のシリコーンオイル(1)を塗
布した中間転写ベルトを組み付けニップ幅を測定した。
【0112】顕微鏡により感光ドラム上のシリコーンオ
イル幅aを測定したところ、9点平均で8mmであっ
た。よって、式(A)で計算したところニップ幅Xは
8.039mmであった。
イル幅aを測定したところ、9点平均で8mmであっ
た。よって、式(A)で計算したところニップ幅Xは
8.039mmであった。
【0113】このニップ幅測定後、感光ドラムと中間転
写ベルトに付着したシリコーンオイルをイソプロピルア
ルコールで拭き取った。
写ベルトに付着したシリコーンオイルをイソプロピルア
ルコールで拭き取った。
【0114】ニップ幅が判明したので、式(3)の計算
をしたところ、一次転写押圧係数(T)は241.17
であり式(1)内であることがわかった。
をしたところ、一次転写押圧係数(T)は241.17
であり式(1)内であることがわかった。
【0115】<一次転写部の当接圧力差測定>タクタイ
ルセンサで長手方向の圧力差を測定したところ、11ブ
ロックの最大最小圧力差は最小に対して2倍であった。
ルセンサで長手方向の圧力差を測定したところ、11ブ
ロックの最大最小圧力差は最小に対して2倍であった。
【0116】また、中間転写ベルト1を23℃/55%
RHの環境に3日間放置し、抵抗測定を行ったところ、
体積抵抗値は6.5×1011Ωcmであった。
RHの環境に3日間放置し、抵抗測定を行ったところ、
体積抵抗値は6.5×1011Ωcmであった。
【0117】<画像確認>長時間放置の促進試験として
上記カートリッジを40℃の高温環境に14日間放置し
た。その後23℃/55%RHの環境で12時間静置し
てから図1の電子写真装置にセットし、同環境下で80
g/m2紙にフルカラー画像のプリント試験を行った。
この際に使用した現像装置は600dpiのデジタルレ
ーザー方式とした。得られた画像を目視で評価したとこ
ろ、感光ドラムと中間転写ベルトのニップ部分に起因す
る白抜け画像は見られず、問題の無い良好なフルカラー
画像が得られた。更に、転写効率の測定を行ったところ
一次転写効率は96%であった。
上記カートリッジを40℃の高温環境に14日間放置し
た。その後23℃/55%RHの環境で12時間静置し
てから図1の電子写真装置にセットし、同環境下で80
g/m2紙にフルカラー画像のプリント試験を行った。
この際に使用した現像装置は600dpiのデジタルレ
ーザー方式とした。得られた画像を目視で評価したとこ
ろ、感光ドラムと中間転写ベルトのニップ部分に起因す
る白抜け画像は見られず、問題の無い良好なフルカラー
画像が得られた。更に、転写効率の測定を行ったところ
一次転写効率は96%であった。
【0118】このように、式(1)及び(2)の条件を
満たし、かつ一次転写長手方向の最大最小圧力差が10
倍以内である中間転写ベルト−感光体一体カートリッジ
は、良好な性能を有していることが確認された。
満たし、かつ一次転写長手方向の最大最小圧力差が10
倍以内である中間転写ベルト−感光体一体カートリッジ
は、良好な性能を有していることが確認された。
【0119】[実施例3]
<中間転写ベルトの作成>成形用原料は実施例1に同
じ。
じ。
【0120】次に、図3の成形装置において、成形用ダ
イ103は単層用環状ダイとし、ダイスリットの直径が
100mmのものを用いた。ダイスリットは0.8mm
とした。この成形装置の材料ホッパー102へ十分に加
熱乾燥させた前記成形用原料1を投入し、加熱溶融して
ダイから210℃で円筒状に押し出した。ダイの周囲に
は外部冷却リング105が設置されており、押し出され
たフィルムに周囲から空気を吹き付け、冷却を行う。ま
た、押し出された筒状フィルムの内部には空気導入路1
04より空気を吹き込み、直径140mmまで拡大膨張
した後、引き取り装置で4.6m/minの速度で連続
的に引き取った。なお、空気の導入は直径が所望の値に
なった時点で停止している。更に、ピンチローラーにつ
づくカット装置108で筒状フィルムをカットする。厚
さが安定した後、長さ310mmで切断して筒状フィル
ム1を成形した。
イ103は単層用環状ダイとし、ダイスリットの直径が
100mmのものを用いた。ダイスリットは0.8mm
とした。この成形装置の材料ホッパー102へ十分に加
熱乾燥させた前記成形用原料1を投入し、加熱溶融して
ダイから210℃で円筒状に押し出した。ダイの周囲に
は外部冷却リング105が設置されており、押し出され
たフィルムに周囲から空気を吹き付け、冷却を行う。ま
た、押し出された筒状フィルムの内部には空気導入路1
04より空気を吹き込み、直径140mmまで拡大膨張
した後、引き取り装置で4.6m/minの速度で連続
的に引き取った。なお、空気の導入は直径が所望の値に
なった時点で停止している。更に、ピンチローラーにつ
づくカット装置108で筒状フィルムをカットする。厚
さが安定した後、長さ310mmで切断して筒状フィル
ム1を成形した。
【0121】この筒状フィルム1を熱膨張率の異なる金
属からなる一組の円筒型を用いてサイズと表面平滑性の
調整と折り目除去を行った。熱膨張率の高い方の内型に
筒状フィルム1を被せて、その内型を内面を平滑に加工
した外型に挿入し、170℃で20分間加熱する。冷却
後シリンダーから外して端部をカットし、直径140m
mの中間転写ベルト1を作製した。
属からなる一組の円筒型を用いてサイズと表面平滑性の
調整と折り目除去を行った。熱膨張率の高い方の内型に
筒状フィルム1を被せて、その内型を内面を平滑に加工
した外型に挿入し、170℃で20分間加熱する。冷却
後シリンダーから外して端部をカットし、直径140m
mの中間転写ベルト1を作製した。
【0122】<ニップ幅測定>以下の条件のカートリッ
ジに感光ドラム、予め前述のシリコーンオイル(1)を
塗布した中間転写ベルトを組み付けニップ幅を測定し
た。
ジに感光ドラム、予め前述のシリコーンオイル(1)を
塗布した中間転写ベルトを組み付けニップ幅を測定し
た。
【0123】感光ドラムの半径r:23.5mm
中間転写ベルトの厚み:230μm
一次転写ローラの直径:13mm
一次転写ローラの形状:ストレート
一次転写ローラのバネ圧:10N
テンションローラーのバネ圧:20N
テンションローラーのスライド量:2.5mm
テンションローラーの直径:28mm
駆動ローラーの直径:28mm
【0124】顕微鏡により感光ドラム上のシリコーンオ
イル幅aを測定したところ、9点平均で4mmであっ
た。よって、式(A)で計算したところニップ幅Xは
4.0048mmであった。
イル幅aを測定したところ、9点平均で4mmであっ
た。よって、式(A)で計算したところニップ幅Xは
4.0048mmであった。
【0125】このニップ幅測定後感光ドラムと中間転写
ベルトに付着したシリコーンオイルをイソプロピルアル
コールで拭き取った。
ベルトに付着したシリコーンオイルをイソプロピルアル
コールで拭き取った。
【0126】ニップ幅が判明したので、式(3)の計算
をしたところ、一次転写押圧係数(T)は40.004
8であり式(1)内であることがわかった。
をしたところ、一次転写押圧係数(T)は40.004
8であり式(1)内であることがわかった。
【0127】<一次転写部の当接圧力差測定>タクタイ
ルセンサで長手方向の圧力差を測定したところ、11ブ
ロックの最大最小圧力差は最小に対して8倍であった。
ルセンサで長手方向の圧力差を測定したところ、11ブ
ロックの最大最小圧力差は最小に対して8倍であった。
【0128】また中間転写ベルト1を23℃/55%R
Hの環境に3日間放置し、抵抗測定を行ったところ体積
抵抗値6.8×1011Ωcmであった。
Hの環境に3日間放置し、抵抗測定を行ったところ体積
抵抗値6.8×1011Ωcmであった。
【0129】<画像確認>長時間放置の促進試験として
上記カートリッジを40℃の高温環境に14日間放置し
た。その後23℃/55%RHの環境で12時間静置し
てから図1の電子写真装置にセットし、同環境下で80
g/m2紙にフルカラー画像のプリント試験を行った。
この際に使用した現像装置は600dpiのデジタルレ
ーザー方式とした。得られた画像を目視で評価したとこ
ろ、感光ドラムと中間転写ベルトのニップ部分に起因す
る白抜け画像は見られず、問題の無い良好なフルカラー
画像が得られた。更に、一次転写効率は94%と良好で
あった。このように、式(1)及び(2)の条件を満た
し、かつ一次転写長手方向の最大最小圧力差が10倍以
内である中間転写ベルト−感光体一体カートリッジは、
良好な性能を有していることが確認された。
上記カートリッジを40℃の高温環境に14日間放置し
た。その後23℃/55%RHの環境で12時間静置し
てから図1の電子写真装置にセットし、同環境下で80
g/m2紙にフルカラー画像のプリント試験を行った。
この際に使用した現像装置は600dpiのデジタルレ
ーザー方式とした。得られた画像を目視で評価したとこ
ろ、感光ドラムと中間転写ベルトのニップ部分に起因す
る白抜け画像は見られず、問題の無い良好なフルカラー
画像が得られた。更に、一次転写効率は94%と良好で
あった。このように、式(1)及び(2)の条件を満た
し、かつ一次転写長手方向の最大最小圧力差が10倍以
内である中間転写ベルト−感光体一体カートリッジは、
良好な性能を有していることが確認された。
【0130】[比較例1]
<中間転写ベルトの作成>中間転写ベルト1は実施例1
に同じ。
に同じ。
【0131】<ニップ幅測定>以下の条件のカートリッ
ジに感光ドラム、予め前述のシリコーンオイル(1)を
塗布した中間転写ベルトを組み付けニップ幅を測定し
た。
ジに感光ドラム、予め前述のシリコーンオイル(1)を
塗布した中間転写ベルトを組み付けニップ幅を測定し
た。
【0132】感光ドラムの半径r:23.5mm
中間転写ベルトの厚み:105μm
一次転写ローラの直径:18mm
一次転写ローラの形状:ストレート
一次転写ローラのバネ圧:35N
テンションローラーのバネ圧:20N
テンションローラーのスライド量:2.5mm
テンションローラーの直径:28mm
駆動ローラーの直径:28mm
【0133】顕微鏡により感光ドラム上のシリコーンオ
イル幅aを測定したところ、9点平均で9.5mmであ
った。よって、式(A)で計算したところニップ幅Xは
9.566mmであった。
イル幅aを測定したところ、9点平均で9.5mmであ
った。よって、式(A)で計算したところニップ幅Xは
9.566mmであった。
【0134】このニップ幅測定後、感光ドラムと中間転
写ベルトに付着したシリコーンオイルをイソプロピルア
ルコールで拭き取った。
写ベルトに付着したシリコーンオイルをイソプロピルア
ルコールで拭き取った。
【0135】ニップ幅が判明したので、式(3)の計算
をしたところ、一次転写押圧係数(T)は334.46
であり式(1)外であることがわかった。
をしたところ、一次転写押圧係数(T)は334.46
であり式(1)外であることがわかった。
【0136】<一次転写部の当接圧力差測定>タクタイ
ルセンサで長手方向の圧力差を測定したところ、11ブ
ロックの最大最小圧力差は最小に対して8倍であった。
ルセンサで長手方向の圧力差を測定したところ、11ブ
ロックの最大最小圧力差は最小に対して8倍であった。
【0137】また、中間転写ベルト1を23℃/55%
RHの環境に3日間放置し、抵抗測定を行ったところ体
積抵抗値6.8×1011Ωcmであった。
RHの環境に3日間放置し、抵抗測定を行ったところ体
積抵抗値6.8×1011Ωcmであった。
【0138】<画像確認>長時間放置の促進試験として
上記カートリッジを40℃の高温環境に14日間放置し
た。その後23℃/55%RHの環境で12時間静置し
てから図1の電子写真装置にセットし、同環境下で80
g/m2紙にフルカラー画像のプリント試験を行った。
この際に使用した現像装置は600dpiのデジタルレ
ーザー方式とした。得られた画像を目視で評価したとこ
ろ、感光ドラムと中間転写ベルトのニップ部分に起因す
る白抜け画像が見られ、画像不良であった。また、この
ときの一次転写効率は96%であった。
上記カートリッジを40℃の高温環境に14日間放置し
た。その後23℃/55%RHの環境で12時間静置し
てから図1の電子写真装置にセットし、同環境下で80
g/m2紙にフルカラー画像のプリント試験を行った。
この際に使用した現像装置は600dpiのデジタルレ
ーザー方式とした。得られた画像を目視で評価したとこ
ろ、感光ドラムと中間転写ベルトのニップ部分に起因す
る白抜け画像が見られ、画像不良であった。また、この
ときの一次転写効率は96%であった。
【0139】[比較例2]
<中間転写ベルトの作成>中間転写ベルト1は実施例1
に同じ。
に同じ。
【0140】<ニップ幅測定>以下の条件のカートリッ
ジに感光ドラム、予め前述のシリコーンオイル(1)を
塗布した中間転写ベルトを組み付けニップ幅を測定し
た。
ジに感光ドラム、予め前述のシリコーンオイル(1)を
塗布した中間転写ベルトを組み付けニップ幅を測定し
た。
【0141】感光ドラムの半径r:23.5mm
中間転写ベルトの厚み:105μm
一次転写ローラの直径:12mm
一次転写ローラの形状:ストレート
一次転写ローラのバネ圧:1N
テンションローラーのバネ圧:20N
テンションローラーのスライド量:2.5mm
テンションローラーの直径:28mm
駆動ローラーの直径:28mm
【0142】顕微鏡により感光ドラム上のシリコーンオ
イル幅aを測定したところ、9点平均で0.5mmであ
った。よって、式(A)で計算したところ、ニップ幅X
は0.5mmであった。
イル幅aを測定したところ、9点平均で0.5mmであ
った。よって、式(A)で計算したところ、ニップ幅X
は0.5mmであった。
【0143】このニップ幅測定後感光ドラムと中間転写
ベルトに付着したシリコーンオイルをイソプロピルアル
コールで拭き取った。
ベルトに付着したシリコーンオイルをイソプロピルアル
コールで拭き取った。
【0144】ニップ幅が判明したので、式(3)の計算
をしたところ、一次転写押圧係数(T)は0.5であり
式(1)外であることがわかった。
をしたところ、一次転写押圧係数(T)は0.5であり
式(1)外であることがわかった。
【0145】<一次転写部の当接圧力差測定>タクタイ
ルセンサで長手方向の圧力差を測定したところ、11ブ
ロックの最大最小圧力差は最小に対して8倍であった。
ルセンサで長手方向の圧力差を測定したところ、11ブ
ロックの最大最小圧力差は最小に対して8倍であった。
【0146】また、中間転写ベルト1を23℃/55%
RHの環境に3日間放置し、抵抗測定を行ったところ、
体積抵抗値6.8×1011Ωcmであった。
RHの環境に3日間放置し、抵抗測定を行ったところ、
体積抵抗値6.8×1011Ωcmであった。
【0147】<画像確認>長時間放置の促進試験として
上記カートリッジを40℃の高温環境に14日間放置し
た。その後23℃/55%RHの環境で12時間静置し
てから図1の電子写真装置にセットし、同環境下で80
g/m2紙にフルカラー画像のプリント試験を行った。
この際に使用した現像装置は600dpiのデジタルレ
ーザー方式とした。得られた画像を目視で評価したとこ
ろ、感光ドラムと中間転写ベルトのニップ部分に起因す
る白抜け画像は見られなかったものの、ニップ幅不足に
よる転写電界不足での転写抜けが発生し画像不良であ
り、一次転写効率も85%と不良であった。
上記カートリッジを40℃の高温環境に14日間放置し
た。その後23℃/55%RHの環境で12時間静置し
てから図1の電子写真装置にセットし、同環境下で80
g/m2紙にフルカラー画像のプリント試験を行った。
この際に使用した現像装置は600dpiのデジタルレ
ーザー方式とした。得られた画像を目視で評価したとこ
ろ、感光ドラムと中間転写ベルトのニップ部分に起因す
る白抜け画像は見られなかったものの、ニップ幅不足に
よる転写電界不足での転写抜けが発生し画像不良であ
り、一次転写効率も85%と不良であった。
【0148】[比較例3]
<中間転写ベルトの作成>中間転写ベルト1は実施例1
に同じ。
に同じ。
【0149】<ニップ幅測定>以下の条件のカートリッ
ジに感光ドラム、予め前述のシリコーンオイル(1)を
塗布した中間転写ベルトを組み付けニップ幅を測定し
た。
ジに感光ドラム、予め前述のシリコーンオイル(1)を
塗布した中間転写ベルトを組み付けニップ幅を測定し
た。
【0150】感光ドラムの半径r:23.5mm
中間転写ベルトの厚み:105μm
一次転写ローラの直径:12mm
一次転写ローラの形状:中央の径が小さい逆クラウン形
状 一次転写ローラのバネ圧:30N テンションローラーのバネ圧:20N テンションローラーのスライド量:2.5mm テンションローラーの直径:28mm 駆動ローラーの直径:28mm
状 一次転写ローラのバネ圧:30N テンションローラーのバネ圧:20N テンションローラーのスライド量:2.5mm テンションローラーの直径:28mm 駆動ローラーの直径:28mm
【0151】顕微鏡により感光ドラム上のシリコーンオ
イル幅aを測定したところ、9点平均で8mmであっ
た。よって、式(A)で計算したところニップ幅Xは
8.039mmであった。
イル幅aを測定したところ、9点平均で8mmであっ
た。よって、式(A)で計算したところニップ幅Xは
8.039mmであった。
【0152】このニップ幅測定後、感光ドラムと中間転
写ベルトに付着したシリコーンオイルをイソプロピルア
ルコールで拭き取った。
写ベルトに付着したシリコーンオイルをイソプロピルア
ルコールで拭き取った。
【0153】ニップ幅が判明したので、式(3)の計算
をしたところ、一次転写押圧係数(T)は241.17
であり式(1)内であることがわかった。
をしたところ、一次転写押圧係数(T)は241.17
であり式(1)内であることがわかった。
【0154】<一次転写部の当接圧力差測定>タクタイ
ルセンサで長手方向の圧力差を測定したところ、11ブ
ロックの最大最小圧力差は最小に対して15倍であり、
両端部が高いものであった。
ルセンサで長手方向の圧力差を測定したところ、11ブ
ロックの最大最小圧力差は最小に対して15倍であり、
両端部が高いものであった。
【0155】また、中間転写ベルト1を23℃/55%
RHの環境に3日間放置し、抵抗測定を行ったところ、
体積抵抗値6.8×1011Ωcmであった。
RHの環境に3日間放置し、抵抗測定を行ったところ、
体積抵抗値6.8×1011Ωcmであった。
【0156】<画像確認>長時間放置の促進試験として
上記カートリッジを40℃の高温環境に14日間放置し
た。その後23℃/55%RHの環境で12時間静置し
てから図1の電子写真装置にセットし、同環境下で80
g/m2紙にフルカラー画像のプリント試験を行った。
この際に使用した現像装置は600dpiのデジタルレ
ーザー方式とした。得られた画像を目視で評価したとこ
ろ、感光ドラムと中間転写ベルトのニップ部分の両端部
に白抜け画像が見られ画像不良であった。また、このと
きの一次転写効率は96%であった。
上記カートリッジを40℃の高温環境に14日間放置し
た。その後23℃/55%RHの環境で12時間静置し
てから図1の電子写真装置にセットし、同環境下で80
g/m2紙にフルカラー画像のプリント試験を行った。
この際に使用した現像装置は600dpiのデジタルレ
ーザー方式とした。得られた画像を目視で評価したとこ
ろ、感光ドラムと中間転写ベルトのニップ部分の両端部
に白抜け画像が見られ画像不良であった。また、このと
きの一次転写効率は96%であった。
【0157】[比較例4]
<中間転写ベルトの作成>成形用原料は実施例1に同
じ。
じ。
【0158】次に、図3の成形装置において、成形用ダ
イ103は単層用環状ダイとし、ダイスリットの直径が
100mmのものを用いた。ダイスリットは0.8mm
とした。この成形装置の材料ホッパー102へ十分に加
熱乾燥させた前記成形用原料1を投入し、加熱溶融して
ダイから210℃で円筒状に押し出した。ダイの周囲に
は外部冷却リング105が設置されており、押し出され
たフィルムに周囲から空気を吹き付け、冷却を行う。ま
た、押し出された筒状フィルムの内部には空気導入路1
04より空気を吹き込み、直径140mmまで拡大膨張
した後、引き取り装置で3m/minの速度で連続的に
引き取った。なお、空気の導入は直径が所望の値になっ
た時点で停止している。更に、ピンチローラーにつづく
カット装置108で筒状フィルムをカットする。厚さが
安定した後、長さ310mmで切断して筒状フィルム1
を成形した。
イ103は単層用環状ダイとし、ダイスリットの直径が
100mmのものを用いた。ダイスリットは0.8mm
とした。この成形装置の材料ホッパー102へ十分に加
熱乾燥させた前記成形用原料1を投入し、加熱溶融して
ダイから210℃で円筒状に押し出した。ダイの周囲に
は外部冷却リング105が設置されており、押し出され
たフィルムに周囲から空気を吹き付け、冷却を行う。ま
た、押し出された筒状フィルムの内部には空気導入路1
04より空気を吹き込み、直径140mmまで拡大膨張
した後、引き取り装置で3m/minの速度で連続的に
引き取った。なお、空気の導入は直径が所望の値になっ
た時点で停止している。更に、ピンチローラーにつづく
カット装置108で筒状フィルムをカットする。厚さが
安定した後、長さ310mmで切断して筒状フィルム1
を成形した。
【0159】<ニップ幅測定>以下の条件のカートリッ
ジに感光ドラム、予め前述のシリコーンオイル(1)を
塗布した中間転写ベルトを組み付けニップ幅を測定し
た。
ジに感光ドラム、予め前述のシリコーンオイル(1)を
塗布した中間転写ベルトを組み付けニップ幅を測定し
た。
【0160】感光ドラムの半径r:23.5mm
中間転写ベルトの厚み:350μm
一次転写ローラの直径:12mm
一次転写ローラの形状:ストレート
一次転写ローラのバネ圧:10N
テンションローラーのバネ圧:20N
テンションローラーのスライド量:2.5mm
テンションローラーの直径:28mm
駆動ローラーの直径:28mm
【0161】顕微鏡により感光ドラム上のシリコーンオ
イル幅aを測定したところ、9点平均で3.5mmであ
った。よって、式(A)で計算したところニップ幅Xは
3.503mmであった。
イル幅aを測定したところ、9点平均で3.5mmであ
った。よって、式(A)で計算したところニップ幅Xは
3.503mmであった。
【0162】このニップ幅測定後、感光ドラムと中間転
写ベルトに付着したシリコーンオイルをイソプロピルア
ルコールで拭き取った。
写ベルトに付着したシリコーンオイルをイソプロピルア
ルコールで拭き取った。
【0163】ニップ幅が判明したので、式(3)の計算
をしたところ、一次転写押圧係数(T)は35.03で
あり式(1)内であることがわかった。
をしたところ、一次転写押圧係数(T)は35.03で
あり式(1)内であることがわかった。
【0164】<一次転写部の当接圧力差測定>タクタイ
ルセンサで長手方向の圧力差を測定したところ、11ブ
ロックの最大最小圧力差は最小に対して7倍であった。
ルセンサで長手方向の圧力差を測定したところ、11ブ
ロックの最大最小圧力差は最小に対して7倍であった。
【0165】また、中間転写ベルト1を23℃/55%
RHの環境に3日間放置し、抵抗測定を行ったところ、
体積抵抗値6.4×1011Ωcmであった。
RHの環境に3日間放置し、抵抗測定を行ったところ、
体積抵抗値6.4×1011Ωcmであった。
【0166】<画像確認>長時間放置の促進試験として
上記カートリッジを40℃の高温環境に14日間放置し
た。その後23℃/55%RHの環境で12時間静置し
てから図1の電子写真装置にセットし、同環境下で80
g/m2紙にフルカラー画像のプリント試験を行った。
この際に使用した現像装置は600dpiのデジタルレ
ーザー方式とした。得られた画像を目視で評価したとこ
ろ、感光ドラムと中間転写ベルトのニップ部分に白抜け
画像が見られ画像不良であった。また、このときの一次
転写効率は96%であった。
上記カートリッジを40℃の高温環境に14日間放置し
た。その後23℃/55%RHの環境で12時間静置し
てから図1の電子写真装置にセットし、同環境下で80
g/m2紙にフルカラー画像のプリント試験を行った。
この際に使用した現像装置は600dpiのデジタルレ
ーザー方式とした。得られた画像を目視で評価したとこ
ろ、感光ドラムと中間転写ベルトのニップ部分に白抜け
画像が見られ画像不良であった。また、このときの一次
転写効率は96%であった。
【0167】[比較例5]
<中間転写ベルトの作成>成形用原料は実施例1に同
じ。
じ。
【0168】次に、図3の成形装置において、成形用ダ
イ103は単層用環状ダイとし、ダイスリットの直径が
100mmのものを用いた。ダイスリットは0.8mm
とした。この成形装置の材料ホッパー102へ十分に加
熱乾燥させた前記成形用原料1を投入し、加熱溶融して
ダイから210℃で円筒状に押し出した。ダイの周囲に
は外部冷却リング105が設置されており、押し出され
たフィルムに周囲から空気を吹き付け、冷却を行う。ま
た、押し出された筒状フィルムの内部には空気導入路1
04より空気を吹き込み、直径140mmまで拡大膨張
した後、引き取り装置で58m/minの速度で連続的
に引き取った。なお、空気の導入は直径が所望の値にな
った時点で停止している。更に、ピンチローラーにつづ
くカット装置108で筒状フィルムをカットする。厚さ
が安定した後、長さ310mmで切断して筒状フィルム
1を成形した。
イ103は単層用環状ダイとし、ダイスリットの直径が
100mmのものを用いた。ダイスリットは0.8mm
とした。この成形装置の材料ホッパー102へ十分に加
熱乾燥させた前記成形用原料1を投入し、加熱溶融して
ダイから210℃で円筒状に押し出した。ダイの周囲に
は外部冷却リング105が設置されており、押し出され
たフィルムに周囲から空気を吹き付け、冷却を行う。ま
た、押し出された筒状フィルムの内部には空気導入路1
04より空気を吹き込み、直径140mmまで拡大膨張
した後、引き取り装置で58m/minの速度で連続的
に引き取った。なお、空気の導入は直径が所望の値にな
った時点で停止している。更に、ピンチローラーにつづ
くカット装置108で筒状フィルムをカットする。厚さ
が安定した後、長さ310mmで切断して筒状フィルム
1を成形した。
【0169】<ニップ幅測定>以下の条件のカートリッ
ジに感光ドラム、予め前述のシリコーンオイル(1)を
塗布した中間転写ベルトを組み付けニップ幅を測定し
た。
ジに感光ドラム、予め前述のシリコーンオイル(1)を
塗布した中間転写ベルトを組み付けニップ幅を測定し
た。
【0170】感光ドラムの半径r:23.5mm
中間転写ベルトの厚み:18μm
一次転写ローラの直径:12mm
一次転写ローラの形状:ストレート
一次転写ローラのバネ圧:10N
テンションローラーのバネ圧:20N
テンションローラーのスライド量:2.5mm
テンションローラーの直径:28mm
駆動ローラーの直径:28mm
【0171】顕微鏡により感光ドラム上のシリコーンオ
イル幅aを測定したところ9点平均で4.2mmであっ
た。よって式(A)で計算したところニップ幅Xは4.
2056mmであった。
イル幅aを測定したところ9点平均で4.2mmであっ
た。よって式(A)で計算したところニップ幅Xは4.
2056mmであった。
【0172】このニップ幅測定後感光ドラムと中間転写
ベルトに付着したシリコーンオイルをイソプロピルアル
コールで拭き取った。
ベルトに付着したシリコーンオイルをイソプロピルアル
コールで拭き取った。
【0173】ニップ幅が判明したので、式(3)の計算
をしたところ、一次転写押圧係数(T)は42.056
であり式(1)内であることがわかった。
をしたところ、一次転写押圧係数(T)は42.056
であり式(1)内であることがわかった。
【0174】<一次転写部の当接圧力差測定>タクタイ
ルセンサで長手方向の圧力差を測定したところ、11ブ
ロックの最大最小圧力差は最小に対して5倍であった。
ルセンサで長手方向の圧力差を測定したところ、11ブ
ロックの最大最小圧力差は最小に対して5倍であった。
【0175】また、中間転写ベルト1を23℃/55%
RHの環境に3日間放置し、抵抗測定を行ったところ、
体積抵抗値6.4×1011Ωcmであった。
RHの環境に3日間放置し、抵抗測定を行ったところ、
体積抵抗値6.4×1011Ωcmであった。
【0176】<画像確認>長時間放置の促進試験として
上記カートリッジを40℃の高温環境に14日間放置し
た。その後23℃/55%RHの環境で12時間静置し
てから図1の電子写真装置にセットし、同環境下で80
g/m2紙にフルカラー画像のプリント試験を行った。
この際に使用した現像装置は600dpiのデジタルレ
ーザー方式とした。画像を得ようとしたが、ベルト剛性
が低いためベルトにシワが発生し、画像出力できなかっ
た。
上記カートリッジを40℃の高温環境に14日間放置し
た。その後23℃/55%RHの環境で12時間静置し
てから図1の電子写真装置にセットし、同環境下で80
g/m2紙にフルカラー画像のプリント試験を行った。
この際に使用した現像装置は600dpiのデジタルレ
ーザー方式とした。画像を得ようとしたが、ベルト剛性
が低いためベルトにシワが発生し、画像出力できなかっ
た。
【0177】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、本体の
小型化、低コスト化及び高画質化が図れ、しかもメンテ
ナンスが簡素化され、長期間の輸送や放置においても良
好な画像が得ることができる中間転写ベルト−感光体一
体カートリッジ、該カートリッジを有する電子写真装
置、及び該カートリッジ及び電子写真装置に用いられる
中間転写ベルトが可能となった。
小型化、低コスト化及び高画質化が図れ、しかもメンテ
ナンスが簡素化され、長期間の輸送や放置においても良
好な画像が得ることができる中間転写ベルト−感光体一
体カートリッジ、該カートリッジを有する電子写真装
置、及び該カートリッジ及び電子写真装置に用いられる
中間転写ベルトが可能となった。
【図1】中間転写ベルト−感光体一体カートリッジを有
する電子写真装置の一例の概略図である。
する電子写真装置の一例の概略図である。
【図2】中間転写ベルト−感光体一体カートリッジの一
例の概略図である。
例の概略図である。
【図3】中間転写ベルトが1層からなる場合の成形装置
の一例の概略図である。
の一例の概略図である。
【図4】中間転写ベルトが2層からなる場合の成形装置
の一例の概略図である。
の一例の概略図である。
【図5】ニップ幅測定を説明する図面である。
【図6】ニップ部凹み状態を説明する図面である。
【図7】プロセスカートリッジの説明図である。
【図8】中間転写ユニットの説明図である。
【図9】電子写真感光体ユニットの説明図である。
【図10】プロセスカートリッジの着脱構成の説明図で
ある。
ある。
1 感光ドラム
2 一次帯電器
3 露光
5 中間転写ベルト
6 一次転写ローラ
7 二次転写ローラ
8 二次転写対向ローラ
9 クリーニング用帯電部材
10 転写材ガイド
11 給紙ローラ
12 テンションローラ
13 クリーニング装置
15 定着器
20 中間転写ベルト
30,31,32,33 バイアス電源
41 イエロートナー
42 マゼンタトナー
43 シアントナー
44 ブラックトナー
100,101 押し出し機
102 ホッパー
103 環状ダイス
104 気体導入路
105 外部冷却リング
106 安定板
107 ピンチローラー
108 カット装置
110 筒状フィルム
P 転写材
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 松田 秀和
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
(72)発明者 田中 篤志
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
(72)発明者 草場 隆
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
(72)発明者 仲沢 明彦
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
(72)発明者 柏原 良太
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
(72)発明者 小林 廣行
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
Fターム(参考) 2H171 FA02 FA03 FA09 FA10 GA11
GA12 GA24 JA02 JA03 JA41
JA59 KA06 QA02 QA06 QA08
QA15 QA24 QA27 QA29 TA07
TA15 UA03 UA23 WA02 WA03
WA23
2H200 FA01 FA12 FA16 GA23 GA34
GA47 GB25 HA03 HB12 HB22
HB48 JA02 JA28 JC04 JC07
JC12 JC15 JC16 JC17 JC18
LB02 LB13 LC03 MA04 MA11
MA20 MB04 MC03 NA02
Claims (16)
- 【請求項1】 潜像担持体上に形成された静電潜像を現
像剤で顕在化した画像を中間転写ベルトに転写する一次
転写手段と中間転写ベルトに転写された画像を更に転写
材に転写する二次転写手段とを有する電子写真装置に、
着脱自在である中間転写ベルト−感光体一体カートリッ
ジにおいて、一次転写押圧係数(T)が式(1)を満足
し、かつベルト厚み(B)が式(2)を満足し、かつ一
次転写部の当接圧力が長手方向において、最小と最大の
圧力差が10倍以内であることを特徴とする中間転写ベ
ルト−感光体一体カートリッジ。 1<T<300 ・・・(1) 0.02<B<0.3 ・・・(2) ここで、一次転写押圧係数(T) T=N・U ・・・(3) N:一次転写部分のニップ幅(mm) U:一次転写の当接圧力(N) また、 B:ベルト厚み(mm) - 【請求項2】 前記中間転写ベルトが熱可塑性樹脂を含
有するベルトである請求項1に記載の中間転写ベルト−
感光体一体カートリッジ。 - 【請求項3】 前記中間転写ベルトが溶融押し出し成形
されたベルトである請求項2に記載の中間転写ベルト−
感光体一体カートリッジ。 - 【請求項4】 前記潜像担持体が外径60mm以下の感
光ドラムである請求項1乃至3のいずれかに記載の中間
転写ベルト−感光体一体カートリッジ。 - 【請求項5】 前記中間転写ベルトが2本のローラーで
張架されている請求項1乃至4のいずれかに記載の中間
転写ベルト−感光体一体カートリッジ。 - 【請求項6】 前記中間転写ベルトを張架するローラー
の少なくとも1つが1mm以上スライドし、かつ該中間
転写ベルトに対して5N以上の力をかける機構を有して
いる請求項5に記載の中間転写ベルト−感光体一体カー
トリッジ。 - 【請求項7】 前記中間転写ベルト上のトナーを一次転
写時のトナーの極性と逆の極性の電荷を付与することに
よって該電子写真感光体に戻して該中間転写ベルトをク
リーニングするクリーニング手段も一体に有することを
特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の電子写真
感光体−中間転写ベルト一体型カートリッジ。 - 【請求項8】 前記カートリッジが、電子写真感光体を
有する電子写真感光体ユニットと中間転写ベルトを有す
る中間転写ベルトユニットとに分離可能であり、該電子
写真感光体ユニットと該中間転写ベルトユニットとを連
結する連結手段を有することを特徴とする請求項1乃至
7のいずれかに記載の電子写真感光体−中間転写ベルト
一体型カートリッジ。 - 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかに記載の中間
転写ベルト−感光体一体カートリッジに用いられること
を特徴とする中間転写ベルト。 - 【請求項10】 潜像担持体上に形成された静電潜像を
現像剤で顕在化した画像を中間転写ベルトに転写する一
次転写手段と中間転写ベルトに転写された画像を更に転
写材に転写する二次転写手段とを有する電子写真装置で
あって、該電子写真装置に着脱自在である中間転写ベル
ト−感光体一体カートリッジを有する電子写真装置にお
いて、中間転写ベルト−感光体一体カートリッジにおけ
る一次転写押圧係数(T)が式(1)を満足し、かつベ
ルト厚み(B)が式(2)を満足し、かつ一次転写部の
当接圧力が長手方向において、最小と最大の圧力差が1
0倍以内であることを特徴とする電子写真装置。 1<T<300 ・・・(1) 0.02<B<0.3 ・・・(2) ここで、一次転写押圧係数(T) T=N・U ・・・(3) N:一次転写部分のニップ幅(mm) U:一次転写の当接圧力(N) また、 B:ベルト厚み(mm) - 【請求項11】 前記中間転写ベルトが熱可塑性樹脂を
含有するベルトである請求項10に記載の電子写真装
置。 - 【請求項12】 前記中間転写ベルトが溶融押し出し成
形されたベルトである請求項11に記載の電子写真装
置。 - 【請求項13】 前記潜像担持体が外径60mm以下の
感光ドラムである請求項10乃至12のいずれかに記載
の電子写真装置。 - 【請求項14】 前記中間転写ベルトが2本のローラー
で張架されている請求項10乃至13のいずれかに記載
の電子写真装置。 - 【請求項15】 前記中間転写ベルトを張架するローラ
ーの少なくとも1つが1mm以上スライドし、かつ該中
間転写ベルトに対して5N以上の力をかける機構を有し
ている請求項14に記載の電子写真装置。 - 【請求項16】 請求項10乃至15のいずれかに記載
の電子写真装置に用いられることを特徴とする中間転写
ベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002124334A JP2003316236A (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 中間転写ベルト、中間転写ベルト−感光体一体カートリッジ及び電子写真装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002124334A JP2003316236A (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 中間転写ベルト、中間転写ベルト−感光体一体カートリッジ及び電子写真装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003316236A true JP2003316236A (ja) | 2003-11-07 |
Family
ID=29539395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002124334A Pending JP2003316236A (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 中間転写ベルト、中間転写ベルト−感光体一体カートリッジ及び電子写真装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003316236A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7848675B2 (en) | 2007-03-14 | 2010-12-07 | Kyocera Mita Corporation | Image forming apparatus |
-
2002
- 2002-04-25 JP JP2002124334A patent/JP2003316236A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7848675B2 (en) | 2007-03-14 | 2010-12-07 | Kyocera Mita Corporation | Image forming apparatus |
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