JP2005316231A - 中間転写ベルトおよび該ベルトを備えた画像形成装置 - Google Patents

中間転写ベルトおよび該ベルトを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 長期間の使用後にも、ベルト外周面に外周方向に沿って周囲と表面粗さの異なる縦筋が発生しにくい中間転写ベルトを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 装置2は、トナー画像を担持する感光体ドラム14Y,14M,14C,14Kと、感光体ドラム上のトナー画像が外周面に一次転写され、続いて該トナー画像を用紙Sに二次転写する中間転写ベルト4と、を備える。使用初期状態での中間転写ベルト4の外周面の表面粗さは、10点平均粗さ(Rz)で0.6μm以上1.0μm未満に設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリなどの画像形成装置に関する。本発明はまた、像担持体表面に形成したトナー画像が外周面に一次転写され、該トナー画像を記録媒体に二次転写する中間転写ベルトに関する。
従来、4つの感光体ドラムを中間転写ベルトに沿って並べたタンデム型のカラー画像形成装置が知られている。この装置では、各感光体ドラム上にシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのトナー画像をそれぞれ形成し、これらのトナー画像を中間転写ベルトに順次重ねて一次転写してカラートナー画像を得る。その後、中間転写ベルトと中間転写ベルトに圧接する二次転写ローラとの間を通過する用紙にカラートナー画像を二次転写することにより、用紙にカラー画像を出力する。
中間転写ベルトとして、該ベルトを張架する支持ローラを介して回転駆動されることで受ける繰り返し曲げ疲労などに対する耐久性を持たせるために、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂を含んでなるものが、例えば特許文献1に開示されている。中間転写ベルトは例えば押出成形により製造する。感光体ドラムからトナー画像が転写されるベルト外周の表面の状態は、ベルト材料の物性と成形金型により決定される。例えば、上記PPS樹脂を材料とする転写ベルトの成形後の表面粗さは、10点平均粗さRzで0.4μm以下である。
なお、特許文献2には、中抜け防止等の目的で中間転写体の表面粗さをRzで1μm以上8μm以下にした画像形成装置が開示されている。
特開2004−94095号公報 特開2003―215947号公報
しかしながら、平滑性の高い上記中間転写ベルトを備えた画像形成装置を長期間使用すると(印字枚数が増えると)、ベルト外周面に外周方向に沿って周囲と表面粗さの異なる縦筋が発生することがわかった。この状態で装置の使用を継続すると、用紙上に形成される画像にも通紙方向に沿った筋状のノイズが発生する。
そこで、本発明は、長期間の使用後にも上記縦筋が発生しにくい中間転写ベルト、および、該ベルトを備え良好な画像を提供する画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る中間転写ベルトは、
画像形成装置において像担持体からトナー画像が外周面に一次転写され、続いて該トナー画像を記録媒体に二次転写する中間転写ベルトにおいて、
使用初期状態での中間転写ベルトの外周面の表面粗さが、10点平均粗さ(Rz)で0.6μm以上1.0μm未満に設定されることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、
トナー画像を担持する像担持体と、
像担持体上のトナー画像が外周面に一次転写され、続いて該トナー画像を記録媒体に二次転写する中間転写ベルトと、
を備え、
使用初期状態での中間転写ベルトの外周面の表面粗さが、10点平均粗さ(Rz)で0.6μm以上1.0μm未満に設定されることを特徴とする。
本発明によれば、使用時点で中間転写ベルト外周面をある程度荒れた状態にすることで、印字枚数が増えてもベルト外周面の表面状態を全面にわたってほぼ均一に保つことができるため、画像に通紙方向に沿った縦筋が発生するのを防止できる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を説明する。以下の説明では、本発明をタンデム型のカラープリンタに適用した例を説明するが、本発明は、感光体ドラムと中間転写ベルトとを対向させ、中間転写ベルトの1回転毎に感光体ドラム上に形成したイエロー、マゼンタ、シアンあるいはブラックのトナー画像を中間転写ベルトに転写させ、中間転写ベルトを4回転させることでフルカラー画像を形成する、いわゆる4サイクルカラープリンタにも適用できる。また、本発明は、プリンタ以外の画像形成装置にも適用できる。なお、本願明細書では、方向を表す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」、およびこれらの用語を含む別の用語)を適宜用いるが、説明に用いる図面中の方向を示すだけのものであって、これらの用語によって本発明が限定的に解釈されるべきでない。
<画像形成装置の構成>
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態であるタンデム型カラープリンタ2を示す。このプリンタ2は、その内部のほぼ中央部に中間転写ベルト4を備えている。中間転写ベルト4は、3つのローラ6、8、10の外周部に支持されて図面反時計周り方向Aに回転駆動されるようになっている。ローラ6は中間転写ベルト4に張力を与えるテンションローラである。ローラ10は図示しない駆動モータに連結され、このローラ10の回転に伴ってローラ6、8が従動回転するようになっている。
中間転写ベルト4の下部水平部の下には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色にそれぞれ対応する4つの作像部12Y,12M,12C,12Kが中間転写ベルト4に沿って並んで配置されている。
各作像部12(12Y,12M,12C,12K)は、像担持体として感光体ドラム14(14Y,14M,14C,14K)をそれぞれ有している。各感光体ドラム14の周囲には、その回転方向(図面時計回り方向)に沿って順に、帯電器16、露光装置18、現像器20、中間転写ベルト4を挟んで各感光体ドラム14(14Y,14M,14C,14K)と対向する一次転写ローラ22(22Y,22M,22C,22K)、および、クリーニング装置24がそれぞれ配置されている。
一次転写ローラ22は、中間転写ベルト4の回転方向Aに関して感光体ドラム14の直ぐ下流側に位置し、これにより中間転写ベルト4を感光体ドラム14側に押圧して、中間転写ベルト4が感光体ドラム14に密着した状態で感光体ドラム14と一次転写ローラ22との間に搬送されるのを保証するようになっている。
中間転写ベルト4のローラ10で支持された部分には、二次転写ローラ26が圧接されている。二次転写ローラ26と中間転写ベルト4とのニップ部は二次転写領域28を形成している。
中間転写ベルト4のローラ8で支持された部分には、二次転写後に中間転写ベルト4上に残留するトナーを掻き取って廃トナーボックス30内に回収するためのクリーニングブレード32が圧接されている。代わりに、ブラシによりトナーを中間転写ベルト4から除去するようにしてもよい。
プリンタ2の下部には、給紙カセット34が着脱可能に配置されている。給紙カセット34内に積載収容された用紙(記録媒体)Sは、給紙カセット34に積載された用紙Sの先端近傍に対向した位置に配置された給紙ローラ36の回転によって最上部のものから1枚ずつ搬送路38に送り出されるようになっている。
搬送路38は、給紙カセット34から、タイミングローラ対40のニップ部、二次転写領域28、定着装置42および排紙ローラ対44のニップ部を通って、プリンタ2の上面に設けた排紙トレイ46まで延びている。
本実施形態では、中間転写ベルト4として、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂にカーボンを分散させて、表面抵抗値を1×10〜10×1012Ω/□に調整したものを用いる。
また、ローラ6,8,10、一次転写ローラ22、および/または二次転写ローラ26は、アルミや鉄からなる金属ローラ、若しくは、EPDM系ゴム、NBR系ゴム、ウレタンゴム、シリコンゴムなどの弾性材料に導電粉体やカーボンを分散し、これにより抵抗値を1×10Ωcm以下に調整したものを芯金外周面に被覆してなるローラを用いる。
さらに、現像器20に収容されるトナーとして、粒径7μm以下、好ましくは4.5μm以上6.5μm以下の重合トナーを用いる。代わりに粉砕トナーを用いてもよい。現像方式は一成分現像方式でも二成分現像方式でもよい。
<画像形成装置の動作>
次に、画像形成装置(プリンタ)2の概略動作について説明する。
外部装置(例えばパソコン)からプリンタ2の画像信号処理部(図示せず)に画像信号が入力されると、画像信号処理部ではこの画像信号をイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックに色変換したデジタル画像信号を作成し、この信号を各作像ユニット12Y,12M,12C,12Kの駆動回路(図示せず)に出力する。駆動回路は、入力されたデジタル信号に基づいて各露光装置18に制御信号を出力する。各露光装置18は感光体ドラム14にレーザ光を照射して露光を行う。その結果、各感光体ドラム14Y,14M,14C,14Kの表面には、各色用の静電潜像がそれぞれ形成される。
各感光体ドラム14Y,14M,14C,14K上に形成された静電潜像は、各現像器20によりそれぞれ現像されて各色のトナー画像となる。そして、各色のトナー画像は、各一次転写ローラ22Y,22M,22C,22Kの作用により、矢印A方向に移動する中間転写ベルト4上に順次重ね合わせて一次転写される。
このようにして中間転写ベルト4上に形成された重ね合わせトナー画像は、中間転写ベルト4の移動にしたがって二次転写領域28に達する。この二次転写領域28において、重ね合わされた各色トナー画像は、二次転写ローラ26の作用により、給紙カセット34から搬送路38に送り出されてタイミングローラ対40により供給された用紙Sに一括して二次転写される。二次転写後に中間転写ベルト4上に残留するトナーは、クリーニングブレード32により回収される。
トナー画像が二次転写された用紙Sは、搬送路38を通って定着ローラ42に送られ、そこでトナー画像が用紙Sに定着される。そして、用紙Sは排紙ローラ44を介して排紙トレイ46に排出される。
<実験1>
本発明者は、上述したプリンタを用いてフルカラー画像を20万枚プリントした(実施例1,2、比較例1)。実験の条件は以下の通りである。そして、実施例、比較例において、画像品質を次のように目視評価した。
○:通紙方向に沿った筋状の画像ノイズが発生しなかった
×:通紙方向に沿った筋状の画像ノイズが発生した
(実施例1)
(1)印刷条件
プリンタ:コニカミノルタ社製magicolor7300
印刷用紙のサイズ:A4
(2)トナーの種類
コニカミノルタ社製重合トナー(平均粒径6.5μm)
(3)中間転写ベルト
中間転写ベルトは、単軸押出機に環状ダイスを取り付け、該押出機に溶融樹脂材料を投入し、環状ダイス先端のベルトに対応した形状を有する吐出口より溶融樹脂材料を押出し、冷却用の円筒に外挿することにより樹脂を固化させて成形した。樹脂材料は、ポリフェニレンサルファイド樹脂(E2180、東レ社製)100重量部、カーボン(ファーネス#3030B、三菱化学社製)16重量部、グラフト共重合体(モディパーA4400、日本油脂社製)1重量部、滑材(モンタン酸カルシウム)0.2重量部とした。
押出成形した中間転写ベルトの表面粗さは10点平均粗さRzで0.4μmであった。
図2に示す研磨装置を用いて、押出成形した中間転写ベルトの表面をRz0.6μmとなるよう荒らした。研磨装置50は、中間転写ベルト51を張架する駆動ローラ52および従動ローラ54と、張架された中間転写ベルト51を挟んで対向する研磨ブラシ56および対向ローラ58と、研磨剤60を塗布する塗布部62とを備える。研磨ブラシ56は、繊維をパイル織りした布を軸に巻き付けてローラ状にしたものである。研磨剤60は、例えば、チタン酸ストロンチウム、ステアリン酸カルシウムなどの金属石鹸である。塗布部62で研磨剤60を中間転写ベルト51の外周面に塗布し、駆動ローラ52を駆動してベルト51を回転させるとともに研磨ブラシ56を回転させて、ベルト4外周面をRzが0.6μmとなるまで荒らした。中間転写ベルト51と研磨ブラシ56の回転方向は、これらの対向部分において同じ方向でも逆方向でもよい。
(実施例2)
研磨装置50を用いて中間転写ベルトの外周面をRzが0.8μmとなるよう荒らす以外は、実施例1と同じ条件で実験を行った。
(比較例1)
中間転写ベルトの外周面の表面状態を成形時のRz0.4μmのままで、実施例1と同じ条件で実験を行った。
実験結果を表1に示す。
Figure 2005316231
表に示すように、使用開始時(使用初期状態)でRzが0.6μm以上の中間転写ベルトでは、20万枚プリントしても画像には通紙方向に沿った筋が発生しなかった。使用開始時でRzが0.4μmの平滑性の高い中間転写ベルトでは、1万枚プリント以後に画像に通紙方向に沿った筋が発生していた。
画像に通紙方向に沿った縦筋が発生するのは、中間転写ベルトの外周面に外周方向に沿って周囲と表面粗さの異なる縦筋が発生するためである。この縦筋の原因としては、(1)中間転写ベルトを支持するローラ(図1のローラ6,8,10および/または22)として金属ローラを用いた場合に該金属ローラに固着したトナー、(2)中間転写ベルトを押出成形で製造した場合に生じるベルトの微少な厚みムラ、が考えられる。(1)に関して、現像器から飛散したトナーが中間転写ベルトの内側に入り込み金属ローラの外周面に固着すると、金属ローラの回転に伴って該ローラに支持される中間転写ベルトの内側に縦筋状の傷が発生する。したがって、中間転写ベルトが金属ローラに押圧されることで外側に縦筋状の傷や凹凸として顕在化する。プリント枚数が増えるにしたがって、トナーが金属ローラ外周面に固着する可能性が高まるため、中間転写ベルト外周面に縦筋が発生し易くなる。(2)に関して、押出成形時に、溶融樹脂材料は外周方向と直交する方向(支持ローラの長軸方向に対応)に環状ダイスから押し出されるため、外周方向と直交する方向に沿って厚みが僅かに変化する。中間転写ベルトの厚みが小さな部分では、ベルト内周面に当接するローラ(ローラ6,8,10,22)やベルト外周面に当接する感光体ドラムのベルトに対する圧接力は弱く、プリント枚数が増えても圧接による傷は付きにくい。一方、中間転写ベルトの厚みが大きな部分では、上記圧接力が強く、プリント枚数が増えると圧接による傷が付き易い。その結果、中間転写ベルトの外周面に周囲と表面粗さの異なる縦筋状の領域が形成される。
これに対し、使用開始時に中間転写ベルトの外周面を予めRzが0.6μm以上となるよう荒らすことで、(1)や(2)による縦筋が発生しにくくあるいは縦筋が発生しても該縦筋と周囲の表面粗さの違いは小さいため(言い換えれば、ベルト外周面の表面状態は全面にわたってほぼ均一に保つことができるため)、プリント枚数を増やしても画像には通紙方向に沿った縦筋は発生しない。
なお、本実験では、一次転写ローラを中間転写ベルトの回転方向に関して感光体ドラムの直ぐ下流側に位置して、中間転写ベルトの感光体ドラムへの圧接力を調整することにより、感光体ドラムから中間転写ベルトにトナーが一次転写されない中抜けを防止している(特許文献2の[0077]参照)。
<実験2>
本発明者はまた、上述したプリンタを用いて感光体ドラムから中間転写ベルトにフルカラー画像を転写した後、クリーニングブレードを用いてベルト上のトナーを除去した(実施例3、比較例2,3)。実験の条件は以下の通りである。そして、実施例、比較例において、クリーニング特性を次のように目視評価した。
○:中間転写ベルト上のトナーを除去できた
×:中間転写ベルト上にトナーが残留した
(実施例3)
実験1と同様に研磨装置50を用いて、押出成形した中間転写ベルトの外周面をRzが1.0μmとなるよう荒らした。実施例1と同じトナーを用いた。
(比較例2)
研磨装置50を用いて、押出成形した中間転写ベルトの外周面をRzが1.5μmとなるよう荒らす以外は、実施例3と同じ条件で実験を行った。
(比較例3)
研磨装置50を用いて、押出成形した中間転写ベルトの外周面をRzが2.0μmとなるよう荒らす以外は、実施例3と同じ条件で実験を行った。
実験結果を表2に示す。
Figure 2005316231
表に示すように、Rzが1.0μmの中間転写ベルトではクリーニング特性が良好であるが、Rzが1.5μm以上では、表面が粗くトナーが十分除去できないことがわかった。
本実験では、小粒径化・球形化が可能で、それ故画質を安定させることのできる重合トナーを用いている。一般的に、トナーが小粒径化・球形化するとクリーニング特性が低下する。しかしながら、Rzを1.0μmより小さくすることで重合トナーを用いてもクリーニング特性を良好にできる。
以上の説明は本発明の一実施形態にかかるもので、本発明はこれに限らず種々改変可能である。例えば、中間転写ベルト4の材料として、上記実施形態で説明した以外に、例えば、ポリカーボネート樹脂、ポリイミド樹脂、ウレタン系樹脂、フッ素系樹脂等の樹脂や、シリコンゴム、ウレタンゴム等の弾性材料、または、これらに導体粉体やカーボンを分散させることで抵抗調整を行った材料を用い、上述したように使用開始時での外周面のRzを0.6μm以上1.0μm未満に調整してもよい。例えば、ポリカーボネート樹脂の場合、成形時にRzが2.5μm程度あるため、クリーニング手段によるトナーの拭き残しがないよう、表面を研磨してRzを1.0μm未満に調整する。
また、中間転写ベルト4の表面の研磨手段は、上記実験で説明したものに限らない。例えば、表面を荒らしたローラを中間転写ベルトに圧接させながら回転することにより、中間転写ベルトの表面粗さを所望の値に調整してもよい。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す概略構成図。 図1の中間転写ベルトの外周面のRzを所定の値に調整するために用いる研磨装置の一例を示す概略図。
符号の説明
2 プリンタ(画像形成装置)
4 中間転写ベルト
14Y,14M,14C,14K 感光体ドラム(像担持体)
S 用紙(記録媒体)

Claims (4)

  1. 画像形成装置において像担持体からトナー画像が外周面に一次転写され、続いて該トナー画像を記録媒体に二次転写する中間転写ベルトにおいて、
    使用初期状態での中間転写ベルトの外周面の表面粗さが、10点平均粗さ(Rz)で0.6μm以上1.0μm未満に設定されることを特徴とする中間転写ベルト。
  2. 中間転写ベルトの材料にポリフェニレンサルファイド樹脂が含まれることを特徴とする請求項1の中間転写ベルト。
  3. トナー画像を担持する像担持体と、
    像担持体上のトナー画像が外周面に一次転写され、続いて該トナー画像を記録媒体に二次転写する中間転写ベルトと、
    を備え、
    使用初期状態での中間転写ベルトの外周面の表面粗さが、10点平均粗さ(Rz)で0.6μm以上1.0μm未満に設定されることを特徴とする画像形成装置。
  4. トナーとして重合トナーを用いることを特徴とする請求項3の画像形成装置。

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