JP2002251081A - 潜像担持体−中間転写回転体一体型カートリッジ及び画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

潜像担持体−中間転写回転体一体型カートリッジ及び画像形成装置及び画像形成方法

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JP2002251081A
JP2002251081A JP2001051616A JP2001051616A JP2002251081A JP 2002251081 A JP2002251081 A JP 2002251081A JP 2001051616 A JP2001051616 A JP 2001051616A JP 2001051616 A JP2001051616 A JP 2001051616A JP 2002251081 A JP2002251081 A JP 2002251081A
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JP2001051616A
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English (en)
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Tsunenori Ashibe
恒徳 芦邊
Akihiko Nakazawa
明彦 仲沢
Atsushi Tanaka
篤志 田中
Hidekazu Matsuda
秀和 松田
Takashi Kusaba
隆 草場
Hiroyuki Kobayashi
廣行 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、メンテナンスが容易で装置の小型
化とコストダウンが図れ、長期間の輸送や放置において
も良好な画像が得られる潜像担持体−中間転写回転体一
体型カートリッジ及びこれを装備した画像形成装置及び
その画像形成方法を提供することを可能にすることを目
的としている。 【解決手段】 カートリッジAとして一体的に構成され
る感光体ドラム1と中間転写ベルト5との転写ニップ幅
Wを0.5mm以上、且つ8mm以下に設定し、中間転写ベ
ルト5のクリーニングローラ9が中間転写ベルト5上に
残留した現像剤を一次転写時と逆の極性に帯電させ、そ
の現像剤を中間転写ベルト5上から一次転写と同時に感
光体ドラム1に戻すように構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やレーザビ
ームプリンタ等の電子写真方式を用いた画像形成装置に
装備される潜像担持体−中間転写回転体一体型カートリ
ッジ及びこれを用いた画像形成方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】中間転写ベルトを使用した画像形成装置
は、カラー画像情報や多色画像情報の複数の成分色画像
を順次積層転写してカラー画像や多色画像を合成再現し
た画像形成物を出力するカラー画像形成装置や多色画像
形成装置、或いはカラー画像形成機能や多色画像形成機
能を具備した画像形成装置として有効である。
【0003】中間転写ベルトを用いた画像形成装置を有
するカラー電子写真装置は、従来の技術である転写ドラ
ム上に第2の画像担持体を張り付け、または吸着し、そ
こへ感光体から画像を転写する画像形成装置を有したカ
ラー電子写真装置、例えば特開昭63-301960号公報中で
述べられた転写装置と比較すると、転写材になんら加
工、制御(例えばグリッパーに把持する、吸着する、曲
率をもたせる等)を必要とせずに中間転写ベルトから画
像を転写することが出来るため、封筒、ハガキ、ラベル
紙等、薄い紙(40g/m2紙)から厚い紙(200g
/m2紙)まで、幅の広狭、長さの長短、あるいは厚さ
の厚薄によらず、第2の画像担持体を多種多様に選択す
ることが出来るという利点を有している。
【0004】また、中間転写ベルト形状とすることで、
中間転写ドラムのような剛体のシリンダーを用いる場合
と比較して画像形成装置内部に配置する際の自由度が増
して、スペースの有効利用による装置本体の小型化やコ
ストダウンを行うことが出来るメリットもある。
【0005】しかし、中間転写中間転写ベルト5の寿命
は装置本体よりも短く、現状では交換が必須となってい
る。同時に中間転写ベルトに残留した現像剤(以下、
「トナー」という)を回収した廃トナー容器の設置と、
その処理が必要となる。
【0006】これらに加えて、プリンタや複写機では感
光体や現像器、現像剤等、多くの部品について交換が必
要となっている。これらの交換部品をユニット化して装
置本体から容易に着脱する方法として特開平8-137181号
公報では中間転写ベルトと感光体をそれぞれ独立したユ
ニットとして本体から容易に着脱出来るように配置した
提案がなされている。
【0007】しかし、この手段では交換ユニットの数が
多く、ユーザの操作が煩雑になる。更に、各ユニットが
それぞれ独立して設計、配置されているため、装置本体
の大型化やコストの上昇を招く等の問題も生じる。
【0008】この問題を解決する手段として交換部品で
ある中間転写ベルトと感光体を一体のユニットとして本
体から同時に着脱し、交換する手段が好適であり、これ
等は特開平6-110261号公報、特開平10-177329号公報、
特開平11-30944号公報により提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来例において、中間転写ベルトと感光体を一体ユニッ
トとして構成し、装置本体に容易に着脱出来る感光体−
中間転写体一体型カートリッジとする方法は、装置本体
を設置した際に中間転写ベルトをセットする場合とは異
なり、中間転写ベルトに起因する問題が発生する。
【0010】即ち、感光体−中間転写体一体型カートリ
ッジはユーザが画像出力するまで、長期間、感光体ドラ
ム1と中間転写中間転写ベルト5のニップ部が常に接
触、凹んでいる状態となっているので、長期間放置した
後、その凹みが大きいと凹み部分が回復せず画像出力し
た時に画像不良が起きるという問題が発生する。
【0011】この凹み現象は高温の環境程促進されるこ
とが分かっており、感光体−中間転写ベルト一体型ユニ
ットには流通段階で受ける高温の環境も考慮した設計が
必要となる。
【0012】特に近年は画形成装置の技術が進歩し、デ
ジタル現像方式のプリンタや複写機では露光スポット径
の小サイズ化や高密度化により600dpi以上の微細
で緻密な画素の現像が可能になり、それに加えて精密な
電界の制御等で高品位の画像が得られるようになってき
ている。
【0013】その結果、従来は問題にならなかった中間
転写中間転写ベルト5の凹みでも画質に影響する場合が
あるため重要な課題である。
【0014】しかし、前述の従来例では感光体−中間転
写ベルト一体型カートリッジが輸送や保管時に受ける長
時間の放置等に対する対策は何らなされておらず、流通
過程を考慮した設計がされていると言えないため、製造
後のカートリッジについて厳重な保管管理や使用期間の
制限等管理費用の増大やユーザクレームの増加等の問題
が生じる。
【0015】これらに加えてランニングコストの削減は
重要な課題であり、交換部品となる感光体−中間転写ベ
ルト一体型カートリッジは、より一層のコストダウンが
必要であり、取り扱いを容易にするために小型化や廃ト
ナーの処理についても十分配慮しなければならないとい
う問題があった。
【0016】以上のように感光体−中間転写ベルト一体
型カートリッジにおける課題を完全に解決した画像形成
装置は未だ得られていない。
【0017】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、メンテナンスが容易で装置の
小型化とコストダウンが図れ、長期間の輸送や放置にお
いても良好な画像が得られる潜像担持体−中間転写回転
体一体型カートリッジ及びこれを装備した画像形成装置
及びその画像形成方法を提供せんとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、潜像担持体上に形成さ
れた静電潜像を現像剤で顕像化し、得られた画像を中間
転写回転体に転写する1次転写工程と該中間転写回転体
に転写された画像を更に転写材に転写する2次転写工程
とを有する画像形成装置に装備され、且つ該潜像担持体
と該中間転写回転体とが一体的に構成された潜像担持体
−中間転写回転体一体型カートリッジにおいて、前記潜
像担持体と、該潜像担持体のクリーニング手段と、前記
中間転写回転体と、該中間転写回転体のクリーニング手
段と、が一体的にユニット内に配置され、該ユニットが
画像形成装置に対して着脱自在に構成され、前記潜像担
持体と前記中間転写回転体との転写ニップ幅を0.5mm
以上、且つ8mm以下に設定し、前記中間転写回転体のク
リーニング手段が、残留した現像剤を1次転写時と逆の
極性に帯電させ、その現像剤を前記中間転写回転体上か
ら1次転写と同時に前記潜像担持体に戻すように構成し
たことを特徴とする潜像担持体−中間転写回転体一体型
カートリッジである。
【0019】本発明は、上述の如く構成したので、潜像
担持体と中間転写回転体との転写ニップ幅を0.5mm以
上、且つ8mm以下に設定したことで、潜像担持体−中間
転写回転体一体型カートリッジが輸送や保管時に長時間
放置されても、潜像担持体と中間転写回転体とのニップ
部の凹みを小さくすることが出来、容易に復帰すること
が出来る。これにより、画像出力した時に画像不良が発
生することがなく長期間の輸送や放置においても良好な
画像が得られる。
【0020】また、中間転写回転体のクリーニング手段
が、残留した現像剤を1次転写時と逆の極性に帯電さ
せ、その現像剤を中間転写回転体上から1次転写と同時
に潜像担持体に戻すように構成したことで、中間転写回
転体上から潜像担持体に戻された現像剤はクリーニング
ブレード等の潜像担持体用のクリーニング手段により除
去される。
【0021】この構成により潜像担持体と中間転写回転
体の双方にクリーニングブレード等のクリーニング手段
を配置し、廃トナーの送り機構や容器を設置する方式と
比べてカートリッジの小型化、低コスト化及びメンテナ
ンスの簡素化を図ることが出来る。
【0022】
【発明の実施の形態】図により本発明に係る潜像担持体
−中間転写回転体一体型カートリッジ及びそれを装備し
た画像形成装置及びその画像形成方法の一例として電子
写真方式のカラー画像形成装置に適用した場合の一実施
形態を具体的に説明する。
【0023】図1は本発明に係る潜像担持体−中間転写
回転体一体型カートリッジを装備した画像形成装置の構
成を示す概略断面説明図、図2は本発明に係る潜像担持
体−中間転写回転体一体型カートリッジの構成を示す概
略断面説明図、図3は潜像担持体と中間転写回転体との
転写ニップ部に形成される凹みの状態を示す図、図4は
潜像担持体と中間転写回転体との転写ニップ幅を測定す
る様子を示す図、図5は中間転写ベルトが1層の場合の
成形装置の一例を示す概略説明図、図6は中間転写ベル
トが2層の場合の成形装置の一例を示す概略説明図であ
る。
【0024】図1は電子写真プロセスを利用した複写機
やレーザビームプリンタ等のカラー画像形成装置の概略
構成を示す図である。図1において、1は静電潜像担持
体となる第1の画像担持体として繰り返し使用される電
子写真感光体ドラム(以下、単に「感光体ドラム」とい
う)であり、その直径が60mm以下の剛体により回転ド
ラム型で構成されており、図1の反時計回り方向に所定
の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動され
る。
【0025】感光ドラム1は回転過程で、1次帯電器2
により所定の極性、電位に一様に帯電処理される。2a
は1次帯電器2のバイアス電源であり、ここでは直流に
交流を重畳して印加しているが、直流のみでも良い。
【0026】次いで、カラー原稿画像の色分解、結像露
光光学系、画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対
応して変調されたレーザビームを出力するレーザスキャ
ナによる走査露光系等を有する図示しない像露光手段に
より、一様に帯電処理された感光体ドラム1の表面に画
像露光3を受けることにより目的のカラー画像の第1の
色成分像(例えばイエロー色成分像)に対応した静電潜
像が形成される。
【0027】本実施形態では、潜像形成が解像度600
dpi以上を有するデジタル方式で構成されている。
【0028】次いで、その静電潜像が第1の現像器であ
るイエロー色現像器4yにより現像剤として第1色であ
るイエロートナーYにより現像されて顕像化される。こ
の時、第2〜第4の現像器であるマゼンダ色現像器4
m、シアン色現像器4c、ブラック色現像器4bの各現
像器は作動−オフになっていて感光ドラム1には作用せ
ず、これにより第1色のイエロートナー画像は第2〜第
4の現像器により影響を受けない。
【0029】中間転写回転体となる中間転写ベルト5は
図1の時計周り方向に感光ドラム1と同じ周速度をもっ
て回転駆動されている。中間転写ベルト5は、樹脂等に
より作成され、2次転写対向ローラ8とテンションロー
ラ12からなる2本のローラにより張架されている。
【0030】感光ドラム1上に形成担持された第1色の
イエロートナー画像が、感光ドラム1と中間転写ベルト
5との転写ニップ部を通過する過程で、1次転写ローラ
6から中間転写ベルト5に印加される1次転写バイアス
電圧により形成される電界により、中間転写ベルト5の
外周面に順次1次転写されていく(1次転写工程)。
【0031】中間転写ベルト5に対応する第1色のイエ
ロートナー画像の転写を終えた感光ドラム1の表面は、
潜像担持体のクリーニング手段となるクリーニング装置
13により清掃される。クリーニング装置13は弾性ブレー
ドを用いたブレードクリーニング方式で構成される。
【0032】以下、同様に第2色のマゼンダトナー画
像、第3色のシアントナー画像、第4色のブラックトナ
ー画像が順次、中間転写ベルト5上に重ね合わせて転写
され、目的のカラー画像に対応した合成カラートナー画
像が形成される。
【0033】7は2次転写ローラであり、中間転写ベル
ト5を張架する2次転写対向ローラ8に対応し、且つ平
行に軸受させて中間転写ベルト5の下面部に離間可能な
状態に配設してある。
【0034】感光ドラム1から中間転写ベルト5への第
1色〜第4色のトナー画像の順次重畳転写のための1次
転写バイアス電圧は、1次転写ローラ6に接続されたバ
イアス電源6aからトナーとは逆極性(+)で印加され
る。その印加電圧は例えば+100V〜+2kVの範囲
である。
【0035】感光ドラム1から中間転写ベルト5への第
1色〜第3色のトナー画像の1次転写工程において、2
次転写ローラ7は中間転写ベルト5から離間させること
も可能である。
【0036】中間転写ベルト5上に転写された合成カラ
ートナー画像の第2の画像担持体である転写材Pへの転
写は、2次転写ローラ7が中間転写ベルト5に当接され
ると共に、供給ローラ対11から転写材ガイド10を通っ
て、中間転写ベルト5と2次転写ローラ7とが当接した
転写ニップ部に所定のタイミングで転写材Pが給送さ
れ、2次転写バイアス電圧がバイアス電源7aから2次
転写ローラ7に印加される。
【0037】この2次転写バイアス電圧により中間転写
ベルト5から第2の画像担持体である転写材Pへ合成カ
ラートナー画像が2次転写される(2次転写工程)。ト
ナー画像の転写を受けた転写材Pは定着器14へ導入され
加熱定着される。
【0038】転写材Pへの画像転写終了後、中間転写ベ
ルト5には離接自在に配置された中間転写回転体のクリ
ーニング手段であってクリーニング用帯電部材となるク
リーニングローラ9が当接され、該クリーニングローラ
9に接続されたバイアス電源9aにより感光ドラム1と
は逆極性のバイアス電圧を印加することにより、転写材
Pに転写されずに中間転写ベルト5上に残留している転
写残留トナーに1次転写時と逆極性の電荷が付与され
る。
【0039】バイアス電源9aは、ここでは直流に交流
を重畳して印加している。1次転写時と逆極性に帯電さ
れた中間転写ベルト5上の転写残留トナーは、感光ドラ
ム1とのニップ部及びその近傍において感光ドラム1に
静電的に転写されることにより、中間転写ベルト5がク
リーニングされる。この工程は1次転写と同時に行うこ
とが出来るため、スループットの低下を生じない。
【0040】次に図2を用いて本発明に係る潜像担持体
−中間転写回転体一体型カートリッッジ(以下、単に
「カートリッジ」という)Aの構成について説明する。
本発明のカートリッジAは図2に示されるように少なく
とも潜像担持体となる感光体ドラム1、潜像担持体のク
リーニング手段となるクリーニング装置13、中間転写回
転体となる中間転写ベルト5及び中間転写回転体のクリ
ーニング手段となるクリーニングローラ9が一体的にユ
ニット内に配置され、画像形成装置本体に対して容易に
着脱出来るようになっている。
【0041】中間転写ベルト5のクリーニング手段とし
ては、前述のように転写残留トナーを1次転写と逆の極
性に帯電させ、1次転写部で感光体ドラム1に戻すため
に本実施形態では中抵抗の弾性体からなるクリーニング
ローラ9を装備している。
【0042】感光体ドラム1のクリーニング手段は前述
したようにブレードクリーニングである。本カートリッ
ジAには図示しない廃トナー容器も一体となっており、
中間転写ベルト5及び感光体ドラム1双方の転写残留ト
ナーもカートリッジAの交換時に同時に廃棄されるため
メンテナンス性の向上に貢献している。
【0043】また中間転写ベルト5は2次転写対向ロー
ラ8と、テンションローラ12の2本のローラで張架され
るため部品点数の削減と装置の小型化を図っている。こ
こで、2次転写対向ローラ8は中間転写ベルト5を回転
駆動する駆動ローラであると同時にクリーニングローラ
9の対向ローラとなっている。
【0044】中間転写ベルト5に従動して回転するテン
ションローラ12は該中間転写ベルト5の張架方向にスラ
イドする機構を有しており、加圧手段となる図示しない
圧縮ばねにより図2の矢印の方向に加圧され、中間転写
ベルト5に張力を与えている。
【0045】テンションローラ12のスライド幅は1mm以
上、且つ5mm以下程度で設定され、圧縮ばねによる中間
転写ベルト5に対する圧力合計は5N以上、且つ100
N以下程度である。また、感光体ドラム1と駆動ローラ
である2次転写対向ローラ8は図示しないカップリング
機構を有し、装置本体から回転駆動力が伝達されるよう
になっている。
【0046】上述したように本発明ではメンテナンスの
簡素化と装置本体及びカートリッジAの小型化、低コス
ト化、画像品質の向上について検討した結果、潜像担持
体−中間転写回転体一体型カートリッジAを用いた上
で、更に幾つかの各手段を合わせることによって上述の
目的を達成するに至った。
【0047】先ず、カートリッジAの小型化とコストダ
ウンのため中間転写ベルト5のクリーニング手段は転写
残留トナーを一次転写時とは逆極性に帯電させて、一次
転写時に同時に感光体ドラム1に戻す一次転写同時クリ
ーニング方式を用いる。
【0048】具体的には中間転写ベルト5上に離接可能
に配置したクリーニングローラ9等の帯電部材にバイア
ス電圧を印加して二次転写残留トナーに一次転写時と逆
極性の電荷を与え、続く1次転写部において一次転写電
界により感光体ドラム1に戻す手段である。
【0049】トナーを逆極性に帯電する手段はブレード
やコロナ帯電器等を用いても良い。中間転写ベルト5上
から感光体ドラム1に戻されたトナーはクリーニングブ
レード等の感光体ドラム1のクリーニング手段で除去さ
れる。
【0050】この方式によれば感光体ドラム1と中間転
写ベルト5の双方にクリーニングブレード等を配置し、
廃トナーの送り機構や容器を設置する従来の方式に比
べ、カートリッジAの小型化と低コスト化に大きな効果
がある。
【0051】更に本発明では、図3に示すように、中間
転写ベルト5の一次転写のニップ部分に長時間凹みが発
生している状態で、環境が変動してもニップ部の凹み状
態が保持されにくくすることを考慮した設計を行ってい
るため、製造後、長時間経過したカートリッジAであっ
ても問題を生じることが無く、良好な画像を得ることが
可能である。
【0052】具体的には、潜像担持体となる感光体ドラ
ム1と、中間転写回転体となる中間転写ベルト5との転
写ニップ幅Wが0.5mm以上、且つ8mm以下に設定する
ことで画像形成時の転写ニップ凹み部分の画像不良防止
が可能となる。
【0053】感光体ドラム1と中間転写ベルト5との転
写ニップ幅Wが8mmより大きいとニップ凹みの変形量が
大きくなるので、ニップ凹み部分に起因する画像不良、
具体的には凹みに起因する感光体ドラム1との接触不良
による白抜けが発生し、好ましくない。
【0054】また、感光体ドラム1と中間転写ベルト5
との転写ニップ幅Wが0.5mm未満では転写電界が十分
にかからないので、転写効率が低くなるので好ましくな
い。
【0055】一方、カートリッジAの小型化、低価格化
を進めるためには該カートリッジAに組み込まれる感光
体ドラム1の形状も重要である。従って、感光体ドラム
1は駆動機構が簡単で小型化し易い直径60mm以下の小
径の感光体ドラムが好ましい。
【0056】同様の目的で中間転写ベルト5は2次転写
対向ローラ8とテンションローラ12による2本のローラ
で張架する方式が部品点数の削減や小型化が促進され、
好ましい。
【0057】中間転写ベルト5に張力をかけるテンショ
ンローラ12は、中間転写ベルト5の伸びに対応するため
に該中間転写ベルト5の伸び方向に対して少なくとも1
mm以上スライドすることが必要であり、中間転写ベルト
5がスリップすること無く確実に駆動するためには5N
以上の力で中間転写ベルト5を張架することが好まし
い。
【0058】また、中間転写ベルト5は抵抗値の調整が
必要である。良好な画像が得られる中間転写ベルト5の
体積抵抗率の範囲は1×106Ωcm以上、且つ8×10
13Ωcm以下の間である。体積抵抗率が1×106Ωcm未
満では抵抗が低過ぎて十分な転写電界が得られず、画像
の抜けやガサツキが生じる。一方、体積抵抗率が8×1
13Ωcmより高いと転写電圧も高くする必要があり、電
源の大型化やコストの増大を招く。
【0059】また、中間転写ベルト5の厚さは40μm
以上、且つ300μm以下の範囲が好ましい。厚さが4
0μmより小さい場合では該中間転写ベルト5の成形安
定性に欠け、厚さムラを生じ易く、耐久強度も不十分
で、中間転写ベルト5の破断や割れが発生する場合があ
る。
【0060】一方、厚さが300μmを超えると材料が
増えコストが高くなる上に、プリンタ等の架張軸部位で
の内面と外面の周速差が大きくなり、外面の収縮による
画像飛び散り等の問題が発生し易い。屈曲耐久性の低下
や中間転写ベルト5の剛性が高くなりすぎて駆動トルク
が増大し、装置本体の大型化やコスト増加を招くといっ
た問題も生じる。
【0061】本発明では感光体ドラム1と中間転写ベル
ト5とを一体的に構成したカートリッジAとしている
が、ユーザが使用する時点で一体であれば良く、その製
造過程での取り扱いや回収後の分解のし易さ等を考慮す
ると、例えば中間転写ベルト5のユニットと、感光体ド
ラム1のユニットのような幾つかのユニットに分離出来
る設計を行った方が好ましい。
【0062】以下に、感光体ドラム1と中間転写ベルト
5との転写ニップ幅Wを測定する手段は以下の通りであ
る。
【0063】<転写ニップ幅W測定用シリコーンオイル
の作成>先ず、シリコーンオイル(東レ・ダウコーニン
グ・シリコーン社製 SH28PA))を9部、カーボ
ンブラックを1部、イソプロピルアルコールを90部の
割合で混練し、これらをビーズミルで1時間分散し、転
写ニップ幅W測定用シリコーンオイル(so)を作成する。
【0064】<中間転写ベルト5へのシリコーンオイル
塗布>上記のように作成したシリコーンオイル(so)を中
間転写ベルト5に対してベーカーアプリケーターを用い
て塗布する。この時の塗布厚み設定は12.5μmにす
る。塗布幅は少なくとも10mm以上は必要であり、塗布
方向はニップの長手方向である。この塗布後、10分
間、風乾燥させ、イソプロピルアルコールを除去するこ
とで、中間転写ベルト5表面にシリコーンオイル皮膜を
作る。
【0065】<ニップ部の感光体ドラム1への転写>表
面にシリコーン皮膜を形成した中間転写ベルト5をシリ
コーン皮膜に触れないように図2に示すカートリッジA
に組み付け、感光体ドラム1も組み付ける。感光体ドラ
ム1は組み付け時に回転させないように取り付ける。取
り付けた後、1分間放置し、感光体ドラム1を回転させ
ないように取り外す。これにより感光体ドラム1の表面
のニップ部分にはシリコーンオイルが付着する。
【0066】<転写ニップ幅Wの測定>感光体ドラム1
に転写されたシリコーンオイルの幅を実体顕微鏡により
測定するが、この時、測定されるのは図4の「a」であ
る。実際に必要な数値は円弧からなる転写ニップ幅Wで
あるので、以下の式によって転写ニップ幅Wを算出す
る。尚、rは感光体ドラム1の半径である。
【0067】W=2r×(sin-1a/2r)………
【0068】また、転写ニップ幅Wはどの場所でも必ず
しも一定ではないので、例えば、感光体ドラム1の幅方
向中央を中心として該中心から10mmずつ左右に4点測
定し、中心を含めた計9点の平均値を転写ニップ幅Wと
する。
【0069】中間転写ベルト5の成形方法はシームレス
中間転写ベルト5の製造が可能で、且つ製造効率が高く
てコストを抑制出来る製造方法が好ましい。その手段と
しては、図5及び図6に示す環状ダイス21から連続溶融
押し出して得られた筒状フィルム23の内部に気体を注入
して内容積を調整することによって、該筒状フィルム23
の直径の制御を行って、該環状ダイス21から押し出され
た筒状フィルム23が冷却固化するまでに該筒状フィルム
23を支持する部材を用いることなく、前記環状ダイス21
径よりも大きい直径を有する筒状フィルム23を成形し、
その後、必要な長さに切断して中間転写ベルト5を製造
する方法等が挙げられる。
【0070】例えば、図5及び図6に示すインフレーシ
ョン成形が好適である。図5に示す成型装置では、基本
構成として、押し出し機22、押し出しダイスとなる環状
ダイス21及び空気吹き込み装置等を有して構成される。
【0071】先ず、成型用樹脂、導電剤、添加剤等を所
望の処方に基づき、予め予備混合した後、混練分散をせ
しめた成型用原料を押し出し機22に具備したホッパー22
aに投入する。
【0072】押し出し機22は、成型用原料が、後工程で
の中間転写ベルト5の成型が可能となる溶融粘度とな
り、また、原料相互が均一分散するように、設定温度、
及び押し出し機のスクリュー構成が選択される。
【0073】成型用原料は押し出し機22中で溶融混練さ
れて溶融体となり環状ダイス21に入る。環状ダイス21に
は空気導入路21aが配設されており、該空気導入路21a
より空気が環状ダイス21の中央に吹き込まれることによ
り環状ダイス21を通過した溶融体は径方向に拡大膨張
し、筒状フィルム23となる。
【0074】この時、吹き込まれる気体は空気以外の窒
素、2酸化炭素、アルゴンガス等を適宜選択することが
出来る。膨張した成型体は外部冷却リング24により冷却
されつつ図5の上方向に引き上げられる。
【0075】通常、インフレーション装置では安定板25
でチューブ状の筒状フィルム23を左右から押しつぶし
て、シート状に折りたたみ、ピンチローラ対26対26で内
部のエアーが抜けないように挟持して一定速度で引き取
る方法がとられる。ついで、引き取られた筒状フィルム
23をカット装置27で切断し、所望の大きさの筒状フィル
ム23を得る。
【0076】次に、この筒状フィルム23に表面平滑性や
寸法を調整したり、成形の際に該筒状フィルム23に付い
た折り目を除去する等の目的で成形型を使用した加工を
行う。
【0077】具体的には加熱熱膨張率の異なる材料で作
られた直径の異なる一組の円筒型を使用する方法があ
る。小径の円筒型(内型)の熱膨張率は大径の円筒型(外
型)の熱膨張率より大きくなるようにし、この内型に成
形した筒状フィルム23を被せた後、筒状フィルム23を被
せた内型を外型内に挿入して、内型と外型で筒状フィル
ム23を挟み込むようにする。
【0078】内型と外型との間のギャップは加熱する温
度と内型、外型の熱膨張率の差及び必要とされる圧力で
計算して求める。そして、内型、筒状フィルム23、外型
の順でセットされた成形型を樹脂の軟化点温度付近まで
加熱する。
【0079】加熱により熱膨張率の大きい内型は外型よ
り膨張し、筒状フィルム23全面に均一な圧力がかかる。
この時、軟化点付近に達した樹脂製の筒状フィルム23の
表円は平滑に加工した外型内面に押し付けられ、樹脂製
の筒状フィルム23表面の平滑性が向上する。その後冷却
して筒状フィルム23を成形型から外すことで平滑な表面
性を得ることが出来る。
【0080】その後、必要に応じて補強部材やガイド部
材、位置検知部材の取り付けや精密カットを行って電子
写真用の中間転写ベルト5を製造する。
【0081】また、図5に示した中間転写ベルト5の製
造方法の説明は単層の中間転写ベルト5に関するもので
あるが、2層の中間転写ベルト5を製造する場合には図
6に示されるように更に別の押し出し機28を追加配置
し、成型用樹脂、導電剤、添加剤等を所望の処方に基づ
き、予め予備混合した後、混練分散をせしめた成型用原
料を押し出し機28に具備したホッパー28aに投入する。
【0082】そして、押し出し機22の混練溶融体と同時
に2層用の環状ダイス21へ、押し出し機22の混練溶融体
を送り込み、2層同時に拡大膨張させ、2層の中間転写
ベルト5を製造することが出来る。
【0083】もちろん3層以上の中間転写ベルト5を製
造する時は、層数に応じた押し出し機を準備すれば良
い。このように、単層のみならず、多層構成の電子写真
用中間転写ベルト5を一段工程で、且つ短時間に寸法精
度良く成型することが可能である。この短時間成型を可
能としたことで大量生産及び低コスト生産が可能であ
る。
【0084】また、環状ダイス21のダイギャップ(スリ
ット)幅より、成形されたベルトの厚みを薄くすること
が好ましい。これは、例えば75μmのダイギャップで
75μmのフイルムを作ろうとした場合、ダイギャップ
を30μm動かしたとき、フイルムはそのまま30μm変
化するが、実際にダイギャップを1μm単位で調整する
のは困難であり、その結果、膜厚が不均一なフイルムが
出来易くなる。
【0085】しかし、例えば1.5mmのダイギャップ
で75μmのものを作る場合はダイギャップ30μmのず
れでも最終的なフイルムの膜厚の振れは1/5になるの
で、実際の膜厚振れは6μmとなり、その結果、最終的
に精度高くフイルムが作れるのである。よって環状ダイ
スのダイギャップより、成形されたベルトの厚みを薄く
することが望ましい。
【0086】よって、環状ダイス21と、成形された筒状
フィルム23の厚さ比は、環状ダイス21のギャップの幅に
対して、成形された筒状フィルム23の厚さが少なくとも
1/3以下であることが必要であり、更に好ましくは1
/5以下である。
【0087】また、環状ダイス21のダイギャップより、
成形されたベルトの厚みを薄くする方法としては、押し
出し成形比を1より大きくする方法がある。すなわち、
ダイスの径よりフイルム径を大きくすることにより引き
取り速度が押し出し速度と同一であっても径が大きくな
った分、フイルム厚みが薄くなるのである。
【0088】このときの成形比の最大値は400%以下
が望ましい。これ以上大きいと膨張したフイルムの安定
性が悪くなる場合があり、この時、膜厚が不安定になる
ことがあるからである。
【0089】また、押し出し成形比を1以下としても引
き取り速度を速くすることで、環状ダイスのダイギャッ
プより、成形されたベルトの厚みを薄くすることが出来
るが、この場合、主に成形時の樹脂の分子量が低いなど
の条件のとき有用である。
【0090】即ち、溶融時の粘度が低い場合、成形比を
1より大きくすると、フイルムに穴が空いてしまったり
することがあり、この場合、成形比を1以下にすること
で、環状ダイスのダイギャップより、成形されたベルト
の厚みを薄くすることが可能となるのである。
【0091】この時の成形比の最小値は50%以上が望
ましい。0.5未満の場合フイルム引き取り時にフイル
ム引き取り速度を大幅に速くする必要があり、成形が不
安定になるので、好ましくない。
【0092】本発明の中間転写ベルト5に用いられる成
型用原料のうちの主たる材料である樹脂は本発明の特性
を満たしていれば特に制約はないが、例えば、ポリエチ
レンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂やポリスチ
レン系樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカ
ーボネート、ポリサルホンやポリエーテルサルホン及び
ポリフェニレンサルファイド等の硫黄含有樹脂、ポリフ
ッ化ビニリデンやポリエチレン−四フッ化エチレン共重
合体等のフッ素含有樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコー
ン樹脂、ケトン樹脂、ポリ塩化ビニリデン、熱可塑性ポ
リイミド樹脂、ポリアミド樹脂、変性ポリフェニレンオ
キサイド樹脂等やこれらの各種変性樹脂や共重合体を1
種類あるいは2種類以上を使用することが出来る。ただ
し、上記材料に限定されるものではない。
【0093】次に中間転写ベルト5の電気抵抗値を調節
するために混合する添加剤は特に制限されるものではな
いが、抵抗を調整する導電性フィラーとしてはカーボン
ブラックや各種の導電性金属酸化物等があり、非フィラ
ー系抵抗調整剤としては各種金属塩やグリコール類等の
低分子量のイオン導電材やエーテル結合や水酸基等を分
子内に含んだ帯電防止樹脂または電子導電性を示す有機
高分子化合物等である。
【0094】ここで必要なのは各添加剤と樹脂等の中間
転写ベルト5を構成する成分の分散状態であり、粒子の
凝集や一部成分の極端な分離が生じていては本発明の効
果は得られず、材料と分散手段の選択が重要である。
【0095】以下に本発明に関わる諸物性の測定方法を
示す。
【0096】<体積抵抗測定方法>測定装置は抵抗計に
超高抵抗計R8340A(アドバンテスト社製)、試料
箱は超高抵抗測定用資料箱TR42(アドバンテスト社
製)を使用するが、主電極は直径25mm、ガード・リン
グ電極は内径41mm、外径49mmとする。
【0097】サンプルは次のように作成する。先ず、中
間転写ベルト5を直径56mmの円形に打ち抜き機または
鋭利な刃物で切り抜く。切り抜いた円形片の片面はその
全面をPt-Pd蒸着膜により電極を設け、もう一方の面はP
t-Pd蒸着膜により直径25mmの主電極と内径38mm、外
径50mmのガード電極を設ける。
【0098】Pt-Pd蒸着膜は、マイルドスパッタE10
30(日立製作所製)で蒸着操作を2分間行なうことに
より得られる。蒸着操作を終了したものを測定サンプル
とする。
【0099】測定雰囲気は温度23℃、湿度55%と
し、測定サンプルは予め同雰囲気下に12時間以上放置
しておく。測定はディスチャージ10秒、チャージ30
秒、メジャー30秒とし、印加電圧100Vで測定を行
う。
【0100】<厚さ測定方法>中間転写ベルト5の厚さ
ムラは最低値1μmのダイアルゲージにおいて、中間転
写ベルト5の両端部から50mm、中央について周方向に
等間隔で4点全周にわたって測定し、中間転写ベルト5
1本につき合計12点を平均した。
【0101】<実施例1> <中間転写ベルト5の作成>PVDF(ポリフッ化ビニ
リデン)を100部、ポリエーテル含有帯電防止樹脂を
12部の割合とし、上記の配合で帯電防止樹脂はPVD
Fより伸びが大きく、かつ2種の材料が完全に相溶しな
いものを選択した。
【0102】この材料を2軸の押し出し機で210℃で
溶融混練して各材料を混合し、直径2mm程度のストラン
ドで押し出してカットし、ペレットとした。これを成型
用原料(1)とする。
【0103】次に、図5の成形装置において、成形用ダ
イスは単層用環状ダイス21とし、ダイスリットの直径が
100mmのものを用いた。ダイスリットは0.8mmとし
た。この成形装置の材料ホッパー22aへ十分に加熱乾燥
させた前記成形用原料(1)を投入し、加熱溶融して環状
ダイス21から210℃で円筒状に押し出した。
【0104】環状ダイス21の周囲には外部冷却リング24
が設置されており、押し出された筒状フィルム23に周囲
から空気を吹き付け、冷却を行う。また、押し出された
筒状フィルム23の内部には空気導入路21aより空気を吹
き込み、直径140mmまで拡大膨張した後、引き取り装
置で一定の速度で連続的に引き取った。
【0105】尚、空気の導入は直径が所望の値になった
時点で停止している。更にピンチローラ対26に続くカッ
ト装置27で筒状フィルム23をカットする。厚さが安定し
た後、長さ310mmで切断して中間転写ベルト5となる
筒状フィルム23を成形した。
【0106】この筒状フィルム23を熱膨張率の異なる金
属からなる一組の円筒型を用いてサイズと表面平滑性の
調整と折り目除去を行った。熱膨張率の高い内型に筒状
フィルム23を被せて、その内型を内面を平滑に加工した
外型に挿入し、170℃で20分間加熱する。冷却後、
成形型から外して端部をカットし、直径140mmの中間
転写ベルト1を作製した。
【0107】<転写ニップ幅W測定>以下の条件のカー
トリッジAに感光体ドラム1及び予め前述のシリコーン
オイル(so)を塗布した中間転写ベルト5を組み付け、転
写ニップ幅Wを測定した。この時の感光体ドラム1の半
径rが23.5mm、中間転写ベルト5の厚みが105μ
m、1次転写ローラ6の直径が13mm、1次転写ローラ
6のバネ圧が3N、テンションローラ12のバネ圧が20
N、テンションローラ12のスライド量が2.5mm、テン
ションローラ12の直径が28mm、2次転写対向ローラ8
の直径が28mmであった。
【0108】顕微鏡により感光体ドラム1上のシリコー
ンオイル幅aを測定したところ9点平均で2.5mmであ
った。よって前期式で計算したところ転写ニップ幅W
は2.501mmであった。
【0109】この転写ニップ幅Wの測定後、感光体ドラ
ム1と中間転写ベルト5に付着したシリコーンオイルを
イソプロピルアルコールで拭き取った。
【0110】また、中間転写ベルト5を温度23℃、湿
度55%の環境に3日間放置し、抵抗測定を行ったとこ
ろ体積抵抗値6.5×1011Ωcmであった。
【0111】<画像確認>長時間放置の促進試験として
上記カートリッジAを40℃の高温環境に14日間放置
した。その後、温度23℃、湿度55%の環境で12時
間静置してから図1の画像形成装置にセットし、同環境
下で80g/m2紙にフルカラー画像のプリント試験を
行った。
【0112】この際に使用した現像装置は解像度600
dpiのデジタルレーザー方式とした。得られた画像を
目視で評価したところ感光体ドラム1と中間転写ベルト
5のニップ部分に起因する白抜け画像は見られず問題の
無い良好なフルカラー画像が得られた。
【0113】更に以下のように転写効率を定義して、転
写効率の測定を行った。即ち、1次転写効率(感光体ド
ラムから中間転写ベルト5への転写効率)=中間転写ベ
ルト5上の画像濃度/(感光体ドラム1上の転写残画像
濃度+中間転写ベルト5上の画像濃度)とする。
【0114】その結果、1次転写効率は95%であっ
た。このように上述したカートリッジAは良好な性能を
有していることが確認された。
【0115】<実施例2> <中間転写ベルト5の作成>中間転写ベルト5は前述の
実施例1と同様に作成した。
【0116】<転写ニップ幅W測定>以下の条件のカー
トリッジAに感光体ドラム1及び予め前述のシリコーン
オイル(so)を塗布した中間転写ベルト5を組み付け、転
写ニップ幅Wを測定した。この時の感光体ドラム1の半
径rが23.5mm、中間転写ベルト5の厚みが105μ
m、1次転写ローラ6の直径が13mm、1次転写ローラ
6のバネ圧が5N、テンションローラ12のバネ圧が20
N、テンションローラ12のスライド量が2.5mm、テン
ションローラ12の直径が28mm、2次転写対向ローラ8
の直径が28mmであった。
【0117】顕微鏡により感光体ドラム1上のシリコー
ンオイル幅aを測定したところ9点平均で5mmであっ
た。よって前期式で計算したところ転写ニップ幅Wは
5.009mmであった。
【0118】この転写ニップ幅Wの測定後、感光体ドラ
ム1と中間転写ベルト5に付着したシリコーンオイルを
イソプロピルアルコールで拭き取った。
【0119】<画像確認>長時間放置の促進試験として
上記カートリッジAを40℃の高温環境に14日間放置
した。その後、温度23℃、湿度55%の環境で12時
間静置してから図1の画像形成装置にセットし、同環境
下で80g/m2紙にフルカラー画像のプリント試験を
行った。
【0120】この際に使用した現像装置は解像度600
dpiのデジタルレーザー方式とした。得られた画像を
目視で評価したところ感光体ドラム1と中間転写ベルト
5のニップ部分に起因する白抜け画像は見られず問題の
無い良好なフルカラー画像が得られた。
【0121】更に1次転写効率は96%と良好であっ
た。このように上述のカートリッジAは良好な性能を有
していることが確認された。
【0122】<実施例3> <中間転写ベルト5の作成>中間転写ベルト5は前述の
実施例1と同様に作成した。
【0123】<転写ニップ幅W測定>以下の条件のカー
トリッジAに感光体ドラム1及び予め前述のシリコーン
オイル(so)を塗布した中間転写ベルト5を組み付け、転
写ニップ幅Wを測定した。
【0124】ここで、感光体ドラム1の半径rが23.
5mm、中間転写ベルト5の厚みが105μm、1次転写
ローラ6の直径が13mm、1次転写ローラ6のバネ圧が
1.5N、テンションローラ12のバネ圧が20N、テン
ションローラ12のスライド量が2.5mm、テンションロ
ーラ12の直径が28mm、2次転写対向ローラ8の直径が
28mmであった。
【0125】顕微鏡により感光体ドラム1上のシリコー
ンオイル幅aを測定したところ9点平均で1mmであっ
た。よって前期式で計算したところ転写ニップ幅Wは
1.0001mmであった。
【0126】この転写ニップ幅Wの測定後、感光体ドラ
ム1と中間転写ベルト5に付着したシリコーンオイルを
イソプロピルアルコールで拭き取った。
【0127】<画像確認>長時間放置の促進試験として
上記カートリッジAを40℃の高温環境に14日間放置
した。その後、温度23℃、湿度55%の環境で12時
間静置してから図1の画像形成装置にセットし、同環境
下で80g/m2紙にフルカラー画像のプリント試験を
行った。
【0128】この際に使用した現像装置は解像度600
dpiのデジタルレーザー方式とした。得られた画像を
目視で評価したところ感光体ドラム1と中間転写ベルト
5のニップ部分に起因する白抜け画像は見られず問題の
無い良好なフルカラー画像が得られた。更に1次転写効
率は94%と良好であった。このように上述のカートリ
ッジAは良好な性能を有していることが確認された。
【0129】<比較例1> <中間転写ベルト5の作成>中間転写ベルト5は前述の
実施例1と同様に作成した。
【0130】<転写ニップ幅W測定>以下の条件のカー
トリッジAに感光体ドラム1及び予め前述のシリコーン
オイル(so)を塗布した中間転写ベルト5を組み付け、転
写ニップ幅Wを測定した。
【0131】ここで、感光体ドラム1の半径rが23.
5mm、中間転写ベルト5の厚みが105μm、1次転写
ローラ6の直径が18mm、1次転写ローラ6のバネ圧が
10N、テンションローラ12のバネ圧が20N、テンシ
ョンローラ12のスライド量が2.5mm、テンションロー
ラ12の直径が28mm、2次転写対向ローラ8の直径が2
8mmであった。
【0132】顕微鏡により感光体ドラム1上のシリコー
ンオイル幅aを測定したところ9点平均で9.5mmであ
った。よって前期式で計算したところ転写ニップ幅W
は9.566mmであった。
【0133】この転写ニップ幅Wの測定後、感光体ドラ
ム1と中間転写ベルト5に付着したシリコーンオイルを
イソプロピルアルコールで拭き取った。
【0134】<画像確認>長時間放置の促進試験として
上記カートリッジAを40℃の高温環境に14日間放置
した。その後、温度23℃、湿度55%の環境で12時
間静置してから図1の画像形成装置にセットし、同環境
下で80g/m2紙にフルカラー画像のプリント試験を
行った。
【0135】この際に使用した現像装置は解像度600
dpiのデジタルレーザー方式とした。得られた画像を
目視で評価したところ感光体ドラム1と中間転写ベルト
5のニップ部分に起因する白抜け画像が見られ画像不良
であった。また、この時の1次転写効率は96%であっ
た。
【0136】<比較例2> <中間転写ベルト5の作成>中間転写ベルト5は前述の
実施例1と同様に作成した。
【0137】<転写ニップ幅W測定>以下の条件のカー
トリッジAに感光体ドラム1及び予め前述のシリコーン
オイル(so)を塗布した中間転写ベルト5を組み付け、転
写ニップ幅Wを測定した。
【0138】ここで、感光体ドラム1の半径rが23.
5mm、中間転写ベルト5の厚みが105μm、1次転写
ローラ6の直径が12mm、1次転写ローラ6のバネ圧が
0.1N、テンションローラ12のバネ圧が20N、テン
ションローラ12のスライド量が2.5mm、テンションロ
ーラ12の直径が28mm、2次転写対向ローラ8の直径が
28mmであった。
【0139】顕微鏡により感光体ドラム1上のシリコー
ンオイル幅aを測定したところ9点平均で0.3mmであ
った。よって前期式で計算したところ転写ニップ幅W
は0.3mmであった。
【0140】この転写ニップ幅Wの測定後、感光体ドラ
ム1と中間転写ベルト5に付着したシリコーンオイルを
イソプロピルアルコールで拭き取った。
【0141】<画像確認>長時間放置の促進試験として
上記カートリッジAを40℃の高温環境に14日間放置
した。その後、温度23℃、湿度55%の環境で12時
間静置してから図1の画像形成装置にセットし、同環境
下で80g/m2紙にフルカラー画像のプリント試験を
行った。
【0142】この際に使用した現像装置は解像度600
dpiのデジタルレーザー方式とした。得られた画像を
目視で評価したところ感光体ドラム1と中間転写ベルト
5のニップ部分に起因する白抜け画像は見られなかった
ものの、転写ニップ幅W不足による転写電界不足での転
写抜けが発生し画像不良であり、1次転写効率も85%
と不良であった。
【0143】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、メンテナンスが容易で装置の小型化とコスト
ダウンが図れ、長期間の輸送や放置においても良好な画
像が得られる潜像担持体−中間転写回転体一体型カート
リッジ及びこれを装備した画像形成装置及びその画像形
成方法を提供することが出来る。
【0144】即ち、潜像担持体と中間転写回転体との転
写ニップ幅を0.5mm以上、且つ8mm以下に設定したこ
とで、潜像担持体−中間転写回転体一体型カートリッジ
が輸送や保管時に長時間放置されても、潜像担持体と中
間転写回転体とのニップ部の凹みを小さくすることが出
来、容易に復帰することが出来る。これにより、画像出
力した時に画像不良が発生することがなく長期間の輸送
や放置においても良好な画像が得られる。
【0145】また、中間転写回転体のクリーニング手段
が、残留した現像剤を1次転写時と逆の極性に帯電さ
せ、その現像剤を中間転写回転体上から1次転写と同時
に潜像担持体に戻すように構成したことで、中間転写回
転体上から潜像担持体に戻された現像剤はクリーニング
ブレード等の潜像担持体用のクリーニング手段により除
去される。
【0146】この構成により潜像担持体と中間転写回転
体の双方にクリーニングブレード等のクリーニング手段
を配置し、廃トナーの送り機構や容器を設置する方式と
比べてカートリッジの小型化、低コスト化及びメンテナ
ンスの簡素化を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る潜像担持体−中間転写回転体一体
型カートリッジを装備した画像形成装置の構成を示す概
略断面説明図である。
【図2】本発明に係る潜像担持体−中間転写回転体一体
型カートリッジの構成を示す概略断面説明図である。
【図3】潜像担持体と中間転写回転体との転写ニップ部
に形成される凹みの状態を示す図である。
【図4】潜像担持体と中間転写回転体との転写ニップ幅
を測定する様子を示す図である。
【図5】中間転写ベルトが1層の場合の成形装置の一例
を示す概略説明図である。
【図6】中間転写ベルトが2層の場合の成形装置の一例
を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1…感光体ドラム、2…1次帯電器、2a…バイアス電
源、3…画像露光、4y…イエロー色現像器、4m…マ
ゼンダ色現像器、4c…シアン色現像器、4b…ブラッ
ク色現像器、5…中間転写ベルト、6…1次転写ロー
ラ、6a…バイアス電源、7…2次転写ローラ、7a…
バイアス電源、8…2次転写対向ローラ、9…クリーニ
ングローラ、9a…バイアス電源、10…転写材ガイド、
11…供給ローラ対、12…テンションローラ、13…クリー
ニング装置、14…定着器、21…環状ダイス、21a…空気
導入路、22…押し出し機、22a…ホッパー、23…筒状フ
ィルム、24…外部冷却リング、25…安定板、26…ピンチ
ローラ対、27…カット装置、28…押し出し機、28a…ホ
ッパー、A…カートリッジ、P…転写材、Y…イエロー
トナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 篤志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 松田 秀和 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 草場 隆 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小林 廣行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H071 BA04 BA13 BA27 BA29 DA09 DA13 DA15 EA18 2H134 GA01 GA06 GB02 HD05 KF05 KG01 KG04 KG08 KH03 KH10 KH15 KH16 KJ02 2H200 FA02 FA12 FA17 GA23 GA47 GA50 HA02 HB12 HB22 JA02 JB10 JB17 JC04 JC12 JC15 JC16 JC18 LA01 LA06 LA12 LA18 LA23 LA30 LA38 LA40 LB03 LB18 MA02 MA11 MA12 MA14 MB04 NA02 NA09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像担持体上に形成された静電潜像を現
    像剤で顕像化し、得られた画像を中間転写回転体に転写
    する1次転写工程と該中間転写回転体に転写された画像
    を更に転写材に転写する2次転写工程とを有する画像形
    成装置に装備され、且つ該潜像担持体と該中間転写回転
    体とが一体的に構成された潜像担持体−中間転写回転体
    一体型カートリッジにおいて、 前記潜像担持体と、該潜像担持体のクリーニング手段
    と、前記中間転写回転体と、該中間転写回転体のクリー
    ニング手段と、が一体的にユニット内に配置され、該ユ
    ニットが画像形成装置に対して着脱自在に構成され、 前記潜像担持体と前記中間転写回転体との転写ニップ幅
    を0.5mm以上、且つ8mm以下に設定し、 前記中間転写回転体のクリーニング手段が、残留した現
    像剤を1次転写時と逆の極性に帯電させ、その現像剤を
    前記中間転写回転体上から1次転写と同時に前記潜像担
    持体に戻すように構成したことを特徴とする潜像担持体
    −中間転写回転体一体型カートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記中間転写回転体が樹脂製であること
    を特徴とする請求項1に記載の潜像担持体−中間転写回
    転体一体型カートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記成形された筒状フィルムの厚さは、
    前記環状ダイスギャップの1/3以下であることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の潜像担持体−中
    間転写回転体一体型カートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記成形された筒状フィルムの直径は、
    前記環状ダイス径の50%以上、且つ400%以下であ
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の潜像担持体−中間転写回転体一体型カートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記潜像担持体は、直径60mm以下の剛
    体からなる感光体ドラムであることを特徴とする請求項
    1〜4のいずれか1項に記載の潜像担持体−中間転写回
    転体一体型カートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記中間転写回転体は、2本のローラに
    より張架された中間転写ベルトであることを特徴とする
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の潜像担持体−中間
    転写回転体一体型カートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記潜像担持体のクリーニング手段は、
    弾性ブレードを用いたブレードクリーニング方式である
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の
    潜像担持体−中間転写回転体一体型カートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記中間転写ベルトを張架するローラの
    少なくとも1つが1mm以上スライドし、且つ該中間転写
    ベルトに対して5N以上の力をかける加圧手段を有して
    いることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記
    載の潜像担持体−中間転写回転体一体型カートリッジ。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の潜
    像担持体−中間転写回転体一体型カートリッジを着脱可
    能に装備することを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 潜像形成が解像度600dpi以上を
    有するデジタル方式であることを特徴とする請求項9に
    記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 潜像担持体と、該潜像担持体のクリー
    ニング手段と、中間転写回転体と、該中間転写回転体の
    クリーニング手段と、が一体的にユニット内に配置さ
    れ、該ユニットが画像形成装置に対して着脱自在に構成
    され、且つ前記潜像担持体と前記中間転写回転体との転
    写ニップ幅が0.5mm以上、且つ8mm以下に設定された
    潜像担持体−中間転写回転体一体型カートリッジを用い
    て画像を形成する画像形成方法であって、 前記潜像担持体上に形成された静電潜像を現像剤で顕像
    化し、得られた画像を前記中間転写回転体に転写する1
    次転写を行い、該中間転写回転体に転写された画像を更
    に転写材に転写する2次転写を行って画像を形成する際
    に前記中間転写回転体のクリーニング手段が、残留した
    現像剤を1次転写時と逆の極性に帯電させ、その現像剤
    を前記中間転写回転体上から1次転写と同時に前記潜像
    担持体に戻すことを特徴とする画像形成方法。
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