JP2007206626A - 像担持体、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】非画像形成領域にギャップ保持部材や当接圧管理部材を当接する場合でも、特性の低下がなく、小型かつ低コストで、耐久性の高い像坦持体、ならびにそれを用いたプロセスカートリッジおよび画像形成装置を提供する。
【解決手段】最外層に保護層52を備える像担持体14において、非画像形成領域qの保護層の強度を画像形成領域pの保護層の強度より高くするものである。例えば、バインダ樹脂中に金属酸化物の微粒子を含んで保護層を構成し、非画像形成領域の保護層の金属酸化物の微粒子量を画像形成領域の保護層のそれより多くすることにより、非画像形成領域の保護層の強度を画像形成領域の保護層の強度より高くする。そして、そのような像担持体の両端の非画像形成領域に、当接部材としてギャップ保持部材58や当接圧管理部材を押し当てる。
【選択図】図4

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリまたはそれらの複合機などの画像形成装置に関する。特に、感光体上に形成した画像を直接または中間転写体を介して間接的に転写して、用紙・OHPフィルム等の転写材に画像を記録する電子写真式の画像形成装置に関する。および、そのような画像形成装置において、感光体や中間転写体などの像担持体と、そのまわりの帯電装置・現像装置・クリーニング装置などの周辺装置の全部または一部を一体的に備え、画像形成装置本体に対して一括して着脱自在とするプロセスカートリッジに関する。および、そのような画像形成装置やプロセスカートリッジに備えて画像を担持する、感光体や中間転写体などの像担持体に関する。
従来、複写機、プリンタ等の電子写真式の画像形成装置では、安価であるとか、大量生産が可能であるとか、無公害であるとかなどの利点から、有機系の感光体が汎用されてきている。しかしながら、有機系感光体は、無機系感光体と比較して耐摩耗性が低く、耐久性の点で劣っていた。
有機系感光体において、耐摩耗性を向上させる方法として、例えば特許文献1にあるように、金属あるいは金属酸化物からなるフィラーを含有する保護層を設ける方法が知られている。特許文献2では、特に画像形成領域で保護層中のフィラー量に勾配をもたせる方法が開示されている。
他方、特許文献3や特許文献4には、帯電部材の両端部にコロを取り付け、それらのコロを各々感光体の非塗工部に当接させて、帯電部材と像担持体との間に適宜のギャップを保持することが開示されている。
特開2002−365822号公報 特開2002−318461号公報 特開2001−312121号公報 特開2000−206805号公報
ところが、特許文献3や特許文献4のように、コロ等のギャップ保持部材を画像領域外の非塗工部に当接させる構成では、感光体の感光層が劣化することはないが、帯電部材の端部から感光体の非塗工部に帯電バイアスがリークするおそれがあり、そのリークを防止するために、帯電部材とギャップ保持部材との間にリークが発生しない十分な距離を確保する必要がある。このため、感光体の素管を長くする必要が生じ、画像形成装置全体が大型化する問題があった。
また、感光体表面に保護層を形成することで、感光体の耐摩耗性を向上させることができる。しかし、感光体とそのまわりに設ける周辺装置とのギャップを保持するコロ等のギャップ保持部材や、感光体に対してそのまわりに設ける周辺装置を当接するときの当接圧を管理する当接圧管理部材を周辺装置の帯電部材、現像部材、転写部材などに備えて非画像形成領域の感光層に当接させた場合には、狭い範囲に大きな圧力がかかることとなり、感光層表面に保護層を設けた場合でも、強度が十分ではなかった。
また、特許文献3や特許文献4の場合、保護層中のフィラー量を増やすことで耐摩耗性は向上するものの、フィラーが多すぎると感度低下や残留電位上昇など感光体としての特性が低下してしまう不具合があった。
そこで、この発明の目的は、このような状況をふまえ、非画像形成領域にギャップ保持部材や当接圧管理部材を当接する場合でも、特性の低下がなく、小型かつ低コストで、耐久性の高い像坦持体、ならびにそれを用いたプロセスカートリッジおよび画像形成装置を提供することにある。
かかる目的を達成するため、この発明の第1の態様は、最外層に保護層を備える像担持体において、非画像形成領域の保護層の強度を画像形成領域の保護層の強度より高くするものである。例えば、バインダ樹脂中に金属酸化物の微粒子を含んで保護層を構成し、非画像形成領域の保護層の金属酸化物の微粒子量を画像形成領域の保護層のそれより多くすることにより、非画像形成領域の保護層の強度を画像形成領域の保護層の強度より高くする。
この発明の第2の態様は、プロセスカートリッジにあって、第1の態様の像担持体を備え、その像担持体の両端の非画像形成領域に当接部材を押し当てるものである。また、この発明の第3の態様は、画像形成装置にあって、第1の態様の像担持体を備え、その像担持体の両端の非画像形成領域に当接部材を押し当てるものである。
ここで、非画像形成領域に押し当てる当接部材としては、像担持体とその像担持体まわりに設ける周辺装置との間のギャップを保持するギャップ保持部材を備えたり、また像担持体に対してその像担持体まわりに設ける周辺装置を当接するときの当接圧を管理する当接圧管理部材を備えたりする。
そして、周辺装置としては、現像装置を設け、その現像装置の現像剤担持体にギャップ保持部材を備えたり、帯電装置を設け、その帯電装置の帯電部材にギャップ保持部材を備えたりする。帯電部材としては、例えば、金属製の芯金と、そのまわりに設ける導電性樹脂部材とで構成するローラ状のものを用いる。帯電装置には、ギャップ保持部材とともに帯電部材の表面を同時に清掃する帯電部材清掃手段を備えるとよい。
また、周辺装置としては、現像装置を設け、その現像装置の現像剤担持体に当接圧管理部材を備えたり、転写装置を設け、その転写装置の転写部材に当接圧管理部材を備えたりする。
なお、画像形成装置には、当接部材を押し当てる像担持体の非画像形成領域も清掃する像担持体クリーニング装置を備えるとよい。
請求項1に記載の発明によれば、像担持体の非画像形成領域の保護層の強度を画像形成領域の保護層の強度より高くするので、画像形成領域の保護層中のフィラー量を増やすことで像担持体の感度低下や残留電位上昇などの特性の低下を招いたりすることなく、またリーク防止のために像担持体を長くして画像形成装置の大型化を招いたりすることなく、非画像形成領域に当接部材を押し当てても、小型かつ低コストで、像担持体の摩耗を低減して耐久性の高い像坦持体を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、非画像形成領域の保護層の金属酸化物の微粒子量を画像形成領域の保護層のそれより多くするので、非画像形成領域に当接部材を押し当てても、劣化が起こりにくく画像品質を損なうおそれが少なく、小型かつ低コストで、像担持体の摩耗を低減して耐久性の高い像坦持体を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、非画像形成領域に当接部材を押し当てても、小型かつ低コストで、像担持体の摩耗を低減して耐久性の高い像坦持体を備えるプロセスカートリッジを提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、非画像形成領域に当接部材を押し当てても、小型かつ低コストで、像担持体の摩耗を低減して耐久性の高い像坦持体を備える画像形成装置を提供することができる。
請求項5に記載の発明によれば、非画像形成領域に押し当てる当接部材として、像担持体とその像担持体まわりに設ける周辺装置との間のギャップを保持するギャップ保持部材を備えるので、そのギャップ保持部材を非画像形成領域に押し当てても、小型かつ低コストで、像担持体の摩耗を低減して耐久性の高い像坦持体を備える画像形成装置を提供することができる。
請求項6に記載の発明によれば、周辺装置として現像装置を設け、その現像装置の現像剤担持体にギャップ保持部材を備えるので、現像装置の現像剤担持体に備えて、その現像剤担持体と像担持体との間のギャップを保持するギャップ保持部材を非画像形成領域に押し当てても、小型かつ低コストで、像担持体の摩耗を低減して耐久性の高い像坦持体を備える画像形成装置を提供することができる。
請求項7に記載の発明によれば、周辺装置として帯電装置を設け、その帯電装置の帯電部材にギャップ保持部材を備えるので、ギャップ保持部材でギャップを保持して像担持体に対して帯電装置の帯電部材を非接触に配置し、帯電部材の汚れを低減する一方、帯電部材に備えるギャップ保持部材を非画像形成領域に押し当てても、小型かつ低コストで、像担持体の摩耗を低減して耐久性の高い像坦持体を備える画像形成装置を提供することができる。
請求項8に記載の発明によれば、帯電部材として、金属製の芯金と、そのまわりに設ける導電性樹脂部材とで構成するローラ状のものを用いるので、加工精度を高めて均一な帯電を可能とする一方、帯電部材に備えるギャップ保持部材を非画像形成領域に押し当てても、小型かつ低コストで、像担持体の摩耗を低減して耐久性の高い像坦持体を備える画像形成装置を提供することができる。
請求項9に記載の発明によれば、帯電装置に、ギャップ保持部材とともに帯電部材の表面を同時に清掃する帯電部材清掃手段を備えるので、帯電部材の汚れとともにギャップ保持部材も併せて清掃することにより、帯電ギャップの変動もともに防止して長期にわたり安定した帯電を行い、良好な画像を得る一方、帯電部材に備えるギャップ保持部材を非画像形成領域に押し当てても、小型かつ低コストで、像担持体の摩耗を低減して耐久性の高い像坦持体を備える画像形成装置を提供することができる。
請求項10に記載の発明によれば、非画像形成領域に押し当てる当接部材として、像担持体に対してその像担持体まわりに設ける周辺装置を当接するときの当接圧を管理する当接圧管理部材を備えるので、その当接圧管理部材を非画像形成領域に押し当てても、小型かつ低コストで、像担持体の摩耗を低減して耐久性の高い像坦持体を備える画像形成装置を提供することができる。
請求項11に記載の発明によれば、周辺装置として現像装置を設け、その現像装置の現像剤担持体に当接圧管理部材を備えるので、現像装置の現像剤担持体に備えて、像担持体に対して現像剤担持体を当接するときの当接圧を管理する当接圧管理部材を像担持体の非画像形成領域に押し当てても、小型かつ低コストで、像担持体の摩耗を低減して耐久性の高い像坦持体を備える画像形成装置を提供することができる。
請求項12に記載の発明によれば、周辺装置として転写装置を設け、その転写装置の転写部材に当接圧管理部材を備えるので、転写装置の転写部材に備えて、像担持体に対して転写部材を当接するときの当接圧を管理する当接圧管理部材を像担持体の非画像形成領域に押し当てても、小型かつ低コストで、像担持体の摩耗を低減して耐久性の高い像坦持体を備える画像形成装置を提供することができる。
請求項13に記載の発明によれば、画像形成装置に、当接部材を押し当てる像担持体の非画像形成領域も清掃する像担持体クリーニング装置を備えるので、像担持体クリーニング装置で像担持体の表面を清掃するとき、画像形成領域とともに、当接部材を押し当てる非画像形成領域も清掃するようにし、当接部材としてギャップ保持部材を使用するときには非画像形成領域の汚れによるギャップの変動を防止し、また当接圧管理部材を使用するときには非画像形成領域の汚れによる当接圧の変動を防止することができる。
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の最良形態につき説明する。
図1には、画像形成装置の一例であるカラープリンタの全体概略構成を示す。
図示カラープリンタは、転写材である用紙にカラー画像を記録するもので、プリンタ装置本体Aに反転ユニットBを取り付けてなる。プリンタ装置本体A内には、図中右下から左上へと斜めに用紙搬送路Pを設ける。用紙搬送路P上には、その搬送路Pに沿って右下から左上へと、イエロ・マゼンタ・シアン・ブラックの4つの単色作像手段10Y・10M・10C・10Bを順に並べてタンデム型に備える。
各単色作像手段10は、プロセスカートリッジ12Y・12M・12C・12Bと現像ユニット13Y・13M・13C・13Bとで構成し、各々プリンタ装置本体Aに対して着脱自在とする。詳しくは後述する各プロセスカートリッジには、それぞれドラム状の像担持体14Y・14M・14C・14Bを備えてなる。
そのような単色作像手段10Y・10M・10C・10B上には、それら順に並べた単色作像手段10に沿って、書込みユニット16を斜めに設ける。
他方、単色作像手段10Y・10M・10C・10Bの下には、用紙搬送路Pを挟んで、無端ベルト状の用紙担持体18を張り渡す。用紙担持体18は、図示例では、4つの支持ローラ19に掛け回し、像担持体14Y・14M・14C・14Bに接触して一部を用紙搬送路Pに沿って傾斜して設け、不図示の駆動装置により図中反時計まわりに回転搬送可能とする。
用紙担持体18の内側には、各像担持体14Y・14M・14C・14Bごとに対応して、それぞれバックアップローラ20Y・20M・20C・20Bと転写ブラシ21Y・21M・21C・21Bを配置する。バックアップローラ20Y・20M・20C・20Bは、用紙担持体18および用紙を各像担持体14Y・14M・14C・14Bに密着する。また、転写ブラシ21Y・21M・21C・21Bには、不図示の電源より転写バイアスを供給する。図示例では、転写ブラシであるが、非接触のチャージャとしてもよい。
用紙搬送路Pに沿って、そのような用紙担持体18の上流位置にはレジストローラ対23を設け、下流位置には定着ユニット24を設ける。定着ユニット24は、無端ベルトである定着ベルト25に加圧ローラ26を押し当て、出口に排出ローラ対27を備えて構成する。
定着ユニット24の下流位置には、プリンタ装置本体Aに取り付けて上述の反転ユニットBを設ける。反転ユニットBは、用紙をそのまま排出したり、反転して排出したり、再びプリンタ装置本体Aに戻したりする。
また、定着ユニット24の下流位置には、用紙搬送路Pから分岐して反転排紙路P1を形成し、その先に、プリンタ装置本体A上の排紙スタック部30へと用紙を排出する排紙ローラ対31を設ける。
一方、用紙担持体18の下には、その張り渡し方向に沿って、反転ユニットBで反転した用紙を、一対のガイド板32間で案内して再給紙する再給紙ユニット33を斜めに配置する。
再給紙ユニット33の下には、給紙カセット34を上下2段に備える。給紙カセット34には、各々サイズの異なる用紙を積載して収納する。そして、各々その用紙を1枚ずつ分離して給紙する給紙部35を設ける。
給紙部35の図中右側には、給紙部35から給紙する用紙、および再給紙ユニット33を通して再給紙する用紙を、用紙搬送路Pのレジストローラ対23へと導く給紙路P2を備える。
また、プリンタ装置本体Aの図中右側には、手差し部を設け、そこに開閉自在に手差しトレイ36を取り付ける。手差し部には、開いた手差しトレイ36上にセットした用紙を1枚ずつ分離して給紙する給紙部37を設け、その給紙部37から給紙した用紙をレジストローラ対23へと導く手差し給紙路P3を備える。
さて、いま、このカラープリンタを用いて用紙にカラー画像を記録するときは、例えばホストからの信号に基づき給紙部35を選択的に駆動し、1の給紙カセット34内の用紙を1枚ずつ分離して繰り出し、給紙路P2に入れてレジストローラ対23に突き当てて止める。または、手差し給紙部37を駆動し、開いた手差しトレイ36上にセットした用紙を1枚ずつ分離して繰り出し、手差し給紙路P3に入れてレジストローラ対23に突き当てて止める。
一方、各単色作像手段10Y・10M・10C・10Bでは、個々の像担持体14Y・14M・14C・14Bを回転して各像担持体14上にそれぞれイエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの単色トナー画像を形成する。同時に、不図示の駆動モータで支持ローラ19の1つを回転駆動して他の支持ローラ19を従動回転し、用紙担持体18を回転搬送する。
そして、像担持体14の回転にタイミングを合わせてレジストローラ対23を回転し、用紙を用紙搬送路Pに入れて、各単色作像手段10Y・10M・10C・10Bと用紙担持体18との間に順に送り込み、用紙担持体18の回転搬送によりその用紙を搬送する。その搬送とともに、個々の像担持体14Y・14M・14C・14B上の単色トナー画像を転写ブラシ21Y・21M・21C・21Bで転写し、用紙上に合成フルカラー画像を記録する。
画像転写後の用紙は、定着ユニット24へと送り込み、転写画像を定着して後、排出ローラ対27で排出する。そして、フェイスダウン状態で排出するときは、不図示の切換爪で切り換えて反転排紙路P1へと導き、排紙ローラ対31で排出して排紙スタック部30上に頁順にスタックする。
フェイスアップ状態で排出するときは、不図示の切換爪で切り換えて反転ユニットBへと導き、そのままストレートに排出する。
片面記録済み用紙の裏面にも記録を行うときは、同様に不図示の切換爪で切り換えて反転ユニットBへと導き、その反転ユニットBで反転して後、再給紙ユニット33へと導き、再び給紙路P2に入れてレジストローラ対23に突き当てて止める。
そして、再度、用紙搬送路Pに入れて、各単色作像手段10Y・10M・10C・10Bと用紙担持体18との間に順に送り込み、裏面にも合成フルカラー画像を記録して後、定着ユニット24で定着し、例えば反転排紙路P1を通して排紙ローラ対31で排出して排紙スタック部30上にスタックする。
次に、個々の単色作像手段10Y・10M・10C・10Bについて、以下詳述する。
図2には、個々の単色作像手段10Y・10M・10C・10Bの各プロセスカートリッジ12(12Y・12M・12C・12B)の構成を示す。
各プロセスカートリッジ12では、図2に示すとおり、詳しくは後述するドラム状の像担持体14(14Y・14M・14C・14B)のまわりに、周辺装置として帯電装置40、像担持体クリーニング装置41を備える。
帯電装置40は、像担持体14に近接してローラ状の帯電部材42を配置し、その帯電部材42と像担持体14との間に帯電バイアスを印加することにより像担持体14を一様に帯電する。帯電部材42には、その表面を清掃する帯電部材清掃手段として帯電クリーニングローラ43を接触してなる。
像担持体クリーニング装置41は、ファーブラシ44を、外周を像担持体14に接触して回転自在に備えるとともに、例えばポリウレタンゴム製のクリーニングブレード45を、先端を像担持体14に押し当てて備える。図中符号46は、トナーを回収する回収スクリュである。
そして、ファーブラシ44を、矢示方向に回転する像担持体14に対してカウンタ方向に回転し、画像転写後に像担持体14上に残留する転写残トナーを除去する。その後、クリーニングブレード45で、なお像担持体14上に残留するトナーを掻き落として除去する。それらファーブラシ44およびクリーニングブレード45で除去したトナーは、図示例では、回収スクリュ46の回転により、各単色作像手段10Y・10M・10C・10Bから排出し、プリンタ装置本体Aに設けた不図示の廃トナー搬送経路を通し、図1に示す廃トナーボトル38へと搬送する。
なお、各プロセスカートリッジ12は、像担持体14の回転軸47を主の位置決め基準とし、ブラケット49に形成した手前側および奥側の各1つの部分48を従の位置決め基準とし、プリンタ装置本体Aに対して正確に位置決めして取り付けることができるようにする。
一方、個々の単色作像手段10Y・10M・10C・10Bの現像装置である各現像ユニット13Y・13M・13C・13Bでは、一成分現像剤を使用してもよいが、図示例では、磁性キャリアと非磁性トナーとよりなる二成分現像剤を使用する。非磁性トナーとしては、それぞれ現像ユニット13Yではイエロ、現像ユニット13Mではマゼンタ、現像ユニット13Cではシアン、現像ユニット13Bではブラックの各色トナーを用いている。各現像ユニット13は、ローラ状の現像剤担持体を備え、その現像剤担持体で像担持体14にトナーを付着する。
そして、個々の単色作像手段10Y・10M・10C・10Bでは、像担持体14の図2中時計方向への回転とともに、帯電装置40で帯電バイアスを印加してその像担持体14の表面を一様に帯電する。次いで、書込みユニット16からの走査光で書込みを行い、像担持体14の表面に静電潜像を形成する。それから、現像ユニット13(13Y・13M・13C・13B)でトナーを付着してその静電潜像を現像し、像担持体14上に単色トナー画像を形成する。
単色作像手段10Yの像担持体14Yにはイエロの単色トナー画像を、単色作像手段10Mの像担持体14Mにはマゼンタの単色トナー画像を、単色作像手段10Cの像担持体14Cにはシアンの単色トナー画像を、そして単色作像手段10Bの像担持体14Bにはブラックの単色トナー画像をそれぞれ形成する。
なお、図示省略するが、各現像ユニット13には、それぞれトナー濃度検知センサを備える。
図3には、各プロセスカートリッジ12で用いる像担持体14の構成を示す。
像担持体14は、導電性支持体50の上に感光層51を形成し、その感光層51の上に保護層52を設けて構成する。感光層51は、電荷発生層53と電荷輸送層54とでつくるが、図示するように電荷発生層53の上に電荷輸送層54を設けてもよいし、逆に電荷輸送層54の上に電荷発生層53を設けて構成してもよい。
導電性支持体50は、体積抵抗10Ωcm以下の導電性を示すもの、例えば、アルミニウム、ステンレス等の金属管、またはニッケル等の金属をエンドレスベルト状に加工したものなどを用いる。
また、像担持体14は、導電性支持体50と感光層51との間に下引き層を設けることもできる。下引き層は、一般に樹脂を主成分とするが、これらの樹脂は、その上に感光層51を溶剤を用いて塗布することを考慮すると、一般の有機溶剤に対して耐溶解性の高い樹脂であることが望ましい。
このような樹脂としては、ポリビニルアルコール等の水溶性樹脂、共重合ナイロン等のアルコール可溶性樹脂、ポリウレタン、アルキッド−メラミン、エポキシ等の三次元網目構造を形成する硬化型樹脂等が挙げられる。また、下引き層には、モアレ防止、残留電位の低減等のために、酸化チタン、シリカ、アルミナ、等の金属酸化物の微粉末を加えてもよい。この下引き層は、適当な溶媒、塗工法を用いて形成することができる。下引き層の膜厚は、0〜5μmが適当である。
電荷発生層53は、電荷発生材料を主成分とする層であり、代表的なものとしては、モノアゾ顔料、ジスアゾ顔料、トリスアゾ顔料、フタロシアニン系顔料等が用いられる。これらの電荷発生材料をポリカーボネート等のバインダー樹脂とともに、テトラヒドロフラン、シクロヘキサノン等の溶媒を用いて分散し、分散液を塗布することにより形成できる。塗布は、浸漬塗工法やスプレーコート等により行う。電荷発生層53の膜厚は、通常は0.01〜5μmである。
電荷輸送層54は、電荷輸送材料およびバインダー樹脂をテトラヒドロフラン、トルエン、ジクロルエタン等の適当な溶剤に溶解ないし分散し、これを塗布、乾燥することにより形成できる。電荷輸送材料のうち、低分子電荷輸送材料には、電子輸送材料と正孔輸送材料とがある。
電子輸送材料としては、例えば、クロルアニル、ブロムアニル、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジメタン、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン、1,3,7−トリニトロジベンゾチオフェン−5,5−ジオキサイド等の電子受容性物質が挙げられる。
正孔輸送材料としては、例えば、オキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、トリフェニルアミン誘導体、フェニルヒドラゾン類、α−フェニルスチルベン誘導体、チアゾール誘導体、トリアゾール誘導体、フェナジン誘導体、アクリジン誘導体、チオフェン誘導体等の電子供与性物質が挙げられる。
電荷輸送材料とともに電荷輸送層54に使用されるバインダー樹脂としては、ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリエステル、ポリアリレート、ポリカーボネート、アクリル、エポキシ、メラミン、フェノール等の熱可塑性または熱硬化性樹脂が挙げられる。電荷輸送層54の厚さは、15〜30μmの範囲で所望の像担持体特性に応じて適宜選択すればよい。
最外層の保護層52の構成としては、バインダー樹脂に金属酸化物の微粒子を分散させた構成や、熱あるいは光架橋性の樹脂を用いる構成などが知られている。保護層52に添加されるフィラーの量は、重量基準で通常は3〜35%、好ましくは5〜30%である。フィラーの量が、3%未満では十分な耐久性が得られず、35%を越えると感度低下や残留電位上昇が無視できなくなるので望ましくない。
保護層52に添加するフィラーとしては、酸化チタン、シリカ、アルミナ、等の金属酸化物の微粉末を用いることができる。フィラーの粒径が大きすぎる場合には、露光光が保護層52で散乱されるため、解像力が低下し画像品質が劣る。また、フィラーの粒径が小さすぎると耐摩耗性に劣る。したがって、保護層52に添加するフィラーの粒径としては、0.1〜0.8μmが適当である。
保護層52は、フィラーとバインダー樹脂を適当な溶媒を用いて分散し、分散液をスプレーコートにより塗布することにより形成できる。保護層52に用いるバインダー樹脂、溶媒としては、電荷輸送層と同様の材料を使用することができる。保護層52の膜厚は、3〜10μmが望ましい。保護層52には、電荷輸送材料や、酸化防止剤等を添加することもできる。
ここで、保護層52中のフィラー量を大きくするほど保護層52の強度は強くなるが、前述したように35%より大きくなると、感度低下や残留電位上昇等の不具合が発生する。しかしながら、像担持体14上の画像を形成しない非画像形成領域(後述する図4で斜線を施した像担持体14上のqの領域)では、感度劣化や残留電位を気にする必要はないため、非画像形成領域のフィラー量を、画像を形成する画像形成領域(後述する図4で像担持体14上のpの領域)より多くすることで、画像品質を損なうことなく、非画像形成領域の保護層52の強度を画像形成領域の保護層52の強度より高くすることができる。感度劣化や残留電位を気にする必要がないため、非画像形成領域のフィラー量は、70%程度まで大きくすることが可能である。
保護層52は、例えばスプレー塗工を使用して形成する。通常は像担持体14を周方向に回転させながら、スプレーガンを像担持体14の長手方向に移動させて塗工液を吹き付けることで均一に形成し、繰り返し塗工を行うことで任意の膜厚に形成する。そして、塗工後、加熱乾燥させて溶媒を除去することにより完成する。像担持体14の非画像形成領域のフィラー含有量を増加させるには、画像形成領域用と非画像形成領域用のスプレーガンと塗工液をそれぞれ用意し、それぞれのスプレーガンからフィラー含有量の異なる塗工液を一部がオーバーラップするように同時に噴射して塗工することで、像担持体14端部のフィラー含有量が大きい保護層52を段差が生じることなく形成することができる。
図4には、像担持体14に当接部材を介して当接する帯電装置40の帯電部材42を示す。
図示するように、帯電装置40の帯電部材42として、金属製の芯金56と、そのまわりに設ける導電性樹脂部材57とで構成するローラ状のものを用いる。芯金56には導電性樹脂部材57の両側に取り付け、帯電部材42に当接部材として環状のギャップ保持部材58を備え、そのギャップ保持部材58の外周を像担持体14に押し当てて像担持体14と帯電部材42との間にギャップgを保持する。
芯金56は、ステンレス等の金属材料でつくる。細すぎると、切削加工時や、像担持体14に押し当てたときのたわみの影響が無視できなくなり、必要なギャップ精度が得られにくくなる。反対に、太すぎると、帯電部材42が大型化したり、質量が重くなったりする問題があるため、直径を6〜10mm程度とすることが望ましい。
導電性樹脂部材57は、10〜10Ωcmの体積抵抗を持つ材料が好ましい。抵抗が低すぎると、導電性樹脂部材57の微少な抵抗ムラに起因して放電状態が不均一になり、帯電ムラが発生しやすく、抵抗が高すぎると、放電が十分に発生せず、均一な帯電電位を得ることができない。導電性樹脂部材57は、基材となる樹脂に導電性材料を配合することで所望の体積抵抗を得ることができる。
基材樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)、ポリカーボネート等の樹脂を用いることができる。これらの基材樹脂は、成形性が良いので容易に成形加工することができる。
導電性樹脂部材57の抵抗を調整する導電性材料としては、カーボンブラック等の電子導電性材料を分散させる方法が知られているが、カーボンブラックのような電子導電性材料は基材樹脂の中に均一に分散させることが難しいため抵抗ムラが発生しやすく、特に本発明のように像担持体14に非接触で配置する帯電部材42では像担持体14を均一に帯電させることが困難であった。
一方でLi塩等の電解質塩からなるイオン導電性材料は、基材樹脂中に均一に分散させることが可能であるが、これらの低分子材料は、基材樹脂中で移動しやすく、経時でブリードアウトの問題が発生することがある。そのため、抵抗調整する材料としては、基材樹脂中に均一に分散させやすく、移動がおこりにくい高分子量のイオン導電性材料を使用することが好ましい。このような高分子量のイオン導電材料の例としては、特開2005−25021号公報に記載されているポリエーテルエステルアミドが挙げられる。
このイオン導電性材料は、二軸混練機、ニーダー等の手段を用いることにより、基材樹脂に均一に配合される。配合された材料を芯金上に射出成形、あるいは押出成形することにより、容易にローラ形状に成形することができる。イオン導電性材料と基材樹脂の配合量は、基材樹脂50重量部に対して30〜80重量部が望ましい。導電性樹脂部材57の厚さとしては、0.5〜3mmが望ましい。薄すぎると、成型が困難である上に強度の面でも問題がある。厚すぎると、帯電部材42が大型化するうえに導電性樹脂部材57の抵抗が大きくなるため帯電効率が低下する。さらに、基材樹脂とイオン導電性材料の分散状態を向上させる相溶化剤を添加することで、基材樹脂とイオン導電性材料の分散状態を一層、均一かつ緻密にすることができる。
また、導電性樹脂部材57の基材樹脂やイオン導電性材料は、必ずしもトナーが固着しにくい耐トナー性に優れた材料ではない。このため、導電性樹脂部材57には、コーティング等により、トナー等が固着しにくい表層を数10μm程度の厚さで形成することで耐久性を向上させることができる。
導電性樹脂部材57を成形した後、導電性樹脂部材57の両端にあらかじめ成形しておいたギャップ保持部材58を圧入や接着、あるいはその両方を併用して、芯金56に固定する。このようにして、導電性樹脂部材57とギャップ保持部材58を一体化してから、切削や研削等の加工を行って導電性樹脂部材57とギャップ保持部材58の外径を同時に整えることで導電性樹脂部材57とギャップ保持部材58のフレの位相を揃えることができ、帯電ギャップの変動を低減することができる。
導電性樹脂部材57とギャップ保持部材58を一体化させる方法としては、圧入や接着だけに限らず、二色成形により芯金56に導電性樹脂部材57とギャップ保持部材58の2種類の樹脂を成形することもできる。
ギャップ保持部材58の材質としては、プロピレン、ポリブテン、ポリイソプレン、エチレンーエチルアクリレート共重合体、エチレンーメチルアクリレート共重合体、エチレンー酢酸サンビニル共重合体、エチレンープロピレン共重合体、エチレンーヘキセン共重合体等の樹脂を用いることができる。また、導電性樹脂部材57の基材と同様にポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリカーボネート等の樹脂を用いることができる。さらに、摺動性に優れ感光層52に損傷を与えにくい樹脂材料として、ポリフッ化ビニリデン、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体等の樹脂を用いることもできる。
図4に示すように当接部材であるギャップ保持部材58を、像担持体14の両端の非画像形成領域qの感光層52に押し当てることで、帯電部材42の画像形成領域pと像担持体14との間にギャップgを形成する。帯電部材42は、芯金56の端部に取り付けられたギヤが像担持体フランジに形成されたギヤとかみ合っており、像担持体駆動モータにより像担持体14が回転すると帯電部材42も像担持体14とほぼ等しい線速で連れ回り方向に回転する。帯電ギャップgが広くなりすぎると、異常放電が発生し均一に帯電できなくなるため像担持体14、帯電部材42とも高精度が必要となる。
帯電部材42を精度良く加工したり、使用環境の温湿度変化による帯電ギャップgの変動を低減するためには、導電性樹脂部材57やギャップ保持部材58として高硬度の材料を使用することが有効である。ただし、ギャップ保持部材58の硬度が高すぎる場合には、ギャップ保持部材58の当接位置で感光層52が劣化しやすく、像担持体14の耐久性に問題が生じる。したがって、導電性樹脂部材57やギャップ保持部材58としてJIS Dで45度から70度程度の材料を使用することが望ましい。
ギャップ保持部材58としては、帯電部材42と同様に導電性樹脂を用いることもできる。しかし、ギャップ保持部材58は、非画像形成領域qに当接させるため、放電を発生させる必要はないし、放電による感光層52の劣化やギャップ保持部材58へのトナー等の付着を防止するため、絶縁性材料とすることが望ましい。
本発明のように、微少な帯電ギャップgを形成した場合、像担持体14と帯電部材42の回転にともない、帯電ギャップgは一定範囲の中で常に変動する。このような状況で、像担持体14を均一に帯電させるには、導電性樹脂部材57に印加する帯電バイアスにDC電圧に加え、導電性樹脂部材57と像担持体14間の放電開始電圧の2倍以上のピーク間電圧を有するACバイアスを重畳することが有効である。
ここで、印加するACバイアスの周波数が低いと、ストライプ状の帯電ムラが目立つため、少なくとも像担持体14の線速v[mm/s]の6倍以上の周波数f[Hz]に設定することが望ましい。また、印加するACバイアスの周波数が高すぎる場合には、過剰な放電が発生し、像担持体14の摩耗量を増大させたり、像担持体14にトナーやトナー外添剤のフィルミングが発生しやすくなったりするため、像担持体14の線速v[mm/s]の12倍以下の周波数f[Hz]に設定することが望ましい。
また、ACバイアスを重畳する場合、ACバイアスを定電流制御とすると、環境によるローラ抵抗の変動を受けにくくすることができる。ただし、帯電部材42と像担持体14を非接触に配置した場合には、像担持体14と帯電部材42の回転にともない帯電ギャップgが変動するため、定電流制御では高圧電源が帯電ギャップ変動に追従しきれず、異常画像が発生することがある。
そのため、ACバイアスは定電圧制御とすることが望ましい。このとき、必要なAC電圧はローラ抵抗の環境変動や、帯電ギャップgの大きさにより異なり、ローラ抵抗が高く、帯電ギャップgが大きいほど高い電圧が必要となる。このため、AC電流を検知可能とし、非画像形成時にAC電流をモニタしながらAC電圧を調整することで、適正なAC電圧に設定することができる。
図5には、像担持体14の素管幅と他の幅との寸法関係を示す。
図示するとおり、像担持体14の素管幅は、340mmである。その素管幅の幅中心c−cを基準としてセンター中心に用紙を搬送する。よって、書込みユニット16による画像書込み、帯電クリーニングローラ43によるクリーニング、帯電装置40による帯電、像担持体クリーニング装置41のクリーニングブレード45によるクリーニング、現像剤担持体による現像も、同様にセンター中心で行う。
そして、図示するように、画像書込み幅を301mmとし、帯電クリーニングローラ幅を326mmとし、帯電幅を308mmとし、クリーニングブレード幅を326mmとし、また現像幅を305mmとする。帯電幅の両側には、6mmのギャップ保持部材58のギャップ保持部材幅を設けてなる。
このように、帯電装置40に、帯電部材42の表面を清掃する帯電部材清掃手段である帯電クリーニングローラ43を備え、その帯電クリーニングローラ幅を326mmとし、帯電幅308mmに両側のギャップ保持部材幅6mmを加えた値320mmより大きくする。すると、帯電部材42の表面を清掃するとき同時に、ギャップ保持部材58の表面も併せて清掃し、帯電部材42の汚れとともにギャップ保持部材58の汚れも除去し、帯電ギャップgの変動もともに防止して長期にわたり安定した帯電を行い、良好な画像を得ることができる。
また、クリーニングブレード45を有する像担持体クリーニング装置41を備え、そのクリーニングブレード幅を326mmとし、同様に帯電幅308mmに両側のギャップ保持部材幅6mmを加えた値320mmより大きくする。すると、像担持体クリーニング装置41で像担持体14の表面を清掃するとき、画像形成領域pとともに、当接部材であるギャップ保持部材58を押し当てる像担持体14の非画像形成領域qも清掃し、非画像形成領域qの汚れによる帯電ギャップgの変動を防止することができる。
ところで、以上の図示例では、周辺装置として帯電装置40を設け、その帯電装置40の帯電部材42にギャップ保持部材58を備える場合について説明した。しかし、周辺装置は帯電装置40に限らず、例えば周辺装置として現像装置を設け、その現像装置のローラ状の現像剤担持体にギャップ保持部材を備え、そのギャップ保持部材で像担持体14と現像剤担持体との間の現像ギャップを保持するようにしても良い。
また、上述した図示例では、帯電装置40の帯電部材42に当接部材としてギャップ保持部材58を備え、そのギャップ保持部材58で像担持体14と周辺装置である帯電装置40との間の帯電ギャップgを保持する場合について説明した。しかし、当接部材はギャップ保持部材58に限らず、当接部材として当接圧管理部材を備え、像担持体14に対してその像担持体14まわりに設ける周辺装置を当接するときの当接圧を管理するようにしても良い。
例えば、周辺装置として現像装置を設け、その現像装置の現像剤担持体に当接圧管理部材を備えたり、周辺装置として転写装置を設け、その転写装置のローラ状の転写部材に当接圧管理部材を備えたりする。これにより、非画像形成領域の保護層の強度が画像形成領域の保護層の強度よりも高い像担持体を用い、その像担持体の非画像形成領域に対して現像剤担持体や転写部材を当接するときの当接圧を管理する当接圧管理部材を押し当てるときにも、小型かつ低コストで、像担持体の摩耗を低減して耐久性の高い像坦持体を備える画像形成装置を提供することができる。
画像形成装置の一例であるカラープリンタの全体概略構成図である。 その個々の単色作像手段の各プロセスカートリッジの構成図である。 その各プロセスカートリッジで用いる像担持体の構成図である。 その像担持体に当接部材を介して帯電装置の帯電部材を当接する当接状態図である。 その像担持体の素管幅と他の幅との寸法関係図である。
符号の説明
12・12Y・12M・12C・12B プロセスカートリッジ
13・13Y・13M・13C・13B 現像装置である現像ユニット(周辺装置)
14・14Y・14M・14C・14B 像担持体
40 帯電装置(周辺装置)
41 像担持体クリーニング装置(周辺装置)
42 帯電部材
43 帯電クリーニングローラ(帯電部材清掃手段)
45 クリーニングブレード
52 像担持体の保護層
56 芯金
57 導電性樹脂部材
58 ギャップ保持部材(当接部材)
p 非画像形成領域
q 画像形成領域

Claims (13)

  1. 最外層に保護層を備える像担持体において、非画像形成領域の前記保護層の強度を画像形成領域の前記保護層の強度より高くすることを特徴とする、像担持体。
  2. バインダ樹脂中に金属酸化物の微粒子を含んで前記保護層を構成し、非画像形成領域の前記保護層の前記金属酸化物の微粒子量を画像形成領域の前記保護層のそれより多くすることにより、非画像形成領域の前記保護層の強度を画像形成領域の前記保護層の強度より高くすることを特徴とする、請求項1に記載の像担持体。
  3. 請求項1または2に記載の像担持体を備え、その像担持体の両端の非画像形成領域に当接部材を押し当てることを特徴とする、プロセスカートリッジ。
  4. 請求項1または2に記載の像担持体を備え、その像担持体の両端の非画像形成領域に当接部材を押し当てることを特徴とする、画像形成装置。
  5. 前記当接部材として、前記像担持体とその像担持体まわりに設ける周辺装置との間のギャップを保持するギャップ保持部材を備えることを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記周辺装置として現像装置を設け、その現像装置の現像剤担持体に前記ギャップ保持部材を備えることを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記周辺装置として帯電装置を設け、その帯電装置の帯電部材に前記ギャップ保持部材を備えることを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 前記帯電部材として、金属製の芯金と、そのまわりに設ける導電性樹脂部材とで構成するローラ状のものを用いることを特徴とする、請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記帯電装置に、前記ギャップ保持部材とともに前記帯電部材の表面を同時に清掃する帯電部材清掃手段を備えることを特徴とする、請求項7または8に記載の画像形成装置。
  10. 前記当接部材として、前記像担持体に対してその像担持体まわりに設ける周辺装置を当接するときの当接圧を管理する当接圧管理部材を備えることを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
  11. 前記周辺装置として現像装置を設け、その現像装置の現像剤担持体に前記当接圧管理部材を備えることを特徴とする、請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記周辺装置として転写装置を設け、その転写装置の転写部材に前記当接圧管理部材を備えることを特徴とする、請求項10に記載の画像形成装置。
  13. 前記当接部材を押し当てる前記像担持体の非画像形成領域も清掃する像担持体クリーニング装置を備えることを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
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