JP2003316150A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2003316150A
JP2003316150A JP2002122716A JP2002122716A JP2003316150A JP 2003316150 A JP2003316150 A JP 2003316150A JP 2002122716 A JP2002122716 A JP 2002122716A JP 2002122716 A JP2002122716 A JP 2002122716A JP 2003316150 A JP2003316150 A JP 2003316150A
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layer thickness
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Yoshiyuki Asakawa
善行 浅川
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Kyocera Corp
Kyocera Document Solutions Inc
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Kyocera Corp
Kyocera Mita Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】一成分現像装置に関して、トナー量を制御する
ための層厚規制部材を設けた場合の隙間調整を容易にし
かも精度よく行うこと。 【解決手段】担持体表面に形成された潜像をトナーによ
り可視化するための現像装置において、この現像装置
は、トナーを収容するトナー収容部と、トナー収容部内
に収容されたトナーを所定の薄層状態でトナー薄層を保
持するトナー担持体と、トナー担持体と所定間隔を隔て
て配置され、トナーの薄層を形成するトナー層厚規制部
材と、を備えており、このトナー層厚規制部材は、トナ
ー層厚規制部材の両端部もしくはその近傍に設けた隙間
設定部材により上記トナー担持体との間隔を調整してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真方式を
採用した複写機、プリンタ、ファクシミリやこれらの機
能を複数備えた複合機などの画像形成装置に利用される
現像装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、上述した画像形成装置では、感光体
ドラム上に静電荷潜像を形成し、これをトナーで顕像化
(現像)し、これを転写材に転写して、最終的な印字物
を得ている。この現像方式としては、液体中にトナーを
分散させた液体現像方式、摩擦電荷を付与するためのキ
ャリア粒子とトナーとを混合した乾式二成分現像方式、
更にはキャリア粒子を使用しない乾式一成分現像方式な
どが利用されている。
【0003】中でも、キャリア粒子との混合比(トナー
濃度)の制御機構や攪拌機構を必要としない1成分現像
方式が、構造が簡単で、高画質が得られることから広く
利用されてきている。
【0004】一般に一成分現像方式は、例えば特開平8
−36306号公報に見られるように、現像装置は、ト
ナーを収納するトナー収納部(ホッパ部)と感光体ドラ
ムに対抗する位置に設けられた開口部に現像ローラとを
備えた構造をしている。そしてトナー収納部より現像装
置内部にトナーを供給し、供給されたトナーはトナー供
給ローラにて現像ローラに供給され、ついでトナー層厚
規制部材にて現像ローラ上にトナー薄層を形成した後、
このトナー薄層を接触もしくは非接触の状態で感光体ド
ラム上の静電荷潜像の現像に供している。
【0005】このような一成分方式の現像装置の場合、
如何に正確に現像ローラ上にトナー薄層を均一に形成さ
せるかが、静電荷潜像に忠実な現像を実施する上で重要
な因子となる。
【0006】この薄層形成方法としては、トナー層厚規
制部材として弾性体ブレードを所定圧力で現像ローラに
押し付け、この弾性体ブレードをすり抜けるトナー量を
制御させることで均一な薄層を形成させる方法や、ある
いはトナー層厚規制部材の端縁を現像ローラと所定距離
隔てて位置付け、この間隙をすり抜けるトナー量を制御
させることで薄層を形成する方法が知られている。前者
は間隙形成の調整が無く、現像装置の組み立てが容易で
ある反面、弾性体ブレードと現像ローラとが接触してい
るため概して耐久性に劣る。また後者は間隙調整作業が
必要となるものの、耐久性の点では非常に優れた構造と
いえる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記一成分方式の現像
装置のうち、耐久性の観点から後者の現像装置を採用す
る場合には、間隙調整が重要な課題となる。具体的に、
一成分現像の場合、従来公知の二成分に比べてこの間隙
が0.5mm以下と極めて狭い間隔となっている。その
ため二成分方式のように隙間ゲージを用いての調整を行
う場合に比べ許容できる誤差範囲が極めて小さく、結果
として組み立て調整に極めて多くの時間を要してしまい
生産性に劣ることとなる。
【0008】本発明はこのような課題を解決するもので
あり、間隙調整幅が極めて狭い一成分現像装置であって
も調整作業の容易な現像装置を提供することができる。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明では、潜像担持体表面に形成された
潜像を現像剤により可視化するための現像装置であっ
て、該現像装置は、現像剤を収容する現像剤収容部と、
現像剤収容部内に収容された現像剤を所定の薄層状態で
現像剤層を保持する現像剤担持体と、現像剤担持体と所
定間隔を隔てて配置され、現像剤の薄層を形成するトナ
ー層厚規制部材と、を備え、該トナー層厚規制部材は、
トナー層厚規制部材の両端部もしくはその近傍に設けた
隙間設定部材により上記現像剤担持体との間隔を調整し
ていることを特徴とする現像装置である。
【0010】この請求項1の発明によれば、トナー層厚
規制部材を隙間設定部材により現像剤担持体(現像ロー
ラ)との間隙を調整しているため、隙間ゲージを用いた
調整が必要なく、両端部に隙間設定部材を備えたトナー
層厚規制部材を現像剤担持体表面に当接させるという簡
単な作業で正確な間隙調整が可能となる
【0011】また、請求項2の発明は請求項1の現像装
置に関して,上記隙間設定部材は現像剤担持体との摺擦
により磨耗可能な樹脂部材で構成されていることを特徴
としている。この請求項2の発明によれば、隙間設定部
材が摩擦により簡単に磨耗するため、設定当初は現像剤
担持体と隙間設定部材との間でわずかながら摩擦力が生
じるものの、ように磨耗するためこの摩擦力(接触抵
抗)も容易に解消できる。以下図面に沿って本発明を詳
細に説明する。
【0012】
【発明の実施の形態】先ず本発明の一実施形態に係る複
写機(画像形成装置)の一例について述べる。
【0013】図1は上記複写機の概略構成を示す模式図
である。
【0014】この複写機60は、複写機本体の下部に配
設された給紙部200と、この給紙部200の上方に配
設された画像形成部300と、この画像形成部300よ
りも排出側に配設された定着部400と、この定着部4
00の上方に配置された排出部600、並びに複写機本
体の上部に配設された画像読取部500を備え、そして
上記給紙部200,上記画像形成部300,上記定着部
400,及び上記排出部600を繋ぐ用紙搬送部100
を備えている。
【0015】上記画像形成部300は、上述の様に電子
写真プロセスによって用紙に所定のトナー像を形成する
ものであり、回転可能に軸支された潜像担持体としての
感光体ドラム301と、この感光体ドラム301の周囲
にその回転方向(矢印A)に沿って、帯電ユニット30
2、露光ユニット303、現像ユニット(現像装置)1
0、転写ユニット305、クリーナー306を備えてい
る。尚現像ユニット10は、静電潜像をトナーにより現
像して、感光体ドラム301の表面にトナー像を形成す
るものである。
【0016】上記定着部400は、上記画像形成部30
0の用紙搬送方向の下流側に配置され、上記画像形成部
300においてトナー像が転写された用紙を、一対のロ
ーラ(加熱ローラ401及び加圧ローラ402)によっ
て挟んで加熱し、用紙上にトナー像を定着させるもので
ある。
【0017】画像読取部500は、コンタクトガラス上
に載置された原稿に、露光ランプから光を照射し、その
反射光を反射鏡を介して光電変換部に導くことにより、
原稿の画像情報を読み取るものである。
【0018】上記給紙部200は、複数の給紙カセット
201,202,221を備える。このうちの給紙カセ
ット221は複写機側面から用紙を補充するバイパスト
レイとなっており、蓋部222により閉じることができ
る。
【0019】それぞれの給紙カセット201,202,
221には用紙搬送路110が接続され、この用紙搬送
路110は画像形成部300に向かい、更に定着部40
0を経て排出部600に向かっている。尚これらの用紙
搬送路110により上記用紙搬送部100が構成されて
いる。また複写が完了した用紙は、排出部600の排出
ローラ605から排出トレイ610上に排出される。
【0020】図1から分かる様にこの複写機60は縦搬
送型で、複写機全体がコンパクトになっており、現像ユ
ニット10としては、現像ローラ14が上方に位置し、
トナー収納部分354がこの現像ローラ14より下側に
位置する形状となっている。
【0021】次に上記複写機に用いられる本発明の一実
施形態に係る現像ユニット(現像装置)10について述
べる。
【0022】図2は上記現像ユニット10を示す断面図
である。この現像ユニット10のトナー収納部分354
には磁性一成分現像剤(トナー)(図示せず)が収納さ
れており、このトナーを攪拌する2つの撹拌ローラ31
4,324が備えられている。またトナーを感光体ドラ
ム301表面に移行させる為の現像剤担持体としての現
像ローラ14が、トナー収納部分354よりも上方に位
置して設けられている。
【0023】上記現像ローラ14は、アルミニウム等の
非磁性材によって構成された円筒状の回転スリーブ13
と、この回転スリーブ13に内包される固定マグネット
15からなり、このマグネット15の位置が固定された
状態でその周囲を上記回転スリーブ13が回転する構成
となっている。この回転スリーブ13内のマグネット1
5は、後述のトナー層厚規制部材16に対向する位置に
S極(ブレード極S1)、感光体ドラム301と対向す
る位置にN極(現像極N1)を配置し、この現像極N1の
回転スリーブ回転方向下流側にS極(S2)、更に下流
側にN極(N2)が配置されている。そしてこの現像ロ
ーラ14の両端部は、現像ユニット10内に収納したト
ナーが漏れ出さないように、ハウジング72の受部73
に貼着された、例えばベルベット調の布製のトナー漏れ
防止シール部材104と接触することでシールされてい
る。
【0024】トナー層厚規制部材16は上記回転スリー
ブ13(現像ローラ14)に対峙して設けられ、該トナ
ー層厚規制部材16はブレード11と磁石12からな
り、この磁石12は上記ブレード11の回転スリーブ回
転方向上流側に取り付けられている。
【0025】図3の(a)は上記現像ローラ14と上記
トナー層厚規制部材16を示す部分拡大断面図であり、
(b)はこのブレード−回転スリーブ間部分を更に拡大
した断面図である。尚図2と同じ構成部分については同
一の符号を付して重複説明を避ける。
【0026】上記ブレード11は磁性体の板状部材(例
えば磁性ステンレス鋼、具体的にはSUS340やSU
S430等)から構成されており、その回転スリーブ1
3との対向部に薄肉エッジ部17が形成されている。こ
の薄肉エッジ部17は回転スリーブ13に対し、所定の
間隔W1(例えば0.2〜0.4mm)を開けて回転スリ
ーブ軸方向に平行に延在する様に、トナー層厚規制部材
16の両端部に設けた、後述する隙間設定部材70を用
いて配設されている。該薄肉エッジ部17の先端17a
における厚みT2は例えば0.4mm(好ましい厚みT2の
範囲としては0.4〜0.8mm)であり、薄肉エッジ部
17の突出長さL1としては例えば0.5mm(好ましい
突出長さL1の範囲としては0.3〜0.8mm)であ
る。ブレード11の幹部18の厚みT3は例えば2mmで
あり、撓むことなくしっかりと薄肉エッジ部17の位置
を保持している。この幹部18から上記薄肉エッジ部1
7への移行部19は斜めに傾斜する様にして厚みが徐々
に薄くなっている。
【0027】上記磁石12は厚さT4が例えば2mm、長
さL2が例えば10mmであり、現像ローラ14との対向
側が、現像ローラ内マグネット15のブレード対向部分
の磁極(S1)と同じS極で、反対側がN極となってい
る。該磁石12の現像ローラ14との対向側端(磁石1
2における回転スリーブ側の先端)12aは、上記薄肉
エッジ部17の先端17aよりも現像ローラ14から離
れており、薄肉エッジ部先端17aと磁石12の対向側
端12aの間隔W2は、例えば0.3mm(好ましいW2と
しては0.1〜0.5mm)である。
【0028】次に図5および図6を用いて隙間設定部材
70を用いたトナー層厚規制部材16の設定について説
明する。図5は現像ユニット10の上面から見た部分断
面図であり、図6は隙間設定部材70の取り付けを説明
する分解斜視図である。これらの図を参照して、現像ユ
ニット10のハウジング72には、前述した現像ローラ
14が軸受80により回転自在に装着されている。そし
て図示しない駆動伝達手段によりその回転スリーブ部1
3が所定方向へ回転しうるようになっている。
【0029】また現像ユニット10のハウジング72に
は前述した磁石12を備えたトナー層厚規制部材16の
ブレード11がビス74により取り付けられている。こ
のブレード11のハウジング72への取り付けは、ビス
74をブレード11の長手方向両端部に設けられた長孔
76を通してハウジングのブレード取付面78に形成し
たネジ孔79に締め付けることで固定できるようになっ
ている。
【0030】一方、ブレード11のエッジ部17の長手
方向両端部には凹部82が形成されており、この凹部8
2に隙間設定部材70を装着している。そしてこの隙間
設定部材70を現像ローラ14の回転スリーブ13表面
に当接するよう、ブレード11に設けられた長孔76を
利用してブレード11を正しい位置に調整し、ビス74
を締め付ける。このようにしてブレード11のエッジ部
17は、回転スリーブ13との間で、隙間設定部材70
の厚みに応じた正確な隙間を隔ててハウジング72に取
り付けることが可能となる。このとき、第5図に示した
ように、隙間設定部材70は現像ローラ14のトナー薄
層形成部分102の長手方向外側に位置付ける。こうす
ることで、画像形成に何ら影響を与えることなく隙間設
定が容易に行える。更に、この隙間設定部材70が当接
する現像ローラ14の両端部は、現像ユニット10のハ
ウジング72に貼着したトナー漏れ防止シール104
(図2参照)と当接する部分100に対応している。
【0031】この隙間設定部材70は例えば、ポリアセ
タール樹脂のような樹脂素材で形成されており、例えば
アルミやステンレスなどの金属素材で形成された回転ス
リーブ13との摩擦によって容易に磨耗するような材料
が選択される。またこの隙間設定部材70の形状は、図
6に示したような略U字状の部材で形成させたもを使用
する以外にも、隙間設定可能な形状であればさまざまな
態様を使用できる。例えば、図7に示したようにブレー
ド11に前述した凹部82を形成することなく、この位
置に板状の隙間設定部材90の上面に両面テープなどの
貼着手段84を使用し、中心部86を外して2箇所で貼
り付け、貼着手段84の無い部分がブレード11のエッ
ジ部17に当接するように折り曲げて貼着する。なお図
中破線で示したものは隙間設定部材を貼り付けた状態を
示したものである。
【0032】こうすることで、隙間設定部材90の厚み
を利用して隙間設定が可能となる。なおこの場合、貼着
手段84はブレード11の下面側のみとし、他方側は自
由端となるように折曲させて取り付けることも可能とな
る。この場合、回転スリーブ13の回転方向上流側のみ
を固定しているだけでも十分な強度を得ることができ
る。更に別の変形例としては、図8に示したように、ブ
レード11のエッジ部17にはめ込むための隙間設定部
92とブレード11の凹部82に挿入する挿入部94と
からなるような成型部品91とすることができる。この
場合、隙間設定部92のブレード側はブレード11のエ
ッジ部17の形状に対応した溝部96を備えており、こ
の溝部の厚みdを設定用の隙間になるように形成する。
こうすることで、ブレード11の凹部82に隙間設定部
材(成型品)91を容易に取り付けることが可能とな
る。
【0033】以上説明した隙間設定部材は、ブレード1
1を位置規制して取り付ける際に、この隙間設定部材を
回転スリーブに当接させるという簡単な方法で正確な位
置調整が可能となる。そしてブレード11をビス固定す
れば、ブレードの精度よい取り付けが可能となる。
【0034】そして、現像装置を動作させれば、回転ス
リーブ13との摩擦により適度に磨耗し、磨耗後は、回
転スリーブ13に対して摩擦抵抗は生じなくなる。な
お、樹脂製の隙間設定部材が磨耗するとき、この樹脂か
らなる磨耗くずが生じるが、隙間設定部材の取り付け位
置を回転スリーブ13の両端に設けたトナー漏れ防止シ
ール部材104が押圧される位置100に位置付ける
と、磨耗くずもこのシール部材により保持されるため、
現像装置内に入り込んで、異物としてトナー薄層形成を
阻害することはない。
【0035】次に、このようにして位置規制した磁性ブ
レード用いた現像ユニットの動作について説明する。
【0036】上記現像ユニット10においては、トナー
層厚規制部材16−回転スリーブ13対向位置(図2に
矢印Bで指し示す位置)では固定マグネット15のS1
極と磁石12先端のS極によって強力な磁場が形成され
ており、またブレード11の薄肉エッジ部17において
は、この磁力に反発する強力なN極性が形成されている
(図4:トナー層厚規制部材16と現像ローラ14のS
1極部分の磁界を説明する為の図)。
【0037】回転スリーブ13との摩擦によって所定の
極性に帯電されたトナーは、固定マグネット15のS1
極と磁石12先端のS極によって強力に吸引され、上昇
する様にしてトナー層厚規制部材16−回転スリーブ1
3対向位置(図2に矢印Bで指し示す位置)に向かう。
そしてこのトナーは回転スリーブ13に付着した状態で
搬送され、トナー層厚規制部材16におけるブレード1
1の薄肉エッジ部17によって層厚を規制されて薄くな
る。このとき薄肉エッジ部17と回転スリーブ13間に
は上述の様に強力な磁場が形成されているから、トナー
は粗密が極めて低減されたほぼ均一な状態で薄肉エッジ
部17−回転スリーブ13間を通ることになり、続いて
薄肉エッジ部17から離れるときにほぼ均一状態でトナ
ーの穂立ちが2分され、回転スリーブ13上にトナー薄
層を形成する。その後、この回転スリーブ13上のトナ
ー薄層は感光体ドラム301に向かう。
【0038】この様に本実施形態においては、トナー層
厚規制部材16の磁石12によって強力な吸引力が発揮
され、優れたトナー搬送効果を示す上、薄肉エッジ部1
7における強力なN極性によって、トナー薄層乱れが解
消され、ほぼ均一なトナー薄層を形成することができ
る。加えて薄肉エッジ部17は肉厚が薄いから、薄肉エ
ッジ部17−回転スリーブ13間に詰まりを生じ難く、
従ってこの間の距離(W1)を広くとる必要がない。ま
た目詰まりを生じ難いから、安定した画像形成が実現で
きる。
【0039】なお単にブレードと回転スリーブ間の磁力
を強化する目的であれば、回転スリーブ内のマグネット
として強力なものを採用したり、或いはブレード上流側
の磁石に強力なものを使用するという手法が考えられる
が、これらの手法では強力マグネットは高価であるから
コストアップを招く上、上述の様にトナー薄層の粗密の
低減を図ることはできない。
【0040】以上の様に本発明に係る現像装置(現像ユ
ニット)及び画像形成装置に関して、例を示す図面を参
照しつつ具体的に説明したが、本発明はもとより図示例
に限定される訳ではなく、前記の趣旨に適合し得る範囲
で適当に変更を加えて実施することも可能であり、それ
らはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
【0041】例えば上記実施形態においては、ブレード
11における幹部18から薄肉エッジ部17への移行部
19として斜めに傾斜したものを示したが、これに限ら
ず、階段状に厚みの変化する移行部であっても良い。ま
た移行部19を設けずに、上記幹部18に直接上記薄肉
エッジ部17が接続されたものであっても良い。
【0042】
【発明の効果】本発明に係る現像装置や画像形成装置に
よれば、複雑な調整を必要とすることなくトナー薄層規
制部材を現像装置に取り付けることができ、しかもトナ
ー層厚み規制後のトナー薄層として粗密の殆どないほぼ
均一なものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る複写機(画像形成装
置)の一例の概略構成を示す模式図。
【図2】本発明の一実施形態に係る現像ユニット(現像
装置)を示す断面図。
【図3】(a)は現像ローラとトナー層厚規制部材の部
分を示す拡大断面図、(b)はブレード−回転スリーブ
間部分を更に拡大した断面図。
【図4】トナー層厚規制部材と回転スリーブのS1極部
分の磁界を説明する為の図。
【図5】本発明の現像装置の上面殻見た部分断面図。
【図6】本発明の現像装置における隙間設定部材の取り
付け状態を説明するための分解斜視図。
【図7】本発明の現像装置における他の隙間設定部材の
取り付け状態を説明するための分解斜視図。
【図8】本発明の現像装置における更に他の隙間設定部
材の取り付け状態を説明するための分解斜視図。
【符号の説明】
10 現像ユニット(現像装置) 11 ブレード 12 磁石 13 回転スリーブ 14 現像ローラ 15 固定マグネット 16 トナー層厚規制部材 17 薄肉エッジ部 17a 薄肉エッジ部先端 18 幹部 19 移行部 70 隙間設定部材 314,324 撹拌ローラ 354 トナー収納部分

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】担持体表面に形成された潜像をトナーによ
    り可視化するための現像装置であって、該現像装置はト
    ナーを収容するトナー収容部と、トナー収容部内に収容
    されたトナーを所定の薄層状態でトナー薄層を保持する
    トナー担持体と、トナー担持体と所定間隔を隔てて配置
    され、トナーの薄層を形成するトナー層厚規制部材と、
    を備え、 該トナー層厚規制部材は、トナー層厚規制部材の両端部
    もしくはその近傍に設けた隙間設定部材により上記トナ
    ー担持体との間隔を調整していることを特徴とする現像
    装置。
  2. 【請求項2】上記隙間設定部材はトナー担持体との摺擦
    により磨耗可能な樹脂部材で構成されている請求項1記
    載の現像装置。
  3. 【請求項3】上記トナー薄層規制部材は、磁性体の板状
    部材から構成されたブレードと、該ブレードにおける上
    記トナー担持体の回転方向上流側に設けられた磁石とを
    備えるとともに、該ブレードは上記トナー担持体との対
    向部に薄肉エッジ部が形成されたものである請求項1記
    載の現像装置。
  4. 【請求項4】前記薄肉エッジ部は、上記トナー担持体に
    対向する先端の厚みが0.4〜0.8mmである請求項
    3記載の現像装置。
  5. 【請求項5】上記所定間隔が0.2〜0.4mmである
    請求項1記載の現像装置。
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JP2002122716A Pending JP2003316150A (ja) 2002-04-24 2002-04-24 現像装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010085428A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Kyocera Mita Corp 現像装置及びそれを備えた画像形成装置

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