JP2021196456A - カートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

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成実 鴨志田
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悠子 原田
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Abstract

【課題】カートリッジを構成する複数のユニット間の結合強度を確保しつつ小型化を達成する。【解決手段】カートリッジは、感光体と、支持部(71i,71j)を備えた第一枠体と、を有する第一ユニット(60)と、現像剤担持体と、支持部に支持される被支持部(26a,27a)を備えた第二枠体と、を有する第二ユニット(20)と、を有する。被支持部は、第一軸を中心とする第一半径の円弧を形成するように配置された第一部分(26ak1,27ak1)と、第一軸からの距離が第一半径より短くなるように形成された第二部分(26ak2,27ak2)と、を含み、第一部分と第二部分とは、第一軸の方向に直交する一つの仮想平面と交差するように配置され、支持部の内、第二部分と対向する部分の少なくとも一部は、第一軸からの距離(cj1,cj2)が第一半径(rk2,rk4)より短い。【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真式の画像形成装置に用いられるカートリッジ及び電子写真式の画像形成装置に関する。
電子写真プロセスにより記録材に画像を形成するプリンタ、複写機等の画像形成装置には、画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジを備えたものがある。プロセスカートリッジとは、電子写真感光体と、電子写真プロセスの各工程を実行するために感光体に作用する部材(プロセス部材)の少なくとも1つとを、装置本体に着脱可能な枠体にまとめて配置したものを指す。プロセスカートリッジを用いることで、画像形成装置のメンテナンスの一部をユーザ自身が行いやすくなり、ユーザビリティの向上につながる。
プロセスカートリッジの構成としては、感光ドラムを有する感光体ユニット(クリーニングユニットと呼ばれる場合がある)に対し、現像ローラを有する現像ユニットを連結したものがある。通常、現像ユニットは、現像ローラ及び感光ドラムが接近及び離間するようにクリーニングユニットに対して相対移動可能に連結され、現像ローラが感光ドラムに対して所定の位置関係を保つように構成される。特許文献1には、結合ピンとして用いる段付きピンの小径部と大径部のそれぞれをクリーニングユニットの枠体の穴に圧入し、結合ピンに対して現像ユニットの枠体の吊り穴をすき間嵌めする構成が記載されている。
また、特許文献2には、結合ピンを用いることなく、現像ユニットの枠体の一部として設けた揺動軸を介して現像ユニットと感光体ユニットを連結する構成が記載されている。この文献によると、現像ユニットの長手方向における現像枠体の両端部に揺動軸が形成され、感光体ユニットの枠体を構成するクリーニング枠体及び支持部材のそれぞれに設けた嵌合穴に揺動軸を嵌合させることで現像ユニットと感光体ユニットが連結される。
特開2003−114600号公報 特開2008−33271号公報
本発明は、上述した従来技術を発展させたものであり、その目的はカートリッジを構成する複数のユニット間の結合強度を確保しつつ小型化を達成することにある。
本発明の一態様は、画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なカートリッジであって、感光体と、前記感光体を回転可能に支持する支持する第一枠体であって支持部を備えた第一枠体と、を有する第一ユニットと、前記第一ユニットに対して回動可能な第二ユニットであって、前記感光体の表面に形成された静電潜像を現像するために現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体を回転可能に支持し、前記支持部に回動可能に支持される被支持部を備えた第二枠体と、を有する第二ユニットと、を有し、前記被支持部は、第一軸を中心とする第一半径の円弧面を形成するように配置された第一部分と、前記第一軸からの距離が前記第一半径より小さくなるように形成された第二部分と、を含み、前記第一部分と前記第二部分とは、前記第一軸の方向に直交する一つの仮想平面と交差するように配置され、前記支持部の内、前記第二部分と対向する部分の少なくとも一部は、前記第一軸からの距離が前記第一半径より短いことを特徴とするカートリッジである。
本発明によれば、カートリッジを構成する複数のユニット間の結合強度を確保しつつ小型化を達成することができる。
実施例1に係るプロセスカートリッジの駆動側の結合部(a)及び被駆動側の結合部(b)を示す断面図。 実施例1に係る画像形成装置の断面図。 実施例1に係るプロセスカートリッジの断面図。 実施例1に係るプロセスカートリッジの分解図(駆動側から見た様子)。 実施例1に係るプロセスカートリッジの分解図(非駆動側から見た様子)。 実施例1に係るプロセスカートリッジの着脱方法を説明するための図(a、b)。 実施例1に係るプロセスカートリッジの着脱方法を説明するための図(a、b)。 実施例1に係るプロセスカートリッジへの駆動伝達について説明するための図(a〜d)。 実施例1に係るプロセスカートリッジの駆動側の結合部(a)及び被駆動側の結合部(b)を示す断面図。 実施例2に係るプロセスカートリッジの結合部を示す断面図。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
以下の説明において、電子写真感光体の回転軸線の方向をプロセスカートリッジの「長手方向」とする。長手方向に関して、特に感光体を駆動する駆動力を画像形成装置の装置本体からプロセスカートリッジが受ける側を「駆動側」とし、その反対側を「非駆動側」とする。
まず、図2及び図3を用いて画像形成装置の全体構成及び画像形成プロセスについて説明する。図2は、第一の実施形態(実施例1)に係る電子写真式の画像形成装置1の断面図である。画像形成装置1は、画像形成装置本体(以下、装置本体1Aと記載する)と、プロセスカートリッジ(以下、カートリッジ1Bと記載する)を有する。装置本体1Aとは、電子写真画像形成装置からカートリッジ1Bを除いた部分である。
<全体構成>
図2に示す本実施例の画像形成装置1は、カートリッジ1Bを装置本体1Aに着脱可能に構成した、電子写真技術を利用したレーザビームプリンタである。画像形成装置1は、例えば外部の情報機器から受信した画像情報に基づいてシート材PAに画像を形成する。
装置本体1Aは、カートリッジ1Bの収容空間が設けられた枠体の他に、露光装置3及びシートトレイ4を有している。更に、装置本体1Aには、シート材PAの搬送経路をなぞる方向である搬送方向Dに沿って、ピックアップローラ5a、給送ローラ対5b、転写ガイド6、転写ローラ7、搬送ガイド8、定着装置9、排出ローラ対10、排出トレイ11等が配置されている。
なお、定着装置9は、シート材PAを挟持して搬送する回転体対としての加熱ローラ9a及び加圧ローラ9bと、ハロゲンランプ又はセラミックヒータ等の加熱手段と、を含む熱定着式の構成を有する。また、記録材であるシート材PAとしては、普通紙及び厚紙等の紙、プラスチックフィルム、布、コート紙のような表面処理が施されたシート材、封筒やインデックス紙等の特殊形状のシート材等、サイズ及び材質の異なる多様なシートを使用可能である。
図3に示すように、カートリッジ1Bは、ドラム状の電子写真感光体である感光ドラム(以下、ドラム62と記載する)を含むクリーニングユニット60と、現像剤担持体としての現像ローラ32を含む現像ユニット20とによって構成される。ドラム62は、電子写真技術において自身の表面に潜像やトナー像(現像剤像)を担持する像担持体である。カートリッジ1Bのより詳細な構成は後述する。
<画像形成プロセス>
以下、画像形成装置1がシート材PAに画像を形成する一連の動作、即ち画像形成プロセスの概略を説明する。プリントスタート信号に基づいて、ドラム62は矢印R方向に所定の周速度で(つまり所定のプロセススピードで)回転駆動される。
図3に示す帯電ローラ(帯電部材)66は、ドラム62の外周面に接触して配置され、バイアス電圧が印加されることでドラム62の外周面を一様かつ均一に帯電させる。レーザスキャナユニットである露光装置3(図2)は、画像情報に応じたレーザ光Lを出力する。そのレーザ光Lは、カートリッジ1Bのクリーニング枠体71に設けられたレーザ開口71hを通り、ドラム62の外周面に到達する。これにより、ドラム62が走査露光され、ドラム62の外周面に画像情報に対応した静電潜像が形成される。
図3に示すように、現像ユニット20において、トナー室29内のトナーTは、撹拌部材を兼ねる搬送部材43の回転によって撹拌、搬送され、トナー供給室28に送り出される。トナーTは、筒状の現像ローラ32の内側に配置された固定磁石であるマグネットローラ34の磁力により、現像ローラ32の表面に担持される。現像ローラ32は、ドラム62に形成された潜像を現像するために、現像剤としてのトナーTをその表面に担持する現像剤担持体である。なお、現像剤として非磁性の一成分トナーを使用し、磁力以外の力(鏡像力等)でトナーを現像ローラ32に担持させる構成としてもよい。
トナーTは、現像ブレード42に摺擦されることで摩擦帯電されつつ、現像ブレード42によって現像ローラ32の周面上での層厚を規制される。現像ローラ32の回転に伴い、一定の層厚となったトナーTは現像ローラ32とドラム62とが所定の間隔をあけて対向する現像領域に供給される。すると、静電潜像の電位分布に応じて現像ローラ32からドラム62へとトナーTが転移して、静電潜像が現像されてトナー像として可視化される。
また、レーザ光Lの出力タイミングと併せて、図2に示すピックアップローラ5a及び給送ローラ対5bによって、シートトレイ4に積載されて装置本体1Aの下部に収納されているシート材PAが1枚ずつ送り出される。そして、そのシート材PAが転写ガイド6を経由して、ドラム62と転写ローラ7との間の転写位置へ搬送される。この転写位置において、トナー像はドラム62からシート材PAに順次転写されていく。
トナー像が転写されたシート材PAは、ドラム62から分離されて搬送ガイド8に沿って定着装置9に搬送される。そしてシート材PAは、定着装置9を構成する加熱ローラ9aと加圧ローラ9bとのニップ部を通過する。このニップ部で定着処理として加圧及び加熱が行われることで、トナー像はシート材PAに定着する。トナー像の定着処理を受けたシート材PAは、搬送ガイド8に沿って排出ローラ対10まで搬送され、排出ローラ対10によって排出トレイ11に排出される。
一方、転写位置を通過した後のドラム62の外周面に残留している残留トナー等の付着物は、図3に示すクリーニング部材77によって除去されて、再び、ドラム62の外周面は画像形成プロセスに使用可能な状態となる。ドラム62から除去されたクリーニングユニット60の廃トナー室71bに貯蔵される。
上述した帯電ローラ66、現像ローラ32、転写ローラ7及びクリーニング部材77は、いずれも電子写真プロセスを実行するためにドラム62に作用するプロセス手段の一例である。感光体を有する第一ユニットとしてのクリーニングユニット60は、感光体ユニット、ドラムユニット、感光体保持ユニット、ドラム保持ユニット又は像担持体保持ユニットと呼ぶこともできる。また、現像剤担持体を有する第二ユニットとしての現像ユニット20は、現像剤担持体保持ユニットと呼ぶこともできる。
<カートリッジの全体構成>
次にカートリッジ1Bの全体構成について図3、図4、図5を用いて説明する。図4及び図5は、カートリッジ1Bの分解図であり、図4は長手方向の駆動側から見た様子を、図5は非駆動側から見た様子を表している。なお、図4及び図5においては各部品を結合するためのビス等の図示は省略している。
カートリッジ1Bは、前述のようにクリーニングユニット60及び現像ユニット20で構成される。図3に示すように、クリーニングユニット60は、ドラム62と、帯電ローラ66と、クリーニング部材77と、これらを支持するクリーニング枠体71を有する。また、図4に示すように、長手方向に延びるクリーニング枠体71の駆動側の端部には、ドラム軸受73が固定されている。なお、カートリッジ1Bの長手方向(クリーニング枠体71の長手方向)は、ドラム62の回転軸線が延びる方向(軸線方向)と略平行である。以下、特に断りなく単に長手方向あるいは単に軸線方向といった場合には、ドラム62の軸線方向を意図する。
ドラム62の支持構成を説明する。図4に示すように、ドラム62の駆動側の端部に設けられた駆動側ドラムフランジ63が、ドラム軸受73の穴部73aにより回転可能に支持される。また、図5に示すように、ドラム62の非駆動側の端部に設けられた非駆動側ドラムフランジの穴部(不図示)が、クリーニング枠体71に設けられた穴部71cに圧入されたドラム軸78によって回転可能に支持される。従って、互いに組み合わされたドラム軸受73及びクリーニング枠体71は、第一ユニットとしてのクリーニングユニット60の枠体(本実施例の第一枠体、広義のクリーニング枠体)として機能する。各ドラムフランジは、第一ユニットの枠体に設けられた軸受部によって回転可能に支持される被軸受部である。
図3に示すように、クリーニングユニット60において、帯電ローラ66及びクリーニング部材77は、それぞれドラム62の外周面に接触して配置される。
クリーニング部材77は、弾性材料としてのゴムで形成されたブレード状の弾性部材であるゴムブレード77aと、ゴムブレードを支持する支持部材77bと、を有する。ゴムブレード77aは、ドラム62の回転方向に対してカウンター方向にドラム62の外周面と当接している。即ち、ゴムブレード77aは、ドラム62に近付くほどドラム62の回転方向(矢印R)の上流側に向かうように延びており、ブレード先端部においてドラム62に当接している。
クリーニング部材77によってドラム62の表面から除去された廃トナーは、クリーニング枠体71とクリーニング部材77とによって形成された廃トナー室71bに溜められる。また、図3に示すように、クリーニング枠体71から廃トナーが漏れることを防止するためのスクイシート65が、ドラム62に当接するようにクリーニング枠体71の縁部に設けられている。
帯電ローラ66は、図3に示すようにクリーニング枠体71の長手方向における両端部に設けられた帯電ローラ軸受67を介して、クリーニングユニット60に回転可能に取り付けられている。帯電ローラ66は、帯電ローラ軸受67が付勢部材68によりドラム62に向けて加圧されることでドラム62に圧接されている。帯電ローラ66は、ドラム62の回転に従動回転する。
図3に示すように、現像ユニット20は、現像ローラ32、現像ローラ32を支持する現像容器23、底部材22、マグネットローラ34、現像ブレード42、間隔保持部材38、搬送部材43等を有する。現像ローラ32は、長手方向の両端に設けられた軸受部材26(図4),27(図5)により回転可能に現像容器23に取り付けられている。マグネットローラ34は現像ローラ32の内側に配置されている。現像ブレード42は、現像ローラ32が配置される現像容器23の開口部の縁部に、現像ローラ32の外周面に圧接するように配置されている。
図4、図5に示すように、現像ローラ32の長手方向両端部には間隔保持部材38が取り付けられており、間隔保持部材38とドラム62が当接することで、現像ローラ32はドラム62と微少隙間をもって保持される。また、図3に示すように、現像ユニット20からトナーが漏れることを防止するための吹き出し防止シート33が、現像ローラ32に当接するように現像容器23の縁部(現像ブレード42とは反対側の縁部)に設けられている。
更に、現像容器23と底部材22によって形成されたトナー室29には、搬送部材43が設けられている。搬送部材43は、トナー室29に収容されたトナーを撹拌すると共に、トナー供給室28へトナーを搬送する。長手方向に延びる現像容器23及び底部材22
トナー室29の両端部には、軸受部材26(図4)及び軸受部材27(図5)が取り付けられている。現像容器23、底部材22、軸受部材26,軸受部材27は、第二ユニットとしての現像ユニット20の枠体(本実施例の第二枠体、広義の現像枠体)を構成している。
図4及び図5に示すように、カートリッジ1Bはクリーニングユニット60と現像ユニット20とを相対移動可能に結合(連結、合体)して構成される。ユニット同士を結合する構成として、クリーニングユニット60には、支持部としての第一吊り穴71i及び第二吊り穴71jがクリーニング枠体71に設けられている。一方、現像ユニット20には、被支持部としての第一支持ボス26a及び第二支持ボス27aが軸受部材26,27に設けられている。
現像ユニット20とクリーニングユニット60を結合する際には、まずクリーニングユニット60の駆動側の第一吊り穴71iに対し、現像ユニット20の第一支持ボス26aの中心を合わせる。同時に、非駆動側の第二吊り穴71jに対し、現像ユニット20の第二支持ボス27aの中心を合わせる。そして、現像ユニット20を長手方向の一方側(矢印G方向)に移動させると、第一吊り穴71i、第二吊り穴71jに第一支持ボス26a、第二支持ボス27aが嵌合する。
これにより、クリーニングユニット60に対して現像ユニット20が相対移動可能に連結される。より詳細にいうと、クリーニングユニット60に対して現像ユニット20が第一支持ボス26a及び第二支持ボス27aを支点として回転可能(揺動可能)に連結される。この支点は、ドラム62の回転軸線及び現像ローラ32の回転軸線と略平行で、かつ、双方の回転軸線から離れた位置にある。そのため、カートリッジ1Bの現像ユニット20とクリーニングユニット60とは、ドラム62に対して現像ローラ32が接離可能な状態で連結される。
現像ユニット20とクリーニングユニット60を結合した後、支持部材であるドラム軸受73をクリーニングユニット60に組み付ける(即ち、クリーニング枠体71に取り付ける)ことによって、カートリッジ1Bが構成される。
ところで、カートリッジ1Bには現像ユニット20を所定の方向に付勢する付勢部材として、駆動側付勢部材46R(図4)及び非駆動側付勢部材46L(図5)が設けられている。本実施例において、双方の付勢部材は圧縮バネで構成されている。駆動側付勢部材46Rと非駆動側付勢部材46Lは、現像ローラ32がドラム62に近付くように現像ユニット20を付勢している。そして、現像ローラ32の両端部に取り付けられた間隔保持部材38がドラム62の外周面と当接することで、現像ローラ32はドラム62から所定の間隔をもって保持(位置決め)される。
<カートリッジの装着>
次にカートリッジ1Bの装着について、図6(a、b)及び図7(a、b)を用いて具体的に説明する。図6(a、b)は、画像形成装置1の装置本体1Aに設けられたカートリッジ1Bの装着のためのガイド部を示す図であり、図6(a)は駆動側、図6(b)は非駆動側の構成を表している。図7(a、b)は、装置本体1Aに対するカートリッジ1Bの位置決め構成を示す図であり、図7(a)は駆動側、図7(b)は非駆動側の構成を表している。
図6(a、b)に示すように、装置本体1Aは、駆動側板15及び非駆動側板16を備えている。駆動側板15及び非駆動側板16は、長手方向に互いに対向しており、装置本体1Aにおけるカートリッジ1Bの収容及び着脱のための空間を形成している。
駆動側板15には、カートリッジ1Bの長手方向における一方側の側部を案内するガイド部として、ガイドレール上15g及びガイドレール15hが設けられている。非駆動側板16には、カートリッジ1Bの長手方向における他方側の側部を案内するガイド部として、ガイドレール上16d及びガイドレール16eが設けられている。カートリッジ1Bの駆動側に設けられたドラム軸受73は、被回転止め部73cを有している。また、クリーニング枠体71は、長手方向の非駆動側に、第一位置決め部としての被位置決め部71dと、第二位置決め部としての被回転止め部71fとを有している。
なお、カートリッジ1Bの装着方向は、ドラム62(図3)の回転軸線と実質的に直交する方向(矢印C)である。本実施例において、装置本体1Aの上部に設けられた開閉扉13を開放すると、上方に向かって開口したカートリッジ挿入口17(図4、図5)が露出する。この状態で、ユーザは装置本体1Aに対して上方側からカートリッジ1Bの着脱を行うことが可能である。
カートリッジ1Bを装置本体1Aに装着する場合、ユーザは装置本体1Aの上方からカートリッジ1Bをカートリッジ挿入口17を介して挿入していく。このとき、駆動側ではカートリッジ1Bの被回転止め部73cが装置本体1Aのガイドレール15hにガイドされる。また、非駆動側ではカートリッジ1Bの被位置決め部71dと被回転止め部71fとが装置本体1Aのガイドレール上16d及びガイドレール16eにガイドされる。これによって、カートリッジ1Bは装置本体1A内の所定の装着位置に装着される。
次に、開閉扉13を閉じる状態を説明する。図6(a、b)、図7(a、b)に示すように装置本体1Aの位置決め部として、駆動側板15は位置決め部上15aと位置決め部下15bと回転止め部15cとを有し、非駆動側板16は位置決め部16aと回転止め部16cとを有している。一方、カートリッジ1Bのドラム軸受73は、被位置決め部上73d及び被位置決め部下73fを有する。ここで、被位置決め部上73dは、第一の被位置決め部、第一の突起、又は第一の張出部と呼ぶこともでき、被位置決め部下73fは、第二の被位置決め部、第二の突起、又は第二の張出部と呼ぶこともできる。
また、開閉扉13には、長手方向の両端部にカートリッジ押圧部材2a、2bが回転可能に設けられている。装置本体1Aの前板(図2で右側の面)には、長手方向の両端部にカートリッジ押圧部材2a,2bを付勢するカートリッジ押圧バネ19、21が取り付けられている。カートリッジ押圧部材2a,2bに対応して、カートリッジ1Bのドラム軸受73には駆動側の被押圧部73eが設けられ、クリーニング枠体71には非駆動側の被押圧部71oが設けられている(図6(a、b))。
カートリッジ1Bを装着位置まで挿入した後、開閉扉13を閉じることにより、カートリッジ押圧バネ19、21によって付勢されたカートリッジ押圧部材2a,2bがカートリッジ1Bの被押圧部73e、71oを押圧する(図7(a、b))。
これによって、駆動側においては、カートリッジ1Bの被位置決め部上73dと被位置決め部下73fと回転止め部73cとが、それぞれ装置本体1Aの位置決め部上15aと位置決め部下15bと回転止め部15cとに当接する。この結果、駆動側におけるカートリッジ1B及びその構成部材(ドラム62等)が装置本体1Aに対して位置決めされる。また、非駆動側において、カートリッジ1Bの被位置決め部71dと被回転止め部71fとがそれぞれ装置本体1Aの位置決め部16aと回転止め部16cとに当接する。これによって非駆動側におけるカートリッジ1B及びその構成部材が装置本体1Aに対して位置決めされる。
以上、装置本体1Aに対するカートリッジ1Bの位置決め構成を例示したが、位置決めの手段は上述したものに限らない。例えば、カートリッジ押圧部材2a,2bによる押圧を省略し、代わりにカートリッジ1Bの被位置決め部(73d,71d)及び被回転止め部(73f,71f)に対して装置本体1Aの一部が直接的に作用してカートリッジ1Bの位置決めを行う構成でもよい。
次に、カートリッジ1Bが装置本体1Aから駆動力を受ける構成について、図8(a〜d)を用いて説明する。図8(a、b)は、装置本体1Aの駆動部の構成を説明するための斜視図である。図8(c)は、装置本体1Aとカートリッジ1Bの駆動部が係合する前の状態を示す図である。図8(d)は、装置本体1Aの電源が入って、装置本体1Aとカートリッジ1Bの駆動部が係合した状態を示す図である。
図8(a)に示すように、装置本体1Aには、装置本体1Aの駆動源(不図示)から駆動力を受けてカートリッジ1Bに駆動力を伝達するための駆動伝達部材81が設けられている。また、図8(b)に示すように、カートリッジ1Bには、駆動伝達部材81と係合して駆動力を受けるために、駆動側ドラムフランジ63に駆動受動部63bが設けられている。
ここで、カートリッジ1Bの装着後に開閉扉13を閉じて装置本体1Aの電源を入れると、駆動伝達部材81は、図8(c)の矢印E方向に移動する。そして、図8(d)のように、駆動伝達部材81の駆動伝達部81bと、駆動側ドラムフランジ63の駆動受動部63bとが係合し、駆動側ドラムフランジ63を介して、ドラム62が回転駆動される。
また、駆動伝達部材81の外周部には歯車形状81gが設けられている。更に、カートリッジ1Bの現像ローラ32の端部には現像ローラギア90が結合されている。そして、図8(d)に示した駆動側ドラムフランジ63の駆動受動部63bが係合した状態のとき、駆動伝達部材81に設けられた歯車形状81gと現像ローラギア90も噛合うように配置される。即ち、駆動伝達部材81によって、駆動側ドラムフランジを介してドラム62が回転すると同時に、現像ローラギア90を介して現像ローラ32も回転する。
<現像ユニットとクリーニングユニットの結合部の詳細>
次にカートリッジ1Bの現像ユニット20とクリーニングユニット60の結合部の構成について図1(a、b)を用いて説明する。図1(a)は現像ユニット20とクリーニングユニット60の駆動側の結合部の示す断面図である。図1(b)は現像ユニット20とクリーニングユニット60の非駆動側の結合部を示す断面図である。図1(a)は、後述する第一軸Lk1に直交する方向についての現像ユニット20の断面図である。言い換えれば、図1(a)は、第一軸Lk1に直交する仮想平面に沿って切断した現像ユニット20を、第一軸Lk1の方向に見た図である。図1(b)は、後述する第三軸Lk3に直交する方向についての現像ユニット20の断面図である。言い換えれば、図1(b)は、第三軸Lk3に直交する平面に沿って切断した現像ユニット20を、第三軸Lk3の方向に見た図である。
まず、駆動側の結合部について説明する。図1(a)に示すように、クリーニングユニット60の内、クリーニング枠体71の駆動側側面には支持部としての第一吊り穴71iが設けられている。第一吊り穴71iは、円周面71ik1と平面部71ik2とで形成されるDカット形状である。円周面71ik1は、ドラム62の回転軸L1(図4、図5)と平行な第二軸Lk2を中心軸とする半径rk1の実質的に円筒状の面からなる円筒部である。平面部71ik2は、第二軸Lk2と平行で、第二軸Lk2からの距離が半径rk1よりも短い実質的に平面状の面(第二軸Lk2の方向に見て半径rk1の円弧の一部をショートカットする線分)である。
ここで、平面部71ik2と円周面71ik1との最大距離を距離ck1とする。言い換えると、距離ck1とは、Dカット形状である第一吊り穴71iの短軸方向の幅(平面部71ik2の法線方向に測った第一吊り穴71iの幅)である。また、第二軸Lk2の方向に見て、円周面71ik1は現像ユニット20に近付く側(本実施例では重力方向で下側)に配置され、平面部71ik2は現像ユニット20から遠ざかる側(本実施例では重力方向で上側)に配置される。言い換えると、円周面71ik1は、第一吊り穴71iが現像ユニット20を支持する際に現像ユニット20の重量を支えることが可能な配置となっている。
一方、現像ユニット20の軸受部材26には、第一吊り穴71iに支持される被支持部としての第一支持ボス26aが設けられている。第一支持ボス26aは、第一円周面26ak1と、第二円周面26ak2と、第一平面部26ak3と、第二平面部26ak4と、を有する。
第一円周面26ak1は、現像ローラ32の回転軸線と平行な第一軸Lk1を中心とする半径rk2(第一半径)の円周面(円弧面)を形成する。第一軸Lk1は、ドラム62の回転軸L1に対しても実質的に平行である。第一円周面26ak1は、第一軸Lk1を中心とする半径rk2を有する円の一部である。言い換えれば、第一円周面26ak1は、第一軸Lk1を中心とする半径rk2の円弧上に(円弧に沿って)配置される。本実施例において、第一円周面26ak1が形成される角度は180度を超える。第二円周面26ak2は、同じく第一軸Lk1を中心とする半径rk3(第二半径)の円周面を形成する。第二円周面26ak2は、第一軸Lk1を中心とする半径rk3を有する円の一部である。言い換えれば、第二円周面26ak2は、第一軸Lk1を中心とする半径rk3の円弧上に(円弧に沿って)配置される。本実施例において、第二円周面26ak2が形成される角度は180度未満である。ここで、第二円周面26ak2の半径rk3(第二半径)は、第一円周面26ak1の半径rk2(第一半径)よりも小さい(rk3<rk2)。そして、第一円周面26ak1と第二円周面26ak2との間には、第一平面部26ak3と第二平面部26ak4が設けられている。つまり、第一支持ボス26aは、第一軸Lk1の軸方向に見てDカット形状の平面部(第一平面部26ak3と第二平面部26ak4をつなぐ仮想平面)から第二円周面26ak2が突出した形状である。第一軸Lk1の方向について、第一円周面26ak1の位置(第一円周面26ak1が配置される領域)と、第二円周面26ak2の位置(第二円周面26ak2が配置される領域)とは、少なくとも部分的に重なるように配置されている。従って、図1(a)から分かるように、第一円周面26ak1と第二円周面26ak2は、第一軸Lk1に直交する一つの仮想平面に対して交差するように配置されている。本実施例においては、第一軸Lk1の方向について、第一円周面26ak1と第二円周面26ak2は、同じ領域に形成されている。
第一円周面26ak1は第一吊り穴71iの円周面71ik1と対向する位置に配置され、第二円周面26ak2は第一吊り穴71iの平面部71ik2と対向する位置に配置される。円周面71ik1は第一円周面26ak1と当接可能であり、平面部71ik2は第二円周面26ak2と当接可能である。これにより、第一軸Lk1に直交する方向に向けての第一支持ボス26aの移動(平行移動)が、第一吊り穴71iによって規制される。ここで、上述した各寸法は、第一吊り穴71iの円周面71ik1の半径rk1が第一支持ボス26aの第一円周面26ak1の半径rk2以上(第一半径以上)で、より好ましくは半径rk2よりも僅かに大きく設定されている。また、第一吊り穴71iの短軸方向の幅に相当する距離ck1が、第一支持ボス26aの短軸方向の幅に相当する(半径rk2+半径rk3)よりも僅かに大きくなるように設定されている(ck1<rk2+rk3)。これにより、第一支持ボス26aは第一吊り穴71iに対して、回転可能かつ第一軸Lk1が第二軸Lk2と略同軸上になるように支持される。その結果、現像ユニット20は、クリーニングユニット60に対して回転可能に結合される。本実施例においては、第一軸Lk1は、クリーニングユニット60に対する現像ユニット20の回転軸線と一致する。言い換えれば、現像ユニット20は、クリーニングユニット60に対して、第一軸Lk1の周りに回転可能である。
なお、第二円周面26ak2に代えて、例えば第二軸Lk2から半径rk3と同じ距離で突出する三角状又は台形状の突起を設けて第二部分とすることも考えられる。そのような変形例に比べて、本実施例では第二部分として第二円周面26ak2を設けたため、現像ユニット20が回動しても第二円周面26ak2と第一吊り穴71iの平面部71ik2との距離が変動しない。そのため、第一吊り穴71iの幅(ck1)を第一支持ボス26aの幅(rk2+rk3)により近い値に設定して現像ユニット20の位置決め精度を高められる利点がある。
上記構成では、第一吊り穴71i(支持部)の平面部71ik2は、第一支持ボス26a(被支持部)の中心である第一軸Lk1からの距離cj1(図1(a))が、第一円周面26ak1(円筒面、円弧面)の半径rk2(第一半径)よりも短い配置となっている。言い換えれば、第一吊り穴71iの平面部71ik2と第一軸Lk1の間の最短距離cj1(図1(a))が、半径rk2(第一半径)よりも短い配置となっている。このため、第一支持ボス26aが嵌合する支持部の穴形状を、例えば半径rk2より僅かに大きな半径の円形状とする場合に比べて、本実施例の第一吊り穴71iの方が小型(幅が狭い)と言える。具体的には、平面部71ik2に対して垂直な方向に測った円周面71ik1から平面部71ik2までの最大距離である距離ck2は、半径rk2の2倍より短い構成となっている。
次に、非駆動側の結合部について説明する。図1(b)に示すように、クリーニングユニット60の内、クリーニング枠体71の非駆動側側面には支持部としての第二吊り穴71jが設けられている。第二吊り穴71jは第一円周面71jk1、第二円周面71jk2及び第一平面部71jk3、第二平面部71jk4で形成される。第一円周面71jk1及び第二円周面71jk2はそれぞれ、ドラム62の回転軸L1と平行な第四軸Lk4及び第五軸Lk5を中心軸とする半径rk6の円周面である。また、第一平面部71jk3は、第一円周面71jk1及び第二円周面71jk2と接する平面である。そして、第二平面部71jk4は第一平面部71jk3と略平行で、第一平面部71jk3との距離ck2が、第一円周面71jk1の直径(半径rk6の2倍)よりも小さくなっている。すなわち、第二吊り穴71jは、長丸穴をDカットしたような形状となっている。すなわち、第二吊り穴71jは、長丸穴をDカットしたような形状となっている。また、第四軸Lk4の方向に見て、第一平面部71jk3は現像ユニット20に近付く側に配置され、第二平面部71jk4は現像ユニット20から遠ざかる側に配置される。
一方、現像ユニット20の軸受部材27には、第二吊り穴71jに支持される被支持部としての第二支持ボス27aが設けられている。第二支持ボス27aは、現像ローラ32の回転軸線と平行な第三軸Lk3を中心軸とする半径rk4の円周面である第一円周面27ak1と、第三軸Lk3を中心軸する半径rk5の円周面である第二円周面27ak2を有する。第一円周面27ak1は、第三軸Lk3を中心とする半径rk4を有する円の一部である。言い換えれば、第一円周面27ak1は、第三軸Lk3を中心とする半径rk4を有する円弧上に(円弧に沿って)配置される。本実施例において、第一円周面27ak1が形成される角度は180度を超える。第二円周面27ak2は、第三軸Lk3を中心とする半径rk5を有する円の一部である。本実施例において、第二円周面27ak2が形成される角度は180度未満である。言い換えれば、第二円周面27ak2は、第三軸Lk3を中心とする半径rk5を有する円弧上に(円弧に沿って)配置される。第三軸Lk3はドラム62の回転軸L1とも平行である。ここで第二円周面27ak2の半径rk5は、第一円周面27ak1の半径rk4よりも小さくなっている(rk5<rk4)。そして第一円周面27ak1と第二円周面27ak2との間には、第一平面部27ak3と第二平面部27ak4が設けられている。第一支持ボス26aと同様に、第二支持ボス27aは第三軸Lk3の軸方向に見てDカット形状の平面部(第一平面部27ak3と第二平面部27ak4をつなぐ仮想平面)から第二円周面27ak2が突出した形状である。第三軸Lk3の方向(第一軸Lk1の方向と同じ)について、第一円周面27ak1の位置(第一円周面27ak1が配置される領域)と、第二円周面27ak2の位置(第二円周面27ak2が配置される領域)とは、少なくとも部分的に重なるように配置されている。したがって、図1(b)から分かるように、第一円周面27ak1と第二円周面27ak2は、第一軸Lk1に直交する一つの仮想平面に対して交わるように配置されている。本実施例においては、第一軸Lk1の方向について、第一円周面27ak1と第二円周面27ak2は、同じ領域に配置されている。
現像ユニット20とクリーニングユニット60を結合する際に、第一円周面27ak1が第二吊り穴71jの第一平面部71jk3と対向し、第二円周面27ak2が第二吊り穴71jの第二平面部71jk4と対向するような配置関係となっている。第一平面部71jk3は第一円周面27ak1と当接可能であり、第二平面部71jk4は第二円周面27ak2と当接可能である。これにより、第三軸Lk3に直交する方向に向けての第二支持ボス27aの移動(平行移動)が、第二吊り穴71jによって規制される。ここで上述した各寸法は、第二吊り穴71jの短軸方向の幅に相当する距離ck2が、第二支持ボス27aの短軸方向の幅に相当する(半径rk4+半径rk5)よりも僅かに大きくなるように設定されている。これにより、第二支持ボス27aは第二吊り穴71jに対し、第三軸Lk3を中心として回転可能に支持される。その結果、現像ユニット20は、クリーニングユニット60に対して回転可能に結合される。
本実施例においては、第三軸Lk3は、クリーニングユニット60に対する現像ユニット20の回転軸線と一致する。言い換えれば、現像ユニット20は、クリーニングユニット60に対して第三軸Lk3の周りに回転可能である。本実施例においては、第三軸Lk3は第一軸Lk1と一致する。更に、駆動側の場合と異なり、第二支持ボス27aは、第二吊り穴71jの第一平面部71jk3が設けられている分、第三軸と直交し第一平面部71jk3と平行な方向にスライド移動可能に支持される。これに対し、第二支持ボス27aは、第二吊り穴71jに対し、第三軸及び第一平面部71jk3の両方と直交する方向に対しての移動(平行移動)が規制されている。駆動側においては、第一支持ボス26aは、第一吊り穴71iに対して、上述の第一平面部71jk3と平行な方向と、第一平面部71jk3に垂直な方向の両方に対しての移動(平行移動)が規制されている。
上記構成では、第二吊り穴71j(支持部)の第二平面部71jk4は、第二支持ボス27a(被支持部)の中心である第三軸Lk3からの距離cj2(図1(b))が、第一円周面27ak1(円筒面、円弧面)の半径rk4(第一半径)より短い配置となっている。言い換えれば、第二吊り穴71jの第二平面部71jk4と第三軸Lk3の間の最短距離cj2(図1(b))が、半径rk4(第一半径)より短い配置となっている。このため、第二支持ボス27aが嵌合する支持部の穴形状を、半径rk4より僅かに大きな半径の円形状とする場合に比べて、本実施例の第二吊り穴71jの方が小型(幅が狭い)と言える。具体的には、互いに実質的に平行な第二吊り穴71jの第一平面部71jk3と第二平面部71jk4の間の距離ck2は、半径rk4の2倍より短い構成となっている。
こうして、カートリッジ1Bの駆動側及び非駆動側の両側において、クリーニングユニット60と現像ユニット20が連結される。ここで、駆動側付勢部材46R(図4)の付勢力や現像ユニット20に働く重力により、第一吊り穴71iの円周面71ik1と第一支持ボス26aの第一円周面26ak1が所定の接触圧で接触する。同様に、非駆動側付勢部材46L(図5)の付勢力や現像ユニット20に働く重力により、第二吊り穴71jの第一平面部71jk3と第二支持ボス27aの第一円周面27ak1が所定の接触圧で接触する。また、前述したように、現像ローラ32(図4)の両端部に取り付けられた間隔保持部材38(図4、図5)を介して所定の接触圧で接触することで、ドラム62(図3)と現像ローラ32は所定の間隔をもって保持される。これにより、現像ユニット20とクリーニングユニット60のそれぞれの相対位置が決まる。
図9(a)に示すように、現像ユニット20をクリーニングユニット60に支持したとき、駆動側では第一吊り穴71iの円周面71ik1と第一支持ボス26aの第一円周面26ak1が対向し、平面部71ik2と第二円周面26ak2が対向する。ここで、現像ユニット20やクリーニングユニット60を構成する各部品の寸法ばらつき等の理由で、現像ユニット20とクリーニングユニット60の相対位置が設計上の配置に対して矢印Ar1又は矢印Ar2の方向に若干量の回動変位を生じる場合がある。ただし、若干量の回動変位とは、例えば、カートリッジ1Bを構成する各部品の許容可能な寸法ばらつきの積み重ねによって生じ得る変位の大きさを想定している。
このような回動変位に対し、本実施例では、第一支持ボス26aの第一円周面26ak1と第二円周面26ak2を同軸上に配置している。そのため、現像ユニット20の相対位置が変化しても、円周面71ik1及び平面部71ik2に対して第一円周面26ak1及び第二円周面26ak2が干渉することなく、第一支持ボス26aの矢印Ar1又はAr2の方向への若干量の回動が許容される。なお、第一支持ボス26aの第一平面部26ak3及び第二平面部26ak4と、第一吊り穴71iの平面部71ik2との間のあそび(クリアランス)の合計は、非駆動側のクリアランスと共に、現像ユニット20に許容される回動量の上限を規定している。
また、図9(b)に示すように、現像ユニット20をクリーニングユニット60に支持したとき、非駆動側では第二吊り穴71jの第一平面部71jk3と第二支持ボス27aの第一円周面27ak1が対向する。また、第二吊り穴71jの第二平面部71jk4と第二支持ボス27aの第二円周面27ak2が対向する。ここで、部品の寸法ばらつき等の理由で、非駆動側においても現像ユニット20とクリーニングユニット60の相対位置が設計上の配置に対して矢印Ar1又は矢印Ar2の方向に若干量の回動変位を生じる場合がある。また、同様の理由により、現像ユニット20とクリーニングユニット60の相対位置が設計上の配置に対して矢印As1又は矢印As2の方向に若干量のスライド変位を生じる場合がある。
このような回動変位に対し、本実施例では、第二吊り穴71jの第一平面部71jk3と第二平面部71jk4を平行に配置、かつ、第二支持ボス27aの第一円周面27ak1と第二円周面27ak2を同軸上に配置した構成を採用している。これにより、現像ユニット20の相対位置が変化しても、第一平面部71jk3及び第二平面部71jk4と第一円周面27ak1及び第二円周面27ak2が干渉することなく、第二支持ボス27aの矢印Ar1又はAr2の方向への若干量の回動が許容される。なお、第二支持ボス27aの第一平面部27ak3及び第二平面部27ak4と、第二吊り穴71jの第二平面部71jk4との間のあそび(クリアランス)の合計は、駆動側のクリアランスと共に、現像ユニット20に許容される回動量の上限を規定している。
同様に、現像ユニット20の相対位置が変化しても、第二支持ボス27aの矢印As1又はAs2の方向への若干量のスライドが許容される。長手方向に垂直な方向(As1,As2)への第二支持ボス27aのスライドが許容されることで、例えば、現像ローラ32がドラム62に対して平行を保つことが容易になる利点がある。なお、第二吊り穴71jの第一平面部71jk3の長さは、第二支持ボス27aのスライド量の上限を規定している。
なお、カートリッジ1Bの未使用時など、現像ローラ32をドラム62から隔離する場合においても、現像ユニット20を第一軸Lk1及び第三軸Lk3を中心に回動させることもできる。
そして、図9(a)に示すように、クリーニングユニット60に対して現像ユニット20が支持された状態で、重力及び付勢部材(図3〜図5の46R,46L)の付勢力によって、円周面71ik1を介して第一円周面26ak1に当接圧Fk1が作用する。一方で、第二円周面26ak2は、基本的には平面部71ik2から当接圧を受けない。これは、第一部分としての第一円周面26ak1が、第二部分としての第二円周面26ak2に対して重力方向で下方に位置するためである。また、第一部分としての第一円周面26ak1が、第二部分としての第二円周面26ak2に対して、付勢部材(46R,46L)の付勢方向でより下流側に位置するためである。
同様に、図9(b)に示すように、クリーニングユニット60に対して現像ユニット20が支持された状態で、重力及び付勢部材(46R,46L)の付勢力によって、第一平面部71jk3を介して第一円周面27ak1に当接圧Fk2が作用する。一方で、第二円周面27ak2は、基本的には第二平面部71jk4から当接圧を受けない。これは、第一部分としての第一円周面27ak1が、第二部分としての第二円周面27ak2に対して重力方向で下方に位置するためである。また、第一部分としての第一円周面27ak1が、第二部分としての第二円周面27ak2に対して、付勢部材(46R,46L)の付勢方向でより下流側に位置するためである。
従って、クリーニングユニット60と現像ユニット20を結合した際に、当接圧を受ける側の第一円周面26ak1,27ak1は剛性を確保するのに十分な大きさに設定することが好ましい。ここで、本実施例では、第一円周面26ak1,27ak1を第二円周面26ak2,27ak2より大きな外径で形成したため、現像ユニット20とクリーニングユニット60の結合強度を確保することができる。
その一方で、現像ユニット20とクリーニングユニット60の結合に対する寄与が第一円周面26ak1,27ak1に比べて小さい第二円周面26ak2,27ak2を小さく形成している。そして、第二円周面26ak2と対向する第一吊り穴71iの平面部71ik2及び第二円周面27ak2と対向する第二吊り穴71jの第二平面部71jk4を、第二円周面26ak2,27ak2に合わせて現像ユニット20側に寄せて配置している。
言い換えると、第一吊り穴71iの平面部71ik2から現像ユニット20の回動中心(揺動中心)である第一軸Lk1までの距離cj1が、第一円周面26ak1の半径rk2よりも小さくなるように、平面部71ik2が配置されている。このことは、第一吊り穴71iの短軸方向の幅(距離ck1)が、仮に第一支持ボス26aが半径rk2の丸軸(円柱状部材)であった場合に必要な幅の最小値(rk2の2倍)に比べて小さく済むことを意味する。
同様に、第二吊り穴71jの第二平面部71jk4から現像ユニット20の回動中心(揺動中心)である第三軸Lk3までの距離cj2が、第一円周面27ak1の半径rk4よりも小さくなるように、第二平面部71jk4が配置されている。このことは、第二吊り穴71jの短軸方向の幅(距離ck2)が、仮に第二支持ボス27aが半径rk4の丸軸(円柱状部材)であった場合に必要な幅の最小値(rk4の2倍)に比べて小さく済むことを意味する。
従って、本実施例の結合部の構成により、現像ユニット20とクリーニングユニット60の結合強度を確保しつつ結合部を小型化することができ、ひいてはカートリッジ1Bの小型化につながる。
また、第一支持ボス26a及び第二支持ボス27aは現像ユニット20の枠体を構成する軸受部材26,27の一部として設けている。そのため、現像ユニット20の枠体及びクリーニングユニット60の枠体とは別個の部材(例えば結合ピン)を用いる構成に比べて、簡易な構成で現像ユニット20とクリーニングユニット60の結合が実現される。
なお、本実施例では第一支持ボス26a及び第二支持ボス27aの第一円周面26ak1,27ak1を円筒形状としたが、支持部によって回動可能に支持されるための
実質的な円周面が定義できれば良い。具体的には、図10に示すように、第一軸Lk1に対する周方向の複数の位置に設けられた突起により、第一円周226ak1に内接する3点(第一点226ak2、第二点226ak3、第三点226ak4)を有していれば良い。第一点226ak2、第二点226ak3、第三点226ak4は、第一軸Lk1を中心とする半径rk2を有する円(第一円周面26ak1(図1(a)参照)と同一)に沿って配置される。
1…画像形成装置/1A…装置本体/1B…カートリッジ/20…第二ユニット(現像ユニット)/22,23,26,27…第二枠体(底部材、現像容器、軸受部材)/26a,27a…被支持部(第一支持ボス、第二支持ボス)/26ak1,27ak1…第一部分(第一円周部)/26ak2,27ak2…第二部分(第二円周部)/60…第一ユニット(感光体ユニット)/71,73…第一枠体(クリーニング枠体、支持部材)/71i,71j…支持部(第一吊り穴、第二吊り穴)

Claims (10)

  1. 画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なカートリッジであって、
    感光体と、前記感光体を回転可能に支持する支持する第一枠体であって支持部を備えた第一枠体と、を有する第一ユニットと、
    前記第一ユニットに対して回動可能な第二ユニットであって、前記感光体の表面に形成された静電潜像を現像するために現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体を回転可能に支持し、前記支持部に回動可能に支持される被支持部を備えた第二枠体と、を有する第二ユニットと、
    を有し、
    前記被支持部は、第一軸を中心とする第一半径の円弧面を形成するように配置された第一部分と、前記第一軸からの距離が前記第一半径より小さくなるように形成された第二部分と、を含み、前記第一部分と前記第二部分とは、前記第一軸の方向に直交する一つの仮想平面と交差するように配置され、
    前記支持部の内、前記第二部分と対向する部分の少なくとも一部は、前記第一軸からの距離が前記第一半径より短いことを特徴とするカートリッジ。
  2. 前記第二部分は、前記第一軸を中心とし、前記第一半径より短い第二半径の円弧面を形成するように配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
  3. 前記支持部は、
    前記感光体の回転軸線と平行な第二軸を中心とする前記第一半径以上の半径の円弧面を形成するように配置され、前記被支持部の前記第一部分と対向する円筒部と、
    前記第二軸と平行な平面状に形成され、前記被支持部の前記第二部分と対向する平面部と、
    を含み、前記平面部に対して垂直な方向に測った前記円筒部から前記平面部までの最大距離が前記第一半径の2倍より短い、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のカートリッジ。
  4. 前記支持部は、
    前記第一軸と平行な平面状に形成され、前記被支持部の前記第一部分と対向する第一平面部と、
    前記第一平面部と平行な平面状に形成され、前記被支持部の前記第二部分と対向する第二平面部と、
    を含み、前記第一平面部に対して垂直な方向に測った前記第一平面部と前記第二平面部との間の距離が前記第一半径の2倍より短い、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のカートリッジ。
  5. 前記支持部は、前記第一枠体の内、前記感光体の回転軸線の方向における一方側の端部に設けられ、
    前記被支持部は、前記第二枠体の内、前記感光体の回転軸線の方向における前記一方側の端部に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  6. 前記第一部分は、重力方向において前記第二部分の下側に設けられており、
    前記支持部は、前記被支持部を介して前記第二ユニットの重量を支持することができる、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  7. 前記感光体の回転軸線の方向における前記現像剤担持体の両端部に設けられ、前記現像剤担持体の外周面と前記感光体の外周面との間に所定の間隔を保持するための間隔保持部材と、
    前記現像剤担持体が前記感光体に近付くように、前記第二ユニットを付勢する付勢部材と、
    をさらに備え、
    前記第一部分は、前記付勢部材の付勢力によって前記第二ユニットが回動する方向において、前記第二部分の下流側に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  8. 前記第一部分は、前記第一軸を中心とする前記第一半径の円筒状の面である、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  9. 前記第一部分は、前記第一軸を中心とする周方向の複数の位置において、前記第一半径の円弧面と内接するように配置された複数の突起である、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  10. 装置本体と、
    前記装置本体に対して着脱可能な請求項1乃至9のいずれか1項に記載のカートリッジと、
    を備え、前記カートリッジを用いて記録材に画像を形成する画像形成装置。
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