JP2000089561A - 一成分現像装置 - Google Patents

一成分現像装置

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JP2000089561A
JP2000089561A JP25288098A JP25288098A JP2000089561A JP 2000089561 A JP2000089561 A JP 2000089561A JP 25288098 A JP25288098 A JP 25288098A JP 25288098 A JP25288098 A JP 25288098A JP 2000089561 A JP2000089561 A JP 2000089561A
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JP25288098A
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English (en)
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Wataru Suzuki
渡 鈴木
Atsuyuki Kitamura
篤行 北村
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の小型化という要請を満たしながら、取
付の位置精度がそれ程要求されない簡単かつ自由度の高
い層形成部構造を構築し、もって、現像ロール上の現像
剤層を確実に均一化する。 【解決手段】 静電潜像が形成される潜像担持体9に対
向して開口し且つ非磁性一成分現像剤が収容される現像
ハウジング1と、この現像ハウジング1の開口部に面し
て配設されて非磁性一成分現像剤を担持搬送し且つ内部
及び表面に磁極を具備しない磁性材料からなる現像ロー
ル2と、一端側が現像ハウジング1に設けた被係止部1
aに位置決め係止され且つ自由端側が現像ロール2に圧
接配置されて現像剤を層形成する層形成部材3と、この
層形成部材3側に設けられ且つ前記現像ロール2に層形
成部材3を磁力にて圧接させる磁力発生部材4とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式など
の複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置
にて用いられる現像装置に係り、特に、非磁性一成分現
像剤を用いた現像装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来における非磁性一成分現像装置とし
ては、磁力により現像剤(トナー)を担持搬送すること
が不可能なため、感光体ドラムのような潜像担持体に対
向して開口する現像ハウジングと、この現像ハウジング
の開口部に面して配設されて非磁性一成分現像剤を担持
搬送する現像ロールと、この現像ロールに圧接配置され
て現像剤を供給する現像剤供給ロールと、現像ロール上
に供給された現像剤を所定厚に層形成すると共に摩擦帯
電する層形成ブレードとを備えたものが既に提供されて
いる(例えば特開平5−61245号,特開平7−12
8977号,特開平6−43742号,特開平6−39
66号参照)。
【0003】また、層形成ブレードの支持構造として
は、例えば、層形成ブレードの一端側を現像ハウジング
に設けた被係止部に固定させ、現像ロールに層形成ブレ
ードの自由端部を圧接配置するようにした片持ち梁方式
が通常採用されている。ここで、片持ち梁方式として
は、所謂ドクター方式(層形成ブレードの支持部位が層
形成ブレードの現像ロールへの圧接部位より現像ロール
の回転方向下流側にある態様)と、所謂ワイパー方式
(層形成ブレードの支持部位が層形成ブレードの現像ロ
ールへの圧接部位より現像ロールの回転方向上流側にあ
る態様)とがあるが、ドクター方式の層形成ブレード
は、ワイパー方式に比べて、少ない圧力で一定圧を与
えられる点、現像剤層厚を調整するのに、接触圧以外
にブレード突出量(ブレードの現像ロールとの接触点か
ら先端までの距離)をパラメータにでき、接触圧のみを
パラメータとするワイパー方式に比べて現像剤層厚の制
御が容易になる点で、ワイパー方式より優れており、ド
クター方式の態様が多く採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の片
持ち梁方式にあっては、層形成ブレードの部品精度や、
層形成ブレードの固定部位における歪みによって、層形
成ブレードの現像ロールへの圧接部位で層形成ブレード
の波打ち現象が発生し、現像ロール上の現像剤層に不均
一なムラが発生し易いという技術的課題が見られる。こ
のような技術的課題を解決するには、層形成ブレードの
フリーレングスを長く設定すればよいが、例えばドクタ
ー方式において層形成ブレードのフリーレングスを長く
設定しようとすると、現像ロールの斜め下方に配置され
ている現像剤供給ロールに対して干渉しない位置に層形
成ブレードを配置しなければならないというレイアウト
上の制約があるため、現像ハウジングの上下寸法が嵩
み、現像装置自体が大型化してしまうという新たな技術
的課題が発生する。尚、ワイパー方式にあっても、層形
成ブレードのフリーレングスを長く設定しなければなら
ない分、装置自体の大型化を回避することはできない。
【0005】このような現像装置自体の大型化を有効に
回避する手段としては、例えば層形成ブレードの現像ロ
ールへの圧接部位の背面側に圧力付与部材を配設し、こ
の圧力付与部材からの押圧力で現像ロールに層形成ブレ
ードを押圧するようにしたものが既に提案されている
(特開平9−114234号公報参照)。この態様によ
れば、圧力付与部材による押圧力が層形成ブレードを現
像ロール側へ押し付けるため、層形成ブレードのフリー
レングスを長く設定しなくても、層形成ブレードが波打
ちすることはなく、現像ロールに対して均一に圧接し、
現像剤層厚を均一に調整するものである。
【0006】しかしながら、このような圧力付与部材を
用いる方式にあっては、層形成ブレードの現像ロールへ
の圧接部位の背面側に、圧力付与部材及びその支持ブラ
ケットを配設しなければならないため、部品点数が増加
すると共に、現像ハウジング内において層形成ブレード
と支持ブラケットとの間(圧力付与部材の支持スペー
ス)にデッドスペースが増加してしまい、装置の低廉
化、小型化に支障をきたす虞れがある。また、この方式
にあっては、圧力付与部材には例えば中空管状の弾性リ
ングが用いられるため、層形成ブレードの長さ方向に沿
って圧力付与部材による押圧力の作用位置のばらつきを
最小限に抑えるには、圧力付与部材の取付けに高い位置
精度が要求されてしまい、圧力付与部材の取付工程が極
めて面倒になってしまう虞れもある。
【0007】また、現像装置自体の大型化を回避する他
の手段としては、現像ロールの内部に磁石を配設する一
方、層形成ブレードを鉄などの磁性材料で構成し、磁石
からの磁力によって現像ロールに層形成ブレードを圧接
させるようにしたものが既に提案されている(例えば特
開平9−90744号公報参照)。この態様にあって
も、層形成ブレードは現像ロール内の磁石からの磁力に
より現像ロール表面に密着した状態で圧接するため、層
形成ブレードのフリーレングスを長く設定しなくても、
層形成ブレードが波打ちすることはなく、現像ロールに
対して均一に圧接し、現像剤層厚を均一に調整するもの
である。
【0008】しかしながら、この種の磁力を用いた方式
にあっては、現像ロールの内部に磁石を配設すると共
に、層形成ブレードとして磁性材料を使用しなければな
らないという制約があり、層形成部構造を構築する際の
自由度が少ないという弊害がある。
【0009】本発明は、以上の技術的課題を解決するた
めになされたものであって、装置の小型化という要請を
満たしながら、取付の位置精度がそれ程要求されない簡
単かつ自由度の高い層形成部構造を構築し、もって、現
像ロール上の現像剤層を確実に均一化できるようにした
一成分現像装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、図
1に示すように、静電潜像が形成される潜像担持体9に
対向して開口し且つ非磁性一成分現像剤が収容される現
像ハウジング1と、この現像ハウジング1の開口部に面
して配設されて非磁性一成分現像剤を担持搬送し且つ内
部及び表面に磁極を具備しない磁性材料からなる現像ロ
ール2と、一端側が現像ハウジング1に設けた被係止部
1aに位置決め係止され且つ自由端側が現像ロール2に
圧接配置されて現像剤を層形成する層形成部材3と、こ
の層形成部材3側に設けられ且つ前記現像ロール2に層
形成部材3を磁力にて圧接させる磁力発生部材4とを備
えたことを特徴とするものである。
【0011】このような技術的手段において、本願に係
る現像装置は、非磁性一成分現像剤を使用するもの全て
を対象にするものであり、現像ハウジング1内に上述し
た機能部材以外の機能部材を付加するなど適宜選定して
差し支えない。ここで、他の機能部材としては、例えば
現像ロール2への現像剤の供給性を高めるという観点か
ら、現像ロール2に圧接配置されて現像ロール2に現像
剤を供給する弾性変形可能な供給ロール5(図1中仮想
線で示す)や、現像ハウジング1内の現像剤を撹拌搬送
する図示外の撹拌搬送部材(アジテータなど)などが挙
げられる。
【0012】また、現像ロール2については、内部及
び表面に磁極を具備していないこと、磁性材料からな
ることを満たしたものであればよい。ここでいう磁性材
料とは、鉄などの磁性体自体であるものは勿論のこと、
樹脂やゴム材料などに磁性粉を含有させたものをも含
む。このため、非磁性材料からなるロール体表面に磁性
粉が含有せしめられた樹脂コート層を被覆した態様も本
願中の現像ロール2に含まれる。
【0013】更に、層形成部材3の取付構造について
は、所謂ドクター方式、ワイパー方式のいずれをも対象
とするものであって、層形成部材3の一端側を現像ハウ
ジング1に設けた被係止部1aに位置決め係止し、層形
成部材3の自由端側を現像ロール2に圧接配置するよう
にすればよい。ここで、現像ハウジング1に設けた被係
止部1aは、現像ハウジング1自体に形成してもよい
し、現像ハウジング1に別部材を取付け、当該別部材に
形成するようにしてもよい。
【0014】更に、被係止部1aに対する層形成部材3
の係止方法については、接着剤や両面テープ等を用いて
接着固定したり、ネジ止め等で固着してもよいが、層形
成部材3固着時における層形成部材3のうねり(ねじ
れ)を有効に回避するという観点からすれば、接着剤や
両面テープ等を用いて均一に固着する方法が好ましい。
また、層形成部材3の係止端側を固定する態様にあって
は、現像ロール2の取付位置精度がラフであると、層形
成部材3と現像ロール2との圧接状態が不均一になり易
いという懸念があるが、このような事態を有効に回避す
るという観点からすれば、層形成部材3の係止端側を層
形成部材3の押圧方向に対して可動(他の方向に対して
は固定)すべく、現像ハウジング1に設けた被係止部1
aに層形成部材3の一端側を非固定状態で位置決め係止
することが好ましい。
【0015】更にまた、磁力発生部材4としては、磁力
を発生するものであれば適宜選定して差し支えないが、
通常永久磁石が選定される。但し、この磁力発生部材4
については、層形成部材3の長さ方向に沿って均一な磁
力を発生するように構成することが必要である。
【0016】また、層形成部材3の背面に磁力発生部材
4を配設する態様にあっては、層形成部材3及び/又は
磁力発生部材4がうねりを有するものであると、必然的
に、両者間に隙間が生成されてしまう。このとき、磁力
発生部材4が層形成部材3に不均一に圧接することにな
るから、磁力発生部材4の磁力による層形成部材3の押
圧力が層形成部材3の長さ方向に対して不均一になり易
いという虞れがある。このような事態を有効に回避する
という観点からすれば、層形成部材3と磁力発生部材4
との間に弾性体を介在させたことが好ましい。
【0017】更に、層形成部材3の背面に磁力発生部材
4を配設する態様においては、層形成部材3の現像ロー
ル2への圧接部位に磁力が作用する範囲であれば適宜選
定して差し支えない。この場合において、層形成部材3
の現像ロール2への圧接部位から磁力発生部材4を離間
配置すると、層形成部材3の現像ロール2への圧接部位
の背面にスペースが確保され、当該スペースが層形成部
材3で層形成される際の余剰現像剤の戻り経路として機
能する点で好ましい。
【0018】更にまた、磁力発生部材4の配設位置につ
いては層形成部材3の背面に限られるものではなく、層
形成部材3の現像ロール2への圧接部位に磁力を作用さ
せる態様であれば適宜選定して差し支えない。例えば層
形成部材3を磁性材料にて構成し、層形成部材3の現像
ロール2への圧接位置から離間した層形成部材3の一部
(例えば層形成部材3の係止側一端部など)に磁力発生
部材4を接触配置するようにすればよい。
【0019】次に、上述した技術的手段の作用について
説明する。図1において、現像ロール2は内部や表面に
磁極を具備していないが、磁性材料にて構成されてい
る。一方、層形成部材3は現像ロール2に圧接配置され
ており、磁力発生部材4は層形成部材3側に設けられ
る。このため、磁力発生部材4からの磁力は磁性材料か
らなる現像ロール2に集中することになり、磁力発生部
材4は、現像ロール2に層形成部材3を磁力にて圧接さ
せる。よって、層形成部材3は磁力発生部材4からの磁
力によって現像ロール2に密着した状態で均一に圧接す
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図2は本発明が適用された一成分現像装置の実施の態様
1を組込んだ画像形成装置の一例を示す。同図におい
て、画像形成装置は、例えば所定の色トナー像を形成す
る感光体カートリッジ30と、この感光体カートリッジ
30の感光体ドラム31上に静電潜像を書き込むレーザ
ー走査装置などの露光装置40と、感光体カートリッジ
30で形成されたトナー像を用紙等の記録媒体(図示せ
ず)に転写させる転写装置(本実施の形態では転写ロー
ルを採用)50とを備えたものである。ここで、感光体
カートリッジ30は、感光体ドラム31と、この感光体
ドラム31を予め帯電する帯電ロール32と、帯電され
た感光体ドラム31上に前記露光装置40にて露光形成
された静電潜像を対応する色トナーで現像する現像装置
33と、感光体ドラム31上の残留トナーを除去するク
リーナ34(本実施の形態ではブレードクリーニング方
式を採用)とを一体的にカートリッジ化したものであ
る。
【0021】本実施の形態において、現像装置33は、
非磁性現像剤(非磁性トナー)を用いた一成分現像方式
のものであり、感光体ドラム31に対向して開口し且つ
横方向(水平方向)に沿って延びる現像ハウジング61
を有し、この現像ハウジング61内に所定の非磁性現像
剤を収容するものである。そして、現像ハウジング61
の感光体ドラム31に対向する開口部には現像ロール6
2が配設されると共に、この現像ロール62の背面側斜
め下方には現像ハウジング61内の現像剤を現像ロール
62側へ供給する供給ロール63(本実施の形態では現
像ロール62よりも弾性のある弾性ロールを採用)が現
像ロール62に圧接配置されており、更に、この供給ロ
ール63の背面側には撹拌用の一対のアジテータ64,
65が配設されている。特に、本実施の形態では、現像
ロール62は、内部若しくは表面に磁極を有するもので
はなく、磁性材料(本実施の形態では例えばSUS41
6を採用)からなる回転可能なスリーブ(例えば表面粗
さRa:0.8以下)にて構成されている。
【0022】また、現像ロール62には、図2及び図3
に示すように、現像剤の層厚を規制する層形成ブレード
66が圧接配置されている。本実施の形態において、層
形成ブレード66は、現像ロール62の軸方向に沿って
延びる長尺な板材(磁性板若しくは未磁性板のいずれで
もよいが、本実施の形態では例えば0.1mm厚程度の
SUS304CSPを採用)からなり、この層形成ブレ
ード66の取付構造は、層形成ブレード66の一端側を
現像ハウジング61の開口上縁部611に接着剤や両面
テープ等にて固定係止し、その自由端側を現像ロール6
2に圧接配置したものである。
【0023】特に、本実施の形態では、図3及び図4に
示すように、層形成ブレード66の自由端側の背面には
現像ロール62の軸方向に沿って延びる磁石67が接着
剤や両面テープで固定されている。この磁石67として
は、例えばラバーマグネットと称されるものが用いられ
ている。より具体的に述べると、本実施の形態では、例
えば図5(a)に示すように、ゴム等のシート体に対し
単位スパンd毎に異磁極(N,S)を現像ロール62の
軸方向に沿って配列し、あたかも単位スパンの単位磁石
体を複数個連続配置したような態様や、あるいは、図5
(b)に示すように、ゴム等のシート体に対し単位幅m
毎に異磁極(N,S)を現像ロール62の周方向に沿っ
て配列し、あたかも単位幅の単位磁石体を複数個連続配
置したような態様が用いられる。このように単位磁石体
が連続配置されたような態様の磁石67を用いる場合に
は、磁石67の長さ方向あるいは幅方向(長さ方向に直
交する方向)における磁力分布が均一になり易い点で好
ましい。
【0024】次に、本実施の形態に係る現像装置の作動
について説明する。図3において、図示外のアジテータ
64,65で撹拌された現像剤は、供給ロール63にて
現像ロール62表面へと供給される。そして、現像ロー
ル62上の現像剤は、現像ロール62の回転に伴って層
形成ブレード66の圧接部位Pを通過する。このとき、
磁石67の磁力が磁性材料からなる現像ロール62に集
中することから、層形成ブレード66は、磁石67の磁
力により現像ロール62に密着した状態で均一に圧接配
置される。このため、層形成ブレード66の現像ロール
62への圧接部位が波打ちすることはなく、層形成ブレ
ード66と現像ロール62との圧接状態は全体として均
一になる。よって、層形成ブレード66を通過した現像
剤は、所定の極性に摩擦帯電されると共に、均一な層厚
に規制される。
【0025】この後、現像ロール62の回転に伴って、
現像ロール62上の現像剤は感光体ドラム31上の静電
潜像を現像し、現像ロール62上の残留現像剤は供給ロ
ール63との圧接部位にて剥離された後、供給ロール6
3を介してアジテータ64,65方面へと搬送回収され
る。
【0026】また、本実施の形態においては、層形成ブ
レード66の現像ロール62への圧接力は磁石67の磁
力によって決まる。このとき、層形成ブレード66の背
面に対する磁石67の取付位置が若干ずれたとしても、
磁石67の磁力の作用が層形成ブレード66の現像ロー
ル62への圧接部位に対して極端に変化することはな
く、層形成ブレード66の現像ロール62への圧接力が
大きく変化する懸念は少ない。この点、層形成ブレード
66の背面側に押圧部材を配設した態様(比較モデル)
にあっては、押圧部材による押圧位置の変化が直ちに層
形成ブレード66の現像ロール62への圧接力に影響す
るため、押圧部材の取付位置精度を高めることが必要不
可欠である。このため、本実施の形態にあっては、比較
モデルに比べて、磁石67の取付位置精度をそれ程高め
ることは不要になり、その分、層形成ブレード66の組
立に要する労力は低減される。
【0027】◎実施の形態2 図6は本発明が適用された一成分現像装置の実施の形態
2を示す。同図において、現像装置33の基本的構成
は、実施の形態1と略同様であるが、実施の形態1と異
なり、層形成ブレード66と磁石67との間にゴム等の
弾性シート68を接着剤や両面テープ等を用いて介在さ
せたものである。尚、実施の形態1と同様な構成要素に
ついては、実施の形態1と同様な符号を付してここでは
その詳細な説明を省略する。以下の実施の形態について
も同様である。本実施の形態によれば、実施の形態1と
同様な作用を奏するほか、実施の形態1に比べて、磁石
67の磁力による層形成ブレード66の押圧力がより均
一になるという利点がある。
【0028】すなわち、例えば層形成ブレード66又は
磁石67が成形誤差などによりうねりを有するような場
合には、層形成ブレード66の背面に磁石67をそのま
ま固着すると、層形成ブレード66と磁石67との間に
隙間が生じ、磁石67の磁力による層形成ブレード66
の押圧力が不均一になる虞れがある。この点、本実施の
形態にあっては、層形成ブレード66と磁石67との間
に弾性シート68を介在させることで、層形成ブレード
66と磁石67との間の隙間を弾性シート68の弾性で
埋めるようにしたので、磁石67の磁力による層形成ブ
レード66の押圧力が均一になり、その分、層形成ブレ
ード66の現像ロール62への圧接力がより均一にな
る。
【0029】◎実施の形態3 図7は本発明が適用された一成分現像装置の実施の形態
3を示す。同図において、現像装置33の基本的構成は
実施の形態1と略同様であるが、層形成ブレード66の
係止構造が実施の形態1と異なる。すなわち、本実施の
形態では、層形成ブレード66の係止構造は、現像ハウ
ジング61の開口上縁部611に層形成ブレード66の
押圧方向に沿って被係止ピン71を突設する一方、層形
成ブレード66の係止端側には前記被係止ピン71が挿
入される係止孔72を形成し、前記被係止ピン71に層
形成ブレード66の係止孔72を係合させることで、層
形成ブレード66の係止端側を層形成ブレード66の押
圧方向に沿ってのみ移動可能で且つ他の方向については
位置決め固定された状態を保つようにしたものである。
尚、被係止ピン71の先端には係止孔72からの抜け止
め用フランジ711が形成されている。
【0030】本実施の形態によれば、層形成ブレード6
6の係止端は層形成ブレード66の押圧方向に沿って移
動可能になっているから、層形成ブレード66の現像ロ
ール62への圧接部位Pが現像ロール62の表面に沿っ
て追従移動し得る。このため、現像ロール62の取付位
置が若干変位したとしても、磁石67の磁力により層形
成ブレード66は現像ロール62表面に沿って均一に圧
接する。一方、層形成ブレード66の係止端を固定した
態様にあっては、現像ロール62の取付位置が若干変位
すると、層形成ブレード66はねじれた状態で現像ロー
ル62に圧接することになるため、その分、層形成ブレ
ード66の現像ロール62への圧接力が不均一になる懸
念がある。よって、本実施の形態にあっては、現像ロー
ル62の取付位置精度をラフにすることが可能になる点
で、層形成ブレード66の係止端を固定した態様に比べ
て優れている。
【0031】◎実施の形態4 図8は本発明が適用された一成分現像装置の実施の形態
4を示す。同図において、現像装置33の基本的構成は
実施の形態1と略同様であるが、本実施の形態に係る層
形成部構造は、実施の形態1と異なり、層形成ブレード
66の背面のうち、層形成ブレード66の先端から所定
のオフセット量sだけ変位した部位に磁石67を接着剤
などで固着したものであり、層形成ブレード66の現像
ロール62への圧接部位Pの背面側に空間部75を確保
するようにしたものである。
【0032】ここで、層形成ブレード66に対する磁石
67の配設位置と層形成ブレード66の現像ロール62
への圧接力との関係について検討する実験を行った。す
なわち、以下の実験条件及び実験装置において、磁石6
7の配設位置、具体的には、層形成ブレード66の先端
からのオフセット量sを変化させ、そのときの層形成ブ
レード66の現像ロール62への圧接力変化を測定し
た。 ●実験条件: ・現像ロール:SUS416製、表面粗さRa0.8以
下 ・層形成ブレード:SUS304CSP,厚さ0.1m
m ・磁石:ラバーマグネット,k(幅寸法)=5mm ●実験装置:図9に示すように、V字状台座81の上に
現像ロール62を位置決め載置し、一方、プッシュプル
ゲージ83に連結されている支持ブラケット82に磁石
67及び層形成ブレード66を取付け、前記位置決めさ
れた現像ロール62に対し層形成ブレード66及び磁石
67を接触配置させた後に、プッシュプルゲージ83を
上方へ移動させ、現像ロール62から層形成ブレード6
6が離反する直前のプッシュプルゲージ83の目盛りを
磁石67による押圧力(層形成ブレード66の現像ロー
ル62への圧接力に相当)として測定するものである。
【0033】実験結果を図10に示す。同図によれば、
磁石67の平均磁束密度が650G(ガウス)であると
すると、オフセット量sが0のとき、例えば層形成ブレ
ード66の現像ロール62への圧接力が127g/cm
であるのに対し、オフセット量sが0.5mmのとき、
例えば層形成ブレード66の現像ロール62への圧接力
は80g/cmに変化することが理解される。尚、磁石
67の平均時速密度が580G(ガウス)についても同
様な傾向が見られることが理解される。このように、磁
石67のレイアウトについて、層形成ブレード66に対
し所定のオフセット量sをもって変位配置する場合に
は、層形成ブレード66の現像ロール62への圧接力が
弱まることから、その分、磁石67の磁束密度(磁力)
を高めることが必要であることが把握される。
【0034】従って、本実施の形態にあっても、磁石6
7の磁束密度(磁力)を十分大きいものに設定しておけ
ば、層形成ブレード66は磁石67の磁力によって現像
ロール62に対し均一に圧接配置されることになり、実
施の形態1と同様に、現像剤を層厚を均一に規制するこ
とが可能である。更に、本実施の形態にあっては、層形
成ブレード66の現像ロール62への圧接部位Pの背面
側に空間部75が確保されているため、層形成ブレード
66で掻き落とされた余剰現像剤は、矢印Aで示すよう
に、前記空間部75を循環経路としてアジテータ64,
65側へ戻される。このため、前記余剰現像剤が層形成
ブレード66近傍に滞留するという事態はなく、層形成
ブレード66による層形成動作が極めて安定する。
【0035】◎実施の形態5 図11は本発明が適用された一成分現像装置の実施の形
態4を示す。同図において、現像装置33の基本的構成
は実施の形態1と略同様であるが、層形成部構造が実施
の形態1〜4と異なっている。すなわち、本実施の形態
に係る層形成部構造は、層形成ブレード76を磁性材料
で構成し、現像ハウジング61の開口上縁部611に層
形成ブレード76の係止端部を接着剤又は両面テープに
て固着すると共に、現像ロール62に層形成ブレード7
6の自由端部を圧接配置し、更に、現像ハウジング61
の開口上縁部611の近傍には層形成ブレード76の長
さ方向に延びる磁石77(層形成ブレード76の長さ方
向に沿って均一な磁力を発生)を配設し、かつ、層形成
ブレード76の係止端と磁石77とを接触配置したもの
である。
【0036】本実施の形態によれば、磁石77からの磁
力が磁性材料からなる層形成ブレード76に作用するた
め、層形成ブレード76自体が磁石として働き、現像ロ
ール62に均一に圧接配置され、層形成ブレード76を
通過する現像剤は均一な層厚に規制される。また、本実
施の形態にあっては、層形成ブレード76の背面側に磁
石77を配設する必要がないため、層形成ブレード76
の背面側に広い空間部78を確保することが可能にな
り、層形成ブレード76で掻き落とされた余剰現像剤の
戻り用の循環経路として前記空間部78を有効に利用す
ることができる。尚、本実施の形態にあっては、層形成
ブレード76が磁性材料でなければならない点で、実施
の形態1〜4に比べて、層形成部構造の設計上の自由度
が若干制約されるが、磁石77の構成や取付位置などに
ついては適宜選定して差し支えない。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現像ロールを磁性材料にて構成すると共に、層形成部材
側に磁力発生部材を設け、現像ロールに層形成部材を磁
力を用いて密着した状態で均一に圧接させるようにした
ので、装置の小型化という要請を満たしながら、取付の
位置精度がそれ程要求されない簡単かつ自由度の高い層
形成部構造を構築でき、もって、現像ロール上の現像剤
層を確実に均一化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る一成分現像装置の概要を示す説
明図である。
【図2】 本発明が適用された一成分現像装置の実施の
形態1を組込んだ画像形成装置の一例を示す説明図であ
る。
【図3】 実施の形態1に係る一成分現像装置の要部を
示す説明図である。
【図4】 実施の形態1で用いられる磁石の取付構造を
示す説明図である。
【図5】 (a)(b)は実施の形態1で用いられる磁
石の具体例を示す説明図である。
【図6】 実施の形態2に係る一成分現像装置の要部を
示す説明図である。
【図7】 実施の形態3に係る一成分現像装置の要部を
示す説明図である。
【図8】 実施の形態4に係る一成分現像装置の要部を
示す説明図である。
【図9】 磁石の位置変化(オフセット量)に対する層
形成ブレードの押圧変化を測定する測定装置例を示す説
明図である。
【図10】 磁石の位置変化(オフセット量)に対する
層形成ブレードの押圧変化の測定結果を示す説明図であ
る。
【図11】 実施の形態5に係る一成分現像装置の要部
を示す説明図である。
【符号の説明】
1…現像ハウジング,2…現像ロール,3…層形成部
材,4…磁力発生部材,5…供給ロール,9…潜像担持

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像が形成される潜像担持体に対向
    して開口し且つ非磁性一成分現像剤が収容される現像ハ
    ウジングと、 この現像ハウジングの開口部に面して配設されて非磁性
    一成分現像剤を担持搬送し且つ内部及び表面に磁極を具
    備しない磁性材料からなる現像ロールと、 一端側が現像ハウジングに設けた被係止部に位置決め係
    止され且つ自由端側が現像ロールに圧接配置されて現像
    剤を層形成する層形成部材と、 この層形成部材側に設けられ且つ前記現像ロールに層形
    成部材を磁力にて圧接させる磁力発生部材とを備えたこ
    とを特徴とする一成分現像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の一成分現像装置におい
    て、 層形成部材と磁力発生部材との間に弾性体を介在させた
    ことを特徴とする一成分現像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の一成分現像装置におい
    て、 磁力発生部材は、層形成部材と現像ロールとの圧接位置
    に対し層形成部材の位置決め係止位置側に変位配置され
    ていることを特徴とする一成分現像装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の一成分現像装置におい
    て、 層形成部材の係止端側は、層形成部材の押圧方向に対し
    て可動すべく、現像ハウジングに設けた被係止部に非固
    定状態で位置決め係止されていることを特徴とする一成
    分現像装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の一成分現像装置におい
    て、 層形成部材が磁性部材にて構成され、層形成部材の現像
    ロールへの圧接位置から離間した層形成部材の一部に磁
    力発生部材を接触配置したことを特徴とする一成分現像
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007219400A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Ricoh Printing Systems Ltd 現像剤搬送量規制部材、現像装置、画像形成装置、及び現像体の交換方法
JP2013148734A (ja) * 2012-01-19 2013-08-01 Kyocera Document Solutions Inc 現像装置及び画像形成装置
JP2017021149A (ja) * 2015-07-09 2017-01-26 コニカミノルタ株式会社 現像装置及び画像形成装置

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