JP2003312388A - 車載制御装置 - Google Patents
車載制御装置Info
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- JP2003312388A JP2003312388A JP2002124143A JP2002124143A JP2003312388A JP 2003312388 A JP2003312388 A JP 2003312388A JP 2002124143 A JP2002124143 A JP 2002124143A JP 2002124143 A JP2002124143 A JP 2002124143A JP 2003312388 A JP2003312388 A JP 2003312388A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ユーザが希望する一連の車載機器の操作を記
憶させ、この記憶させた操作をユーザによる簡単な操作
によって一括して実行する。 【解決手段】 スイッチECU1は、ユーザの操作によ
る複数の車載機器(エアコン5、エアピュリファイヤ
6、オーディオ7、シート9、ドアロック11、ウィン
ドウ開閉装置12等)の動作状態を多重信号線13を介
して監視すると共に、この監視した動作状態を記憶す
る。そして、ユーザがスイッチ2を操作することで、記
憶した複数の車載機器の動作状態に対応する操作指令を
複数の車載機器に出力する。これにより、ユーザによる
複数の車載機器の一連の操作を一括して簡単に実行する
ことが可能となる。
憶させ、この記憶させた操作をユーザによる簡単な操作
によって一括して実行する。 【解決手段】 スイッチECU1は、ユーザの操作によ
る複数の車載機器(エアコン5、エアピュリファイヤ
6、オーディオ7、シート9、ドアロック11、ウィン
ドウ開閉装置12等)の動作状態を多重信号線13を介
して監視すると共に、この監視した動作状態を記憶す
る。そして、ユーザがスイッチ2を操作することで、記
憶した複数の車載機器の動作状態に対応する操作指令を
複数の車載機器に出力する。これにより、ユーザによる
複数の車載機器の一連の操作を一括して簡単に実行する
ことが可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載制御装置に関
し、例えば、車両に搭載されるオーディオ、エアコン、
パワーウィンドウ、エアピュリファイヤ等を一括して操
作することができる車載制御装置に関するものである。
し、例えば、車両に搭載されるオーディオ、エアコン、
パワーウィンドウ、エアピュリファイヤ等を一括して操
作することができる車載制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から車両のコックピットには、オー
ディオ、エアコン、パワーウィンドウ、エアピュリファ
イヤ等の車載機器を各々操作する操作部が配置されてい
る。ユーザは、このコックピットに配置された各々の操
作部を操作することで、所望の車載機器を使用すること
ができる。例えば、ユーザがタバコを吸う場合には、タ
バコを吸う前に灰皿を開け、エアコンの内外気モードを
外気導入モードに変更し、エアピュリファイヤを作動さ
せ、サイドウィンドウを少し開ける等の操作を行う。こ
の他、車両がトンネルに進入する場合には、ヘッドライ
トを点灯させ、サイドウィンドウを閉め、エアコンの内
外気モードを内気循環モードに変更し、エアピュリファ
イヤを作動させる等の操作を行う。このようなユーザに
よる車載機器の一連の操作は、タバコを吸う場合やトン
ネルに進入する場合等に、ユーザによって毎回繰り返さ
れる。従って、上述のような一連の操作は、特に運転操
作中のユーザにとって煩わしく面倒な操作であり、これ
ら一連の操作を簡単に行うことができるものが求められ
ていた。
ディオ、エアコン、パワーウィンドウ、エアピュリファ
イヤ等の車載機器を各々操作する操作部が配置されてい
る。ユーザは、このコックピットに配置された各々の操
作部を操作することで、所望の車載機器を使用すること
ができる。例えば、ユーザがタバコを吸う場合には、タ
バコを吸う前に灰皿を開け、エアコンの内外気モードを
外気導入モードに変更し、エアピュリファイヤを作動さ
せ、サイドウィンドウを少し開ける等の操作を行う。こ
の他、車両がトンネルに進入する場合には、ヘッドライ
トを点灯させ、サイドウィンドウを閉め、エアコンの内
外気モードを内気循環モードに変更し、エアピュリファ
イヤを作動させる等の操作を行う。このようなユーザに
よる車載機器の一連の操作は、タバコを吸う場合やトン
ネルに進入する場合等に、ユーザによって毎回繰り返さ
れる。従って、上述のような一連の操作は、特に運転操
作中のユーザにとって煩わしく面倒な操作であり、これ
ら一連の操作を簡単に行うことができるものが求められ
ていた。
【0003】そこで、この問題に対する1つの提案とし
て、特開昭59−102644号公報に開示されている
車載装置がある。この車載装置は、ユーザによる音声命
令を認識し、この認識した音声に相当するプログラムを
読み出し、このプログラムに書き込まれた一連の車載機
器の操作に対応する指令を複数の車載機器に送信するも
のである。この車載装置により、ユーザは発声すること
で、予めプログラムされた車載機器の一連の操作が行え
る。
て、特開昭59−102644号公報に開示されている
車載装置がある。この車載装置は、ユーザによる音声命
令を認識し、この認識した音声に相当するプログラムを
読み出し、このプログラムに書き込まれた一連の車載機
器の操作に対応する指令を複数の車載機器に送信するも
のである。この車載装置により、ユーザは発声すること
で、予めプログラムされた車載機器の一連の操作が行え
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車載装置は、予めプログラムされた一連の操作のみを実
行するものであるため、その操作内容をユーザが任意に
変更することができなかった。ユーザの希望する操作
は、車載機器を使用する状況によって様々であったり、
さらに、操作するユーザによっても多様であったりす
る。従って、上述の車載装置は、頻繁にユーザが行う車
載機器の操作にプログラムを変更したいというユーザの
ニーズに対応していないという問題があった。
車載装置は、予めプログラムされた一連の操作のみを実
行するものであるため、その操作内容をユーザが任意に
変更することができなかった。ユーザの希望する操作
は、車載機器を使用する状況によって様々であったり、
さらに、操作するユーザによっても多様であったりす
る。従って、上述の車載装置は、頻繁にユーザが行う車
載機器の操作にプログラムを変更したいというユーザの
ニーズに対応していないという問題があった。
【0005】本発明は、かかる従来の問題点を鑑みてな
されたもので、ユーザの望む一連の操作を記憶すると共
に、簡単な操作で車載機器の一連の操作を実行すること
が可能な車載制御装置を提供することを目的とする。
されたもので、ユーザの望む一連の操作を記憶すると共
に、簡単な操作で車載機器の一連の操作を実行すること
が可能な車載制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の車載制
御装置によれば、それぞれ操作部を有する複数の車載機
器と電気的に接続された車載制御装置であって、車載制
御装置は、ユーザの操作によって操作部から複数の車載
機器に対して動作の開始が指示されたときに、複数の車
載機器の動作状態を監視する監視手段と、この監視手段
によって監視された複数の車載機器の動作状態を記憶す
る記憶手段と、所定の指示がなされたときに、記憶手段
に記憶された複数の車載機器の動作状態に対応する操作
指令を複数の車載機器に出力する出力手段とを有するこ
とを特徴とする。
御装置によれば、それぞれ操作部を有する複数の車載機
器と電気的に接続された車載制御装置であって、車載制
御装置は、ユーザの操作によって操作部から複数の車載
機器に対して動作の開始が指示されたときに、複数の車
載機器の動作状態を監視する監視手段と、この監視手段
によって監視された複数の車載機器の動作状態を記憶す
る記憶手段と、所定の指示がなされたときに、記憶手段
に記憶された複数の車載機器の動作状態に対応する操作
指令を複数の車載機器に出力する出力手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0007】このように、本発明の車載制御装置は、ユ
ーザによって操作された複数の車載機器の動作状態を監
視しつつ記憶すると共に、ユーザが所定の指示を行った
ときには、その記憶された動作状態に対応する操作指令
を各車載機器に出力することができる。これにより、ユ
ーザは、上述のようなタバコを吸う場合やトンネルに進
入する場合等の一連の車載機器の操作を、実際に各車載
機器が所望の動作状態となるように各車載機器の操作部
を操作するだけで、予め車載制御装置に記憶させておく
ことができる。また、ユーザは、所定の指示を行うこと
で簡単に記憶させた一連の車載機器の操作を行うことが
できる。その結果、ユーザが運転に集中しながら、一連
の車載機器を操作することができるようになる。
ーザによって操作された複数の車載機器の動作状態を監
視しつつ記憶すると共に、ユーザが所定の指示を行った
ときには、その記憶された動作状態に対応する操作指令
を各車載機器に出力することができる。これにより、ユ
ーザは、上述のようなタバコを吸う場合やトンネルに進
入する場合等の一連の車載機器の操作を、実際に各車載
機器が所望の動作状態となるように各車載機器の操作部
を操作するだけで、予め車載制御装置に記憶させておく
ことができる。また、ユーザは、所定の指示を行うこと
で簡単に記憶させた一連の車載機器の操作を行うことが
できる。その結果、ユーザが運転に集中しながら、一連
の車載機器を操作することができるようになる。
【0008】請求項2に記載の車載制御装置は、ユーザ
の指示によって信号を発生する指示信号発生手段を有
し、記憶手段は、指示信号発生手段により第1の信号が
発生した場合には、複数の車載機器の動作状態の記憶を
開始し、指示信号発生手段により第2の信号が発生した
場合には、複数の車載機器の動作状態の記憶を終了する
ことを特徴とする。
の指示によって信号を発生する指示信号発生手段を有
し、記憶手段は、指示信号発生手段により第1の信号が
発生した場合には、複数の車載機器の動作状態の記憶を
開始し、指示信号発生手段により第2の信号が発生した
場合には、複数の車載機器の動作状態の記憶を終了する
ことを特徴とする。
【0009】このように、本発明の車載制御装置は、ユ
ーザの指示によって信号を発生する指示信号発生手段を
有している。ユーザは、この指示信号発生手段を、記憶
させる一連の車載機器の操作を開始する前に一度操作し
(第1の信号を発生させる)、一連の車載機器の操作が
終了した後に再度操作する(第2の信号を発生させる)
ことで、この指示信号発生手段を操作する間に操作した
一連の車載機器の操作を記憶させることができる。その
結果、ユーザは、所望の車載機器を所定の指示を行うこ
とで使用することができる。
ーザの指示によって信号を発生する指示信号発生手段を
有している。ユーザは、この指示信号発生手段を、記憶
させる一連の車載機器の操作を開始する前に一度操作し
(第1の信号を発生させる)、一連の車載機器の操作が
終了した後に再度操作する(第2の信号を発生させる)
ことで、この指示信号発生手段を操作する間に操作した
一連の車載機器の操作を記憶させることができる。その
結果、ユーザは、所望の車載機器を所定の指示を行うこ
とで使用することができる。
【0010】なお、車載制御装置が第1の信号を受けて
記憶を開始する際、車載制御装置の記憶手段が過去に動
作状態を記憶したことがある場合には、この過去の動作
状態を消去した後に、ユーザによって新たに操作された
動作状態のみを記憶すると良い。これによって、ユーザ
が操作した最新の車載機器の動作状態を記憶手段に記憶
させることができる。
記憶を開始する際、車載制御装置の記憶手段が過去に動
作状態を記憶したことがある場合には、この過去の動作
状態を消去した後に、ユーザによって新たに操作された
動作状態のみを記憶すると良い。これによって、ユーザ
が操作した最新の車載機器の動作状態を記憶手段に記憶
させることができる。
【0011】請求項3に記載の車載制御装置は、記憶手
段は、監視手段によって監視された複数の車載機器の動
作状態とともに、その動作の開始が指示された順序を記
憶することを特徴とする。
段は、監視手段によって監視された複数の車載機器の動
作状態とともに、その動作の開始が指示された順序を記
憶することを特徴とする。
【0012】これにより、例えば、上述のように、車両
がトンネルに進入する場合には、始めにヘッドライトを
点灯させ、その次にサイドウィンドウを閉める等の順序
で複数の車載機器を動作させることが可能となる。その
結果、例えば、車両がトンネルに進入する際、安全上最
優先で行うべきヘッドライトの点灯を最初に行うことが
できる。
がトンネルに進入する場合には、始めにヘッドライトを
点灯させ、その次にサイドウィンドウを閉める等の順序
で複数の車載機器を動作させることが可能となる。その
結果、例えば、車両がトンネルに進入する際、安全上最
優先で行うべきヘッドライトの点灯を最初に行うことが
できる。
【0013】請求項4に記載の車載制御装置のように、
記憶手段に記憶された記憶内容を表示する表示部を有し
ても良い。例えば、表示部は、記憶させた操作の対象と
なる車載機器の名称や、ユーザが指示した車載機器の動
作開始順序を表示したり、名称と共にその動作状態も表
示するように構成できる。このように、表示部を有する
ことで、例えば、ユーザが記憶手段に記憶させた車載機
器の動作状態を忘れた場合でも、この表示部に表示され
た記憶内容を参照することで、ユーザは記憶手段に記憶
させた内容を容易に思い出すことが可能となる。
記憶手段に記憶された記憶内容を表示する表示部を有し
ても良い。例えば、表示部は、記憶させた操作の対象と
なる車載機器の名称や、ユーザが指示した車載機器の動
作開始順序を表示したり、名称と共にその動作状態も表
示するように構成できる。このように、表示部を有する
ことで、例えば、ユーザが記憶手段に記憶させた車載機
器の動作状態を忘れた場合でも、この表示部に表示され
た記憶内容を参照することで、ユーザは記憶手段に記憶
させた内容を容易に思い出すことが可能となる。
【0014】請求項5に記載の車載制御装置のように、
指示信号発生手段はステアリングに配置されても良い。
運転中のユーザは、通常ステアリングを操作しているた
め、ステアリングに指示信号発生手段を配置すること
で、ユーザは容易に指示を出すことができる。
指示信号発生手段はステアリングに配置されても良い。
運転中のユーザは、通常ステアリングを操作しているた
め、ステアリングに指示信号発生手段を配置すること
で、ユーザは容易に指示を出すことができる。
【0015】請求項6に記載の車載制御装置のように、
複数の車載機器のいずれかの車載機器に、本発明の車載
制御装置が内蔵されても良い。車室内前部に設けられる
インストルメントパネルには、通常ラジオ等のオーディ
オが設けられるが、例えば、このオーディオに車載制御
装置を内蔵することで、車載制御装置を装備するための
スペースや配線を別途設ける必要がなくなる。なお、オ
ーディオに限らず、他の車載機器に本発明の車載制御装
置が内蔵されても良い。
複数の車載機器のいずれかの車載機器に、本発明の車載
制御装置が内蔵されても良い。車室内前部に設けられる
インストルメントパネルには、通常ラジオ等のオーディ
オが設けられるが、例えば、このオーディオに車載制御
装置を内蔵することで、車載制御装置を装備するための
スペースや配線を別途設ける必要がなくなる。なお、オ
ーディオに限らず、他の車載機器に本発明の車載制御装
置が内蔵されても良い。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
る車載制御装置に関して、図面に基づいて説明する。
る車載制御装置に関して、図面に基づいて説明する。
【0017】図1は、本実施形態に係わる車載制御装置
と複数の車載機器との接続関係を示すブロック図であ
る。同図に示すように、本実施形態の車載制御装置は、
スイッチECU1、及びスイッチECU1に接続された
スイッチ2、表示部3とから構成されている。スイッチ
ECU1は、各種の車載機器を制御する各ECUと多重
信号線13を介して接続されている。すなわち、スイッ
チECU1は、エアコン5及びエアピュリファイヤ6等
の制御を行うエアコンECU4、図示しないECUを有
するオーディオ7、車室内の各シート9のシート位置等
を制御するシートECU8、及び車両の各ドアに備えら
れたドアロック11とウィンドウ開閉装置12とを制御
するドアECU10等と多重信号線13によって接続さ
れている。
と複数の車載機器との接続関係を示すブロック図であ
る。同図に示すように、本実施形態の車載制御装置は、
スイッチECU1、及びスイッチECU1に接続された
スイッチ2、表示部3とから構成されている。スイッチ
ECU1は、各種の車載機器を制御する各ECUと多重
信号線13を介して接続されている。すなわち、スイッ
チECU1は、エアコン5及びエアピュリファイヤ6等
の制御を行うエアコンECU4、図示しないECUを有
するオーディオ7、車室内の各シート9のシート位置等
を制御するシートECU8、及び車両の各ドアに備えら
れたドアロック11とウィンドウ開閉装置12とを制御
するドアECU10等と多重信号線13によって接続さ
れている。
【0018】スイッチ2は、図1に示すように、本実施
形態では3つのプッシュスイッチ(2a、2b、2c)
によって構成されている。また、同図のように、このス
イッチ2は表示部3を有しており、各々のスイッチに対
応して3つの表示部(3a、3b、3c)が装備されて
いる。なお、スイッチ2については、本実施形態のよう
なスイッチに限らず、ジョイスティックやジョグダイヤ
ル等を採用しても良い。
形態では3つのプッシュスイッチ(2a、2b、2c)
によって構成されている。また、同図のように、このス
イッチ2は表示部3を有しており、各々のスイッチに対
応して3つの表示部(3a、3b、3c)が装備されて
いる。なお、スイッチ2については、本実施形態のよう
なスイッチに限らず、ジョイスティックやジョグダイヤ
ル等を採用しても良い。
【0019】エアコン5は、図示しないHVAC(Heat
ing、Ventilation、and Air-Conditioning)ユニット、
コンプレッサ、熱交換機等から構成されている。また、
エアコン5は、図示しない操作パネルを有しており、こ
の操作パネルによりユーザから動作開始等の指示を受け
ると、その指示内容に基づいてエアコンECU4がエア
コン5の動作を制御する。同様に、エアピュリファイヤ
6についても、図示しない操作パネルによりユーザから
の指示を受けると、エアコンECU4がエアピュリファ
イヤ6の動作を制御する。
ing、Ventilation、and Air-Conditioning)ユニット、
コンプレッサ、熱交換機等から構成されている。また、
エアコン5は、図示しない操作パネルを有しており、こ
の操作パネルによりユーザから動作開始等の指示を受け
ると、その指示内容に基づいてエアコンECU4がエア
コン5の動作を制御する。同様に、エアピュリファイヤ
6についても、図示しない操作パネルによりユーザから
の指示を受けると、エアコンECU4がエアピュリファ
イヤ6の動作を制御する。
【0020】オーディオ7は、一般的に車載されるAM
/FMラジオ、CD/MD/カセットデッキ、増幅器等
から構成されている。なお、このオーディオ7は、例え
ば、カーナビゲーション装置と一体となって構成されて
いるものも含まれる。
/FMラジオ、CD/MD/カセットデッキ、増幅器等
から構成されている。なお、このオーディオ7は、例え
ば、カーナビゲーション装置と一体となって構成されて
いるものも含まれる。
【0021】車室内のシート9は、モータ等を駆動させ
てシート位置や背もたれ角度等を制御することが可能
な、いわゆる電動シートと呼ばれるものである。図示し
ていないが、このシート9は操作部を有しており、この
操作部によりユーザから動作開始等の指示を受けると、
その指示信号がシートECU8に送信され、シートEC
U8は指示信号に基づいて各シート9のシート位置や背
もたれ角度等を制御する。
てシート位置や背もたれ角度等を制御することが可能
な、いわゆる電動シートと呼ばれるものである。図示し
ていないが、このシート9は操作部を有しており、この
操作部によりユーザから動作開始等の指示を受けると、
その指示信号がシートECU8に送信され、シートEC
U8は指示信号に基づいて各シート9のシート位置や背
もたれ角度等を制御する。
【0022】ドアロック11は、車両の各ドアに装備さ
れており、ユーザの操作により各ドアをロック状態若し
くはアンロック状態に切り換える。また、ウィンドウ開
閉装置12は、ドアロック11と同様に、基本的に車両
の各ドアに装備されており、モータ等を駆動させて各ド
アのウィンドウの開閉を制御するものである。なお、図
示していないが、ドアロック11及びウィンドウ開閉装
置12は共に操作部を有しており、この操作部によりユ
ーザからの指示を受けると、その指示信号がドアECU
10に送信される。ドアECU10は、その指示信号に
基づいて各ドアのロック・アンロック状態や各ウィンド
ウの開閉動作を制御する。
れており、ユーザの操作により各ドアをロック状態若し
くはアンロック状態に切り換える。また、ウィンドウ開
閉装置12は、ドアロック11と同様に、基本的に車両
の各ドアに装備されており、モータ等を駆動させて各ド
アのウィンドウの開閉を制御するものである。なお、図
示していないが、ドアロック11及びウィンドウ開閉装
置12は共に操作部を有しており、この操作部によりユ
ーザからの指示を受けると、その指示信号がドアECU
10に送信される。ドアECU10は、その指示信号に
基づいて各ドアのロック・アンロック状態や各ウィンド
ウの開閉動作を制御する。
【0023】多重信号線13は、例えば、車内LAN
(Local Area Network)に用いられる信号伝送のための
配線である。この多重信号線13は、図1に示すよう
に、車載機器や各車載機器を制御するECUとスイッチ
ECU1との接続に用いられている。
(Local Area Network)に用いられる信号伝送のための
配線である。この多重信号線13は、図1に示すよう
に、車載機器や各車載機器を制御するECUとスイッチ
ECU1との接続に用いられている。
【0024】次に、スイッチECU1の機能構成を図2
に示す。同図に示すように、スイッチECU1は、スイ
ッチ2及び表示部3と接続されたモード切換部1a、多
重信号線13と接続される入出力部1b、及び入出力部
1bを介して入力した制御コマンドを記憶する記憶部1
c等によって構成されている。
に示す。同図に示すように、スイッチECU1は、スイ
ッチ2及び表示部3と接続されたモード切換部1a、多
重信号線13と接続される入出力部1b、及び入出力部
1bを介して入力した制御コマンドを記憶する記憶部1
c等によって構成されている。
【0025】モード切換部1aは、ユーザの操作による
スイッチ2からの指示信号により、スイッチECU1が
実行する2つのモード(制御コマンド記憶モード、制御
コマンド出力モード)の切換を行う。この2つのモード
のうち、制御コマンド記憶モードとは、入出力部1bが
多重信号線13を介して各ECUからの制御コマンドを
受信すると共に、受信した制御コマンドを記憶部1cに
記憶するものである。一方、制御コマンド出力モードと
は、入出力部1bが記憶部1cに記憶された制御コマン
ドを多重信号線13を介して各ECUへ送信するもので
ある。ここで制御コマンドとは、制御対象となる車載機
器の種類、目標とする制御量等の車載機器の動作に関す
る必要な情報を含んだものである。
スイッチ2からの指示信号により、スイッチECU1が
実行する2つのモード(制御コマンド記憶モード、制御
コマンド出力モード)の切換を行う。この2つのモード
のうち、制御コマンド記憶モードとは、入出力部1bが
多重信号線13を介して各ECUからの制御コマンドを
受信すると共に、受信した制御コマンドを記憶部1cに
記憶するものである。一方、制御コマンド出力モードと
は、入出力部1bが記憶部1cに記憶された制御コマン
ドを多重信号線13を介して各ECUへ送信するもので
ある。ここで制御コマンドとは、制御対象となる車載機
器の種類、目標とする制御量等の車載機器の動作に関す
る必要な情報を含んだものである。
【0026】入出力部1bは、上述のように、モード切
換部1aのモードに応じて、多重信号線13を介して制
御コマンドを送受信する。また、記憶部1cは、通常の
コンピュータ等に使用されているROM及びRAM等で
構成されている。ROMには、スイッチECU1が実行
するためのプログラムが書き込まれており、RAMには
上記の入出力部1bが受信した制御コマンドが記憶され
る。ここで、制御コマンドは、スイッチ2の各々のスイ
ッチ(2a、2b、2c)と対応してRAMに記憶され
る。すなわち、図3に示すように、RAMは、スイッチ
ECU1の処理に必要な主記憶エリアの他に、各々が重
複しない3つの区分されたコマンド記憶エリア(1c
a、1cb、1cc)を有しており、この3つの記憶領
域がスイッチ2の各スイッチ(2a、2b、2c)と各
々対応している。
換部1aのモードに応じて、多重信号線13を介して制
御コマンドを送受信する。また、記憶部1cは、通常の
コンピュータ等に使用されているROM及びRAM等で
構成されている。ROMには、スイッチECU1が実行
するためのプログラムが書き込まれており、RAMには
上記の入出力部1bが受信した制御コマンドが記憶され
る。ここで、制御コマンドは、スイッチ2の各々のスイ
ッチ(2a、2b、2c)と対応してRAMに記憶され
る。すなわち、図3に示すように、RAMは、スイッチ
ECU1の処理に必要な主記憶エリアの他に、各々が重
複しない3つの区分されたコマンド記憶エリア(1c
a、1cb、1cc)を有しており、この3つの記憶領
域がスイッチ2の各スイッチ(2a、2b、2c)と各
々対応している。
【0027】次に、本発明の特徴である、ユーザの操作
する車載機器の動作に対応する制御コマンドを記憶し、
ユーザの指示によって記憶された制御コマンドが出力さ
れるまでの処理について、図1の車載制御装置と複数の
車載機器との接続関係を示すブロック図、図2のスイッ
チECU1の機能構成図、図3の記憶部1bのイメージ
図、及び図4のフローチャートを用いて説明する。な
お、ユーザがタバコを吸うための一連のユーザによる操
作を例として、下記に示す具体的な操作を想定して説明
する。 エアコン5を外気導入モードにする。 エアピュリファイヤ6を作動させる。 運転席側のウィンドウを少し開ける。
する車載機器の動作に対応する制御コマンドを記憶し、
ユーザの指示によって記憶された制御コマンドが出力さ
れるまでの処理について、図1の車載制御装置と複数の
車載機器との接続関係を示すブロック図、図2のスイッ
チECU1の機能構成図、図3の記憶部1bのイメージ
図、及び図4のフローチャートを用いて説明する。な
お、ユーザがタバコを吸うための一連のユーザによる操
作を例として、下記に示す具体的な操作を想定して説明
する。 エアコン5を外気導入モードにする。 エアピュリファイヤ6を作動させる。 運転席側のウィンドウを少し開ける。
【0028】まず、図示しない車両のイグニションがO
Nの状態になると、ステップS100において、スイッ
チECU1は所定の初期化処理を行う。この初期化処理
とは、例えばスイッチECU1内部のフラグ等のリセッ
ト処理や各車載機器との通信リンクの確立等である。さ
らに、表示部3の各々(3a、3b、3c)には、スイ
ッチ2(2a、2b、2c)と対応する記憶部1cの記
憶エリア(1ca、1cb、1cc)内の制御コマンド
の有無が表示される。例えば、制御コマンドが既に記憶
されている場合には「コマンド有り」等のメッセージが
表示されたり、制御コマンドが記憶されていない場合に
は「コマンド無し」等のメッセージが表示される。
Nの状態になると、ステップS100において、スイッ
チECU1は所定の初期化処理を行う。この初期化処理
とは、例えばスイッチECU1内部のフラグ等のリセッ
ト処理や各車載機器との通信リンクの確立等である。さ
らに、表示部3の各々(3a、3b、3c)には、スイ
ッチ2(2a、2b、2c)と対応する記憶部1cの記
憶エリア(1ca、1cb、1cc)内の制御コマンド
の有無が表示される。例えば、制御コマンドが既に記憶
されている場合には「コマンド有り」等のメッセージが
表示されたり、制御コマンドが記憶されていない場合に
は「コマンド無し」等のメッセージが表示される。
【0029】続いてステップS102では、スイッチE
CU1に接続されたスイッチ2のいずれか(2a、2
b、2c)がユーザによって押されたかどうかを判断す
る。もし、スイッチ2のいずれのスイッチも押されてい
なければ、ステップS101で所定時間スイッチ2の入
力を待機したのち、再び、ステップS102に戻る。こ
のステップS102で、スイッチ2のいずれかのスイッ
チが押されたと判断した場合には、ステップS103に
処理が移行する。なお、本実施形態では、スイッチ2の
うちスイッチ2aがユーザによって押されたと想定して
説明を続ける。
CU1に接続されたスイッチ2のいずれか(2a、2
b、2c)がユーザによって押されたかどうかを判断す
る。もし、スイッチ2のいずれのスイッチも押されてい
なければ、ステップS101で所定時間スイッチ2の入
力を待機したのち、再び、ステップS102に戻る。こ
のステップS102で、スイッチ2のいずれかのスイッ
チが押されたと判断した場合には、ステップS103に
処理が移行する。なお、本実施形態では、スイッチ2の
うちスイッチ2aがユーザによって押されたと想定して
説明を続ける。
【0030】ステップS103では、スイッチ2aの押
された時間が所定以上(例えば1秒以上等)であったか
どうかを判断する。もし、所定時間以上であった場合に
は、ステップS105の処理に移行する。また、所定時
間に満たない場合には、ステップS104に処理が移行
する。
された時間が所定以上(例えば1秒以上等)であったか
どうかを判断する。もし、所定時間以上であった場合に
は、ステップS105の処理に移行する。また、所定時
間に満たない場合には、ステップS104に処理が移行
する。
【0031】ステップS104では、始めにスイッチE
CU1のモード切換部1aが制御コマンド出力モードに
モードを切り換える。そして、既にスイッチECU1の
記憶部1cに記憶されているスイッチ2aに対応する記
憶エリア1caの制御コマンドを、入出力部1bから多
重信号線13を介して各車載機器の各ECUへ出力す
る。この出力を受けた各ECUは、その制御コマンドに
従って車載機器を制御する。そして、入出力部1bによ
る出力が終了すると、ステップS101で次のスイッチ
2の入力待ちとなる。なお、入出力部1bから記憶エリ
ア1caの制御コマンドが出力される際、表示部3のス
イッチ2aに対応する表示部3aには、「コマンド出力
中」等のメッセージを表示すると良い。
CU1のモード切換部1aが制御コマンド出力モードに
モードを切り換える。そして、既にスイッチECU1の
記憶部1cに記憶されているスイッチ2aに対応する記
憶エリア1caの制御コマンドを、入出力部1bから多
重信号線13を介して各車載機器の各ECUへ出力す
る。この出力を受けた各ECUは、その制御コマンドに
従って車載機器を制御する。そして、入出力部1bによ
る出力が終了すると、ステップS101で次のスイッチ
2の入力待ちとなる。なお、入出力部1bから記憶エリ
ア1caの制御コマンドが出力される際、表示部3のス
イッチ2aに対応する表示部3aには、「コマンド出力
中」等のメッセージを表示すると良い。
【0032】ステップS103において、スイッチ2
(本実施形態ではスイッチ2a)の押された時間が所定
以上であった場合には、ステップS105で、既にスイ
ッチECU1に記憶されているスイッチ2aに対応する
記憶部1cのRAMの記憶エリア1caの制御コマンド
が消去される。このとき、スイッチ2aに対応する表示
部3aには「コマンド消去」等のメッセージを表示する
と良い。
(本実施形態ではスイッチ2a)の押された時間が所定
以上であった場合には、ステップS105で、既にスイ
ッチECU1に記憶されているスイッチ2aに対応する
記憶部1cのRAMの記憶エリア1caの制御コマンド
が消去される。このとき、スイッチ2aに対応する表示
部3aには「コマンド消去」等のメッセージを表示する
と良い。
【0033】続いて、ステップS106では、再度スイ
ッチ2aが所定時間以上押されたかどうかを判断する。
ここで、所定時間以上押されたと判断した場合には、ス
テップS101でスイッチ2の入力を待機する状態とな
る。一方、スイッチ2aの押された時間が所定時間に満
たない場合には、ステップS107に処理が移行する。
ッチ2aが所定時間以上押されたかどうかを判断する。
ここで、所定時間以上押されたと判断した場合には、ス
テップS101でスイッチ2の入力を待機する状態とな
る。一方、スイッチ2aの押された時間が所定時間に満
たない場合には、ステップS107に処理が移行する。
【0034】ステップS107では、始めにスイッチE
CU1のモード切換部1aが制御コマンド記憶モードに
モードを切り換える。そして、入出力部1bは、モード
が制御コマンド記憶モードに切り換わったことにより、
制御コマンドの受信を開始する。ここで、各ECUから
制御コマンドの送信がなければ、ステップS108にお
いて制御コマンドの受信を待機する状態となる。
CU1のモード切換部1aが制御コマンド記憶モードに
モードを切り換える。そして、入出力部1bは、モード
が制御コマンド記憶モードに切り換わったことにより、
制御コマンドの受信を開始する。ここで、各ECUから
制御コマンドの送信がなければ、ステップS108にお
いて制御コマンドの受信を待機する状態となる。
【0035】このステップS107において、制御コマ
ンドの受信が開始されたのち、ユーザは複数の車載機器
の操作を行うことで、想定する一連の車載機器の動作を
スイッチ2aに関連付けられている記憶部1cのRAM
の記憶エリア1caに記憶させることができる。
ンドの受信が開始されたのち、ユーザは複数の車載機器
の操作を行うことで、想定する一連の車載機器の動作を
スイッチ2aに関連付けられている記憶部1cのRAM
の記憶エリア1caに記憶させることができる。
【0036】前述したように、始めに、ユーザがエアコ
ン5の操作パネルを操作して、内外気モードとして外気
導入モードを選択したとする()。このとき、エアコ
ンECU4は、エアコン5から内外気モードを外気導入
モードに設定するという制御コマンドを受信する。そし
て、エアコンECU4は、エアコン5の内外気モードを
外気導入モードに変更する動作信号をエアコン5へ送信
し、さらに、受信した制御コマンドを多重信号線13を
介してスイッチECU1へ送信する。そして、スイッチ
ECU1の入出力部1bは、エアコンECU4が送信し
た制御コマンドを多重信号線13を介して受信する。
ン5の操作パネルを操作して、内外気モードとして外気
導入モードを選択したとする()。このとき、エアコ
ンECU4は、エアコン5から内外気モードを外気導入
モードに設定するという制御コマンドを受信する。そし
て、エアコンECU4は、エアコン5の内外気モードを
外気導入モードに変更する動作信号をエアコン5へ送信
し、さらに、受信した制御コマンドを多重信号線13を
介してスイッチECU1へ送信する。そして、スイッチ
ECU1の入出力部1bは、エアコンECU4が送信し
た制御コマンドを多重信号線13を介して受信する。
【0037】ステップS109では、記憶部1cのRA
Mの記憶エリア1caに、この入出力部1bが受信した
制御コマンド(外気導入モードにする)を記憶させる。
これと同時に、表示部3aには、制御コマンドの対象と
なる車載機器の名称、車載機器の動作開始順序や、車載
機器の名称と共にその動作状態等を表示したりすると良
い。そして、この制御コマンドの記憶を終えると、ステ
ップS106に処理が移行し、スイッチ2aが所定時間
以上押されたかどうかを判断する。
Mの記憶エリア1caに、この入出力部1bが受信した
制御コマンド(外気導入モードにする)を記憶させる。
これと同時に、表示部3aには、制御コマンドの対象と
なる車載機器の名称、車載機器の動作開始順序や、車載
機器の名称と共にその動作状態等を表示したりすると良
い。そして、この制御コマンドの記憶を終えると、ステ
ップS106に処理が移行し、スイッチ2aが所定時間
以上押されたかどうかを判断する。
【0038】続いて、ユーザは次の動作であるエアピュ
リファイヤ6を作動させるため、図示しないエアピュリ
ファイヤ6の操作パネルを操作したとする()。する
と、上述のステップS106を経て、ステップS107
において、入出力部1bはエアピュリファイヤ6を作動
させる制御コマンドを受信し、前述の内外気モードを外
気導入モードにするといった制御コマンドの次に、エア
ピュリファイヤ6を作動させる制御コマンドを記憶部1
cのRAMの記憶エリア1caに追加記憶する(ステッ
プS109)。さらに、ユーザは運転席側のウィンドウ
を少し開ける操作()を行えば、これに対応する制御
コマンドがエアピュリファイヤ6を作動させる制御コマ
ンドの次に追加記憶される。
リファイヤ6を作動させるため、図示しないエアピュリ
ファイヤ6の操作パネルを操作したとする()。する
と、上述のステップS106を経て、ステップS107
において、入出力部1bはエアピュリファイヤ6を作動
させる制御コマンドを受信し、前述の内外気モードを外
気導入モードにするといった制御コマンドの次に、エア
ピュリファイヤ6を作動させる制御コマンドを記憶部1
cのRAMの記憶エリア1caに追加記憶する(ステッ
プS109)。さらに、ユーザは運転席側のウィンドウ
を少し開ける操作()を行えば、これに対応する制御
コマンドがエアピュリファイヤ6を作動させる制御コマ
ンドの次に追加記憶される。
【0039】このようにして、ユーザの記憶させたい一
連の操作が終了したら、ユーザは制御コマンドの記憶を
終了させるため、スイッチ2aを所定時間以上押す。こ
のとき、表示部3aには、記憶終了のメッセージ(例え
ば「コマンド記憶完了」等)を表示すると良い。制御コ
マンドの記憶が終了すると、ステップS106からステ
ップS101に処理が移行し、その後ユーザがスイッチ
2aを所定時間に満たない長さで押すことで、記憶部1
cのRAMの記憶エリア1caに記憶させた一連の車載
機器の操作に相当する複数の制御コマンドが各車載機器
に出力される。このとき、出力される順序は、記憶エリ
ア1caに記憶された順序(、、の順)に従って
出力される。
連の操作が終了したら、ユーザは制御コマンドの記憶を
終了させるため、スイッチ2aを所定時間以上押す。こ
のとき、表示部3aには、記憶終了のメッセージ(例え
ば「コマンド記憶完了」等)を表示すると良い。制御コ
マンドの記憶が終了すると、ステップS106からステ
ップS101に処理が移行し、その後ユーザがスイッチ
2aを所定時間に満たない長さで押すことで、記憶部1
cのRAMの記憶エリア1caに記憶させた一連の車載
機器の操作に相当する複数の制御コマンドが各車載機器
に出力される。このとき、出力される順序は、記憶エリ
ア1caに記憶された順序(、、の順)に従って
出力される。
【0040】このように、本発明の車載制御装置を用い
ることで、ユーザは頻繁に操作する一連の車載機器の動
作を記憶させ、また一括して記憶させた動作を実行する
ことが可能となる。さらに、スイッチ2は、本実施形態
のように複数のスイッチを採用することで、それぞれ記
憶内容の異なる多様な一連の車載機器の動作を記憶さ
せ、実行することができる。
ることで、ユーザは頻繁に操作する一連の車載機器の動
作を記憶させ、また一括して記憶させた動作を実行する
ことが可能となる。さらに、スイッチ2は、本実施形態
のように複数のスイッチを採用することで、それぞれ記
憶内容の異なる多様な一連の車載機器の動作を記憶さ
せ、実行することができる。
【0041】なお、図5に示すように、スイッチ2及び
表示部3をステアリング14の中央部付近に配置するこ
とで、ユーザは、運転中にも容易に操作することが可能
となる。また、ステアリング14に限らず、インストル
メントパネルやドアの内側等、ユーザが操作し易い車室
内の位置であれば、特に配置場所を限定するものではな
い。さらに、スイッチ2は、必ずしも表示部3を有する
必要はない。
表示部3をステアリング14の中央部付近に配置するこ
とで、ユーザは、運転中にも容易に操作することが可能
となる。また、ステアリング14に限らず、インストル
メントパネルやドアの内側等、ユーザが操作し易い車室
内の位置であれば、特に配置場所を限定するものではな
い。さらに、スイッチ2は、必ずしも表示部3を有する
必要はない。
【0042】さらに、本実施形態では、エアコン5及び
エアピュリファイヤ6、オーディオ7、車室内の各シー
ト9、及びドアロック11とウィンドウ開閉装置12の
車載装置の操作を行うものを示したが、対象とする車載
制御装置はこれに限らず、これらの車載機器に加え他の
車載機器も対象としても良い。
エアピュリファイヤ6、オーディオ7、車室内の各シー
ト9、及びドアロック11とウィンドウ開閉装置12の
車載装置の操作を行うものを示したが、対象とする車載
制御装置はこれに限らず、これらの車載機器に加え他の
車載機器も対象としても良い。
【0043】(変形例)上述の車載制御装置は、記憶媒
体を格納することが可能なデータ格納器を備え、記憶部
1cのRAMに記憶させた制御コマンドを読み込んで記
憶媒体に記憶させてもと良い。また、この制御コマンド
が記憶された記憶媒体を、異なる車両の車載制御装置の
データ格納器に格納し、この記憶媒体に記憶された制御
コマンドを読み込んで記憶部1cのRAMに記憶させる
と良い。
体を格納することが可能なデータ格納器を備え、記憶部
1cのRAMに記憶させた制御コマンドを読み込んで記
憶媒体に記憶させてもと良い。また、この制御コマンド
が記憶された記憶媒体を、異なる車両の車載制御装置の
データ格納器に格納し、この記憶媒体に記憶された制御
コマンドを読み込んで記憶部1cのRAMに記憶させる
と良い。
【0044】これにより、本実施形態と同様な車載制御
装置を有し、かつ、同様な複数の車載機器を有する車両
であれば、ユーザは一度記憶させた制御コマンドを再度
記憶させることなく、同様な一連の車載機器の操作を車
両が異なっても実行することができる。
装置を有し、かつ、同様な複数の車載機器を有する車両
であれば、ユーザは一度記憶させた制御コマンドを再度
記憶させることなく、同様な一連の車載機器の操作を車
両が異なっても実行することができる。
【図1】本発明の実施の形態に係わる、車載制御装置と
複数の車載機器及びECUとの接続構成を示すブロック
図である。
複数の車載機器及びECUとの接続構成を示すブロック
図である。
【図2】本発明の実施の形態に係わる、車載制御装置の
機能構成を示す図である。
機能構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係わる、記憶部1cの記
憶エリアのイメージ図である。
憶エリアのイメージ図である。
【図4】本発明の実施の形態に係わる、車載制御装置の
処理を示すフローチャートである。
処理を示すフローチャートである。
【図5】スイッチ2及び表示部3のステアリングにおけ
る配置図である。
る配置図である。
1 スイッチECU
2 スイッチ
3 表示部
4 エアコンECU
5 エアコン装置
6 エアピュリファイヤ
7 オーディオ
8 シートECU
9 各席シート
10 ドアECU
11 各席ドアロック
12 ウィンドウ開閉装置
13 多重信号線
14 ステアリング
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 小勝負 信明
愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会
社デンソー内
(72)発明者 河合 孝昌
愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会
社デンソー内
Fターム(参考) 3D030 DB13
Claims (6)
- 【請求項1】 それぞれ操作部を有する複数の車載機器
と電気的に接続された車載制御装置であって、 該車載制御装置は、ユーザの操作によって前記操作部か
ら前記複数の車載機器に対して動作の開始が指示された
ときに、前記複数の車載機器の動作状態を監視する監視
手段と、 該監視手段によって監視された前記複数の車載機器の動
作状態を記憶する記憶手段と、 所定の指示がなされたときに、前記記憶手段に記憶され
た複数の車載機器の動作状態に対応する操作指令を前記
複数の車載機器に出力する出力手段とを有することを特
徴とする車載制御装置。 - 【請求項2】 前記車載制御装置は、ユーザの指示によ
って信号を発生する指示信号発生手段を有し、 前記記憶手段は、前記指示信号発生手段により第1の信
号が発生した場合には、前記複数の車載機器の動作状態
の記憶を開始し、前記指示信号発生手段により第2の信
号が発生した場合には、前記複数の車載機器の動作状態
の記憶を終了することを特徴とする請求項1記載の車載
制御装置。 - 【請求項3】 前記記憶手段は、前記監視手段によって
監視された前記複数の車載機器の動作状態とともに、そ
の動作の開始が指示された順序を記憶することを特徴と
する請求項1又は2記載の車載制御装置。 - 【請求項4】 前記記憶手段に記憶された記憶内容を表
示する表示部を有することを特徴とする請求項1〜3の
いずれかに記載の車載制御装置。 - 【請求項5】 前記指示信号発生手段は、ステアリング
に配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
に記載の車載制御装置。 - 【請求項6】 前記車載制御装置は、前記複数の車載機
器のいずれかの車載機器に内蔵されていることを特徴と
する請求項1〜5のいずれかに記載の車載制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002124143A JP2003312388A (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 車載制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002124143A JP2003312388A (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 車載制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003312388A true JP2003312388A (ja) | 2003-11-06 |
Family
ID=29539237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002124143A Pending JP2003312388A (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 車載制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003312388A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100836225B1 (ko) | 2007-06-14 | 2008-06-09 | 양재우 | 동적표시버튼을 적용한 자동차 스티어링 휠 리모컨장치 |
JP2014207606A (ja) * | 2013-04-15 | 2014-10-30 | 株式会社デンソー | 車載制御装置 |
CN104456837A (zh) * | 2014-11-11 | 2015-03-25 | 广东好帮手电子科技股份有限公司 | 车载净化器终止净化空气的方法及系统 |
CN104442634A (zh) * | 2014-11-11 | 2015-03-25 | 广东好帮手电子科技股份有限公司 | 通过车机显示屏显示车载净化器显示数据的方法及系统 |
KR101524093B1 (ko) * | 2014-03-31 | 2015-06-01 | 현대다이모스(주) | 윈도우 및 시트 조작 장치 |
JP2022535633A (ja) * | 2019-08-06 | 2022-08-10 | オズワルド ネヴィル バックリー、リチャード | 電動窓同期スイッチ |
-
2002
- 2002-04-25 JP JP2002124143A patent/JP2003312388A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100836225B1 (ko) | 2007-06-14 | 2008-06-09 | 양재우 | 동적표시버튼을 적용한 자동차 스티어링 휠 리모컨장치 |
JP2014207606A (ja) * | 2013-04-15 | 2014-10-30 | 株式会社デンソー | 車載制御装置 |
KR101524093B1 (ko) * | 2014-03-31 | 2015-06-01 | 현대다이모스(주) | 윈도우 및 시트 조작 장치 |
CN104456837A (zh) * | 2014-11-11 | 2015-03-25 | 广东好帮手电子科技股份有限公司 | 车载净化器终止净化空气的方法及系统 |
CN104442634A (zh) * | 2014-11-11 | 2015-03-25 | 广东好帮手电子科技股份有限公司 | 通过车机显示屏显示车载净化器显示数据的方法及系统 |
CN104456837B (zh) * | 2014-11-11 | 2017-05-10 | 广东好帮手电子科技股份有限公司 | 车载净化器终止净化空气的方法及系统 |
JP2022535633A (ja) * | 2019-08-06 | 2022-08-10 | オズワルド ネヴィル バックリー、リチャード | 電動窓同期スイッチ |
JP7222093B2 (ja) | 2019-08-06 | 2023-02-14 | オズワルド ネヴィル バックリー、リチャード | 電動窓同期スイッチ |
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