JP2003130649A - 車載装置の設定変更装置 - Google Patents

車載装置の設定変更装置

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JP2003130649A JP2001323098A JP2001323098A JP2003130649A JP 2003130649 A JP2003130649 A JP 2003130649A JP 2001323098 A JP2001323098 A JP 2001323098A JP 2001323098 A JP2001323098 A JP 2001323098A JP 2003130649 A JP2003130649 A JP 2003130649A
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Ryuichi Yamada
竜一 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作者の嗜好や要求にあわせて設定情報を簡
単に変更することができ、操作者ごとに常に快適な環境
を車載装置を利用できる車載装置の設定変更装置を提供
する。 【解決手段】 保存領域3は各運転者ごとに個人設定情
報を記憶保存している。更新部4は設定変更指示部2の
指示に従って設定情報を変更せしめると共に、変更した
設定情報をその時の運転者に対応させて保存領域3に更
新記憶させる。さらに、自動変更部5は運転者判別部1
が判別した運転者の個人設定情報を保存領域3から読み
出し、設定情報を変更せしめるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作者の設定によ
り動作状態を決定する車載装置において前記設定を変更
するための設定変更装置に係り、特に、商用車など複数
の運転者を操作者として想定した場合に好適である車載
装置の設定変更装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、商用車では複数の運転者が交替
で使うことが多い。また、年齢や性別を超えて運転者人
口が広がる近年では、1台の車両を家族で共用すること
も多い。このように1台の車両を複数の運転者が利用す
る場合、運転者に応じて運転環境を調整することが求め
られている。そこで従来より、乗車する運転者を判別し
て、運転者ごとにシートポジションやドアミラーの角
度、あるいはハンドルのチルト量などを自動的に変更す
る技術が提案されている。このような技術によれば、運
転者は自分に適した運転環境を獲得することができ、車
両の操作性および安全性が向上する。
【0003】また、車載装置に関する分野ではデジタル
技術の進展に伴って多機能化、高品位化が進んでおり、
操作者の指示により様々な項目を細かく設定できるよう
になっている。特に、画像表示技術と通信技術に支えら
れた車載用ナビゲーション装置の場合、多くの設定項目
を有している。具体的には、操作者が指定する目的地の
設定、地図縮尺、画面分割、バードビューなどの視点選
択といった画面状況の設定や、色合いや色の濃さなど画
質自体の設定、壁紙あるいはアイコンなどの表示設定、
プロバイダやメールを選択する際の通信設定を行ってい
る。これらに加えて音声案内の設定や操作方法自体の設
定もある。また、車載用オーディオ装置の場合には、C
DプレーヤやAM/FMラジオチューナといった音源設
定を初めとして、ボリュームや左右のバランスなどの音
量設定、イコライザによる音質設定などが代表的であ
る。さらに、車載用空調装置では希望温度や風量、内気
循環・外気導入設定、風向き、吹出し口の選択を設定す
ることが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の車載装置におい
て、上述した設定情報は通常、RAMに保存されてい
る。このRAMはエンジン停止時にはバックアップ電流
もしくは車載装置の内蔵電池で保持されている。ただ
し、RAMへの保存は車載装置としての保存である。こ
のため、同一車両を複数の運転者が利用している場合、
次のような不具合が生じていた。
【0005】すなわち、車載装置の設定に関しては操作
者ごとに好みやニーズが異なることが多く、操作者が装
置を利用する際に設定を変更しなくてはならない。この
とき、オーディオ装置のボリューム調整程度ならば、変
更作業に伴う煩わしさは低いと思えるが、車載装置を利
用するたびにいちいち設定を変更しなくてはならないと
なると、操作感に対するストレスが溜まってくる。この
ようなストレスは変更対象となる設定項目が増えるにし
たがって大きくなり、多機能化した車載装置ではより顕
著となって、せっかくの優れた機能を発揮させる機会を
奪う要因になっていた。
【0006】また、車載用ナビゲーション装置におい
て、目的地の履歴は個人的な情報に当たるが、1つの装
置に複数の利用者が存在した場合、このような個人情報
が他者に容易に知られる環境を許すことになる。これは
運転者の個人情報の漏洩につながり、プライバシー保護
の観点から問題となっていた。
【0007】本発明は、このような問題点を解消するた
めに提案されたものであり、その目的は、操作者の嗜好
や要求にあわせて設定情報を簡単に変更することがで
き、操作者ごとに常に快適な環境を車載装置を利用でき
る車載装置の設定変更装置を提供することにある。ま
た、本発明の他の目的は、車載用ナビゲーション装置に
おいて個人情報となる目的地履歴を操作者ごとに保存す
ることにより、プライバシー保護に寄与できる車載装置
の設定変更装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、操作者が指示した設定情報により動作状態を決定す
る車載装置に用いるものであり、前記設定情報を変更す
るための車載装置の設定変更装置において、以下のよう
な技術的な特徴を有している。
【0009】請求項1の発明は、操作者を判別する操作
者判別手段と、前記設定情報の変更を指示する設定変更
指示手段と、各操作者ごとに個人設定情報を記憶保存す
る個人設定情報の保存手段と、前記設定変更指示手段に
より操作者が前記設定情報の変更を指示した際、この指
示に従って前記設定情報を変更せしめると共に、変更し
た設定情報をその時の操作者に対応させて前記保存手段
に更新記憶させる個人設定情報の更新手段と、前記操作
者判別手段が判別した操作者の個人設定情報を前記保存
手段から読み出し、設定情報を変更せしめる個人設定情
報の自動変更手段とを備えたことを特徴としている。以
上の構成を有する請求項1の発明では、保存手段におい
て操作者ごとに個人設定情報を記憶保存しておき、操作
者判別手段が操作者を判別した上で、自動変更手段が該
当する操作者の個人設定情報を保存手段から読み出し、
設定情報を変更することができる。また、設定変更指示
手段にて設定情報の変更が指示された場合には、更新手
段がその時の操作者に対応させて個人設定情報を更新記
憶する。したがって、操作者があらかじめ自分の好みや
ニーズに応じて個人的な設定情報を記憶させておけば、
操作者判別手段に操作者自身を判別させるだけで、常に
所望の設定環境下で車載装置を利用することができる。
しかも、操作者が交替したときは操作者判別手段がこれ
を検知することで、直前までの操作者の設定から新たな
操作者の設定に自動的に切り替えることができる。この
ため、操作者自身は面倒な設定変更作業をいっさい行う
必要がなくなり、設定項目が多岐にわたる車載装置であ
っても操作時にストレスを感じることがない。これによ
り、車載装置が持つ優れた機能を簡単に引き出すことが
でき、車載装置本来の品質感を十分に発揮することが可
能となる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1に記載の車載
装置の設定変更装置において、前記操作者判別手段が操
作者の交替を判別した場合、直前の操作者が指示してい
た個人設定情報を前記保存手段に自動的に更新記憶させ
る個人設定情報の自動更新手段を備えたことを特徴とし
ている。以上の構成を有する請求項2の発明では、操作
者が自分の設定情報を更新し忘れた場合でも自動更新手
段により自動的に更新記憶がなされる。このため、車載
装置の操作を終え、車両を離れた後で自分自身の設定情
報が消えているといった心理的な負担を感じずに済む。
このような設定変更装置によれば高い信頼感を獲得で
き、車載装置の利用環境に関する快適さを維持すること
ができる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1または2に記
載の車載装置の設定変更装置において、あらかじめ設定
された標準設定情報を格納した標準設定情報格納手段
と、前記保存手段に操作者の個人設定情報が存在しない
場合、前記標準設定情報格納手段から標準設定情報を読
み出して設定情報を標準設定情報に変更せしめる標準設
定情報読み出し手段を備えたことを特徴としている。以
上の構成を有する請求項3の発明では、保存手段に操作
者の個人設定情報が存在しない場合には、標準設定情報
読み出し手段が標準設定情報を読み出し、これを当該操
作者の個人設定情報とすることが可能である。したがっ
て、操作者は個人設定情報を簡単に持つことができ、多
数にわたる設定項目をいちいち指示する煩わしさを省く
ことができる。
【0012】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
か一項に記載の車載装置の設定変更装置において、前記
操作者判別手段へ操作者の判別信号を出力する判別信号
出力手段を、車両に対して着脱自在に設け、前記判別信
号出力手段は操作者の個人設定情報を記憶保存する保存
領域を備えたことを特徴としている。以上の構成を有す
る請求項4の発明では、車両に着脱自在な判別信号出力
手段に個人設定情報の保存手段を設けたので、車両側に
保存手段を設ける必要がなくなり、装置自体のIC負荷
を軽減することが可能となる。しかも、操作者が車両か
ら離れる際には判別信号出力手段を取り外しておくこと
ができ、操作者自身の個人設定情報を他者に知られる心
配がない。つまり、操作者の個人情報が漏れるおそれが
なくなり、プライバシー保護の観点から極めて有効であ
る。
【0013】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
か一項に記載の車載装置の設定変更装置において、前記
車載装置は、車両の走行を誘導するための道路情報をあ
らかじめ記憶した道路情報記憶手段と、車両の現在位置
を検出する現在位置検出手段と、車両の現在位置および
前記道路情報を表示する表示手段とを有する車載用ナビ
ゲーション装置からなり、前記設定情報に対応する設定
項目として、目的地設定、画面の状況設定、画質設定、
通信設定、音声設定、表示設定、操作設定のうち、少な
くとも1つを含むことを特徴としている。
【0014】請求項6の発明は、請求項1〜4のいずれ
か一項に記載の車載装置の設定変更装置において、前記
車載装置は車載用オーディオ装置からなり、前記設定情
報に対応する設定項目として、音量設定、音質設定、音
源設定のうち、少なくとも1つを含むことを特徴として
いる。
【0015】請求項7の発明は、請求項1〜4のいずれ
か一項に記載の車載装置の設定変更装置において、前記
車載装置は車載用空調装置からなり、前記設定情報に対
応する設定項目として、温度設定、風量設定、風向き設
定のうち、少なくとも1つを含むことを特徴としてい
る。
【0016】以上の構成を有する請求項5、6、7記載
の発明では、本発明を車載用のナビゲーション装置、オ
ーディオ装置、あるいは空調装置に適用することによ
り、各車載装置における上記設定項目を、操作者が望ん
だ設定とすることができる。したがって、各操作者は常
に車載装置を最適な環境で利用することができる。ま
た、車載装置が車載用ナビゲーション装置である場合、
目的地の履歴は操作者の個人情報に当たるが、これを操
作者ごとに保存するので、プライバシーが侵害されるお
それがない。
【0017】
【発明の実施の形態】(1)代表的な実施の形態…図1
〜図3参照 [構成]以下、本発明に係る代表的な実施の形態の一例
について図面を参照して具体的に説明する。本実施の形
態は、請求項1〜3の発明を包含するもので、請求項5
の発明に対応して本実施の形態が適用される車載装置は
車載用ナビゲーション装置からなる。車載用ナビゲーシ
ョン装置は操作者が指示した設定情報により動作状態を
決定するようになっており、設定項目には従来の技術に
て述べたように、目的地の設定、地図縮尺、画面分割、
バードビューなどの視点選択といった画面状況の設定、
色合いや色の濃さなど画質の設定、壁紙あるいはアイコ
ンなどの表示設定、プロバイダやメールを選択する際の
通信設定、音声案内の設定や操作方法の設定がある。
【0018】本実施の形態は、商用車や家族共用車など
1台の車両を複数の運転者が利用する場合に適用してお
り、各運転者を車載用ナビゲーション装置の操作者と想
定している。なお、本実施の形態のうち、情報処理に関
する部分は典型的にはコンピュータをソフトウェアで制
御することで実現しており、図1は本実施の形態の各機
能を実現する仮想的な回路のブロック図を示している。
また、図2は本実施の形態が適用される車載用ナビゲー
ション装置の模式図、図3は本実施の形態のフローチャ
ートを示している。
【0019】図1に示すように、本実施の形態の主要構
成要素は、運転者判別部1、設定変更指示部2、個人設
定情報に関する保存領域3、更新部4および自動変更部
5からなる。このうち、運転者判別部1は外部信号イン
ターフェース6(図2に示す)から取り込んだ運転者識
別信号に基づいて車両に乗り込んだ運転者を判別するよ
うになっている。運転者識別信号を出力する手段として
は運転者識別機能付きのICカードキーや、シートポジ
ション記録スイッチなど適宜選択自由である。設定変更
指示部2は運転者が操作ボタンなどにより設定情報の変
更を指示する設定制御信号の入力手段である。保存領域
3は各運転者ごとに個人設定情報として記憶保存してい
る。また、保存領域3はあらかじめ設定された標準設定
情報を格納している。なお、保存領域3は図2ではRA
M7中に設けているが、専用のRAMとしても良い。
【0020】更新部4は設定変更指示部2の指示に従っ
て設定情報を変更せしめると共に、変更した設定情報を
その時の運転者に対応させて保存領域3に更新記憶させ
る。また、更新部4は請求項2でいうところの自動更新
手段を兼ねており、運転者判別部1が運転者の交替を判
別した場合には、直前の運転者が指示していた個人設定
情報を保存領域3に自動的に更新記憶させるようになっ
ている。
【0021】自動変更部5は運転者判別部1が判別した
運転者の個人設定情報を保存領域3から読み出し、設定
情報を変更せしめる手段である。また、自動変更部5は
請求項3でいうところの標準設定情報読み出し手段を兼
ねており、運転者判別部1が判別した運転者の個人設定
情報が保存領域3内に存在しない場合に、保存領域3か
ら標準設定情報を読み出して設定情報を標準設定情報に
変更するようになっている。
【0022】次に図2を用いて車載用ナビゲーション装
置の概略について説明する。車載用ナビゲーション装置
では、前述した外部信号インターフェース6およびRA
M7に加えて、本装置全体を制御するCPU8、CPU
8起動時にプログラムがアクセスされるR0M9、地図
情報メモリ10、誘導経路情報メモリ11、ネットワー
クと接続や情報のやり取りを制御する通信部12、さら
には車両の現在位置を測定する位置測定装置13が、ワ
イヤハーネスまたは光ファイバからなるバス14を介し
て接続されており、相互に信号の送受信するように構成
されている。また、バス14にはディスプレイコントロ
ーラ15が接続されており、このディスプレイコントロ
ーラ15にはビデオRAM16を介して液晶パネルから
なるディスプレイ17が設置されている。ディスプレイ
17は車両の現在位置および道路情報を表示するように
なっている。なお、符号18はリモコン、19はリモコ
ンインターフェース、20は外部信号インターフェース
6に接続された車載バスである。
【0023】[作用効果]続いて、図3のフローチャー
トにしたがって、本実施の形態の動作について述べる。
まず、車載装置である車載用ナビゲーション装置を起動
させ、運転者識別信号が車載バス19を通って外部信号
インターフェース6から車載用ナビゲーション装置に入
力されている状態とする。このとき、運転者判別部1が
運転者識別信号を受信し(ステップ1)、この運転者識
別信号に基づいて運転者が交替したかどうか、つまり運
転者の変更を判別する(ステップ2)。運転者が変更し
ていた場合、変更直前の運転者(以下、前運転者とす
る)における個人設定情報の保存領域3がRAM7の中
に存在するかどうかを判別し(ステップ3)、保存領域
3が存在していれば更新部4は前運転者の個人設定情報
を保存領域3に保存処理し、個人設定情報を自動的に更
新記憶させる(ステップ4)。一方、前運転者の個人設
定情報の保存領域3がRAM7の中に存在しなかった場
合には、前運転者の個人設定情報を保存するための保存
領域3を作成し(ステップ5)、その後、ステップ4へ
と進み、更新部4が前運転者の個人設定情報に関する保
存処理を行う。なお、図3のフローチャートには図示し
ないが、更新部4は、設定変更指示部2が設定情報の変
更が指示した場合、その時の運転者に対応させて個人設
定情報を保存領域3に保存している。
【0024】更新部4が前運転者の個人設定情報の保存
処理を行った後、ステップ6において、変更後の新たな
運転者(以下、現運転者とする)における個人設定情報
の保存領域3がRAM7の中に存在するかどうかを判別
する。このとき、現運転者の個人設定情報における保存
領域3が存在していれば、自動変更部5は現運転者の個
人設定情報を保存領域3から読み出し、設定情報を変更
せしめ(ステップ7)、車載装置固有の処理へと移行す
る(ステップ8)。一方、ステップ6にて現運転者にお
ける個人設定情報の保存領域3がRAM7の中に存在し
なければ、自動変更部5は保存領域3から標準設定情報
を読み出して前運転者の設定情報を標準設定情報に変更
し(ステップ9)、その後、ステップ8へと進む。
【0025】以上のような本実施の形態によれば、運転
者が頻繁に交替する場合でも、運転者ごとに個人設定情
報を記憶保存しておくことで、運転者は車両に乗り込む
だけで運転者の個人設定情報を保存領域3から読み出し
設定情報を自動的に変更することができる。したがっ
て、運転者は面倒な設定変更作業をいっさい行うことな
く、常に自分専用の車載用ナビゲーション装置として利
用可能である。このため、車載用ナビゲーション装置の
ように設定項目数が非常に多くても、操作時にストレス
を感じることがない。これにより、車載装置の利用環境
が向上し、車載装置本来の品質感を高めることができ
る。
【0026】また、運転者がたとえ自分の設定情報を保
存し忘れても、他の運転者が車載装置を利用した場合に
は前運転者の個人設定情報を更新部4が自動的に保存し
ておいてくれるので、車両から離れるたびに個人設定情
報を保存しておかなくてはならないといった心理的な負
担を感じずに済む。この結果、高い信頼感を獲得でき、
車載装置の利用環境に関する快適さを維持することがで
きる。さらに、保存領域3に運転者の個人設定情報がま
だ保存されていない場合には、自動変更部5が標準設定
情報を読み出し、これを当該操作者の個人設定情報とす
ることができるため、運転者は個人設定情報を簡単に持
つことができ、多数にわたる設定項目をいちいち指示す
る煩雑さを解消することができる。
【0027】(2)他の実施の形態 なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものでは
なく、例えば、請求項4の発明に対応する実施の形態と
しては、操作者の判別信号出力手段として運転者識別機
能付きのICカードキーを採用したとき、このICカー
ドキーに操作者の個人設定情報を記憶保存する保存領域
を設けても良い。このようなICカードキーによれば、
車両側に保存領域となるRAMを設ける必要がなくな
り、車載装置のIC負荷を軽減することが可能となる。
しかも、ICカードキーは車両に対して着脱自在なの
で、操作者が車両から離れる際には操作者の個人設定情
報が車両に存在していないことになる。したがって、操
作者自身の個人設定情報である目的地の履歴を他者に知
られるおそれがなく、プライバシーが侵害される可能性
がない。
【0028】また、本発明が適用される車載装置として
は上記の車載用ナビゲーション装置だけではなく、図4
に示すような車載用オーディオ装置であっても良い。こ
の装置における設定項目としてはCDプレーヤ21やA
M/FMラジオチューナ22といった音源設定、ボリュ
ーム23や左右のバランスなどの音量設定、イコライザ
による音質設定などが含まれる。図4ではボリューム制
御用マイコン24に設定制御信号を入力した状態を示し
ている。このため、仮に前運転者が大音量で音楽を聞い
ていても、現運転者は常に好みの音量で音楽を聞くこと
ができる。
【0029】図5は、本発明を車載用空調装置に適用し
た例を示している。この例では、風量および風向き制御
用マイコン25に設定制御信号を入力することで、モー
タ26を制御してファン27の回転数を変化させたり、
モータ28を制御して風向きルーバー29を動作させて
いる。このような実施の形態によれば、車内の送風環境
を操作者の好みにあわせて設定することが可能である。
さらに、設定項目は適宜選択可能であり、また、操作者
は運転者に限らず同乗者であっても構わない。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車載装置
の設定変更装置によれば、操作者ごとに個人設定情報を
記憶保存しておき、操作者判別手段が操作者を判別した
とき、自動変更手段が該当する操作者の個人設定情報を
保存手段から読み出し、設定情報を変更することによ
り、操作者の嗜好や要求にあわせて設定情報を簡単に変
更することができ、操作者ごとに常に快適な環境で車載
装置を利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る本実施の形態のブロック図。
【図2】本実施の形態が適用される車載用ナビゲーショ
ン装置の模式図。
【図3】本実施の形態のフローチャート。
【図4】本発明が適用される車載用オーディオ装置の模
式図。
【図5】本発明が適用される車載用空調装置の模式図。
【符号の説明】
1…運転者判別部 2…設定変更指示部 3…保存領域 4…更新部 5…自動変更部 6…外部信号インターフェース 7…RAM 8…CPU 9…R0M 10…地図情報メモリ 11…誘導経路情報メモリ 12…通信部 13…位置測定装置 14…バス14 15…ディスプレイコントローラ 16…ビデオRAM 17…ディスプレイ 18…リモコン 19…リモコンインターフェース 20…車載バス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作者が指示した設定情報により動作状
    態を決定する車載装置に用いるものであり、前記設定情
    報を変更するための車載装置の設定変更装置において、 操作者を判別する操作者判別手段と、 前記設定情報の変更を指示する設定変更指示手段と、 各操作者ごとに個人設定情報を記憶保存する個人設定情
    報の保存手段と、 前記設定変更指示手段により操作者が前記設定情報の変
    更を指示した際、この指示に従って前記設定情報を変更
    せしめると共に、変更した設定情報をその時の操作者に
    対応させて前記保存手段に更新記憶させる個人設定情報
    の更新手段と、 前記操作者判別手段が判別した操作者の個人設定情報を
    前記保存手段から読み出し、設定情報を変更せしめる個
    人設定情報の自動変更手段とを備えたことを特徴とする
    車載装置の設定変更装置。
  2. 【請求項2】 前記操作者判別手段が操作者の交替を判
    別した場合、直前の操作者が指示していた個人設定情報
    を前記保存手段に自動的に更新記憶させる個人設定情報
    の自動更新手段を備えたことを特徴とする請求項1に記
    載の車載装置の設定変更装置。
  3. 【請求項3】 あらかじめ設定された標準設定情報を格
    納した標準設定情報格納手段と、 前記保存手段に操作者の個人設定情報が存在しない場
    合、前記標準設定情報格納手段から標準設定情報を読み
    出して設定情報を標準設定情報に変更せしめる標準設定
    情報読み出し手段を備えたことを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の車載装置の設定変更装置。
  4. 【請求項4】 前記操作者判別手段へ操作者の判別信号
    を出力する判別信号出力手段を、車両に対して着脱自在
    に設け、 前記判別信号出力手段は操作者の個人設定情報を記憶保
    存する保存領域を備えたことを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか一項に記載の車載装置の設定変更装置。
  5. 【請求項5】 前記車載装置は、車両の走行を誘導する
    ための道路情報をあらかじめ記憶した道路情報記憶手段
    と、車両の現在位置を測定する位置測定手段と、車両の
    現在位置および前記道路情報を表示する表示手段とを有
    する車載用ナビゲーション装置からなり、 前記設定情報に対応する設定項目として、目的地設定、
    画面の状況設定、画質設定、通信設定、音声設定、表示
    設定、操作設定のうち、少なくとも1つを含むことを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の車載装置
    の設定変更装置。
  6. 【請求項6】 前記車載装置は車載用オーディオ装置か
    らなり、 前記設定情報に対応する設定項目として、音量設定、音
    質設定、音源設定のうち、少なくとも1つを含むことを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の車載装
    置の設定変更装置。
  7. 【請求項7】 前記車載装置は車載用空調装置からな
    り、 前記設定情報に対応する設定項目として、温度設定、風
    量設定、風向き設定のうち、少なくとも1つを含むこと
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の車載
    装置の設定変更装置。
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