JP2001209522A - 車両用操作ガイド装置 - Google Patents

車両用操作ガイド装置

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JP2001209522A
JP2001209522A JP2000018231A JP2000018231A JP2001209522A JP 2001209522 A JP2001209522 A JP 2001209522A JP 2000018231 A JP2000018231 A JP 2000018231A JP 2000018231 A JP2000018231 A JP 2000018231A JP 2001209522 A JP2001209522 A JP 2001209522A
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English (en)
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Minoru Suminoe
実 住江
Eriko Kisumi
江里子 禧須海
Tsutomu Kamimura
勉 上村
Shigeo Harada
茂男 原田
Kumiko Sawada
久美子 沢田
Emiko Kido
恵美子 城戸
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Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車載機器の操作に対する習熟度が乗員により
差があっても、操作ガイドを必要とする乗員にその操作
ガイドを提示することにより、各乗員にとって車載機器
を操作しやすくする。 【解決手段】 ナビゲーションシステム等の車載機器に
対する乗員の操作入力が音声認識装置1または操作スイ
ッチ部2から演算制御部3に取り入れられ、演算制御部
3は操作データ記録部4及び操作履歴記録部5からそれ
ぞれ読み出したデータに基づき、その乗員の車載機器操
作に関して必要とされる各操作ガイドを、乗員の操作習
熟度に対応して適切な時間の間、及び、適切な内容で、
画面表示装置6及びまたは音声出力装置7により乗員に
提示するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナビゲーションシ
ステムやオーディオ等の車載機器に対する操作内容につ
いて、乗員に画面表示や音声のガイドを提供するための
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の車載機器においては、操作ガイド
の提示内容が多岐にわたるためその操作が多面的となっ
ているものがあり、これらの車載機器を乗員が常に容易
に操作できるように、表示画面や音声でそれぞれの操作
内容をガイドする装置がみられる。例えば、特開平6−
44491号公報に記載されているように、車両の進行
経路を表示画面で誘導する場合に、表示部に対する入力
が待たれている状態で所定時間経過しても入力がなされ
なかったときに限り音声による操作説明を行うように
し、操作に慣れて迅速に操作できる乗員に対しては操作
説明を省略するようにしているが、車両の乗員は、車載
機器の操作に熟練した者や操作が得意な若年者層から操
作の初心者や高齢者層、あるいは、車載機器の操作に慣
れてきた者等、あるゆる階層にわたっているので、上記
のように単に所定時間経過の有無に応じて音声による操
作説明の有無を判定していると、操作説明を必要として
いる者であっても、操作説明がなされるまで所定時間の
間必ず待たねばならないこととなって、その者に精神的
負担を感じさせる場合が生じ、従って、必ずしもすべて
の乗員に好適であるとはいえないという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、車載
機器の操作に対する習熟度が乗員により千差万別であっ
ても、操作ガイドを必要とする乗員にその操作ガイドを
好適な形で提示することにより、各乗員が車載機器を操
作しやすくなるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
る車両用操作ガイド装置は、車載機器に対する乗員の入
力操作に必要な操作ガイドを提示する第1手段と、上記
乗員による上記入力操作の履歴を記憶する第2手段と、
上記第2手段により記憶された操作履歴に基づき上記車
載機器に対する上記乗員の操作習熟度を判定する第3手
段と、上記第3手段の判定結果に基づいて上記第1手段
による操作ガイドの提示時間及び提示内容の少なくとも
一方を変化させる出力制御手段とを有している。
【0005】すなわち、車載機器に対する乗員の入力操
作が逐次第2手段により記憶されて、その操作履歴に基
づき車載機器に対する乗員の操作習熟度を第3手段が判
定し、第3手段の判定結果に基づいて出力制御手段が第
1手段による操作ガイドの提示時間及び提示内容の少な
くとも一方を変化させているため、車載機器に対する各
乗員の操作習熟度に対応してそれぞれ適切な時間の間、
及びまたは、適切な内容の操作ガイドを各乗員に提示す
ることができ、また、操作ガイドを必要としない操作習
熟者には操作ガイドの提示を省略することもできるの
で、各乗員にとってそれぞれ車載機器の操作を容易に、
かつ、的確に行うことができることとなる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す本発明の実施形
態例について説明する。図1において、車両に搭載され
たナビゲーションシステム、オーディオ、エアコン、E
メール、インターネット、電話等の各車載機器に対する
乗員からの音声による操作入力、または、スイッチの操
作入力は、それぞれ音声認識装置1、または、操作スイ
ッチ部2により演算制御部3へ取り入れられる。
【0007】一方、演算制御部3は操作データ記録部4
及び操作履歴記録部5と接続され、操作データ記録部4
は、各車載機器に対する遷移情報、画面情報、音声情報
等の操作データ、すなわち、操作できる具体的内容(メ
ニュー)、どの操作をすればよいかという具体的な操作
指示、どのような操作をしたかという確認事項等を記録
していて、それぞれの操作データをマトリックス形式で
管理しており、演算制御部3が操作データ記録部4から
必要な操作データを読み出す。
【0008】また、操作履歴記録部5は次の5項目につ
いて各乗員毎に、それぞれ演算制御部3からの記録指示
に基づき個人ファイルへ操作履歴を逐次記録して、それ
ぞれの項目をマトリックス形式で管理しており、演算制
御部3が操作履歴記録部5から必要な記録項目を読み出
す。 反応時間Tr:各車載機器に対する各操作ガイドが終
了した時点から、その操作ガイドに従った乗員の操作反
応までの時間 操作ガイド回数Nr:上記各操作ガイドの発生回数 ヘルプガイド回数Ng:上記各操作ガイドに対するヘ
ルプ機能をもったガイドの発生回数 エラー数Ne:上記各操作ガイドに従った乗員の操作
に誤りがあったため戻りボタンが押され、上記誤操作が
修正された累積回数。 中断数Nq:乗員により強制終了ボタンが押されて、
発生中の上記各操作ガイドが中断された累積回数
【0009】さらに、演算制御部3には画面表示装置6
及び音声出力装置7が接続され、後記のように演算制御
部3により適宜演算して選定された操作データが操作ガ
イドとして、画面表示装置6及びまたは音声出力装置7
からそれぞれ画面表示及び音声の形式で乗員に提示され
る。
【0010】次に、上記装置の作用について説明する。
演算制御部3の作動に基づき、各車載機器に関して画面
表示装置6及びまたは音声出力装置7からそれぞれ画面
表示及びまたは音声の形式で乗員に向かって順次提示さ
れる一連の操作ガイドを、図2に模式的に示されたフロ
ーチャートで説明すると、まず、操作する車載機器Xが
乗員により選定されると、ステップS1で車載機器Xに
対する最初の操作ガイドAが提示され、次のステップS
2において操作ガイドAに対応した操作aが所定時間内
に遂行されたかどうかがチェックされる。
【0011】ステップS2で操作aが所定時間内に遂行
されればステップS3へ進み、次に必要とされる操作b
を行うための次段階の操作ガイドBが提示されるが、ス
テップS2で操作aが所定時間内に遂行されなかったと
きはステップS4に移行し、ステップS4において操作
ガイドAのヘルプ機能をもった操作ガイドA1が提示さ
れる。
【0012】次のステップS5で操作ガイドA1に対応
した操作a1(ステップS2における操作aと同じ)が
所定時間内に遂行されればステップS3に移行して、操
作ガイドBが提示されるが、ステップS5で操作a1が
所定時間内に遂行されなかったときはステップS6に移
行し、ステップS6で操作ガイドAのヘルプ機能をもっ
た、例えば丁寧な内容の操作ガイドA2が提示される。
【0013】次のステップS7で操作ガイドA2に対応
した操作a2(ステップS2における操作aと同じ)が
所定時間内に遂行されればステップS3へ移行して、操
作ガイドBが提示されるが、ステップS7で操作a2が
所定時間内に遂行されなかったときはステップS8に移
行し、ステップS8で操作ガイドAのヘルプ機能をもっ
た、例えば一層丁寧な内容の操作ガイドA3が提示さ
れ、次のステップS9で操作ガイドA3に対応した操作
a3(ステップS2における操作aと同じ)が所定時間
内に遂行されれば、ステップS3に移行して操作ガイド
Bが提示され、一方、ステップS9で操作a3が所定時
間内に遂行されなかったときは、乗員に操作の意志がな
いと考えて、車載機器Xの操作は終了する。
【0014】ステップS10において操作ガイドBに対
応した操作bが所定時間内に遂行されればステップS1
1へ進み、次に必要とされる操作cを行うための次段階
の操作ガイドCが提示されるが、ステップS10で操作
bが所定時間内に遂行されなかったときはステップS1
2に移行し、ステップS12において操作ガイドBのヘ
ルプ機能をもった操作ガイドB1が提示され、次のステ
ップS13で操作ガイドB1に対応した操作b1(ステ
ップS10における操作bと同じ)が所定時間内に遂行
されればステップS11に移行して操作ガイドCが提示
され、それ以降は操作ガイドA2、A3の場合と同様に
それぞれ操作ガイドB2、B3が提示されて、操作a
2、a3と同様にそれぞれ操作b2、b3が遂行され、
また、ステップS11の操作ガイドC及びそれ以降に提
示される各操作ガイドについても、操作ガイドA、Bの
場合と同様にそれぞれ乗員の必要に応じてヘルプ機能を
もった操作ガイドが順次提示され、各車載機器に必要と
される操作が順次行われることとなる。
【0015】次に、上記装置が各車載機器の各乗員によ
る操作履歴を利用して、それぞれの車載機器に対する各
乗員向けの各操作ガイドをそれぞれ変化させる制御方式
について説明する。
【0016】(1)操作ガイドを提示する時間の制御 この制御には反応時間Trとエラー数Neとを使用す
る。各操作ガイドを提示する時間Tは平均反応時間Ta
によりえられ、必要に応じて余裕時間Tsを加えること
により乗員の煩わしさを低減するようにしており、平均
反応時間Taはその操作ガイドに従った、例えば、最新
10回における各反応時間Trの平均値の逆数に定数K
を乗じたもの、すなわち、Ta=K/Trとして、操作
履歴記録部5に記録されている。
【0017】図3はある車載機器の操作ガイドAについ
て例示されており、その車載機器に対する乗員からの操
作入力が音声認識装置1、または、操作スイッチ部2に
より演算制御部3へ取り入れられると、ステップS20
でその乗員の平均反応時間Taが操作履歴記録部5から
演算制御部3に読み出されると共に、前回の操作履歴に
基づいてガイド提示時間Tが演算され、次のステップS
21において、操作ガイドAが画面表示装置6及びまた
は音声出力装置7からそれぞれ画面表示及びまたは音声
の形式で乗員に向かって提示される。
【0018】次のステップS22では操作ガイドAを中
断させるための強制終了ボタンが押されたかどうかがチ
ェックされ、強制終了ボタンが押されていなければステ
ップS23へ進むが、強制終了ボタンが押されればステ
ップS24に移行し、ステップS24でそれまでの中断
数Nqに1が加算され、次のステップS25で新たな中
断数Nqがしきい値N1を越えたかどうかがチェックさ
れる。
【0019】ステップS25で中断数Nqがしきい値N
1を越えていればステップS251に移行し、ステップ
S251で余裕時間Tsとして比較的長い時間、例え
ば、10秒が操作履歴記録部5に記録されてステップS
23に移行するため、次回の操作時にガイド提示時間T
が長くなる一方、ステップS25で中断数Nqがしきい
値N1を越えていなければ、そのままステップS23に
移行する。
【0020】ステップS23では操作ガイドAに従った
操作aが遂行されたかどうかがチェックされ、操作aが
遂行されていなければステップS26へ進んで、操作ガ
イドAが提示されてからの経過時間tが、操作ガイドA
を提示する時間T=平均反応時間Ta(+余裕時間T
s)を越えたかどうかがチェックされ、時間T内にステ
ップS23で操作aが遂行されるとステップS27へ進
んで、そのときの反応時間Trが操作履歴記録部5に記
録されてからステップS28へ進むが、ステップS26
で経過時間tが時間Tを越えるとステップS29に移行
する。
【0021】ステップS28では、操作ガイドAに続く
操作ガイドB及びその後さらに続く各操作ガイドC等に
ついて、操作ガイドAに関する上記制御と同等の制御が
それぞれ行われ、また、ステップS29では、図2に例
示したように操作ガイドAに対するヘルプ機能の操作ガ
イドA1、及び、その後必要に応じさらに継続して行わ
れるヘルプ機能の各操作ガイドA2、A3等について、
操作ガイドAに関する上記制御と同等の制御がそれぞれ
行われる。
【0022】すなわち、一つの操作ガイドが提示されて
から次の操作ガイドが提示されるまでの時間Tは、それ
までの平均反応時間Taに必要に応じて余裕時間Tsが
加算されたものであるので、ガイド提示時間Tの初期設
定を習熟度の低い初心者向けに短く設定すれば、習熟度
が高くなって反応時間が早くなるに従いガイド提示時間
Tが長くなり、乗員に煩わしさを感じさせることがな
い。
【0023】また、操作ガイド中に強制終了ボタンが押
されるということは、その操作ガイドがもはや必要でな
いと乗員が感じたと考えられるため、中断数Nqがしき
い値を越えた乗員はその操作に比較的習熟しているとし
て余裕時間Tsを平均反応時間Taに加算することによ
り、ヘルプ機能の操作ガイドに移行する時間Tを有意的
に長くする一方、中断数Nqがしきい値を越えていない
乗員はその操作に比較的習熟していないとして余裕時間
Tsを加算しない構成としたため、操作の習熟度が異な
る各乗員に対して操作ガイドをそれぞれ好適な時間の間
提示することができる。
【0024】さらに、中断数Nqのしきい値Nを必要に
応じて複数設定して、上記ステップS25と同等の制御
ステップがその数だけ直列的に行われ、余裕時間Tsを
さらに多段階設けるようにすることもでき、これらの制
御結果により、乗員の個人差に的確に対応して操作ガイ
ドの提示時間を調整すると共に、乗員の意図を尊重した
操作ガイド提示時間の制御を効果的に行うことができ
て、各車載機器の各操作をそれぞれ常に安定的に遂行さ
せることが可能となる。
【0025】(2)ヘルプ機能をもった操作ガイドの提
示と省略との切り換え制御 この制御には操作ガイド回数Nr、ヘルプガイド回数N
g、エラー数Ne及び中断数Nqを使用する。この場
合、操作ガイド回数Nrはヘルプ機能をもたない各操作
ガイドの提示回数により得られ、ヘルプガイド発生回数
Ngはヘルプ機能をもった各操作ガイドの提示回数によ
り得られる。ただし、戻りボタン及び強制終了ボタンの
使用は各操作ガイドの提示回数及び省略回数に関係がな
く、また、各操作ガイドの提示途中で強制終了ボタンが
押された場合は、各操作ガイドの提示回数として計上さ
れている。
【0026】図4はある車載機器の操作ガイドAについ
て例示されており、その車載機器に対する乗員からの操
作入力が音声認識装置1、または、操作スイッチ部2に
より演算制御部3へ取り入れられると、ステップS30
において、操作履歴記録部5から演算制御部3に読み出
された操作ガイドA画面表示装置6及びまたは音声出力
装置7からそれぞれ画面表示及びまたは音声の形式で乗
員に向かって提示されると共に、操作ガイドAに関する
それまでの操作ガイド回数Nr(A)に1が加算され
る。
【0027】次のステップS31ではヘルプ機能をもっ
た次の操作ガイドの提示を要求するヘルプボタンが乗員
により押されたかどうかがチェックされ、ヘルプボタン
が押されていなければステップS32へ進み、操作デー
タAに従った操作aが遂行されたかどうかがチェックさ
れる。
【0028】ステップS32において操作aが行われて
いればステップS33へ進み、ヘルプ機能をもった操作
ガイドA1等が提示されることは省略されて、次段階の
操作ガイドBが提示されると共に、操作データBに関す
る操作ガイド回数Nr(B)に1が加算されるが、ステ
ップS32で操作aが行われていなければステップS3
4に移行し、操作ガイドAが提示されてからの経過時間
tが操作ガイド提示時間Tを越えたかどうかががチェッ
クされ、経過時間tが操作ガイド提示時間Tを越えてい
なければステップS31に戻り、経過時間tが操作ガイ
ド提示時間Tを越えればステップS35へ進む。
【0029】ステップS35においては、操作ガイドA
の操作ガイド回数Nr(A)とヘルプ機能をもった次の
操作ガイドA1のヘルプガイド回数Ng(A1)との差
がしきい値N2を越えているかどうか、または、操作ガ
イドA1に関する中断数Nq(A1)がしきい値N3を
越えているかどうかがチェックされ、この条件が成立す
ればステップS36へ移行し、ステップS36でヘルプ
機能をもった次の操作ガイドA1に応じた操作に関する
エラー数Ne(A1)がしきい値N4未満であるかどう
かがチェックされ、この条件が成立すればステップS3
1へ戻る。この場合、ステップS32で操作aが行われ
るか、ヘルプボタンが押されるまで、操作ガイドA1は
提示されないことになる。
【0030】ステップS31でヘルプボタンが押されて
いるか、または、ステップS37での条件が成立してい
ないか、または、ステップS36での条件が不成立であ
ればそれぞれステップS37へ進み、ヘルプ機能をもっ
た次の操作ガイドA1が提示されると共に、ヘルプ機能
をもった操作ガイドA1の操作ガイド回数Ng(A1)
に1が加算される。
【0031】次のステップS38では乗員により強制終
了ボタンが押されたかどうかがチェックされ、強制終了
ボタンが押されていなければステップS39へ進むが、
強制終了ボタンが押されていればステップS40に移行
して、操作ガイドA1の中断数Nq(A1)に1が加算
されてからステップS39に移行する。
【0032】ステップS39では戻りボタンが押された
かどうかがチェックされ、戻りボタンが押されていれば
ステップS41に移行して、操作ガイドA1のエラー数
Ne(A1)に1が加算されてからステップS30へ戻
る。
【0033】ステップS39において戻りボタンが押さ
れていなければ、ヘルプ機能をもった次の操作ガイドA
2、A3等に関してそれぞれステップS30以降と同等
の制御ステップが繰り返され、また、操作ガイドAに続
く操作ガイドB及びその後さらに続く各操作ガイドC等
においても、それらのヘルプ機能をもった各操作ガイド
に対してそれぞれステップS30以降と同等の制御ステ
ップが繰り返されて、操作ガイドAについての上記制御
と同等の制御がそれぞれ行われる。
【0034】すなわち、操作ガイド回数Nr(A)とヘ
ルプ機能をもった操作ガイドA1のヘルプガイド回数N
g(A1)との差が0に近くて、操作ガイドAの発生回
数とヘルプ機能をもった操作ガイドA1の発生回数とが
ほぼ等しいとき、乗員はヘルプ機能をもった操作ガイド
が必要であると推測し、あるいは、中断数Nqが小さい
とき、乗員はガイドの提示を煩わしいと感じていないと
推測して、それぞれ操作ガイドA1が提示され、他方、
操作ガイド回数Nrとヘルプガイド回数Ngとの差が大
きく、あるいは、中断数Nqが大きくても、それぞれエ
ラー数Neが比較的大きいときは、乗員の操作に誤りが
生じないように、操作ガイドA1が提示される。
【0035】また、操作ガイド回数Nr(A)とヘルプ
機能をもった操作ガイドA1のヘルプガイド回数Ng
(A1)との差が大きくて、操作ガイドAの発生回数に
対しヘルプ機能をもった操作ガイドA1の発生数が減少
し、あるいは、中断数Nqが大きい場合であって、それ
ぞれエラー数Neが比較的小さいときには、ヘルプ機能
をもった次の操作ガイドA1の提示を乗員が必要として
いないと推測し、操作ガイドA1の提示を省略するよう
に制御して、操作の熟練者等に無用な操作ガイドが提示
されないようにし、これらの制御により、操作の習熟度
が異なる各乗員に対してそれぞれ適応した操作ガイドを
提示することができ、この面からも各乗員は各車載機器
の操作を常に安定的に遂行させることが可能となる。
【0036】(3)操作ガイドにおける言い回しの切り
換え制御 この制御は反応時間Tr、操作ガイド回数Nr及びエラ
ー数Neを使用して、操作ガイドにおける言い回しを丁
寧モード、すなわち、操作ガイドの内容を話し言葉で正
確に表現するものと、簡易モード、すなわち、操作ガイ
ドの内容として例えばコマンドのみを提示するように単
刀直入な表現にするものとのいずれかが選ばれる。
【0037】図5は各車載機器における任意の操作ガイ
ドについて示されており、ステップS50において、そ
の操作ガイドに対する反応時間Trの平均値が短縮され
て、しきい値N5未満となっているかどうかがチェック
され、反応時間Trの平均値がしきい値N5未満であれ
ばステップS51に移行するが、反応時間Trの平均値
がしきい値N5を越えていればステップS52へ進む。
【0038】ステップS52では、その操作ガイドの回
数が増大して、操作ガイド回数Nrが比較的大きなしき
い値N6を越えているかどうかがチェックされ、操作回
数Nrがしきい値N6を越えていればステップS51に
移行するが、操作回数Nrがしきい値N6を越えていな
ければステップS53へ進み、その操作ガイドにおける
言い回しが丁寧モードとされる。
【0039】ステップS51では、エラー数Neがしき
い値N7を越えているかどうかがチェックされ、エラー
数Neがしきい値N7を越えていなければステップS5
4へ進み、乗員が操作に習熟していると判定して、その
操作ガイドにおける言い回しが簡易モードとされる。
【0040】ステップS51において、エラー数Neが
しきい値N7を越えていれば、乗員が操作に習熟してい
ないと判定して、その操作ガイドにおける言い回しが丁
寧モードに戻される。
【0041】上記のように、反応時間Tr、操作ガイド
回数Nr、ヘルプガイド回数Ng、エラー数Ne及び中
断数Nqの要素を適宜選択し、かつ、組み合わせて、各
車載機器に関する操作ガイドの提示時間や提示内容を制
御することにより、車載機器の操作に対する習熟度が乗
員により千差万別であっても、個々の乗員につき各操作
に必要な操作ガイドを操作習熟度に対応してそれぞれ適
切な時間の間、また、それぞれ適切な内容で提示するこ
とができ、さらに、操作ガイドを必要としない操作習熟
者にはその操作ガイドの提示を省略することもできるの
で、各乗員にとってそれぞれ適応した操作ガイドがその
乗員に提示される結果、車載機器の操作を容易に、か
つ、誤りなく的確に行えるようになって、各乗員は各車
載機器の各操作を常に安定的に遂行することが可能とな
る長所がある。
【0042】また、IDカード等により各乗員における
各車載機器の操作履歴が記録してあれば、そのIDカー
ド等を使用することにより、それまで使用してきた車両
に限らず、乗換えた新しい車両においても、それまで使
用してきた車両における操作履歴をそのまま利用して、
それぞれの車載機器に対する各操作ガイドを同様に制御
することができるので、大層便利となる。
【0043】
【発明の効果】本発明にかかる車両用操作ガイド装置に
あっては、車載機器に対する乗員の操作習熟度に対応し
て適切な時間の間、及びまたは、適切な内容の操作ガイ
ドを乗員に提示することができ、また、操作ガイドを必
要としない操作習熟者には操作ガイドの提示を省略する
こともできるので、各乗員にとりそれぞれ車載機器の操
作を容易に、かつ、的確に行うことができることとなっ
て、各乗員が各車載機器の操作を常に安定的に遂行する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における構成ブロック図。
【図2】上記実施形態例の制御フローチャート。
【図3】上記実施形態例の制御フローチャート。
【図4】上記実施形態例の制御フローチャート。
【図5】上記実施形態例の制御フローチャート。
【符号の説明】
1 音声認識装置 2 操作スイッチ部 3 演算制御部 4 操作データ記録部 5 操作履歴記録部 6 画面表示装置 7 音声出力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 禧須海 江里子 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 上村 勉 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 原田 茂男 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 沢田 久美子 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 城戸 恵美子 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2F029 AA02 AC06 AC11 AC18 AC20 5B069 AA12 CA19 JA01 JA10 5E501 AA22 AA23 AB07 BA05 CA02 CA08 CB03 CB15 EA10 EA21 FA32 FA43 5H180 AA01 BB12 FF10 FF25 FF27 9A001 BB06 HH15 JJ25 JJ72 JJ77 LL09

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載機器に対する乗員の入力操作に必要
    な操作ガイドを提示する第1手段と、上記乗員による上
    記入力操作の履歴を記憶する第2手段と、上記第2手段
    により記憶された操作履歴に基づき上記車載機器に対す
    る上記乗員の操作習熟度を判定する第3手段と、上記第
    3手段の判定結果に基づいて上記第1手段による操作ガ
    イドの提示時間及び提示内容の少なくとも一方を変化さ
    せる出力制御手段とを有する車両用操作ガイド装置。
JP2000018231A 2000-01-27 2000-01-27 車両用操作ガイド装置 Pending JP2001209522A (ja)

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