JP2001312297A - 音声認識装置 - Google Patents

音声認識装置

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JP2001312297A
JP2001312297A JP2000134176A JP2000134176A JP2001312297A JP 2001312297 A JP2001312297 A JP 2001312297A JP 2000134176 A JP2000134176 A JP 2000134176A JP 2000134176 A JP2000134176 A JP 2000134176A JP 2001312297 A JP2001312297 A JP 2001312297A
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Kazuhiko Shimada
一彦 嶋田
Takeshi Ejiri
剛士 江尻
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Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者が全ての音声コマンドを覚える必要の
ない使い勝手が良好な音声認識装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 車両の室内で使用者の音声を捕捉する音
声入力部1と、前記音声と予め登録された音声データと
を比較する音声認識部2と、この音声認識部2を介して
認識された音声コマンドに基づいて前記機器をコントロ
ールするコントローラ6へ所定の指示を与える制御部3
と、この制御部3からの指示に基づき音声出力部5から
各種情報に関する音声を出力するように駆動する音声合
成部4とを備える。制御部3は、音声認識部2を介して
特別コマンドが認識された場合には音声出力部5が前記
機器の操作方法を説明するための前記機器に応じて予め
決められている階層構造に沿って前記使用者との間で対
話形式で進むガイダンス処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両に搭載
される音声認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両には、オーディオ,エアコ
ン,ナビゲーション,電話等の種々の機器(負荷)が搭
載され、これらの操作スイッチ類が著しく増加してお
り、全てのスイッチ類を運転者の使いやすい位置に配置
することは不可能になっている。
【0003】斯かる問題を解決するため、従来より運転
者の音声を認識して機器を制御する構成を内容とする先
行文献が提案されており、それらの一例を図示すると、
図4は特開昭59−109096号公報の第1図、図5
は特開平6−83387号公報の図1に記載されている
従来の技術である。
【0004】すなわち、両図を共通の符号で説明する
と、1は運転者からの音声による指示を入力するマイク
ロフォンからなる音声入力部、2は音声入力部1からの
指示を認識する音声認識部、3は音声認識部2で認識さ
れた指示に従い機器を制御するコントローラ6へ指示を
伝えるマイクロコンピュータ等からなる制御部、4は機
器を介して認識された単語を音声に合成する音声合成
部、5は音声合成部4からの音声を再生するスピーカか
らなる音声出力部である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の技術
によれば、スイッチ類を少なくすることができ、運転者
の周囲の構成の簡素化を実現することができ、これは運
転者の操作性向上と製造コスト削減に寄与する。
【0006】ところで、使用者が意図する機器の制御を
音声コマンドで行うことは、使用者側で音声認識装置に
記憶された所定の単語なり文節を全て記憶しているか、
又は、音声認識装置側で記憶している単語なり文節以外
のあらゆる音声コマンドを音声認識装置が理解する能力
を有しているならば可能であろうが、現時点では実際に
はどちらも極めて難しい。
【0007】本発明は、このような音声認識装置におい
て、使用者が覚えなければならない音声コマンドの数を
少なくしつつ、特に、使用者による音声入力の自由度を
増すことのできる構成とすることで、運転者等の使用者
における一層の利便性向上を目的とし、特に運転者の精
神的負担を軽減することができる音声認識装置の提供を
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明の音声認識装置は、請求項1に記載のように、車
両の室内で使用者の音声を捕捉する音声入力部と、前記
音声と予め登録された音声データとを比較する音声認識
部と、この音声認識部を介して認識された音声コマンド
に基づいて前記機器をコントロールするコントローラへ
所定の指示を与える制御部と、この制御部からの指示に
基づき音声出力部から各種情報に関する音声を出力する
ように駆動する音声合成部とを備え、前記制御部は、前
記音声認識部を介して特別コマンドが認識された場合に
は前記音声出力部が前記機器の操作方法を説明するため
の前記機器に応じて予め決められている階層構造に沿っ
て前記使用者との間で対話形式で進むガイダンス処理を
行うことを特徴とする。
【0009】また、請求項2に記載のように、車両の室
内で使用者の音声を捕捉する音声入力部と、前記音声と
予め登録された音声データとを比較する音声認識部と、
この音声認識部を介して認識された音声コマンドに基づ
いて前記機器をコントロールするコントローラへ所定の
指示を与える制御部と、この制御部からの指示に基づき
音声出力部から各種情報に関する音声を出力するように
駆動する音声合成部とを備え、前記制御部は、前記音声
認識部を介して特別コマンドが認識された場合には前記
音声出力部が前記機器の操作方法を説明するための前記
機器に応じて予め決められている階層構造に沿って前記
使用者との間で対話形式で進むガイダンス処理を行い、
前記ガイダンス処理が完了した時点で前記ガイダンス処
理において認識した前記音声コマンドに基づき前記機器
を制御するように前記指示を送ることを特徴とする。
【0010】また、請求項1又は請求項2において、請
求項3に記載のように、前記音声コマンドは、前記機器
の各種操作に一対一で対応して登録されていることを特
徴とする。
【0011】また、請求項4に記載のように、車両の室
内で使用者の音声を捕捉する音声入力部と、前記音声と
車載機器の各種操作に一対一で対応して予め登録された
音声データとを比較する音声認識部と、この音声認識部
を介して認識された前記音声コマンドに基づいて前記機
器をコントロールするコントローラへ所定の指示を与え
る制御部とを備え、前記制御部は、前記音声コマンドが
認識された場合には前記音声出力部が前記機器の操作方
法を説明するための前記機器に応じて予め決められてい
る階層構造に沿って前記使用者との間で対話形式で進む
ガイダンス処理を行うことを特徴とする。
【0012】また、請求項5に記載のように、車両の室
内で使用者の音声を捕捉する音声入力部と、前記音声と
車載機器の各種操作に一対一で対応して予め登録された
音声データとを比較する音声認識部と、この音声認識部
を介して認識された前記音声コマンドに基づいて前記機
器をコントロールするコントローラへ所定の指示を与え
る制御部とを備え、前記制御部は、前記音声コマンドが
認識された場合には前記音声出力部が前記機器の操作方
法を説明するための前記機器に応じて予め決められてい
る階層構造に沿って前記使用者との間で対話形式で進む
ガイダンス処理を行い、前記ガイダンス処理が完了した
時点で前記ガイダンス処理において認識した前記音声コ
マンドに基づき前記機器を制御するように前記指示を送
ることを特徴とする。
【0013】また、請求項4又は請求項5において、請
求項6に記載のように、前記制御部は、前記音声コマン
ドが前記階層構造の途中の階層において使用されるよう
に登録されているものである場合には、その階層から前
記ガイダンス処理を開始することを特徴とする。
【0014】また、請求項1から請求項6において、請
求項7に記載のように、前記制御部は、前記ガイダンス
処理において認識された前記音声コマンドが前記階層構
造に沿わないものであっても、その音声コマンドに対応
する前記階層へ進み前記ガイダンス処理を続けることを
特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】車両の室内で使用者の音声を捕捉
する音声入力部1と、前記音声と予め登録された音声デ
ータとを比較する音声認識部2と、この音声認識部2を
介して認識された音声コマンドに基づいて前記機器をコ
ントロールするコントローラ6へ所定の指示を与える制
御部3と、この制御部3からの指示に基づき音声出力部
5から各種情報に関する音声を出力するように駆動する
音声合成部4とを備え、制御部3は、音声認識部2を介
して特別コマンドが認識された場合には音声出力部5が
前記機器の操作方法を説明するための前記機器に応じて
予め決められている階層構造に沿って前記使用者との間
で対話形式で進むガイダンス処理を行う。
【0016】これにより、使用者が多くの音声コマンド
を覚える必要のない使い勝手が良好な音声認識装置を提
供することができる。
【0017】車両の室内で使用者の音声を捕捉する音声
入力部1と、前記音声と予め登録された音声データとを
比較する音声認識部2と、この音声認識部2を介して認
識された音声コマンドに基づいて前記機器をコントロー
ルするコントローラ6へ所定の指示を与える制御部3
と、この制御部3からの指示に基づき音声出力部5から
各種情報に関する音声を出力するように駆動する音声合
成部4とを備え、制御部3は、音声認識部2を介して特
別コマンドが認識された場合には音声出力部5が前記機
器の操作方法を説明するための前記機器に応じて予め決
められている階層構造に沿って前記使用者との間で対話
形式で進むガイダンス処理を行い、前記ガイダンス処理
が完了した時点で前記ガイダンス処理において認識した
前記音声コマンドに基づき前記機器を制御するように前
記指示を送る。
【0018】これにより、使用者が多くの音声コマンド
を覚える必要のない使い勝手が良好な音声認識装置を提
供することができ、しかも、ガイダンス処理の途中で機
器の状態が変化するため使用者は音声コマンドの入力と
それに対する音声出力部5からの応答に集中することが
でき、音声コマンドを学習することができる。
【0019】特に、前記音声コマンドは、前記機器の各
種操作に一対一で対応して登録されている。
【0020】これにより、音声コマンドと機器の操作と
の関係が単純化されて使用者の混乱を防ぐことができ
る。
【0021】車両の室内で使用者の音声を捕捉する音声
入力部1と、前記音声と車載機器の各種操作に一対一で
対応して予め登録された音声データとを比較する音声認
識部2と、この音声認識部2を介して認識された前記音
声コマンドに基づいて前記機器をコントロールするコン
トローラ6へ所定の指示を与える制御部3とを備え、制
御部3は、前記音声コマンドが認識された場合には音声
出力部5が前記機器の操作方法を説明するための前記機
器に応じて予め決められている階層構造に沿って前記使
用者との間で対話形式で進むガイダンス処理を行う。
【0022】これにより、使用者が多くの音声コマンド
を覚える必要のない使い勝手が良好な音声認識装置を提
供することができ、特に、特別コマンドを前もって入力
する必要がないことから、自由度が増し利便性を一層向
上させることができる。
【0023】車両の室内で使用者の音声を捕捉する音声
入力部1と、前記音声と車載機器の各種操作に一対一で
対応して予め登録された音声データとを比較する音声認
識部2と、この音声認識部2を介して認識された前記音
声コマンドに基づいて前記機器をコントロールするコン
トローラ6へ所定の指示を与える制御部3とを備え、制
御部3は、前記音声コマンドが認識された場合には前記
音声出力部が前記機器の操作方法を説明するための前記
機器に応じて予め決められている階層構造に沿って前記
使用者との間で対話形式で進むガイダンス処理を行い、
前記ガイダンス処理が完了した時点で前記ガイダンス処
理において認識した前記音声コマンドに基づき前記機器
を制御するように前記指示を送る。
【0024】これにより、使用者が多くの音声コマンド
を覚える必要のない使い勝手が良好な音声認識装置を提
供することができ、特に、特別コマンドを前もって入力
する必要がないことから、自由度が増し利便性を一層向
上させることができでき、しかも、ガイダンス処理の途
中で機器の状態が変化するため使用者は音声コマンドの
入力とそれに対する音声出力部5からの応答に集中する
ことができ、音声コマンドを学習することができる。
【0025】特に、制御部3は、前記音声コマンドが前
記階層構造の途中の階層において使用されるように登録
されているものである場合には、その階層から前記ガイ
ダンス処理を開始する。
【0026】これにより、使用者の意図に近いガイダン
ス処理を行うことができる。
【0027】特に、制御部3は、前記ガイダンス処理に
おいて認識された前記音声コマンドが前記階層構造に沿
わないものであっても、その音声コマンドに対応する前
記階層へ進み前記ガイダンス処理を続ける。
【0028】これにより、使用者が意図する目的の階層
までのステップが短縮でき、ガイダンス処理を一層利便
性の高いものとすることができる。
【0029】
【実施例】本発明を、添付図面に示した実施例に基づき
説明するが、前記従来の技術と同一もしくは相当個所に
は同一符号を付して詳細な説明を省く。
【0030】図1,図2は、第1実施例に関する。6a
〜6dは、制御部3からの指示によりオーディオ,エア
コン,ナビゲーション,電話等の車載機器をコントロー
ルするコントローラであり、従来の技術で説明したコン
トローラ6(図4,図5参照)に相当する。
【0031】音声入力部1で捕捉された運転者等の使用
者の音声は、音声認識部2で予め登録された音声データ
と比較されて音声コマンドであると認識されると制御部
3へ伝えられ、制御部3は図2で示すフローに従い所定
の処理を行うもので、以下に説明する。
【0032】ステップS1で音声コマンドを入力する
と、ステップS2でその種類を確認する。音声コマンド
には、コントローラを制御するための通常コマンドの他
に、使用者へ案内を伝えるメニューへ移行するための特
別コマンドを有し、例えば「ガイド」や「ヘルプ」等の
任意に設定されたある単語からなる音声コマンドは特別
コマンドとして定義付けられており、これを確認する
と、ステップS3で予め記憶されているプログラムに従
い、音声合成部4を介して音声出力部5が音声による操
作方法を出力する。そして、ステップS4では、以後の
音声コマンドの入力に対するこの音声認識装置の音声出
力部5からの出力を通常モードよりも詳しい詳細モード
で行うように自身をセットするが、これらの各モードに
ついては後述する。この後、制御部3は、新たな音声コ
マンドの入力を待つことになる。
【0033】音声コマンドが入力され、特別コマンドで
ない場合、ステップS5で音声コマンドによる指示とコ
ントローラ6a〜6dの現状とを比較して同じ場合に
は、ステップS6でその旨を出力する。すなわち、「室
温25度」との音声コマンドが入力され現在の設定値が
25度である場合、「現在25度に設定されていま
す。」(通常モード)または「現在25度に設定されて
います。続けて指示できます。」(詳細モード)と設定
済報告を音声にて音声出力部5から出力する。そして、
ステップS7で確認を出力する。すなわち、「現在の設
定値を変更しますか?」(通常モード)または「現在の
設定値を変更しますか?指示を言うと変更します。なけ
れば現在の設定のままです。」(詳細モード)と出力す
る。この後、制御部3は、新たな音声コマンドの入力を
待つことになる。
【0034】ステップS5で音声コマンドによる指示と
コントローラ6a〜6dの現状とを比較して違う場合に
は、ステップS8でその旨を出力する。すなわち、「室
温25度」との音声コマンドが入力され現在の設定値が
28度である場合、「現在28度に設定されていま
す。」(通常モード)または「現在28度に設定されて
います。続けて指示できます。」(詳細モード)と現状
報告を音声にて音声出力部5から出力する。
【0035】その後、ステップS9で一定時間内に指示
を意味する音声コマンドが入力されると、ステップ10
で制御部3は、その指示に基づきコントローラ6a〜6
dを制御し、ステップS11で今回の音声コマンドに対
する出力が詳細モードで行われて場合には、ステップS
12で以後の音声コマンドに対する出力を通常モードで
行うことに変更し、通常モードであった場合にはそのま
まで、この後、制御部3は、新たな音声コマンドの入力
を待つことになる。
【0036】ステップS9で一定時間内に指示を意味す
る音声コマンドが入力されないと、ステップS13で催
促を出力する。すなわち、「指示をお願いします。」
(通常モード)または「指示をお願いします。もう一度
催促しても返事がないとキャンセルされます。」(詳細
モード)と出力する。
【0037】その後、音声コマンドでの指示がある場合
には、ステップS14でステップS10へ移行して前記
操作を行い、指示がない場合には、ステップS15で催
促が何回目であるか確認して、一定回数n(例えばn=
2)でなければステップS9へ戻って待機状態となり、
一定回数nに達していれば待機状態を解除して、この
後、制御部3は、新たな音声コマンドの入力を待つこと
になる。
【0038】なお、図3は、本発明の第2実施例におけ
る制御部3(図1参照)の機器の操作方法を説明するガ
イダンス処理を説明するフロー図であり、ステップS7
とステップS15の後は、制御部3が、新たな音声コマ
ンドの入力を待つ前に、ステップS11でモードを判断
し、詳細モードである場合にはステップS12で解除す
ることに違いがある。
【0039】ところで、「ガイド」や「ヘルプ」等の任
意に設定されたある単語からなる特別コマンドを認識す
ると、制御部3は、で予め記憶されているステップS3
のプログラムに従い、音声合成部4を介して音声出力部
5が音声による操作方法を出力する前記ガイダンス処理
を行う.が、以下その処理の例について説明する。
【0040】使用者からの特別コマンド(この実施例で
は「ガイド」)を音声認識部2を介して制御部3が認識
すると、制御部3は、前記ガイダンス処理であるステッ
プS3(ガイドステップ)を行うようにプログラムされ
ている。そのガイドステップは、機器の選択方法の説明
から始まり(階層1)、操作1(階層1の下位に位置し
て、選択された機器に関係して初めに操作すべき説明を
行う階層2)、操作2(階層2の下位に位置して、操作
1に関係する操作可能事項の説明を行う階層3)、操作
3(階層3の下位に位置して、操作2に関係する操作可
能事項の説明を行う階層4)・・・と多段階層構造にな
っており、この階層の数と内容は機器によって異なり、
図4には一例としてのエアコンに関する前記ガイダンス
処理の階層構造を具体的に示している。
【0041】すなわち、音声認識部2を介して制御部3
が「ガイド」を認識すると、音声出力部5から「機器は
なんですか」あるいは「オーディオ、エアコン、ナビゲ
ーション、電話のどれですか」のように階層1の選択を
要求するコメントを出力する。
【0042】これに対して使用者が「エアコン(図4の
ステップG1)」と言う(階層1の選択)と、音声出力
部5から「何について知りたいですか」あるいは「自動
運転、手動運転、曇り取り、運転モードが選べます」の
ように階層2の選択を要求するコメントを出力する。
【0043】これに対して使用者が「手動運転(図4の
ステップG4)」と言う(階層2の選択)と、音声出力
部5から「手動運転の何を知りたいですか」あるいは
「温度調節、内外気切換、ファンレベル、吹き出し口を
選べます」のように階層3の選択を要求するコメントを
出力する。
【0044】これに対して使用者が「温度調節(図4の
ステップG5)」と言う(階層3の選択)と、音声出力
部5から「上げますか下げますか」あるいは「何度にし
ますか」のようにこれ以降には選択肢が存在しない最下
位の階層(図4では省略している)の選択を要求するコ
メントを出力する。
【0045】これに対して使用者が「25度」と言う
(最下位の階層の選択)と、この最下位の階層における
選択が完了した時点で、制御部3は、それまでの使用者
の音声指示による選択に従い、エアコン(機器)を前記
選択に応じて設定するためにコントローラ6bへ信号を
出力する。
【0046】つまり、前記ガイダンス処理は、使用者と
音声認識装置とが互いに受け答えするような形式(対話
形式)で進み、対話が完了した時点で使用者の意図する
結果を得る構成となっており、使用者は全ての音声コマ
ンドを覚える必要がなく、初心者にとっても使い勝手が
良くなる。
【0047】なお、音声コマンドが特別コマンドである
ことを音声認識部2を介して制御部3が認識すると、制
御部3は、ステップS3の前記ガイドステップで前記ガ
イダンス処理を実行した後、ステップS4により以後の
音声コマンドの入力に対するこの音声認識装置の音声出
力部5からの出力を通常モードよりも詳しい詳細モード
で行うように自身をセットする構成を説明したが、ステ
ップS4とこれに関係する処理(ステップS11,S1
2)を省略することもできる。
【0048】ところで、使用者の習熟度が高く殆どの音
声コマンドを覚えているような状況では、最下位の階層
に至まで音声認識装置に付き合う行為は時間の無駄であ
ると思われ、精神的苦痛を感じかねない。
【0049】そこで、特別コマンドを認識してステップ
S3に入り、使用者が階層構造を無視した音声コマン
ド、例えば「温度調節(図4のステップG5)したい」
のように言った(階層3の選択)場合でも、制御部3
は、次の階層から前記ガイダンス処理を実行するルーチ
ン(スキップルーチン)を備える構成としても良い。そ
して、最下位の階層における選択が完了した時点で、制
御部3は、それまでの使用者の音声指示による選択に従
い、エアコン(機器)を前記選択に応じて設定するため
にコントローラ6bへ信号を出力する。
【0050】この発明の更に他の実施例としては、前記
ガイダンス処理を、ステップS3の前記ガイドステップ
による実行に限らず、常時実行可能としておく構成があ
る。すなわち、各車載機器(オーディオ、エアコン、ナ
ビゲーション、電話等)の各種操作に一対一で対応して
登録されている音声コマンドを、ステップS3ではない
タイミングで音声認識部2を介して制御部3が認識した
時には、その認識された音声コマンドを前記ガイダンス
処理へ以降するキーワードとして制御部3が認識し、前
記ガイダンス処理による機器の制御を行う構成である。
【0051】つまり、「ガイド」のような特別コマンド
の入力がなくても、機器の各種操作に一対一で対応して
登録されている音声コマンドを認識した時には、自動的
に特別コマンドが入力されたものと見做し、ステップS
3へジャンプして、前記ガイドステップにより前記ガイ
ダンス処理を行う構成とするものである。
【0052】斯かる構成により、使用者は、所望する機
会で前記ガイダンス処理を実行することができるので、
音声認識装置の利便性が向上する。この場合であって
も、前記ガイダンス処理は、前記対話形式の利点が生か
されており、また、前記スキップルーチンを組み合わせ
ることも可能である。
【0053】なお、前記各実施例において、制御部3
は、前記ガイダンス処理において認識された前記音声コ
マンドが、前記階層構造に沿わないものであっても、そ
の音声コマンドに対応する階層へ進み前記ガイダンス処
理を続けることにより、使用者が意図する目的の階層ま
でのステップが短縮でき、前記ガイダンス処理を一層利
便性の高いものとすることができる。
【0054】
【発明の効果】この発明によれば、使用者が多くの音声
コマンドを覚える必要のない使い勝手が良好な音声認識
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の構成を説明するブロッ
ク図。
【図2】 同上実施例における制御部の処理の全体を説
明するフロー図。
【図3】 本発明の第2実施例における制御部の処理の
全体を説明するフロー図。
【図4】 本発明の各実施例における制御部の処理の一
部を説明するフロー図。
【図5】 従来の技術の構成を説明するブロック図。
【図6】 従来の技術の他の構成を説明するブロック
図。
【符号の説明】
1 音声入力部 2 音声認識部 3 制御部 4 音声合成部 5 音声出力部 6(6a〜6d) コントローラ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の室内で使用者の音声を捕捉する音
    声入力部と、前記音声と予め登録された音声データとを
    比較する音声認識部と、この音声認識部を介して認識さ
    れた音声コマンドに基づいて前記機器をコントロールす
    るコントローラへ所定の指示を与える制御部と、この制
    御部からの指示に基づき音声出力部から各種情報に関す
    る音声を出力するように駆動する音声合成部とを備え、
    前記制御部は、前記音声認識部を介して特別コマンドが
    認識された場合には前記音声出力部が前記機器の操作方
    法を説明するための前記機器に応じて予め決められてい
    る階層構造に沿って前記使用者との間で対話形式で進む
    ガイダンス処理を行うことを特徴とする音声認識装置。
  2. 【請求項2】 車両の室内で使用者の音声を捕捉する音
    声入力部と、前記音声と予め登録された音声データとを
    比較する音声認識部と、この音声認識部を介して認識さ
    れた音声コマンドに基づいて前記機器をコントロールす
    るコントローラへ所定の指示を与える制御部と、この制
    御部からの指示に基づき音声出力部から各種情報に関す
    る音声を出力するように駆動する音声合成部とを備え、
    前記制御部は、前記音声認識部を介して特別コマンドが
    認識された場合には前記音声出力部が前記機器の操作方
    法を説明するための前記機器に応じて予め決められてい
    る階層構造に沿って前記使用者との間で対話形式で進む
    ガイダンス処理を行い、前記ガイダンス処理が完了した
    時点で前記ガイダンス処理において認識した前記音声コ
    マンドに基づき前記機器を制御するように前記指示を送
    ることを特徴とする音声認識装置。
  3. 【請求項3】 前記音声コマンドは、前記機器の各種操
    作に一対一で対応して登録されていることを特徴とする
    請求項1又は請求項2の何れかに記載の音声認識装置。
  4. 【請求項4】 車両の室内で使用者の音声を捕捉する音
    声入力部と、前記音声と車載機器の各種操作に一対一で
    対応して予め登録された音声データとを比較する音声認
    識部と、この音声認識部を介して認識された前記音声コ
    マンドに基づいて前記機器をコントロールするコントロ
    ーラへ所定の指示を与える制御部とを備え、前記制御部
    は、前記音声コマンドが認識された場合には前記音声出
    力部が前記機器の操作方法を説明するための前記機器に
    応じて予め決められている階層構造に沿って前記使用者
    との間で対話形式で進むガイダンス処理を行うことを特
    徴とする音声認識装置。
  5. 【請求項5】 車両の室内で使用者の音声を捕捉する音
    声入力部と、前記音声と車載機器の各種操作に一対一で
    対応して予め登録された音声データとを比較する音声認
    識部と、この音声認識部を介して認識された前記音声コ
    マンドに基づいて前記機器をコントロールするコントロ
    ーラへ所定の指示を与える制御部とを備え、前記制御部
    は、前記音声コマンドが認識された場合には前記音声出
    力部が前記機器の操作方法を説明するための前記機器に
    応じて予め決められている階層構造に沿って前記使用者
    との間で対話形式で進むガイダンス処理を行い、前記ガ
    イダンス処理が完了した時点で前記ガイダンス処理にお
    いて認識した前記音声コマンドに基づき前記機器を制御
    するように前記指示を送ることを特徴とする音声認識装
    置。
  6. 【請求項6】 前記制御部は、前記音声コマンドが前記
    階層構造の途中の階層において使用されるように登録さ
    れているものである場合には、その階層から前記ガイダ
    ンス処理を開始することを特徴とする請求項4又は請求
    項5の何れかに記載の音声認識装置。
  7. 【請求項7】 前記制御部は、前記ガイダンス処理にお
    いて認識された前記音声コマンドが前記階層構造に沿わ
    ないものであっても、その音声コマンドに対応する前記
    階層へ進み前記ガイダンス処理を続けることを特徴とす
    る請求項1から請求項6の何れかに記載の音声認識装
    置。
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