JP2000338992A - 音声認識装置 - Google Patents
音声認識装置Info
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- JP2000338992A JP2000338992A JP11145828A JP14582899A JP2000338992A JP 2000338992 A JP2000338992 A JP 2000338992A JP 11145828 A JP11145828 A JP 11145828A JP 14582899 A JP14582899 A JP 14582899A JP 2000338992 A JP2000338992 A JP 2000338992A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voice
- command
- speech
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- voice recognition
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 音声操作に際しての操作者への負担を軽減で
き、自然に操作できるようにするとともに容易に十分活
用することができる音声認識装置を提供すること。 【解決手段】 操作者が発声する機器を操作するための
音声コマンドを取り込むマイク(音声入力手段)12
と、マイク12から取り込まれた音声コマンドを認識す
る音声認識手段13と、音声認識手段13が認識した音
声コマンドに応じて機器を制御するマイコン(制御手
段)19と、機器を手動で操作するための手動操作手段
16とを備えた音声認識装置10において、手動操作手
段16により機器が手動操作されると、この操作に対応
する音声コマンドを提示する音声出力手段(提示手段1
7)18を有した構成とする。
き、自然に操作できるようにするとともに容易に十分活
用することができる音声認識装置を提供すること。 【解決手段】 操作者が発声する機器を操作するための
音声コマンドを取り込むマイク(音声入力手段)12
と、マイク12から取り込まれた音声コマンドを認識す
る音声認識手段13と、音声認識手段13が認識した音
声コマンドに応じて機器を制御するマイコン(制御手
段)19と、機器を手動で操作するための手動操作手段
16とを備えた音声認識装置10において、手動操作手
段16により機器が手動操作されると、この操作に対応
する音声コマンドを提示する音声出力手段(提示手段1
7)18を有した構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は音声認識装置に関
し、詳細には音声により操作可能な機器と組み合わされ
て使用される音声認識装置に関する。
し、詳細には音声により操作可能な機器と組み合わされ
て使用される音声認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】音声認識装置により音声操作可能な機器
が増加する中、操作者は機器を音声操作するための音声
コマンドを何らかの形で覚える必要がある。従来の音声
認識装置では、音声コマンドの一覧がマニュアルに記載
されたり、音声認識装置に音声コマンドの一覧を閲覧さ
せる機能を設ける等しており、基本的には音声コマンド
の記憶を操作者に委ねている。
が増加する中、操作者は機器を音声操作するための音声
コマンドを何らかの形で覚える必要がある。従来の音声
認識装置では、音声コマンドの一覧がマニュアルに記載
されたり、音声認識装置に音声コマンドの一覧を閲覧さ
せる機能を設ける等しており、基本的には音声コマンド
の記憶を操作者に委ねている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
音声認識装置では、その多機能化に伴い操作者が何十、
何百もの音声コマンドを覚えなければならない。このた
め、音声コマンドを一度覚えたとしても、実際に音声操
作を行うときになると忘れてしまっている等、操作者の
負担が大きく、いずれ音声操作を煩わしく感じてしま
う。また、いつも使用している音声コマンド以外はいつ
の間にか忘れてしまうことが多いため、音声認識装置を
十分に活用できていないのが現状となっている。
音声認識装置では、その多機能化に伴い操作者が何十、
何百もの音声コマンドを覚えなければならない。このた
め、音声コマンドを一度覚えたとしても、実際に音声操
作を行うときになると忘れてしまっている等、操作者の
負担が大きく、いずれ音声操作を煩わしく感じてしま
う。また、いつも使用している音声コマンド以外はいつ
の間にか忘れてしまうことが多いため、音声認識装置を
十分に活用できていないのが現状となっている。
【0004】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
って、音声操作に際しての操作者への負担を軽減でき、
自然に操作できるようにするとともに十分に活用するこ
とができる音声認識装置を提供することを目的としてい
る。
って、音声操作に際しての操作者への負担を軽減でき、
自然に操作できるようにするとともに十分に活用するこ
とができる音声認識装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記課題を
解決するために本発明に係る音声認識装置(1)は、操
作者が発声する機器を操作するための音声コマンドを取
り込む音声入力手段と、該音声入力手段から取り込まれ
た音声コマンドを認識する音声認識手段と、該音声認識
手段が認識した音声コマンドに応じて機器を制御する制
御手段と、機器を手動で操作するための手動操作手段と
を備えた音声認識装置において、前記手動操作手段によ
り機器が操作されると、この操作に対応する音声コマン
ドを提示する提示手段を備えていることを特徴としてい
る。
解決するために本発明に係る音声認識装置(1)は、操
作者が発声する機器を操作するための音声コマンドを取
り込む音声入力手段と、該音声入力手段から取り込まれ
た音声コマンドを認識する音声認識手段と、該音声認識
手段が認識した音声コマンドに応じて機器を制御する制
御手段と、機器を手動で操作するための手動操作手段と
を備えた音声認識装置において、前記手動操作手段によ
り機器が操作されると、この操作に対応する音声コマン
ドを提示する提示手段を備えていることを特徴としてい
る。
【0006】上記した音声認識装置(1)によれば、操
作者が前記手動操作手段により機器の操作を行うと、こ
の操作に対応する音声コマンドが前記提示手段に提示さ
れるため、操作者は前記機器を手動操作しているうち
に、自然に音声コマンドを覚えられることになる。よっ
て、前記機器を音声操作する際の操作者の負担を軽減す
ることができ、自然に音声操作できる音声認識装置を実
現することができる。また、音声コマンドが提示される
ため、音声認識装置を十分に活用することができる。
作者が前記手動操作手段により機器の操作を行うと、こ
の操作に対応する音声コマンドが前記提示手段に提示さ
れるため、操作者は前記機器を手動操作しているうち
に、自然に音声コマンドを覚えられることになる。よっ
て、前記機器を音声操作する際の操作者の負担を軽減す
ることができ、自然に音声操作できる音声認識装置を実
現することができる。また、音声コマンドが提示される
ため、音声認識装置を十分に活用することができる。
【0007】また本発明に係る音声認識装置(2)は、
上記音声認識装置(1)において、前記提示手段が、前
記音声コマンドを音声で提示する音声出力手段であるこ
とを特徴としている。上記した音声認識装置(2)によ
れば、前記提示手段が音声出力手段であるため、例えば
音声認識装置が車に搭載される機器と組み合わされて使
用される車載用であれば、提示された音声コマンドを見
ようと視線移動する必要がないため、操作者が運転者で
あったとしても、運転上の安全性を確保しつつ音声コマ
ンドを提示することができる。また耳から自然に音声コ
マンドを覚えられる。
上記音声認識装置(1)において、前記提示手段が、前
記音声コマンドを音声で提示する音声出力手段であるこ
とを特徴としている。上記した音声認識装置(2)によ
れば、前記提示手段が音声出力手段であるため、例えば
音声認識装置が車に搭載される機器と組み合わされて使
用される車載用であれば、提示された音声コマンドを見
ようと視線移動する必要がないため、操作者が運転者で
あったとしても、運転上の安全性を確保しつつ音声コマ
ンドを提示することができる。また耳から自然に音声コ
マンドを覚えられる。
【0008】また本発明に係る音声認識装置(3)は、
上記音声認識装置(1)において、前記提示手段が、前
記音声コマンドを画面に文字で表示して提示するディス
プレイであることを特徴としている。一般に操作者は、
機器を手動で操作している際、その手動操作の状態を確
認すべく常にディスプレイを見ている。上記した音声認
識装置(3)によれば、前記提示手段がディスプレイで
あるため、前記ディスプレイに提示された音声コマンド
が自然に操作者の目に入ることになる。よって、目から
自然に機器操作コマンドを覚えることができる。
上記音声認識装置(1)において、前記提示手段が、前
記音声コマンドを画面に文字で表示して提示するディス
プレイであることを特徴としている。一般に操作者は、
機器を手動で操作している際、その手動操作の状態を確
認すべく常にディスプレイを見ている。上記した音声認
識装置(3)によれば、前記提示手段がディスプレイで
あるため、前記ディスプレイに提示された音声コマンド
が自然に操作者の目に入ることになる。よって、目から
自然に機器操作コマンドを覚えることができる。
【0009】また本発明に係る音声認識装置(4)は、
操作者が発声する機器を操作するための音声コマンドを
取り込む音声入力手段と、該音声入力手段から取り込ま
れた音声コマンドを認識する音声認識手段と、該音声認
識手段が認識した音声コマンドに応じて機器を制御する
制御手段とを備えた音声認識装置において、前記音声コ
マンドが、機器の機能に対応する機器操作コマンドと、
その関連するもの同士を総括し複数のグループにまとめ
てこれらグループ毎に設定したグループコマンドとを含
んで構成され、前記音声認識手段が前記グループコマン
ドを認識した時、この認識されたグループコマンドに対
応する機器操作コマンドを提示する提示手段を備えてい
ることを特徴としている。
操作者が発声する機器を操作するための音声コマンドを
取り込む音声入力手段と、該音声入力手段から取り込ま
れた音声コマンドを認識する音声認識手段と、該音声認
識手段が認識した音声コマンドに応じて機器を制御する
制御手段とを備えた音声認識装置において、前記音声コ
マンドが、機器の機能に対応する機器操作コマンドと、
その関連するもの同士を総括し複数のグループにまとめ
てこれらグループ毎に設定したグループコマンドとを含
んで構成され、前記音声認識手段が前記グループコマン
ドを認識した時、この認識されたグループコマンドに対
応する機器操作コマンドを提示する提示手段を備えてい
ることを特徴としている。
【0010】上記した音声認識装置(4)では、機器を
音声操作するための音声コマンドにおける機器操作コマ
ンドが、その関連するもの同士が総括されたグループに
まとめられ、各グループ毎にグループコマンドが設定さ
れている。そしてこれらグループコマンドが前記音声認
識手段で認識されると、この認識されたグループコマン
ドに対応する機器操作コマンドが前記提示手段に提示さ
れる。このため、操作者が前記グループコマンドを覚え
るだけの少しの記憶量で多くの機器操作コマンドを知る
ことができ、機器を音声操作する際の操作者の負担を大
幅に軽減でき、自然に音声操作できる音声認識装置を実
現することができる。また、音声認識装置を容易に十分
活用することができることとなる。
音声操作するための音声コマンドにおける機器操作コマ
ンドが、その関連するもの同士が総括されたグループに
まとめられ、各グループ毎にグループコマンドが設定さ
れている。そしてこれらグループコマンドが前記音声認
識手段で認識されると、この認識されたグループコマン
ドに対応する機器操作コマンドが前記提示手段に提示さ
れる。このため、操作者が前記グループコマンドを覚え
るだけの少しの記憶量で多くの機器操作コマンドを知る
ことができ、機器を音声操作する際の操作者の負担を大
幅に軽減でき、自然に音声操作できる音声認識装置を実
現することができる。また、音声認識装置を容易に十分
活用することができることとなる。
【0011】また本発明に係る音声認識装置(5)は、
上記音声認識装置(4)において、前記グループコマン
ドには、グループコマンドを最上位のコマンドとしかつ
このグループコマンドに対応する機器操作コマンドを最
下位のコマンドとしてこれらの間に階層構造的にサブコ
マンドが設定されたものがあり、前記音声認識手段がグ
ループコマンドを認識した時、この認識されたグループ
コマンドにサブコマンドが設定されている場合にこのサ
ブコマンドを前記機器操作コマンドと同様に提示するサ
ブコマンド提示手段と、前記音声認識手段がサブコマン
ドの音声を認識した時、この認識されたサブコマンドの
下位のサブコマンド又は機器操作コマンドを提示する絞
り込み提示手段とを備えていることを特徴としている。
上記音声認識装置(4)において、前記グループコマン
ドには、グループコマンドを最上位のコマンドとしかつ
このグループコマンドに対応する機器操作コマンドを最
下位のコマンドとしてこれらの間に階層構造的にサブコ
マンドが設定されたものがあり、前記音声認識手段がグ
ループコマンドを認識した時、この認識されたグループ
コマンドにサブコマンドが設定されている場合にこのサ
ブコマンドを前記機器操作コマンドと同様に提示するサ
ブコマンド提示手段と、前記音声認識手段がサブコマン
ドの音声を認識した時、この認識されたサブコマンドの
下位のサブコマンド又は機器操作コマンドを提示する絞
り込み提示手段とを備えていることを特徴としている。
【0012】グループコマンドに対応する機器操作コマ
ンドが多数であると、操作者は長い間、機器操作コマン
ドのリストを聞き続ける必要がでてくる。上記した音声
認識装置(5)では、グループコマンドとこのグループ
コマンドが対応する機器操作コマンドとの間に、階層構
造的にサブコマンドが設定されたものがあり、前記サブ
コマンド提示手段によって、認識されたグループコマン
ドにサブコマンドが設定されている場合に、このサブコ
マンドが前記機器操作コマンドと同様に前記提示手段に
提示される。そして前記絞り込み提示手段により、認識
された前記サブコマンドに対応する下位のサブコマンド
又は機器操作コマンドが前記提示手段に提示される。よ
って、グループコマンドに対応する機器操作コマンドが
多数であっても、このグループコマンドについてサブコ
マンドが設定されていれば、前記音声認識手段で認識さ
れたグループコマンドを基に提示されたサブコマンドを
操作者が発声するだけで、提示される機器操作コマンド
の量を絞り込むことができる。したがって、操作者が長
い間、機器操作コマンドのリストを聞き続けるといった
不都合を生じない音声認識装置を提供することができ
る。また上記音声認識装置(5)では、前記提示手段に
提示される音声コマンドの階層が深くなるが、操作者は
提示される音声コマンドを発声していくだけで、所望の
機器操作コマンドに到達できる。したがって、操作者
は、きっかけとなるグループコマンドを覚えるだけの少
しの記憶量で多くの機器操作コマンドを知ることがで
き、音声認識装置(5)を容易に十分活用することがで
きるようになる。
ンドが多数であると、操作者は長い間、機器操作コマン
ドのリストを聞き続ける必要がでてくる。上記した音声
認識装置(5)では、グループコマンドとこのグループ
コマンドが対応する機器操作コマンドとの間に、階層構
造的にサブコマンドが設定されたものがあり、前記サブ
コマンド提示手段によって、認識されたグループコマン
ドにサブコマンドが設定されている場合に、このサブコ
マンドが前記機器操作コマンドと同様に前記提示手段に
提示される。そして前記絞り込み提示手段により、認識
された前記サブコマンドに対応する下位のサブコマンド
又は機器操作コマンドが前記提示手段に提示される。よ
って、グループコマンドに対応する機器操作コマンドが
多数であっても、このグループコマンドについてサブコ
マンドが設定されていれば、前記音声認識手段で認識さ
れたグループコマンドを基に提示されたサブコマンドを
操作者が発声するだけで、提示される機器操作コマンド
の量を絞り込むことができる。したがって、操作者が長
い間、機器操作コマンドのリストを聞き続けるといった
不都合を生じない音声認識装置を提供することができ
る。また上記音声認識装置(5)では、前記提示手段に
提示される音声コマンドの階層が深くなるが、操作者は
提示される音声コマンドを発声していくだけで、所望の
機器操作コマンドに到達できる。したがって、操作者
は、きっかけとなるグループコマンドを覚えるだけの少
しの記憶量で多くの機器操作コマンドを知ることがで
き、音声認識装置(5)を容易に十分活用することがで
きるようになる。
【0013】また本発明に係る音声認識装置(6)は、
上記音声認識装置(4)又は(5)において、機器に電
源が投入されると、該機器に対応する前記グループコマ
ンドを提示する初期提示手段を備えていることを特徴と
している。上記した音声認識装置(6)によれば、機器
に電源が投入されると、この機器に対応するものできっ
かけとなるグループコマンドが前記初期提示手段により
提示される。よって、音声コマンドをマニュアル等で覚
えるといった操作者への負担を大幅に軽減でき、気軽に
音声入力を行わせることができる。また、操作者の記憶
にほとんど委ねないため、操作者が音声コマンドを忘れ
てしまうことにより音声認識装置を十分に活用できない
といった不都合を解消することができる。
上記音声認識装置(4)又は(5)において、機器に電
源が投入されると、該機器に対応する前記グループコマ
ンドを提示する初期提示手段を備えていることを特徴と
している。上記した音声認識装置(6)によれば、機器
に電源が投入されると、この機器に対応するものできっ
かけとなるグループコマンドが前記初期提示手段により
提示される。よって、音声コマンドをマニュアル等で覚
えるといった操作者への負担を大幅に軽減でき、気軽に
音声入力を行わせることができる。また、操作者の記憶
にほとんど委ねないため、操作者が音声コマンドを忘れ
てしまうことにより音声認識装置を十分に活用できない
といった不都合を解消することができる。
【0014】本発明に係る音声認識装置(7)は、上記
音声認識装置(4)において、前記提示手段が、前記音
声コマンドを音声にて順次提示する音声出力手段である
ことを特徴としている。上記した音声認識装置(7)に
よれば、前記音声出力手段において前記音声コマンドが
順次提示されるため、例えば音声認識装置が車に搭載さ
れる機器と組み合わされて使用される車載用であり操作
者が運転者である場合に、音声コマンドを見ようと視線
移動することを確実に防止できる。よって、運転上の安
全性を確実に確保することができる。
音声認識装置(4)において、前記提示手段が、前記音
声コマンドを音声にて順次提示する音声出力手段である
ことを特徴としている。上記した音声認識装置(7)に
よれば、前記音声出力手段において前記音声コマンドが
順次提示されるため、例えば音声認識装置が車に搭載さ
れる機器と組み合わされて使用される車載用であり操作
者が運転者である場合に、音声コマンドを見ようと視線
移動することを確実に防止できる。よって、運転上の安
全性を確実に確保することができる。
【0015】また本発明に係る音声認識装置(8)は、
上記音声認識装置(2)又は(7)において、操作者の
指示に従い、前記音声出力手段より提示される音声コマ
ンドの音声の話速を制御する話速制御手段を備えている
ことを特徴としている。上記した音声認識装置(8)に
よれば、前記話速制御手段を備えていることから、音声
コマンドを提示する音声の話速を変更できる。よって、
操作者の好みや操作者の音声認識装置の使用経験等によ
り、例えば使い初めの慣れないうちは音声コマンドのゆ
っくりとした音声の提示を、また慣れてきたら音声コマ
ンドの早めの音声の提示を行わせることができるため、
操作者が音声認識装置の使用に慣れていても、前記音声
出力手段からの音声を聞き続ける煩わしさを軽減するこ
とができる。
上記音声認識装置(2)又は(7)において、操作者の
指示に従い、前記音声出力手段より提示される音声コマ
ンドの音声の話速を制御する話速制御手段を備えている
ことを特徴としている。上記した音声認識装置(8)に
よれば、前記話速制御手段を備えていることから、音声
コマンドを提示する音声の話速を変更できる。よって、
操作者の好みや操作者の音声認識装置の使用経験等によ
り、例えば使い初めの慣れないうちは音声コマンドのゆ
っくりとした音声の提示を、また慣れてきたら音声コマ
ンドの早めの音声の提示を行わせることができるため、
操作者が音声認識装置の使用に慣れていても、前記音声
出力手段からの音声を聞き続ける煩わしさを軽減するこ
とができる。
【0016】また本発明に係る音声認識装置(9)は、
上記音声認識装置(7)又は(8)において、前記音声
出力手段に提示させる音声コマンド間に一定の待機時間
を設け、該待機時間中に前記音声入力手段から音声コマ
ンドの決定を意味する音声が入力されると、以降の前記
音声出力手段による音声コマンドの提示を省略し、前記
音声の入力の直前に提示させた音声コマンドに対応する
処理に移行させるスキップ手段を備えていることを特徴
としている。
上記音声認識装置(7)又は(8)において、前記音声
出力手段に提示させる音声コマンド間に一定の待機時間
を設け、該待機時間中に前記音声入力手段から音声コマ
ンドの決定を意味する音声が入力されると、以降の前記
音声出力手段による音声コマンドの提示を省略し、前記
音声の入力の直前に提示させた音声コマンドに対応する
処理に移行させるスキップ手段を備えていることを特徴
としている。
【0017】上記した音声認識装置(9)によれば、音
声出力手段に提示される音声コマンドと音声コマンドと
の間の待機時間中に、前記音声入力手段からコマンドの
決定を意味する音声が入力されると、前記スキップ手段
により、以降の音声出力手段による音声コマンドの提示
が省略され、音声の入力の直前に提示された音声コマン
ドに対応する処理に移行する。よって、音声による音声
コマンドのリストアップをスキップ手段により必要最小
限に止めることができるため、操作者が音声認識装置の
使用に慣れた場合でも、音声コマンドを聞き続ける煩わ
しさを軽減することができる。
声出力手段に提示される音声コマンドと音声コマンドと
の間の待機時間中に、前記音声入力手段からコマンドの
決定を意味する音声が入力されると、前記スキップ手段
により、以降の音声出力手段による音声コマンドの提示
が省略され、音声の入力の直前に提示された音声コマン
ドに対応する処理に移行する。よって、音声による音声
コマンドのリストアップをスキップ手段により必要最小
限に止めることができるため、操作者が音声認識装置の
使用に慣れた場合でも、音声コマンドを聞き続ける煩わ
しさを軽減することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る音声認識装置
の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施
の形態では、ナビゲーション装置、CDプレーヤのよう
なのオーディオ装置、VICS(ビックス)等の道路交
通情報システム対応機器等の車載用の機器と組み合わせ
る車両用の音声認識装置に本発明を適用した場合を例に
とって説明する。
の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施
の形態では、ナビゲーション装置、CDプレーヤのよう
なのオーディオ装置、VICS(ビックス)等の道路交
通情報システム対応機器等の車載用の機器と組み合わせ
る車両用の音声認識装置に本発明を適用した場合を例に
とって説明する。
【0019】図1は実施の形態(1)に係る音声認識装
置の概略構成を示すブロック図である。また、図2は実
施の形態(1)に係る音声認識装置の動作を説明するた
めの図であり、音声操作も可能とする上記した車両用の
機器と組み合わせた状態を示している。
置の概略構成を示すブロック図である。また、図2は実
施の形態(1)に係る音声認識装置の動作を説明するた
めの図であり、音声操作も可能とする上記した車両用の
機器と組み合わせた状態を示している。
【0020】図1に示すように、この音声認識装置10
は、単語辞書11、マイク12、音声認識手段13、手
動操作手段16、提示手段17、マイコン19等を主な
構成要素として備えている。単語辞書11は、例えばR
OMで構成されており、車載用の機器100(図2)を
音声により操作するための多数の音声コマンドが予め設
定登録されている。音声コマンドには、例えば、音声操
作のための基本的な基本コマンドや、各機器100の機
能に対応する機器操作コマンド等が挙げられる。なお通
常、音声認識装置10が組み合わされる車載用の機器1
00毎に、異なる機器操作コマンドが登録されている。
は、単語辞書11、マイク12、音声認識手段13、手
動操作手段16、提示手段17、マイコン19等を主な
構成要素として備えている。単語辞書11は、例えばR
OMで構成されており、車載用の機器100(図2)を
音声により操作するための多数の音声コマンドが予め設
定登録されている。音声コマンドには、例えば、音声操
作のための基本的な基本コマンドや、各機器100の機
能に対応する機器操作コマンド等が挙げられる。なお通
常、音声認識装置10が組み合わされる車載用の機器1
00毎に、異なる機器操作コマンドが登録されている。
【0021】マイク12は、操作者が発声した音声を取
り込むための音声入力手段となるものである。また音声
認識手段13は、マイク12から入力された音声の認識
を行うものとなっている。すなわち、音声認識手段13
は、ROM等から構成されて単語や音素等の音声の基本
的な単位の標準パターン(モデル)を記憶した音素辞書
14と、RAM等で構成されて音声認識装置10の使用
状況に応じて上記の単語辞書11から読み出された複数
の音声コマンドを一時的に記憶する認識辞書15とが接
続されたものからなる。そして、マイク12から取り込
んだ音声信号をデジタル信号に変換し、このデジタル信
号から特徴パラメータを抽出するとともに、認識辞書1
5に記憶された音声コマンドの標準パターンを音素辞書
14から読み出し、この標準パターンと抽出した特徴パ
ラメータとを比較照合することによって入力された音声
を認識するようになっている。
り込むための音声入力手段となるものである。また音声
認識手段13は、マイク12から入力された音声の認識
を行うものとなっている。すなわち、音声認識手段13
は、ROM等から構成されて単語や音素等の音声の基本
的な単位の標準パターン(モデル)を記憶した音素辞書
14と、RAM等で構成されて音声認識装置10の使用
状況に応じて上記の単語辞書11から読み出された複数
の音声コマンドを一時的に記憶する認識辞書15とが接
続されたものからなる。そして、マイク12から取り込
んだ音声信号をデジタル信号に変換し、このデジタル信
号から特徴パラメータを抽出するとともに、認識辞書1
5に記憶された音声コマンドの標準パターンを音素辞書
14から読み出し、この標準パターンと抽出した特徴パ
ラメータとを比較照合することによって入力された音声
を認識するようになっている。
【0022】手動操作手段16は、機器100を手動で
操作するためのもので、例えば、操作スイッチ、操作ボ
タン、タッチパネル等で構成されている。タッチパネル
は、後述のディスプレイ21と一体的に構成されていて
もよく、また操作スイッチ、操作ボタン等は、リモート
コントローラに備えられたものであってもよい。提示手
段17は、手動操作手段16により機器100が操作さ
れると、この操作に対応する音声コマンドを提示するた
めのものである。この実施の形態において提示手段17
は、音声コマンドを音声にて提示する音声出力手段18
で構成されている。
操作するためのもので、例えば、操作スイッチ、操作ボ
タン、タッチパネル等で構成されている。タッチパネル
は、後述のディスプレイ21と一体的に構成されていて
もよく、また操作スイッチ、操作ボタン等は、リモート
コントローラに備えられたものであってもよい。提示手
段17は、手動操作手段16により機器100が操作さ
れると、この操作に対応する音声コマンドを提示するた
めのものである。この実施の形態において提示手段17
は、音声コマンドを音声にて提示する音声出力手段18
で構成されている。
【0023】なお、図1では音声出力手段18が、例え
ばRAMで構成されて所要の音声を合成するためのテキ
ストデータを記憶する音声辞書18aと、音声辞書18
aからテキストデータを読み出して音声合成処理を行
い、合成した音声をアナログ信号に変換して出力する音
声合成部18bと、音声合成部18bから出力された音
声のアナログ信号を増幅するアンプ18cと、アンプ1
8cで増幅されたアナログ信号を音声として出力するス
ピーカ18dとから構成されている場合を示している
が、予めテープ等に録音された音声を出力するものとし
て音声出力手段18を構成することも可能である。
ばRAMで構成されて所要の音声を合成するためのテキ
ストデータを記憶する音声辞書18aと、音声辞書18
aからテキストデータを読み出して音声合成処理を行
い、合成した音声をアナログ信号に変換して出力する音
声合成部18bと、音声合成部18bから出力された音
声のアナログ信号を増幅するアンプ18cと、アンプ1
8cで増幅されたアナログ信号を音声として出力するス
ピーカ18dとから構成されている場合を示している
が、予めテープ等に録音された音声を出力するものとし
て音声出力手段18を構成することも可能である。
【0024】マイコン19は、単語辞書11から読み出
した音声コマンドを用いて、入力された音声の認識を行
うよう音声認識手段13を制御するものであるととも
に、音声認識手段13が認識した音声コマンドに応じて
機器100に与える制御信号を出力する処理を行うもの
となっている。さらにマイコン19は、図2にて太い実
線の矢印Aで示すごとく、操作者が手動操作手段16よ
り機器100の操作信号を入力した際に、つまり操作者
が手動操作した際に、この操作に対応する機器操作コマ
ンド等の音声コマンドを提示手段17に提示させる提示
制御手段19aを備えている。
した音声コマンドを用いて、入力された音声の認識を行
うよう音声認識手段13を制御するものであるととも
に、音声認識手段13が認識した音声コマンドに応じて
機器100に与える制御信号を出力する処理を行うもの
となっている。さらにマイコン19は、図2にて太い実
線の矢印Aで示すごとく、操作者が手動操作手段16よ
り機器100の操作信号を入力した際に、つまり操作者
が手動操作した際に、この操作に対応する機器操作コマ
ンド等の音声コマンドを提示手段17に提示させる提示
制御手段19aを備えている。
【0025】次に、このように構成された音声処理装置
10の手動操作時におけるマイコン19の行う動作を図
3に示すフローチャートを参照して説明する。ここで
は、説明を簡単にするため、音声コマンドが機器操作コ
マンドである場合を例にとって述べるが、本発明におけ
る音声コマンドが機器操作コマンドに限定されないのは
言うまでもない。
10の手動操作時におけるマイコン19の行う動作を図
3に示すフローチャートを参照して説明する。ここで
は、説明を簡単にするため、音声コマンドが機器操作コ
マンドである場合を例にとって述べるが、本発明におけ
る音声コマンドが機器操作コマンドに限定されないのは
言うまでもない。
【0026】操作者が手動操作により手動操作手段16
から機器100の操作信号を入力した場合、まずステッ
プS1において、マイコン19は手動操作手段16から
操作信号が入力されたか否かを判断する。次いでマイコ
ン19の提示制御手段19aが、操作者の操作に対応す
る音声コマンドである機器操作コマンドを単語辞書11
から検索し、読み出す(ステップS2)。例えば、音声
操作の対象となる機器100がナビゲーション装置であ
る場合、このナビゲーション装置の機能に対応した機器
操作コマンドとして単語辞書11に登録されたもの、例
えば「地図向き」、「現在地表示」、「目的地表示」、
「広域」、「詳細」等を読み出す。
から機器100の操作信号を入力した場合、まずステッ
プS1において、マイコン19は手動操作手段16から
操作信号が入力されたか否かを判断する。次いでマイコ
ン19の提示制御手段19aが、操作者の操作に対応す
る音声コマンドである機器操作コマンドを単語辞書11
から検索し、読み出す(ステップS2)。例えば、音声
操作の対象となる機器100がナビゲーション装置であ
る場合、このナビゲーション装置の機能に対応した機器
操作コマンドとして単語辞書11に登録されたもの、例
えば「地図向き」、「現在地表示」、「目的地表示」、
「広域」、「詳細」等を読み出す。
【0027】そして提示制御手段19aは、読み出した
機器操作コマンドを提示手段17である音声出力手段1
8に提示させる(ステップS3)。この音声出力手段1
8による提示では、機器操作コマンドが複数の場合、順
に機器操作コマンドを音声出力させていく。
機器操作コマンドを提示手段17である音声出力手段1
8に提示させる(ステップS3)。この音声出力手段1
8による提示では、機器操作コマンドが複数の場合、順
に機器操作コマンドを音声出力させていく。
【0028】以上のごとく実施の形態(1)に係る音声
認識装置10では、操作者が手動操作手段16を用いて
機器100を操作するための手動操作を行うと、この操
作に対応する音声操作用の機器操作コマンドをマイコン
19の提示制御手段19aが提示手段17に提示させる
ので、操作者は手動操作を行っているうちに、自然に音
声操作する際の機器操作コマンドを覚えることができ
る。よって、音声操作する際の操作者の負担を軽減で
き、音声認識装置10を自然に音声操作することできる
ようになる。また、自然に機器操作コマンドを覚えられ
ることから、音声認識装置10を容易に十分活用できる
ようになる。
認識装置10では、操作者が手動操作手段16を用いて
機器100を操作するための手動操作を行うと、この操
作に対応する音声操作用の機器操作コマンドをマイコン
19の提示制御手段19aが提示手段17に提示させる
ので、操作者は手動操作を行っているうちに、自然に音
声操作する際の機器操作コマンドを覚えることができ
る。よって、音声操作する際の操作者の負担を軽減で
き、音声認識装置10を自然に音声操作することできる
ようになる。また、自然に機器操作コマンドを覚えられ
ることから、音声認識装置10を容易に十分活用できる
ようになる。
【0029】またこの音声認識装置10では、提示手段
17が音声出力手段18で構成されているため、提示さ
れた機器操作コマンドを見ようと視線移動しなくても済
む。したがって、車載用の機器100と組み合わる音声
認識装置10として重要な安全性を確保しつつ機器操作
コマンドを提示できるものとなる。
17が音声出力手段18で構成されているため、提示さ
れた機器操作コマンドを見ようと視線移動しなくても済
む。したがって、車載用の機器100と組み合わる音声
認識装置10として重要な安全性を確保しつつ機器操作
コマンドを提示できるものとなる。
【0030】なお、上記の実施の形態(1)では、提示
手段17が音声出力手段18で構成されている場合を示
したが、別の実施の形態である実施の形態(2)に係る
音声認識装置20の場合、図4に示したように提示手段
17が液晶パネル等からなり、音声コマンドを画面に文
字で表示するディスプレイ21のみで構成されていても
よい。実施の形態(2)に係る音声認識装置20は、提
示手段17以外は実施の形態(1)と同様に構成された
ものとなっている。
手段17が音声出力手段18で構成されている場合を示
したが、別の実施の形態である実施の形態(2)に係る
音声認識装置20の場合、図4に示したように提示手段
17が液晶パネル等からなり、音声コマンドを画面に文
字で表示するディスプレイ21のみで構成されていても
よい。実施の形態(2)に係る音声認識装置20は、提
示手段17以外は実施の形態(1)と同様に構成された
ものとなっている。
【0031】この音声認識装置20においては、操作者
は、機器100を操作するために手動操作する際、手動
操作を確認すべく常にディスプレイ21を見ていること
になる。したがって、ディスプレイ21における画面表
示によって音声コマンドである機器操作コマンドが提示
されることで、機器操作コマンドが自然に操作者の目に
入ることになるため、視覚的に自然に音声操作する際の
機器操作コマンドを覚られるといった効果を得ることが
できる。
は、機器100を操作するために手動操作する際、手動
操作を確認すべく常にディスプレイ21を見ていること
になる。したがって、ディスプレイ21における画面表
示によって音声コマンドである機器操作コマンドが提示
されることで、機器操作コマンドが自然に操作者の目に
入ることになるため、視覚的に自然に音声操作する際の
機器操作コマンドを覚られるといった効果を得ることが
できる。
【0032】次に、本発明に係る音声認識装置の実施の
形態(3)を説明する。図5は実施の形態(3)に係る
音声認識装置の概略構成を示すブロック図であり、ま
た、図6は実施の形態(3)に係る音声認識装置の動作
を説明するための図であり、上記の実施の形態(1)と
同様、車載用の機器と組み合わせた状態を示している。
実施の形態(3)において実施の形態(1)と同じ構成
要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。
形態(3)を説明する。図5は実施の形態(3)に係る
音声認識装置の概略構成を示すブロック図であり、ま
た、図6は実施の形態(3)に係る音声認識装置の動作
を説明するための図であり、上記の実施の形態(1)と
同様、車載用の機器と組み合わせた状態を示している。
実施の形態(3)において実施の形態(1)と同じ構成
要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0033】図5及び図6に示すように、実施の形態
(3)に係る音声認識装置30において実施の形態
(1)の音声認識装置10と相違するところは、マイコ
ン31の構成及び提示手段32の構成にある。すなわ
ち、音声認識装置30における提示手段32は、機器1
00の音声操作用の音声コマンドを音声にて提示する音
声出力手段18と音声コマンドを画面で文字により表示
することで提示するディスプレイ21とから構成されて
いる。
(3)に係る音声認識装置30において実施の形態
(1)の音声認識装置10と相違するところは、マイコ
ン31の構成及び提示手段32の構成にある。すなわ
ち、音声認識装置30における提示手段32は、機器1
00の音声操作用の音声コマンドを音声にて提示する音
声出力手段18と音声コマンドを画面で文字により表示
することで提示するディスプレイ21とから構成されて
いる。
【0034】そして制御手段であるマイコン31は、提
示制御手段19aとともに提示選択手段31aを備えた
ものとなっている。提示制御手段19aは、図6に太い
実線矢印で示したように操作者が機器100を操作する
操作信号の入力を手動操作で行った際に、この操作に対
応する機器操作コマンド等の音声コマンドを提示手段3
2である音声出力手段18、ディスプレイ21に提示さ
せる手段である。また、提示選択手段31aは、音声コ
マンドを提示させる制御信号を、音声出力手段18及び
ディスプレイ21の両方に出力する、又はどちらか一方
に出力する、又は両方ともに出力しないのいずれかに選
択可能とする手段となっている。
示制御手段19aとともに提示選択手段31aを備えた
ものとなっている。提示制御手段19aは、図6に太い
実線矢印で示したように操作者が機器100を操作する
操作信号の入力を手動操作で行った際に、この操作に対
応する機器操作コマンド等の音声コマンドを提示手段3
2である音声出力手段18、ディスプレイ21に提示さ
せる手段である。また、提示選択手段31aは、音声コ
マンドを提示させる制御信号を、音声出力手段18及び
ディスプレイ21の両方に出力する、又はどちらか一方
に出力する、又は両方ともに出力しないのいずれかに選
択可能とする手段となっている。
【0035】次に、このように構成された音声認識装置
30の手動操作時におけるマイコン31の行う動作を図
7に示すフローチャートを参照して説明する。ここでも
説明を簡単にするため、音声コマンドが機器操作コマン
ドである場合を例にとって述べる。機器100の操作信
号が手動操作手段16より入力される前に予め、音声コ
マンドとしての機器操作コマンドの提示先及び提示の有
無が操作者によって選択設定された状態において、まず
マイコン31は手動操作手段16からの操作信号の入力
を判断する(ステップS11)。次いでマイコン31の
提示制御手段19aは、操作者が操作しようとしている
機器100において操作者の操作に対応する機器操作コ
マンドを単語辞書11から検索し、読み出す(ステップ
S12)。これらステップS11、ステップS12の動
作は、図3に示した音声認識装置10の動作におけるス
テップS1、ステップS2と同様である。
30の手動操作時におけるマイコン31の行う動作を図
7に示すフローチャートを参照して説明する。ここでも
説明を簡単にするため、音声コマンドが機器操作コマン
ドである場合を例にとって述べる。機器100の操作信
号が手動操作手段16より入力される前に予め、音声コ
マンドとしての機器操作コマンドの提示先及び提示の有
無が操作者によって選択設定された状態において、まず
マイコン31は手動操作手段16からの操作信号の入力
を判断する(ステップS11)。次いでマイコン31の
提示制御手段19aは、操作者が操作しようとしている
機器100において操作者の操作に対応する機器操作コ
マンドを単語辞書11から検索し、読み出す(ステップ
S12)。これらステップS11、ステップS12の動
作は、図3に示した音声認識装置10の動作におけるス
テップS1、ステップS2と同様である。
【0036】次いで予め操作者により選択設定された情
報を基に提示選択手段31aが、機器操作コマンドを提
示させる制御信号を音声出力手段18に出力するか否か
を判断する(ステップS13)。音声出力手段18に出
力すると判断すると、音声出力手段18に制御信号を出
力し、機器操作コマンドの合成音声を出力させる(ステ
ップS14)。この音声出力手段18による提示では、
機器操作コマンドが複数の場合、順に機器操作コマンド
を音声出力させる。
報を基に提示選択手段31aが、機器操作コマンドを提
示させる制御信号を音声出力手段18に出力するか否か
を判断する(ステップS13)。音声出力手段18に出
力すると判断すると、音声出力手段18に制御信号を出
力し、機器操作コマンドの合成音声を出力させる(ステ
ップS14)。この音声出力手段18による提示では、
機器操作コマンドが複数の場合、順に機器操作コマンド
を音声出力させる。
【0037】ステップS13にて音声出力手段18に出
力しないと判断すると、提示選択手段31aは機器操作
コマンドを提示させる制御信号をディスプレイ21に出
力するか否かを判断する(ステップS15)。ディスプ
レイ21に出力すると判断すると、ディスプレイ21に
制御信号を出力して機器操作コマンドを画面に文字にて
表示させる(ステップS16)。またディスプレイ21
に出力しないと判断すると、音声出力手段18、ディス
プレイ21のいずれにも提示させる制御信号を出力せ
ず、操作者に向けて機器操作コマンドを提示させること
なく動作を終了する。
力しないと判断すると、提示選択手段31aは機器操作
コマンドを提示させる制御信号をディスプレイ21に出
力するか否かを判断する(ステップS15)。ディスプ
レイ21に出力すると判断すると、ディスプレイ21に
制御信号を出力して機器操作コマンドを画面に文字にて
表示させる(ステップS16)。またディスプレイ21
に出力しないと判断すると、音声出力手段18、ディス
プレイ21のいずれにも提示させる制御信号を出力せ
ず、操作者に向けて機器操作コマンドを提示させること
なく動作を終了する。
【0038】このように実施の形態(3)に係る音声認
識装置30によれば、マイコン31の提示選択手段31
aにより、機器操作コマンドを、音声と画面表示との両
方、又はどちらか一方により提示させることができ、あ
るいは音声と画面表示とのいずれにも機器操作コマンド
を提示させないようにすることができる。よって、操作
者が音声認識装置30を使用しているときの状況や操作
者の好み等に合わせた音声コマンドの提示方法を提供す
ることができる。
識装置30によれば、マイコン31の提示選択手段31
aにより、機器操作コマンドを、音声と画面表示との両
方、又はどちらか一方により提示させることができ、あ
るいは音声と画面表示とのいずれにも機器操作コマンド
を提示させないようにすることができる。よって、操作
者が音声認識装置30を使用しているときの状況や操作
者の好み等に合わせた音声コマンドの提示方法を提供す
ることができる。
【0039】なお、上記実施の形態(3)では、提示手
段32にて提示する音声コマンドを機器操作コマンドと
し、この機器操作コマンドについて提示選択手段31a
により音声、画面表示の両方、いずれか一方に提示す
る、あるいはいずれにも提示しないの提示選択を可能と
する例を述べたが、その他の機器を音声操作するための
音声コマンドについても提示選択手段31aにより同様
の提示選択を行えることは言うまでもない。
段32にて提示する音声コマンドを機器操作コマンドと
し、この機器操作コマンドについて提示選択手段31a
により音声、画面表示の両方、いずれか一方に提示す
る、あるいはいずれにも提示しないの提示選択を可能と
する例を述べたが、その他の機器を音声操作するための
音声コマンドについても提示選択手段31aにより同様
の提示選択を行えることは言うまでもない。
【0040】次に本発明に係る音声認識装置の実施の形
態(4)を説明する。図8は実施の形態(4)に係る音
声認識装置の概略構成を示すブロック図であり、また、
図9は実施の形態(4)に係る音声認識装置の動作を説
明するための図であり、上記の実施の形態(1)と同
様、車載用の機器と組み合わせた状態を示している。ま
た、実施の形態(4)において実施の形態(1)と同じ
構成要素には同じ符号を付してその説明を省略する。
態(4)を説明する。図8は実施の形態(4)に係る音
声認識装置の概略構成を示すブロック図であり、また、
図9は実施の形態(4)に係る音声認識装置の動作を説
明するための図であり、上記の実施の形態(1)と同
様、車載用の機器と組み合わせた状態を示している。ま
た、実施の形態(4)において実施の形態(1)と同じ
構成要素には同じ符号を付してその説明を省略する。
【0041】この実施の形態(4)に係る音声認識装置
40において、実施の形態(1)の音声認識装置10と
相違するところは、単語辞書11に登録されている音声
コマンドの構成が異なること、制御手段であるマイコン
41が提示制御手段19aとは異なる提示制御手段41
aを有していること、及び提示手段である音声出力手段
18が提示制御手段41aにより制御されるものからな
ることにある。
40において、実施の形態(1)の音声認識装置10と
相違するところは、単語辞書11に登録されている音声
コマンドの構成が異なること、制御手段であるマイコン
41が提示制御手段19aとは異なる提示制御手段41
aを有していること、及び提示手段である音声出力手段
18が提示制御手段41aにより制御されるものからな
ることにある。
【0042】すなわち、単語辞書11は、基本コマンド
や機器操作コマンド等の他に、機器操作コマンドの関連
するもの同士を総括して数種類のグループにまとめ、そ
れぞれのグループに対して設定したグループコマンドを
音声認識用の音声コマンドとして格納している。例えば
機器操作コマンドは、図10に示すごとく、オーディオ
機器関連のもの、ナビゲーション装置関連のもの、VI
CS等の道路交通情報システム等の対応機器関連のもの
等のように、機器100毎にこの機器100に関連する
もの同士が総括されてグループにまとめられている。そ
して、各グループには「オーディオ」、「ナビ」、「ビ
ックス(VICS)」等のようにコマンドが設定され
て、この設定されたコマンドがグループコマンドとして
単語辞書11に登録されている。
や機器操作コマンド等の他に、機器操作コマンドの関連
するもの同士を総括して数種類のグループにまとめ、そ
れぞれのグループに対して設定したグループコマンドを
音声認識用の音声コマンドとして格納している。例えば
機器操作コマンドは、図10に示すごとく、オーディオ
機器関連のもの、ナビゲーション装置関連のもの、VI
CS等の道路交通情報システム等の対応機器関連のもの
等のように、機器100毎にこの機器100に関連する
もの同士が総括されてグループにまとめられている。そ
して、各グループには「オーディオ」、「ナビ」、「ビ
ックス(VICS)」等のようにコマンドが設定され
て、この設定されたコマンドがグループコマンドとして
単語辞書11に登録されている。
【0043】また、マイコン41の提示制御手段41a
は、図9の太い実線の矢印で示すように、マイク12か
らグループコマンド、例えば図10に示す「オーディ
オ」の音声コマンドが入力され、このグループコマンド
が音声認識手段13により認識されると、認識されたグ
ループコマンド「オーディオ」に属する関連した機器操
作コマンド、例えば「エフエム」、「エーエム」、「カ
セット」、「シーディー」…を音声出力手段18に順に
提示させるものとなっている。したがって、音声出力手
段18は、音声認識手段13がグループコマンドを認識
した時、この認識されたグループコマンドに対応する機
器操作コマンドを提示する提示手段となっている。
は、図9の太い実線の矢印で示すように、マイク12か
らグループコマンド、例えば図10に示す「オーディ
オ」の音声コマンドが入力され、このグループコマンド
が音声認識手段13により認識されると、認識されたグ
ループコマンド「オーディオ」に属する関連した機器操
作コマンド、例えば「エフエム」、「エーエム」、「カ
セット」、「シーディー」…を音声出力手段18に順に
提示させるものとなっている。したがって、音声出力手
段18は、音声認識手段13がグループコマンドを認識
した時、この認識されたグループコマンドに対応する機
器操作コマンドを提示する提示手段となっている。
【0044】次にこのように構成された音声認識装置4
0の音声認識時のマイコンの行う動作を図11に示すフ
ローチャートを参照して説明する。音声認識の開始にあ
たっては、マイコン41から単語辞書11に登録された
グループコマンド、機器操作コマンド等の音声コマンド
が読み出されて認識辞書15に格納される。そしてま
ず、認識辞書15に格納された音声コマンドを認識語と
してマイク12から入力された操作者の音声の認識を音
声認識手段13に行わせ(ステップS21)、続いて認
識辞書15に格納されたグループコマンドの音声を認識
した旨の信号が音声認識手段13側から出力されたか否
か、つまりグループコマンドの音声がマイク12から入
力されたか否かを検知する(ステップS22)。
0の音声認識時のマイコンの行う動作を図11に示すフ
ローチャートを参照して説明する。音声認識の開始にあ
たっては、マイコン41から単語辞書11に登録された
グループコマンド、機器操作コマンド等の音声コマンド
が読み出されて認識辞書15に格納される。そしてま
ず、認識辞書15に格納された音声コマンドを認識語と
してマイク12から入力された操作者の音声の認識を音
声認識手段13に行わせ(ステップS21)、続いて認
識辞書15に格納されたグループコマンドの音声を認識
した旨の信号が音声認識手段13側から出力されたか否
か、つまりグループコマンドの音声がマイク12から入
力されたか否かを検知する(ステップS22)。
【0045】グループコマンドの音声が入力されたこと
を検知すると、マイコン41の提示制御手段41aが、
認識されたグループコマンドに属する機器操作コマンド
を音声出力手段18に順に提示させる(ステップS2
3)。またステップS22にて、グループコマンドの音
声が入力されなかったことを検知すると、マイコン41
は認識した音声内容、つまり音声コマンドに応じて機器
100に与える制御信号を出力する処理を行う(ステッ
プS24)。
を検知すると、マイコン41の提示制御手段41aが、
認識されたグループコマンドに属する機器操作コマンド
を音声出力手段18に順に提示させる(ステップS2
3)。またステップS22にて、グループコマンドの音
声が入力されなかったことを検知すると、マイコン41
は認識した音声内容、つまり音声コマンドに応じて機器
100に与える制御信号を出力する処理を行う(ステッ
プS24)。
【0046】このように構成された音声認識装置40で
は、操作者は、音声認識装置40を用いて機器100を
操作しているどの時点でも機器操作コマンドをマイク1
2から入力することが可能となっている。
は、操作者は、音声認識装置40を用いて機器100を
操作しているどの時点でも機器操作コマンドをマイク1
2から入力することが可能となっている。
【0047】以上のように実施の形態(4)に係る音声
認識装置40によれば、機器100の手段に対応する機
器操作コマンドが総括されて設定されたグループコマン
ドの音声が音声認識手段13で認識されると、提示制御
手段41aにより、この認識されたグループコマンドに
属する機器操作コマンドが音声出力手段18に順に提示
されるので、操作者がグループコマンドを覚えるだけの
少しの記憶量で多くの機器操作コマンドを知ることがで
き、音声認識装置40を容易に十分活用することができ
ることとなる。また、機器操作コマンドが音声で順に提
示されるため、安全性を確保しつつ機器操作コマンドを
提示できる車載用の音声認識装置40を実現できる。
認識装置40によれば、機器100の手段に対応する機
器操作コマンドが総括されて設定されたグループコマン
ドの音声が音声認識手段13で認識されると、提示制御
手段41aにより、この認識されたグループコマンドに
属する機器操作コマンドが音声出力手段18に順に提示
されるので、操作者がグループコマンドを覚えるだけの
少しの記憶量で多くの機器操作コマンドを知ることがで
き、音声認識装置40を容易に十分活用することができ
ることとなる。また、機器操作コマンドが音声で順に提
示されるため、安全性を確保しつつ機器操作コマンドを
提示できる車載用の音声認識装置40を実現できる。
【0048】なお、上記した実施の形態(4)では、本
発明における提示手段が音声出力手段18のみで構成さ
れている例を述べたが、図8に示すように音声認識装置
40をディスプレイ21を装備したものとし、音声出力
手段18とともにディスプレイ21も本発明における提
示手段としてもよい。また図8に示した手動操作手段1
6及びディスプレイ21を省略してマイク12等の音声
入力手段及び音声出力手段18のみを備えたものとして
音声認識装置を構成することも可能である。
発明における提示手段が音声出力手段18のみで構成さ
れている例を述べたが、図8に示すように音声認識装置
40をディスプレイ21を装備したものとし、音声出力
手段18とともにディスプレイ21も本発明における提
示手段としてもよい。また図8に示した手動操作手段1
6及びディスプレイ21を省略してマイク12等の音声
入力手段及び音声出力手段18のみを備えたものとして
音声認識装置を構成することも可能である。
【0049】次に本発明に係る音声認識装置の実施の形
態(5)を説明する。図12は実施の形態(5)に係る
音声認識装置のマイコンの構成を説明するための図であ
り、図13は実施の形態(5)に係る音声認識装置の単
語辞書に登録された音声コマンドの構成を説明するため
の図である。
態(5)を説明する。図12は実施の形態(5)に係る
音声認識装置のマイコンの構成を説明するための図であ
り、図13は実施の形態(5)に係る音声認識装置の単
語辞書に登録された音声コマンドの構成を説明するため
の図である。
【0050】実施の形態(5)に係る音声認識装置にお
いて、実施の形態(4)に係る音声認識装置40と相違
するところは、単語辞書11に登録された音声コマンド
の構成と、制御手段であるマイコン51の構成と、提示
手段である音声出力手段18の構成とにある。なお、単
語辞書11に登録された音声コマンドの構成及びマイコ
ン51の構成以外の構成は、実施の形態(4)に係る音
声認識装置40と同様のため、音声認識装置40を示す
図8を参照して説明する。
いて、実施の形態(4)に係る音声認識装置40と相違
するところは、単語辞書11に登録された音声コマンド
の構成と、制御手段であるマイコン51の構成と、提示
手段である音声出力手段18の構成とにある。なお、単
語辞書11に登録された音声コマンドの構成及びマイコ
ン51の構成以外の構成は、実施の形態(4)に係る音
声認識装置40と同様のため、音声認識装置40を示す
図8を参照して説明する。
【0051】すなわち、実施の形態(5)に係る音声認
識装置では、単語辞書11に登録された音声コマンドに
おけるグループコマンドのうち、多数の機器操作コマン
ドに対応しているものにサブコマンドが設定されてい
る。つまり、図13に示すようにグループコマンドを最
上位のコマンドとしかつこのコマンドに対応する機器操
作コマンドを最下位のコマンドとしてこれらの間に階層
構造的にサブコマンドが設定されているのである。
識装置では、単語辞書11に登録された音声コマンドに
おけるグループコマンドのうち、多数の機器操作コマン
ドに対応しているものにサブコマンドが設定されてい
る。つまり、図13に示すようにグループコマンドを最
上位のコマンドとしかつこのコマンドに対応する機器操
作コマンドを最下位のコマンドとしてこれらの間に階層
構造的にサブコマンドが設定されているのである。
【0052】例えば車載用の音声認識装置50におい
て、「ナビ」のグループコマンドに対応する機器操作コ
マンドである「地図向き」、「現在地表示」…が、その
関連するもの同士が総括されて複数のサブグループにま
とめられ、そのサブグループ毎に「地図操作」、「目的
地設定」、「案内」…といったようなサブコマンドが設
定されて単語辞書11に登録されている。
て、「ナビ」のグループコマンドに対応する機器操作コ
マンドである「地図向き」、「現在地表示」…が、その
関連するもの同士が総括されて複数のサブグループにま
とめられ、そのサブグループ毎に「地図操作」、「目的
地設定」、「案内」…といったようなサブコマンドが設
定されて単語辞書11に登録されている。
【0053】一方、マイコン51は、図12に示すよう
に音声認識装置40におけるマイコン41の提示制御手
段41aに加えて、サブコマンド提示制御手段51aと
絞り込み提示制御手段51bとを備えて構成されたもの
となっている。サブコマンド提示制御手段51aは、音
声認識手段13がグループコマンドを認識すると、この
認識されたグループコマンドにサブコマンドが設定され
ている場合にこのサブコマンドを機器操作コマンドと同
様に音声出力手段18に提示させる手段である。
に音声認識装置40におけるマイコン41の提示制御手
段41aに加えて、サブコマンド提示制御手段51aと
絞り込み提示制御手段51bとを備えて構成されたもの
となっている。サブコマンド提示制御手段51aは、音
声認識手段13がグループコマンドを認識すると、この
認識されたグループコマンドにサブコマンドが設定され
ている場合にこのサブコマンドを機器操作コマンドと同
様に音声出力手段18に提示させる手段である。
【0054】また絞り込み提示制御手段51bは、音声
認識手段13がサブコマンドの音声を認識すると、認識
したサブコマンドの下位のサブコマンド又は機器操作コ
マンドを音声出力手段18に順に提示させる手段となっ
ている。図13に示した音声コマンドの構成の場合に
は、グループコマンドと機器操作コマンドとの間に1つ
のサブコマンドが設定されているため、絞り込み提示制
御手段51bにより入力されたサブコマンドに対応する
機器操作コマンドが提示されることになる。
認識手段13がサブコマンドの音声を認識すると、認識
したサブコマンドの下位のサブコマンド又は機器操作コ
マンドを音声出力手段18に順に提示させる手段となっ
ている。図13に示した音声コマンドの構成の場合に
は、グループコマンドと機器操作コマンドとの間に1つ
のサブコマンドが設定されているため、絞り込み提示制
御手段51bにより入力されたサブコマンドに対応する
機器操作コマンドが提示されることになる。
【0055】したがって、音声出力手段18は、音声認
識手段13がグループコマンドを認識した時、この認識
されたグループコマンドにサブコマンドが設定されてい
る場合にこのサブコマンドを機器操作コマンドと同様に
提示するサブコマンド提示手段と、音声認識手段13が
サブコマンドの音声を認識した時、認識したサブコマン
ドの下位のサブコマンド又は機器操作コマンドを順に提
示する絞り込み提示手段とを兼ね備えたものとなってい
る。
識手段13がグループコマンドを認識した時、この認識
されたグループコマンドにサブコマンドが設定されてい
る場合にこのサブコマンドを機器操作コマンドと同様に
提示するサブコマンド提示手段と、音声認識手段13が
サブコマンドの音声を認識した時、認識したサブコマン
ドの下位のサブコマンド又は機器操作コマンドを順に提
示する絞り込み提示手段とを兼ね備えたものとなってい
る。
【0056】ここで、音声出力手段18に音声コマンド
を提示させる場合、例えばサブコマンドの提示の際は
「次のグループからお選び下さい」、機器操作コマンド
の提示の際は「次のコマンドを使用できます」等のよう
に、提示の際の文章を替えることでサブコマンドの提示
と機器操作コマンドの提示とを使い分けすることが可能
である。したがって、単語辞書11に登録されている音
声コマンドには、グループコマンドから機器操作コマン
ドが直接提示されるものと、グループコマンドからサブ
コマンドを介して機器操作コマンドが提示されるものと
が混在していてもよい。
を提示させる場合、例えばサブコマンドの提示の際は
「次のグループからお選び下さい」、機器操作コマンド
の提示の際は「次のコマンドを使用できます」等のよう
に、提示の際の文章を替えることでサブコマンドの提示
と機器操作コマンドの提示とを使い分けすることが可能
である。したがって、単語辞書11に登録されている音
声コマンドには、グループコマンドから機器操作コマン
ドが直接提示されるものと、グループコマンドからサブ
コマンドを介して機器操作コマンドが提示されるものと
が混在していてもよい。
【0057】次に、このように構成された音声認識装置
の音声認識時におけるマイコン51の行う動作を図14
に示すフローチャートを参照して説明する。音声認識の
開始にあたっては、マイコン51により単語辞書11に
登録された音声コマンドにおけるグループコマンドが読
み出されて認識辞書15に格納される。そしてまず、認
識辞書15に格納されたグループコマンドを認識語とし
て、音声認識手段13にマイク12から入力された音声
の認識を行わせ(ステップS31)、認識辞書15に格
納されたグループコマンドの音声を認識した旨の信号が
音声認識手段13から出力されたか否か、すなわちグル
ープコマンドの音声が入力されたか否かを検知する(ス
テップS32)。
の音声認識時におけるマイコン51の行う動作を図14
に示すフローチャートを参照して説明する。音声認識の
開始にあたっては、マイコン51により単語辞書11に
登録された音声コマンドにおけるグループコマンドが読
み出されて認識辞書15に格納される。そしてまず、認
識辞書15に格納されたグループコマンドを認識語とし
て、音声認識手段13にマイク12から入力された音声
の認識を行わせ(ステップS31)、認識辞書15に格
納されたグループコマンドの音声を認識した旨の信号が
音声認識手段13から出力されたか否か、すなわちグル
ープコマンドの音声が入力されたか否かを検知する(ス
テップS32)。
【0058】グループコマンドの音声が入力されたこと
を検知すると、マイコン51は認識されたグループコマ
ンドに対応するサブコマンドが設定されているか否かを
判断する(ステップS33)。そして、サブコマンドが
設定されていると判断すると、サブコマンド提示制御手
段51aが音声出力手段18にサブコマンドを音声出力
させるとともに、認識辞書15にサブコマンドを格納さ
せる(ステップS34)。一方、ステップS32にてグ
ループコマンドの音声が入力されていないことを検知す
ると、マイコン51は認識した音声内容(音声コマン
ド)に応じて機器100に与える制御信号を出力する処
理を行う(ステップS38)。
を検知すると、マイコン51は認識されたグループコマ
ンドに対応するサブコマンドが設定されているか否かを
判断する(ステップS33)。そして、サブコマンドが
設定されていると判断すると、サブコマンド提示制御手
段51aが音声出力手段18にサブコマンドを音声出力
させるとともに、認識辞書15にサブコマンドを格納さ
せる(ステップS34)。一方、ステップS32にてグ
ループコマンドの音声が入力されていないことを検知す
ると、マイコン51は認識した音声内容(音声コマン
ド)に応じて機器100に与える制御信号を出力する処
理を行う(ステップS38)。
【0059】ステップS34にてサブコマンドを音声出
力させた後、認識辞書15に格納されたサブコマンドを
認識語として、音声認識手段13にマイク12から入力
された音声の認識を行わせ(ステップS35)、認識辞
書15に格納されたサブコマンドの音声を認識した旨の
信号が出力されたか否か、すなわち、サブコマンドの音
声が入力されたか否かを検知する(ステップS36)。
サブコマンドが入力されたことを検知すると、マイコン
51の絞り込み提示制御手段51bは、認識されたサブ
コマンドに対応する機器操作コマンドを音声出力手段1
8に音声出力させる(ステップS37)。また、ステッ
プS36にてサブコマンドが入力されていないことを検
知するとステップS38に進み、マイコン51は認識し
た音声内容(音声コマンド)に応じて機器100に与え
る制御信号を出力する処理を行う。
力させた後、認識辞書15に格納されたサブコマンドを
認識語として、音声認識手段13にマイク12から入力
された音声の認識を行わせ(ステップS35)、認識辞
書15に格納されたサブコマンドの音声を認識した旨の
信号が出力されたか否か、すなわち、サブコマンドの音
声が入力されたか否かを検知する(ステップS36)。
サブコマンドが入力されたことを検知すると、マイコン
51の絞り込み提示制御手段51bは、認識されたサブ
コマンドに対応する機器操作コマンドを音声出力手段1
8に音声出力させる(ステップS37)。また、ステッ
プS36にてサブコマンドが入力されていないことを検
知するとステップS38に進み、マイコン51は認識し
た音声内容(音声コマンド)に応じて機器100に与え
る制御信号を出力する処理を行う。
【0060】機器操作コマンドが音声で順に提示される
場合、グループコマンドに対応する機器操作コマンドが
多数であると、操作者は長い間機器操作コマンドのリス
トを聞き続ける必要がででくる。しかしながら、上記し
た実施の形態(5)に係る音声認識装置では、グループ
コマンドに対応する機器操作コマンドが多数の場合、機
器操作コマンドとグループコマンドとの間に、階層構造
的にサブコマンドが設定されている。そして、音声認識
手段13で認識されたグループコマンドにサブコマンド
が設定されている場合にこのサブコマンドが音声出力手
段18から音声出力され、さらに音声認識手段13で認
識されたサブコマンドに対応する機器操作コマンドが音
声出力手段18から音声出力される。
場合、グループコマンドに対応する機器操作コマンドが
多数であると、操作者は長い間機器操作コマンドのリス
トを聞き続ける必要がででくる。しかしながら、上記し
た実施の形態(5)に係る音声認識装置では、グループ
コマンドに対応する機器操作コマンドが多数の場合、機
器操作コマンドとグループコマンドとの間に、階層構造
的にサブコマンドが設定されている。そして、音声認識
手段13で認識されたグループコマンドにサブコマンド
が設定されている場合にこのサブコマンドが音声出力手
段18から音声出力され、さらに音声認識手段13で認
識されたサブコマンドに対応する機器操作コマンドが音
声出力手段18から音声出力される。
【0061】よって、マイク12に入力されたグループ
コマンドの音声を基に提示されたサブコマンドの音声を
入力するだけで、提示される機器操作コマンドの量を絞
り込むことができる。このため操作者は、長い時間、機
器操作コマンドのリストを聞き続けることなく所望の機
器操作コマンドに到達することができる。したがって、
非常に使い勝手の良い音声認識装置を実現することがで
きる。
コマンドの音声を基に提示されたサブコマンドの音声を
入力するだけで、提示される機器操作コマンドの量を絞
り込むことができる。このため操作者は、長い時間、機
器操作コマンドのリストを聞き続けることなく所望の機
器操作コマンドに到達することができる。したがって、
非常に使い勝手の良い音声認識装置を実現することがで
きる。
【0062】また実施の形態(5)に係る音声認識装置
では、音声出力手段18に提示される音声コマンドの階
層が深くなるが、操作者は順に提示される音声コマンド
を発声していくだけで、所望の機器操作コマンドに到達
できる。したがって、操作者は、きっかけとなるグルー
プコマンドを覚えるだけの少しの記憶量で多くの機器操
作コマンドを知ることができる。このことは、音声認識
装置を容易に十分活用するうえで非常に有効である。
では、音声出力手段18に提示される音声コマンドの階
層が深くなるが、操作者は順に提示される音声コマンド
を発声していくだけで、所望の機器操作コマンドに到達
できる。したがって、操作者は、きっかけとなるグルー
プコマンドを覚えるだけの少しの記憶量で多くの機器操
作コマンドを知ることができる。このことは、音声認識
装置を容易に十分活用するうえで非常に有効である。
【0063】なお、この実施の形態(5)ではグループ
コマンドと機器操作コマンドとの間にサブコマンドが1
階層設定されている例を述べたが、サブコマンドを2階
層以上設定することも可能である。この場合も、順次下
位のサブコマンドに絞っていくことができ、長い時間、
操作者が機器操作コマンドのリストを聞き続けることな
く所望の機器操作コマンドに到達できる効果を高めるこ
とができる。また、この実施の形態(5)における音声
認識装置もディスプレイ21(図8参照)を装備したも
のとし、音声出力手段18とともにディスプレイ21も
本発明における提示手段、サブコマンド提示手段、絞り
込み提示手段として構成することが可能である。
コマンドと機器操作コマンドとの間にサブコマンドが1
階層設定されている例を述べたが、サブコマンドを2階
層以上設定することも可能である。この場合も、順次下
位のサブコマンドに絞っていくことができ、長い時間、
操作者が機器操作コマンドのリストを聞き続けることな
く所望の機器操作コマンドに到達できる効果を高めるこ
とができる。また、この実施の形態(5)における音声
認識装置もディスプレイ21(図8参照)を装備したも
のとし、音声出力手段18とともにディスプレイ21も
本発明における提示手段、サブコマンド提示手段、絞り
込み提示手段として構成することが可能である。
【0064】次に、本発明に係る音声認識装置の実施の
形態(6)を説明する。図15は実施の形態(6)に係
る音声認識装置のマイコンの構成を説明するための図で
あり、図16は実施の形態(6)に係る音声認識装置の
動作を説明するための図である。
形態(6)を説明する。図15は実施の形態(6)に係
る音声認識装置のマイコンの構成を説明するための図で
あり、図16は実施の形態(6)に係る音声認識装置の
動作を説明するための図である。
【0065】実施の形態(6)に係る音声認識装置にお
いて、実施の形態(4)に係る音声認識装置40、実施
の形態(5)に係る音声認識装置と相違するところは、
図15に示すように制御手段であるマイコン61の構成
にある。すなわち、実施の形態(6)に係る音声認識装
置におけるマイコン61は、提示制御手段41a、サブ
コマンド提示制御手段51a、絞り込み提示制御手段5
1bにさらにスキップ手段61aを有して構成されたも
のとなっている。なお、マイコン61の構成以外の構成
は、実施の形態(4)に係る音声認識装置40と同様の
ため、音声認識装置40を示す図8を参照して説明す
る。
いて、実施の形態(4)に係る音声認識装置40、実施
の形態(5)に係る音声認識装置と相違するところは、
図15に示すように制御手段であるマイコン61の構成
にある。すなわち、実施の形態(6)に係る音声認識装
置におけるマイコン61は、提示制御手段41a、サブ
コマンド提示制御手段51a、絞り込み提示制御手段5
1bにさらにスキップ手段61aを有して構成されたも
のとなっている。なお、マイコン61の構成以外の構成
は、実施の形態(4)に係る音声認識装置40と同様の
ため、音声認識装置40を示す図8を参照して説明す
る。
【0066】スキップ手段61aは、音声出力手段18
に提示させる音声コマンド間に一定の待機時間を設け、
この待機時間中に音声入力手段18から音声コマンドの
決定を意味する音声が入力されると、以降の音声出力手
段18による音声コマンドの提示を省略し、音声の入力
の直前に提示された音声コマンドに対応する処理に移行
させる手段である。
に提示させる音声コマンド間に一定の待機時間を設け、
この待機時間中に音声入力手段18から音声コマンドの
決定を意味する音声が入力されると、以降の音声出力手
段18による音声コマンドの提示を省略し、音声の入力
の直前に提示された音声コマンドに対応する処理に移行
させる手段である。
【0067】例えば図16に示すように音声コマンドと
して機器操作コマンドを提示する場合において、機器操
作コマンドである「地図向き」、「現在地表示」…の機
器操作コマンド間に一定の待機時間を設ける。そして
「現在地表示」の音声が出力された後の待機時間中に、
音声入力手段18から音声コマンドの決定を意味する例
えば「それ」の音声が入力されると、「現在地表示」以
降の「目的地表示」…等の機器操作コマンドの提示を無
くす。また、「それ」の音声が入力された直前の「現在
地表示」の機器操作コマンドに応じて機器100に与え
る制御信号を出力する処理を行う。
して機器操作コマンドを提示する場合において、機器操
作コマンドである「地図向き」、「現在地表示」…の機
器操作コマンド間に一定の待機時間を設ける。そして
「現在地表示」の音声が出力された後の待機時間中に、
音声入力手段18から音声コマンドの決定を意味する例
えば「それ」の音声が入力されると、「現在地表示」以
降の「目的地表示」…等の機器操作コマンドの提示を無
くす。また、「それ」の音声が入力された直前の「現在
地表示」の機器操作コマンドに応じて機器100に与え
る制御信号を出力する処理を行う。
【0068】上記のスキップ手段61aは、音声コマン
ドの音声出力による提示の際に作動させることが可能な
手段である。よって、例えば図14に示したフローチャ
ートにしたがいマイコン61が動作する場合には、機器
操作コマンドの音声出力時(ステップS37)の他に、
サブコマンドの音声出力時(ステップS34)にも作動
させることができる。
ドの音声出力による提示の際に作動させることが可能な
手段である。よって、例えば図14に示したフローチャ
ートにしたがいマイコン61が動作する場合には、機器
操作コマンドの音声出力時(ステップS37)の他に、
サブコマンドの音声出力時(ステップS34)にも作動
させることができる。
【0069】以下に、実施の形態(6)に係る音声認識
装置におけるマイコン61の行う動作を、図14に示し
たフローチャートのステップS34におけるサブコマン
ド音声出力時を例にとって説明する。図17は実施の形
態(6)に係る音声認識装置におけるマイコン61の行
う動作を示すフローチャートである。
装置におけるマイコン61の行う動作を、図14に示し
たフローチャートのステップS34におけるサブコマン
ド音声出力時を例にとって説明する。図17は実施の形
態(6)に係る音声認識装置におけるマイコン61の行
う動作を示すフローチャートである。
【0070】図17に示すように、まずマイコン61
は、音声認識手段13が音声認識したグループコマンド
に対応するサブコマンドの1つを音声出力手段18に音
声出力させ(ステップS341)、次いで音声認識手段
13に、決定を意味する単語を認識語として音声の認識
を行わせる(ステップS342)。続いて、決定を意味
する音声を認識した旨の信号が音声認識手段13側から
出力されたか否か、つまり決定を意味する音声が入力さ
れたか否かを検知する(ステップS343)。決定を意
味する音声が入力されたことを検知すると、図14のス
テップS37に進み、決定を意味する音声の入力直前に
音声出力させたサブコマンドに対応する機器操作コマン
ドを音声出力させる処理を行う。
は、音声認識手段13が音声認識したグループコマンド
に対応するサブコマンドの1つを音声出力手段18に音
声出力させ(ステップS341)、次いで音声認識手段
13に、決定を意味する単語を認識語として音声の認識
を行わせる(ステップS342)。続いて、決定を意味
する音声を認識した旨の信号が音声認識手段13側から
出力されたか否か、つまり決定を意味する音声が入力さ
れたか否かを検知する(ステップS343)。決定を意
味する音声が入力されたことを検知すると、図14のス
テップS37に進み、決定を意味する音声の入力直前に
音声出力させたサブコマンドに対応する機器操作コマン
ドを音声出力させる処理を行う。
【0071】一方、ステップS343において決定を意
味する音声が入力されていないことを検知すると、マイ
コン61は、設定された待機時間が経過したか否かを検
知する(ステップS344)。経過していないことを検
知するとステップS342に戻り、引き続き音声認識手
段13に音声の認識を行わせる。またステップS344
において待機時間が経過したことを検知すると、続いて
同じグループコマンドの対応する全てのサブコマンドの
音声出力が完了したか否かを判断する(ステップS34
5)。完了したと判断すると、図14のステップS35
に進んで音声認識手段13に、サブコマンドを認識語と
した音声の認識を行わせる。またステップS345にて
完了していないと判断すると、ステップS341に戻
り、同じグループコマンドの次のサブコマンドを音声出
力手段18に音声出力させる。
味する音声が入力されていないことを検知すると、マイ
コン61は、設定された待機時間が経過したか否かを検
知する(ステップS344)。経過していないことを検
知するとステップS342に戻り、引き続き音声認識手
段13に音声の認識を行わせる。またステップS344
において待機時間が経過したことを検知すると、続いて
同じグループコマンドの対応する全てのサブコマンドの
音声出力が完了したか否かを判断する(ステップS34
5)。完了したと判断すると、図14のステップS35
に進んで音声認識手段13に、サブコマンドを認識語と
した音声の認識を行わせる。またステップS345にて
完了していないと判断すると、ステップS341に戻
り、同じグループコマンドの次のサブコマンドを音声出
力手段18に音声出力させる。
【0072】次に、実施の形態(6)に係る音声認識装
置において、図14に示したフローチャートのステップ
S37におけるサブコマンド音声出力時のマイコン61
の行う動作例を、図18に示すフローチャートを用いて
説明する。まずマイコン61は、音声認識手段13が音
声認識したサブコマンドに対応する機器操作コマンドの
1つを音声出力手段18に音声出力させ(ステップS3
71)、次いで音声認識手段13に、決定を意味する単
語を認識語として音声の認識を行わせる(ステップS3
72)。続いて、決定を意味する音声を認識した旨の信
号が音声認識手段13側から出力されたか否か、つまり
決定を意味する音声が入力されたか否かを検知する(ス
テップS373)。決定を意味する音声が入力されたこ
とを検知すると、決定を意味する音声の入力直前に音声
出力させた機器操作コマンドに応じた処理を行う(ステ
ップS376)。
置において、図14に示したフローチャートのステップ
S37におけるサブコマンド音声出力時のマイコン61
の行う動作例を、図18に示すフローチャートを用いて
説明する。まずマイコン61は、音声認識手段13が音
声認識したサブコマンドに対応する機器操作コマンドの
1つを音声出力手段18に音声出力させ(ステップS3
71)、次いで音声認識手段13に、決定を意味する単
語を認識語として音声の認識を行わせる(ステップS3
72)。続いて、決定を意味する音声を認識した旨の信
号が音声認識手段13側から出力されたか否か、つまり
決定を意味する音声が入力されたか否かを検知する(ス
テップS373)。決定を意味する音声が入力されたこ
とを検知すると、決定を意味する音声の入力直前に音声
出力させた機器操作コマンドに応じた処理を行う(ステ
ップS376)。
【0073】一方、ステップS373にて決定を意味す
る音声が入力されていないことを検知すると、マイコン
61は、設定された待機時間が経過したか否かを検知す
る(ステップS374)。経過していないことを検知す
るとステップS372に戻り、引き続き音声認識手段1
3に音声の認識を行わせる。またステップS374にて
待機時間が経過したことを検知すると、続いて同じサブ
コマンドの対応する全ての機器操作コマンドの音声出力
が完了したか否かを判断する(ステップS375)。完
了したと判断すると、音声出力の動作を終了する。また
ステップS375にて完了していないと判断すると、ス
テップS371に戻り、同じサブコマンドの次の機器操
作コマンドを音声出力手段18に音声出力させる。
る音声が入力されていないことを検知すると、マイコン
61は、設定された待機時間が経過したか否かを検知す
る(ステップS374)。経過していないことを検知す
るとステップS372に戻り、引き続き音声認識手段1
3に音声の認識を行わせる。またステップS374にて
待機時間が経過したことを検知すると、続いて同じサブ
コマンドの対応する全ての機器操作コマンドの音声出力
が完了したか否かを判断する(ステップS375)。完
了したと判断すると、音声出力の動作を終了する。また
ステップS375にて完了していないと判断すると、ス
テップS371に戻り、同じサブコマンドの次の機器操
作コマンドを音声出力手段18に音声出力させる。
【0074】このように実施の形態(6)に係る音声認
識装置によれば、音声コマンドと音声コマンドとの間の
待機時間中に、マイク12から音声コマンドの決定を意
味する音声が入力されると、スキップ手段61aによ
り、以降の音声出力手段18による音声コマンドの提示
を省略でき、音声の入力の直前に提示された音声コマン
ドに対応する処理を行わせることができるので、音声コ
マンドのリストアップを必要最小限に止めることができ
る。このため、操作者が音声認識装置の使用に慣れた場
合でも音声コマンドを聞き続ける煩わしさを軽減でき、
常に使い勝手の良い音声認識装置を提供できることにな
る。
識装置によれば、音声コマンドと音声コマンドとの間の
待機時間中に、マイク12から音声コマンドの決定を意
味する音声が入力されると、スキップ手段61aによ
り、以降の音声出力手段18による音声コマンドの提示
を省略でき、音声の入力の直前に提示された音声コマン
ドに対応する処理を行わせることができるので、音声コ
マンドのリストアップを必要最小限に止めることができ
る。このため、操作者が音声認識装置の使用に慣れた場
合でも音声コマンドを聞き続ける煩わしさを軽減でき、
常に使い勝手の良い音声認識装置を提供できることにな
る。
【0075】次に本発明の実施の形態(7)に係る音声
認識装置を説明する。図19は実施の形態(7)に係る
音声認識装置のマイコンの構成を説明するための図であ
り、図20は実施の形態(7)に係る音声認識装置のマ
イコンの動作例を示すフローチャートである。実施の形
態(7)に係る音声認識装置において、実施の形態
(6)に係る音声認識装置と相違するところは、図19
に示すように制御手段であるマイコン71が、提示制御
手段41a、サブコマンド提示制御手段51a、絞り込
み提示制御手段51b、スキップ手段61a、初期提示
制御手段71aを有して構成されたものとなっているこ
と、本発明における提示手段、サブコマンド提示手段、
絞り込み提示手段、初期提示手段として音声出力手段1
8とディスプレイ21とを備えていることにある。ここ
でも、マイコン71の構成以外の構成は、実施の形態
(6)と同じく実施の形態(4)の音声認識装置40と
同様のため、音声認識装置40を示す図8を参照して説
明する。
認識装置を説明する。図19は実施の形態(7)に係る
音声認識装置のマイコンの構成を説明するための図であ
り、図20は実施の形態(7)に係る音声認識装置のマ
イコンの動作例を示すフローチャートである。実施の形
態(7)に係る音声認識装置において、実施の形態
(6)に係る音声認識装置と相違するところは、図19
に示すように制御手段であるマイコン71が、提示制御
手段41a、サブコマンド提示制御手段51a、絞り込
み提示制御手段51b、スキップ手段61a、初期提示
制御手段71aを有して構成されたものとなっているこ
と、本発明における提示手段、サブコマンド提示手段、
絞り込み提示手段、初期提示手段として音声出力手段1
8とディスプレイ21とを備えていることにある。ここ
でも、マイコン71の構成以外の構成は、実施の形態
(6)と同じく実施の形態(4)の音声認識装置40と
同様のため、音声認識装置40を示す図8を参照して説
明する。
【0076】提示制御手段41a、サブコマンド提示制
御手段51a、絞り込み提示制御手段51b及びスキッ
プ手段61aは、前述の実施の形態(4)、(5)、
(6)で述べたものと同様の手段である。また初期提示
制御手段71aは、この音声認識装置により音声操作す
る機器に電源が投入されると、グループコマンドを音声
出力手段18及びディスプレイ21の両方、又はいずれ
か一方に提示させる手段となっている。ここで、機器に
電源が投入された際、初期提示制御手段71aを作動さ
せてグループコマンドを提示させるか否かは、予め初期
設定にて操作者が選択できるようになっている。また、
このことにより、音声出力手段18、ディスプレイ21
は、本発明における提示手段、サブコマンド提示手段、
絞り込み提示手段、初期提示手段を兼ね備えたものとな
っている。
御手段51a、絞り込み提示制御手段51b及びスキッ
プ手段61aは、前述の実施の形態(4)、(5)、
(6)で述べたものと同様の手段である。また初期提示
制御手段71aは、この音声認識装置により音声操作す
る機器に電源が投入されると、グループコマンドを音声
出力手段18及びディスプレイ21の両方、又はいずれ
か一方に提示させる手段となっている。ここで、機器に
電源が投入された際、初期提示制御手段71aを作動さ
せてグループコマンドを提示させるか否かは、予め初期
設定にて操作者が選択できるようになっている。また、
このことにより、音声出力手段18、ディスプレイ21
は、本発明における提示手段、サブコマンド提示手段、
絞り込み提示手段、初期提示手段を兼ね備えたものとな
っている。
【0077】このように構成された音声認識装置では、
例えば図20のフローチャートに示すように、機器の電
源が投入されるとマイコン71がグループコマンドを提
示する指示が操作者から入力されているか否かを判断し
(ステップS41)、グループコマンドを提示する指示
が入力されていると判断すると、電源が投入された機器
のグループコマンドを音声出力手段18とディスプレイ
21との両方又はいずれか一方に提示させる(ステップ
S42)。そして、例えば図14に示したフローチャー
トのステップS31に進み、提示させたグループコマン
ドを認識語として音声認識手段13に音声の認識を行わ
せる。
例えば図20のフローチャートに示すように、機器の電
源が投入されるとマイコン71がグループコマンドを提
示する指示が操作者から入力されているか否かを判断し
(ステップS41)、グループコマンドを提示する指示
が入力されていると判断すると、電源が投入された機器
のグループコマンドを音声出力手段18とディスプレイ
21との両方又はいずれか一方に提示させる(ステップ
S42)。そして、例えば図14に示したフローチャー
トのステップS31に進み、提示させたグループコマン
ドを認識語として音声認識手段13に音声の認識を行わ
せる。
【0078】したがって、実施の形態(7)に係る音声
認識装置によれば、機器の電源を投入すると、初期提示
制御手段71aによりきっかけとなるグループコマンド
が音声と画面表示との両方又はどちらか一方にて提示さ
れるので、機器を操作する音声コマンドをマニュアル等
で覚えるといった操作者への負担を大幅に軽減でき、気
軽に音声入力を行わせることができる。また、操作者の
記憶にほとんど委ねないため、操作者が音声コマンドを
忘れてしまうことにより音声認識装置を十分に活用でき
ないといった不具合を解消することができる。
認識装置によれば、機器の電源を投入すると、初期提示
制御手段71aによりきっかけとなるグループコマンド
が音声と画面表示との両方又はどちらか一方にて提示さ
れるので、機器を操作する音声コマンドをマニュアル等
で覚えるといった操作者への負担を大幅に軽減でき、気
軽に音声入力を行わせることができる。また、操作者の
記憶にほとんど委ねないため、操作者が音声コマンドを
忘れてしまうことにより音声認識装置を十分に活用でき
ないといった不具合を解消することができる。
【0079】さらに、予め初期設定により、電源を投入
した際にグループコマンドを提示させるか否かを選択で
きるため、使い慣れていてグループコマンドの提示が不
要な操作者も操作し易いものとなっている。
した際にグループコマンドを提示させるか否かを選択で
きるため、使い慣れていてグループコマンドの提示が不
要な操作者も操作し易いものとなっている。
【0080】なお、上記実施の形態(7)では、実施の
形態(6)に係る音声認識装置のマイコン61にさらに
初期提示制御手段71aを加えた例を述べたが、この例
に限定されるものではない。本発明に係る初期提示制御
手段71aは、例えば実施の形態(4)に係る音声認識
装置40、実施の形態(5)に係る音声認識装置にも適
用することができる。また音声コマンドの提示手段とし
て音声出力手段のみを備えた音声認識装置にも適用で
き、この音声出力手段を初期提示手段を兼ね備えたもの
としてもよいのはもちろんである。
形態(6)に係る音声認識装置のマイコン61にさらに
初期提示制御手段71aを加えた例を述べたが、この例
に限定されるものではない。本発明に係る初期提示制御
手段71aは、例えば実施の形態(4)に係る音声認識
装置40、実施の形態(5)に係る音声認識装置にも適
用することができる。また音声コマンドの提示手段とし
て音声出力手段のみを備えた音声認識装置にも適用で
き、この音声出力手段を初期提示手段を兼ね備えたもの
としてもよいのはもちろんである。
【0081】次に、本発明の実施の形態(8)に係る音
声認識装置を、図21に示す音声認識装置の要部を示す
図を用いて説明する。この実施の形態(8)の音声認識
装置は、マイコン81が、音声出力手段18から提示さ
れる音声コマンドの音声の話速を制御する話速制御手段
81aをさらに有している点で、実施の形態(7)に係
る音声認識装置と相違している。音声の話速を変更する
方法としては、例えば、音声出力手段18の音声合成部
18bにて合成された音声コマンドの文節間の時間を短
縮する方法や、いわゆる早送り的に音声コマンド全体を
速く出力する方法等が挙げられる。また、音声コマンド
を提示する音声の話速の変更は、予め初期設定にて操作
者が選択できるようになっている。
声認識装置を、図21に示す音声認識装置の要部を示す
図を用いて説明する。この実施の形態(8)の音声認識
装置は、マイコン81が、音声出力手段18から提示さ
れる音声コマンドの音声の話速を制御する話速制御手段
81aをさらに有している点で、実施の形態(7)に係
る音声認識装置と相違している。音声の話速を変更する
方法としては、例えば、音声出力手段18の音声合成部
18bにて合成された音声コマンドの文節間の時間を短
縮する方法や、いわゆる早送り的に音声コマンド全体を
速く出力する方法等が挙げられる。また、音声コマンド
を提示する音声の話速の変更は、予め初期設定にて操作
者が選択できるようになっている。
【0082】上記した音声認識装置によれば、話速制御
手段81aによって、操作者の好みや操作者の音声認識
装置の使用経験等により、例えば使い初めの慣れないう
ちは音声コマンドのゆっくりとした音声の提示を、また
慣れてきたら音声コマンドの早めの音声の提示を行わせ
ることができる。したがって、操作者が音声認識装置の
使用に慣れていても、音声出力手段18からの音声の提
示を煩わしく感じさせ難い音声認識装置を提供すること
ができる。
手段81aによって、操作者の好みや操作者の音声認識
装置の使用経験等により、例えば使い初めの慣れないう
ちは音声コマンドのゆっくりとした音声の提示を、また
慣れてきたら音声コマンドの早めの音声の提示を行わせ
ることができる。したがって、操作者が音声認識装置の
使用に慣れていても、音声出力手段18からの音声の提
示を煩わしく感じさせ難い音声認識装置を提供すること
ができる。
【0083】なお、この実施の形態(8)では、実施の
形態(7)に係る音声認識装置のマイコン61に、さら
に話速制御手段81aを加えた例を述べたが、この例に
限定されるものではない。本発明に係る話速制御手段
は、例えば実施の形態(1)に係る音声認識装置10、
実施の形態(2)に係る音声認識装置20、実施の形態
(3)に係る音声認識装置30、実施の形態(4)に係
る音声認識装置40、実施の形態(5)、(6)に係る
音声認識装置にも適用することができる。
形態(7)に係る音声認識装置のマイコン61に、さら
に話速制御手段81aを加えた例を述べたが、この例に
限定されるものではない。本発明に係る話速制御手段
は、例えば実施の形態(1)に係る音声認識装置10、
実施の形態(2)に係る音声認識装置20、実施の形態
(3)に係る音声認識装置30、実施の形態(4)に係
る音声認識装置40、実施の形態(5)、(6)に係る
音声認識装置にも適用することができる。
【0084】また実施の形態(1)〜(8)では、本発
明の音声認識装置で音声操作する機器を車載用の機器と
したが、その他の機器を音声操作するための音声認識装
置に本発明を適用できるのは言うまでもない。
明の音声認識装置で音声操作する機器を車載用の機器と
したが、その他の機器を音声操作するための音声認識装
置に本発明を適用できるのは言うまでもない。
【図1】本発明の実施の形態(1)に係る音声認識装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態(1)に係る音声認識装置の動作を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図3】実施の形態(1)に係る音声認識装置の手動操
作時におけるマイコンの行う動作を示すフローチャート
である。
作時におけるマイコンの行う動作を示すフローチャート
である。
【図4】本発明の実施の形態(2)に係る音声認識装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態(3)に係る音声認識装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図6】実施の形態(3)に係る音声認識装置の動作を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図7】実施の形態(3)に係る音声認識装置の手動操
作時におけるマイコンの行う動作を示すフローチャート
である。
作時におけるマイコンの行う動作を示すフローチャート
である。
【図8】本発明の実施の形態(4)に係る音声認識装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図9】実施の形態(4)に係る音声認識装置の動作を
説明するための図である。
説明するための図である。
【図10】実施の形態(4)に係る音声認識装置の単語
辞書に登録された音声コマンドの構成例を説明するため
の図である。
辞書に登録された音声コマンドの構成例を説明するため
の図である。
【図11】実施の形態(4)に係る音声認識装置の音声
認識時のマイコンの行う動作を示すフローチャートであ
る。
認識時のマイコンの行う動作を示すフローチャートであ
る。
【図12】本発明の実施の形態(5)に係る音声認識装
置のマイコンの構成を示す図である。
置のマイコンの構成を示す図である。
【図13】実施の形態(5)に係る音声認識装置の単語
辞書に登録された音声コマンドの構成例を説明するため
の図である。
辞書に登録された音声コマンドの構成例を説明するため
の図である。
【図14】実施の形態(5)に係る音声認識装置の音声
認識時におけるマイコンの行う動作を示すフローチャー
トである。
認識時におけるマイコンの行う動作を示すフローチャー
トである。
【図15】本発明の実施の形態(6)に係る音声認識装
置のマイコンの構成を示す図である。
置のマイコンの構成を示す図である。
【図16】本発明の実施の形態(6)に係る音声認識装
置の動作を説明するための図である。
置の動作を説明するための図である。
【図17】実施の形態(6)に係る音声認識装置のサブ
コマンドの音声出力時におけるマイコンの行う動作を示
すフローチャートである。
コマンドの音声出力時におけるマイコンの行う動作を示
すフローチャートである。
【図18】実施の形態(6)に係る音声認識装置の機器
操作コマンドの音声出力時におけるマイコンの行う動作
を示すフローチャートである。
操作コマンドの音声出力時におけるマイコンの行う動作
を示すフローチャートである。
【図19】本発明の実施の形態(7)に係る音声認識装
置のマイコンの構成を示す図である。
置のマイコンの構成を示す図である。
【図20】実施の形態(7)に係る音声認識装置の機器
に電源が投入された際のマイコンの行う動作を示すフロ
ーチャートである。
に電源が投入された際のマイコンの行う動作を示すフロ
ーチャートである。
【図21】本発明の実施の形態(8)に係る音声認識装
置のマイコンの構成を示す図である。
置のマイコンの構成を示す図である。
10、20、30、40 音声認識装置 11 単語辞書 12 マイク 13 音声認識手段 16 手動操作手段 17、32 提示手段 18 音声出力手段 19、31、41、51、61、71、81 マイコン 19a、41a 提示制御手段 21 ディスプレイ 31a 提示選択手段 51a サブコマンド提示制御手段 51b 絞り込み提示制御手段 61a スキップ手段 71a 初期提示制御手段 81a 話速制御手段 100 機器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 收 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 Fターム(参考) 5D015 LL00 LL10
Claims (9)
- 【請求項1】 操作者が発声する機器を操作するための
音声コマンドを取り込む音声入力手段と、 該音声入力手段から取り込まれた音声コマンドを認識す
る音声認識手段と、 該音声認識手段が認識した音声コマンドに応じて機器を
制御する制御手段と、 機器を手動で操作するための手動操作手段とを備えた音
声認識装置において、 前記手動操作手段により機器が操作されると、この操作
に対応する音声コマンドを提示する提示手段を備えてい
ることを特徴とする音声認識装置。 - 【請求項2】 前記提示手段が、前記音声コマンドを音
声で提示する音声出力手段であることを特徴とする請求
項1記載の音声認識装置。 - 【請求項3】 前記提示手段が、前記音声コマンドを画
面に文字で表示して提示するディスプレイであることを
特徴とする請求項1記載の音声認識装置。 - 【請求項4】 操作者が発声する機器を操作するための
音声コマンドを取り込む音声入力手段と、 該音声入力手段から取り込まれた音声コマンドを認識す
る音声認識手段と、 該音声認識手段が認識した音声コマンドに応じて機器を
制御する制御手段とを備えた音声認識装置において、 前記音声コマンドが、機器の機能に対応する機器操作コ
マンドと、その関連するもの同士を総括し複数のグルー
プにまとめてこれらグループ毎に設定したグループコマ
ンドとを含んで構成され、 前記音声認識手段が前記グループコマンドを認識した
時、この認識されたグループコマンドに対応する機器操
作コマンドを提示する提示手段を備えていることを特徴
とする音声認識装置。 - 【請求項5】 前記グループコマンドには、グループコ
マンドを最上位のコマンドとしかつこのグループコマン
ドに対応する機器操作コマンドを最下位のコマンドとし
てこれらの間に階層構造的にサブコマンドが設定された
ものがあり、 前記音声認識手段がグループコマンドを認識した時、こ
の認識されたグループコマンドにサブコマンドが設定さ
れている場合にこのサブコマンドを前記機器操作コマン
ドと同様に提示するサブコマンド提示手段と、 前記音声認識手段がサブコマンドの音声を認識した時、
この認識されたサブコマンドの下位のサブコマンド又は
機器操作コマンドを提示する絞り込み提示手段とを備え
ていることを特徴とする請求項4記載の音声認識装置。 - 【請求項6】 機器に電源が投入されると、該機器に対
応する前記グループコマンドを提示する初期提示手段を
備えていることを特徴とする請求項4又は請求項5記載
の音声認識装置。 - 【請求項7】 前記提示手段が、前記音声コマンドを音
声にて順次提示する音声出力手段であることを特徴とす
る請求項4記載の音声認識装置。 - 【請求項8】 操作者の指示に従い、前記音声出力手段
より提示される音声コマンドの音声の話速を制御する話
速制御手段を備えていることを特徴とする請求項2又は
請求項7記載の音声認識装置。 - 【請求項9】 前記音声出力手段に提示させる音声コマ
ンド間に一定の待機時間を設け、該待機時間中に前記音
声入力手段から音声コマンドの決定を意味する音声が入
力されると、以降の前記音声出力手段による音声コマン
ドの提示を省略し、前記音声の入力の直前に提示させた
音声コマンドに対応する処理に移行させるスキップ手段
を備えていることを特徴とする請求項7又は請求項8記
載の音声認識装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11145828A JP2000338992A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | 音声認識装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11145828A JP2000338992A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | 音声認識装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000338992A true JP2000338992A (ja) | 2000-12-08 |
JP2000338992A5 JP2000338992A5 (ja) | 2006-05-18 |
Family
ID=15394071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11145828A Pending JP2000338992A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | 音声認識装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000338992A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006154476A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Mitsubishi Electric Corp | 音声認識装置 |
WO2006068123A1 (ja) * | 2004-12-21 | 2006-06-29 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 音声による選択装置、及び選択方法 |
JP2007164064A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Denso Corp | 移動体用音声認識装置および移動体用報知制御装置 |
JP2008310344A (ja) * | 2008-07-17 | 2008-12-25 | Pioneer Electronic Corp | 提示装置及び提示方法 |
JP2016501391A (ja) * | 2012-12-20 | 2016-01-18 | アマゾン テクノロジーズ インコーポレーテッド | 発話対象の識別 |
-
1999
- 1999-05-26 JP JP11145828A patent/JP2000338992A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006154476A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Mitsubishi Electric Corp | 音声認識装置 |
JP4498902B2 (ja) * | 2004-11-30 | 2010-07-07 | 三菱電機株式会社 | 音声認識装置 |
WO2006068123A1 (ja) * | 2004-12-21 | 2006-06-29 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 音声による選択装置、及び選択方法 |
US7698134B2 (en) | 2004-12-21 | 2010-04-13 | Panasonic Corporation | Device in which selection is activated by voice and method in which selection is activated by voice |
JP2007164064A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Denso Corp | 移動体用音声認識装置および移動体用報知制御装置 |
JP2008310344A (ja) * | 2008-07-17 | 2008-12-25 | Pioneer Electronic Corp | 提示装置及び提示方法 |
JP2016501391A (ja) * | 2012-12-20 | 2016-01-18 | アマゾン テクノロジーズ インコーポレーテッド | 発話対象の識別 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060328 |
|
A621 | Written request for application examination |
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|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090616 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091222 |