JPH09109804A - 車載機器の自動調整装置 - Google Patents
車載機器の自動調整装置Info
- Publication number
- JPH09109804A JPH09109804A JP29762695A JP29762695A JPH09109804A JP H09109804 A JPH09109804 A JP H09109804A JP 29762695 A JP29762695 A JP 29762695A JP 29762695 A JP29762695 A JP 29762695A JP H09109804 A JPH09109804 A JP H09109804A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- driver
- operated
- automatic adjustment
- state
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車載機器の駆動調整に伴う不快感をなくする
とともに乗車して速やかに自動車を発進させることがで
きる車載機器の自動調整装置を得る。 【解決手段】 前回の車両乗車時に運転者が操作した車
載機器の操作内容をメモリ４に記憶し、今回乗車の意志
を携帯型通信端末１により通信制御装置５に送信し、こ
の通信制御装置５が上記信号を受信して車内温度調整装
置１４等を駆動することにより車載機器１３を前回乗車
時と同じ状態に調整する。
とともに乗車して速やかに自動車を発進させることがで
きる車載機器の自動調整装置を得る。 【解決手段】 前回の車両乗車時に運転者が操作した車
載機器の操作内容をメモリ４に記憶し、今回乗車の意志
を携帯型通信端末１により通信制御装置５に送信し、こ
の通信制御装置５が上記信号を受信して車内温度調整装
置１４等を駆動することにより車載機器１３を前回乗車
時と同じ状態に調整する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両に搭載され
ている空調装置、電動ミラー、あるいはナビゲーシュン
装置等の車載機器を、運転者が乗車する前に最適な状態
に駆動調整する車載機器の自動調整装置に関するもので
ある。
ている空調装置、電動ミラー、あるいはナビゲーシュン
装置等の車載機器を、運転者が乗車する前に最適な状態
に駆動調整する車載機器の自動調整装置に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】従来より自動車等に関して、エンジンの
暖機運転を走行開始前に予め行うのに便利なように、運
転者が携帯したリモコン端末を利用して事前にエンジン
の始動制御を行い得るエンジン始動装置が考えられてい
る。即ち、このエンジン始動装置は、運転者が携帯した
リモコン端末から電波信号により送信されるエンジン始
動信号を受信する受信装置と、この受信装置が上記信号
を受信したときに、所定の安全条件（トランスミッショ
ンが走行ポジションにないこと、パーキングブレーキが
動作されていること、エンジンが既に始動されていない
こと等の条件）を満たしていることを前提にエンジンス
タータモータの始動を行う装置にて構成されており、従
って、メカニカルなイグニッションキーを使用しなくて
もエンジンを始動させることができる。
暖機運転を走行開始前に予め行うのに便利なように、運
転者が携帯したリモコン端末を利用して事前にエンジン
の始動制御を行い得るエンジン始動装置が考えられてい
る。即ち、このエンジン始動装置は、運転者が携帯した
リモコン端末から電波信号により送信されるエンジン始
動信号を受信する受信装置と、この受信装置が上記信号
を受信したときに、所定の安全条件（トランスミッショ
ンが走行ポジションにないこと、パーキングブレーキが
動作されていること、エンジンが既に始動されていない
こと等の条件）を満たしていることを前提にエンジンス
タータモータの始動を行う装置にて構成されており、従
って、メカニカルなイグニッションキーを使用しなくて
もエンジンを始動させることができる。
【０００３】他方、電動ミラーの角度調整状態、チルト
ハンドルのハンドル高さ状態、あるいは座席の前後位置
や高さ状態を記憶し、再乗車してから指示スイッチを操
作することにより、上記記憶されている状態に自動的に
調整する装置が実用化されている。
ハンドルのハンドル高さ状態、あるいは座席の前後位置
や高さ状態を記憶し、再乗車してから指示スイッチを操
作することにより、上記記憶されている状態に自動的に
調整する装置が実用化されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置において
は、自動車に運転者が乗車してから指示スイッチを操作
することにより電動ミラー等が駆動調整されるので、バ
ックミラーや座席を駆動する電動機の音、あるいは座っ
ている座席が動くことの不快感を運転者に与えるという
問題点があった。また、従来のナビゲーション装置やオ
ーディオ装置などの車載装置は、エンジンが始動された
後に装置の初期設定が行われるように構成されている。
従って、運転者は乗車後、エンジンキーをオンにしてか
ら、ナビゲーション装置に目的地を入力設定したり、オ
ーディオ装置の選局設定を行う必要があるので、これら
の設定がすむまで車両を発進させることができないとい
う問題点があった。この発明は上記のような問題点を解
消するためになされたもので、車載機器の駆動調整に伴
う不快感をなくするとともに、乗車してから速やかに自
動車を発進させることができる車載機器の自動調整装置
を得ることを目的とする。
は、自動車に運転者が乗車してから指示スイッチを操作
することにより電動ミラー等が駆動調整されるので、バ
ックミラーや座席を駆動する電動機の音、あるいは座っ
ている座席が動くことの不快感を運転者に与えるという
問題点があった。また、従来のナビゲーション装置やオ
ーディオ装置などの車載装置は、エンジンが始動された
後に装置の初期設定が行われるように構成されている。
従って、運転者は乗車後、エンジンキーをオンにしてか
ら、ナビゲーション装置に目的地を入力設定したり、オ
ーディオ装置の選局設定を行う必要があるので、これら
の設定がすむまで車両を発進させることができないとい
う問題点があった。この発明は上記のような問題点を解
消するためになされたもので、車載機器の駆動調整に伴
う不快感をなくするとともに、乗車してから速やかに自
動車を発進させることができる車載機器の自動調整装置
を得ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車載機器
の自動調整装置は、前回の車両乗車時に運転者が操作し
た車載機器の操作内容を記憶する記憶手段と、今回乗車
の意志を入力する手段を備えた通信端末装置と、この通
信端末装置からの空中伝播信号よりなる上記乗車の意志
を受信する通信制御手段と、該通信制御手段が上記信号
を受信した時に上記車載機器を前回乗車時と同じ状態に
駆動調整する駆動制御手段を備えたものであり、運転者
が車両に乗車する前に通信端末装置に乗車の意志を入力
すると、車載機器は前回の乗車時と同じ状態に自動調整
される。
の自動調整装置は、前回の車両乗車時に運転者が操作し
た車載機器の操作内容を記憶する記憶手段と、今回乗車
の意志を入力する手段を備えた通信端末装置と、この通
信端末装置からの空中伝播信号よりなる上記乗車の意志
を受信する通信制御手段と、該通信制御手段が上記信号
を受信した時に上記車載機器を前回乗車時と同じ状態に
駆動調整する駆動制御手段を備えたものであり、運転者
が車両に乗車する前に通信端末装置に乗車の意志を入力
すると、車載機器は前回の乗車時と同じ状態に自動調整
される。
【０００６】請求項２の発明において、運転者が操作し
た車載機器の操作内容は、空調装置の温度調整状態、バ
ックミラーの角度調整、チルトハンドルのハンドル高
さ、座席の前後位置や高さ又はリクライニングの状態で
ある。
た車載機器の操作内容は、空調装置の温度調整状態、バ
ックミラーの角度調整、チルトハンドルのハンドル高
さ、座席の前後位置や高さ又はリクライニングの状態で
ある。
【０００７】また、請求項３の発明において、運転者が
操作した車載機器の操作内容は、ナビゲーション装置の
表示内容、オーディオ装置の選局、あるいは警報・表示
装置の設定である。
操作した車載機器の操作内容は、ナビゲーション装置の
表示内容、オーディオ装置の選局、あるいは警報・表示
装置の設定である。
【０００８】更に、請求項４の発明では、駆動制御手段
による車載機器の駆動調整は、所定の安全条件を満たし
た状態でかつエンジンが始動した後に行なわれるものと
し、安全かつ確実に行なわれるようにした。
による車載機器の駆動調整は、所定の安全条件を満たし
た状態でかつエンジンが始動した後に行なわれるものと
し、安全かつ確実に行なわれるようにした。
【０００９】請求項５の発明では、運転者が操作した車
載機器の操作内容は、運転者が乗車している状態で、か
つ車両が停車しパーキングブレーキが操作された時点で
書き換えられるものとし、前回の車両乗車時に運転者が
操作した車載機器の操作内容を確実に記憶するようにし
た。
載機器の操作内容は、運転者が乗車している状態で、か
つ車両が停車しパーキングブレーキが操作された時点で
書き換えられるものとし、前回の車両乗車時に運転者が
操作した車載機器の操作内容を確実に記憶するようにし
た。
【００１０】
実施の形態１．図１は本発明の実施の形態１に係る車載
機器の自動調整装置を示すブロック図である。図におい
て、１は携帯型通信端末であり、自動車の運転者が車外
にも携帯できるものである。この携帯型通信端末１に
は、エンジン始動を指令するための入力スイッチ２と、
車載機器の自動調整を指示するためのスイッチ３が設け
られている。そして、これらのスイッチ２，３の操作に
より、携帯型通信端末１は空中伝播信号、例えば電波信
号により上記指令を車内にある後記の通信制御装置５に
送信する構成となっている（なお、空中伝播信号として
光あるいは超音波を使用しても良い）。
機器の自動調整装置を示すブロック図である。図におい
て、１は携帯型通信端末であり、自動車の運転者が車外
にも携帯できるものである。この携帯型通信端末１に
は、エンジン始動を指令するための入力スイッチ２と、
車載機器の自動調整を指示するためのスイッチ３が設け
られている。そして、これらのスイッチ２，３の操作に
より、携帯型通信端末１は空中伝播信号、例えば電波信
号により上記指令を車内にある後記の通信制御装置５に
送信する構成となっている（なお、空中伝播信号として
光あるいは超音波を使用しても良い）。
【００１１】５は自動車に搭載され、上記空中伝播信号
を受信し車載機器を駆動する通信制御装置であり、運転
者が操作した車載機器の操作内容を記憶するメモリ４を
備えている。この通信制御装置５は、エンジンが始動さ
れたかどうかを検出するエンジン始動検出装置６、自動
車のパーキングブレーキが動作位置にあるかどうかを検
出するパーキングブレーキスイッチ７、自動車の変速機
レバーがパーキングポジションにあるかどうかを検出す
るシフトポジションスイッチ８、自動車のボンネットが
閉鎖されているかどうかを検出するボンネットスイッチ
９、運転席に運転者が着座しているかどうかを検出する
着座スイッチ１０、自動車の走行速度を検出する車速セ
ンサ１１等からの出力信号を受け、車両の状態を確認す
る。
を受信し車載機器を駆動する通信制御装置であり、運転
者が操作した車載機器の操作内容を記憶するメモリ４を
備えている。この通信制御装置５は、エンジンが始動さ
れたかどうかを検出するエンジン始動検出装置６、自動
車のパーキングブレーキが動作位置にあるかどうかを検
出するパーキングブレーキスイッチ７、自動車の変速機
レバーがパーキングポジションにあるかどうかを検出す
るシフトポジションスイッチ８、自動車のボンネットが
閉鎖されているかどうかを検出するボンネットスイッチ
９、運転席に運転者が着座しているかどうかを検出する
着座スイッチ１０、自動車の走行速度を検出する車速セ
ンサ１１等からの出力信号を受け、車両の状態を確認す
る。
【００１２】また、上記通信制御装置５は、エンジンを
始動するエンジン始動装置１２及び自動車に搭載されて
いる車載機器１３を駆動制御する役割を果す。当該車載
機器１３は、車室内温度を調節する車内温度調整装置１
４、バックミラーの角度を調整するミラー角度調整装置
１５、チルトハンドルのハンドル高さを調整するチルト
ハンドル調整装置１６、運転座席の前後位置や高さある
いはリクライニングの状態を調整する座席調整装置１
７、目的地への経路または進路を表示案内するナビゲー
ション装置１８、カーステレオ等のオーディオ装置１
９、車速あるいは前方車との車間距離等を表示警告する
警報・表示装置２０等により構成されている。
始動するエンジン始動装置１２及び自動車に搭載されて
いる車載機器１３を駆動制御する役割を果す。当該車載
機器１３は、車室内温度を調節する車内温度調整装置１
４、バックミラーの角度を調整するミラー角度調整装置
１５、チルトハンドルのハンドル高さを調整するチルト
ハンドル調整装置１６、運転座席の前後位置や高さある
いはリクライニングの状態を調整する座席調整装置１
７、目的地への経路または進路を表示案内するナビゲー
ション装置１８、カーステレオ等のオーディオ装置１
９、車速あるいは前方車との車間距離等を表示警告する
警報・表示装置２０等により構成されている。
【００１３】以上の構成において、例えば車庫に格納し
ている自動車に乗る前に、運転者が携帯している携帯型
通信端末１のスイッチ２，３を操作し乗車の意志を入力
すると、携帯型通信端末１は、エンジン始動の指令及び
車載機器１３の自動調整指令からなる電波信号を発進す
る。そして、これらの指令信号を受信した通信制御装置
５は所定の安全条件（パーキングブレーキが動作されて
いること、エンジンが既に始動されていないこと、変速
機レバーがパーキングポジションにあること、ボンネッ
トが閉鎖されていること、等）を満たしていることをエ
ンジン始動検出装置６、パーキングブレーキスイッチ
７、シフトポジションスイッチ８、ボンネットスイッチ
９等により確認し、エンジン始動装置１２を駆動する。
そして、エンジンが始動されると、通信制御装置５は車
載機器１３の駆動・調整を行う。この車載機器１３の駆
動・調整はメモリ４に記憶されている前回乗車時の調整
状態に調整される。すなわち、前回乗車時に運転者が操
作したものが車内空調装置の温度調整装置であれば、車
内温度調整装置１４を駆動しメモリ４に記憶されている
温度レベルに調整する。同様にナビゲーション装置１８
やオーディオ装置１９を使用していたのであれば、前回
乗車時と同じ状態に調整する。また、バックミラーの角
度やハンドル高さ、座席の前後位置や高さあるいはリク
ライニングの状態は、ミラー角度調整装置１５、チルト
ハンドル調整装置１６、座席調整装置１７を駆動してメ
モリ４に記憶されている前回運転者が調整した状態に自
動調整される。さらに、前回車速や車間距離を表示装置
に表示したり、車間距離警報が鳴る警報距離を調整した
のであれば警報・表示装置２０を駆動調整する。このよ
うにして車載機器１３は運転者が乗車するまえに前回乗
車時と同じ状態に調整されるようになる。
ている自動車に乗る前に、運転者が携帯している携帯型
通信端末１のスイッチ２，３を操作し乗車の意志を入力
すると、携帯型通信端末１は、エンジン始動の指令及び
車載機器１３の自動調整指令からなる電波信号を発進す
る。そして、これらの指令信号を受信した通信制御装置
５は所定の安全条件（パーキングブレーキが動作されて
いること、エンジンが既に始動されていないこと、変速
機レバーがパーキングポジションにあること、ボンネッ
トが閉鎖されていること、等）を満たしていることをエ
ンジン始動検出装置６、パーキングブレーキスイッチ
７、シフトポジションスイッチ８、ボンネットスイッチ
９等により確認し、エンジン始動装置１２を駆動する。
そして、エンジンが始動されると、通信制御装置５は車
載機器１３の駆動・調整を行う。この車載機器１３の駆
動・調整はメモリ４に記憶されている前回乗車時の調整
状態に調整される。すなわち、前回乗車時に運転者が操
作したものが車内空調装置の温度調整装置であれば、車
内温度調整装置１４を駆動しメモリ４に記憶されている
温度レベルに調整する。同様にナビゲーション装置１８
やオーディオ装置１９を使用していたのであれば、前回
乗車時と同じ状態に調整する。また、バックミラーの角
度やハンドル高さ、座席の前後位置や高さあるいはリク
ライニングの状態は、ミラー角度調整装置１５、チルト
ハンドル調整装置１６、座席調整装置１７を駆動してメ
モリ４に記憶されている前回運転者が調整した状態に自
動調整される。さらに、前回車速や車間距離を表示装置
に表示したり、車間距離警報が鳴る警報距離を調整した
のであれば警報・表示装置２０を駆動調整する。このよ
うにして車載機器１３は運転者が乗車するまえに前回乗
車時と同じ状態に調整されるようになる。
【００１４】上記のように調整された状態で運転者は乗
車するので、バックミラーや座席を駆動調整する電動機
の音、あるいは座っている座席が動くことの不快感を運
転者は受けることはなく、またナビゲーション装置の設
定等もあらためて行なう必要がなくなり、乗車後すぐに
自動車を発進させることができる。
車するので、バックミラーや座席を駆動調整する電動機
の音、あるいは座っている座席が動くことの不快感を運
転者は受けることはなく、またナビゲーション装置の設
定等もあらためて行なう必要がなくなり、乗車後すぐに
自動車を発進させることができる。
【００１５】また、一度自動車を発進させて、次に停止
したことを車速センサ１１により検知し、さらにパーキ
ングブレーキが操作されたことをパーキングブレーキス
イッチ７が検知すると、通信制御装置５は車載機器１３
の調整状態をメモリ４に書き換え記憶し、次回乗車時に
自動調整する内容を蓄積する。停車していても運転席に
運転者が座っていないことを着座スイッチ１０が検知す
ると、上記メモリ４の書き換えは行わない。これは助手
席に乗っている人が車載機器１３を操作したのを記憶す
るのを防止するためである。
したことを車速センサ１１により検知し、さらにパーキ
ングブレーキが操作されたことをパーキングブレーキス
イッチ７が検知すると、通信制御装置５は車載機器１３
の調整状態をメモリ４に書き換え記憶し、次回乗車時に
自動調整する内容を蓄積する。停車していても運転席に
運転者が座っていないことを着座スイッチ１０が検知す
ると、上記メモリ４の書き換えは行わない。これは助手
席に乗っている人が車載機器１３を操作したのを記憶す
るのを防止するためである。
【００１６】携帯型通信端末１からの指令信号を通信制
御装置５が受信した時点からの上記動作手順をフローチ
ャートで示すと図２のようになる。まず、受信信号の中
にエンジン始動の指令信号が含まれているかどうかが判
断される（ステップＳ１０１）。ここでエンジン始動の
指令信号が含まれていると、つぎに所定の安全条件（パ
ーキングブレーキが動作されていること、エンジンが既
に始動されていないこと、変速機レバーがパーキングポ
ジションにあること、ボンネットが閉鎖されているこ
と、等予め定められた条件）を満たしているかどうかが
判断される（ステップＳ１０２）。安全条件を満たして
いると、通信制御装置５はエンジン始動装置１２を作動
させてエンジンを駆動する（ステップＳ１０３）。そし
て、エンジン始動検出装置６によりエンジンが始動され
たかどうかが確認される（ステップＳ１０４）。エンジ
ンの始動が確認されると、つぎに通信端末からの受信信
号の中に車載機器の調整指令信号が含まれているかどう
か判断される（ステップＳ１０５）。車載機器の調整指
令信号が含まれていると、通信制御装置５はメモリ４に
記憶されている車載機器の調整データを読み出し車載機
器１３をそれぞれ駆動し調整する（ステップＳ１０
６）。
御装置５が受信した時点からの上記動作手順をフローチ
ャートで示すと図２のようになる。まず、受信信号の中
にエンジン始動の指令信号が含まれているかどうかが判
断される（ステップＳ１０１）。ここでエンジン始動の
指令信号が含まれていると、つぎに所定の安全条件（パ
ーキングブレーキが動作されていること、エンジンが既
に始動されていないこと、変速機レバーがパーキングポ
ジションにあること、ボンネットが閉鎖されているこ
と、等予め定められた条件）を満たしているかどうかが
判断される（ステップＳ１０２）。安全条件を満たして
いると、通信制御装置５はエンジン始動装置１２を作動
させてエンジンを駆動する（ステップＳ１０３）。そし
て、エンジン始動検出装置６によりエンジンが始動され
たかどうかが確認される（ステップＳ１０４）。エンジ
ンの始動が確認されると、つぎに通信端末からの受信信
号の中に車載機器の調整指令信号が含まれているかどう
か判断される（ステップＳ１０５）。車載機器の調整指
令信号が含まれていると、通信制御装置５はメモリ４に
記憶されている車載機器の調整データを読み出し車載機
器１３をそれぞれ駆動し調整する（ステップＳ１０
６）。
【００１７】通信制御装置５内のメモリ４に記憶されて
いる前回乗車時の車載機器１３の調整データの書き換え
手順をフローチャートで示すと図３のようになる。ま
ず、着座スイッチ１０により運転者が乗車していること
が検知され（ステップＳ２０１）、さらに車両が停車し
ていることが車速センサ１１により確認されると（ステ
ップＳ２０２）、パーキングブレーキが操作された時点
（ステップＳ２０３）の車載機器１３の状態がメモリ４
に書き込まれ、前回のデータとの書き換えが行われる
（ステップＳ２０４）。
いる前回乗車時の車載機器１３の調整データの書き換え
手順をフローチャートで示すと図３のようになる。ま
ず、着座スイッチ１０により運転者が乗車していること
が検知され（ステップＳ２０１）、さらに車両が停車し
ていることが車速センサ１１により確認されると（ステ
ップＳ２０２）、パーキングブレーキが操作された時点
（ステップＳ２０３）の車載機器１３の状態がメモリ４
に書き込まれ、前回のデータとの書き換えが行われる
（ステップＳ２０４）。
【００１８】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば運転者
が乗車する前に車載機器の駆動調整が完了しているの
で、バックミラーやチルトハンドル、座席を駆動する電
動機の音、あるいは座っている座席が動くことの不快感
を運転者に与えることはなく、また車室内の温度、表示
装置やナビゲーション装置の設定が前回乗車時と同じ状
態に調整されるので、改めて設定したり調整する必要が
なく、乗車後速やかに車両を発進させることができる。
が乗車する前に車載機器の駆動調整が完了しているの
で、バックミラーやチルトハンドル、座席を駆動する電
動機の音、あるいは座っている座席が動くことの不快感
を運転者に与えることはなく、また車室内の温度、表示
装置やナビゲーション装置の設定が前回乗車時と同じ状
態に調整されるので、改めて設定したり調整する必要が
なく、乗車後速やかに車両を発進させることができる。
【図１】 この発明の一実施の形態による車載機器の自
動調整装置の構成ブロック図である。
動調整装置の構成ブロック図である。
【図２】 この発明の一実施の形態による動作手順を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図３】 この発明の一実施の形態による車載機器の状
態を記憶する動作手順を示すフローチャートである。
態を記憶する動作手順を示すフローチャートである。
１ 携帯型通信端末、２，３ 入力スイッチ、４ メモ
リ、５ 通信制御装置、６ エンジン始動検出装置、７
パーキングブレーキスイッチ、８ シフトポジション
スイッチ、９ ボンネットスイッチ、１０ 着座スイッ
チ、１１ 車速センサ、１２ エンジン始動装置、１３
車載機器、１４ 車内温度調整装置、１５ ミラー角
度調整装置、１６ チルトハンドル調整装置、１７ 座
席調整装置、１８ ナビゲーション装置、１９ オーデ
ィオ装置、２０ 警報・表示装置。
リ、５ 通信制御装置、６ エンジン始動検出装置、７
パーキングブレーキスイッチ、８ シフトポジション
スイッチ、９ ボンネットスイッチ、１０ 着座スイッ
チ、１１ 車速センサ、１２ エンジン始動装置、１３
車載機器、１４ 車内温度調整装置、１５ ミラー角
度調整装置、１６ チルトハンドル調整装置、１７ 座
席調整装置、１８ ナビゲーション装置、１９ オーデ
ィオ装置、２０ 警報・表示装置。
Claims (5)
- 【請求項１】 前回の車両乗車時に運転者が操作した車
載機器の操作内容を記憶する手段と、今回乗車の意志を
入力する手段を備えた通信端末装置と、この通信端末装
置から発信する空中伝播信号から成る上記乗車の意志を
受信する通信制御手段と、この通信制御手段が上記信号
を受信することにより上記車載機器を前回乗車時と同じ
状態に駆動調整する駆動制御手段とを備えたことを特徴
とする車載機器の自動調整装置。 - 【請求項２】 上記運転者が操作した車載機器の操作内
容は、空調装置の温度調整状態、バックミラーの角度調
整、チルトハンドルのハンドル高さ、座席の前後位置や
高さ又はリクライニングの状態であることを特徴とする
請求項１記載の車載機器の自動調整装置。 - 【請求項３】 上記運転者が操作した車載機器の操作内
容は、ナビゲーション装置の表示内容、オーディオ装置
の選局、あるいは警報・表示装置の設定であることを特
徴とする請求項１記載の車載機器の自動調整装置。 - 【請求項４】 上記駆動制御手段による車載機器の駆動
調整は、所定の安全条件を満たした状態でかつエンジン
が始動した後に行なわれることを特徴とする請求項１か
ら請求項３のいずれか１項に記載の車載機器の自動調整
装置。 - 【請求項５】 上記運転者が操作した車載機器の操作内
容は、運転者が乗車している状態で、かつ車両が停車し
パーキングブレーキが操作された時点で書き換えられる
ことを特徴とする請求項１から請求項４のいずれか１項
に記載の車載機器の自動調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29762695A JPH09109804A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | 車載機器の自動調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29762695A JPH09109804A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | 車載機器の自動調整装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09109804A true JPH09109804A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17849010
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29762695A Pending JPH09109804A (ja) | 1995-10-20 | 1995-10-20 | 車載機器の自動調整装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09109804A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007137261A (ja) * | 2005-11-18 | 2007-06-07 | Yazaki Corp | 車両用表示装置 |
| CN104512343A (zh) * | 2013-09-30 | 2015-04-15 | 佛山市领华电子实业有限公司 | 车载后视镜及其切换安全模式的方法 |
| JP2018043714A (ja) * | 2016-09-16 | 2018-03-22 | 株式会社Ｓｕｂａｒｕ | 乗車準備制御システム |
| JP2020142555A (ja) * | 2019-03-04 | 2020-09-10 | 本田技研工業株式会社 | 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム |
-
1995
- 1995-10-20 JP JP29762695A patent/JPH09109804A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007137261A (ja) * | 2005-11-18 | 2007-06-07 | Yazaki Corp | 車両用表示装置 |
| JP4611870B2 (ja) * | 2005-11-18 | 2011-01-12 | 矢崎総業株式会社 | 車両用表示装置 |
| CN104512343A (zh) * | 2013-09-30 | 2015-04-15 | 佛山市领华电子实业有限公司 | 车载后视镜及其切换安全模式的方法 |
| JP2018043714A (ja) * | 2016-09-16 | 2018-03-22 | 株式会社Ｓｕｂａｒｕ | 乗車準備制御システム |
| JP2020142555A (ja) * | 2019-03-04 | 2020-09-10 | 本田技研工業株式会社 | 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム |
| CN111717218A (zh) * | 2019-03-04 | 2020-09-29 | 本田技研工业株式会社 | 车辆控制系统、车辆控制方法及存储介质 |
| US11541906B2 (en) | 2019-03-04 | 2023-01-03 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle control device, vehicle control method, and storage medium |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US9387760B2 (en) | Multimedia information and control system for automobiles | |
| US7142696B1 (en) | Assistance device in a motor vehicle | |
| JP4661708B2 (ja) | 車両遠隔操作システム | |
| US20010020202A1 (en) | Multimedia information and control system for automobiles | |
| JP2000127869A (ja) | 自動車用付帯装置の自動制御システム | |
| JP2010247799A (ja) | 車載装置の制御システム | |
| JPH09109804A (ja) | 車載機器の自動調整装置 | |
| JP2009220810A (ja) | 自動車用情報提供システム | |
| CN114261367B (zh) | 车辆控制系统及车辆 | |
| JP7372599B2 (ja) | 車両制御装置 | |
| JP2988083B2 (ja) | 車載用表示制御装置 | |
| JPH0575013U (ja) | 運転環境調整装置 | |
| JPH0655936A (ja) | 車両用遠隔制御装置 | |
| JP2003312388A (ja) | 車載制御装置 | |
| JPH04224432A (ja) | 車載テレビジョン装置 | |
| JP2008210221A (ja) | 車室内音響状態調整システム | |
| JP3518332B2 (ja) | 車両用複合装置 | |
| JP2004359003A (ja) | 車両用遠隔操作システム | |
| CN117445660A (zh) | 车辆 | |
| CN115366829A (zh) | 一种车内化妆辅助方法、系统、装置及车辆 | |
| JPH0765289A (ja) | 車載用音声出力装置 | |
| JPH08241491A (ja) | 車載用緊急画面表示装置 | |
| KR970074321A (ko) | 자동차용 오디오의 디지털시그널 프로세서 제어장치 | |
| JPH04114849U (ja) | 車載用音声認識装置 |