JP2003312278A - 作業車両の燃料供給装置 - Google Patents

作業車両の燃料供給装置

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JP2003312278A
JP2003312278A JP2002122457A JP2002122457A JP2003312278A JP 2003312278 A JP2003312278 A JP 2003312278A JP 2002122457 A JP2002122457 A JP 2002122457A JP 2002122457 A JP2002122457 A JP 2002122457A JP 2003312278 A JP2003312278 A JP 2003312278A
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JP
Japan
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tank
fuel
engine
vehicle body
vehicle
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Pending
Application number
JP2002122457A
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English (en)
Inventor
Sadaji Narimatsu
貞治 成松
Koji Joko
幸司 上甲
Kazunori Fukuchi
和憲 福地
Isao Nomoto
勲 野本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 農業用トラクタ等、作業車両の燃料タンクの
容量を拡大化すると共に、傾斜地作業でも滞りなく燃料
をエンジンへ供給できる燃料供給装置を構成する。 【解決手段】 トラクタのエンジンEよりも高位置にメ
インタンク3を設け、前記エンジンEよりも低位置、且
つ車体の左右略対称位置に左タンク4Lと右タンク4R
とから成るサブタンク4を設ける。前記左タンク4Lと
右タンク4Rを連通路Lにて接続し、更にこの連通路L
の略中央位置から、ポンプPの駆動によりサブタンク4
内の燃料をメインタンク3に送り込み一旦溜めた後に、
前記エンジンEへ供給する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、農業、建築、運
搬用の作業車両の燃料供給装置の構成に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、農業用トラクタ等は、車体の左右
略中心位置にエンジンを設け、同エンジンの後方にステ
アリングハンドル及び操縦席を設ける構成となってい
る。そして、特開平6−99747号公報に示されるよ
うに、フロアの下に左右一対の燃料タンクを設けるもの
が知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記トラクタ等の作業
車両では、傾斜地等、左右傾いた状態で長時間に亘って
作業を行うものであるが、前記燃料タンクを拡大化する
には、この傾斜状態に関らず極力タンク内に燃料が残ら
ないよう、滞りなくエンジンへ燃料を供給できる構成が
望まれる。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明は上記課題に鑑
みて、作業車両の燃料供給装置を以下のように構成し
た。即ち、車体の左右略中心位置にエンジン(E)を設
け、同エンジン(E)の後方にステアリングハンドル
(1)及び操縦席(2)を設けた作業車両において、前
記エンジン(E)よりも高位置に第一燃料タンク(3)
を設け、前記エンジン(E)よりも低位置、且つ車体の
左右略対称位置に左タンク(4L)と右タンク(4R)
とから成る第二燃料タンク(4)を設けると共に、前記
第二燃料タンク(4)の左タンク(4L)と右タンク
(4R)を連通路(L)にて接続し、更にこの連通路
(L)の略中央位置から、ポンプ(P)の駆動により第
二燃料タンク(4)内の燃料を第一燃料タンク(3)へ
送り込み、前記第一燃料タンク(3)内の燃料を前記エ
ンジン(E)へ供給する構成としたことを特徴とする作
業車両の燃料供給装置とした。 【0005】(作用)以上のように構成した作業車両で
は、燃料は第二燃料タンク(4)へ充填されるとポンプ
(P)の駆動により第一燃料タンク(3)へ送られる。
そして、傾斜地での作業継続中、左右のタンクに燃料が
少なくなった状態で、例えば傾斜地にて上り下りやター
ンを行って一時的にでも車体が水平状態に戻ると、第二
燃料タンク(4)内の燃料が前記第一燃料タンク(3)
へ送られる。 【0006】 【発明の効果】これにより、作業車両では、第一燃料タ
ンク(3)と第二燃料タンク(4)となる大容量の燃料
タンクを車体に搭載することができる上、左右に分けら
れた第二燃料タンク(4)内の燃料は、まず車体略中心
の第一燃料タンク(3)へ送られるため、従来のように
左右一方のタンクから燃料を直接エンジン(E)へ供給
する構成と比較して、タンク内の燃料を極力余すこと無
く使うことができ、作業を極力長時間継続することがで
きる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態とし
て、農業用トラクタの燃料供給装置について説明する。
トラクタ10は、図1乃至図2に示すように、車体前部
のボンネット11内部にディーゼルエンジンEを備え、
このエンジンEの回転動力をミッションケース12内の
各種変速装置にて適宜減速した後、後輪13R、または
前後輪13F,13Rへ伝達して走行する構成となって
いる。 【0008】またミッションケース12上方には、ステ
アリングハンドル1を突出するハンドルポスト16や、
操縦席2を支持するフロア18を設けると共に、このフ
ロア18上をキャビン7によって取り囲む構成となって
いる。キャビン7は、フロア18の左右前部に立設する
前縦フレーム19と、左右のフェンダー20中部に立設
する後縦フレーム22、そして、前記左右夫れ夫れの前
後縦フレーム19、20の上端部同士を連結する上部水
平フレーム(図示省略)などによって略直方体状に枠組
すると共に、この水平フレーム上に、ルーフ25を支持
する構成となっている。 【0009】また前記左右のフェンダー20の前部に
は、前記フロア18の周囲を照らすステップライト23
を設けると共に、前記ルーフ25の前後部には前後夫れ
夫れの作業位置を照射する作業灯24F,24Rを備
え、別途設けたコントローラの通電より点灯する構成と
なっている。そしてここでは、前記前記ステップライト
23を、エンジンEのキーオフ操作や、前記作業灯24
F,24Rの消灯操作、或いは操縦席2からの立上り動
作と連動して一定時間だけ点灯する構成となっている。 【0010】これにより、オペレータは、暗がりでの乗
降時に、キャビン7内の機器に衣類や手足を引っかけた
り、ステップ下の水溜まり等に足を踏み出すことが無く
車両の操作性を向上することができる。また、前記左右
の前縦フレーム19,19間にフロントガラス26を、
後縦フレーム22,22間にリヤガラス27を、左右夫
れ夫れの前縦フレーム19と後縦フレーム22間に1枚
ガラス状のドア(以下、ドアガラス28)を設ける構成
となっている。 【0011】以上のように構成したキャビン7は、車体
の左右幅、詳しくは左右前輪13F、或いは左右後輪1
3Rの接地幅における仮想中心線(図2中二点差線L−
L)を挟んで略左右対称に形成され、この中心線上に前
記エンジンE、ステアリングハンドル1及び操縦席2を
配置する構成となっている。 【0012】また前記ステアリングハンドル1上方に
は、図4に示すように、前記前縦フレーム19間にキャ
ビン7の強度を向上させるべくロッド部材28を架設
し、このロッド部材28にルームミラー30をスライド
自在に取り付ける構成としている。 【0013】これにより、左右一側だけで作業を行なう
場合、例えば畦塗作業や畝上の根菜類の収穫作業では、
前記ロッド部材28上をルームミラー30を適所に移動
させてることで、作業の視認性を向上することができ
る。次に、この発明の燃料供給装置について説明する。 【0014】第一燃料タンクとなるメインタンク3は、
底面を前方に向かって傾斜させた樹脂製部材で構成さ
れ、この底面前部にエンジンEの燃料噴射室へ連通する
燃料供給ロ3aを開口すると共に、底面後部に燃料取入
口3bを開口し、後述する第二燃料タンクと連通路Lの
一部となるパイプ部材35を介して連通する構成となっ
ている。 【0015】また前記メインタンク3は、ボンネット1
1内に立設する門型フレームに取り付ける構成となって
おり、前記底面の高さをエンジンE、詳しくはエンジン
Eの燃料噴射室よりも高位置に設定する構成となってい
る。また更に、前記エンジンEとメインタンク4との間
には、前記門型フレームに支持する断熱部材36を介在
する構成となっている。 【0016】また第二燃料タンクとなるサブタンク4
は、図3に示すように、鉄板製の左タンク4Lと右タン
ク4Rから構成され、前記トラクタ10のミッションケ
ース12の下部に、フレーム部材を枠組した燃料タンク
載置フレーム37を取り付け、この載置フレーム37の
左右端部に夫れ夫れのタンク4L,4Rを戴置してバン
ド部材により固定する構成となっている。 【0017】また左右夫れ夫れのタンク4L,4Rの下
面は、前方且つ内側に向かってやや傾斜して形成し、こ
の前部内側面に燃料取出穴38を開口する構成となって
いる。そして、この左右の燃料取出穴38に、連通路L
となる金属製のパイプ部材39を接続して左右中央部の
ジョイントバルブ40へ接続する構成となっている。 【0018】また、左右一方(図中左タンク4L)に
は、燃料ゲージや前記前縦フレーム19に沿わせながら
突設する燃料補給口5を設けている。これにより燃料を
車体の低位置で、例えば燃料を充填したポリタンクを前
記フロア18に載置しながら燃料を補給することができ
るので、例えば、メインタンク3から燃料を補給する構
成と比較して、燃料補給作業を省力化することができ
る。 【0019】また前記ジョイントバルブ4は、燃料が滞
りなく同バルブ4へ注がれるよう前記左右タンク4L,
4Rの下面よりも低位置に設けると共に、この上部にポ
ンプPを一体的に取り付け、前記パイプ部材35を介し
て前記メインタンク3と接続する構成となっている。 【0020】尚、前記メインタンク3は、前記仮想中心
線上Lに配置され、且つサブタンク4L,4Rは、同仮
想中心線Lに対し左右略対称に配置する構成となってい
る。また前記ジョイントバルブ40及ポンプPは、前記
車体左右幅における仮想中心線上に配置する構成となっ
ている。 【0021】以上のように構成したトラクタでは、燃料
補給口5から燃料を注ぐと、この燃料はジョイントバル
ブ40に流れ、ポンプPの駆動によりメインタンク3へ
吸い上げられる。そしてこのメインタンク3が一杯にな
ると、左右タンク4L,4R内に徐々に燃料が溜ってい
く。そして、トラクタ10のエンジンEを始動したとき
には、前記メインタンク3からエンジンEの燃料噴射室
へ燃料が送られる。 【0022】そして、傾斜地での作業継続中、左右のタ
ンク4L,4Rに燃料が少なくなった状態で、例えば傾
斜地にて上り下りやターンを行って一時的にでも車体が
水平状態に戻ると、前記左右タンク4L,4R内の燃料
がメインタンク3へ送られ、この燃料が同タンク内に溜
まる。 【0023】これにより、トラクタでは、メインタンク
3とサブタンク4となる大容量の燃料タンクを車体に搭
載することができる上、左右に分けられたサブタンク4
L,4R内の燃料は、まず車体略中心のメインタンク3
へ送られるため、前記左右一方のタンクから燃料を直接
エンジンEへ供給する構成と比較して、タンク内の燃料
を余すこと無く使うことができ、作業を極力長時間継続
することができる。 【0024】またここでは、前記メインタンク3とサブ
タンク4を、前後輪13F,13R間で、且つ車体の左
右中心線L−Lに対して左右略対称に形成したので、例
えば同容量のタンクを車体後側に設ける構成と比較し
て、燃料の充填量或いは消費に関らず車両の前後重量バ
ランスを良好に保ことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】トラクタの平面図。 【図2】トラクタの全体側面図。 【図3】サブタンクの平面図。 【図4】ルームミラーの斜視図。 【符号の説明】 E エンジン P ポンプ 1 ステアリングハンドル 2 操縦席 3 メインタンク 4 サブタンク 4L 左タンク 4R 右タンク 5 燃料補給口 10 トラクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野本 勲 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 3D038 CA12 CB05 CB09 CC06 CC12

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 車体の左右略中心位置にエンジン(E)
    を設け、同エンジン(E)の後方にステアリングハンド
    ル(1)及び操縦席(2)を設けた作業車両において、
    前記エンジン(E)よりも高位置に第一燃料タンク
    (3)を設け、前記エンジン(E)よりも低位置、且つ
    車体の左右略対称位置に左タンク(4L)と右タンク
    (4R)とから成る第二燃料タンク(4)を設けると共
    に、前記第二燃料タンク(4)の左タンク(4L)と右
    タンク(4R)を連通路(L)にて接続し、更にこの連
    通路(L)の略中央位置から、ポンプ(P)の駆動によ
    り第二燃料タンク(4)内の燃料を第一燃料タンク
    (3)へ送り込み、前記第一燃料タンク(3)内の燃料
    を前記エンジン(E)へ供給する構成としたことを特徴
    とする作業車両の燃料供給装置。
JP2002122457A 2002-04-24 2002-04-24 作業車両の燃料供給装置 Pending JP2003312278A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012144163A (ja) * 2011-01-12 2012-08-02 Yanmar Co Ltd 作業車両

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012144163A (ja) * 2011-01-12 2012-08-02 Yanmar Co Ltd 作業車両

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