JP2003310734A - 液状芳香剤等の携帯等用容器 - Google Patents
液状芳香剤等の携帯等用容器Info
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- JP2003310734A JP2003310734A JP2002116195A JP2002116195A JP2003310734A JP 2003310734 A JP2003310734 A JP 2003310734A JP 2002116195 A JP2002116195 A JP 2002116195A JP 2002116195 A JP2002116195 A JP 2002116195A JP 2003310734 A JP2003310734 A JP 2003310734A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 液状の芳香剤（香水類）、防臭剤（消臭剤
類、脱臭剤類）、防湿剤（吸湿剤類、乾燥剤類）などの
携帯等用容器として、常に液状の芳香剤、防臭剤、防湿
剤などの芳香、防臭、防湿などの作用が奏されるととも
に液漏れの恐れが無くかつ嵩張らないものを提供する。 【解決手段】 小径の通気用開口部１２を備えた小形の
不透液性のプラスチックフィルム製袋１１の内部に、通
気用開口部１２を通して液状の芳香剤１４を所定量装入
した後、通気用開口部１２を不透液性と通気性を有する
微多孔質フィルム類１３により閉鎖して密閉する。
類、脱臭剤類）、防湿剤（吸湿剤類、乾燥剤類）などの
携帯等用容器として、常に液状の芳香剤、防臭剤、防湿
剤などの芳香、防臭、防湿などの作用が奏されるととも
に液漏れの恐れが無くかつ嵩張らないものを提供する。 【解決手段】 小径の通気用開口部１２を備えた小形の
不透液性のプラスチックフィルム製袋１１の内部に、通
気用開口部１２を通して液状の芳香剤１４を所定量装入
した後、通気用開口部１２を不透液性と通気性を有する
微多孔質フィルム類１３により閉鎖して密閉する。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、液状（ゲル状な
どを含む）の芳香剤（香水類）、防臭剤（消臭剤類、脱
臭剤類）、防湿剤（吸湿剤類、乾燥剤類）などの携帯等
用容器に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】周知のように、この種の液状芳香剤等の
携帯等用容器としては、ビン類、缶類、プラスチック容
器類が用いられている。 【０００３】しかしこれらの周知の容器は、開口しない
と芳香剤などの芳香作用が得られないという使用上の煩
わしさのほか、閉口状態でも口部からの液状体の漏出の
恐れがあるとともに嵩張るため、携行に適しているとは
言い難いという問題を有している。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記のよ
うな問題に鑑み、液状芳香剤等の携帯等用容器として、
常に内部に収容した芳香剤などの作用が奏されるととも
に、液漏れの恐れがなくかつ嵩張らないものを提供する
ことを課題としている。 【０００５】 【課題を解決するための手段】この発明に係る液状芳香
剤等の携帯等用容器は、通気用開口部付きの不透液性
（防水性）のプラスチックフィルム製袋からなり、該通
気用開口部は不透液性と通気性を有する微多孔質フィル
ム類で閉鎖する構成からなる。 【０００６】この携帯用容器本体の袋を形成する不透液
性のプラスチックフィルムとしては、不透水性や不透油
性等を有するポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフ
ィルム、ポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム、
ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム
などの単体フィルム類や複合フィルム類を用いることが
できる。 【０００７】又袋の通気用開口部を閉鎖する不透液性と
通気性を有する微多孔質フィルム類としては、一般に
は、透湿防湿フィルムと称されている微細な連続孔を有
する微多孔質フィルム、すなわち微多孔質のプラスチッ
クフイルム類、不織布類、紙類などの単体フィルム類や
複合フィルム類を用いることができる。 【０００８】上記の微多孔質のプラスチックフィルム類
としては、微多孔質のポリエチレンフィルム、ポリプロ
ピレンフィルム、ポリエステルフィルム、ポリアミドフ
ィルム、ポリオレフィンフィルム、ポリテトラフルオル
エチレンフィルムなどの単体フィルム類やこれらの複合
フィルム類を用いることができ、これらの中には、住友
スリーエム社の微多孔質ポリプロピレンフィルムである
プロポア、三井化学社の通気性フィルムであるエスポア
ール、ジャパンゴアテックス社の多孔質層・無孔質層複
合型フィルム状素材であるゴアテックスメンブレンのほ
か、プラスチック焼結多孔質体（ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合体などのプラスチ
ック粉末の焼結成形体）なども包含する。 【０００９】また微多孔質の不織布としては、メルトブ
ローン式、スパンボンド式、ケミカルボンド式、サーマ
ルボンド式などの方法で製造した特に極細繊維（マイク
ロファイバ）製のものを使用することができ、例えば住
友スリーエム社の極細繊維（ポリプロピレン繊維とポリ
エステル繊維）製の中綿素材であるシンサレートや、ク
ラレ社の微多孔質の超極細繊維不織布であるミクロフレ
ックスは好適なものの例であり、さらに複合フィルム中
には、住友スリーエム社のプロポアと不織布との複合フ
ィルムであるプロポアファブリックなども包含する。 【００１０】この発明の携帯等用容器は、プラスチック
フィルム製袋内に液状の芳香剤、防臭剤、防湿剤などを
そのまま或いは不織布、織布、紙、プラスチックフォー
ム類などに含浸させて装入した後、密封して、使用に供
するもので、通気用開口部を閉鎖する微多孔質フィルム
類を通した袋の内外間の通気によって、芳香剤、消臭剤
などの揮発成分の外部への流出による芳香、消臭などの
作用や、又臭気や湿気などの内部への流入による脱臭
剤、防湿剤などによる吸臭、吸湿などの作用が奏され
る。 【００１１】 【発明の実施の形態】図面はこの発明の液状芳香剤等の
携帯等用容器の一実施形態を例示したもので、小径の通
気用開口部１２を備えた小形の不透液性のプラスチック
フイルム製袋１１の内部に、通気用開口部１２を通して
液状の芳香剤１４を所定量装入した後、通気用開口部１
２を、不透液性と通気性を有する微多孔質フイルム類１
３により閉鎖して密閉した構造からなっている。 【００１２】この容器を、小物入れ、財布、衣服のポケ
ットなどに入れて携行すると、常に液状の芳香剤１４の
芳香性揮発成分が微多孔質フイルム類１３を通して外部
に流出して、携行者の近辺に芳香を漂わせる。また適当
な部位に定置すれば、常にその周辺部に芳香を漂わせ
る。 【００１３】この発明の容器は、このほか種々の形態で
実施することができるもので、上記の形態に限定される
ものではない。 【００１４】 【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、この発明の液状芳香剤等の携帯等用容器によれば、
通気性の微多孔質フィルム類による通気によって、携行
中や定置部位に常に芳香、防臭、防湿などの作用が奏さ
れる。 【００１５】またこの携帯等用容器は、全体が不透液性
で、液漏れの恐れがないとともに、全体が柔軟（可撓
性）で、嵩張らないため、携行に好適である。
どを含む）の芳香剤（香水類）、防臭剤（消臭剤類、脱
臭剤類）、防湿剤（吸湿剤類、乾燥剤類）などの携帯等
用容器に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】周知のように、この種の液状芳香剤等の
携帯等用容器としては、ビン類、缶類、プラスチック容
器類が用いられている。 【０００３】しかしこれらの周知の容器は、開口しない
と芳香剤などの芳香作用が得られないという使用上の煩
わしさのほか、閉口状態でも口部からの液状体の漏出の
恐れがあるとともに嵩張るため、携行に適しているとは
言い難いという問題を有している。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記のよ
うな問題に鑑み、液状芳香剤等の携帯等用容器として、
常に内部に収容した芳香剤などの作用が奏されるととも
に、液漏れの恐れがなくかつ嵩張らないものを提供する
ことを課題としている。 【０００５】 【課題を解決するための手段】この発明に係る液状芳香
剤等の携帯等用容器は、通気用開口部付きの不透液性
（防水性）のプラスチックフィルム製袋からなり、該通
気用開口部は不透液性と通気性を有する微多孔質フィル
ム類で閉鎖する構成からなる。 【０００６】この携帯用容器本体の袋を形成する不透液
性のプラスチックフィルムとしては、不透水性や不透油
性等を有するポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフ
ィルム、ポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム、
ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム
などの単体フィルム類や複合フィルム類を用いることが
できる。 【０００７】又袋の通気用開口部を閉鎖する不透液性と
通気性を有する微多孔質フィルム類としては、一般に
は、透湿防湿フィルムと称されている微細な連続孔を有
する微多孔質フィルム、すなわち微多孔質のプラスチッ
クフイルム類、不織布類、紙類などの単体フィルム類や
複合フィルム類を用いることができる。 【０００８】上記の微多孔質のプラスチックフィルム類
としては、微多孔質のポリエチレンフィルム、ポリプロ
ピレンフィルム、ポリエステルフィルム、ポリアミドフ
ィルム、ポリオレフィンフィルム、ポリテトラフルオル
エチレンフィルムなどの単体フィルム類やこれらの複合
フィルム類を用いることができ、これらの中には、住友
スリーエム社の微多孔質ポリプロピレンフィルムである
プロポア、三井化学社の通気性フィルムであるエスポア
ール、ジャパンゴアテックス社の多孔質層・無孔質層複
合型フィルム状素材であるゴアテックスメンブレンのほ
か、プラスチック焼結多孔質体（ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合体などのプラスチ
ック粉末の焼結成形体）なども包含する。 【０００９】また微多孔質の不織布としては、メルトブ
ローン式、スパンボンド式、ケミカルボンド式、サーマ
ルボンド式などの方法で製造した特に極細繊維（マイク
ロファイバ）製のものを使用することができ、例えば住
友スリーエム社の極細繊維（ポリプロピレン繊維とポリ
エステル繊維）製の中綿素材であるシンサレートや、ク
ラレ社の微多孔質の超極細繊維不織布であるミクロフレ
ックスは好適なものの例であり、さらに複合フィルム中
には、住友スリーエム社のプロポアと不織布との複合フ
ィルムであるプロポアファブリックなども包含する。 【００１０】この発明の携帯等用容器は、プラスチック
フィルム製袋内に液状の芳香剤、防臭剤、防湿剤などを
そのまま或いは不織布、織布、紙、プラスチックフォー
ム類などに含浸させて装入した後、密封して、使用に供
するもので、通気用開口部を閉鎖する微多孔質フィルム
類を通した袋の内外間の通気によって、芳香剤、消臭剤
などの揮発成分の外部への流出による芳香、消臭などの
作用や、又臭気や湿気などの内部への流入による脱臭
剤、防湿剤などによる吸臭、吸湿などの作用が奏され
る。 【００１１】 【発明の実施の形態】図面はこの発明の液状芳香剤等の
携帯等用容器の一実施形態を例示したもので、小径の通
気用開口部１２を備えた小形の不透液性のプラスチック
フイルム製袋１１の内部に、通気用開口部１２を通して
液状の芳香剤１４を所定量装入した後、通気用開口部１
２を、不透液性と通気性を有する微多孔質フイルム類１
３により閉鎖して密閉した構造からなっている。 【００１２】この容器を、小物入れ、財布、衣服のポケ
ットなどに入れて携行すると、常に液状の芳香剤１４の
芳香性揮発成分が微多孔質フイルム類１３を通して外部
に流出して、携行者の近辺に芳香を漂わせる。また適当
な部位に定置すれば、常にその周辺部に芳香を漂わせ
る。 【００１３】この発明の容器は、このほか種々の形態で
実施することができるもので、上記の形態に限定される
ものではない。 【００１４】 【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、この発明の液状芳香剤等の携帯等用容器によれば、
通気性の微多孔質フィルム類による通気によって、携行
中や定置部位に常に芳香、防臭、防湿などの作用が奏さ
れる。 【００１５】またこの携帯等用容器は、全体が不透液性
で、液漏れの恐れがないとともに、全体が柔軟（可撓
性）で、嵩張らないため、携行に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明に係る液状芳香剤等の携帯等用容器の
一実施形態の略正面図である。 【図２】図１に示す実施形態の略側断面図である。 【符号の説明】 １１ プラスチックフィルム製袋 １２ 通気用開口部 １３ 微多孔質フィルム類 １４ 液状の芳香剤
一実施形態の略正面図である。 【図２】図１に示す実施形態の略側断面図である。 【符号の説明】 １１ プラスチックフィルム製袋 １２ 通気用開口部 １３ 微多孔質フィルム類 １４ 液状の芳香剤
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 通気用開口部付きの不透液性のプラスチ
ックフイルム製袋からなり、該通気用開口部は不透液性
と通気性を有する微多孔質フィルム類で閉鎖してなる、
液状芳香剤等の携帯等用容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002116195A JP2003310734A (ja) | 2002-04-18 | 2002-04-18 | 液状芳香剤等の携帯等用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002116195A JP2003310734A (ja) | 2002-04-18 | 2002-04-18 | 液状芳香剤等の携帯等用容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003310734A true JP2003310734A (ja) | 2003-11-05 |
Family
ID=29533924
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002116195A Pending JP2003310734A (ja) | 2002-04-18 | 2002-04-18 | 液状芳香剤等の携帯等用容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003310734A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014045899A (ja) * | 2012-08-30 | 2014-03-17 | Shinko Kk | 携帯型空気清浄用具 |
| JP2016165386A (ja) * | 2015-03-10 | 2016-09-15 | 株式会社アルビオン | 芳香具 |
-
2002
- 2002-04-18 JP JP2002116195A patent/JP2003310734A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014045899A (ja) * | 2012-08-30 | 2014-03-17 | Shinko Kk | 携帯型空気清浄用具 |
| JP2016165386A (ja) * | 2015-03-10 | 2016-09-15 | 株式会社アルビオン | 芳香具 |
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