JP2014045899A - 携帯型空気清浄用具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
空気清浄化気体を発生する物質を収納した積層材料からなる包装体に、係止部と剥離シートの剥離により容易に開口する開口形成部が付設され、係止具が付帯していることを特徴とする空気清浄機能を有する携帯型の空気清浄用具。
【選択図】 図1
Description
特に、二酸化塩素で飲料水を処理して除菌する試みも既になされ、浄水処理にも使用することが試みられており、今後の用法が非常に期待されている。
これは、開口部はケースの上面、側面の少なくとも一方に形成され、比較的重い二酸化塩素ガスの放散に対する配慮が無いばかりか、ケース材料として、二酸化塩素ガスによる腐食、損傷に対する材料の面からの対策が示されていない。また、外観も考慮して、粘着シートにより空気浄化用具をネームカードケースのような物品に対して、着脱可能に固着するものであるから、収納体ケースの取り扱い上不便である。また、ネームカードケースのような紐状のもので首にかける構造は、活動に不便であるばかりでなく、子供が、自転車走行や、遊園地の滑り台や、遊具等で、非常に危険な場合もあり、クリップのような他の係止具が必要な場合がある。
本発明の第1の特徴点は、プラスチックフイルム層とアルミニウム層からなる積層体から構成される、少なくとも二枚の四方形のシートの間に空気清浄化気体を発生する物質を収納して、シートの重ねた周辺部を接合することにより形成された袋状の包装体であって、包装体の一端の中央部分には包装体に係止具を取り付ける為の切抜き部が形成されており、それと相対する位置に包装体を構成するシートの一面に、使用時に開口可能な開口形成部が設けられていることを特徴とする空気清浄機能を有する携帯型の空気清浄用具を提供するものである。
本発明の第3の特徴点は、プラスチックフイルム層とアルミニウム層を含む積層体が、ポリエチレン/アルミニウム/ポリエステルの三層構造の積層体であることを特徴とする携帯型空気清浄用具にある。
本発明の第5の特徴点は、包装体を構成する積層体シートの少なくとも1面にある開口形成部が、空気清浄用具の使用時には下側の位置になるように配置されていることを特徴とする携帯型空気清浄用具にある。
本発明の第7の特徴点は、開口形成部を覆う剥離シートの剥ぎ取りにより包装体に開口部が形成される構造からなることを特徴とする携帯型空気清浄用具にある。
空気清浄用器具の本体部分である包装体(1)の容量や寸法の大小は、空気清浄化気体を発生する物質の種類や収納量、発生物質の放散量などの性能、気体発生持続時間、さらには、小型の携帯型である性格からして、重量、大きさ、或いはファション感覚を考慮して設計するような事項である。
これは、最も典型的な空気清浄化気体発生物質の包装方法であり、場合によっては、包装体の下辺端部(14)のみならず、たとえば包装体の上辺端部(11)、横辺端部(12)または(13)、のいずれかに少なくとも一つの袋口部(141)に相当する部分を設けて、その袋口部より空気清浄化気体発生物質を収納することにより包装体(1)とする方法も本発明の実施態様の範疇に含まれる。
一枚の四辺形シートを二つ折りにして重ねた場合には、3辺周端部だけを接合すれば足りる。
開口形成部(3)の詳細な構造は、積層シートに予め所定の数、大きさ、寸法および形状の任意の形態の孔になるように切込みを入れて作成された所定の多数の孔(311)、・・(318)、(321)・・(328)からなる開口部に対して、その切込みにより生じる、いわゆる蓋に当たる孔と同形の細片(311’)、・・(318’)、(321’)・・(328’)が、未だ切り離されていない状態にあるような開口部の全面が弱粘着性剥離シート(35)により覆われて保護されている構造からなる携帯型空気清浄用具(5)である。
携帯型空気清浄用具(5)を使用しないときは、空気清浄化気体などを放散することなく密封状態であるが、しかし、使用時に空気清浄化気体を放散する為に開口するような開口形成部(3)の構造は、非常に緻密な構造になっている。開口形成部(3)の構造を図1、図3(a)に基づいて説明すれば、積層シート(1a)の面積の約3〜25%程度の開口面面積が形成される。図3の状態は、開口部として丸形孔を形成する場合の例であり、まだ、放散できる程度に開口していない、丸形孔(311)(322)の切り込み輪郭部が薄く見える状態のものであり、通常は未使用の状態の場合には、図4(a)に見るような弱粘着性剥離シート(3)により開口形成部(3)領域が保護されている。積層シート(1a)面に対して、例えば直径2〜8mm程度の丸形孔が、標準サイズの包装体の場合には、5〜15個ぐらいの孔が直列に並べられ、丸形孔が例えば8個連なる場合には、一段列(311)・・(318)、二段列(321)・・(328)、三段列(331)・・(338)(図示省略)と任意の列を配列した構造である。この丸形孔の大きさ、およびその数は、空気清浄化気体を放散する為の状態を考慮して決めるような設計変更の範囲内である。
この開口形成部(3)の孔の構造およびその制作方法は、以下に詳細に示すような、独特の製造法に基づくものである。
この位置に開口部が、多孔の状態で分散状態に配置されている理由は、例えば、二酸化塩素のような空気清浄化気体は、空気より重い場合があり、包装体(1)の下側位置側((14)辺側)に集中して設けられている理由は、その放散が周囲に万遍に非常に円滑になる理由によるものである。
包装体材料として、最も典型的な素材である、ポリエチレンテレフタレート(PET)/アルミニウム(Al)/ポリエチレン(PE)からなる積層シート(1a)を、図6(a)に示す要領で準備する。
2.裏面にダミーシートを貼る
積層シート(1a)の裏面である、ポリエチレン側に、非粘着性または若干粘着性の、貼り付けまたは取り除きにおいてポリエチレン層、或いは、三層積層体の変形や破損などに影響しない程度の、いわゆる穿孔により多孔を形成した場合の、発生する多数の丸形孔(311)および丸形細片(311')に関して、いわゆる多数の丸形孔および丸形細片のいずれに対しても安定な間隔保持、形状保持、強度保持程度のおよびずれ防止の機能を果たす、プラスチックフイルム、不織布、ゴム、布などのダミーシート(1a’)を配置する。
3.穿孔
穿孔は、図6(c)に見るように、積層シート(1a)に、必要な寸法の、丸形の場合には、例えば5mm程度の直径の丸形孔(311)を、必要な数、例えば、8個程度直列に、それを二段に、計18個を穿孔する。穿孔は、手動または電動刃により、場合によっては、超音波穿孔機により穿孔する。この穿孔程度は、丸形孔(311)の輪郭がわかる程度に刃を入れ、しかも丸形細片(311’)が打ち抜かれて取り除かれない程度に、輪郭部にわずかな皮や被膜によりつながっている程度の状態に、刃、丸型刃などの慣用の穿孔手段により切り込みを入れる。また、丸形細片(311’)群を剥離シート(35)により取りやすいように切込み深さ、切込み箇所などを工夫することが重要である。
次いで、図6(d)に見るように、穿孔した積層シート(1a)に対して、表面(ダミーシートの反対側)に、穿孔領域の全面を覆う程度の大きさの剥離シート(35)を貼る。この剥離シートは、粘着性を有し、空気清浄用具を使用しない段階では積層シート(1a)に密着しており、穿孔された開口形成部(3)を保護している。使用時に剥離紙を図4(b)の要領で剥離すれば、丸形細片(311’)が剥離シート(35)に付着した状態で取り除かれ、丸形孔(311)群の開口部が容易に形成される。
積層シート(1a)に剥離シート(35)を貼った後に、図6(e)に見る要領で、ダミーシート(1a’)を剥がして、取り除く。このようなアンカー効果を有するダミーシートを用いて、一段の場合に、一連の多数の丸形孔(311)、(312)・・・(318)が安定に配列することによって開口した積層シートができる。
6.包装体の成形
剥離シート(35)を貼り付けたままの積層シート(1a)を、図6(e)に見るとおり、包装体(1)の輪郭に沿った形状に裁断する。勿論この方法は、四方の周辺を接合する場合であるが、ポリエチレン層を内側に配置して、一枚の積層シートを一辺(例えば14端部側)で二枚に折り曲げる方法で、袋状の包装体を製造することもできる。
積層シート(1a)の端部側(11、12、13、14)の接合は、慣用の接着剤による接合も可能であるが、ポリエチレン(PE)が内側層であることからして、熱接合が推奨される。慣用のヒートシールによるもの、インパルスシール、超音波接合、高周波接合のような方法で接合することもできる。
アルミニウム(Al)層は、アルミニウムの蒸着、アルミ箔、メッキ層など、慣用の方法で収得されるものである。そのアルミニウム層の厚みは、0.0001〜0.5mm程度である。
ポリエチレンテレフタレート(PET)層の厚さは、0.0001〜0.5mm程度であり、好ましくは、0.001〜0.2mm程度であることが好ましい。
積層シートの全体の厚さは、0.0001〜0.8mm程度の範囲にあれば、十分である。
印刷層は、PET/印刷層/Al/PEのような積層の場合において、印刷層は、慣用のグラビヤ印刷、フレキソ印刷、オフセット、彫刻版印刷などの各種の印刷技術を用いて、任意の印刷層を形成することができる。
外出時などには図2に示す要領で、常に携帯することが好ましいが、特に、列車、自動車、航空機などの機密な場所や、食堂、飲食店、喫茶室、カラオケ室のような雑踏、繁華街といった場所、トイレのような排出を伴う場所の消毒、脱臭のために携帯することが好ましい。また、食品加工、農場、農作物の生産販売などをする場所では、作業者が本発明の空気清浄用器具を携帯して作業すると、伝染の予防効果や、保管庫に置くだけで、水産品、果物の保存期間や鮮度を高めることも期待される。
〔1〕空気清浄用具の包装体の製作
(1).包装体の材料の調達
ここで示す実施例は、包装体単品を製作する場合の例である、一度に大量の包装体を、連続的に製造することも可能であり、本願発明の実施態様に包含される。
包装体材料として、最も典型的な素材である、ポリエチレンテレフタレート(PET)/アルミニウム(Al)/強化ポリエチレン(PE)からなる積層シート(1a)を入手する。寸法は、縦約8cm、横9.5cmの積層シートに裁断する。
(2).裏面にダミーシートを貼る
積層シート(1a)の裏面である、ポリエチレン側に、切り取り細片を固定する程度の若干の粘着性を有するポリエチレン製ダミーシートを配置する。
(3).穿孔をする
この積層シート(1a)とダミーシート(1a’)の二枚重ね、その積層シート部分に、丸形の寸法約5mm程度の直径の丸形孔を、一段目に直列に8個、二段目に直列に8個、というように並列に計16個を穿孔する。穿孔は、手動の丸形刃により容易にできる。しかし、この穿孔程度は、丸形孔の輪郭がわかる程度に刃を入れ、円周を切り取られた丸形細片は、脱落や、取り除かれない程度に、輪郭部にわずかな皮や被膜によりつながっているが、剥離シート(35)の裏面に付着して容易に取り除かれる程度の切込み深さとなっている。
穿孔した積層シート(1a)に対して、表面(ダミーシートの反対側)に、穿孔領域の全面を覆う程度の大きさの若干の粘着性を有する剥離シートを貼る。この剥離シートは、粘着性を有し、空気清浄用具を使用しない段階では積層シート(1a)に密着しており、穿孔された開口形成部(3)を保護している。
積層シートに剥離シートを貼った後に、裏側に配置したダミーシートを剥がして、取り除く。
(6).包装体の製作
剥離シートを貼り付けたままの積層シート(1a)と加工をしない別の積層シート(1b)を、包装体の輪郭に沿った形状に裁断する。四方周辺の内の三周辺を、慣用の溶着装置により、ポリエチレン層を内側にして熱溶着することにより袋状の包装体を製造する。
この袋状の包装体内に、予め不織布に市販の二酸化塩素発生物質を約10g程度収納した、縦5.5cm、横8cmのパックを入れて、残りの周辺端部を熱接合することにより、包装体を作成する。
二次加工により、包装体の上の部分に、切り取り部を加工して、ネックストラップ、クリップなどの慣用の係止具の取り付けを容易にする。
上記〔1〕空気清浄用具の包装体の製作により製作された空気清浄用器具の、剥離シートを剥ぎ取り、開口部を形成し二酸化塩素の放散状態で、以下のとおりの実験を実施する。
平成24年に衛生微生物研究センターで実施した、トリメチルアミンの消臭試験結果を示すと以下のとおりになる。なお、エコムエアマスクとは、本発明の空気清浄用器具の略称である。また、臭気のみをコントロールとして同様の試験をした。
試 験 試 料
測定時間 エコムエアマスク コントロール 消臭試験(%)
0分 20ppm 20ppm 0%
30分後 18ppm 20ppm 10%
60分後 14ppm 20ppm 30%
90分後 10ppm 20ppm 50%
120分後 6ppm 20ppm 70%
150分後 4ppm 20ppm 80%
180分後 0ppm 10ppm 100%
このように、本考案の空気清浄用器具は、消臭試験において有益な作用効果を奏することが容易に理解できる。
同じように、平成24年に「衛生微生物研究センター」で実施した、検体の抗菌力を調べる実験を示す。
1. 検体;エアマスク 1点
2. 試験菌;Staphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌) NBRC 13276
Escherichia coli(大腸菌) NBRC
3972
3.試験方法
3−1.試験菌液の作製;試験菌を普通寒天培地に接種し、35℃、24時間培養後、滅菌生理食塩水を用いて107/mlに調整したものを試験菌液とした。
3−2.試験試料;5cm×5cmに切り取った綿布。
3−3.試験菌液の接種および培養;試験試料に作製した試験菌液を接種し、密封容器(L25cm×W30cm×H25cm)に吊り下げ、この密閉容器の蓋部分に検体1つを貼り付け、相対湿度90%以上の環境下にし、完全密封した。この容器を35℃24時間培養した。また、検体を貼り付けていないものをコントロールとし、同様に試験を行った。
3−4.生菌数測定;24時間培養後、布をストマッカー袋に入れ、SCDLP培地で洗い出したものを試験液とし、試験液の10倍希釈系列を作製した。これら希釈液をSCDLP寒天培地に接種し、35℃、48時間培養した。培養後、形成された集落をカウントし、生菌数を換算した。
検体の抗菌試験の結果を表1、2に示す。
表1及び表2の結果から、本発明の空気清浄用器具は、抗菌試験においても有益な作用効果を奏することが容易に理解できる。
この空気清浄用具は、身体の襟やポケットに装着可能であり、呼吸をする、口元や鼻の位置に一定の距離で装着できる為に、安定してコンスタントに二酸化塩素が放散できるので、感冒、ウイルス、花粉などの事情を考慮して、あるいは使用場所の状況に応じて、装着位置、取り付け距離、発生物質の種類、装填量を調整することができる。
また、家庭、飲食、カラオケ、厨房などにおける、顧客の消毒、衛生を保つ為に、その場所に置くだけで有益であり、調理人の衛生を保つことにも期待され、サービス業、食品業の分野でも有益である。
病院のような医療現場においても、看護、治療における病気の伝染や、予防にも期待されるので、特に、水害や天災の衛生事情が良くない地域に旅行、派遣される場合に、この空気清浄用具の装着が有益であり、医療分野、産業にも有益である。それ以外にも、養殖、養豚、魚、うなぎ、すっぽん、鯉などの人工飼育現場という水産、動植物の伝染、その養殖に携わる業者は、病気、菌の伝染、増殖を防ぐ為に、装着することが期待される。
また、トマト、きゅうり、茄子、梨、ぶどうなどの比較的菌に感染しやすい農作物を栽培する場合に、ビニルハウス、手入れ作業の際には、空気清浄用具を装着して、菌の繁殖や、衛生を保つことができるので、農水畜林産業上の分野で使用することも期待される。
しかも、比較的安価に、簡易に、容易に安定的に供給できるものであり、日本の生活、衛生、観光、旅行、生産、農水産業の発展および地域経済の活性化および発展に間接的に寄与することができる。
1a.積層シート 1a'.ダミーシート
12.右側端部 13.左側端部
14.下側端部 141.袋口
2.係止部
21.切り取り部
3.開口形成部
31.一段開口部 32.二段開口部
311.一段目の孔 321.二段目の孔
311’.一段目の細片 321’.二段目の細片
35.剥離シート
4.二酸化塩素発生物質のパック
5.空気清浄用具
PET:ポリエチレンテレフタレート層 P:印刷面
Al:アルミニウム層 PE:強化ポリエチレ層
上記〔1〕空気清浄用具の包装体の製作により製作された空気清浄用器具の、剥離シートを剥ぎ取り、開口部を形成し二酸化塩素の放散状態で、以下のとおりの実験を実施する。
平成24年に衛生微生物研究センターで実施した、トリメチルアミンの消臭試験結果を示すと以下のとおりになる。なお、本発明の製品とは、本発明の空気清浄用具の略称である。また、臭気のみをコントロールとして同様の試験をした。
試 験 試 料
測定時間 本発明の製品 コントロール 消臭試験(%)
0分 20ppm 20ppm 0%
30分後 18ppm 20ppm 10%
60分後 14ppm 20ppm 30%
90分後 10ppm 20ppm 50%
120分後 6ppm 20ppm 70%
150分後 4ppm 20ppm 80%
180分後 0ppm 10ppm 100%
このように、本発明の空気清浄用具は、消臭試験において有益な作用効果を奏することが容易に理解できる。
同じように、平成24年に「衛生微生物研究センター」で実施した、検体の抗菌力を調べる実験を示す。
1. 検体;本発明の製品 1点
2. 試験菌;Staphylococcus aureus(黄色ブドウ球菌) NBRC 13276
Escherichia coli(大腸菌) NBRC
3972
3.試験方法
3−1.試験菌液の作製;試験菌を普通寒天培地に接種し、35℃、24時間培養後、滅菌生理食塩水を用いて107/mlに調整したものを試験菌液とした。
3−2.試験試料;5cm×5cmに切り取った綿布。
3−3.試験菌液の接種および培養;試験試料に作製した試験菌液を接種し、密封容器(L25cm×W30cm×H25cm)に吊り下げ、この密閉容器の蓋部分に検体1つを貼り付け、相対湿度90%以上の環境下にし、完全密封した。この容器を35℃24時間培養した。また、検体を貼り付けていないものをコントロールとし、同様に試験を行った。
3−4.生菌数測定;24時間培養後、布をストマッカー袋に入れ、SCDLP培地で洗い出したものを試験液とし、試験液の10倍希釈系列を作製した。これら希釈液をSCDLP寒天培地に接種し、35℃、48時間培養した。培養後、形成された集落をカウントし、生菌数を換算した。
検体の抗菌試験の結果を表1、2に示す。
表1及び表2の結果から、本発明の空気清浄用具は、抗菌試験においても有益な作用効果を奏することが容易に理解できる。
Claims (8)
- プラスチックフイルム層とアルミニウム層の積層体から構成される、少なくとも二枚の四辺形の積層シートを重ね、その隙間に空気清浄化気体発生物質を収納して、積層シートを重ねた周辺部を接合することにより形成された袋状の四辺形包装体であって、四辺形包装体の一辺が外方向に広がり、その中央部分には包装体を必要な箇所に取り付ける為の係止部が付設され、係止具が付帯しており、その係止部と相対する辺側の積層シートの面には、使用時に空気清浄化気体を放散する為に必要な開口作成部が設けられていることを特徴とする空気清浄機能を有する携帯型空気清浄用具。
- 空気清浄化気体を発生する物質が二酸化塩素を発生する物質であることを特徴とする請求項1に記載の空気清浄用具。
- プラスチックフイルム層とアルミニウム層を含む積層体が、ポリエチレン/アルミニウム/ポリエステルの三層構造の積層体であることを特徴とする請求項1に記載の携帯型空気清浄用具。
- 係止具が、ネックストラップ、ピン、ホック、クリップ、ボタンまたは面ファスナーからなる取り付け具であることを特徴とする請求項1に記載の携帯型空気清浄用具。
- 包装体を構成する積層体シートの少なくとも1面にある開口形成部が、空気清浄用具の使用時には係止部の相対する位置の下側の位置になるように配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の携帯型空気清浄用具。
- 積層シートに予め所定の寸法および形状に切り込まれた開口形成部は、その開口部の全面が剥離シートにより覆われて保護されている構造からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の携帯型空気清浄用具。
- 開口作成部を覆う剥離シートの剥ぎ取りにより包装体に開口部が形成される構造からなることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の携帯型空気清浄用具。
- 開口作成部が、積層シートの裏面に予めダミーシートを重ね、表面より所定の寸法および形状に切り込まれた開口部を作成し、その開口部の全面を剥離シートで保護してから、ダミーシートを除去することにより製造されることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の携帯型空気清浄用具の開口形成部の製造方法。
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