JP2003307955A - 定着ベルト、定着装置、画像形成装置、及び定着ベルトの製造方法 - Google Patents

定着ベルト、定着装置、画像形成装置、及び定着ベルトの製造方法

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JP2003307955A
JP2003307955A JP2002111845A JP2002111845A JP2003307955A JP 2003307955 A JP2003307955 A JP 2003307955A JP 2002111845 A JP2002111845 A JP 2002111845A JP 2002111845 A JP2002111845 A JP 2002111845A JP 2003307955 A JP2003307955 A JP 2003307955A
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endless belt
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Hiromasa Kashiwanuma
宏昌 栢沼
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像異常を発生させず、高画質で耐久性の高
い画像形成装置のための定着装置を提供する。 【解決手段】 定着ベルト33は、ベルト基体40が最
外側となるよう弾性層41と離型層42の端面がベルト
基体40のそれよりも内側に形成されている。定着ベル
ト33は、その端面でガイド部材36に案内されること
により、斜行現象の発生が防止されるので、画像異常が
起きない。また、定着ベルト33のベルト基体40がガ
イド部材36に接触しても、ベルト基体40よりも内側
にある弾性層41がガイド部材36に接触することはな
く、この接触による磨耗や一部の脱離による画像異常が
引き起こされることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザプ
リンタ等の電子写真プロセスで用いられる定着ベルト、
定着装置、画像形成装置、及び定着ベルトの製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子写真方式の画像形成装置
として、例えば、図10に示す複写機が知られている。
この複写機は、図10に示すように、回転する感光体1
01の感光層を帯電手段102を用いて一様に帯電さ
せ、レーザ走査ユニット103のレーザ光によって露光
して、感光体101に静電潜像を形成し、この静電潜像
を現像手段104でトナーを用いて現像することにより
トナー像として可視化させた後、このトナー像を転写手
段105で用紙106に転写し、そのトナー像が転写さ
れた用紙106を定着装置107に通して、トナー像を
用紙に定着して画像を形成するようにしている。
【0003】このような画像形成プロセスに用いられる
定着装置として、加熱定着ローラと加圧ローラとを備
え、この一対のローラ間にトナー像が転写された用紙を
通してトナー像のトナーを加熱、加圧して溶融させ、用
紙に画像を定着させるタイプのものがある。
【0004】他のタイプに、定着ベルトタイプの定着装
置がある。この定着ベルトタイプの定着装置107とし
ては、例えば、図11に示すように、加熱ローラ108
と定着ローラ109との間に定着ベルト110を掛け渡
し、該定着ベルト110を間にして両定着ローラ109
および加圧ローラ111を相互に圧接させるものが知ら
れている。加熱ローラ108の内部にはハロゲンランプ
112が配置され、加熱ローラ108はそのハロゲンラ
ンプ112により加熱される。
【0005】トナー像113が転写された用紙106
は、定着ベルト110の周回中に定着ベルト110と加
圧ローラ111との間を案内されつつ定着ローラ109
に向かって搬送され、その定着ローラ109と加圧ロー
ラ111との間を通過する際に、トナー像113のトナ
ーが加熱・加圧されて溶融し、用紙106に定着され
る。
【0006】定着ベルト110は、図12(a)、図1
2(b)に示すように、無端状のベルト基体114の表
面すなわち外周面にシリコンゴムなどからなる弾性層1
15を有し、カラー複写をする場合等では弾性層115
の柔軟性を利用して、用紙上に転写された各色のカラー
トナーを包み込むように加熱溶融させる。定着ベルト1
10は、加熱溶融されたトナーが用紙から定着ベルト1
10表面に転写してトナーオフセット現象が発生しない
ようにするため、更に弾性層115の表面すなわち外周
面に離型層116が設けられ、これにより、定着ベルト
110は三層構造で構成されている。
【0007】この定着ベルト110は、ローラ108、
109間で周回走行している間に左右の張力バランスが
乱れたりすると走行中に左右いずれかの方向にずれてし
まう、いわゆる斜行と呼ばれる現象が発生することがあ
る。定着ベルト110が斜行現象を起こすと、定着ベル
ト110に変形が生じ、そのためにトナー像に乱れが生
じて画像異常を起こすことがある。従来、このような定
着ベルト110の斜行現象の発生を防止する方法として
は、図12(a)に示すように、定着ベルト107の裏
面側にガイド部材117を設けて、該ガイド部材117
で定着ベルト107の走行を案内する方法と、図12
(b)に示すように、定着ベルト107が掛け渡される
ローラ108、109の左右の端部にフランジ状のガイ
ド部材119を設けて定着ベルト107の走行を案内す
る方法などが知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図12
(a)に示したように、定着ベルトの裏面側にガイド部
材を設けて案内させる場合では、定着ベルトのベルト基
体114が耐磨耗性の高い樹脂等で成形されていること
から接着性が良くない上に、加熱されて高速で周回する
ことからこのベルト基体114にガイド部材117を接
着してもその接着信頼性に欠ける点や、定着ベルトの裏
面側にガイド部材117を接着する作業に非常に手間が
かかる等の不都合があった。
【0009】また図12(b)に示したように、ローラ
108、109にフランジ状のガイド部材119を設け
た場合には、定着ベルト107の端面がガイド部材11
9に接触した際、ベルト基体114上に形成されている
弾性層115がガイド部材119に直接接触することが
ある。弾性層115は、シリコンゴムやフッ素ゴムなど
のように、摩擦抵抗が高くかつ耐磨耗性が低い材料で構
成されているため、周回中にガイド部材119と接触す
ると、この接触により磨耗して、その一部がベルト基体
114から脱離してしまうことがある。弾性層115の
脱離片が万一画像に付着してしまうと画像異常を起こす
こととなり、弾性層115や離型層116の脱離が進行
すると定着ベルト107の破損に至るおそれがある。
【0010】本発明の目的は、斜行現象および脱離片に
よる画像異常の発生を防止し、耐久性の向上を図り得る
定着ベルト、定着装置、画像形成装置、及び定着ベルト
の製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため次のように構成したことを特徴とする。
【0012】請求項1に記載の定着ベルトは、加熱ロー
ラと定着ローラとの間に掛け渡される無端状ベルト基体
の外周面に弾性層が形成されかつ該弾性層の外周面に加
圧ローラに臨む離型層を有し、前記無端状ベルト基体の
周回に基づき前記加圧ローラと前記離型層との間に用紙
を通過させる際に、前記加圧ローラと協働して前記用紙
に付着しているトナー像を加熱及び加圧しつつ溶融させ
ることにより前記トナー画像を前記用紙に定着させる定
着ベルトにおいて、前記離型層および前記弾性層の前記
無端状ベルト基体の周回方向と直交する幅方向の端面が
前記無端状ベルト基体の幅方向端面よりも内側に位置し
ていることを特徴とする。
【0013】請求項2に記載の定着ベルトは、請求項1
に記載の定着ベルトにおいて、前記離型層の外周面にお
ける幅寸法は、設計上設定された有効画像領域の幅寸法
以上であることを特徴とする。
【0014】請求項3に記載の定着装置は、加熱ローラ
と定着ローラとの間に掛け渡される無端状ベルト基体の
外周面に弾性層が形成されかつ該弾性層の外周面に加圧
ローラに臨む離型層を有する定着ベルトの周回に基づき
前記加圧ローラと前記離型層との間に用紙を通過させる
際に、前記加圧ローラと協働して前記用紙に付着してい
るトナー像を加熱及び加圧しつつ溶融させることにより
前記トナー像を前記用紙に定着させる定着装置におい
て、前記定着ベルトは、前記離型層および前記弾性層の
前記無端状ベルトの周回方向と直交する幅方向の端面が
前記無端状ベルト基体の幅方向の端面よりも内側に位置
していることを特徴とする。
【0015】請求項4に記載の画像形成装置は、静電潜
像が形成される感光体と、該感光体に形成された前記静
電潜像を現像剤により現像してトナ−像を顕像化させる
現像機構と、前記感光体上に形成されたトナ−像を用紙
に転写する転写機構と、用紙に転写されたトナー像を該
用紙に定着させる定着装置とを備え、該定着装置には、
加熱ローラと定着ローラとの間に掛け渡される無端状ベ
ルト基体の外周面に弾性層が形成されかつ該弾性層の外
周面に離型層を有する定着ベルトと、該定着ベルトと協
働して前記用紙に付着しているトナー像を加熱及び加圧
しつつ溶融させる加圧ローラとが設けられると共に、前
記定着ベルトの前記各ローラに対する軸方向のズレを防
止するガイド部材が設けられている画像形成装置におい
て、前記離型層および前記弾性層の前記無端状ベルト基
体の周回方向と直交する幅方向の端面が前記無端状ベル
ト基体の幅方向端面よりも内側に位置していることを特
徴とする。
【0016】請求項5に記載の製造方法は、加熱ローラ
と定着ローラとの間に掛け渡される無端状ベルト基体の
外周面に弾性層が形成されかつ該弾性層の外周面に加圧
ローラに臨む離型層を有し、前記無端状ベルト基体の周
回に基づき前記加圧ローラと前記離型層との間に用紙を
通過させる際に、前記加圧ローラと協働して前記用紙に
付着しているトナー像を加熱及び加圧しつつ溶融させる
ことにより前記トナー画像を前記用紙に定着させる定着
ベルトの製造方法であって、前記無端状ベルト基体の外
周面に弾性層を形成した後、離型層を前記弾性層の外周
面に形成し、その後、前記離型層および前記弾性層の前
記無端状ベルト基体の周回方向と直交する幅方向の端面
が前記無端状ベルト基体の幅方向端面よりも内側に位置
するように前記離型層と共に前記弾性層を斜めにカット
することを特徴とする。
【0017】請求項6に記載の製造方法は、加熱ローラ
と定着ローラとの間に掛け渡される無端状ベルト基体の
外周面に弾性層が形成されかつ該弾性層の外周面に加圧
ローラに臨む離型層を有し、前記無端状ベルト基体の周
回に基づき前記加圧ローラと前記離型層との間に用紙を
通過させる際に、前記加圧ローラと協働して前記用紙に
付着しているトナー像を加熱及び加圧しつつ溶融させる
ことにより前記トナー画像を前記用紙に定着させる定着
ベルトの製造方法であって、前記無端状ベルト基体の周
回方向と直交する幅方向の端部にマスキングテープを巻
回した後、前記無端状ベルト基体の外周面に弾性層を形
成し、該弾性層上に離型層を形成し、マスキングテープ
を除去することにより、前記離型層および前記弾性層の
前記無端状ベルト基体の周回方向と直交する幅方向の端
面が前記無端状ベルト基体の幅方向端面よりも内側に位
置する定着ベルトを製造することを特徴とする。
【0018】請求項1〜4に記載の発明によれば、加熱
ローラ、定着ローラ間に掛け渡されて周回する定着ベル
トは、例えばその両端すなわち両側で、前記各ローラに
設けられたガイド部材の案内作用を受ける。これによ
り、定着ベルトの斜行現象の発生が防止される。このと
き、定着ベルトは、そのベルト基体の端面で前記ガイド
部材に接するが、ベルト基体の端面よりも内側に端面が
位置する弾性層および離型層は前記ガイド部材に接する
ことはない。
【0019】従って、本発明によれば、ガイド部材との
摩擦による弾性層の脱離を招くことなく定着ベルトの斜
行を防止できるので、この定着ベルトの斜行現象および
脱離片による画像異常の発生を防止し、耐久性の向上を
図り得る定着ベルト、定着装置、画像形成装置が提供さ
れる。
【0020】請求項5に記載の発明によれば、無端状ベ
ルト基体上に前記弾性層、前記離型層を順次形成した
後、この無端ベルト状の積層体の端部すなわち側部を斜
めにカットすることにより、本発明に係る定着ベルトを
比較的単純な工程により効率的に形成することができ
る。
【0021】また、請求項6に記載の発明によれば、無
端状ベルト基体の端部すなわち側部にマスキングテープ
を巻回した状態で前記弾性層を形成し、該弾性層上に前
記離型層を形成し、マスキングテープの除去により、こ
のマスキングテープ下にあったベルト基体の端部を露出
させることができ、これにより本発明に係る定着ベルト
を比較的単純な工程により効率的に形成することができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に沿って詳細に説明する。
【0023】図1は、本発明に係る定着ベルトを備える
画像形成装置を概略的に示す。
【0024】図1には、本発明に係る画像形成装置とし
て、ディジタル方式の複写機2の構成が示されている。
【0025】複写機2は、画像読取機構3と、画像形成
機構4と、用紙を蓄えた給紙機構5と、定着装置6と、
複写した用紙を排出する排紙口7と、液晶タッチパネル
などからなる液晶表示部8と、制御部10とを備える。
【0026】画像読取機構3は、原稿が複写機2の上部
に設置されたガラス台(図示せず)上に載置され、液晶
表示部8が操作されると、セットされた前記原稿を光の
反射を用いて読み取る。原稿読取機構3は、従来よく知
られているように、ハロゲンランプ12、ミラー13、
CCD14及び駆動機構(図示せず)等からなってい
る。
【0027】画像読取機構3により読み取られた原稿の
画像情報は、ディジタル信号として画像読取機構3から
制御部10に送られる。制御部10は、この画像信号を
複写のために画像形成機構4に送る。
【0028】画像形成機構4では、クリーニング機構2
6により表面の残留トナーが除去された感光体21が帯
電ローラ20により所定の電位を付与された後、レーザ
のような光源22により露光を受け、これにより感光体
21の感光層には、前記画像信号に対応した静電潜像が
形成される。
【0029】感光体21に形成された静電潜像は、現像
機構の現像ローラ23から供給されるトナーにより、ト
ナー像として顕像化される。このトナー像は、感光体2
1と転写機構の転写ローラ24との間に向けて給紙機構
5から供給される用紙上に、この転写ローラ24の静電
転写作用により転写される。
【0030】トナー像が転写された前記用紙は、分離帯
電ローラ25により確実に感光体21から分離され、定
着装置6を経て、排紙口7に案内される。
【0031】定着装置6は、図2に示すように、加熱ロ
ーラ30と、定着ローラ31と、加圧ローラ32と、定
着ベルト33とを備え、この定着ベルト33が加熱ロー
ラ30と定着ローラ31との間に掛け渡されている。
【0032】加熱ローラ30は、図3に示すように、一
対のベアリング30aを介して回転軸30bが回転可能
に支承された金属製の円筒部材からなり、内部に加熱手
段としてのハロゲンランプ35(図2参照)が収納され
ている。加熱ローラ30には、その外周に張り出す環状
フランジからなる一対のガイド部材36が設けられてい
る。両ガイド部材36は、この間に定着ベルト33を受
け入れるように、この定着ベルト33の横幅にほぼ等し
い間隔をおいて配置されている。
【0033】再び図2を参照するに、定着ローラ31
は、円筒状の金属製芯金34aと、該芯金34aの外周
を覆って配置される筒状の弾性ゴム層34bとを備え
る。加熱ローラ30あるいは定着ローラ31は駆動用モ
ータ(図示せず)により同期的に駆動回転される。加圧
ローラ32は、中空の金属製のドラムから成る。加圧ロ
ーラ32の内部には、加熱ローラ30におけると同様な
ハロゲンランプ35が収容されており、加圧ローラ32
は、その内側から加熱される。この加圧ローラ32は、
加熱ローラ30、定着ローラ31を巡る定着ベルト33
を介して所定の圧力で定着ローラ30に押し付けられて
おり、両ローラ30、31に従動回転するように、回転
自在に支持されている。
【0034】加熱ローラ30に設けられた一対のガイド
部材36は、この加熱ローラ30および定着ローラ31
間を周回する定着ベルト33が加熱ローラ30の軸線方
向にずれることを防止する。定着ベルト33を案内する
一対のガイド部材36は、加熱ローラ30に代えて、加
圧ローラ32あるいは定着ローラ31に設けることがで
きる。
【0035】加熱ローラ30および定着ローラ31を巡
るように、両ローラ30、31間に掛け渡される定着ベ
ルト33は、図3、図4に示すように、無端状のベルト
基体40と、ベルト基体40の表面すなわち外周面に形
成された弾性層41と、弾性層41上に形成された離型
層42とからなる三層構造を有する。
【0036】ベルト基体40は、約90μmの厚さ寸法
を有し、例えばポリイミドあるいはポリアミドなどの耐
熱性樹脂材料から成る。弾性層41は、100〜300
μmの厚さ寸法を有し、例えばシリコンゴムあるいはフ
ロロシリコンゴムなどの耐熱性ゴム材料からなる。弾性
層41は、図示しない接着層を用いてベルト基体40に
強固に固着することができる。離型層42は、10〜2
0μmの厚さ寸法を有し、例えばFEP、PTFE、P
FAなどのフッ素系樹脂材料からなる。
【0037】定着ベルト33は、図3に示すように、該
定着ベルト33の周回方向と直交する幅方向の両端部に
おいて、ベルト基体40上の弾性層41および離型層4
2がこれに対向するガイド部材36との間に間隔をおく
ように、その両端面が傾斜する。この定着ベルト33の
両端面の傾斜により、図4に拡大して示すように、ベル
ト基体40の両端は対応するガイド部材36に接触する
が、ベルト基体40上の弾性層41、該弾性層上の離型
層41の両端は、それぞれガイド部材36から間隔をお
き、この間隔が保持される。定着ベルト33の両端にお
ける傾斜により、離型層42の表面すなわち外周面にお
ける幅寸法Wが規定されるが、この幅寸法Wは、画像の
転写を受ける用紙の最大幅寸法に対応できるように設計
上で設定された有効画像領域の幅寸法よりも大きい。
【0038】定着ベルト33は、次のようにして製造す
ることができる。
【0039】〈製造方法1〉まず、図5に示すように、
回転軸52aを有する定着ベルト製造用ローラ52に、
無端状のベルト基体40を装着し、ローラ52と一体的
に所定の速度でベルト基体40を回転軸52aを中心と
して回転させながら、ベルト基体40の表面に弾性層4
1のための未加硫ゴム材液を塗布する。この未加流ゴム
材液には、例えば、耐熱性および柔軟性に優れたシリコ
ン系ゴムが用いられる。このシリコン系ゴムは溶剤等で
希釈されておらず、20〜100Pasの高粘度を示
す。
【0040】ベルト基体40上に塗布された弾性層41
のための未加硫ゴム材液は、平坦な歯面51を有するブ
レード50を用いて例えば100〜300μmの厚みと
なるように均される。その後、未加流ゴム材液は180
℃〜200℃で加熱され、加硫、固化される。
【0041】ゴム材液の固化によりベルト基体40上に
弾性層41が形成されると、その上にフッ素樹脂離型層
材をスプレー等により10〜30μmの厚みに塗布し、
それをフッ素樹脂の融点以下の温度で焼成して弾性層4
1上の全面に離型層42を形成する。
【0042】図6に示すように、弾性層41および離型
層42は、それらの端面がベルト基体40の端面にほぼ
一致して形成されるが、この定着ベルト33の左右の端
面は、斜めに切断される。すなわち、定着ベルト33の
端面が切れ刃46を用いて二点鎖線に示すように定着ベ
ルト33の外周面の内方から端部外方へ向けて斜めに切
断される。この斜め切断すなわち斜めカットにより、弾
性層41および離型層42の両端部と共に、ベルト基体
40の内縁部が切除される。従って、ベルト基体40の
端面が定着ベルト33の幅方向で見て弾性層41および
離型層42の端面よりも外方に位置することになる。
【0043】その後、必要に応じて、定着ベルト33が
所定の幅となりかつベルト基体40が定着ベルト33の
最外側となるように切れ刃47で垂直方向に切断され
る。
【0044】前記した斜めカットにより、離型層42お
よび弾性層41の端面が無端状のベルト基体40の幅方
向端面よりも内側に位置する定着ベルト33を効率的に
製造することができる。
【0045】〈製造方法2〉次に、定着ベルト33の他
の製造方法について説明する。
【0046】図5に沿って製造方法1で説明したと同様
に、ベルト基体40を定着ベルト製造用ローラ52に保
持させて、弾性層41のための前記したと同様な未加硫
ゴム材液を表面に塗布する。その後、図7に示すように
両端部に傾斜部分51′が設けられた凹状の歯部51′
を有するブレード50′で弾性層41の未加硫ゴム材液
をベルト基体40の上で所定の厚さに均していく。この
とき、ブレード50′は、傾斜部分51′の外方に位置
する平坦部分51b′で、ベルト基体40の未加流ゴム
材料を部分的にはぎ取る。この未加流ゴム材料の部分的
なはぎ取りにより、ベルト基体40の幅方向における両
端部40aが露出する。
【0047】ベルト基体40上に、該ベルト基体の両端
部40aを露出させて形成された未加流ゴム材液は、所
定の温度下で加硫、固化される。未加硫ゴム材液の固化
により、弾性層41がベルト基体40上に形成された
後、この弾性層41の表面にスプレー等により離型層4
2となるフッ素樹脂材が塗布され、所定温度での焼成に
より離型層42が形成される。これにより、製造方法1
で用いた斜めカットを用いることなく、図8に示すよう
に、離型層42および弾性層41の端面が無端状のベル
ト基体40の幅方向端面よりも内側に位置する定着ベル
ト33を効率的に製造することができる。
【0048】〈製造方法3〉定着ベルト33のさらに他
の製造方法について説明する。
【0049】この製造方法では、ベルト基体40上に弾
性層41の未加硫ゴム材液を塗布するに先立ち、図9に
示すように、ベルト基体40の表面における両端部分4
0aを図示しないが例えばマスキングテープのようなマ
スクを用いて覆う。ベルト基体40の両端部分40aを
前記マスキングテープの巻回により該マスキングテープ
で覆った状態で、弾性層41のための未加硫ゴム材液が
ベルト基体40上に所定の厚さで塗布される。このマス
キングテープをベルト基体40から剥がすことにより、
前記マスクで覆われていたベルト基体40の幅方向にお
ける両端部を未加流ゴム材液で覆うことなく、この両端
部を製造方法2で述べたと同様に露出させることができ
る。
【0050】ベルト基体40上に、該ベルト基体の両端
部を露出させて形成された未加流ゴム材液は、所定の温
度下で加硫、固化される。未加硫ゴム材液の固化によ
り、弾性層41がベルト基体40上に形成された後、こ
の弾性層41の表面にスプレー等により離型層42とな
るフッ素樹脂材が塗布され、所定温度での焼成により離
型層42が形成される。この離型層42のためのフッ素
樹脂材料の塗布でも、ベルト基体40の両端部40aへ
の塗布を確実に防止するために、マスキングテープを用
いることが望ましい。
【0051】このマスキングテープを用いた製造方法に
よっても、製造方法1で用いた斜めカットを用いること
なく、図9に示すように、離型層42および弾性層41
の端面が無端状のベルト基体40の幅方向端面よりも内
側に位置する定着ベルト33を効率的に製造することが
できる。
【0052】本発明に係る定着ベルト40が組み込まれ
た複写機2では、トナー像が転写された用紙43が、図
2に示すように、加熱ローラ30、定着ローラ31を巡
る定着ベルト33の搬送作用により、定着ローラ31と
加圧ローラ32との間に案内される。トナー像が転写さ
れた用紙43は、定着ベルト33を介して、定着ローラ
31、加圧ローラ32間で加熱を受けた状態で所定の弾
性で押圧されるので、用紙43上のトナー44は溶融し
て用紙上43上に固定され、トナー像が定着された用紙
43は排紙口7から排出される。
【0053】本発明に係る前記定着装置6の定着ベルト
33は、その最外側に位置するベルト基体の両端が加熱
ローラ30に設けられたガイド部材36に当接すること
により、該ガイド部材36の案内作用を受ける。このガ
イド部材36の案内作用により、定着ベルト33には、
加熱ローラ30および定着ローラ31間を周回走行する
ため走行中に斜行現象が発生することがないので、定着
ベルト33の斜行による画質の劣化を防止することがで
き、これにより高画質を維持することができる。しか
も、図4に示したように、定着ベルト33がたとえガイ
ド部材36に接触しても、定着ベルト33の耐摩耗性に
優れたベルト基体40がガイド部材36に接触するに過
ぎず、このベルト基体上40上の弾性層41や離型層4
2がガイド部材に接触することはない。従って、弾性層
41とガイド部材36との接触による磨耗や脱離等が発
生せず、円滑な定着ベルト33の周回走行が維持できる
ことから、画像異常の発生を防止できる。
【0054】
【発明の効果】本発明の定着ベルトによれば、該定着ベ
ルトは、その片寄りを防止するためのガイド部材により
案内されて周回走行するので斜行現象が発生しない。し
かも、ガイド部材と定着ベルトとが接触しても、定着ベ
ルトはそのベルト基体で案内を受け、該ベルト基体上の
弾性層および離型層のガイド部材との接触が防止され、
このガイド部材との接触による弾性層の摩耗が防止され
る。従って、定着ベルトの耐久性を損なうことなく該定
着ベルトの斜行現象を確実に防止できる。
【0055】また、本発明の定着装置およびそれを用い
た画像形成装置によれば、斜行現象を生じることなく耐
久性に優れた前記定着ベルトが組み込まれているので、
この定着ベルトの斜行現象による画像異常の発生を防止
し定着ベルトの弾性層の摩耗あるいは脱離に起因する画
質異常の発生を防止し、耐久性の向上が図られる。
【0056】さらに、本発明の製造方法によれば、無端
状ベルト基体、弾性層、離型層からなる無端ベルト状の
積層体の端部を斜めにカットすることにより、あるいは
無端状ベルト基体の端部にマスキングテープを巻回した
状態で弾性層を形成し、また該弾性層上に離型層を形成
し、マスキングテープの除去により、本発明に係る定着
ベルトを比較的単純な工程により効率的に形成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複写機の構成を示す概略図であ
る。
【図2】図1に示した定着装置を拡大して示す概略図で
ある。
【図3】図1に示した定着ベルトを示す断面図である。
【図4】図3に示した定着ベルトの一部を拡大して示す
断面図である。
【図5】本発明に係る定着ベルトの製造方法における弾
性層の形成工程を示す工程図である。
【図6】本発明に係る定着ベルトの製造方法における切
断工程を示す工程図である。
【図7】本発明に係る定着ベルトの他の製造方法におけ
る弾性層の形成工程を示す工程図である。
【図8】本発明に係る他の定着ベルトを示す断面図であ
る。
【図9】本発明に係るさらに他の定着ベルトを示す断面
図である。
【図10】従来例の複写機の構成を示す概略図である。
【図11】従来の定着装置を示す概略図である。
【図12】図12(a)および図12(b)はそれぞれ
従来の定着ベルトを示す断面図である。
【符号の説明】
2 複写機 6 定着装置 21 感光体 23 (現像機構)現像ローラ 24 (転写機構)転写ローラ 30 加熱ローラ 31 定着ローラ 32 加圧ローラ 33 定着ベルト 36 ガイド部材 40 ベルト基体 41 弾性層 42 離型層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H033 AA01 AA23 BA11 BA12 BA25 BB05 BB12 BB18 4F213 AA16 AA45 AG03 AG16 WA03 WA14 WA32 WA33 WA38 WA54 WA62 WA87 WB01 WB22 WC03 WE16 WF01 WF05 WF06 WF25 WK03 WW06 WW15 WW21 WW23 WW24 WW26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱ローラと定着ローラとの間に掛け渡
    される無端状ベルト基体の外周面に弾性層が形成されか
    つ該弾性層の外周面に加圧ローラに臨む離型層を有し、
    前記無端状ベルト基体の周回に基づき前記加圧ローラと
    前記離型層との間に用紙を通過させる際に、前記加圧ロ
    ーラと協働して前記用紙に付着しているトナー像を加熱
    及び加圧しつつ溶融させることにより前記トナー画像を
    前記用紙に定着させる定着ベルトにおいて、 前記離型層および前記弾性層の前記無端状ベルト基体の
    周回方向と直交する幅方向の端面が前記無端状ベルト基
    体の幅方向端面よりも内側に位置していることを特徴と
    する定着ベルト。
  2. 【請求項2】 前記離型層の表面における幅寸法は、設
    計上設定された有効画像領域の幅寸法以上であることを
    特徴とする請求項1に記載の定着ベルト。
  3. 【請求項3】 加熱ローラと定着ローラとの間に掛け渡
    される無端状ベルト基体の外周面に弾性層が形成されか
    つ該弾性層の外周面に加圧ローラに臨む離型層を有する
    定着ベルトの周回に基づき前記加圧ローラと前記離型層
    との間に用紙を通過させる際に、前記加圧ローラと協働
    して前記用紙に付着しているトナー像を加熱及び加圧し
    つつ溶融させることにより前記トナー像を前記用紙に定
    着させる定着装置において、 前記定着ベルトは、前記離型層および前記弾性層の前記
    無端状ベルトの周回方向と直交する幅方向の端面が前記
    無端状ベルト基体の幅方向の端面よりも内側に位置して
    いることを特徴とする定着装置。
  4. 【請求項4】 静電潜像が形成される感光体と、 該感光体に形成された前記静電潜像を現像剤により現像
    してトナ−像を顕像化させる現像機構と、 前記感光体上に形成されたトナ−像を用紙に転写する転
    写機構と、 用紙に転写されたトナー像を該用紙に定着させる定着装
    置とを備え、 該定着装置には、加熱ローラと定着ローラとの間に掛け
    渡される無端状ベルト基体の外周面に弾性層が形成され
    かつ該弾性層の外周面に離型層を有する定着ベルトと、
    該定着ベルトと協働して前記用紙に付着しているトナー
    像を加熱及び加圧しつつ溶融させる加圧ローラとが設け
    られると共に、前記定着ベルトの前記各ローラに対する
    軸方向のズレを防止するガイド部材が設けられている画
    像形成装置において、 前記離型層および前記弾性層の前記無端状ベルト基体の
    周回方向と直交する幅方向の端面が前記無端状ベルト基
    体の幅方向端面よりも内側に位置していることを特徴と
    する画像形成装置。
  5. 【請求項5】 加熱ローラと定着ローラとの間に掛け渡
    される無端状ベルト基体の外周面に弾性層が形成されか
    つ該弾性層の外周面に加圧ローラに臨む離型層を有し、
    前記無端状ベルト基体の周回に基づき前記加圧ローラと
    前記離型層との間に用紙を通過させる際に、前記加圧ロ
    ーラと協働して前記用紙に付着しているトナー像を加熱
    及び加圧しつつ溶融させることにより前記トナー画像を
    前記用紙に定着させる定着ベルトの製造方法であって、 前記無端状ベルト基体の外周面に弾性層を形成した後、
    離型層を前記弾性層の外周面に形成し、その後、前記離
    型層および前記弾性層の前記無端状ベルト基体の周回方
    向と直交する幅方向の端面が前記無端状ベルト基体の幅
    方向端面よりも内側に位置するように前記離型層と共に
    前記弾性層を斜めにカットすることを特徴とする定着ベ
    ルトの製造方法。
  6. 【請求項6】 加熱ローラと定着ローラとの間に掛け渡
    される無端状ベルト基体の外周面に弾性層が形成されか
    つ該弾性層の外周面に加圧ローラに臨む離型層を有し、
    前記無端状ベルト基体の周回に基づき前記加圧ローラと
    前記離型層との間に用紙を通過させる際に、前記加圧ロ
    ーラと協働して前記用紙に付着しているトナー像を加熱
    及び加圧しつつ溶融させることにより前記トナー画像を
    前記用紙に定着させる定着ベルトの製造方法であって、 前記無端状ベルト基体の周回方向と直交する幅方向の端
    部にマスキングテープを巻回した後、前記無端状ベルト
    基体の外周面に弾性層を形成し、該弾性層上に離型層を
    形成し、マスキングテープの除去により、前記離型層お
    よび前記弾性層の前記無端状ベルト基体の周回方向と直
    交する幅方向の端面が前記無端状ベルト基体の幅方向端
    面よりも内側に位置する定着ベルトを製造することを特
    徴とする定着ベルトの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007193079A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Konica Minolta Business Technologies Inc ローラの製造方法とそれにより造られた現像ローラ、及び画像形成装置
US10185259B2 (en) 2016-03-18 2019-01-22 Ricoh Company, Ltd. Endless belt, fixing device, image forming apparatus, and method of manufacturing endless belt

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