JP2003057895A - ベルト部材及び定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

ベルト部材及び定着装置及び画像形成装置

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JP2003057895A
JP2003057895A JP2001242265A JP2001242265A JP2003057895A JP 2003057895 A JP2003057895 A JP 2003057895A JP 2001242265 A JP2001242265 A JP 2001242265A JP 2001242265 A JP2001242265 A JP 2001242265A JP 2003057895 A JP2003057895 A JP 2003057895A
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fixing belt
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Hiromasa Kashiwanuma
宏昌 栢沼
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】走行時の寄れや斜行を防止し、斜行による損傷
や画像ズレ等を防止するための寄り止め部を設けたベル
ト部材を提供すると共に、そのベルト部材を定着ベルト
に用い、斜行による損傷や画像ズレ等を防止することが
できる定着装置を提供する。 【解決手段】本発明に係るベルト部材200は、無端ベ
ルト状の基体201と、該基体表面に形成される弾性層
202と、該弾性層表面に形成される離型層203で構
成され、弾性層202の両端部で基体外側に、該弾性層
202と同材質の寄り止め部204を設けた構成とし
た。そして本発明に係る定着装置は、定着ベルトとして
上記ベルト部材200を用い、該定着ベルトは複数のロ
ーラーに掛架されており、該定着ベルトに対向して圧接
する加圧部材を備え、該加圧部材の両端部に、定着ベル
トの寄り止め部のガイドを有する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に用
いられるベルト部材、及びそのベルト部材を定着ベルト
に用いた定着装置、及びその定着装置を備えた複写機、
プリンタ、プロッタ、ファクシミリ等の電子写真方式の
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から電子写真方式を用いた画像形成
装置が知られており、複写機、プリンタ、プロッタ、フ
ァクシミリ等のOA機器として広く普及している。図1
2は電子写真方式の画像形成装置の一例を示す概略構成
図であり、図中の符号101は像担持体である感光体ド
ラム、102は感光体ドラムを均一に帯電する帯電ロー
ラー、103は図示しないレーザ走査ユニット等から照
射される潜像形成用のレーザビームの露光部、104は
感光体ドラム上の潜像をトナーで現像する現像装置の現
像ローラー、105は帯電ローラーに電圧を供給するパ
ワーパック、106は感光体ドラム上のトナー画像を記
録材に転写する転写装置の転写ローラー、107は記録
用紙等の記録材、108は転写後の感光体ドラム表面を
清掃するクリーニング装置、109は感光体ドラムの表
面電位を計測する表面電位計、110は記録材に転写さ
れたトナー画像を定着する定着装置の加熱定着ローラ
ー、111は定着装置の加圧ローラーである。
【0003】電子写真方式を用いる画像形成装置、例え
ばデジタル複写機、レーザプリンタ等では、図12に示
すように、回転する感光体ドラム101を有し、この感
光体ドラム101の感光層を帯電ローラ102を用いて
一様に帯電させた後、図示しないレーザ走査ユニットか
らのレーザビーム103によって感光体ドラム101を
露光して静電潜像を形成し、この静電潜像を現像装置の
現像ローラ104に担持された現像剤のトナーによって
現像してトナー画像とし、そのトナー画像を転写装置の
転写ローラ106によってシート状の記録材(記録用紙
等)107上に転写させ、さらにその記録材107を定
着装置の2つのローラ110,111間に通過させてト
ナー像を加熱及び加圧して定着するように構成されてい
る。
【0004】従来、このような画像形成装置に装備され
る定着装置においては、例えば、アルミニウムなどの中
空円筒体からなる芯金(基体)の外周面にトナーの粘着
を防止するためのフッ素樹脂層などからなる粘着防止層
を設けた加熱定着ローラー110が使用されているが、
このような加熱定着ローラー110は芯金の中空部に、
回転中心線に沿ってハロゲンランプなどの加熱ヒータを
配置し、その輻射熱によって加熱定着ローラー110を
内側から加熱するようになっている。さらに、加熱定着
ローラー110と平行に配設され、加熱定着ローラー1
10に圧接する加圧ローラー111を設けて、加圧ロー
ラー111と加熱定着ローラー110との間のニップ部
に記録材107を通過させることにより、記録材107
上に付着しているトナー画像を加熱定着ローラー10の
熱により軟化させつつ、加圧により記録材上に定着させ
ている。
【0005】また、画像形成装置に装備される定着装置
の別の例としては、図13に示すようなベルト状の定着
部材(定着ベルト)を用いたベルト方式の定着装置11
2が知られている。この定着装置112では、定着ベル
ト113と、定着ベルト113が掛架される定着ローラ
ー114と加熱ローラー115と、定着ベルト113に
圧接する加圧ローラー116で構成されており、定着ベ
ルト113を加熱ローラー115で加熱した状態で、定
着ベルト113と加圧ローラー116との間に記録材1
07を通過させることにより、記録材107上に付着し
ているトナー像を定着ベルト113の熱により軟化させ
つつ、加圧により記録材上に定着させている。
【0006】ここで、フルカラー複写機、カラーレーザ
プリンター等では、一般にマゼンタ、シアン、イエロ
ー、ブラックの4色のカラートナーが用いられるが、カ
ラー画像の定着時には、これらのカラートナーを溶融状
態で混合する必要があり、トナーを低融点化して溶融し
やすくすると共に、加熱定着ローラ(または定着ベル
ト)表面で、複数種のカラートナーを包み込むようにし
て、溶融状態で均一に混合させることが必要になる。
【0007】この表面の柔軟性を付与するために、基体
上にシリコーンゴムやフッ素ゴムなどのゴム弾性層を設
けた構成の加熱定着ローラ(図13の加熱定着ローラー
110)や加熱定着ベルト(図14の定着ベルト11
3)がある。しかし、これらは柔軟性には優れるもの
の、トナー離型性が不足しているため、トナーオフセッ
ト現象が発生しやすい。また、これらゴム弾性層は耐摩
耗性が低いことから、表面の摩耗、劣化が激しい。そこ
で、これらの不具合に対しては、シリコーン系の潤滑オ
イルを加熱定着ローラまたは定着ベルトの表面に塗布す
る方法がある。しかしながら、このオイル塗布方式も初
期的には効果が見られるが、十分ではなく、また、この
オイルによりゴム材料の膨潤という新たな不具合が発生
する。
【0008】このため、最近では、ローラまたはベルト
の基体上にゴム弾性層を設け、その上にフッ素樹脂から
なる離型層(粘着防止層)を形成させた構成の加熱定着
ローラまたは定着ベルトが提案されている。このフッ素
樹脂層の粘着防止を発揮するためにはフッ素樹脂を融点
以上の高温下(約300℃以上)で焼成している。一
方、その焼成中にゴム弾性層が熱劣化を起こすことで、
ゴム硬度の変化による定着性の劣化、強度低下等の課題
がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図13に示
すようなベルト方式の定着装置112の場合、定着ベル
ト113の駆動時に寄れや斜行が発生すると、当該定着
ベルトの破損が生じるという問題がある。また、定着ベ
ルト113の斜行による画像ズレ(画像汚れ)が生じる
ことになる。そこで、定着ベルトの端部内面側の全周
に、凸形状の寄り止め部材を貼り付け等により設けて、
斜行の防止を図ることが行われている。また、現状の定
着ベルトの製造工程においては、定着ベルトの端部内面
の全周に寄り止め部材を貼り付ける工程は、離型層形成
後の工程となっている。しかしながら、定着ベルトの寄
り止め部材貼り付け工程においては、定着ベルトの端部
内面側の全周に、帯形状の寄り止め部材を接着して貼り
付けているが、ベルト内周面への貼り付けなので、作業
しにくいという問題がある。
【0010】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、走行時の寄れや斜行を防止し、斜行による損傷等
を防止するための寄り止め部を設けたベルト部材を提供
することを目的とする。また、本発明は、そのベルト部
材を定着ベルトに用い、定着ベルトの寄れや斜行を防止
し、斜行による損傷や画像ズレ等を防止することができ
る定着装置を提供することを目的とし、さらには、その
定着装置を備え、良好な画像を形成することができる画
像形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、画像形成装置に用いられる
ベルト部材であって、無端ベルト状の基体と、該基体表
面に形成される弾性層と、該弾性層表面に形成される離
型層で構成され、前記弾性層の両端部で基体外側に、該
弾性層と同材質の寄り止め部を設けたことを特徴とする
ものである。請求項2に係る発明は、請求項1記載のベ
ルト部材において、前記弾性層の両端部で基体外側に、
該弾性層と同材質の凸部分を形成し、寄り止め部とした
ことを特徴とするものである。また、請求項3に係る発
明は、請求項1記載のベルト部材において、前記弾性層
の両端部で基体外側に、該弾性層と同材質の凹凸部分を
形成し、寄り止め部としたことを特徴とするものであ
る。さらに、請求項4に係る発明は、請求項1記載のベ
ルト部材において、前記弾性層の両端部で基体外側に、
該弾性層と同材質の凹部分を形成し、寄り止め部とした
ことを特徴とするものである。さらにまた、請求項5に
係る発明は、請求項1記載のベルト部材において、前記
弾性層の両端部に折り返し部を設けて、その部分を基体
外側に折り返し、寄り止め部としたことを特徴とするも
のである。さらにまた、請求項6に係る発明は、請求項
5記載のベルト部材において、離型層が円筒状離型層で
形成されており、基体と円筒状離型層に挟まれた弾性層
と同材質で、弾性層の両端部に折り返し部を設けて、そ
の部分を基体外側へ折り返し離型層を挟み込むと共に、
寄り止め部を形成していることを特徴とするものであ
る。
【0012】請求項7に係る発明は、画像形成装置に用
いられ、記録材上の未定着画像を定着ベルトを用いて加
熱及び/又は加圧して定着する定着装置において、前記
定着ベルトとして、請求項1〜6の何れか一つに記載の
ベルト部材を用いたことを特徴とするものである。ま
た、請求項8に係る発明は、請求項7記載の定着装置に
おいて、前記定着ベルトは複数のローラーに掛架されて
おり、該定着ベルトに対向して圧接する加圧部材を備
え、該加圧部材の両端部に、前記定着ベルトの寄り止め
部のガイドを有することを特徴とするものである。さら
に、請求項9に係る発明は、請求項8記載の定着装置に
おいて、前記定着ベルトあるいは前記加圧部材の何れか
一方あるいは両方に加熱手段を有することを特徴とする
ものである。さらにまた、請求項10に係る発明は、請
求項8または9記載の定着装置において、前記定着ベル
トは、定着ローラーと加熱ローラーに掛架されており、
前記加圧部材は、前記定着ローラーの位置で定着ベルト
に圧接する加圧ローラーであり、該加圧ローラーの胴部
両端部に、寄り止めガイドを設けたことを特徴とするも
のである。
【0013】請求項11に係る発明は、電子写真プロセ
スを用いて記録材上に画像を形成する手段と、該記録材
上の画像を定着する手段を備えた画像形成装置におい
て、前記定着手段として、請求項7〜10の何れか一つ
に記載の定着装置を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成、動作及び作
用を図面を参照して詳細に説明する。本発明に係るベル
ト部材の構成例を図1に示す。図1(a)はベルト部材
の断面図、(b)は(a)のA−A線部分の断面図であ
る。このベルト部材200は、無端ベルト状(円筒状)
の基体201と、該基体表面に形成される弾性層202
と、該弾性層表面に形成される離型層203で構成さ
れ、弾性層202の両端部で基体外側に、該弾性層20
2と同材質の寄り止め部204を設けたことを特徴とす
るものである(請求項1)。そして、このベルト部材2
00を定着ベルトとして用いる場合、寄り止め部204
は弾性層202の両端部で画像領域外の非画像部に設け
られる。尚、図面上では見やすくするためにベルト部材
200を構成する各層201,202,203の厚さが
かなり厚く描かれているが、実際には各層はかなり薄く
形成されている。また、このベルト部材200は、主と
してベルト方式の定着装置の定着ベルトとして用いるの
に最適なベルト部材であるが、中間転写ベルト、転写ベ
ルト等にも応用することができる。
【0015】ここで一例として、無端ベルト状(円筒
状)の基体201は、ポリイミド、ポリアミド等の耐熱
性樹脂で形成され、弾性層202は、シリコンゴム、フ
ロロシリコンゴム等の耐熱性ゴムで形成され、離型層2
03は、ポリ四フッ化−六フッ化エチレン樹脂(FE
P)、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)、四フッ化−
パーフルオロアルキルビニルエーテル樹脂(PFA)等
のフッ素系樹脂で形成される。
【0016】次にベルト部材の具体的な構成及び作製例
について説明する。まず、請求項2に係る構成のベルト
部材について説明する。図2にベルト部材の構成及び製
造工程の一例を示す。図2に示すように、(1)基体2
01の表面に未加硫ゴム弾性層材液を塗布し、この未加
硫ゴム弾性層材液をブレード205等で均して、所望の
膜厚の弾性層膜202を形成する。(2)このとき、弾
性層材液を均すブレード205の両端部に凹形状を設け
ておき、ブレード205で弾性層202を均しながら、
弾性層両端部に凸部204Aが形成されるようにする。
(3)その後、焼成工程を経てゴム弾性層202を固化
させる。このとき、弾性層202の両端の凸部204A
が寄り止め部となる。(4)このワークのゴム弾性層2
02の表面に、フッ素系樹脂で離型層203を形成して
ベルト部材200とする。以上の工程で作製されたベル
ト部材は、弾性層202の両端部で基体外側に、該弾性
層と同材質の凸部分204Aを形成し、寄り止め部とし
た構成である。
【0017】次に請求項3に係る構成のベルト部材につ
いて説明する。図3にベルト部材の構成及び製造工程の
一例を示す。図3に示すように、(1)基体201の表
面に未加硫ゴム弾性層材液を塗布し、この未加硫ゴム弾
性層材液をブレード206等で均して、所望の膜厚の弾
性層膜202を形成する。(2)このとき、弾性層材液
を均すブレード206の両端部に凹凸形状を設けてお
き、ブレード206で弾性層202を均しながら、弾性
層両端部に凹凸部204Bが形成されるようにする。
(3)その後、焼成工程を経てゴム弾性層202を固化
させる。このとき、弾性層202の両端の凹凸部204
Bが寄り止め部となる。(4)このワークのゴム弾性層
202の表面に、離型層203を形成してベルト部材2
00とする。以上の工程で作製されたベルト部材は、弾
性層202の両端部で基体外側に、該弾性層と同材質の
凹凸部分204Bを形成し、寄り止め部とした構成であ
る。
【0018】次に請求項4に係る構成のベルト部材につ
いて説明する。図4にベルト部材の構成及び製造工程の
一例を示す。図4に示すように、(1)基体201の表
面に未加硫ゴム弾性層材液を塗布し、この未加硫ゴム弾
性層材液をブレード207等で均して、所望の膜厚の弾
性層膜202を形成する。(2)このとき、弾性層材液
を均すブレード207の両端部に凸形状を設けておき、
ブレード207で弾性層202を均しながら、弾性層両
端部に凹部204Cが形成されるようにする。(3)そ
の後、焼成工程を経てゴム弾性層202を固化させる。
このとき、弾性層202の両端の凹部204Cが寄り止
め部となる。(4)このワークのゴム弾性層202の表
面に、離型層203を形成してベルト部材200とす
る。以上の工程で作製されたベルト部材は、弾性層20
2の両端部で基体外側に、該弾性層と同材質の凹部分2
04Cを形成し、寄り止め部とした構成である。
【0019】次に請求項5に係る構成のベルト部材につ
いて説明する。図5、図6にベルト部材の製造工程の一
例を示す。図5に示すように、(1)基体内側を保持す
る治具208で基体201を保持し、(2)基体保持治
具208で保持された基体201を、未加硫ゴム弾性層
材液を入れた保持金型209の中に入れる。このときの
保持金型209と基体201の間隔が、弾性層の厚さと
なる。そのため、保持金型209の内径は、所望の弾性
層の厚みに合わせておく。また、基体201の長さに対
して、弾性層部分が長くなる様に基体の把持位置を合わ
せておく。(3)この状態で、保持金型209を加熱し
て、ゴム弾性層を固化させる。(4)この後、保持治具
208を抜き取った後、(5)保持金型209からワー
クを抜き取ることにより、(6)基体201よりゴム弾
性層202の両端部が長く形成されたワークが作製され
る。
【0020】次に図6に示すように、(1)形成された
ワークの基体201より長く形成されたゴム弾性層20
2の両端部を折り返し部202Aとする。(2)次にゴ
ム弾性層202の両端部の折り返し部202Aを基体外
側に折り返し、(3)弾性層202の上に重ね合わせる
ことにより、この部分が寄り止め部204Dとなる。
(4)弾性層202の両端部を折り返して寄り止め部2
04Dを形成した後、ゴム弾性層202の表面に、離型
層203を形成する。以上の工程で作製されたベルト部
材は、弾性層202の両端部に折り返し部202Aを設
けて、その部分を基体外側に折り返し、寄り止め部20
4Dとした構成である。
【0021】次に請求項6に係る構成のベルト部材につ
いて説明する。まず、図5と同様の工程により、基体2
01よりゴム弾性層202の両端部が長く形成されたワ
ークを作製する。次に、このワークのゴム弾性層202
の表面に、先に離型層203を形成する。このとき、離
型層203をゴム弾性層202より短い円筒形状離型部
材で形成し、ゴム弾性層202の外側に被せる。そし
て、離型層203より長く形成されたゴム弾性層202
の両端部を折り返し部202Aとする。次に図6
(2)、(3)と同様にゴム弾性層202の両端部の折
り返し部202Aを外側へ折り返すが、この際に、図7
に示すように、折り返し部202Aで離型層203の両
端部を挟み込む様にしてゴム層を重ねて、この部分を寄
り止め部204Dとする。
【0022】以上、本発明に係るベルト部材200の構
成例及び製造工程について説明したが、このベルト部材
200は、図13に示したようなベルト方式の定着装置
の定着ベルトとして用いるのに最適なベルト部材であ
る。ここで、本発明に係る定着装置は、電子写真方式の
画像形成装置に用いられ、記録材上の未定着画像(トナ
ー像)を定着ベルトを用いて加熱及び/又は加圧して定
着する定着装置であり、定着ベルトとして、請求項1〜
6の何れか一つの構成のベルト部材を用いたことを特徴
とするものである(請求項7)。この定着装置の一例と
しては、定着ベルトは複数のローラーに掛架されてお
り、該定着ベルトに対向して圧接する加圧部材を備え、
該加圧部材の両端部に、定着ベルトの寄り止め部のガイ
ドを有することを特徴とするものであり(請求項8)、
定着ベルトあるいは加圧部材の何れか一方あるいは両方
に加熱手段を有する構成である(請求項9)。
【0023】ここで、本発明に係る定着装置の具体的な
構成例を図8に示す。図8に示す定着装置は、定着ベル
トとして、図1〜7を参照して説明した請求項1〜6の
何れか一つの構成のベルト部材200を備え、この定着
ベルト200は、2つのローラー(例えば、定着ローラ
ー210と加熱ローラー220)に掛架されている。そ
して、定着ベルト200に対向して圧接する加圧部材と
して、定着ローラー210の位置で定着ベルト200に
圧接する加圧ローラー230を備えており、該加圧ロー
ラー230の胴部両端部に、定着ベルト200の寄り止
め部204のガイドとなる寄り止めガイドを設けたこと
を特徴としている(請求項10)。この加圧ローラー2
30の胴部両端部に設けられる寄り止めガイドとして
は、定着ベルト200の寄り止め部204(204A〜
204D)の形状に応じた形状に形成される。
【0024】ここで、図9〜11は、それぞれ定着装置
のローラー軸に平行な断面図を示しており、加圧ローラ
ー230の胴部両端部に設けられる寄り止めガイドとし
ては、例えば、図9に示すように、定着ベルト200の
弾性層両端部の凸部分204Aを寄り止め部とした場合
には、加圧ローラー230の胴部両端部の端面230A
が寄り止めガイドとなる。また、図10に示すように、
定着ベルト200の弾性層両端部の凹凸部分204Bを
寄り止め部とした場合には、加圧ローラー230の胴部
両端部に設けた凹凸部230Bが寄り止めガイドとな
る。さらに、図11に示すように、定着ベルト200の
弾性層両端部の凹部分204Cを寄り止め部とした場合
には、加圧ローラー230の胴部両端部に設けた凸部分
230Cが寄り止めガイドとなる。また、図6や図7に
示したような定着ベルト200の弾性層両端部の折り返
し部分204Dを寄り止め部とした場合には、図9と同
様に加圧ローラー230の胴部両端部の端面230Aが
寄り止めガイドとなる。
【0025】以上のように、本発明に係る定着装置で
は、定着ベルト200として、弾性層両端部で基体外側
に寄り止め部204(204A,204B,204C,
204D)を設けたベルト部材を用い、加圧ローラー2
30の両端部には、定着ベルト200の寄り止め部のガ
イド(230A,230B,230C)を有するので、
ベルト側の寄り止め部と、加圧ローラー側の寄り止めガ
イドとの係合により、定着ベルト200の寄れや斜行を
確実に防止することができ、斜行による損傷や画像ズレ
等を防止することができる。
【0026】尚、図8の構成例では、定着装置の記録材
入口側に記録材のガイド部材250が設けられており、
記録材の排出側には分離爪260が設けられている。ま
た、必要に応じて、定着ベルト200の表面や加圧ロー
ラー230の表面をクリーニングする手段、あるいは定
着ベルト200の表面や加圧ローラー230の表面に潤
滑剤等を塗布する手段などを設けてもよい。さらに図8
の構成例では、定着ローラー210は基体の外周に弾性
層を形成した弾性ローラーであり、加熱ローラー220
は金属ローラー等の熱伝導性の良い材料からなり内部に
加熱ヒータ240が設けられているが、加熱ヒータは加
圧ローラー230側に設けても良い。すなわち、加熱ヒ
ータ240は、定着ベルト側の加熱ローラー220と、
加圧ローラー230の何れか一方あるいは両方に設ける
ことができる。また、定着ローラー210内に加熱ヒー
ターを設けることもできる。さらにまた、本発明のベル
ト部材は加圧ベルトとして用いることもでき、この場合
には、加熱側を加熱定着ローラーとし、加圧側を複数の
ローラーに掛架された加圧ベルトとした構成の定着装置
となる。
【0027】次に本発明に係る画像形成装置は、電子写
真プロセスを用いて記録材上に画像(トナー画像)を形
成する手段と、該記録材上の画像(トナー画像)を定着
する手段を備えた画像形成装置において、定着手段とし
て、上述の構成の定着装置を備えたことを特徴としてい
る(請求項11)。具体例としては、図13に示すよう
な構成の画像形成装置において、定着装置112とし
て、図8に示すような構成の定着装置を用い、定着ベル
ト200として、弾性層両端部で基体外側に寄り止め部
204(204A,204B,204C,204D)を
設けたベルト部材を用い、加圧ローラー230の両端部
には、定着ベルト200の寄り止め部のガイド(230
A,230B,230C)を有する構成としたものであ
る。このような構成の画像形成装置においては、定着ベ
ルト200の寄れや斜行を防止することができ、斜行に
よる損傷や画像ズレ等を防止することができるので、画
質の良好な定着画像を得ることができる。尚、本発明に
係る画像形成装置は、電子写真プロセスを用いて記録材
上に画像(トナー画像)を形成する画像形成手段と、該
記録材上の画像(トナー画像)を定着する本発明の定着
装置を備えた構成のものならばよく、画像形成手段の構
成は、単色画像を形成する構成、多色画像を形成する構
成、フルカラー画像を形成する構成の何れでもよい。
【0028】
【実施例】次に本発明に係るベルト部材と、そのベルト
部材を定着ベルトに用いた定着装置のより具体的な実施
例について説明する。
【0029】(実施例1)本実施例では図2に示した製
造工程でベルト部材(定着ベルト)を作製する。まず、
基体201を保持回転させながら、基体表面に弾性層未
加硫ゴム材液を塗布していく。弾性層未加硫ゴム材液
は、耐熱性と柔軟性を考慮しシリコン系ゴムを用いてい
るが、溶剤等で希釈していないため20〜100Pas と
高粘度な液体となっている。次に基体201表面の弾性
層未加硫ゴム液をブレード205で均して、弾性層20
2及び寄り止め部204Aを形成する。ここで、基体2
01を保持回転させながら基体表面の弾性層ゴム材液を
均すブレード205は、両端部に凹部分を設けており、
この部分が、弾性層ゴム材液を均す際に凸形状の寄り止
め部204Aを形成することになる。このとき、ゴム弾
性層202の膜厚が100〜200μmになるように、
基体201とブレード205の間隔を設定する。このワ
ークを180〜200℃で加熱し、ゴム弾性層202を
固化させた後、弾性層202の表面に、膜厚:10〜3
0μmのフッ素樹脂からなる離型層203を形成し、フ
ッ素樹脂融点以上の温度で焼成して、定着ベルト200
とする。
【0030】この定着ベルト200は、図8に示すよう
に定着ローラー210と加熱ローラー220に掛架され
ており、定着ローラー210に対向する位置には、定着
ベルト200に圧接する加圧ローラー230が設けられ
ている。また、本実施例では、定着ベルト200の弾性
層202の両端部で基体外側(ベルト外周側)に形成し
た凸部204Aが寄り止め部となるので、図9に示すよ
うに、加圧ローラー230の胴部両端部の端面230A
を寄り止めガイドとしている。
【0031】(実施例2)本実施例では図3に示した製
造工程でベルト部材(定着ベルト)を作製する。まず、
実施例1と同様に、基体201を保持回転させながら、
基体表面に弾性層未加硫ゴム材液を塗布していく。次に
基体201表面の弾性層未加硫ゴム液をブレード206
で均して、弾性層202及び寄り止め部204Bを形成
する。ここで、弾性層ゴム液を均すブレード206の両
端部には凹凸部分を設けており、この部分が弾性層20
2の両端部に凹凸状の寄り止め部204Bを形成するこ
とになる。このとき、ゴム弾性層202の膜厚が100
〜200μmになるように、基体201とブレード20
6の間隔を設定する。このワークを180〜200℃で
加熱し、ゴム弾性層202を固化させた後、弾性層20
2の表面に、膜厚:10〜30μmのフッ素樹脂からな
る離型層203を形成し、フッ素樹脂融点以上の温度で
焼成して、定着ベルト200とする。
【0032】この定着ベルト200は、図8に示すよう
に定着ローラー210と加熱ローラー220に掛架され
ており、定着ローラー210に対向する位置には、定着
ベルト200に圧接する加圧ローラー230が設けられ
ている。また、本実施例では、定着ベルト200の弾性
層202の両端部で基体外側(ベルト外周側)に形成し
た凹凸部204Bが寄り止め部となるので、図10に示
すように、加圧ローラー230の胴部両端部に凹凸形状
の寄り止めガイド230Bを設けている。
【0033】(実施例3)本実施例では図4に示した製
造工程でベルト部材(定着ベルト)を作製する。まず、
実施例1と同様に、基体201を保持回転させながら、
基体表面に弾性層未加硫ゴム材液を塗布していく。次に
基体201表面の弾性層未加硫ゴム液をブレード206
で均して、弾性層202及び寄り止め部204Cを形成
する。ここで、弾性層ゴム液を均すブレード207の両
端部には凸部分を設けており、この部分が弾性層202
の両端部に凹状の寄り止め部204Cを形成することに
なる。このとき、ゴム弾性層202の膜厚が100〜2
00μmになるように、基体201とブレード206の
間隔を設定する。このワークを180〜200℃で加熱
し、ゴム弾性層202を固化させた後、弾性層202の
表面に、膜厚:10〜30μmのフッ素樹脂からなる離
型層203を形成し、フッ素樹脂融点以上の温度で焼成
して、定着ベルト200とする。
【0034】この定着ベルト200は、図8に示すよう
に定着ローラー210と加熱ローラー220に掛架され
ており、定着ローラー210に対向する位置には、定着
ベルト200に圧接する加圧ローラー230が設けられ
ている。また、本実施例では、定着ベルト200の弾性
層202の両端部で基体外側(ベルト外周側)に形成し
た凹部204Cが寄り止め部となるので、図11に示す
ように、加圧ローラー230の胴部両端部に凸形状の寄
り止めガイド230Cを設けている。
【0035】(実施例4)本実施例では図5、図6に示
した製造工程でベルト部材(定着ベルト)を作製する。
図5において、基体保持治具208はエアチューブで構
成され、エアチューブにエアを注入することで基体20
1を保持する。また、ゴム弾性層202の膜厚が100
〜200μmになるように、保持金型209の内径を設
定している。未加硫ゴム弾性材液を入れた保持金型20
9内に、基体201を保持した基体保持治具208を挿
入する。このとき基体長さよりゴム弾性層202が長く
なるようにして、基体両端側に折り返し部を形成できる
様に位置を合わせる。その後、保持金型209を加熱
(180〜200℃)してゴム弾性層202を固化させ
る。次に保持治具(エアチューブ)208内のエア圧を
下げてエアチューブを縮め、ワークから保持治具208
を外し、ワークを保持金型209から取り出す。次に図
6に示すように、保持金型209から取り出したワーク
両端の折り返し部202Aに接着剤を塗布して外側へ折
り返し、ゴム層が重なった部分を寄り止め部204Dと
する。このワークのゴム弾性層202の表面に、膜厚:
10〜30μmのフッ素樹脂からなる離型層203を塗
装により形成し、フッ素樹脂の融点以上の温度で焼成し
て、定着ベルト200とする。
【0036】この定着ベルト200は、図8に示すよう
に定着ローラー210と加熱ローラー220に掛架され
ており、定着ローラー210に対向する位置には、定着
ベルト200に圧接する加圧ローラー230が設けられ
ている。また、本実施例では、定着ベルト200の弾性
層202の両端部で基体外側(ベルト外周側)に形成し
た折り返し部204Dが寄り止め部となるので、図9と
同様に、加圧ローラー230の胴部両端部の端面230
Aを寄り止めガイドとしている。
【0037】(実施例5)本実施例では、実施例4と同
様に、基体201の両側に弾性層202の折り返し部2
02Aを形成し、ゴム弾性層202を固化させる。次
に、このワークのゴム弾性層202の表面に、先に離型
層203を形成する。ここで、離型層203には遠心成
形を用いて形成・焼成した膜厚:10〜30μmの円筒
形状離型層を用いている。そして、ゴム弾性層表面に接
着剤を塗布し、ゴム弾性層202の外側に円筒形状離型
層203を被せる。その後、円筒状離型層203の端部
を挟み込むように、ゴム弾性層202の両端の折り返し
部202Aを外側へ折り返して接着し、寄り止め部20
4Dを形成して、定着ベルト200とする。
【0038】この定着ベルト200は、図8に示すよう
に定着ローラー210と加熱ローラー220に掛架され
ており、定着ローラー210に対向する位置には、定着
ベルト200に圧接する加圧ローラー230が設けられ
ている。また、本実施例では、定着ベルト200の弾性
層202の両端部で基体外側(ベルト外周側)に形成し
た折り返し部204Dが寄り止め部となるので、図9と
同様に、加圧ローラー230の胴部両端部の端面230
Aを寄り止めガイドとしている。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明では、画像形成装置に用いられるベルト部材におい
て、無端ベルト状の基体と、該基体表面に形成される弾
性層と、該弾性層表面に形成される離型層で構成され、
前記弾性層の両端部で基体外側に、該弾性層と同材質の
寄り止め部を設けたことにより、ベルト走行時の寄れや
斜行を防止することができる。そして、請求項2に係る
発明では、請求項1記載のベルト部材において、前記弾
性層の両端部で基体外側に、該弾性層と同材質の凸部分
を形成し、寄り止め部としたことを特徴とし、請求項3
に係る発明では、請求項1記載のベルト部材において、
前記弾性層の両端部で基体外側に、該弾性層と同材質の
凹凸部分を形成し、寄り止め部としたことを特徴とし、
請求項4に係る発明は、請求項1記載のベルト部材にお
いて、前記弾性層の両端部で基体外側に、該弾性層と同
材質の凹部分を形成し、寄り止め部としたことを特徴と
しているので、これら請求項2〜4のベルト部材におい
ては、製造工程の中で、ゴム弾性層形成時に、同時に凸
状、凹凸状または凹状の寄り止め部を形成することがで
きるので、従来の寄り止め部材を貼り付けるという工程
を省くことができ、製造工程の短縮が可能となる。ま
た、寄り止め部が、ゴム弾性層と同材質で形成されるの
で、貼り付け用の耐熱性接着剤の使用が不要となる。さ
らに、寄り止め部が加硫接着されるので、密着力の向上
が図れる。したがって、寄り止め部の製造コストを安価
にしたベルト部材(定着ベルト等)を提供することがで
きる。
【0040】次に請求項5に係る発明では、請求項1記
載のベルト部材において、前記弾性層の両端部に折り返
し部を設けて、その部分を基体外側に折り返し、寄り止
め部としたことを特徴とするので、上記と同様の効果に
加え、ゴム弾性層が定着ベルトの両端部を保護すること
になり、ベルト走行時の寄れを防止すると共に、端部の
キンク(折れ)防止及び走行時の端部破損防止の効果が
得られることになり、耐久性に優れたベルト部材(定着
ベルト等)を提供することができる。また、請求項6に
係る発明は、請求項5記載のベルト部材において、離型
層が円筒状離型層で形成されており、基体と円筒状離型
層に挟まれた弾性層と同材質で、弾性層の両端部に折り
返し部を設けて、その部分を基体外側へ折り返し離型層
を挟み込むと共に、寄り止め部を形成していることを特
徴とするので、請求項5の効果に加えて、製造工程の中
で、離型層形成時に、ゴム弾性層を高温下(300℃以
上)に晒すことが無くなり、ゴム弾性層の熱劣化を防止
することが可能となり、耐久性に優れるベルト部材(定
着ベルト等)を提供することができる。
【0041】請求項7〜10に係る定着装置において
は、定着ベルトとして、請求項1〜6の何れか一つに記
載のベルト部材を用いたことを特徴とし、前記定着ベル
トは複数のローラーに掛架されており、該定着ベルトに
対向して圧接する加圧部材を備え、該加圧部材の両端部
に、前記定着ベルトの寄り止め部のガイドを有すること
を特徴とし、より具体的は、前記定着ベルトは、定着ロ
ーラーと加熱ローラーに掛架されており、前記加圧部材
は、前記定着ローラーの位置で定着ベルトに圧接する加
圧ローラーであり、該加圧ローラーの胴部両端部に、寄
り止めガイドを設けたことを特徴とするので、ベルト側
の寄り止め部と、加圧ローラー側の寄り止めガイドとの
係合により、定着ベルトの寄れや斜行を確実に防止する
ことができ、斜行による損傷や画像ズレ等を防止するこ
とができる。したがって、良好な定着を行うことができ
る定着装置を提供することができる。
【0042】請求項11に係る発明では、電子写真プロ
セスを用いて記録材上に画像を形成する手段と、該記録
材上の画像を定着する手段を備えた画像形成装置におい
て、定着手段として、請求項7〜10の何れかの構成の
定着装置を備えたことを特徴としており、該定着装置
は、定着ベルトとして、弾性層両端部で基体外側に寄り
止め部を設けたベルト部材を用い、加圧ローラーの両端
部には、定着ベルトの寄り止め部のガイドを有する構成
であるので、定着ベルトの寄れや斜行を防止することが
でき、斜行による損傷や画像ズレ等を防止することがで
きるので、画質の良好な定着画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るベルト部材の一構成例を示す図で
ある。
【図2】本発明に係るベルト部材の構成及び製造工程の
一例を示す図である。
【図3】本発明に係るベルト部材の構成及び製造工程の
別の例を示す図である。
【図4】本発明に係るベルト部材の構成及び製造工程の
さらに別の例を示す図である。
【図5】本発明に係るベルト部材の製造工程のさらに別
の例を示す図である。
【図6】図5の工程に続いて行われる製造工程の例を示
す図である。
【図7】本発明に係るベルト部材のさらに別の構成例を
示す図である。
【図8】本発明に係る定着装置の構成例を示す概略構成
図である。
【図9】本発明に係る定着装置の構成例を示す概略断面
図である。
【図10】本発明に係る定着装置の別の構成例を示す概
略断面図である。
【図11】本発明に係る定着装置の別の構成例を示す概
略断面図である。
【図12】従来の電子写真方式の画像形成装置の一例を
示す概略構成図である。
【図13】ベルト方式の定着装置を備えた画像形成装置
の一例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
200:ベルト部材(定着ベルト) 201:基体 202:弾性層 203:離型層 204:寄り止め部 204A:弾性層の凸部分(寄り止め部) 204B:弾性層の凹凸部分(寄り止め部) 204C:弾性層の凹部分(寄り止め部) 204D:弾性層の折り返し部分(寄り止め部) 205,206,207:ブレード 208:基体保持治具 209:保持金型 210:定着ローラー 220:加熱ローラー 230:加圧ローラー 240:加熱ヒータ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置に用いられるベルト部材であ
    って、 無端ベルト状の基体と、該基体表面に形成される弾性層
    と、該弾性層表面に形成される離型層で構成され、前記
    弾性層の両端部で基体外側に、該弾性層と同材質の寄り
    止め部を設けたことを特徴とするベルト部材。
  2. 【請求項2】請求項1記載のベルト部材において、 前記弾性層の両端部で基体外側に、該弾性層と同材質の
    凸部分を形成し、寄り止め部としたことを特徴とするベ
    ルト部材。
  3. 【請求項3】請求項1記載のベルト部材において、 前記弾性層の両端部で基体外側に、該弾性層と同材質の
    凹凸部分を形成し、寄り止め部としたことを特徴とする
    ベルト部材。
  4. 【請求項4】請求項1記載のベルト部材において、 前記弾性層の両端部で基体外側に、該弾性層と同材質の
    凹部分を形成し、寄り止め部としたことを特徴とするベ
    ルト部材。
  5. 【請求項5】請求項1記載のベルト部材において、 前記弾性層の両端部に折り返し部を設けて、その部分を
    基体外側に折り返し、寄り止め部としたことを特徴とす
    るベルト部材。
  6. 【請求項6】請求項5記載のベルト部材において、 離型層が円筒状離型層で形成されており、基体と円筒状
    離型層に挟まれた弾性層と同材質で、弾性層の両端部に
    折り返し部を設けて、その部分を基体外側へ折り返し離
    型層を挟み込むと共に、寄り止め部を形成していること
    を特徴とするベルト部材。
  7. 【請求項7】画像形成装置に装備され、記録材上の未定
    着画像を定着ベルトを用いて加熱及び/又は加圧して定
    着する定着装置において、 前記定着ベルトとして、請求項1〜6の何れか一つに記
    載のベルト部材を用いたことを特徴とする定着装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の定着装置において、 前記定着ベルトは複数のローラーに掛架されており、且
    つ前記定着ベルトに対向して配置され該定着ベルトに圧
    接する加圧部材を備え、該加圧部材の両端部に、前記定
    着ベルトの寄り止め部のガイドを有することを特徴とす
    る定着装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の定着装置において、 前記定着ベルトあるいは前記加圧部材の何れか一方ある
    いは両方に加熱手段を有することを特徴とする定着装
    置。
  10. 【請求項10】請求項8または9記載の定着装置におい
    て、 前記定着ベルトは、定着ローラーと加熱ローラーに掛架
    されており、前記加圧部材は、前記定着ローラーの位置
    で定着ベルトに圧接する加圧ローラーであり、該加圧ロ
    ーラーの胴部両端部に、寄り止めガイドを設けたことを
    特徴とする定着装置。
  11. 【請求項11】電子写真プロセスを用いて記録材上に画
    像を形成する手段と、該記録材上の画像を定着する手段
    を備えた画像形成装置において、 前記定着手段として、請求項7〜10の何れか一つに記
    載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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