JP2003307903A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003307903A
JP2003307903A JP2002236250A JP2002236250A JP2003307903A JP 2003307903 A JP2003307903 A JP 2003307903A JP 2002236250 A JP2002236250 A JP 2002236250A JP 2002236250 A JP2002236250 A JP 2002236250A JP 2003307903 A JP2003307903 A JP 2003307903A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は同一の画像坦持体に形成された潜像
を複数の現像ローラにより切り換えて現像する画像形成
装置を提供する。 【解決手段】 画像形成装置1は、2つの現像ローラ1
01、201及び現像ローラ301、401を、感光体
ドラム21、31の回転軸と平行な支持軸を中心に回転
可能に現像ユニット26、36に配設し、現像ユニット
26、36を感光体ドラム21、31の回転軸と略平行
な回動軸O1、O2を中心に回動可能に画像形成ユニッ
ト20、30に支持させ、現像ユニット26、36を画
像形成ユニット20、30に対して所定の回動角だけ回
動して、現像ローラ101、201と現像ローラ30
1、401のうちの一方の現像ローラ101、201及
び現像ローラ301、401と感光体ドラム21、31
との間隔を現像状態の位置に現像機能切換手段で切り換
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置に関
し、詳細には同一の画像担持体に形成された潜像を複数
の現像ローラにより切り換えて現像する画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】同一の画像担持体の潜像を複数の色で可
視化するために、画像担持体の周囲に少なくとも2個以
上の現像装置を配置した画像形成装置においては、現像
を終えた現像装置から別の現像装置による現像へと現像
の切り換え動作を行なう際に、現像を終えた現像装置
を、当該現像装置の現像剤が現像位置に搬送されること
を防止するために、現像状態と非現像状態とを切り換え
る必要がある。
【0003】このような画像形成装置としては、例え
ば、従来、内部に磁石を有し現像剤を回転方向に搬送し
て現像位置に導き現像を行う現像ローラ、および現像剤
を前記現像位置に導くことを止めるために前記現像ロー
ラ上の現像剤の搬送を遮断する現像剤遮断手段とを具備
する現像装置を具備し、1つの感光体に前記現像装置を
複数配設し、前記感光体の回転方向上流側の現像装置の
現像位置で現像した後に下流側の現像装置で現像を行う
画像形成装置において、前記上流側の現像装置におい
て、現像剤遮断手段による遮断開始から所定時間経過後
に現像ローラの回転を停止する停止手段と、前記現像剤
遮断手段で遮断開始した際に前記現像位置に対面した前
記感光体の位置(以下、遮断開始位置)から、遮断開始
後に前記現像ローラが回転することにより前記現像ロー
ラ上の現像剤が現像装置内に回収された際に前記現像位
置に対面した前記感光体の位置(以下、回収完了位置)
までの間を、非現像開始領域とし、前記下流側の現像装
置において、前記非現像開始領域を経過した後に現像を
開始させる現像開始指令手段とを具備した画像形成装置
が提案されている(特開平11−338257号公報参
照)。
【0004】すなわち、この従来の画像形成装置は、遮
断時の感光体への現像剤の不測の飛散が生じることを防
止し、かつ混色を防止して、画像品質を向上させようと
している。
【0005】また、本出願人は、先に、回転する同一の
画像担持体の潜像を任意の色で可視像化する現像手段
と、上記任意の色と異なる色で可視像化するもう1つの
現像手段をそれぞれ上記画像担持体の外周に対向して隣
合う関係で配置し、色の切り換えに際し、上記画像担持
体の回転中に上記現像手段の何れか一方の現像手段から
他方の現像手段に現像機能の切り換えを行ない、順次2
つの色で可視像化する画像形成方法であって、上記2つ
の現像手段について、上記画像担持体の回転方向で上流
側の現像手段から現像を開始し、次に下流側の現像手段
により現像を行なう画像形成方法とこの画像形成方法を
利用した画像形成装置を提案している(特開平11−1
25968号公報参照)。
【0006】すなわち、この従来の画像形成装置及び方
法は、現像手段の切り換えに与えられた時間を大きくと
ることのできる方法、手段を明らかにし、画像処理速度
を可及的に早め、または、現像手段の切り換えに必要な
時間に幅をもたせて、切り換え手段に選択の幅を持たせ
ようとしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像形成装置にあっては、現像手段の切り換
えを行う機構が複雑で大がかりであり、画像形成装置が
大型化するとともに、コストが高くつくという恐れがあ
った。
【0008】また、より一層現像ギャップを高精度に調
整して、画像品質を向上させる上で、改良の必要があっ
た。
【0009】そこで、請求項1記載の発明は、回転駆動
される画像担持体の周囲に当該画像担持体に対向すると
ともに相隣り合った状態で、当該画像担持体の潜像をそ
れぞれ異なる色の現像剤で可視像化する2つの現像手段
が配設された画像形成ユニットを少なくとも1つ備え、
当該各画像形成ユニットが、当該2つの現像手段を切り
換えて画像担持体に順次2つの色で当該画像担持体の潜
像を可視像化するに際して、2つの現像手段を、画像担
持体の回転軸と平行な支持軸を中心に回転可能に1つの
現像ユニットに配設し、当該現像ユニットを画像担持体
の回転軸と略平行な回動軸を中心に回動可能に画像形成
ユニットに支持させ、当該現像ユニットを画像形成ユニ
ットに対して、所定の回動角だけ回動して、2つの現像
手段のうちの一方の現像手段と画像担持体との間隔を現
像状態の位置に切り換える現像機能切換手段を設け、当
該現像機能切換手段を、現像ユニットを回動方向に駆動
する回動駆動手段と、現像ユニットの回動位置を規定す
る回動位置規定手段と、を有したものとし、当該回動位
置規定手段を、現像ユニットの回動軸方向の両端近傍に
それぞれ設けることにより、現像を行っている現像手段
以外の現像手段を画像担持体に対して非現像状態にする
現像機能切換手段を単純なものとするとともに、現像ギ
ャップを高精度に設定し、構成を簡素で小型かつ安価な
ものとするとともに、出力画像を高画質化することので
きる画像形成装置を提供することを目的としている。
【0010】請求項2記載の発明は、現像ユニットの回
動軸を当該現像ユニットの重心近傍を通る軸とすること
により、現像ギャップを高精度なものとし、出力画像を
より高画質化するとともに、現像ユニットの回動駆動機
構を小型化、低コスト化して消費電力を削減することの
できる画像形成装置を提供することを目的としている。
【0011】請求項3記載の発明は、回動位置規定手段
を、現像手段の回転軸と同一回転軸上に回転自在に支持
され、その外周が画像担持体に当接するローラ部材とす
ることにより、現像ギャップを高精度に維持するのに必
要な、高精度な部品の点数を削減し、より安価で、出力
画像を高画質化することのできる画像形成装置を提供す
ることを目的としている。
【0012】請求項4記載の発明は、回動位置規定手段
を、画像担持体の回転軸と同一回転軸上に回転自在に支
持され、その外周が現像手段に当接するローラ部材とす
ることにより、現像ギャップを高精度に維持するのに必
要な、高精度な部品の点数を削減し、より安価で、出力
画像を高画質化することのできる画像形成装置を提供す
ることを目的としている。
【0013】請求項5記載の発明は、回動位置規定手段
を、現像ユニットの回動を規定する位置を調整する調整
機構を備えたものとすることにより、高精度な部品を用
いることなく、現像ギャップを高精度に維持し、より一
層安価で、出力画像を高画質化することのできる画像形
成装置を提供することを目的としている。
【0014】請求項6記載の発明は、現像機能切換手段
を、現像ユニットの回動軸方向両端近傍に設け、当該現
像ユニットの回動軸と平行な回転軸を有する偏芯カム
と、当該現像ユニットの回動軸方向両端近傍のそれぞれ
に当該現像ユニットと一体に形成されたカム当接面と、
を備え、偏芯カムが回転して当該カム当接面を付勢し
て、現像ユニットを回動方向に駆動するとともに、偏心
カムの回転を停止する位置で、当該現像ユニットの回動
位置を規定するものとすることにより、より一層単純な
構成で現像ギャップを高精度に維持し、構成をより一層
簡素で、より一層小型かつより一層安価なものとすると
ともに、出力画像を高画質化することのできる画像形成
装置を提供することを目的としている。
【0015】請求項7記載の発明において、現像ユニッ
トの回動軸方向両端近傍に設けた偏心カムが当接するカ
ム当接面は、現像手段と同一回転軸上に回転自在に支持
されるとともに外周が前記偏心カムに当接するローラ部
材であることにより、より一層小型かつより一層安価な
ものとするとともに、出力画像を高画質化することので
きる画像形成装置を提供することを目的としている。
【0016】請求項8記載の発明において、偏心カム
は、ローラ部材が嵌合する案内溝を形成する2つのカム
面を有することにより、より一層小型かつより一層安価
なものとするとともに、出力画像を高画質化することの
できる画像形成装置を提供することを目的としている。
【0017】請求項9記載の発明において、偏心カム
は、一方及び他方の現像手段に回転自在に支持されたそ
れぞれのローラ部材に当接するカム面を有することによ
り、より一層小型かつより一層安価なものとするととも
に、出力画像を高画質化することのできる画像形成装置
を提供することを目的としている。
【0018】請求項10記載の発明のおいて、現像ユニ
ットの回動軸方向両端近傍に設けた偏心カムは、画像担
持体と同一回転軸上に回転自在に支持されていることに
より、より一層小型かつより一層安価なものとするとと
もに、出力画像を高画質化することのできる画像形成装
置を提供することを目的としている。
【0019】請求項11記載の発明は、現像ユニットの
回動軸方向両端近傍に設けられた偏心カムのうち、一端
側に設けられた偏心カムが、当該一端側のカム当接面に
当接して、現像ユニットの回動位置を規定する偏心カム
回転停止位置において、他端側に設けられた偏心カムの
他端側のカム当接面との当接状態を調整する調整機構を
設けることにより、より単純な構成で現像ギャップをさ
らに高精度に維持し、構成をより一層簡素で、より一層
小型かつより一層安価なものとするとともに、出力画像
をより一層高画質化することのできる画像形成装置を提
供することを目的としている。
【0020】請求項12記載の発明は、現像ユニットの
回動軸方向両端近傍に設けられた偏心カムのうち、一端
側に設けられた偏心カムが、当該一端側のカム当接面に
当接して、現像ユニットの回動位置を規定する偏心カム
回転停止位置において、他端側のカム当接面の当該他端
側に設けられた偏心カムとの当接状態を調整する調整機
構を設けることにより、より単純な構成で現像ギャップ
をさらに高精度に維持し、構成をより一層簡素で、より
一層小型かつより一層安価なものとするとともに、出力
画像をより一層高画質化することのできる画像形成装置
を提供することを目的としている。
【0021】請求項13記載の発明は、現像ユニットの
回動軸方向両端近傍のそれぞれに当該現像ユニットと一
体に形成されたカム当接面を、偏心カムのカム面を狭持
する状態で2つ形成することにより、現像ギャップをよ
り一層高精度に維持し、出力画像をより一層高画質化す
るとともに、より一層小型安価で、消費電力を削減する
ことのできる画像形成装置を提供することを目的として
いる。
【0022】請求項14記載の発明は、現像ユニットの
回動軸と平行な回転軸を有する偏芯カムのうち一方の偏
心カムの当該回転軸に対する偏心量及び偏心の位相を調
整する調整機構を現像ユニットの回動軸方向両端近傍に
設けることにより、現像ギャップを低コストの部品で高
精度に維持し、より一層安価で高画質の出力画像を得る
ことのできる画像形成装置を提供することを目的として
いる。
【0023】請求項15記載の発明は、現像ユニットの
回動軸方向両端近傍に設けられ、当該現像ユニットの回
動軸と平行な回転軸を有する偏芯カムのうち一方の偏心
カムの当該回転軸に対する偏心量を調整する偏心量調整
機構を設け、他方の偏心カムの当該回転軸に対する偏心
の位相を調整する位相調整機構を設けることにより、現
像ギャップを低コストの部品で省スペースにかつ確実に
高精度に維持し、信頼性が良好で、かつ、より一層安価
でより一層高画質の出力画像を得ることのできる小型の
画像形成装置を提供することを目的としている。
【0024】請求項16記載の発明は、現像機能切換手
段を、偏心カムを回転駆動するステッピングモータを備
えたものとし、現像手段切換時に、ステッピングモータ
の駆動ステップ数を設定して、現像ユニットの回動を規
定する規定位置を設定することにより、現像ギャップを
簡単にかつより高精度に維持し、出力画像をより一層高
画質化することのできる画像形成装置を提供することを
目的としている。
【0025】請求項17記載の発明は、現像手段切換時
に、現像手段の動作の基準となる回動位置を検出する検
出手段を設け、当該検出手段の回動位置検出結果に基づ
いて、ステッピングモータの駆動ステップ数を設定する
ことにより、現像ギャップをより簡単にかつより高精度
に維持し、より小型でかつ出力画像をより一層高画質化
することのできる画像形成装置を提供することを目的と
している。
【0026】請求項18記載の発明は、画像形成におけ
る現像剤濃度、帯電電位、露光電位等の画像形成プロセ
ス条件を検出するプロセス検出手段を設け、当該プロセ
ス検出手段の検出結果に基づいて、ステッピングモータ
の駆動ステップ数を設定することにより、プロセス条件
に応じて常に最適な現像ギャップを維持し、より一層高
画質の出力画像を得ることのできる画像形成装置を提供
することを目的としている。
【0027】請求項19記載の発明は、温度、湿度等の
環境条件を検出する環境条件検出手段を設け、当該環境
条件検出手段の検出結果に基づいて、ステッピングモー
タの駆動ステップ数を設定することにより、現像切換動
作を、環境条件の変化に応じて常に最適な現像ギャップ
を維持し、より一層高画質の出力画像を得ることのでき
る画像形成装置を提供することを目的としている。
【0028】請求項20記載の発明は、カラー画像、白
黒画像、写真画像等の画像形成モードを設定するモード
設定手段を設け、当該モード設定手段で設定された画像
形成モードに基づいて、ステッピングモータの駆動ステ
ップ数を設定することにより、画像形成モード、すなわ
ち、出力画像の形態に応じて、常に最適な現像ギャップ
を設定し、出力画像を大幅に高画質化することのできる
画像形成装置を提供することを目的としている。
【0029】請求項21記載の発明は、現像手段の回転
軸と画像担持体の回転軸との間隔を検出する間隔検出手
段を設け、当該間隔検出手段の検出結果に基づいて、現
像ユニットの回動位置を規定することにより、現像ギャ
ップをより一層高精度に維持し、出力画像をより一層高
画質化するとともに、小型で、信頼性の良好な画像形成
装置を提供することを目的としている。
【0030】請求項22記載の発明は、間隔検出手段
を、現像手段の表面と画像担持体の表面の間隔を検出す
るものとすることにより、現像ギャップをより一層高精
度に維持し、出力画像をより一層高画質化することがで
きるとともに、小型化で信頼性の良好な画像形成装置を
提供することを目的としている。
【0031】請求項23記載の発明は、間隔検出手段
を、現像手段の回転軸と画像担持体の回転軸の間隔を検
出する検出手段を、現像ユニット回動軸方向両端近傍に
設けたことにより、現像ギャップをより一層高精度に維
持し、出力画像をより一層高画質化することができると
ともに、小型化で信頼性の良好な画像形成装置を提供す
ることを目的としている。
【0032】請求項24記載の発明は、現像ユニットを
回動方向に駆動する回動駆動手段を、当該現像ユニット
の回動軸方向の両端近傍にそれぞれ設け、当該各回転駆
動手段が当該現像ユニットの回動規定位置を制御するこ
とにより、2つの現像ローラと感光体ドラムの平行関係
を、低コストの部品で、省スペースかつ確実に実現し、
より一層安価かつ小型で、より一層信頼性の良好な画像
形成装置を提供することを目的としている。
【0033】請求項25記載の発明は、現像手段の回転
軸と画像担持体の回転軸との間隔を検出する間隔検出手
段を現像ユニットの回動軸方向の両端近傍にそれぞれ設
け、当該現像ユニットの回動軸方向一端側の当該間隔検
出手段の検出結果に基づいて、当該現像ユニットの回動
軸方向一端側に設けられた回転駆動手段による当該現像
ユニットの回動位置を制御し、当該現像ユニットの回動
軸方向他端側の当該間隔検出手段の検出結果に基づい
て、当該現像ユニットの回動軸方向他端側に設けられた
回転駆動手段による当該現像ユニットの回動位置を制御
することにより、2つの現像ローラと感光体ドラムの平
行関係を、低コストの部品で、省スペースかつ確実に維
持し、より一層安価かつ小型で、より一層信頼性の良好
な画像形成装置を提供することを目的としている。
【0034】請求項26記載の発明は、間隔検出手段
を、現像手段の表面と画像担持体の表面の間隔を検出す
るものとすることにより、2つの現像手段と画像担持体
の平行関係を、低コストの部品で、省スペースかつより
確実に維持し、より一層安価かつ小型で、より一層信頼
性の良好な画像形成装置を提供することを目的としてい
る。
【0035】請求項27記載の発明において、現像ユニ
ットの回動軸方向両端近傍に設けた偏心カムは、画像担
持体と同一回転軸上に回転自在に支持されていることに
より、低コストの部品で、省スペースかつより確実に維
持し、より一層安価かつ小型で、より一層信頼性の良好
な画像形成装置を提供することを目的としている。
【0036】請求項28記載の発明は、画像形成におけ
る現像剤濃度、帯電電位、露光電位等の画像形成プロセ
ス条件を検出するプロセス検出手段を設け、当該プロセ
ス検出手段の検出した画像形成プロセス条件に基づい
て、間隔検出手段の検出信号目標値を設定することによ
り、プロセス条件の変化に応じて、常に最適な現像ギャ
ップをより正確に維持し、出力画像をより一層大幅に高
画質化することのできる画像形成装置を提供することを
目的としている。
【0037】請求項29記載の発明は、温度、湿度等の
環境条件を検出する環境条件検出手段を設け、当該環境
条件検出手段の検出した環境条件に基づいて、間隔検出
手段の検出信号目標値を設定することにより、環境条件
の変化に応じて、常に最適な現像ギャップをより正確に
維持し、出力画像をより一層大幅に高画質化することの
できる画像形成装置を提供することを目的としている。
【0038】請求項30記載の発明は、カラー画像、白
黒画像、写真画像等の画像形成モードを設定するモード
設定手段を設け、当該モード設定手段で設定された画像
形成モードに基づいて、間隔検出手段の検出信号目標値
を設定することにより、画像形成モード、すなわち、出
力画像形態に応じて、常に最適な現像ギャップをより正
確に設定し、出力画像をより一層大幅に高画質化するこ
とのできる画像形成装置を提供することを目的としてい
る。
【0039】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の画
像形成装置は、回転駆動される画像担持体の周囲に当該
画像担持体に対向するとともに相隣り合った状態で、当
該画像担持体の潜像をそれぞれ異なる色の現像剤で可視
像化する2つの現像手段が配設された画像形成ユニット
を少なくとも1つ備え、当該各画像形成ユニットが、当
該2つの現像手段を切り換えて画像担持体に順次2つの
色で当該画像担持体の潜像を可視像化し、当該画像担持
体上の可視像を中間転写体に転写し、当該中間転写体上
の転写像を転写紙に転写して記録像を形成する画像形成
装置において、2つの現像手段は、画像担持体の回転軸
と平行な支持軸を中心に回転可能に1つの現像ユニット
に配設され、画像形成ユニットは、当該現像ユニットを
画像担持体の回転軸と略平行な回動軸を中心に回動可能
に支持し、当該現像ユニットを画像形成ユニットに対し
て、所定の回動角だけ回動して、2つの現像手段のうち
の一方の現像手段と画像担持体との間隔を現像状態の位
置に切り換える現像機能切換手段を備え、当該現像機能
切換手段は、現像ユニットを回動方向に駆動する回動駆
動手段と、現像ユニットの回動位置を規定する回動位置
規定手段と、を有し、当該回動位置規定手段が、現像ユ
ニットの回動軸方向の両端近傍にそれぞれ設けられてい
ることにより、上記目的を達成している。
【0040】上記構成によれば、回転駆動される画像担
持体の周囲に当該画像担持体に対向するとともに相隣り
合った状態で、当該画像担持体の潜像をそれぞれ異なる
色の現像剤で可視像化する2つの現像手段が配設された
画像形成ユニットを少なくとも1つ備え、当該各画像形
成ユニットが、当該2つの現像手段を切り換えて画像担
持体に順次2つの色で当該画像担持体の潜像を可視像化
するに際して、2つの現像手段を、画像担持体の回転軸
と平行な支持軸を中心に回転可能に1つの現像ユニット
に配設し、当該現像ユニットを画像担持体の回転軸と略
平行な回動軸を中心に回動可能に画像形成ユニットに支
持させ、当該現像ユニットを画像形成ユニットに対し
て、所定の回動角だけ回動して、2つの現像手段のうち
の一方の現像手段と画像担持体との間隔を現像状態の位
置に切り換える現像機能切換手段を設け、当該現像機能
切換手段を、現像ユニットを回動方向に駆動する回動駆
動手段と、現像ユニットの回動位置を規定する回動位置
規定手段と、を有したものとし、当該回動位置規定手段
を、現像ユニットの回動軸方向の両端近傍にそれぞれ設
けているので、現像を行っている現像手段以外の現像手
段を画像担持体に対して非現像状態にする現像機能切換
手段を単純なものとすることができるとともに、現像ギ
ャップを高精度に設定することができ、構成を簡素で小
型かつ安価なものとすることができるとともに、出力画
像を高画質化することができる。
【0041】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、画像形成装置は、現像ユニットの回動軸が当該現
像ユニットの重心近傍を通る軸であってもよい。
【0042】上記構成によれば、現像ユニットの回動軸
を当該現像ユニットの重心近傍を通る軸としているの
で、現像ギャップを高精度なものとすることができ、出
力画像をより高画質化することができるとともに、現像
ユニットの回動駆動機構を小型化、低コスト化して消費
電力を削減することができる。
【0043】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、回動位置規定手段は、現像手段の回転軸と同一回転
軸上に回転自在に支持され、その外周が画像担持体に当
接するローラ部材であってもよい。
【0044】上記構成によれば、回動位置規定手段を、
現像手段の回転軸と同一回転軸上に回転自在に支持さ
れ、その外周が画像担持体に当接するローラ部材として
いるので、現像ギャップを高精度に維持するのに必要
な、高精度な部品の点数を削減することができ、より安
価で、出力画像を高画質化することができる。
【0045】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、回動位置規定手段は、画像担持体の回転軸と同一回
転軸上に回転自在に支持され、その外周が現像手段に当
接するローラ部材であってもよい。
【0046】上記構成によれば、回動位置規定手段を、
画像担持体の回転軸と同一回転軸上に回転自在に支持さ
れ、その外周が現像手段に当接するローラ部材としてい
るので、現像ギャップを高精度に維持するのに必要な、
高精度な部品の点数を削減することができ、より安価
で、出力画像を高画質化することができる。
【0047】また、例えば、請求項5に記載するよう
に、回動位置規定手段は、現像ユニットの回動を規定す
る位置を調整する調整機構を備えていてもよい。
【0048】上記構成によれば、回動位置規定手段を、
現像ユニットの回動を規定する位置を調整する調整機構
を備えたものとしているので、高精度な部品を用いるこ
となく、現像ギャップを高精度に維持することができ、
より一層安価で、出力画像を高画質化することができ
る。
【0049】さらに、例えば、請求項6に記載するよう
に、現像機能切換手段は、現像ユニットの回動軸方向両
端近傍に設けられ、当該現像ユニットの回動軸と平行な
回転軸を有する偏芯カムと、当該現像ユニットの回動軸
方向両端近傍のそれぞれに当該現像ユニットと一体に形
成されたカム当接面と、を備え、偏芯カムが回転して当
該カム当接面を付勢して、現像ユニットを回動方向に駆
動するとともに、偏心カムの回転を停止する位置で、当
該現像ユニットの回動位置を規定するものであってもよ
い。
【0050】上記構成によれば、現像機能切換手段を、
現像ユニットの回動軸方向両端近傍に設け、当該現像ユ
ニットの回動軸と平行な回転軸を有する偏芯カムと、当
該現像ユニットの回動軸方向両端近傍のそれぞれに当該
現像ユニットと一体に形成されたカム当接面と、を備
え、偏芯カムが回転して当該カム当接面を付勢して、現
像ユニットを回動方向に駆動するとともに、偏心カムの
回転を停止する位置で、当該現像ユニットの回動位置を
規定するものとしているので、より一層単純な構成で現
像ギャップを高精度に維持することができ、構成をより
一層簡素で、より一層小型かつより一層安価なものとす
ることができるとともに、出力画像を高画質化すること
ができる。
【0051】例えば、請求項7に記載するように、現像
ユニットの回動軸方向両端近傍に設けた偏心カムが当接
するカム当接面は、現像手段と同一回転軸上に回転自在
に支持されるとともに外周が偏心カムに当接するローラ
部材であるものであってもよい。
【0052】また、例えば、請求項8に記載するよう
に、偏心カムは、ローラ部材が嵌合する案内溝を形成す
る2つのカム面を有するものであってもよい。
【0053】更に、請求項9に記載するように、偏心カ
ムは、一方及び他方の現像手段に回転自在に支持された
それぞれのローラ部材に当接するカム面を有するもので
あってもよい。
【0054】また、例えば、請求項10に記載するよう
に、現像ユニットの回動軸方向両端近傍に設けた偏心カ
ムは、画像担持体と同一回転軸上に回転自在に支持され
ているものであってもよい。
【0055】また、例えば、請求項11に記載するよう
に、画像形成装置は、現像ユニットの回動軸方向両端近
傍に設けられた前記偏心カムのうち、一端側に設けられ
た前記偏心カムが、当該一端側のカム当接面に当接し
て、現像ユニットの回動位置を規定する偏心カム回転停
止位置において、他端側に設けられた偏心カムの他端側
のカム当接面との当接状態を調整する調整機構を備えて
いてもよい。
【0056】上記構成によれば、現像ユニットの回動軸
方向両端近傍に設けられた偏心カムのうち、一端側に設
けられた偏心カムが、当該一端側のカム当接面に当接し
て、現像ユニットの回動位置を規定する偏心カム回転停
止位置において、他端側に設けられた偏心カムの他端側
のカム当接面との当接状態を調整する調整機構を設けて
いるので、より単純な構成で現像ギャップをさらに高精
度に維持することができ、構成をより一層簡素で、より
一層小型かつより一層安価なものとすることができると
ともに、出力画像をより一層高画質化することができ
る。
【0057】さらに、例えば、請求項12に記載するよ
うに、画像形成装置は、現像ユニットの回動軸方向両端
近傍に設けられた前記偏心カムのうち、一端側に設けら
れた偏心カムが、当該一端側の前記カム当接面に当接し
て、現像ユニットの回動位置を規定する偏心カム回転停
止位置において、他端側のカム当接面の当該他端側に設
けられた偏心カムとの当接状態を調整する調整機構を備
えていてもよい。
【0058】上記構成によれば、現像ユニットの回動軸
方向両端近傍に設けられた偏心カムのうち、一端側に設
けられた偏心カムが、当該一端側のカム当接面に当接し
て、現像ユニットの回動位置を規定する偏心カム回転停
止位置において、他端側のカム当接面の当該他端側に設
けられた偏心カムとの当接状態を調整する調整機構を設
けているので、より単純な構成で現像ギャップをさらに
高精度に維持することができ、構成をより一層簡素で、
より一層小型かつより一層安価なものとすることができ
るとともに、出力画像をより一層高画質化することがで
きる。
【0059】また、例えば、請求項13に記載するよう
に、現像ユニットの回動軸方向両端近傍のそれぞれに当
該現像ユニットと一体に形成されたカム当接面は、偏心
カムのカム面を狭持する状態で2つ形成されていてもよ
い。
【0060】上記構成によれば、現像ユニットの回動軸
方向両端近傍のそれぞれに当該現像ユニットと一体に形
成されたカム当接面を、偏心カムのカム面を狭持する状
態で2つ形成しているので、現像ギャップをより一層高
精度に維持することができ、出力画像をより一層高画質
化することができるとともに、より一層小型安価なもの
とすることができ、かつ、消費電力を削減することがで
きる。
【0061】さらに、例えば、請求項14に記載するよ
うに、画像形成装置は、現像ユニットの回動軸方向両端
近傍に設けられ、当該現像ユニットの回動軸と平行な回
転軸を有する偏芯カムのうち一方の偏心カムの当該回転
軸に対する偏心量及び偏心の位相を調整する調整機構を
備えていてもよい。
【0062】上記構成によれば、現像ユニットの回動軸
と平行な回転軸を有する偏芯カムのうち一方の偏心カム
の当該回転軸に対する偏心量及び偏心の位相を調整する
調整機構を現像ユニットの回動軸方向両端近傍に設けて
いるので、現像ギャップを低コストの部品で高精度に維
持することができ、より一層安価なものとすることがで
きるとともに、高画質の出力画像を得ることができる。
【0063】また、例えば、請求項15に記載するよう
に、画像形成装置は、現像ユニットの回動軸方向両端近
傍に設けられ、当該現像ユニットの回動軸と平行な回転
軸を有する偏芯カムのうち一方の偏心カムの当該回転軸
に対する偏心量を調整する偏心量調整機構を備え、他方
の偏心カムの当該回転軸に対する偏心の位相を調整する
位相調整機構を備えていてもよい。
【0064】上記構成によれば、現像ユニットの回動軸
方向両端近傍に設けられ、当該現像ユニットの回動軸と
平行な回転軸を有する偏芯カムのうち一方の偏心カムの
当該回転軸に対する偏心量を調整する偏心量調整機構を
設け、他方の偏心カムの当該回転軸に対する偏心の位相
を調整する位相調整機構を設けているので、現像ギャッ
プを低コストの部品で省スペースにかつ確実に高精度に
維持することができ、信頼性が良好で、かつ、より一層
小型・安価なものとすることができるとともに、より一
層高画質の出力画像を得ることができる。
【0065】さらに、例えば、請求項16に記載するよ
うに、現像機能切換手段は、偏心カムを回転駆動するス
テッピングモータを備え、画像形成装置は、現像手段切
換時に、ステッピングモータの駆動ステップ数を設定し
て、現像ユニットの回動を規定する規定位置を設定する
ものであってもよい。
【0066】上記構成によれば、現像機能切換手段を、
偏心カムを回転駆動するステッピングモータを備えたも
のとし、現像手段切換時に、ステッピングモータの駆動
ステップ数を設定して、現像ユニットの回動を規定する
規定位置を設定しているので、現像ギャップを簡単にか
つより高精度に維持することができ、出力画像をより一
層高画質化することができる。
【0067】また、例えば、請求項17に記載するよう
に、画像形成装置は、現像手段切換時に、当該現像手段
の動作の基準となる回動位置を検出する検出手段を備
え、当該検出手段の回動位置検出結果に基づいて、ステ
ッピングモータの駆動ステップ数を設定するものであっ
てもよい。
【0068】上記構成によれば、現像手段切換時に、現
像手段の動作の基準となる回動位置を検出する検出手段
を設け、当該検出手段の回動位置検出結果に基づいて、
ステッピングモータの駆動ステップ数を設定しているの
で、現像ギャップをより簡単にかつより高精度に維持す
ることができ、より小型でかつ出力画像をより一層高画
質化することができる。
【0069】さらに、例えば、請求項18に記載するよ
うに、画像形成装置は、画像形成における現像剤濃度、
帯電電位、露光電位等の画像形成プロセス条件を検出す
るプロセス検出手段を備え、当該プロセス検出手段の検
出結果に基づいて、ステッピングモータの駆動ステップ
数を設定するものであってもよい。
【0070】上記構成によれば、画像形成における現像
剤濃度、帯電電位、露光電位等の画像形成プロセス条件
を検出するプロセス検出手段を設け、当該プロセス検出
手段の検出結果に基づいて、ステッピングモータの駆動
ステップ数を設定しているので、プロセス条件に応じて
常に最適な現像ギャップを維持することができ、より一
層高画質の出力画像を得ることができる。
【0071】また、例えば、請求項19に記載するよう
に、画像形成装置は、温度、湿度等の環境条件を検出す
る環境条件検出手段を備え、当該環境条件検出手段の検
出結果に基づいて、ステッピングモータの駆動ステップ
数を設定するものであってもよい。
【0072】上記構成によれば、温度、湿度等の環境条
件を検出する環境条件検出手段を設け、当該環境条件検
出手段の検出結果に基づいて、ステッピングモータの駆
動ステップ数を設定しているので、現像切換動作を、環
境条件の変化に応じて常に最適な現像ギャップを維持す
ることができ、より一層高画質の出力画像を得ることが
できる。
【0073】さらに、例えば、請求項20に記載するよ
うに、画像形成装置は、カラー画像、白黒画像、写真画
像等の画像形成モードを設定するモード設定手段を備
え、当該モード設定手段で設定された画像形成モードに
基づいて、前記ステッピングモータの駆動ステップ数を
設定するものであってもよい。
【0074】上記構成によれば、カラー画像、白黒画
像、写真画像等の画像形成モードを設定するモード設定
手段を設け、当該モード設定手段で設定された画像形成
モードに基づいて、ステッピングモータの駆動ステップ
数を設定しているので、画像形成モード、すなわち、出
力画像の形態に応じて、常に最適な現像ギャップを設定
することができ、出力画像を大幅に高画質化することが
できる。
【0075】また、例えば、請求項21に記載するよう
に、画像形成装置は、現像手段の回転軸と画像担持体の
回転軸との間隔を検出する間隔検出手段を備え、当該間
隔検出手段の検出結果に基づいて、現像ユニットの回動
位置を規定するものであってもよい。
【0076】上記構成によれば、現像手段の回転軸と画
像担持体の回転軸との間隔を検出する間隔検出手段を設
け、当該間隔検出手段の検出結果に基づいて、現像ユニ
ットの回動位置を規定しているので、現像ギャップをよ
り一層高精度に維持することができ、出力画像をより一
層高画質化することができるとともに、画像形成装置を
小型で、信頼性の良好なものとすることができる。
【0077】さらに、例えば、請求項22に記載するよ
うに、間隔検出手段は、現像手段の表面と画像担持体の
表面の間隔を検出するものであってもよい。
【0078】上記構成によれば、間隔検出手段を、現像
手段の表面と画像担持体の表面の間隔を検出するものと
しているので、現像ギャップをより一層高精度に維持す
ることができ、出力画像をより一層高画質化することが
できるとともに、画像形成装置を小型化で信頼性の良好
なものとすることができる。
【0079】また、例えば、請求項23に記載するよう
に、間隔検出手段は、現像手段の回転軸と画像担持体の
回転軸の間隔を検出するものであってもよい。
【0080】上記構成によれば、間隔検出手段を、現像
手段の回転軸と画像担持体の回転軸の間隔を検出するも
のとしているので、現像ギャップをより一層高精度に維
持することができ、出力画像をより一層高画質化するこ
とができるとともに、画像形成装置を小型化で信頼性の
良好なものとすることができる。
【0081】さらに、例えば、請求項24に記載するよ
うに、現像ユニットを回動方向に駆動する回動駆動手段
は、当該現像ユニットの回動軸方向の両端近傍にそれぞ
れ設けられ、当該各回転駆動手段が当該現像ユニットの
回動規定位置を制御するものであってもよい。
【0082】上記構成によれば、現像ユニットを回動方
向に駆動する回動駆動手段を、当該現像ユニットの回動
軸方向の両端近傍にそれぞれ設け、当該各回転駆動手段
が当該現像ユニットの回動規定位置を制御しているの
で、2つの現像ローラと感光体ドラムの平行関係を、低
コストの部品で、省スペースかつ確実に実現することが
でき、画像形成装置を、より一層安価かつ小型で、より
一層信頼性の良好なものとすることができる。
【0083】また、例えば、請求項25に記載するよう
に、画像形成装置は、現像手段の回転軸と画像担持体の
回転軸との間隔を検出する間隔検出手段が当該現像ユニ
ットの回動軸方向の両端近傍にそれぞれ設けられてお
り、当該現像ユニットの回動軸方向一端側の当該間隔検
出手段の検出結果に基づいて、当該現像ユニットの回動
軸方向一端側に設けられた回転駆動手段による当該現像
ユニットの回動位置を制御し、当該現像ユニットの回動
軸方向他端側の当該間隔検出手段の検出結果に基づい
て、当該現像ユニットの回動軸方向他端側に設けられた
回転駆動手段による当該現像ユニットの回動位置を制御
するものであってもよい。
【0084】上記構成によれば、現像手段の回転軸と画
像担持体の回転軸との間隔を検出する間隔検出手段を当
該現像ユニットの回動軸方向の両端近傍にそれぞれ設
け、当該現像ユニットの回動軸方向一端側の当該間隔検
出手段の検出結果に基づいて、当該現像ユニットの回動
軸方向一端側に設けられた回転駆動手段による当該現像
ユニットの回動位置を制御し、当該現像ユニットの回動
軸方向他端側の当該間隔検出手段の検出結果に基づい
て、当該現像ユニットの回動軸方向他端側に設けられた
回転駆動手段による当該現像ユニットの回動位置を制御
しているので、2つの現像手段と画像担持体の平行関係
を、低コストの部品で、省スペースかつ確実に維持する
ことができ、画像形成装置を、より一層安価かつ小型
で、より一層信頼性の良好なものとすることができる。
【0085】さらに、例えば、請求項26に記載するよ
うに、間隔検出手段は、現像手段の表面と画像担持体の
表面の間隔を検出するものであってもよい。
【0086】上記構成によれば、間隔検出手段を、現像
手段の表面と画像担持体の表面の間隔を検出するものと
しているので、2つの現像手段と画像担持体の平行関係
を、低コストの部品で、省スペースかつより確実に維持
することができ、画像形成装置を、より一層安価かつ小
型で、より一層信頼性の良好なものとすることができ
る。
【0087】また、例えば、請求項27に記載するよう
に、現像ユニットの回動軸方向両端近傍に設けた偏心カ
ムは、画像担持体と同一回転軸上に回転自在に支持され
ているものであってもよい。
【0088】また、例えば、請求項28に記載するよう
に、前記画像形成装置は、前記画像形成における現像剤
濃度、帯電電位、露光電位等の画像形成プロセス条件を
検出するプロセス検出手段を備え、当該プロセス検出手
段の検出した画像形成プロセス条件に基づいて、前記間
隔検出手段の検出信号目標値を設定するものであっても
よい。
【0089】上記構成によれば、画像形成における現像
剤濃度、帯電電位、露光電位等の画像形成プロセス条件
を検出するプロセス検出手段を設け、当該プロセス検出
手段の検出した画像形成プロセス条件に基づいて、間隔
検出手段の検出信号目標値を設定しているので、プロセ
ス条件の変化に応じて、常に最適な現像ギャップをより
正確に維持することができ、出力画像をより一層大幅に
高画質化することができる。
【0090】さらに、例えば、請求項29に記載するよ
うに、前記画像形成装置は、温度、湿度等の環境条件を
検出する環境条件検出手段を備え、当該環境条件検出手
段の検出した環境条件に基づいて、前記間隔検出手段の
検出信号目標値を設定するものであってもよい。
【0091】上記構成によれば、温度、湿度等の環境条
件を検出する環境条件検出手段を設け、当該環境条件検
出手段の検出した環境条件に基づいて、間隔検出手段の
検出信号目標値を設定しているので、環境条件の変化に
応じて、常に最適な現像ギャップをより正確に維持する
ことができ、出力画像をより一層大幅に高画質化するこ
とができる。
【0092】また、例えば、請求項30に記載するよう
に、前記画像形成装置は、カラー画像、白黒画像、写真
画像等の画像形成モードを設定するモード設定手段を備
え、当該モード設定手段で設定された画像形成モードに
基づいて、前記間隔検出手段の検出信号目標値を設定す
るものであってもよい。
【0093】上記構成によれば、カラー画像、白黒画
像、写真画像等の画像形成モードを設定するモード設定
手段を設け、当該モード設定手段で設定された画像形成
モードに基づいて、間隔検出手段の検出信号目標値を設
定しているので、画像形成モード、すなわち、出力画像
形態に応じて、常に最適な現像ギャップをより正確に設
定することができ、出力画像をより一層大幅に高画質化
することができる。
【0094】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0095】図1〜図10は、本発明の画像形成装置の
第1の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、請
求項1及び請求項2に対応するものである。
【0096】図1は、本発明の画像形成装置の第1の実
施の形態を適用した画像形成装置1の正面概略構成図で
ある。
【0097】図1において、画像形成装置1は、本体筐
体2内に、中間転写部10、第1画像形成ユニット2
0、第2画像形成ユニット30、書込ユニット40、給
紙ユニット50、転写部60、定着部70、排紙ローラ
対80及び排気ファン81等が配設されており、本体筐
体2の上部には、排紙トレイ82が形成されている。
【0098】中間転写部10は、中間転写ベルト11、
駆動ローラ12、従動ローラ13、第1転写ブラシ1
4、第2転写ブラシ15及びクリーニング部16等を備
えており、中間転写ベルト(中間転写体)11は、駆動
ローラ12と従動ローラ13との間に掛け渡されて、駆
動ローラ12によって図1の矢印の向きに走行するよう
に駆動される。中間転写ベルト11は、駆動ローラ12
と従動ローラ13の間で、画像形成装置1で使用される
最大サイズの転写紙51の移動方向の長さより非画像領
域分だけ長い状態で、配設されている。
【0099】中間転写ベルト11には、後述するよう
に、転写用のバイアス電圧の印可される第1転写ブラシ
14により第1画像形成ユニット20から画像(転写
像)が転写され、転写用のバイアス電圧の印可される第
2転写ブラシ15により第2画像形成ユニット30から
画像が転写されて、転写部60に搬送される。なお、転
写手段としての第1転写ブラシ14及び第2転写ブラシ
15 の代わりに、コロナ放電器またはローラ帯電器を
用いてもよい。
【0100】クリーニング部16は、従動ローラ13部
分で、中間転写ベルト11の表面に接離自在に接触し
て、中間転写ベルト11上に残存するトナーを除去す
る。
【0101】第1画像形成ユニット20及び第2画像形
成ユニット30は、中間転写ベルト11の下方に配設さ
れており、中間転写ベルト11の走行方向に沿って、第
1画像形成ユニット20と第2画像形成ユニット30と
が一定の間隔をおいて配置されている。
【0102】第1画像形成ユニット20は、画像担持体
としての感光体ドラム21、帯電器22、A色現像器
(現像手段)23、C色現像器(現像手段)24及びク
リーニング部25等を備えている。
【0103】感光体ドラム21は、図1の時計方向に回
転駆動されて、ローラからなる帯電器22によりその表
面が一様に帯電され、一様に帯電された感光体ドラム2
1には、書込ユニット40の第1書込部41により画像
信号によって変調されたビームが照射されて静電潜像が
形成される。
【0104】第1画像形成ユニット20は、静電潜像の
形成された感光体ドラム21に、A色現像器23からA
色現像剤を付与し、また、C色現像器24からC現像剤
を付与して現像して画像形成し、感光体ドラム21上の
現像剤画像を上記第1転写ブラシ14で中間転写ベルト
11に転写する。
【0105】A色現像器23は、現像ローラ101、パ
ドルローラ102、スクリューコンベア103、現像剤
補給口104を備えている。パドルローラ102は、ス
クリュー状のフィン102aを有しており、一方向に回
転してA色現像器23内のA現像剤を軸方向に搬送しな
がら撹拌して、A現像剤を現像ローラ101に供給す
る。スクリューコンベア103は、A色現像器23内の
A現像剤をパドルローラ102による搬送方向とは逆の
方向に搬送し、A色現像器23内の現像剤は、パドルロ
ーラ102とスクリューコンベア103とによって十分
に撹拌された状態で現像ローラ101に供給される。
【0106】現像剤補給口104には、トナー補給容器
(図示せず)が着脱自在に装着されており、スクリュー
コンベア103の一端部にA色トナーを適時補給して、
A色現像器23内のA現像剤の濃度を所定の値に保持す
る。
【0107】C色現像器24は、A色現像器23と同様
に構成されており、A色現像器23の現像ローラ10
1、パドルローラ102、スクリューコンベア103、
現像剤補給口104と同様の構成、機能を有する現像ロ
ーラ201、パドルローラ202、スクリューコンベア
203及び現像剤補給口204等を備えており、詳細な
説明を省略する。
【0108】そして、A色現像器23におけるパドルロ
ーラ102とスクリューコンベア103とは、A色現像
器23の一方の端板の外側において、図2に示すよう
に、それらの各軸102S、103Sに固定された歯車
102G、103Gで中間遊び歯車105Gを介して互
に連結されている。また、パドルローラ102と現像ロ
ーラ101とも、同様に、それらの各軸102S、10
1Sに固定された歯車102G、101Gで中間遊び歯
車106Gを介して互に連結されている。
【0109】また、C色現像器24におけるパドルロー
ラ202とスクリューコンベア203とは、同様に、図
2に示すように、それらの各軸202S、203Sに固
定された歯車202G、203Gで中間遊び歯車205
Gを介して互に連結されており、パドルローラ202と
現像ローラ201とも、同様に、それらの各軸202
S、201Sに固定された歯車202G、201Gで中
間遊び歯車206Gを介して互に連結されている。
【0110】そして、各現像ローラ101、201は、
その歯車101G、201Gが駆動源によって駆動され
ることにより回転する。すなわち、図2において、画像
形成装置1の本体側に設けられた駆動源としてのモータ
(図示せず)に結合された駆動軸500Sに、駆動歯車
500Gが固定されており、この駆動歯車500Gが、
歯車101G、202Gの何れか一方に噛み合うことに
より、現像ローラ101または現像ローラ201が回転
する。なお、図2では、駆動歯車500Gが、歯車10
1Gに噛み合っており、現像ローラ101が回転する状
態となっている。
【0111】再び、図1において、第2画像形成ユニッ
ト30は、第1画像形成ユニット20と同様の構成であ
り、画像担持体としての感光体ドラム31、帯電器3
2、B色現像器(現像手段)33、D色現像器(現像手
段)34及びクリーニング部35等を備えている。
【0112】感光体ドラム31は、図1の時計方向に回
転駆動され、ローラからなる帯電器32によりその表面
が一様に帯電され、一様に帯電された感光体ドラム31
には、書込ユニット40の第2書込部42により画像信
号によって変調されたビームが照射されて静電潜像が形
成される。
【0113】第2画像形成ユニット30は、静電潜像の
形成された感光体ドラム31に、B色現像器33からB
色現像剤を付与し、また、D色現像器34からD現像剤
を付与して現像して画像形成し、感光体ドラム31上の
現像剤画像を上記第2転写ブラシ15で中間転写ベルト
11に転写する。
【0114】また、第2画像形成ユニット30は、B色
現像器33は、現像ローラ301、パドルローラ30
2、スクリューコンベア303、現像剤補給口304を
備えている。パドルローラ302は、スクリュー状のフ
ィン302aを有しており、一方向に回転してB色現像
器33内のB現像剤を軸方向に搬送しながら撹拌して、
B現像剤を現像ローラ301に供給する。スクリューコ
ンベア303は、B色現像器33内のB現像剤をパドル
ローラ302による搬送方向とは逆の方向に搬送し、B
色現像器33内の現像剤は、パドルローラ302とスク
リューコンベア303とによって十分に撹拌された状態
で現像ローラ301に供給される。
【0115】現像剤補給口304には、トナー補給容器
(図示せず)が着脱自在に装着されており、スクリュー
コンベア303の一端部にB色トナーを適時補給して、
B色現像器33内のB現像剤の濃度を所定の値に保持す
る。
【0116】D色現像器34は、B色現像器33と同様
に構成されており、B色現像器33の現像ローラ30
1、パドルローラ302、スクリューコンベア303、
現像剤補給口304と同様の構成、機能を有する現像ロ
ーラ401、パドルローラ402、スクリューコンベア
403及び現像剤補給口404等を備えており、詳細な
説明を省略する。
【0117】そして、B色現像器33におけるパドルロ
ーラ302とスクリューコンベア303及びD色現像器
34におけるパドルローラ402とスクリューコンベア
403とは、B色現像器33及びD色現像器34の一方
の端板の外側において、図2に示した第1画像形成ユニ
ット20の場合と同様に、構成されている。
【0118】上記第1画像形成ユニット20と第2画像
形成ユニット30は、画像形成装置1の本体筐体2に対
して、着脱自在に設けられ、各感光体ドラム21、31
の回転は、中間転写ベルト11の走行と同期していて、
その周速は、中間転写ベルト11の走行速度と厳密に一
致するように定められている。
【0119】第1画像形成ユニット20のA色現像器2
3は、例えば、マゼンタトナーを、C色現像器24は、
シアントナーをそれぞれ収容しており、転写部60に近
い方の第2画像形成ユニット30のB色現像器33に
は、イエロートナーが、D色現像器34には、黒色トナ
ーがそれぞれ収容されている。
【0120】黒色トナーは、カラーコピーだけでなく黒
白コピーに使用されるため、黒白コピーをとるときの複
写速度を上げるために、D色現像器34は、転写部60
に近い方の第2画像形成ユニット30に設けられてい
る。
【0121】第1画像形成ユニット20と第2画像形成
ユニット30は、上述のように、帯電器22と帯電器3
2で、感光体ドラム21と感光体ドラム31を一様に帯
電させて、第1書込部41と第2書込部42により、一
様に帯電された感光体ドラム21と感光体ドラム31上
に静電潜像が形成され、形成された各感光体ドラム2
1、31上の静電潜像を、それぞれ現像ローラ101、
201、301、401により現像する。4個の現像器
23、24、33、34は、互に同様の構成を有し、周
知のカラー現像器を採用することができる。
【0122】そして、上記第1画像形成ユニット20内
の2つの現像ローラ101、201及び第2画像形成ユ
ニット30内の2つの現像ローラ301、401は、現
像ローラ101、201のうちの一方の現像ローラ10
1、201または現像ローラ301、401のうちの一
方の現像ローラ301、401が、感光体ドラム21ま
たは感光体ドラム31上の静電潜像を現像するために回
転して動作しているときには、他の1つの現像ローラ1
01、201、現像ローラ301、401は停止してい
る。
【0123】そこで、本実施の形態の現像ローラ10
1、201、301、401としては、現像動作時に回
転する非磁性スリーブと、この非磁性スリーブ内に配置
された磁石からなる周知の現像ローラを採用している。
【0124】また、現像ローラ101、201のうちの
一方の現像ローラ101、201または現像ローラ30
1、401のうちの一方の現像ローラ301、401
が、感光体ドラム21または感光体ドラム31上の静電
潜像を現像するために回転して動作しているとき、他の
1つの現像ローラ101、201、現像ローラ301、
401上の現像剤が感光体ドラム21、31に移ること
及び感光体ドラム21、31上の現像剤が他の1つの現
像ローラ101、201、現像ローラ301、401上
に移ることによる混色を防止するために、少なくとも回
転を停止している非動作現像ローラ101、201、現
像ローラ301、401上の現像剤は感光体ドラム2
1、31に対して非接触状態とする必要がある。
【0125】そこで、本実施の形態の画像形成装置1
は、非動作の現像ローラ101、201、現像ローラ3
01、401上の現像剤を感光体ドラム21、31に対
して非接触状態とする現像機能切換手段として、2つの
現像ローラ101、201を含む第1画像形成ユニット
20または2つの現像ローラ301、401を含む第2
画像形成ユニット30を回動させて感光体ドラム21、
31に対する現像ローラ101、201、301、40
1の位置をずらし、現像ローラ101、201、30
1、401上に形成される現像剤の穂を感光体ドラム2
1、31と非接触位置に移動する手段を採用している。
【0126】すなわち、第1画像形成ユニット20にお
いて、現像ローラ101が感光体ドラム21に接触して
いる状態の図3及び現像ローラ201が感光体ドラム2
1に接触している状態の図4に示すように、感光体ドラ
ム21の回転方向上流側の現像ローラ101を含むA色
現像器23と、感光体ドラム21の回転方向下流側の現
像ローラ201を含むC色現像器24からなる第1現像
ユニット26を、第1画像形成ユニット20の側板27
に対して、第1現像ユニット回動軸O1を中心に回動可
能に支持させている。また、感光体ドラム21は、第1
画像形成ユニット20の側板27に対して、感光体ドラ
ム21の軸中心を中心として回転可能に支持されてい
る。そして、第1現像ユニット26及び感光体ドラム2
1は、感光体ドラム21の軸方向他端側の図示しない第
1画像形成ユニット20の側板に対しても同様に支持さ
れている。
【0127】また、詳細には図示しないが、第2画像形
成ユニット30において、感光体ドラム31の回転方向
上流側の現像ローラ401を含むD色現像器34と、感
光体ドラム31の回転方向下流側の現像ローラ301を
含むB色現像器33からなる第2現像ユニット36を、
第1画像形成ユニット30の側板37に対して、第2現
像ユニット回動軸O2を中心に回動可能に支持させてい
る。また、感光体ドラム31は、第2画像形成ユニット
30の側板37に対して、感光体ドラム31の軸中心を
中心として回転可能に支持されている。そして、第2現
像ユニット36及び感光体ドラム31は、感光体ドラム
31の軸方向他端側の図示しない第2画像形成ユニット
30の側板に対しても同様に支持されている。
【0128】そして、図3に示すように、感光体ドラム
21の回転方向上流側に配置された現像ローラ101
は、感光体ドラム21に対して規定の現像ギャップで回
転し、現像剤が感光体ドラム21に接触しているとも
に、感光体ドラム21の下流側に配置された現像ローラ
201は、現像剤が感光体ドラム21に対して非接触状
態で停止している。
【0129】このとき、図5に示すように、感光体ドラ
ム21に接触している方のA色現像器23の歯車101
Gは、駆動歯車500Gと噛み合い状態であり、駆動歯
車500Gにより回転駆動されている。また、現像ロー
ラ101及びパドルローラ102、スクリューコンベア
103が回転している。感光体ドラム21と接触してい
ない方のB色現像器24の歯車201Gは、駆動歯車5
00Gと非噛み合い状態であり、現像ローラ201及び
パドルローラ202、スクリューコンベア203は停止
している。
【0130】また、図6に示すように、現像機能を感光
体ドラム21の回転方向下流側に配置されたB色現像器
24の現像ローラ201に切り換えるために、図5の状
態から、第1現像ユニット26が回動軸O1を中心に時
計回り方向に回動されると、感光体ドラム21の下流側
に配置された現像ローラ102が、感光体ドラム21に
対して、規定の現像ギャップとなるとともに、感光体ド
ラム21の上流側に配置された現像ローラ101が、現
像剤が感光体ドラム21に対して非接触状態となってい
る。
【0131】このとき、図6に示すように、感光体ドラ
ム21に接触している方のC色現像器24の歯車201
Gは、駆動歯車500Gと噛み合い状態であり、駆動歯
車500Gを回転駆動することにより、現像ローラ20
1及びパドルローラ202、スクリューコンベア203
が回転する。感光体ドラム21と非接触の方のA色現像
器23の歯車101Gは、駆動歯車500Gと非噛み合
い状態であり、現像ローラ101及びパドルローラ10
2、スクリューコンベア103は停止している。
【0132】すなわち、第1画像形成ユニット20は、
駆動歯車500Gが、A色現像器23の現像ローラ10
1が感光体ドラム21に対して規定の現像ギャップにあ
るとき、歯車101Gと噛み合い状態となるとともに、
C色現像器24の現像ローラ201が感光体ドラム21
に対して規定の現像ギャップにあるとき、歯車201G
と噛み合い状態となる位置に配置されており、また、A
色現像器23が、現像ローラ101が感光体ドラム21
に対して規定の現像ギャップにあるとともに、歯車10
1Gと駆動歯車500Gが噛み合い状態となる位置にあ
るとき、C色現像器24が、現像ローラ201が感光体
ドラム21に対して規定の現像ギャップにあるととも
に、歯車201Gと駆動歯車500Gが噛み合い状態と
なる位置から、任意の回動軸O1を中心に、現像ローラ
201が、感光体ドラム21から離れるとともに、歯車
201Gが、駆動歯車500Gから離れる方向に、所定
の回動角θだけ回動した位置にあるよう配置されてい
る。
【0133】また、第2画像形成ユニット30において
も、図示しないが、第1の画像形成ユニット20と同様
に構成されている。すなわち、第2画像形成ユニット3
0は、駆動歯車が、D色現像器34の現像ローラ401
が感光体ドラム31に対して規定の現像ギャップにある
とき、A色現像器23の歯車101Gに相当する歯車と
噛み合い状態となるとともに、B色現像器33の現像ロ
ーラ301が感光体ドラム31に対して規定の現像ギャ
ップにあるとき、B色現像器24の歯車201Gに相当
する歯車と噛み合い状態となる位置に配置されており、
また、D色現像器34が、現像ローラ401が感光体ド
ラム31に対して規定の現像ギャップにあるとともに、
A色現像器23の歯車101Gに相当する歯車と駆動歯
車が噛み合い状態となる位置にあるとき、B色現像器3
3が、現像ローラ301が感光体ドラム31に対して規
定の現像ギャップにあるとともに、C色現像器24の歯
車201Gに相当する歯車と駆動歯車が噛み合い状態と
なる位置から、回動軸O2を中心に、現像ローラ301
が、感光体ドラム31から離れるとともに、C色現像器
24の歯車201Gに相当するB色現像器の歯車が、駆
動歯車から離れる方向に、所定の回動角θだけ回動した
位置にあるよう配置されている。
【0134】再び、図1において、給紙ユニット50
は、給紙カセット51内に複数の転写紙52が収納され
ており、この給紙カセット51内の転写紙52を給紙ロ
ーラ53で1枚ずつレジストローラ対54に送り出し
て、レジストローラ対54でタイミング調整した後、転
写部60に搬送する。
【0135】転写部60は、転写ブラシ、コロナ放電器
またはローラ帯電器等が用いられており、中間転写ベル
ト11に形成されているカラー画像を、レジストローラ
対54から搬送されてきた転写紙52に転写して記録画
像を形成して、転写部60の上部に配設されている定着
部70に搬送する。
【0136】定着部70は、回転駆動される加熱ローラ
71、加熱ローラ71に圧接して回転する加圧ローラ7
2及び塗布ローラ73を備えており、塗布ローラ73
は、加熱ローラ71に当接して、加熱ローラ71の表面
にオフセット防止液を塗布する。定着部70は、カラー
画像の転写された転写紙52を加熱加圧しつつ排紙ロー
ラ対80に搬送して、転写紙52上のカラー画像を転写
紙52に定着させる。
【0137】排紙ローラ対80は、定着の完了した転写
紙52を画像形成面を下にして、排紙トレイ82上に排
出する。
【0138】排熱用の排気ファン81は、本体筐体2内
の空気を外部に排出して、排紙トレイ82の下位に納め
られる電装部品が定着部70の熱の影響で加熱されるの
を防止する。
【0139】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態の画像形成装置1は、給紙ユニット50で給
紙カセット51内の転写紙52を1枚ずつ給紙ローラ5
3でレジストローラ対54に送り出して、レジストロー
ラ対54でタイミング調整した後、転写部60に搬送す
る。
【0140】一方、画像形成装置1は、第1画像形成ユ
ニット20の感光体ドラム21に、帯電器22と第1書
込部41とによりA色現像器23に対応する静電潜像を
形成し、この静電潜像をA色現像器23で可視像化して
マゼンタトナー像(以下、M像という。)を感光体ドラ
ム21上に形成して、このM像を、第1転写ブラシ14
で中間転写ベルト11に転写する。
【0141】また、画像形成装置1は、中間転写ベルト
11の矢印方向への走行に伴って、M像が第2画像形成
ユニット30に近づく間に、感光体ドラム31に、帯電
器32と第2書込部42とによりB色現像器33に対応
する静電潜像を形成し、この静電潜像をB色現像器33
で可視像化してイエロートナー像(以下、Y像とい
う。)を感光体ドラム31上に形成して、このY像を、
第2転写ブラシ15で中間転写ベルト11上に、第1画
像形成ユニット20で形成されたM像と重ねて転写す
る。
【0142】画像形成装置11は、M像とY像の重ね像
が、中間転写ベルト11の走行に伴って、第1画像形成
ユニット20に近づく間に、感光体ドラム21に帯電器
22と第1書込部41とによりC色現像器24に対応す
る静電潜像を形成し、この静電潜像をC現像器24で可
視像化してシアントナー像(以下、C像という。)を感
光体ドラム21上に形成して、このC像を第1転写ブラ
シ14で中間転写ベルト11上に、M像及びY像と重ね
て転写する。
【0143】画像形成装置1は、M、Y、C像の重ね像
が、中間転写ベルト11の走行に伴って、第2画像形成
ユニット30に近づく間に、感光体ドラム31に帯電器
32と第2書込部42とによりD色現像器34に対応す
る静電潜像を形成し、この静電潜像をD色現像器34で
可視像化されてブラックトナー像(以下、BK像とい
う。)を感光体ドラム31上に形成して、このBK像
を、第2転写ブラシ15で中間転写ベルト11上に、M
像、Y像、C像と重ねて転写する。
【0144】画像形成装置1は、最終的にカラー画像が
中間転写ベルト11上に形成される頃、給紙ユニット5
0で給紙カセット51内の転写紙52を1枚ずつ給紙ロ
ーラ53でレジストローラ対54に送り出した、転写紙
52をレジストローラ対54から転写部60に送り込
み、転写部60で、転写紙52にカラー画像を転写す
る。画像形成装置1は、カラー画像の転写された転写紙
52を定着部70に搬送して、定着部70でカラー画像
を転写紙52に定着させ、カラー画像の転写の完了した
転写紙52を排紙ローラ対80で排紙トレイ82上に送
り出す。また、画像形成装置1は、カラー画像の転写を
終えた中間転写ベルト11をクリーニング部16でクリ
ーニングして、残存トナーを除去する。
【0145】画像形成装置1は、複数枚のプリントを行
う場合は、M像、Y像の重ね像が第2画像形成ユニット
30で中間転写ベルト11に転写されるときに、第1画
像形成ユニット20で引き続いてM像を中間転写ベルト
11に転写し、上記処理を繰り返し行う。
【0146】そして、上述のように、第1画像形成ユニ
ット20内の2つの現像ローラ101、201及び第2
画像形成ユニット30内の2つの現像ローラ301、4
01は、現像ローラ101、201のうちの一方の現像
ローラ101、201または現像ローラ301、401
のうちの一方の現像ローラ301、401が、感光体ド
ラム21または感光体ドラム31上の静電潜像を現像す
るために回転して動作しているときには、他の1つの現
像ローラ101、201、現像ローラ301、401は
停止しており、本実施の形態の現像ローラ101、20
1、301、401としては、現像動作時に回転する非
磁性スリーブと、この非磁性スリーブ内に配置された磁
石からなる周知の現像ローラを採用している。
【0147】また、現像ローラ101、201のうちの
一方の現像ローラ101、201または現像ローラ30
1、401のうちの一方の現像ローラ301、401
が、感光体ドラム21または感光体ドラム31上の静電
潜像を現像するために回転して動作しているとき、他の
1つの現像ローラ101、201、現像ローラ301、
401上の現像剤が感光体ドラム21、31に移ること
及び感光体ドラム21、31上の現像剤が他の1つの現
像ローラ101、201、現像ローラ301、401上
に移ることによる混色を防止するために、少なくとも回
転を停止している非動作現像ローラ101、201、現
像ローラ301、401上の現像剤は感光体ドラム2
1、31に対して非接触状態とする必要がある。
【0148】そして、本実施の形態の画像形成装置1
は、上述のように、非動作の現像ローラ101、20
1、現像ローラ301、401上の現像剤を感光体ドラ
ム21、31に対して非接触状態とする現像機能切換手
段として、2つの現像ローラ101、201を含む第1
画像形成ユニット20または2つの現像ローラ301、
401を含む第2画像形成ユニット30を回動させて感
光体ドラム21、31に対する現像ローラ101、20
1、301、401の位置をずらし、現像ローラ10
1、201、301、401上に形成される現像剤の穂
を感光体ドラム21、31と非接触位置に移動する手段
を採用している。
【0149】すなわち、第1画像形成ユニット20にお
いて、現像ローラ101が感光体ドラム21に接触して
いる状態の図3及び現像ローラ201が感光体ドラム2
1に接触している状態の図4に示すように、感光体ドラ
ム21の回転方向上流側の現像ローラ101を含むA色
現像器23と、感光体ドラム21の回転方向下流側の現
像ローラ201を含むC色現像器24からなる第1現像
ユニット26を、第1画像形成ユニット20の側板27
に対して、第1現像ユニット回動軸O1を中心に回動可
能に支持させている。また、感光体ドラム21は、第1
画像形成ユニット20の側板27に対して、感光体ドラ
ム21の軸中心を中心として回転可能に支持されてい
る。そして、第1現像ユニット26及び感光体ドラム2
1は、感光体ドラム21の軸方向他端側の図示しない第
1画像形成ユニット20の側板に対しても同様に支持さ
れている。
【0150】また、同様に、第2画像形成ユニット30
において、感光体ドラム31の回転方向上流側の現像ロ
ーラ401を含むD色現像器34と、感光体ドラム31
の回転方向下流側の現像ローラ301を含むB色現像器
33からなる第2現像ユニット36を、第1画像形成ユ
ニット30の側板37に対して、第2現像ユニット回動
軸O2を中心に回動可能に支持させている。また、感光
体ドラム31は、第2画像形成ユニット30の側板37
に対して、感光体ドラム31の軸中心を中心として回転
可能に支持されている。そして、第2現像ユニット36
及び感光体ドラム31は、感光体ドラム31の軸方向他
端側の図示しない第2画像形成ユニット30の側板に対
しても同様に支持されている。
【0151】そして、図3に示したように、感光体ドラ
ム21の回転方向上流側に配置された現像ローラ101
は、感光体ドラム21に対して規定の現像ギャップで回
転し、現像剤が感光体ドラム21に接触しているとも
に、感光体ドラム21の下流側に配置された現像ローラ
201は、現像剤が感光体ドラム21に対して非接触状
態で停止している。
【0152】このとき、図5に示したように、感光体ド
ラム21に接触している方のA色現像器23の歯車10
1Gは、駆動歯車500Gと噛み合い状態であり、駆動
歯車500Gにより回転駆動されている。また、現像ロ
ーラ101及びパドルローラ102、スクリューコンベ
ア103が回転している。感光体ドラム21と接触して
いない方のB色現像器24の歯車201Gは、駆動歯車
500Gと非噛み合い状態であり、現像ローラ201及
びパドルローラ202、スクリューコンベア203は停
止している。
【0153】また、図6に示したように、現像機能を感
光体ドラム21の回転方向下流側に配置されたB色現像
器24の現像ローラ201に切り換えるために、図5の
状態から、第1現像ユニット26が回動軸O1を中心に
時計回り方向に回動すると、感光体ドラム21の下流側
に配置された現像ローラ102が感光体ドラム21に対
して、規定の現像ギャップとなるとともに、感光体ドラ
ム21の上流側に配置された現像ローラ101が、現像
剤が感光体ドラム21に対して非接触状態となってい
る。
【0154】このとき、図6に示したように、感光体ド
ラム21に接触している方のC色現像器24の歯車20
1Gは、駆動歯車500Gと噛み合い状態であり、駆動
歯車500Gを回転駆動することにより、現像ローラ2
01及びパドルローラ202、スクリューコンベア20
3が回転する。感光体ドラム21と非接触の方のA色現
像器23の歯車101Gは、駆動歯車500Gと非噛み
合い状態であり、現像ローラ101及びパドルローラ1
02、スクリューコンベア103は停止している。
【0155】すなわち、第1画像形成ユニット20は、
駆動歯車500Gが、A色現像器23の現像ローラ10
1が感光体ドラム21に対して規定の現像ギャップにあ
るとき、歯車101Gと噛み合い状態となるとともに、
C色現像器24の現像ローラ201が感光体ドラム21
に対して規定の現像ギャップにあるとき、歯車201G
と噛み合い状態となる位置に配置されており、また、A
色現像器23が、現像ローラ101が感光体ドラム21
に対して規定の現像ギャップにあるとともに、歯車10
1Gと駆動歯車500Gが噛み合い状態となる位置にあ
るとき、C色現像器24が、現像ローラ201が感光体
ドラム21に対して規定の現像ギャップにあるととも
に、歯車201Gと駆動歯車500Gが噛み合い状態と
なる位置から、任意の回動軸O1を中心に、現像ローラ
201が、感光体ドラム21から離れるとともに、歯車
201Gが、駆動歯車500Gから離れる方向に、所定
の回動角θだけ回動した位置にあるよう配置されてい
る。
【0156】また、第2画像形成ユニット30において
も、図示しないが、第1の画像形成ユニット20と同様
に構成されている。すなわち、第2画像形成ユニット3
0は、駆動歯車が、D色現像器34の現像ローラ401
が感光体ドラム31に対して規定の現像ギャップにある
とき、A色現像器23の歯車101Gに相当する歯車と
噛み合い状態となるとともに、B色現像器33の現像ロ
ーラ301が感光体ドラム31に対して規定の現像ギャ
ップにあるとき、B色現像器24の歯車201Gに相当
する歯車と噛み合い状態となる位置に配置されており、
また、D色現像器34が、現像ローラ401が感光体ド
ラム31に対して規定の現像ギャップにあるとともに、
A色現像器23の歯車101Gに相当する歯車と駆動歯
車が噛み合い状態となる位置にあるとき、B色現像器3
3が、現像ローラ301が感光体ドラム31に対して規
定の現像ギャップにあるとともに、C色現像器24の歯
車201Gに相当する歯車と駆動歯車が噛み合い状態と
なる位置から、回動軸O2を中心に、現像ローラ301
が、感光体ドラム31から離れるとともに、C色現像器
24の歯車201Gに相当するB色現像器の歯車が、駆
動歯車から離れる方向に、所定の回動角θだけ回動した
位置にあるよう配置されている。
【0157】さらに、高画質の画像出力を実現するため
には、現像状態において、現像ローラ101、201、
301、401と感光体ドラム21、31の間隔、いわ
ゆる現像ギャップを高精度に維持する必要がある。2つ
の現像ローラ101、201を含む第1現像ユニット2
6と2つの現像ローラ301、401を含む第2現像ユ
ニット36を回動する場合、現像ユニット26、36を
剛体と考えると、現像ユニット回動軸O1、O2方向の
どの位置で現像ユニット回動位置を規定しても、2つの
現像ローラ101、201と感光体ドラム21または2
つの現像ローラ301、401と感光体ドラム31は、
常に平行関係を維持すると考えられる。
【0158】しかし、実際には、現像ユニット26、3
6は、ある程度の弾性を有するため、現像動作中の現像
ローラ101、201、301、401には、現像ギャ
ップにおける現像剤抵抗により現像ギャップを拡大しよ
うとする力が働き、現像ユニット回動軸O1、O2まわ
りの回動力が作用する。また、現像ローラ駆動歯車に対
する駆動歯車の駆動力は、歯車の圧力角の影響により、
現像ユニット回動軸O1、O2まわりの回動力を含む。
【0159】したがって、現像ユニット26、36の回
動位置を、現像ユニット回動軸O1、O2方向の一点で
規定すると、現像ローラ101、201と感光体ドラム
21間及び現像ローラ301、401と感光体ドラム3
1間の現像剤抵抗や現像ローラ回転駆動力の影響によ
り、現像ローラ101、201と感光体ドラム21との
平行関係及び現像ローラ301、401と感光体ドラム
31との平行関係を維持することが困難となる。
【0160】そこで、本実施の形態の画像形成装置1
は、図7と図8及び図9と図10に、第1画像形成ユニ
ット20、すなわち、第1現像ユニット26の場合につ
いて示すように、第1現像ユニット26の回動軸O1方
向両端部の現像ユニット側板26a、26bの双方に、
第1現像ユニット26の回動位置を規定するための当接
面26cを形成するとともに、それぞれの当接面26c
に当接して第1現像ユニット26の回動を制限する制限
部材(回動位置規定手段)28を、感光体ドラム21を
回転自在に支持する第1画像ユニット20の側板27に
設け、第1現像ユニット26が回動方向に付勢される
と、制限部材28からの回動制限力が、現像ユニット回
動軸O1の軸方向の両端の現像ユニット側板26a、2
6bに作用する構成としている。
【0161】現像ユニット側板26a、26bには、2
つの現像ローラ101、201が回転自在に支持されて
おり、現像ローラ支持部と当接面26cは、現像ユニッ
ト側板26a、26b上に一体に形成されている。第1
現像ユニット26には、現像機能切換手段の回動駆動手
段としてのアクチュエータ29がスプリング等の弾性部
材29aを介して結合されており、アクチュエータ29
の作動により、現像ユニット側板26a、26bに作用
する回動付勢力方向が切り換わる。
【0162】したがって、現像ローラ101、201と
感光体ドラム21との間の現像剤抵抗や現像ローラ回転
駆動力の影響があっても、現像ローラ101、201と
感光体ドラム21との平行関係を維持することができ
る。
【0163】なお、上記説明では、第1画像形成ユニッ
ト20、すなわち、第1現像ユニット26について説明
したが、第2画像形成ユニット30、すなわち、第2現
像ユニット36についても同様に構成されており、現像
ローラ301、401と感光体ドラム31との間の現像
剤抵抗や現像ローラ回転駆動力の影響があっても、現像
ローラ301、401と感光体ドラム31との平行関係
を維持することができる。
【0164】そして、現像動作中に、現像ユニット回動
軸O1、O2を中心に不要な回動力が生じる場合、現像
ギャップの高精度に維持する障害となる。また、現像ユ
ニット回動軸O1、O2が現像ユニット重心から離れて
いる場合には、第1現像ユニット26、第2現像ユニッ
ト36には、重力により、常に現像ユニット回動軸O
1、O2まわりの回動力が作用する。この力は、上流側
現像ローラ101、401と下流側現像ローラ201、
301に対し、一方には現像ギャップ拡大方向、他方に
は現像ギャップ縮小方向に働くため、現像動作中の現像
ギャップを高精度に維持する大きな障害となる。
【0165】ところが、本実施の形態の画像形成装置1
は、現像ユニット回動軸O1、O2を、現像ユニット重
心を通る軸上に設けている。
【0166】したがって、現像動作中の現像ギャップを
高精度に維持することができ、出力画像を高画質化する
ことができる。また、第1現像ユニット26及び第2現
像ユニット36を回動するのに必要な駆動力を削減する
ことができるため、第1現像ユニット26及び第2現像
ユニット36を回動駆動する回動駆動機構を小型・低コ
スト化することができるとともに、低消費電力化するこ
とができる。
【0167】このように、本実施の形態の画像形成装置
1は、回転駆動される感光体ドラム21、31の周囲に
感光体ドラム21、31に対向するとともに相隣り合っ
た状態で、感光体ドラム21、31の潜像をそれぞれ異
なる色の現像剤で可視像化する2つの現像ローラ10
1、201と現像ローラ301、401が配設された画
像形成ユニット20、30を備え、各画像形成ユニット
20、30が、2つの現像ローラ101、201及び現
像ローラ301、401を切り換えて感光体ドラム2
1、31に順次2つの色で感光体ドラム21、31の潜
像を可視像化するに際して、2つの現像ローラ101、
201及び現像ローラ301、401を、感光体ドラム
21、31の回転軸と平行な支持軸を中心に回転可能に
1つの現像ユニット26、36に配設し、現像ユニット
26、36を感光体ドラム21、31の回転軸と略平行
な回動軸O1、O2を中心に回動可能に画像形成ユニッ
ト20、30に支持させ、現像ユニット26、36を画
像形成ユニット20、30に対して、所定の回動角だけ
回動して、2つの現像ローラ101、201と現像ロー
ラ301、401のうちの一方の現像ローラ101、2
01と現像ローラ301、401と感光体ドラム21、
31との間隔を現像状態の位置に切り換える現像機能切
換手段を設け、現像機能切換手段を、現像ユニット2
6、36を回動方向に駆動する回動駆動手段と、現像ユ
ニット26、36の回動位置を規定する回動位置規定手
段と、を有したものとし、回動位置規定手段を、現像ユ
ニット26、36の回動軸方向の両端近傍にそれぞれ設
けている。
【0168】したがって、現像を行っている現像ローラ
101、201と現像ローラ301、401以外の現像
ローラ101、201と現像ローラ301、401を感
光体ドラム21、31に対して非現像状態にする現像機
能切換手段を単純なものとすることができるとともに、
現像ギャップを高精度に設定することができ、構成を簡
素で小型かつ安価なものとすることができるとともに、
出力画像を高画質化することができる。
【0169】また、本実施の形態の画像形成装置1は、
現像ユニット26、36の回動軸O1、O2を現像ユニ
ット26、36の重心近傍を通る軸としている。
【0170】したがって、現像ギャップを高精度なもの
とすることができ、出力画像をより高画質化することが
できるとともに、現像ユニットの回動駆動機構を小型
化、低コスト化して消費電力を削減することができる。
【0171】図11〜図13は、本発明の画像形成装置
の第2の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、
請求項3から請求項5に対応するものである。
【0172】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態の画像形成装置1と同様の画像形成装置に適用した
ものであり、本実施の形態の説明においては、必要に応
じて、上記第1の実施の形態の説明で用いた符号をその
まま用いて説明する。
【0173】本実施の形態の画像形成装置1は、現像ユ
ニット26、36の回動位置を制限する制限部材(回動
位置規定手段)を現像ローラ101、201、301、
401と同軸上に、または、感光体ドラム21、31と
同軸上に、配設したものである。
【0174】すなわち、画像形成装置1は、高画質の画
像出力を実現するためには、現像状態において、現像ロ
ーラ101、201と感光体ドラム21の間隔及び現像
ローラ301、401と感光体ドラム31の間隔、いわ
ゆる現像ギャップを高精度に維持する必要があり、その
ためには、2つの現像ローラ101、201と感光体ド
ラム21及び2つの現像ローラ301、401と感光体
ドラム31は、現像状態において平行関係を維持する必
要がある。
【0175】そして、上記第1の実施の形態の画像形成
装置1では、制限部材28を画像形成ユニット側板27
に形成し、当接面26cを現像ユニット側板26a、2
6bに形成しているが、このようにすると、現像ローラ
101、201と感光体ドラム21の間及び現像ローラ
301、401と感光体ドラム31との間に介在する部
品点数が多く、現像ユニット回動規定位置における現像
ローラ101、201と感光体ドラム21及び現像ロー
ラ301、401と感光体ドラム31の組立時の初期的
な平行関係を部品精度のみで保証する場合、部品の大幅
な高精度化が必要となって、コストが増大する恐れがあ
る。
【0176】そこで、本実施の形態の画像形成装置1
は、図11に第1現像ユニット26、すなわち、第1画
像形成ユニット20について示すように、当接面とし
て、現像ローラ101、201と同軸上に回転自在に支
持されたローラ部材(回動位置規定手段)601を設
け、このローラ部材601の外周に、制限部材としての
感光体ドラム21の外周面を当接させることにより、第
1現像ユニット26の回動位置を規定している。
【0177】なお、本実施の形態の画像形成装置1は、
第2現像ユニット36、すなわち、第2画像形成ユニッ
ト30についても、上記第1画像形成ユニット20と同
様に構成する。
【0178】したがって、現像ローラ101、201と
感光体ドラム21の間に介在する部品点数を削減するこ
とができるとともに、現像ローラ101、201と感光
体ドラム21の平行を高精度に実現して、出力画像を高
画質化することができる。
【0179】また、本実施の形態の画像形成装置1は、
図12に第1現像ユニット26、すなわち、第1画像形
成ユニット20について示すように、制限部材(回動位
置規定手段)として、感光体ドラム21と同軸上に回転
自在に支持されたローラ部材602を設け、このローラ
部材602の外周に、当接面としての現像ローラ10
1、201の外周面を当接させることにより、第1現像
ユニット26の回動位置を規定する。
【0180】なお、本実施の形態の画像形成装置1は、
第2現像ユニット36、すなわち、第2画像形成ユニッ
ト30についても、上記第1画像形成ユニット20と同
様に構成する。
【0181】したがって、現像ローラ101、201と
感光体ドラム21の間に介在する部品点数を削減するこ
とができるとともに、現像ローラ101、201と感光
体ドラム21の平行を高精度に実現することができる。
【0182】さらに、ローラ部材601、602には、
高精度、高耐久性が要求されるため、ある程度高コスト
の部品を使用する必要があるが、図12のようにする
と、ローラ部材602の数を削減することができ、コス
トを低減することができる。
【0183】また、上記第1の実施の形態の画像形成装
置1においても、図13に第1画像形成ユニット20に
ついて両矢印で示すように、画像形成ユニット側板27
に形成した制限部材28を、現像ユニット当接面26c
との当接により規定される現像ユニット回動位置が変化
するように、調整可能な調整機構を設けると、高コスト
のローラ部材を使用することなく、現像ローラ101、
201と感光体ドラム21及び現像ローラ301、40
1と感光体ドラム31の平行を高精度に実現することが
できる。
【0184】図14〜図17は、本発明の画像形成装置
の第3の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、
請求項6から請求項12に対応するものである。
【0185】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態の画像形成装置1と同様の画像形成装置に適用した
ものであり、本実施の形態の説明においては、必要に応
じて、上記第1の実施の形態の説明で用いた符号をその
まま用いて説明する。
【0186】本実施の形態の画像形成装置1は、偏心カ
ムを用いて現像ローラ101と現像ローラ201、現像
ローラ301と現像ローラ401の切り換えを行うもの
である。
【0187】すなわち、図14〜図17に第1現像ユニ
ット26、すなわち、第1画像形成ユニット20につい
て示すように、第1現像ユニット26の回動軸O1の軸
方向の両端部の現像ユニット側板26a、26bの双方
に、それぞれ2つのカム当接面611a、611bを形
成するとともに、現像ローラ101、201の一方の現
像状態における第1現像ユニット26の回動規定位置
で、一方のカム当接面611aに当接するとともに、他
方の現像ローラ101、201の現像状態における現像
ユニット26の回動規定位置で、他方のカム当接面61
1bに当接し、第1現像ユニット26の回動位置を規定
するカム面を有する偏心カム612を現像ユニット回動
軸O1と平行な軸を中心に回転するカム軸613に固定
し、カム軸613の回転により、偏心カム612のカム
面からの回動力が、カム当接面611aあるいはカム当
接面611bを介して、第1現像ユニット26の回動軸
方向両端の現像ユニット側板26a、26bに作用す
る。上記偏心カム612、カム軸613及びカム当接面
611a、611bは、全体として現像機能切換手段と
して機能している。
【0188】なお、上記説明では、第1現像ユニット2
6、すなわち、第1画像形成ユニット20について説明
しているが、第2現像ユニット36、すなわち、第2画
像形成ユニット30についても、同様に構成されてい
る。
【0189】したがって、本実施の形態の画像形成装置
1は、現像ユニット26、36を回動方向に駆動する回
動駆動と、現像ユニット回動位置を規定する回動位置規
定を同時に実現することができ、小型化、低コスト化を
実現することができる。
【0190】そして、本実施の形態の画像形成装置1
は、このような現像ユニット回動規定位置における現像
ローラ101、201と感光体ドラム21及び現像ロー
ラ301、401と感光体ドラム31の組立時の初期的
な平行関係を実現するため、以下のような構成としてい
る。
【0191】すなわち、図18〜図21に第1現像ユニ
ット26について示すように、カム軸613の一端側に
は、1つの偏心カム612が、カム軸613と一体に形
成されており、他端側には、2つの偏心カム612a、
612bが、カム軸613に対し、位置調整可能に取り
付けられている。そして、図18に第1現像ユニット2
6について示すように、第1現像ユニット26における
一方の現像ローラ101において、現像ユニット回動軸
O1の軸方向一端側での現像ローラ101と感光体ドラ
ム21の間隔が規定値となる位置で、カム当接面611
aと偏心カム612が当接するように、カム軸613の
回転停止位置を設定する。次に、図19に第1現像ユニ
ット26について示すように、このカム軸回転停止位置
で、第1現像ユニット26の他端側での現像ローラ10
1と感光体ドラム21の間隔が規定値となる位置で、カ
ム当接面611aと偏心カム612aが当接するよう、
カム軸613に対する偏心カム612aの位置を調整す
る。
【0192】次に、図20に第1現像ユニット26につ
いて示すように、第1現像ユニット26における他方の
現像ローラ201において、現像ユニット回動軸O1の
軸方向一端側での、現像ローラ201と感光体ドラム2
1の間隔が規定値となる位置でカム当接面611bと偏
心カム612が当接するように、カム軸613の回転停
止位置を設定する。次に、図21に第1現像ユニット2
6について示すように、このカム軸回転停止位置で、第
1現像ユニット26の他端側で現像ローラ201と感光
体ドラム21の間隔が規定値となる位置でカム当接面6
11bと偏心カム612bが当接するように、カム軸6
13に対する偏心カム612bの位置を調整する。
【0193】したがって、現像ユニット回動規定位置に
おける現像ローラ101、201と感光体ドラム21の
組立時の初期的な平行関係を容易に実現することができ
る。
【0194】なお、上記説明では、カム軸613の一端
側に1つの偏心カム612を固定し、他端側に2つの偏
心カム612a、612bを位置調整可能に取り付けて
いるが、カム軸613の両端に1つの固定偏心カム61
2と、1つの位置調整可能偏心カムを取り付ける構成と
しても、同様の動作を行うことができ、一端側の偏心カ
ムが一端側カム当接面に当接し、現像ユニット回動位置
を規定する偏心カム回転停止位置において、他端側偏心
カムの他端側カム当接面との当接状態を調整する調整機
構を設けることで、現像ユニット回動規定位置における
現像ローラ101、201と感光体ドラム21の組立時
の初期的な平行関係を容易に実現することができる。
【0195】なお、上記説明では、第1現像ユニット2
6について説明したが、第2現像ユニット36について
も、同様に構成することで、対応することができる。
【0196】また、現像ユニット回動規定位置における
現像ローラ101、201と感光体ドラム21及び現像
ローラ301、401と感光体ドラム31の組立時の初
期的な平行関係を実現するため、以下のような構成とす
ることもできる。
【0197】すなわち、図22〜図25に、第1現像ユ
ニット26について示すように、カム軸613の一端側
に、2つのカム当接面611a、611bを、第1現像
ユニット26と一体に形成し、他端側に、位置調整機構
620に、2つのカム当接面620a、620bを、第
1現像ユニット26に対して、位置調整可能に取り付け
ている。
【0198】すなわち、図22に第1現像ユニット26
について示すように、第1現像ユニット26における一
方の現像ローラ101において、現像ユニット回動軸O
1の軸方向一端側での、現像ローラ101と感光体ドラ
ム21の間隔が規定値となる位置でカム当接面611a
と偏心カム612が当接するようにカム軸613の回転
停止位置を設定する。次に、図23に第1現像ユニット
26について示すように、このカム軸回転停止位置で、
第1現像ユニット26の他端側での現像ローラ201と
感光体ドラム21の間隔が規定値となる位置で、カム当
接面620aと偏心カム612が当接するように、第1
現像ユニット26に対するカム当接面620aの位置を
調整する。
【0199】次に、図24に第1現像ユニット26につ
いて示すように、第1現像ユニット26における他方の
現像ローラ201において、現像ユニット回動軸O1の
軸方向一端側での、現像ローラ201と感光体ドラム2
1の間隔が規定値となる位置でカム当接面611bと偏
心カム612が当接するようカム軸61の回転停止位置
を設定する。
【0200】次に、図25に第1現像ユニット26につ
いて示すように、このカム軸回転停止位置で、第1現像
ユニット26の他端側で現像ローラ201と感光体ドラ
ム21の間隔が規定値となる位置で、カム当接面620
bと偏心カム612が当接するように、現像ユニットに
対するカム当接面620bの位置を調整する。
【0201】以上の説明では、第1現像ユニット26、
すなわち、第1画像形成ユニット20について説明して
いるが、第2現像ユニット36、すなわち、第2画像形
成ユニット30についても、同様に構成されている。
【0202】したがって、本実施の形態の画像形成装置
1は、現像ユニット回動規定位置における現像ローラ1
01、201と感光体ドラム21の組立時の初期的な平
行関係を容易に実現することができる。
【0203】なお、上記構成においては、一端側現像ユ
ニット側板26aに2つのカム当接面611a、611
bを一体に形成し、他端側現像ユニット側板26bに2
つのカム当接面620a、620bを位置調整機構62
0に位置調整可能に取り付けているが、両端の現像ユニ
ット側板26a、26bに1つ固定カム当接面と、1つ
の位置調整可能カム当接面を設けても、同様の動作を行
うことができる。この場合、一端側のカム当接面が一端
側偏心カムに当接し、現像ユニット回動位置を規定する
偏心カム回転停止位置において、他端側カム当接面の他
端側偏心カムとの当接状態を調整する調整機構を設ける
ことで、現像ユニット回動規定位置における現像ローラ
と感光体ドラムの組立時の初期的な平行関係を容易に実
現することができる。
【0204】図26〜図29は、本発明の画像形成装置
の第4の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、
請求項13に対応するものである。
【0205】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態の画像形成装置1と同様の画像形成装置に適用した
ものであり、本実施の形態の説明においては、必要に応
じて、上記第1の実施の形態の説明で用いた符号をその
まま用いて説明する。
【0206】本実施の形態の画像形成装置1は、偏心カ
ムを用いて現像ローラ101と現像ローラ201、現像
ローラ301と現像ローラ401の切り換えを行うとと
もに、2つのカム当接面で、偏芯カムのカム面を狭持す
るものである。
【0207】すなわち、本実施の形態の画像形成装置1
は、第1現像ユニット26について、図26〜図29に
ついて示すように、現像ユニット回動軸O1と平行な軸
を中心に回転するカム軸631には、偏芯カム632が
固定されている。第1現像ユニット26には、偏芯カム
632のカム面に当接するカム当接面611a、611
bが一体に形成されており、カム当接面611a、61
1bは、第1現像ユニット26の回動方向に対して略垂
直な2平面で構成されており、2平面からなるカム当接
面611a、611bは、偏心カム632のカム面を狭
持する方向で当接している。
【0208】以上の説明では、第1現像ユニット26、
すなわち、第1画像形成ユニット20について説明して
いるが、第2現像ユニット36、すなわち、第2画像形
成ユニット30についても、同様に構成されている。
【0209】そして、一般に、現像動作中の現像ローラ
101、201及び現像ローラ301、401には、現
像ギャップにおける現像剤抵抗により現像ギャップを拡
大しようとする力が働き、現像ユニット回動軸O1、O
2のまわりの回動力が作用するとともに、現像ローラ駆
動歯車に対する駆動歯車の駆動力は、歯車の圧力角の影
響により、現像ユニット回動軸O1、O2のまわりの回
動力を含む。
【0210】したがって、偏芯カム機構を採用する場
合、現像ローラと感光体の平行関係を維持するには、偏
芯カム632のカム面と非駆動側のカム当接面611
a、611bが常に当接した状態を維持する必要があ
る。
【0211】そして、上記図14〜図25の構成では、
現像動作中の現像ローラ101、201、301、40
1には、現像ギャップにおける現像剤抵抗により現像ギ
ャップを拡大しようとする力が、現像ギャップを縮小し
ようとする方向の他の回動力より充分大きい場合には、
カム当接面をカム面方向に付勢する力が大きく、問題と
はならないが、そうでない場合には、現像ローラ10
1、201と感光体ドラム21及び現像ローラ301、
401と感光体ドラム31の平行関係を維持することが
困難となる。
【0212】ところが、本実施の形態の画像形成装置1
は、第1現像ユニット26及び第2現像ユニット36に
対して、現像ユニット回動軸O1、O2のまわりの不要
な回動力が発生した場合においても、偏芯カム632の
カム面と第1現像ユニット26、第2現像ユニット36
のカム当接面611a、611bが常に当接した状態を
維持することができ、第1現像ユニット26及び第2現
像ユニット36の高精度の回動動作及び回動停止位置の
高精度維持による出力画像の高画質化を実現することが
できるとともに、偏芯カム駆動機構を小型低コスト化、
低消費電力化することができる。
【0213】なお、第1現像ユニット26、第2現像ユ
ニット36の回動軸O1、O2の軸方向両端近傍にカム
当接面611a、611bを設けるとともに、カム軸6
31に、現像ユニット26、36の両端のカム当接面6
11a、611bに当接する2つの偏芯カムを固定する
と、現像ローラ101、201、301、401の回転
軸方向の画像領域全域において、現像ギャップを高精度
に維持することができ、出力画像をさらに高画質化する
ことができる。
【0214】図30〜図42は、本発明の画像形成装置
の第5の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、
請求項14及び図11に対応するものである。
【0215】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態の画像形成装置1と同様の画像形成装置に適用した
ものであり、本実施の形態の説明においては、必要に応
じて、上記第1の実施の形態の説明で用いた符号をその
まま用いて説明する。
【0216】本実施の形態の画像形成装置1は、偏心カ
ムを用いて現像ローラ101と現像ローラ201、現像
ローラ301と現像ローラ401の切り換えを行うとと
もに、偏心量と偏心の位相の調整機構を有するものであ
る。
【0217】すなわち、画像形成装置1は、高画質の画
像出力を実現するためには、現像状態において、現像ロ
ーラ101、201と感光体ドラム21の間隔及び現像
ローラ301、401と感光体ドラム31の間隔、すな
わち現像ギャップを高精度に維持する必要があるため、
2つの現像ローラ101、201と感光体ドラム21の
間隔及び2つの現像ローラ301、401と感光体ドラ
ム31は、現像状態において平行関係を維持する必要が
ある。
【0218】そして、感光体ドラム21、31は、画像
形成ユニット20、30の側板27、37に対して、回
転自在に支持されており、また、2つの現像ローラ10
1、201及び2つの現像ローラ301、401は、現
像ユニット26、36の側板26a、36aに対して回
転自在に支持されている。また、現像ローラ101、2
01、301、401と感光体ドラム21、31は、そ
れぞれ別の部品に対し支持されているため、2つの現像
ローラ101、201と感光体ドラム21及び現像ロー
ラ301、401と感光体ドラム31の組立時の初期的
な平行関係を部品精度のみで保証すると、部品の大幅な
高精度化が必要となり、コストが増大する。
【0219】そこで、本実施の形態の画像形成装置1
は、図30〜図33に第1画像形成ユニット20、すな
わち、第1現像ユニット26について示すように、カム
軸641に固定された2つの偏心カム642a、642
bの一方に、カム軸641の回転軸に対する偏心量及び
回転位相を調整可能な調整機構650(図34参照)を
設けた場合、図30及び図31に示すように、カム軸6
41と一体的に他方の偏心カム642aが設けられた側
の現像ユニット回動軸O1の軸方向一端において、第1
現像ユニット26の回動により、2つの現像ローラ10
1、201と感光体ドラム21の間隔がそれぞれ現像状
態において適切な距離となるように、カム軸641の回
転停止位置を決定するとともに、このカム軸回転停止位
置で、図32及び図33に示すように、一方の偏心カム
642bが設けられた側の現像ユニット回動軸O1の軸
方向の他端における2つの現像ローラ101、201と
感光体ドラム21の間隔がそれぞれ現像状態において適
切な距離となるように、偏心カム642bのカム軸64
1に対する偏心量及び回転位相を調整する。
【0220】したがって、感光体ドラム21と2つの現
像ローラ101、201のそれぞれの現像状態における
平行関係を容易に実現することができる。
【0221】そして、一方の偏心カム642bに設ける
偏心量及び回転位相の調整機構650としては、図34
に示すように、偏心カム642bに、カム軸641が貫
通するとともに、規定の偏心調整移動量を確保できる長
穴651を形成し、カム軸641に対する偏心カム64
2bの偏心量及び回転位相が最適となる位置で、偏心カ
ム642bに設けられたネジ穴652に勘合する2本の
止めネジ653を締め付けて、偏心カム642bをカム
軸641に対して固定する。
【0222】しかし、このように一方の偏心カム642
bの偏心量及び回転位置の調整機構650を設けた場
合、他方の偏心カム642aに比べて、必要スペースが
増大し、画像形成装置1が大型化する要因となるととも
に、カム軸641に対する固定強度の確保が困難とな
り、信頼性が低下する恐れがある。
【0223】そこで、図35〜図40に第1画像形成ユ
ニット20、すなわち、第1現像ユニット26について
示すように、カム軸641に固定された2つの偏心カム
642の一方642dに、カム軸641に対する偏心
量、他方642cに、カム軸613に対する回転位相を
調整可能な調整機構660、670(図41及び図42
参照)を設ける。
【0224】この場合、図35及び図36に示すよう
に、他方の偏心カム642cが設けられた側の現像ユニ
ット回動軸O1の軸方向の一端において、第1現像ユニ
ット26の回動により、2つの現像ローラ101、20
1と感光体ドラム21の間隔がそれぞれ現像状態におい
て適切な距離となるように、カム軸641の回転量を決
定するとともに、図37及び図38に示すように、この
カム軸回転量で、一方の偏心カム642dが設けられた
側の現像ユニット回動軸方向他端における、2つの現像
ローラ101、201と感光体ドラム21の間隔がそれ
ぞれ現像状態において適切な距離となるように、偏心カ
ム642dのカム軸641に対する偏心量を調整し、カ
ム軸641の回転停止位置を決定した後、図39及び図
40に示すように、このカム軸回転停止位置で他方の偏
心カム642cが設けられた側の現像ユニット回動軸方
向一端において、第1現像ユニット26の回動により、
2つの現像ローラ101、201と感光体ドラム21の
間隔がそれぞれ現像状態において適切な距離となるよう
に、偏心カム642cのカム軸641に対する回転位相
を調整する。
【0225】このようにすると、感光体ドラム21と2
つの現像ローラ101、201のそれぞれの現像状態に
おける平行関係を容易に実現することができる。
【0226】このような他方の偏心カム642cに設け
る回転位相の調整機構660としては、図41に示すよ
うに、偏心カム642cにカム軸641が勘合する穴6
61を形成し、カム軸641に対する偏心カム642c
の回転位相が最適となる位置で、偏心カム642cに設
けられたネジ穴662に勘合する2本の止めネジ663
を締め付け、偏心カム642cをカム軸641に対して
固定する。
【0227】また、一方の偏心カム642dに設ける偏
心量の調整機構670としては、図42に示すように、
偏心カム642dに、カム軸641の一部に形成した偏
心部が勘合するとともに、規定の偏心調整移動量を確保
できる長穴671を形成し、カム軸641に対する偏心
カム642dの偏心量が最適となる位置で、偏心カム6
42dに設けられたネジ穴672に勘合する2本の止め
ネジ673を締め付けて、偏心カム642dをカム軸偏
心部に対して固定する。
【0228】このように、一方の偏心カム642dに偏
心量調整機構670、他方の偏心カム642cに回転位
相調整機構660を設けると、調整機構660、670
を省スペース化することができ、画像形成装置1を小型
化することができるとともに、カム軸641に対する固
定強度を容易に確保して、信頼性を向上させることがで
きる。
【0229】以上の説明では、第1現像ユニット26、
すなわち、第1画像形成ユニット20について説明して
いるが、第2現像ユニット36、すなわち、第2画像形
成ユニット30についても、同様に構成されている。
【0230】また、このような調整機構660、670
及ぶその調整方法は、上記第3及び第4の実施の形態の
画像形成装置1についても、同様に適用することができ
る。図43〜図46は、本発明の画像形成装置の第6の
実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、請求項1
6から請求項20に対応するものである。
【0231】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態の画像形成装置1と同様の画像形成装置に適用した
ものであり、本実施の形態の説明においては、必要に応
じて、上記第1の実施の形態の説明で用いた符号をその
まま用いて説明する。
【0232】本実施の形態の画像形成装置1は、偏心カ
ムを用いて現像ローラ101と現像ローラ201、現像
ローラ301と現像ローラ401の切り換えを行うとと
もに、偏心カムの調整をステッピングモータで行うもの
である。
【0233】すなわち、本実施の形態の画像形成装置1
は、現像ユニット回動駆動機構として、偏芯カム機構を
採用しており、図43に第1画像形成ユニット20、す
なわち、第1現像ユニット26について示すように、カ
ム当接面611a、611bから偏芯カム681のカム
面に働く当接力の方向(図43の矢印方向)が、カム軸
682の回転中心近傍を通る方向であれば、第1現像ユ
ニット26に不要な回動力が生じても、カム軸682を
回転させる方向の力は発生せず、偏心カム681の回動
停止位置の高精度を維持することができる。
【0234】ところが、図44に第1画像形成ユニット
20、すなわち、第1現像ユニット26について示すよ
うに、現像ユニット回動動作時のカム軸682の回転角
がある程度小さい場合は、カム当接面611a、611
bから偏芯カム681のカム面に働く当接力の方向(図
44の矢印方向)が、カム軸682の回転中心近傍を通
る方向とはならないため、第1現像ユニット26に不要
な回動力が生じた場合、カム軸682を回転させる方向
の力が発生する。
【0235】そこで、本実施の形態の画像形成装置1
は、この問題を解決するために、図45に第1画像形成
ユニット20、すなわち、第1現像ユニット26につい
て示すように、カム軸682の回転駆動源として、ステ
ッピングモータ684を用いている。
【0236】すなわち、図45において、カム軸682
には、同軸上に被駆動歯車683が固定されており、被
駆動歯車683は、ステッピングモータ684の駆動軸
に固定された駆動歯車685と噛み合っていて、ステッ
ピングモータ684の回転により、カム軸682が回転
駆動される。ステッピングモータ684は、回転停止状
態において、ホールド電流が供給されることによって、
駆動軸の回転を規制することができる。したがって、カ
ム軸682の回転駆動源にステッピングモータ684を
用いるとともに、カム軸682の回転停止時に、ステッ
ピングモータ684にホールド電流を供給することによ
り、第1現像ユニット26に不要な回動力が生じて、カ
ム軸682を回転させる方向の力が発生しても、カム軸
682の回転を規制することができ、第1現像ユニット
26の回動停止位置を高精度に維持することができる。
その結果、現像ギャップを高精度に維持することがで
き、出力画像を高画質化することができる。
【0237】そして、図45に示したように、カム軸6
82の回転駆動源として、ステッピングモータ684を
用いた場合、駆動ステップ数を設定することにより、任
意の回動量を容易に規定できることができる。したがっ
て、一方の現像ローラ101、201が現像状態となる
第1現像ユニット26の回動規定位置から、他方の現像
ローラ101、201が現像状態となる第1現像ユニッ
ト26の回動規定位置までのカム軸682の回転量を、
駆動ステップ数を設定するだけで容易に、かつ、高精度
に規定することができる。
【0238】この場合、ステッピングモータ684に
は、脱調が生じると、駆動ステップ数が管理不能となる
問題があるが、第1現像ユニット26の回動動作中にお
いて、動作の基準となる回動位置を検出するセンサ等の
検出手段を設け、回動基準位置の検出から第1現像ユニ
ット26の回動規定位置までに必要な駆動ステップ数を
記憶しておくことにより、脱調が生じた場合でも、迅速
に第1現像ユニット26の回動動作を再開することがで
きる。
【0239】以上の説明では、第1現像ユニット26、
すなわち、第1画像形成ユニット20について説明して
いるが、第2現像ユニット36、すなわち、第2画像形
成ユニット30についても、同様に構成されている。
【0240】また、カム軸682を駆動する機構として
は、ステッピングモータ684に限るものではなく、図
46に第1画像形成ユニット20、すなわち、第1現像
ユニット26について示すように、カム軸613と同軸
上にウォームホイール686を設け、このウォームホイ
ール686をウォーム軸687により駆動するようにし
てもよい。このウォーム軸689は、回転停止状態にお
いて、ウォームホイール686が外力により回転方向の
力を受けても、回転を規制する作用を有している。
【0241】したがって、カム軸613の駆動機構とし
てウォームホイール686とウォーム軸687を用いる
ことにより、カム軸613の回転停止時に、第1現像ユ
ニット26に不要な回動力が生じて、カム軸613を回
転させる方向の力が発生しても、カム軸613の回転が
規制され、第1現像ユニット26の回動停止位置を高精
度に維持することができ、現像ギャップを高精度に維持
し、出力画像を高画質化することができる。
【0242】さらに、図45に示したように、カム軸6
82の回転駆動源として、ステッピングモータ684を
用いた場合、駆動ステップ数を調整して、カム軸682
の回動量を任意に規定して、現像ローラ101、201
と感光体ドラム21及び現像ローラ301、401と感
光体ドラム31の間隔、すなわち、現像ギャップを調整
するようにしてもよい。
【0243】すなわち、高画質の画像出力を実現するた
めには、現像状態において、現像ギャップを高精度に維
持する必要があるが、最適な現像ギャップは、温度、湿
度等の環境条件やトナー濃度、帯電電位、露光部電位等
の画像形成プロセス条件により変化することが知られて
いる。したがって、これらの条件の変化に応じて、常に
最適な現像ギャップを維持することにより、出力画像を
大幅に高画質化することができる。
【0244】そこで、画像形成装置1に、環境条件や画
像形成プロセス条件を検出する検出手段を設け、その検
出結果に基づいて最適な現像ギャップを決定するととも
に、最適な現像ギャップを実現するステッピングモータ
駆動ステップ数を導出し、当該導出した駆動ステップ数
でステッピングモータを駆動して現像ユニット26、3
6の回動動作を行うことにより、環境条件や画像形成プ
ロセス条件の変化に応じて、常に最適な現像ギャップを
維持することができる。
【0245】また、画像形成装置1における出力画像に
は、カラー画像や白黒画像、写真画像や文字画像等のよ
うに様々な画像形態(画像形成モード)があり、それぞ
れの画像形態において、最適な画像形成プロセス条件が
異なる。そして、従来から画像出力時に、ユーザが任意
の画像モードを選択することにより、出力する画像形態
に最適な画像形成プロセス条件が自動的に選択され、出
力画像の高画質化を達成する方法が知られている。
【0246】同様に、現像ギャップに関しても、出力画
像形態により最適な条件が存在し、出力画像形態に応じ
て、常に最適な現像ギャップを維持し、出力画像を大幅
に高画質化することができる。
【0247】そこで、画像形成装置1に、出力画像モー
ド(画像形成モード)を設定する設定手段を設け、画像
形成装置1が、設定手段で設定された出力画像モードに
基づいて最適な現像ギャップを決定するとともに、最適
な現像ギャップを実現するステッピングモータ駆動ステ
ップ数を導出し、導出した駆動ステップ数でステッピン
グモータを駆動して、現像ユニット回動動作を行う。
【0248】したがって、出力画像モードに応じて、常
に最適な現像ギャップを維持することができ、出力画像
を大幅に高画質化することができる。
【0249】図47及び図48は、本発明の画像形成装
置の第7の実施の形態を示す図であり、本実施の形態
は、請求項21から請求項23に対応するものである。
【0250】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態の画像形成装置1と同様の画像形成装置に適用した
ものであり、本実施の形態の説明においては、必要に応
じて、上記第1の実施の形態の説明で用いた符号をその
まま用いて説明する。
【0251】本実施の形態の画像形成装置1は、現像ロ
ーラ回転軸と感光体回転軸の間隔を検出する間隔検出手
段の検出結果に基づいて、現像ユニット回動停止位置を
決定するものである。
【0252】すなわち、現像ユニット26、36の回動
動作において現像ギャップを規定する回動停止位置精度
を、偏芯カムの偏芯量等のメカ精度で規制する場合、温
度、湿度等の環境条件による寸法変動や経時的な寸法変
動により変動する問題がある。
【0253】そこで、本実施の形態の画像形成装置1
は、現像ローラ回転軸と感光体ドラム回転軸の間隔を検
出する間隔検出手段を設け、現像ユニット26、36の
回動動作において、この間隔検出手段の検出信号に基づ
いて、現像ユニット26、36の回動停止位置を決定
し、現像ギャップを規定する回動停止位置を高精度化す
るとともに、間隔検出手段の位置決め精度以外の寸法精
度を吸収して、環境条件や経時変化による寸法変動の影
響を抑制している。
【0254】すなわち、本実施の形態の画像形成装置1
は、図47に第1画像形成ユニット20、すなわち、第
1現像ユニット26について示すように、第1画像形成
ユニット20(図示略)に間隔検出手段として光学セン
サ690を固定し、第1現像ユニット26の回動時の現
像ローラ101、201の軸位置を検出する。
【0255】なお、光学センサ690は、第1画像形成
ユニット20に固定するものに限るものではなく、図4
8に第1画像形成ユニット20、すなわち、第1現像ユ
ニット26について示すように、現像ギャップ内の現像
剤が存在しない現像ローラ101、201の端部近傍に
配置し、現像ローラ101、201の表面と感光体ドラ
ム21の表面の間隔を直接検出してもよい。このように
すると、現像ギャップをより一層高精度に検出すること
ができる。
【0256】また、この場合、光学センサ690を、現
像ローラ101、201の両端近傍に配置すると、両端
の光学センサ690の出力の平均値を算出して、当該平
均値に基づいて現像ローラ101、201の表面と感光
体ドラム21の表面の間隔を検出すると、現像ギャップ
をより一層高精度に制御することができるとともに、両
端の光学センサ690の出力の差を検出することで、現
像ローラ101、201と感光体ドラム21の平行関係
の異常を検知することもできる。
【0257】以上の説明では、第1現像ユニット26、
すなわち、第1画像形成ユニット20について説明して
いるが、第2現像ユニット36、すなわち、第2画像形
成ユニット30についても、同様に構成されている。
【0258】なお、上記各実施の形態において、単一の
カム軸の両端近傍に偏心カムを固定し、カム軸を規定角
度回転することにより、現像ユニットを回動駆動する場
合、上記第3の実施の形態から第5の実施の形態の説明
で述べたように、2つの現像ローラ101、201と感
光体ドラム21及び現像ローラ301、401と感光体
ドラム31の組立時の初期的な平行関係を調整すること
はできるが、温度、湿度等の環境条件や経時的な寸法変
動等により、平行関係が損なわれると、再度調整するの
に、分解や修理が必要となる。
【0259】そこで、請求項24〜26、請求項28〜
30に記載の技術を適用することで、適切に対応するこ
とができる。
【0260】すなわち、現像ローラ101、201、3
01、401の両端近傍の偏心カムそれぞれを独立した
駆動源により回転すると、第3の実施の形態から第5の
実施の形態で説明したような調整を行うことなく、それ
ぞれの偏心カムの回転停止位置を制御するだけで、初期
的な平行関係を調整することができる。
【0261】また、上記第7の実施の形態で説明した現
像ローラ101、201と感光体ドラム21の回転軸の
間隔及び現像ローラ301、401の回転軸と感光体ド
ラム31の回転軸の間隔を検出する間隔検出手段を、現
像ローラ101、201、301、401の両端近傍に
配置し、それぞれの端部側の間隔検出手段の信号によ
り、それぞれの端部側の偏心カム回転停止位置を決定す
ると、間隔検出手段の位置決め精度以外の寸法精度を吸
収することができ、環境条件や経時変化による寸法変動
の影響を受けることなく、常に現像状態における2つの
現像ローラ101、201と感光体ドラム21の平行関
係及び現像ローラ301、401と感光体ドラム31の
平行関係を維持することができる。この場合、光学セン
サ690を、現像ギャップ内に現像剤が存在しない現像
ローラ101、201、301、401の両端近傍に配
置し、現像ローラ101、201の表面と感光体ドラム
21の表面の間隔及び現像ローラ301、401の表面
と感光体ドラム31の表面の間隔を直接検出することに
より、現像ギャップの精度を大幅に向上させることがで
きる。
【0262】さらに、高画質の画像出力を実現するため
には、現像状態において、現像ギャップを高精度に維持
する必要があり、最適な現像ギャップは、温度、湿度等
の環境条件やトナー濃度、帯電電位、露光部電位等の画
像形成プロセス条件により変化するため、これらの条件
の変化に応じ、常に最適な現像ギャップを維持すること
により、出力画像の大幅な高画質化が可能となる。
【0263】そして、上記第7の実施の形態では、現像
ユニット回動停止位置の検出手段として、光学センサ6
90を用いているが、この光学センサ690のように検
出位置の変化により検出信号がある程度のリニアリティ
をもって変化する検出手段を用いると、現像ユニット回
動停止の目標となる検出信号値を変化させることによ
り、現像ユニット回動停止位置、すなわち、現像ギャッ
プを変化させることができる。
【0264】そこで、環境条件や画像形成プロセス条件
を検出する検出手段を設け、その検出結果に基づいて最
適な現像ギャップを決定するとともに、最適な現像ギャ
ップを実現する現像ユニット回動位置検出信号値を導出
し、導出した検出信号値を目標に、現像ユニット回動動
作を行うと、環境条件やプロセス条件の変化に応じて、
常に最適な現像ギャップを維持することができる。
【0265】また、画像形成装置1における出力画像に
は、カラー画像や白黒画像、写真画像や文字画像等のよ
うに、様々な画像形態(画像形成モード)があり、それ
ぞれの画像形態において、最適な画像形成プロセス条件
が異なるため、画像出力時に、ユーザが任意の画像形成
モードを選択することにより、出力する画像形態に最適
なプロセス条件が自動的に選択され、出力画像の高画質
化を達成する方法が知られているのと同様に、現像ギャ
ップに関しても、出力画像形態により最適な条件が存在
する。したがって、出力画像形態に応じて、常に最適な
現像ギャップを維持することにより、出力画像の大幅に
高画質化することができる。
【0266】さらに、現像ユニット回動停止位置の検出
手段として、上記光学センサ690等のように、検出位
置の変化により検出信号がある程度のリニアリティをも
って変化する検出手段を用いた場合、現像ユニット回動
停止の目標となる検出信号値を変化させると、現像ユニ
ット回動停止位置、すなわち、現像ギャップを変化させ
ることができる。
【0267】そこで、出力画像モードを設定するモード
設定手段を設け、その設定に基づいて最適な現像ギャッ
プを決定するとともに、最適な現像ギャップを実現する
現像ユニット回動位置検出信号値を導出し、導出した検
出信号値を目標に、現像ユニット回動動作を行うと、出
力画像モードに応じて、常に最適な現像ギャップを維持
することができる。
【0268】次に、本発明の画像形成装置の第8の実施
の形態について説明すると、上記第2の実施の形態につ
いての説明で述べたように、感光体ドラムと現像ローラ
との間隔、いわゆる現像ギャップを高精度に維持するた
めには、感光体ドラムと現像ローラの間に介在する部品
点数の削減とともに、感光体ドラムと現像ローラの間に
介在する各部品の高精度化が重要である。また、上記第
3の実施の形態についての説明で示した図14〜図17
では、感光体ドラム21と現像ローラ101、201の
間に介在する部品としては、感光体ドラム21/カム軸
613を支持する画像ユニット側板27、カム軸613
に固定された偏心カム612以外に偏心カムが当接する
カム当接面611a,611bが形成されるとともに現
像ローラ101、201を支持する現像ユニット側板2
6a,26bがある。このように、カム当接面を現像ユ
ニット側板に形成した場合、現像ローラ−カム当接面間
の高精度化には、形状が複雑である現像ユニット側板の
加工精度向上が必要となり、部品コスト増大の懸念があ
る。
【0269】そこで、本発明の第8の実施の形態を示す
図49において、現像ユニット回動軸と平行な軸を中心
に回転するカム軸700には、偏芯カム701が固定さ
れている。偏心カム701が当接するカム当接面は、現
像ローラ101、201の回転軸に回転自在に支持され
たローラ部材702により構成されている。この場合、
ローラ部材702は形状が単純なため、低コストで高精
度加工が容易であり、低コストで、高精度な現像ギャッ
プ維持が実現可能となる。
【0270】次に、本発明の第9の実施の形態について
説明すると、上記第3の実施の形態についての説明で述
べたように、現像動作中の現像ローラには、現像ギャッ
プにおける現像剤抵抗により現像ギャップを拡大しよう
とする力が働き、現像ユニット回動軸まわりの回動力が
作用する。また、現像ローラ駆動歯車に対する駆動歯車
の駆動力は、歯車の圧力角の影響により、現像ユニット
回動軸まわりの回動力を含む。このため、偏芯カム機構
を採用する場合、現像ローラと感光体の平行関係を維持
するには、偏芯カムのカム面と非駆動側のカム当接面が
常に当接した状態を維持する必要がある。図49の構成
においては、現像動作中の現像ローラには、現像ギャッ
プにおける現像剤抵抗により現像ギャップを拡大しよう
とする力が、現像ギャップを縮小しようとする方向の他
の回動力より充分大きい場合は、カム当接面をカム面方
向に付勢する力が大きく問題とならないが、そうでない
場合は、現像ローラと感光体ドラムの平行関係を維持す
ることが困難となる。
【0271】そこで、本発明の第9の実施の形態を示す
図50において、現像ユニット回動軸と平行な軸を中心
に回転するカム軸700には、偏芯カム701が固定さ
れている。現像ローラ201の回転軸にはローラ部材7
02が回転自在に支持され、カム当接面を構成してい
る。偏心カム701には、ローラ部材702が嵌合する
案内溝が形成されており、この案内溝はローラ部材に当
接する同心円弧状の2つのカム面703,704を有す
る。上記構成により、現像ユニットに対し、現像ユニッ
ト回動軸まわりの不要な回動力が発生した場合において
も、偏心カムのカム面とローラ部材が常に当接した状態
を維持することが可能となり、低コストで、より高精度
な現像ギャップ維持が実現可能となる。
【0272】次に、本発明の第10の実施の形態につい
て説明すると、上記第9の実施の形態においては、偏心
カム701にローラ部材702が嵌合する案内溝を形成
するため、偏心カム大型化による装置大型化の懸念があ
る。そこで、本発明の第10の実施の形態を示す図51
において、現像ユニット回動軸と平行な軸を中心に回転
するカム軸700には、偏芯カム701が固定されてい
る。現像ローラ101、201の回転軸にはローラ部材
702が回転自在に支持され、カム当接面を構成してい
る。偏心カム701は、現像ローラ101、201の回
転軸の2つのローラ部材702に当接するカム面705
が形成されている。上記構成により、現像ユニットに対
し、現像ユニット回動軸まわりの不要な回動力が発生し
た場合においても、偏心カムのカム面とローラ部材が常
に当接した状態を維持することが可能となり、小型で、
かつ低コストで、より高精度な現像ギャップ維持が実現
可能となる。
【0273】次に、本発明の第11の実施の形態につい
て説明すると、上記第3の実施の形態についての説明で
示した図14〜図17では、現像ローラ101、201
と感光体ドラム21の間に介在する部品としては、現像
ローラ101、201を支持するとともに偏心カムが当
接するカム当接面613が形成される現像ユニット側板
26a,26b、カム軸700に固定された偏心カム7
01以外にカム軸700/感光体ドラム21を支持する
画像ユニット側板27がある。カム軸−感光体ドラム間
の高精度化には、形状が複雑である画像ユニット側板の
加工精度向上が必要となり、部品コスト増大の懸念があ
る。
【0274】そこで、本発明の第11の実施の形態を示
す図52において、両端に偏芯カム701が固定される
とともに現像ユニット回動軸と平行な軸を中心に回転す
るカム軸700には、感光体ドラム21が回転自在に支
持されている。偏心カム701が当接するカム当接面
は、現像ユニット側板に一体に形成されている。この場
合、感光体ドラム21の回転軸とカム軸701が同一部
品となるため、現像ローラ101、201と感光体ドラ
ム21の間に介在する部品ローラ部材に画像ユニット側
板は含まれず、感光体ドラムと現像ローラの間に介在す
る部品点数削減により高精度な現像ギャップ維持が実現
可能となるとともに、形状が複雑である画像ユニット側
板の高精度加工が不要となるため、装置低コスト化が可
能となる。
【0275】次に、上記第8の実施の形態において、上
記第11の実施の形態を適用した場合の実施例を以下に
示す。はじめに、図53において、両端に偏芯カム70
1が固定されるとともに現像ユニット回動軸と平行な軸
を中心に回転するカム軸700には、感光体ドラム21
が回転自在に支持されている。偏心カム701が当接す
るカム当接面は、現像ローラ101、201の回転軸に
回転自在に支持されたローラ部材702により構成され
ている。この場合、感光体ドラムと現像ローラの間に介
在する部品は、偏心カム701とローラ部材702のみ
であり、形状が単純で低コストで高精度加工が可能なご
く少数の部品のみが感光体ドラムと現像ローラの間に介
在する構成となり、大幅な低コスト化、高精度化が実現
可能となる。
【0276】また、上記第9の実施の形態に述べた案内
溝を有する偏心カムを用いた高精度化についても、図5
4に示すように、感光体ドラム21と同一回転軸を有す
る偏心カム701にローラ部材702に当接する同心円
弧状の2つのカム面703,704を形成することによ
り、本発明においても適用可能であり、上記第10の実
施の形態で述べた2つのローラ部材に当接するカム面を
有する偏心カムを用いた高精度化についても、図55に
示すように、感光体ドラム21と同一回転軸を有する偏
心カム701に2つのローラ部材に当接するカム面70
5を形成することにより、本発明においても適用可能で
ある。
【0277】次に、本発明の第12の実施の形態につい
て説明すると、上記第11の実施の形態において、感光
体ドラム21は、両端に偏心カム701が固定されたカ
ム軸に回転自在に支持されるため、感光体ドラムの回転
駆動機構の設計自由度が制限される問題がある。また、
上記第3の実施の形態〜上記第5の実施の形態の説明で
述べたように、単一のカム軸の両端近傍に偏心カムを固
定し、カム軸を規定角度回転することにより、現像ユニ
ットを回動駆動する構成の場合、2つの現像ローラと感
光体ドラムの組立時の初期的な平行関係を調整すること
は可能であるが、温度、湿度等の環境条件や、経時的な
寸法変動等により、平行関係が損なわれた場合、再度の
調整には、分解、修理が必要となる。これに対し、両端
近傍の偏心カムそれぞれを独立した駆動源により回転す
ることで、調整を行わなくとも、それぞれの偏心カム回
転停止位置を制御するだけで初期的な平行関係を調整す
ることが可能となる。
【0278】そこで、本発明の第12の実施の形態を示
す図56において、感光体ドラム21の回転軸両端には
偏芯カム701が回転自在に支持されている。それぞれ
の偏心カム701にはウォームホイール706が一体に
形成されているとともに、それぞれのウォームホイール
706に噛み合うウォーム軸707を回転駆動するステ
ッピングモータ708が設けられている。偏心カム70
1が当接するカム当接面は、現像ローラ101、201
の回転軸に回転自在に支持されたローラ部材702によ
り構成されている。この場合、感光体ドラムは一体に回
転する回転軸を有するため感光体ドラムの回転駆動機構
の設計自由度が制限される問題はない。また、両端近傍
の偏心カムそれぞれを独立した駆動源により回転するこ
とで、調整を行わなくとも、それぞれの偏心カム回転停
止位置を制御するだけで初期的な平行関係を調整するこ
とが可能となる。また、ここで、上記第9の実施の形態
で述べた案内溝を有する偏心カムを用いた高精度化につ
いても、図57に示すように、感光体ドラム21と同一
回転軸を有する偏心カム701にローラ部材702に当
接する同心円弧状の2つのカム面703,704を形成
することにより、本発明においても適用可能であるとと
もに、上記第10の実施の形態に述べた2つのローラ部
材に当接するカム面を有する偏心カムを用いた高精度化
についても、図58に示すように、感光体ドラム21と
同一回転軸を有する偏心カム701に2つのローラ部材
に当接するカム面705を形成することにより、本発明
においても適用可能である。
【0279】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0280】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像形成装置によ
れば、回転駆動される画像担持体の周囲に当該画像担持
体に対向するとともに相隣り合った状態で、当該画像担
持体の潜像をそれぞれ異なる色の現像剤で可視像化する
2つの現像手段が配設された画像形成ユニットを少なく
とも1つ備え、当該各画像形成ユニットが、当該2つの
現像手段を切り換えて画像担持体に順次2つの色で当該
画像担持体の潜像を可視像化するに際して、2つの現像
手段を、画像担持体の回転軸と平行な支持軸を中心に回
転可能に1つの現像ユニットに配設し、当該現像ユニッ
トを画像担持体の回転軸と略平行な回動軸を中心に回動
可能に画像形成ユニットに支持させ、当該現像ユニット
を画像形成ユニットに対して、所定の回動角だけ回動し
て、2つの現像手段のうちの一方の現像手段と画像担持
体との間隔を現像状態の位置に切り換える現像機能切換
手段を設け、当該現像機能切換手段を、現像ユニットを
回動方向に駆動する回動駆動手段と、現像ユニットの回
動位置を規定する回動位置規定手段と、を有したものと
し、当該回動位置規定手段を、現像ユニットの回動軸方
向の両端近傍にそれぞれ設けているので、現像を行って
いる現像手段以外の現像手段を画像担持体に対して非現
像状態にする現像機能切換手段を単純なものとすること
ができるとともに、現像ギャップを高精度に設定するこ
とができ、構成を簡素で小型かつ安価なものとすること
ができるとともに、出力画像を高画質化することができ
る。
【0281】請求項2記載の発明の画像形成装置によれ
ば、現像ユニットの回動軸を当該現像ユニットの重心近
傍を通る軸としているので、現像ギャップを高精度なも
のとすることができ、出力画像をより高画質化すること
ができるとともに、現像ユニットの回動駆動機構を小型
化、低コスト化して消費電力を削減することができる。
【0282】請求項3記載の発明の画像形成装置によれ
ば、回動位置規定手段を、現像手段の回転軸と同一回転
軸上に回転自在に支持され、その外周が画像担持体に当
接するローラ部材としているので、現像ギャップを高精
度に維持するのに必要な、高精度な部品の点数を削減す
ることができ、より安価で、出力画像を高画質化するこ
とができる。
【0283】請求項4記載の発明の画像形成装置によれ
ば、回動位置規定手段を、画像担持体の回転軸と同一回
転軸上に回転自在に支持され、その外周が現像手段に当
接するローラ部材としているので、現像ギャップを高精
度に維持するのに必要な、高精度な部品の点数を削減す
ることができ、より安価で、出力画像を高画質化するこ
とができる。
【0284】請求項5記載の発明の画像形成装置によれ
ば、回動位置規定手段を、現像ユニットの回動を規定す
る位置を調整する調整機構を備えたものとしているの
で、高精度な部品を用いることなく、現像ギャップを高
精度に維持することができ、より一層安価で、出力画像
を高画質化することができる。
【0285】請求項6記載の発明の画像形成装置によれ
ば、現像機能切換手段を、現像ユニットの回動軸方向両
端近傍に設け、当該現像ユニットの回動軸と平行な回転
軸を有する偏芯カムと、当該現像ユニットの回動軸方向
両端近傍のそれぞれに当該現像ユニットと一体に形成さ
れたカム当接面と、を備え、偏芯カムが回転して当該カ
ム当接面を付勢して、現像ユニットを回動方向に駆動す
るとともに、偏心カムの回転を停止する位置で、当該現
像ユニットの回動位置を規定するものとしているので、
より一層単純な構成で現像ギャップを高精度に維持する
ことができ、構成をより一層簡素で、より一層小型かつ
より一層安価なものとすることができるとともに、出力
画像を高画質化することができる。
【0286】請求項7記載の発明の画像形成装置によれ
ば、現像ユニットの回動軸方向両端近傍に設けた偏心カ
ムが当接するカム当接面は、現像手段と同一回転軸上に
回転自在に支持されるとともに外周が偏心カムに当接す
るローラ部材であることにより、より一層単純な構成で
現像ギャップを高精度に維持することができ、構成をよ
り一層簡素で、より一層小型かつより一層安価なものと
することができるとともに、出力画像を高画質化するこ
とができる。
【0287】請求項8記載の発明の画像形成装置によれ
ば、偏心カムは、ローラ部材が嵌合する案内溝を形成す
る2つのカム面を有するものであることにより、より一
層単純な構成で現像ギャップを高精度に維持することが
でき、構成をより一層簡素で、より一層小型かつより一
層安価なものとすることができるとともに、出力画像を
高画質化することができる。
【0288】請求項9記載の発明の画像形成装置によれ
ば、偏心カムは、一方及び他方の現像手段に回転自在に
支持されたそれぞれのローラ部材に当接するカム面を有
するものであることにより、より一層単純な構成で現像
ギャップを高精度に維持することができ、構成をより一
層簡素で、より一層小型かつより一層安価なものとする
ことができるとともに、出力画像を高画質化することが
できる。
【0289】請求項10記載の発明の画像形成装置によ
れば、現像ユニットの回動軸方向両端近傍に設けた偏心
カムは、画像担持体と同一回転軸上に回転自在に支持さ
れていることにより、より一層単純な構成で現像ギャッ
プを高精度に維持することができ、構成をより一層簡素
で、より一層小型かつより一層安価なものとすることが
できるとともに、出力画像を高画質化することができ
る。
【0290】請求項11記載の発明の画像形成装置によ
れば、現像ユニットの回動軸方向両端近傍に設けられた
偏心カムのうち、一端側に設けられた偏心カムが、当該
一端側のカム当接面に当接して、現像ユニットの回動位
置を規定する偏心カム回転停止位置において、他端側に
設けられた偏心カムの他端側のカム当接面との当接状態
を調整する調整機構を設けているので、より単純な構成
で現像ギャップをさらに高精度に維持することができ、
構成をより一層簡素で、より一層小型かつより一層安価
なものとすることができるとともに、出力画像をより一
層高画質化することができる。
【0291】請求項12記載の発明の画像形成装置によ
れば、現像ユニットの回動軸方向両端近傍に設けられた
偏心カムのうち、一端側に設けられた偏心カムが、当該
一端側のカム当接面に当接して、現像ユニットの回動位
置を規定する偏心カム回転停止位置において、他端側の
カム当接面の当該他端側に設けられた偏心カムとの当接
状態を調整する調整機構を設けているので、より単純な
構成で現像ギャップをさらに高精度に維持することがで
き、構成をより一層簡素で、より一層小型かつより一層
安価なものとすることができるとともに、出力画像をよ
り一層高画質化することができる。
【0292】請求項13記載の発明の画像形成装置によ
れば、現像ユニットの回動軸方向両端近傍のそれぞれに
当該現像ユニットと一体に形成されたカム当接面を、偏
心カムのカム面を狭持する状態で2つ形成しているの
で、現像ギャップをより一層高精度に維持することがで
き、出力画像をより一層高画質化することができるとと
もに、より一層小型安価なものとすることができ、か
つ、消費電力を削減することができる。
【0293】請求項14記載の発明の画像形成装置によ
れば、現像ユニットの回動軸と平行な回転軸を有する偏
芯カムのうち一方の偏心カムの当該回転軸に対する偏心
量及び偏心の位相を調整する調整機構を現像ユニットの
回動軸方向両端近傍に設けているので、現像ギャップを
低コストの部品で高精度に維持することができ、より一
層安価なものとすることができるとともに、高画質の出
力画像を得ることができる。
【0294】請求項15記載の発明の画像形成装置によ
れば、現像手段の回動軸方向両端近傍に設けられ、当該
現像ユニットの回動軸と平行な回転軸を有する偏芯カム
のうち一方の偏心カムの当該回転軸に対する偏心量を調
整する偏心量調整機構を設け、他方の偏心カムの当該回
転軸に対する偏心の位相を調整する位相調整機構を設け
ているので、現像ギャップを低コストの部品で省スペー
スにかつ確実に高精度に維持することができ、信頼性が
良好で、かつ、より一層小型・安価なものとすることが
できるとともに、より一層高画質の出力画像を得ること
ができる。
【0295】請求項16記載の発明の画像形成装置によ
れば、現像機能切換手段を、偏心カムを回転駆動するス
テッピングモータを備えたものとし、現像ローラの切換
時に、ステッピングモータの駆動ステップ数を設定し
て、現像ローラの回動を規定する規定位置を設定してい
るので、現像ギャップを簡単にかつより高精度に維持す
ることができ、出力画像をより一層高画質化することが
できる。
【0296】請求項17記載の発明の画像形成装置によ
れば、現像手段の切換時に、現像手段の動作の基準とな
る現像ユニット回動位置を検出する検出手段を設け、当
該検出手段の回動位置検出結果に基づいて、ステッピン
グモータの駆動ステップ数を設定しているので、現像ギ
ャップをより簡単にかつより高精度に維持することがで
き、より小型でかつ出力画像をより一層高画質化するこ
とができる。
【0297】請求項18記載の発明の画像形成装置によ
れば、画像形成における現像剤濃度、帯電電位、露光電
位等の画像形成プロセス条件を検出するプロセス検出手
段を設け、当該プロセス検出手段の検出結果に基づい
て、ステッピングモータの駆動ステップ数を設定してい
るので、プロセス条件に応じて常に最適な現像ギャップ
を維持することができ、より一層高画質の出力画像を得
ることができる。
【0298】請求項19記載の発明の画像形成装置によ
れば、温度、湿度等の環境条件を検出する環境条件検出
手段を設け、当該環境条件検出手段の検出結果に基づい
て、ステッピングモータの駆動ステップ数を設定してい
るので、現像切換動作を、環境条件の変化に応じて常に
最適な現像ギャップを維持することができ、より一層高
画質の出力画像を得ることができる。
【0299】請求項20記載の発明の画像形成装置によ
れば、カラー画像、白黒画像、写真画像等の画像形成モ
ードを設定するモード設定手段を設け、当該モード設定
手段で設定された画像形成モードに基づいて、ステッピ
ングモータの駆動ステップ数を設定しているので、画像
形成モード、すなわち、出力画像の形態に応じて、常に
最適な現像ギャップを設定することができ、出力画像を
大幅に高画質化することができる。
【0300】請求項21記載の発明の画像形成装置によ
れば、現像手段の回転軸と画像担持体の回転軸との間隔
を検出する間隔検出手段を設け、当該間隔検出手段の検
出結果に基づいて、現像ユニットの回動位置を規定して
いるので、現像ギャップをより一層高精度に維持するこ
とができ、出力画像をより一層高画質化することができ
るとともに、画像形成装置を小型で、信頼性の良好なも
のとすることができる。
【0301】請求項22記載の発明の画像形成装置によ
れば、間隔検出手段を、現像手段の表面と画像担持体の
表面の間隔を検出するものとしているので、現像ギャッ
プをより一層高精度に維持することができ、出力画像を
より一層高画質化することができるとともに、画像形成
装置を小型化で信頼性の良好なものとすることができ
る。
【0302】請求項23記載の発明の画像形成装置によ
れば、間隔検出手段を、現像手段の回転軸と画像担持体
の回転軸の間隔を検出するものとしているので、現像ギ
ャップをより一層高精度に維持することができ、出力画
像をより一層高画質化することができるとともに、画像
形成装置を小型化で信頼性の良好なものとすることがで
きる。
【0303】請求項24記載の発明の画像形成装置によ
れば、現像ユニットを回動方向に駆動する回動駆動手段
を、当該現像ユニットの回動軸方向の両端近傍にそれぞ
れ設け、当該各回転駆動手段が当該現像ユニットの回動
規定位置を制御しているので、2つの現像手段と画像担
持体の平行関係を、低コストの部品で、省スペースかつ
確実に実現することができ、画像形成装置を、より一層
安価かつ小型で、より一層信頼性の良好なものとするこ
とができる。
【0304】請求項25記載の発明の画像形成装置によ
れば、現像手段の回転軸と画像担持体の回転軸との間隔
を検出する間隔検出手段を当該現像ユニットの回動軸方
向の両端近傍にそれぞれ設け、当該現像ユニットの回動
軸方向一端側の当該間隔検出手段の検出結果に基づい
て、当該現像ユニットの回動軸方向一端側に設けられた
回転駆動手段による当該現像ユニットの回動位置を制御
し、当該現像ユニットの回動軸方向他端側の当該間隔検
出手段の検出結果に基づいて、当該現像ユニットの回動
軸方向他端側に設けられた回転駆動手段による当該現像
ユニットの回動位置を制御しているので、2つの現像手
段と画像担持体の平行関係を、低コストの部品で、省ス
ペースかつ確実に維持することができ、画像形成装置
を、より一層安価かつ小型で、より一層信頼性の良好な
ものとすることができる。
【0305】請求項26記載の発明の画像形成装置によ
れば、間隔検出手段を、現像手段の表面と画像担持体の
表面の間隔を検出するものとしているので、2つの現像
手段と画像担持体の平行関係を、低コストの部品で、省
スペースかつより確実に維持することができ、画像形成
装置を、より一層安価かつ小型で、より一層信頼性の良
好なものとすることができる。
【0306】請求項27記載の発明の画像形成装置によ
れば、現像ユニットの回動軸方向両端近傍に設けた偏心
カムは、画像担持体と同一回転軸上に回転自在に支持さ
れていることにより、画像形成装置を、より一層安価か
つ小型で、より一層信頼性の良好なものとすることがで
きる。
【0307】請求項28記載の発明の画像形成装置によ
れば、画像形成における現像剤濃度、帯電電位、露光電
位等の画像形成プロセス条件を検出するプロセス検出手
段を設け、当該プロセス検出手段の検出した画像形成プ
ロセス条件に基づいて、間隔検出手段の検出信号目標値
を設定しているので、プロセス条件の変化に応じて、常
に最適な現像ギャップをより正確に維持することがで
き、出力画像をより一層大幅に高画質化することができ
る。
【0308】請求項29記載の発明の画像形成装置によ
れば、温度、湿度等の環境条件を検出する環境条件検出
手段を設け、当該環境条件検出手段の検出した環境条件
に基づいて、間隔検出手段の検出信号目標値を設定して
いるので、環境条件の変化に応じて、常に最適な現像ギ
ャップをより正確に維持することができ、出力画像をよ
り一層大幅に高画質化することができる。
【0309】請求項30記載の発明の画像形成装置によ
れば、カラー画像、白黒画像、写真画像等の画像形成モ
ードを設定するモード設定手段を設け、当該モード設定
手段で設定された画像形成モードに基づいて、間隔検出
手段の検出信号目標値を設定しているので、画像形成モ
ード、すなわち、出力画像形態に応じて、常に最適な現
像ギャップをより正確に設定することができ、出力画像
をより一層大幅に高画質化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の第1の実施の形態を適
用した画像形成装置の正面概略構成図。
【図2】図1の第1現像ユニットの一方の現像ローラが
感光体ドラムと接触している場合の一方側の拡大構成
図。
【図3】図1の第1現像ユニットの一方の現像ローラが
感光体ドラムと接触している場合の他方側の拡大構成
図。
【図4】図1の第1現像ユニットの他方の現像ローラが
感光体ドラムと接触している場合の他方側の拡大構成
図。
【図5】図1の第1現像ユニットの一方の現像ローラが
感光体ドラムと接触している場合の一方側の拡大構成
図。
【図6】図1の第1現像ユニットの他方の現像ローラが
感光体ドラムと接触している場合の一方側の拡大構成
図。
【図7】図1の第1現像ユニットの一方の現像ローラが
感光体ドラムと接触している場合の他方側の拡大構成
図。
【図8】図1の第1現像ユニットの一方の現像ローラが
感光体ドラムと接触している場合の一方側の拡大構成
図。
【図9】図1の第1現像ユニットの他方の現像ローラが
感光体ドラムと接触している場合の他方側の拡大構成
図。
【図10】図1の第1現像ユニットの他方の現像ローラ
が感光体ドラムと接触している場合の一方側の拡大構成
図。
【図11】本発明の画像形成装置の第2の実施の形態の
画像形成装置の第1現像ユニットの現像ローラに同軸上
にローラ部材が設けられている現像ローラと感光体ドラ
ムの拡大正面図。
【図12】本発明の画像形成装置の第2の実施の形態の
画像形成装置の第1現像ユニットの感光体ドラムに同軸
上にローラ部材が設けられている現像ローラと感光体ド
ラムの拡大正面図。
【図13】図1の現像ユニット当接面と当接して現像ユ
ニット回動位置を変化させる調整機構の設けられている
第1現像ユニット側板部分の部分拡大正面図。
【図14】本発明の画像形成装置の第3の実施の形態の
画像形成装置の第1現像ユニットの一方の現像ローラが
感光体ドラムと接触している場合の他方側の拡大構成
図。
【図15】図14の第1現像ユニットの一方の現像ロー
ラが感光体ドラムと接触している場合の一方側の拡大構
成図。
【図16】図14の第1現像ユニットの他方の現像ロー
ラが感光体ドラムと接触している場合の他方側の拡大構
成図。
【図17】図14の第1現像ユニットの他方の現像ロー
ラが感光体ドラムと接触している場合の一方側の拡大構
成図。
【図18】図14の第1現像ユニットの一方の現像ロー
ラが感光体ドラムと接触している場合の他方側の要部拡
大構成図。
【図19】図14の第1現像ユニットの一方の現像ロー
ラが感光体ドラムと接触している場合の一方側の要部拡
大構成図。
【図20】図14の第1現像ユニットの他方の現像ロー
ラが感光体ドラムと接触している場合の他方側の要部拡
大構成図。
【図21】図14の第1現像ユニットの他方の現像ロー
ラが感光体ドラムと接触している場合の一方側の要部拡
大構成図。
【図22】図18の第1現像ユニットの他方側の偏心カ
ムの動作を示す要部拡大構成図。
【図23】図19の偏心カムへのカム当接面を調整する
調整機構を有する第1現像ユニットの要部拡大構成図。
【図24】図20の第1現像ユニットの他方側の偏心カ
ムの動作を示す要部拡大構成図。
【図25】図21の偏心カムへのカム当接面を調整する
調整機構を有する第1現像ユニットの要部拡大構成図。
【図26】本発明の画像形成装置の第4の実施の形態の
画像形成装置の第1現像ユニットの一方の現像ローラが
感光体ドラムと接触している場合の他方側の拡大構成
図。
【図27】図26の第1現像ユニットの一方の現像ロー
ラが感光体ドラムと接触している場合の一方側の拡大構
成図。
【図28】図26の第1現像ユニットの他方の現像ロー
ラが感光体ドラムと接触している場合の他方側の拡大構
成図。
【図29】図26の第1現像ユニットの他方の現像ロー
ラが感光体ドラムと接触している場合の一方側の拡大構
成図。
【図30】本発明の画像形成装置の第5の実施の形態の
画像形成装置の第1現像ユニットの一方の現像ローラが
感光体ドラムと接触している場合のカム軸と一体的に偏
心カムの設けられた他方側の拡大構成図。
【図31】図30の第1現像ユニットの他方の現像ロー
ラが感光体ドラムと接触している場合のカム軸と一体的
に偏心カムの設けられた他方側の拡大構成図。
【図32】図30の第1現像ユニットの一方の現像ロー
ラが感光体ドラムと接触している場合の偏心カムの設け
られた一方側の拡大構成図。
【図33】図30の第1現像ユニットの一方の現像ロー
ラが感光体ドラムと接触している場合の偏心カムの設け
られた一方側の拡大構成図。
【図34】図32及び図33の偏心カムの偏心量及び回
転位相の調整機構の部分拡大断面図。
【図35】図34の調整機構を備えた第1現像ユニット
の一方の現像ローラが感光体ドラムと接触している場合
のカム軸と一体的に偏心カムの設けられた他方側の拡大
構成図。
【図36】図34の調整機構を備えた第1現像ユニット
の他方の現像ローラが感光体ドラムと接触している場合
のカム軸と一体的に偏心カムの設けられた他方側の拡大
構成図。
【図37】図34の調整機構を備えた第1現像ユニット
の一方の現像ローラが感光体ドラムと接触している場合
の偏心カムの設けられた一方側の拡大構成図。
【図38】図34の調整機構を備えた第1現像ユニット
の他方の現像ローラが感光体ドラムと接触している場合
の偏心カムの設けられた一方側の拡大構成図。
【図39】図34の調整機構で回転位相調整を行ってい
る第1現像ユニットの一方の現像ローラが感光体ドラム
と接触している場合の偏心カムの設けられた他方側の拡
大構成図。
【図40】図34の調整機構で回転位相調整を行ってい
る第1現像ユニットの他方の現像ローラが感光体ドラム
と接触している場合の偏心カムの設けられた他方側の拡
大構成図。
【図41】偏心カムの回転位相調整を行う調整機構の他
の例の部分拡大断面図。
【図42】偏心カムの偏心量の調整を行う調整機構の他
の例の部分拡大断面図。
【図43】本発明の画像形成装置の第6の実施の形態の
画像形成装置の第1現像ユニットの他方側のカム当接面
から偏芯カムのカム面に働く当接力の方向がカム軸の回
転中心近傍を通る方向である場合の偏心カム部分の拡大
構成図。
【図44】図43の第1現像ユニットの他方側のカム当
接面から偏芯カムのカム面に働く当接力の方向がカム軸
の回転中心近傍を通る方向と異なる場合の偏心カム部分
の拡大構成図。
【図45】図43、図44のカム軸の回転駆動源として
ステッピングモータを用いている場合の部分拡大図。
【図46】図43、図44のカム軸の回転駆動源として
ウォームホイールを用いている場合の部分拡大図。
【図47】本発明の画像形成装置の第7の実施の形態の
第1画像形成ユニットの他方側の一方の現像ローラが感
光体ドラムと接触している場合のローラと感光体ドラム
の間隔を検出する光学センサが第1画像形成ユニットに
固定されている場合の一方側の拡大構成図。
【図48】図47の光学センサが現像ローラの端部に設
けられている場合の一方側の拡大構成図。
【図49】本発明の画像形成装置の第8の実施の形態を
示す拡大構成図。
【図50】本発明の画像形成装置の第9の実施の形態を
示す拡大構成図。
【図51】本発明の画像形成装置の第10の実施の形態
を示す拡大構成図。
【図52】本発明の画像形成装置の第11の実施の形態
を示す拡大構成図。
【図53】第8の実施の形態に第11の実施の形態を適
用した場合の実施例を示す拡大構成図。
【図54】第8の実施の形態に第11の実施の形態を適
用した場合の別の実施例を示す拡大構成図。
【図55】第8の実施の形態に第11の実施の形態を適
用した場合の別の実施例を示す拡大構成図。
【図56】本発明の画像形成装置の第12の実施の形態
を示す拡大構成図。
【図57】第9の実施の形態に第12の実施の形態を適
用した場合の実施例を示す拡大構成図。
【図58】図55に示す実施例に第12の実施の形態を
適用した場合の実施例を示す拡大構成図。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 本体筐体 10 中間転写部 11 中間転写ベルト 12 駆動ローラ 13 従動ローラ 14 第1転写ブラシ 15 第2転写ブラシ 16 クリーニング部 20 第1画像形成ユニット 21 感光体ドラム 22 帯電器 23 A色現像器 24 C色現像器 25 クリーニング部 26 第1現像ユニット 26a、26b 現像ユニット側板 26c 現像ユニット当接面 27 側板 30 第2画像形成ユニット 31 感光体ドラム 32 帯電器 33 B色現像器 34 D色現像器 35 クリーニング部 36 第2現像ユニット 37 側板 40 書込ユニット 41 第1書込部 50 給紙ユニット 51 給紙カセット 52 転写紙 53 給紙ローラ 54 レジストローラ対 51 転写紙 60 転写部 70 定着部 71 加熱ローラ 72 加圧ローラ 73 塗布ローラ 80 排紙ローラ対 81 排気ファン 82 排紙トレイ 101、201、301、401 現像ローラ 102、202、302、402 パドルローラ 102a、202a、302a、402a フィン 103、203、303、403 スクリューコンベア 104、204、304、404 現像剤補給口 101S、102S、103S 軸 101G、102G、103G、 歯車 105G、106G、205G、206G 中間遊び歯
車 201S、202S、203S 軸 201G、202G、203G 歯車 500G 駆動歯車 500S 駆動軸 611a、611b カム当接面 O1、O2 現像ユニット回動軸 612 偏心カム 612a、612b 偏心カム 613 カム軸 620a、620b カム当接面 631 カム軸 632 偏芯カム 641 カム軸 642a、642b、642c、642d 偏心カム 650 調整機構 652 ネジ穴 653 止めネジ 660、670 調整機構 671 長穴 672 ネジ穴 673 止めネジ 681 偏芯カム 682 カム軸 683 被駆動歯車 684 ステッピングモータ 685 駆動歯車 686 ウォームホイール 687 ウォーム軸 690 光学センサ 700 カム軸 701 偏心カム 702 ローラ部材 703,704,705 カム面 706 ウォームホイール 707 ウォーム軸 708 ステッピングモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA11 DA14 DA28 DE02 DE07 DE10 EC06 ED08 EE04 EE05 FA28 FA32 2H077 AA35 AB02 AB03 AC02 AC12 AD06 BA03 BA04 BA07 BA10 DA18 DA24 DA62 GA13 GA15 2H300 EA06 EA08 EB12 EB24 EC05 EF03 EG02 EG04 EG08 EG09 EH16 EJ09 EJ20 EJ31 FF06 FF09 FF17 GG11 GG28 HH03 HH12 HH24 HH29 HH32 QQ14 QQ32 RR19 RR50

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動される画像担持体の周囲に当該
    画像担持体に対向するとともに相隣り合った状態で、当
    該画像担持体の潜像をそれぞれ異なる色の現像剤で可視
    像化する2つの現像手段が配設された画像形成ユニット
    を少なくとも1つ備え、当該各画像形成ユニットが、当
    該2つの現像手段を切り換えて前記画像担持体に順次2
    つの色で当該画像担持体の潜像を可視像化し、当該画像
    担持体上の可視像を中間転写体に転写し、当該中間転写
    体上の転写像を転写紙に転写して記録像を形成する画像
    形成装置において、前記2つの現像手段は、前記画像担
    持体の回転軸と平行な支持軸を中心に回転可能に1つの
    現像ユニットに配設され、前記画像形成ユニットは、当
    該現像ユニットを前記画像担持体の回転軸と略平行な回
    動軸を中心に回動可能に支持し、当該現像ユニットを前
    記画像形成ユニットに対して、所定の回動角だけ回動し
    て、前記2つの現像手段のうちの一方の現像手段と前記
    画像担持体との間隔を現像状態の位置に切り換える現像
    機能切換手段を備え、当該現像機能切換手段は、前記現
    像ユニットを回動方向に駆動する回動駆動手段と、前記
    現像ユニットの回動位置を規定する回動位置規定手段
    と、を有し、当該回動位置規定手段が、前記現像ユニッ
    トの回動軸方向の両端近傍にそれぞれ設けられているこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像形成装置は、前記現像ユニット
    の回動軸が当該現像ユニットの重心近傍を通る軸である
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記回動位置規定手段は、前記現像手段
    の回転軸と同一回転軸上に回転自在に支持され、その外
    周が前記画像担持体に当接するローラ部材であることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記回動位置規定手段は、前記画像担持
    体の回転軸と同一回転軸上に回転自在に支持され、その
    外周が前記現像手段に当接するローラ部材であることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記回動位置規定手段は、前記現像ユニ
    ットの回動を規定する位置を調整する調整機構を備えて
    いることを特徴とする請求項1または請求項2記載の画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記現像機能切換手段は、前記現像ユニ
    ットの回動軸方向両端近傍に設けられ、当該現像ユニッ
    トの回動軸と平行な回転軸を有する偏芯カムと、当該現
    像ユニットの回動軸方向両端近傍のそれぞれに当該現像
    ユニットと一体に形成されたカム当接面と、を備え、前
    記偏芯カムが回転して当該カム当接面を付勢して、前記
    現像ユニットを回動方向に駆動するとともに、前記偏心
    カムの回転を停止する位置で、当該現像ユニットの回動
    位置を規定することを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記現像ユニットの回動軸方向両端近傍
    に設けた偏心カムが当接するカム当接面は、現像手段と
    同一回転軸上に回転自在に支持されるとともに外周が前
    記偏心カムに当接するローラ部材であることを特徴とす
    る請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記偏心カムは、前記ローラ部材が嵌合
    する案内溝を形成する2つのカム面を有することを特徴
    とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記偏心カムは、前記一方及び他方の現
    像手段に回転自在に支持されたそれぞれのローラ部材に
    当接するカム面を有することを特徴とする請求項7記載
    の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記現像ユニットの回動軸方向両端近
    傍に設けた偏心カムは、画像担持体と同一回転軸上に回
    転自在に支持されていることを特徴とする請求項6記載
    の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記現像ユニットの回動軸方向両端近
    傍に設けられた前記偏心カムのうち、一端側に設けられ
    た前記偏心カムが、当該一端側のカム当接面に当接し
    て、前記現像ユニットの回動位置を規定する偏心カム回
    転停止位置において、他端側に設けられた前記偏心カム
    の前記他端側のカム当接面との当接状態を調整する調整
    機構を備えていることを特徴とする請求項6記載の画像
    形成装置。
  12. 【請求項12】 前記現像ユニットの回動軸方向両端近
    傍に設けられた前記偏心カムのうち、一端側に設けられ
    た前記偏心カムが、当該一端側の前記カム当接面に当接
    して、前記現像ユニットの回動位置を規定する偏心カム
    回転停止位置において、前記他端側のカム当接面の当該
    他端側に設けられた前記偏心カムとの当接状態を調整す
    る調整機構を備えていることを特徴とする請求項6記載
    の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記現像ユニットの回動軸方向両端近
    傍のそれぞれに当該現像ユニットと一体に形成された前
    記カム当接面は、前記偏心カムのカム面を狭持する状態
    で2つ形成されていることを特徴とする請求項6記載の
    画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記現像ユニットの回動軸方向両端近
    傍に設けられ、当該現像ユニットの回動軸と平行な回転
    軸を有する前記偏芯カムのうち一方の偏心カムの当該回
    転軸に対する偏心量及び偏心の位相を調整する調整機構
    を備えていることを特徴とする請求項6または請求項1
    3に記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記現像ユニットの回動軸方向両端近
    傍に設けられ、当該現像ユニットの回動軸と平行な回転
    軸を有する前記偏芯カムのうち一方の偏心カムの当該回
    転軸に対する偏心量を調整する偏心量調整機構を備え、
    他方の偏心カムの当該回転軸に対する偏心の位相を調整
    する位相調整機構を備えていることを特徴とする請求項
    6または請求項13に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記現像機能切換手段は、前記偏心カ
    ムを回転駆動するステッピングモータを備え、前記画像
    形成装置は、前記現像手段切換時に、前記ステッピング
    モータの駆動ステップ数を設定して、前記現像ユニット
    の回動を規定する規定位置を設定することを特徴とする
    請求項6〜請求項15のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  17. 【請求項17】 前記現像手段切換時に、当該現像手段
    の動作の基準となる現像ユニットの回動位置を検出する
    検出手段を備え、当該検出手段の回動位置検出結果に基
    づいて、前記ステッピングモータの駆動ステップ数を設
    定することを特徴とする請求項16記載の画像形成装
    置。
  18. 【請求項18】 前記画像形成における現像剤濃度、帯
    電電位、露光電位等の画像形成プロセス条件を検出する
    プロセス検出手段を備え、当該プロセス検出手段の検出
    結果に基づいて、前記ステッピングモータの駆動ステッ
    プ数を設定することを特徴とする請求項16記載の画像
    形成装置。
  19. 【請求項19】 温度、湿度等の環境条件を検出する環
    境条件検出手段を備え、当該環境条件検出手段の検出結
    果に基づいて、前記ステッピングモータの駆動ステップ
    数を設定することを特徴とする請求項16記載の画像形
    成装置。
  20. 【請求項20】 カラー画像、白黒画像、写真画像等の
    画像形成モードを設定するモード設定手段を備え、当該
    モード設定手段で設定された画像形成モードに基づい
    て、前記ステッピングモータの駆動ステップ数を設定す
    ることを特徴とする請求項16記載の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記現像手段の回転軸と前記画像担持
    体の回転軸との間隔を検出する間隔検出手段を備え、当
    該間隔検出手段の検出結果に基づいて、前記現像ユニッ
    トの回動位置を規定することを特徴とする請求項1〜請
    求項20のいずれかに記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記間隔検出手段は、前記現像手段の
    表面と前記画像担持体の表面の間隔を検出することを特
    徴とする請求項21記載の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 前記間隔検出手段は、前記現像手段の
    回転軸と前記画像担持体の回転軸の間隔を検出する検出
    手段を、前記現像ユニット回動軸方向両端近傍に設けた
    ことを特徴とする請求項21記載の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 前記現像ユニットを回動方向に駆動す
    る前記回動駆動手段は、当該現像ユニットの回動軸方向
    の両端近傍にそれぞれ設けられ、当該各回転駆動手段が
    当該現像ユニットの回動規定位置を制御することを特徴
    とする請求項1〜請求項23のいずれかに記載の画像形
    成装置。
  25. 【請求項25】 前記現像手段の回転軸と前記画像担持
    体の回転軸との間隔を検出する間隔検出手段が当該現像
    ユニットの回動軸方向の両端近傍にそれぞれ設けられて
    おり、当該現像ユニットの回動軸方向一端側の当該間隔
    検出手段の検出結果に基づいて、当該現像ユニットの回
    動軸方向一端側に設けられた前記回転駆動手段による当
    該現像ユニットの回動位置を制御し、当該現像ユニット
    の回動軸方向他端側の当該間隔検出手段の検出結果に基
    づいて、当該現像ユニットの回動軸方向他端側に設けら
    れた前記回転駆動手段による当該現像ユニットの回動位
    置を制御することを特徴とする請求項24記載の画像形
    成装置。
  26. 【請求項26】 前記間隔検出手段は、前記現像手段の
    表面と前記画像担持体の表面の間隔を検出することを特
    徴とする請求項25記載の画像形成装置。
  27. 【請求項27】 前記現像ユニットの回動軸方向両端近
    傍に設けた偏心カムは、画像担持体と同一回転軸上に回
    転自在に支持されていることを特徴とする請求項26記
    載の画像形成装置。
  28. 【請求項28】 前記画像形成における現像剤濃度、帯
    電電位、露光電位等の画像形成プロセス条件を検出する
    プロセス検出手段を備え、当該プロセス検出手段の検出
    した画像形成プロセス条件に基づいて、前記間隔検出手
    段の検出信号目標値を設定することを特徴とする請求項
    21から請求項23、請求項25または請求項26のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  29. 【請求項29】 温度、湿度等の環境条件を検出する環
    境条件検出手段を備え、当該環境条件検出手段の検出し
    た環境条件に基づいて、前記間隔検出手段の検出信号目
    標値を設定することを特徴とする請求項21から請求項
    23、請求項25または請求項26のいずれかに記載の
    画像形成装置。
  30. 【請求項30】 カラー画像、白黒画像、写真画像等の
    画像形成モードを設定するモード設定手段を備え、当該
    モード設定手段で設定された画像形成モードに基づい
    て、前記間隔検出手段の検出信号目標値を設定すること
    を特徴とする請求項21から請求項23、請求項25ま
    たは請求項26のいずれかに記載の画像形成装置。
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