JP2003307267A - カムフォロワ - Google Patents

カムフォロワ

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JP2003307267A
JP2003307267A JP2002110897A JP2002110897A JP2003307267A JP 2003307267 A JP2003307267 A JP 2003307267A JP 2002110897 A JP2002110897 A JP 2002110897A JP 2002110897 A JP2002110897 A JP 2002110897A JP 2003307267 A JP2003307267 A JP 2003307267A
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Japan
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roller
side walls
lubricant
face
pair
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JP2002110897A
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English (en)
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Yoshitaka Waseda
義孝 早稲田
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L2305/00Valve arrangements comprising rollers
    • F01L2305/02Mounting of rollers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L2810/00Arrangements solving specific problems in relation with valve gears
    • F01L2810/02Lubrication

Landscapes

  • Gears, Cams (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】カムが当接されるローラを有するカムフォロワ
において、前記ローラの回転動作の円滑性や耐焼付き性
を向上すること。 【解決手段】胴体2の一対の側壁6,7の貫通孔12
A,12Bに対して架設される支軸3の外径にローラ4
を回転自在に取り付けた構造において、ローラ4の端面
に潤滑剤溜まり(凹部16)を設けている。これによ
り、ローラ4の一端面が片方の側壁6(または7)の内
側面に対して押し付けられてすべり接触する状態になっ
ても、ローラ4の一端面と片方の側壁6(または7)の
内側面との間に、潤滑剤溜まり(凹部16)内の潤滑剤
によって油膜が形成される。そのため、前記すべり接触
部分の摩擦抵抗が増大せずに済むとともに、発熱が抑制
される。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、カムフォロワに関
する。 【0002】 【従来の技術】従来のカムフォロワの1つとして、図1
6および図17に示すように、例えば内燃機関の動弁機
構に用いられるロッカーアーム81がある。図例のロッ
カーアーム81は、胴体82、支軸83、ローラ84、
複数の針状ころ85を有している。 【0003】胴体82は、一対の側壁86,87と、ラ
ッシュアジャスタ90が当接されるピボット部88と、
バルブ91のステムエンドが嵌入されるバルブ嵌入部8
9とを有している。一対の側壁86,87間に、支軸8
3が架け渡され、この支軸83の外周に複数の針状ころ
85を介してカム92が当接されるローラ84が回転自
在に支持される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記従来例において、
支軸83や針状ころ85に対して例えばアキシアル荷重
が作用したときなど、ローラ84が片方の側壁86(ま
たは87)の内側面に対して押し付けられてすべり接触
する状態になる。そのため、前記すべり接触部分の摩擦
抵抗が大となり、トルクが増大したり、発熱しやすくな
ったりすることが懸念される。 【0005】これに対し、実用新案登録公報第2583
563号に示すように、胴体の側壁内側面に潤滑剤溜ま
りを設けたものがある。この技術では、胴体をロストワ
ックスで製作する場合だと、前記潤滑油溜まりを形成す
ることが加工上、困難となることが指摘される。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明のカムフォロワ
は、一対の対向する側壁を有する金属製の胴体と、この
胴体の一対の側壁間に架け渡された状態で取り付けられ
る支軸と、支軸において前記一対の側壁間の領域に回転
自在に外装されかつカムが当接されるローラとを含む。
前記ローラの端面に、潤滑剤溜まりが設けられている。 【0007】この構成では、例えばローラの一端面が片
方の側壁の内側面に対して押し付けられてすべり接触す
る状態になっても、ローラの一端面と片方の側壁の内側
面との間に、ローラの潤滑剤溜まり内の潤滑剤によって
油膜が形成される。なお、上記潤滑剤溜まりには、ロー
ラの一端面と片方の側壁の内側面とが離れたときなど
に、外部の潤滑剤が入る。 【0008】ところで、上記ローラの内径部と前記支軸
の外径部との間に複数のころを周方向に配設することが
できる。この場合、ローラが複数のころによって転がり
案内されるので、ローラのトルクが軽減される。また、
上記潤滑剤溜まりは、ドット状の凹部とし、ローラの端
面全域に多数点在させることができる。この場合、潤滑
剤溜まりとなる多数のドット状の凹部に溜められた潤滑
剤が側壁の内側面の広域に供給できるようになる。さら
に、上記潤滑剤溜まりは、ローラの内周縁から外周縁に
まで延びる筋状の凹部として、円周数ヶ所に設けること
ができる。この場合、潤滑剤溜まりとしての筋状の凹部
がローラの内周縁や外周縁にまで延びて開放しているか
ら、ローラの一端面が片方の側壁の内側面に対してすべ
り接触したままローラが回転停止したときに、凹部に対
して外部に存在する潤滑剤が入りやすくなり、潤滑剤を
保持しやすくなる。 【0009】 【発明の実施の形態】図1から図6に本発明の一実施形
態を示している。この実施形態では、カムフォロワとし
て、エンドピボッドタイプのロッカーアームを例に挙げ
ている。 【0010】図1に示すエンドピボッドタイプのロッカ
ーアーム1は、胴体2と、支軸3と、ローラ4と、複数
の針状ころ5とを有している。 【0011】胴体2は、一対の側壁6,7と、それらの
長手方向一端側および他端側を一体に連接する連接壁
8,9とを有する。この胴体2はプレス加工品とされて
いる。 【0012】なお、上記一方の連接壁8には、ピボット
部10が、また、上記他方の連接壁9には、バルブ嵌入
部11がそれぞれ設けられている。ピボット部10は、
上向きに半球形に膨出するものとされている。バルブ嵌
入部11は、端面から見ると上下逆さ向きの凹形状に形
成されており、その天井面は下向きに膨出するように湾
曲された形状になっている。 【0013】また、上記一対の側壁6,7の長手方向中
間には、同軸状となる貫通孔12A,12Bが設けられ
ており、この貫通孔12A,12Bに対して支軸3の両
端が嵌入されることにより、支軸3が一対の側壁6,7
間に架設された状態で取り付けられている。この支軸3
において一対の側壁6,7間の領域の外周に対してロー
ラ4が複数の針状ころ5を介して回転自在に支持されて
いる。 【0014】このようなロッカーアーム1では、図1に
示すように、胴体2のピボット部10が、図示しないシ
リンダヘッドに設置されるラッシュアジャスタ20の上
端に係合され、バルブ嵌入部11に、前記シリンダヘッ
ドに設置される動弁機構のバルブ21のステムエンドが
嵌入され、さらに、ローラ4に対して前記シリンダヘッ
ドに設置されるカム22が当接される。 【0015】そして、カム22を回転させることによ
り、ピボット部10が支点となって胴体2が傾動させら
れるようになり、バルブ嵌入部11が上下に所定ストロ
ークで反復変位させられることで、バルブ21を開閉動
作させるようになる。このように、ロッカーアーム1
は、胴体2の長手方向一端側を支点として傾動させられ
る。 【0016】ここで、上記胴体2の製造手順の一例を説
明する。 【0017】まず、一枚の金属板Aをプレス加工で型抜
きすることにより図6(a)に示すような外形とする。
このとき、所要領域に貫通孔A1と支軸3の挿通孔12
A,12Bとを形成しておく。 【0018】この後、前記金属板Aにおいてバルブ嵌入
部11の形成予定領域A2について、図6(b)に示す
ように、その周辺を第1受け金型Bと第1押し金型Cと
を用いたプレス加工で加圧圧縮することにより板厚を薄
くし、その加圧圧縮に伴い塑性流動する肉部を前記領域
A2に集めて、ここの板厚を厚くする(偏肉処理)。 【0019】このように板厚を厚くした領域A2を、図
6(c)に示すように、第2押し金型Dを用いたプレス
加工で加圧することにより、上向きに陥没する逆さ凹形
のバルブ嵌入部11を得る。なお、このバルブ嵌入部1
1の内面の天井部分は、半円弧形に湾曲されていて、こ
この形状は第2押し金型Dの端面形状から転写されて形
成される。 【0020】このようにした金属板Aの両側部分を、図
6(d)に示すような第2受け金型Eを用いたプレス加
工で型曲げすることにより、図6(a)の破線に沿って
ほぼU字形に折り曲げる。これにより、一対の側壁6,
7と連接壁8,9とを得る。 【0021】この後、図示しないが、長手方向他端側の
連接壁9に上向きに突出する半球形のピボット部10を
プレス加工で絞ることにより得る。なお、挿通孔12
A,12Bは、両側壁6,7の型曲げ後に行うことがで
き、また、ピボット部10は、両側壁6,7を型曲げす
る前に形成することができる。 【0022】このようにしてから、一対の側壁6,7の
貫通孔12A,12Bに対して支軸3を嵌入させるとと
もに、この支軸3に対して針状ころ5を介してローラ4
を取り付ける。 【0023】なお、上記支軸3は、その両端面の外径側
を打刻かしめすることにより、側壁6,7の貫通孔12
A,12Bに対して抜け止め固定している。 【0024】上記打刻かしめは、支軸3の両端面を塑性
変形させてそこに輪状の打刻溝15を作るとともに、前
記塑性変形によって流動する肉部を各貫通孔12A,1
2Bの外側開口縁を覆うように外径側へ張り出させるも
のである。この張り出し部分が、一対の側壁6,7の各
貫通孔12A,12Bの外側開口縁に押し付けられて支
軸3を抜け止めする爪14となる。 【0025】この実施形態では、上記ローラ4の回転動
作を円滑にするとともに、ローラ4の耐焼付き性を向上
するように工夫しているので、以下で説明する。 【0026】ローラ4の両端面に対して、図9に示すよ
うに、ドット状の凹部16を潤滑剤溜まりとして設けて
いる。このドット状の凹部16は、ローラ4の端面全体
に多数点在されている。この凹部16それぞれは、断面
がほぼ半球形に形成されており、その直径寸法は、例え
ば0.5mm以上に設定される。 【0027】そして、上記凹部16は、ショットピーニ
ングや、バレル、あるいはフォトリソグラフィ技術など
によって形成することができる。特に、ショットピーニ
ングや、バレルでもって凹部16を形成する場合には、
ローラ4の端面に圧縮応力が付与されるので、表面硬度
や疲労強度を高めることができるなど、耐摩耗性の向上
に貢献できる。このショットピーニングや、バレルを行
う場合、上記凹部16は、ローラ4の端面だけでなく、
ローラ4の外表面全体に形成してもよい。その場合、ロ
ーラ4の外周面についての耐摩耗性も向上できる。 【0028】以上説明した実施形態では、ローラ4の一
端面と片方の側壁6(または7)の内側面とが離れたと
きなどに、ローラ4のドット状の凹部16に対して外部
の潤滑剤が入ることになり、保持される。このため、ロ
ーラ4の一端面と片方の側壁6(または7)の内側面と
の当接部分における潤滑剤の保有量が、凹部16を設け
ない場合に比べて格段に増える。 【0029】そして、ローラ4の回転動作に伴い、例え
ばローラ4の一端面が片方の側壁6(または7)の内側
面に対して押し付けられてすべり接触する状態になった
ときに、ローラ4の凹部16内の潤滑剤によって前記す
べり接触部分に油膜が形成されるようになるから、前記
すべり接触部分の摩擦抵抗を軽減できるとともに、ロー
ラ4の一端面と片方の側壁6(または7)の内側面との
間での発熱を抑制できるようになる。したがって、本発
明では、ローラ4の回転動作の円滑性や耐焼付き性を向
上できるようになる。 【0030】しかも、上記すべり接触時において、ドッ
ト状の凹部16内に存在する潤滑剤が遠心力で流出する
ことを防止できる。また、ローラ4の回転が停止して、
ローラ4の一端面が片方の側壁6(または7)の内側面
から離れても、ドット状の凹部16内に存在する潤滑剤
が流出しにくくなる。 【0031】なお、本発明は上述した実施形態のみに限
定されるものではなく、種々な応用や変形が考えられ
る。 【0032】(1)上記実施形態に示した潤滑剤溜まり
としての凹部16の変形例を、図7から図12に示す。
図7に示す凹部16は、ローラ4の内周縁から外周縁に
まで蛇行して延びる筋状に形成して、円周数ヶ所に設け
ている。また、図8に示す凹部16は、直線に延びる筋
状に形成して、互いに交差させた格子模様に形成してい
る。図9に示す凹部16は、図7に示す筋状の凹部16
の内径側をローラ4の内周縁まで延ばさずに離してい
る。図10に示す凹部16は、図7に示す筋状の凹部1
6の外径側をローラ4の外周縁まで延ばさずに離してい
る。図11に示す凹部16は、図7に示す筋状の凹部1
6に加えて、ローラ4の径方向中央付近に周方向に連続
する溝状の凹部16を設けている。図12に示す凹部1
6は、「く」の字形状にしてローラ4の径方向中央付近
に配置している。 【0033】これらの凹部16でも、潤滑剤の導入作用
や潤滑作用などは、上記実施形態で説明したことと基本
的に同じになるが、次の点で有利となる。 【0034】図7および図8では、筋状の凹部16それ
ぞれがローラ4の内周縁や外周縁まで延びて開放してい
るから、ローラ4の一端面が片方の側壁6(または7)
の内側面に対して接触したままでローラ4の回転が停止
したとき、凹部16に対して外部に存在する潤滑剤が入
りやすくなり、潤滑剤を保持しやすくなる。図9では、
ローラ4の一端面が片方の側壁6(または7)の内側面
に対して接触したままでローラ4の回転が停止したと
き、上半分の凹部16に対して外部に存在する潤滑剤が
入りやすくなるとともに、ローラ4の上半分の凹部16
内に存在する潤滑剤が流出することを防止できる。図1
0では、ローラ4の一端面が片方の側壁6(または7)
の内側面に対して接触したままでローラ4の回転が停止
した状態のとき、ローラ4の下半分の凹部16内に存在
する潤滑剤が流出することを防止できる。しかも、ロー
ラ4の一端面が片方の側壁6(または7)の内側面に対
してすべり接触しているとき、凹部16内に存在する潤
滑剤が遠心力で流出することを防止できる。図11で
は、ローラ4の一端面が片方の側壁6(または7)の内
側面に対してすべり接触しているとき、凹部16内に存
在する潤滑剤が遠心力で流出することを抑制できる。図
12では、ローラ4の一端面が片方の側壁6(または
7)の内側面に対してすべり接触しているとき、凹部1
6内に存在する潤滑剤が遠心力で流出することを防止で
きる。しかも、ローラ4の回転が停止して、ローラ4の
一端面が片方の側壁6(または7)の内側面から離れて
も、凹部16内に存在する潤滑剤が流出しにくくなる。 【0035】(2)上記実施形態のロッカーアーム1に
おいて、バルブ嵌入部11について胴体2と別体に形成
しておいて胴体2に対して溶接などで固着することがで
きる。その場合には、上記胴体2の長手方向一端だけに
連接壁8を設けておけばよい。 【0036】(3)上記エンドピボットタイプのロッカ
ーアーム1では、ピボット部10について、胴体2の連
接壁8そのものを加工して得ているが、図13に示すよ
うに、胴体2の連接壁8に対してアジャストスクリュー
17を螺合装着して、このアジャストスクリュー17の
一端をラッシュアジャスタ20に対して当接させるよう
にしてもよい。この例では、アジャストスクリュー17
の螺合代を可及的に長くするために、連接壁8に対して
バーリング加工や絞り加工を施すことにより下向きに膨
出する円筒部10Aを設け、この円筒部10Aにねじ溝
を形成している。 【0037】(4)本発明は、センタピボッドタイプの
ロッカーアームにも本発明を適用できる。センタピボッ
ドタイプのロッカーアーム1は、図14に示すように、
胴体2の長手方向中間を支点として傾動させられるもの
である。具体的に、胴体2は、一対の側壁6,7とそれ
らを長手方向一端側で連接する連接壁8とを有してい
る。一対の側壁6,7の長手方向一端には、同軸状の貫
通孔12A,12Bが設けられており、また、長手方向
中間にも同軸状の貫通孔18A,18Bが設けられてい
る。この長手方向一端側の貫通孔12A,12Bに対し
て支軸3が取り付けられ、長手方向中間の貫通孔18
A,18Bには円筒形のブッシュ19が取り付けられて
いる。このブッシュ19に対して図示しないシリンダヘ
ッドのロッカシャフト23が摺動可能に挿通され、この
ロッカシャフト23を支点として胴体2が傾動するよう
になる。この実施形態でも、ローラ4の潤滑剤溜まり構
造については上記実施形態や上記(1)で説明したもの
と同様とする。 【0038】(5)上記(4)で例示したセンタピボッ
トタイプのロッカーアーム1では、バルブ嵌入部11
を、胴体2の連接壁8そのものを加工して得ているが、
図15に示すように、胴体2の連接壁8に対してアジャ
ストスクリュー17Aを螺合装着して、このアジャスト
スクリュー17Aの一端をバルブ21のステムエンドに
当接させるようにしてもよい。この例では、アジャスト
スクリュー17Aの螺合代を可及的に長くするために、
連接壁8に対してバーリング加工を施すことにより下向
きに膨出する円筒部10Bを設け、この円筒部10Bに
ねじ溝を形成している。 【0039】(6)上記各実施形態では、ローラ4を支
軸3に対して複数の針状ころ5を介して支持させている
が、この針状ころ5を用いずに、すべり接触させる形態
とすることができる。つまり、ローラ4を支軸3に対し
てすきま嵌めにより直接外嵌させたり、あるいは図示し
ないが、すべり軸受を介して嵌合したりすることができ
る。 【0040】(7)上記各実施形態では、胴体2をプレ
ス加工品とした例を挙げているが、鉄系金属や、アルミ
ニウムなどの軽合金などを用いて、ロストワックスやダ
イカスト製法などで製作される鋳造品とすることができ
る。なお、胴体2をロストワックスで製作する場合、従
来例のように胴体の側壁内側面に潤滑剤溜まりを設ける
必要がないので、加工が容易となる。 【0041】 【発明の効果】本発明では、例えばローラの一端面が片
方の側壁の内側面に対して押し付けられてすべり接触す
る状態になっても、ローラの一端面と片方の側壁の内側
面との間に、ローラの潤滑剤溜まり内の潤滑剤によって
油膜を形成することができるから、前記すべり接触部分
の摩擦抵抗を軽減できるとともに、ローラの一端面と片
方の側壁の内側面との間で発熱を抑制できるようにな
る。したがって、本発明では、ローラの回転動作の円滑
性や耐焼付き性を向上できるなど、信頼性の高いカムフ
ォロワを提供できるようになる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態に係るロッカーアームを示
す側面図 【図2】図1のロッカーアームの分解斜視図 【図3】図1のロッカーアームの平面図 【図4】図1の(4)−(4)線断面の矢視図 【図5】図3の(5)−(5)線断面の矢視図 【図6】図1のロッカーアームの胴体の製造手順を示す
説明図 【図7】ローラの両端面に形成する潤滑剤溜まりの変形
例を示す斜視図 【図8】ローラの両端面に形成する潤滑剤溜まりの変形
例を示す斜視図 【図9】ローラの両端面に形成する潤滑剤溜まりの変形
例を示す斜視図 【図10】ローラの両端面に形成する潤滑剤溜まりの変
形例を示す斜視図 【図11】ローラの両端面に形成する潤滑剤溜まりの変
形例を示す斜視図 【図12】ローラの両端面に形成する潤滑剤溜まりの変
形例を示す斜視図 【図13】図1に示すロッカーアームの変形例を示す側
面図 【図14】本発明の他の実施形態に係るロッカーアーム
を示す側面図 【図15】図14に示すロッカーアームの変形例を示す
側面図 【図16】従来例に係るロッカーアームを示す側面図 【図17】図16の(17)−(17)線断面の矢視図 【符号の説明】 1 ロッカーアーム 2 胴体 3 支軸 4 ローラ 6 胴体の第1の側壁 7 胴体の第2の側壁 8,9 胴体の連接壁 10 胴体のピボット部 11 胴体のバルブ嵌入部 12A 第1側壁の貫通孔 12B 第2側壁の貫通孔 14 爪 16 ローラの凹部(潤滑剤溜まり)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】一対の対向する側壁を有する金属製の胴体
    と、この胴体の一対の側壁間に架け渡された状態で取り
    付けられる支軸と、支軸において前記一対の側壁間の領
    域に回転自在に外装されかつカムが当接されるローラと
    を含み、前記ローラの端面に、潤滑剤溜まりが設けられ
    ている、カムフォロワ。
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