JP2003305957A - 複合粒子およびその製造方法、並びにその複合粒子を用いた感熱記録体 - Google Patents
複合粒子およびその製造方法、並びにその複合粒子を用いた感熱記録体Info
- Publication number
- JP2003305957A JP2003305957A JP2002114745A JP2002114745A JP2003305957A JP 2003305957 A JP2003305957 A JP 2003305957A JP 2002114745 A JP2002114745 A JP 2002114745A JP 2002114745 A JP2002114745 A JP 2002114745A JP 2003305957 A JP2003305957 A JP 2003305957A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- polyurea
- compound
- composite particle
- diisocyanate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
Abstract
樹脂粒子中に、記録性または反応性を有する他の有機化
合物が安定に含有された複合粒子およびその製造方法、
並びにその複合粒子を用いた感熱記録体を提供すること
にある。 【解決手段】 ポリウレアまたはポリウレタン−ポリウ
レア樹脂粒子と他の有機化合物との複合粒子において、
ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート
などの多価イソシアネート化合物を重合反応させること
により得られたポリウレアまたはポリウレタン−ポリウ
レア樹脂粒子粒子中に、3,3’−ジアリル−4,4’
−ジヒドロキシジフェニルスルホンなどの他の有機化合
物を加熱処理して、含侵させるものである。
Description
染料、ロイコ染料、呈色剤などの記録性を有する有機化
合物を含有する複合粒子およびその製造方法、並びにそ
の複合粒子を用いた感熱記録体に関するものである。
多価イソシアネート化合物を重合反応させることにより
得られたポリウレアまたはポリウレタン−ポリウレア
と、ロイコ染料、紫外線吸収剤、油性オイルなどの他の
有機化合物との複合粒子は、特開昭60−244594
号公報、特開平5−155134号公報、特開平9−2
63057号公報などに記載されている。
ート化合物と、ロイコ染料、紫外線吸収剤、油性オイル
などの有機化合物との溶液を乳化分散し、多価イソシア
ネート化合物を重合反応させることにより製造されるた
めに、例えば多価イソシアネートと容易に反応するカル
ボキシル基、ヒドロキシル基、アミノ基などの活性水素
を有する有機化合物を未反応の状態で複合粒子中に含有
できない問題がある。
ウレアまたはポリウレタン−ポリウレア樹脂粒子中に、
記録性または反応性を有する他の有機化合物が安定に含
侵された複合粒子およびその製造方法、並びにその複合
粒子を用いた感熱記録体を提供することにある。
物を重合反応させることにより得られたポリウレアまた
はポリウレタン−ポリウレア樹脂粒子と他の有機化合物
との複合粒子において、ポリウレアまたはポリウレタン
−ポリウレア樹脂粒子中に加熱処理して他の有機化合物
を含侵させるものである。
価イソシアネート化合物を含有する疎水性溶液を、乳化
分散し、多価イソシアネート化合物を重合反応させるこ
とにより得られたポリウレアまたはポリウレタン−ポリ
ウレア樹脂粒子分散液を作製した後、分散液中のポリウ
レアまたはポリウレタン−ポリウレア樹脂粒子中に、分
散液を加熱して、他の有機化合物を含侵させることによ
り製造さられる。
合物を重合反応させることにより得られたポリウレアま
たはポリウレタン−ポリウレア樹脂粒子中に、加熱によ
り、他の有機化合物が容易に、しかも多量、かつ安定に
含侵できる格別の効果を有することを見出し、完成され
たものである。
リウレア樹脂粒子中に、多価イソシアネートと容易に反
応するカルボキシル基、ヒドロキシル基、アミノ基など
の活性水素を有する他の有機化合物をも未反応の状態で
複合粒子中に含侵させることができる。
殺虫剤、昇華性化合物、有色染料、ロイコ染料などが挙
げられるが、特に疎水性のものが好ましい。もちろん、
他の有機化合物の一部を多価イソシアネート化合物と共
に重合反応させてポリウレアまたはポリウレタン−ポリ
ウレア樹脂粒子を得てから、ポリウレアまたはポリウレ
タン−ポリウレア樹脂粒子中に、加熱により、さらに他
の有機化合物を含侵させた複合粒子を得ることもでき
る。
れないが、複合粒子を記録材料として用いる場合は0.
1〜30μm程度、特に0.5〜25μm程度が好まし
くい。
ン−ポリウレア樹脂粒子と他の有機化合物とを加熱処理
するたげで得られるが、加熱温度としてはポリウレアま
たはポリウレタン−ポリウレア樹脂粒子または他の有機
化合物が分解されない温度であれば特に限定されない。
物を含有する疎水性溶液を、乳化分散し、多価イソシア
ネート化合物を重合反応させることにより得られたポリ
ウレアまたはポリウレタン−ポリウレア樹脂粒子分散液
を作製した後、分散液に、他の有機化合物を添加し、分
散液を加熱することにより、ポリウレアまたはポリウレ
タン−ポリウレア樹脂粒子中に他の有機化合物を容易
に、しかも多量に含侵させることができる。
のポリウレタン−ポリウレア樹脂粒子分散液中に、平均
粒径が0.1〜5μm程度の他の疎水性有機化合物粒子
を添加した後、分散液を50℃以上、好ましくは70〜
100℃に加熱することにより、ポリウレタン−ポリウ
レア樹脂粒子中に他の疎水性有機化合物を容易に、しか
も多量に含侵させることができる。
ポリウレア樹脂粒子の平均粒径Aに対して他の疎水性有
機化合物粒子の平均粒径としては2A以下が好ましい。
性溶液中には、種々の化合物を含有させてもよい。
しては特に限定されないが、複合粒子に対して5〜80
質量%程度が好ましい。特に、80質量%を越えると複
合粒子中の他の有機化合物が経時的に放出される恐れが
ある。
の分子量が100〜2000程度、特に150〜150
0程度のもが容易に、しかも安定にポリウレアまたはポ
リウレタン−ポリウレア樹脂粒子中に含侵できる。
性化合物および電子受容性化合物を含有する感熱記録層
を有する感熱記録体に使用できる。その際、複合粒子中
の他の有機化合物としては、例えば電子供与性化合物、
電子受容性化合物、電子供与性化合物と電子受容性化合
物との発色反応を抑制する消色剤、記録部の保存性を高
めるための保存性改良剤などが挙げられる。
与性化合物または電子受容性化合物が好ましく、耐地肌
カブリ性と記録部の保存性に、より優れた効果が得られ
る。
発色反応を利用した感熱記録体としては、例えばロイコ
染料と呈色剤との組合せ、ジアゾニウム塩とカプラーと
の組合せ、鉄、コバルト、銅など遷移元素とキレート化
合物との組合せ、芳香族イソシアネート化合物とイミノ
化合物との組合せなどが挙げられるが、ロイコ染料と呈
色剤との組合せが発色濃度に優れるため、好ましく用い
られる。以下、ロイコ染料と呈色剤との組合せからなる
感熱記録体について詳細に述べる。
知のものが使用でき、ロイコ染料の具体例としては、例
えば3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6
−ジメチルアミノフタリド、3−(4−ジエチルアミノ
−2−メチルフェニル)−3−(4−ジメチルアミノフ
ェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3−ジエチル
アミノ−7−ジベンジルアミノ−ベンゾ〔a〕フルオラ
ン等の青発色性ロイコ染料、
ノ−7−N−メチルアニリノフルオラン、3−ジエチル
アミノ−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ
−7−ジベンジルアミノフルオラン等の緑発色性ロイコ
染料、
ノ)−7−フェノキシフルオラン、3−シクロヘキシル
アミノ−6−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−
6−メチル−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−7−クロロフルオラン、ローダミン(o−クロロア
ニリノ)ラクタム、3−ジエチルアミノ−6,8−ジメ
チルフルオラン等の赤発色性ロイコ染料、
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−
メチル−N−シクロヘキシル)アミノ−6−メチル−7
−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン、3−ジ(n−ブチル)ア
ミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジ
(n−ペンチル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o−クロロフェ
ニルアミノ)フルオラン、3−ジ(n−ブチル)アミノ
−7−(o−フルオロフェニルアミノ)フルオラン、3
−(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−
アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−テトラヒ
ドロフルフリルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−アニ
リノフルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−
アニリノフルオラン等の黒発色性ロイコ染料、
ル)−1−(4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−
2−イル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリド、
3−p−(p−ジメチルアミノアニリノ)アニリノ−6
−メチル−7−クロロフルオラン、3−p−(p−クロ
ロアニリノ)アニリノ−6−メチル−7−クロロフルオ
ラン、3,6−ビス(ジメチルアミノ)フルオレン−9
−スピロ−3’−(6’−ジメチルアミノ)フタリド等
の近赤外領域に吸収波長を有するロイコ染料などが挙げ
られる。
rt−ブチルフェノール、4−アセチルフェノール、4
−tert−オクチルフェノール、4,4’−sec−
ブチリデンジフェノール、4−フェニルフェノール、
4,4’−ジヒドロキシジフェニルメタン、4,4’−
イソプロピリデンジフェノール、4,4’−シクロヘキ
シリデンジフェノール、1,1−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)−1−フェニルエタン、4,4’−チオビス
(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、
4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、2,4’
−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−
4’−イソプロポキシジフェニルスルホンおよび3,
3’−ジアリル−4,4’−ジヒドロキシジフェニルス
ルホンなどのフェノール性化合物、
酸、トリクロル安息香酸、テレフタル酸、サリチル酸、
3−tert−ブチルサリチル酸、3−イソプロピルサ
リチル酸、3−ベンジルサリチル酸、3−(α−メチル
ベンジル)サリチル酸、3,5−ジ−tert−ブチル
サリチル酸などの芳香族カルボン酸、およびこれら亜
鉛、マグネシウム、アルミニウム、カルシウムなどの多
価金属との塩、
−フェノキシカルボニルアミノフェニル)ウレイド〕ジ
フェニルスルホン、N−p−トリルスルホニル−N’−
3−(p−トリルスルホニルオキシ)フェニルウレア、
N−p−トリルスルホニル−N’−フェニルウレア、N
−p−トリルスルホニル−N’−p−ブトキシカルボニ
ルフェニルウレアなどの尿素系化合物などが挙げられ
る。
応させることにより得られたポリウレアまたはポリウレ
タン−ポリウレア樹脂粒子中には、呈色剤が極めて容易
に、しかも多量の含侵され、より好ましい。
増感剤を含有させることもできる。増感剤の具体例とし
ては、例えばステアリン酸アミド、メチレンビスステア
リン酸アミド、テレフタル酸ジベンジル、p−ベンジル
オキシ安息香酸ベンジル、2−ナフチルベンジルエーテ
ル、m−ターフェニル、p−ベンジルビフェニル、p−
トリルビフェニルエーテル、ジ(p−メトキシフェノキ
シエチル)エーテル、1,2−ジ(3−メチルフェノキ
シ)エタン、1,2−ジ(4−メチルフェノキシ)エタ
ン、1,2−ジ(4−メトキシフェノキシ)エタン、
1,2−ジ(4−クロロフェノキシ)エタン、1,2−
ジフェノキシエタン、1−(4−メトキシフェノキシ)
−2−(3−メチルフェノキシ)エタン、p−メチルチ
オフェニルベンジルエーテル、1,4−ジ(フェニルチ
オ)ブタン、p−アセトトルイジド、p−アセトフェネ
チジド、N−アセトアセチル−p−トルイジン、ジ(β
−ビフェニルエトキシ)ベンゼン、シュウ酸ジ−p−ク
ロロベンジルエステル、シュウ酸ジ−p−メチルベンジ
ルエステル、シュウ酸ジベンジルエステルなどが挙げら
れる。増感剤の使用量としては、感熱記録層に対して1
0〜70質量%程度である。
めに保存性改良剤を含有することもできる。かかる保存
性改良剤の具体例としては、例えば2,2’−エチリデ
ンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、4,
4’−チオビス(2−メチル−6−tert−ブチルフェノ
ール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロ
キシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、1,1,3
−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘ
キシルフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シ−3,5−ジメチルフェニル)プロパンなどのヒンダ
ードフェノール化合物、1,4−ジグリシジルオキシベ
ンゼン、4,4’−ジグリシジルオキシジフェニルスル
ホン、4−ベンジルオキシ−4’−(2−メチルグリシ
ジルオキシ)ジフェニルスルホン、テレフタル酸ジグリ
シジル、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、フェノ
ールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂などのエポキシ化合物、2,4−ジヒドロキ
シベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフェノン、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフ
ェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ
−3’−tert−ブチル−5’−メチル)ベンゾトリアゾ
ールなどの紫外線吸収剤が挙げられる。
例えば各々の体積平均粒子径が0.3〜3μmのロイコ
染料、呈色剤が含侵された複合粒子、必要により増感
剤、保存性改良剤など分散液中に、少なくとも接着剤を
添加して調製された感熱記録層用塗液を支持体の一方の
面に乾燥後の塗布量が2〜10g/m2程度となるよう
に塗布乾燥して形成される。
しては、例えばデンプン類、ヒドロキシエチルセルロー
ス、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
ゼラチン、カゼイン、アラビアガム、ポリビニルアルコ
ール、ジアセトン変性ポリビニルアルコール、カルボキ
シ変性ポリビニルアルコール、アセトアセチル変性ポリ
ビニルアルコール、ケイ素ポリビニルアルコール、ジイ
ソブチレン・無水マレイン酸共重合体塩、スチレン・無
水マレイン酸共重合体塩、エチレン・アクリル酸共重合
体塩、スチレン・アクリル酸共重合体塩、尿素樹脂、メ
ラミン樹脂、アミド樹脂、ウレタン樹脂系ラテックス、
アクリル樹脂系ラテックス、スチレン・ブタジエン樹脂
系ラテックスなどが挙げられる。接着剤の使用量として
は、感熱記録層の全固形分に対して5〜30質量%程度
である。
例えばカオリン、軽質(重質)炭酸カルシウム、焼成カ
オリン、酸化チタン、炭酸マグネシウム、水酸化アルミ
ニウム、無定形シリカ、尿素・ホルマリン樹脂フィラー
などの顔料類、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリルアル
コール硫酸エステルナトリウム、脂肪酸金属塩などの界
面活性剤類、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウ
ム、ポリエチレンワックス、カルナバロウ、パラフィン
ワックス、エステルワックスなどのワックス類、アジピ
ン酸ジヒドラジド、グリオキザール、ホウ酸、ジアルデ
ヒドデンプン、メチロール尿素、ポトアミドアミン・エ
ピクロルヒドリン樹脂などの架橋剤類、消泡剤、着色染
料および蛍光染料などが含有される。
の耐薬品性と記録走行性を高めるために保護層を設ける
こともできる。保護層は、例えば感熱記録層に用いられ
ら接着剤、顔料類、ワックス類、架橋剤類を主成分とす
る保護層用水性塗液を感熱記録層上に乾燥後の塗布量が
0.5〜5g/m2程度となるように塗布乾燥して形成
される。
は、厚さ30〜250μm程度の紙(酸性紙や中性紙を
含む)、ラミネート紙、ポリオレフィン系樹脂から作ら
れた合成紙、プラスチックフィルムなどが挙げられる。
の間に有機中空粒子または吸油度が70ml/100g
以上の顔料を含有する中間層を設けたり、各層形成後に
スーパーキャンダー処理したり、支持体の他の面に粘着
層を設けたり、再湿接着剤層を設けたり、磁気記録層を
設けるなど各種公知の製造技術を付加させることもでき
る。
合物とは、アミン系有機化合物と反応することによりポ
リウレアまたは、ポリウレタン−ポリウレアを形成する
化合物であり、かかるアミン化合物は多価イソシアネー
ト化合物が水と反応して生成されるアミン化合物であっ
てもよい。
れと反応するポリオールとの混合物、或いは多価イソシ
アネート化合物とポリオールとの付加物、並びにそのビ
ウレット体、およびイソシアヌレート体等の多量体であ
ってもよい。
は、例えば、m−フェニレンジイソシアネート、p−フ
ェニレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシ
アネート、2,4−トリレンジイソシアネート、ナフタ
レン−1,4−ジイソシアネート、ジフェニルメタン−
4,4’−ジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン
−4,4‘−ジイソシアネート、5−イソシアナト−1
−(イソシアナトメチル)−1,3,3−トリメチルシ
クロヘキサン、テトラメチルキシリレンジイソシアネー
ト、1,3−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサ
ン、3,3’−ジメチルジフェニルメタン−4,4’−
ジイソシアネート、キシリレン−1,4−ジイソシアネ
ート、4,4’−ジフェニルプロパンジイソシアネー
ト、トリメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジ
イソシアネート、プロピレン−1,2−ジイソシアネー
ト、ブチレン−1,2−ジイソシアネート、シクロヘキ
シレン−1,2−ジイソシアネート、およびシクロヘキ
シレン−1,4−ジイソシアネート等のジイソシアネー
ト類、
イソシアネート、およびトルエン−2,4,6−トリイ
ソシアネート等のトリイソシアネート類、並びに4,
4’−ジメチルジフェニルメタン−2,2’,5,5’
−テトライソシアネート等のテトライソシアネート類、
などがある。また本発明の多価イソシアネート化合物は
多価イソシアネート化合物とポリオールとの付加物を包
含し、このような付加物としては、例えばヘキサメチレ
ンジイソシアネートのトリメチロールプロパン付加物、
2,4−トリレンジイソシアネートのトリメチロールプ
ロパン付加物、キシリレンジイソシアネートのトリメチ
ロールプロパン付加物、トリレンジイソシアネートのヘ
キサントリオール付加物等のイソシアネートプレポリマ
ーを用いることができる。また多価イソシアネート化合
物、例えばヘキサメチレンジイソシアネートのビウレッ
ト体、およびイソシアヌレート体等の多量体も、本発明
の重合成分に用いられる多価イソシアネート化合物に包
含させる。
ト、ヘキサメチレンジイソシアネートのトリメチロール
プロパン付加物、ヘキサメチレンジイソシアネートのビ
ウレット体、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシ
アヌレート体、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジ
イソシアネートおよびテトラメチルキシレンジイソシア
ネートから選ばれる少なくとも一種が好ましい。
価イソシアネートとポリオールとの付加物、およびポリ
オール化合物などは、上記化合物に限定されるものでは
なく、また、必要に応じてこれらの二種以上を併用して
もよい。
用いられるポリアミン化合物としては、例えばエチレン
ジアミン、トリメチレンジアミン、テトラメチレンジア
ミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミ
ン、ピペラジン、2−メチルピペラジン、2,5−ジメ
チルピペラジン、2−ヒドロキシトリメチレンジアミ
ン、ジエチレントリアミン、トリエチレントリアミン、
トリエチレンテトラミン、ジエチルアミノプロピルアミ
ン、テトラエチレンペンタミン、エポキシ化合物のアミ
ン付加物等が挙げられる。また本発明の目的を損なわな
い範囲で、樹脂母材中に他の高分子物質を含有させるこ
ともできる。
性溶液を乳化分散し、多価イソシアネート化合物を重合
反応させることにより得られたポリウレアまたはポリウ
レタン−ポリウレア樹脂粒子分散液の調製する際には、
乳化剤(保護コロイド剤または界面活性剤)として、例
えばポリビニルアルコール、スルホン基変性ポリビニル
アルコールなどの変性ポリビニルアルコール、メチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロース、スチレン−無
水マレイン酸共重合体塩およびそれらの誘導体などの水
溶性合成高分子化合物、またはアニオン性界面活性剤、
ノニオン性界面活性剤を用いることができる。
るが、本発明はこれらにより限定されるものではない。
なお、特に断わらない限り、「部」および「%」はそれ
ぞれ「質量部」および「質量%」を示す。
22部、テトラメチルキシレンジイソシアネート22部
の混合液をポリビニルアルコール(日本合成化学工業
製、商品名:ゴーセノールGM−14L)の8%水溶液
100部中に徐々に添加し、ホモジナイザーを用い、回
転数10000rpmの攪拌によって乳化分散した。こ
の乳化分散液を90℃に昇温し、この温度で5時間加熱
して、重合反応を行わせ、平均粒子径0.7μmの、ポ
リウレア樹脂粒子分散液を調製した。なお、分散液の濃
度が35%となるように水で調整した。
物)分散液の作製 3,3’−ジアリル−4,4’−ジヒドロキシジフェニ
ルスルホン(分子量:330)40部、ポリビニルアル
コール(ケン化度80モル%、重合度200)の10%
水溶液40部および水20とからなる組成物をサンドミ
ルにて平均粒径1.0μmとなるまで粉砕してフェノー
ル性化合物分散液を得た。
分散液60部および水35部とからなる組成物を90℃
にて5時間、攪拌しながら加熱処理して、平均粒子径
1.6μmの複合粒子分散液(なお、複合粒子分散液の
固形分濃度が33%となるように水で調整した。)を得
た。なお、加熱処理前後の複合粒子分散液を顕微鏡にて
観察したところ、加熱処理後の複合粒子分散液中のフェ
ノール性化合物のみからなる分散体は、加熱処理前のそ
れに比べ、僅か観られる程度であった。
子分散液の調製において、ジシクロヘキシルメタン−
4,4’−ジイソシアネート22部およびテトラメチル
キシレンジイソシアネート22部の代わりに、ヘキサメ
チレンジイソシアネート22部およびヘキサメチレンジ
イソシアネートのトリメチロールプロパン付加物22部
を用いた以外は、実施例1と同様にして複合粒子分散液
を得た。
子分散液の調製において、ジシクロヘキシルメタン−
4,4’−ジイソシアネート22部およびテトラメチル
キシレンジイソシアネート22部の代わりに、ヘキサメ
チレンジイソシアネートのビウレット体22部および、
ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体
22部を用いた以外は、実施例1と同様にして複合粒子
分散液を得た。
子分散液の調製において、ジシクロヘキシルメタン−
4,4’−ジイソシアネート22部およびテトラメチル
キシレンジイソシアネート22部の代わりに、キシリレ
ンジイソシアネート(酢酸エチル25%含有)60部を
用いた以外は、実施例1と同様にして複合粒子分散液を
得た。
子分散液の調製において、ジシクロヘキシルメタン−
4,4’−ジイソシアネート22部およびテトラメチル
キシレンジイソシアネート22部の代わりに2,6−ト
リレンジイソシアネートに対してエチレングリコールを
5%付加させた多価イソシアネート化合物44部を粒子
状のポリウレタン−ポリウレア樹脂粒子分散液を得た以
外は、実施例1と同様にして複合粒子分散液を得た。
(フェノール性化合物)分散液の調製において、3,
3’−ジアリル−4,4’−ジヒドロキシジフェニルス
ルホン40部の代わりに、(1,2,2,6,6−ペン
タメチル−4−ピペリジニル)−1,2,3,4−ブタ
ンテトラカルボキシレート(分子量:842)を用いて
他の有機化合物(ヒンダードアミン性化合物)分散液た
以外は、実施例1と同様にして複合粒子分散液を得た。
調製において90℃にて5時間、攪拌しながら加熱処理
する代わりに、室温にて5時間、攪拌処理した以外は、
実施例1と同様にして分散液を得た。なお、攪拌処理前
後の体積平均粒子径(コールターカウンター方法による
測定)に差はなかった。しかも、攪拌処理前後の分散液
中のフェノール性化合物のみからなる分散体量に差は認
められなかった。
作製)
15部、テトラメチルキシレンジイソシアネート29部
の混合液をポリビニルアルコール(日本合成化学工業
製、商品名:ゴーセノールGM−14L)の8%水溶液
100部中に徐々に添加し、ホモジナイザーを用い、回
転数10000rpmの攪拌によって乳化分散した。こ
の乳化分散液を90℃に昇温し、この温度で5時間加熱
して、重合反応を行わせ、平均粒子径0.9μmの、ポ
リウレア樹脂粒子分散液を調製した。なお、分散液の固
形分濃度が35%となるように水で調整した。
ホン(分子量:276)40部、ポリビニルアルコール
(ケン化度80モル%、重合度200)の10%水溶液
40部および水20とからなる組成物をサンドミルにて
平均粒径0.8μmとなるまで粉砕して呈色剤分散液を
得た。
および水20部とからなる組成物を90℃にて5時間、
攪拌しながら加熱処理して、平均粒子径1.6μmの複
合粒子分散液(なお、複合粒子分散液の固形分濃度が3
3%となるように水で調整した。)を得た。なお、加熱
処理前後の複合粒子分散液を顕微鏡にて観察したとこ
ろ、加熱処理後の複合粒子分散液中のフェノール性化合
物のみからなる分散体は、加熱処理前のそれに比べ、僅
か観られる程度であった。
チル−7−アニリノフルオラン10部と3−(N−エチ
ル−N−イソアミル)アミノ−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン5部、増感剤として1,2−ビス(3−メ
チルフェノキシ)エタン25部、メチルセルロースの5
%水溶液50部、および水10部からなる組成物をサン
ドミルで平均粒子径が0.8μmになるまで粉砕してロ
イコ染料−増感剤分散液を得た。
子分散液100部、体積平均粒子径1μmの水酸化アル
ミニウム10部、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク
酸ナトリウムの5%水溶液3部、カルボキシ変性ポリビ
ニルアルコールの10%水溶液100部、ポリアミドア
ミン・エピクロルヒドリン樹脂(架橋剤)の20%水溶
液10部とからなる組成物を混合攪拌して感熱記録層用
塗液を得た。
濃度35%のスチレン−アクリル樹脂系中空粒子分散液
(平均粒子径1.2μm、球状、内径/外径0.8
2、)120部、軽質炭酸カルシウム5部、ポリビニル
アルコールの10%水溶液80部、固形濃度45%のス
チレン−ブタジエン系ラテックス15部、ポリアクリル
酸ナトリウムの10%水溶液3部、ステアリン酸亜鉛の
30%分散液10部および水100部からなる組成物を
混合撹拌し、下塗り層用塗液を得た。
00部、ポリアミドアミン・エピクロルヒドリン樹脂
(架橋剤)の20%水溶液10部、体積平均粒子径1μ
mの水酸化アルミニウム10部、ステアリン酸亜鉛の3
0%分散液2部および水10部とを混合攪拌して保護層
用塗液を得た。
塗り層用塗液、感熱記録層用塗液および保護層用塗液
を、乾燥後の塗布量が8g/m2、5g/m2、3g/
m2となるように順次塗布・乾燥して感熱記録体を得
た。なお各層形成後に、スーパーキャレンダー処理し
た。
調製において、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジ
イソシアネート15部およびテトラメチルキシレンジイ
ソシアネート29部の代わりに、ヘキサメチレンジイソ
シアネート22部およびヘキサメチレンジイソシアネー
トのトリメチロールプロパン付加物22部を用いた以外
は、実施例7と同様にして感熱記録体を得た。
調製において、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジ
イソシアネート22部およびテトラメチルキシレンジイ
ソシアネート22部の代わりに、ヘキサメチレンジイソ
シアネートのビウレット体22部および、ヘキサメチレ
ンジイソシアネートのイソシアヌレート体22部を用い
た以外は、実施例7と同様にして感熱記録体を得た。
の調製において、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−
ジイソシアネート15部およびテトラメチルキシレンジ
イソシアネート29部の代わりに、キシリレンジイソシ
アネート(酢酸エチル25%含有)60部を用いた以外
は、実施例7と同様にして感熱記録体を得た。
の調製において、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−
ジイソシアネート15部およびおよびテトラメチルキシ
レンジイソシアネート29部の代わりに2,6−トリレ
ンジイソシアネートに対してエチレングリコールを5%
付加させた多価イソシアネート化合物44部を粒子状の
ポリウレタン−ポリウレア有機化合物分散液を得た以外
は、実施例7と同様にして複合粒子分散液を得た。
調製において、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシ
ジフェニルスルホン(分子量:276)40部の代わり
に4,4’−ビス〔(4−メチル−3−フェノキシカル
ボニルアミノフェニル)ウレイド〕ジフェニルスルホン
(分子量:784)を用いた以外は、実施例7と同様に
して感熱記録体を得た。
用塗液の代わりに、下記の感熱記録層用塗液を用いた以
外は、実施例7と同様にして感熱記録体を得た。
ノフルオラン(分子量:278)40部、ポリビニルア
ルコール(ケン化度80モル%、重合度200)の10
%水溶液40部および水20とからなる組成物をサンド
ミルにて平均粒径0.5μmとなるまで粉砕して黒発色
性ロイコ染料分散液を得た。
ポリビニルアルコール(ケン化度80モル%、重合度2
00)の10%水溶液40部および水20とからなる組
成物をサンドミルにて平均粒径0.5μmとなるまで粉
砕して増感剤分散液を得た。
ロイコ染料分散液40部および水20部とからなる組成
物を95℃にて5時間、攪拌しながら加熱処理して、平
均粒子径1.1μmの複合粒子分散液(なお、複合粒子
分散液の固形分濃度が33%となるように水で調整し
た。)を得た。なお、加熱処理前後の複合粒子分散液を
顕微鏡にて観察したところ、加熱処理後の複合粒子分散
液中の黒発色性ロイコ染料のみからなる分散体は、加熱
処理前のそれに比べ、僅か観られる程度であった。
の呈色剤分散液100部、体積平均粒子径1μmの水酸
化アルミニウム10部、ジ−2−エチルヘキシルスルホ
コハク酸ナトリウムの5%水溶液3部、カルボキシ変性
ポリビニルアルコールの10%水溶液100部、ポリア
ミドアミン・エピクロルヒドリン樹脂(架橋剤)の20
%水溶液10部とからなる組成物を混合攪拌して感熱記
録層用塗液を得た。
用塗液の代わりに、下記の二色感熱記録層用塗液を用い
た以外は、実施例7と同様にして感熱記録体を得た。
ニル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレー
ト(分子量:842)40部、ポリビニルアルコール
(ケン化度80モル%、重合度200)の10%水溶液
40部および水20とからなる組成物をサンドミルにて
平均粒径0.5μmとなるまで粉砕して黒発色性ロイコ
染料分散液を得た。
および水20部とからなる組成物を95℃にて5時間、
攪拌しながら加熱処理して、平均粒子径1.1μmの複
合粒子分散液(なお、複合粒子分散液の固形分濃度が3
3%となるように水で調整した。)を得た。なお、加熱
処理前後の複合粒子分散液を顕微鏡にて観察したとこ
ろ、加熱処理後の複合粒子分散液中の消色剤のみからな
る分散体は、加熱処理前のそれに比べ、僅か観られる程
度であった。
ノキシフルオラン部40部、ポリビニルアルコール(ケ
ン化度80モル%、重合度200)の10%水溶液40
部および水20とからなる組成物をサンドミルにて平均
粒径0.5μmとなるまで粉砕して赤発色性ロイコ染料
分散液を得た。
50部、実施例1の呈色剤分散液100部、実施例6の
増感剤分散液50部、赤発色性ロイコ染料分散液15
部、体積平均粒子径1μmの水酸化アルミニウム10
部、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム
の5%水溶液3部、カルボキシ変性ポリビニルアルコー
ルの10%水溶液100部、ポリアミドアミン・エピク
ロルヒドリン樹脂(架橋剤)の20%水溶液10部とか
らなる組成物を混合攪拌して二色感熱記録層用塗液を得
た。
用塗液の代わりに、下記の感熱記録層用塗液を用いた以
外は、実施例7と同様にして感熱記録体を得た。
シ)ジフェニルスルホン40部、ポリビニルアルコール
(ケン化度80モル%、重合度200)の10%水溶液
40部および水20とからなる組成物をサンドミルにて
平均粒径0.5μmとなるまで粉砕して保存性改良剤分
散液を得た。
ロイコ染料分散液30部、保存性改良剤分散液10部お
よび水20部とからなる組成物を95℃にて5時間、攪
拌しながら加熱処理して、平均粒子径1.1μmの複合
粒子分散液(なお、複合粒子分散液の固形分濃度が33
%となるように水で調整した。)を得た。
の呈色剤分散液100部、体積平均粒子径1μmの水酸
化アルミニウム10部、ジ−2−エチルヘキシルスルホ
コハク酸ナトリウムの5%水溶液3部、カルボキシ変性
ポリビニルアルコールの10%水溶液100部、ポリア
ミドアミン・エピクロルヒドリン樹脂(架橋剤)の20
%水溶液10部とからなる組成物を混合攪拌して感熱記
録層用塗液を得た。
調製において90℃にて5時間、攪拌しながら加熱処理
する代わりに、室温にて5時間、攪拌処理した以外は、
実施例1と同様にして感熱記録体を得た。なお、攪拌処
理前後の粒子の体積平均粒子径(コールターカウンター
方法による測定)に差はなかった。しかも、攪拌処理前
後の分散液中のフェノール性化合物のみからなる分散体
量に差は認められなかった。
の調製において90℃にて5時間、攪拌しながら加熱処
理する代わりに、室温にて5時間、攪拌処理した以外
は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。なお、攪
拌処理前後の粒子の体積平均粒子径(コールターカウン
ター方法による測定)に差はなかった。しかも、攪拌処
理前後の分散液中の黒発色性ロイコ染料のみからなる分
散体量に差は認められなかった。
の調製において90℃にて5時間、攪拌しながら加熱処
理する代わりに、室温にて5時間、攪拌処理した以外
は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。なお、攪
拌処理前後の粒子の体積平均粒子径(コールターカウン
ター方法による測定)に差はなかった。しかも、攪拌処
理前後の分散液中の消色剤性化合物のみからなる分散体
量に差は認められなかった。
の調製において90℃にて5時間、攪拌しながら加熱処
理する代わりに、室温にて5時間、攪拌処理した以外
は、実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
の評価を行い、得られた結果を表1に示す。
THPMD、大倉電気社製、印加エネルギー0.2mJ
/dot、および0.4mJ/dot)を用いて記録
し、記録部および未記録部をマクベス濃度計(商品名:
RD−914型、マクベス社製)によるビジュアルモー
ドで測定した。
を、60℃で72時間処理した後、未記録部をマクベス
濃度計でビジュアルモードにて測定した。値が小さいほ
ど耐地肌カブリ性に優れている。
ポリウレタン−ポリウレア樹脂粒子中に、記録性または
反応性を有する他の有機化合物が安定に含有された効果
を有するものである。
Claims (6)
- 【請求項1】 多価イソシアネート化合物を重合反応さ
せることにより得られたポリウレアまたはポリウレタン
−ポリウレア樹脂粒子と他の有機化合物との複合粒子に
おいて、ポリウレアまたはポリウレタン−ポリウレア樹
脂粒子中に、加熱により、他の有機化合物を含侵させて
得られたことを特徴とする複合粒子。 - 【請求項2】 複合粒子中に含侵された他の有機化合物
の分子量が100〜2000である請求項1記載の複合
粒子。 - 【請求項3】 多価イソシアネート化合物が、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネ
ートのトリメチロールプロパン付加物、ヘキサメチレン
ジイソシアネートのビウレット体、ヘキサメチレンジイ
ソシアネートのイソシアヌレート体、ジシクロヘキシル
メタン−4,4’−ジイソシアネートおよびテトラメチ
ルキシレンジイソシアネートから選ばれる少なくとも一
種である請求項1または2記載の複合粒子。 - 【請求項4】 少なくとも多価イソシアネート化合物を
含有する疎水性溶液を、乳化分散し、多価イソシアネー
ト化合物を重合反応させることにより得られたポリウレ
アまたはポリウレタン−ポリウレア樹脂粒子分散液を作
製した後、分散液中のポリウレアまたはポリウレタン−
ポリウレア樹脂粒子中に、分散液を加熱して、他の有機
化合物を含侵させることを特徴とする複合粒子の製造方
法。 - 【請求項5】 支持体上に、電子供与性化合物および電
子受容性化合物を含有する感熱記録層を有する感熱記録
体において、感熱記録層中に、請求項1乃至3のいずれ
か一項に記載の他の有機化合物が含侵された複合粒子を
有することを特徴とする感熱記録体。 - 【請求項6】 他の有機化合物が、電子供与性化合物ま
たは電子受容性化合物である請求項5記載の感熱記録
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002114745A JP2003305957A (ja) | 2002-04-17 | 2002-04-17 | 複合粒子およびその製造方法、並びにその複合粒子を用いた感熱記録体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002114745A JP2003305957A (ja) | 2002-04-17 | 2002-04-17 | 複合粒子およびその製造方法、並びにその複合粒子を用いた感熱記録体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003305957A true JP2003305957A (ja) | 2003-10-28 |
JP2003305957A5 JP2003305957A5 (ja) | 2005-07-07 |
Family
ID=29396434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002114745A Pending JP2003305957A (ja) | 2002-04-17 | 2002-04-17 | 複合粒子およびその製造方法、並びにその複合粒子を用いた感熱記録体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003305957A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006075604A1 (ja) * | 2005-01-11 | 2006-07-20 | Oji Paper Co., Ltd. | 感熱記録体 |
WO2007037090A1 (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-05 | Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. | 画像形成材料 |
JP2008037090A (ja) * | 2006-07-11 | 2008-02-21 | Oji Paper Co Ltd | 感熱記録体 |
-
2002
- 2002-04-17 JP JP2002114745A patent/JP2003305957A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006075604A1 (ja) * | 2005-01-11 | 2006-07-20 | Oji Paper Co., Ltd. | 感熱記録体 |
WO2007037090A1 (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-05 | Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. | 画像形成材料 |
JP2008037090A (ja) * | 2006-07-11 | 2008-02-21 | Oji Paper Co Ltd | 感熱記録体 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6680281B2 (en) | Heat-sensitive recording material | |
JP5051219B2 (ja) | 感熱記録体及びその製造方法 | |
JP4492453B2 (ja) | 多色感熱記録体 | |
WO2023100900A1 (ja) | 感熱記録組成物 | |
WO2023100902A1 (ja) | 感熱記録用組成物 | |
JPH09263057A (ja) | 染料前駆体含有樹脂複合微粒子およびこの複合微粒子を含む感熱記録材料 | |
JP2001322358A (ja) | 感熱記録体 | |
JP4400396B2 (ja) | 多色感熱記録体 | |
JP2003305957A (ja) | 複合粒子およびその製造方法、並びにその複合粒子を用いた感熱記録体 | |
JP4497016B2 (ja) | 多色感熱記録体 | |
JP3446553B2 (ja) | 染料前駆体を含有する複合微粒子およびその複合微粒子を用いた感熱記録材料 | |
JP7286053B1 (ja) | 感熱記録組成物 | |
JP7286054B1 (ja) | 感熱記録用組成物 | |
JP5482261B2 (ja) | 感熱記録体 | |
JPH09290565A (ja) | 多色感熱記録材料 | |
JPH0911620A (ja) | 感熱記録体 | |
JP3402116B2 (ja) | 多色感熱記録材料 | |
JP3277822B2 (ja) | 多色感熱記録材料 | |
KR20230017888A (ko) | 감열 기록체 | |
JP3887743B2 (ja) | 感熱記録体用染料前駆体複合微粒子、感熱記録体及び多色感熱記録体 | |
JP4683299B2 (ja) | 2色感熱記録体 | |
JP2003080850A (ja) | 多色感熱記録材料 | |
JP2003094809A (ja) | 感熱記録体 | |
JPH05139049A (ja) | 感熱記録体 | |
JPH07246773A (ja) | 感熱記録体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041029 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041029 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051213 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060404 |