JP2003301604A - 合成樹脂フィルムで被覆したコンクリート型枠用面板及びコンクリート型枠並びにその再生方法。 - Google Patents

合成樹脂フィルムで被覆したコンクリート型枠用面板及びコンクリート型枠並びにその再生方法。

Info

Publication number
JP2003301604A
JP2003301604A JP2002139274A JP2002139274A JP2003301604A JP 2003301604 A JP2003301604 A JP 2003301604A JP 2002139274 A JP2002139274 A JP 2002139274A JP 2002139274 A JP2002139274 A JP 2002139274A JP 2003301604 A JP2003301604 A JP 2003301604A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
resin film
face plate
concrete formwork
concrete
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002139274A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Tanigawa
宏 谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TECHNO SUPPLY KK
Original Assignee
TECHNO SUPPLY KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TECHNO SUPPLY KK filed Critical TECHNO SUPPLY KK
Priority to JP2002139274A priority Critical patent/JP2003301604A/ja
Publication of JP2003301604A publication Critical patent/JP2003301604A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリート型枠の面板に合成樹脂フィルム
を貼着して、型枠を使用後、必要に応じて合成樹脂フィ
ルムを容易に剥離して、新しい合成樹脂フィルムを貼り
直すことが可能な、コンクリート型枠用面板。 【解決手段】 コンクリート型枠の合板等の木質系その
他の面板の表面及び妻部に、感圧性粘着剤により、合成
樹脂フィルムを剥離可能に貼着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は合板等の木質系その
他のコンクリート型枠用面板を合成樹脂フィルムで被覆
して耐久性を向上させ、多数回転用可能で且つ再生可能
な面板及びそれを用いたコンクリート型枠とその再生方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来コンクリート打設用の型枠として
は、合板の背面に木製の桟枠を釘付けして補強したコン
クリート型枠が多く用いられてきた。このコンクリート
型枠は使用時にコンクリートが付着し、又型枠解体時に
破損する場合が多く、2〜3回の使用で廃棄されること
が多かった。しかし、型枠に使用される熱帯木材の消費
を削減し、その廃棄、焼却に伴う環境破壊を軽減するた
めに、コンクリート型枠を多数回転用して、建築廃材の
発生を抑制することが、社会的に要請されている。
【0003】コンクリート型枠の転用回数を向上する方
法としては、コンクリート型枠の表面にアクリル系、ウ
レタン系、ポリオレフィン系、フェノール系等の合成樹
脂塗料を塗装し、コンクリートの剥離性を向上させ、コ
ンクリートの付着を少なくして、複数回の転用を可能に
する方法が行われているが、コンクリートの剥離性のよ
い塗装による表面加工のみでは、合板型枠はコンクリー
トの打設による水分の吸収、乾燥により、膨張、収縮を
繰り返し、塗膜に亀裂を生じ、その隙間からコンクリー
トのアルカリ水の浸入により木材が劣化して、多数回の
転用をすることはできない。
【0004】そこで、特開平8−21084号公報は、
木質系コンクリート型枠用面板の表面に、合成ゴム系接
着剤によりポリオレフィン系樹脂フィルムを接着するこ
とにより、コンクリートの剥離性を向上させる方法を開
示する。特開平7−305504号公報は、損傷したコ
ンクリート型枠を補修して、その表面に合成ゴム系接着
剤でポリオレフィン系樹脂フィルムを接着することによ
り、コンクリート型枠を再生する方法を開示する。又特
開平10−121719号公報は、木質系コンクリート
型枠用面板の表面に、ホットメルト接着剤によりポリオ
レフィン系樹脂フィルムを接着することにより、多数回
転用可能なコンクリート型枠を開示する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のコンクリート型
枠の面板の表面に、合成ゴム系接着剤やホットメルト接
着剤により、ポリオレフィン系樹脂フィルムを接着を接
着する方法は、面板表面の剥離性を向上させ、コンクリ
ート打設時のコンクリートの付着を少なくする効果は認
められるが、コンクリート型枠はその組立て、解体の際
の建設現場の手荒い作業により、損傷を受けることが多
く、合成樹脂フィルムを強固に接着した面板は、その補
修が却って困難となる。
【0006】コンクリート型枠の面板の表面に合成樹脂
フィルムを貼着しただけでは、合板よりなる面板の妻部
の断面より水分が浸入し、合板を膨潤させ、耐久性を低
下させる。コンクリート型枠の面板の妻部の断面より浸
入した水が、ラワン材等からリグニン等の木材成分を溶
解、浸出して、所謂「灰汁」と称する浸出液が、打設し
たコンクリートの表面を汚し、コンクリートの仕上げに
悪影響を及ぼす。
【0007】コンクリート型枠の面板に合成ゴム系接着
剤や、ホットメルト接着剤により、合成樹脂フィルムを
接着するためには、ホットプレス等の大掛かりな設備が
必要であり、一旦貼着した合成樹脂フィルムは剥がして
貼り直すことは困難である。又、従来の接着剤による面
板への合成樹脂フィルムの貼着法では、曲面型枠の表面
には貼着が困難であった。
【0008】従って本発明は、コンクリート型枠の面板
に合成樹脂フィルムを貼着して、型枠を使用後、必要に
応じて合成樹脂フィルムを容易に剥離して、新しい合成
樹脂フィルムを貼り直すことが可能な、コンクリート型
枠用面板を提供することを目的とする。
【0009】更に本発明は、コンクリート型枠の面板の
妻部の断面から水分の浸入を防止し、コンクリート型枠
の耐久性を向上させ、所謂灰汁の浸出により、打設した
コンクリートの仕上げに悪影響を及ぼす虞のないコンク
リート型枠用面板を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明者は鋭意研究を重ねた結果、コンクリート型枠用
面板の少なくとも片面の表面に、感圧性粘着剤により合
成樹脂フィルムを貼着ことにより、剥離再生可能なコン
クリート型枠用面板を得ることができ、又コンクリート
型枠用面板の少なくとも片面と妻部の断面を合成樹脂フ
ィルムで被覆することにより、コンクリート型枠用面板
の妻部からの水の浸入を防止し、コンクリート型枠用面
板の耐久性を向上させ、コンクリート打設時の灰汁の浸
出を防止することができることを見出し、本発明を完成
するに到った。
【0011】即ち、本発明はコンクリート型枠の合板等
の木質系その他の面板において、該面板の少なくとも片
面の表面に、粘着剤により、合成樹脂フィルムを貼着し
たことを特徴とする、合成樹脂フィルムで被覆したコン
クリート型枠用面板を要旨とする。
【0012】他の本発明は、コンクリート型枠の合板等
の木質系その他の面板において、該面板の少なくとも片
面の表面及び該面板の妻部に、粘着剤により、合成樹脂
フィルムを貼着したことを特徴とする、合成樹脂フィル
ムで被覆したコンクリート型枠用面板を要旨とする。
【0013】更に他の本発明は、コンクリート型枠の合
板等の木質系その他の面板において、該面板の両面及び
妻部の全表面に、粘着剤により、合成樹脂フィルムを貼
着したことを特徴とする、コンクリート型枠用面板を要
旨とする。
【0014】更なる他の本発明は、桟枠付きコンクリー
ト型枠の少なくとも面板の外面及び桟枠外面を覆うよう
に、粘着剤により合成樹脂フィルムを貼着したことを特
徴とする、合成樹脂フィルムで被覆したコンクリート型
枠を要旨とする。
【0015】別の本発明は、コンクリート型枠の合板等
の木質系その他の面板の少なくとも片面の表面に、粘着
剤により、合成樹脂フィルムを貼着した合成樹脂フィル
ムで被覆したコンクリート型枠を使用後、該合成樹脂フ
ィルムを剥離し、必要に応じて該面板を補修した後、該
面板表面に合成樹脂フィルムを粘着剤により貼着して、
コンクリート型枠を再生する再生方法を要旨とする。
【0016】
【発明の実施の形態】次に本発明の内容を図面により詳
細に説明する。図1は本発明のコンクリート型枠用面板
の一例の断面図である。1は合板等の木質系のコンクリ
ート型枠用面板の台板であり、2は粘着剤、3は合成樹
脂フィルムである。
【0017】台板1はラワン、針葉樹、その他の合板が
用いられ、耐水合板が好ましく用いられる。台板1には
合板の他、パーティクルボード、合成木材、木質繊維
板、広葉樹の薄い削り片(ストランド)を繊維の方向を
揃えて並べた層を、複数層、繊維方向を縦横に互に直交
するように積層して、接着剤により結合して板状に成形
した、所謂配向性ストランドボード(OSB)その他の
木質系板、故紙ボード、磁気テープ廃材を板状に圧縮成
形した成形板、等の合成樹脂廃材を板状に成形した成形
板等を用いることができ、その他合成樹脂板及び金属板
も用いることができる。
【0018】台板1の厚みは特に制限はなく、台板1の
材質によっても好ましい厚みは異なるが、一般的に3〜
15mmの厚みの台板1が用いられる。
【0019】合成樹脂フィルム3としては、ポリエステ
ル、ポリオレフィン、塩化ビニル、ふっ素樹脂等公知の
表面の剥離性のよい合成樹脂フィルムが全て用いられる
が、ポリエステル系及びポリオレフィン系フィルムが好
ましく用いら、ポリオレフィン系フィルムが最も好まし
く用いられる。
【0020】合成樹脂フィルム3の厚みは、その使用時
の強度、耐久性の観点から、少なくとも0.02mmの
厚みが必要であり、0.04mm以上が好ましい。ま
た、合成樹脂フィルム3の厚みの上限は特に制限はない
が、貼着の容易さや経済性から0.3mm以下のものが
用いられ、0.15mm以下のものが好ましく用いられ
る。
【0021】合成樹脂フィルム3の貼着面には粘着剤2
を塗布する。粘着剤2としては、ゴム系粘着剤、アクリ
ル系粘着剤、シリコン系粘着剤等の公知の感圧性粘着剤
が用いられ、アクリル系粘着剤が好ましく用いられる。
粘着剤2の粘着強度は合成樹脂フィルムで被覆したコン
クリート型枠用面板の再生の際、合成樹脂フィルム3を
困難なく剥離することができ、コンクリート型枠の使用
中、合成樹脂フィルム3が剥離することのない、適度の
粘着強度が望ましい。合成樹脂フィルム3で被覆したコ
ンクリート型枠を再生利用するためには、合成樹脂フィ
ルムを困難なく剥離できる再剥離性が必要である。
【0022】合成樹脂フィルム3の背面に、必要に応じ
てウレタン系、シリコン系の剥離剤を塗布したものを用
いる。合成樹脂フィルム3を貼着前に、ロール状に巻き
取った状態で用意するために、剥離剤を塗布しておけ
ば、剥離紙を用いずに合成樹脂フィルム3のみをロール
状に巻き取って保存することができる。また面板に貼着
した合成樹脂フィルム3の表面に、上記剥離剤が塗布し
ておけば、打設したコンクリート表面を鏡面状に仕上げ
ることができる。
【0023】合成樹脂フィルム3は、台板1の少なくと
も片面の表面に貼着するが、台板1の妻部5から台板1
の裏面に廻り込むように被覆するのが望ましい。これに
より面板4の妻部5からの水の浸入を防止し、コンクリ
ート型枠用面板の耐久性を向上させ、コンクリート打設
時に灰汁の浸出を防止することができる。
【0024】図2は本発明のコンクリート型枠用面板の
別の実施例を示す断面図である。図2に示す実施例で
は、台板1の表面全体を合成樹脂フィルム3で被覆して
なる。面板4の両面が合成樹脂フィルム3で被覆されて
いるため、その両面をコンクリート打設面として使用す
ることができ、コンクリート型枠用面板の使用回数をそ
れだけ増やすことができる。
【0025】本発明のコンクリート型枠用面板は、これ
に桟枠を接合して桟枠付きのコンクリート型枠として用
いることができ、また本発明のコンクリート型枠用面板
をそのまま桟枠を取り付けずに、堰板として、コンクリ
ート打設用型枠に使用することもできる。
【0026】コンクリート型枠用面板に合成樹脂フィル
ム3を貼着して、これに桟枠を取り付ける代わりに、面
板に桟枠を取り付けた後に面板表面と桟枠全体を合成樹
脂フィルム3で被覆することも可能である。これにより
面板4だけでなく、桟枠も合成樹脂フィルム3で被覆さ
れるため、桟枠付きのコンクリート型枠全体の耐久性を
高めることができる。
【0027】図3は桟枠付きコンクリート型枠6に合成
樹脂フィルム3を貼着した、本発明の合成樹脂フィルム
で被覆したコンクリート型枠の一例を示す断面図であ
る。面板4に桟枠7を釘8等で接合した桟枠付きコンク
リート型枠6の面板4表面から桟枠7の外側側面、桟枠
7の下面、桟枠7の内側側面、面板4の裏面にまで合成
樹脂フィルム3を巻き付けて貼り付け、更に桟枠7の内
側側面に、合成樹脂フィルム3の上から押さえ板9を釘
8等で接合すれば、コンクリート型枠の使用の際に合成
樹脂フィルム3の剥離を防止することができる。
【0028】面板4に桟枠を釘付けした後に面板4表面
と桟枠を合成樹脂フィルム3で被覆すると、釘やビスの
頭を隠すことができ、打設コンクリートの表面が美麗に
仕上がる。面板4と桟枠7の両方を合成樹脂フィルム3
で被覆しておくと、コンクリート打設の際、桟枠にコン
クリートのノロが付着することがなく、桟枠付きのコン
クリート型枠の転用が容易となる。
【0029】面板4と桟枠7の両方を合成樹脂フィルム
3で被覆する方法としては、図3に示すように全体を一
体に覆うように、合成樹脂フィルム3を被覆する方法の
他、面板4と桟枠7を別々に合成樹脂フィルム3で被覆
したのち、両者を釘打ちその他の公知の方法で接合する
方法も可能である。
【0030】桟枠付きコンクリート型枠6に合成樹脂フ
ィルム3を貼着する方法として、上記のごとく、木質等
の面板4に桟枠7を接合したものを用いる代わりに、面
板4と桟枠7を合成樹脂により一体に成形した、合成樹
脂製の桟枠付きコンクリート型枠6を用いることもでき
る。合成樹脂製の桟枠付きコンクリート型枠6の外側に
合成樹脂フィルム3を巻き付けて貼着すると、木質系よ
りも高価な合成樹脂製コンクリート型枠の寿命を延ばす
ことができる。また部分的に破損した合成樹脂製コンク
リート型枠を合成樹脂で補修したのち、その外側に合成
樹脂フィルム3を巻いて貼着し、本発明の合成樹脂フィ
ルムで被覆したコンクリート型枠を構成することがで
き、破損した合成樹脂製コンクリート型枠を再生するこ
とができる。このようにして再生した、合成樹脂フィル
ムで被覆したコンクリート型枠も、本発明の一態様に属
する。
【0031】従来から使用されている金属製型枠は、多
数回転用されて繰り返し使用されるが、転用の都度、表
面を清掃し、必要に応じて再塗装して用いられている。
この従来の金属製型枠の表面に、粘着剤2により合成樹
脂フィルム3を剥離可能に貼着して、本発明の合成樹脂
フィルムで被覆したコンクリート型枠として用いること
ができる。この金属製型枠の表面に粘着剤で合成樹脂フ
ィルム3を貼着、被覆したコンクリート型枠も本発明の
一態様に属する。金属製型枠の表面に合成樹脂フィルム
3を剥離可能に貼着すれば、金属製型枠の転用の際の清
掃が容易となり、転用の際に再塗装する代わりに、合成
樹脂フィルム3を剥離して貼り替えることにより、容易
に表面状態を完全な状態に再生することができる。
【0032】本発明の台板1に合成樹脂フィルム3を貼
着する方法は、予め合成樹脂フィルム3の貼着面に感圧
性粘着剤2を塗布しておき、これを台板1に圧接して貼
着する方法、粘着剤2の塗布と合成樹脂フィルム3の接
合を同時に行う方法等、公知の接合方法が使用可能であ
る。合成樹脂フィルム3に予め感圧性粘着剤2を塗布し
ておきこれを台板1に圧接する方法によれば、ホットプ
レス等の大掛かりな設備を必要とせず、手作業で容易に
実施可能である。
【0033】
【発明の効果】本発明の合成樹脂フィルムで被覆したコ
ンクリート型枠用面板によれば、その表面のコンクリー
トの剥離性が良好なため、打設したコンクリートが型枠
に付着して残ることが少なく、コンクリート型枠の多数
回の転用が容易である。
【0034】コンクリート型枠が使用、解体の際に損傷
した場合、合成樹脂フィルム3を容易に剥離することが
でき、台板1に損傷がある場合は損傷個所を補修した後
に、再度新しい合成樹脂フィルム3を貼着することによ
り、新品同様のコンクリート型枠を再生することがで
き、型枠の転用回数を飛躍的に延ばすことができる。
【0035】コンクリート型枠を最終的に廃棄する場合
にも、合成樹脂フィルム3を容易に剥離して分離するこ
とができ、コンクリート型枠の木質部分のみを木材チッ
プ等として再利用が容易となる。これを焼却処分する場
合も、合成樹脂フィルム3を除いて焼却することがで
き、環境保全に役立つ。また、使用後のコンクリート型
枠から剥離した合成樹脂フィルム3はこれを回収して再
資源化が容易である。
【0036】本発明の合成樹脂フィルムで被覆したコン
クリート型枠用面板は、合成樹脂フィルム3を何度も張
替えて多数回の転用が可能であり、コンクリート型枠を
建設現場にリースすることより、種々の建設現場に効率
よく転用することができる。その際、建設現場より回収
したコンクリート型枠を検品して、付着コンクリートを
除去、清掃し、合成樹脂フィルム3に損傷があれば、こ
れを容易に剥離して貼り替えることができ、面板4の下
地の台板1にまで損傷があれば、その傷をパテや合成樹
脂等で埋めて補修した後、新しい合成樹脂フィルム3を
貼着すれば、新品同様のコンクリート型枠を再生するこ
とができ、再リースすることができ、再リースのための
整備を極めて簡単に行うことができる。
【0037】本発明の合成樹脂フィルムで被覆したコン
クリート型枠用面板によれば、従来はコンクリート型枠
用面板として使用不可能であった、パーティクルボー
ド、合成木材、木質繊維板、木材の薄い削り片を結合し
て板状に成形した配向性ストランドボード(OSB)、
故紙ボード、磁気テープ廃材を板状に圧縮成形した成形
板等も、その表面に合成樹脂フィルム3を貼着すること
より、コンクリート型枠用面板として使用可能であり、
表面に細かい凹凸があり、平滑でない板も使用可能であ
る。
【0038】本発明の合成樹脂フィルムで被覆したコン
クリート型枠用面板によれば、曲面状の面板4にも適用
可能であり、曲面状台板1の凸面にも、凹面にも容易に
合成樹脂フィルム3を貼着することができる。従来の型
枠は、平面型枠と曲面型枠に、面板表面の材質の異なる
ものを用いる場合が多く、平面型枠と曲面型枠の面板の
表面状態が同一でなかったため、打設したコンクリート
の平面部分と曲面部分を均一に仕上げることができない
場合があったが、本発明の合成樹脂フィルムで被覆した
コンクリート型枠用面板を用いると、曲面型枠にも平面
型枠と同じ合成樹脂フィルム3を被覆することにより、
打設したコンクリートの表面状態を、平面部分と曲面部
分を均一状態に仕上げることができ、コンクリートの仕
上りを均一にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の合成樹脂フィルムで被覆したコンクリ
ート型枠用面板の一例の断面図である。
【図2】本発明の合成樹脂フィルムで被覆したコンクリ
ート型枠用面板の一例の断面図である。
【図3】本発明の合成樹脂フィルムで被覆したコンクリ
ート型枠の一例の断面図である。
【符号の説明】
1 台板 2 粘着剤 3 合成樹脂フィルム 4 面板 5 妻部 6 桟枠付きコンクリート型枠 7 桟枠 8 釘 9 押さえ板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート型枠の合板等の木質系その
    他の面板において、該面板の少なくとも片面の表面に、
    粘着剤により、合成樹脂フィルムを貼着したことを特徴
    とする、合成樹脂フィルムで被覆したコンクリート型枠
    用面板。
  2. 【請求項2】 コンクリート型枠の合板等の木質系その
    他の面板において、該面板の少なくとも片面の表面及び
    該面板の妻部に、粘着剤により、合成樹脂フィルムを貼
    着したことを特徴とする、合成樹脂フィルムで被覆した
    コンクリート型枠用面板。
  3. 【請求項3】 コンクリート型枠の合板等の木質系その
    他の面板において、該面板の両面及び妻部の表面に、粘
    着剤により、合成樹脂フィルムを貼着したことを特徴と
    する、コンクリート型枠用面板。
  4. 【請求項4】 桟枠付きコンクリート型枠の少なくとも
    面板の外面及び桟枠外面を覆うように、粘着剤により合
    成樹脂フィルムを貼着したことを特徴とする、合成樹脂
    フィルムで被覆したコンクリート型枠。
  5. 【請求項5】 コンクリート型枠の合板等の木質系その
    他の面板の少なくとも片面の表面に、粘着剤により、合
    成樹脂フィルムを貼着した合成樹脂フィルムで被覆した
    コンクリート型枠を使用後、該合成樹脂フィルムを剥離
    し、必要に応じて該面板を補修した後、該面板表面に合
    成樹脂フィルムを粘着剤により貼着して、コンクリート
    型枠を再生する再生方法。
JP2002139274A 2002-04-06 2002-04-06 合成樹脂フィルムで被覆したコンクリート型枠用面板及びコンクリート型枠並びにその再生方法。 Pending JP2003301604A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002139274A JP2003301604A (ja) 2002-04-06 2002-04-06 合成樹脂フィルムで被覆したコンクリート型枠用面板及びコンクリート型枠並びにその再生方法。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002139274A JP2003301604A (ja) 2002-04-06 2002-04-06 合成樹脂フィルムで被覆したコンクリート型枠用面板及びコンクリート型枠並びにその再生方法。

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003301604A true JP2003301604A (ja) 2003-10-24

Family

ID=29397601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002139274A Pending JP2003301604A (ja) 2002-04-06 2002-04-06 合成樹脂フィルムで被覆したコンクリート型枠用面板及びコンクリート型枠並びにその再生方法。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003301604A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009144475A (ja) * 2007-12-17 2009-07-02 Takuo Yukimoto 護岸擁壁リース型枠工法、それによる護岸擁壁及びそれに用いるリース型枠
JP2011236672A (ja) * 2010-05-12 2011-11-24 Ishikawa Takashi 型枠材
JP2015172172A (ja) * 2014-02-21 2015-10-01 清水建設株式会社 コンクリート着色剤、コンクリート着色方法、コンクリート及びコンクリートからなる構造物
CN105735632A (zh) * 2016-02-25 2016-07-06 中国建筑股份有限公司 一种多次周转使用的带框塑料模板及其施工方法
CN105735633A (zh) * 2016-02-25 2016-07-06 中国建筑股份有限公司 一种节材型模数化塑料模板及其施工方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009144475A (ja) * 2007-12-17 2009-07-02 Takuo Yukimoto 護岸擁壁リース型枠工法、それによる護岸擁壁及びそれに用いるリース型枠
JP4676481B2 (ja) * 2007-12-17 2011-04-27 卓生 行本 護岸擁壁リース型枠工法、それによる護岸擁壁及びそれに用いるリース型枠
JP2011236672A (ja) * 2010-05-12 2011-11-24 Ishikawa Takashi 型枠材
JP2015172172A (ja) * 2014-02-21 2015-10-01 清水建設株式会社 コンクリート着色剤、コンクリート着色方法、コンクリート及びコンクリートからなる構造物
CN105735632A (zh) * 2016-02-25 2016-07-06 中国建筑股份有限公司 一种多次周转使用的带框塑料模板及其施工方法
CN105735633A (zh) * 2016-02-25 2016-07-06 中国建筑股份有限公司 一种节材型模数化塑料模板及其施工方法
CN105735633B (zh) * 2016-02-25 2019-02-15 中国建筑股份有限公司 一种节材型模数化塑料模板及其施工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2000015357A2 (en) Polymer fill coating for laminate or composite wood products and method of making same
JP2003301604A (ja) 合成樹脂フィルムで被覆したコンクリート型枠用面板及びコンクリート型枠並びにその再生方法。
US20070266664A1 (en) Method for repairing the surface of a board-shaped carrier
JP2007245547A (ja) ポリエステル化粧材
JPH0330905A (ja) 化粧貼り合板の製造方法
JP2007098909A (ja) アール角稜付き化粧シート貼り木質部材の製造方法および木質部材
KR101345894B1 (ko) 유로폼 합판 보호 및 이물질 제거용 적층 필름체
JP2010095879A (ja) 木質化粧床材および木質化粧床のリフォーム方法
JPH11129211A (ja) 複合塗装型枠合板およびその製造方法
KR200182881Y1 (ko) 콘크리트용 거푸집의 재생장치
KR200433889Y1 (ko) 거푸집 판넬
JP2576723B2 (ja) 型 枠
KR102701481B1 (ko) 다기능 시트 제조 방법 및 이를 이용하여 제조된 다기능 시트
JP3007981B2 (ja) コンクリート型枠の再生方法
JP2790434B2 (ja) 壁面改修工法
JP7328468B1 (ja) 養生用剥離フィルム、接着樹脂の養生方法、繊維シートの施工方法および構造物の補修方法
JP2894248B2 (ja) 平板材の塗装法
KR200291754Y1 (ko) 거푸집용 패널
JP2001288880A (ja) 直貼り用床材
JP3005078U (ja) 簡易貼着用離型シート
KR20240109238A (ko) 다기능 시트 제조 방법 및 이를 이용하여 제조된 다기능 시트
JP2002001831A (ja) 化粧板の補修方法
JP2009002094A (ja) 木質系床材の製造方法
JP2753715B2 (ja) 外壁改修工法
JPH03247853A (ja) 石材パネル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050404

A977 Report on retrieval

Effective date: 20070123

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070130

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070612