JP3005078U - 簡易貼着用離型シート - Google Patents

簡易貼着用離型シート

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JP3005078U
JP3005078U JP1994008380U JP838094U JP3005078U JP 3005078 U JP3005078 U JP 3005078U JP 1994008380 U JP1994008380 U JP 1994008380U JP 838094 U JP838094 U JP 838094U JP 3005078 U JP3005078 U JP 3005078U
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JP
Japan
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adhesive
woven fabric
concrete
release sheet
polyolefin
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JP1994008380U
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English (en)
Inventor
光雄 松本
幸平 出口
Original Assignee
高分子技研株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンクリート型枠面や木工機械の定盤面など
に貼着して使用するものであって、コンクリート型枠面
にコンクリートが付着したり、木工機械の定盤面に硬化
性接着剤が付着しても容易に剥離できる表面貼着用の離
型シートで、貼着が簡易にできるものを提供する。 【構成】 表面のポリオレフィン系樹脂フィルム1と不
織布3とを接着性ポリオレフィン系共重合樹脂2を介し
て接着した複合シートの不織布3の下面に感圧性接着剤
4を塗布している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンクリート製品の製造時に用いられる金属製型枠の内面や、コン クリート工事現場で用いられる金属製の型枠、プラスチック製の型枠等の表面に 貼着して、コンクリートとの離型性の改善、接着剤を用いる木工工場において、 はみ出した接着剤による機械設備周辺の汚れ防止、製品と製品との付着を防止す るための隔離板の表面に貼着するとき等に用いる簡易貼着用離型シートに関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
コンクリートとの離型性を良くする方法としては、一般には液状の離型剤を事 前に塗布しておく方法がとられるほか、金属製コンクリート型枠の表面を焼付け 塗装したり、フッ素樹脂加工をする例もある。又、本出願人による実用新案登録 第1956653号に開示されているコンクリート型枠用の複合シートを表面に 貼着した合板を用いる方法も実用されている。
【0003】 また、木工工場では、使い捨てのフィルム等で保護したり、金属部分にはフッ 素樹脂加工を施したり、フッ素樹脂シートを用いたりして、はみ出した接着剤に よる障害を防止している。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】
コンクリートとの離型に用いる液状の離型剤を毎回塗布するのは手間を要する うえ、塗布した離型剤がコンクリート側に転写すると、仕上げ材や化粧材の接着 不良を起こす恐れがある。又、金属表面への焼付け塗装は離型性が充分でなく、 やはり離型剤が必要であり、フッ素樹脂加工は高価であるため一般には普及して いない。更に、前記実用新案登録第1956653号の複合シートは、木質板に は適しているが金属表面に貼着するには接着剤の種類、接着方法に手数を要する ため、簡易な接着方法が望まれている。
【0005】 木工工場では、使い捨てのフィルムは無駄であり、フッ素樹脂製品は高価であ るため限られた部分にしか用いられず、安価で簡易に使用できる離型性のある材 料が求められている。
【0006】
【問題点を解決するための手段】
本考案は、前記問題点を解決すべく成されたものであって、表面の第一層の材 料としては、安価で極性が無くコンクリートや接着剤が接着しないポリオレフィ ン系の樹脂フィルム1を用いた。第二層としては、表面の材料と第三層との接着 を目的としたポリオレフィン系共重合樹脂2を用いた。第三層としては、不織布 3を用いて前記ポリオレフィン系共重合樹脂を層の中間位まで浸透せしめるよう にし、第四層として金属面、プラスチック面へ簡易に接着ができるよう感圧接着 剤4を用いた。
【0007】
【作用】
表面の材料であるポリオレフィン系樹脂は、無極性樹脂であるため離型剤を塗 布しなくても硬化したコンクリートや接着剤は全く固着せず、簡単に脱型、脱落 するという性質を有している。第二層のポリオレフィン系共重合樹脂は、第一層 のポリオレフィン系樹脂と、第三層の不織布とを強固に接着せしめる接着剤とし ての作用をなす。第三層に配置されている不織布は、ポリオレフィン系共重合樹 脂が含浸して一体化しており、本考案シートの引き裂き強度の向上に役立つとと もに、感圧接着剤とも含浸一体化している。感圧接着剤は金属、プラスチック面 に簡単に接着することができるため使いやすく、又、貼り替えも容易にできる。
【0008】
【実施例】
まず初めに第三層までの複合シートを製造する。表面材料として厚さ50ミク ロンのポリプロピレンフィルム1を用い、不織布3としては旭化成株式会社製の ベンリーゼWP−402を用い、押出ラミネーター機の押出樹脂として昭和電工 株式会社製変性ポリプロピレン樹脂ER−420Lを、温度280℃、膜厚50 ミクロンでポリプロピレンフィルムと不織布との間に吐出しながら加圧ロールと 冷却ロールとで圧締して三層構成の複合シートを製造した。
【0009】 次に、第四層の感圧接着剤4としてアクリル樹脂系粘着剤昭和高分子株式会社 製ビニロールPSA SV−6852をセパレート紙5の上に80g/mの割 合で塗布し、温風乾燥してから前記複合シートの不織布面に貼り合わせてロール で加圧すると、感圧接着剤が不織布内に浸透した簡易貼着用離型シートが得られ た。
【0010】
【考案の効果】
本考案品を鋼鉄製コンクリート型枠の表面に貼着して用いたところ、表面の離 型性が良好なためコンクリート硬化後の脱型がきわめて容易であり、且つコンク リートの仕上がり面が平滑に美しく出来上がった。従来の焼付け塗装品の場合に は、コンクリートの付着を防止するために予め表面に剥離剤を塗布してから生コ ンクリートの打設を行なっていたが、本考案品を用いると剥離剤を塗布する必要 が無くなり、作業現場での手間が省け、作業環境が清潔になった。
【0011】 又、家具製造工場において、フラッシュパネル圧着用プレス機の定盤表面に貼 着して用いたところ、はみ出した接着剤が付着しても硬化後簡単に除去すること ができ、清掃作業に要する時間を大幅に短縮することができた。
【0012】 更に、本考案品は下面に感圧接着剤を塗布してあるため、鋼鉄板の表面に貼着 するときに改めて接着剤を用いる必要はなく、簡易に、確実に貼着する事ができ た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示した一部分の斜視断面図
である。
【符号の説明】
1 ポリオレフィン系樹脂フィルム 2 ポリオレフィン系共重合樹脂 3 不織布 4 感圧性接着剤 5 セパレート紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/00 L 8413−4F 27/12 8413−4F // B32B 27/32 8115−4F

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン系樹脂フィルムの裏面に
    接着性ポリオレフィン系共重合樹脂を介して不織布が接
    着され、該不織布層内に前記接着性ポリオレフィン系共
    重合樹脂が含浸している不織布の下面に感圧接着剤が塗
    布されてなる簡易貼着用離型シート。
JP1994008380U 1994-06-08 1994-06-08 簡易貼着用離型シート Expired - Lifetime JP3005078U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009504948A (ja) * 2005-08-09 2009-02-05 ダブリュー・アール・グレイス・アンド・カンパニー−コネチカット 滑り抵抗性をもった表面

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JP2009504948A (ja) * 2005-08-09 2009-02-05 ダブリュー・アール・グレイス・アンド・カンパニー−コネチカット 滑り抵抗性をもった表面

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