JP2003299683A - 腰保護具 - Google Patents

腰保護具

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JP2003299683A
JP2003299683A JP2002105585A JP2002105585A JP2003299683A JP 2003299683 A JP2003299683 A JP 2003299683A JP 2002105585 A JP2002105585 A JP 2002105585A JP 2002105585 A JP2002105585 A JP 2002105585A JP 2003299683 A JP2003299683 A JP 2003299683A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】腰部のサポート機能を改善しつつ、姿勢の変化
に対する追従性を向上した腰保護具を提供する。 【解決手段】着用状態で人体の腰周部の背側部分、脇側
部分および腹側部分に当てられる背当面部1、脇当面部
2および腹当面部3を有し、複数枚の布地を重ね合わせ
て縫製してベルト状に構成される。背当面部1が上下に
分割され、脇当面部2の支え部材で左右から挟まれてい
るので、正立および前傾姿勢の際に脊柱の動きを阻害す
ることなく、体幹側と骨盤側の双方から腹腔内圧を高め
得る。上下に分割された背当面部を伸縮性の連結部材で
連結しているので、正立と前傾姿勢を繰り返す動きに追
従でき、適切な腰部のサポートをなし得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コルセットベルト
のような腰保護具に関する。
【0002】
【従来の技術】腰痛対策や整体等の目的で、コルセット
ベルトのような腰保護具が用いられ、例えば特開平6−
38995号、特開平11−279806号、特開平1
0−272149号、特開平9−10249号に示され
る従来技術が知られている。
【0003】特開平6−38995号の腰保護具は、腰
部の治療に用いられるベルト状の用具であり、人体(着
用者)の背部に当てられる背当部には上下方向に補強用
のボーンが設けられている。また、特開平11−279
806号の腰保護具も同様に、背当部に補強用のボーン
が設けられており、この場合のボーンは屈曲可能に構成
されている。
【0004】一方、特開平10−272149号の腰保
護具は、二枚のベルト状の部材を組み合わせて構成さ
れ、背部に当てられる背当部(中間部)と左右の両側
(中間部の両側)部分が、連結部において布地を縫製す
ることにより連結されている。また、特開平9−102
49号も二枚のベルト状の部材を組み合わせて構成さ
れ、背部に当てられる背当部の中央部分において、二枚
のベルトは伸縮性テープにより連結されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の例えば
特開平6−38995号の腰保護具では、腰部が過剰に
圧迫を受けて動きづらくなりがちで、着用状態での姿勢
の変化に対する追従性が悪くなる。これは、特開平11
−279806号のように背当部の補強用ボーンを屈曲
可能に構成しても解決されず、着用者が動いているうち
にズレが生じる不具合が発生する。
【0006】一方、特開平10−272149号や特開
平9−10249号に示される腰保護具のように、二枚
のベルト状の部材を組み合わせて構成すると、腰部のサ
ポート機能が不充分となる。このため、腰痛対策や整体
等の目的に沿わない。
【0007】腰痛を起こし易い中腰や前傾の姿勢を繰り
返す介護作業等では、上記のような従来の腰保護具を着
用していると、 動いたときに背部のカーブに好適に
フィットしない、 腰部が過剰に固定されて動きづら
い、 動いているうちにズレてしまう、等の不具合が
発生する。このため、着用者がかえって疲れてしまう、
という問題も発生していた。
【0008】本発明は、腰部のサポート機能を改善しつ
つ、姿勢の変化に対する追従性を向上した腰保護具を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、着用状態で腰
周部の背側部分に当てられる面状の背当面部と、腰周部
の脇側部分に当てられる面状の左右一対の脇当面部とを
備える腰保護具において、脇当面部は、その上部から下
部に連続すると共に可撓性と復元性を有する支え部材
を、背当面部との隣接部分に有し、背当面部は、着用状
態で上側の背当面上部と下側の背当面下部に分割される
と共に、それぞれ補強用の押え部材を含み、背当面上部
と背当面下部は、少なくとも上下方向に伸縮性を有する
連結部材で連結されていることを特徴とする。
【0010】本発明に係る腰保護具によれば、背当面部
は補強用の押え部材を含む背当面上部と背当面下部に分
割されつつ、脇当面部の上部から下部に連続する支え部
材で左右から挟まれているので、正立および前傾姿勢の
際に脊柱の動きを阻害することなく、体幹側(上側)と
骨盤側(下側)の双方から腹腔内圧を高め得る。そし
て、上下に分割された背当面部を伸縮性の連結部材で連
結しているので、正立と前傾姿勢を繰り返すような動き
に追従することができ、適切な腰部のサポートをなし得
る。
【0011】本発明に係る腰保護具において、着用状態
で腰周部の腹側部分に当てられる左右一対の腹当部が、
左右一対の脇当面部それぞれに連続して設けられてベル
ト形状をなし、左右一対の腹当部には互いを止着するた
めの止着手段が設けられていることを特徴とすることが
望ましく、このようにベルト形状として人体の腰周部へ
の巻回止着を可能とすると、着用位置や締め付けの強さ
を自在に調節可能である。止着手段としては、面ファス
ナーの他にフックとホックの組合せ、ボタンとボタン止
めの組合せ等を用いることができる。
【0012】本発明に係る腰保護具において、背当面上
部の上下方向の幅は、背当面下部の上下方向の幅より狭
いことを特徴とすることが望ましく、このようにすれ
ば、脊柱起立筋をサポートすることも可能になる。
【0013】本発明に係る腰保護具において、背当面部
の上部と下部がそれぞれ有する押え部材は、可撓性を有
する金属または樹脂材料で成型された芯材を含むことを
特徴とすることが望ましく、このようにすれば面で腰部
を体幹側と骨盤側の双方からサポートし、正立および前
傾姿勢のいずれでも効果的に腹腔内圧を高め得る。
【0014】本発明に係る腰保護具において、背当面上
部および背当面下部は、それぞれ布材を縫製してなる袋
状部を含んで構成され、この袋状部には可撓性を有する
金属または樹脂材料で成型された芯材が収納されている
ことを特徴とすることが望ましく、このようにすれば、
着用者の動きに応じて押え部材が袋状部の内部で摺動
し、背当面部が位置ずれを起こしたりすることがない。
【0015】本発明に係る腰保護具において、脇当面部
が有する支え部材は、複数枚の布材を縫製し、または布
材を縫製してなる袋状部に可撓性を有する材料の成型体
を収納して構成されていることを特徴とすることが望ま
しく、このようにすれば、適度な可撓性と復元性を実現
できる。
【0016】本発明に係る腰保護具において、腹当部は
着用状態で上側の腹当上部と下側の腹当下部に分割さ
れ、止着手段は腹当上部と腹当下部のそれぞれに設けら
れていることを特徴としてもよく、このようにすると、
背当面部を上下に分割したことと相俟って、腰部を体幹
側と骨盤側の双方からサポートする機能を向上できる。
【0017】本発明に係る腰保護具において、連結部材
は、着用状態で肌側に位置すると共に少なくとも上下方
向に伸縮性を有する布材で構成され、背当面上部と背当
面下部にそれぞれ縫着されていることを特徴とすること
が望ましく、このように肌側に連結用の布材を配置すれ
ば、背当面上部と背当面下部の間隙に肌着や人肌を挟ん
だりする不具合がない。また、脊柱起立筋も同方向に伸
縮するため、身体を前傾させたり正立させたりする働き
のサポートをすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき説明する。なお、同一要素には同一符号を付し、
重複する説明を省略する。
【0019】図1は実施形態に係るベルト状の腰保護具
(腰用ベルト)を示す正面図である。この腰用ベルト
は、介護作業のような中腰、前傾姿勢をとることの多い
場合に、人体の腰周部(体幹部と骨盤部の間の部分)に
巻き回し、面ファスナーで止着して使用される。なお、
本実施形態は腰部を体幹側と骨盤側の双方からサポート
する機能を有するものであるが、この「体幹側」と「骨
盤側」に関しては、図11のように理解されるべきであ
る。「体幹」とは、本来は頭と脚を除いた部位を差す
が、本件明細書で「体幹側」とは図11に示すような腹
腔(腰と胸腔の間)の部位であり、「骨盤側」とは腹腔
と臀部の間の腰の部位を指す。
【0020】図1に示す通り、腰用ベルトは着用状態で
人体の腰周部の背側部分に当てられる面状の背当面部1
と、腰周部の左右の脇側部分それぞれに当てられる面状
の左右一対の脇当面部2(2L,2R)と、腰周部の腹
側部分に当てられる面状の左右一対の腹当面部3(3
L,3R)を有している。ここで「面状」とは、可撓性
を有して湾曲や屈曲が可能ながら、復元力で原型に戻る
と平面形状になるものを意味する。
【0021】背当面部1、左右一対の脇当面部2L,2
Rおよび左右一対の腹当面部3L,3Rは、基本的素材
として複数枚の布地(編布、織布、不織布)を適宜、重
ね合わせて縫製し、縁部は縁取りを施すことにより構成
される。腰用ベルトの両端に位置する左右一対の腹当面
部3L,3Rには、互いを止着するための止着手段とし
て、一対の噛合テープ(図示せず)からなる面ファスナ
が縫着により設けられている。このように、腰保護具を
背、脇、腹の各当面部1,2,3が相互に連続する一体
のベルト形状と成し、人体の腰周部に巻回して止着する
ことを可能としたので、着用位置や締め付けの強さを自
在に調節可能である。
【0022】図1の通り、背当面部1の本体は、着用状
態で上側の背当面上部1Aと下側の背当面下部1Bに分
割され、この左右方向に伸びる分割ラインを境にして折
り曲げ自在となっている。これにより着用者の脊柱起立
筋をサポート可能にしている。また、背当面下部1Bの
上下方向の幅は、背当面上部1Aの上下方向の幅より広
くなっており、下部1Bでは脊柱起立筋に加えて殿筋
(小殿筋、中殿筋)等をカバーして、その働きをサポー
トし骨盤を安定させることに大きく寄与している。な
お、小殿筋および中殿筋は、図12に示すように人体背
面部の広背筋と大殿筋の間の筋肉であり(同図(A)参
照)、その位置の人体前面部には腹直筋や外腹斜筋があ
る(同図(B)参照)。
【0023】背当面上部1Aと背当面下部1Bは、それ
ぞれ布材を縫製してなる袋状部を含んで構成され、この
袋状部には補強用の押え部材10として、可撓性を有す
る材料(例えばプラスティック)で成型された長尺の板
状の芯材(押え部材10)が左右に1本づつ、上下方向
に伸びるように収納されている。このように、押さえ部
材10で補強された「面」(背当面上部1Aと背当面下
部1Bの双方の「面」)で腰部を体幹側と骨盤側の双方
からサポートしたので、正立および前傾姿勢のいずれで
も効果的に腹腔内圧を高め得る。また、袋状部に芯材
(押え部材10)を収納したので、着用者の動きに応じ
て押え部材10が袋状部の内部で摺動し、背当面部1が
位置ずれすることがない。
【0024】連結部材11は、少なくとも上下方向に伸
縮性を有し、背当面上部1Aと背当面下部1Bを連結す
る。具体的には、背当面部1の全体の広がりと同じ面積
を持ち、上下および左右方向に伸縮性を有する編布が肌
側に当てられ、背当面上部1Aの上端および下端と、背
当面下部1Bの上端および下端、更に背当面上部1Aと
背当面下部1Bの左右の端部に、それぞれ縫着される
(図2参照)ことで連結部材11が構成される。このよ
うに、肌側に連結用の布材を配置したので、背当面部1
の上部1Aと下部Bの間隙に、着用者の肌着や人肌を挟
んだりする不具合がない。また、正立と前傾姿勢を繰り
返すような動きに追従し易くなる。
【0025】図1において、左右一対の脇当面部2L,
2Rは、その上端部から下端部に連続すると共に、可撓
性と復元性を有するように構成した支え部材を、背当面
部1との隣接部分に有している。具体的には、背当面部
1との隣接領域21L,21Rにおいて、複数枚の布地
を多めに重ね合わせて縫製することにより可撓性と復元
性が付与され、これが支え部材を構成している。なお、
プラスティックのような可撓性を有する材料の成型体
(棒状、板状の成型体)を布地の中に織り込んだり、縫
製により形成した袋状の部分にこれら成型体を収納する
と、更に適度の可撓性と復元性を支え部材に付与するこ
とが可能となる。
【0026】このように実施形態の腰用ベルトでは、背
当面部1は補強用の押え部材10を含む背当面上部1A
と背当面下部1Bに分割されつつ、脇当面部2L,2R
の上端部から下端部に連続する支え部材で左右から挟ま
れているので、正立および前傾姿勢の際に脊柱の動きを
阻害することなく、体幹側(上側)と骨盤側(下側)の
双方から腹腔内圧を高め得る。そして、上下に分割され
た背当面部1の上部1Aと下部Bを伸縮性の連結部材1
1で連結しているので、正立と前傾姿勢を繰り返すよう
な動きに追従することができ、適切な腰部のサポートを
なし得る。
【0027】これを図2(図1の、着用状態でのA−A
線断面図)により詳細に説明すると、身体が直立(正
立)状態の場合は、図2(A)の如く布地の連結部材1
1は縮み、背当面上部1Aの下端部と背当面下部1Bの
上端部は接近する。背当面上部1Aと背当面下部1B
は、身体の体幹側と骨盤側にそれぞれ当接し、上下の分
割ラインで折れ曲がる。このとき、脇当面部2L,2R
の背当面部1との隣接部分21L,21Rには、その上
端部から下端部に連続すると共に可撓性と復元性を有す
る支え部材が構成されているので、大きく折れ曲がるこ
とはない。
【0028】逆に、身体が前屈(前傾)状態の場合は、
図2(B)の如く連結部材11は伸び、背当面上部1A
の下端部と背当面下部1Bの上端部は離隔する。背当面
上部1Aと背当面下部1Bは、身体の体幹側と骨盤側の
動きに合わせて変位し、上下の分割ラインで反対方向に
折れ曲がる。このときも、脇当面部2L,2Rには支え
部材が構成されており、大きく折れ曲がることはないの
で、腰用ベルト全体が身体の正立および前傾姿勢の際に
脊柱の動きを阻害することなく、背当面部1が正立と前
傾姿勢を繰り返すような動きに追従できる。
【0029】図1に戻って構成を説明すると、腹当面部
3は、着用状態で上側の腹当面上部3Aと下側の腹当面
下部3Bに分割され、止着手段である面ファスナ(一対
の噛合テープからなる)は、腹当面上部3Aと腹当面下
部3Bのそれぞれに設けられている。ここで、腹当面上
部3Aと下側の腹当面下部3Bの上下方向の分割比は、
背当面上部1Aと背当面下部1Bの上下方向の分割比と
概ね同等である。背当面部1と同様に腹当面部3を上下
に分割し、それぞれに独立に止着手段を設けたことで、
腰部を体幹側と骨盤側の双方からサポートする機能を更
に向上できる。
【0030】本発明は、上記の実施形態に限らず、種々
の態様が可能である。
【0031】例えば、背当面部1の上部1Aと下部1B
にそれぞれ構成した袋状部に収納する補強用の押え部材
10としては、図3のように背当面上部1Aについては
左右一対の長尺の板状芯材、背当面下部1Bについては
面積の広い一枚の平板状芯材としても良い。図4のよう
に、背当面上部1Aについては面積の広い一枚の平板状
芯材、背当面下部1Bについては左右一対の長尺の板状
芯材としても良い。
【0032】図5のように、背当面部1の上部1Aと下
部1Bの双方について、左右一対で各2本づつの長尺の
板状芯材としても良く、図6のように、背当面部1の上
部1Aと下部1Bの双方について、面積の広い各一枚の
平板状芯材としても良い。図7のように、背当面部1の
上部1Aと下部1Bの双方について、左右および中央の
各3本づつの長尺の板状芯材としても良い。
【0033】左右一対の腹当面部3L,Rについても、
図6に示すように上下に分割せずに一体としても良く、
この場合は面ファスナのような止着手段は一つとなる。
図7のように、腹当面部3の上部3Aと下部3Bへの分
割を脇当面部2にも延長させ、背当面部1の上部1Aと
下部1Bに隣接する領域21(支え部材)のみを残し
て、脇当面部2を上部2Aと下部2Bに分割しても良
い。この場合、脇当面部2を上部2Aと下部2Bは別々
に離れるように「分離」しても良いが、例えば一枚の布
地で折れ曲がり自在に連結しておいても良い。
【0034】連結部材11を構成する編布と背当面部1
の上部1Aおよび下部1Bとの縫着は、背当面上部1A
の上端および下端の少なくとも一方と、背当面下部1B
の上端および下端の少なくとも一方、としても良い。い
ずれの箇所で縫着するかにより、連結用の布材の伸縮可
能な範囲が異なることになる。
【0035】図8は、連結部材11となる編布を、背当
面上部1Aの上端と背当面下部1Bの上端に縫着した例
を示す。同図(A)は、着用状態で正立と前傾姿勢を繰
り返す動きに背当面部1の上部1Aおよび下部1Bが追
従する状態を示す側面図、同図(B)は、その状態の背
面図である。同図(C)は、連結部材11と背当面部1
の上部1Aおよび下部1Bとの縫着状態を示す断面図で
あり、上下および左右方向に伸縮性を有する編布を背当
面上部1Aの肌側に用意し、これを背当面上部1Aの上
端と背当面下部1Bの上端に縫着している。この変形例
では、連結部材11となる連結用の布材の伸縮可能な範
囲が、背当面上部1Aの上下方向の幅の分だけ長くなっ
ている。
【0036】連結部材11と背当面部1の上部1Aおよ
び下部1Bとの縫着状態は、図8(C)に限定されず、
図9のようになっていても良い。同図においては、上下
および左右方向に伸縮性を有する編布を背当面上部1A
の肌側に用意し、これを背当面上部1Aの下端と背当面
下部1Bの上端に縫着している。図9は正立状態(A)
から前傾状態(B)に追従する様子を示している。
【0037】本発明はベルト状のものに限定されず、図
10に示すように、股関節サポート用の保護具(ボトム
用保護機能付き衣類)に合体させても良い。同図(A)
は正面図、同図(B)は背面図である。
【0038】止着手段としては、面ファスナーの他にフ
ックとホックの組合せ、ボタンとボタン止めの組合せ等
を用いることができる。
【0039】
【発明の効果】本発明に係る腰保護具によれば、背当面
部が上下に分割されて、脇当面部の支え部材で左右から
挟まれているので、正立および前傾姿勢の際に脊柱の動
きを阻害することなく、体幹側と骨盤側の双方から腹腔
内圧を高め得る。そして、上下に分割された背当面部を
伸縮性の連結部材で連結しているので、正立と前傾姿勢
を繰り返すような動きに追従でき、適切な腰部のサポー
トをなし得る優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る腰保護具の平面図である。
【図2】図1の実施形態に係る腰保護具の着用状態での
断面図である。
【図3】別の実施形態に係る腰保護具の平面図である。
【図4】別の実施形態に係る腰保護具の平面図である。
【図5】別の実施形態に係る腰保護具の平面図である。
【図6】別の実施形態に係る腰保護具の平面図である。
【図7】別の実施形態に係る腰保護具の平面図である。
【図8】別の実施形態に係る腰保護具の着用状態を説明
する図である。
【図9】別の実施形態に係る腰保護具を説明する図であ
る。
【図10】別の実施形態に係る腰保護具を説明する図で
ある。
【図11】身体の部位を説明する図である。
【図12】身体の部位を説明する図である。
【符号の説明】
1・・・背当面部、1A・・・背当面上部、1B・・・背当面下
部、2、2L,2R・・・脇当面部、2A・・・脇当面上部、
2B・・・脇当面下部、21・・・隣接する領域(支え部
材)、3,3L,3R・・・腹当面部、3A・・・腹当面上
部、3B・・・腹当面下部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着用状態で腰周部の背側部分に当てられ
    る面状の背当面部と、前記腰周部の脇側部分に当てられ
    る面状の左右一対の脇当面部とを備える腰保護具におい
    て、前記脇当面部は、その上部から下部に連続すると共
    に可撓性と復元性を有する支え部材を、前記背当面部と
    の隣接部分に有し、前記背当面部は、着用状態で上側の
    背当面上部と下側の背当面下部に分割されると共に、そ
    れぞれ補強用の押え部材を含み、前記背当面上部と前記
    背当面下部は、少なくとも上下方向に伸縮性を有する連
    結部材で連結されていることを特徴とする腰保護具。
  2. 【請求項2】 着用状態で腰周部の腹側部分に当てられ
    る左右一対の腹当部が、左右一対の前記脇当面部それぞ
    れに連続して設けられてベルト形状をなし、左右一対の
    前記腹当部には互いを止着するための止着手段が設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の腰保護具。
  3. 【請求項3】 前記背当面上部の上下方向の幅は、前記
    背当面下部の上下方向の幅より狭いことを特徴とする請
    求項1または2記載の腰保護具。
  4. 【請求項4】 前記押え部材は、可撓性を有する金属ま
    たは樹脂材料で成型された芯材を含むことを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか記載の腰保護具。
  5. 【請求項5】 前記背当面上部および前記背当面下部
    は、それぞれ布材を縫製してなる袋状部を含んで構成さ
    れ、前記袋状部には前記芯材が収納されていることを特
    徴とする請求項4記載の腰保護具。
  6. 【請求項6】 前記脇当面部が有する前記支え部材は、
    複数枚の布材を縫製し、または布材を縫製してなる袋状
    部に可撓性を有する金属または樹脂材料の成型体を収納
    して構成されていることを特徴とする請求項1〜5のい
    ずれか記載の腰保護具。
  7. 【請求項7】 前記腹当部は、着用状態で上側の腹当上
    部と下側の腹当下部に分割され、前記止着手段は前記腹
    当上部と前記腹当下部のそれぞれに設けられていること
    を特徴とする請求項2〜6のいずれか記載の腰保護具。
  8. 【請求項8】 前記連結部材は、着用状態で肌側に位置
    すると共に少なくとも上下方向に伸縮性を有する布材で
    構成され、前記背当面上部と前記背当面下部にそれぞれ
    縫着されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれ
    か記載の腰保護具。
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