JP2020127701A - 姿勢矯正具及びその使用法 - Google Patents

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北野 文一
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Abstract

【課題】 立ち姿勢のときと座り姿勢のときとで、骨盤の傾きと脊椎の弯曲にあわせた支点水準の変化をもたらすような姿勢矯正具を提供する。【解決手段】 伸縮可能な腰ベルト(2)と、伸縮可能な左右の肩ベルト(3,4)から構成される姿勢矯正具である。前記腰ベルト(2)は、面ファスナを有する。前記左右の肩ベルト(3,4)の少なくとも前方端部にも面ファスナが取り付けられている。前記左右の肩ベルト(3,4)の前記面ファスナが前記腰ベルト(2)の前記面ファスナに対して位置変更可能なように取り付けられる。【選択図】 図2

Description

本発明は腰ベルトと肩ベルトを組み合わせてなる姿勢矯正具及びその使用法に関する。中でも特に、立ち姿勢(立位)と座り姿勢(座位)とで調整が可能な姿勢矯正具及びその使用法に関する。
腰ベルトと肩ベルトを組み合わせてなる姿勢矯正具としては、例えば実開平6−48621、実用新案登録第3110653号などが公知である。
しかし、これらの従来技術公報においては、立ち姿勢のときと座り姿勢のときとで変更や調整が可能であるという記載はないし、図面から判断する限り、可能であるとは思われない。
脊椎は生理的に前後に弯曲をもち、骨盤を形成する仙骨の上に乗っている。仙骨と接している第5腰椎は脊椎の生理的弯曲を獲得するため、水平より約30°傾き、立ち姿勢では前方にすべり落ちようとする力(剪力)が絶えず作用している。この不安定な脊椎と骨盤の関係において、骨盤の傾きが脊椎の弯曲に大きく関与し、姿勢の乱れが生じる原因となっている。また、座り姿勢では膝が屈曲位となり、骨盤を前傾させる筋肉が緩み、腰椎前弯は減少する。
このように立ち姿勢と座り姿勢では骨盤の傾きは大きく変わり、同様に脊椎の弯曲も変化する。これを矯正しようとして胸郭を拡大し背筋を伸ばすように肩ベルトで引っ張るのであれば、骨盤の傾きと脊椎の弯曲に対しても何らかの対策が必要となる。
実開平6−48621号 実用新案登録第3110653号
本発明は、上記観点に立って、立ち姿勢のときと座り姿勢のときとで、骨盤の傾きと脊椎の弯曲にあわせた支点水準の変化をもたらすような姿勢矯正具を提供することを目的とする。
本発明は、伸縮可能な腰ベルトと、伸縮可能な左右の肩ベルトから構成される姿勢矯正具であって、前記腰ベルトは、第1係合具を有し、前記左右の肩ベルトの少なくとも前方端部に第2係合具が取り付けられているものにおいて、前記左右の肩ベルトの前記第1係合具が前記腰ベルトの前記第1係合具に対して位置変更可能なように取り付けられる、ことを特徴とする。
第1係合具及び第2係合具は面ファスナ同士とすることができるし、一方がフック、他方がフック受け具(例えばDリング)とすることもできる。
前記腰ベルトと前記左右の肩ベルトは、3つの独立した部分に分離可能とすることができる。
そのとき、前記肩ベルトは、上半分に設けられたリング部と、下半分に設けられた直線部を有し、前記リング部は着用者が肩を通す部分であり、前記直線部の前方端部の面ファスナが前記腰ベルトの面ファスナに対して係合可能であるものとすることができる。
別態様では、前記肩ベルトが、それぞれ1本の直線部からなり、前記直線部の前方端部の面ファスナが前記腰ベルトの面ファスナに対して係合可能とすることもできる。
別態様では、前記腰ベルトと、前記左右の肩ベルトを独立した3部品とするのではなく、前記腰ベルトと、前記左右の肩ベルトのうち、前記腰ベルトと前記肩ベルトの後方端部が固定され、前記肩ベルトの前方端部の面ファスナが前記腰ベルトの面ファスナに係合可能とすることもできる。
前記腰ベルトは、上下にややずらした状態で配置されている2本の幅広ベルトからなるものとすることができ、前記2本の幅広ベルトのうち、下側腰ベルトは着用者の臀部をサポートするものとすることができる。
別態様では、前記腰ベルトは1枚の幅広ベルトとすることもできる。
さらに別態様では、前記腰ベルトは、第1係合具が係合する当て布を前方正面に取り付けたパンツ型のものとすることもできる。
さらに別態様では、前記腰ベルトは、第1係合具が係合する当て布を前方正面に取り付けた長ズボン型のものとすることもできる。
付加的な要素として、前記幅広ベルトの左右下端部から1本ずつ伸縮性のある補助紐を斜め下方向に伸ばし、各補助紐の端部にも第3係合具を取り付けることもできる。
本発明はまた前記姿勢矯正具の使用法であって、前記肩ベルトの前記第2係合具を前記腰ベルト2の第1係合具に係合させる位置が着用者の立ち姿勢のときよりも座り姿勢のときの方が高いことを特徴とする。
好ましくは、前記肩ベルトが使用時に着用者の背中において交差するように取り付けられる。
さらに好ましくは、前記肩ベルトが使用時に着用者の背中において交差する位置に設けられる押さえ部材(例えば小さなバンド)により前記肩ベルトの移動が制限されるようにする。
本発明によれば、立ち姿勢と座り姿勢とで、肩ベルト直線部の位置を変更することにより、肩ベルト交差部(支点水準)の位置を変更することが容易である。この支点水準の位置変更によって各姿勢において効果的に背筋矯正を行うことができる。
本発明の1実施例に係る姿勢矯正具を装着した状態の背面斜視図である。 同姿勢矯正具を装着した状態の(a)正面図、(b)背面図である。 同姿勢矯正具を構成する3部品を示す図である。(a)は腰ベルトの正面図、(b)は腰ベルトの背面図であり、(c)は左側肩ベルトの正面図、(d)は左側肩ベルトの背面図であり、(e)は右側肩ベルトの正面図、(f)は右側肩ベルトの背面図である。 同姿勢矯正具を構成する3部品を組み合わせた状態の(a)正面図、(b)背面図である。 同姿勢矯正具を着用した人の正面図であって、(a)は立ち姿勢、(b)は座り姿勢である。 同姿勢矯正具を着用した人の側面図であって、(a)は立ち姿勢、(b)は座り姿勢である。 同姿勢矯正具を着用した人の背面図であって、(a)は立ち姿勢、(b)は座り姿勢である。 本発明の実施例2に係る姿勢矯正具を装着した状態の(a)正面図、(b)背面図である。 同姿勢矯正具の(a)正面図、(b)背面図である。 本発明の実施例3に係る姿勢矯正具を装着した状態の(a)正面図、(b)背面図である。 同姿勢矯正具の(a)正面図、(b)背面図である。 本発明の実施例4に係る姿勢矯正具を装着した状態の(a)正面図、(b)背面図である。 同姿勢矯正具の(a)正面図、(b)背面図である。 本発明の実施例5に係る姿勢矯正具を装着した状態の(a)正面図、(b)背面図である。 同姿勢矯正具の(a)正面図、(b)背面図である。 本発明の実施例6に係る姿勢矯正具を装着した状態の(a)正面図、(b)背面図である。 同姿勢矯正具の(a)正面図、(b)背面図である。 本発明の実施例7に係る姿勢矯正具を装着した状態の(a)正面図、(b)背面図である。 同姿勢矯正具の(a)正面図、(b)背面図である。 本発明の実施例8に係る姿勢矯正具を装着した状態の(a)正面図、(b)背面図である。 同姿勢矯正具の(a)正面図、(b)背面図である。 本発明の実施例9に係る姿勢矯正具を装着した状態の(a)正面図、(b)背面図である。 同姿勢矯正具の(a)正面図、(b)背面図である。
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施例をいくつか説明する。
図1〜図4に示すように、実施例1の姿勢矯正具は腰ベルト2と左右の肩ベルト3,4を有する。これらの3本のベルト2,3,4は、図3に示すように、3つの部品に分離可能であり、使用時に面ファスナを使用して組み合わされて一体化する。
腰ベルト2の左右端部には面ファスナ22〜24が取り付けられており、左右端部が相互に付着可能である。さらに、後記する肩ベルト端部の面ファスナ33,43及び腰ベルトの補助紐26,27の面ファスナ28,29とも付着可能である。
腰ベルト2は、図3(a)(b)に示すように、2本の伸縮性幅広ベルト20,21の左右端部同士を固定してなるものである。
2本の幅広ベルト20,21は、上下にややずらした状態で配置されているので、中央部が重ならず、空きスペース25が形成されている。2本の腰ベルトのうち、下側幅広ベルト21は着用者の臀部を広い範囲にわたってサポートする(図1参照)。
下側幅広ベルト21の左右下端部から1本ずつ伸縮性のある細い補助紐26,27が斜め下方向に延びている。各補助紐の端部にも面ファスナ28,29が取り付けられている。
左右の肩ベルト3,4は同様の構造であるが、左右の肩にそれぞれ取り付けられるので、互いに鏡像関係にある。ちょっと見ただけでは左右が容易に判別できないので、「左用、内側」「右用、内側」等の印や文字ラベルをつけておくことが好ましい。
左右の各肩ベルト3,4は伸縮性の幅広ベルトからなり、上半分に設けられたリング部31,41と、下半分に設けられた直線部32,42を有する。リング部31,41は着用者が肩を通す部分である。直線部32,42の端部にも面ファスナ33,43が取り付けられており、腰ベルト2の面ファスナ23、24に付着可能である。
前記3部品を組み合わせた状態を図4に示す。使用時には、左右肩ベルト3,4は互いに交差するように配置され、その直線部の面ファスナ33,43を腰ベルトの左右端部面ファスナ23、24に付着することにより、3部品は一体化される。
この姿勢矯正具1を使用者に装着した状態を図1、図2に示す。前から見ると、腰ベルト2の正面と、肩ベルト3,4のリング部31,41前面及び直線部32,42の端部が見える(図2(a))。後ろから見ると、2本に分離した状態の腰ベルト20,21と、左右肩ベルト3,4のリング部31,41の背面と、左右肩ベルトの直線部32,42が見える(図1、図2(b))。左右の肩ベルト3,4が交差する部分5は、水平線とX字線が重なったアスタリスク模様(「*」)のように見える。この交差部5の高さを姿勢矯正具1の支点水準と考えることができる。
腰ベルトの2本の細い補助紐26,27は着用者の股間部をまたぐように伸び、端部の面ファスナ28,29が腰ベルト2の面ファスナ23、24に付着される(図1、図2)。補助紐26,27は本発明にとって必須ではないが、これらにより臀部や股間部が適度な押圧力を受けるので腰を安定化するのに役立つ。
この姿勢矯正具1を装着した状態で、立ち姿勢と座り姿勢に応じた調整は次のようにして行う。図5〜図7参照。
まず、立ち姿勢の場合、背中が張り、反り腰となるので、腰椎が前面に湾曲しやすくなる。これを矯正するには、姿勢矯正具1の支点水準(図7に一点鎖線で示す)は胸椎下部に設けるのがよい。そのためには、肩ベルト直線部32,42の末端面ファスナ33,43を着用者が手に取って腰ベルト2に固定する位置を下げる(図5(a)、図6(a)参照)。これにより、肩ベルト3,4の長さが長くなり、より大きな張力が得られる。
座り姿勢では膝が屈曲位となり、骨盤を前傾させる筋肉が緩み腰椎前弯は減少するので、猫背になりやすくなる。これを矯正するには、支点水準を胸椎上部に設けて、胸郭を集中的に拡大させる。そのためには、肩ベルト直線部32,42の末端面ファスナ33,43を着用者が手に取って腰ベルト2に固定する位置をあげる(図5(b)、図6(b)参照)。これにより、座った際の圧迫感が和らげられる。
実施例2(図8、図9)において、実施例1と同様の部品は実施例1の符号の後に「A」をつけて詳細な説明を省略する。実施例2が実施例1と異なるのは主として次の2点である。
(1)左右肩ベルト3A,4Aと腰ベルト2Aが完全には分離しておらず、肩ベルトの後ろ側端部が腰ベルト2Aに縫い付けられて固定部34A,44Aとなっている。
(2)左右肩ベルト3A,4Aがリング部を形成せず、左肩用及び右肩用もそれぞれ1本のベルト32A,42Aである。
実施例2は、実施例1と同様に、立ち姿勢と座り姿勢に応じた調整が可能である。すなわち、肩ベルト3A,4Aの前側先端面ファスナ33A、43Aの位置を立ち姿勢と座り姿勢に応じて変更する。
実施例3(図10、図11)において、実施例1と同様の部品は実施例1の符号の後に「B」をつけて詳細な説明を省略する。実施例3が実施例1と異なるのは主として次の3点である。
(1)肩ベルト3B,4Bと腰ベルト2Bが完全に分離しておらず、肩ベルトの後ろ側端部が腰ベルト2Bに縫い付けられて固定部34B,44Bとなっている。
(2)左右肩ベルト3B,4Bがリング部を形成せず、左肩用及び右肩用もそれぞれ1本のベルトである。
(3)左右ベルト3B,4Bは、腰ベルト2Bから着用者の背中に沿ってまっすぐに立ち上がり、肩を経て再び背中に回り、ここで交差した後、腰ベルト2Bに付着する。
実施例3は、実施例1又は2と同様に、立ち姿勢と座り姿勢に応じた調整が可能である。すなわち、肩ベルト3B,4Bの前側先端面ファスナ33B,43Bの位置を立ち姿勢と座り姿勢に応じて変更する。
実施例4(図12、図13)において、実施例1と同様の部品には実施例1の符号の後に「C」をつけて詳細な説明を省略する。実施例4が実施例1と異なるのは主として次の3点である。
(1)肩ベルト3C,4Cと腰ベルト2Cが分離しておらず、肩ベルトの後ろ側においてランニングシャツ型の幅広部分20Cを形成している。
(2)左右肩ベルト3C,4Cがリング部を形成せず、左肩用及び右肩用も後ろ側で一体化している幅広部分20Cを除き、それぞれ1本のベルトである。
(3)左右肩ベルト3C,4Cの交差位置において、ベルトが移動するのを防ぐためにベルト押さえ51Cが設けられている。ベルト押さえ51Cは例えば、肩ベルトを押さえる小さなバンドである。
実施例4は、実施例1〜3と同様に、立ち姿勢と座り姿勢に応じた調整が可能である。すなわち、肩ベルト3C,4Cの前側先端面ファスナ33C,43Cの位置を立ち姿勢と座り姿勢に応じて変更する。
実施例5(図14、図15)において、実施例1と同様の部品には実施例1の符号の後に「D」をつけて詳細な説明を省略する。実施例5が実施例1と異なるのは主として次の4点である。
(1)肩ベルト3D,4Dと腰ベルト2Dが分離しておらず、肩ベルトの後ろ側においてランニングシャツ型の幅広部分20Dを形成している。
(2)腰ベルト2Dは付着可能な左右端部を有しておらず、1枚のパンツのような形状を有している。
(3)このパンツ型腰ベルト2Dの前部に面ファスナを有する当て布6Dが取り付けられており、肩ベルトの前側先端面ファスナがこの当て布6Dの面ファスナに付着可能である。
(4)左右ベルト3D,4Dの交差位置において、ベルトが移動するのを防ぐためにベルト押さえ51Dが設けられている。ベルト押さえ51Dは例えば、肩ベルトを押さえる小さなバンドである。
実施例5は、実施例1〜4と同様に、立ち姿勢と座り姿勢に応じた調整が可能である。すなわち、肩ベルト3D,4Dの前側先端面ファスナ33D,43Dの位置を立ち姿勢と座り姿勢に応じて変更する。
実施例6(図16、図17)において、実施例1と同様の部品には実施例1の符号の後に「E」をつけて詳細な説明を省略する。実施例6が実施例1と異なるのは主として次の5点である。
(1)肩ベルト3E,4Eと腰ベルト2Eが完全には分離しておらず、肩ベルト3E,4Eの後ろ側端部が腰ベルト2Eに縫い付けられて固定部34E,44Eとなっている。
(2)左右肩ベルト3E,4Eがリング部を形成せず、それぞれ1本のベルトである。
(3)腰ベルトが付着可能な左右端部を有しておらず、1枚のパンツのような構成を有している。
(4)このパンツ型腰ベルト2Eの前部に面ファスナを有する当て布6Eが取り付けられており、肩ベルトの前側先端面ファスナがこの当て布6Eの面ファスナに付着可能である。当て布6はコシがある硬質の布や皮であることが好ましい。
(5)左右ベルト3E,4Eは、腰ベルト2Eから着用者の背中に沿ってまっすぐに立ち上がり、肩を経て再び背中に回り、ここで交差した後、腰ベルト2Eの当て布6E面ファスナに付着する。
実施例6は、実施例1〜5と同様に、立ち姿勢と座り姿勢に応じた調整が可能である。すなわち、肩ベルトの前側先端面ファスナ33E,43Eの位置を立ち姿勢と座り姿勢に応じて変更する。
実施例7(図18、図19)において、実施例1と同様の部品には実施例1の符号の後に「F」をつけて詳細な説明を省略する。実施例7が実施例1と異なるのは主として次の2点である。
(1)腰ベルトが付着可能な左右端部を有しておらず、1枚のパンツのような構成を有している。
(2)このパンツ型腰ベルト2Fの前部に複数(図では左右に各2個又は4個)のDリングを有するテープ状の当て布6Fが取り付けられている。当て布6Fはコシがある硬質の布や皮であることが好ましい。肩ベルトの前側先端にはフック33F,43Fが取り付けられている。肩ベルトのフック33F,43FはDリング61Fのいずれかに係合可能である。それとは別に肩ベルトの前側先端フック33F,43Fは高位置にある別のDリング63Fとも選択的に係合可能である。
実施例7は、実施例1〜6と同様に、立ち姿勢と座り姿勢に応じた調整が可能である。すなわち、肩ベルトの前側先端のフック33F,43Fと複数のDリング61Fのいずれか,又はより高位置にある63Fとの係合位置を立ち姿勢と座り姿勢に応じて選択変更する。
実施例8(図20、図21)において、実施例1と同様の部品には実施例1の符号の後に「G」をつけて詳細な説明を省略する。実施例8が実施例1と異なるのは主として次の2点である。
(1)腰ベルトが付着可能な左右端部を有しておらず、1枚のパンツのような構成を有している。
(2)このパンツ型腰ベルト2Gの前部に面ファスナを有する当て布6Gが取り付けられており、肩ベルトの前側先端面ファスナがこの当て布6Gの面ファスナに付着可能である。当て布6Gはコシがある硬質の布や皮であることが好ましい。実施例8では当て布6Gは1枚の布ではなく、4枚の小片布62Gからなっている。その他、当て布6Gの位置や形状は使い勝手を考慮してさまざまに変更することができる。
実施例8は、実施例1〜7と同様に、立ち姿勢と座り姿勢に応じた調整が可能である。すなわち、肩ベルトの前側先端面ファスナ33G,43Gと当て布6Gの小片62Gの付着位置を立ち姿勢と座り姿勢に応じて変更する。
実施例9(図22、図23)において、実施例1と同様の部品には実施例1の符号の後に「H」をつけて詳細な説明を省略する。実施例9が実施例1と異なるのは主として次の3点である。
(1)腰ベルトが付着可能な左右端部を有しておらず、1枚の長ズボンのような構成を有している。
(2)この長ズボン型腰ベルト2Hの前部に左右1個ずつのDリング61Hを有する当て布6Hが取り付けられており、肩ベルトの前側先端フック33H,43Hがこの当て布6HのDリング61Hに係合可能である。それとは別に肩ベルトの前側先端フック33H,43Hは、より高位置にある別のDリング63Hとも選択的に係合可能である。
(3)当て布6H はコシがある硬質の布や皮であることが多いので、前かがみになったり、膝を曲げたりするときに邪魔にならないように、逃がし部65Hを設けている。逃がし部65Hとしては例えば水平方向に延びるスリット状の開口とすることができる。
実施例9は、実施例1〜8と同様に、立ち姿勢と座り姿勢に応じた調整が可能である。すなわち、肩ベルトの前側先端フック33H,43Hと当て布6HのDリング61H,63Hとの付着位置を立ち姿勢と座り姿勢に応じて変更する。
1 姿勢矯正具
2,2A〜2H 腰ベルト
20,21 伸縮性幅広ベルト
20C,20D 幅広部分
22〜24 面ファスナ
25 スペース
26,26A,26B,26C 補助紐
27,27A,27B,27C 補助紐
28,29 面ファスナ
3,3A〜3H 肩ベルト
4,4A〜4H 肩ベルト
31,31F,31G,41,41F,41G,41H 肩ベルトリング部
32,32A〜32H 肩ベルト直線部
42,42A〜42H 肩ベルト直線部
33,33A〜33G 前側係合具
43,43E〜43G 前側係合具
5 交差部(支点水準高さ)
51C,51D 押さえ部
6D,6E,6F,6G,6H 当て布
61F,61H Dリング
62G 当て布小片
65H 逃がし部

Claims (17)

  1. 伸縮可能な腰ベルト(2,2A〜2H)と、伸縮可能な左右の肩ベルト(3,4;3A〜3H,4A〜4H)から構成される姿勢矯正具であって、
    前記腰ベルト(2,2A〜2H)は、第1係合具(22〜24,6D〜6H)を有し、
    前記左右の肩ベルト(3,4;3A〜3H,4A〜4H)の少なくとも前方端部にも第2係合具(33,43;33A〜33H,43A〜43H)が取り付けられているものにおいて、
    前記左右の肩ベルト(3,4;3A〜3H,4A〜4H)の前記第2係合具(33,43;33A〜33H,43A〜43H)が前記腰ベルト(2,2A〜2H)の前記第1係合具(23、24,6D〜6H)に対して位置変更可能なように取り付けられる、
    ことを特徴とする姿勢矯正具。
  2. 第1係合具及び第2係合具が面ファスナである請求項1記載の姿勢矯正具。
  3. 第1係合具及び第2係合具がフックとフック受け具の組み合わせである請求項1記載の姿勢矯正具。
  4. 前記腰ベルト(2)と、前記左右の肩ベルト(3,4)が3つの独立した部分に分離可能である請求項1〜3のいずれかに記載の姿勢矯正具。
  5. 前記肩ベルト(3,3F,3G,4,4F,4G,4H)は、上半分に設けられたリング部(31,31F,31G,41,41F,41G,41H)と、下半分に設けられた直線部(32,32F,32G,42,42F,42G,42H)を有し、
    前記リング部(31,31F,31G,41,41F,41G,41H)は着用者が肩を通す部分であり、
    前記直線部(32,32F,32G,42,42F,42G,42H)の前方端部の第2係合具(33,33F,33G,43,43F,43G,43H)が前記腰ベルト(2,2F,2G,2H)の第1係合具(23、24,61F,61G,61H)に対して係合可能である請求項1〜4のいずれかに記載の姿勢矯正具。
  6. 前記肩ベルト(3A,3B,3E,4A,4B,4E)が、それぞれ1本の直線部からなり、
    前記直線部の前方端部の第2係合具(33A,33B,33E,43A,43B,43E)が前記腰ベルトの第1係合具(23A,23B,23E,24A,24B,24E,6E)に対して係合可能である請求項1〜4のいずれかに記載の姿勢矯正具。
  7. 前記腰ベルトと、前記左右の肩ベルトのうち、前記腰ベルトと前記肩ベルトの後方端部(34A,44A;34B,44B)が固定され、前記肩ベルトの前方端部の面ファスナが前記腰ベルトの面ファスナに係合可能である請求項1〜6のいずれかに記載の姿勢矯正具。
  8. 前記腰ベルト(2)は、上下にややずらした状態で配置されている2本の幅広ベルト(20,21)からなるものであり、前記2本の幅広ベルトのうち、下側腰ベルト(21)は着用者の臀部をサポートするものである、請求項1〜7のいずれかに記載の姿勢矯正具。
  9. 前記腰ベルトは1枚の幅広ベルトからなるものである請求項1〜8のいずれかに記載の姿勢矯正具。
  10. 前記腰ベルトが面ファスナとなる当て布(6D,6E,6G)を取り付けたパンツ型のもの(21D,21E,21G)である請求項9記載の姿勢矯正具。
  11. 前記腰ベルトが、少なくとも1個以上のDリング(61F、63F、61H、63F)を取り付けたパンツ型のもの(21F、21H)である請求項9記載の姿勢矯正具。
  12. 前記腰ベルトが面ファスナとなる当て布(6H)を取り付けた長ズボン型のもの(21H)である請求項9記載の姿勢矯正具。
  13. 前記幅広ベルト(21,21A〜21C)の左右下端部から1本ずつ伸縮性のある補助紐(26,27;26A〜26C,27A〜27C)が斜め下方向に延びていて、各補助紐の端部に第3係合具(28,29)が取り付けられている請求項9記載の姿勢矯正具。
  14. 前記腰ベルトの前記当て布(6H)に、前かがみになったり、膝を曲げたりするときに邪魔にならないように、逃がし部(65H)が設けられている請求項10又は11記載の姿勢矯正具。
  15. 請求項1〜14のいずれかに記載の姿勢矯正具の使用法であって、前記肩ベルト(3,4;3A〜3H,4A〜4H)の前記第2係合具(33,43;33A〜33H,43A〜43H)を前記腰ベルト(2,2A〜2H)の前記第1係合具(23、24;23A;6D〜6H)に係合させる位置が着用者の立ち姿勢のときよりも座り姿勢のときの方が高いことを特徴とする姿勢矯正具の使用法。
  16. 前記肩ベルト(3,4;3A〜3H,4A〜4H)が使用時に着用者の背中において交差するように取り付けられる請求項15項記載の姿勢矯正具の使用法。
  17. 前記肩ベルト(3,4;3C,4C;3D,4D)が使用時に着用者の背中において交差する位置に設けられる押さえ部材(51C,51D)により前記肩ベルト(3,4;3C,4C;3D,4D)の移動が制限される請求項15項記載の姿勢矯正具の使用法。
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