JP2003299605A - ワイピングクロス - Google Patents
ワイピングクロスInfo
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Abstract
それぞれで拭き取り性に優れ、しかも拭き取り作業性が
良好で、強靱なワイピングクロスの提供せんとするもの
である。 【解決手段】本発明のワイピングクロスは、1デシテッ
クス以下の極細繊維を含んで構成された布帛であって、
かつ、該布帛を貫通する孔を複数個有することを特徴と
するものである。
Description
拭き取り性に優れ、且つ拭き取り作業性に優れた広範な
用途に使用可能なワイピングクロスに関するものであ
る。
性のある天然繊維からなるワイピングクロスがあり、最
近では汚れの拭き取り性向上を目的として極細繊維を用
いた布帛がワイピングクロスとして提案されている。た
とえば特開昭61−103428号公報においては、
0.9d以下の極細繊維からなる布帛の嵩高性を特徴と
するワイピングクロスが提案されており、特開昭63−
21136号公報においては、0.2d以下の超極細繊
維と0.5〜10dの繊維からなる交絡編物およびその
製造方法が提案されている。
103428号公報や特開昭63−21136号公報の
布帛では、風合いが硬い上に、一度水に浸して使用した
場合には、微細合成繊維布帛特有の性質の長所と短所を
同時に発現してしまうという問題があった。すなわち、
微細合成繊維布帛は、よりミクロレベルの汚れの除去に
優れているが、毛細管現象によって繊維間に水を素早く
吸水し、保水力が非常に高いという性質のために、吸水
速度が速い反面、各繊維間に水を強力に保持し、絞る際
には、水が布帛繊維間を移動するのみで抜けきらないと
いう問題があって、一枚の布帛で多量の水分を拭き取る
用途には適さない。これは同時に、繊維間に吸収した汚
れも抜けにくいことを意味する。したがってワイピング
材として使用可能な布帛の厚みは薄物に限定されるもの
であったし、汚れが抜けにくいために、ガソリンスタン
ドなどで洗車に繰り返し使用しようとしても、付着した
汚れが目立つという理由で客先に嫌がられ、広く用いら
れることがなかった。また、繊維間に保持された水で繊
維同士が滑るため、感触にぬめり感があり、その水で布
帛内の空隙が失われるために、洗剤を使用しても泡立た
ず、逆に表面の摩擦性の低下のために、洗剤不使用では
拭き取ることのできない汚れを拭き取ることができない
という問題があった。更には、繊維が極細で柔軟であれ
ばあるほど、ガラスなどの平滑な材料や自動車の車体の
洗車において、滑りにくくて拭き取り作業性が悪くなる
のに加え、高い摩擦が繊維の脱落を早め、洗浄面に極細
繊維くずが付着したり、耐久性が低下するなどの問題を
発現しやすい。また別の問題としては、特に車など塗装
面を拭き取る際に、ワイピングクロス表面が平面である
ために、塗装面とワイピングクロスの間に異物を挟み、
こすりつけることによって、傷が付くという欠点もあっ
た。すなわち、従来の技術においては、拭き取り性能を
重視し、繊維を微細化することによって、ソフト感が失
われたり、摩擦抵抗が増大しすぎるために、拭き取り作
業性と耐久性が低下したことに加え、水を使用した際に
は、毛細管現象によって布帛が繊維間に水を保持しよう
とするために、絞る際にはぬめりという不快感を感じる
が絞りきれない、また繊維間に空隙が極端に少ないため
に洗剤を使用しても泡だたず、繊維間に入り込んだ洗剤
や汚れが抜けにくいという各種問題点があるために、極
細繊維の布帛は薄物に限定され、しかも水分量が少ない
限定された条件下でしか好ましいワイピング効果を発揮
出来ないという問題があった。
拭き取り性能と拭き取り作業性をさらに向上させ、しか
も、柔軟で寸法安定性に優れる上に、強靱で、広範な洗
浄用途に好適に使用することができるワイピングクロス
を提供せんとするものである。
解決するために、次のような手段を採用するものであ
る。すなわち、本発明のワイピングクロスは、1.1デ
シテックス以下の極細繊維を含んで構成された布帛であ
って、かつ、該布帛を貫通する孔を複数個有することを
特徴とするものである。
取り性能と拭き取り作業性をさらに向上させ、しかも、
柔軟で寸法安定性に優れる上に、強靱で、広範な洗浄用
途に好適に使用することができるワイピングクロスにつ
いて、鋭意検討し、極細繊維製布帛に特定な貫通孔を複
数形成してみたところ、意外にも、かかる課題を一挙に
解決することができることを究明したものである。
の極細繊維を含んで構成されていることが、高い拭き取
り効果を得る上で重要である。製造のしやすさ、コスト
の点、さらに拭き取り効果などの点から、極細繊維の太
さとしては、単繊維繊度が0.001〜1.1デシテッ
クスの範囲内のものを用いるのが好ましく、単繊維繊度
が0.01〜0.5デシテックスのものを用いるのが実
用的かつ効果的で更に好ましい。
は、拭き取り性機能を有するので、必須の構成要件では
あるが、かかる極細繊維100%で布帛が形成されてい
る必要はなく、適度に他の繊維、例えば太い合成繊維、
木綿あるいは絹などの天然繊維や化学繊維などが混用さ
れていてもよい。布帛構成繊維中、50重量%以上が
1.1デシテックス以下の極細繊維であれば、上述の効
果を好ましく発揮せしめ得ることができる。
されている場合には、天然繊維自体が吸水するために、
乾燥状態での使用において少量の水を拭き取るには最適
なワイピングクロスを提供することができる。しかし、
このようなワイピングクロスは、湿った状態で繰り返し
水を拭き取る用途では、好適な拭き取り効果を発揮しに
くくなるので、かかる状態で使用する好適なワイピング
クロスとしては、布帛構成繊維中、70%重量以上が
1.1デシテックス以下の極細合成繊維で構成したもの
を使用するのが好ましい。
水分や汚れを吸着せず、毛細管現象によって繊維間に拡
散させることによって吸水するため、該貫通穴が繊維内
の水の動きを分断し、排出口の役割を果たすことから、
天然繊維と比較すると、容易に水と汚れを除去すること
ができる。また繊維間の無数の空間が、高い保湿性と適
度の通気性を長く保持し、一度水に濡らして軽く絞れば
長時間連続して使用することができる。すなわち速乾
性、耐久性、洗濯性、保湿性に優れたワイピングクロス
を提供することができる。
維糸あるいは短繊維紡績糸を少なくとも構成糸に用いて
繊維布帛を製造する方法は特に限定されないが、例えば
複数の成分から構成される複合繊維、中でも複合成分の
うちの一成分を溶出除去するか、あるいは各成分ごとに
分割する等の後の極細化加工により極細化が可能な複合
繊維を原料繊維に用いたフィラメント糸あるいは紡績糸
を用いて繊維布帛を製造することができる。微細合成繊
維を用いた繊維布帛の製造は近年合成繊維関係業界では
広く行われてきているものであり、極細化加工は繊維や
その集合体たる糸の段階あるいは繊維布帛に形成された
後の段階で行うことができる。
合体としては特に限定されないが、ポリエチレンエレフ
タレート(以下PETという。)ポリブチレンテレフタ
レート(以下PBTという)、ポリエステルエラストマ
などのポリエスエル系、ナイロン6、ナイロン66、ポ
リアミドエラストマ等のポリアミド系、ポリウレタン
系、ポリオレフィン系、アクリルニトリル系などの繊維
形成性を有する重合体が好適である。この中でも、好ま
しくはPET、PBT、更に好ましくはナイロン6,ナ
イロン66等が、加工した時の風合い及び実用性能の点
からも好ましい。ただし、一種類の重合体である必要は
なく、例えば親水性繊維と疎水性繊維すなわち、ポリエ
ステル系・ポリアミド系2種を混用して布帛を作成すれ
ば、適度な滑り感となじみが生まれるなどの効果が生ま
れる。用途に合わせて様々な混用が可能である。
1.1デシテックス以下の極細合成繊維が含まれていれ
ば、編織物その他は問わないが、湿状態での使用時に必
要な吸水性を得る上で、好ましくは編織物、より好まし
くは不織布であり、厚さ0.1cm〜1cm程度、適度
に嵩高であるのが良い。織物・編物ではバルキー糸など
嵩高な糸を混合することにより嵩高な布帛を作成するこ
とが可能であり、不織布であれば、重ねるウェブの数を
調節することにより、容易にボリュームを増すことがで
きる。むろん、薄い編織物でも、拭き取り効果を好まし
く得ることは出来るが、嵩高であるほど貫通穴を施すこ
とによる効果を好ましく得ることができる。また、不織
布であれば、貫通孔のほつれがなく、外観の美麗性を保
つことができる。(微細とあるが、クレームに極細繊維
としているのであるから、これに統一すべきです。以
下、統一してください。)1つのケースとして、例え
ば、布帛を不織布に限定した場合、形態が安定しにくい
という問題点が存在する。織物・編み物にはこれらの問
題は発生しにくい。これら不織布は、例えば、微細合成
繊維、あるいは微細化可能繊維の不織ウェブをクロスラ
ッパーによって積層した後、ニードルパンチによって繊
維同士を絡合させ、微細化可能繊維を使用の場合には微
細繊維化処理を施すことによって得られるが、その際、
好ましくは少なくとも片面に連続繊維の編織物を重ねて
ニードルパンチし、ウェブ自体の絡合と、ウェブ及び編
織物との絡合を充分に高めて不離一体構造を形成したも
のが良い。
より、伸びを防止し、不織布の厚さを一定に保ち、引っ
張りに対する強度を上げることができ、表面の毛羽落ち
を防止することができる。かかる編織物の種類について
は、経編み、トリコット編で代表される緯編みレース編
及びそれらの編み方を基本とした各種の編物、あるいは
平織り、綾織り、朱子織及びそれらの織り方を基本とし
た各種の織物など特に限定するものではないが、好まし
くは、強撚糸及びその他の化学的・物理的刺激により収
縮可能にした連続繊維を使用するのが良い。特に編織物
として、強撚糸からなる編織物を用いた場合、ニードル
パンチ後に潜在トルク解除処理を行うことによる、強撚
糸のトルク復元力を利用して、ボリューム感とソフト感
を出現させることができるばかりでなく、並列した複数
の貫通孔の間に筋状の溝を形成させることができるの
で、水はけ・拭き取り性の点で高い効果を発揮するワイ
ピングクロスを提供することができる。この方法によ
り、従来では実現不可能であった、高い吸水性、拭き取
り性、ボリューム感と水絞り性を兼ね備える上に、形態
安定性に優れた柔軟なワイピングクロスを提供すること
ができる。
毛細管現象によって吸水する布帛の厚み方向に貫通した
孔を有することに特徴を有するものである。該孔が、排
出孔の役割を果たすために、ぬめり感なく水を簡単に絞
りきることができる。そのため、従来は不可能であった
嵩高なワイピングクロスを作成することも可能となる。
また、ワイピングクロスの風合いが柔らかくなる上、拭
き取り面に適度な滑り性能が増すという機能を発揮する
が、かかる機能は、構成繊維が極細であればあるほど増
大する傾向がある。かくすることにより、摩擦による作
業の困難性を軽減することができるために、布帛の疲労
を抑制することもできるという利点がある。
らに厚み方向に貫通した孔が存在することによって、拭
き取り機能を発揮する表面積が増大し、孔周のエッジ部
分による堰止め効果と毛細管現象による吸水性とが相俟
って、その相乗作用によって、布帛内への水や汚れの取
り込を効果的に推進させることができる。すなわち、高
い吸水性と排水性を兼ね備えたワイピングクロスを提供
することができ、もって、広い範囲の水を拭き取る作業
を、連続的に、かつ、繰り返し作業によって、完遂する
ことができるという優れた機能を付与し得たものであ
る。
は、布帛に適度な屈曲を加えながら拭き取ることによ
り、貫通孔の縁部分でブラッシング効果が生まれ、軽い
力で汚れを拭き取ることが出来るという効果もある。そ
れに加え、該孔の存在により布帛に空隙が形成され、従
来は不可能であった洗剤の使用が可能になった。各貫通
孔の収縮と拡張によって泡が形成され、泡と上記ブラッ
シング効果によって、いくら極細であっても水だけでは
除去不能だった油性の汚れを落とす際にも使用できる。
また、水抜けと同様、繊維間に保持した洗剤や汚れを容
易に貫通孔から搾り出すことができるため、洗濯性にも
優れたワイピングクロスが実現する。
多角形であっても、また線状に切り込みを入れたもので
あっても構わないが、好ましくは孔に面積があり、孔周
囲にエッジ部分がある方が、特別に屈曲させることな
く、楽にブラッシング効果を得ることができるし、更に
は、表面積増大による高い拭き取り効果を得るために、
該孔1つ当たりの面積が、該孔によって形成される厚み
方向の布帛の表面積(該孔の周囲長×厚み)を超えない
範囲であるのがよい。ただし布帛が薄物である場合は、
穴が小さすぎるために布帛表面の凹凸が少なく、ブラッ
シング効果が好ましく得られないことから、この範囲を
超えて穴を施すことが、必ずしもワイピング材としての
効果を減少させるものではない。
量をある程度保つためには、孔の面積が、布帛表面積の
5%〜50%であるのが好ましい。5%以下であれば孔
を空けることによる効果が半減し、逆に50%を超える
と布帛としての形状を留めるのが困難であるだけでな
く、全体の繊維量が減ってしまうために、一度で拭き取
れる水分量が著しく減少してしまう。また、洗剤使用に
おける泡立ち性を重視する場合は,孔の間隔を狭くする
とより効果的である。ただし、上記した範囲を外れる
と、目的を達することができないというのではなく、特
に重視する特性(水絞り性・保水量・汚れ落とし)に応
じて孔の数と間隔を設定するのが良い。
金属製の金型により機械的にパンチングする方法が一般
的であり、布帛としての形状をなしていれば、極細繊維
化処理・染色(精錬)その他いずれの処理ともその前後
を問わずに行うことが可能である。
能、すなわち吸水性、保水性、柔軟性等を高めるため
に、0.1〜0.3g/cm3 の繊維密度を有すること
が好ましい。
欠け、布帛としての形状を留めるのが困難で且つ耐久性
に乏しい上、毛細管現象の働きが弱く吸水性にも欠け
る。逆に0.3g/cm以上であれば、風合いが堅く、
屈曲させての作業が困難になるため、洗浄面が曲線であ
る際の拭き取り作業性が著しく損なわれる。
ある場合、ワイピングクロスの拭き取り面における繊維
表面積の更なる増加による高い拭き取り効果を得ること
ができる。特に自動車など塗装面を拭き取る場合には、
これらの毛羽がピリング状またはループ状に絡まってい
るのが好ましい。すなわち、ループ状、ピリング状の繊
維塊が砂などの異物を粗め取ることにより、それら異物
によって塗装面に微細な傷が入るのを防止するという効
果がある。ピリング状繊維塊の作成方法としては、水の
中で揉むことによって、または表面に毛羽立ち加工を施
した後に揉み加工を加えることによってなどあるが、特
に限定はしない。更に、布帛がこのような毛羽を有する
ことにより、柔軟性・ボリューム感が生まれ、ワイピン
グクロスを人体に使用した際の感触を良好なものにする
ことができる。この場合にも、高い拭き取り性と高い吸
水・排水性は失われないため、旅行用のタオルや、朝シ
ャンタオルなどに使用するのが最適である。その際、人
体に使用するワイピングクロスは、防汚、速乾性、なじ
み感などの点から、ポリアミド系の微細合成繊維を含ん
だ布帛で作成するのが好ましい。
高分子弾性体を付与することによっても、拭き取り効果
を増大させることができる。このケースでは更に、布帛
が短繊維で作成されている場合には繊維の脱落を防止す
ることに対して高い効果を得ることができる。
タン、SBR、NBR、ポリアミノ酸、アクリル系の接
着剤等ゴム状弾性を有する重合体なら何でも使用可能で
ある。付与方法としては高分子弾性体溶液を塗布あるい
は含浸後凝固する方法、あるいはそれらのエマルジョン
・ラテックスなどを塗布あるいは含浸して乾燥固着する
方法、スプレーによって表面に吹きかける方法など様々
な方法が使用でき、これらの処理は、微細繊維化処理、
孔空け加工、染色いずれの処理ともその順序を問わずに
行うことが可能である。
よって表面の毛羽のみに塗布した場合、表面の極細繊維
の露出と繊維間の隙間が適度に保たれるため、吸水・保
水性を維持したままで、拭き取り性を向上させ、更に繊
維の脱落を抑えることができるという、特に好ましい効
果を得ることができる。また、塗布した樹脂が拭き取り
面に分散した水分を集合させ、貫通孔を施すことによる
堰効果を高めることが可能となるため、より細かい水滴
を短時間で拭き取ることができる。更に樹脂そのものの
摩擦作用による拭き取り効果の向上も見逃せない点であ
る。
更に詳細に説明する。
下の方法にて行った。 (1)保水率 乾燥状態で試料重量測定後、バットに水を入れ、試料を
2分間浸し、1分間ドリップした後試料重量を測定し
た。保水率(w%)は(A−B/B)×100にて算出し
た。
ものとし、n数を3として平均した。 2.水絞り性 また、実施例において、水絞り性の測定は以下の方法に
て行った。 (2)水絞り性 保水率測定と同様に浸水・ドリップ後、試料を4つに折
りたたみ、一方を固定、他方をねじって絞り、絞った回
数ごとに試料重量を測定した。保水率を(1)の式で算
出し、保水率の変化から水絞り性の評価を行った。な
お、作業は全て温調室(20℃×65%RH)で行うも
のとし、n数を3として平均した。
であるものを優れたものとして評価し、「◎」とし、4
0〜60%であるものを標準的なものとして評価し、
「○」とし、60%以上であるものをやや不良なものと
して評価し、「△」とした。
維密度0.2g/cm3 、厚さ1.1mm、サイズ40cm×
40cm)を作成し、その裏表表面にウレタンを厚さ
0.1mm塗布した後、全体に直径0.1cmの貫通し
た穴(円形)を0.3cm間隔で施したワイピング材を
作成し、その試験結果を表1に示した。
係るものであり、比較例1は実施例1の不織布に穴開け
加工を施さないもの、比較例1は、実施例1と同じサイ
ズの天然セーム皮に、実施例1と同じく穴開け加工を施
したものである。
係るものは、比較例1、2と比較すると、保水性を減少
させることなく、水絞り性、つまり水を素早く多量に排
出する機能において顕著な改善効果が認められた。ただ
し、実施例3から明らかなように、貫通穴が占める面積
が一定の範囲を超えて大きすぎると、保水率が低下す
る。
用いて、洗車用のワイピングクロスを作製した。
織布そのままのものよりも、絞る際の手触り、水の拭き
取り性が良好で、作業性に優れて使用出来ることが確認
出来た。
ち、風合いが柔軟で寸法安定性に優れ、強靱で、拭き取
り作業性も良好な、嵩高性と良好な水抜けを同時に実現
させた、あらゆるワイピング用途に使用可能なワイピン
グクロスを提供することができる。
Claims (13)
- 【請求項1】1.1デシテックス以下の極細繊維を含ん
で構成された布帛であって、かつ、該布帛を貫通する孔
を複数個有することを特徴とするワイピングクロス。 - 【請求項2】該布帛が、合成繊維で構成されていること
を特徴とする請求項1に記載のワイピングクロス。 - 【請求項3】該合成繊維が、ポリエステル系繊維、ポリ
アミド系繊維およびアクリル系繊維から選ばれた少なく
とも一種であることを特徴とする請求項2に記載のワイ
ピングクロス。 - 【請求項4】該布帛が、編織物および不織布から選ばれ
た少なくとも一種の組織で構成されているものであるこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のワイピ
ングクロス。 - 【請求項5】該布帛が、不織布と編織物との複合体であ
ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のワ
イピングクロス。 - 【請求項6】該複合体が、該不織布の少なくとも片面に
編織物を複合させたものであることを特徴とする請求項
5に記載のワイピングクロス。 - 【請求項7】該編織物が、連続繊維で構成されているも
のであることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記
載のワイピングクロス。 - 【請求項8】該孔の形状が線状ではなく、多角形もしく
は円など面積のある図形であることを特徴とする請求項
1〜7のいずれかに記載のワイピングクロス。 - 【請求項9】該孔の総面積が、該布帛の全表面積の5〜
50%の面積を有するものであることを特徴とする請求
項1〜8のいずれかに記載のワイピングクロス。 - 【請求項10】該布帛が、0.1〜0.3g/cm3 の繊維
密度を有するものであることを特徴とする請求項1〜9
のいずれかに記載のワイピングクロス。 - 【請求項11】該高分子弾性体が、表面に含有されてい
ることを特徴とする請求項1〜10いずれかに記載のワ
イピングクロス。 - 【請求項12】該布帛が、その表面に毛羽を有するもの
であることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記
載のワイピングクロス。 - 【請求項13】該毛羽が、ループ状またはピリング状に
絡まった形状を有するものであることを特徴とする請求
項12に記載のワイピングクロス。
Priority Applications (1)
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