JP2004123091A - 洗車用ブラシ - Google Patents
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Abstract
【課題】
本発明は、排水性に優れ、洗浄性ならびに拭き取り作業性に優れる上に、柔軟で軽量性を維持することができる洗車用ブラシを提供せんとするものである。
【解決手段】
本発明の洗車用ブラシは、布帛の中心を貫通する形で回転軸が挿入された複数枚のブラシ用布帛が積層されてなる洗車用ブラシにおいて、該ブラシ用布帛が通水可能な貫通孔を複数個有することを特徴とするものである。
【選択図】図1
本発明は、排水性に優れ、洗浄性ならびに拭き取り作業性に優れる上に、柔軟で軽量性を維持することができる洗車用ブラシを提供せんとするものである。
【解決手段】
本発明の洗車用ブラシは、布帛の中心を貫通する形で回転軸が挿入された複数枚のブラシ用布帛が積層されてなる洗車用ブラシにおいて、該ブラシ用布帛が通水可能な貫通孔を複数個有することを特徴とするものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、ソフトな風合いで洗浄性ならびに拭き取り作業性に優れた洗車用ブラシに関するものである。
従来から、洗車機のための洗車用ブラシとして、布帛の中心を貫通する形で回転軸が挿入された複数枚のブラシ用布帛が積層されてなる洗車用ブラシが使用されていり(例えば、特許文献1参照)。
しかし、かかる洗車用ブラシは、排水性が悪く、該ブラシを構成するブラシ用布帛間に流水が貯留して該ブラシ重量を極端に増大し、該ブラシそのものの回転性を阻害し、その作業性を著しく低下せしめ、かかる重量に抗して回転させて洗浄作業を続行させるには、膨大な動力を要していたものである。
特開平10−226322号公報
本発明は、かかる背景技術に鑑み、排水性に優れ、洗浄性ならびに拭き取り作業性に優れる上に、柔軟で軽量性を維持することができる洗車用ブラシを提供せんとするものである。
本発明は、かかる課題を解決するために、次のような手段を採用するものである。すなわち、本発明の洗車用ブラシは、布帛の中心を貫通する形で回転軸が挿入された複数枚のブラシ用布帛が積層されてなる洗車用ブラシにおいて、該ブラシ用布帛が通水可能な貫通孔を複数個有することを特徴とするものである。
本発明によれば、柔軟で軽量なままで、排水性に優れた洗車ができ、しかも、洗剤の泡立ち性に優れているので、洗車時間も短縮できる上に、洗浄効果を抜群に向上させることができる。
本発明は、前記課題、つまり排水性に優れ、洗浄性ならびに拭き取り作業性に優れる上に、柔軟で軽量性を維持することができる洗車用ブラシについて、鋭意検討し、通水可能な貫通孔を複数個有する特定な布帛を洗車用ブラシのブラシ部材、つまりブラシ用布帛として使用してみたところ、意外にも、かかる課題を一挙に解決することができることを究明したものである。
本発明の洗車用ブラシは、従来の洗車機に取り付ける洗車用ブラシの改善に関するものであり、すなわち、布帛の中心を貫通する形で回転軸が挿入された複数枚のブラシ用布帛が積層されてなる洗車用ブラシにおいて、該ブラシ用布帛として、通水可能な貫通孔を複数個有する特定な布帛を採用することを必須とするものである。具体的には、かかる洗車用ブラシは、例えば回転軸の周りにフレアスカート状、あるいは波状に折りたたんだ布帛を回転軸を中心に扇子状に広げて一回転させた円形状のブラシ用布帛を15〜25枚取り付けたものであるが、さらには、該スカート間に通水性支持材を交互に積層してなる積層構造で構成されていることが好ましい。かかる支持材としては、不織布が好ましく使用される。かかる支持材には、前記ブラシ用布帛と同様に通水可能な貫通孔を複数個有することが好ましい。
本発明は、かかる洗車用ブラシの該ブラシ用布帛そのものを改善したものである。すなわち、かかるブラシ用布帛として、通水可能な貫通孔を設けたものである。かかる貫通孔によって、従来、貯留していた洗浄水を、該貫通孔を通して排出させることができるものであり、かかる排水に都合のよい位置に、該貫通孔を開口させたものである。
本発明の洗車用ブラシは、かかる貫通孔を設けたことによって、排水のみならず、同時に、空気を取り込んで、この空気を被洗浄体表面に供給する機能を発揮するものである。かかる供給された空気は、洗剤の泡立ちを極端に向上させる効果を奏するものである。つまり、本発明の洗車用ブラシ仕様の洗車機によれば、その優れた泡立ち効果により、その洗浄能力を大幅にグレードアップさせることができるのである。
かかる貫通孔は、一枚の該ブラシ用布帛には、複数個設けられる。つまり、該ブラシ用布帛は、略円形状のものであり、その360度において、該貫通孔の直径にもよるが、たとえば15〜60度につき1個〜5個程度に、一列状、千鳥状またはランダムに設けることができる。かかる貫通孔は、要するに前記貯留洗浄水を排出させるためのものであり、かかる機能を発揮し得る形状、構造であればよく、その状態がどうであれ、排水機能を発揮することができる形でありさえすれば使用には差し支えない。
かかる貫通孔としては、通水・排水することができる程度であればよく、特に限定されるものではないが、好ましくは直径5〜20mm、さらに好ましくは直径7.5〜15mmの範囲のものが、排水性の上から使用される。
たとえば、該貫通孔の形状としては、排水機能に優れた面積を有する形、好ましくは多角形もしくは円形であればよく、もちろん不定形であってもよい。かかる貫通孔の総面積としては、別に制約する必要はないが、該ブラシ用布帛の全表面積の、好ましくは5〜50%、更に好ましくは15〜20%の面積を有するものが好都合に使用される。また、かかる貫通孔は、該ブラシ用布帛の円心部分および円周部分には存在しないのがシート強度などの物理特性の上から好ましく、それぞれ末端部から約5〜20cmの幅で無孔領域とするのが好ましい。
かかるブラシ用布帛としては、編物、織物および不織布から選ばれた少なくとも一種の組織で構成されているものを使用することができるが、形態安定性、柔軟性の上から編織組織であるものが好ましく使用される。
すなわち、織物としては、平織組織、朱子織組織、綾織組織、梨地織組織、横サテン二重織組織など如何なる織組織でも使用することができる。また、編物としては、経編、丸編のいずれの編組織でも使用することができる。
その中でも、経編み組織のもの、具体的には、トリコット、二重デンビーなどが、ほつれたり、ほぐれたりしないので、特に好ましく使用される。もちろん、これらの組織に不織布を複合させたものも好ましく使用することができる。
また、不織布としては、通常の長繊維または短繊維からなるウェッブ、好ましくは長繊維ウェッブをニードルパンチまたはウォーターパンチによる処理を施したもの、メルトブローにより布帛形成されたものなど如何なる方法による不織布でも使用することができる。
かかるブラシ用布帛を構成する繊維素材としては、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維およびアクリル系繊維から選ばれた少なくとも一種の合成繊維を使用することが好ましい。かかる繊維としては、短繊維でも長繊維でもよいが、強度的には長繊維で構成されているものが好ましく使用される。
かかるブラシ用布帛は、軽量性、排水性の上から、好ましくは50〜300g/m2 、より好ましくは100〜240g/m2 、特に好ましくは200g/m2 ±10〜15g/m2 の目付を有するものがよい。
本発明の洗車用ブラシは、回転軸を回転させて、該ブラシ用布帛を拡布させてその側面部および/または円周部分を車体表面に接触・摩擦させて汚れを拭き取るものである。
その際に、該ブラシ用布帛の周縁部を極細繊維を含有する布帛で構成するのが好ましい。それも、少なくとも該周縁部構成布帛の表面を極細繊維で構成するのがより好ましい。かかる構成を採用すると、ソフトタッチにより接触・摩擦させることができ、さらに極細繊維による優れた拭き取り性を発揮せしめ得ることができる。
かかる極細繊維としては、単糸繊度が好ましくは0.00001〜1dtex、より好ましくは0.001〜0.5dtex、特に好ましくは0.01〜0.2dtexであるものが、強度的にも、拭き取り性の上からもよい。かかる極細繊維の紡糸形態ならびに樹脂組成、断面形状は問わない。かかる極細繊維は、該ブラシ用布帛の周縁部分のみに限らず、全面に配置させてもよいが、拭き取り性の上からは、該ブラシ用布帛の表面に存在させるのがよい。特に該ブラシ用布帛の織り糸や編み糸の表面に選択的に極細繊維が配置された構造(芯鞘または被覆構造)のものの場合は、該ブラシ用布帛や糸条の表面の極細繊維を偏在させるのが効果的である。
かかる極細繊維は、たとえば、スーパードロー方式による繊維や、2種以上のポリマー成分からなる海島型複合繊維や分割型複合繊維などから形成される脱海繊維、分割繊維が含まれ、さらに海島型複合繊維において島成分が異形断面であったり、さらに海島型の複合繊維であるような極細繊維などがあげられる。
かかる極細繊維を構成するポリマーとしては、ポリエステル、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリオレフィン、ポリスチレンなどがあげられる。複合においては、特にポリエステルとポリスチレン、ポリエステルとスルホイソフタール酸を共重合したコポリエステル、ポリアミドとポリエステルとの組合せが適用され得るが、好ましくはポリエステルを素材とする繊維が疎水性の上からよい。
具体的には、たとえば、多芯の海島型複合繊維には、通常、ポリエステルを島成分にポリスチレンまたはスルホイソフタール酸を共重合したコポリエステルを海成分にした例が多く、また分割型複合繊維では、ポリアミドを中心から放射状に配置して、このポリアミドで分割されたポリエステル成分を接着剤的に複合した断面形状のものの例が多い。
かかる極細化は、該複合繊維のままで布帛を形成した後に、公知の脱海処理または剥離、分割処理を施して行う手段を採用することもできる。かかる布帛はさらに適宜の方法で絡合化、立毛化することもできる。
かかる極細繊維は、さらに細い程、また、異形断面で、それも鋭角異形断面を有するものである程、拭き取り効果に優れているものを提供することができる。かかる異形断面繊維は単独でも丸断面繊維と混用しても、効果は向上するものである。
このような極細繊維含有ブラシ用布帛としては、たとえば、通常の起毛処理したもの、液流染色機で揉布処理したもの、ニードルパンチまたはウォータージェットパンチしたものなどの衝撃処理をしたものも好ましく使用される。
これらの中では、特にウォータージェットパンチしたものが好ましく使用される。この処理を施されたブラシ用布帛は、絡合繊維がループ化されており、該ループ繊維の切断が極めて少ない、好ましくは切断がない点に特徴を有する。さらに得られるブラシ用布帛の腰が適当な硬さを有するので、拭き取り性に優れた性能を発揮する利点がある。なお、ここでいうループとは波型の捲縮状、ら旋状、リング状などを総称するものである。
また、本発明の洗車用ブラシを構成する該ブラシ用布帛は、前記編物や織物と不織布とを複合させたものを使用することができる。この場合も上記ニードルパンチまたはウォータージェットパンチしたものなどの衝撃処理をして、両者を絡合させたものが好ましく使用される。
かかるブラシ用布帛は、さらに必要に応じて、導電性繊維または制電性繊維を適宜含有していてもさしつかえない。
本発明の洗車用ブラシを構成する該ブラシ用布帛は、たとえば少なくともその表面に高分子弾性体を含有させたり、防水加工や撥水加工を施すと洗浄水を吸い込みにくくなるため好ましい。かかる疎水加工処理は、拭き取り性を低下させることがあるため、洗浄時に車体と接触、摩擦しない面、あるいは接触、摩擦しない部分にのみ施すと、疎水性と拭き取り性を両立させることができ、さらに好ましい。かかる高分子弾性体としては、ポリウレタンが好ましく使用され、また、防水加工としては、アクリル系樹脂が好ましく使用される。また、撥水加工としては、フッ素系樹脂が好ましく使用される。
かかる高分子弾性体もしくは樹脂の含有量としては、該布帛が吸水しない程度であればよく、好ましくは布帛に対して5〜30重量%、さらに好ましくは10〜20重量%が、軽量性と拭き取り性の上からよい。
なお、かかる布帛には、さらに防汚加工、抗菌加工、さらには柔軟加工などから選ばれた少なくとも1種の加工を施したものを使用することができる。
本発明のブラシ用布帛は、かかる疎水加工を含めて、好ましくは100〜300g/m2 の目付を有するものが、軽量性と拭き取り性の上から使用される。
本発明の洗車用ブラシは、かかるブラシ用布帛の間に支持材を交互に積層してなる積層構造で構成されたものを好ましく使用することができる。かかる支持材には、通水性や通気性の上から、不織布が好ましく使用される。かかる不織布は、好ましくは0.05〜0.5g/cm3 、より好ましくは0.07〜0.2g/cm3 の繊維密度、厚さ0.5〜2mmのものが好ましく使用される。かかる支持材には、前記ブラシ用布帛と同様に通水可能な貫通孔を複数個有するものか、または、短冊状に裁断したものの一端を回転軸方向に寄せ集めて重合させて、該重合部分をミシン縫製して、軸径200〜250mmの穴を有する花びら状支持材のいずれかが、排水性、洗浄性を補助する上から好ましく使用される。
かかる支持材は、該ブラシ用布帛を支持して、ブラッシングし易く、通気・排水し易いようにするものであるから、該ブラシ用布帛の大きさより小さいもの、好ましくは3〜10%小さい半径のもの、具体的には30〜70mm小さい半径のものが使用される。
かかるかかる支持材を構成する素材としては、疎水性繊維であればよく、たとえばポリオレフィン系繊維、特にポリプロピレン系繊維、およびポリエステル系繊維から選ばれた少なくとも1種が好ましく、特にかかる疎水性からなる不織布が、排水性、通気性および軽量性の上から好ましく使用される。かかる不織布は、単繊維繊度0.55〜11dtex程度で、かつ、比較的剛性のあるものが好ましく使用される。
次に、本発明の洗車用ブラシを図面により説明する。図1は、本発明の洗車用ブラシの一例を示す側面図である。この図では、ブラシ用布帛1ばかりが見えていて、支持材は図示されていないが、ブラシ用布帛1の内側に存在しているのである。
図2、図3は、本発明の洗車用ブラシ用布帛の一例を示す模式図である。
以下、本発明を実施例により、さらに詳細に説明する。
実施例1
まず、洗車用ブラシ用布帛を形成するために、単繊維繊度1.1dtexの144本からなる総繊度158.4dtexのポリエステルフィラメント糸条を丸編機で編成して、目付130g/m2 の丸編地を得た。この編地の片面にポリウレタン樹脂をコーティングして放水加工した後、同じ面にフッ素樹脂を用いて撥水加工して、目付210g/m2の洗車用ブラシ用布帛原反を得た。
まず、洗車用ブラシ用布帛を形成するために、単繊維繊度1.1dtexの144本からなる総繊度158.4dtexのポリエステルフィラメント糸条を丸編機で編成して、目付130g/m2 の丸編地を得た。この編地の片面にポリウレタン樹脂をコーティングして放水加工した後、同じ面にフッ素樹脂を用いて撥水加工して、目付210g/m2の洗車用ブラシ用布帛原反を得た。
この洗車用ブラシ用布帛原反を、トムソン打ち抜き機にかけて、直径1200mmの円形状布帛を、25枚採取した。さらに、この円形状布帛に図3に示す配置で直径10mmの通水用貫通孔をあけて、中央の軸穴方向ヘダーツをとりながら寄せてリベットで止めて、一枚の洗車用ブラシ用布帛を形成した。
次に、支持材を形成するために、単繊維繊度1.5dtexのポリプロピレンフィラメントからなる不織布(厚さ1mm、繊維密度0.1g/cm3 、目付60g/m2 )を、幅400mm、長さ4000mmの短冊状に裁断し、この短冊状不織布の一端を回転軸方向に寄せ集めて、重合させて、該重合部分をミシン縫製して、軸径200〜250mmの穴を有する花びら状支持材を形成した。この直径900mmの花びら状支持材を、24枚用意した。
前記洗車用ブラシ用布帛は、ポリウレタン樹脂コーティングおよび撥水加工した面を上側にし、該布帛の間に花びら状支持材を挟み込む形で、回転軸に通して、順次、交互に積層して、全長1695mmの洗車用ブラシを形成した。
この洗車用ブラシを、ソフトクロス連続洗車機(magic thru WAVE;(株)ダイフク社製)に組み込んで洗車した。洗車仕様は、水洗い−シャンプー洗い−水洗いの連続洗車である。
その結果、被洗車体の表面で、優れた泡立ち性と、重量増加がないためにスムーズな回転性の下で、排水も順調に、洗車を完了した。洗車後、洗車用ブラシを観察したところ、重量変化もなく、ソフトなタッチを維持していた。
この連続洗車機によれば、洗車所要時間は3分であるが、これを2分に短縮しても、抜群の洗浄能力を発揮し、殆ど同じレベルに洗車することができた。
実施例2
下記複合繊維フィラメント糸条からなる丸編地を編成した。
下記複合繊維フィラメント糸条からなる丸編地を編成した。
単糸繊度:5.5dtex
島成分:ポリエチレンテレフタレート(70島)
海成分:5−ナトリウムスルホイソフタル酸8重量%共重合ポリエステル
この丸編地を、130℃×20分間酸処理(マレイン酸1g/L)した後、湯洗い、水洗後、80℃×45分間アルカリ処理(30%カ性ソーダ水溶液40g/L)して脱海した。この丸編地を構成する極細ポリエチレンテレフタレート繊維の単繊維繊度0.066dtexであった。
島成分:ポリエチレンテレフタレート(70島)
海成分:5−ナトリウムスルホイソフタル酸8重量%共重合ポリエステル
この丸編地を、130℃×20分間酸処理(マレイン酸1g/L)した後、湯洗い、水洗後、80℃×45分間アルカリ処理(30%カ性ソーダ水溶液40g/L)して脱海した。この丸編地を構成する極細ポリエチレンテレフタレート繊維の単繊維繊度0.066dtexであった。
この丸編地を、60mm幅の長尺シートに裁断して、これを実施例1と同様に撥水加工した後、実施例1の円形状布帛の周縁部を40mm幅分切り取って、その新周縁部に、それよりも50mm幅突出するように、該長尺シートを縫製して取り付けて、この布帛を実施例1と同様に通水用貫通孔をかけて、中央の軸穴方向ヘダーツをとりながら寄せてリベットで止めて、洗車用ブラシ用布帛得た。この洗車用ブラシ用布帛の目付は、200g/m2 であった。
かかる洗車用ブラシ用布帛と、実施例1で得た花びら状支持材を用いて、実施例1と同様にして、全長1695mmの洗車用ブラシを形成した。
この洗車用ブラシを、実施例1と同様に、ソフトクロス連続洗車機(magic thru WAVE;(株)ダイフク社製)に組み込んで洗車した。
その結果、実施例1と同レベルの効果を達成することができ、実施例1に比して、さらに洗浄性および拭き取り性に優れた効果を奏するものであることがわかった。
この連続洗車機の場合も、実施例1と同様に、洗車所要時間を2分に短縮しても、抜群の洗浄能力を発揮し、殆ど同じレベルに洗車することができた。
1:洗車用ブラシ用布帛
2:通水可能な貫通孔
2:通水可能な貫通孔
Claims (18)
- 布帛の中心を貫通する形で回転軸が挿入された複数枚のブラシ用布帛が積層されてなる洗車用ブラシにおいて、該ブラシ用布帛が通水可能な貫通孔を複数個有することを特徴とする洗車用ブラシ。
- 該ブラシ用布帛が、編物、織物および不織布から選ばれた少なくとも一種の組織で構成されているものであることを特徴とする請求項1に記載の洗車用ブラシ。
- 該洗車用ブラシが、該ブラシ用布帛と支持材とを交互に積層してなる積層構造で構成されているものであることを特徴とする請求項1または2に記載の洗車用ブラシ。
- 該支持材が、不織布である請求項3に記載の洗車用ブラシ。
- 該支持材が、通水可能な貫通孔を複数個有する請求項3または4に記載の洗車用ブラシ。
- 該ブラシ用布帛の周縁部が、0.00001〜1dtexの極細繊維を含有する布帛で構成されたものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の洗車用ブラシ。
- 該ブラシ用布帛が、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維およびアクリル系繊維から選ばれた少なくとも一種の合成繊維を含むものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の洗車用ブラシ。
- 該支持材が、疎水性繊維で構成されたものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の洗車用ブラシ。
- 該疎水性繊維が、ポリエステル系繊維およびポリオレフィン系繊維から選ばれた少なくとも一種であることを特徴とする請求項8に記載の洗車用ブラシ。
- 該ブラシ用布帛および支持材が、長繊維で構成されているものであることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の洗車用ブラシ。
- 該貫通孔の形状が、多角形もしくは円形であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の洗車用ブラシ。
- 該貫通孔の総面積が、該ブラシ用布帛の全表面積の5〜50%の面積を有するものであることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の洗車用ブラシ。
- 該ブラシ用布帛が、50〜300g/m2 の目付を有するものであることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の洗車用ブラシ。
- 該ブラシ用布帛が、少なくともその表面に高分子弾性体を含有するものであることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の洗車用ブラシ。
- 該高分子弾性体が、洗車時に該ブラシ用布帛の車体と接触する部分を除いて含有されていることを特徴とする請求項14に記載の洗車用ブラシ。
- 該ブラシ用布帛が、撥水加工または防水加工が施されたものであることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の洗車用ブラシ。
- 該撥水加工または防水加工が、洗車時に該ブラシ用布帛の車体と接触する部分を除いて処理されていることを特徴とする請求項16に記載の洗車用ブラシ。
- 該ブラシ用布帛がさらに、柔軟加工、防汚加工および抗菌加工から選ばれた少なくとも1種の加工が施されたものであることを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記載の洗車用ブラシ。
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