JP2003297827A - 絶縁膜とその製造方法及びデバイス並びに電子機器 - Google Patents

絶縁膜とその製造方法及びデバイス並びに電子機器

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JP2003297827A JP2002093070A JP2002093070A JP2003297827A JP 2003297827 A JP2003297827 A JP 2003297827A JP 2002093070 A JP2002093070 A JP 2002093070A JP 2002093070 A JP2002093070 A JP 2002093070A JP 2003297827 A JP2003297827 A JP 2003297827A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 low−k膜と従来の絶縁膜とを用いてある
微細パターンを作製しようとした場合、その製作工程が
複雑になるという問題点がある。 【解決手段】 単結晶シリコン基板1上にシラン系化合
物2を成膜する。続いて、400℃、450Torrで
原料をTEOS、酸化剤をオゾンとするシリコン酸化膜
(O3-TEOS膜3)を成膜する。その結果、単結晶シ
リコン基板1に直接成膜したO3-TEOS膜よりも誘電
率の低いO3-TEOS膜を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁膜とその製造
方法及びデバイス並びに電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体デバイスの分野において、
高集積化の進展が著しく速くなっている。半導体デバイ
スを高集積化するにあたって必要な技術としては、リソ
グラフィやエッチングといった微細加工技術、微細化に
伴って必要となってくる新材料の開発技術およびそのプ
ロセスへの応用技術である。こうした技術開発として、
ArFエキシマステッパの開発、高スループットEB
(電子ビーム)露光装置の開発、銅配線、low−k材
料、high−k材料といった材料開発が挙げられる。
【0003】特に、ここ最近半導体デバイスの微細化に
伴う課題としていわれていることは、デバイスサイズの
減少とともにその影響が顕著になる金属配線自体の配線
抵抗および層間絶縁膜の電気容量による金属配線の配線
遅延の問題が大きく取り上げられている。
【0004】これらの問題を解決するための手段とし
て、まず新規配線材料として現在のアルミニウムから銅
への切り替えが行なわれつつあり、実際に商品化に採用
しているメーカーもある。
【0005】もう一つ、層間絶縁膜の電気容量を低減す
るために、いわゆるlow−k材料と呼ばれる絶縁膜が
新たに開発され、採用されている。現在、low−k材
料と呼ばれるものは有機、無機材料を含め多々あるが、
そのlow−k化技術の一つとして成膜後の絶縁膜の密
度をできるだけ小さくするために、絶縁膜中に空孔を導
入することで誘電率を低くし、結果として絶縁膜の電気
容量を低減する方法が広く取り入れられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】現在までのところ、絶
縁膜のlow−k化対策としては、新規絶縁材料の導入
が前提として考えられてきた。しかし、将来的には新規
絶縁材料の導入が不可欠だとしても、現在のような過渡
期においては従来からの材料および生産設備を利用し
て、できるだけ低コストで絶縁材料のlow−k化を推
し進めることも重要である。また、デバイスを作製する
上で、現在までのlow−k材料の導入による絶縁膜の
low−k化では、low−k材料のみで絶縁膜として
の機能はすべて果たすことができないため、既存の絶縁
膜との併用が必要不可欠である。そのため、low−k
膜と従来の絶縁膜とを用いてある微細パターンを作製し
ようとした場合、その製作工程が複雑になるという問題
点がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、デバイス作製用基板上に成膜された層
間絶縁膜として使用される絶縁膜であって、デバイス作
製用基板の表面を機能化処理する工程と、絶縁膜を成膜
する工程とを少なくとも含む絶縁膜の製造方法を特徴と
する。ここで、デバイス作製用基板表面を機能化処理す
る前に、デバイス作製用基板表面が短波長UV(波長2
00nm以下の紫外線(UV))照射により親水化処理
されていることが望ましい。
【0008】デバイス作製用基板の表面を機能化処理
し、その上に成膜された絶縁膜を製造するには、デバイ
ス作製用基板の表面を機能化処理する前に親水化処理す
ることが望ましい。この結果、基板表面の付着物が除外
され、さらに基板表面が水酸基となり、容易に基板表面
の機能化処理を行うことができる。この際に、波長が2
00nm以下の短波長UVを用いることで、容易に基板
表面全体を均一に親水化処理することができる。
【0009】本発明はデバイス作製用基板上に成膜され
た層間絶縁膜として使用される絶縁膜であって、請求項
1〜11に記載の絶縁膜の製造方法で製造されることを
特徴とする。ここで、デバイス作成用基板としては、例
えば単結晶シリコン基板あるいは単結晶シリコン基板上
に酸化膜が形成された基板が望ましい。特に、単結晶シ
リコン基板上に酸化膜が形成された基板において、酸化
膜が熱酸化膜であることがより望ましい。
【0010】従来半導体デバイスの層間絶縁膜の成膜プ
ロセスとしては、層間絶縁膜の持つ役割から絶縁膜が基
板表面になるべく依存しないプロセスを採用してきた。
そのため、基本的にはシード層あるいはバッファ層とし
て基板依存のない絶縁膜を先に成膜した後に層間絶縁膜
を成膜するということはあっても、故意に層間絶縁膜成
膜前に表面を機能化処理するということはほとんど行な
われてこなかった。しかしながら、デバイス作製用基板
表面を機能化処理することで表面物性を制御し、例えば
基板表面に疎水性あるいは親水性を持たせることができ
る。また、基板表面の機能化処理を適当にパターン化す
ることで、基板表面の物性を場所ごとに制御することも
できる。基板表面の機能化処理を利用することで、基板
表面の物性の違いにより、その上に成膜される層間絶縁
膜の物性を変化させることができる。その結果、積極的
に層間絶縁膜の表面物性依存性を利用することで、あら
たな絶縁膜の成膜プロセスを開発することができる。半
導体デバイスのプロセス開発において、単結晶シリコン
基板あるいは単結晶シリコン基板上に酸化膜が形成され
た基板を用いた開発は基本であり、後述するようにシラ
ン系化合物は単結晶シリコン基板あるいは単結晶シリコ
ン基板上に酸化膜が形成された基板に精度よく吸着する
ことから、デバイス作成用基板としては単結晶シリコン
基板あるいは単結晶シリコン基板上に酸化膜が形成され
た基板を用いることが望ましい。特に、酸化膜の中で
も、熱酸化膜は基板の表面依存性が大きく、シラン系化
合物も表面に吸着しやすいことからより望ましい。
【0011】本発明は、請求項12〜14に記載の絶縁
膜で、表面が機能化処理されている単結晶シリコン基板
あるいは単結晶シリコン基板上に酸化膜が形成された基
板に成膜された絶縁膜であって、表面の機能化処理がシ
ラン系化合物(分子式:R3(R1SiR2)R4、R
1:炭化水素基、R2、R3:炭化水素基あるいはアル
コキシ基、R4:ハロゲンあるいはアルコキシ基)によ
り行われている絶縁膜であることを特徴とする。また、
表面の機能化処理が炭化水素基であるR1の一部がフッ
素で置換されたシラン系化合物により行われてもなんら
差し支えない。ここで、シラン系化合物としては例えば
1H1H2H2H−パーフルオロデシルトリエトキシシ
ランあるいは1H1H2H2H−パーフルオロオクチル
トリエトキシシラン、オクチルトリエトキシシランが挙
げられる。
【0012】基板表面の機能化処理をシラン系化合物で
行う場合、これらのシラン系化合物を基板に成膜する
と、単結晶シリコン基板あるいは単結晶シリコン基板上
に酸化膜が形成された基板が表面処理などにより末端が
水酸基、すなわち親水化処理されていることで、シラン
系化合物と基板がシラノール結合により化学吸着する。
その結果、容易に単結晶シリコン基板あるいは単結晶シ
リコン基板上に酸化膜が形成された基板に均質で膜厚1
0nm以下となるシラン系化合物を成膜するができ、基
板表面を機能化処理することができる。ここで、成膜さ
れたシラン系化合物は非常に膜厚が薄いことから、デバ
イス構造およびデバイス特性に影響を与えることは無
い。さらに、シラン系化合物として1H1H2H2H−
パーフルオロデシルトリエトキシシランあるいは1H1
H2H2H−パーフルオロオクチルトリエトキシシラン
を用いることで、基板表面をフッ素修飾し、疎水性にす
ることができ、基板表面の活性をさげることができる。
【0013】本発明は、単結晶シリコン基板あるいは単
結晶シリコン基板上に酸化膜が形成された基板へのシラ
ン系化合物の成膜が蒸気法で行なわれる絶縁膜の製造方
法を特徴とする。
【0014】シラン系化合物の単結晶シリコン基板ある
いは単結晶シリコン基板上に酸化膜が形成された基板へ
の成膜方法としては、作業の容易さから蒸気法が挙げら
れる。例えば、シラン系化合物の成膜条件を120℃〜
150℃とすることで、容易にシラン系化合物を基板表
面に吸着させることができる。また、温度が高いほどシ
ラン系化合物を緻密に基板に吸着させることができる。
この際に、成膜時間は1時間以上であることが望まし
く、2時間以内で緻密さは飽和する。以上のことを利用
することで、シラン系化合物の表面吸着性をコントロー
ルすることができ、ひいては基板の表面物性を変化させ
ることができる。
【0015】本発明は、表面が機能化処理されている単
結晶シリコン基板あるいは単結晶シリコン基板上に酸化
膜が形成された基板に成膜された絶縁膜であって、絶縁
膜がシリコン酸化膜であることを特徴とする。ここで、
絶縁膜としては、例えば原料をTEOS、酸化剤をオゾ
ンとする熱CVD法により成膜されたシリコン酸化膜
(以下、O3-TEOS膜とする)であることが望まし
い。
【0016】半導体デバイス分野において、層間絶縁膜
としては広くシリコン酸化膜あるいはシリコン窒化膜が
用いられてきた。その中でもシリコン酸化膜、特に原料
をTEOS、酸化剤としてオゾンを用いる熱CVD法に
よるO3-TEOS膜は基板の表面にその物性が大いに依
存することで知られている。特に、熱酸化膜基板上で
は、その膜質が非常にポーラスになり、空孔を有するこ
ととなる。逆に、単結晶シリコン基板上では膜質が非常
に緻密になる。つまり、基板表面物性の違いにより、O
3-TEOS膜の膜質は変化し、ひいてはその誘電率が変
化する。すなわち、表面物性を適当に制御し、ポーラス
な膜を得ることで、同じO3-TEOS膜の成膜プロセス
を経ても、より誘電率の低い、いわゆるlow−k膜を
得ることができる。
【0017】例えば、単結晶シリコン基板上にlow−
k膜を成膜したい場合、まず単結晶シリコン基板に上述
したシラン系化合物を表面修飾することで、基板の表面
物性を変化させる。続いて、O3-TEOS膜を成膜する
と得られたO3-TEOS膜はシリコン基板上に成膜した
ものよりも緻密性が落ち、例えばフッ酸に対するエッチ
ングレートが増加する。緻密性が低下、膜中に空孔がで
きることで、結果として誘電率が低下する。
【0018】例えば、単結晶シリコン基板上に酸化膜、
ここでは特に熱酸化膜が形成された基板にO3-TEOS
膜を成膜すると、上述したようにその膜質は非常にポー
ラスで誘電率の低い膜となる。そこで、単結晶シリコン
基板上に熱酸化膜が形成された基板に上述したシラン系
化合物を表面修飾することで基板の表面物性を変化させ
る。基板表面が疎水性になることから、続いてO3-TE
OS膜を成膜すると、O3-TEOS膜の膜質は単結晶シ
リコン基板上に熱酸化膜が形成された基板に成膜したも
のよりも緻密になり、膜中の空孔が減少する。結果とし
て、より誘電率の高いO3-TEOS膜を得ることができ
る。
【0019】本発明は、請求項18に記載の絶縁膜であ
って、絶縁膜の成膜温度が400℃である絶縁膜の製造
方法を特徴とする。ここで、絶縁膜成膜時のチャンバー
内の圧力は60×103Pa(450Torr)〜大気
圧であることが望ましい。
【0020】上述のようにO3-TEOS膜はその膜質が
基板に大きく依存する。しかしながら、成膜時の基板温
度が300℃台では、成膜後の膜質はあまり基板に依存
しない。また、400℃以上では基板表面の機能化処理
の効果が薄れる。そこで、基板温度を400℃とするこ
とで、O3-TEOS膜の膜質に基板依存性を持たせつ
つ、半導体プロセスに適切な温度を保つことができる。
結果として、基板表面をシラン系化合物で機能化処理す
ることで、新たな絶縁膜作製プロセスを生み出すことが
できる。また、チャンバー内圧力が60×103Pa
(450Torr)〜大気圧であれば容易な設備で成膜
を行うことができ、低コストで絶縁膜を形成することが
出来る。
【0021】本発明は、表面が機能化処理されている単
結晶シリコン基板あるいは単結晶シリコン基板上に酸化
膜が形成された基板に成膜された絶縁膜であって、基板
表面の機能化処理が施されている領域とされていない領
域が存在する絶縁膜を特徴とする。ここで、絶縁膜とし
てはO3-TEOS膜を用いることが望ましく、表面の機
能化処理はシラン系化合物により行うことが望ましい。
【0022】上述したように、デバイスを作製する上で
現在までのlow−k材料の導入による絶縁膜の低誘電
率化では、low−k材料のみで絶縁膜としての機能は
すべて果たすことができないため、既存の絶縁膜との併
用が必要不可欠である。そのため、low−k膜と従来
の絶縁膜とを用いてある微細パターンを作製しようとし
た場合、その製作工程が複雑になるという問題点があ
る。また、単結晶シリコン基板あるいは単結晶シリコン
基板上に酸化膜が形成された基板に、例えばシラン系化
合物により表面の機能化処理をすることで、例えば単結
晶シリコン基板の場合はより誘電率の低いO3-TEOS
膜を得ることができ、例えば単結晶シリコン基板上に熱
酸化膜が形成された基板の場合は誘電率の高いO3-TE
OS膜を得ることができる。
【0023】そこで、単結晶シリコン基板上に、シラン
系化合物により表面が機能化処理された領域とされてい
ない領域をまず形成し、引き続いてO3-TEOS膜を成
膜する。その結果、シラン系化合物により表面が機能化
処理されていない領域には高誘電率のO3-TEOS膜が
成膜され、シラン系化合物の修飾された領域には膜密度
の小さい、すなわちより空孔の多い低誘電率のO3-TE
OS膜が成膜される。結果として、リソグラフィやエッ
チング、CMPなどの複雑な工程を経ることなく、低誘
電率の領域と高誘電率の領域を有したO3-TEOS膜の
パターンを形成することができる。さらに、シラン系化
合物の成膜条件を適当に変化させることで、低誘電率の
領域と高誘電率の領域でのO3-TEOS膜の誘電率の違
いを任意に変化させることができる。
【0024】通常、単結晶シリコン基板上に熱酸化膜が
形成された基板には、その表面依存性が大きく、他の基
板に成膜したものに比べてポーラスな膜しか得られない
ことからO3-TEOS膜を成膜することはない。しかし
ながら、上述したように基板表面をシラン系化合物で機
能化処理することで、O3-TEOS膜の膜質を緻密にす
ることができ、ひいては熱酸化膜基板上に成膜したO3-
TEOS膜よりも高誘電率のO3-TEOS膜を得ること
ができる。よって、単結晶シリコン基板上に熱酸化膜が
形成された基板にシラン系化合物により表面が機能化処
理された領域とされていない領域を形成し、引き続いて
3-TEOS膜を成膜することで、シラン系化合物によ
り表面が機能化処理された領域には高誘電率な領域、機
能化処理されていない領域には低誘電率な領域を有する
3-TEOS膜を得ることができる。結果として複雑な
工程を経ることなく、O3-TEOS膜の誘電率の違う領
域からなるパターンを形成することができる。
【0025】また、本発明のデバイスは、層間絶縁膜が
成膜された基板を有するデバイスであって、層間絶縁膜
として、上記の絶縁膜が成膜されてなることを特徴とし
ている。さらに本発明の電子機器は、このデバイスを備
えたことを特徴としている。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照にしながら説明する。なお、以下の実施形態
の全図において同一または対応する部分には同一の符号
を付す。また、単結晶シリコン基板に酸化膜が形成され
た基板において、酸化膜として熱酸化膜が形成された基
板を実施例では使う。
【0027】
【第一の実施形態】第一の実施形態について、図1
(a)〜(c)を参照にして説明する。まず、短波長U
V照射により基板を前処理し、図1(a)に示す単結晶
シリコン基板1を得る。この結果、基板表面上の付着物
の除去および表面を親水化処理することができる。
【0028】続いて図1(b)に示すように、蒸着法に
より例えば成膜温度120℃、成膜時間1時間の条件で
シラン系化合物の一つである1H1H2H2H−パーフ
ルオロデシルトリエトキシシラン(以下、FASと記
す)を単結晶シリコン基板1に成膜し、シラン系化合物
2を得る。この結果、基板の表面物性が通常の単結晶シ
リコン基板から変化する。
【0029】次に、以下の条件でO3-TEOS膜を成膜
する。成膜条件としては、例えば成膜温度400℃、チ
ャンバー内の圧力60×103Pa(450Torr)
とする。この条件で、成膜した結果、図1(c)に示す
3-TEOS膜3をえることができる。得られたO3-T
EOS膜3は単結晶シリコン基板1上に直接成膜したも
のよりも緻密性が落ち、例えばフッ酸に対するエッチン
グレートが増加する。緻密性が低下、膜中に空孔ができ
ることで、結果として誘電率の低いO3-TEOS膜3を
得ることができる。ここで、基板として単結晶シリコン
基板上に熱酸化膜が形成された基板を用いた場合、単結
晶シリコン基板上に熱酸化膜が形成された基板に直接成
膜したものよりも誘電率の高いO3-TEOS膜を得るこ
とができる。また、シラン系化合物としては、FAS以
外の1H1H2H2H−パーフルオロオクチルトリエト
キシシラン、オクチルトリエトキシシランであってもな
んら差し支えない。
【0030】
【第二の実施形態】第二の実施形態について、図2〜図
5を参照にして説明する。第二の実施形態は、単結晶シ
リコン基板あるいは単結晶シリコン基板上に熱酸化膜が
形成された基板にFASを成膜し、その基板にO3-TE
OS膜を第一の実施形態と同様な条件で成膜した実験結
果について示す。
【0031】図2は、単結晶シリコン基板と、単結晶シ
リコン基板にFASを120℃で1時間蒸着法により成
膜した基板の二基板にO3-TEOS膜を成膜した実験結
果である。ここで、O3-TEOS膜の成膜時間は90s
であり、O3-TEOS膜の膜厚は4000Åである。こ
の基板をフッ酸によりウェットエッチングする。その結
果、単結晶シリコン基板に成膜したO3-TEOS膜とF
AS修飾された基板に成膜したO3-TEOS膜のフッ酸
に対するエッチングレートはそれぞれ、4500Å/m
in、4800Å/minであった。このことから、F
AS修飾された基板に成膜したO3-TEOS膜はシリコ
ン基板上に成膜したものよりも緻密性が落ち、フッ酸に
対するエッチングレートが増加したと言える。故に、F
AS修飾された基板に成膜したO3-TEOS膜は、シリ
コン基板上に成膜したO3-TEOS膜よりも膜中に多く
空孔ができ、結果として誘電率が低下する。
【0032】図3、図4、図5はそれぞれ単結晶シリコ
ン基板上に熱酸化膜が形成された基板、単結晶シリコン
基板上に熱酸化膜が形成された基板にFASを120
℃、1時間の成膜条件で成膜した基板、単結晶シリコン
基板上に熱酸化膜が形成された基板にFASを150
℃、2時間で成膜した基板にO3-TEOS膜を第一の実
施形態と同様な条件で成膜した実験結果であり、SEM
により撮影した表面形状写真である。
【0033】図3に示す単結晶シリコン基板上に熱酸化
膜が形成された基板に直接成膜したO3-TEOS膜は非
常にポーラスであることがわかる。図4、図5は両者と
もFASが基板に修飾されていたが、図5のO3-TEO
S膜の方が緻密であることがわかる。FASの成膜条件
が、図5の場合、温度が150℃と高く、成膜時間も2
時間と図4の場合に比べて長い。結果として、図5の場
合の方がFASが緻密に基板に修飾されていることか
ら、その上に成膜されるO3-TEOS膜も緻密となる。
以上のことから、単結晶シリコン基板上に熱酸化膜が形
成された基板にFASを修飾することで、直接基板に成
膜したO3-TEOS膜よりも緻密なO3-TEOS膜を得
ることができ、結果として単結晶シリコン基板上に熱酸
化膜が形成された基板に直接成膜したO3-TEOS膜よ
りも誘電率の高いO3-TEOS膜を得ることができる。
さらに、FASの成膜条件を変えることでO3-TEOS
膜の緻密さを変化させ、その上に成膜されるO3-TEO
S膜の誘電率を変化させることができる。
【0034】
【第三の実施形態】第三の実施形態について、図6を参
照にして説明する。第三の実施形態では単結晶シリコン
基板上にシラン系化合物のパターンを形成した後にO3-
TEOS膜を成膜する。
【0035】まず、短波長UV照射により基板を前処理
し、図6(a)に示す単結晶シリコン基板1を得る。こ
の結果、基板表面上の付着物の除去および表面を親水化
処理することができる。
【0036】続いて図6(b)に示すように、蒸着法に
より例えば成膜温度120℃、成膜時間1時間の条件で
FASを単結晶シリコン基板1に成膜し、例えば短波長
UVを照射することでシラン系化合物により表面が機能
化処理されている領域とされていない領域を形成する。
【0037】次に、図6(c)に示すようにO3-TEO
S膜を第一の実施形態と同様な条件で成膜する。その結
果、シラン系化合物により機能化処理されていない領域
には高誘電率のO3-TEOS膜5が成膜され、シラン系
化合物の修飾された領域には膜密度の小さい、すなわち
より空孔の多い低誘電率のO3-TEOS膜4が成膜され
る。結果として、リソグラフィやエッチング、CMPな
どの複雑な工程を経ることなく、低誘電率のO3-TEO
S膜4の領域と高誘電率のO3-TEOS膜5の領域を有
したO3-TEOS膜のパターンを形成することができ
る。さらに、シラン系化合物の種類およびシラン系化合
物の成膜条件を適当に変化させることで、高誘電率のO
3-TEOS膜5と低誘電率のO3-TEOS膜4の誘電率
の違いを任意に変化させることができる。
【0038】
【第四の実施形態】第四の実施形態について、図7を参
照にして説明する。第四の実施形態では単結晶シリコン
基板上に熱酸化膜が形成された基板にシラン系化合物の
パターンを形成した後にO3-TEOS膜を成膜する。
【0039】まず、短波長UV照射により基板を前処理
し、図7(a)に示す単結晶シリコン基板1上に熱酸化
膜6が形成された基板を得る。この結果、基板表面上の
付着物の除去および表面を親水化処理することができ
る。
【0040】続いて図7(b)に示すように、蒸着法に
より例えば成膜温度120℃、成膜時間1時間の条件で
FASを単結晶シリコン基板1上に熱酸化膜6が形成さ
れた基板に成膜し、例えば単波長UVを照射することで
シラン系化合物により表面が機能化処理されている領域
とされていない領域を形成する。
【0041】次に、図7(c)に示すようにO3-TEO
S膜を第一の実施形態と同様な条件で成膜する。その結
果、シラン系化合物で機能化処理されていない領域には
膜密度の小さい、すなわちより空孔の多い低誘電率のO
3-TEOS膜4が成膜され、シラン系化合物で機能化処
理された領域には高誘電率のO3-TEOS膜5が成膜さ
れる。結果として、リソグラフィやエッチング、CMP
などの複雑な工程を経ることなく、低誘電率のO3-TE
OS膜4の領域と高誘電率のO3-TEOS膜5の領域を
有したO3-TEOS膜のパターンを形成することができ
る。さらに、シラン系化合物の種類およびシラン系化合
物の成膜条件を適当に変化させることで、高誘電率のO
3-TEOS膜5と低誘電率のO3-TEOS膜4の誘電率
の違いを任意に変化させることができる。
【0042】次に、上記実施の形態の絶縁膜が層間絶縁
膜として用いられた半導体デバイスや液晶デバイスを有
する電子機器の例について説明する。図8(a)は、携
帯電話の一例を示した斜視図である。図8(a)におい
て、符号4000は携帯電話本体を示し、その内部には
上記液晶デバイスを用いた表示部4001が設けられて
いる。
【0043】図8(b)は、腕時計型電子機器の一例を
示した斜視図である。図8(b)において、符号410
0は時計本体を示し、その内部には上記液晶デバイスを
用いた表示部4101が設けられている。
【0044】図8(c)は、ワープロ、パソコンなどの
携帯型情報処理装置の一例を示した斜視図である。図8
(c)において、符号4200は情報処理装置、符号4
202はキーボードなどの入力部、符号4204は情報
処理装置本体を示し、その内部には上記半導体デバイス
を用いたメモリ部4206が設けられている。
【0045】図8(a)〜(c)に示す電子機器は、上
記実施の形態で示した絶縁膜を備えているので、誘電率
を容易に変化させることができ、製作工程を簡素化でき
る。
【0046】なお、本発明の技術範囲は、上記実施の形
態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲において種々の変更を加えることが可能である。
【0047】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、単結晶シ
リコン基板あるいは単結晶シリコン基板上に酸化膜が形
成された基板にシラン系化合物を成膜し、続いてO3-T
EOS膜を成膜することで、O3-TEOS膜の誘電率を
変化させることができる。さらに、基板上にシラン系化
合物により表面の機能化処理された領域とされていない
領域を形成することで、リソグラフィやエッチング、C
MPなどの複雑な工程を経ることなく、低誘電率のO3-
TEOS膜領域と高誘電率のO3-TEOS膜の領域を有
したO3-TEOS膜のパターンを形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施形態を工程順に示す絶縁
膜およびその製造方法を示す断面図である。
【図2】 本発明の第二の実施形態を示すO3-TEOS
膜の成膜実験の結果である。
【図3】 本発明の第二の実施形態を示すO3-TEOS
膜の成膜実験の結果である。
【図4】 本発明の第二の実施形態を示すO3-TEOS
膜の成膜実験の結果である。
【図5】 本発明の第二の実施形態を示すO3-TEOS
膜の成膜実験の結果である。
【図6】 本発明の第三の実施形態を工程順に示す絶縁
膜およびその製造方法を示す断面図である。
【図7】 本発明の第四の実施形態を工程順に示す絶縁
膜およびその製造方法を示す断面図である。
【図8】 絶縁膜が用いられたデバイスを有する電子機
器の一例を示す図であり、(a)は携帯電話、(b)は
腕時計型電子機器、(c)は携帯型情報処理装置のそれ
ぞれ斜視図である。
【符号の説明】
1 単結晶シリコン基板 2 シラン系化合物 3 O3-TEOS膜 4 低誘電率のO3-TEOS膜 5 高誘電率のO3-TEOS膜 6 熱酸化膜
フロントページの続き Fターム(参考) 5F033 QQ00 QQ19 QQ53 RR04 RR23 RR24 RR29 SS04 SS10 SS13 TT04 XX24 5F058 BA20 BC02 BE10 BF02 BF25 BF29 BJ01

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デバイス作製用基板上に成膜された層
    間絶縁膜として使用される絶縁膜の製造方法であって、 デバイス作製用基板の表面を機能化処理する工程と、絶
    縁膜を成膜する工程とを少なくとも含むことを特徴とす
    る絶縁膜の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の絶縁膜の製造方法で
    あって、 前記デバイス作製用基板表面の機能化処理をする前に、
    該デバイス作製用基板表面を親水化処理することを特徴
    とする絶縁膜の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の絶縁膜の製造方法で
    あって、 前記デバイス作製用基板表面の親水化処理が短波長UV
    により行われることを特徴とする絶縁膜の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の絶縁膜の製造方法で
    あって、 前記デバイス作製用基板の親水化処理に使用するUVの
    波長が200nm以下であることを特徴とする絶縁膜の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の絶
    縁膜の製造方法であって、 前記表面の機能化処理がシラン系化合物(分子式:R3
    (R1SiR2)R4、R1:炭化水素基、R2、R
    3:炭化水素基あるいはアルコキシ基、R4:ハロゲン
    あるいはアルコキシ基)により行われていることを特徴
    とする絶縁膜の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の絶縁膜の製造方法で
    あって、 前記炭化水素基であるR1の一部がフッ素で置換された
    シラン系化合物により行われていることを特徴とする絶
    縁膜の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載の絶縁膜の製
    造方法であって、 前記単結晶シリコン基板あるいは前記単結晶シリコン基
    板上に酸化膜が形成された基板へのシラン系化合物の成
    膜が蒸気法で行われることを特徴とする絶縁膜の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項1から6のいずれかに記載の絶
    縁膜の製造方法であって、 前記デバイス作製用基板が単結晶シリコン基板あるいは
    単結晶シリコン基板上に酸化膜が形成された基板であ
    り、前記酸化膜がシリコン酸化膜であることを特徴とす
    る絶縁膜の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の絶縁膜の製造方法であ
    って、 前記シリコン酸化膜は、原料をTEOS(テトラエトキ
    シシラン)、酸化剤をオゾンとする熱CVD法により成
    膜されることを特徴とする絶縁膜の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の絶縁膜の製造方法で
    あって、 前記シリコン酸化膜を400℃で成膜することを特徴と
    する絶縁膜の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の絶縁膜の製造方法で
    あって、 前記シリコン酸化膜成膜時のチャンバー内の圧力が60
    ×103Pa〜大気圧であることを特徴とする絶縁膜の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 デバイス作製用基板上に成膜された
    絶縁膜であって、 請求項1〜11のいずれかに記載の絶縁膜の製造方法に
    より製造されることを特徴とする絶縁膜。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の絶縁膜であっ
    て、 デバイス作製用基板が単結晶シリコン基板あるいは単結
    晶シリコン基板上に酸化膜が形成された基板であること
    を特徴とする絶縁膜。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の絶縁膜であっ
    て、 前記酸化膜が熱酸化膜であることを特徴とする絶縁膜。
  15. 【請求項15】 請求項12〜14のいずれかに記載
    の絶縁膜であって、 前記表面の機能化処理がシラン系化合物(分子式:R3
    (R1SiR2)R4、R1:炭化水素基、R2、R
    3:炭化水素基あるいはアルコキシ基、R4:ハロゲン
    あるいはアルコキシ基)により行われていることを特徴
    とする絶縁膜。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の絶縁膜であっ
    て、 前記表面の機能化処理が炭化水素基であるR1の一部が
    フッ素で置換されたシラン系化合物により行われている
    ことを特徴とする絶縁膜。
  17. 【請求項17】 表面が機能化処理されている単結晶
    シリコン基板あるいは単結晶シリコン基板上に酸化膜が
    形成された基板に成膜された絶縁膜であって、絶縁膜が
    シリコン酸化膜であることを特徴とする絶縁膜。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の絶縁膜であっ
    て、 原料をTEOS(テトラエトキシシラン)、酸化剤をオ
    ゾンとする熱CVD法により成膜されたシリコン酸化膜
    であることを特徴とする絶縁膜。
  19. 【請求項19】 表面が機能化処理されている単結晶
    シリコン基板あるいは単結晶シリコン基板上に酸化膜が
    形成された基板に成膜された絶縁膜であって、 基板表
    面の機能化処理が施されている領域とされていない領域
    が存在することを特徴とする絶縁膜。
  20. 【請求項20】 層間絶縁膜が成膜された基板を有す
    るデバイスであって、 前記層間絶縁膜として、請求項12から19のいずれか
    に記載された絶縁膜が成膜されていることを特徴とする
    デバイス。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載されたデバイスを
    備えたことを特徴とする電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010164538A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Ulvac Japan Ltd 表面修飾基板の解析方法、解析用基板及び表面修飾基板の製造方法、並びに表面修飾基板
JP2013153221A (ja) * 2009-06-04 2013-08-08 Tokyo Electron Ltd アモルファスカーボン膜の形成方法および形成装置
WO2023090171A1 (ja) * 2021-11-22 2023-05-25 株式会社Screenホールディングス 基板処理方法

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