JP2003295943A - 施設管理システム - Google Patents

施設管理システム

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JP2003295943A
JP2003295943A JP2002097810A JP2002097810A JP2003295943A JP 2003295943 A JP2003295943 A JP 2003295943A JP 2002097810 A JP2002097810 A JP 2002097810A JP 2002097810 A JP2002097810 A JP 2002097810A JP 2003295943 A JP2003295943 A JP 2003295943A
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Makoto Yomogida
信 蓬田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PDAなどの携帯端末を利用してフィールド
マンだけで全作業を完結できるようにする。 【解決手段】 従来のシステム構成に加え、サーバ7と
PHS制御装置8を設け、フィールドマンにPDA9を
携帯させるようにする。PDA9にはカード型PHS電
話機10が装着されている。プラント内にはPHS制御
装置8とアンテナ11とによって無線LANが構築され
ている。フィールドマンはPDA9よりサーバ7へ操作
者IDとパスワードを送る。サーバ7は、PDA9から
の操作者IDとパスワードに基づき、操作権限データベ
ース5−1内のテーブルTBを参照して、フィールドマ
ンの操作権限を判定し、判定した操作権限に応じた監視
画面を作成して、PDA9のディスプレイ上に表示させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、PDA(携帯情
報端末:Personal Digital Assistance )等の携帯端末
を使用してプラント等の施設を管理する施設管理システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10に従来のプラント管理システムの
概略を示す。同図において、1はプラント内に設けられ
た各種の設備であり、これらの設備はコントローラ2に
よって制御される。コントローラ2は制御系のLAN
(ローカルエリアネットワーク)3を介して計器室に設
けられた中央監視装置4と接続されている。5はデータ
ベースであり、操作権限データベース5−1と操作履歴
データベース5−2とを備え、情報系のLAN6を介し
て中央監視装置4に接続されている。
【0003】このプラント管理システム100におい
て、コントローラ2は、プラント内の各種管理ポイント
のデータを定期的に収集し、この収集したデータを中央
監視装置4へ送る。中央監視装置4は各種管理ポイント
からのデータを蓄積する。また、中央監視装置4は、操
作者からの要求に応えて監視画面を作成し、ディスプレ
イ上に表示する。中央監視装置4において、操作者には
操作権限が与えられており、ディスプレイ上に表示され
る監視画面からの操作や表示内容などが操作者の操作権
限に応じて規制される。
【0004】〔操作権限の判定、操作履歴の記録〕中央
監視装置4にログインする際、操作者は、自己に割り当
てられている操作者ID(識別番号)とパスワードを入
力する。すると、中央監視装置4は、入力された操作者
IDとパスワードに基づいて、操作権限データベース5
−1内の操作権限テーブルTBを参照し、操作者に与え
られている操作権限を判定する。
【0005】中央監視装置4は、判定した操作権限に応
じて、ディスプレイ上に表示する監視画面からの操作
(例えば、実際の設備機器に対する発停操作、温度管理
点に対する設定温度の変更、コントロールバルブに対す
る設定開度の変更など)や表示内容を規制する。また、
中央監視装置4は、情報系のLAN6を介して操作履歴
データベース5−2にアクセスし、中央監視装置4にお
ける操作履歴を記録する。
【0006】このようなプラント管理システム100に
おいては、例えば現場でのコントロールバルブの開度の
チェックや調整を、フィールドマンが計器室のボードマ
ンと連絡を取りながら行っている。フィールドマンとボ
ードマンとの間の連絡には無線ページングなどが使用さ
れる。この場合、フィールドマンは、コントロールバル
ブの設定開度や調整結果などを計器室のボードマンに問
い合わせる。ボードマンは、中央監視装置4のディスプ
レイ上の監視画面をみながら、フィールドマンからの問
い合わせに応える。ループチェックと呼ばれる作業で
は、プラント内の各所のコントロールバルブの開度のチ
ェックや調整を順番に行うので、フィールドマンとボー
ドマンとの間の遣り取りはさらに大変なものとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような現状に対
し、フィールドマンとボードマンとの間の遣り取りをな
くし、フィールドマンだけで全作業を完結することの可
能なシステムが要望されている。例えば、このようなシ
ステムとして、PDAを利用したシステムが考えられ
る。すなわち、フィールドマンにPDAを携帯させ、こ
のPDAのディスプレイ上に中央監視装置と同様の監視
画面を表示させることが考えられる。
【0008】しかしながら、メモリ容量や処理能力など
の能力面から、PDAに中央監視装置4と同等の機能を
持たせることは困難である。すなわち、PDAのメモリ
容量は小さく、監視画面を作成するためのプログラムや
操作権限を判定するためのプログラム,操作履歴を記録
するためのプログラムを記憶させたり、操作権限データ
ベースや操作履歴データベースを持たせることは困難で
ある。また、中央監視装置4と比較して、CPUの処理
能力は格段に小さく、中央監視装置4と同等の処理を行
わせることはできない。
【0009】仮に、PDAに監視画面を作成するための
プログラムなどを記憶させたり、操作権限データベース
や操作履歴データベースを持たせることができたとして
も、監視画面を作成するためのプログラムや操作者に対
する操作権限を変えたいような場合、全てのPDAにつ
いて変更が必要となり、手間がかかり、簡単に対応する
ことができない。
【0010】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、能力の面か
ら使用が困難であったPDAなどの携帯端末を利用し
て、フィールドマンだけで全作業を完結することの可能
な施設管理システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、サーバと、携帯端末と、このサーバ
と携帯端末とを接続する通信回線とを備えた施設管理シ
ステムとし、携帯端末に、操作者から入力される個人識
別情報を通信回線を介してサーバへ送信する手段を設
け、サーバに、携帯端末から送られてくる個人識別情報
に基づいて操作者に与えられている操作権限を判定する
操作権限判定手段と、この操作権限判定手段によって判
定された操作権限に応じた画面を作成し、この画面を通
信回線を介して携帯端末へ送る手段とを設けたものであ
る。
【0012】この発明によれば、携帯端末から通信回線
を介して個人識別情報(例えば、識別番号とパスワー
ド)をサーバへ送ると、サーバは、この携帯端末からの
個人識別情報に基づいて操作者に与えられている操作権
限を判定する。また、サーバは、操作権限に応じた画面
を作成し、この画面を通信回線を介して携帯端末へ送
る。携帯端末は、サーバから送られてくる画面をディス
プレイ上に表示する。この場合、携帯端末では、監視画
面などの画面を作成する必要がない。また、携帯端末で
は、操作権限の判定を行う必要がない。
【0013】本発明では、サーバ側に、操作者と操作権
限との関係が記録された操作権限データベースと、操作
履歴が記録される操作履歴データベースとを設ける。こ
の場合、サーバは、操作権限データベースに記録されて
いる操作者と操作権限との関係を参照して、携帯端末に
おける操作者の操作権限の判定を行う。また、携帯端末
における操作履歴を操作履歴データベースに記録する。
【0014】なお、本発明において、操作権限データベ
ースおよび操作履歴データベースはサーバ専用としても
よいが、中央監視装置が使用する操作権限データベース
および操作履歴データベースと共通としてもよい。中央
監視装置と共通にすると、操作権限を変えたいような場
合、1つの操作権限データベースに対して変更を加える
だけでよい。また、中央監視装置における操作履歴と携
帯端末における操作履歴とが1つの操作履歴データベー
スに記録されるものとなり、中央監視装置における操作
履歴と携帯端末における操作履歴とが一元的に管理され
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて詳
細に説明する。図1はこの発明の一実施の形態を示すプ
ラント管理システムの構成図である。同図において、図
10と同一符号は同一或いは同等構成要素を示し、その
説明は省略する。
【0016】この実施の形態では、図10に示した従来
のシステム構成に加え、サーバ7とPHS制御装置8を
新たに設け、フィールドマンにPDA9を携帯させるよ
うにしている。サーバ7は制御系のLAN3および情報
系のLAN6に接続されており、PHS制御装置8は情
報系のLAN6に接続されている。
【0017】PDA9としては市販のPDAを使用して
いる。すなわち、本実施の形態において、PDA9のメ
モリ容量およびCPUの処理能力は小さい。PDA9に
はカード型PHS電話機10を装着する。PHS制御装
置8はプラント内の各所に設けられたアンテナ11と接
続されている。このPHS制御装置8とアンテナ11と
によってプラント内に無線LAN(構内PHS)が構築
されている。
【0018】図2はサーバ7の概略構成を示すブロック
図である。同図において、7−1はCPU、7−2はR
AM、7−3はROM、7−4,7−5はインターフェ
イスである。CPU7−1は、RAM7−2にアクセス
しながら、ROM7−3に格納されたプログラムに従っ
て動作する。
【0019】ROM7−3には、PDA9に送る監視画
面を作成するためのプログラムや、PDA9における操
作者の操作権限の判定を行うためのプログラム、PDA
9における操作履歴を記録するためのプログラムなどが
格納されている。
【0020】操作権限データベース5−1内には操作権
限テーブルTBが設けられている。図3に操作権限テー
ブルTBの具体例を示す。操作権限テーブルTBには、
操作者IDやパスワード、この操作者IDとパスワード
とによって特定される操作者の情報、操作者IDとパス
ワードとによって特定される操作者の操作権限が登録さ
れている。
【0021】図4はPDA9の概略構成を示すブロック
図である。同図において、9−1はCPU、9−2はR
AM、9−3はROM、9−4,9−5,9−6はイン
ターフェイス、9−7はタッチパネル式のディスプレ
イ、9−8はキー操作部、10はPDA9に着脱可能に
装着されたカード型PHS電話機である。カード型PH
S電話機10はインターフェイス9−4を介してCPU
9−1に接続されている。CPU9−1は、RAM9−
2にアクセスしながら、ROM9−3に格納されたプロ
グラムに従って動作する。ROM9−3には通信用のプ
ログラムや表示用のプログラムが格納されている。
【0022】〔PDAからのアクセス〕例えば、今、フ
ィールドマンがコントロールバルブの開度チェックや調
整を行いたいものとする。この場合、フィールドマン
は、携帯しているPDA9のディスプレイ9−7上にロ
グイン画面を表示させる。図5にディスプレイ9−7上
に表示されるログイン画面G1を示す。ログイン画面G
1には操作者ID(ユーザID)の入力窓S1とパスワ
ードの入力窓S2が表示される。また、OKボタンBT
1とリセットボタンBT2が表示される。
【0023】フィールドマンは、ログイン画面G1にお
いて、自己に割り当てられている操作者IDを入力窓S
1に入力し、パスワードを入力窓S2に入力し、OKボ
タンBT1を押す。すると、入力された操作者IDとパ
スワードをCPU9−1がログイン情報(個人識別情
報)として取り込み、このログイン情報をインターフェ
イス9−4を介してカード型PHS電話機10へ送る。
【0024】カード型PHS電話機10は、PHS制御
装置8との間に無線回線を確立し、CPU9−1からの
ログイン情報をPHS制御装置8へ送る。PHS制御装
置8はPDA9からのログイン情報をサーバ7へ送る。
サーバ7は、PDA9からのログイン情報を受け取り、
このログイン情報の操作者IDとパスワードとからPD
A9における操作者(フィールドマン)の操作権限を判
定する。
【0025】〔操作権限の判定〕この操作権限の判定に
際し、サーバ9は、操作権限データベース5−1内の操
作権限テーブルTB(図3)を参照する。すなわち、サ
ーバ9は、操作権限テーブルTBを参照し、PDA9か
ら送られてくる操作者IDとパスワードとから操作者を
特定し、この特定した操作者に与えられている操作権限
を読み取る。
【0026】例えば、入力された操作者IDが「S10
110」であり、入力されたパスワードと操作者ID
「S10110」に対応づけて登録されているパスワー
ドとが一致すれば、PDA9における操作者を「山武太
郎」と判断する。そして、この「山武太郎」に与えられ
ている操作権限として、「0」番の「初期操作者」、
「1」番の「システム管理者」、「3」番の「製造責任
者」、「25」番の「バッチ画面操作権限者」および
「26」番の「バッチ異常処理操作権限者」の各権限が
与えられていると判断する。
【0027】〔監視画面の作成〕次に、サーバ7は、判
定した操作権限に応じた監視画面を作成し、この監視画
面をPHS制御装置8を介してPDA9へ送る。この場
合、PHS制御装置8とPDA9との間の無線回線は確
立されたままの状態であり、この無線回線を通してサー
バ7からの監視画面が直ちにPDA9へ送られる。PD
A9は、送られてきたサーバ7からの監視画面をディス
プレイ9−7上に表示する。
【0028】図6にディスプレイ9−7上に表示される
監視画面を示す。サーバ7は、ログイン情報受信後の最
初の監視画面として、メニュー画面G2をPDA9のデ
ィスプレイ9−7上に表示させる。メニュー画面G2に
は、その上部に、操作メニューが表示される。この例で
は、操作メニューとして、「アラーム」,「メッセー
ジ」,「グループ」,「更新」の各メニューM1,M
2,M3,M4が表示される。
【0029】メニューM1,M2,M3,M4には、メ
ニュー名が記されており、詳細画面に進むことができる
メニューにはそのメニュー名の下に下線が引かれてい
る。この例では、サーバ7で判定された操作権限に拘わ
らず、全てのメニュー名に下線が引かれる。すなわち、
この例では、操作権限テーブルTBに登録されている全
ての操作者に、メニューM1,M2,M3,M4の詳細
画面に進むことのできる操作権限が与えられている。
【0030】メニュー画面G2が表示されると、フィー
ルドマンはメニューM3を選択し、その詳細画面(グル
ープ画面)を表示させる。このグループ画面は、メニュ
ー画面G2と同様にして操作権限に応じてサーバ7にお
いて作成され、PDA9に送られてくる。そして、この
グループ画面から所望の管理ポイントを選択し、その管
理ポイントの詳細画面(調整画面)を表示させる。この
調整画面も、サーバ7において操作権限に応じて作成さ
れ、PDA9に送られてくる。なお、グループ画面や調
整画面などに表示するデータは、サーバ7が中央監視装
置4やコントローラ2にアクセスして取得する。
【0031】〔権限有り/権限無しの場合の表示例〕
このとき表示される調整画面の一例を図8に示す。図8
(a)は権限有りの場合、図8(b)は権限無しの場合
の表示例である。この調整画面G3は、管理ポイントと
して「FC101:PPYフィールド流量1」を選択し
た場合のものであり、「FC101」に対する設定流量
(SP)が表示窓W1に、計測流量(PV)が表示窓W
2に、コントロールバルブへの出力開度の指令値(OP
(%))が表示窓W3に、運転モード(MODE)が表
示窓W4に表示される。
【0032】図8(a)に示した調整画面(権限有り)
G3において、設定流量を示す項目名「SP」、コント
ロールバルブへの出力開度の指令値を示す項目名「O
P」、運転モードを示す項目名「MODE」には下線が
引かれている。下線が引かれている項目についてはその
設定内容を変更することができる。すなわち、この例で
は、PDA9の操作者(フィールドマン)に、設定流
量,コントロールバルブへの出力開度の指令値,運転モ
ードのそれぞれについて、設定内容を変更することがで
きる操作権限が与えられている。
【0033】図8(b)に示した調整画面(権限無し)
G3では、設定流量を示す項目名「SP」、コントロー
ルバルブへの出力開度の指令値を示す項目名「OP」、
運転モードを示す項目名「MODE」には下線が引かれ
ていない。下線が引かれていない項目についてはその設
定内容を変更することができない。すなわち、この例で
は、PDA9の操作者(フィールドマン)に、設定流
量,コントロールバルブへの出力開度の指令値,運転モ
ードのそれぞれについて、設定内容を変更することがで
きる操作権限は与えられていない。
【0034】〔権限有り/権限無しの場合の表示例〕
メニュー画面G2において、メニューM2を選択する
と、メッセージの詳細画面(メッセージ画面)が表示さ
れる。このメッセージ画面も、操作権限に応じてサーバ
7において作成され、PDA9に送られてくる。
【0035】このとき表示されるメッセージ画面の一例
を図9に示す。図9(a)は権限有りの場合、図9
(b)は権限無しの場合の表示例である。このメッセー
ジ画面G4には、ボードマンからのメッセージや他のフ
ィールドマンからのメッセージ、システム内で自動生成
されるメッセージなどがリスト表示される。
【0036】図9(a)に示したメッセージ画面(権限
有り)G4において、リスト中のメッセージMS1は
「確認済み」とされており、メッセージMS2およびM
S3は「未確認コンファーム待ち」とされている。メッ
セージMS2およびMS3において、「未確認コンファ
ーム待ち」と記された部分には下線が引かれている。下
線が引かれているメッセージについてはその内容を表示
させることができる。すなわち、この例では、PDA9
の操作者(フィールドマン)に、メッセージMS2,M
S3の内容を表示して確認することができる操作権限が
与えられている。
【0037】図9(b)に示したメッセージ画面(権限
無し)G4において、リスト中のメッセージMS1は
「確認済み」とされており、メッセージMS2およびM
S3は「未確認コンファーム待ち」とされている。メッ
セージMS2およびMS3において、「未確認コンファ
ーム待ち」と記された部分には下線が引かれていない。
下線が引かれていないメッセージについてはその内容を
表示させることができない。すなわち、この例におい
て、PDA9の操作者(フィールドマン)には、メッセ
ージMS2,MS3の内容を表示して確認することがで
きる操作権限は与えられていない。
【0038】〔サーバ側でのPDAにおける操作履歴の
記録〕サーバ7は、情報系のLAN6を介して操作履歴
データベース5−2にアクセスし、PDA9における操
作履歴を記録する。すなわち、PDA9からのログイン
情報を受け取ると、このログイン情報の操作者IDとパ
スワードとからPDA9における操作者の操作権限を判
定するとともに、操作者IDや操作者情報,事象(この
場合、ログイン),付加情報などを日付(年月日)およ
び時刻を付して操作履歴データベース5−2に記録す
る。以下、同様にして、PDA9において操作が行われ
る毎にその操作履歴を操作履歴データベース5−2に記
録して行く。図7に操作履歴データベース5−2におけ
る操作履歴の記録例を示す。
【0039】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、サーバ7を設け、このサーバ7に監視画面を作成す
るためのプログラムや操作権限を判定するためのプログ
ラム,操作履歴を記録するためのプログラムを記憶させ
ることにより、また、情報系LAN6に接続されている
操作権限データベース5−1や操作履歴データベース5
−2を使用することにより、フィールドマンに携帯させ
る端末として、能力の面から困難とされていたPDAを
使用することが可能となる。これにより、計器室のボー
ドマンと連絡をとることなく、フィールドマンだけで全
作業を完結することできる。
【0040】また、本実施の形態によれば、監視画面を
作成するためのプログラムを変更したいような場合や操
作者に対する操作権限を変更したいような場合、全ての
PDA9について変更しなくてもよく、サーバ7におけ
るプログラムの変更や操作権限データベース5−1にお
ける操作権限テーブルTBの変更のみで簡単に対応する
ことができる。
【0041】また、本実施の形態では、操作権限データ
ベース5−1および操作履歴データベース5−2をサー
バ7と中央監視装置4とで共通に使用しているので、操
作権限を変えたいような場合、1つの操作権限データベ
ース5−1に対して変更を加えるだけでよい。また、中
央監視装置4における操作履歴とPDA9における操作
履歴とが1つの操作履歴データベース5−1に記録され
るものとなり、中央監視装置4における操作履歴とPD
A9における操作履歴とが一元的に管理される。
【0042】なお、上述した実施の形態では、ログイン
情報として操作者IDとパスワードを対としてPDA9
からサーバ7へ送るようにしたが、必ずしも操作者ID
とパスワードを対として送るようにしなくてもよい。例
えば、セキュリティ性は落ちるが、パスワードを省略
し、操作者IDだけを送るようにしてもよい。
【0043】また、上述した実施の形態では、フィール
ドマンに持たせる携帯端末としてPDAを使用するよう
にしたが、PDAに限られるものではない。例えば、携
帯電話機などを使用することも考えられる。また、構内
PHSではなく、インターネットを利用してプラントの
外の遠隔地からサーバ7にアクセスするようにしてもよ
い。
【0044】また、上述した実施の形態では、プラント
に適用した場合の例として説明したが、ビル等において
も同様にして適用することが可能であり、対象となる施
設はプラントやビル等に限られるものではない。また、
携帯端末に表示する画面も監視画面に限られるものでは
ない。
【0045】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、サーバと、携帯端末と、このサーバと携
帯端末とを接続する通信回線とを備えたシステム構成と
し、携帯端末から通信回線を介して個人識別情報をサー
バへ送り、サーバにおいて、携帯端末からの個人識別情
報に基づいて操作者に与えられている操作権限を判定す
るようにし、またサーバにおいて、操作権限に応じた画
面を作成し、この画面を通信回線を介して携帯端末へ送
るようにしたので、携帯端末では監視画面などの画面を
作成する必要がなく、また操作権限の判定を行う必要が
なく、能力の面から使用が困難であったPDAなどの携
帯端末を利用して、フィールドマンだけで全作業を完結
することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示すプラント管理シ
ステムの構成図である。
【図2】 このプラント管理システムにおけるサーバの
概略構成を示すブロック図である。
【図3】 操作権限データベース内の操作権限テーブル
の具体例を示す図である。
【図4】 このプラント管理システムにおいてフィール
ドマンに携帯させるPDAの概略構成を示すブロック図
である。
【図5】 PDAのディスプレイ上に表示されるログイ
ン画面を示す図である。
【図6】 PDAのディスプレイ上に表示されるメニュ
ー画面を示す図である。
【図7】 操作履歴データベースにおける操作履歴の記
録例を示す図である。
【図8】 PDAのディスプレイ上に表示される調整画
面の一例(権限有り/権限無し)を示す図である。
【図9】 PDAのディスプレイ上に表示されるメッセ
ージ画面の一例(権限有り/権限無し)を示す図であ
る。
【図10】 従来のプラント管理システムの構成図であ
る。
【符号の説明】
1…設備、2…コントローラ、3…制御系のLAN、4
…中央監視装置、5…データベース、5−1…操作権限
データベース、5−2…操作履歴データベース、6…情
報系のLAN、7…サーバ、7−1…CPU、7−2…
RAM、7−3…ROM、7−4,7−5…インターフ
ェイス、8…PHS制御装置、9…PDA(携帯情報端
末)、9−1…CPU、9−2…RAM、9−3…RO
M、9−4〜9−6…インターフェイス、9−7…ディ
スプレイ、9−8…キー操作部、10…カード型PHS
電話機、11…アンテナ、TB…操作権限テーブル、G
1…ログイン画面、G2…メニュー画面、G3…調整画
面、G4…メッセージ画面、M1〜M4…メニュー、2
00…プラント管理システム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 331 H04Q 9/00 331Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバと、携帯端末と、このサーバと携
    帯端末とを接続する通信回線とを備えた施設管理システ
    ムにおいて、 前記携帯端末は、操作者から入力される個人識別情報を
    前記通信回線を介して前記サーバへ送信する手段を備
    え、 前記サーバは、前記携帯端末から送られてくる個人識別
    情報に基づいて前記操作者に与えられている操作権限を
    判定する操作権限判定手段と、この操作権限判定手段に
    よって判定された操作権限に応じた画面を作成し、この
    画面を前記通信回線を介して前記携帯端末へ送る手段と
    を備えたことを特徴とする施設管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された施設管理システム
    において、 前記サーバ側に、操作者と操作権限との関係が記録され
    た操作権限データベースと、操作履歴が記録される操作
    履歴データベースとを有し、 前記サーバは、 前記操作権限データベースに記録されている操作者と操
    作権限との関係を参照して前記操作権限の判定を行い、
    また、前記携帯端末における操作履歴を前記操作履歴デ
    ータベースに記録することを特徴とする施設管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された施設管理システム
    において、 施設内の各種データの収集管理、操作権限データベース
    を参照しての操作者の操作権限の判定、操作者の操作権
    限に応じた画面の作成・表示、操作履歴データベースへ
    の操作履歴の記録を行う中央監視装置を有し、 前記サーバが使用する操作権限データベースおよび操作
    履歴データベースと前記中央監視装置が使用する操作権
    限データベースおよび操作履歴データベースとが共通と
    されていることを特徴とする施設管理システム。
JP2002097810A 2002-03-29 2002-03-29 施設管理システム Pending JP2003295943A (ja)

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