JP2018055326A - 中継装置、中継方法、および中継システム - Google Patents

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Abstract

【課題】有線制御システムのと携帯端末との間の通信を中継する中継装置を提供する。【解決手段】中継装置は、中継、有線伝送路と接続する有線接続手段と、携帯端末と無線通信を行う無線通信手段と、有線接続手段を介して複数の設備それぞれの動作状況を示す状況信号を有線伝送路から取得する状況信号取得処理、取得した状況信号を所定期間中に無線通信手段を介して送信する状況信号送信処理、及び、所定期間中に無線通信手段を介して複数の設備のうち少なくとも一つの設備に対する動作指令を受信し、動作指令を、有線接続手段を介して、有線伝送路に送信する動作指令送信処理を実行する制御手段と、を備える【選択図】図3

Description

有線伝送路を介して接続された複数の設備を制御する有線制御システムの通信を中継する技術に関する。
従来、分散配置された複数の設備を、有線伝送路を介して操作用端末に接続し、操作用端末からの操作に応じて複数の設備を制御する有線制御システムがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−150805号公報
有線制御システムにおいて、操作用端末と設備の設置位置とが離れて設置されていることが多い。そのため、操作用端末に対して操作を行った場合に、例えば設備の動作確認のため、操作用端末の設置位置から設備の設置位置への移動に時間を要する場合がある。このため、操作用端末を操作した直後の設備の動作を操作用端末の操作者が直接確認できない可能性がある。
本開示は、上記課題に鑑みてなされたもので、有線制御システムの設備の近辺において、操作端末による操作を可能にする手段を提供することを目的とする。
本開示の一態様の中継装置は有線伝送路を介して接続された複数の設備を制御する有線制御システムと無線端末との間の通信を中継する中継装置であって、有線伝送路と接続する有線接続手段と、携帯端末と無線通信を行う無線通信手段と、有線接続手段を介して複数の設備それぞれの動作状況を示す状況信号を有線伝送路から取得する状況信号取得処理、取得した状況信号を所定期間中に無線通信手段を介して送信する状況信号送信処理、及び、所定期間中に無線通信手段を介して複数の設備のうち少なくとも一つの設備に対する動作指令を受信し、動作指令を、有線接続手段を介して、有線伝送路に送信する動作指令送信処理を実行する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本開示の中継装置によれば、中継装置の無線通信範囲内であれば、設備の設置位置の近くにいながら、有線伝送路を介して設備に信号を送信することができ、また、有線伝送路内を適切に信号が伝送されているか、有線伝送路で伝送される信号により設備が適切に動作しているか等を確認することができる。
システムの全体構成の一例を示す図。 有線伝送路で伝送される信号のフレームフォーマットの一例を示す図。 デバッグユニットの構成の一例を示す図。 デバッグユニットの動作の一例を示すフローチャート。 デバッグユニットの有線側処理の一例を示すフローチャート。 デバッグユニットの無線側処理の一例を示すフローチャート。 デバッグユニットのコマンド待受処理の一例を示すフローチャート。 デバッグユニットがコマンド待受処理において受信したコマンドに応じて実行する処理の一例を示す図。 デバッグユニットの伝送路監視処理の一例を示すフローチャート。 デバッグユニットが伝送路監視処理において受信したコマンドに応じて実行する処理の一例を示す図。 無線端末の構成の一例を示す図。 無線端末のデバッグアプリの動作の一例を示すフローチャート。 無線端末のデバッグアプリの表示画面の一例を示す図。 無線端末のデバッグアプリの表示画面の一例を示す図。 無線端末のデバッグアプリの表示画面の一例を示す図。
以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものであり、数値、形状、構成要素、ステップ、ステップの要素などは一例であり、本開示を限定する趣旨ではない。
(実施の形態1)
実施の形態1では、本開示の一態様として、デバッグシステム10及びそのデバッグ対象の有線制御システム20について説明する。
<1.概要>
図1は、デバッグシステム10及びそのデバッグ対象の有線制御システム20の構成の一例を示す図である。
まず、デバッグ対象となる有線制御システム20について説明する。有線制御システム20は、有線伝送路システム120、1以上の機械設備160、及び、制御装置170を備える。
制御装置170は、例えばPLC(Programmable Logic Controller)などであり、有線伝送路システム120を介して1以上の機械設備160と接続し、機械設備160を制御する。
機械設備160は、例えば、分散配置されているセンサ、スイッチ、ランプ、モーターなどの機械設備であり、有線伝送路システム120を介して制御装置170から受信する信号などに基づいて動作する。
有線伝送路システム120は、制御装置170から機械設備160への信号、及び、機械設備160から制御装置170への信号を伝送する。有線伝送路システム120は、マスタユニット150、ターミナルユニット140、及び、有線伝送路130を備える。
マスタユニット150は、制御装置170から入力される機械設備160宛の機械設備160の動作を制御する信号に基づいて有線伝送路130上を流れるフレーム信号を生成し、生成したフレーム信号を有線伝送路130に出力する。または、マスタユニット150は、有線伝送路130で伝送されるフレーム信号から、フレーム信号内に多重化されている制御装置170宛の信号を取得し、制御装置170に出力する。
ターミナルユニット140は、対応する機械設備160から入力される制御装置170宛の機械設備の動作を通知する信号に基づいて有線伝送路130上を流れるフレーム信号を生成し、生成したフレーム信号を有線伝送路130に出力する。または、ターミナルユニット140は、有線伝送路130で伝送されるフレーム信号から、フレーム信号内に多重化されている、対応する機械設備160宛の信号を取得し、機械設備160に出力する。
有線伝送路130は、マスタユニット150とターミナルユニット140との間を接続する双方向有線シリアル伝送路である。
図2は、有線伝送路130で伝送されるフレーム信号200のフレームフォーマットの一例を示す図である。図に示すように有線伝送路130で伝送されるフレーム信号は、スタート部201、データ部202、及びエンド部203から構成される。スタート部201及びエンド部203は、フレーム同期のための所定ビットパターンを有する固定ビット数の信号である。データ部202は、1以上の機械設備160宛の信号や1以上の制御装置170宛の信号が時分割で多重化された固定ビット数の信号である。
次に、図1に戻り、デバッグシステム10について説明する。デバッグシステム10は、有線伝送路130に接続するデバッグユニット100およびデバッグユニット100と無線通信を行う無線端末110を備える。
デバッグユニット100は、有線制御システム20と無線端末110との間の通信を中継する中継装置である。デバッグユニット100は、有線伝送路130で伝送されるフレーム信号から機械設備160の動作を制御する信号や機械設備160の動作状況を通知する信号を取得し、無線端末110に無線送信する。また、デバッグユニット100は、無線端末110から受信した機械設備160の動作を制御するための動作指令に基づいてフレーム信号を生成し、有線伝送路130に出力する。デバッグユニット100の構成および動作の詳細については後述する。
無線端末110は、デバッグユニット100から受信した機械設備160の動作を制御する信号や機械設備160の動作状況を通知する信号に基づき、機械設備160の動作状況を無線端末110のユーザに表示する。また、無線端末110は、ユーザ入力に応じて機械設備160の動作を制御する指令をデバッグユニット100に送信する。
<2.デバッグユニット100>
デバッグユニット100の構成及び動作の詳細を説明する。
<2−1.デバッグユニット100の構成>
図3は、デバッグユニット100の構成の一例を示す図である。図に示すようにデバッグユニット100は、ドライバ回路320、無線通信モジュール310、中央制御部300、表示LED340、リセットスイッチ330を備える。
ドライバ回路320は、有線伝送路130と接続されている。ドライバ回路320は、有線伝送路130と中央制御部300との動作電圧の違いを吸収するための電圧変換を行うトランジスタ回路であり、有線伝送路130から入力される信号を降圧して中央制御部300に出力し、中央制御部300から入力される信号を昇圧して有線伝送路130に出力する。また、ドライバ回路320は、有線伝送路130における電圧レベルの低下などの伝送路異常を検出し、検出した伝送路異常を中央制御部300に通知する。
無線通信モジュール310は、無線通信用のアンテナ素子や変調回路・復調回路を備えるSoC(System-on-a-Chip)の集積回路である。無線通信モジュール310に内蔵される不揮発性のメモリの一部領域には無線設定情報記憶部311が構成されている。無線設定情報記憶部311には、例えば、SSID、パスワード、IPアドレス、セキュリティ(暗号化方式)などの無線通信で使用される設定情報が格納される
中央制御部300は、内蔵メモリに格納されたプログラムを実行することにより、後述の各動作を実現するSoCの集積回路である。なお、中央制御部300の内蔵メモリの一部領域には、有線伝送路130から入力されるデータを格納するモニタデータ記憶部301、及び有線伝送路130に出力するデータを格納する有線出力データ記憶部302が構成されている。また、中央制御部300の内蔵メモリの一部領域を用いて、リセットフラグ、伝送異常フラグ、モニタデータ確定フラグ、強制出力フラグ、動作モードフラグが管理される。
表示LED340は、複数のLED(Light Emitting Diode)からなり、中央制御部300の管理するフラグに応じて点灯、消灯又は点滅してデバッグユニット100の状態を外部に通知する。リセットスイッチ330は、リセットフラグをONにセットするためのスイッチである。
<2−2.デバッグユニット100の動作>
図4は、デバッグユニット100の動作の一例を示すフローチャートである。
デバッグユニット100の中央制御部300は、電源投入後、プログラムのロードやフラグのクリア等の初期化処理を行う(ステップS401)。
中央制御部300は、初期化処理完了後、後述の有線側処理(ステップS402)及び無線側処理(ステップS403)を行う。
中央制御部300は、有線側処理及び無線側処理の完了後、リセットフラグがONにセットされているかを確認し、セットされていればステップS401に戻り、セットされていなければステップS405に進む(ステップS404)。なお、リセットフラグは、リセットスイッチ330が操作されたときなどにONにセットされる。
デバッグユニット100は、電源OFFで処理を終了し、電源OFFでなければステップS402に戻る(ステップS405)。
図5は、上述の有線側処理の一例を示すフローチャートである。
中央制御部300は、ドライバ回路320から伝送路異常が通知されているかを確認し、通知されていればステップS509に進み、通知されていなければステップS502に進む(ステップS501)。
中央制御部300は、ドライバ回路320から伝送路異常が通知されていない場合、伝送異常フラグをOFFにクリアする(ステップS502)。
デバッグユニット100は、伝送異常フラグをOFFにクリアすると、ドライバ回路320からリフレッシュサイクル1つ分の信号が入力されたかを確認する(ステップS503)。具体的には、中央制御部300は、ドライバ回路320から入力される信号を監視して、フレーム信号のスタート部及びエンド部の検出を試みる。スタート部及びエンド部を検出できた場合は、ステップS504に進み、検出できなかった場合は、ステップS507に進む。
中央制御部300は、フレーム信号のスタート部及びエンド部を検出すると、データ部の誤り訂正を行う(ステップS504)。具体的には、誤り訂正前のデータ部の各ビット位置の信号について、前フレームの誤り訂正前の同じビット位置の信号と比較して、同じ信号のときにその信号を誤り訂正後の信号とし、異なる信号のときは前フレームの誤り訂正後の信号を現在のフレームの誤り訂正後の信号とする。
中央制御部300は、データ部の誤り訂正を完了すると、モニタデータの確定、すなわち、誤り訂正後のデータ部をモニタデータ記憶部301に格納し(ステップS505)、モニタデータ確定フラグをONにセットする(ステップS506)。
なお、ステップS503〜S506の処理は、中央制御部300が、ドライバ回路320を介して1以上の機械設備160それぞれの動作状況を示す状況信号を有線伝送路130から取得する処理であり、これらの処理をまとめて状況信号取得処理とよぶ。なお、状況信号には、上述の制御装置170からマスタユニット150を介して有線伝送路130に入力される機械設備160宛の機械設備160の動作を制御する信号、及び、機械設備160からターミナルユニット140を介して有線伝送路130に入力される制御装置170宛の機械設備160の動作を通知する信号が含まれる。
中央制御部300は、状況信号取得処理を完了すると、強制出力フラグがONにセットされているかを確認し、セットされていればステップS508に進み、セットされていなければ処理を終了する(ステップS507)。
中央制御部300は、強制出力フラグがONにセットされていれば、ドライバ回路320を介して、有線出力データ記憶部302に格納されているデータを有線伝送路130に出力する(ステップS508)。
中央制御部300は、ドライバ回路320が伝送異常を検知している場合は、伝送異常フラグをONにセットし(ステップS509)、処理を終了する。
図6は、上述の無線側処理の一例を示すフローチャートである。
中央制御部300は、動作モードフラグを確認する。動作モードフラグにコマンド待受モードを示す値がセットされている場合はステップS602の後述するコマンド待受処理に進み、伝送路監視モードを示す値がセットされている場合はステップS603の後述する伝送路監視処理に進む(ステップS601)。なお、動作モードフラグにセットされる値にはコマンド待受モードを示す値と伝送路監視モードを示す値があり、初期化処理において、コマンド待受モードを示す値がセットされる。
図7は、上述のコマンド待受処理の一例を示すフローチャートである。
中央制御部300は、無線通信モジュール310を介してコマンド信号が入力されたか否かを確認し、コマンド信号が入力されていればステップS702に進み、コマンド信号が入力されていなければ処理を終了する(ステップS701)。
中央制御部300は、無線通信モジュール310を介してコマンド信号が入力されている場合、伝送異常フラグがセットされているかを確認し、伝送異常フラグがONにセットされていればステップS704に進み、セットされていなければステップS703に進む(ステップS702)。
中央制御部300は、無線通信モジュール310を介してコマンド信号が入力され、伝送異常フラグがセットされていない場合、入力されたコマンド信号で示されるコマンドの種別に応じたコマンド処理を実行する(ステップS703)。
中央制御部300は、コマンド処理を実行すると、コマンド信号の送信元の無線端末110に対して、実行したコマンド処理に応じたレスポンス信号を送信する(ステップS704)。なお、中央制御部300は、ステップS702で伝送異常フラグがONにセットされていた場合は、コマンド処理を実行せず、コマンド信号の送信元の無線端末110に対して、伝送路に異常が発生していることを示すレスポンス信号を送信する。
無線通信モジュールを介してデバッグユニット100に入力されるコマンド信号、および、デバッグユニット100から無線通信モジュール310を介して出力されるレスポンス信号について説明する。コマンド信号は、例えば、「参加」「モニタ開始」「無線設定確認」「無線設定変更」「モニタ終了」「強制出力開始」「強制出力終了」などのコマンドの種別、及び、コマンドを実行するために必要なデータ等を伝送する信号である。レスポンス信号は、コマンド信号に対する応答として、「正常応答」「コマンド実行不能」「伝送路異常」などのレスポンスの種別、及び、コマンドの実行結果を示すデータ等を伝送する信号である。

図8は、中央制御部300がコマンド待受モードのときに、実行するコマンド処理とレスポンス信号の内容の一例を示す図である。
受信したコマンド信号のコマンドの種別が「参加」の場合について説明する。
本実施の形態のデバッグシステム10において、一以上の端末からなるデバッググループに属する無線端末110に対して、デバッグユニット100を介した、機械設備160の監視が許可される。無線端末110は、デバッググループへの参加を要請するために、コマンドの種別に「参加」を指定したコマンド信号をデバッグユニット100に送信する。
デバッグユニット100の中央制御部300は、コマンドの種別が「参加」のコマンド信号を受信すると、コマンド信号の送信元の無線端末110のデバッググループへの参加可否を判定する。本実施の形態のデバッグシステム10では、コマンドの種別に「参加」を指定したコマンド信号を受信した順に所定数(例えば5台)の無線端末110に対してデバッググループへの参加を許可し、それ以降にコマンドの種別に「参加」を指定したコマンドを受信してもデバッググループへの参加許可を与えない。
中央制御部300は、デバッググループへの参加を許可した無線端末110について、リーダー端末であるか否かを判定する。本実施の形態のデバッグシステム10では、最初にコマンドの種別に「参加」を指定したコマンド信号を受信したときに、コマンド信号の送信元の無線端末110をリーダー端末であると判定する。
本実施の形態のデバッグシステム10において、デバッググループに属する無線端末110のうち、リーダー端末と判定された無線端末110に対して、コマンドの種別に「モニタ開始」、「無線設定確認」、「無線設定変更」、「モニタ終了」、「強制出力開始」、「強制出力終了」を指定したコマンド信号の送信が許可される。なお、リーダー端末と判定されなかった無線端末110には、コマンドの種別に「モニタ開始」、「無線設定確認」、「無線設定変更」、「モニタ終了」、「強制出力開始」、「強制出力終了」を指定したコマンド信号の送信が許可されない。
中央制御部300は、レスポンス信号として、レスポンスの種別に「正常応答」、データ内容としてデバッググループへの参加可否結果及びリーダー端末であるかの判定結果を示すデータを格納したレスポンス信号を生成して、コマンド信号の送信元の無線端末110に送信する。
受信したコマンド信号のコマンドの種別が「モニタ開始」の場合について説明する。
デバッグユニット100は、コマンドの種別が「モニタ開始」のコマンド信号を受信すると、動作モードを伝送路監視モードに切り替える。具体的には、デバッグユニット100は、動作モードフラグに伝送路監視モードを示す値をセットする。
中央制御部300は、レスポンス信号として、レスポンスの種別に「正常応答」を指定したレスポンス信号を生成して、コマンド信号の送信元の無線端末110に送信する。
受信したコマンド信号のコマンドの種別が「無線設定確認」の場合について説明する。
中央制御部300は、コマンドの種別が「無線設定確認」のコマンド信号を受信すると、無線通信モジュール310の無線設定情報記憶部311から、SSID、IPアドレス、セキュリティなどの無線設定情報を読み出す。
中央制御部300は、レスポンス信号として、レスポンスの種別に「正常応答」、データ内容として読み出した無線設定情報を格納したレスポンス信号を生成して、コマンド信号の送信元の無線端末110に送信する。
受信したコマンド信号の種別が「無線設定変更」の場合について説明する。
中央制御部300は、コマンドの種別が「無線設定変更」のコマンド信号を受信すると、コマンド信号のデータ内容に含まれる無線設定の変更情報を取得する。無線設定の変更情報は、例えば、変更後のSSID、パスワード、IPアドレス、セキュリティなどである。中央制御部300は、コマンド信号から取得した無線設定の変更情報に基づき、無線通信モジュール310の無線設定情報記憶部311の内容を更新する。
中央制御部300は、レスポンス信号として、レスポンスの種別に「正常応答」を指定したレスポンス信号を生成して、コマンド信号の送信元の無線端末110に送信する。
中央制御部300の動作モードがコマンド待受モードの場合において、受信したコマンド信号のコマンドの種別が「参加」、「モニタ開始」、「無線設定確認」、「無線設定変更」以外の場合、中央制御部300は、受信したコマンド信号を破棄し、コマンド処理を実行しない。そして、デバッグユニット100は、レスポンス信号として、レスポンスの種別に「コマンド実行不能」を指定したレスポンス信号を生成して、コマンド信号の送信元の無線端末110に送信する。
なお、中央制御部300は、ステップS702で伝送異常フラグがONにセットされていた場合は、レスポンスの種別に「伝送路異常」を指定したレスポンス信号を生成して、コマンド信号の送信元の無線端末110に送信する。
図9は、上述の伝送路監視処理の一例を示すフローチャートである。
中央制御部300は、伝送異常フラグがONにセットされているかを確認し、セットされていれば処理を終了し、セットされていなければステップS1002に進む(ステップS1001)。
中央制御部300は、伝送異常フラグがONにセットされていない場合、無線通信モジュール310を介してコマンド信号が入力されたか否かを確認し、コマンド信号が入力されていればステップS1003に進み、コマンド信号が入力されていなければステップS1004に進む(ステップS1002)。
中央制御部300は、伝送異常フラグがONにセットされておらず、無線通信モジュール310を介してコマンド信号が入力された場合、入力されたコマンド信号で示されるコマンドの種別に応じたコマンド処理を実行する(ステップS1003)。
中央制御部300は、ステップS1002からステップS1003の処理が終了すると、モニタデータ確定フラグがONにセットされているかを確認し、セットされていればステップS1005に進み、セットされていなければ処理を終了する(ステップS1004)。
中央制御部300は、モニタデータ確定フラグがONにセットされている場合、無線通信モジュール310を介して、モニタデータ記憶部301に格納されているモニタデータ(有線伝送路130のフレーム信号のデータ部)を送信する(ステップS1005)。具体的には、中央制御部300は、コマンドの種別が「モニタデータ」、データ内容としてモニタデータ記憶部301のモニタデータを格納したコマンド信号を生成し、無線通信モジュール310を介して無線送信する。本実施の形態において、中央制御部300は、モニタデータの配信において、宛先アドレスとしてブロードキャストアドレスを指定する。
中央制御部300は、モニタデータの送信を完了すると、モニタデータ確定フラグをOFFにクリアする(ステップS1006)。
なお、ステップS1004〜S1006の処理は、デバッグユニット100が、有線伝送路から取得した1以上の機械設備160それぞれの動作状況を示す状況信号を無線通信モジュール310を介して送信する処理であり、これらの処理をまとめて状況信号送信処理とよぶ。
図10は、中央制御部300が伝送路監視モードのときに、実行するコマンド処理の内容の一例を示す図である。
受信したコマンド信号のコマンドの種別が「モニタ終了」の場合について説明する。
中央制御部300は、コマンドの種別が「モニタ終了」のコマンド信号を受信すると、動作モードをコマンド待受モードに切り替える。具体的には、中央制御部300は、動作モードフラグにコマンド待受モードを示す値をセットする。
受信したコマンド信号のコマンドの種別が「強制出力開始」の場合について説明する。
中央制御部300は、コマンドの種別が「強制出力開始」のコマンド信号を受信すると、コマンド信号のデータ内容に含まれる強制出力情報を取得する。強制出力情報は、有線伝送路システム120に接続されている機械設備160宛の機械設備160の動作を制御する信号などである。中央制御部300は、コマンド信号から取得した強制出力情報に基づき、有線出力データ記憶部302の内容を更新する。また、コマンドの種別が「強制出力開始」のコマンド信号を受信すると、中央制御部300は、強制出力フラグをONにセットする。そして、中央制御部300は、図5に示す有線側処理のステップS507,S508により、有線出力データ記憶部302の強制出力情報を有線伝送路130に出力する。なお、コマンドの種別が「強制出力開始」のコマンド信号を受信してから有線出力データ記憶部302に強制出力情報を格納し、ステップS507,S508で有線伝送路130に出力する処理は、中央制御部300が、無線通信モジュール310を介して1以上の機械設備160のうち少なくとも一つの設備に対する動作指令を受信し、受信した動作指令を、ドライバ回路320を介して、有線伝送路130に送信する処理であり、動作指令送信処理とよぶ。
受信したコマンド信号のコマンドの種別が「強制出力終了」の場合について説明する。
中央制御部300は、コマンドの種別が「強制出力終了」のコマンド信号を受信すると、強制出力フラグをOFFにクリアする。
中央制御部300の動作モードが伝送路監視モードの場合において、受信したコマンド信号のコマンドの種別が「モニタ終了」、「強制出力開始」、「強制出力終了」以外の場合、デバッグユニット100は、受信したコマンド信号を破棄し、コマンド処理を実行しない。
<3.無線端末>
無線端末110の構成及び動作の詳細を説明する。
<3−1.無線端末110の構成>
図11は、無線端末110の構成の一例を示す図である。無線端末110は、例えばスマートフォン、タブレット、ノートパソコンなどの、無線通信機能を備えた携帯用の情報処理端末であり、CPU1200、メモリ1210、無線通信モジュール1220、ディスプレイ1230、入力部1240を備える。
CPU1200は、メモリに格納されたプログラムを実行する。
メモリ1210は、例えば、揮発性の記憶装置及び不揮発性の記憶装置(例えば、フラッシュメモリまたはハードディスクなど)を含み、不揮発性の記憶装置には、後述のデバッグアプリプログラムが格納されている。
無線通信モジュール1220は、CPU1200の制御により、デバッグユニット100と無線通信を確立して、コマンド信号の送信やレスポンス信号の受信などを行う。
ディスプレイ1230は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示装置であり、CPU1200の制御により様々な情報を表示する。
入力部1240は、タッチパネル、または、キーボードやマウスなどの無線端末110のユーザからの入力をCPUに伝達する機器である。
<3−2.無線端末110の動作>
図12は、無線端末110が実行するデバッグアプリプログラムの動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、無線端末110がスマートフォンであり、入力部1240がタッチパネルである場合について説明を行う。キーボードやマウスを用いても同等の入力を行えることは周知であり、説明は省略する。
無線端末110のユーザがデバッグアプリプログラムの起動操作を行うと、無線端末110は、不揮発性の記憶装置に格納されたデバッグアプリプログラムを揮発性の記憶装置の所定位置にロードする初期化処理を行う(ステップS1301)。
無線端末110は、デバッグアプリプログラムの初期化処理を完了すると、図13に一例を示す初期画面1400を表示する(ステップS1302)。無線端末110は、参加ボタン1401に対するタッチ操作が行われるまで、初期画面1400を表示する。
参加ボタン1401に対するタッチ操作が行われた場合は、ステップS1304に進む(ステップS1303)。
無線端末110は、参加ボタン1401に対するタッチ操作を検知すると、コマンドの種別に「参加」を指定したコマンド信号を生成し、無線通信モジュール1220を介してデバッグユニット100に送信する(ステップS1304)。
無線端末110は、コマンドの種別に「参加」を指定したコマンド信号を送信後、レスポンス信号を受信し、レスポンス信号のデータ内容を参照してリーダー端末であるかを確認する(ステップS1305)。なお、ここでは、デバッググループへの参加が許可された場合について記載しているが、デバッググループへの参加が許可されなかった場合は処理を終了する。無線端末110がリーダー端末の場合はステップS1306に進み、無線端末110がリーダー端末でない場合はステップS1323に進む。
リーダー端末の場合、無線端末110は、図14(A)に一例を示すトップ画面1500を表示する(ステップS1306)。無線端末110は、設定ボタン1501またはモニタ開始ボタン1502に対するタッチ操作が行われるまで、トップ画面1500を表示する。
設定ボタン1501に対するタッチ操作が行われた場合は、ステップS1308に進む(ステップS1307)。
設定ボタン1501に対するタッチ操作が行われると、無線端末110は、コマンドの種別として「無線設定確認」を指定したコマンド信号を生成し、無線通信モジュール1220を介してデバッグユニット100に送信する(ステップS1308)。
無線端末110は、コマンドの種別に「無線設定確認」を指定したコマンド信号を送信後、レスポンス信号を受信し、レスポンス信号のデータ内容を参照してデバッグユニット100の無線設定情報を取得し、図14(B)に一例を示す設定画面1510を表示する(ステップS1309)。設定画面1510には、デバッグユニット100から通知された無線設定情報の各項目の現在の値を表示する表示欄1511と、デバッグユニット100の無線設定情報の変更を行う場合の変更後の値を入力する入力欄1512、設定変更ボタン1513、TOPへ戻るボタン1514が表示される。入力欄1512をタッチすると無線設定情報の各項目を入力するためのGUI(Graphical User Interface)が表示され、それに従って無線設定情報の各項目を入力することができる。設定変更ボタン1513は、入力欄1512に無線設定情報の変更後の値が入力されていないときは無効化された状態で表示され、タッチ操作に反応しない。入力欄1512に無線設定情報の変更後の値が入力されると有効化される。無線端末110は、設定変更ボタン1513またはTOPに戻るボタン1514に対するタッチ操作が行われるまで、設定画面1510を表示する。
設定変更ボタン1513が有効化された状態で、設定変更ボタン1513に対するタッチ操作が行われた場合は、ステップS1311に進む(ステップS1310)。
無線端末110は、設定変更ボタン1513が有効化された状態で、設定変更ボタン1513に対するタッチ操作が行われた場合は、コマンドの種別に「無線設定変更」、データ内容に入力欄1512に入力された無線設定情報を指定したコマンド信号を生成し、無線通信モジュール1220を介してデバッグユニット100に送信する(ステップS1311)。無線端末110は、コマンドの種別に「無線設定変更」を指定したコマンド信号を送信後、レスポンスの種別が「正常応答」のレスポンス信号を受信し、ステップS1302に戻り処理を続ける。
設定画面1510を表示中に、TOPに戻るボタン1514に対するタッチ操作が行われた場合は、ステップS1306に進む(ステップS1312)。
トップ画面1500を表示中に、モニタ開始ボタン1502に対するタッチ操作が行われた場合は、ステップS1314に進む(ステップS1313)。
無線端末110は、トップ画面1500を表示中に、モニタ開始ボタン1502に対するタッチ操作が行われた場合は、コマンドの種別に「モニタ開始」を指定したコマンド信号を生成し、無線通信モジュール1220を介してデバッグユニット100に送信する(ステップS1314)。
無線端末110は、コマンドの種別に「モニタ開始」を指定したコマンド信号を送信後、レスポンスの種別が「正常応答」のレスポンス信号を受信すると、図14(C)に一例を示すモニタ画面1520を表示する(ステップS1315)。モニタ画面1520には、機械設備160の現在の動作状況(入出力状態)を表示する表示欄1521と、機械設備160宛の動作指令を示す強制出力データの入力欄1522と、強制出力開始ボタン1523、モニタ終了ボタン1524が表示される。表示欄1521は、デバッグユニット100から繰り返し送信される、コマンドの種別として「モニタデータ」を指定したコマンド信号を受信するごとに、そのデータ内容に応じて入出力状態が更新される。入力欄1522には、複数の機械設備それぞれについて強制出力中に動作させる「ON」と強制出力中に停止させる「OFF」が表示されており、対応する領域に対するタッチ操作により「ON」と「OFF」を反転させることができる。無線端末110は、強制出力開始ボタン1523またはモニタ終了ボタン1524に対するタッチ操作が行われるまで、モニタ画面1520を表示する。
モニタ画面1520を表示中に強制出力開始ボタン1523に対するタッチ操作が行われると、ステップS1317に進む(ステップS1316)。
無線端末110は、モニタ画面1520を表示中に強制出力開始ボタン1523に対するタッチ操作が行われると、コマンドの種別に「強制出力開始」、データ内容に入力欄1522に入力された内容に基づいて、機械設備160宛の動作指令を示す強制出力データを指定したコマンド信号を生成し、無線通信モジュール1220を介してデバッグユニット100に送信する(ステップS1317)。
無線端末110は、コマンドの種別に「強制出力開始」を指定したコマンド信号を送信した後、図14(D)に一例を示すモニタ画面1530を表示する(ステップS1318)。モニタ画面1530には、機械設備160の現在の動作状況(入出力状態)を表示する表示欄1531と、機械設備160宛の動作指令を示す強制出力データの表示欄1532と、強制出力終了ボタン1533が表示される。表示欄1531は、デバッグユニット100から繰り返し送信される、コマンドの種別として「モニタデータ」を指定したコマンド信号を受信するごとにそのデータ内容に応じて入出力状態が更新される。表示欄1532には、ステップS1317で送信したコマンド信号のデータ内容に指定した強制出力データを示す内容が表示される。無線端末110は、強制出力終了ボタン1533に対するタッチ操作が行われるまで、モニタ画面1530を表示する。
モニタ画面1530を表示中に強制出力終了ボタン1533に対するタッチ操作が行われると、ステップS1320に進む(ステップS1319)。
無線端末110は、モニタ画面1530を表示中に強制出力終了ボタン1533に対するタッチ操作が行われると、コマンドの種別に「強制出力終了」を指定したコマンド信号を生成し、無線通信モジュール1220を介してデバッグユニット100に送信し(ステップS1320)、ステップS1315に戻り、処理を続ける。
モニタ画面1520を表示中にモニタ終了ボタン1524に対するタッチ操作が行われると、ステップS1322に進む(ステップS1321)。
無線端末110は、モニタ画面1520を表示中にモニタ終了ボタン1524に対するタッチ操作が行われると、コマンドの種別に「モニタ終了」を指定したコマンド信号を生成し、無線通信モジュール1220を介してデバッグユニット100に送信し(ステップS1322)、ステップS1306に戻り、処理を続ける。
コマンドの種別に「参加」を指定したコマンド信号を送信後、データ内容にリーダー端末でないことを示す情報が指定されたレスポンス信号を受信すると、無線端末110は、図15(A)に一例を示すトップ画面1600を表示する(ステップS1323)。無線端末110は、モニタボタン1601に対するタッチ操作が行われるまで、トップ画面1600を表示する。
トップ画面1600の表示中に、モニタボタン1601に対するタッチ操作が行われると、ステップS1325に進む(ステップS1324)。
無線端末110は、トップ画面1600の表示中に、モニタボタン1601に対するタッチ操作が行われると、図15(B)に一例を示すモニタ画面1610を表示する(ステップS1325)。モニタ画面1610には、機械設備160の現在の動作状況(入出力状態)を表示する表示欄1611と、戻るボタン1612が表示される。表示欄1611は、デバッグユニット100から繰り返し送信される、コマンドの種別として「モニタデータ」を指定したコマンド信号を受信するごとにそのデータ内容に応じて入出力状態が更新される。無線端末110は、戻るボタン1612に対するタッチ操作が行われるまで、モニタ画面1610を表示する。
モニタ画面1610を表示中に戻るボタン1612に対するタッチ操作が行われると、ステップS1323に戻る(ステップS1326)。
<4.効果>
デバッグユニット100は、有線伝送路130から取得した状況信号を、無線通信モジュール310を介して送信する。これにより、無線端末110のユーザは、デバッグユニット100の無線通信の範囲内であれば、機械設備160の設置位置の近くにいながら、有線伝送路130内を信号が適切に伝送されているか、有線伝送路130で伝送される信号により機械設備160が適切に動作しているか等を確認することができる。
デバッグユニット100は、無線通信モジュール310を介して取得した機械設備160を制御するための動作指令を有線伝送路130に出力する。これにより、無線端末110のユーザは、デバッグユニット100の無線通信の範囲内であれば、機械設備160の設置位置の近くにいながら、有線伝送路130を介して設備に信号を送信することができる。
デバッグユニット100は、有線伝送路130から取得した状況信号を、無線通信モジュール310を介して、複数の無線端末110に送信する。これにより、複数のユーザがデバッグ作業に参加し、有線伝送路130内を信号が適切に伝送されているか監視することができる。
デバッグユニット100は、リーダー端末を定めて、リーダー端末のみに対して、コマンドの種別に「モニタ開始」、「モニタ終了」、「強制出力開始」、「強制出力終了」、「無線設定確認」、「無線設定変更」、を指定したコマンド信号の送信を許可している。これにより、複数の無線端末110から矛盾するコマンド信号を同時に受信することを防ぐことができる。
(補足)
以上、本開示の一態様のデバッグシステムについて、実施の形態に基づき説明したが、以下のように変形することも可能であり、本開示は上述した実施の形態で示したものに限られない。
(1)上述の実施の形態では、コマンドの種別に「参加」を指定したコマンド信号を受信した順に所定数の無線端末110に対してデバッググループへの参加を許可し、それ以降にコマンドの種別に「参加」を指定したコマンドを受信してもデバッググループへの参加許可を与えないとしたが、これに限られない。例えば、予めデバッグユニット100の中央制御部300の内蔵メモリ内に複数の無線端末110の端末IDを格納しておき、内蔵メモリ内に格納された端末IDの無線端末110に対してのみデバッググループへの参加を許可するとしてもよい。端末IDとして無線端末110のMACアドレスやIPアドレスを用いてもよい。
(2)上述の実施の形態では、最初にコマンドの種別に「参加」を指定したコマンド信号を受信したときに、そのコマンド信号の送信元の無線端末110をリーダー端末と判定するとしたが、これに限られない。例えば、予めデバッグユニット100の中央制御部300の内蔵メモリ内に無線端末110の端末IDを格納しておき、内蔵メモリ内に格納された端末IDの無線端末110をリーダー端末と判定してもよい。端末IDとして無線端末110のMACアドレスやIPアドレスを用いてもよい。
(3)上述の実施の形態では、リーダー端末と判定された無線端末110のみに対して、コマンドの種別に「モニタ開始」、「無線設定確認」、「無線設定変更」、「モニタ終了」、「強制出力開始」、「強制出力終了」を指定したコマンド信号の送信が許可されるとしたが、これに限られるものではない。例えば、デバッググループに属する複数の無線端末110のうち一の無線端末110を第1のリーダー端末と判定し、第1のリーダー端末に対して、コマンドの種別に「無線設定確認」、「無線設定変更」を指定したコマンド信号の送信が許可されるとしてもよい。また、デバッググループに属する複数の無線端末110のうち第1のリーダー端末とは異なる一の無線端末を第2のリーダー端末と判定し、第2のリーダー端末に対して、コマンドの種別に「モニタ開始」、「モニタ終了」、「強制出力開始」、「強制出力終了」を指定したコマンド信号の送信が許可されるとしてもよい。
(4)デバッグユニット100は、デバッグ作業時以外の有線制御システムの通常運用の際に、有線制御システム20と無線端末110との通信を中継する中継装置として用いてもよい。
(補足2)
以下、さらに、本開示の構成について説明する。
(1)本開示の第1態様に係る中継装置は、有線伝送路を介して接続された複数の設備を制御する有線制御システムと携帯端末との間の通信を中継する中継装置であって、前記有線伝送路と接続する有線接続手段と、携帯端末と無線通信を行う無線通信手段と、前記有線接続手段を介して前記複数の設備それぞれの動作状況を示す状況信号を前記有線伝送路から取得する状況信号取得処理、取得した前記状況信号を所定期間中に前記無線通信手段を介して送信する状況信号送信処理、及び、前記所定期間中に前記無線通信手段を介して前記複数の設備のうち少なくとも一つの設備に対する動作指令を受信し、前記動作指令を、前記有線接続手段を介して、前記有線伝送路に送信する動作指令送信処理を実行する制御手段と、を備えることを特徴とする。
(2)本開示の第2態様に係る中継装置は、上記第1態様の中継装置において、一以上の携帯端末からなるグループに属する携帯端末に対して、無線を介した前記複数の設備の監視が許可され、前記制御手段は、さらに、前記無線通信部を介して前記グループへの参加を要請する参加指令を受信し、当該参加指令の送信元の携帯端末の前記グループへの参加可否を判定して判定結果を当該送信元の携帯端末に通知する参加受付処理を実行することを特徴とする。
(3)本開示の第3態様に係る中継装置は、上記第2態様の中継装置において、前記制御手段は、さらに、前記グループへの参加が許可された携帯端末に対して、当該携帯端末がリーダー端末であるか否かを判定し、前記リーダー端末であると判定した場合に当該送信元の携帯端末に対して前記動作指令の送信権限を与える権限付与処理を実行することを特徴とする。
(4)本開示の第4態様に係る中継装置は、上記第3態様の中継装置において、前記権限付与処理は、前記リーダー端末と判定された携帯端末に対して、さらに、当該中継装置からの前記状況信号の無線送信の開始指令及び終了指令の送信権限を与える処理であり、前記所定期間は、前記無線通信部を介して前記開始指令を受信してから前記終了指令を受信するまでの期間であることを特徴とする。
(5)本開示の第5態様に係る中継装置は、上記第4態様の中継装置において、前記制御手段は、電源投入後から前記開始指令を受信するまでの間、前記開始指令を待ち受ける待機モードとなり、前記待機モードのときに前記開始指令を受信すると前記待機モードを終了し、前記待機モードのときに前記参加指令を受信すると前記参加受付処理を実行し、前記待機モードでないときに前記参加指令を受信しても前記参加受付処理は実行しないことを特徴とする。
(6)本開示の第6態様に係る中継方法は、有線伝送路を介して接続された複数の設備を制御する有線制御システムと携帯端末との間の通信を中継する中継装置であって携帯端末と無線通信を行う無線通信手段と前記有線伝送路と接続する有線接続手段とを備える中継装置が実行する中継方法であって、前記有線接続手段を介して前記複数の設備それぞれの動作状況を示す状況信号を前記双方向有線伝送路から取得する状況信号取得処理と、取得した前記状況信号を所定期間中に前記無線通信手段を介して送信する状況信号送信処理と、前記無線通信手段を介して前記複数の設備のうち少なくとも一つの設備に対する動作指令を受信し、受信した動作指令を、前記有線接続手段を介して、前記双方向有線伝送路に送信する動作指令送信処理と、を含むことを特徴とする。
(7)本開示の第7態様に係るシステムは、有線伝送路を介して接続された複数の設備を制御する有線制御システムと携帯端末との間の通信を中継する中継システムであって、携帯端末と、中継装置とを備え、前記中継装置は、前記有線伝送路と接続する有線接続手段と、前記携帯端末と無線通信を行う無線通信手段と、前記有線接続手段を介して前記複数の設備それぞれの動作状況を示す状況信号を前記有線伝送路から取得する状況信号取得処理、取得した前記状況信号を所定期間中に前記無線通信手段を介して送信する状況信号送信処理、及び、前記所定期間中に前記無線通信手段を介して前記複数の設備のうち少なくとも一つの設備に対する動作指令を受信し、前記動作指令を、前記有線接続手段を介して、前記有線伝送路に送信する動作指令送信処理を実行する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本開示のデバッグシステムによれば有線制御システムのデバッグ作業を効率的に実行できる可能性がある。
100 デバッグユニット
110 無線端末
300 中央制御部
310 無線通信モジュール
320 ドライバ回路

Claims (7)

  1. 有線伝送路を介して接続された複数の設備を制御する有線制御システムと携帯端末との間の通信を中継する中継装置であって、
    前記有線伝送路と接続する有線接続手段と、
    携帯端末と無線通信を行う無線通信手段と、
    前記有線接続手段を介して前記複数の設備それぞれの動作状況を示す状況信号を前記有線伝送路から取得する状況信号取得処理、取得した前記状況信号を所定期間中に前記無線通信手段を介して送信する状況信号送信処理、及び、前記所定期間中に前記無線通信手段を介して前記複数の設備のうち少なくとも一つの設備に対する動作指令を受信し、前記動作指令を、前記有線接続手段を介して、前記有線伝送路に送信する動作指令送信処理を実行する制御手段と、
    を備える中継装置。
  2. 一以上の携帯端末からなるグループに属する携帯端末に対して、無線を介した前記複数の設備の監視が許可され、
    前記制御手段は、さらに、前記無線通信部を介して前記グループへの参加を要請する参加指令を受信し、当該参加指令の送信元の携帯端末の前記グループへの参加可否を判定して判定結果を当該送信元の携帯端末に通知する参加受付処理を実行する
    請求項1の中継装置。
  3. 前記制御手段は、さらに、前記グループへの参加が許可された携帯端末に対して、当該携帯端末がリーダー端末であるか否かを判定し、前記リーダー端末であると判定した場合に当該送信元の携帯端末に対して前記動作指令の送信権限を与える権限付与処理を実行する
    請求項2の中継装置。
  4. 前記権限付与処理は、前記リーダー端末と判定された携帯端末に対して、さらに、当該中継装置からの前記状況信号の無線送信の開始指令及び終了指令の送信権限を与える処理であり、
    前記所定期間は、前記無線通信部を介して前記開始指令を受信してから前記終了指令を受信するまでの期間である
    請求項3の中継装置。
  5. 前記制御手段は、電源投入後から前記開始指令を受信するまでの間、前記開始指令を待ち受ける待機モードとなり、前記待機モードのときに前記開始指令を受信すると前記待機モードを終了し、前記待機モードのときに前記参加指令を受信すると前記参加受付処理を実行し、前記待機モードでないときに前記参加指令を受信しても前記参加受付処理は実行しない
    請求項4の中継装置。
  6. 有線伝送路を介して接続された複数の設備を制御する有線制御システムと携帯端末との間の通信を中継する中継装置であって携帯端末と無線通信を行う無線通信手段と前記有線伝送路と接続する有線接続手段とを備える中継装置が実行する中継方法であって、
    前記有線接続手段を介して前記複数の設備それぞれの動作状況を示す状況信号を前記双方向有線伝送路から取得する状況信号取得処理と、
    取得した前記状況信号を所定期間中に前記無線通信手段を介して送信する状況信号送信処理と、
    前記無線通信手段を介して前記複数の設備のうち少なくとも一つの設備に対する動作指令を受信し、受信した動作指令を、前記有線接続手段を介して、前記双方向有線伝送路に送信する動作指令送信処理と
    を含む中継方法。
  7. 有線伝送路を介して接続された複数の設備を制御する有線制御システムと携帯端末との間の通信を中継する中継システムであって、
    携帯端末と中継装置とを備え、
    前記中継装置は、
    前記有線伝送路と接続する有線接続手段と、
    携帯端末と無線通信を行う無線通信手段と、
    前記有線接続手段を介して前記複数の設備それぞれの動作状況を示す状況信号を前記有線伝送路から取得する状況信号取得処理、取得した前記状況信号を所定期間中に前記無線通信手段を介して送信する状況信号送信処理、及び、前記所定期間中に前記無線通信手段を介して前記複数の設備のうち少なくとも一つの設備に対する動作指令を受信し、前記動作指令を、前記有線接続手段を介して、前記有線伝送路に送信する動作指令送信処理を実行する制御手段と、を備える
    中継システム。
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