JP2018055326A - 中継装置、中継方法、および中継システム - Google Patents
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Abstract
Description
(実施の形態1)
実施の形態1では、本開示の一態様として、デバッグシステム10及びそのデバッグ対象の有線制御システム20について説明する。
<1.概要>
図1は、デバッグシステム10及びそのデバッグ対象の有線制御システム20の構成の一例を示す図である。
制御装置170は、例えばPLC(Programmable Logic Controller)などであり、有線伝送路システム120を介して1以上の機械設備160と接続し、機械設備160を制御する。
有線伝送路システム120は、制御装置170から機械設備160への信号、及び、機械設備160から制御装置170への信号を伝送する。有線伝送路システム120は、マスタユニット150、ターミナルユニット140、及び、有線伝送路130を備える。
図2は、有線伝送路130で伝送されるフレーム信号200のフレームフォーマットの一例を示す図である。図に示すように有線伝送路130で伝送されるフレーム信号は、スタート部201、データ部202、及びエンド部203から構成される。スタート部201及びエンド部203は、フレーム同期のための所定ビットパターンを有する固定ビット数の信号である。データ部202は、1以上の機械設備160宛の信号や1以上の制御装置170宛の信号が時分割で多重化された固定ビット数の信号である。
デバッグユニット100は、有線制御システム20と無線端末110との間の通信を中継する中継装置である。デバッグユニット100は、有線伝送路130で伝送されるフレーム信号から機械設備160の動作を制御する信号や機械設備160の動作状況を通知する信号を取得し、無線端末110に無線送信する。また、デバッグユニット100は、無線端末110から受信した機械設備160の動作を制御するための動作指令に基づいてフレーム信号を生成し、有線伝送路130に出力する。デバッグユニット100の構成および動作の詳細については後述する。
<2.デバッグユニット100>
デバッグユニット100の構成及び動作の詳細を説明する。
<2−1.デバッグユニット100の構成>
図3は、デバッグユニット100の構成の一例を示す図である。図に示すようにデバッグユニット100は、ドライバ回路320、無線通信モジュール310、中央制御部300、表示LED340、リセットスイッチ330を備える。
中央制御部300は、内蔵メモリに格納されたプログラムを実行することにより、後述の各動作を実現するSoCの集積回路である。なお、中央制御部300の内蔵メモリの一部領域には、有線伝送路130から入力されるデータを格納するモニタデータ記憶部301、及び有線伝送路130に出力するデータを格納する有線出力データ記憶部302が構成されている。また、中央制御部300の内蔵メモリの一部領域を用いて、リセットフラグ、伝送異常フラグ、モニタデータ確定フラグ、強制出力フラグ、動作モードフラグが管理される。
<2−2.デバッグユニット100の動作>
図4は、デバッグユニット100の動作の一例を示すフローチャートである。
中央制御部300は、初期化処理完了後、後述の有線側処理(ステップS402)及び無線側処理(ステップS403)を行う。
中央制御部300は、有線側処理及び無線側処理の完了後、リセットフラグがONにセットされているかを確認し、セットされていればステップS401に戻り、セットされていなければステップS405に進む(ステップS404)。なお、リセットフラグは、リセットスイッチ330が操作されたときなどにONにセットされる。
図5は、上述の有線側処理の一例を示すフローチャートである。
中央制御部300は、ドライバ回路320から伝送路異常が通知されているかを確認し、通知されていればステップS509に進み、通知されていなければステップS502に進む(ステップS501)。
デバッグユニット100は、伝送異常フラグをOFFにクリアすると、ドライバ回路320からリフレッシュサイクル1つ分の信号が入力されたかを確認する(ステップS503)。具体的には、中央制御部300は、ドライバ回路320から入力される信号を監視して、フレーム信号のスタート部及びエンド部の検出を試みる。スタート部及びエンド部を検出できた場合は、ステップS504に進み、検出できなかった場合は、ステップS507に進む。
なお、ステップS503〜S506の処理は、中央制御部300が、ドライバ回路320を介して1以上の機械設備160それぞれの動作状況を示す状況信号を有線伝送路130から取得する処理であり、これらの処理をまとめて状況信号取得処理とよぶ。なお、状況信号には、上述の制御装置170からマスタユニット150を介して有線伝送路130に入力される機械設備160宛の機械設備160の動作を制御する信号、及び、機械設備160からターミナルユニット140を介して有線伝送路130に入力される制御装置170宛の機械設備160の動作を通知する信号が含まれる。
中央制御部300は、強制出力フラグがONにセットされていれば、ドライバ回路320を介して、有線出力データ記憶部302に格納されているデータを有線伝送路130に出力する(ステップS508)。
図6は、上述の無線側処理の一例を示すフローチャートである。
中央制御部300は、動作モードフラグを確認する。動作モードフラグにコマンド待受モードを示す値がセットされている場合はステップS602の後述するコマンド待受処理に進み、伝送路監視モードを示す値がセットされている場合はステップS603の後述する伝送路監視処理に進む(ステップS601)。なお、動作モードフラグにセットされる値にはコマンド待受モードを示す値と伝送路監視モードを示す値があり、初期化処理において、コマンド待受モードを示す値がセットされる。
中央制御部300は、無線通信モジュール310を介してコマンド信号が入力されたか否かを確認し、コマンド信号が入力されていればステップS702に進み、コマンド信号が入力されていなければ処理を終了する(ステップS701)。
中央制御部300は、無線通信モジュール310を介してコマンド信号が入力されている場合、伝送異常フラグがセットされているかを確認し、伝送異常フラグがONにセットされていればステップS704に進み、セットされていなければステップS703に進む(ステップS702)。
中央制御部300は、コマンド処理を実行すると、コマンド信号の送信元の無線端末110に対して、実行したコマンド処理に応じたレスポンス信号を送信する(ステップS704)。なお、中央制御部300は、ステップS702で伝送異常フラグがONにセットされていた場合は、コマンド処理を実行せず、コマンド信号の送信元の無線端末110に対して、伝送路に異常が発生していることを示すレスポンス信号を送信する。
図8は、中央制御部300がコマンド待受モードのときに、実行するコマンド処理とレスポンス信号の内容の一例を示す図である。
本実施の形態のデバッグシステム10において、一以上の端末からなるデバッググループに属する無線端末110に対して、デバッグユニット100を介した、機械設備160の監視が許可される。無線端末110は、デバッググループへの参加を要請するために、コマンドの種別に「参加」を指定したコマンド信号をデバッグユニット100に送信する。
本実施の形態のデバッグシステム10において、デバッググループに属する無線端末110のうち、リーダー端末と判定された無線端末110に対して、コマンドの種別に「モニタ開始」、「無線設定確認」、「無線設定変更」、「モニタ終了」、「強制出力開始」、「強制出力終了」を指定したコマンド信号の送信が許可される。なお、リーダー端末と判定されなかった無線端末110には、コマンドの種別に「モニタ開始」、「無線設定確認」、「無線設定変更」、「モニタ終了」、「強制出力開始」、「強制出力終了」を指定したコマンド信号の送信が許可されない。
受信したコマンド信号のコマンドの種別が「モニタ開始」の場合について説明する。
中央制御部300は、レスポンス信号として、レスポンスの種別に「正常応答」を指定したレスポンス信号を生成して、コマンド信号の送信元の無線端末110に送信する。
中央制御部300は、コマンドの種別が「無線設定確認」のコマンド信号を受信すると、無線通信モジュール310の無線設定情報記憶部311から、SSID、IPアドレス、セキュリティなどの無線設定情報を読み出す。
中央制御部300は、レスポンス信号として、レスポンスの種別に「正常応答」、データ内容として読み出した無線設定情報を格納したレスポンス信号を生成して、コマンド信号の送信元の無線端末110に送信する。
中央制御部300は、コマンドの種別が「無線設定変更」のコマンド信号を受信すると、コマンド信号のデータ内容に含まれる無線設定の変更情報を取得する。無線設定の変更情報は、例えば、変更後のSSID、パスワード、IPアドレス、セキュリティなどである。中央制御部300は、コマンド信号から取得した無線設定の変更情報に基づき、無線通信モジュール310の無線設定情報記憶部311の内容を更新する。
中央制御部300の動作モードがコマンド待受モードの場合において、受信したコマンド信号のコマンドの種別が「参加」、「モニタ開始」、「無線設定確認」、「無線設定変更」以外の場合、中央制御部300は、受信したコマンド信号を破棄し、コマンド処理を実行しない。そして、デバッグユニット100は、レスポンス信号として、レスポンスの種別に「コマンド実行不能」を指定したレスポンス信号を生成して、コマンド信号の送信元の無線端末110に送信する。
図9は、上述の伝送路監視処理の一例を示すフローチャートである。
中央制御部300は、伝送異常フラグがONにセットされているかを確認し、セットされていれば処理を終了し、セットされていなければステップS1002に進む(ステップS1001)。
中央制御部300は、伝送異常フラグがONにセットされておらず、無線通信モジュール310を介してコマンド信号が入力された場合、入力されたコマンド信号で示されるコマンドの種別に応じたコマンド処理を実行する(ステップS1003)。
中央制御部300は、モニタデータ確定フラグがONにセットされている場合、無線通信モジュール310を介して、モニタデータ記憶部301に格納されているモニタデータ(有線伝送路130のフレーム信号のデータ部)を送信する(ステップS1005)。具体的には、中央制御部300は、コマンドの種別が「モニタデータ」、データ内容としてモニタデータ記憶部301のモニタデータを格納したコマンド信号を生成し、無線通信モジュール310を介して無線送信する。本実施の形態において、中央制御部300は、モニタデータの配信において、宛先アドレスとしてブロードキャストアドレスを指定する。
なお、ステップS1004〜S1006の処理は、デバッグユニット100が、有線伝送路から取得した1以上の機械設備160それぞれの動作状況を示す状況信号を無線通信モジュール310を介して送信する処理であり、これらの処理をまとめて状況信号送信処理とよぶ。
受信したコマンド信号のコマンドの種別が「モニタ終了」の場合について説明する。
中央制御部300は、コマンドの種別が「モニタ終了」のコマンド信号を受信すると、動作モードをコマンド待受モードに切り替える。具体的には、中央制御部300は、動作モードフラグにコマンド待受モードを示す値をセットする。
中央制御部300は、コマンドの種別が「強制出力開始」のコマンド信号を受信すると、コマンド信号のデータ内容に含まれる強制出力情報を取得する。強制出力情報は、有線伝送路システム120に接続されている機械設備160宛の機械設備160の動作を制御する信号などである。中央制御部300は、コマンド信号から取得した強制出力情報に基づき、有線出力データ記憶部302の内容を更新する。また、コマンドの種別が「強制出力開始」のコマンド信号を受信すると、中央制御部300は、強制出力フラグをONにセットする。そして、中央制御部300は、図5に示す有線側処理のステップS507,S508により、有線出力データ記憶部302の強制出力情報を有線伝送路130に出力する。なお、コマンドの種別が「強制出力開始」のコマンド信号を受信してから有線出力データ記憶部302に強制出力情報を格納し、ステップS507,S508で有線伝送路130に出力する処理は、中央制御部300が、無線通信モジュール310を介して1以上の機械設備160のうち少なくとも一つの設備に対する動作指令を受信し、受信した動作指令を、ドライバ回路320を介して、有線伝送路130に送信する処理であり、動作指令送信処理とよぶ。
中央制御部300は、コマンドの種別が「強制出力終了」のコマンド信号を受信すると、強制出力フラグをOFFにクリアする。
中央制御部300の動作モードが伝送路監視モードの場合において、受信したコマンド信号のコマンドの種別が「モニタ終了」、「強制出力開始」、「強制出力終了」以外の場合、デバッグユニット100は、受信したコマンド信号を破棄し、コマンド処理を実行しない。
<3.無線端末>
無線端末110の構成及び動作の詳細を説明する。
<3−1.無線端末110の構成>
図11は、無線端末110の構成の一例を示す図である。無線端末110は、例えばスマートフォン、タブレット、ノートパソコンなどの、無線通信機能を備えた携帯用の情報処理端末であり、CPU1200、メモリ1210、無線通信モジュール1220、ディスプレイ1230、入力部1240を備える。
メモリ1210は、例えば、揮発性の記憶装置及び不揮発性の記憶装置(例えば、フラッシュメモリまたはハードディスクなど)を含み、不揮発性の記憶装置には、後述のデバッグアプリプログラムが格納されている。
無線通信モジュール1220は、CPU1200の制御により、デバッグユニット100と無線通信を確立して、コマンド信号の送信やレスポンス信号の受信などを行う。
入力部1240は、タッチパネル、または、キーボードやマウスなどの無線端末110のユーザからの入力をCPUに伝達する機器である。
<3−2.無線端末110の動作>
図12は、無線端末110が実行するデバッグアプリプログラムの動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、無線端末110がスマートフォンであり、入力部1240がタッチパネルである場合について説明を行う。キーボードやマウスを用いても同等の入力を行えることは周知であり、説明は省略する。
無線端末110は、デバッグアプリプログラムの初期化処理を完了すると、図13に一例を示す初期画面1400を表示する(ステップS1302)。無線端末110は、参加ボタン1401に対するタッチ操作が行われるまで、初期画面1400を表示する。
無線端末110は、参加ボタン1401に対するタッチ操作を検知すると、コマンドの種別に「参加」を指定したコマンド信号を生成し、無線通信モジュール1220を介してデバッグユニット100に送信する(ステップS1304)。
設定ボタン1501に対するタッチ操作が行われた場合は、ステップS1308に進む(ステップS1307)。
無線端末110は、コマンドの種別に「無線設定確認」を指定したコマンド信号を送信後、レスポンス信号を受信し、レスポンス信号のデータ内容を参照してデバッグユニット100の無線設定情報を取得し、図14(B)に一例を示す設定画面1510を表示する(ステップS1309)。設定画面1510には、デバッグユニット100から通知された無線設定情報の各項目の現在の値を表示する表示欄1511と、デバッグユニット100の無線設定情報の変更を行う場合の変更後の値を入力する入力欄1512、設定変更ボタン1513、TOPへ戻るボタン1514が表示される。入力欄1512をタッチすると無線設定情報の各項目を入力するためのGUI(Graphical User Interface)が表示され、それに従って無線設定情報の各項目を入力することができる。設定変更ボタン1513は、入力欄1512に無線設定情報の変更後の値が入力されていないときは無効化された状態で表示され、タッチ操作に反応しない。入力欄1512に無線設定情報の変更後の値が入力されると有効化される。無線端末110は、設定変更ボタン1513またはTOPに戻るボタン1514に対するタッチ操作が行われるまで、設定画面1510を表示する。
無線端末110は、設定変更ボタン1513が有効化された状態で、設定変更ボタン1513に対するタッチ操作が行われた場合は、コマンドの種別に「無線設定変更」、データ内容に入力欄1512に入力された無線設定情報を指定したコマンド信号を生成し、無線通信モジュール1220を介してデバッグユニット100に送信する(ステップS1311)。無線端末110は、コマンドの種別に「無線設定変更」を指定したコマンド信号を送信後、レスポンスの種別が「正常応答」のレスポンス信号を受信し、ステップS1302に戻り処理を続ける。
トップ画面1500を表示中に、モニタ開始ボタン1502に対するタッチ操作が行われた場合は、ステップS1314に進む(ステップS1313)。
無線端末110は、トップ画面1500を表示中に、モニタ開始ボタン1502に対するタッチ操作が行われた場合は、コマンドの種別に「モニタ開始」を指定したコマンド信号を生成し、無線通信モジュール1220を介してデバッグユニット100に送信する(ステップS1314)。
無線端末110は、モニタ画面1520を表示中に強制出力開始ボタン1523に対するタッチ操作が行われると、コマンドの種別に「強制出力開始」、データ内容に入力欄1522に入力された内容に基づいて、機械設備160宛の動作指令を示す強制出力データを指定したコマンド信号を生成し、無線通信モジュール1220を介してデバッグユニット100に送信する(ステップS1317)。
無線端末110は、モニタ画面1530を表示中に強制出力終了ボタン1533に対するタッチ操作が行われると、コマンドの種別に「強制出力終了」を指定したコマンド信号を生成し、無線通信モジュール1220を介してデバッグユニット100に送信し(ステップS1320)、ステップS1315に戻り、処理を続ける。
無線端末110は、モニタ画面1520を表示中にモニタ終了ボタン1524に対するタッチ操作が行われると、コマンドの種別に「モニタ終了」を指定したコマンド信号を生成し、無線通信モジュール1220を介してデバッグユニット100に送信し(ステップS1322)、ステップS1306に戻り、処理を続ける。
無線端末110は、トップ画面1600の表示中に、モニタボタン1601に対するタッチ操作が行われると、図15(B)に一例を示すモニタ画面1610を表示する(ステップS1325)。モニタ画面1610には、機械設備160の現在の動作状況(入出力状態)を表示する表示欄1611と、戻るボタン1612が表示される。表示欄1611は、デバッグユニット100から繰り返し送信される、コマンドの種別として「モニタデータ」を指定したコマンド信号を受信するごとにそのデータ内容に応じて入出力状態が更新される。無線端末110は、戻るボタン1612に対するタッチ操作が行われるまで、モニタ画面1610を表示する。
<4.効果>
デバッグユニット100は、有線伝送路130から取得した状況信号を、無線通信モジュール310を介して送信する。これにより、無線端末110のユーザは、デバッグユニット100の無線通信の範囲内であれば、機械設備160の設置位置の近くにいながら、有線伝送路130内を信号が適切に伝送されているか、有線伝送路130で伝送される信号により機械設備160が適切に動作しているか等を確認することができる。
デバッグユニット100は、リーダー端末を定めて、リーダー端末のみに対して、コマンドの種別に「モニタ開始」、「モニタ終了」、「強制出力開始」、「強制出力終了」、「無線設定確認」、「無線設定変更」、を指定したコマンド信号の送信を許可している。これにより、複数の無線端末110から矛盾するコマンド信号を同時に受信することを防ぐことができる。
(補足)
以上、本開示の一態様のデバッグシステムについて、実施の形態に基づき説明したが、以下のように変形することも可能であり、本開示は上述した実施の形態で示したものに限られない。
(補足2)
以下、さらに、本開示の構成について説明する。
110 無線端末
300 中央制御部
310 無線通信モジュール
320 ドライバ回路
Claims (7)
- 有線伝送路を介して接続された複数の設備を制御する有線制御システムと携帯端末との間の通信を中継する中継装置であって、
前記有線伝送路と接続する有線接続手段と、
携帯端末と無線通信を行う無線通信手段と、
前記有線接続手段を介して前記複数の設備それぞれの動作状況を示す状況信号を前記有線伝送路から取得する状況信号取得処理、取得した前記状況信号を所定期間中に前記無線通信手段を介して送信する状況信号送信処理、及び、前記所定期間中に前記無線通信手段を介して前記複数の設備のうち少なくとも一つの設備に対する動作指令を受信し、前記動作指令を、前記有線接続手段を介して、前記有線伝送路に送信する動作指令送信処理を実行する制御手段と、
を備える中継装置。 - 一以上の携帯端末からなるグループに属する携帯端末に対して、無線を介した前記複数の設備の監視が許可され、
前記制御手段は、さらに、前記無線通信部を介して前記グループへの参加を要請する参加指令を受信し、当該参加指令の送信元の携帯端末の前記グループへの参加可否を判定して判定結果を当該送信元の携帯端末に通知する参加受付処理を実行する
請求項1の中継装置。 - 前記制御手段は、さらに、前記グループへの参加が許可された携帯端末に対して、当該携帯端末がリーダー端末であるか否かを判定し、前記リーダー端末であると判定した場合に当該送信元の携帯端末に対して前記動作指令の送信権限を与える権限付与処理を実行する
請求項2の中継装置。 - 前記権限付与処理は、前記リーダー端末と判定された携帯端末に対して、さらに、当該中継装置からの前記状況信号の無線送信の開始指令及び終了指令の送信権限を与える処理であり、
前記所定期間は、前記無線通信部を介して前記開始指令を受信してから前記終了指令を受信するまでの期間である
請求項3の中継装置。 - 前記制御手段は、電源投入後から前記開始指令を受信するまでの間、前記開始指令を待ち受ける待機モードとなり、前記待機モードのときに前記開始指令を受信すると前記待機モードを終了し、前記待機モードのときに前記参加指令を受信すると前記参加受付処理を実行し、前記待機モードでないときに前記参加指令を受信しても前記参加受付処理は実行しない
請求項4の中継装置。 - 有線伝送路を介して接続された複数の設備を制御する有線制御システムと携帯端末との間の通信を中継する中継装置であって携帯端末と無線通信を行う無線通信手段と前記有線伝送路と接続する有線接続手段とを備える中継装置が実行する中継方法であって、
前記有線接続手段を介して前記複数の設備それぞれの動作状況を示す状況信号を前記双方向有線伝送路から取得する状況信号取得処理と、
取得した前記状況信号を所定期間中に前記無線通信手段を介して送信する状況信号送信処理と、
前記無線通信手段を介して前記複数の設備のうち少なくとも一つの設備に対する動作指令を受信し、受信した動作指令を、前記有線接続手段を介して、前記双方向有線伝送路に送信する動作指令送信処理と
を含む中継方法。 - 有線伝送路を介して接続された複数の設備を制御する有線制御システムと携帯端末との間の通信を中継する中継システムであって、
携帯端末と中継装置とを備え、
前記中継装置は、
前記有線伝送路と接続する有線接続手段と、
携帯端末と無線通信を行う無線通信手段と、
前記有線接続手段を介して前記複数の設備それぞれの動作状況を示す状況信号を前記有線伝送路から取得する状況信号取得処理、取得した前記状況信号を所定期間中に前記無線通信手段を介して送信する状況信号送信処理、及び、前記所定期間中に前記無線通信手段を介して前記複数の設備のうち少なくとも一つの設備に対する動作指令を受信し、前記動作指令を、前記有線接続手段を介して、前記有線伝送路に送信する動作指令送信処理を実行する制御手段と、を備える
中継システム。
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JP6736083B2 (ja) | 2020-08-05 |
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