JP2003295718A - クリーニング機構及びクリーニング機構を備えた画像形成装置 - Google Patents

クリーニング機構及びクリーニング機構を備えた画像形成装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電器の発生する電圧をクリーニングローラ
や2次ローラに供給し、専用の高圧電源装置を必要とせ
ず、生産工程の簡易化や生産コストの低減を図ることの
できるクリーニング装置及びクリーニング装置を備えた
画像形成装置を提供する。 【解決手段】 2次ローラ52は、抵抗器R1を介して
接続さたスコロトロン型帯電器29のチャージ電極29
aから電圧を印加される。電圧発生回路300は、クリ
ーニングローラ51と2次ローラ52との間に常に一定
の電位差が生じるように電圧を発生し、両者間に印加す
る。スイッチング回路500が接続点203における電
位を切り換えることによって、2次ローラ52と相対的
に常に一定の電位差となるクリーニングローラ51の電
位を、クリーニング動作に合わせて切り換えることがで
き、感光体ドラム27のクリーニング動作を行うことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体上に付着し
た異物を、電位差を利用して吸引除去するクリーニング
装置及びクリーニング装置を備えた画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザプリンタやコピー機などの
画像形成装置では、基材層上に電荷発生層や電荷輸送層
などが積層された感光体にコロナ放電を行って帯電さ
せ、その感光体上にレーザやLEDなどの光による露光
を行って静電潜像を形成し、現像ローラから供給された
トナー等の現像剤で顕像化させた現像剤像を紙等の被記
録媒体上に転写させ、定着器等によって加熱定着させる
ことで画像の形成が行われている。この現像剤像が被記
録媒体上に転写された後、感光体上の転写されずに残っ
たトナーを再び現像ローラに戻すことで、クリーニング
ブーレド等の感光体のクリーニング手段や廃トナーを貯
留する廃トナー回収手段等を設ける必要のない、いわゆ
るクリーナレス方式のクリーニング装置が知られてい
る。
【0003】ところで、このクリーナレス方式のクリー
ニング装置では、転写後の感光体上の残トナーを一時的
に回収し、非転写時に回収したトナーを感光体上に吐出
して現像ローラで回収するために、クリーニングローラ
が使用されている。このクリーニングローラは、導電性
の弾性部材からなり、感光体と接触回動するように設け
られている。このクリーニングローラと感光体との間に
電位差を与えることによって、転写時に感光体上の残ト
ナーを電気的に吸引して回収し、非転写時に両者間の電
位差を逆転させることで回収したトナーを感光体上に吐
出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、被記録
媒体から感光体上に転移した紙粉等の異物を取り除くた
めに、クリーニングローラに当接する2次ローラを設
け、2次ローラにもクリーニングローラと電位の異なる
電圧を印加してクリーニングローラに付着した紙粉等を
選択的に吸引除去させた場合、クリーニングローラや2
次ローラにそれぞれ電位の異なる電圧を印加するための
専用の高圧電源装置を各々設ける必要があり、生産工程
の複雑化や生産コストの増加の原因となっていた。
【0005】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、帯電器の発生する電圧をクリーニングロ
ーラや2次ローラに供給することによって専用の高圧電
源装置を必要とせず、生産工程の簡易化や生産コストの
低減を図ることのできるクリーニング装置及びクリーニ
ング装置を備えた画像形成装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明のクリーニング機構は、静電潜
像を担持する感光体のクリーニングを行うクリーニング
機構であって、前記感光体を帯電させるための帯電器
と、電気的に接続された当該帯電器から電圧を印加さ
れ、前記感光体との電位差を利用して前記感光体上に付
着した異物の除去を行う第1のクリーニング部材と、電
気的に接続された前記帯電器から電圧を印加され、前記
第1のクリーニング部材との電位差を利用して前記第1
のクリーニング部材上に付着した異物の除去を行う第2
のクリーニング部材と、前記第1のクリーニング部材と
前記第2のクリーニング部材とが異なる電位となるよう
に、それぞれ電気的に接続された前記第1のクリーニン
グ部材と前記第2のクリーニング部材との間に印加する
電圧を発生する電圧発生手段とを備えている。
【0007】この構成のクリーニング機構では、帯電器
が感光体を帯電させ、電気的に接続された帯電器から電
圧を印加された第1のクリーニング部材が、感光体との
電位差を利用して感光体上に付着した異物の除去を行
い、電気的に接続された帯電器から電圧を印加された第
2のクリーニング部材が、第1のクリーニング部材との
電位差を利用して第1のクリーニング部材上に付着した
異物の除去を行い、電圧発生手段が、第1のクリーニン
グ部材と第2のクリーニング部材とが異なる電位となる
ように、それぞれ電気的に接続された第1のクリーニン
グ部材と第2のクリーニング部材との間に印加する電圧
を発生することができる。
【0008】また、請求項2に係る発明のクリーニング
機構は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記帯電
器は、前記感光体の帯電電位を制御するためのグリッド
電極を有するスコロトロン方式の帯電器であり、前記第
1のクリーニング部材と前記第2のクリーニング部材と
は、前記グリッド電極にそれぞれ電気的に接続されてい
ることを特徴とする構成となっている。
【0009】この構成のクリーニング機構では、請求項
1に係る発明の作用に加え、第1のクリーニング部材と
第2のクリーニング部材とは、スコロトロン方式の帯電
器のグリッド電極にそれぞれ電気的に接続されているの
で、それぞれクリーニングを行うための電位を得ること
ができる。
【0010】また、請求項3に係る発明のクリーニング
機構は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記帯電
器は、電圧が印加されることにより放電するチャージ電
極を有するスコロトロン方式の帯電器であり、前記第1
のクリーニング部材と前記第2のクリーニング部材と
は、前記チャージ電極にそれぞれ電気的に接続されてい
ることを特徴とする構成となっている。
【0011】この構成のクリーニング機構では、請求項
1に係る発明の作用に加え、第1のクリーニング部材と
第2のクリーニング部材とは、スコロトロン方式の帯電
器のチャージ電極にそれぞれ電気的に接続されているの
で、それぞれクリーニングを行うための電位を得ること
ができる。
【0012】また、請求項4に係る発明のクリーニング
機構は、静電潜像を担持する感光体のクリーニングを行
うクリーニング機構であって、電位差を利用して、前記
感光体上に付着した異物の除去を行う第1のクリーニン
グ部材と、電位差を利用して、前記第1のクリーニング
部材上に付着した異物の除去を行う第2のクリーニング
部材と、前記第1のクリーニング部材と前記第2のクリ
ーニング部材とが異なる電位となるように、それぞれ電
気的に接続された前記第1のクリーニング部材と前記第
2のクリーニング部材との間に印加する電圧を発生する
電圧発生手段とを備えている。
【0013】この構成のクリーニング機構では、第1の
クリーニング部材が、電位差を利用して、感光体上に付
着した異物の除去を行い、第2のクリーニング部材が、
電位差を利用して、第1のクリーニング部材上に付着し
た異物の除去を行い、電圧発生手段が、第1のクリーニ
ング部材と第2のクリーニング部材とが異なる電位とな
るように、それぞれ電気的に接続された第1のクリーニ
ング部材と第2のクリーニング部材との間に印加する電
圧を発生することができる。
【0014】また、請求項5に係る発明のクリーニング
機構は、請求項4に記載の発明の構成に加え、前記感光
体を帯電させるための帯電器を備え、前記電圧発生手段
は、当該帯電器と電気的に接続され、電圧を降圧する電
圧降圧手段を備えている。
【0015】この構成のクリーニング機構では、請求項
4に係る発明の作用に加え、帯電器と電気的に接続され
た電圧発生手段の電圧降圧手段が、電圧を降圧すること
ができる。
【0016】また、請求項6に係る発明のクリーニング
機構は、静電潜像を担持する感光体のクリーニングを行
うクリーニング機構であって、前記感光体を帯電させる
ための帯電器と、電気的に接続された当該帯電器から電
圧を印加され、前記感光体との電位差を利用して前記感
光体上に付着した異物の除去を行う第1のクリーニング
部材と、前記帯電器と電気的に接続された前記感光体と
の間に、前記帯電器から前記感光体に印加される電圧を
降下させる電圧降下手段とを備え、当該電圧降下手段
は、前記感光体に印加される電圧の電位を接地電位とは
異なる電位に変化させることで、前記感光体と前記第1
のクリーニング部材との間に相対的な電位差が生じるこ
とを特徴とする構成となっている。
【0017】この構成のクリーニング機構では、帯電器
と電気的に接続された感光体との間に、帯電器から感光
体に印加される電圧を降下させる電圧降下手段が、感光
体に印加される電圧の電位を接地電位とは異なる電位に
変化させることで、感光体と第1のクリーニング部材と
の間に相対的な電位差を生じさせることができる。
【0018】また、請求項7に係る発明のクリーニング
機構は、請求項6に記載の発明の構成に加え、前記帯電
器はスコロトロン方式の帯電器であり、前記感光体と前
記第1のクリーニング部材とは、前記感光体を帯電する
場合の電位を制御するための前記帯電器のグリッド電極
にそれぞれ電気的に接続されていることを特徴とする構
成となっている。
【0019】この構成のクリーニング機構では、請求項
6に係る発明の作用に加え、感光体と第1のクリーニン
グ部材とは、スコロトロン方式の帯電器のグリッド電極
にそれぞれ電気的に接続されているので、それぞれクリ
ーニングを行うための電位を得ることができる。
【0020】また、請求項8に係る発明のクリーニング
機構は、請求項6に記載の発明の構成に加え、前記帯電
器はスコロトロン方式の帯電器であり、前記感光体は、
前記感光体を帯電する場合の電位を制御するための前記
帯電器のグリッド電極に、前記第1のクリーニング部材
は、前記感光体を帯電するための電圧が印加される前記
帯電器のチャージ電極にそれぞれ電気的に接続されてい
ることを特徴とする構成となっている。
【0021】この構成のクリーニング機構では、請求項
6に係る発明の作用に加え、感光体は、スコロトロン方
式の帯電器のグリッド電極に、第1のクリーニング部材
は、チャージ電極にそれぞれ電気的に接続されているの
で、それぞれクリーニングを行うための電位を得ること
ができる。
【0022】また、請求項9に係る発明のクリーニング
機構は、静電潜像を担持する感光体のクリーニングを行
うクリーニング機構であって、当該感光体に所定の電位
の電圧を印加する電圧印加手段と、電位差を利用して、
当該感光体上に吸着した異物の除去を行うための所定の
電圧が印加された第1のクリーニング部材と、電位差を
利用して、前記第1のクリーニング部材上に吸着した異
物の除去を行うための所定の電圧が印加された第2のク
リーニング部材とを備え、前記電圧印加手段は、前記感
光体に、前記第1のクリーニング部材の電位と前記第2
のクリーニング部材の電位と接地電位とのそれぞれとは
異なる電位の電圧を印加することを特徴とする構成とな
っている。
【0023】この構成のクリーニング機構では、所定の
電圧が印加された第1のクリーニング部材が、電位差を
利用して、感光体上に吸着した異物の除去を行い、所定
の電圧が印加された第2のクリーニング部材が、電位差
を利用して、第1のクリーニング部材上に吸着した異物
の除去を行い、電圧印加手段が、感光体に、第1のクリ
ーニング部材の電位と第2のクリーニング部材の電位と
接地電位とのそれぞれとは異なる電位の電圧を印加する
ことができる。
【0024】また、請求項10に係る発明のクリーニン
グ機構は、請求項1乃至5及び9の何れかに記載の発明
の構成に加え、前記第1のクリーニング部材と前記第2
のクリーニング部材とはローラであることを特徴とする
構成となっている。
【0025】この構成のクリーニング機構では、請求項
1乃至5及び9の何れかに係る発明の作用に加え、第1
のクリーニング部材と第2のクリーニング部材とはロー
ラであるので、クリーニング機構の構成を簡易にするこ
とができる。
【0026】また、請求項11に係る発明のクリーニン
グ機構は、請求項1,2,3,5,10の何れかに記載
の発明の構成に加え、前記感光体と前記第1のクリーニ
ング部材と前記第2のクリーニング部材とのそれぞれに
前記帯電器が印加する電圧をスイッチ動作によって切り
換えることで、前記感光体と前記第1のクリーニング部
材と前記第2のクリーニング部材とのそれぞれが異なる
電位となるように変更するためのスイッチング手段を設
けている。
【0027】この構成のクリーニング機構では、請求項
1,2,3,5,10の何れかに係る発明の作用に加
え、帯電器が感光体と第1のクリーニング部材と第2の
クリーニング部材とのそれぞれに印加する電圧を、スイ
ッチング手段がスイッチ動作によって切り換えること
で、感光体と第1のクリーニング部材と第2のクリーニ
ング部材とのそれぞれが異なる電位となるように変更す
ることができる。
【0028】また、請求項12に係る発明のクリーニン
グ機構は、請求項11に記載の発明の構成に加え、前記
スイッチング手段の有するスイッチはトランジスタスイ
ッチであることを特徴とする構成となっている。
【0029】この構成のクリーニング機構では、請求項
11に係る発明の作用に加え、スイッチング手段の有す
るスイッチはトランジスタスイッチであるので、感光体
と第1のクリーニング部材と第2のクリーニング部材と
の電位の切り換えを、電気的に行うことができる。
【0030】また、請求項13に係る発明のクリーニン
グ機構は、請求項1乃至12の何れかに記載の発明の構
成に加え、前記第1のクリーニング部材は前記感光体に
接触し、前記感光体に電気的に吸引されて前記感光体上
の静電潜像を現像するための現像剤と前記感光体上に付
着した異物とを電気的な吸引と機械的な掻き取りとによ
って除去するための部材であり、前記感光体上の現像剤
及び異物の除去を行う場合において、前記現像剤が正帯
電性である場合、前記第1のクリーニング部材の電位が
前記感光体の電位及び前記現像剤の電位よりも低くな
り、前記現像剤が負帯電性である場合、前記第1のクリ
ーニング部材の電位が前記感光体の電位及び前記現像剤
の電位よりも高くなるように、前記第1のクリーニング
部材に電圧が印加されることを特徴とする構成となって
いる。
【0031】この構成のクリーニング機構では、請求項
1乃至12の何れかに係る発明の作用に加え、現像剤が
正帯電性である場合、第1のクリーニング部材の電位が
感光体の電位及び現像剤の電位よりも低くなり、現像剤
が負帯電性である場合、第1のクリーニング部材の電位
が感光体の電位及び現像剤の電位よりも高くなるような
電圧を第1のクリーニング部材に印加することができ
る。
【0032】また、請求項14に係る発明のクリーニン
グ機構は、請求項13に記載の発明の構成に加え、前記
現像剤が正帯電性である場合、前記第2のクリーニング
部材の電位が前記第1のクリーニング部材の電位よりも
高くなり、前記現像剤が負帯電性である場合、前記第2
のクリーニング部材の電位が前記第1のクリーニング部
材の電位よりも低くなるように、前記第2のクリーニン
グ部材に電圧が印加されることを特徴とする構成となっ
ている。
【0033】この構成のクリーニング機構では、請求項
13に係る発明の作用に加え、現像剤が正帯電性である
場合、第2のクリーニング部材の電位が第1のクリーニ
ング部材の電位よりも高くなり、現像剤が負帯電性であ
る場合、第2のクリーニング部材の電位が第1のクリー
ニング部材の電位よりも低くなるような電圧を第2のク
リーニング部材に印加することができる。
【0034】また、請求項15に係る発明のクリーニン
グ機構は、請求項1乃至5、9乃至12及び14の何れ
かに記載の発明の構成に加え、前記第2のクリーニング
部材の表面に接触し、前記第2のクリーニング部材上に
付着した異物を掻き取るための掻き取り部材を備えてい
る。
【0035】この構成のクリーニング機構では、請求項
1乃至5、9乃至12及び14の何れかに係る発明の作
用に加え、掻き取り部材が、第2のクリーニング部材上
に付着した異物を掻き取ることができる。
【0036】また、請求項16に係る発明のクリーニン
グ機構は、請求項13又は14に記載の発明の構成に加
え、前記第1のクリーニング部材上に電気的に吸引され
た前記現像剤を前記感光体上に電気的に吸引させる場合
において、前記現像剤が正帯電性である場合、前記感光
体の電位が前記第1のクリーニング部材の電位及び前記
現像剤の電位よりも低くなり、前記現像剤が負帯電性で
ある場合、前記感光体の電位が前記第1のクリーニング
部材の電位及び前記現像剤の電位よりも高くなるよう
に、前記第1のクリーニング部材に電圧が印加され、か
つ、前記第1のクリーニング部材の電位と前記第2のク
リーニング部材の電位との電位差が常に所定の値に維持
されるように、前記第2のクリーニング部材に電圧が印
加されることを特徴とする構成となっている。
【0037】この構成のクリーニング機構では、請求項
13又は14に係る発明の作用に加え、第1のクリーニ
ング部材上に電気的に吸引された現像剤を感光体上に電
気的に吸引させる場合において、現像剤が正帯電性であ
る場合、感光体の電位が第1のクリーニング部材の電位
及び現像剤の電位よりも低くなり、現像剤が負帯電性で
ある場合、感光体の電位が第1のクリーニング部材の電
位及び現像剤の電位よりも高くなるような電圧を第1の
クリーニング部材に印加し、かつ、第1のクリーニング
部材の電位と第2のクリーニング部材の電位との電位差
が常に所定の値に維持されるような電圧を第2のクリー
ニング部材に印加することができる。
【0038】また、請求項17に係る発明の画像形成装
置は、請求項1乃至16の何れかに記載のクリーニング
機構を備えている。
【0039】この構成の画像形成装置では、請求項1乃
至16の何れかに記載のクリーニング機構を備えている
ので、感光体のクリーニングを行うことができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した画像形
成装置の一実施の形態について、図面を参照して説明す
る。まず、図1を参照して、レーザプリンタ1の全体の
構成について説明する。図1は、本実施の形態のレーザ
プリンタ1の中央断面図である。図1に示すように、レ
ーザプリンタ1は、側方断面視、本体ケース2内に、被
記録媒体としての用紙3を給紙するためのフィーダ部4
や、給紙された用紙3に所定の画像を形成するための画
像形成部5を備えている。尚、レーザプリンタ1におい
て、図中左手方向が前面となる。
【0041】排紙トレイ46は、本体ケース2の上部後
端側に、印刷された用紙3を積層保持できるように、本
体ケース2の上面の後寄り部位に凹部形成されている。
また、本体ケース2の上面の前寄り部位には、プロセス
カートリッジ17の挿入のための上面開放状の空間があ
り、排紙トレイ46の前端側に設けられた支軸54aを
中心に、上下に回動する上面カバー54によって、プロ
セスカートリッジ17の挿入用の空間である、後述のカ
ートリッジ収納部57を覆うように構成されている。
尚、上面カバー54の開放時の位置を図中2点鎖線で示
す。
【0042】本体ケース2内の後部(図中右手側)に
は、本体ケース内の下部後端側に設けられた画像形成部
5の定着器18から排出された用紙3が上部後端側に設
けられた排紙トレイ46に導かれるように、本体ケース
2の背面に沿って上下方向に半弧を描くように排紙パス
44が設けられ、この排紙パス44上に、用紙3の搬送
を行う排紙ローラ45が設けられている。尚、このレー
ザプリンタ1では、このように半弧状に排紙パス44が
構成されることで、上面に印刷された用紙3が下面を向
いて排紙トレイ46上に排出される、いわゆるフェース
ダウン式の排紙を行うことができ、複数枚印刷時には、
印刷面を下向きに用紙3が排紙順に重ねられるので、印
刷された用紙3を印刷順に整列することができる。
【0043】フィーダ部4は、本体ケース2内の底部に
設けられた給紙ローラ8と、着脱可能に装着される給紙
トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられ、用紙3を積層
保持して用紙3を給紙ローラ8に圧接する用紙押圧板7
と、給紙トレイ6の一端側端部の上方に設けられ、給紙
ローラ8に向かって押圧され、給紙時に給紙ローラ8と
で用紙3を挟んで搬送させるとともに用紙3の重送を防
止する分離パッド9と、給紙ローラ8に対して用紙3の
搬送方向の下流側2カ所に設けられ、用紙3の搬送を行
う搬送ローラ11と、その搬送ローラ11のそれぞれに
用紙3を介して接触して紙粉を除去するとともに搬送ロ
ーラ11と協働して用紙3の搬送を行う紙粉取りローラ
10と、搬送ローラ11に対し用紙3の搬送方向の下流
側に設けられ、印刷の際の用紙3の送り出しのタイミン
グを調整するレジストローラ12とを備えている。
【0044】用紙押圧板7は、用紙3を積層状にスタッ
クすることができ、給紙ローラ8に対して遠い方の端部
に設けられた支軸7aが給紙トレイ6の底面に支持され
ることによって、この支軸7aを回動中心として、近い
方の端部が上下方向に移動可能とされており、また、そ
の裏側から図示外のバネによって給紙ローラ8の方向に
付勢されている。そのため、用紙押圧板7は、用紙3の
積層量が増えるにともない、支軸7aを支点として、バ
ネの付勢力に抗して下向きに揺動される。給紙ローラ8
および分離パッド9は、互いに対向するように配設さ
れ、分離パッド9の裏側に配設されるバネ13によっ
て、分離パッド9が給紙ローラ8に向かって押圧されて
いる。
【0045】また、このフィーダ部4には、本体ケース
2の前面部(図中左手側)に設けられ、支軸14aを支
点に前後方向(図中左右方向)に開閉し、その開放時に
用紙3を積層することができるトレイ部14bと、トレ
イ部14bに対してスライド移動し、トレイ部14bの
閉鎖時に本体ケース2の一部なるように構成されたカバ
ー部14cとからなる手差しトレイ14と、手差しトレ
イ14のトレイ部14b上に積層される用紙3を給紙す
るための手差しローラ15と、用紙3の重送を防止する
分離パッド25とを備えている。
【0046】手差しローラ15および分離パッド25
は、互いに対向するように配設され、分離パッド25の
裏側に配設されるバネ(図示外)によって、分離パッド
25が手差しローラ15に向かって押圧されている。印
刷時には、手差しトレイ14上に積層される用紙3が、
回転する手差しローラ15の摩擦力によって送られ、分
離パッド25によって重送を防止されることで一枚毎に
レジストローラ12に搬送される。
【0047】次に、図2を参照して、画像形成部5の構
成について説明する。図2は、画像形成部5を側方より
見た断面図である。図2に示すように、画像形成部5
は、フィーダ部4によって搬送された用紙3上に画像を
形成するように、スキャナユニット16、プロセスカー
トリッジ17、定着器18、ダクト100などで構成さ
れている。
【0048】スキャナユニット16は、本体ケース2内
の上部のうち、排紙トレイ46の下方側に配置され、レ
ーザ光を出射するレーザ発光部(図示外)、回転駆動さ
れ、レーザ発光部より出射されたレーザ光を主走査方向
に走査するポリゴンミラー19、走査速度を一定にする
fθレンズ20、走査されたレーザ光を反射する反射ミ
ラー21、反射ミラー21で反射されたレーザ光を感光
体ドラム27上で結像するために焦点位置を調整するリ
レーレンズ22等で構成されている。スキャナユニット
16は所定の画像データに基づいて、レーザ発光部から
出射されるレーザ光を、2点鎖線Aで示すように、ポリ
ゴンミラー19、fθレンズ20、反射ミラー21、リ
レーレンズ22の順に通過あるいは反射させて、プロセ
スカートリッジ17の感光体ドラム27の表面上を露光
走査するものである。
【0049】プロセスカートリッジ17は、感光体ドラ
ム27、スコロトロン型帯電器29、現像ローラ31、
供給ローラ33、トナーボックス34、転写ローラ3
0、クリーニングローラ51および2次ローラ52等を
備えている。
【0050】感光体ドラム27は、現像ローラ31の側
方に、その回転軸が現像ローラ31の回転軸と平行に配
置され、その現像ローラ31と接触する状態で矢印方向
(図中反時計方向)に回転可能に配設されている。この
感光体ドラム27は、導電性基材の上に、バインダ樹脂
中にアゾ顔料やフタロシアニン顔料などの有機光電導体
を電荷発生材料として分散した電荷発生層、ポリカーボ
ネイト等の樹脂中にヒドラゾン系やアリールアミン系等
の化合物が混合された電荷輸送層などが積層されたドラ
ムである。感光体ドラム27はレーザ光等の照射を受け
ると、光吸収によって電荷発生層で電荷が発生され、電
荷輸送層で感光体ドラム27の表面にその電荷が輸送さ
れて、スコロトロン型帯電器29に帯電されたその表面
電位をうち消すことで、照射を受けた部分の電位と、受
けていない部分の電位との間に電位差を設けることがで
きるようになっている。画像データに基づいてレーザ光
を露光走査することにより、感光体ドラム27には静電
潜像が形成されるのである。尚、感光体ドラム27が、
本発明における「感光体」である。
【0051】帯電手段としてのスコロトロン型帯電器2
9は、感光体ドラム27の上方に、感光体ドラム27に
接触しないように、所定の間隔を隔てて配設されてい
る。スコロトロン型帯電器29は、タングステンなどの
放電用のワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用の
スコロトロン型の帯電器であり、感光体ドラム27の表
面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。
また、このスコロトロン型帯電器29は、後述の高圧発
生回路200によりオン・オフされる。そして、帯電の
際に発生されるオゾン等の生成物をプロセスカートリッ
ジ17の外方に排出できるように開口171が設けられ
ている。この開口171は、スコロトロン型帯電器29
の設けられた部位のプロセスカートリッジ17の筐体の
上面に開口されており、外気連通している。尚、スコロ
トロン型帯電器29が、本発明における「帯電器」であ
る。
【0052】また、現像ローラ31は、感光体ドラム2
7の回転方向(図中反時計方向)のスコロトロン型帯電
器29の配置位置より下流に配設されており、矢印方向
(図中時計方向)に回転可能に配設されている。この現
像ローラ31は、金属製のローラ軸に導電性のゴム材料
からなるローラが被覆されており、高圧発生回路200
から現像バイアスが印加される。
【0053】次に、供給ローラ33は、現像ローラ31
の側方位置で、現像ローラ31を挟んで感光体ドラム2
7の反対側の位置に回転可能に配設されており、現像ロ
ーラ31に対して圧縮するような状態で当接されてい
る。この供給ローラ33は、金属製のローラ軸に、導電
性の発泡材料からなるローラが被覆されており、現像ロ
ーラ31に供給するトナーを摩擦帯電するようになって
いる。
【0054】また、トナーボックス34は、供給ローラ
33の側方位置に設けられており、その内部に供給ロー
ラ33を介して現像ローラ31に供給されるトナーを充
填している。本実施の形態では、現像剤として正帯電性
の非磁性1成分のトナーが使用されており、このトナー
は、重合性単量体、例えばスチレンなどのスチレン系単
量体やアクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレー
ト、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのア
クリル系単量体を、懸濁重合などの公知の重合方法によ
って共重合させることにより得られる重合トナーであ
る。このような重合トナーには、カーボンブラックなど
の着色剤やワックスなどが配合されるとともに、流動性
を向上させるために、シリカなど外添剤が添加されてい
る。その粒子径は、約6〜10μm程度である。
【0055】そして、トナーボックス34内のトナー
は、トナーボックス34の中心に設けられた回転軸35
に支持されたアジテータ36の矢印方向(図中反時計方
向)への回転により攪拌される。また、トナーボックス
34の側壁には、トナーの残量検知用の窓38が設けら
れており、回転軸35に支持されたクリーナ39によっ
て清掃されるようになっている。
【0056】また、感光体ドラム27の回転方向の現像
ローラ31の下流で、感光体ドラム27の下方位置に
は、転写ローラ30が配設されており、矢印方向(図中
時計方向)に回転可能に支持されている。この転写ロー
ラ30は、金属製のローラ軸に、イオン導電性のゴム材
料からなるローラが被覆されており、転写時には、高圧
発生回路200から転写バイアス(転写順バイアス)が
印加されるように構成されている。
【0057】次に、クリーニングローラ51は、感光体
ドラム27の側方位置に配置されている。この配置位置
は、感光体ドラム27の回転方向の転写ローラ30の下
流位置、かつスコロトロン型帯電器29の上流位置にな
る。このクリーニングローラ51に接触するように、ク
リーニングローラ51を挟んで感光体ドラム27の反対
側となる位置に2次ローラ52が設けられ、さらに、2
次ローラ52には掻き取り部材53が当接されている。
【0058】このレーザプリンタ1では、クリーナレス
方式によって感光体ドラム27のクリーニングが行われ
る。転写ローラ30によって感光体ドラム27から用紙
3にトナーが転写された後に、感光体ドラム27の表面
上に残存する残存トナーや紙粉が、クリーニングローラ
51によって電気的に吸引される。そして、クリーニン
グローラ51は2次ローラ52によって電気的に紙粉の
みが吸引され、2次ローラ52に吸引された紙粉が掻き
取り部材53にからめ取られるようになっている。尚、
クリーニングローラ51が、本発明における「第1のク
リーニング部材」であり、2次ローラ52が、本発明に
おける「第2のクリーニング部材」である。
【0059】また、感光体ドラム27の上部には、スキ
ャナユニット16からのレーザ光が感光体ドラム27に
直接照射されるように、露光窓69が設けられている。
この露光窓69は、プロセスカートリッジ17の筐体の
上面の、スコロトロン型帯電器29の開口171の部分
よりもトナーボックス34寄りの部位に、感光体ドラム
27がプロセスカートリッジ17の外部と連通するよう
に開口されている。
【0060】定着器18はプロセスカートリッジ17の
側方下流側に配設され、加熱ローラ41、この加熱ロー
ラ41を押圧する押圧ローラ42、およびこれら加熱ロ
ーラ41および押圧ローラ42の下流側に設けられる一
対の搬送ローラ43を備えている。加熱ローラ41は、
金属製で、筒状のローラの内部に加熱のためのハロゲン
ランプを備えており、プロセスカートリッジ17におい
て用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ
41と押圧ローラ42との間を通過する間に加圧加熱定
着させ、その後、その用紙3を搬送ローラ43によっ
て、排紙パス44に搬送するようにしている。
【0061】また、図示外のファンで吸引され、本体ケ
ース外に雰囲気を排出するダクト100は、プロセスカ
ートリッジ17の幅方向(挿入方向の直交方向)の長さ
の分、その幅方向に伸張された筒形状の排気通路であ
り、側方視、V字形の形状を有している。その内部は、
前記幅方向を縦割りに2分する隔壁によって2室に分け
られて、主にスコロトロン型帯電器29から発生される
オゾン等の生成物を排気するためのダクト100aと、
主に定着器18から発生される熱雰囲気を排出するため
のダクト100bとが構成されている。
【0062】さらに、本体ケース2内にプロセスカート
リッジ17が装着された場合に、そのプロセスカートリ
ッジ17の筐体の上面のうちスコロトロン型帯電器29
の近傍に設けられた開口171の近傍を、シャッター1
03と、ダクト100aの下面と、ゴム等の弾性部材か
らなる仕切部材104と、図示外のカートリッジ収納部
57の左右の側板とで覆うように排気室101が構成さ
れている。そして、スコロトロン型帯電器29から発生
されたオゾンはこの排気室101に充満し、このオゾン
雰囲気がダクト100aに吸引排気されるように、その
ダクト100aの下面のうちスコロトロン型帯電器29
に対向する部分に開口部105が形成されている。
【0063】尚、仕切部材104は、ダクト100aの
下面の、プロセスカートリッジ17の装着時にその挿入
方向の先端部分が当接する部分に、ダクト100の長さ
の分、プロセスカートリッジ17の幅方向(挿入方向の
直交方向)に延びるように設けられている。また、プロ
セスカートリッジ17の挿入時のショックの緩衝材とし
ての役割も担う。シャッター103は、プロセスカート
リッジ17の幅方向に延設された長板状の部材で、その
短手方向の一方の縁端に設けられた支軸103aが、ダ
クト101aの下部壁面に支持されている。その支持部
は、プロセスカートリッジ17の挿入方向の下流側にあ
り、シャッター103の自由端側が上下方向に移動可能
となるように支持している。
【0064】また、ダクト100bの下面にも開口部1
06が設けられ、装着されたプロセスカートリッジ17
の挿入方向の先端部の壁面と、ダクト100bの下面
と、定着器18と、除電板107となどで構成された排
気室102の雰囲気を排気するようになっている。尚、
除電板107は、印刷時にプロセスカートリッジ17内
を通過することで帯電される用紙3の除電を行うよう
に、用紙3の搬送路上の、プロセスカートリッジ17と
定着器18との間に設けられており、用紙3の搬送方向
に複数の溝が列設された形状を有し、用紙ガイドとして
機能する。
【0065】次に、図3〜図6を参照して、本実施の形
態のクリーニング機構まわりの電気的構成について説明
する。図3は、クリーニング機構まわりの電気的構成を
示すブロック図である。図4は、電圧発生回路300の
回路図である。図5は、電圧降下回路400の回路図で
ある。図6は、スイッチング回路500の回路図であ
る。
【0066】前述したように、プロセスカートリッジ1
7には、スコロトロン型帯電器29、現像ローラ31、
転写ローラ30およびクリーニングローラ51が、感光
体ドラム27の周りにおいて、その感光体ドラム27の
回転方向に従って順次配置されている。
【0067】そして、図3に示すように、レーザプリン
タ1に設けられた高圧発生回路200は、スコロトロン
型帯電器29のチャージ電極29a、現像ローラ31お
よび転写ローラ30に接続されており、チャージバイア
ス、現像バイアスおよび転写バイアスとしてそれぞれ高
電圧を印加している。また、チャージ電極29aと高圧
発生回路200とを接続する配線は接続点201で分岐
され、抵抗器R1を介して、接続点202から分岐して
電圧発生回路300と、接続点203から分岐して2次
ローラ52と、スイッチング回路500とに接続されて
いる。そして、電圧発生回路300にはクリーニングロ
ーラ51も接続されている。一方、スコロトロン型帯電
器29のグリッド電極29bはバリスタZ1を介して接
地され、また、接続点204から分岐して電圧降下回路
400にも接続されている。そして、電圧降下回路40
0には、感光体ドラム27も接続されている。尚、電圧
発生回路300が、本発明における「電圧発生手段」で
あり、電圧降下回路400が、本発明における「電圧降
下手段」であり、スイッチング回路500が、本発明に
おける「スイッチング手段」である。また、チャージ電
極29aと電圧降下回路400とで、本発明における
「電圧印加手段」が構成される。
【0068】次に、図3,図4に示すように、電圧発生
回路300の接点301はクリーニングローラ51に接
続されており、また、接点302は接続点202に接続
され、2次ローラ52と、スイッチング回路500と、
抵抗器R1を介してスコロトロン型帯電器29のチャー
ジ電極29aとに配線されている。後述するスイッチン
グ回路500のスイッチング動作に伴って接点302か
ら電圧発生回路300にかかる電圧の電位が変動される
ので、接点301,302間の電位も変動されるように
なっている。
【0069】この電圧発生回路300は、トランスT
1、抵抗器R2、コンデンサC1,C2およびダイオー
ドD1から構成された既知の回路である。トランスT1
の一次コイル側の接点303は、図示外の電源回路に接
続され、±24Vの交流電圧が供給される。接点304
は接地されており、この接点304の電位は常に0Vと
なる。トランスT1は、二次コイル側で実効値として約
±100Vの電位が得られるようにコイルの巻き数が調
整されている。トランスT1の二次コイル側の接点30
1側の電極と接点302側の電極との間には、接続点3
10,311間にコンデンサC1、接続点312,31
3間にコンデンサC2、接続点314,315間に抵抗
R2が接続され、また、接続点310,312間にはダ
イオードD1が設けられ、接点301からトランスT1
方向にのみ電流が流れるように、アノードが接続点31
2に、また、カソードが接続点310に接続されてい
る。
【0070】また、図3,図5に示すように、電圧降下
回路400の接点401は接続点204に接続され、ス
コロトロン型帯電器29のグリッド電極29bと等電位
になっている。また、接点402は感光体ドラム27に
接続されている。接続点204の電位、すなわちグリッ
ド電極29bの電位(グリッド電位)はバリスタZ1を
利用して約1000Vに維持されるように調整されてお
り、電圧降下回路400は、このグリッド電位が感光体
ドラム27への出力端子側において約100Vの電位に
降下するように構成された回路である。
【0071】この電圧降下回路400は、NPN型のト
ランジスタTR1、抵抗器R3〜R6、可変抵抗器R
7、コンデンサC3〜C5およびツェナダイオードZD
1から構成された既知の回路である。接点401は抵抗
器R3を介して接続点411に接続され、この接続点4
11は接点402と、トランジスタTR1のコレクタ
と、コンデンサC3とに接続されている。接続点411
と接点402との間の接続点410にはコンデンサC5
が接続され、他端が接続点416を介して接地されてい
る。トランジスタTR1のエミッタはツェナダイオード
ZD1のカソードに接続され、ツェナダイオードZD1
のアノードは接続点416を介して接地されている。
【0072】また、コンデンサC3はコンデンサC4に
接続され、コンデンサC4の他端は接続点416を介し
て接地されている。さらに、接続点411とコンデンサ
C3との間の接続点412より抵抗器R4,R5,R6
および可変抵抗器R7が順に直列に接続されており、可
変抵抗器R7は、コンデンサC4と接続点416との間
の接続点417に接続され、接続点416を介して接地
されている。そして、コンデンサC3,C4の間の接続
点414と、抵抗器R5,R6の間の接続点413と、
トランジスタTR1のベースとが接続されている。
【0073】次に、図3,図6に示すように、スイッチ
ング回路500の接点501は接続点203に接続さ
れ、2次ローラ52と等電位になっている。コロナ放電
を行うため高圧発生回路200から約7000Vのチャ
ージバイアスを印加されるスコロトロン型帯電器29の
チャージ電極29aは、抵抗値が例えば50MΩの抵抗
器R1を介してこの接点501に電圧を印加しており、
この接点501の電位は後述のスイッチング動作によっ
て切り替わるようになっている。接点502,503
は、図示外の制御回路に接続されており、この接点50
2,503のそれぞれを制御回路が制御することでスイ
ッチング動作が行われる。また、接点504は、電源回
路(図示外)に接続され、定電流電圧+5Vが供給され
ている。
【0074】このスイッチング回路500は、PNP型
のトランジスタTR2、NPN型のトランジスタTR3
〜TR10、抵抗器R8〜R19、可変抵抗器R20,
R21、コンデンサC6〜C10、ダイオードD1およ
びツェナダイオードZD2から構成され、トランジスタ
スイッチを利用した既知の回路である。尚、例えば、抵
抗器R8〜R19および可変抵抗器R20,R21の抵
抗値は、それぞれ順に2.2KΩ,10KΩ,180K
Ω,390KΩ,2.2MΩ,560KΩ,2.2M
Ω,6.8MΩ,680KΩ,30MΩ,30MΩ,3
0MΩ,1MΩ,300KΩとなり、コンデンサC6〜
C9の容量は、それぞれ順に0.001μF,0.00
1μF,220pF,0.01μFとなる。
【0075】接点501は接続点542に接続され、こ
の接続点542からコンデンサC8,C10がそれぞれ
接続されており、コンデンサC10の他端は接地されて
いる。また、コンデンサC8はコンデンサC9に接続さ
れ、コンデンサC9の他端は、コンデンサC10と接地
電極との間の接続点543に接続され、接地されてい
る。
【0076】接続点542とコンデンサC8との間に
は、接続点537,533が順に設けられている。接線
部533には抵抗器R17,R18,R19が順に直列
に接続されており、抵抗器R17,R18間の接続点5
34にはトランジスタTR5のベースが、抵抗器R1
8,R19の間の接続点535にはトランジスタTR7
のベースがそれぞれ接続されている。また、抵抗器R1
9の他端は、コンデンサC8,C9の間の接続点531
とトランジスタTR9のベースとを結ぶ配線上に設けら
れた接続点536に接続されている。
【0077】トランジスタTR5,TR7,TR9のそ
れぞれのエミッタは、トランジスタTR6,TR8,T
R10のそれぞれのベースに接続されている。そして、
トランジスタTR5と、トランジスタTR7と、トラン
ジスタTR9とのそれぞれのコレクタは、トランジスタ
TR6のコレクタと接続点537とを結ぶ配線上の接続
点538と、トランジスタTR6のエミッタとトランジ
スタTR8のコレクタとを結ぶ配線上の接続点539
と、トランジスタTR8のエミッタとトランジスタTR
10のコレクタとを結ぶ配線上の接続点540とのそれ
ぞれに接続されている。また、トランジスタTR10の
エミッタはツェナダイオードZD2のカソードと接続さ
れ、このツェナダイオードZD2のアノードは、コンデ
ンサC9と接続点543とを結ぶ配線上に順に設けられ
た2つの接続点532,541のうち接続点541に接
続され、接地されている。
【0078】尚、トランジスタTR5,TR6、トラン
ジスタTR7,TR8およびトランジスタTR9,TR
10のそれぞれは、いわゆるダーリントン接続されてお
り、既知の定電圧回路の主要部分として構成されてい
る。
【0079】また、接点504と接点502との間には
抵抗器R8,R9が順に直列に接続されており、接点5
04と抵抗器R8との間の接続点510および抵抗器R
8,R9間の接続点511は、トランジスタTR2のエ
ミッタおよびベースにそれぞれ接続されている。トラン
ジスタTR2のコレクタには抵抗器R10,R11,R
12が順に直列に接続されており、抵抗器R12の他端
は接続点532に接続され、接地されている。尚、抵抗
器R12と接続点532との間には、順に接続点51
6,518,520,522,525が設けられてい
る。そして、抵抗器R10,R11間の接続点513は
ダイオードD1のアノードと接続され、このダイオード
D1のカソードは接点503に接続されている。
【0080】さらに、トランジスタTR2のコレクタと
抵抗器R10との間の接続点512には抵抗器R13,
R14が順に直列に接続され、接続点516に接続され
ている。抵抗器R13,R14間の接続点515はトラ
ンジスタTR3のベースに接続され、その配線上に設け
られた接続点517と接続点518との間には、コンデ
ンサC6が接続されている。また、トランジスタTR3
のエミッタは接続点520に接続され、コレクタは順に
直列に接続された抵抗器R16と可変抵抗器R15とを
介して接続点531に接続されている。可変抵抗器R1
5と接続点531との間には接続点523が設けられて
いる。
【0081】また、抵抗器R11,R12間の接続点5
14はトランジスタTR4のベースに接続され、その配
線上に設けられた接続点521と、接続点522との間
にコンデンサC7が接続されている。トランジスタTR
4のエミッタは接続点525に接続され、コレクタは順
に直列に接続された抵抗器R18と可変抵抗器R17と
を介して接続点523に接続されている。
【0082】次に、図1,図2を参照して、レーザプリ
ンタ1の印刷時の動作について説明する。給紙トレイ6
の用紙押圧板7上に積層されたうちの最上位にある用紙
3は、用紙押圧板7の裏側から図示外のバネによって給
紙ローラ8に向かって押圧されている。印刷が開始され
ると、用紙3は、回転する給紙ローラ8との間の摩擦力
によって送られ、まず、給紙ローラ8と分離パッド9と
の間に挟まれる。このとき用紙3は、その相互の摩擦力
の影響で複数枚が重送される場合がある。そこで、複数
枚が重送されたまま搬送されることを防止するために分
離パッド9が設けられており、重送された用紙3の搬送
方向の先端面がこの分離パッド9との間の摩擦力による
抵抗を受け、重送された用紙3が単葉に分離される。単
葉に分離された用紙3は、紙粉取りローラ10を通過の
際に表面上に付着している紙粉が取り払われ、対向する
搬送ローラ11によってレジストローラ12に送られ
る。
【0083】一方、スキャナユニット16では、エンジ
ンコントローラ(図示外)で生成されたレーザ駆動信号
に基づいてレーザ発光部(図示外)で発生されたレーザ
光が、ポリゴンミラー19に対して出射される。ポリゴ
ンミラー19は入射したレーザ光を主走査方向(用紙3
の搬送方向と直交する方向)に走査し、fθレンズ20
に対して出射する。fθレンズ20は、ポリゴンミラー
19で等角速度に走査されたレーザ光を等速度走査に変
換する。そして、レーザ光は、反射ミラー21で進行方
向を変化され、リレーレンズ22によって収束されて感
光体ドラム27の表面上で結像する。
【0084】また、感光体ドラム27は、スコロトロン
型帯電器29によって、その表面電位が、例えば約10
00Vに帯電される。矢印方向(図中反時計方向)に回
転する感光体ドラム27は、次に、レーザ光の照射を受
ける。レーザ光は用紙3の主走査線上において、現像を
行う部分は照射、行わない部分は非照射となるように出
射されており、レーザ光の照射を受けた部分(明部)
は、その表面電位が、例えば約100Vに下がる。そし
て、感光体ドラム27の回転によって、レーザ光は副走
査方向(用紙3の搬送方向)にも照射され、レーザ光が
照射されなかった部分(暗部)と明部とで、感光体ドラ
ム27表面上には電気的な不可視画像、すなわち静電潜
像が形成される。
【0085】また、トナーボックス34内のトナーは、
供給ローラ33の回転により、現像ローラ31に供給さ
れる。このとき、供給ローラ33と現像ローラ31との
間で正に摩擦帯電され、さらに、一定厚さの薄層となる
ように調整されて現像ローラ31上に担持される。この
現像ローラ31には、現像バイアスとして、例えば約5
50Vの正の電圧が印加されている。現像ローラ31の
回転により、現像ローラ31上に担持され、かつ正帯電
されているトナーが、感光体ドラム27に対向して接触
するときに、感光体ドラム27の表面上に形成されてい
る静電潜像に転写する。すなわち、現像ローラ31の電
位(+550V)は、暗部の電位(+1000V)より
低く、明部の電位(+100V)より高いので、トナー
は、電位の低い明部に対して選択的に転写される。こう
して、感光体ドラム27の表面上にトナーによる可視像
が形成され、現像が行われる。
【0086】レジストローラ12は用紙3をレジスト
し、回転する感光体ドラム27の表面上に形成された可
視像の先端と用紙3の先端とが一致するタイミングで用
紙3を送り出す。そして、感光体ドラム27と転写ロー
ラ30との間を用紙3が通過する際に、明部の電位(+
100V)よりさらに低い、例えば約−8000Vの転
写バイアスが印加された転写ローラ30に対して、感光
体ドラム27表面上に静電吸着したトナーが転写しよう
とする。しかし、トナーは、用紙3に遮られて転写ロー
ラ30には転写できず、結果として用紙3上に転写され
ることになる。すなわち、感光体ドラム27表面上に形
成された可視像が用紙3上に転写されることになる。
【0087】そして、トナーが転写された用紙3は、定
着器18に搬送される。その際に接地された除電板10
7上を通過し、この除電板107によってトナーや用紙
3の残留電荷は除去される。そして、定着器18は、ト
ナーの載った用紙3に、加熱ローラ41による約200
度の熱と押圧ローラ42による圧力とを加え、トナーを
用紙3上に溶着させて永久画像を形成する。尚、加熱ロ
ーラ41と押圧ローラ42とはそれぞれダイオードを介
して接地されており、加熱ローラ41の表面電位より押
圧ローラ42の表面電位が低くなるように構成されてい
る。そのため、用紙3の加熱ローラ41側に載置されて
いる正帯電性のトナーは、用紙3を介して押圧ローラ4
2に電気的に吸引されるので、定着時に加熱ローラ41
にトナーが引き寄せられることによる画像の乱れが防止
されている。
【0088】トナーが加圧加熱定着された用紙3は、排
紙ローラ45によって排紙パス44上を搬送され、印刷
面を下向きにして排紙トレイ46に排出される。次に印
刷される用紙3も同様に、先に排出された用紙3の上に
印刷面を下にして排紙トレイ46に積層される。こうし
て、利用者は、印刷順に整列された用紙3を得ることが
できる。
【0089】次に、図4〜6を参照して、電圧発生回路
300、電圧降下回路400およびスイッチング回路5
00の動作について説明する。まず、図4に示すよう
に、電圧発生回路300では、電源回路(図示外)から
供給された±24Vの交流電圧がトランスT1によって
増幅され、接点301,302間に印加される。この場
合にダイオードD1によって半波整流され、コンデンサ
C1,C2等を利用して平滑化されることによって、接
点301,302間に−100Vの電位差を設けること
ができる。従って、クリーニングローラ51と2次ロー
ラ52との間の電位は、相対的に−100Vとなる。
尚、トランスT1と、ダイオードD1等で構成される半
波整流を行う回路とが、本発明における「電圧降圧手
段」である。
【0090】次に、図5に示すように、電圧降下回路4
00では、感光体ドラム27に印加される電圧は、接続
点411,416間の電圧(以下、
「V411−416」という。)、すなわちトランジス
タTR1のコレクタ−エミッタ間電圧にツェナダイオー
ドZD1の降伏電圧を加えた電圧となっている。グリッ
ド電位に比例してV411−416が増加し、接続点4
13,416間にかかる電圧がツェナダイオードZD1
の降伏電圧とトランジスタTR1のベース−エミッタ間
の電圧降下分とより高くなった場合、トランジスタTR
1のベース−エミッタ間を介してツェナダイオードZD
1に電流が流れ始める。そして、トランジスタTR1の
エミッタの電圧はツェナダイオードZD1によって維持
される。
【0091】一方、トランジスタTR1のベースに流れ
る電流は(接続点411,413間の電圧)/(R4+
R5)−(接続点413,417間の電圧)/(R6+
R7)となり、接続点413,417間の電圧は概略一
定であるのでV411−41 に比例する。従って、V
411−416があがろうとすると、トランジスタTR
1のベース−エミッタ間を流れる電流が増加する。する
と、トランジスタTR1のコレクタ−エミッタ間を流れ
る電流が増幅され、その結果、トランジスタTR1のコ
レクタ−エミッタ間の電圧が減少しようとするためV
411−416が下がろうとするので、感光体ドラム2
7に印加される電圧は一定に保たれることになる。この
感光体ドラム27に印加される電圧は、約100Vとな
るように可変抵抗器R7によって調整されている。
【0092】次に、図3,図6に示すように、スイッチ
ング回路500では、制御回路(図示外)から接点50
2,503に入力された信号電流に基づいて接点501
における電位の切り換えが行われる。
【0093】前述したように、このレーザプリンタ1で
は、スコロトロン型帯電器29が感光体ドラム27に約
1000Vの電圧を印加して帯電させ、レーザ光を照射
して露光し、約100Vの電位となった明部に約550
Vの現像バイアスが印加された現像ローラ31からトナ
ーを転写し、約−8000Vの転写バイアスが印加され
た転写ローラ30と感光体ドラム27との間を通過する
用紙3の上にトナーを転写する。そして、転写後の感光
体ドラム27の表面上には転写されずに残った残存トナ
ーや用紙3の紙粉等が残っており、感光体ドラム27と
接触するクリーニングローラ51で機械的に掻き取るの
と同時に電気的に吸引を行う。そして、クリーニングロ
ーラ51に吸引した残存トナーと紙粉のうち、紙粉のみ
が2次ローラ52に吸引される。
【0094】また、このレーザプリンタ1では、用紙3
にトナーが転写されないとき、紙粉の除去されたクリー
ニングローラ51が保持する残存トナーを回転する感光
体ドラム27に戻し、その残存トナーを現像ローラ31
が電気的に吸引することによってトナーの再利用が行わ
れる。スイッチング回路500は、スイッチング動作に
よって2次ローラ52に印加する電圧を切り換えること
で、2次ローラ52に対して相対的に約−100V低い
電位に維持されているクリーニングローラ51の電位を
切り換えるのである。このため、スイッチング回路50
0では、トランジスタスイッチによって2次ローラ52
に印加する電圧を、約0V、100V、900Vの3つ
のモードに切り換えている。この場合、クリーニングロ
ーラ51における電位はそれぞれ約−100V、0V、
800Vとなる。尚、制御回路(図示外)がスイッチン
グ回路500の接点502に信号、すなわち電流を流す
状態を、第1スイッチ(以下、「SW1」という。)が
「ON」の状態、流さない状態をSW1が「OFF」の
状態とし、接点503が導通となる状態を第2スイッチ
(以下、「SW2」という。)が「ON」の状態、なら
ない状態をSW2が「OFF」の状態とする。
【0095】まず、スイッチング回路500が2次ロー
ラ52に印加する電圧を約0Vとする場合、すなわち、
SW1が「OFF」の状態について説明する。SW1が
「OFF」の場合、トランジスタTR2のベースには電
流が流れない。すると、トランジスタTR2のエミッタ
から出力がないので、トランジスタTR3,TR4のベ
ース電流は遮断された状態となる。従って、トランジス
タTR3,TR4からのエミッタ出力もない状態とな
る。
【0096】一方、スコロトロン型帯電器29のチャー
ジ電極29aから抵抗器R1を介してスイッチング回路
500の接点501に流れる電流が、抵抗器R17,R
18,R19を介して、それぞれダーリントン接続され
たトランジスタTR5,TR6、トランジスタTR7,
TR8およびトランジスタTR9,TR10のそれぞれ
のベースに流れることで、トランジスタTR6,TR
8,TR10のコレクタ−エミッタ間をそれぞれ電流が
流れるようになる。そして、それぞれのトランジスタの
増幅効果によって接続点537,541間はおおむね導
通されたのと等しい状態となる。このとき、接点501
にかかる電圧は、ツェナダイオードZD2の降伏電圧
(約7V)と、トランジスタTR6,TR8,TR10
のそれぞれのコレクタ−エミッタ間の電圧降下分との約
10V程度の電圧となり、約7000Vの電圧が印加さ
れるチャージ電極29aと比べると、約0Vであるとみ
なすことができる。
【0097】次に、スイッチング回路500が2次ロー
ラ52に印加する電圧を約100Vとする場合、すなわ
ち、SW1が「ON」でSW2が「ON」の状態につい
て説明する。SW1が「ON」となると、制御回路(図
示外)はトランジスタTR2のベースに電流を流す。す
ると、トランジスタTR2の増幅効果により、コレクタ
−エミッタ間に電流が流れ、抵抗器R13を介してトラ
ンジスタTR3のベースにも電流が流れるようになる。
【0098】一方、SW2が「ON」であるので、トラ
ンジスタTR2からの電流は、抵抗器R10を介してダ
イオードD1に流れ、負荷の大きい抵抗器R11方向に
は流れないので、トランジスタTR4のベースには電流
が流れない。トランジスタTR3の増幅効果でコレクタ
−エミッタ間に電流が流れるようになり、前記と同様に
チャージ電極29aからの電流が、抵抗器R17,R1
8,R19、可変抵抗器R20および抵抗器R15を介
してトランジスタTR3のコレクタに流れ込み、エミッ
タから接続点520,543を介して接地電極へと流れ
ることとなる。
【0099】この結果、それぞれダーリントン接続され
たトランジスタTR5,TR6、トランジスタTR7,
TR8およびトランジスタTR9,TR10のそれぞれ
のベースに流れ込む電流が減少し、トランジスタTR
6,TR8,TR10のそれぞれのコレクタ−エミッタ
間の電圧が増加することになる。そして、このとき接続
点537,541間に発生する電圧が約100Vとなる
ようなベース電流が、トランジスタTR5,TR6と、
トランジスタTR7,TR8と、トランジスタTR9,
TR10とのそれぞれに流れるように、可変抵抗器R2
0の抵抗値が調整されている。
【0100】次に、スイッチング回路500が2次ロー
ラ52に印加する電圧を約900Vとする場合、すなわ
ち、SW1が「ON」でSW2が「OFF」の状態につ
いて説明する。SW1が「ON」となると、前述したよ
うに、トランジスタTR2のコレクタ−エミッタ間に電
流が流れ、抵抗器R13を介してトランジスタTR3の
ベースにも電流が流れるようになる。また、SW2が
「OFF」であるので、トランジスタTR2からの電流
は、抵抗器R10,R11を介してトランジスタTR4
のベースにも電流が流れるようになる。そして、トラン
ジスタTR3,TR4のコレクタ−エミッタ間にそれぞ
れ電流が流れるようになり、前記と同様にチャージ電極
29aからの電流が、抵抗器R17,R18,R19、
可変抵抗器R20および抵抗器R15を介してトランジ
スタTR3のコレクタと、抵抗器R17,R18,R1
9、可変抵抗器R21および抵抗器R16を介してトラ
ンジスタTR4のコレクタとのそれぞれに流れ込み、そ
れぞれのエミッタから接続点520,543と接続点5
25,543とを介して接地電極へと流れることとな
る。
【0101】この結果、それぞれダーリントン接続され
たトランジスタTR5,TR6、トランジスタTR7,
TR8およびトランジスタTR9,TR10のそれぞれ
のベースに流れ込む電流が、前述のSW1,2が共に
「ON」の場合よりさらに減少し、トランジスタTR
6,TR8,TR10のそれぞれのコレクタ−エミッタ
間の電圧がより増加することになる。そして、このとき
接続点537,541間に発生する電圧が約900Vと
なるようなベース電流がトランジスタTR6,TR7
と、トランジスタTR8,TR9と、トランジスタTR
9,TR10とのそれぞれに流れるように、可変抵抗器
R21の抵抗値が調整されている。
【0102】次に、図3,図7を参照して、クリーニン
グローラ51が感光体ドラム27に対して残存トナーの
電気的な吸引または吐出を行うタイミングについて説明
する。図7は、クリーニングローラ51が残存トナーの
吸引または吐出を行うタイミングを示すタイミングチャ
ートである。
【0103】図3に示すように、感光体ドラム27は等
速度で図中時計方向に回転しており、スコロトロン型帯
電器29を基点とした場合、その円周上の回転方向に沿
って現像ローラ31と転写ローラ30とクリーニングロ
ーラ51とが配置されている。レーザプリンタ1では、
画像形成動作に先立って、クリーニングローラ51に回
収されその表面上に残存しているトナーや、転写ローラ
30に付着しているトナーのクリーニング動作および紙
粉等の除去動作が行われる。
【0104】図7に示すように、まず、T0タイミング
で、高圧発生回路200からスコロトロン型帯電器29
のチャージ電極29aに約7000Vのチャージバイア
スが印加されると(以下、チャージ電極29aの電位を
「チャージ電位」という。)、グリッド電極29bによ
って安定した約1000Vのグリッドバイアスが感光体
ドラム27に印加され、その部分の感光体ドラム27の
電位が約1000Vになる。そして、スコロトロン型帯
電器29によって帯電された感光体ドラム27の表面部
分は、T0タイミングより遅れたT1タイミングに、感
光体ドラム27とクリーニングローラ51との接触位置
(以下、「CLN位置」という。)に回転移動され到達
する。このときの感光体ドラム27の表面電位(以下、
「CLN位置の感光体電位」という。)は、回転途中に
接触する現像ローラ31によって電圧降下され、約55
0Vとなる。
【0105】一方、スイッチング回路500では、T0
タイミングでSW1とSW2とがともに「ON」とな
り、2次ローラ52の電位は約0Vとなる。その結果、
電圧発生回路300によってクリーニングローラ51の
電位(以下、「クリーニング電位」という。)が約−1
00Vとなる。従って、クリーニング電位は、T0タイ
ミングにおいて約0V、T1タイミングにおいて約55
0Vの感光体ドラム27上の表面電位より低いので、T
0〜T2タイミングの間、感光体ドラム27上の残存ト
ナーはクリーニングローラ51上に電気的に「吸引」さ
れる。
【0106】次に、T2タイミングで、高圧発生回路2
00が転写ローラ30に約1700Vの逆転写バイアス
を印加する(以下、転写ローラ30の電位を「転写電
位」という。)。感光体ドラム27は接触する転写ロー
ラ30からこの約1700Vの電圧を印加され、その表
面上の部分の帯電電位が約1700Vとなる。尚、この
逆転写バイアスは、転写ローラ30のクリーニングを行
うために印加される。すなわち、その直前における感光
体ドラム27の表面電位は約1000Vであり、転写ロ
ーラ30との接触のタイミングにおいて、転写ローラ3
0の表面上に付着している残存トナーが感光体ドラム2
7の表面上に転移することで、転写ローラ30がクリー
ニングされるのである。
【0107】そして、T3タイミングにおいて、CLN
位置での感光体ドラム表面上の電位は約1700Vとな
る。さらに、T4タイミングで、転写ローラ30への逆
転写バイアスの印加が終了すると、感光体ドラム27の
表面電位は、もともとグリッドバイアスから印加されて
いる約1000Vの電位となり、現像ローラ31との接
触位置の通過時に約550Vに電位が下がるので、T5
タイミングにおいて、CLN位置での感光体ドラム27
の電位は約550Vとなる。
【0108】一方、スイッチング回路500は、T3タ
イミングにおいて、SW1を「ON」、SW2を「OF
F」の状態にする。すると、2次ローラ52の電位が約
900Vとなるのでクリーニング電位が約800Vに昇
圧される。従って、T2〜T3タイミングにおいてクリ
ーニング電位は約−100V、感光体電位は約550V
であり、T3〜T5タイミングにおいて、クリーニング
電位は約800V、感光体電位は約1700Vであるの
で、このタイミングの間も感光体ドラム27上の残存ト
ナーはクリーニングローラ51上に電気的に「吸引」さ
れる。
【0109】次に、T6タイミングに、高圧発生回路2
00が転写ローラ30に約−8000Vの順転写バイア
スを印加し、感光体ドラム27も、転写ローラ30より
この電圧を印加される。しかし、正帯電性の感光体ドラ
ム27は電圧降下回路400によって約100Vとなる
ように電圧を印加されているので0Vにはならず、T7
タイミングにおけるCLN位置での感光体電位は約10
0Vとなる。
【0110】さらに、T8タイミングに、転写ローラ3
0にバイアスが印加されなくなると、T9タイミングに
CLN位置に回転移動される部分の感光体ドラム27の
表面電位は、現像ローラ31との接触位置の通過時の電
位の約550Vとなる。そして、T10タイミングにお
いて再び高圧発生回路200が約−8000Vの順転写
バイアスを転写ローラ30に印加すると、T11タイミ
ングにおいてCLN位置の感光体電位が約100Vとな
る。
【0111】一方、スイッチング回路500は、T3タ
イミング以降、SW1を「ON」、SW2を「OFF」
の状態に継続する。そして、T11タイミングまで、ク
リーニング電位が約800Vに維持される。この場合、
T5〜T7タイミングにはクリーニングローラ51の電
位および感光体ドラム27の電位はそれぞれ約800V
および約550Vであり、T7〜T9タイミングにはそ
れぞれ約800Vおよび約100Vであり、T9〜T1
1タイミングにはそれぞれ約800Vおよび約550V
であり、いずれのタイミングにおいてもクリーニング電
位の方が高くなる。従って、トナーは電位の低い感光体
ドラム27の表面上に転移し、「吐出」が行われる。
【0112】ところで、タイミングチャートには図示し
ないが、この「吐出」が行われている間、現像ローラ3
1には電圧が印加されず、現像ローラ31の電位は約0
Vとなる。すなわち、感光体ドラム27よりも電位が低
く、感光体ドラム27の回転に伴って現像ローラ31の
配置位置に回動された感光体ドラム27の表面部分に
は、クリーニングローラ51から「吐出」されたトナー
が吸着している。そして、現像ローラ31との電位差に
基づいて、これらトナーは現像ローラ31に転移する。
すなわち、現像ローラ31を有するプロセスカートリッ
ジ17内に回収されるのである。このクリーニング機構
では、一度使用したトナーをプロセスカートリッジ17
に戻し、再利用することが可能となっている。
【0113】そして、T12タイミング以降、印刷動作
に合わせてクリーニング電位を約−100Vと約800
Vとに切り換え、印刷が行っているとき、すなわち転写
電位が−8000Vの時はクリーニング電位を約800
Vに切り換えて「吸引」を行い、印刷を行っていないと
き、すなわちアイドリング中にはクリーニング電位を−
100Vに切り換えて「吐出」を行う。「吐出」はアイ
ドリング中、常に行っているわけではなく、所定時間経
過後に終了される(T14タイミング)。
【0114】尚、「吸引」、「吐出」の間、クリーニン
グローラ51の電位は、前述したように常に2次ローラ
52より約100V低い電位となる。これは、正帯電性
のトナーに対し、紙粉等の異物は負帯電性を有するから
である。すなわち、クリーニングローラ51は、感光体
ドラム27に触接し、感光体ドラム27の表面上に付着
した残存トナーや異物等を機械的に掻き取るのと同時に
電気的に吸引する。そして、正帯電性のトナーは、クリ
ーニングローラ51より電位の高い2次ローラ52に対
して転移せずにクリーニングローラ51上に残るのに対
し、負帯電性の紙粉等は、2次ローラ52上に転移す
る。そして、前述したように掻き取り部材53によって
2次ローラ52上から機械的にからめ取られることによ
って、2次ローラ52がクリーニングされ、紙粉等が感
光体ドラム27に戻ることがない。
【0115】以上説明したように、本実施の形態のレー
ザプリンタ1では、スコロトロン型帯電器29のチャー
ジ電極29aよりクリーニングローラ51と2次ローラ
52とのそれぞれに供給される電圧に対し、電圧発生回
路300によってクリーニングローラ51と2次ローラ
52との間に常に約100Vの電位差を設けている。ま
た、電圧降下回路400によって感光体ドラム27は常
に約100Vの電位が与えられている。さらに、スイッ
チング回路500によって2次ローラ52の電位を切り
換えることでクリーニングローラ51の電位を切り換
え、印刷時には感光体ドラム27上のトナーや異物のク
リーニングを行い、アイドリング時や印刷準備時(図7
におけるT0〜T11タイミング)に、プロセスカート
リッジ17へのトナーの回収を行うことができる。
【0116】尚、本発明は各種の変形が可能なことはい
うまでもない。例えば、図8に示すように、クリーニン
グローラ51および2次ローラ52に印加する電圧を、
スコロトロン型帯電器29のチャージ電極29aではな
くグリッド電極29bから供給されるようにしてもよ
い。この場合、スコロトロン型帯電器29のグリッド電
極29bがバリスタZ1を介して接地され、約1000
Vに維持されたグリッド電極29bが、抵抗器R0を介
して2次ローラ52と電圧発生回路300とスイッチン
グ回路500とに接続される。そして、クリーニング機
構の動作に関しては、図3の場合と同様となる。
【0117】また、チャージ電極29aまたはグリッド
電極29bから供給される電圧をクリーニングローラ5
1に印加し、2次ローラ52がクリーニングローラ51
に対して常に約100V高い電位となるように電圧発生
回路300が電圧を発生してもよい。また、電圧発生回
路300が発生する電圧は約−100Vでなくともよ
く、例えば、約−50Vであっても、約−200Vであ
ってもよい。また、感光体ドラム27に常に印加する電
圧は約100Vでなくともよく、例えば、約50Vであ
っても、約200Vであってもよい。また、感光体ドラ
ム27に印加する電圧はグリッド電極29bから供給さ
れているが、チャージ電極29aから供給されてもよ
い。また、本実施の形態において、現像剤として正帯電
性のトナーを利用したが、負帯電性のトナーを利用でき
るようにしたクリーニング機構を構成してもよい。この
場合、各構成部材に印加される電圧は、各部材間の電圧
の高低が本実施の形態とは相対的に逆となる。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明のクリーニング機構では、帯電器が感光体を帯電さ
せ、電気的に接続された帯電器から電圧を印加された第
1のクリーニング部材が、感光体との電位差を利用して
感光体上に付着した異物の除去を行い、電気的に接続さ
れた帯電器から電圧を印加された第2のクリーニング部
材が、第1のクリーニング部材との電位差を利用して第
1のクリーニング部材上に付着した異物の除去を行い、
電圧発生手段が、第1のクリーニング部材と第2のクリ
ーニング部材とが異なる電位となるように、それぞれ電
気的に接続された第1のクリーニング部材と第2のクリ
ーニング部材との間に印加する電圧を発生することがで
きる。従って、第1のクリーニング部材と第2のクリー
ニング部材とはともに帯電器よりクリーニングを行うた
めの電位を得られ、かつ、第1のクリーニング部材と第
2のクリーニング部材との間に電位差を設けることがで
きる。
【0119】また、請求項2に係る発明のクリーニング
機構では、請求項1に係る発明の効果に加え、第1のク
リーニング部材と第2のクリーニング部材とは、スコロ
トロン方式の帯電器のグリッド電極にそれぞれ電気的に
接続されているので、それぞれクリーニングを行うため
の電位を得ることができる。従って、第1のクリーニン
グ部材と第2のクリーニング部材とは、それぞれに電圧
を印加する手段を設けなくとも、それぞれクリーニング
を行うための電位を得ることができる。
【0120】また、請求項3に係る発明のクリーニング
機構では、請求項1に係る発明の効果に加え、第1のク
リーニング部材と第2のクリーニング部材とは、スコロ
トロン方式の帯電器のチャージ電極にそれぞれ電気的に
接続されているので、それぞれクリーニングを行うため
の電位を得ることができる。従って、第1のクリーニン
グ部材と第2のクリーニング部材とは、それぞれに電圧
を印加する手段を設けなくとも、それぞれクリーニング
を行うための電位を得ることができる。
【0121】また、請求項4に係る発明のクリーニング
機構では、第1のクリーニング部材が、電位差を利用し
て、感光体上に付着した異物の除去を行い、第2のクリ
ーニング部材が、電位差を利用して、第1のクリーニン
グ部材上に付着した異物の除去を行い、電圧発生手段
が、第1のクリーニング部材と第2のクリーニング部材
とが異なる電位となるように、それぞれ電気的に接続さ
れた第1のクリーニング部材と第2のクリーニング部材
との間に印加する電圧を発生することができる。従っ
て、第1のクリーニング部材と第2のクリーニング部材
との間に電位差を設けることができる。
【0122】また、請求項5に係る発明のクリーニング
機構では、請求項4に係る発明の効果に加え、帯電器と
電気的に接続された電圧発生手段の電圧降圧手段が、電
圧を降圧することができる。従って、帯電器から得られ
る電位をクリーニングに利用する電位に下げることがで
きる。
【0123】また、請求項6に係る発明のクリーニング
機構では、帯電器と電気的に接続された感光体との間
に、帯電器から感光体に印加される電圧を降下させる電
圧降下手段が、感光体に印加される電圧の電位を接地電
位とは異なる電位に変化させることで、感光体と第1の
クリーニング部材との間に相対的な電位差を生じさせる
ことができる。従って、第1のクリーニング部材は、電
位差を利用して感光体のクリーニングを行うことができ
る。
【0124】また、請求項7に係る発明のクリーニング
機構では、請求項6に係る発明の効果に加え、感光体と
第1のクリーニング部材とは、スコロトロン方式の帯電
器のグリッド電極にそれぞれ電気的に接続されているの
で、それぞれクリーニングを行うための電位を得ること
ができる。従って、感光体と第1のクリーニング部材と
は、それぞれに電圧を印加する手段を設けなくとも、そ
れぞれクリーニングを行うための電位を得ることができ
る。
【0125】また、請求項8に係る発明のクリーニング
機構では、請求項6に係る発明の効果に加え、感光体
は、スコロトロン方式の帯電器のグリッド電極に、第1
のクリーニング部材は、チャージ電極にそれぞれ電気的
に接続されているので、それぞれクリーニングを行うた
めの電位を得ることができる。従って、感光体と第1の
クリーニング部材とは、それぞれに電圧を印加する手段
を設けなくとも、それぞれクリーニングを行うための電
位を得ることができる。
【0126】また、請求項9に係る発明のクリーニング
機構では、所定の電圧が印加された第1のクリーニング
部材が、電位差を利用して、感光体上に吸着した異物の
除去を行い、所定の電圧が印加された第2のクリーニン
グ部材が、電位差を利用して、第1のクリーニング部材
上に吸着した異物の除去を行い、電圧印加手段が、感光
体に、第1のクリーニング部材の電位と第2のクリーニ
ング部材の電位と接地電位とのそれぞれとは異なる電位
の電圧を印加することができる。従って、感光体と第1
のクリーニング部材と第2のクリーニング部材との間に
電位差を設けることができる。
【0127】また、請求項10に係る発明のクリーニン
グ機構では、請求項1乃至5及び9の何れかに係る発明
の効果に加え、第1のクリーニング部材と第2のクリー
ニング部材とはローラであるので、クリーニング機構の
構成を簡易にすることができる。従って、生産コストの
削減や生産工程の簡易化を図ることができる。
【0128】また、請求項11に係る発明のクリーニン
グ機構では、請求項1,2,3,5,10の何れかに係
る発明の効果に加え、帯電器が感光体と第1のクリーニ
ング部材と第2のクリーニング部材とのそれぞれに印加
する電圧を、スイッチング手段がスイッチ動作によって
切り換えることで、感光体と第1のクリーニング部材と
第2のクリーニング部材とのそれぞれが異なる電位とな
るように変更することができる。従って、クリーニング
の目的に合わせて、感光体と第1のクリーニング部材と
第2のクリーニング部材とのそれぞれが異なる電位とな
るように切り換えることができる。
【0129】また、請求項12に係る発明のクリーニン
グ機構では、請求項11に係る発明の効果に加え、スイ
ッチング手段の有するスイッチはトランジスタスイッチ
であるので、感光体と第1のクリーニング部材と第2の
クリーニング部材との電位の切り換えを、電気的に行う
ことができる。従って、切り換え速度の高速化、生産コ
ストの削減および生産工程の簡易化を図ることができ
る。
【0130】また、請求項13に係る発明のクリーニン
グ機構では、請求項1乃至12の何れかに係る発明の効
果に加え、現像剤が正帯電性である場合、第1のクリー
ニング部材の電位が感光体の電位及び現像剤の電位より
も低くなり、現像剤が負帯電性である場合、第1のクリ
ーニング部材の電位が感光体の電位及び現像剤の電位よ
りも高くなるような電圧を第1のクリーニング部材に印
加することができる。従って、第1のクリーニング部材
は、感光体上に付着あるいは電気的に吸着した現像剤及
び異物を、機械的な掻き取りと、現像剤及び異物が感光
体に電気的に吸引された電位よりも大きな電位差による
電気的な吸引とを行うことができる。
【0131】また、請求項14に係る発明のクリーニン
グ機構では、請求項13に係る発明の効果に加え、現像
剤が正帯電性である場合、第2のクリーニング部材の電
位が第1のクリーニング部材の電位よりも高くなり、現
像剤が負帯電性である場合、第2のクリーニング部材の
電位が第1のクリーニング部材の電位よりも低くなるよ
うな電圧を第2のクリーニング部材に印加することがで
きる。従って、第1のクリーニング部材に電気的に吸引
された現像剤が第2のクリーニング部材に電気的に吸引
されることを防止することができる。
【0132】また、請求項15に係る発明のクリーニン
グ機構では、請求項1乃至5、9乃至12及び14の何
れかに係る発明の効果に加え、掻き取り部材が、第2の
クリーニング部材上に付着した異物を掻き取ることがで
きる。従って、第2のクリーニング部材による第1のク
リーニング部材のクリーニング効果を高めることができ
る。
【0133】また、請求項16に係る発明のクリーニン
グ機構では、請求項13又は14に係る発明の効果に加
え、第1のクリーニング部材上に電気的に吸引された現
像剤を感光体上に電気的に吸引させる場合において、現
像剤が正帯電性である場合、感光体の電位が第1のクリ
ーニング部材の電位及び現像剤の電位よりも低くなり、
現像剤が負帯電性である場合、感光体の電位が第1のク
リーニング部材の電位及び現像剤の電位よりも高くなる
ような電圧を第1のクリーニング部材に印加し、かつ、
第1のクリーニング部材の電位と第2のクリーニング部
材の電位との電位差が常に所定の値に維持されるような
電圧を第2のクリーニング部材に印加することができ
る。従って、第1のクリーニング部材に電気的あるいは
機械的に付着した現像剤及び異物のうち、現像剤は感光
体に電気的に吸引させ、異物は第2のクリーニング部材
に電気的に吸引させることができる。
【0134】また、請求項17に係る発明の画像形成装
置では、請求項1乃至16の何れかに記載のクリーニン
グ機構を備えているので、感光体のクリーニングを行う
ことができる。従って、画像形成不良を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施の形態のレーザプリンタ1の中
央断面図である。
【図2】図2は、画像形成部5を側方より見た断面図で
ある。
【図3】図3は、クリーニング機構まわりの電気的構成
を示すブロック図である。
【図4】図4は、電圧発生回路300の回路図である。
【図5】図5は、電圧降下回路400の回路図である。
【図6】図6は、スイッチング回路500の回路図であ
る。
【図7】図7は、クリーニングローラ51が残存トナー
の吸引または吐出を行うタイミングを示すタイミングチ
ャートである。
【図8】図8は、クリーニング機構まわりの電気的構成
の変形例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 レーザプリンタ 17 プロセスカートリッジ 27 感光体ドラム 29 スコロトロン型帯電器 29a チャージ電極 29b グリッド電極 30 転写ローラ 51 クリーニングローラ 52 2次ローラ 200 高圧発生回路 300 電圧発生回路 400 電圧降下回路 500 スイッチング回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H077 AA37 AC16 AD31 2H134 GA01 GB02 GB05 HA13 HF13 JA11 KG01 KG03 MA16 2H200 FA13 GA13 GA16 GA23 GA34 GA44 GA56 GB22 GB25 GB37 HA02 HA12 HA28 HB03 HB12 HB22 HB28 HB48 JA02 NA02

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像を担持する感光体のクリーニン
    グを行うクリーニング機構であって、 前記感光体を帯電させるための帯電器と、 電気的に接続された当該帯電器から電圧を印加され、前
    記感光体との電位差を利用して前記感光体上に付着した
    異物の除去を行う第1のクリーニング部材と、 電気的に接続された前記帯電器から電圧を印加され、前
    記第1のクリーニング部材との電位差を利用して前記第
    1のクリーニング部材上に付着した異物の除去を行う第
    2のクリーニング部材と、 前記第1のクリーニング部材と前記第2のクリーニング
    部材とが異なる電位となるように、それぞれ電気的に接
    続された前記第1のクリーニング部材と前記第2のクリ
    ーニング部材との間に印加する電圧を発生する電圧発生
    手段とを備えたことを特徴とするクリーニング機構。
  2. 【請求項2】 前記帯電器は、前記感光体の帯電電位を
    制御するためのグリッド電極を有するスコロトロン方式
    の帯電器であり、前記第1のクリーニング部材と前記第
    2のクリーニング部材とは、前記グリッド電極にそれぞ
    れ電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に
    記載のクリーニング機構。
  3. 【請求項3】 前記帯電器は、電圧が印加されることに
    より放電するチャージ電極を有するスコロトロン方式の
    帯電器であり、前記第1のクリーニング部材と前記第2
    のクリーニング部材とは、前記チャージ電極にそれぞれ
    電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記
    載のクリーニング機構。
  4. 【請求項4】 静電潜像を担持する感光体のクリーニン
    グを行うクリーニング機構であって、 電位差を利用して、前記感光体上に付着した異物の除去
    を行う第1のクリーニング部材と、 電位差を利用して、前記第1のクリーニング部材上に付
    着した異物の除去を行う第2のクリーニング部材と、 前記第1のクリーニング部材と前記第2のクリーニング
    部材とが異なる電位となるように、それぞれ電気的に接
    続された前記第1のクリーニング部材と前記第2のクリ
    ーニング部材との間に印加する電圧を発生する電圧発生
    手段とを備えたことを特徴とするクリーニング機構。
  5. 【請求項5】 前記感光体を帯電させるための帯電器を
    備え、 前記電圧発生手段は、当該帯電器と電気的に接続され、
    電圧を降圧する電圧降圧手段を備えたことを特徴とする
    請求項4に記載のクリーニング機構。
  6. 【請求項6】 静電潜像を担持する感光体のクリーニン
    グを行うクリーニング機構であって、 前記感光体を帯電させるための帯電器と、 電気的に接続された当該帯電器から電圧を印加され、前
    記感光体との電位差を利用して前記感光体上に付着した
    異物の除去を行う第1のクリーニング部材と、 前記帯電器と電気的に接続された前記感光体との間に、
    前記帯電器から前記感光体に印加される電圧を降下させ
    る電圧降下手段とを備え、 当該電圧降下手段は、前記感光体に印加される電圧の電
    位を接地電位とは異なる電位に変化させることで、前記
    感光体と前記第1のクリーニング部材との間に相対的な
    電位差が生じることを特徴とするクリーニング機構。
  7. 【請求項7】 前記帯電器はスコロトロン方式の帯電器
    であり、前記感光体と前記第1のクリーニング部材と
    は、前記感光体を帯電する場合の電位を制御するための
    前記帯電器のグリッド電極にそれぞれ電気的に接続され
    ていることを特徴とする請求項6に記載のクリーニング
    機構。
  8. 【請求項8】 前記帯電器はスコロトロン方式の帯電器
    であり、前記感光体は、前記感光体を帯電する場合の電
    位を制御するための前記帯電器のグリッド電極に、前記
    第1のクリーニング部材は、前記感光体を帯電するため
    の電圧が印加される前記帯電器のチャージ電極にそれぞ
    れ電気的に接続されていることを特徴とする請求項6に
    記載のクリーニング機構。
  9. 【請求項9】 静電潜像を担持する感光体のクリーニン
    グを行うクリーニング機構であって、 当該感光体に所定の電位の電圧を印加する電圧印加手段
    と、 電位差を利用して、当該感光体上に吸着した異物の除去
    を行うための所定の電圧が印加された第1のクリーニン
    グ部材と、 電位差を利用して、前記第1のクリーニング部材上に吸
    着した異物の除去を行うための所定の電圧が印加された
    第2のクリーニング部材とを備え、 前記電圧印加手段は、前記感光体に、前記第1のクリー
    ニング部材の電位と前記第2のクリーニング部材の電位
    と接地電位とのそれぞれとは異なる電位の電圧を印加す
    ることを特徴とするクリーニング機構。
  10. 【請求項10】 前記第1のクリーニング部材と前記第
    2のクリーニング部材とはローラであることを特徴とす
    る請求項1乃至5及び9の何れかに記載のクリーニング
    機構。
  11. 【請求項11】 前記感光体と前記第1のクリーニング
    部材と前記第2のクリーニング部材とのそれぞれに前記
    帯電器が印加する電圧をスイッチ動作によって切り換え
    ることで、前記感光体と前記第1のクリーニング部材と
    前記第2のクリーニング部材とのそれぞれが異なる電位
    となるように変更するためのスイッチング手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1,2,3,5,10の何れか
    に記載のクリーニング機構。
  12. 【請求項12】 前記スイッチング手段の有するスイッ
    チはトランジスタスイッチであることを特徴とする請求
    項11に記載のクリーニング機構。
  13. 【請求項13】 前記第1のクリーニング部材は前記感
    光体に接触し、前記感光体に電気的に吸引されて前記感
    光体上の静電潜像を現像するための現像剤と前記感光体
    上に付着した異物とを電気的な吸引と機械的な掻き取り
    とによって除去するための部材であり、前記感光体上の
    現像剤及び異物の除去を行う場合において、 前記現像剤が正帯電性である場合、前記第1のクリーニ
    ング部材の電位が前記感光体の電位及び前記現像剤の電
    位よりも低くなり、前記現像剤が負帯電性である場合、
    前記第1のクリーニング部材の電位が前記感光体の電位
    及び前記現像剤の電位よりも高くなるように、前記第1
    のクリーニング部材に電圧が印加されることを特徴とす
    る請求項1乃至12の何れかに記載のクリーニング機
    構。
  14. 【請求項14】 前記現像剤が正帯電性である場合、前
    記第2のクリーニング部材の電位が前記第1のクリーニ
    ング部材の電位よりも高くなり、前記現像剤が負帯電性
    である場合、前記第2のクリーニング部材の電位が前記
    第1のクリーニング部材の電位よりも低くなるように、
    前記第2のクリーニング部材に電圧が印加されることを
    特徴とする請求項13に記載のクリーニング機構。
  15. 【請求項15】 前記第2のクリーニング部材の表面に
    接触し、前記第2のクリーニング部材上に付着した異物
    を掻き取るための掻き取り部材を備えたことを特徴とす
    る請求項1乃至5、9乃至12及び14の何れかに記載
    のクリーニング機構。
  16. 【請求項16】 前記第1のクリーニング部材上に電気
    的に吸引された前記現像剤を前記感光体上に電気的に吸
    引させる場合において、前記現像剤が正帯電性である場
    合、前記感光体の電位が前記第1のクリーニング部材の
    電位及び前記現像剤の電位よりも低くなり、前記現像剤
    が負帯電性である場合、前記感光体の電位が前記第1の
    クリーニング部材の電位及び前記現像剤の電位よりも高
    くなるように、前記第1のクリーニング部材に電圧が印
    加され、かつ、前記第1のクリーニング部材の電位と前
    記第2のクリーニング部材の電位との電位差が常に所定
    の値に維持されるように、前記第2のクリーニング部材
    に電圧が印加されることを特徴とする請求項13又は1
    4に記載のクリーニング機構。
  17. 【請求項17】 請求項1乃至16の何れかに記載のク
    リーニング機構を備えた画像形成装置。
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