JP2003294160A - 緊急遮断機能付ガス栓 - Google Patents

緊急遮断機能付ガス栓

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JP2003294160A
JP2003294160A JP2002096086A JP2002096086A JP2003294160A JP 2003294160 A JP2003294160 A JP 2003294160A JP 2002096086 A JP2002096086 A JP 2002096086A JP 2002096086 A JP2002096086 A JP 2002096086A JP 2003294160 A JP2003294160 A JP 2003294160A
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Japan
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thermal expansion
gas
expansion material
closure
drive member
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JP2002096086A
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English (en)
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Satoo Akiyama
惠男 秋山
Masahide Nakamura
雅英 中村
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YOKO ENGINEERING SHA KK
Mitsuwa Gas Kiki KK
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YOKO ENGINEERING SHA KK
Mitsuwa Gas Kiki KK
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Abstract

(57)【要約】 【技術課題】 火災発生時に確実に作動してガスを遮断
でき、実用化が容易な熱膨張材利用の緊急遮断機能付ガ
ス栓を提供する。 【解決手段】 ガス栓本体1内において、閉子10の下
部に駆動部材12を組み込むと共にこの駆動部材12を
熱膨張したときに駆動(回転)するための熱膨張材Aを
組み込む。火災発生時に熱膨張材Aが熱膨張すると、こ
の膨張力により駆動部材12が回転し、この回転により
閉子10が開位置から閉位置に回転してガスを止める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災発生時に自動
的にガス栓を閉じて二次災害が発生するのを防止するよ
うに工夫した緊急遮断機能付ガス栓に関する。
【0002】
【従来の技術】火災発生時にガスの流出を防ぐ目的で、
ゴム管接続部のガス流路内に熱膨張材(熱膨張性成分)
を組み込んだガス栓(ガスコック)が公知である(実開
昭57−38969号)。しかし、このガス栓の場合
は、火災発生時に熱膨張材が熱膨張してガス流路を閉塞
する構成となっていることから、熱膨張材が熱膨張した
時に、この熱膨張材は膨張した量がガス流路内に逃げて
しまい、完全にガス流路を閉塞、つまりガスを遮断する
ことはできない。また、この欠点を補うために、熱膨張
材の量を多くすると、ガス流路を狭めてしまい、ガスの
流動抵抗が大きくなる。このようなことから、本公知例
は実用的でない。
【0003】また、特開2001−252366号公報
には、ガスの供給管路内に円筒状の熱膨張部材を装入
し、この熱膨張部材が火災発生時に熱膨張してガスの供
給管路内を遮断するように構成した流路遮断構造が掲載
されている。しかし、この公知例も、上記した実開昭5
7−38969号公報に掲載されたガス栓と同じ欠点が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は斯る点に鑑み
て提案されるものであって、その目的は、熱膨張材を利
用した緊急遮断機能付ガス栓において、火災発生時に確
実に作動してガスを遮断することができると共に、ガス
の流動には干渉せず、実用化が容易な緊急遮断機能付ガ
ス栓を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、緊急遮断機能付
ガス栓において、ガス栓本体内に熱膨張材を組み込み、
火災発生時にこの熱膨張材の膨張力を利用して閉子を開
位置から閉位置に駆動するように構成したこと特徴とす
るものである。
【0006】更に、請求項2に記載の発明においては、
緊急遮断機能付ガス栓において、閉子の下部に回転自在
に駆動部材を組み込み、この駆動部材の上面に形成した
係合部に前記閉子の下部に形成した係合部を係合させる
ことにより、前記駆動部材と閉子は一緒に回転するよう
に構成したこと、前記駆動部材が組み込まれたガス栓本
体側に熱膨張材充填空間を形成してこの空間内に熱膨張
材を組み込むと共に、この熱膨張材の膨張方向の正面に
位置させて前記駆動部材側から熱膨張材受けを突出させ
たこと、前記熱膨張材受けは、前記閉子が開の時に前記
熱膨張材の正面に位置し、前記熱膨張材が火災で熱膨張
すると、この熱膨張力により押されて駆動部材を回転
し、併せて閉子を閉方向に回転して最終的に閉子を閉
じ、ガスを緊急遮断するように位置関係が設定されてい
ること、を特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明に係るガス栓は、ガス配管中に取り付け
られるもの、あるいはガス配管の末端、あるいはガス機
器に取り付けられるものを含み、ガスを止める構造とし
ては、テーパー状の組み面に組み込まれた閉子をハンド
ルで回転させることにより開閉を行う方式のものに適用
される。このガス栓は、火災が発生すると、その熱で熱
膨張材が約10〜20倍(但し、この倍率は充填量で調
製)に熱膨張し、この時の膨張力で閉子を開→閉方向に
強制的に回転し、閉子、つまりガス栓を閉じてガスを遮
断する。
【0008】
【実施例】図1及び図2は請求項1及び2に記載した本
発明に係るガス栓,図3は要部の断面図である。先ず、
符号の1はガス栓本体、2は左右の配管接続口2a、2
b間においてガス栓本体1を水平方向に貫通しているガ
ス流路、3はこのガス流路2に対して縦方向から横断す
るように形成された閉子組込テーパー部であって、この
テーパー部3の上部は開口4している。この開口4の内
側にはハンドル6側の下面に形成した係合鍔7が係合す
る円周溝5が形成されている。8は上記テーパー部3の
底部に形成された駆動部材(後述)組込空間、9は組込
空間8に形成した回動円周溝である。
【0009】10は上記テーパー部3内に回転自在に組
み込まれた閉子であって、この閉子10にはガス栓本体
1側のガス流路2を開閉するための直線的な開閉流路1
1が形成されている。12は上記駆動部材組込空間8内
に回転自在に組み込まれた閉子駆動部材であって、この
駆動部材12の上面には係合溝13が形成してあり、上
記閉子10の底面から突出させた係合突起14がこの係
合溝13に上方から係合し、閉子10と駆動部材12は
一緒に回転する。
【0010】15はハンドル6の下面に形成した回動胴
部16の下面に形成された係合溝であって、この係合溝
15には、閉子10側から突出させたドライブ突起10
aが係合していて、ハンドル6を回転すると閉子10
(駆動部材12)が一緒に回転し、ガス流路2を開閉す
ることができる。
【0011】更に詳細に図1及び図2に示したガス栓の
各部及び各部品の構造を次に説明する。図4(A)
(B)は閉子10の構造であって、閉子10の上面には
2股状のドライブ突起10aが突出し、下面中央には係
合突起14が突出形成されている。
【0012】図5(A)(B)は駆動部材12の構造を
示し、この駆動部材12の中央には有底穴18が形成さ
れ、この穴18の縁に上記した係合溝13が形成されて
いる。そして、上記有底穴18内には、上記係合溝13
から更に下方に向けて熱膨張材受け組込溝19が形成さ
れていると共に有底穴18の中途には止めリング溝20
が形成されている。
【0013】図6(A)(B)は、上記組込溝19内に
おいて、水平方向にスライド自在に組み込まれた熱膨張
材受け21を示すものであって、この熱膨張材受け21
の上面には偏心した位置に凹部22が形成されている。
図7(A)(B)は駆動部材12の組込溝19内に熱膨
張材受け21を組み込み、止めリング溝20の上に止め
リング23を組み(A)、次にこの熱膨張材受け21を
スライドさせて凹部22を止めリング23に合わせ、止
めリング23を下方に押しこんで凹部22内に止めリン
グ23を嵌合させることにより、熱膨張材受け21の受
け部21aを駆動部材12から回動円周溝9内に突出さ
せて止めた状態(B)を示すものである。
【0014】図8は上記組み立てを終えた駆動部材12
を組込空間8内に組み込んだ状態と熱膨張材Aを組込空
間8内に挿入した状態であって、この組み込みは、先ず
組込空間8内の回動円周溝9内に熱膨張材Aを組み込
み、熱膨張材受け21を駆動部材12内に引っ込めて駆
動部材12を上方から組込空間8内に落し込む。次に、
熱膨張材受け21をスライドさせて受け部21aを回動
円周溝9内に突出させ、駆動部材12の上方にズラして
ある止めリング23を凹部22内に落し込んで熱膨張材
受け21が外れるのを防ぐ。
【0015】次に、テーパー部3内に閉子10を上方か
ら組み込み、この閉子10の係合突起14を駆動部材1
2の係合溝13内に係合させる。この状態を示したのが
図1〜3である。次に、閉子10の上面に圧縮コイルば
ね24を置き、ハンドル6の扇形の係合鍔7をガス栓本
体1の開口4内に形成した円周溝5の扇形切り欠き部5
aに合わせ、圧縮コイルばね24に抗して押し込む。こ
の状態を示したのが図9である。また、図10はこの図
9の状態における駆動部材12と熱膨張材A及び熱膨張
材受け21の位置関係を示したものである。
【0016】次に、図11に示すように、ハンドル6を
回転して熱膨張材受け21により熱膨張材Aの位置をス
トッパー穴25を通過した位置まで押して移動させたの
ち、再びハンドル6を逆回転させて図12の位置まで戻
す。この時、係合鍔7は円周溝5内に収まっていて、外
れない。ストッパーピン26をハンドル6側から円周溝
5内に突出させる。この状態は図1に示されており、ハ
ンドル6、閉子10は全開の位置(図12、13)にあ
る。また、この時の熱膨張材受け21は図13の状態に
あり、ストッパー穴25内には図13に示すようにスト
ッパーピン27が挿入される。なお、実施例の熱膨張材
Aには金属板で出来たカバーBが装着されている。
【0017】図14、図15はハンドル6を時計方向に
90°回転し、ストッパーピン26が円周溝5の縁に突
き当って止った状態であって、閉子10は全閉である。
図16は火災時に熱膨張材Aが回動円周溝9内で熱膨張
し、図13の状態(閉子全開)から膨張力で熱膨張材受
け21の受け部21aを押し、駆動部材12を時計方向
に90°回転させることにより、閉子10を全閉に自動
制御した状態である。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のように、熱膨張材を閉子
回転用の駆動原として利用することにより、ガスの流動
抵抗には全く影響を与えることがない。また、ガス栓の
閉子でガスを遮断するため、確実にガスを止めることが
できる。よって、熱膨張材利用でありながら、実用化が
容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガス栓の縦断正面図。
【図2】本発明に係るガス栓の一部切欠側面図。
【図3】要部の断面図。
【図4】閉子の説明図。
【図5】駆動部材の説明図。
【図6】熱膨張材受けの説明図。
【図7】駆動部材に熱膨張材受けを組み込んだ状態の説
明図。
【図8】駆動部材組込空間内に駆動部材を組み込んだ状
態の要部の横断平面図。
【図9】ハンドルをガス栓本体に組みつける状態の説明
図。
【図10】熱膨張材を組み込んだ状態の説明図。
【図11】熱膨張材を所定の位置まで移動させた状態の
説明図。
【図12】ハンドルの組みつけ終了状態の説明図。
【図13】閉子全開時の熱膨張材と熱膨張材受けの説明
図。
【図14】ハンドル(閉子)全閉状態の説明図。
【図15】ハンドル(閉子)全閉状態における熱膨張材
と熱膨張材受けの説明図。
【図16】熱膨張材が熱膨張して閉子を全閉にした状態
の時の説明図。
【符号の説明】 1 ガス栓本体 2 ガス流路 6 ハンドル 10 閉子 12 駆動部材 21 熱膨張材受け A 熱膨張材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 雅英 東京都町田市本町田2048番地187号 Fターム(参考) 3H054 AA01 BB03 BB16 BB24 CC03 GG01 3H061 AA07 BB10 CC12 DD03 EA35 EC12 GG05 GG12 GG19

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス栓本体内に熱膨張材を組み込み、火
    災発生時にこの熱膨張材の膨張力を利用して閉子を開位
    置から閉位置に駆動するように構成して成る緊急遮断機
    能付ガス栓。
  2. 【請求項2】 閉子の下部に回転自在に駆動部材を組み
    込み、この駆動部材の上面に形成した係合部に前記閉子
    の下部に形成した係合部を係合させることにより、前記
    駆動部材と閉子は一緒に回転するように構成したこと、 前記駆動部材が組み込まれたガス栓本体側に熱膨張材充
    填空間を形成してこの空間内に熱膨張材を組み込むと共
    に、この熱膨張材の膨張方向の正面に位置させて前記駆
    動部材側から熱膨張材受けを突出させたこと、 前記熱膨張材受けは、前記閉子が開の時に前記熱膨張材
    の正面に位置し、前記熱膨張材が火災で熱膨張すると、
    この熱膨張力により押されて駆動部材を回転し、併せて
    閉子を閉方向に回転して最終的に閉子を閉じ、ガスを緊
    急遮断するように位置関係が設定されていること、を特
    徴とする緊急遮断機能付ガス栓。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005106195A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Mitsuwa Gas Kiki Kk ガス栓
JP2014052071A (ja) * 2012-08-06 2014-03-20 Osaka Gas Co Ltd 継手
JP2020159438A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 株式会社藤井合金製作所 ガス栓の固着防止構造

Cited By (4)

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JP7186440B2 (ja) 2019-03-26 2022-12-09 株式会社藤井合金製作所 ガス栓の固着防止構造

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