JP2003292888A - 内装用低光沢二液型アクリルポリウレタン塗料組成物、内装用低光沢アクリルポリウレタン塗膜及び塗装物品 - Google Patents

内装用低光沢二液型アクリルポリウレタン塗料組成物、内装用低光沢アクリルポリウレタン塗膜及び塗装物品

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JP2003292888A
JP2003292888A JP2002101599A JP2002101599A JP2003292888A JP 2003292888 A JP2003292888 A JP 2003292888A JP 2002101599 A JP2002101599 A JP 2002101599A JP 2002101599 A JP2002101599 A JP 2002101599A JP 2003292888 A JP2003292888 A JP 2003292888A
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JP2002101599A
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Inventor
Hiroichi Yoshida
博一 吉田
Yasuhiro Nakano
靖弘 中野
Hiroki Hattori
弘樹 服部
Hiroshi Watarai
弘志 度会
Yasuhiko Ogisu
康彦 荻巣
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Nippon Bee Chemical Co Ltd
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Nippon Bee Chemical Co Ltd
Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 艶消し塗膜でありながら、低光沢領域での耐
傷つき性、耐色落ち性に優れ、かつ意匠性の高い塗膜を
形成することができる内装用低光沢二液型アクリルウレ
タン塗料組成物、並びに、それにより得られる塗装物品
を提供する。 【解決手段】 アクリル樹脂ビーズ(A)、艶消し剤
(B)及び光輝材(C)を含む塗料主剤及びポリイソシ
アネート硬化剤からなる内装用低光沢二液型アクリルポ
リウレタン塗料組成物であって、上記アクリル樹脂ビー
ズ(A)及び艶消し剤(B)の含有量の合計、上記アク
リル樹脂ビーズ(A)の含有量、上記艶消し剤(B)の
含有量、上記アクリル樹脂ビーズ(A)と上記艶消し剤
(B)との塗料主剤中の含有量の比、上記光輝材(C)
の含有量が特定範囲であり、上記アクリル樹脂ビーズ
(A)はガラス転移点温度が50℃以上である内装用低
光沢二液型アクリルポリウレタン塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内装用低光沢二液
型アクリルポリウレタン塗料組成物及び塗装物品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】インストルメントパネル、センターコン
ソール、ドアトリム等の自動車内装部品は、重厚感、高
級感が求められることから、艶消しソリッドカラー、艶
消しメタリックカラー等のような艶消し塗料が塗装され
ている。艶消し塗料としては、特開昭62−7768号
公報には、合成樹脂、微粉末シリカ及び合成マイカを含
むものが開示されている。
【0003】特開平7−292311号公報には、ポリ
フッ化ビニリデンとアクリル樹脂とからなる樹脂成分を
主成分とする塗料において、アクリルポリマービーズと
アルミナ繊維を合計して塗膜形成成分中1〜30質量%
含有する金属板用塗料が開示されている。特開平7−2
92316号公報には、ポリエステル樹脂又はシリコー
ンポリエステル樹脂を主たる樹脂成分とする塗料におい
て、アクリルポリマービーズとアルミナ繊維を合計して
塗膜形成成分中1〜30質量%含有する金属板用塗料が
開示されている。これらは、耐磨耗性に優れ、成形加工
時に成形ロールを磨耗させることがない上に、暖かみの
あるソフトで意匠性に優れた仕上がり外観が得られるも
のである。
【0004】特開平8−281202号公報には、下塗
り塗料を塗装し、次いで粒径20〜360μmのカラー
粒子及び粒径250μm以下の透明粒子を含む上塗り塗
料を塗り重ねる無機質化粧板の製造方法が開示されてい
る。これは、塗膜中にカラー粒子を存在させることによ
り、意匠性に富み、耐久性にも優れた無機質化粧板を提
供することを目的とするものである。
【0005】特開平9−302272号公報には、ソフ
トで意匠性の高いサテン調の凹凸模様を形成することを
目的として、熱硬化性粉体塗料成分、及び、平均粒径が
10〜200μmの樹脂ビーズを含有する粉体塗料が開
示されている。
【0006】特開平10−85664号公報には、多数
の条痕状シボが形成された上に、熱可塑性アクリル樹
脂、平均粒径10〜15μmのアルミニウム粉末及びオ
ルガノシリカゾルと繊維素誘導体の複合反応物を配合し
たアクリル塗料を塗膜段差10〜60μmの範囲内で塗
布されてなる合成樹脂成形品が開示されている。これ
は、塗料自体に加えて、塗装前の樹脂成形品の表面状態
も考慮することによって、高級感のある金属調仕上げを
得ることができるものである。
【0007】このような塗料組成物によっても、低光沢
領域での耐傷付き性、耐色落ち性と優れた意匠性との両
立を図ることは困難であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、耐傷
付き性、耐色落ち性に優れ、かつ艶消し塗膜でありなが
ら、ハイライト部で光輝感が強調され、シェード部でマ
ット感が残り、光輝感及びマット感がグラデイション状
態で発現される意匠性の高い塗膜を形成することができ
る内装用低光沢二液型アクリルポリウレタン塗料組成
物、並びに、それにより得られる塗装物品を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、アクリル樹脂
ビーズ(A)、艶消し剤(B)及び光輝材(C)を含む
塗料主剤及びポリイソシアネート硬化剤からなる内装用
低光沢二液型アクリルポリウレタン塗料組成物であっ
て、上記アクリル樹脂ビーズ(A)の含有量及び艶消し
剤(B)の含有量の合計は、塗料主剤の固形分100質
量部中に20質量部以上であり、上記アクリル樹脂ビー
ズ(A)は、塗料主剤の固形分100質量部中に10〜
45質量部の含有量であり、上記アクリル樹脂ビーズ
(A)は、ガラス転移点温度が50℃以上であり、上記
艶消し剤(B)は、塗料主剤の固形分100質量部中に
2〜20質量部の含有量であり、上記アクリル樹脂ビー
ズ(A)と上記艶消し剤(B)との塗料主剤中の含有量
の比(A)/(B)は、10/1〜1/1であり、上記
光輝材(C)は、塗料主剤の固形分100質量部中に3
〜15質量部の含有量であることを特徴とする内装用低
光沢二液型アクリルポリウレタン塗料組成物である。以
下に、本発明を詳細に説明する。
【0010】本発明は、内装用低光沢二液型アクリルポ
リウレタン塗料組成物である。即ち、インストルメント
パネル、センターコンソール、ドアトリム等の自動車内
装部品の塗装に使用される低光沢二液型アクリルポリウ
レタン塗料組成物である。
【0011】上記アクリル樹脂ビーズ(A)は、塗料組
成物によって形成された塗膜に対して耐傷付き性、耐色
落ち性、光輝感及びマット感が連続的に変化するグラデ
イション発現等の性質を付与するために配合するもので
ある。上記アクリル樹脂ビーズ(A)は、塗料主剤の固
形分100質量部中に、下限10質量部、上限45質量
部の範囲内で含むものである。上記アクリル樹脂ビーズ
(A)が10質量部未満であると、耐傷付き性、耐色落
ち性が低下し、かつマット感はあるが、光輝感が減少す
る。耐傷付き性、耐色落ち性も低下する。45質量部を
超えると、光輝感はあるが、マット感が減少する。上記
下限は、より好ましくは、13質量部であり、上記上限
は、より好ましくは40質量部である。
【0012】上記アクリル樹脂ビーズ(A)は、ガラス
転移点温度が50℃以上であることが必要である。上記
ガラス転移点温度が、50℃未満である場合は、耐傷付
き性及び耐色落ち性が充分ではない。上記ガラス転移点
温度が50℃以上であるアクリル樹脂ビーズとしては特
に限定されず、例えば、アートパールG400BK(根
上工業社製;平均粒径13μm)、アートパールG80
0透明(根上工業社製;平均粒径13μm)、テクポリ
マーMB(積水化成品工業社製;平均粒径12μm)、
テクポリマーEMA(積水化成品工業社製;平均粒径1
0μm)等を挙げることができる。
【0013】上記アクリル樹脂ビーズ(A)は、平均粒
径が、下限5μm、上限20μmの範囲内であることが
好ましい。上記平均粒径が5μm未満であると、光輝感
が少なく見え、20μmを超えると、光輝感が粗く見え
る。上記アクリル樹脂ビーズ(A)は、着色粒子及び/
又は透明粒子であることが好ましい。
【0014】本発明において、艶消し剤(B)は、得ら
れる塗膜を艶消しにし、シェード部で特にマット感を発
現するものである。上記艶消し剤(B)は、塗料主剤の
固形分100質量部中に、下限2質量部、上限20質量
部の範囲内の含有量で含むものである。上記艶消し剤
(B)の含有量が2質量部未満の場合は、シェード部の
マット感、陰影感が減少したりなくなったりする。20
質量部を超えると、マット感はあるが、光輝感が減少し
たりなくなったりする。上記下限は、4質量部であるこ
とがより好ましく、上記上限は、15質量部であること
がより好ましい。
【0015】上記艶消し剤(B)は、平均粒径が、下限
1μm、上限20μmの範囲内であることが好ましい。
1μm未満であると、シェード部のマット感、陰影感が
減少したりなくなったりする。20μmを超えると、マ
ット感はあるが、光輝感が減少したりなくなったりす
る。
【0016】上記艶消し剤(B)としては、市販されて
いる不定形の艶消し剤を使用することができ、例えば、
シルクプロテイン(絹粉砕品)、ポリエチレンワックス
等の有機艶消し剤;タルク、炭酸カルシウム、クレイ、
カオリン、シリカ等の体質顔料等を挙げることができ
る。シルクプロテイン等の有機艶消し剤は上品なマット
感が得られる点から、本発明においては、有機艶消し剤
が好ましい。上品なマット感のみならず高級感ある意匠
性が発揮される点から、シルクプロテインが特に好まし
い。
【0017】上記アクリル樹脂ビーズ(A)の含有量及
び艶消し剤(B)の含有量の合計は、塗料主剤の固形分
100質量部中に20質量部以上である。20質量部未
満の場合は、耐傷付き性、耐色落ち性が低下し、マット
感が減少する。上記含有量の合計は、25質量部以上で
あることがより好ましい。また、上記含有量の合計は、
53質量部以下であることが好ましい。
【0018】上記アクリル樹脂ビーズ(A)及び上記艶
消し剤(B)の塗料主剤中の含有量の比(A)/(B)
は、10/1〜1/1である。上記比が10/1を超え
ると、光輝感はあるがマット感が減少し、上記比が1/
1未満である場合は耐色落ち性が低下する。また、マッ
ト感はあるが、光輝感が減少する。
【0019】本発明においては、光輝材(C)は、ハイ
ライト部での光輝性を発現するものである。上記光輝材
(C)としては、通常メタリック塗料、パールマイカ塗
料等の光輝性塗料に使用されている光輝材を使用するこ
とができ、例えば、酸化鉄コーティング、着色顔料コー
ティング等が施された着色マイカ粉;アルミニウム箔;
MIO(micaceous iron oxide)
等を挙げることができる。好ましくは、マイカ粉、アル
ミニウム箔である。安定した光輝感、マット感及びグラ
デイションを発現させるためには、着色マイカ粉を使用
することが、更に好ましい。上記光輝材(C)は、それ
ぞれ、1種又は2種以上を組み合わせて用いることがで
きる。
【0020】上記光輝材(C)は、塗料主剤の固形分1
00質量部中に、下限3質量部、上限15質量部の割合
で含まれるものである。3質量部未満であると、光輝感
が減少し、15質量部を超えても、光輝感の効果はあま
り変わらず、経済的でない。
【0021】本発明の塗料主剤は、上記アクリル樹脂ビ
ーズ(A)、上記艶消し剤(B)及び上記光輝材(C)
の他に、更に、着色顔料(D)を含むことが好ましい。
上記着色顔料(D)としては特に限定されず、例えば、
アゾキレート系顔料、不溶性アゾ系顔料、縮合アゾ系顔
料、フタロシアニン系顔料、インジゴ顔料、ペリノン系
顔料、ペリレン系顔料、ジオキサン系顔料、キナクリド
ン系顔料、イソインドリノン系顔料、金属錯体顔料等の
有機系着色顔料;黄鉛、黄色酸化鉄、ベンガラ、カーボ
ンブラック、二酸化チタン等の無機着色顔料等が挙げら
れる。
【0022】本発明の塗料主剤は、体質顔料を含むもの
であってもよい。上記体質顔料としては特に限定され
ず、タルク、炭酸カルシウム、クレイ、カオリン、シリ
カ等を挙げることができる。上記体質顔料は、平均粒径
が下限1μm、上限15μmの範囲内であることが好ま
しく、塗料主剤の固形分100質量部中、5質量部以下
で添加することができる。
【0023】上記アクリル樹脂ビーズ(A)、上記艶消
し剤(B)及び上記光輝材(C)に、更に着色顔料、体
質顔料を加えた合計量としては、塗料主剤の固形分10
0質量部中、下限25質量部、上限60質量部の範囲内
であることが好ましい。25質量部未満であると、塗膜
の光沢が向上しすぎるので、マット感、陰影感が減少し
たり、隠蔽不良となったりする。60質量部を超える
と、耐傷付き性が低下し、また光輝感が減少する。
【0024】上記ポリアクリル系重合体は、ポリイソシ
アネートと反応するアクリルポリオールであれば特に限
定されず、例えば、水酸基含有不飽和モノマー、酸基含
有モノマー及びその他の不飽和モノマーから選択された
不飽和モノマー混合物を重合させて得られる、水酸基価
60〜200KOHmg/gのアクリルポリオールを使
用することができる。
【0025】上記水酸基含有不飽和モノマーとしては特
に限定されず、例えば、ヒドロキシエチルアクリレー
ト、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロ
ピルメタクリレート、ヒドロキシブチルアクリレート、
プラクセルFM−1(ダイセル化学社製、εカプロラク
トン変性ヒドロキシエチルメタクリレート)、ポリエチ
レングリコールモノアクリレート又はモノメタクリレー
ト、ポリプロピレングリコールモノアクリレート又はモ
ノメタクリレート等を挙げることができる。
【0026】上記酸基含有不飽和モノマーとしては特に
限定されず、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタ
コン酸、クロトン酸、マレイン酸等のカルボン酸類・2
−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、ス
ルホエチルメタクリレート、スチレンスルホン酸等のス
ルホン酸類及びそれらの塩等を挙げることができる。
【0027】上記その他の不飽和モノマーとしては特に
限定されず、例えば、アクリル酸又はメタクリル酸のメ
チル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキシル、エチルヘ
キシル、ラウリル等のエステル基含有アクリル系単量
体;ビニルアルコールと酢酸、プロピオン酸等のカルボ
ン酸とのビニルアルコールエステル系単量体;スチレ
ン、αメチルスチレン、ビニルナフタレン、ブタジエ
ン、イソプレン等の不飽和炭化水素系単量体;アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル等のニトリル系単量体;
アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチロールア
クリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、ジア
セトンアクリルアミド等のアクリルアミド系単量体等を
挙げることができる。
【0028】上記ポリイソシアネートは、イソシアネー
ト基を二以上有する化合物である。上記ポリイソシアネ
ートとしては、脂肪族又は脂環族系のポリイソシアネー
トが好ましい。
【0029】上記脂肪族又は脂環族系のポリイソシアネ
ートとしては特に限定されず、例えばイソシアヌレート
基、ウレトジオン基、ウレタン基、アロファネート基、
ビウレット基及び/又はオキサジアジン基を含むヘキサ
メチレンジイソシアネート又はイソホロンジイソシアネ
ート等を挙げることができる。
【0030】上記塗料主剤は、上記の成分の他に、添加
剤を含むものであってもよい。上記添加剤としては特に
限定されず、例えば、表面調整剤、粘性制御剤、ワキ防
止剤、有機溶剤等を挙げることができる。上記粘性制御
剤としては、脂肪酸アマイドの膨潤分散体、アマイド系
脂肪酸、長鎖ポリアミノアマイドのリン酸塩等のポリア
マイド系のもの;酸化ポリエチレンのコロイド状膨潤分
散体等のポリエチレン系のもの;有機酸スメクタイト粘
土、モンモリロナイト等の有機ベントナイト系のもの;
ケイ酸アルミ、硫酸バリウム等の無機顔料;顔料の形状
により粘性が発現する偏平顔料等を挙げることができ
る。本発明の塗料組成物の色相は、淡彩色、濃彩色を問
わない。
【0031】本発明の塗料主剤は、上記アクリル樹脂ビ
ーズ(A)、上記艶消し剤(B)及び上記光輝材
(C)、並びに、顔料、樹脂バインダーその他の成分
を、サンドグラインダーミル、ディスパー等を用いて混
練、分散する等の当業者に周知の方法によって得ること
ができる。
【0032】本発明の塗料組成物は、二液型アクリルポ
リウレタン塗料組成物である。上記アクリルポリウレタ
ン塗料組成物は、ポリアクリル系重合体を主成分とした
塗料主剤とポリイソシアネートからなる硬化剤の二液か
ら構成される塗料であり、使用の直前に混合し用いられ
る。
【0033】上記二液の形態としては、例えば、ポリア
クリル系重合体の溶液、上記アクリル樹脂ビーズ
(A)、上記艶消し剤(B)、上記光輝材(C)、着色
顔料(D)及びその他の添加剤を加えた液に、上記ポリ
イソシアネートを添加し、攪拌分散させることにより塗
料組成物とするもの等を挙げることができる。上記混合
の際、上記塗料主剤と上記ポリイソシアネートは、(ポ
リイソシアネートのNCO当量:塗料主剤中のアクリル
ポリオールのOH当量)=0.8:1〜1.2:1程度
の比率で混合することが好ましい。上記比率が大きすぎ
ると、経済的でない。上記比率が小さすぎると、架橋度
が不足し、耐傷付き性、耐色落ち性などの他所望の塗膜
性能が得られないことがある。
【0034】本発明の塗料組成物は、種々の基材、例え
ば、プラスチック、金属、ガラス、発泡体及びこれらの
成形品等に用いることができるが、ポリプロピレン系等
のプラスチック成形品に好適に用いることができる。具
体的には、インストルメントパネル、センターコンソー
ル、ドアトリム等の自動車内装部品;ラジオカセットテ
ープレコーダー、コンピューター筐体等の弱電部品が挙
げられる。
【0035】上記基材は予めプライマーを塗装したもの
が好ましく、その上にウエット・オン・ウエットで本発
明の塗料組成物を上塗り塗料として塗装し、乾燥、塗膜
化することができる。上記プライマーとしては、通常プ
ライマーとして要求される性質、即ち、基材及び本発明
の塗料組成物から形成される塗膜との密着性、並びに、
耐溶剤性、塗膜硬度等が良好であるものであれば特に限
定されず、既存のものを使用することができる。
【0036】本発明の塗料組成物を上記基材に塗布する
方法としては特に限定されず、例えば、スプレー塗装、
ロールコーター法等を挙げることができ、通常、乾燥膜
厚の下限20μm、上限40μmの範囲内で塗装するこ
とができる。上記乾燥、塗膜化する方法として、常温硬
化、焼き付け条件等を挙げることができる。焼き付け条
件としては、60〜80℃で10〜30分等を挙げるこ
とができる。
【0037】本発明の塗料組成物から形成される塗膜
は、60度光沢値が、下限0.4、上限1.5の範囲内
であることが好ましい。上記60度光沢度が0.4未満
であると、耐傷付き性が低下し、光輝感も減少する。上
記60度光沢度が1.5を超えると、マット感、陰影感
がなくなる。上記下限はより好ましくは0.5であり、
上記上限はより好ましくは1.0である。
【0038】本発明の塗料組成物を塗装されてなる塗装
物品は、耐傷付き性、耐色落ち性に優れた、かつ艶消し
塗膜でありながら、ハイライト部で光輝感が強調され、
シェード部でマット感が残り、光輝感及びマット感がグ
ラデイション状態で発現される、新規な意匠性の高い塗
膜を有するものである。
【0039】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0040】調製例 ペーストの調製 表1に示す配合量(質量部)のプロテインパウダー、ア
クリルポリオール及びメチルイソブチルケトン(MIB
K)をディスパーで分散しプロテインペーストを得た。
同様に、表2に示す配合量(質量部)のカーボンブラッ
ク、アクリルポリオール及びMIBKをサンドグライン
ダーミルで分散し黒顔料ペーストを、表3に示す配合量
(質量部)のディスパロン6900−20X及びソルベ
ッソを混合して、脂肪酸アマイドペーストを、表4に示
す配合量(質量部)のポリエチレンワックス、キシレン
及び酢酸エチルエステルをディスパーで分散しポリエチ
レンペーストを、それぞれ得た。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】
【表4】
【0045】実施例1 表5に示す配合量(質量部)の各原材料を用いて、以下
の手順で塗料主剤を作製した。まず、光輝材と酢酸エチ
ルエステルをディスパーで分散し、次いでアクリルポリ
オールを攪拌下添加し、光輝材とアクリルポリオールを
充分に分散させた。更に、アクリル樹脂ビーズ、プロテ
インペースト、黒顔料ペースト、脂肪酸ポリアマイドペ
ースト、ポリエチレンペースト及び溶剤をディスパー攪
拌の下、順次添加して塗料液を得た。表5中のアクリル
ポリオールの量は、顔料ペースト中のアクリルポリオー
ルを含まない量であり、別途添加した量である。得られ
た塗料主剤211.9質量部(固形分100質量部)
に、硬化剤76.3質量部(固形分68.7質量部)を
混合し、塗料組成物を得た。
【0046】表5中、絹粉砕物はシルクプロテインパウ
ダーGSF(出光テクノファイン社製;平均粒径8μ
m)、カーボンブラックは、三菱カーボンMA100
(三菱化学社製)、A1:Tg105℃アクリル樹脂ビ
ーズは、アートパールG400BK(根上工業社製;平
均粒径13μm、黒色)、A2:Tg105℃アクリル
樹脂ビーズは、アートパールG800透明(根上工業社
製;平均粒子径13μm、透明)、A3:Tg60℃ア
クリル樹脂ビーズは、アートパールG60(根上工業社
製;Tg60℃、平均粒径14μm、透明)、A4:T
g40℃アクリル樹脂ビーズは、アートパールG40
(根上工業社製;Tg40℃、平均粒径14μm、透
明)、光輝材マイカ粉はエクステリアマリーンラセット
(赤系;エンゲルハードアジアパシフィック,In
c.)、光輝材アルミニウム箔はアルペーストFZU4
0C(東洋アルミニウム社製)を使用した。 硬化剤:デイスモジュールTPLS2010、住化バイ
エルウレタン社製。NCO%:9.8重量%、加熱残
分:90重量%。
【0047】得られた塗料組成物を酢酸エチルエステル
/エチル−3−エトキシプロピオネート=50/50の
シンナーで、20℃、#4フォードカップ粘度計で15
秒となるように希釈し、予めポリプロピレン素材にポリ
プロピレン用プライマー(RB−182;日本ビー・ケ
ミカル社製)を乾燥膜厚13μmで塗装した上に、スプ
レー塗装し、80℃30分間焼き付け硬化させて、乾燥
膜厚35μmの塗膜を得た(トータル乾燥膜厚48μ
m)。下記評価方法に従って、評価を行った。結果を表
7に示した。
【0048】評価方法 (1)耐傷付き性 試験片にガーゼ5枚を重ね、その上から500gr/c
の加重をかけて摩耗試験を行った。 摩耗試験機:DAIEIKAGAKU SEIKIMF
G.CO.,LTD.20回往復後の試験片の外傷部
と、摩耗試験を行わない部分との差を目視で評価した。 ○ 光沢差、傷付きの差が認められず。 ○△ 若干認められるが、目立たず。 △ 差あり。 × 著しい差がある。 (2)耐色落ち性 往復回数が200回であること以外、耐傷付き性と同じ
方法で実施し、評価した。 ○ 色落ちの差が認められず。 ○△ 若干認められるが、目立たず。 △ 差あり。 × 著しい差がある。 (3)60度光沢値 JIS K 5400 6.7に準拠して、60度にお
ける鏡面反射率を測定した。 (4)グラデイション 試験片を少し曲げ、丸みを持たせた塗膜の光輝部からマ
ット部への徐々に変化する程度を目視で判定し、×(不
良)から○(良)の2段階評価を行った。
【0049】実施例2〜5、比較例1〜4 表5及び表6に示した配合による以外は、実施例1と同
様にして塗料を調製し、塗装、評価を行った。結果を表
7に示した。
【0050】
【表5】
【0051】
【表6】
【0052】
【表7】
【0053】表7の結果より、艶消し剤(A)、樹脂ビ
ーズ(B)及び光輝材(C)を特定の割合で含む実施例
1〜5の塗料組成物は、耐傷付き性、耐色落ち性に優
れ、同時にグラデイション効果も優れていた。一方、艶
消し剤(A)、樹脂ビーズ(B)が本発明の範囲外であ
る比較例1〜3では、耐傷付き性、耐色落ち性、グラデ
イション、光沢性のいずれかの効果が劣っており、これ
らの物性のバランスを取ることができなかった。使用し
たアクリル樹脂ビーズのガラス転移点温度が、40℃未
満である比較例4は、塗膜の耐傷付き性及び耐色落ち性
に劣るものであった。樹脂ビーズとしてウレタン樹脂ビ
ーズアートパールG800B(根上工業社製;平均粒径
12μm)を使用した比較例5は、塗膜の耐傷付き性及
び耐色落ち性に劣るものであった。
【0054】
【発明の効果】本発明の塗料組成物は、上述の構成より
なるので、耐傷付き性、耐色落ち性に優れ、かつ艶消し
塗膜でありながら、ハイライト部で光輝感が強調され、
シェード部でマット感が残り、光輝感及びマット感がグ
ラデイション状態で発現される意匠性の高い塗膜を形成
することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 靖弘 大阪府枚方市招提大谷2丁目14番1号 日 本ビー・ケミカル株式会社内 (72)発明者 服部 弘樹 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 度会 弘志 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 荻巣 康彦 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 Fターム(参考) 4J038 CG002 DG191 DG262 HA066 HA546 KA03 KA08 MA02 MA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクリル樹脂ビーズ(A)、艶消し剤
    (B)及び光輝材(C)を含む塗料主剤及びポリイソシ
    アネート硬化剤からなる内装用低光沢二液型アクリルポ
    リウレタン塗料組成物であって、前記アクリル樹脂ビー
    ズ(A)の含有量及び艶消し剤(B)の含有量の合計
    は、塗料主剤の固形分100質量部中に20質量部以上
    であり、前記アクリル樹脂ビーズ(A)は、塗料主剤の
    固形分100質量部中に10〜45質量部の含有量であ
    り、前記アクリル樹脂ビーズ(A)は、ガラス転移点温
    度が50℃以上であり、前記艶消し剤(B)は、塗料主
    剤の固形分100質量部中に2〜20質量部の含有量で
    あり、前記アクリル樹脂ビーズ(A)と前記艶消し剤
    (B)との塗料主剤中の含有量の比(A)/(B)は、
    10/1〜1/1であり、前記光輝材(C)は、塗料主
    剤の固形分100質量部中に3〜15質量部の含有量で
    あることを特徴とする内装用低光沢二液型アクリルポリ
    ウレタン塗料組成物。
  2. 【請求項2】 更に、着色顔料(D)からなる請求項1
    記載の内装用低光沢二液型アクリルポリウレタン塗料組
    成物。
  3. 【請求項3】 アクリル樹脂ビーズ(A)は、平均粒子
    径5〜20μmの着色粒子及び/又は透明粒子であり、
    艶消し剤(B)は、平均粒子径が1〜20μmであり、
    光輝材(C)は、マイカ粉及び/又はアルミニウム箔光
    輝材である請求項1又は2記載の内装用低光沢二液型ア
    クリルポリウレタン塗料組成物。
  4. 【請求項4】 被塗物上に形成された内装用低光沢アク
    リルポリウレタン塗膜であって、前記内装用低光沢アク
    リルポリウレタン塗膜は、請求項1、2又は3記載の内
    装用低光沢二液型アクリルポリウレタン塗料組成物によ
    って形成されたものであり、60度光沢値が0.4〜
    1.5であることを特徴とする内装用低光沢アクリルポ
    リウレタン塗膜。
  5. 【請求項5】 請求項1、2又は3記載の内装用低光沢
    二液型アクリルポリウレタン塗料組成物を塗装されてな
    る塗装物品。
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